P「雪歩がアイドル活動で学校を退学になった」 (47)

雪歩を主に高校生アイドルが出てくるSSです。
雪歩Pにとっと不快感を催す内容かもしれませんが、ご容赦ください。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411610765

3月のある日 麹町女学園 校長室

副校長「萩原雪歩さん、あなたには学校を退学してもらいます。」

雪歩「え・・・?」

雪歩父「なぜだ?雪歩は欠席していないし、学業成績も優秀。何が問題なんだ。」

副校長「萩原さん、あなたのアイドル活動が他の生徒の学園生活に支障をきたしていることはご存じですか?」

雪歩父「雪歩のアイドル活動は、担任の赤羽根先生が許可しているのではないのか。」

副校長「本校ではアルバイトや芸能活動は原則禁止ですが、許可があれば認めることになっており、担任の赤羽根も許可も出しています。」

生徒指導担当「しかしですね、萩原さんがアイドルとして有名になってからファンの出待ち、
マスコミの他の生徒への取材、挙句の果てにはパパラッチが出るようになって、他の生徒の学園生活に支障をきたしているんですよ。
何よりもOGからうちの生徒がアイドル活動しているのはいかがなものかという意見も出始めまして。」

副校長「とにかく、あなたには職員会議で正式にあなたの退学が決まるまで自宅待機とします。」

生徒指導担当「その間、生徒手帳は預からせていただきます。」

雪歩「はい・・・」

校長「芸能活動を認めている学校への転校を希望される場合、紹介状をお出ししますので、お申し付けを。」

雪歩父「お前ら、このままで済むと思うなよ!!絶対に後悔させてやるからな!!」

副校長「そうおっしゃっても、わが校の方針に変わりはありません。今日のところはお引取りを。」

雪歩父「雪歩、行くぞ!!」

雪歩「はい・・・」

その日の午後 765プロ

真「雪歩とお父さんが社長室でなにか話し合っているようだけど、何があった?」

春香「雪歩ちゃん、学校を退学になったみたいだよ?」

千早「萩原さんの学校、中高一貫のお嬢様学校だからね。芸能活動は禁止だったでしょうね。」

響「自分、上京するときに芸能活動OKな学校を選んだぞ?」

千早「我那覇さんの学校は?」

響「自分、都立六本木高校だぞ?沖縄から上京するときに学力試験のない高校を選んだんだ。
だけど、自分はいつも学年一番なんだ。大学は指定校推薦で行けそうだから自分は完璧さ!」

千早「我那覇さん六本木高校は定時制高校だったわよね?」

響「うぎゃーそれは言わないでほしいさ~」

春香「千早ちゃんは?」

千早「都立千早だけど?」

一同(名前で選んだのかな?)

千早「春香の高校は?」

春香「N大二高だよ?一年生のころはN大藤沢に通っていたんだけど、765プロに入るときに堀越に転校しようとしたら、
先生がN大二高も芸能活動OKだからと薦めてくれて・・・しかもその先生、異動で藤沢から二高に私と一緒に来たんだよ?」

一同(さすがN大・・・)

やよい「うちの場合は、都立高校しか行けないから、そういう心配はないですぅ~」

春香「やよいちゃんはどこの高校を目指しているの?」

やよい「とにかく都立高校だったら定時制でもいいかなーって」

伊織(やよいは私と同じ学校に入れてあげるんだから。)

響「貴音は何で高校に行かないんだ?」

貴音「私、国語と歴史は大の得意なのですが、英語が大の苦手で・・・それとろーま字にあれるぎーが・・・」

響「それ、治したほうがいいぞ・・・」

春香「真ちゃんは?」

真「ボク?普通の公立高校なんだけど、学校では女子にもてて男子には女の子扱いにされず・・・
これも父さんのせいだ!!」

律子「ちょっと、雪歩の一大事なんだから少しは静かに!」

春香「律子さんの卒業した高校は?」

律子「都立の商業高校だけど?資格がいっぱい取れるから商業高校を選んだのよ?」

響「なんでアイドルになったのさ?」

律子「高木社長が父と知り合いで765プロにアルバイト事務員で入ったんだけど、いつの間にかアイドルに・・・」

春香「校則で芸能活動は禁止じゃなかった?」

律子「本当は禁止だったんだけど、就活解禁になった高3の9月にいつの間にか765プロから内定が出ていて、
内定者研修名目でアイドルに・・・今思うと高木社長にまんまとやられた感じだわ。」

