猫「…ぁれれ?何やこれ」男「俺のポチ!?」(27)

簡単に説明する。
俺のポチが関西弁女子になった。
猫「待てぃ!それ、前々から言いたかったんやけど…ポチて犬の名前やん!?あたし猫やから、猫っぽくマリー・レイナス・シャルロット・ビターローズとかが良かったー!!」
男「長っ…………って、そーじゃなくてだな…お前、なんで人になった!?てか服は!?」
猫「…………知らん」
何故か猫耳の残る茶色の頭と長く綺麗な尻尾の生えた人……………猫、ポチ。
年齢的には俺と同じくらいか?15、6だな……
とりあえず、道路に全裸の猫女子と立っているのはまずい。慌てて上着を脱げばソイツに着せてやる。

猫「ふぇっ、ありがと!」

案の定、ブカブカだな。これ一枚で全身隠せるか……次は耳をどうにかしなくては。
男「帽子なんかねーしなぁ………」
猫「あ、こうしたらどうや?」

するとポチは、上着の襟をグイィッと頭まで被った。
猫「どや!」
男「どや!じゃねーよ!!千と千●の神隠しに出てくる『かおなし』みてーになってるじゃねーか!しかもケツ出てる!!」
慌ててもと戻しては、また案を考える。
男「ん」
猫「え?なんや?」
男「何って、おんぶじゃねーか。ほら、さっさと乗れ」
猫「こう?」

すると、俺の背中に狭い範囲で重みがかかる。
男「いやいや違うって!背中を踏むな!」
猫「えー?だって、乗れって言うたから……」
男「そうじゃなくてだな……こう、後ろから抱きつくかんじ?」
猫「ぉ、こうかっ!」
ぴょいっと飛び乗り、今度は無事成功。よいしょと立ち上がれば少し早足に家へ向かう。

猫「……なーなー。」
男「何」
猫「どこ行くん?」
男「さあなー。」
猫「………あたしの事、捨てに行くん?」
男「は!?何でそうなる!?」
猫「だって、あたし…人になったし、喋るし、こんな姿ママやパパに見せられへん…説明でけへんやろ?」
俺の首辺りに生温かい水滴が2、3粒落ちる。後ろで泣いているのか?
男「ありきたりな事、言うようだけどさ……どんな姿になってもポチはポチ…だから、大丈夫だよ。きっと。」
猫「男………。」

猫「あたし、ポチって名前は…認めへんからな…」
男「…まぁ、仮にも人の姿してるやつにポチって呼ぶのもなぁ………。」
猫「せやろ!?やっと理解したかぁー!」
うんうん、と満足そうなポチ。
男「…じゃあ、どんな名前にすんだ?」
猫「だーかーらー、マリー・レイナス・シャルロット・ビターローズ・キャメロン・シャーナやって!」
男「さっきより長くなってんじゃねーか!却下!」

猫「うー…」
男「せめて日本名にしろよ」
猫「………じゃあ、男が決めて!」
男「え?俺!?」
少し辛い、微妙な坂道をのぼりながら必死で考える。
男「…杏……とか」
猫「杏?」
男「き、気に入らなかったなら言ってくれ」
猫「杏!」
明るい声で新たにつけられた名前を言うポチ…いや、杏。
気に入ったようで何よりだ。

そうこうしてる間に、家へ着いた。
かっこつけて「大丈夫だよ」と言っておきながら何だが、どうするか…。猫を散歩させに、と家を出た俺。今普通に帰れば、『その子は?』と『ポチは?』の2つの疑問が浮かぶことになる。
家には妹と母、父は仕事で居ない。
杏を下ろし、玄関前で悩んでいたら

   ピーンポー…ン
杏「あっ、押してもーた!」
男「!?!?」

いいと思います

男「ちょっ……どーすんだよ!?」
杏「ふぇ…ごめん…」

ガチャ、と音が聞こえ、インターホン越しに声が聞こえてきた。
母「はぁーい、どちら様かしら?」
不幸中の幸い、我が家のインターホンにはカメラがついていない。杏の存在はごまかせるか…。
と、思ったら。
杏「あ、杏です!!」キラキラ
母「んーと、杏ちゃん?」
杏「はい!」
母「男ちゃんのお友だちかしら?今玄関開けるわね」

男「んな…っ…何やってんだよ!?」
杏「ひゃあっ、そんな怒鳴らんといてや…どちら様ですかって聞かれたんやもん!」
男「お前、名前言いたかっただけだろ!」
杏「しゃーないやん!気に入ったんやもんっっ」
ぷぅっ、と頬を膨らまし尻尾をゆらゆら振る杏。
そんなに気に入ってくれてたのか、と少し嬉しく感じていると、母が扉を開いた。

母「どーぞー…って、男ちゃんも居るじゃない!」

我が家の猫だったやつを丁寧に扱う母を見ているって、変な感じだ。
杏「ただいまー」
男「っ!?、た、ただいまー!たっだいまー!!」
母「男ちゃんどうしたの…そんなに大きな声出して…」

杏め…ただいまなんて言いやがって…!怪しまれたらどーすんだ!
男「い、今学校で『ただいま』をどれだけ上手く言えるかってゲームが流行ってて…練習。」
母「あら…そうなのね!じゃあ、もっとさりげない言い方をマスターしたほうが良いんじゃないかしら!部活終わりの疲れた感じで♪」
男「そっ、そうかー、なるほどー!ありがとう、参考にするよ!じゃあ部屋にいくよ…ぉら、いくぞ杏!」

