安価でシークレットゲーム8 (625)

・このスレは安価(コンマ)でシークレットゲームをクリアすることを目的としています。

・プレイヤー人数は14人、PDAは14個であり、ランダムに配布されます。
 ※他の13人は、シークレットゲームに登場するキャラ(御剣、姫萩、等)です。

・原作にない武器やソフトウェアなどが登場する可能性があります。

・基本は安価で選択肢を選ぶことになりますが、場合によってはコンマ下二桁判定を取ります。

・安価の選択肢に挙げられている中に正解のものが絶対含まれているかどうかは分かりません。

・安直な選択は死を招くので、ご注意を。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410944026

まず最初に主人公設定を行います。

あなたの性別は?
>>3
>>4

>>4のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>3
51~99 >>4

あなたの年齢は?
>>5
>>6

>>6のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>5
51~99 >>6

明らかに不適切な場合は1個下を採用します。

女性

18歳

22歳

性別:男

年齢:18歳

あなたの性格は?
>>8
>>9

>>9のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>8
51~99 >>9

・あなたの特徴は?
>>10
>>11

>>11のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>10
51~99 >>11

正義感が高い、そして女好き

生真面目だがかなりの天然

マチョである

性別:男

年齢:18歳

性格:正義感が高い 女好き

特徴:マチョ(男らしさがある)

あなたの職業は?
>>14
>>15

>>15のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>14
51~99 >>15

・あなたの趣味は?
>>16
>>17

>>17のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>16
51~99 >>17

大学生

プロのキックボクシング

登山

体を鍛える事と人助け

性別:男

年齢:18歳

性格:正義感が高い 女好き

特徴:マチョ(男らしさがある)

職業:大学生

趣味:体を鍛える事と人助け


・あなたの家族構成は?
>>20
>>21

>>21のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>20
51~99 >>21

・あなたの名前は?
>>22
>>23

>>23のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>22
51~99 >>23

父、母、弟

父、母、姉、自分

狭霧 彰(さぎり あきら)

天道、一揆

性別:男

年齢:18歳

性格:正義感が高い 女好き

特徴:マチョ(男らしさがある)

職業:大学生

趣味:体を鍛える事と人助け

家族構成:父、母、弟

名前:狭霧 彰(さぎり あきら)

・あなたの好きなことは?
>>25
>>26

>>26のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>25
51~99 >>26

・あなたの嫌いなことは?
>>27
>>28

>>28のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>27
51~99 >>28

ナンパ

アニメを見る事

弱いものいじめ

理不尽な暴力

性別:男

年齢:18歳

性格:正義感が高い 女好き

特徴:マチョ(男らしさがある)

職業:大学生

趣味:体を鍛える事と人助け

家族構成:父、母、弟

名前:狭霧 彰(さぎり あきら)

好きなこと:ナンパ

嫌いなこと:弱い者いじめ

あなたの長所と短所は?
>>31
>>32
>>33

>>33のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>31
34~66 >>32
67~99 >>33

>>32のコンマ下二桁によって長所と短所が反転する可能性あり

00~50 反転あり
51~99 反転なし

真面目である、堅物である

時々空気が読めないことがある

根気よく何事もやりとげる

>>32のコンマ下二桁により長所と短所が反転します。

性別:男

年齢:18歳

性格:正義感が高い 女好き

特徴:マチョ(男らしさがある)

職業:大学生

趣味:体を鍛える事と人助け

家族構成:父、母、弟

名前:狭霧 彰(さぎり あきら)

好きなこと:ナンパ

嫌いなこと:弱い者いじめ

長所:融通が利く

短所:不真面目


・あなたの原作キャラとの接点は?(無しも可)
>>35
>>36
>>37

>>37のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>35
34~66 >>36
67~99 >>37

・あなたのゲームとの関連性は?(無しも可)
>>38
>>39
>>40

>>40のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>38
34~66 >>39
67~99 >>40

八幡麗佳とは恋人同士である

麗佳と同じ大学

麗佳と友人

以前ゲーム参加した事ありその時に自分以外の参加者を皆殺しにする最悪条件を引いてまった
その時は自分の命が惜しんで他の参加者を皆殺しにてしまう、その時の罪の意識があり人助け良くするのは
その罪の意識からである

