どうやら、俺は神羅万象チョコの世界に飛ばされた!(29)

俺「一体、何でこんなことになったんだ?」
 「確かに、この世界に行きたいとは、思ってたけど········。」
 「これからどうしたものか。」

???「おい、ソコの貴様!」
  
俺「ん?俺に何かようか?」

???「貴様が天に仇なす不敬の輩か!」

俺「人違いじゃないのか?」

???「シラを切るか。なら、なぜその杖を貴様がもっている!」

そう、言われたので手元をみると、確かに杖を俺は握っていた。
おまけに、服もどこかで見たようなものに、変わっていた。

俺「いやいや、何故って言われても。」
 「気づいたらこうなってて。」

???「そうか、そこまで隠そうと····。」
  「しかし、貴様が調和神様に刃向かう輩であることは違いない。」
  「よってここで始末する!」

そういうと、男は俺に剣を降りおろした!!!
俺はとっさに杖を前につきだした。その時、バリアのようなものが展開し、
男をふっとばした!

突然のことで驚いた。いや、それ以上にヤバイことになった。

男は立ち上がりこちらを睨んでいる。

どうにかしないと。そう思った矢先、男が口を開いた。 

???「さすがはメビウスということか。」

  「だが、次はない!」

???「その身をもって己の罪深さを知るがいい!」

俺「だから、人違いだって!」

???「問答無用だ!!」

男が俺に攻撃をしかけてきた。その時!

????「待て、サイガ!」

???「何故止める!ポラリス!」

ポラリス「撤退命令が下ったからだ。」

サイガ「あと一歩だというのにか!?」

   「調和神様は何をお考えか····。」

ポラリス「さあ?神の真意は分からん。我らは命令を守るだけだ。」

サイガ「そうだな。ということだ命拾いしたなメビウスよ!」

   「首を洗って待っていろ!貴様は我が必ず倒す!」

 俺「待てよ!聞きたいことがまだっ!!」

彼ら瞬く間に姿を消した。俺の言葉を遮るように。

俺「消えちまったか。さてどうしたもんか。」

考える間もなく遠くから身覚えのある影が走ってきた。

???「お父さん大丈夫ですか。」

赤???「俺達、メビウスさんを助けに来ました。」

俺「ええと、とりあえず大丈夫だ。ありがとう。」

 「確か君達はアークとアポロだよね?敵じゃないよね?」

アーク「頭でも打ちましたか本当に大丈夫ですか?」

アポロ「何言ってるんですか。俺達はあんたの見方です。」

俺「スマンスマン。変なこと聞いて。」

 「話は変わるけど、何故俺は天界に?」

アーク「その理由は貴方自身が言っていました。忘れたのですか。」

俺「残念ながら・・・。」
  
アーク「本気で言ってますか!?やっぱり頭を・・・。」

   「仕方ありません。教えましょう。何故、僕らが天界に来たのか。」
   
   「天界に赴き邪神群の根源をすべて滅するため。」

   「天界が邪神群を放置するなら天界を許さない。」

アーク「この言葉に感銘を受けた僕たちは貴方についていくことにしたんです。」

俺「なるほど。つまり邪神群を放置した天界に守護神たる俺がブチギレたと。」

 「だから天界に仇なすものか・・・。まあいいや。」

アポロ「で、これから俺達どうするんですか。」

俺「調和神のいる宮殿を真っ直ぐ目指すつもりだ。」(あれ、何言ってんだろう。俺?)

アーク「そうですか。長い旅になりそうです。」

 ~天界のとある宮殿~

リュウガ「遂に来たか、メビウス!彼にしては意外と遅かったな・・・」

シズク「これでやっと計画を実行に移せるわね」

リュウガ「ああ、全ては俺達の手にかかっている!」 

~メビウス一行~

俺「ハックション!誰か噂したな」

アーク「お父さん、寒いんですか」

俺「いや、花粉がきつい」ズィ-

アポロ「確かにこの湖周辺、花多いですもんね」

俺「よりにもよってだチクショー」

 「このルートに花を植えた奴らブン殴りてェよ」ハァ~

????「止まれ、天界に仇なすもの達よ」

俺「何だ、オメェ等」

????「我らは、天界騎士団!天界の命によりお前達を倒す!」

俺「ハッ、ちょうどいいストレス発散になるぜ!」

ドガバキ

~30分後~

俺「フゥ~なんとか倒した」

 「これで全部か」

金???「まだ、俺達がいるぞ!」

俺「何!おまえは!?」

俺「お前等はマキシそれにゼロ!!」

マキシ「初対面のはずだが?」

ゼロ「俺もこいつはしらん」

マキシ「まあいい、存在の消滅を命令されているが・・・」

   「安心しろ、命までとるつもりはない」

   「だから、素直に投降しろ!」

俺「ハッ、冗談だろ!ここまで来て投降するわけあるかよ!!」
 (とわいえ俺もアーク、アポロもさっきのダメージが大きい!)
 
マキシ「そうか、残念だ・・・。」

その言葉をいい終えたとたん、彼らの殺気がビンビン伝わってきた。
まさに一触即発!!さあどうする!

