美穂子「ずっと夢に」京太郎「見てたこと」 (54)

以前に細々と書いてて落ちたスレの続きです。
タイトル通り京キャプで、昔馴染みだった設定。
たまに濡れ場があったりなかったりするので注意。……というか、話の切れ目の関係でこのスレの頭からちょっとそういうのありますが。

前スレ
美穂子「京太郎くん!」京太郎「……美穂子姉」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381062651/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411568993

再開とな 酉は付けないの?

気持ち悪いから[ピーーー]

ーーーーーーーーーーー?

京太郎が重い瞼を開けたとき、彼は何かを抱き抱えているのに気がついた。
覚醒してから間もないため意識もそぞろであり、その何かの背後に回していた手を自分の体へと回り込ませた時、

「ん………」

全く意図せずして触れたその膨らみの柔らかさと共に発された甘く気怠い喘ぎに、京太郎は煽情と戦慄が同時に湧き上がっていた。

にわかに鮮明になった意識だが、飛び起きようとする反射だけはどうにか抑えこんで自身の状況を確認する。
無論、この腕の中にいるのが誰かなどというのは言うまでもなく理解していたが。

「すぅ……すぅ……」

まるでお手本のような寝息を立てるその"彼女"は、まるで天使のような滑らかな白い肌をし、その金色の髪は京太郎の鼻孔を余すところ無く擽ってくる。
そして、彼女はーー自分と同じくーー共に纏っているシーツ以外は何も身につけていないのだ。
必然、彼の目にはある一点が目に止まり……

「……」

何かのスイッチが入ったように緩やかにその胸へと手を伸ばし、今度は自らの意思でそれを揉みしだいていた。
ギリギリ手の中に収まりきらないほどの美巨乳をむにゅむにゅと五指で掴むように押し込み、その弾力感を愉しむ。

「ん……ふっ……」

その動かすたびにゆさゆさと、あるいはプルプルと震える様子にぞくりとした興奮を覚えながら、そのピンク色の先端を人差し指と中指の第二関節で摘みこんだ。

「ん……んんっ……!」

感じているようなくぐもった声にふとした罪悪感を感じつつもさらなる愛撫を求めて顔をシーツの中へと潜らせようとした時ーー

「……あ……」

その琥珀色と碧色の瞳がしっかりと自分の顔を捉えていた。不自然なほどニコニコとしながら。

うざったいから失せろよ
ほんと京太郎SSは速報の癌だわ

>>2
即レスすぎて驚愕した
すっかり忘れてた、確かこれだった気がするけどこれで合ってたかな…

気を取り直して続き投下

>>2
きめぇよ叢雲厨

「寝込みを襲うってのは感心しないわよ?京太郎」
「………」

ぐうの音も出ない。
実際問題として京太郎は多分彼女が起きなければそれこそ行くところまで行っていただろう。
だが、そもそも論で昨日の今日で我慢できるものか。そう反論しようと思ったところ、

「女の子には心の準備ってものがあるんだから……」

そう俯きながら答える美穂子の未だ未通女であるかのような表情に京太郎は息を呑むしかなかった。

「……反則だよ」

内心がそのままこぼれ落ち、京太郎は嘆息する。
そうして、心の準備ができたとばかりに美穂子がゆっくりと顔を近づける。
その色違いの瞳に吸い寄せられるように二人の唇が――

「うわぁっ!!」
「「!?」」

バターン、と扉がけたたましく開け放たれ、二人は瞬時にシーツを体に重ねて硬直した。

キャップが久以外を好きな話は違和感しかない

「いたたた……」
「もう、何やってるのよあなた。折角良い所だったのに」
「お、お父さん!お母さん!?」

美穂子が肩をひくつかせながら悲鳴にも似た呼びかけを行う。
彼女が言った通り、ドアから飛び出てきた二人は美穂子の御両親であった。
崩れきった体勢を冷静に立て直すとケロリとした顔でその父親は言った。

「久し振りだね京太郎くん。君が美穂子の男となってくれるなら僕は――はがっ!?」
「いいから出て行って!今すぐ!!」

お尻の下にあった枕を右手だけで思い切りぶん投げられ、父はフックを顎にもらったようによろけた。
続けて手近にあった目覚ましを投擲体制に入った美穂子を慌てて京太郎が押し留め、無言で母親とアイコンタクトを取り、頷く。
そうして母親が――その豊満な胸を押し付けながら――父親を後ろから羽交い締めにし、最後ににこりと笑って扉を閉めた。

