カイザー亮「ドロー!俺は3体のサイバー」 十代「ちょっとストップ」 (260)

カイザー「どうした十代」

十代「いや毎回毎回サイバー・ドラゴンが3体と融合が手札にあるのっておかしくねえか?」

カイザー「それがサイバー流の極意だ」

十代「まあ俺も絶対融合が来ちゃうけどさ。ハハハハ」

カイザー「さあ仕切り直しだ十代!」

十代「なあカイザー、シンクロ召喚って知ってるか?」

カイザー「知らん、さあデュ」

十代「エクシーズ召喚は?」

カイザー「解らん、俺はサイバ」

十代「ペンデュラム召喚って何?」

カイザー「十代!デュエルだ!」

十代「あ、ああ。どうにも気になるんだよな・・・」

カイザー「シンクロ?エクシーズ?ペンデュラム?何なんだその召喚方は」

十代「俺はフェザーマンとバーストレディを融合しフレイムウィングマンを融合召喚!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411036295

カイザー「俺の勝ちだな十代、デュエル中に無駄話をするからだ」

十代「悪りいカイザー。カイザーなら知ってるんじゃないかなって」

カイザー「?」

十代「シンクロ召喚は知ってるんだぜ。前に遊星って奴が未来から来て」

カイザー「どういう召喚なんだ」

十代「チューナーって指定されたモンスターが居てそいつとチューナーじゃないモンスター、まあ通常モンスターとか効果モンスターを使うんだ」

十代「例えばレベル8のシンクロモンスターを召喚するならレベル3のチューナーとレベル5のモンスターを使ってそいつをエクストラデッキから召喚するんだぜ」

カイザー「それはレベル4同士でも可能というわけだな」

十代「ああ!未来じゃこれが最先端らしいんだぜカイザー!」

(これはいつの間にか色んな召喚が増えて分け分からなくなった人得スレかな?)

カイザー「エクシーズとペンデュラムは」

十代「し、知らねえ」

カイザー「何だ知らないのか」

十代「二つは俺の夢の中で出てきた奴なんだ」

十代「どうやって召喚してたか思い出せねえけどさ」

カイザー「なるほど興味深い召喚方法だ十代」

十代「だろだろ!カイザーもそう思うだろ!」

カイザー「ああ、それでシンクロモンスターはあるのか」

十代「いやだから未来の召喚方法だから無いんだよ現代じゃ」

カイザー「そうか・・・」

>>3
ペンデュラムがサッパリなんです・・・教えて

三沢「エクシーズは俺が答えよう」

カイザー「三沢!」

三沢「エクシーズとは同じレベルのモンスターによる召喚方法だな」

三沢「たとえばレベル4同士が二体もしくは三体、四体をフィールドに揃えデッキからエクシーズモンスターを召喚するんだ」

カイザー「つまりシンクロは足し算、エクシーズは数合わせか」

三沢「ああ、それとダークシンクロモンスターと呼ばれるシンクロモンスターは引き算。ダークチューナーと呼ばれるレベルの高いモンスターによる召喚で・・・これは説明しなくてもいいか」

十代「次はペンデュラム。教えてくれ三沢」

三沢「・・・ペンデュラム?」

十代「まさかお前知らないんじゃ」

三沢「い、いや待て、今から計算してみる・・・ペンデュラムとは・・・」

万丈目「俺が答えてやろう!」

十代「うわっ!万丈目!?」

カイザー「知っているのか」

万丈目「フン、当然だ」

万丈目「いいかペンデュラムっていうのはだな・・・多分あれだろ魔法カードを使ってエクストラデッキからそのモンスターを召喚するるためのレベルを」

十代「それ儀式じゃねえの?」

万丈目「ば、馬鹿者!冗談だ冗談!ユーモアのセンスのない奴め」

万丈目「ペンデュラム・・・それは徐々にレベルアップさせる」

十代「それも違うだろ」

万丈目「おっと違った、ペンデュラムとは俺のVWXYZみたいな合体をだな」

カイザー「それはユニオンじゃないのか」

万丈目「ええい!解るかそんなもの!大体シンクロとかエクシーズも俺は知らん!」

十代「おー吹っ切れたぜ」

万丈目「俺は絶対に使わんからな!あんたもそう思うだろカイザー!」

カイザー「いや俺は興味がある」

万丈目「くっ・・・」

簡単に言うと
手札とEXから出せる異次元からの帰還だ

三沢「解ったぞ!こういう事だな。いいか一度しか言わないからよく聞いてくれ」

三沢「ペンデュラムとはペンデュラムゾーンと呼ばれる場所にペンデュラムモンスターを設置するんだ」

三沢「そこに置かれるモンスターにはスケールと呼ばれる何やら数字があって」

三沢「たとえばスケール1からスケール8のモンスターをそこに置くと2~7のモンスターを大量展開できる・・・はず」

十代「へえ・・・何か凄えよ」

万丈目「誰だこんな厄介なカード作ったのは!ペガサス会長か!?」

カイザー「そうなのか十代」

十代「知らねえよ俺」

三沢「少し疲れた。休ませてくれ・・・」

カイザー「シンクロやエクシーズを覚える事でサイバー流に新たなる道が開けるかもしれん」

十代「良かったなカイザー!翔も喜ぶぜ!」

カイザー「ああ!」

万丈目「盛り上がってるがそんなの今無いだろうが」

十代「あっ・・・」

カイザー「・・・」

カイザー「・・・」

十代「そうだ!いいこと思いついたぜ!」

カイザー「いいこと?」

万丈目「どうせロクでもない事だろ」

十代「ペガサス会長に作ってもらうんだよ!な?いい考えだよ」

カイザー「生みの親のペガサス会長ならそれは可能だな」

万丈目「馬鹿か!?お前のような名もなき一市民に会長が会うと思うか!」

万丈目「まあ俺はプロだから会えるかも知れんが」

十代「大丈夫。顔パスで可能だから俺」

十代「知り合いだからさ俺とペガサス会長」

カイザー「デュエリストと同士は一度出会った瞬間から友だからな」

カイザー「行こうか十代」

十代「行こうぜ!カイザー、万丈目、三沢」

万丈目「門前払いされるのがオチだろどうせ」

ペガサス「オー、十代ボーイ!」

十代「よ、ペガサス会長」

隼人「久しぶりなんだなみんな」

三沢「痩せたなお前・・・」

ペガサス「話は全て聞いたのデース」

十代「じゃあ早速」

ペガサス「残念ながら今の技術では不可能なのデース・・・」

万丈目「あんた生みの親なんだろ!何故だ!」

カイザー「生みの親でも不可能な事はある。恐らくは会長にとって相当な難産なのだろう」

ペガサス「彼の言う通りなのデース。ただ」

十代「ただ?」

隼人「か、会長!まさかあの事を言うつもりじゃないんだな!?」

ペガサス「シンクロモンスターを私は一度だけ見た事がありマース。隼人ボーイ」

隼人「仕方ないんだな。十代、これを見るんだな」

十代「写真?何だこのモンスター」

ペガサス「それは海馬ボーイが未来から持ち帰った・・・いや創造したと言う青眼の白龍のシンクロモンスター」

ペガサス「蒼眼の銀龍なのデース」

十代「蒼眼の銀龍!?」

ペガサス「Yes、海馬ボーイは常日頃から未来を見据えていマース。そこで海馬コーポレーションは秘密裏にタイムマシーンを完成させたのデース」

三沢「さすがは海馬コーポレーションだ」

隼人「海馬社長の話だとその世界はバイクでデュエルをするみたいなんだな」

十代「あ、Dホイールとかいうやつだろ?知ってる知ってる」

ペガサス「海馬ボーイはそこでキングと呼ばれるデュエリストとの死闘の末に敗れたといいマース」

カイザー「あの海馬瀬人が敗北したというのですか会長」

万丈目「で?その負けた海馬瀬人がどうやって創造したんだ」

隼人「何でもデッキを見たらそのカードがあったらしいんだな」

ペガサス「私が思うにそれはシンクロモンスターによって破壊された青眼の白龍にシンクロモンスターのエネルギーが混ざった末に生み出されたと思われマース」

ペガサス「現にそれに必要なチューナーモンスターも海馬ボーイのデッキにあったらしいのデース」

十代「ありがとうございます会長。じゃあ次は海馬さんだな」

万丈目「おい!今の説明で解ったのか?明らかに嘘だろ十代!」

十代「え?そんなのよくある事だろ。普通じゃん」

万丈目「あるか!そんな現象!!」

>>9
へえ便利な召喚方法

でもARC-Vが終わったらまた別の召喚が出るんだろな

カイザー「時に十代、お前は海馬瀬人と知り合いなのか?」

十代「ううん」

万丈目「何だと・・・勢いだけで行くつもりか」

十代「ネオスさ」

万丈目「ネオス?それがどうした」

十代「このネオスやネオスペーシアンに命を吹き込んだのは海馬さんみたいなもんだし」

カイザー「そうなのか」

十代「うん、俺がネオスペーシアンの母なら海馬さんは父みたいなもんだろ」

万丈目「お前・・・頭おかしいんじゃないのか」

十代「つまりネオスパスだよカイザー。カイザーなら解るよな?」

カイザー「解る」

万丈目「しっかりしてくれカイザー!おい三沢、お前も」

三沢「いや間違ってはいない。六割は納得できる言い分だ」

万丈目「・・・こいつらどうかしてるぞ」

十代「前よりデカくなったな・・・」

カイザー「前はもっと大きかったのか」

十代「ここで俺と斎王がデュエルして吹っ飛ばしちまったんだ」

十代「あ、爆弾でな」

三沢「・・・」

十代「お邪魔しまーす」

十代「海馬さん居ます?」

受付「えーっと社長に何かご用件が」

カイザー「私達は海馬社長に聞きたいことがありここへ馳せ参じました」

受付「アポがない方はちょっと」

万丈目「諦めるぞ会えるわけないだろ」

十代「受付さんデュエルしようぜ。勝ったらアポ無しで海馬さんに会う、どう?」

受付「解りました。デュエルで決めましょう」

十代「行くぜ!デュエル!!」

海馬「何だ騒々しい」

磯野「そ、それが謎のデュエリスト四人組が海馬様目がけ下から爆進中で」

海馬「何?」

十代「ネオスでダイレクトアタック!!」

黒服「ぬわあああああああああああああ」

十代「ハァ・・・疲れたぜ。おーい万丈目、三沢まだ終わらないのか」

カイザー「海馬さん我々は」

海馬「言うな。貴様は遊城十代そして丸藤亮だな」

カイザー「ええ」

海馬「お前達の事なら前から知っている。何せデュエルアカデミア創立以来の天才であるカイザー亮そして問題児の遊城十代」

十代「光栄だなぁ有名人だぜ俺たち」

十代「早速ですけど海馬さん。未来に行ったって本当ですか?」

海馬「ああ事実だ」

十代「ほら聞いたかよ万丈目・・・ってまだ来ないんだあいつ」

海馬「その証拠はこれだ」

十代「見ろよカイザー」

カイザー「これがシンクロモンスターか」

海馬「なるほどペガサスの言う通りか。遊城十代これを使え」

十代「これは?」

海馬「磯野案内してやれ」

磯野「え、え?」

海馬「さっさとしろ」

磯野「は、はい!」

十代「なあどこ連れてくんだ」

海馬「磯野について行けば解る。遊城十代、未来は己が手で掴み取れ!」

十代「何かよく解らねえけど・・・解りました海馬さん!」

カイザー「お騒がせしました」

モクバ「あいつら大丈夫なの兄様」

海馬「モクバ、奴はこの地球を四度も救ったデュエリスト。そう簡単には死なん」

海馬「それに遊城十代・・・奴から発する気はまるで遊戯そのもの」

モクバ「そういや遊戯っぽいよなあいつ」

海馬「もし奴が真のデュエリストならば帰還する。だがそうでなければ」

モクバ「・・・」

海馬「遊城十代よこれはお前に対する試練だ。行って生還して来てみろ」

海馬「シンクロモンスターの洗礼を味わいまた一つ強くなるがいい遊城十代」

磯野「これです」

十代「でけえブルーアイズ」

磯野「これがタイムマシーン。この事は内密にお願いしたい」

三沢「あ、大丈夫です。友達居ませんから」

万丈目「お、おい!本気か?下手したら死んでしまうぞ」

十代「前に遊星が未来から過去へやって来た。死にはしないよ」

カイザー「俺は一度死んだ身。人よりは頑丈だ」

三沢「俺も人間世界では死んだようなものだ」

万丈目「・・・俺は」

十代「無理しなくていいぜ」

三沢「ここに差し込むのか。まるでジェット機だな」

カイザー「万丈目どうする」

万丈目「お前もカイザーもいつもいつも先に行って・・・俺は」

万丈目「行くぞ!行って一花咲かせてやる!」

万丈目「シンクロだろうがエクシーズだろうがペンデュラムだろうが恐れん!何故なら俺は」

十代「万丈目サンダーだからだろ」

万丈目「そうだ!行くぞシンクロ!!待っていろ!!!」

三沢「なあ十代、これはどこに到着するんだ」

十代「何処ってシンクロ世界だろ?設定もしてある」

三沢「いやそうじゃなくて、着地場所とか」

十代「あ・・・」

カイザー「・・・」

十代「海馬さんはどうしたんだろな」

万丈目「そもそもブルーアイズ型っておかしいだろ!」

三沢「十代」

十代「為せば成る!そうだろ?」

カイザー「そうだ」

三沢「万丈目お前は」

万丈目「お、俺に聞くな。もう何が来ても驚かん」

ジャック「う~ん、この香りがたまらん。遊星も飲んでみろ」

遊星「いや俺はいい。ジャック、いい加減働いたらどうだ」

ジャック「俺に合った仕事がない以上、仕方があるまい」

遊星「・・・ん?」

ジャック「どうした」

遊星「何か来る!みんな伏せるんだ!!」

「え?なになに」

遊星「伏せろ!!!」

万丈目「うおおおおお!十代!お前!」

十代「ヤバいって三沢変わってくれ!」

三沢「目が目が回る・・・」

遊星「な、何だあの乗物は」

「うわぁ何あれ・・・」

「もうメチャクチャだよ!」

十代「参ったな・・・壊れちゃったよ」

万丈目「ど、何処だここは」

三沢「いてて・・・」

遊星「あれ!?すまない通してくれ」

三沢「野次馬だらけだ。目立ちすぎだぞ十代!」

万丈目「誰だあいつに操縦を任せたのは!」

遊星「十代さん・・・十代さん!」

十代「ん?遊星!」

遊星「不動遊星です」

十代「ほら前話したろ遊星のこと」

万丈目「知るか」

三沢「俺は三沢大地。そしてこっちが万丈目」

十代「それと・・・カイザーは」

ジャック「おい!お前達が変な乗物でやって来たお陰でコートが!ブルーアイズマウンテンが!」

カイザー「すまない」

ジャック「謝って済む問題か!?俺の至福の時を壊した罪は重いぞ貴様!」

カイザー「手持ちはこれだけなんだ」

ジャック「いらん!デュエルだ!」

カイザー「やはりそう来たか」

カイザー「君の名前は」

ジャック「ジャック・アトラス!お前は誰だ!」

カイザー「丸藤亮だ」

うんちしてこよ

カイザー「ドロー、俺は2体のサイバー・ドラゴンを融合しサイバー・ツイン・ドラゴンを召喚!」

カイザー「カードを二枚セット。ターンエンド」

ジャック「俺のターン!!俺は相手フィールド上にモンスターが居る場合バイスドラゴンは手札より特殊召喚できる!そしてダーク・リゾネーターを通常召喚!」

ジャック「王者の鼓動!今ここに烈を成す天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂レッド・デーモンズ・ドラゴン!!!」

十代「シンクロだ!あれだよあれ!!」

万丈目「あの変な髪の奴・・・あれがシンクロモンスターなのか」

ジャック「ブルーアイズマウンテンの恨みを見よ!レッド・デーモンズ・ドラゴンでサイバー・ツイン・ドラゴンに攻撃!!」

カイザー「速攻魔法!融合解除を発動!サイバー・ツイン・ドラゴンを解除する!」

ジャック「ならばサイバー・ドラゴンを破壊するまで!」

カイザー「さらに罠発動!アタック・リフレクター・ユニット!場のサイバー・ドラゴン一体をリリースしサイバー・バリアー・ドラゴンを攻撃表示で特殊召喚!」

カイザー「サイバー・バリアー・ドラゴンが攻撃表示の場合、1ターンに一度だけ相手の攻撃を無効にできる」

ジャック「ターンエンド。絶対に落とし前をつけてもらうぞ貴様には」

カイザー「すまいなジャック、わざとじゃないんだ」

万丈目「そうだ十代が悪い。操縦が荒すぎるんだこいつは」

十代「でも楽しかっただろ?クルクル回って」

三沢「死ぬかと思った・・・」

カイザー「ドロー」

カイザー「俺はプロト・サイバー・ドラゴンを攻撃表示で召喚。このモンスターはフィールド上に表側表示で存在する場合サイバー・ドラゴンとして扱う」

カイザー「さらにフォトン・ジェネレーター・ユニットを発動。2体をサイバー・ドラゴンをリリースする事でデッキ、手札または墓地からサイバー・レーザー・ドラゴンを特殊召喚!」

