魔人「俺は、優しい魔王になりたい」(14)

双子島

東西、ふたつの島からできている大陸。
遥か上空から見ると双子が手を取り合っているように見える事からその名が付いた。

この島には東西にそれぞれ、金と銀の鉱脈が隠されており島民はそれらを利用して生計を立てていた。

ヤツが現れるまでは…

10年ほど前の事…

南極の中心部に現れた黒点
それが日を追う毎に拡大していき
僅か一月で巨大な闇のドームとなった

闇のドームからは見たことも無い異形の
『魔物』が現れた事で世界は一変した

各国の王は事態の把握に全力を注ぎ、その内の一国ムーンブルクが魔王の存在を知る事となる

魔王の情報は瞬く間に世界に広まる事となる
それは魔王を名乗る者が全世界に向けて宣戦布告を仕掛けた事に繋がる

宣戦布告と言っても言葉によるものでは無く
各国に魔物が襲来し、ムーンブルクという国が一夜にして滅ぼされたのだ

以後、世界には魔物が溢れ魔王の恐怖による侵略が開始された

4年の歳月が過ぎ…
各国は魔王の恐怖に怯えながらも反撃する準備を始めていた

『ブレイバー』
則ち、勇者制度である

各国が選りすぐった勇者を魔王討伐の為に派遣するというものだったが
流石は魔王という所か、物理攻撃が一切効かない事が判明した

これにより、人類は魔王に蹂躙されるしか無いと誰もが思った

しかし

それから、半年後

とある洞窟から魔力に目覚める水
『天清水』が見つかった事で勇者が魔法に目覚め、魔王に対抗できるようになる

そして
5年の激闘の末、魔王はひとりの勇者によって倒された

世界に平和が戻ったが、魔王は倒れる間際、勇者に不吉な預言を告げる

『魔王は死なぬ、再び蘇ろうぞ』

勇者が勝ち得た1年は魔物が一切活動しない平和のひとときだった

しかし英雄は魔王の最後の言葉が気にかかり、真相を知る為と言って旅に出る

英雄が旅に出たその日、誰も知らない所で闇の波動は徐々に広がっていった

元ネタは冒険王ビィトですが
初手で致命的な計算間違いをしてしまい
修正できずにいます

予定していた展開は…
・双子島東側の原住民(人間)が西側に渡り、黄金の鉱脈を発見
・黄金に秘められた膨大な魔力を我が物とし第2第3の魔王になろうとする魔族の残党が現れ始める
・双子島の中心部(上空から見た時双子が手を取り合っているように見える場所)から地下深くに眠る魔人(主人公)が目覚める

・何の為に生まれたのかを苦悩する主人公を他所に黄金を求める魔族による虐殺行為が始まる
・世界を見守る者(英雄の魂)が主人公に魔王を倒したちからが秘められている事を告げる(魔族はそのちからで無ければ倒せない)
・他の魔族と共に人間を虐殺するか同族を殺して人間たちの英雄(優しい魔王)になるか…

ざっと10年は足りないと気付き
orz

ラーの鏡では無いですが魔人を人間に変えるアイテムは考えてました

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