「…………」
「…………」

あまりの事に互いに動揺を隠せなかったものの、兎にも角にも話をしようと京太郎は服を羽織り始めた。美穂子もまたそれに倣う。

「その……なんというか、相変わらず奔放な人達だね」
「ええ。折角いいところだったのに、もう」

あの空気を読めないのは遺伝だろうなぁ、とは当然言わなかった。

「改めて、久し振りだね京太郎くん。僕はとても嬉しいよ」

片頬に思い切り真っ赤な紅葉が貼り付けられながら差し出された手を、京太郎はしっかりと握り返す。

「……一応聞いておきますけど、なんであんな?」
「何、なんのことはない。裏口からこっそり帰ってきて娘たちの様子を伺おうとしたらドアが微かに開いていたからそのピロートークをぶへぇ!?」
「い、一体いつから見てたのよ!?」

開いた片方にキリスト教よろしく紅葉が追加され、実にバランス良い顔となる。

「あなたが起きたところ辺りからよ。2人の世界に入ってて気が付かなかったみたいだけれど」
「~~~~っ!!」

さめざめと泣く(振りをしている)父親に代わって母親が答える。
美穂子は耳まで真っ赤になって俯いたが、京太郎は半分諦観もあってか苦笑するに留めることができた。

「ま、そこのも言ってたけど、私も君でよかったというのは同じよ。京太郎くん」
「……はい、ありがとうございます」

日本人離れした流れるような金髪と両目ともの碧眼。
そんな美穂子の母からの心からの賞賛を受けて、京太郎もまた真摯に言葉を返していた。

ゴキブリみたいに蔓延るね

「差し当たって、今日はどうするのかしら?京太郎くん」

朝らしくさくっとしたトーストとベーコンエッグを美穂子母から振る舞われつつ、京太郎は右手を口元に当てて考えこんだ。
もっとも彼女もそれをポーズだと理解しているらしく、京太郎はこういう所も似ているなと苦笑する。

「――美穂子が構わないのであれば、学校をさぼってどこかに出かけたいと思っています」
「おお!お熱いねぇ、美穂子だなんて」
「あなたは静かにしてて」
「むぐっ」

言葉は刺々しいもののウィンナーを極めて自然な動作で彼の口に放り込む辺り、本当に仲睦まじい事だなと京太郎は感じた。

「美穂子はそれでいいの?」
「……本当はよくないけど。今日一日ぐらい、京太郎と二人きりでゆっくりと、心ゆくまで遊びたい。そう思うわ」
「……ふふっ。本当にあなた達お似合いね。私達の若い頃にそっくりだわ」

そうしてすぐ横へ飛んだ柔和な視線の先には、親指を上に立てて陽気な笑顔を放つ美穂子父がいた。

「ああ!青春短し恋せよ乙女ってな!ははははは」
「私達はもうすぐ仕事に出るけど、京太郎くんはあなたの服使っていいからね。背格好も同じぐらいだし」
「すみません。助かります」
「いいってこと!存分に使ってくれ」

制服しか持ってなかったので自宅に一回帰るしかないと思っていた京太郎としてはありがたい申し出だった。
身支度を整えていた所、仕事へ向かう美穂子の両親を見送ろうとした時、

「改めて言うまでもないと思うけど――まだ孫の顔には早いからね」

去り際に放たれたバカップル1のお言葉にバカップル2は揃って肩を竦めるしかなかった。

>>2
百合豚さんうっすうっす

書き溜め投下終わり
実はもうちょっとあるんだけどキャプテンの誕生日ってのにさっき気がついたので慌ててキリが良いところまで投下
いきなりオリ設定で両親出したけど今後話に絡むことはほとんどないので