カイザー「サイバー・レーザー・ドラゴンは1ターンに1度この攻撃翌力または守備力の高いモンスターを一体破壊する事ができる」

ジャック「何ィ!?」

カイザー「レッド・デーモンズ・ドラゴンを破壊!!」

十代「カイザーもエグいよな」

万丈目「おいカイザー!破壊してどうするんだ!」

三沢「俺たちはまだそいつがどういうモンスターか見てないんですよ!」

カイザー「いや俺はただ・・・」

ジャック「まさか破壊されるとはな・・・だがまだ終わらん!」

カイザー「そうだ!まだ君のシンクロモンスターを俺は見たい!だからサイバー・レーザー・ドラゴンとサイバー・バリアー・ドラゴンでダイレクトアタック!!」

万丈目「コラ!言ってる事とやってる事が違うだろ!」

カイザー「万丈目黙ってくれ。このジャック・アトラスから溢れ出る闘気・・・まだあるはずだ彼のエースモンスターが・・・」

カイザー「楽しみだよ俺は」

ジャック「負けた・・・俺が・・・」

カイザー「勝ったのは俺だ。だがシンクロモンスターとは何たるか俺はいや俺たちは知った。ありがとう」

クロウ「おいおい何だよこれ」

遊星「クロウ。実は・・・赫赫然々」

クロウ「げっ・・・マジかよ。で?ジャックは負けたのか」

遊星「そういうことだ。コーヒーを零されコートも汚され」

クロウ「ほら見ろ!いつか天罰が下ると思ってたんだ!」

ジャック「黙れクロウ!確かに俺は負けた!だがここら一帯の有様はどうだ!俺一人に天罰下すためにここまで必要なのか!」

三沢「ほら十代があんな事するから」

十代「悪い!ちゃんと弁償するから!すまねえ!」

万丈目「俺は知らんからな!十代だ十代!こいつが」

カイザー「連帯責任だ。マシーンもこうなってしまっては」

遊星「いやこの程度の破損なら6日もあれば完璧に直せます」

ブルーノ「へえ可愛いマシーンだぁ」スリスリ

十代「結果オーライってやつだよな」

カイザー「十代手伝え先ずはこの店から片付ける」

十代「ああ!」

万丈目「BF?聞いたこともないぞ」

クロウ「そりゃそうだろ。俺しか持ってねえからな」

三沢「シンクロ召喚とはやはり難しいか?」

クロウ「そうでもねえよ。どっちかというとお宅らの融合か?あれの方が手間暇かかりそうだぜ」

クロウ「シンクロってのは無くてはならない。俺たちデュエリスト、モンスター達の絆の証みたいなもんだぜ」

三沢「絆か・・・そういえば万丈目、おジャマ三兄弟は」

万丈目「マシーン酔いだ。あそこでゲロ吐いてる」

クロウ「何だあれ」

三沢「この万丈目と十代は精霊と心を通わすデュエリストなんだ・・・君、見えるのか?」

クロウ「あ、ああ。何となくだけどな」

万丈目「おい!いつまで吐いてるんだ!こっち来い!」

おジャマイエロー「だってー」

おジャマグリーン「十代のダンナが無茶やるから」

おジャマブラック「万丈目のアニキが操縦してもあれだったけど」

万丈目「それはどういう意味だ!俺ならもっとこう上手くだな」

三沢「クロウ、俺とデュエルしてくれないか。俺もシンクロモンスターを間近で見てみたい」

クロウ「ああ、いいぜ」

カイザー「ジャック、君はキングと呼ばれる男を知ってるか」

ジャック「何?」

カイザー「その男は海馬瀬人を倒した男らしいが・・・知っているか」

ジャック「・・・」

カイザー「知らないか。なら自分で探してみる」トントン

ジャック「俺だ」

カイザー「そうか・・・釘を取ってくれ」トントン

ジャック「俺はかつてキングだった!過去の話だがな」

カイザー「そうか」トントン

ジャック「何だその態度は!あれ以来だ俺は元キングだのと陰口を叩くやつが増えた!」

カイザー「そうか」トントン

ジャック「おい!聞け!俺がキングだったんだ!」

カイザー「・・・」

ジャック「聞け亮!俺がキングだったんだ!」

カイザー「そうだな」トントン

カイザー「君はキングだ。そういう雰囲気が身体中から溢れている、キングと呼べばいいかジャック俺はカイザーで構わない」

ジャック「・・・好きにしろ」

三沢「クロウ、エクシーズという召喚は知っているか?」

クロウ「さあな」

三沢「ドロー、やはりここではエクシーズを使わないのか」

クロウ「ここでは?」

三沢「あれは恐らく別次元の代物。俺たちの世界より続いたこの世界では手に入らないはずだ」

三沢「俺はハイドロゲドンを攻撃表示で召喚。カードを三枚セット」

クロウ「そのエクシーズってのはどんなの何だ?」

三沢「そうだな・・・シンクロと対を成す活気的な召喚だとでも言っておこうか」

三沢「ターンエンド」

クロウ「ドロー!へへっ俺も見てみたいぜそれ」

三沢「もしそれを体得したら君にも見せよう。あのタイムマシーンに乗って」

クロウ「ああ!頼むぜ三沢!」

星読みが融合
時読みがシンクロ
カバがエクシーズ
になるんじゃないかなと思ったり

遊星「ここでジャンク・シンクロンを召喚してですね」

十代「あー、そういう事か。他にチューナーはあるのか遊星」

遊星「ニトロ・シンクロン、ターボ・シンクロン、[ピザ]リ・ドラゴン・・・」

十代「全部見たことないモンスターだぜ!」

十代「でも俺にピッタリな何っつうかHEROっぽいチューナーとかシンクロってねえかな?」

遊星「HEROですか?そうですね・・・」

遊星「融合使いの十代さんならこいつを」

十代「シンクロ・フュージョニスト・・・なるほどいいカードだぜ」

十代「他には」

遊星「カードならそこらに落ちています。もしそれで満足できなかったらカード屋にゴロゴロと」

十代「だってさ!聞いたか万丈目」

万丈目「静かにしろ十代!今、俺は三沢とホウキ頭のデュエルを見てるんだ」

十代「どんな奴と出会えるかな?ワクワクするぜ!」

カイザー「よし」

カイザー「次はここを建て直すか」

ジャック「そこまで働いて楽しいか貴様は」

カイザー「俺達はシンクロ召喚が何たるかを見にここまでやって来たと言っただろ」

カイザー「言うなればこの世界に居るシンクロ使いは師だ不可抗力だと言って師の住む場を破壊した罪は重い」

ジャック「何が師だ堅苦しい奴め」

カイザー「生まれながらの性分だ仕方ない」

アキ「ちょっと何があったのこれ!?」

ジャック「十六夜か、タイムマシーンが突っ込んできた」

アキ「ジャック・・・貴方・・・」

ジャック「何だその目は!俺が嘘をついていると言うのか!?おい!お前も何か言えカイザー!」

カイザー「俺は丸藤亮、人はカイザー亮と俺を呼びます」

アキ「え、ええ」

アキ「遊星!」

遊星「アキ、紹介しようこの人は」

十代「俺は遊城十代!」

アキ「遊城十代に丸藤亮・・・何処かで聞いたような」

三沢「いい汗かいた」

クロウ「よぉアキ!」

万丈目「ったく敗北するか普通」

三沢「そう言うな万丈目!強いぞ彼は」

アキ「遊城十代、丸藤亮、万丈目・・・思い出した!」

アキ「もしかしてデュエルアカデミアのオシリスレッドの十代とカイザー亮?」

十代「知ってるの?」

アキ「あ、はい!デュエルアカデミアでは伝説と呼ばれる六人のデュエリストですから!」

十代「へえ~何か照れちゃうな・・・はははは」

アキ「ここに」

十代「俺だ!それに明日香に翔、吹雪さんも居るぜ!カイザーと万丈目合わせて六人だな!」

十代「剣山は載ってないんだ・・・あいつインパクトあんのに」

三沢「お、俺は・・・いやいいや」

万丈目「影薄いからなお前は」

十代「何でそんな離れた場所に居んだよ!こっち来いよ!」

万丈目「おい三沢、行け」

三沢「いや・・・彼女のあの格好なんだ。丸出しだろ近付きにくいぞ俺・・・可愛いけど」

万丈目「そ、そうだ!もっとこう天上院君みたいな・・・」

三沢「まだ彼女の事を引っ張っているのか未練がましい」

万丈目「やかましい!貴様はどうなんだ!?まだあのアマゾネスと一緒か!」

三沢「アマゾ・・・タニヤは見た目はアマゾネスだが心は少女なんだぞ!第一天上院君は十代が好きだろ!現実を見ろ!」

万丈目「十代は天上院くんに興味ない!つまり最終的に俺に行き着く筈だ」

三沢「しばらく見ないうちにストーカーに近くなったな万丈目」

万丈目「フン!しばらくぶりに見ても陰が薄いままだな三沢」

三沢「・・・(俺が先にシンクロ召喚を体得し倒してやる)」

万丈目「・・・(こいつとは一勝一敗・・・だが俺はシンクロモンスターを使いこいつの鼻をあかしてやる)」

万丈目・三沢「(こいつにだけは負けたくない)」

おやすみ

十代「じゃあ遊星、俺を連れてってくれカード屋に」

遊星「あ、はい。ですが俺は少しやる事がありまして、アキ!十代さん達を案内してくれ」

アキ「え、私が?」

遊星「デュエルアカデミア同士積もる話もあるだろう。それにお前はカードを見る目がある」

十代「ヨロシクな!万丈目、三沢、カイザー!行こうぜ」

三沢「第八のデッキの構成はシンクロ。これで決まりだな」

十代「どんなのがあんだろなカイザー?」

カイザー「行くまでは解らん。だがカードが自ずと答えてくれるだろう」

カイザー「自分達を使いこなすデュエリストをな」

アキ「ここです」

十代「こ、ここ!?デカすぎだろ!ビルじゃん!」

万丈目「いやよく見てみろあっちもこっちも・・・全部カード屋だ」

三沢「申し訳ない程度に玩具屋もある」

カイザー「ここが本当に全てカードショップなのか」

アキ「ええ、あれを」

カイザー「・・・驚いた」

十代「じゃあ別れて見に行こうぜ!いいだろ!」

三沢「そうだな・・・一緒に行っても仕方がない」

万丈目「俺はあそこだ!行ってくるぞ!!」

カイザー「3時間後ここで落ち合おう、解散!」

十代「よっしゃー」

十代「お、これ何か良さげな感じがするぞ。これも」

ユベル「十代、君は本当にシンクロを使うのかい?」

十代「当たり前だろ!」

大徳寺「でも十代くんは生粋の融合使いだニャ?もしもシンクロモンスターを投入したら」

ユベル「エクストラデッキから何体かの融合モンスターをリストラしないといけないねえ」

十代「それは弱ったな・・・みんな俺と共に戦ってきた仲間だし」

ユベル「それにHEROとシンクロは噛み合うかどうか」

大徳寺「シンクロ召喚に必要不可欠なのはチューナーモンスター。でもそのチューナーモンスターの大半は攻撃翌力の低いモンスターばかりだニャ」

ユベル「融合とシンクロを同時に使う事はデッキに多大な負担をかける覚悟が必要なんだよ十代」

十代「なら俺はどっちも生かしてみせる!一つに拘っちゃダメなんだ、色々な召喚を極めるのもまたデュエリストなんだぜ」

十代「でなきゃ命かけてこの世界に来た意味ないだろ?ユベル、先生」

ユベル「十代・・・君は数学が苦手じゃないか、ちゃんとレベルを間違えずに召喚できるのか?」

十代「だ、大丈夫だって!俺、頭の回転は速いから!」

大徳寺「心配だニャ」

万丈目「これはいい。これも」

おジャマイエロー「考えもせず買っちゃダメだよアニキ~」

万丈目「何?俺の勝手だ!ほっとけ!」

おジャマイエロー「全く無駄遣いするんだから」

万丈目「・・・」

おジャマイエロー「何ぼーっとしてるの」

万丈目「お前感じないのか?このパックから黒っぽいオーラが」

おジャマイエロー「オイラには白いオーラが見えるよ」

万丈目「開けてやろう」

おジャマイエロー「あ、ダメだよ!勝手に開けちゃ!」

万丈目「あそこに居る子供も開けてるだろ。安心しろ」

おジャマイエロー「あーあ、やっちゃったよオイラ知らないから」

万丈目「運がいい!見ろおジャマイエロー!シンクロモンスターだ!!それも二体!」

おジャマイエロー「ダークエンド・ドラゴン?ライトエンド・ドラゴン?」

万丈目「こいつらでデッキを組むぞ」

おジャマイエロー「え?流石に早すぎなんじゃないのアニキ~」

万丈目「即断即決!それが万丈目流だ!」

万丈目「闇と光の龍か。効果もいい、これなら十代も・・・」

三沢「あ、これにしよ」

三沢「こっちもいいかな」

三沢「これはいいデッキが組めそうだぞ。なあ!誰もいないか・・・」

三沢「ハハハ・・・」

三沢「・・・」

三沢「これ全部ください」

「9万円ね」

三沢「!?」

カイザー「・・・」

アキ「カイザー亮、貴方は行かなくても」

カイザー「俺も行きたいのは山々だが集合場所がここになった以上、俺がここに居ないと奴らが迷子になってしまう」

アキ「あ、私が居ますから」

カイザー「それもできない。わざわざ俺達を案内してくれた人を放り出して行くなどデュエリストとして失格だ」

アキ「いやそれじゃ私がここまで案内した意味が」

カイザー「後日、一人で訪れる。だから安心してくれ」

アキ「・・・」

カイザー「戻ってくるまでデュエルしよう」

カイザー「君もジャックと同じ臭いがする」

アキ「え!?臭いって私とジャックが!?」

カイザー「そう強者の臭いという奴だ、デュエル!」

カイザー「ドロー(やはり来たかサイバー・ドラゴン×3に融合)」

カイザー「(だが俺はあえて使わん。新たな召喚方を身につける、それは初心に戻ること)」

カイザー「(サイバー流を身につける前の俺のデュエルで、サイバー・エンドに頼らず)」

カイザー「俺はサイバー・エスパーを攻撃表示で召喚」

カイザー「そしてカードを一枚セット。ターンエンド」

アキ「私のターン、ドロー」

カイザー「サイバー・エスパーの効果、表側攻撃表示で存在する場合、相手のドローカードを確認できる。棘の壁」

アキ「私は夜薔薇の騎士を攻撃表示で召喚!このカードが召喚に成功したとき手札からレベル4以下の植物族モンスターを一体特殊召喚する事ができる私はロードポイズンを特殊召喚」

カイザー「来るなかシンクロモンスター」

アキ「私はレベル4ロードポイズンにレベル3夜薔薇の騎士をチューニング・・・」

カイザー「これだ!この感じだ!!」

カイザー「先のジャックが召喚したレッド・デーモンズに匹敵する力を!!」

カイザー「これがシンクロの力なのか?それとも」

アキ「シンクロ召喚!!ブラック・ローズ・ドラゴン!!!」

アキ「バトル!ブラック・ローズ・ドラゴンでサイバー・エスパーに攻撃!」

カイザー「罠発動!攻撃の無力化!」

アキ「カードを二枚セットしターンエンド」

カイザー「ドロー・・・サイバー・フェニックスを攻撃表示で召喚」

カイザー「そしてモンスターをサイバー・エスパーを守備表示に変更しターンエンド」

アキ「なぜ攻撃表示に」

カイザー「エースモンスターに頼るデュエルを辞め初心に戻るため、たとえそれが敗北してでも」

カイザー「これは試練、長きに渡るサイバー流に新たな一ページを加えるための試練だ!」

アキ「私はブラック・ローズ・ドラゴンでサイバー・フェニックスを攻撃!」

カイザー「くっ・・・」4000→2800

カイザー「だがサイバー・フェニックスは戦闘で破壊されたときカードを一枚ドローできる!」

アキ「ターンエンド」

カイザー「ドロー、モンスターを裏守備表示でセット、そしてサイバー・エスパーを守備表示に変更しターンエンド」

アキ「ドロー!ブラック・ローズ・ドラゴンの効果発動!墓地の植物族モンスターを一体除外し相手の守備表示モンスターを攻撃表示にしエンドフェイズまで攻撃翌力を0にする!」

アキ「ブラック・ローズ・ドラゴン!サイバー・エスパーに攻撃!ブラック・ローズ・フレア!」

カイザー「何という恐るべき効果!だがまだやられん!この世界は君やジャックのような強いシンクロ召喚使いが多数居るはず!俺は今、感動している」2800→400

アキ「ターンエンド」

カイザー「ドロー!来たか・・・俺は二体のサイバー・オーガを融合しサイバー・オーガ2を融合召喚!サイバー・オーガ2は攻撃対象モンスターの攻撃翌力の半分の数値だけ攻撃翌力をアップさせる!」

カイザー「サイバー・オーガ2でブラック・ローズ・ドラゴンに攻撃!」

アキ「うっ・・・」4000→2600

カイザー「ターンエンド!(あのモンスターは彼女のエースモンスター・・・だが油断はできん。それどころかあの野獣のような眼光・・・まるで明日香のようだ)」

実はまだ誰がどれにするかサッパリ考えてないんだよな
特に十代とカイザー

三沢「ん?外が騒がしいな」

三沢「あ、あれはカイザーとアキさん!?何でデュエルなんて」

三沢「カイザーが女性とデュエルをするのは俺が知る限り一度しかないはず・・・いやユベルを入れて二人になるのか」

三沢「だがユベルはヨハンに憑依してたしユベル自身、男なのか女のかよく解らん」

三沢「俺はカイザーは女性嫌いなのかと思っていたが・・・カイザー」

三沢「羨ましい・・・いやダメだ!何でこんな事を思ってしまうんだ!昔の俺はどちらかと言えば硬派なデュエリストだった」

三沢「それなのに・・・はあ・・・俺も精霊が見えれば独り言言わずに済んだのに・・・」ハラッ

「カード落ちた」

三沢「あ、すまない」

「ゾンビキャリア・・・いいカード」

三沢「そ、そうかな?いや俺もいいカードだって・・・あれ?」

三沢「消えた・・・可愛い子だった。また良からぬ事を考えるか俺は!」

三沢「カイザー!頑張ってください!応援しますよ!」

カイザー「シッ」

三沢「構ってくださいよカイザー!俺このカードがいいなってデッキ組もうかなって!」

カイザー「すまいないが後にしてくれ、それと声が大きすぎるぞ三沢」

三沢「そうでもしないとみんな俺の存在忘れるじゃないですか!酷いですよ十代もカイザーも!」

カイザー「シッ、静かにしろ迷惑行為は厳禁だ」

三沢「カイザー・・・」

アキ「ドロー、イービル・ソーンを攻撃表示で召喚!イービル・ソーンをリリースする事により相手に300ポイントのダメージを与える!さらに自分のデッキからイービル・ソーンを二体攻撃表示で特殊召喚できる!ターンエンド」

カイザー「・・・」300→100

カイザー「彼女の場には依然、二枚のセットされたカードがある。さあどうする俺」

カイザー「決まっている俺は臆さず前進あるのみ!サイバー・オーガ2でイービル・ソーンに攻撃!サイバー・オーガ2よ未来を切り開け!!」

アキ「罠発動!棘の壁、このカードは自分フィールド上の植物族モンスターが攻撃対象にされた時に発動する相手攻撃表示モンスターを全て破壊する!」

カイザー「何・・・そうか。ターンエンド」

カイザー「すまなかったなサイバー・ドラゴン。まだ俺は心の何処かでお前に甘えていたのかもしれん」

アキ「私のターン!イービル・ソーンでカイザー亮にダイレクトアタック!!」

カイザー「・・・負けた」100→0

アキ「貴方がサイバー・エンド・ドラゴンを使っていたら」

カイザー「負けは負けまだ俺は未熟なだけだ。ありがとういい勉強になった」

三沢「カイザー!これを見てください!」

カイザー「あ、ああ」

カイザー「アンデット族のチューナーモンスターか」

カイザー「お前がアンデット?いやお前はどんなデッキでも使いこなす才があるからな」

三沢「え?カイザーは俺をそんな風に思って」

カイザー「お前と万丈目はどのデッキを使ってもその力を100%引き出せる。それだけに並々ならぬ努力をしている事も解る」

三沢「いやー、カイザーにそう言われると照れますよ俺!俺は皆からいつもいつも」

カイザー「多種多様の戦略を持つ三沢そして努力型で天才肌の万丈目」

カイザー「俺も十代も一つの事にしか集中できないタイプ・・・十代よお互いこれには苦労するぞ」

三沢「大体、ことの始まりは翔ですよ。あいつが俺の事を影薄認定したから浸透してしまって」

三沢「聞いてますカイザー?俺にも責任はありますよ、けど皆寄ってたかったやれ地味だの空気だのと」

カイザー「愚痴をする暇があったらデッキを組んでみたらどうだ」

三沢「え?あ、はい。何といっても可愛らしい女の子のお墨付きですからねゾンビキャリア」

三沢「何者か解らないけどカイザーも発見したら俺に報告してくださいね!頼みましたよ!」

カイザー「・・・」

万丈目「ほら見てみろカイザー!こんなに沢山の」

カイザー「・・・そうか」

万丈目「よし、帰ろう!」

アキ「あの十代さんは」

万丈目「ほっとけほっとけ!あいつはどこに行っても戻ってくる」

三沢「薄情な奴だなお前」

万丈目「薄情だと?お前、薄情って薄い情と書くのだぞ?言ってて悲しくならないか薄いとか自分で言って」

三沢「う、薄い・・・どういう意味だそれ!お前こそ何がサンダーだ!恥ずかしくないのか!?」

カイザー「アキさんこいつらと先に帰っててくれ俺は十代の帰りを待つ」

万丈目「デッキを作ったら先ずは貴様を実験台にしてやる!覚悟しろ三沢!」

三沢「その減らず口を黙らせてやる、何故なら俺はカイザーのお墨付きだからな!」

カイザー「・・・」

十代「はぁ・・・」

カイザー「その様子だと何も思い浮かばなかったようだな十代」

十代「カイザー、あれ?みんなは」

カイザー「先に帰った」

十代「何っつうか結局、融合なんだよ俺って。融合とシンクロ二つを使いこなす器用な真似はできねえよ俺」

カイザー「フッ」

十代「カイザー!俺は真面目に」

カイザー「俺も同じだ、器用じゃないんだお互いに」

カイザー「だからと言ってシンクロから逃げる真似は俺はしない。融合とシンクロ二つを両立できる何かがあるはずだ」

十代「融合でモンスターを融合し融合解除で分離してチューナーモンスターを召喚して・・・」

カイザー「それでは融合を使う意味がない。そうだな例えばシンクロモンスターを融合させるとかどうだ」

十代「そんなのあるのか?」

カイザー「さあな俺にも解らんよ。何事もじっくりと考えてみるのもいい」

カイザー「十代、お前も間近でシンクロを使うこの世界のデュエリストと戦ってみろ」

十代「そうか!誰かー!俺とデュエルしてくれ!!」

カイザー「お、おい」

十代「って叫んだらマジでいっぱい来ちゃったよ」

カイザー「驚いたな軽く見積もっても60人はくだらないぞ」

十代「よし、なら俺は」

カイザー「あの子はどうだ。あの頭にリボンをつけた女の子は」

十代「あの子?どうしても?」

カイザー「彼女からは強者の風格を感じる」

十代「そこまで言うならいいぜ!そこの君!俺とデュエルだ!!」

ツァン「え?僕!?」

十代「ああ!俺は十代、遊城十代!君は!?」

ツァン「僕はツァン・ディレ」

十代「珍しい名前だな!ツァン、先攻は君でいいぜ」

ツァン「っていきなり呼び捨て?呼び捨てしてもいいのは僕の両親だけ」

ユベル「全力でいくよ十代」

十代「珍しく張り切ってるじゃねえかユベル」

ユベル「一人称が僕の女は僕だけどいい。身の程を思い知らせてあげるよ彼女に」

十代「何だよそんな事かよ・・・お前って別に女じゃ」

ツァン「アンタの先攻でいいよ」

十代「あ、悪い。じゃあ始めるか」

十代「俺はスパークマンを攻撃表示で召喚、そしてカードを三枚伏せてターンエンド」

ツァン「僕のターン、ドロー。僕は永続魔法 紫炎の道場を発動!六武衆と名の付いたモンスターが通常召喚、特殊召喚されるたびこのカードに武士道カウンターを一つ置く」

ツァン「そして僕は真六武衆ミズホを攻撃表示で召喚!さらに真六武衆ミズホがフィールドに居る場合、手札から真六武衆シナイを特殊召喚!」

ツァン「ここで僕は紫炎の道場の効果を発動!このカードを墓地へ送る事で紫炎の道場に乗っている武士道カウンターの数と同じレベルの六武衆または紫炎と名のつくモンスターをデッキから特殊召喚できる!紫炎の寄子を特殊召喚!」