なし

なし

性別:男

年齢:18歳

性格:正義感が高い 女好き

特徴:マチョ(男らしさがある)

職業:大学生

趣味:体を鍛える事と人助け

家族構成:父、母、弟

名前:狭霧 彰(さぎり あきら)

好きなこと:ナンパ

嫌いなこと:弱い者いじめ

長所:融通が利く

短所:不真面目

原作キャラとの接点:矢幡麗佳と恋人

ゲームとの関連性:なし

・JOKERの解除条件

※解除条件は、JOKERの機能を用いる必要があるもの、殺人が含まれているもの、またはそれらに近しい難易度のものでなければ無効となります。

解除条件については、今回のゲームに合いそうなものを安価の中から採用します。

>>42
>>43
>>44

首輪を5個確保する

自分以外皆殺し(ゲス顔)

首輪を解除したプレイヤーを解除した6時間以内に殺害する

性別:男

年齢:18歳

性格:正義感が高い 女好き

特徴:マチョ(男らしさがある)

職業:大学生

趣味:体を鍛える事と人助け

家族構成:父、母、弟

名前:狭霧 彰(さぎり あきら)

好きなこと:ナンパ

嫌いなこと:弱い者いじめ

長所:融通が利く

短所:不真面目

原作キャラとの接点:矢幡麗佳と恋人

ゲームとの関連性:なし

JOKERの解除条件:首輪を解除したプレイヤーを解除した6時間以内に殺害する

以上が今回の設定です。


※PDAは特定のコンマを用いてプレイヤーにそれぞれランダムに配布されています。
 よって原作通りの立ち回りをしないキャラクターがいる可能性があるため、注意が必要です。

それではゲームスタート!

【03:33】

「んん……痛ッ!」

俺は突然体に走った痛みで目を覚ます。

「んぁ……?」

大体痛みで目を覚ますときは、恋人である麗佳が叩き起こしてきたときだ。

しかし、いつもあるはずの彼女の少し怒った顔は無く、代わりに灰色の天井が見えた。

「どこだ、ここ――」

俺の意識は急速に覚醒を迎え、痛む体を無理矢理引き起こした。

一面コンクリートと廃れた家具が置かれた部屋だと認識するとともに、異常事態だと悟ることができた。

(悪戯、いや……これは誘拐か?)

それにしては荷物も取り上げられておらず、特に外傷は見当たらなかった。

ただの大学生を誘拐しても何も無いというのに、どういうことなのだろうか。

俺は部屋を物色しながら、普段あまり使わない頭をフル回転させていた。

(ん……これは?)

ふと机の上にあるスマートフォンのような物が目に入る。

俺はそれを手に取り、確認をし始める――

俺のPDAに載っていたルールは?


PDAに載っていたルールは?(コンマ判定)
※被った場合は1個下のルールが採用される。

>>48
>>49

3 00~15
4 16~30
5 31~45
6 46~60
7 61~75
8 76~90
9 91~99

それ

PDAを操作するとルールや解除条件、地図の3つを確認することが出来た。


【ルール6】
開始から3日間と1時間(73時間)が過ぎた時点で生存している人間を全て勝利者とし20億円の賞金(同人版では10億円)を山分けする。
【ルール7】
指定された戦闘禁止エリアの中で誰かを攻撃した場合、首輪が作動する。


断片的な情報だが、ルールを見る限り物騒なゲームに参加させられたということは分かる。

しかし、俺にはこれが本当であるとは到底考えられなかった。

(これはドッキリか何かに違いない……うん、そうだ――)

何故なら俺のPDAの解除条件とやらが、あまりに現実離れしているからだ。



9:自分以外の全参加者の死亡。手段は問わない。



俺のPDAにはそう書かれていた――

PDAから建物、そしてひんやりとした首輪まで用意するとは、なかなか手の込んだドッキリである。

恐らく部屋から出れば、参加者とやらが出てきて襲ってくるのだろう。

そして、それに抵抗していればそのうちテレビでよく見る雑な看板を見せるメディアの人間が――

鉄製の扉を開けると、長い廊下と無数の扉が待ち構えていた。

(ドッキリだ。そうに違いない……)

不安を押し殺しながら俺は廊下を注意深く歩き始めた。


俺はこの後……

コンマ判定1個下

・矢幡たちと出会う 00~33

・葉月たちと出会う 34~66

・陸島たちと出会う 67~99

※『たち』というのは個人の可能性も有ります。

【04:20】

俺は途中で食糧と水を確保し、当ても無くしばらく歩き続けていた。

(何だよ……誰もいないのか?)