乙 一度落ちたのが再開してくれるのはうれしいものだな
これからも期待


知恵遅れの百合豚はスルー

末尾見れば察しでしょ
乙、たまには百合以外も良い

知恵遅れwww百合豚はスルーwww
流石は人類の先輩であるゴキブリの言うことが違うなあー


百合豚は気にせず好きにやってください

お、百合豚煽られてるww
京キャプ久々に見たので期待してます

またヘイトスレが誕生か

sage進行のスレにまで押しかけてくるなんざ、百合豚に加えてストーカーなんて救いようがねえな…

こんな奴ら気にするだけムダだから頑張れよイッチ

おつー
続き期待してまつわ

百合豚袋叩きだなwww
幼馴染の美穂子さんかわいい
次スレも楽しみやで

自演バレバレだって知らず別人面してる末尾Oに失笑を禁じえない

百合豚が必死すぎて草
ゆっくり書き溜めて投下してくらさい

大半の咲ファンは百合好きだというのに何言ってんだこいつ
アニメスタッフもそこを理解して色々工夫してるのも知らんのか
原作の指キスシーン云々その他諸々、原作者りっつは百合大好きをプンプン匂わせているのに
それを京太郎というなの何かにヘトロさせてるんだからそらおこるわ

>>28
そうだね。君の言う通りだと思うよ。で、アニメスタッフやリッツは二次創作物において京太郎を出すなとか言ってんの?その証拠あんの?ないのに代弁者気取ってるの?勘違い野郎がキメェんだよ

触んな調子に乗るから

乙です
百合豚の戯れ言は気にせず続けて下さい

え?触ったり煽ったりしてるの全部自演じゃないの?

続き全裸待機

なんか言ってる人がいるけど、無視しましょう。
続き期待しています!

前のスレ放置して新しいやつ書くなよ…
と思ってたら落ちてたのね、すまん
期待、今度は落とさないでほしい

高山バカ博は徹底スルーで

続き期待しています

「それで、どこか行く当てはあるの?」
「……特には。いくつか考えてはいるけど」

その言葉通り、京太郎自身にもはっきりと美穂子に答えられるほどのビジョンを持っているわけではなかった。
ただし、この家でただ徒に過ごす、というのは下策だ。
その事自体は当然魅力的な提案ではあるが、1日わがままを通したほどの価値を見いだせるかと言われれば否定せざるを得ない。
それに、こんなに早くから理性がもたず爛れてしまうことには何より抵抗があった。

「いざとは決めかねているって顔ね」
「いやさ、いざこうして手に入れちゃうと逆にわからなくなるというか」
「ふふっ。そんなに迷うようなら、まずはお弁当でも作りながら考えましょ?そんな堅苦しく考えても駄目」

そう鼻歌交じりにエプロンを羽織る美穂子を見つつ、京太郎は頭を掻いてその後に続いた。

ーーーーーーーーーーーー

「――で、どう?」

二人で作った弁当を風呂敷に包みながら、美穂子は再び問い直した。

「……映画でも見に行こうかなって」
「まぁ。いい提案ね」
「そんな手放しで褒められるようなことじゃなくない?」
「あら、批判から入ってもしょうがないでしょう?」
「仰る通りで。……まあベタだけど、奇策は王道に依りて立つってことで」

とにもかくにも『形からでも彼氏彼女らしいことをしてみたい』という趣旨だ。余計なことを考えるのはそれからでいい。
彼女もその辺のことを理解してくれているのか、はたまた京太郎にすべて委ねるつもりでいるのか、なんにせよ特に異論はないようだった。

「じゃあ、行こっか」
「ええ。あ、その前に」
「ん?」
「先に玄関で待っててもらえないかしら?」

その申し出と共に美穂子は奥へ向かい、頭を傾げながら京太郎は玄関で靴を履いた。
履き終わった頃に後ろから足音が聞こえたので立ち上がり振り向くと――

首に手を回され唇を奪われた。

「……!」
「……ふぅ。一度やっときたかったのよね、これ。今日はいってらっしゃいじゃないけど」
「…………ごちそうさまでした」

(…………不覚)
予測も回避もできなかったことに対し、まるで説得力のない表情で京太郎は自戒した。

続く、相変わらず展開遅い
しばらくはキリよい所までまとまったらか、でなければ土日のどこかで報告する感じで行きたいです

復活したのか今度は書ききってくれ

早く来て

ごめんなさいちょっと今週末無理そうでした
早速で申し訳ない

把握
待ってるわ

把握

想定の範囲内

まだかな?

エロ書いてくれるならいつまででも待つわ

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