ツァン「そして自分フィールド上に真六武衆キザン以外の六武衆モンスターが居る場合、手札から真六武衆キザンを特殊召喚!」

ツァン「僕はレベル4の真六武衆キザンにレベル1の紫炎の寄子をチューニング!シンクロ召喚!真六武衆シエン!!」

十代「凄えよシンクロ!ワクワクするぜ!六武衆!!」

ツァン「さらにミズホの効果を発動、ミズホは六武衆と名のつくモンスターをリリースする事でカードを一枚破壊する。シナイをリリースし僕はスパークマンを破壊」

ツァン「シナイの効果、このカードがリリースされた場合、墓地に存在する六武衆を一枚手札に加える。手札に加えたのは真六武衆キザン。キザンを特殊召喚」

ツァン「バトル!真六武衆シエンでアンタにダイレクトアタック!」

十代「罠発」

ツァン「真六武衆シエンの効果発動!一ターンに一度、相手の罠または魔法を無効にし破壊する!」

十代「何てモンスターだこいつ・・・」4000→1500

十代「俺の場に伏せてあるカードはヒーロー・シグナルとヒーローバリア・・・そして場にはモンスターが居ねえか」

カイザー「・・・決まりか」

ツァン「ミズホでダイレクトアタック!」

十代「・・・負けたぜ。へへへ」1500→0

ツァン「何でアンタ笑ってるのよ?僕に負けて悔しくないの?」

十代「そりゃ悔しいさ、でも肌で感じたぜシンクロモンスターの洗礼をな!悔しがってちゃ前には進まないぜ」

十代「さあ次!一緒にデュエルを楽しもうぜみんな!」

ヒーローバリアフリチェなんだがな

>>105
すまん

カイザー「起きろ十代。帰るぞ」

十代「・・・疲れて寝ちまったのか俺」

カイザー「どうだった」

十代「イメージが頭に浮かんだ、そのカードを俺は見たこともない聞いたこともない有るかも解らない」

カイザー「それは」

十代「名前は波動竜騎士ドラゴエクティス!そいつが俺に語りかけて来たんだ!」

十代「変かもしれねえ!でもさカイザー」

カイザー「きっと存在してるモンスターだ。お前の事だ何れ出会うさ」

十代「うん!カイザーもそう思うか!?」

カイザー「ああ、そう思う」

カイザー「それはシンクロモンスターと何かを融合させるのか」

十代「それは解らねえ。名前だけがボンヤリと・・・」

カイザー「ただに融合モンスターなのでは」

十代「多分きっとシンクロ・・・かな」

カイザー「しっかりしろ」

十代「カイザーも頑張れよ、シンクロ」

カイザー「ゆっくりとさせてもらうよ俺は」

三沢「デスカイザー・ドラゴンはゾンビキャリアとチューナー以外のモンスターを」

万丈目「はっ、何がゾンビだ」

三沢「お前!ゾンビをアンデットをバカにする気か!?お前はどうなんだろ!どうせまだ」

万丈目「バカめ!もう組んでやったわ!名付けて闇と光の混合デッキ!」

三沢「バランスが悪いな確実に、ただでさえ俺達は未知のシンクロ召喚に挑戦しようと言うのに」

万丈目「どんなデッキでも使いこなすのが万丈目!何ならデュエルするか?」

三沢「あと少しで掴めそうな気がするんだ。なのに頭に中から離れないんだ・・・彼女が」

万丈目「女に現を抜かすか三沢大地!だからお前は」

三沢「お前には言われたくない。お前には絶対に言われたくない!」

三沢「俺らは初心者なんだ、だから組むデッキに似通った人にアドバイスを聞きたいんだ下心はない」

万丈目「お前も十代もカイザーも遅い。そこまで悩むか普通」

三沢「なあに彼女とデュエルすればそのコツを掴める・・・はずだ」

万丈目「勝手にしろ。俺は明日にでも街に繰り出しデュエルしてくるからな!寝る!」

三沢「俺はアンデットで行くよ・・・何故か解らないがきっと俺はアンデット使いの素質があるはずなんだ」

2日目

万丈目「あー、よく寝た」

十代「よっ!」

万丈目「何だ戻ってたのか。カイザーと三沢は」

十代「さあ?どっか言っちまったぜ。お前デッキ組んだんだってな」

万丈目「何?ならばお前に俺の新デッキを味合わせてやろう!来い十代」

十代「いいぜ万丈目」

十代・万丈目「デュエル!!」

十代「先攻は俺が貰うぜ。俺は手札のスパークマン、ネクロダークマンを融合しE・HEROダーク・ブライトマンを攻撃表示で召喚!カードを一枚伏せてターンエンド」

万丈目「ドロー!相手フィールド上にモンスターが存在し自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、こいつは手札から特殊召喚できる!バイスドラゴンを特殊召喚!」

万丈目「さらに俺はダーク・リゾネーターを通常召喚!レベル5バイスドラゴンにレベル3ダーク・リゾネーターをチューニング!シンクロ召喚!!来い!ダークエンド・ドラゴン!」

万丈目「ダークエンド・ドラゴンは一ターンに一度、攻撃翌力と守備力を500ポイントダウンさせる事で相手フィールド上のモンスター一体を墓地へ送る!ダーク・ブライトマンを墓地へ!」

万丈目「そして十代にダイレクトアタック!」

十代「罠発動!攻撃の無力化!」

万丈目「カードを一枚セット。ターンエンド」

疲れた

十代「ドロー、俺は墓地のネクロ・ダークマンの効果を発動!このカードが墓地に存在する限り一度だけレベル5以上のE・HEROを一体リリース無しで召喚できる!俺はE・HEROエッジマンを召喚!」

十代「俺はエッジマンでダークエンド・ドラゴンに攻撃!」

万丈目「チッ・・・」4000→3500

十代「カードを一枚セットしターンエンド」

万丈目「ドロー!相手フィールド上にモンスターが存在し自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このモンスターは特殊召喚できる!レベル・ウォリアーを特殊召喚!」

万丈目「この時レベル・ウォリアーはレベル4モンスターとして扱う!俺はさらにトップ・ランナーを通常召喚!俺はレベル4レベル・ウォリアーにレベル4トップ・ランナーをチューニング!シンクロ召喚!ライトエンド・ドラゴン!」

万丈目「罠発動!ウィキッド・リボーン!ライフを800払い墓地のシンクロモンスターを特殊召喚する!この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化されこのターン攻撃はできない!ダークエンド・ドラゴンを特殊召喚!」

万丈目「俺はライトエンド・ドラゴンでエッジマンを攻撃!」

十代「相打ち狙いか」

万丈目「馬鹿者!ライトエンド・ドラゴンは攻撃翌力と守備力を500ポイントダウンさせる事で戦闘を行うモンスターの攻撃翌力・守備力はエンドフェイズ時まで1500ポイントダウンさせる!」

万丈目「ライトエンド・ドラゴン!エッジマンを破壊だ!」

十代「罠発動!ヒーローバリア!」

万丈目「逃げの一手だな十代」

十代「へへへ!そう言うなよ万丈目」

万丈目「今日こそ俺が勝つ!負けてもカードが白紙に見えるとか言うなよ十代!」

十代「いや今日も俺が勝つぜ!負けてもどっか行くんじゃねえぞ万丈目!」

万丈目「ターンエンドだ!」

カイザー「・・・」

三沢「カイザー!早く来てくださいよ」

カイザー「三沢、その子は本当にお前の力になるのか?根拠は」

三沢「え、いや・・・ありますよ。多分」

カイザー「それならいい。どこに行けば会える」

三沢「・・・解りません!」

ツァン「あっ」

カイザー「君は確か」

三沢「そうだ!この格好!この制服ですよ!」

三沢「君の学校にこう頭結った、多分アンデット使いの女の子を知らないか?」

ツァン「え?多分その子は・・・ていうか何よこいつ」

カイザー「十代の友だ」

ツァン「十代?あ、昨日のあいつね」

カイザー「彼女は十代に勝ったんだ三沢」

三沢「十代に!?信じられない」

カイザー「ツァン、知っているのか?三沢が探してる女の子を」

ツァン「知ってるけど教えない。だってこいつ怪しそうだもん」

カイザー「三沢が怪しい?」

ツァン「少なくとも僕はそう思う」

三沢「ボクっ娘か・・・じゃあデュエルしよう!勝ったら教えてもらう!」

ツァン「デュエル?勘弁してよ遅刻しそうなんだから!」

三沢「いや、もう始まってる。俺は馬頭鬼を攻撃表示で召喚。そしてカードを二枚セットしターンエンド」

ツァン「ハァ・・・ったく、ドロー!僕は永続魔法 六武の門を発動!真六武衆エニシを攻撃表示で召喚さらに手札より真六武衆カゲキを特殊召喚。カゲキはこのカード以外の六武衆と名のつくモンスターが居る場合、攻撃翌力を1500ポイントアップさせる!」

ツァン「さらにフィールド上に六武衆と名のつくモンスターがいる場合、六武衆の師範を特殊召喚できる」

三沢「一気に3体・・・」

ツァン「六武衆と名のつくモンスターが二体以上いる場合、手札から大将軍 紫炎を特殊召喚!」

三沢「さらに4体!?」

ツァン「ここで六武の門の効果を発動、武士道カウンターを二つ取り除き六武衆または紫炎と名のつくモンスターの攻撃翌力を500ポイントアップさせる!僕は二つずつ取り除きフィールドのモンスターをそれぞれ500アップさせる」

ツァン「魔法カード六武式三段衝を発動。自分フィールドに六武衆と名のつくモンスターが3体以上いる場合3つの効果を発動できる。僕は三番目の効果、セットされた魔法・罠を破壊する」

三沢「えぇ・・・そんな」

ツァン「僕の勝ち」

三沢「カ、カイザー」

カイザー「君の勝ちだ。潔く諦めるんだな三沢」

三沢「ううっ・・・酷すぎでしょ!手加減無しじゃないですか!」

カイザー「それがデュエルだろ。もっと胸を張れ堂々としろ」

三沢「はい・・・」

ツァン「じゃあ僕、行くから」

カイザー「ああ」

ツァン「・・・教えはしないけど、僕について来たらアンタが探してる子見つかるんじゃない別に僕はどうでもいいんだけど」

三沢「!」

ツァン「勝手にしなよ。そこら辺は」

カイザー「どうする三沢」

三沢「行きますよ!カイザーも来るんですよね?」

カイザー「それはいいが学校だぞ授業中だ。どうするんだ」

三沢「俺に考えがあります」

カイザー「俺には嫌な予感しかしないんだがな」

三沢「大丈夫です」

カイザー「そうだな・・・」

三沢「ここがデュエルアカデミア・・・俺たちの時代と何か違いますね?」

カイザー「時代の流れだろ、それでどうするんだ」

三沢「カイザーお願いします」

カイザー「俺か?」

三沢「そうです。カイザー亮と言えばこの時代のデュエルアカデミアでも有名人・・・顔パスです」

カイザー「顔パスか・・・そうだな」

三沢「それではお願いします」

カイザー「あ、ああ」

麗華「お待ちなさい!部外者は侵入禁止ですよ!」

三沢「待ってください!彼はカイザー亮、あのデュエルアカデミアのカイザー亮!」

麗華「カイザー亮?その人なら何年も前に亡くなったはず。嘘はやめてください」

カイザー「そうか死んでいるのか俺は・・・カイザー亮は死んだんだな」

麗華「ええ、ですからお引き取りを」

カイザー「ならもう一つの顔、ヘルカイザー亮は生きている。三沢!俺のデッキとコートを預かってくれ!」

三沢「あ、はい!カイザーが死んでるならヘルカイザーも死んでますよ!」

カイザー「なら新生ヘルカイザーは生きている。この時代で組んだデッキと共にヘルカイザーは復活したのだ」

カイザー「という訳だ俺が勝ったらデュエルアカデミアに入らさせてもらうぞ女!デュエルだァ!!」

麗華「解りました。貴方とのデュエル受けて立ちます!」

三沢「カイザー・・・(いつデッキを組んだんだそれに黒コートを何処から取り出したんだあの人は・・・)」

カイザー「俺のターン!!」

カイザー「俺はドラグニティ・アキュリスを攻撃表示で召喚!ドラグニティ-アキュリスが召喚されたとき手札からドラグニティと名の付いたカードを特殊召喚しこのカードを装備する!俺はドラグニティ-アングスを特殊召喚!」

カイザー「俺はカードを二枚セットしてターンエンド!」

麗華「私のターン!私は連弾の魔術師を攻撃表示で召喚!」

カイザー「罠発動!奈落の落とし穴!!クックック・・・残念だったな除外させてもらうぞそのモンスター!」

三沢「な、奈落の落とし穴・・・ミラーフォースと並んで御法度カードを」

麗華「なら私は永続魔法 悪夢の拷問部屋を発動!そして魔法カード昼夜の大火事!昼夜の大火事で800ポイントそして悪夢の拷問部屋の効果でさらに300ポイントの追加ダメージ!」

カイザー「なるほど・・・お前はバーンデッキの使い手という事か」4000→2900

カイザー「だがこの痛み・・・久しい」

三沢「カイザー・・・(そりゃ翔も悲しむはずだ危ないだろあの人)」

麗華「永続魔法 波動キャノン。カードを一枚セットしターンエンド」

カイザー「ドロー!俺はフィールド魔法 竜の渓谷を発動、手札を一枚捨て二つの効果を発動できる!俺は手札を一枚捨てデッキからレベル4以下のドラゴン族モンスターを墓地へ送る!」

カイザー「俺はサイバー・ダーク・キールを攻撃表示で召喚!そして先ほど墓地に送ったドラグニティ-ピルムを装備!それによりサイバー・ダーク・キールの攻撃翌力はドラグニティ・ピルムの攻撃翌力分アップする!」

カイザー「バトルだ!ドラグニティ-アングスでダイレクトアタック!!」

麗華「罠発動!魔法の筒!貴方にはドラグニティ-アングスの攻撃翌力分のダメージを受けてもらいます!」

カイザー「罠発動!魔宮の賭博!相手の罠または魔法を無効にし破壊!相手はデッキから一枚ドローできる!」

カイザー「だが一枚ドローしてもお前はもう終わり!」

カイザー「これがヘルカイザー!相手を叩きのめす俺のデュエル!足掻いた末に見出したもう一人の俺だァ!!!」

三沢「・・・」

三沢「ハァ・・・怖い怖い」

カイザー「すまなかったな。通らさせてもらう」

麗華「お待ちなさい!貴方は一体」

カイザー「俺はカイザーいや丸藤亮だ」

三沢「カイザー、何ですかドラグニティとは」

カイザー「ドラグニティとはドラゴン族と鳥獣族のだな」

三沢「しかし可哀想ですよ。あんな眼鏡っ娘を」

カイザー「十代はお前をラストサムライだと言っていたらしいが・・・お前」

三沢「いいじゃないですか女の子に興味あって!あーあ、それを前面に出してれば俺も個性あったのに」

カイザー「もしも今度同窓会がある時に暴露すればいい。お前は言うほど無効性な男じゃない」

ツァン「委員長に勝っちゃうなんてアンタ」

麗華「確信しました貴方はカイザー亮ですね」

ツァン「こいつがカイザーって事はあのE・HERO使いはやっぱ遊城十代・・・」

カイザー「君に聞きたい事がある。三沢説明を」

三沢「えーっとこんな感じでこうで」

ツァン「ねえアンタ、もしもカイザー亮なら何で生きてるの」

カイザー「時を超えただけ簡単な話だ」

ツァン「は?」

十代「ドロー・・・俺もシンクロ召喚がしたいぜ万丈目」

万丈目「勝手にしろ!」

十代「でもまだ何も決まってねえんだ・・・あと一歩でいい案が浮かぶはずなんだ」

十代「エッジマンでライトエンド・ドラゴンを攻撃!」

万丈目「・・・」2700→2200

十代「ターンエンド」

万丈目「ドロー!俺はアームド・ドラゴンLV3を攻撃表示で召喚!そして魔法カード レベルアップ!アームド・ドラゴンLV3を墓地へ送りデッキからアームド・ドラゴンLV5を特殊召喚!」