俺「クソ、この状況をどうすりゃいい・・・」

 「ハッ!確かポケットにあれが・・・」ガサゴソガサゴソ

 「あったぜ、アルカナタロット!」
 
マキシ「何をするつもりだ!?」

俺「アッと驚くマジックを見せてやる!」

俺「さぁ、ショータイムだ!なんてな····」

 「ええとまずはこのカードで!」ブゥン 

すると、時空に裂け目ができ・・・!?

狐???「我を呼んだのはお主か?我の名はイヅナ!お主の名は?」

俺「俺はメビウス!頼む力を貸してほしい」

イヅナ「良かろう!ただし一つ条件がある」

俺「何だ?」

イヅナ「死別した家族に会いたいのじゃ」

   「お主ならできるじゃろ?」

俺「お安い御用だな!」

俺は再び空にタロットを投げた!すると!?

父??「何だここは!?俺は人間界にいたはず?」

童??「あれ、俺たち魂獣界にいたよな?なあムジナ!」

ムジナ「そうね、確かに・・・」

何とそこには死別したイヅナの家族が!!

イヅナ「メビウス殿、礼をいう!」

   「カイ、サイ会いたかったぞ!」

カイ「未来のイヅナか、寂しい思いをさせてすまない」

サイ「母様、もしかしてこの人は····!」

イヅナ「そう、お前の父カイじゃ!」

サイ「生前の父様と未来の母様····何だか混乱する」

  「けど、夢や幻じゃないのはわかるよ!」

俺「再会に水をさすようで悪いが···協力してくれるよな?」

イヅナ「おっと、そうじゃった!」

   「皆、聞いてくれ!」ゴニョゴニョ

カイ、サイ、ムジナ「フムフム·····分かった(わ)」

マキシ「バカな···!天界の結界を破る召喚術だと··!?」

俺「言ったろ?アッと驚くマジックを見せてやるって!」

アポロ「すっスゴい!これなら···!」

アーク「神を退け·····いや、倒せる!!」

絶対絶命の危機から、一気に逆転!

メビウス達は強力な助っ人「キュウビ一家」をゲットした!!

カイ「お前達が神だと?悪い冗談だな···」

  「だがその冗談にも付き合おう!」
  
  「未来の妻と息子のために!!」

マキシ「妻と息子のためにか···しかし、俺達も引くわけにはいかない!!」

   「カイ、お前達を倒す!」

カイ「望むところだ!」

サイ「魂獣皇帝(スピリッツカイザー)サイ、久しぶりに腕がなるぜ!!」

ゼロ「フン、見たところまだ子どものようだが····」
 
  「敵である以上、容赦はせん!!」

サイ「それはこっちも同じだ!!」

神と獣、言葉だけならその差は歴然である

しかし、実際はどうなのか?

その答えはきっと···誰にも分からない。 by ウエハーマン?

かくして、カイvsマキシ サイvsゼロ の戦いが始まった!

果たして、勝つのは?

俺「さあ、始まりました!実況はこの私メビウスと!」

 「アーク&アポロでお送りいたします!」

…さて、この物語にはまだ続きがあります。
主人公は誰ですかって?

それはこのSSを読み切ったあなた方1人1人です

今の世の中、たくさん辛いこともある。たくさん嫌なこともある。もう誰も信じられない、信じたくない。そう思っている人がたくさんいるでしょう。

私もかつてその1人でした。でもこのSSの「男」のように(というかモデルは作者自身だったり…)懸命に生きて、今では細々とですが暮らしています。

開けない夜は、ありません。

これが、このSSで伝えたかったことの全てです。

最後の最後に、登場人物たちからのメッセージをお聞き下さい。

男「おう!まあなにやら辛いこともあるが、生きてみようぜ!開けない夜は、ないってな!」

作者「ちょっ、俺のパクったな!」

女「やれやれね、この二人は…クスッ」

友「見てくれて、ありがとな!お前らも頑張れよ!…イテッ!」

作者「(友の頭をはたきながら)読者様にお前らとか言うな!失礼だろが!」

まあなにはともあれ…

全員「読んでくれてありがとう!」

ありがとうございました!(続編をもしかしたら投下するかも…ゴホンゴホン)

 俺「狐親子対双星神のバトルですが···」

 俺「両者、一歩も退きません!」

 俺「勝負はいまだ平行線です···おっとカイに動きが!」

 カイ「一か八か···試してみるか···ハァ!」ピシャーン

 マキシ·ゼロ「!!」

 マキシ「どういうことだ···神力が出せない!」

 ゼロ「貴様···何をした!」

 俺「これは···まさか!」

 アーク「父さん、何か心あたりがあるんですか?」

 アポロ「教えてくださいよ!」

 俺「····<ゼクスファクター>····カイはどうやらその力を使ったようだ」

 カイ「ゼクスファクターの力はあらゆる力を封じる」

 カイ「···お前達神の神力も例外ではなかったようだな···」

 俺「(これで、形勢逆転だな···あとは···)」スッ

 俺「(このタロットで魂獣と契約すれば···!)」

俺「よし、俺の出番が来たようだな!」スッ

俺「ハァ!」ピュゥン

天に投げられたアルカナタロットは異世界から魂獣を召喚した!

???「ここどこよ···アンタが私を呼んだの?」

俺「いきなりで悪いけど、俺と契約してくれ!」

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