そうやって不安を掻き立てて楽しもうという魂胆なのだろうか。

長い廊下と扉と静寂という変化の無い景色に、気持ち悪くなってきた――

(ん……誰か、いる?)

ふと廊下の分岐点で左を確認すると、前方の遠くに人影が見えた。

少しずつ焦点がそれに合い始めるとともに、俺は自然と声をあげていた。

「麗佳!?」

俺の声にビクリとした女性が、こちらを振り返る。

見覚えのある白のワンピースに凛々しい顔立ち、ツインテール――

どう見てもその人物は俺の恋人――矢幡麗佳だった。

「彰!? どうして、ここに彰が――」

俺と麗佳は互いに引き寄せられるようにして距離を縮めて行った。

「なんで麗佳がここに!?」

「私だって分からないわよ! 気が付いたらこの部屋で寝てて――」

俺たちはお互いに落ち着きを取り戻したのは10分後くらいであった。


【04:30】

「じゃあ、麗佳はこのゲームが本当だと思っているのか?」

「信じたくはないけれど、一応ね……」

俺たちはこのゲームの信憑性について議論を交わしていた。

俺の視点であると、知り合いがこの場に居る時点でドッキリの可能性が高いと見ているが、麗佳にはそうとは思えないらしい。

「どちらにせよ情報を集めないと、何も分からないわ」

「そう、だな……」

このゲームが本当だと言っているということは、解除条件は俺のように現実離れしているものではないということなのだろうか。

(嘘であってくれ)

もし本当ならば、俺は……俺が生きるためには麗佳を殺めなければならないのである。

そんなことあってはならない、あって欲しくない、と俺は心の中で神に祈り続けた。


麗佳が持っていたルールは……

PDAに載っていたルールは?(コンマ判定)
※被った場合は1個下のルールが採用される。

>>55
>>56

3 00~15
4 16~30
5 31~45
6 46~60
7 61~75
8 76~90
9 91~99

ほい

ふむ

【04:40】

麗佳が持っていたルールは3と8だった。


【ルール3】
PDAは全部で14台存在する。14台にはそれぞれ異なる解除条件が書き込まれており、ゲーム開始時に参加者に1台ずつ配られている。この時のPDAに書かれているものが、ルール1で言う条件にあたる。他人のカードを奪っても良いが、そのカードに書かれた条件で首輪を外すのは不可能で、読み込ませると首輪が作動し着用者は死ぬ。あくまで初期に配布されたもので実行されなければならない。

【ルール8】
開始から6時間以内は全域を戦闘禁止エリアとする。違反した場合、首輪が作動する。正当防衛は除外。



俺のルールとは被っておらず、互いに新しい情報を仕入れることが出来た。

ルールは全部で9つあり、そのうち3~9の7つをプレイヤー同士で交換しなければ、ルールは完成しない。

ということは、あと最低でも2人と出会う必要があるのだが、本当に他の人間など居るのだろうか――

「ゲーム開始から6時間以内にどうにかルールを完成させたいところね」

「そう、だな」

正直、俺はルールがどうだとかそういうことを考えている余地は無かった。

(自分以外の全参加者の死亡……皆殺し、殺人――)

恐らくだが麗佳の様子を見る限り、このゲームは本当であると考えられる。

そうなると俺は……どうすれば良いのだろうか――

「ちょっと……聞いてるの?」

「あ、あぁ……悪い。まだ寝起きだからボーっとしてた」

「もう、だらしないんだから! ……こっち向きなさい」

「ん――」

麗佳の方に顔を向けた瞬間に、唇が塞がれた。

短いようで長い、そんな温かみを感じていると、少し頬を染める麗佳が目に入った。

「ほ、本当に彰は駄目なんだから……。さっさと目を覚ましなさい」

俺が寝ぼけていつまでも起きないときに、麗佳がしてくれる魔法――

「お、おう……。その、ありがとう」

俺は照れながら麗佳の頭を雑に撫でてやる。

すると、麗佳は満更でもない顔をしながらこっちに体を預けてきた。

「私だって、不安なんだから……。アンタがしっかりしないで、どうするのよ……」

麗佳が小さくそう呟くのを聞いて、俺の心は大きく動かされた。

(そうだ……何やってんだ俺――)