万丈目「シンクロモンスターのお披露目はこれで終わりだ!ダークエンド・ドラゴン!ライトエンド・ドラゴンの仇を討つぞ!エッジマンに攻撃!」

十代「やっぱ相打ち狙いで来たな万丈目!」

万丈目「そしてアームド・ドラゴンLV5でダイレクトアタック!」

十代「うっ・・・久しぶりだぜアームド・ドラゴンの攻撃!」4000→1600

万丈目「俺はこれでターンエンドだ!」

万丈目「シンクロもユニオンもLVも融合も極めたのはこの世に俺だけ!さらにはエクシーズだろうとペンデュラムだろうと全てを手中に収める!さあ十代!どう出る!!」

おジャマイエロー「今度こそアニキの勝ちよね!」

ユベル「変幻自在のデュエリスト万丈目・・・さあ十代、君も見せてやれアームド・ドラゴンが万丈目のマイフェイバリットなら君もあのカードを」

十代「大丈夫、きっと来るはずだぜ。ドロー!!」

十代「俺は手札のフェザーマンとバーストレディを融合しフレイムウィングマンを融合召喚!」

万丈目「やはり来たか十代!だがそれでは俺には勝てんぞ!」

十代「そうだよな、でも万丈目一つ忘れちゃいないか?」

万丈目「何?」

十代「HEROにはHEROにふさわしい戦う舞台ってのがあるんだぜ!フィールド魔法 摩天楼-スカイスクレイパー-を発動!」

十代「このカードの効果は・・・」

万丈目「言わんでいい!ったくお前は毎度、毎度それかネオスだな」

十代「仕方ねえだろこいつは俺の永遠のマイフェイバリットなんだからな!」

万丈目「お前はシンクロを覚えんでもいい!厄介だ!」

十代「そう言うなよ万丈目。ありがとな、見えたよ俺のシンクロ召喚がさ」

万丈目「フン」

十代「俺はフレイム・ウィングマンでアームド・ドラゴンLV5を攻撃!スカイスクレイパー・シュート!」

十代「そしてフレイム・ウィングマンは破壊したモンスターの」

万丈目「攻撃翌力分のダメージを受けるんだろ。何度も同じセリフを」

十代「今回も俺の勝ちだな万丈目。ガッチャ!」

万丈目「うるさい!次は俺が勝つ!」

十代「そういやダークとライト以外にも居るのかシンクロ?」

万丈目「見たければ勝手に見ろ」

十代「ふーん、エクスプロード・ウィング・ドラゴンにクリムゾン・ブレーダー、デーモン・カオス・キング・・・」

万丈目「今度は勝つ。もしエクシーズを習得すれば俺はさらに強くなれる」

麗華「あの子ですね」

三沢「ああ!君!」

カイザー「・・・」

ツァン「本当に時を超えたの?」

カイザー「信じるも信じないも君次第だ」

ツァン「ふーん・・・時をね」

恵「そのカードは入れた方がいい。それはダメ」

三沢「うん、そうなの?」

カイザー「三沢、ちゃんと聞いているか?」

三沢「あ、当たり前じゃないですか!」

ツァン「何かあいつ幸薄そう。心無しか透けて見える」

カイザー「そう言うな薄い、透けるなどは三沢が最も傷つく言葉だ。あいつは十代や万丈目とはまた違った未来を担うデュエリストの一人だ」

ツァン「僕にはそうは見えない」

カイザー「いずれわかるさ・・・いずれな」

遥「麗華先輩!負けた噂は本当ですか!?」

麗華「は、長谷部さん!?」

遥「一体、誰が」

カイザー「すまない俺だ」

遥「み、見るからに怪しい・・・デュエルです!」

カイザー「デュエルの仇はデュエルで討つ・・・やはりデュエリストはどの時代でもデュエリスト!」

三沢「待ってください!ここは俺に任せてはもらえないですか?」

カイザー「できたのか三沢」

三沢「ええ!完成です」

カイザー「ならばここはお前に譲ろう」

三沢「君の相手は俺だ!何処からでも来い!」

遥「解りました。先攻は貴方で」

三沢「ああ!」

三沢「俺はピラミッド・タートルを攻撃表示で召喚。そしてフィールド魔法アンデットワールドを発動!これによりフィールド上ならびに墓地のモンスターは全てアンデット族として扱う、さらにアンデット族モンスター以外はアドバンス召喚できない!」

三沢「そして永続魔法 奇跡のピラミッドを発動!これによりフィールド上の俺のアンデット族モンスターは相手モンスターの数×200ポイントアップする!」

三沢「カードを一枚セットしターンエンド!」

遥「ドロー!私はフレムベル・ヘルドッグを攻撃表示で召喚!バトルです!フレムベル・ヘルドッグでピラミッド・タートルを攻撃!」

三沢「くっ・・・」4000→3500

三沢「ピラミッド・タートルの効果を発動!ピラミッド・タートルは戦闘によって破壊され墓地へ送られたとき守備力2000以下のアンデット族モンスターを一体デッキから特殊召喚できる!俺は馬頭鬼を攻撃表示で特殊召喚!」

遥「フレムベル・ヘルドッグは相手モンスターを破壊したときデッキから守備力200以下の炎属性モンスターを特殊召喚できます!私はデッキからフレムベル・グルニカを攻撃表示で特殊召喚!」

遥「ターンエンドです!」

三沢「ドロー・・・来た!俺はゾンビキャリアを召喚!そしてレベル4の馬頭鬼にレベル2のゾンビ・キャリアをチューニング!シンクロ召喚!蘇りし魔王ハ・デス!さらに俺は墓地の馬頭鬼の効果を発動!馬頭鬼を除外する事で墓地のアンデット族モンスターを一体特殊召喚できる!ピラミッド・タートルを特殊召喚!」

三沢「そして手札を一枚デッキに戻す事で墓地のゾンビキャリアを特殊召喚できる!ゾンビキャリアを特殊召喚!」

三沢「レベル4ピラミッド・タートルにレベル2ゾンビキャリアをチューニング!シンクロ召喚!デスカイザー・ドラゴン!」

三沢「バトルだ!蘇りし魔王ハ・デスでフレムベル・ヘルドッグに攻撃!」

遥「きゃー」4000→3050

三沢「さらにデスカイザー・ドラゴンでフレムベル・グルニカを攻撃!」

遥「いやあ!」3050→2150

三沢「ターンエンド」

遥「私はモンスターを裏側守備表示でターンエンドです」

三沢「ドロー!俺は蘇りし魔王ハ・デスで裏側守備モンスターを破壊!そしてデスカイザー・ドラゴンでダイレクトアタックだ!」

遥「・・・」2150→0

三沢「勝った・・・久しぶりに勝った!カイザー!」

カイザー「勝ったんだよお前は」

三沢「あれ?あの子は」

カイザー「何処かに行ったんだろう。帰るぞ」

カイザー「君達には迷惑をかけた。すまない」

麗華「いえこんな形で伝説のカイザー亮と付き人の方に出会えて光栄です」

三沢「いえラーイエローの三沢です。付き人だなんて」

カイザー「帰るぞ三沢」

三沢「あ・・・綺麗な子でしたねあの子も俺とデュエルした子も」

カイザー「・・・それしか頭に無いのか」

三沢「そうじゃなくて世間的に見てもですね・・・聞いてますカイザー?」

カイザー「・・・」

三沢「カイザー!」

十代「ええーっ!?三沢もシンクロを!?」

三沢「ああ!ちなみにカイザーも何やら見た事のないカード群を持ってたぞ!」

十代「何だよ俺だけか・・・」

三沢「万丈目は?」

十代「ほらジャックって居るだろ?暇そうにしてたからそいつ捕まえて街にくり出したぜ」

三沢「みんな友達ができたんだな・・・」

十代「カイザーは?」

三沢「カイザーはカイザーでデュエルアカデミアの生徒に捕まってデュエルを教えている・・・俺はスルーされたんだ・・・」

十代「デュエルアカデミア!?いいな!俺も行ってみようかな?」

三沢「ああ・・・遊星、手伝うよ暇だから」

遊星「あ、はい」

三沢「さっさとマシーンを直して次のステージへ・・・あれ?十代!?」

ブルーノ「十代なら走って行っちゃったよ」

三沢「みんな・・・人付き合いが得意だからな・・・はあ・・・行動力もあるし・・・」

遊星「三沢さん・・・」

何も考えてない

十代「ついた!・・・って本当にここかよ」

ユベル「ちゃんと書いてあるだろう」

十代「何っつうか雰囲気が違うって言うか・・・なあ?」

ハネクリボー「クリクリ~!」

十代「あ、待てよ!どうしたんだよ!?」

大徳寺「どうしたのかニャ?」

ユベル「さあ僕に聞かれても困る」

カイザー「ここはこうで・・・こうなるんだ」

「さ、さすがカイザーだ」

「痺れるゥ~」

十代「相棒!勝手に入っちゃマズいぜ!まあ入っちまったものは仕方ねえけど」

カイザー「十代お前もここに来たのか」

十代「よォ!」

ハイトマン「コラァ!何やら騒がしいと思ったら部外者が1、2・・・2人も居るじゃないですか!」

「げっ教頭だ」

カイザー「すみません。つい興奮してしまって教員の方々から許可も取らずに」

ハイトマン「セキュリティに通報ですね!ったく最近の若者はすぐに道徳を外れるからして礼儀がなっとらんというか」

十代「セキュリティ?」

カイザー「この世界における警察官・・・教えただろ」

十代「へへへ・・・なあ教頭先生!俺とデュエルしてくれよ!勝ったらこの件は無し、負けたらカイザーと一緒にお縄になってやるぜ!いいだろ!?」

ハイトマン「ムムム・・・よろしい!その提案を受けましょう!」

十代「じゃあ始めようぜ!デュエル!!」

ハイトマン「私は手札から磁力の召喚円LV2を発動!レベル2以下の機械族モンスターを手札から特殊召喚できる!私は古代の歯車を特殊召喚!そして古代の歯車の効果を発動!このカードが表側表示で存在する場合、手札から二体目の古代の歯車を特殊召喚できる!さらに二体の古代の歯車をリリース!私は古代の機械巨人をアドバンス召喚!カードを一枚セットしターンエンドです」

十代「古代の機械巨人・・・懐かしいな!この時代で出会えるなんて・・・俺の原点はクロノス先生、初心に戻れって事なのか?クロノス先生」

十代「ドロー!俺は手札のフェザーマン、バーストレディを融合しE・HEROフレイムウィングマンを融合召喚!」

ハイトマン「君ぃデュエルと言うものを理解してませんね!いいですかデュエルと言うものは」

十代「さらに俺はフィールド魔法 摩天楼-スカイスクレイパー-を発動!」

十代「デュエルっていうのはたとえ弱いモンスターでも力を合わせれば強いモンスターも倒せるって事だよな教頭先生!」

ハイトマン「ムッ」

十代「俺には俺の持ち味がある。シンクロを使う遊星には遊星の多種多様の万丈目には万丈目の持ち味が」

十代「それは融合もシンクロも他の召喚方法も・・・今、解ったぜ!カイザー!」

カイザー「どうした十代」

十代「やっぱ俺は融合だよ!融合こそが遊城十代なんだ!俺はフレイム・ウィングマンで古代の機械巨人に攻撃!スカイスクレイパー・シュート!」

十代「フレイム・ウィングマンの効果で破壊したモンスターの攻撃翌力分のダメージを受けてもらうぜ教頭先生」

ハイトマン「ノー!」4000→1000

十代「そして速攻魔法、融合解除!戻って来い!フェザーマン、バーストレディ!行けフェザーマン!フェザー・ブレイク!」

ハイトマン「な、なんと・・・」1000→0

十代「ガッチャ!ありがとうございました教頭先生!やっぱデュエルアカデミアの先生は最高だぜカイザー!」

カイザー「お前はお前のままでいいのだな十代」

十代「ああ、後悔はしないぜ!俺はこれからも俺のままだ!」

カイザー「そうか。ならば融合をHEROを極めてみろ十代!お前だけの融合を!」

万丈目「来い!」

「ゲッ、ジャックだ」

「犯罪者よ犯罪者」

「何あの黒コート?舎弟?」

万丈目「おい!お前は一体何をやったんだ!?」

ジャック「俺ではない!俺の偽物だ!まだ忘れていないのか奴らは!!」

万丈目「フン、偽物か何か知らんがどうせロクでもない事ばかりしてたんだろ!カードを盗んだり!」

ジャック「何ィ!?お前の方こそ平気で盗みをしそうな顔だろうが!典型的な犯罪者顔だ!」

万丈目「誰が犯罪者顔だ!あそこまで言われるぐらいならお前はそれ以上に犯罪者だろうが!」

ジャック「黙れ!俺はかつてキングと呼ばれた男だ!」

万丈目「なーにがキングだ!俺はカイザーや三幻魔と互角にやり合って十代と何度もデュエルをした男だ!」

ジャック「三幻魔だと?笑わせるな!こっちは地縛神!神だ神!」

万丈目「神?幻魔は神と互角に渡り合える奴らなんだぞ!」

ジャック「デュエルだ!その鼻っ柱を折ってやる!」

万丈目「望むところ!大体ただでさえカイザーとキャラが被るのにお前とまで被ってる俺の身にもなれ!」

万丈目・ジャック「デュエル!!」

三沢「成る程・・・大会を」

遊星「はい。そのためにこの部分をですね」

三沢「タイムマシーンも直ったし俺も少しだけアドバイスをしようか」

遊星「あ、いやこれは俺達で」

三沢「・・・」

遊星「少しだけならお願いします」

三沢「ああ!」

ブルーノ「最初から君が直せばすぐに直ったんじゃ」

三沢「・・・」

ブルーノ「わ、解ったよ、そんな悲しそうな眼しないで。ね?」

「遊星居るか?」

遊星「俺ならここに・・・お前は」

三沢「誰だこの男は?」

ブルーノ「えーっと・・・遊星は知ってるの?」

遊星「久しぶりという程でもないか・・・相変わらず満足しているみたいだな鬼柳」

鬼柳「ああ、毎日が満足の日々だぜ遊星」

鬼柳「ほらよ土産だ、満足饅頭に満足煎餅と満足ペナント」

遊星「満足饅頭?」

鬼柳「おう、こいつはうちでしか取れねえ変な木の実があってな、それを俺は満足の実って名付けたんだ。こいつをこねくり回してよ・・・」

遊星「そうか・・・何か用事か」

鬼柳「また面倒かけちまって悪いんだけど遊星、こいつを見てくれ」

遊星「カード・・・何か違うカードだ普通と」

鬼柳「最近サティスファクションタウンで新種の恐竜の化石が発見されたんだ。知ってるか?」

遊星「いや俺はあまりテレビを見ない」

鬼柳「ふぅ・・・話を戻すぜ。まあこいつを発見した考古学者のおっさんが化石からこいつを取り出したって話なんだよ。3枚あっておっさんから記念に1枚貰ったんだぜ」

遊星「黒い・・・カードか」

三沢「あ!それは!!貸してくれ遊星!」

遊星「はい」

三沢「何という事だ・・・間違いないこれは・・・」

鬼柳「知ってるのか?」

三沢「ああ、これはエクシーズモンスターだ!」

鬼柳「エクシーズモンスター?」

三沢「だがエクシーズが何故・・・この世界にも存在するのか?」

三沢「いや無いはずだ。シンクロしかないはずなんだ!なのにどうして?」

鬼柳「おい」

三沢「俺達が未来に干渉してしまったからか?十分ありえるぞ・・・何て事だ」

鬼柳「おい黄色い奴」

三沢「え、俺?」

鬼柳「お前は満足してるか?してねえよな!?」

三沢「突然そんな事を言われても困る」

鬼柳「お前には満足性が足りねえ。死んじまうぞそのうち」

三沢「えぇ・・・」

鬼柳「遊星!こいつ借りるぞ!」

遊星「ああ」

三沢「待て!何だ彼は!彼は何者なんだ!」

遊星「大丈夫です三沢さん。鬼柳はいい奴です」

三沢「俺はエクシーズを調べないと行けないから・・・な?」

鬼柳「じゃあ残り2枚のこいつを持ってる奴のとこ連れてってやるよ!来い!」

三沢「十代!カイザー!助けてくれ!」

鬼柳「つべこべ言わずに来い!お前の名前は?」

三沢「み、三沢大地」

鬼柳「じゃあ三沢!何か幸薄そうなお前を満足させてやるよ!」

鬼柳「お前には満足が足りねえ」

三沢「満足?満足って何なんだ!」

鬼柳「知らねえのか?満足って言うのはな」

三沢「あ、ああ」

鬼柳「・・・」

三沢「ほら!言えないじゃないか!」

鬼柳「満足に意味はねえ。満足は満足なんだからよ」

三沢「いや、意味が解らない」

鬼柳「それはお前が満足してないからだ。頭空っぽにして満足してみろよ三沢」

三沢「はっきり言って異常だ・・・」

鬼柳「へっ、まあ見てろよそのうち解るぜ」

三沢「そ、そうか。それでエクシーズの持ち主の居場所は何処なんだ」

鬼柳「さあな解らねえ。勢いで飛び出しちまったからな」

三沢「お、お前・・・それは無いだろ!」

鬼柳「まあそう言うなって!長い人生、寄り道したって死にはしねえよ。満足の心得その1急がば回れってやつな」

三沢「意味が違う!もういい加減にしてくれ!」

十代「カイザーは見つかったか?」

カイザー「どうやらサイバー流と上手く絡み合うシンクロがなかった」

カイザー「だがサイバー・ダークと上手く共存しあえるドラグニティに出会えた。いいカード達だ」

十代「そっか・・・」

カイザー「お次はエクシーズかペンデュラムか」

ツァン「アンタ達エクシーズって言った?」

十代「うわっ、ビックリさせんなよ!後ろに居るなら言えよ・・・驚いたぜ」

ツァン「そこまで驚くことないじゃない。それよりカイザー、アンタさエクシーズって」

カイザー「ああ、そう言う召喚方法があるらしい。もっともこの時代ではシンクロしか」

ツァン「これってそのエクシーズでしょ?六武衆の影-紫炎、昔から僕の家にあるカードなんだけど使えないんだよね」

カイザー「エクシーズ・・・」

十代「次はエクシーズだなカイザー!俺は融合で行くけど」

カイザー「そうだな。エクシーズが俺を呼んでいる気がする」

万丈目「俺は魔法カード二重召喚を発動!俺はこのターン、二度モンスターを通常召喚できる!俺はY-ドラゴン・ヘッドを攻撃表示で召喚!そしてフレア・リゾネーターを攻撃表示で召喚!」

万丈目「俺はレベル4Y-ドラゴン・ヘッドにレベル3フレア・リゾネーターをチューニング!シンクロ召喚!!現れろエクスプロード・ウィング・ドラゴン!」

万丈目「フレア・リゾネーターがシンクロ素材になったときシンクロモンスターの攻撃翌力は300ポイントアップする!カードを1枚セットしターンエンド」

ジャック「俺のターン!相手フィールド上にモンスターが居る場合、手札からバイスドラゴンを特殊召喚できる!」

万丈目「罠発動!昇天の黒角笛!相手モンスターの特殊召喚を無効にし破壊する!」

ジャック「フン、モンスターを裏側守備表示にしカードを2枚セットしターンエンドだ」

万丈目「相手はカイザーと五分に渡りあった奴・・・ドロー!」

「アニキィ・・・」

「アニキィ!」

万丈目「誰だお前か!イエロー!」

おジャマイエロー「何言ってるのよアニキ?オイラ達じゃないよ」

鬼柳「付いたぜ、多分ここだ」

三沢「多分って・・・何だここは博物館じゃないか」

十代「あれ?三沢!」

三沢「あ、十代!助けてくれ!!」

十代「助けてくれって・・・えーっとお前は」

鬼柳「俺は鬼柳京介。こいつの仲間か?」

十代「ああ」

鬼柳「いい目してるぜお前は、生きている事に満足してる目してるぜ」

十代「ハハ、そうか?照れるぜ。俺は遊城十代!ヨロシクな鬼柳」

ツァン「鬼柳京介・・・最悪、厄介な奴に出会っちゃったよ」

カイザー「知ってるのか?」

ツァン「あいつはセキュリティに喧嘩を売った大犯罪者なんだって本に書いてあった」

カイザー「そうなのか?俺にはそうは見えん」

三沢「十代、こいつを見てくれ」

十代「お前もエクシーズモンスターを」

三沢「お前も?」

カイザー「彼女もエクシーズを所持しているんだ」

カイザー「エヴォルカイザー・ラギア・・・ツァンの持つカードとはまた別のものか」

十代「ティラノ剣山のバンダナ・・・やっぱ博物館だよな。剣山のバンダナもあるんだぜ」

鬼柳「おーい!俺だよ鬼柳京介!先日世話になったサティスファクションタウンの鬼柳!」

三沢「考古学者の先生がここに居るのか」

鬼柳「実家がここらしくてよ・・・誰も居ねえのかー!」

彰子「あ、あの」

カイザー「我々は怪しい者ではありません」

三沢「俺達はこのカードについて聞きたくて」

彰子「あ、それ」

三沢「俺達はシンクロ、エクシーズ、ペンデュラムを極めるため旅をしてる旅人です。シンクロは俺達の時代の未来からの進化として理解ができました。だがエクシーズについては謎だらけです」