杏「あっ、もぅ…引っ張らんといてやぁ!」
男「いいから早く部屋入れ!」
俺の部屋に入りガチャリと鍵を閉めれば、安堵のため息が出る。
男「全く…母さんがバカだからよかったけど、しっかりした親だったらお前、猫だってバレたかもしれないんだぞ!」
杏「あ、男悪ー!ママをバカって言ったー。」
男「実際そうなんだから、いいんだよ!そのバカのおかげで杏は耳も尻尾も何も言われなかったんだからな。」
杏「あら、そーいえばそやな」
そのまま、当たり前のように俺のベッドに寝転がる杏。

仮にも………仮にもだが、その……
女子、だから………女子が俺のベッドにあんな格好で寝転がっているって………どうなんだ…。
男「そうだ、お前服どうすんだ?」
杏「?これでええんとちゃうの?」
男「バカかお前!それ俺のお気に入りなんだぞ!」
杏「えー………あっ!じゃあ、妹ちゃんの服借りたらええんちゃう?」
男「ぉお!そうかその手があったか!…………で、どうやって借りるんだ?服は言い訳できそうだが、下着もいるだろう。」
杏「「かわいい服と下着貸して(キリッ」」
男「そのまんまじゃねーか!!」
杏「「お洋服とお下着をお貸しください(キリリッ」」
男「何も解決できてねーよ!?どんな丁寧語だ!」

男「ったく………ちょっと待ってろ。動くなよ?」
そう言えば、こくりと頷き手を振る杏。
それを確認すれば、部屋を出て妹の部屋へ向かう。
…………何だか、『ヴー』という重低音が妹の部屋から聞こえる。
さらに扉に近づけば、何だか妙なことに気づいた。
妹「………っふ………ぁっ、ぁああ……!っ、お兄、ちゃ…っんふぁ…」
普段耳にしない、妹の艶めかしい声。
重低音の中に微かな水音が聞こえる。
何をしているんだ…?

いつもならそのまま扉を開けて入るところだが、今はそれをやってはいけない気がした。
弱々しく二回ドアを叩いた。すると、さっきまで聞こえていた妹の声と重低音が消えた。

妹「………何?誰?」
男「俺だ」
妹「オレオレ詐欺には引っ掛からないもん」
男「意味がわからないんだが……入るぞ」
妹「え!?や、ちょっと待っ……」

ガチャ。
と、扉を開いた。
すぐに後悔をした
目の前に広がる光景を見た瞬間に。

男「…!?」
妹「や………っやだぁ……………」

金髪の綺麗なツインテールはぐしゃぐしゃ。
ブランド物のお気に入りの服もベッドの隅においやられている。
妹が身に着けているのは、左足にだけ足を通したくるくる丸まったショーツ。
男「妹…お前何やって…………」
妹「ぅう……ついにばれちゃったよぅ…………」
恥ずかしげな表情と裏腹に、妹は震える足を往なすように、白い太股から大胆に足を開いた。

目をそらそうとすれば、妹に制止の声をかけられた。
妹「いや…っ…向こう向いちゃわないで…妹を…見て………っ?」
股の間には薄ピンクをしたものがテラテラと輝いて、半透明の液体が小さな穴から流れ出ている。
ヒクヒクと僅かに動くそこに
妹はさっきの重低音の正体を押し当て始めた。

妹「っっ………で、っ…ご用件…はぁ…っ…なぁに……?んんぅっ」

中々シュールな状態だ。
このまま質問をしていいのだろうか?

男「俺の友達が…すぐ近くの河川敷にチャリで落ちてよ。そのまま川に突っ込んで服がビシャビシャなんだ。服を貸してやってくれないか。」

妹の手がピタリと止まった。
妹「………女の友達ってこと?」
急に変わった目付きに嫌気が差し、
男「あ、俺の………友達の彼女がさ!」と言えば、なーんだ!と言って妹は立ち上がった。
秘部から流れ出たものは、足を伝い一筋の線になっている。
……いや、気にしないでおこう、敢えて。

立ち上がった妹は、クローゼットやらタンスやらを漁り始めた。
そして、ものの10秒で俺に服を渡せば「これでいい?」と笑いかけた。
いつもの顔だ。
男「ぁあ、ありがとな。」
そのまま部屋を後にした。

妹「………もっと…見てほしかったな…お兄ちゃんに」

不思議と高鳴る鼓動のせいで、変に焦燥感が高まる。
勢いよく自分の部屋の扉を開けた。
杏「よっ」
さっきと全く変わらぬ様子でベッドに寝転がる杏。
男「ほら、服。」
ポイっ、と投げれば部屋を出た。
杏「何で出ていっちゃうのー?」
男「女の子が着替えるところなんて見れるかっ」
杏「ふーん」
男「………………………」

杏「……………」
男「……………」
杏「……………」
男「……………(遅くないか?)」
杏「……男ーっ」
男「なんだ、着れたか?」
部屋へ入れば、何も身に纏っていない杏が。
杏「どうやって着ればええん?」
男「言葉ペラペラ喋るくせに、服の着かたも知らねーのか!?」
あの無駄に待った時間は何だったんだ…

杏「これが難しくて…」
フリフリで薄っぺらい、シルクのような素材でできたショーツを頭に被る、杏。
杏「あっ、こう!?ちょうどこの穴から耳出るよーになっとるし、リボンもついてて可愛いなぁー♪」
男「いやいやいやいや違うよ!それじゃただの変質者じゃねーか!」
そいつの頭からショーツを外してやれば、こう言った。
杏「男が着せてくれたほうが早いと思うんやけど!」
男「は!?」

とりあえず改行した方がいい

~すれば、が多いように思う。

>>23
>>24
ご指摘ありがとうございます。

おもしろい。支援


別にプロじゃねーんだから、ちょっとくらい言葉のミスとかあるだろう。
話がおもしろけりゃおk。
わざわざ指摘する必要なし
書いてる方辛いだろ。

4○

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