こうして心を許してくれている麗佳を救わずして、何が彼氏なのだろうか。

いま俺が感じている不安や恐怖を麗佳も同じように感じているのだ。

(守らないと。いや、俺が麗佳を守るんだ――)

麗佳を本当の意味で救ってあげられるのは、俺しかいないのだ。

俺の解除条件については後回しでも良い。

取りあえず、いま目の前にいる麗佳を救うことが一番大切なのだ。

「麗佳――」

「ぁ……」

俺は麗佳を優しく抱き寄せた。

「俺が守ってやるから……だから、大丈夫だ」

強そうに見えて本当は弱い彼女を守らなければ。

「うん、ありがとう……」

麗佳は瞳を震わせながらこちらを見て笑った。

「――守りたい、その笑顔」

「……は?」

不意に口に出してしまった臭い言葉に、一瞬時間が止まった。

「な、なーんてな! よし、他のプレイヤーを探しに行こう!」

「……はぁ。ムードを考えなさいよ――」

俺たちはこんな感じでどうにか仲良くやっている。

今も、これからもずっと続いて欲しいのだが――


俺たちはこのあと……

コンマ判定1個下

00~33 御剣たちと出会う

34~66 北条たちと出会う

67~99 手塚たちと出会う

今日はここまでです。

更新はかなり遅くなると考えられるため、長い目で見て頂けるとありがたいです。

今回で主人公のPDAが初めて9になったので、どうなるのか楽しみです。

(正直麗佳とイチャイチャ平和クリアを目指したかった)

要望や質問があれば分かる範囲で答えます。

それでは。

主催者打倒ルート選べば一番良いんですけど、主催者との決戦ルートとかありますか?

>>61
安価次第でしょ

>>61
>>62の通り、全ては安価(コンマ)次第です。

決戦まで持ち込むとするならば、まず主人公が終盤まで生き残る必要があります。
あとは主催者との決戦に持ち込むだけの状況がその時作られているかどうか、が重要になってきますね。

今後、主人公だけでなく他のプレイヤーの動きもよく考えることがゲームの命運を握っているかもしれません。
(ゲーム上での視点は主人公のみであるため)

【05:00】

俺たちは途中で休憩をしつつ、他のプレイヤーを探していた。

「それにしても、広いな」

「そうね。地図上で現在位置が分からないのが痛いわね……」

歩けば歩くほど分かるフィールドの広大さに、俺たちは気落ちし始める。

一度地図で現在位置が分からないか、と確認してみたが到底分かりそうにもなかった。

「これはゲームだから、きっと何かソフトウェア的なものがあるはずね」

「あるかどうか分からないものを探すというのは骨が折れるな」

麗佳曰く、コネクターがPDAが付いていることから何か情報を読み取るものが存在している、らしい。

それを探すべく部屋のダンボール箱の中身を確認したが、入っていたのは食糧と水であった。

ゲームにしては進展が遅くないか、と欠伸をしようとしたときに前方の廊下から人影が見えた。

「あ、あんたたちもゲームのプレイヤーか?」

俺は麗佳を背後へと回らせて、プレイヤーを観察する。

見たところ背丈が小さい女の子2人のようだ。

「そうだよ。ということは君たちもプレイヤーだよね?」

俺は威圧しないように優しい声で話しかけた。

「げ、ゲーム開始から6時間までは戦闘行為が禁止だからな……!」

「うん、分かっているよ。確かルール……」

「ルール8よ。2人とも、ルールはまだ全部把握できていないわよね? お互いに情報交換しましょう」

「そうだね。……優希、この人たちは大丈夫だよ」

「うん……」

優希と呼ばれた子供は酷く怯えた様子でこちらの様子を伺っていた。

何かあったに違いないが、まずはルール交換を優先するべきだろう――

【05:20】

「――だから優希はいま、男が怖いんだよ」

俺たちはルール交換をしたあと、いままでに何があったかということについて話していた。

いま話しているボーイッシュな女の子が北条かりん、そしてベッドで寝ている幼い子が色条優希である。

ルールは9以外が揃い、ゲームの全貌がほぼ明らかになった。

優希の話を聞いた瞬間に、俺はこのゲームが本当であるとの確信を得た。


かりんが1人で行動していたらしいが、途中で悲鳴を耳にしてその場へ駆けつけた。

すると、今にも中年男性に襲われそうな色条が目に入ったのだ。

すぐ助けに行きたかったが、男相手に女子供が立ち向かうにも力量差があるのは明らかだった。

それに、かりんはルール8を知っていたため、無闇に手を出すこともできなかった。

その時、かりんはハッとして男に向かって叫んだ。


“ゲーム開始から6時間以内は戦闘行為が禁止されている”