十代「普通に考えてここから先の未来にあるんじゃねえの?だってそのエヴォルカイザーや六武衆のエクシーズがあるんだから」

三沢「そのカードを調べてみたい。化石に埋れていた不思議なカードを」

鬼柳「て言うかお前は誰なんだ?先生は」

彰子「あ、私はその娘の宇佐美彰子です」

三沢「お願いします!調べさせてください!」

彰子「・・・」

ツァン「見ず知らずの人間にいきなりカード頂戴なんて僕なら断ると思う」

三沢「いやデュエリストとデュエリストの魂が通じてるならきっと」

ツァン「いや初対面でしょ?馬鹿じゃないのアンタ、カイザーも何か言ってやりなよ」

鬼柳「それだよ三沢!今のお前は満足で溢れてるぜ!」

カイザー「お願いします宇佐美さん。三沢は普段、物静かな男だがここまで情熱を燃やすのは始めての経験のはずです」

三沢「デュエルの進化に貢献してください!」

ツァン「て言うか調べて意味あるの?そんな別世界があるわけじゃないんだし」

十代「お願いします!俺も見たいんだエクシーズってやつを!」

鬼柳「俺からも頼むぜ」

カイザー「お願いします宇佐美さん」

彰子「わ、解りました・・・大切にしてあげてくださいね」

三沢「ありがとうございました!」

カイザー「私が責任を持って管理し必ずや返します」

彰子「は、はあ」

十代「で?どうすんだ三沢」

三沢「任せてくれ俺の頭脳をフルに使って必ずエクシーズの世界の扉を開く!それじゃ!」

鬼柳「俺の見込んだ通り野郎の心の満足魂が燃え始めてるぜ!なあ、お前もそう思うだろ?」

カイザー「・・・そうだな」

万丈目「くっ・・・負けた」

ジャック「シンクロ召喚を覚えて2日目だったか?飲み込みの早い奴だ」

ジャック「お前はパワー、スピード、戦術、エンターテイメントを程よくバランスの取れたデュエリストと俺は観た」

ジャック「だが如何せんそれらをバランスよく振り分けているからか何処か一つに穴がある!それがお前の弱点だ!」

万丈目「頭脳なら負けん」

ジャック「何だと!?お前は俺が馬鹿だとでも言いたいのか!」

万丈目「見た感じが最高に馬鹿だ!馬鹿!馬鹿!」

ジャック「ふざけるな!俺の何処が馬鹿だ!お前の方が酷い!」

万丈目「馬鹿は馬鹿だがお前の助言を受けてやる!有難く思え!」

万丈目「(恐らく全てを極めるにあたって確実にぶち当たる壁・・・だが俺は万丈目、きっとその壁すらも破壊し前へと進んでやる)」

ジャック「もうこんな時間か、帰るぞ万丈目」

万丈目「そうするか」

三日目

三沢「・・・」カキカキ

ジャック「おい、何してるんだ」

三沢「黙ってくれ今、取り込んでるんだ」カキカキ

ジャック「黙れだと?部屋中に落書きしおって何が黙れだ!消せ!今すぐ消せ!」

クロウ「おいおい・・・どうなってんだこれは」

三沢「そうか!この理論を・・・」カキカキ

クロウ「遊星!何か言ってくれよ三沢に!」

三沢「クロウ、これは俺達の未来がかかってるんだ」カキカキ

万丈目「ほっとけ、こいつは昔から変な奴なんだ」

三沢「そういえばお前に言ってなかったな。見つかったぞエクシーズが」

万丈目「エクシーズ?何だそんな・・・何?俺は何も聞いてないぞ!」

三沢「・・・」カキカキ

万丈目「こ、この・・・俺をハブにする気だな?こんな落書きこうしてくれる!」

三沢「あ、お前!」

ジャック「まるで子供だな・・・おい三沢」

三沢「後にしてくれ。また書き直さなきゃな」

ジャック「人のDホイールに!ホイール・オブ・フォーチュンにまで落書きするか!」

三沢「やめろ!消すな!二人ともやめてくれ!!」

クロウ「おいおいやめろって喧嘩すんなら外行け外へ」

カイザー「俺はドラグニティ-ピルムを攻撃表示で召喚、ドラグニティ-ピルムの効果により手札から鳥獣族モンスターを一体、特殊召喚できる俺はドラグニティ-プリムス・ピルスを特殊召喚!」

カイザー「ドラグニティ-ピルムはその特殊召喚したモンスターの装備となる。カードを一枚セットしターンエンド」

十代「ドロー、俺は手札のバーストレディとクレイマンを融合しランパートガンナーを守備表示で召喚!」

十代「ランパートガンナーは守備表示の場合、相手に直接攻撃ができる!って言っても半分のダメージだけどな」

カイザー「・・・」4000→3000

十代「ターンエンド」

カイザー「ドロー、俺は装備されているドラグニティ-ピルムの効果を発動!このカードを装備しているモンスターは相手に直接攻撃が可能!最も半分のダメージだがな。ドラグニティ-プリムス・ピルスで直接攻撃!」

十代「くっ・・・やる事は一緒って事かカイザー」4000→2900

カイザー「そのようだな、融合は極められそうか」

十代「せっかちだなカイザーは、まだまだだぜ。試してみたい事はあるけどさ」

カイザー「そうか・・・ターンエンド」

十代「それは見てのお楽しみだぜ!俺のターン!」

三沢「よし!解ったぞ!つまりこういう事だな」

万丈目「やっと終わったか」

ジャック「ブルーノ、消すのを手伝え」

三沢「エクシーズの世界へ行く扉は開かれた。それは・・・」

万丈目「・・・」

三沢「再び異世界へ行くという事だ・・・あの世界にはエクシーズを知ってる者が少しだけ居るんだ」

万丈目「そういえばお前は知ってるみたいな雰囲気だったな。夢じゃなかったのか」

三沢「このカードの性質はどちらかと言えばデュエルモンスターズの扱うカードに似ているんだ」

万丈目「違うのか?」

三沢「そうだな・・・簡単に言えば塩と砂糖みたいなものだ」

万丈目「意味が解らん!そもそも何でまたあの危険な世界へ行かねばならんのだ!」

三沢「いいか万丈目。十二次元宇宙というものがあってだな。そのうちの一つがエクシーズの世界なんだ・・・恐らく」

遊星「塩と砂糖・・・見た目は同じだが味は違う・・・そういう意味ですね」

万丈目「ますます意味が解らんぞ!ここからじゃ行けんのか!」

三沢「あっちからの方が安全だ、それに」

十代「まだ融合を極めてない。俺がだけど」

カイザー「十代の持つHEROの無限大の可能性がそこにはある、そうだな十代」

十代「ユベルが教えてくれた恐らくはHEROにとって最大最高の融合方法」

十代「属性融合・・・だってさ」

万丈目「何?属性融合だと!?」

十代「E・HEROと六属性の融合方法。その属性なら指定がないんだぜ」

ジャック「指定無しの融合召喚だと?バカな!」

三沢「それは本当なのか?」

十代「指定が緩い反則級の融合召喚、俺の手に超融合が渡ったのもきっと何かの縁だったのかもしれないぜ」

クロウ「ちょっと待てよ異世界だとか超融合だとか意味わかんねえよ!」

三沢「お、お前・・・まさか覇王が」

十代「いやそうじゃねえよ!あの世界にならあるかもしれねえんだと、まさか創造する訳なんてできないだろ」

万丈目「昔やっただろお前!」

遊星「俺もあります」

三沢「カードデザイナー殺しだな創造できるデュエリストは・・・」

十代「だろユベル」

ユベル「僕も十代の役に立ちたいからねえ・・・まあ少し喝を入れてやりたい気持ちもあるけど」

遊星「つまり図に表すと俺達の世界(シンクロ)→デュエルモンスターの世界(融合)→そしてエクシーズの世界の道のりですね」

万丈目「俺は行かん!そもそも融合は既に極めたんだぞ!」

三沢「そこを通過しないとたどり着けないんだぞ」

万丈目「他にもあるだろ!俺は残るからな行きたい奴だけ行けばいいんだ!俺は俺で行く!」

クロウ「お前もそこまで言うことねえだろ、仲間なんだろ?」

万丈目「お前は知らんのだ!あの魑魅魍魎が跋扈する恐るべき世界を!」

十代「善は急げだぜ三沢!行くぞ!」

三沢「ああ!」

十代「・・・」

三沢「・・・」

カイザー「それでどうするんだ」

ブルーノ「君達が乗ってきたタイムマシーンには別世界へ行ける機能もあるのかい?」

十代「ある・・・よな?」

三沢「うっかりしてた・・・」

カイザー「そもそも未来世界にはあるのかあの世界が」

遊星「ありますよ。龍可を呼んでみましょう」

万丈目「絶対に行かんからな・・・行かんからな・・・」

十代「もし行き道なら俺だけ降ろして先に進んでもいいんだぜ」

十代「みんなは融合専門じゃねえからな、なあに用事が済めばすぐに追いかけるさ」

龍亞「アアーッ!ガッチャの人だ!」

十代「ん?知ってるのか俺の事?」

龍亞「うんうん!やってよガッチャ」

十代「ガッチャ!」

龍亞「生ガッチャだ!」

遊星「龍可、異世界・・・精霊世界の行き方なんだが知ってるか?」

龍可「え、そんな事いきなり言われても」

三沢「可愛い子だ・・・」

カイザー「三沢」

三沢「え、いや違いますよ俺は別に邪な事は何も」

龍可「精霊世界って自分から行くことは難しいのよ遊星。エンシェント・フェアリー・ドラゴンの導きがないと」

十代「なら俺が頼むよ。ちょっと見せてくれるか」

龍可「うん」

十代「ふーん・・・遊星やジャックのモンスターと何か似てるぜ雰囲気が」

十代「そうか・・・ふーん・・・いや大丈夫だぜ」

十代「ありがとなエンシェント・フェアリー・ドラゴン。じゃあ準備するから待っててくれ」

三沢「ど、どうだ」

十代「OKだってさ、出発の準備しようぜ」

三沢「ああ!どうやって行くんだ」

十代「エンシェント・フェアリー・ドラゴンが言うには大人数の人間が突入するにはシグナーの力が必要なんだってさ」

万丈目「シグナーだと?聞いたこともないぞ!ほらやはり無理なんだ!」

十代「そうでもねえさ。居るんだよここに」

遊星「俺達がシグナーです」

万丈目「な・・・何だと」

万丈目「俺はテコでも動かんからな。そもそもおかしいだろ!お前達もそう思うだろ!?」

イエロー「ほら十代の旦那もカイザーの旦那も居る事だし」

グリーン「大船に乗った気で入れば大丈夫だよ」

ブラック「うんうん」

万丈目「いきなり異世界だとか突入方法とか狂ってるとしか言えん!お前達も行きたくないだろ!!」

イエロー「・・・」

万丈目「行きたい奴だけ行けばいいんだ俺は知らん・・・俺は」

「助けて・・・助けて」

「返事をしてくれアニキィ」

万丈目「またあの声だ・・・誰なんだ出て来い!」

万丈目「ただでさえ人がイラついていると言うのに空気を読め!まさか悪霊か・・・俺は呪われている・・・?」

イエロー「アニキ・・・あれ・・・」

万丈目「な、何だこいつらは!?」

カイザー「何?君たちもエクシーズ召喚を習いたいのか?」

鬼柳「ああ」

カイザー「何故だ」

鬼柳「デュエリストだからに決まってんだろ。エクシーズ召喚って聞いただけで満足しそうだぜ」

鬼柳「それに俺の・・・いや俺達の満足が別世界で通用するのか試してえんだ」

カイザー「ツァン、君は」

ツァン「僕は今より一回り強くなって振り向かせたい奴が居る」

カイザー「振り向かせたい?そうか・・・だが学生の本質は勉強・・・いや、そう堅苦しい事を言わなくてもいいか。だが無事に帰れるかは解らないぞ二人とも」

鬼柳「前に進むしかねえ!それがデュエリストだろうが!!」

ツァン「僕も一緒。デュエリストなら新しいものに挑戦したい」

カイザー「解った。だが鬼柳京介、君がどういうデュエリストなのか見極めたい」

鬼柳「デュエルだな!」

カイザー「そう・・・デュエルだ!」

鬼柳「俺はインフェルニティ・ミラージュを攻撃表示で召喚。カードを三枚セットしターンエンド」

カイザー「ドロー!ドラグニティ-アキュリスを攻撃表示で召喚!そしてこのカードが召喚に成功した時、手札からドラグニティと名のつくモンスターを特殊召喚しこのカードを装備する」

カイザー「俺はドラグニティ-アングスを特殊召喚!」

鬼柳「罠発動、全弾発射。俺は手札を全て墓地へ送り相手に相手に×200ポイントのダメージを与える」

カイザー「・・・バトルだ」4000→3400

鬼柳「罠発動、インフェルニティ・フォース。インフェルニティと名のついたモンスターが攻撃対象になった時、攻撃モンスターを一体破壊し墓地からインフェルニティと名の付くモンスターを特殊召喚する。俺はインフェルニティ・デストロイヤーを攻撃表示で墓地から特殊召喚」

カイザー「だがドラグニティ-アキュリスを装備したモンスターが破壊された場合、相手のフィールド上のカードを一枚破壊する」

鬼柳「罠発動、インフェルニティ・バリア。手札が0枚のとき相手のモンスター効果、魔法、罠を無効にする」

カイザー「カードを三枚セットしターンエンド」

鬼柳「俺のターン、ドロー!俺はインフェルニティ・ビートルを召喚。インフェルニティ・ビートルの効果を発動。手札が0枚のときこのカードをリリースしデッキからインフェルニティ・ビートルを2体召喚できる」

鬼柳「そしてインフェルニティ・ミラージュは手札が0枚のときこのカードをリリースする事で墓地からインフェルニティと名の付くモンスターを2体特殊召喚できる。俺はインフェルニティ・デストロイヤーとインフェルニティ・アーチャーを特殊召喚」

鬼柳「俺はレベル6のインフェルニティ・デストロイヤーにレベル2にインフェルニティ・ビートルをチューニング、地獄と天国の間・・・煉獄よりその姿を現せ、シンクロ召喚!煉獄龍オーガ・ドラグーン」

鬼柳「さらに俺はレベル6のインフェルニティ・アーチャーにレベル2のインフェルニティ・ビートルをチューニング、漆黒の帳下りし時、冥府の瞳は開かれる舞降りろ闇よ!シンクロ召喚!!ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン」

鬼柳「バトルだ、煉獄龍オーガ・ドラグーンでダイレクトアタック!」

カイザー「罠発動」

鬼柳「煉獄龍オーガ・ドラグーンは1ターンに1度、手札が0枚のとき相手の魔法・罠の発動を無効にし破壊する」

カイザー「フフフ・・・まさにこの熱さは煉獄の炎そのもの・・・」

鬼柳「これが俺だ!俺はワンハンドレッド・アイ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

カイザー「見事だ鬼柳京介」

鬼柳「な?行けるだろ俺」

カイザー「そうだな。なら荷物を纏めご家族の許しを得てここに来い、ツァンもだ」

ツァン「えぇ・・・家族の許し居るの?」

カイザー「当たり前だ」

鬼柳「あいつらきっと驚くだろうな。俺が別世界で満足して来る事をよォ」

十代「今度は先走った行動は絶対にしない。そして超融合を正しい使い方をする」

十代「異世界か・・・」

三沢「おい十代、今さら乗り気じゃないとか言うんじゃないだろうな」

十代「そうじゃないさ・・・なあ三沢、ちゃんとお互いが話し合って道に進もうな」

三沢「十代・・・今度は大丈夫だろ。デュエルモンスターの世界も今や平和そのものだからな」

十代「この時代でもか?」

三沢「あの子のカードに聞いたんじゃないのか?」

十代「何か最近まで猿の軍団が暴れまわってたけどそれ以外は平和なんだとさ」

三沢「ま、まあ大丈夫だ・・・何せ俺はデュエルモンスターの世界では顔だからな」

十代「本当かよ」

三沢「本当だ、地理なら頭にインプットされている」

十代「期待してるぜ三沢」

ユベル「僕も居るだろ十代」

十代「モンスターとリアルファイトになりそうになったらネオスとお前に任せるぜ」

十代「よし揃ったな・・・何か増えたな」

鬼柳「どうすんだ」

十代「そりゃシグナーの・・・どうするんだよ」

遊星「・・・痣が光だした」

ジャック「な、何だこれは」

クロウ「赤き龍が丸まった紋章じゃねえか」

アキ「まるで門みたいね」

龍可「ここに飛び込めって」

龍亞「頑張れ!」

三沢「さあ乗り込んでくれ。スイッチオン!」ポチッ

十代「何か変わったなこのタイムマシーンも」

三沢「異世界突入用に俺と遊星、ブルーノが改良してみた。これはDホイールの応用で」

カイザー「青眼の白龍と言うより地を這うドラゴンみたいだ」

十代「じゃあ行ってくるな!遊星、こいつを受け取ってくれ!」

遊星「波動竜騎士ドラゴエクティス・・・十代さん」

十代「そいつはきっとお前の力になってくれるはずだぜ」

遊星「ありがとうございます。大切に使わせてもらいます」

ジャック「おいカイザー!全てが済んだら再び俺のところへ来い!決着をつけるぞ!」

カイザー「フッ・・・行こうかみんな」

十代「じゃあな遊星!そして新しい世界へ出発だ!!」

エクシーズのゼアルはNo以外のになるんかな

十代「なあ三沢、万丈目は?」

三沢「そういえば見ないな・・・まさか本当に」

万丈目「俺ならここに居る!何だこいつらは俺の許可なく増員させおって」

鬼柳「そう言うなって一緒に満足しようぜ」

ツァン「僕こいつ嫌い」

十代「何だかんだ言って来てくれたんだな万丈目!」

万丈目「勘違いするなよ十代、俺はお前のために行くわけじゃない」

十代「お前、優しいもんな」

万丈目「最後まで人の話を聞け!俺はこいつらのために行ってやるんだ!出て来い!」

おジャマレッド「どうも!」

おジャマブルー「・・・」

ツァン「な、何よこれ・・・赤い方はトマトみたい」

鬼柳「へへへ、いい面構えしてるじゃねえかこいつら」

万丈目「こいつらはおジャマレッドとおジャマブルー、どうやら人間の世界に迷い込んでしまったらしい」

おジャマレッド「アニキは俺たちおジャマ一族の中じゃ伝説だからね!なあ弟」

おジャマブルー「・・・」

万丈目「どうせ行き道ならこいつらを故郷へ送り届けてやろうかと思っての行動だ!」

カイザー「根は優しいんだ万丈目は」

ツァン「ていうか何で僕見えてるんだろ・・・モンスター」

三沢「それは既にデュエルモンスターの世界に突入しているからだ」

ツァン「へえ意外と綺麗な風景」

三沢「ここはレベル1のモンスターが住む地なんだ。彼らは穏やかで優しい奴らが多い」

万丈目「ここが故郷か」

レッド「違うよ」

イエロー「オイラ達も故郷へ帰るのは何年ぶりだろうね」

ブラック「でも父ちゃんも母ちゃんも死んでるんじゃないか」

グリーン「悲しいなぁ」

十代「属性融合の手がかりを探さなきゃな・・・どこにあるんだろ」

鬼柳「見ろよデュエルやってるぜ」

万丈目「ったくはしゃぎおって・・・き、金髪美人だ・・・」

三沢「本当だ・・・美しい・・・」

カイザー「三沢!前を見ろ!!」

三沢「え?うわあああああああああああ!!ぶつかる!!」

万丈目「お、おい!三沢!!」

鬼柳「落ち着けよ。こういう時こそドシっと構えるもんだぜ」

ツァン「馬鹿じゃないの!よそ見するなんて!」

十代「仕方ねえな、ネオスを召喚!止めてくれ!」

ネオス「シュワッ!」

ツァン「いたたた・・・もぉ最悪・・・」

三沢「カイザーと鬼柳が居ない」

万丈目「あいつらならあそこだ」

鬼柳「これがデュエルモンスターの世界の空気か・・・いい感じだぜ」

カイザー「あのモンスターはミノタウロス」

三沢「変だなここはレベル1のモンスターが住む場所なのに何故」

ミノタウロス「俺のターン!俺は暗黒のマンティコアで神竜アポカリプスを攻撃!」

「無駄よ!装備魔法ドラゴン・シールドの効果によってアポカリプスは戦闘及び効果では破壊されない!」

ミノタウロス「ターンエンドだ」

ツァン「モンスター同士のデュエル・・・」

カイザー「この世界においてデュエルとはお互いの魂と魂を削り合う真剣勝負」

万丈目「当然のように痛みも感じる」

ツァン「そ、それってどういう意味?」

カイザー「敗者には死。それがこの世界の鉄の掟」

鬼柳「遊びじゃねえって事か・・・それなら俺達だって」

カイザー「見れば解る」

ツァン「と、止められないの」

カイザー「残酷のようだがそれはできない。形は違えどデュエリストだからな」

三沢「何てことだ・・・レベル1モンスターの地ではデュエルは御法度のはずなのに・・・」

「ドロー!私はドラゴン・ウィッチ-ドラゴンの守護者-を召喚!」

「レベル4のドラゴン・ウィッチ-ドラゴンの守護者-と神竜アポカリプスをオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ竜魔人クィーンドラグーン!」