一同「うわぁ・・・」

ガチャ

高木社長「じゃあ、芸能活動OKな学校に掛けあってみますよ。
私はこう見えても30ウン年間業界にいますからね。」

雪歩父「よろしく頼む。雪歩、今日は早めに帰ってきなさい。
弟子たちが励ます会を開いてくれるそうだ。」

雪歩「はい、お父さん。」

一同(このままカチコミ、出入りに発展しそうで怖い。)

ガチャ

春香「雪歩ちゃん、クッキー食べなよ。私、高校の先生に転校させてくれないか掛けあってみるよ。」

響「今だったらうちも編入学試験の受付やってるぞ?」

貴音「響、私も入学できますでしょうか・・・」

響(貴音ってちゃんと中学卒業しているのか?)

真「雪歩の学力だったら、高卒認定試験に一発で合格できるんじゃないか?」

雪歩「真ちゃん、そういう問題じゃないよ~ちゃんと学校生活を送って、
お友達をいっぱい作って一緒に卒業したかったのに・・・」

一同「」

伊織(後でお父様に掛け合わないと・・・)

数日後

一方萩原雪歩を退学にした麹町女学園に対する萩原組の復讐が刻一刻と迫っていた・・・

麹町女学園 職員室

事務員「副校長先生、鈴木建設の西田課長から外線1番でお電話です。
なんでも新校舎建設工事の契約に関する重大な話だそうで。」

副校長「???はい・・・」

西田課長「すみません、副校長先生。突然なんだけど、おたくの学校の新校舎建設工事、
ウチでは引き受けられなくなってしまったんだわ。」

副校長「なぜです?契約一歩寸前だったのに。」

西田課長「すみませんね。昨日の夜、突然社長命令で震災復興とオリンピック関連工事に力を注ぐということで
引き受けるなとお達しがありましてね。失礼します。」ガチャ

副校長「???」

生徒指導担当「副校長、平成15年度卒業の平田さんから電話がありまして。」

副校長「東大に進んで卒業式の総代を務めたOGだろ?何があったんだ?」

生徒指導担当「萩原雪歩を退学処分にした関係で勤務先のM地所に居づらくなっているという電話でして。」

副校長「何だと?」

教師B「副校長!平成10年卒業の今井さんから電話があり、小林組にお勤めのご主人が
突然ヨハネスブルグに左遷されたとの電話が。」

教師C「こっちは建築士のご主人が仕事をすべてキャンセルにされたと・・・」

教師D「こっちは某鉄道会社の工事事務所のご主人が系列の清掃会社に片道出向させられたと・・・」

教師E「こっちはS不動産ににお勤めのご主人がS不動産販売に出向・・・」

教師F「こっちは区役所の建築課のご主人が福祉事務所に異動・・・」

教師G「こっちは就活中のOGの大学生が建設不動産業界全滅と・・・」

副校長「してやられた!!!」

萩原雪歩が映画の主演と務めるなどアイドルとして活躍していくうちに
彼女は建設不動産業界に従事する人達のあいだで人気アイドルになっていたのだった・・・
業界はそのアイドルを退学にした麹町女学園にはOGだけではなく、その配偶者にも容赦無い制裁を与えたのだ。
しかも、雪歩父が娘が退学になったと発言しただけ業界が一斉に。

一番の極めつけは、萩原雪歩のアイドル活動にケチを付けた
同窓会会長の国交省官僚のご主人が有力視されていた事務次官就任を逃し、
失意のうちに退職した上、どこも天下りにありつくことができなかった。

萩原の復讐はこれだけではない。水瀬と手を組み、建設不動産業界、水瀬グループ関係者に
水瀬の息のかかった学校に入学枠を用意した上で、
入学試験に合格していた子女の入学を辞退させ、その数は定員の30%に及んだ。
当然、麹町女学園の経営に悪影響が出たのだった・・・

一方、雪歩は伊織と同じ学校に転校し、学校のバックアップを受け学業とアイドル活動を両立させ、
三年生からの編入だったが無事に優秀な成績で高校を卒業した。

おわり

こんなダメなSSにお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
忘れましたが、萩原組はこのSSではまっとうな建設会社という設定です。
皆さんが想像する「萩原組」は・・・あまりにも過激で書けません。

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