突然横から入った声に男は体を微動させながらこちらを見た。

男は、“そんなハッタリは信じられない”と無視しようとした。

再び女の子に手を出そうとする男と彼女の間にかりんは割って入った。

“それなら、まず私を倒してからにしろ”、と強く睨みつけた。

すると、男は動揺しながら逃げ出したそうだ。


「最低ね……。聞いていて、腸わたが煮えくり返るわ」

「だから、狭霧には悪いけどあまり優希には話しかけないで欲しい」

「分かった。俺もその男と一緒の扱いにはされたくないからね」

俺は顔には出していないものの、幼い女の子を強姦しようとした男に対して怒りが込み上げていた。

もし、被害者が麗佳だったとすればこのゲームに踊らされて人殺しに走ってしまうかもしれない。

「かりんたちはこの後どうするつもり?」

「私たちは階段に向かっていて、麗佳さんと狭霧に出会ったんだ。だから、引き続き階段を目指すよ」

俺たちの現状から考えられない発言に、麗佳は目を細めた。

「……ということは、現在位置が分かるということね?」

「う、うん。そうだよ。優希のPDAにGPS機能のソフトウェアがあって――」

麗佳に威圧されたかりんが情報を漏らしていく。

ツールボックス、というPDAにソフトウェアを導入するものがあるみたいだ。

「できれば、私たちも階段まで連れて行って欲しいのだけれど」

「ゲーム開始6時間以内だったら、いいよ。でもそのあとからは、お互いに解除条件を見せ合いっこするなら……」

“解除条件”という言葉に俺の心臓は大きく跳ねあげた。

ゲーム開始6時間以降はほぼ全面的に戦闘行為が許される。

つまり、お互いのPDAのナンバーを把握せずして行動を共にするというのは厳しいということだ。

「少し彰と話し合っても良い?」

「うん、いいよ。私は優希を起こしておくから」

俺たちは隣の部屋に入って2人っきりになった。

「それで、どうするの……?」

「このチャンスを逃すと階段に着くのは難しくなるから、付いて行こう」

「そうじゃないわ。……ゲーム開始から6時間経過したあと、どうするの?」

麗佳の真意に気づかない振りをしていたが、逃れることはできないらしい。

(どうすればいいんだ)

なかなか答えないでいる俺を見て、麗佳は心配そうな顔をし始める。

もしかしたら、既に俺の解除条件が残酷なものであると気づいているのかもしれない。

「俺は……」

意を決して俺は口を開く――


俺は……

1.取りあえずゲーム開始から6時間まではかりんたちと行動しよう

2.ゲーム開始から6時間以降も、かりんたちと行動しよう

3.かりんたちとは別れて、GPSのソフトウェアを探そう

4.その他(自由安価)

>>72
>>73
>>74

>>74のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>72
34~66 >>73
67~99 >>74

1

1

2

「俺は……取りあえず、ゲーム開始6時間まではかりんたちと行動したほうが良いと思う」

いまの俺にはこう言うことしかできなかった。

戦闘解禁後もかりんたちと一緒に行動しよう、と言えば解除条件について聞かれるからだ。

そうなれば俺は麗佳に対して何といえば良いだろうか。

ただ、本当は解除条件に付いてこの場で言っておいたほうが良いのかもしれない。

しかし、俺にはその勇気が無かったのだ。

解除条件を明かした途端に、麗佳が自分の元を去るかもしれないという恐怖があまりにも大きすぎたのだ。

「……分かったわ。それじゃ、行きましょう」

麗佳は少し間を置くと、すぐに切り替えて扉へ向かって行った。

俺は自分の不甲斐なさに苛立ちつつ、麗佳のあとを追って歩き始めた――

【05:50】

「それじゃ、私たちは先に上がるね」

「2人とも、気を付けてな……」

「狭霧と麗佳さんも、ね。……優希、行こう?」

「うん。麗佳お姉ちゃん……あきら、お兄ちゃん、バイバイ!」

優希は俺たちに小さく手を振りながらかりんについて階段を上って行った。

(見送ることしか、できないなんてな――)