万丈目「エクシーズ!?あれがエクシーズ召喚なのか!」

「私は竜魔人クィーンドラグーンのエクシーズ素材を一つ取り除く事で墓地からレベル5以上のドラゴン族モンスターを特殊召喚する!私は真紅眼の黒竜を墓地から特殊召喚!」

ミノタウロス「くっ・・・エクシーズか」

「この効果で召喚したモンスターはこのターン攻撃できない」

ミノタウロス「そ、そうか・・・助かったぜ・・・」

「魔法発動 黒炎弾。このカードは真紅眼の黒竜の攻撃翌力分ダメージを与える」

ミノタウロス「な、何だと!?ふざけるな!」

「これはデュエル。私達モンスターに平等に与えられた勝負事!」

ミノタウロス「な、何てことだ・・・ドラゴン使いの女め・・・」

鬼柳「消えちまった」

ツァン「し、死んだってこと?」

カイザー「ああ、そうだ」

万丈目「エクシーズ・・・」

十代「・・・」

カイザー「すまない、少し君に尋ねたい事がある」

ツァン「ま、待ちなよカイザー。人殺しだよあいつ」

カイザー「それならばモンスター同士を戦わせる俺達も十分人殺しだ」

ツァン「ううっ・・・」

カイザー「それはエクシーズ召喚?」

「え、ええ。あなた方は一体」

カイザー「我々はデュエリストです。人間の世界からやって来ました」

三沢「教えてくれここでデュエルは御法度のはず、何故こんな事を」

「今のこの世界は争いに次ぐ争いでガタガタです。全ては己の力を誇示し自分達が頂点に立とうとする者たちが」

三沢「俺がいた頃は平和だった・・・まさかこんな」

十代「落ち着けよ三沢」

カイザー「そのエクシーズ召喚はどうやって」

「戦いの果てに極めました。可能なのは少数だと思いますが・・・」

ツァン「ねえ!こんな世界さっさと出てエクシーズの世界に行こうよ!絶対にヤバいよ!」

鬼柳「やめろ」

ツァン「て言うかアンタよく落ち着いてられるね。死んじゃうんだよ!?」

鬼柳「昔の俺からすりゃ此処なんて天国みたいなもんだぜ。腹括れよ強くなりたいんだろ?今よりもずっと」

十代「・・・なあカイザー。ツァンみたいな女の子にはキツいだろ」

十代「みんなはエクシーズの世界の道見つけて先に行ってくれ」

万丈目「フン、お前の指図は受けん」

三沢「俺はデュエルモンスターの世界に身を置いた人間。この戦いを止めなくちゃダメだ」

鬼柳「お前らと出会って短いけどよ、俺は一度仲間になった奴は見捨てねえ主義だ」

ツァン「僕は・・・」

カイザー「いざとなったら俺が盾にでもなってやる。君は安心しろ」

ツァン「僕を馬鹿にしないでよ!僕は自分の力で切り抜けるんだから!」

ツァン「それにほら、さっきからあのモンスター達が不安そうに見てるでしょ?だから」

三沢「しかしモンスター同士の頂点に立つ争いを止めるにはどうすればいいんだ」

十代「頂点に一番近い奴とデュエルする。そうしたら誰も近づかねえだろ」

カイザー「ちなみに頂点に一番近いモンスターは誰なんだ」

「・・・解りません」

カイザー「気を引き締めよう。先ずはこの場を離れるか」

十代「え、何で?」

カイザー「強者は強者を引き寄せる。ここに居たんじゃ彼らレベル1モンスターまで巻き込まれてしまう」

十代「ああ、そうだな」

十代「頂点か・・・何で頂点に立たなきゃダメなんだ?お前言ってただろデュエルは平等に与えられた勝負事って」

十代「皆で仲良くすりゃいいだろ」

「私もそれを望んでいます。ですが強くなりすぎた者は誰しも他者の上に立ちたいものなのです」

「かつてこの世界を統一しようとした覇王のように」

十代「覇王・・・」

万丈目「やめろ、暗い話は!明るくやるぞ明るく!」

ツァン「ほら出来たよ」

鬼柳「焼きそばか・・・美味いじゃねえか。いい嫁さんになるぜ、なあカイザー」

カイザー「そうだな」

ツァン「だ、だからって褒めても何も出ないんだからね」

三沢「うわっ!」

鬼柳「おい!急に止まるなよ!」

三沢「ま、前・・・前に」

カイザー「あれは機械軍曹」

機械軍曹「降りろ!ここより我が領土」

十代「・・・俺が」

鬼柳「待てよ。俺が行く」

十代「いやでも」

鬼柳「いいから俺に行かせろよ十代」

鬼柳「お前の相手は俺だ!俺を満足させろよ機械野郎!」

機械軍曹・鬼柳「デュエル!!」

鬼柳「先攻は俺が行かせてもらうぜ!ドロー、俺は永続魔法インフェルニティガンを発動1ターンに1度、手札からインフェルニティと名のつくモンスターを墓地へ送る」

鬼柳「そして俺はインフェルニティ・ネクロマンサーを召喚!このカードは召喚したとき守備表示になる。俺はカードを四枚セットしターンエンドだ」

機械軍曹「私のターン、ドロー!私は手札のリボルバー・ドラゴンとブローバック・ドラゴンを融合しガトリング・ドラゴンを召喚!さらにツインバレル・ドラゴンを通常召喚!」

機械軍曹「ツインバレル・ドラゴンの効果を発動!このカードが召喚に成功したとき二回コイントスを行い二回とも表の場合、選択したカードを破壊する!先ずは一回目!」

鬼柳「・・・」

機械軍曹「・・・裏、失敗だ」

鬼柳「罠発動、インフェルニティ・ブレイク!手札が0枚のとき墓地のインフェルニティと名のつくモンスターを除外する事で相手フィールド上のカードを一枚破壊する。俺はガトリング・ドラゴンを破壊」

機械軍曹「!?」

鬼柳「てめえの運命は最初のコイントスで決まってるんだよ、外しちまった時点でな」

機械軍曹「どういうことだ・・・」

鬼柳「運はもうお前の手元にねえ」

機械軍曹「カードを一枚セットしターンエンド」

鬼柳「俺のターン、ドロー!手札が0枚のときこのカードをドローした場合、相手に見せる事で特殊召喚できる。俺はインフェルニティ・デーモンを特殊召喚」

鬼柳「インフェルニティ・デーモンは特殊召喚に成功したとき手札が0枚の場合デッキからインフェルニティと名のつくモンスターを手札に加える」

鬼柳「俺はインフェルニティ・リベンジャーを通常召喚。俺はレベル3のインフェルニティ・ネクロマンサー、レベル4のインフェルニティ・デーモンにレベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチューニング」

鬼柳「死者と生者、ゼロにて交わりしとき永劫の檻より魔の竜は放たれる!シンクロ召喚!インフェルニティ・デス・ドラゴン!!」

鬼柳「インフェルニティ・デス・ドラゴンでツインバレル・ドラゴンを攻撃!」

機械軍曹「チッ」4000→2200

鬼柳「ターンエンド」

機械軍曹「ドロー・・・罠発動!リビングデッドの呼び声!これによりガトリング・ドラゴンを墓地から召喚!さらに融合解除!リボルバー・ドラゴンとブローバック・ドラゴンよ戻って来い!」

機械軍曹「リボルバー・ドラゴンのコイントスを発動!」

鬼柳「罠発動、インフェルニティ・バリア。インフェルニティと名のつくモンスターが対象になったモンスター効果、魔法、罠を無効にし破壊する」

機械軍曹「だがしかし!ブローバック・ドラゴンの効果を発動!三回コイントスを行い二回表が出た場合、選択したカードを破壊する!お前の悪運も尽きたようだな!」

鬼柳「それはどうかな」

機械軍曹「強がるな!運はこの」

鬼柳「デュエルは運だけじゃねえ!運に頼るなんざ弱い奴のやる事だ!デュエルにとって最も大切な事はただ一つ!」

機械軍曹「そ、それは」

鬼柳「満足することだ」

機械軍曹「・・・コイントススタートだ!これで決着をつけてやる」

機械軍曹「我が運が勝つか!貴様の言う満足が勝つか!」

鬼柳「見せてやるよ運を超えた満足の境地って奴をな」

機械軍曹「は、外れた・・・外れただと!?」

鬼柳「ほらな。どうする機械野郎」

機械軍曹「タ、ターンエンド・・・」

鬼柳「ドロー、インフェルニティ・リローダーを召喚。こいつは手札が0枚のとき自分のデッキからカードを一枚ドローできる。モンスターだった場合モンスターのレベル×200ポイントのダメージを魔法か罠だった場合、500ポイントのダメージを受ける」

鬼柳「ドロー・・・チッ、罠か」4000→3500

機械軍曹「や、やったぞ!やはり運が我が手に」

鬼柳「インフェルニティ・デス・ドラゴンでブローバック・ドラゴンに攻撃!」

機械軍曹「・・・」2200→1500

鬼柳「ターンエンド」

機械軍曹「ドロー!モンスターを裏側守備表示にしターンエンド」

鬼柳「ドロー!俺はインフェルニティ・ナイトを攻撃表示で召喚。そして手札が0枚のときインフェルニティガンを破壊する事で墓地からインフェルニティと名のつくモンスターを2体召喚できる。インフェルニティ・リベンジャーとインフェルニティ・デーモンを特殊召喚!インフェルニティ・デーモンの効果でデッキからインフェルニティと名のつくカードを手札に加える」

鬼柳「この世界のデュエルは死だったよな。何か言い残す事はあるか」

機械軍曹「・・・」

鬼柳「俺は遠慮はしねえ。俺はレベル1のインフェルニティ・リローダー、レベル3のインフェルニティ・ナイト、レベル4のインフェルニティ・デーモンにレベル1のインフェルニティ・リベンジャーをチューニング、シンクロ召喚!!」

鬼柳「氷結界の龍トリシューラ!トリシューラはシンクロ召喚に成功したとき手札、フィールド、墓地からそれぞれカードを一枚除外する」

機械軍曹「負けか・・・せめて潔く散ってやろう!」

鬼柳「その言葉、俺の魂に響いたぜ!氷結界の龍トリシューラで攻撃!!」

>>180
あ、そうか
どうしよ

鬼柳「勝ったぜみんな」

三沢「・・・鬼柳!」

機械軍曹「オラァ!」ブン

鬼柳「て、てめえ!潔く散るんじゃねえのかよ!」

機械軍曹「確かにデュエルではそうだ・・・だが死ぬ前に貴様にせめて一太刀あびせたい・・・どうせ死ぬのだからな」

万丈目「ムチャクチャなこと言うな!敗北を認めろ!」

機械軍曹「デュエリスト・・・お前達デュエリストは我々モンスターを」

ネオス「十代、私を召喚しろ」

十代「あ、ああ。ネオスを召喚!」

ネオス「フンッ」グッ

機械軍曹「何者だ!」

ネオス「死すべき者に名は語らぬ主義だ。さあ十代、今こそ超融合を使え!」

十代「超融合を?」

ネオス「私を信じるんだ」

十代「解ったぜネオス!俺は手札のバーストレディを墓地へ送りネオスと機械軍曹を超融合!!」

機械軍曹「ぬ、ぬおおおおお!」

十代「ネオス!」

ネオス「私は大丈夫だ!すぐに解る・・・すぐにな」

十代「・・・」

鬼柳「悪かったな助かったぜ。あのモンスターは」

十代「ネオス・・・」

ツァン「ねえこれ見てカードが落ちてる」

十代「E・HEROノヴァマスター・・・これは」

ユベル「そのカードこそ属性融合の一つ炎のE・HEROノヴァマスター」

十代「これが新たな融合モンスター・・・ネオスは!」

ネオス「私はここだ」

十代「無事だったのか!」

ツァン「ねえ・・・何がどうなってるのよ。僕にも説明してよ」

大徳寺「超融合とは錬金術の究極の形なのニャ」

ユベル「悪の心を持つ覇王が使えばその力は破壊を生み善の心を持つ十代が使えばその力は創造を生む」

カイザー「錬金術とは即ち融合。超融合は数ある融合の中でも特にHEROに特化した力を発揮するんだ」

ツァン「へ、へえ・・・あの人ってモンスター?」

カイザー「霊だ」

ツァン「・・・もう驚かないよ」

「超融合・・・」

十代「進もうぜ、どこに行くか解らないけどさ」

「この機械軍曹は特に頂点に近いモンスターの幹部の一人、きっと近くに居るはず大物が」

三沢「なら出発しようか」

十代「そういやさ頂点に近いモンスターが誰なのか解らないんだよな?」

「はい」

十代「どうして?」

「それは毎回変わるからです。昨日一番近かった者が三番手になったり」

万丈目「終わりのない戦いだな」

「しかし毎回、六体のモンスターは固定されているはずなのです」

鬼柳「さっき俺とデュエルした機械軍曹もその中の奴の配下って事か?」

「はい」

カイザー「ワクワクしてるか十代」

十代「え?当たり前だろ!」

カイザー「・・・そうか」

鬼柳「黒く塗り潰そうぜデュエルモンスターの世界をひっくり返して平和を取り戻してやろうぜ!なあ!?」

ツァン「はいはい」

カイザー「三沢」

三沢「何か追ってきていますね。機械軍曹を破った瞬間から俺達は既にターゲットにされている」

ドンドンドンドンドン

鬼柳「何だ?サティスファクション号に何か乗ってるぜ!?」

万丈目「勝手に名をつけるな!こいつは」

カイザー「どうやら新手がやって来たようだ。俺が行こう」

三沢「移動しながらですから落ちないで下さいねカイザー」

カイザー「よいしょっと・・・名を聞こうか」

深海の戦士「深海の戦士」

カイザー「この不安定な場でよく平気で立っていられるな。素直に凄いと思う」

深海の戦士「デュエル!」

カイザー「いいだろう。先攻は俺から行かせてもらうぞ!」

「気をつけてください。あのモンスターもまた幹部の一人です」

カイザー「危ないから下がって、俺は手札のサイバー・ドラゴン3体を融合しサイバー・エンド・ドラゴンを攻撃表示で召喚!カードを一枚セットしターンエンド」

「サイバー・エンド・ドラゴン・・・これがあの」

深海の戦士「ドロー!フィールド魔法 海!そしてコダロス攻撃表示で召喚!フィールドの海を墓地へ相手フィールドのカードを二枚破壊!」

カイザー「速攻魔法 融合解除!サイバー・エンド・ドラゴンを分離!」

深海の戦士「カード一枚セット。ターンエンド」

カイザー「俺のターン、ドロー!俺はアーマード・サイバーンを攻撃表示で召喚!」

深海の戦士「罠発動!激流葬!」

カイザー「・・・カードを一枚セットしターンエンド」

深海の戦士「ドロー、永続魔法ツーマセルバトル発動。自分エンドフェイズ時もう一体レベル4通常モンスターを一体特殊召喚できる。ガガギゴでお前ダイレクトアタック」

カイザー「・・・」4000→2150

深海の戦士「カードを一枚セット、ターンエンド。俺ガガギゴを特殊召喚」

「い、痛みを感じないのですか」

カイザー「痛いさ・・・だが俺は痛みに強いんだ」

深海の戦士「度肝を抜いてやる。デュエリスト嫌い」

万丈目「何?上にカイザーが」

三沢「ああ!」

ツァン「ちょっと行かなくていいの?」

十代「大丈夫、カイザーは絶対に負けねえ」

ツァン「根拠はあるの?」

十代「だからカイザーは負けないんだよ・・・カイザーだからな」

ツァン「僕、見てくる」

鬼柳「いいのか」

十代「いいよ。な?万丈目」

万丈目「くだらん事を聞くな。カイザーの事だあと3分もすればフラッと帰ってくるだろ」

十代「だよな」

三沢「カイザーほど誇り高きデュエリストを俺は知らない。今日のようなあの日、俺と十代はそんなカイザーの奇跡を見たんだ」

鬼柳「っていうと」

十代「最高の輝きさ・・・俺も色んな奴とデュエルして来た斎王やダークネスそれに遊戯さん」

十代「その中でもカイザーは俺に教えてくれた・・・大事な事を」

三沢「俺は武藤遊戯を生で見た事がない。だから俺の中で最強なのはカイザーだ」

鬼柳「そこまで信頼されてんだな。ここまでこいつらを満足させるなんて対した野郎だぜ」

カイザー「俺はサイバー・リペア・プラントを発動、墓地にサイバー・ドラゴンが3体居る場合に二つの効果を発動できる。一つ目は墓地の機械族・光属性モンスターを一体デッキへ戻しもう一つはデッキから機械族・光属性モンスターを手札に加える」

カイザー「俺はサイバー・ヴァリーを召喚してターンエンド」

ツァン「うわっ凄い風」

カイザー「君も来たのか・・・下がってくれ」

ツァン「アンタの仲間少し冷たすぎ命かけてデュエルしてるのに」

カイザー「そうでもないさ十代も万丈目も三沢も俺が必ず勝つと信じているだけ」

深海の戦士「俺のターン!俺ガガギゴでサイバー・ヴァリー攻撃!」

カイザー「サイバー・ヴァリーはこのカードを除外する事によりバトルフェイズを終了させカードを一枚ドローできる」

深海の戦士「ターンエンド。そしてツーマセルバトルの効果でレベル4の通常モンスターを特殊召喚!ガガギゴ!」

深海の戦士「お前も使える。通常モンスターいないのか?」

カイザー「残念だがみんな効果モンスターなんだ。俺のターン、ドロー」

カイザー「俺はサイバー・ヴァリーを召喚。ターンエンド」

深海の戦士「またそれ・・・」

ツァン「しっかりしなよ!このままじゃアンタ負けちゃうよ!?」

カイザー「俺を信じてくれ」

「信じましょうカイザーさんを」

深海の戦士「今こそ度肝を抜くとき!俺レベル4のガガギゴ3体でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れよ覚醒の勇士ガガギゴ!!!」

カイザー「エクシーズ召喚か・・・」

「あの男も」

深海の戦士「終わらせる。その厄介なモンスターを倒せば次の俺のターンで」

カイザー「除外、ドロー、バトルフェイズ終了」

ガガギゴ「ターンエンド」

カイザー「ドロー・・・深海の戦士。君は戦士と名のつくだけあり真正面から俺とデュエルをしてくれた。その反面、俺はサイバー・ヴァリーの効果を使い二度も君の攻撃を退けた」

カイザー「サイバー流の最大の弱点は一度に手札を大量消費する事にある。長所であり短所なんだ」

深海の戦士「・・・」

カイザー「相手フィールド上にモンスターが存在する場合、手札からサイバー・ドラゴンを特殊召喚できる!そして魔法発動!エボリューション・バースト!このカードはサイバー・ドラゴンが自分フィールドに存在する場合、相手フィールドのカードを一枚破壊する!俺は覚醒の勇士ガガギゴを破壊!」

深海の戦士「なっ・・・何て事を」

カイザー「だがこのカードを使用した場合サイバー・ドラゴンは攻撃ができない。ターンエンド」

深海の戦士「まだ俺、負けない!」

カイザー「そうだ。この世界においてのデュエルは死と隣り合わせ、だが俺にとってそんな事は二の次だ!お互いが高め合う事こそが俺にとってのデュエル!」

深海の戦士「俺のターン、ドロー!モンスターを裏守備召喚!ターンエンド!」

カイザー「ドロー!俺はサイバー・ドラゴンツヴァイを攻撃表示で召喚!そしてこのカードは1ターンに1度、手札の魔法カードを見せる事でサイバー・ドラゴンとして扱う!さらに魔法カード パワー・ボンド!俺は場のサイバー・ドラゴンとサイバー・ドラゴンツヴァイを融合しサイバー・ツイン・ドラゴンを融合召喚!」

カイザー「そしてパワー・ボンドはこの効果で召喚したモンスターの攻撃翌力及び守備力は元々の倍の数値になる!よってサイバー・ツイン・ドラゴンの攻撃翌力は倍の5600!」

深海の戦士「何だとォ・・・」

カイザー「君とは敵として出会いたくはなかった。エクシーズ召喚という稀な召喚方法を使うほどの男を失いたくはない。ツァン、十代を呼んできてくれ」

ツァン「う、うん」

深海の戦士「俺は戦士・・・死ぬのは怖くない」

カイザー「いや君は死なない。君の誇りはHEROに受け継がれる・・・俺はサイバー・ツイン・ドラゴンでモンスターを攻撃」

深海の戦士「・・・お前が破壊したモンスターはグリズリーマザー・・・俺、運がない。俺はヒゲアンコウを攻撃表示で特殊召喚」

カイザー「バトル」

カイザー「十代」

十代「いいのかカイザー」

カイザー「深海の戦士よ、君は今からHEROと一体化するんだ」

深海の戦士「さっき言ってた・・・最後に強い奴と戦えて良かった・・・カイザー」

十代「ネオスを召喚し手札のバブルマンを墓地へ!超融合を発動!」

カイザー「・・・」

十代「新しいカード、E・HEROアブソルートZero」

カイザー「大切に使ってあげてくれ」

十代「うん」

三沢「こうも短い時間でモンスターが襲いかかってくるとは・・・ん?村か」

「休みましょう鬼柳さんもカイザーさんも先ほどのデュエルで」

鬼柳「全然平気だぜ!まだまだ満足したりねえよ」

カイザー「俺も平気だ。こうやって敵が襲撃してくるほど俺達の進む道には何かがあると考えられないか」

「は、はあ・・・」

三沢「次に来たら俺が行きますよ」

万丈目「待て!俺だ!」

十代「いや俺に行かせてくれよ」

「・・・」

三沢「すみませ・・・ここも誰もいない」

十代「にしても暑いぜ・・・」

鬼柳「ここは何が住んでんだよ三沢!」

三沢「ここは炎族モンスター達の住処のようだ、彼らは熱いものを好む」

「この場所はこの世界で最南端の場所だと思われます」

万丈目「おいおジャマ!お前らはこの辺りか!?」

レッド「多分、肌寒いかったし北の方かな」

万丈目「さっきはレベル1だと言っていたがここは炎族だと?レベルごとに固まってりゃいいものを」

万丈目「しかも北の方・・・真逆!俺にはエクシーズ召喚という重大な」

カイザー「この世界にもエクシーズを使う者が居る」

万丈目「その女だけじゃないか!」

カイザー「いや俺とデュエルした深海の戦士、彼もエクシーズを使用した」

ツァン「うん、僕も見た」

三沢「変だな誰も居ない・・・」

ワンダードッグ「それは既にこの俺が村の者をデュエルで片付けたからだワン」

ツァン「い、犬!?」

十代「酷いことをしやがって・・・許せないぜ!」

三沢「待て十代、ここは俺が行く。俺は過去のこの世界にいた身、このような無益な殺生は許せん」

ワンダードッグ「ならばデュエル!お前も倒してやるワン!」

三沢「ドロー、俺はハイドロゲドンを攻撃表示で召喚。カードを一枚伏せてターンエンド」

ワンダードッグ「俺のターン、ドロー。自分フィールドにモンスターが存在せず相手フィールド上にモンスターがいる場合、こいつは手札から特殊召喚できるワン!現れよ機甲忍者アースそして機甲忍者フレイムを召喚ワン!機甲忍者フレイムは召喚または特殊召喚に成功した時、フィールド上の忍者と名のつくモンスターを選択しレベルを一つ上げる!」

ワンダードッグ「機甲忍者フレイムのレベルを一つ上げる!エクシーズ召喚を見せよう!俺はレベル5の機甲忍者アースと機甲忍者フレイムでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

三沢「来たかエクシーズモンスター」

ワンダードッグ「ただのエクシーズとは違う!このエクシーズはエクシーズの中のエクシーズ!まさに究極のエクシーズの一体!現れよNo.12機甲忍者クリムゾン・シャドー!そして俺はハイドロゲドンに攻撃!」

三沢「罠発動!和睦の使者!このターン相手から受ける戦闘ダメージは0になり俺のモンスターは破壊されない」

ワンダードッグ「カードを二枚伏せてターンエンド」

三沢「何なんだ究極のエクシーズとは」

ワンダードッグ「選ばれし者だけが扱えるエクシーズよ。人はそれをNo.と呼ぶワン」

三沢「No.?」

ワンダードッグ「そう俺が訪れた世界においてそれらを屈指し戦うデュエリストが居たワン」

三沢「選ばれただと・・・ドロー、俺は場のハイドロゲドンをリリースしサルベージ・ウォリアーを特殊召喚!そしてこのモンスターがアドバンス召喚に成功したとき手札からチューナーモンスターを特殊召喚する」

三沢「俺はフォース・リゾネーターを特殊召喚!俺はレベル5サルベージ・ウォリアーにレベル2フォース・リゾネーターをチューニング!シンクロ召喚!氷結界の龍グングニール!」

ワンダードッグ「シンクロモンスター!?」

三沢「グングニールは1ターンに1度、手札を二枚まで捨てる事で捨てた数だけ相手フィールド上のカードを破壊する。俺は機甲忍者クリムゾン・シャドーとお前の伏せカードを破壊!」

ワンダードッグ「ワン!?」

三沢「グングニールでダイレクトアタック!」

ワンダードッグ「ワン・・・」4000→1500

三沢「ターンエンド」

ワンダードッグ「己・・・先の戦いにおいて俺の同志である機械軍曹を深海の戦士を葬った人間め!モンスターの争いに干渉する道理があるのかワン!?」

三沢「ある!俺はここで生活をしていた時期がある。だがそれだけではない!デュエリストが困った時はモンスターがモンスターが困った時はデュエリストがお互いがお互いを支え合い励まし合う、だからこそ救わないといけないんだ!」

ワンダードッグ「バカめ!お前達は俺達を問答無用に墓地へ捨てたりリリースしたりするではないか!なーにが助け合い!笑わせるな!!ドロー!」

ワンダードッグ「俺は成金忍者を召喚、そして手札から罠カードを捨てる事でデッキから忍者と名のつくレベル4以下のモンスターを表側または裏側守備表示で召喚できる!俺は表側守備表示でモンスターを特殊召喚!現れろ機甲忍者アクア」

ワンダードッグ「そして永続罠発動!影縫いの術!自分フィールドの忍者と名のつくモンスターを一体リリースし発動!相手モンスターを一体除外する!そして除外されたモンスターが居たモンスターゾーンは除外されている限り使用不能!」

三沢「グングニール!」

ワンダードッグ「ターンエンド。人間よお前はこの世界に住んでいた時期があったとか言ったワン。しかしそれはモンスター達は受け入れたくれたかワン?」

三沢「何が言いたい」

ワンダードッグ「かつて一人の人間が俺達を苦しめた話を聞いたことがあるワン。超融合・・・この世界においても人間は俺達を苦しめた。モンスターは人間を恨んでいる嫌っている!少なくとも俺の仲間はそうだワン!必ずや覇権を握り今度は俺達が人間に報復する番だワン!」

ワンダードッグ「そしてお前は人に尊敬される事はないワン、何処か目立ちたい偉くなりたいそういう思いがヒシヒシと伝わってくるワン」

三沢「始めてあったお前に何が解ると言うんだ」

ワンダードッグ「犬の嗅覚と忍者の勘がそう俺に伝えているのだワン!」

三沢「お前の言う人間は確かに苦しめたモンスターを・・・だが懸命に誰かのために頑張ろうとしている!あいつはいつもそうだ・・・どんな敵にも臆せず立ち向かい人類最後の希望になったあの日も地球をモンスターを救った!」

三沢「そしてあいつは今その超融合を正しい使い道をしている!それはお前のような他者を傷つけ苦しめるモンスターを吸い込みHEROとしてだ!」

三沢「そしてかつてのあいつが覇王として暴れたようにお前達も同じ事をしている!歴史を繰り返し愚かな過ちを犯すお前やお前のリーダーは大馬鹿者だ!!」

ワンダードッグ「黙れワン!これは犠牲!犠牲は付き物だワン!」

三沢「それが愚かなんだよ忍犬ワンダードッグ。ドロー!俺は先のターン、二枚のカードを墓地へ送った・・・そして手札には死者蘇生とオキシゲドン。俺はオキシゲドンを攻撃表示で召喚、そして魔法カード死者蘇生!俺は墓地のハイドロゲドンを蘇生させる」

三沢「バトル!俺はオキシゲドンで機甲忍者アクアを攻撃!そしてハイドロゲドンでダイレクトアタック!」

ワンダードッグ「墓地へ送られた機甲忍者アクアの効果を発動!アクアは墓地にこのカード以外の忍者が居る場合、アクアを除外する事で攻撃を無効にする!」

三沢「ターンエンド・・・」

ワンダードッグ「運がないワン。お前」

ワンダードッグ「ドロー、忍者マスターHANZOを召喚!このカードが召喚に成功された時、デッキから忍法と名のついたカードを手札に加える!」

ワンダードッグ「HANZOでハイドロゲドンを攻撃!」

三沢「俺は先ほどグングニールの効果により墓地へ送ったシールド・ウォリアーの効果を発動!戦闘ダメージ計算時、墓地のこのカードを除外する事で自分フィールド上のモンスターは破壊されない!」

ワンダードッグ「だがダメージは受けて貰うワン」

三沢「・・・ッッ」4000→3800

ワンダードッグ「ターンエンド!」

三沢「俺のターン・・・ライフは圧倒的に俺の有利。だが奴への距離は遠い・・・ドロー・・・サイクロン・・・ダメだ」

三沢「ここでサイクロンを発動しても相手の魔法か罠を破壊できる。だが・・・影縫いの術・・・あのカードの効果は確か!俺は魔法カード サイクロンを発動!お前の場の忍法 影縫いの術を破壊!」

三沢「このカードを破壊した事により除外されたモンスターは元の形式表示に戻る!戻って来いグングニール!!」

ワンダードッグ「バカな!今、一度帰還させたというのかワン!」

三沢「俺のデッキにはサイクロンがそれぞれ1枚ずつ入っている。だが引き当てる確率は低い。俺はそれを引き当てたんだ」

ワンダードッグ「デュエリストの奇跡のドロー・・・!」

三沢「勝つ!せめてお前が倒したモンスターに詫びるんだ!」

ワンダードッグ「誰が詫びるか!寧ろ喜ぶはず、奴らの脆弱な命が我々の糧となった事を!」

三沢「分からず屋め・・・十代!超融合の用意だ!」

十代「解ったぜ三沢」

ワンダードッグ「超融合・・・覇王だな!!俺の命をくれてやる!だが何れ内部から支配しお前を苦しめてやるワン!覚悟しろよ覇王!俺は屈しない!俺は誇り高き忍犬だワン!」

三沢「グングニールで忍者マスターHANZOに攻撃!」

ワンダードッグ「ワォォン!」1500→800

三沢「そしてハイドロゲドンでダイレクトアタック!!!」

ワンダードッグ「ワオーン!」800→0

三沢「今だ!」

十代「行けネオス!俺は手札のフェザーマンを墓地へ送りネオスとワンダードッグを超融合!!!」

ワンダードッグ「に、忍犬はただでは死なん・・・先に死んだ2人とともに怨念となりて必ず・・・ワン・・・」

十代「E・HERO GratTORNADO。新しい風のE・HERO」

三沢「ハァ・・・」バタン

ツァン「ちょっと大丈夫!」

カイザー「疲れて眠っているんだろう。大丈夫、三沢はそこまでヤワな男じゃない」

「十代さん、やはり貴方は覇王なのですね」

十代「・・・否定はしない」

鬼柳「そう怖い顔すんなよ。人間ってのは誰でも絶対にやっちゃいけねえ間違いを犯しちまう時があんだよ。俺もその一人だ」

鬼柳「そこから挽回しその罪を背負って生きていくのも大罪を犯した奴の使命なんだ。絶対に忘れちゃいけねえんだよ、絶対にな・・・犯しちまった罪をよ」

「モンスターとしては複雑です。あの覇王が側に居ると言う事は・・・」

カイザー「・・・そうだな」

万丈目「ええい!前向きになれ前向きに!さあ次はどいつだ!出て来い!!」

ツァン「そう簡単に出てくるわけないでしょ」

ジャッジマン「わしだ」

万丈目「本当に出てきたか・・・よし俺が行こう!」

ツァン「僕がやるよ。アンタはその子達の故郷を探してあげるんでしょ」

イエロー「やだぁ~!優しい~!」

グリーン「姉御!姉御!」

ブラック「ツァンの姉御!」

レッド「最高!」

ブルー「!」

ツァン「別にアンタ達のためじゃないし。ていうかウザいから」シッシッ

ジャッジ・マン「先攻はわしから行かせてもらう。わしはブラッド・ボルスを攻撃表示で召喚。そしてわしは手札のミノタウロスとケンタウロスを融合しミノケンタウロスを融合召喚!ターンエンド」

ツァン「僕のターン!ドロー、僕は真六武衆エニシを召喚!そしてフィールドにキザン以外の六武衆と名のつくモンスターが存在する場合、手札から真六武衆キザンを特殊召喚!さらに僕は速攻魔法 六武衆の荒行を発動!」

ツァン「自分フィールドの六武衆と名のつくモンスターを一体選択する。そしてデッキから同じ攻撃翌力を持つ同名カード以外を特殊召喚する!僕は真六武衆エニシを選択し六武衆イロウを特殊召喚!」

ジャッジ・マン「長い!小娘が何が六武衆だ。そんなのは知らぬ、わしのデッキはあのカイバーマン様が若かりし頃に使用したデッキで構築されている。言っておくがそのような武者被れ共に負けぬ!」

ジャッジ・マン「笑止!カイバーマン様の代わりに覇権を握るのはわし!今の頭首に使えているのもその覇権への踏み台よ」

ツァン「盛り上がってるとこ悪いけど僕は興味ないから。カイバーマンって知らないし、そして僕は自分フィールドに六武衆と名のつくモンスターが居る場合、手札から六武衆の師範を特殊召喚できる。さらに僕は六武式三段衝を発動、自分フィールドに六武衆と名のつくモンスターが三体以上居る場合、三つの効果のうち一つを発動できる!僕は第一の効果、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する効果を選ぶ」

ジャッジ・マン「な、何!?」

ツァン「知らないなら教えてあげるよ。これが六武衆・・・バトル!真六武衆エニシでダイレクトアタック!真六武衆キザンでダイレクトアタック!六武衆の師範でダイレクトアタック!」

ジャッジ・マン「バカな・・・今日までカイバーマン様のデッキを使い不敗であったわしが・・・やはり青眼の白龍を奪っておけば・・・くっ・・・あの女め・・・」

ツァン「十代!」

十代「ネオス!俺は手札のクレイマンを墓地へそして超融合を発動!!」

ジャッジ・マン「青眼の白龍さえあれば!不覚・・・ッッ!」

十代「E・HEROガイアこれで4体目のHERO」

ツァン「ふぅ・・・」

鬼柳「いい満足してたぜ」

ツァン「意味解らないし」

カイザー「青眼の白龍か、ドラゴン使いの君は持っているのか」

「いえ確かカイバーマンは3体居る青眼の白龍をそれぞれのお弟子さんに渡したとかいう噂が」

万丈目「カイバーマンって絶対に海馬瀬人だ・・・そんな感じがして来た」

三沢「髪の長さが違うだろ」

万丈目「それならユーギーマンとかジョーノウチーマンとか居るのか?居ないだろ」

カイザー「機械軍曹、深海の戦士、忍犬ワンダードッグ、ジャッジ・マン。彼らの頭目は何者なんだ」

「わか」

万丈目「どうせ解らんのだろ!だいたい自分の素性も明かさんくせにだな」

「・・・あ、そういえば名をまだ名乗っていませんでしたね。私は」

十代「っつうかさ腹減らないか?」

ツァン「ねえそれ何?」

三沢「ワンダードッグが使ってたカードさ、他のカードは消えたのにこのクリムゾン・シャドーだけは残っていた」

ツァン「そういえば究極のエクシーズとか言ってたよねあの犬」

カイザー「・・・十代よ。食事は後のようだ」

十代「え?」

カイザー「どうやら俺達は囲まれたらしい」

鬼柳「見てえだな。本隊のお出ましってわけか」

サイコ・ショッカー「君達の頭首は誰だ」

十代「俺?」

万丈目「俺だ」

三沢「俺が一番ここに詳しいから俺だな」

鬼柳「俺がリーダーだぜ!」

サイコ・ショッカー「・・・誰なんだ」

カイザー「俺が話を聞こう」

サイコ・ショッカー「ここは我らの領土、勝手な振る舞いをしおって・・・人間共が」

カイザー「そうだな謝らなければならない。だが俺は謝らん、謝るのは好き勝手に他者の命を奪うお前達の方だ」

鬼柳「カイザーの言う通り、てめえらは自分が満足してえだけじゃねえか。この世界を制覇してみろよ!後になって解るぜ、かなり虚しく感じるんだよ・・・こう燃え尽きちまうっていうかよ」

万丈目「リーダーはお前だな!よし、次こそは」

サイコ・ショッカー「頭首が私?よく見てみろすでに居るであろう」

十代「何が」

サイコ・ショッカー「後ろ」

ツァン「ちょ・・・何よこれ・・・」

鬼柳「おいおい冗談じゃねえぞ・・・何だよこれ!」

カイザー「この巨体で一切の気配を感じさせず俺達の背後に立つとは・・・できる!」

万丈目「ふざけるなよ!何だこいつは!!」

サイコ・ショッカー「そう、このお方こそが我らが頭首タイラント・ドラゴン様だ!!!」

十代「馬鹿げてるぜ・・・さすがに」

サイコ・ショッカー「ありがたく思えタイラント・ドラゴン様の右腕と言われる私がお前達の相手をしてやる」

三沢「タイラント・ドラゴン・・・万丈目お前はあいつとデュエルするのか」

万丈目「ば、馬鹿!できるか!」

三沢「ちょっと待てよ頂点に近い奴の一人がこのタイラント・ドラゴンだとしたら他のモンスターも・・・ダメだ死ぬ」

サイコ・ショッカー「私は指名しようカイザー!サイバーとサイコは古来より宿命!私と闘えカイザー亮!」

万丈目「お、おいドラゴン使い!説得しろ!あのタイラント・ドラゴンを!」

「ダメです・・・」

サイコ・ショッカー「無駄だよ!タイラント・ドラゴン様は言葉を発しない。だから通訳が居るのだ、おい」

青き眼の乙女「はい」

「彼女は確かカイバーマン様のお弟子の一人・・・何故」

サイコ・ショッカー「そんな事はお前に関係ない!さあ青き眼の乙女よ!デュエルをするのだ!」

三沢「よし!俺の出番だ!」

万丈目「いや俺だ!そろそろ頃合いだ!」

「いえ私が行きましょう」

ツァン「気をつけなよあんな大きい龍を手懐けて居るんだから」

鬼柳「そういやお前、名前は」

ドラゴン・ウイッチ「ドラゴン・ウイッチです。勝ってみせますドラゴン使いの名にかけて」

サイコ・ショッカー「こちらも始めようかカイザー亮」

カイザー「そうだな・・・デュエル!」

万丈目「負けたらどうなるんだ」

三沢「俺達を取り囲む奴らが一斉に・・・頑張ってくださいカイザー!ドラゴン・ウィッチ!」

十代「タイラント・ドラゴン・・・よし」

ツァン「待ちなよ!あいつとデュエルする気!?」

十代「大丈夫、負けない」

万丈目「待て待て!まだ完成してないんだろお前のデッキは!」

十代「ま、心配すんなって」

万丈目「誰が心配などするか!ふざけるんじゃないぞ十代!」

三沢「先ずは様子見だ!」

タイラント・ドラゴン「・・・(お前とお前とお前だ)」

鬼柳「あいつお前らに指さしてるぜ、多分デュエルしろってな」

十代「だってよ、どうする万丈目、三沢」

万丈目「・・・」

十代「ここでビビってたら明日香に言っちまうか」

万丈目「よ、よし・・・やればいいんだろ!」

三沢「お、俺も居るぞ!」

十代「決まったぜタイラント・ドラゴン」

万丈目「負けるわけには行かん!まだ死ぬには早すぎる!」

三沢「案外こいつが頂点に近いかもしれない・・・こいつさえ倒せば後はきっと楽だ!」

タイラント・ドラゴン「・・・(デュエル)」

カイザー「ドロー、俺はサイバー・フェニックスを攻撃表示で召喚。さらにカードを一枚セットしターンエンド」

サイコ・ショッカー「私のターン!ドロー、私はモンスターを裏守備表示で召喚。そしてカードを二枚セットしターンエンド」

カイザー「俺のターン、ドロー。俺はサイバー・フェニックスをリリースしサイバー・オーガをアドバンス召喚!」

カイザー「バトルだ!俺はサイバー・オーガで裏側守備モンスターを攻撃!」

サイコ・ショッカー「君が破壊したモンスターはキラー・トマト。キラー・トマトは戦闘によって破壊されたときデッキから闇属性1500以下のモンスターを特殊召喚する現れよサイコ・リターナー!」

カイザー「ターンエンド」

サイコ・ショッカー「何事も合理的にそして用心深くする事が私のデュエルなんだよカイザー亮」

サイコ・ショッカー「機械軍曹は運否天賦の博打、深海の戦士はできる男であったが所詮はエクシーズ頼み、忍犬ワンダードッグは忍者を上手く使いこなす事ができずジャッジ・マンは論外」

サイコ・ショッカー「だが私は違う!ドロー!私は愚かな埋葬を発動!デッキからモンスターを一枚墓地へ送る。そしてサイコ・リターナーでダイレクトアタック!このカードは相手にダイレクトアタックができる!」

カイザー「・・・」4000→3400

サイコ・ショッカー「ターンエンド!」

カイザー「俺のターン、俺は融合を発動」

サイコ・ショッカー「罠発動!封魔の呪印!魔法カードを捨てる事で相手の魔法を無効にし破壊する!そしてこのターン相手は同名カードを使えない!」

サイコ・ショッカー「サイバー流の要は融合に有り!それが長所であって短所!これで君は手足を捥がれたも同然!」

カイザー「バトルだ!サイバー・オーガでサイコ・リターナーを攻撃!」

サイコ・ショッカー「ヌッ・・・」4000→2700

サイコ・ショッカー「サイコ・リターナーは戦闘によって破壊され墓地に送られたとき墓地のサイコ・ショッカーを特殊召喚する!私はサイコ・ショッカーを特殊召喚!!」

カイザー「・・・ターンエンド」

サイコ・ショッカー「私のターン!!」

サイコ・ショッカー「私は場のサイコ・ショッカーをリリースする事によりサイコ・ロードを特殊召喚!サイコ・ロードはサイコ・ショッカーの最終形態!」

サイコ・ショッカー「サイバー・オーガに攻撃!やれ我が分身!!」

カイザー「サイバー・オーガ・・・!」3400→2900

サイコ・ショッカー「ターンエンド。サイコに死角無し!」

カイザー「サイバー流の弱点が手札の消費だとすればサイコ流の弱点はサイコ・ショッカーまでの召喚方法だな。お互いの流派には弱点が多い・・・俺は融合を封じられた。だがしかし俺にはまだ残っている。俺はサイバー・ドラゴンを特殊召喚」

カイザー「さらに俺はサイバー・エスパーを通常召喚。サイバー・ドラゴンが場に居るとき自分と相手の機械族を含め全てを融合素材にし俺はサイバー・ドラゴン、サイバー・エスパーそして人造人間-サイコ・ロードを融合!!」

サイコ・ショッカー「バカな!融合は封じたはず!なのに!?」

カイザー「これは融合を必要としない融合モンスターだサイコ・ショッカーよ」

カイザー「サイバーは常に進化をし続けてる!現れよキメラテック・フォートレス・ドラゴン!!このカードの攻撃翌力は融合素材として使ったモンスター×1000!よって攻撃翌力は1000だ!」

サイコ・ショッカー「攻撃翌力3000!?」

カイザー「サイコを使うにはまだまだのようだなサイコ・ショッカー!俺はキメラテック・フォートレス・ドラゴンでダイレクトアタック!」

サイコ・ショッカー「罠発動!攻撃の無力化!!私とてそう簡単に命を取られてたまるか!サイコはサイバーの上を行く!」

カイザー「ターンエンド」

サイコ・ショッカー「サイコ・ロード死すとも策はあるわ!私のターン!!」

十代「じゃあ俺達も始めようぜ」

万丈目「それでどうするんだ。俺は誰かと組むなんて始めての経験だぞ」

三沢「俺たち三人のライフは4000、タイラント・ドラゴンのライフは12000。これで行こう」

万丈目「おい!明らかに俺達に不利だろうが!」

十代「でも俺たちは三人であいつは一人だぜ?これでいいんじゃねえか」

万丈目「・・・どうなっても知らんからな俺は」

三沢「ターンは十代、万丈目、俺、タイラント・ドラゴン・・・そ、それでいいか」

タイラント・ドラゴン「・・・(好きにしろ)」

十代「な、何か納得したみたいだぜ、やろうぜデュエルを」

万丈目「負ける事は許さんからな!解ったか十代、三沢」

三沢「ああ!」

十代・万丈目・三沢「デュエル!!!」

タイラント・ドラゴン「・・・(デュエル)」

十代「俺のターン、ドロー!俺は手札のバーストレディとフレア・スカラベを融合!見せてやるぜ俺の新しいHEROを!現れよ炎のE・HEROノヴァマスター!俺はカードを一枚伏せてターンエンド」

万丈目「俺のターン、ドロー!俺はアームド・ドラゴンLV3を召喚!そして魔法カード レベルアップを発動!アームド・ドラゴンLV3はLV5へ!カードを一枚伏せてターンエンドだ!」

三沢「俺のターン、ドロー!俺はゾンビ・マスターを攻撃表示で召喚しカードを二枚伏せてターンエンド」

タイラント・ドラゴン「・・・(ドロー、ラヴァドラゴンを攻撃表示で召喚、そして魔法カード火竜の火炎弾を発動、自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスターが存在する場合、二つの効果のうち一つを選ぶ俺は第二の効果、フィールド上に存在する守備力800以下の表側表示モンスターを破壊する。俺はゾンビ・マスターを破壊)」

三沢「ゾンビ・マスター!」

タイラント・ドラゴン「・・・(カードを一枚セットしターンエンド)」

十代「ドロー、俺は魔法カードH-ヒートハートを発動!ノヴァ・マスターはこのターン、500ポイント攻撃翌力がアップする!バトルだ!ノヴァマスターでラヴァドラゴンを攻撃!」

タイラント・ドラゴン「・・・」12000→10500

十代「ノヴァマスターは相手モンスターを破壊したときドローできる。俺はこれでターンエンド」

万丈目「よし!相手のフィールドはガラ空き今がチャンス!俺はアームド・ドラゴンLV5でダイレクトアタック!」

タイラント・ドラゴン「・・・」10500→8100

万丈目「ターンエンド!勝てる!勝てるぞ俺たち!!」

三沢「俺のターン・・・何て目だ・・・俺は」

タイラント・ドラゴン「・・・」

十代「三沢!何ボーッとしてるんだ!」

三沢「す、すまない十代。俺はモンスターを裏守備表示で召喚しターンエンド」

タイラント・ドラゴン「・・・(ドロー、俺はブリザード・ドラゴンを攻撃表示で召喚。相手フィールド上のモンスターを選択し発動する。相手は次の自分のターンまで表示変更及び攻撃宣言が不可能、アームド・ドラゴンLV5を選択」

万丈目「な、何だ!?アームド・ドラゴンが凍りついたぞ」

三沢「ブリザード・ドラゴンの効果だ」

タイラント・ドラゴン「・・・(魔法カード スタンピング・クラッシュを発動。自分フィールド上にドラゴン族モンスターがいる場合に発動できる。相手の魔法及び罠を一枚選択し破壊する、そして破壊したときそのプレイヤーに500ポイントのダメージを与える)」

十代「ぐわぁぁ・・・」4000→3500

タイラント・ドラゴン「・・・(ターンエンド)」

万丈目「喋らんから何をするか解らんぞあいつ!いいのかこれで!!」

三沢「仕方がないだろ。話さないのだから」

十代「まあ大丈夫だろ、俺のターン!俺はおろかな埋葬を発動!俺はデッキからネオスを墓地へ!そしてミラクル・コンタクトを発動!俺は墓地のネオスとフレア・スカラベをデッキへ戻しそしてその決められた融合素材モンスターをエクストラデッキから融合召喚!来いフレア・ネオス!フレア・ネオスはフィールド上の魔法・罠の数だけ400ポイントアップする!万丈目のフィールドの一枚、三沢のフィールドの二枚、そしてタイラント・ドラゴンのフィールドの一枚。合計1200!」

十代「フレア・ネオスでブリザード・ドラゴンに攻撃!」

タイラント・ドラゴン「8100→6200」

十代「ターンエンド・・・頂点に近いって言うけど本当なのか?いや三人がかりでデュエルしてるから一対一なら・・・」

万丈目「俺のターン!!」

万丈目「攻撃ができんのなら俺はドレッド・ドラゴンを攻撃表示で召喚!レベル5のアームド・ドラゴンLV5にレベル2のドレッド・ドラゴンをチューニング!シンクロ召喚!現れよエクスプロード・ウィング・ドラゴン!」

万丈目「一気に畳み掛けるぞ!ダイレクトアタック!」

タイラント・ドラゴン「・・・」6200→3800

万丈目「どうした!デカいのは図体だけか!」

タイラント・ドラゴン「・・・」

万丈目「な、何だその目は・・・ターンエンド」

三沢「俺のターン!俺はモンスターを反転召喚!そしてゾンビキャリアを通常召喚!俺はレベル4のピラミッド・タートルにレベル2のゾンビキャリアをチューニング!シンクロ召喚!!デスカイザー・ドラゴン!」

三沢「デスカイザー・ドラゴンでダイレクトアタック!」

タイラント・ドラゴン「・・・」3800→1400

三沢「もしかしたら勝てるかもしれん・・・次のターン奴に奇跡が起きない限り。ターンエンド」

タイラント・ドラゴン「・・・(俺のターン、ドロー。俺は竜の霊廟を発動、デッキからドラゴン族モンスターを一体墓地へ送る。これが通常モンスターの場合もう一体ドラゴン族モンスターを墓地へ)」

タイラント・ドラゴン「・・・(そしてハウンドドラゴンを通常召喚し魔法カード龍の鏡を発動。融合モンスターによって決められたカードを除外しドラゴン族融合モンスターを召喚できる。俺はF・G・Dを召喚」

三沢「あ、あれは!?」

万丈目「あいつは確かドラゴン族最強の攻撃翌力を誇るF・G・D!」

十代「あいつはずっと待ってたんだ・・・あれを召喚するのを」

タイラント・ドラゴン「・・・(バトル)」

十代「さあ誰を狙うんだ・・・」

万丈目「明らかに三沢だ。あいつには伏せカードが無い・・・」

タイラント・ドラゴン「・・・(黄色お前だ)」

十代「三沢!!!」

三沢「うわあああああああああああああああああああ」4000→1400

万丈目「おい三沢!十代、飛ばされてしまったぞ!」

十代「鬼柳!三沢を」

鬼柳「任せとけ!」

ツァン「あ、あいつ・・・デュエルなんて関係ないって顔してる・・・三沢が」

「タイラント・ドラゴン様があのカードを出した時は最後!何故ならば対戦相手は全て吹き飛ばされてしまうからな!」

「たとえライフが減らずともお前達は助からん!」

万丈目「卑怯者が!何が頂点に近いだ!ただのリアルファイターと変わらんだろうが!!」

ユベル「奴はライフを削られようとも決して動じなかった。それはF・G・Dを召喚するため」

大徳寺「十代くん・・・」

十代「落ち着けよ万丈目。俺達はデュエリスト、デュエルで決着をつけようぜ」

万丈目「策はあるのか」

十代「・・・無い」

万丈目「な、無い!?」

十代「でも俺に任せてくれよ。な?」

タイラント・ドラゴン「・・・(ターンエンド)」

十代「俺のターン!ドロー!さあ、どうするか・・・フレア・ネオスは戻っちまった。場にはノヴァマスター」

十代「魔法発動!融合賢者、俺は墓地の融合を手札に加える。そして場のノヴァマスターと手札のアクア・ドルフィンと融合!」

十代「俺は水のE・HEROアブソルートzeroを召喚!俺はアブソルートzeroでF・G・Dに攻撃!」

万丈目「血迷ったか十代!そんな事をすれば」

タイラント・ドラゴン「・・・(気が狂ったか。F・G・Dよ弾き返せ)」

十代「へっ、まあ見てろよ万丈目」

万丈目「十代!」

十代「うおおおおおおおおおおおおお」3500→1000

タイラント・ドラゴン「・・・(最後の足掻きか・・・何・・・?)」

ツァン「見て!F・G・Dが崩れてる!」

十代「アブソルートzeroは・・・フィールドから離れたとき相手フィールドのモンスターは全て破壊するんだぜ・・・これで」

タイラント・ドラゴン「・・・(速攻魔法デーモンとの駆け引きを発動、自分フィールドのレベル8以上のモンスターが墓地へ送られた時に発動できる。そして手札またはデッキからバーサーク・デッド・ドラゴンを特殊召喚)」

十代「そ、そんな・・・」

タイラント・ドラゴン「・・・(バーサーク・デッド・ドラゴンは相手フィールドの全てのモンスターに一度ずつ攻撃が可能。終わりが近いぞ、ターンエンド)」

万丈目「三沢も吹き飛ばされて十代もさっきの攻撃の余波で・・・俺が奴をどうにかするしかない!ドロー!」

十代「・・・」

「起きろ遊城十代・・・起きるんだ」

十代「誰だ・・・あんたは」

カイバーマン「フゥン、無様な奴め。このまま眠り続けるか」

十代「次のドローで全てが決まる。全てが・・・ていうかカイバーマンがどうして」

カイバーマン「このような事態に陥ったのも俺のせいだ、我が弟子も奴に何らかの操作をされているようだ」

十代「へえ・・・じゃあ勝つしかないな俺達」

カイバーマン「お前の手札には逆転するカードの片割れがある。そして次のドローで決めてみせろ遊城十代」

カイバーマン「ここでお前が死んでは何も始まらん・・・行け遊城十代」

十代「解ったぜカイバーマン」

万丈目「エクスプロード・ウィング・ドラゴンを守備表示にしモンスターを裏守備表示で召喚しターンエンド」

タイラント・ドラゴン「・・・(ドロー、バーサーク・デッド・ドラゴンで攻撃そして攻撃)」

万丈目「うぐっ・・・何てダメージだ・・・ライフは減らんがこの衝撃は」

タイラント・ドラゴン「・・・(ターンエンド)」

タイラント・ドラゴン「・・・(赤い奴も立ち上がれまい)」

十代「俺のターン!ドロー・・・!来たぜ・・・ついに」

タイラント・ドラゴン「・・・(まだやれると言うのかこいつ)」

十代「俺はE・HEROプリズマーを攻撃表示で召喚!プリズマーは1ターンに1度、相手にエクストラデッキの融合モンスターを見せその融合モンスターの融合素材をデッキから一体墓地へ送る。俺が墓地へ送ったカードはネオス、プリズマーはネオスとしてこのターン扱う!そして俺は超融合を発動!手札のネクロ・ダークマンを墓地へ送り俺はフィールドのプリズマーとバーサーク・デッド・ドラゴンを超融合!!!」

タイラント・ドラゴン「・・・(バカな俺のモンスターが)」

十代「これが闇のE・HEROエスクリダオ!こいつは墓地のE・HEROの数だけ×100ポイントアップする!墓地にはバーストレディ、ノヴァマスター、アブソルートzero、ネクロ・ダークマン、プリズマー、ネオスの6体!そして攻撃翌力は3200!」

タイラント・ドラゴン「・・・(俺のフィールドにはモンスターが居ない。これは)」

十代「決着の時だぜタイラント・ドラゴン!行けエスクリダオ!タイラント・ドラゴンへダイレクトアタックだ!!!」

タイラント・ドラゴン「・・・(野望が潰えるのか・・・こんな所で・・・ただの人間に敗れ・・・)」

十代「ハァハァ・・・」

万丈目「勝ったのか俺達・・・勝ったんだな」

十代「だと思うぜ・・・」

「タイラント・ドラゴン様が死んだ!」

「何て事だ・・・しかし頂点の一角が死んだという事は」

「我々にもチャンスがある」

ツァン「アンタ達バカじゃないの!自分達の頭首が倒されたのに少しは仲間意識持ちなさいよ!」

阿修羅「仲間意識?笑止、我々は不甲斐ない頭首と幹部に仕え今の事態に陥った被害者である。それに誰にでも平等にチャンスがあるのだよ弱肉強食のこの世界ではね」

鬼柳「そいつの言う通りだよな。下ろすぜ三沢」

十代「三沢!無事だったんだな」

鬼柳「気絶しちまってるけどな・・・お前にこいつらを纏め上げる力はあんのか?リーダーの素質ってやつをな」

阿修羅「スピリットデッキを使うこの阿修羅!恐らくはタイラント・ドラゴンやサイコ・ショッカーたち五幹部に次ぐ実力者であると自負している。情弱な人間には解るとは思えんが!」

鬼柳「言っとくがリーダーって奴は覚悟が居るぜ、リーダーを舐めてる奴は全員相手にしてやる来いよ」

十代「ツァン・・・頼みがあるんだけどいいか・・・」

ツァン「何よ」

十代「あの女の子とドラゴン・ウィッチのデュエルを止めてくれないか・・・ちょっと約束しちゃってさ」

ツァン「し、仕方ないな、アンタ達は動いちゃダメよ怪我してるんだから」

鬼柳「俺を満足させてみろ!デュエルだァ!!」

ふぅ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月19日 (月) 18:10:06   ID: VwpJDt9_

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