もしこんな解除条件でなければ、子供2人をそのまま放置なんてしなかっただろう。

今更ながらにこの解除条件の忌々しさを思い知ることになった。

「彰、これからどうする? そろそろ6時間が経過するわ」

心が乱れる俺に麗佳は優しく声をかけてきた。

その優しさに嬉しさを感じつつ、同時に苦しみも感じていた。

俺たちはこのあと……

1.2階へ上がる

2.ここで他のプレイヤーを待つ

3.麗佳に解除条件を明かす

4.その他

>>76
>>77
>>78

>>78のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>76
34~66 >>77
67~99 >>78


1

4.二階に上がる際、階段上の待ち伏せ警戒を呼び掛け、自分が先に上がる。

【06:20】

俺たちは少し時間を置いてから2階へ上がった。

戦闘行為が解禁されたという通知がきたが、特に変化していないため実感が沸かない。

俺と麗佳は運良く、GPS機能と地図拡張機能のツールボックスを手に入れていた。

俺がどちらとも見つけたため、2つとも俺のPDAに導入されている。

そして……

「一応、麗佳も持っていてくれないか?」

「ええ、分かったわ。使うことが無いといいのだけれど……」

俺たちはついに武器となるものを見つけてしまった。

2つあったコンバットナイフをそれぞれ装備し、何とも言えなくなってしまう。

「もしかしたら、上の階に行けばいくほど強力な武器があるのかもしれないな」

「このゲームの性質を考えると、その可能性が高いわね」

一般的なロールプレイングゲームを考えると、ゲームが進めば進むほど武器や防具も強くなっていく。

恐らくプレイヤー同士の争いを見ものにしているこのゲームならば、これが当てはまってもおかしくないだろう。

上の階には拳銃だとか、爆弾が出てくるのだろうか。

そう考え始めると“死”が非常に近い存在であることに気がつき、寒気がした――


『――うわああああぁぁ!!』


突如、僅かにだが悲鳴が聞こえてきた。

「……彰」

麗佳が俺の腕を強く握ってきた。

悲鳴が上がるということは、良くないことが起きているということなのだろう。


俺は……

1.息を潜めながら悲鳴が聞こえてきた先へ向かう

2.麗佳を安全な場所へ置いて1人で行く

3.悲鳴が聞こえた方向から離れる

4.その他

>>80
>>81
>>82

>>82のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>80
34~66 >>81
67~99 >>82

1

1

俺たちは度々聞こえる悲鳴に怯えつつも、息を殺しながら近づいて行った。

『ご、ごめん、な、さい…………ゆる、して』

(――ッ!!)

緊張しながら顔を半分だけ出して覗くと、赤く染まった少年とそれを無表情で見下ろす男がいた。

麗佳はそれを見た瞬間に酷く動揺したが、なんとか音を立てずに隠れることができた。

初めてみた鮮血に俺の思考が鈍くなり、どうすれば良いのかが分からなくなる。

(どうすれば……! このままだとあの男の子は死ぬ、でも俺にそれを止めることが――)

恐らくこのまま傍観し続ければ少年は死ぬだろう。

いまここで飛び出していけば、あの男を振り払うことができるかもしれない。

しかし、相手はナイフを容赦なく人に刺すことができる人物だ。

もし向かって行って標的がこちらになったとき、俺は対抗することが出来るのだろうか――

それに、俺がここでヘマをすれば麗佳に危害が及ぶ可能性が高い。

(くっ……!)

俺は……

1.勇気を出して少年を救いに行く

2.もう少し様子を見る

3.危険なため即座に退避する

4.その他


>>84
>>85
>>86

>>86のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>84
34~66 >>85
67~99 >>86

3

3

(駄目だ、逃げないと――)

俺は麗佳に指で逃げるように指示をする。

麗佳は少しずつ正気を取り戻して静かにその場から離れはじめた。

(ごめん、な……)

どうしてああなったのかは分からないが、少年を見捨てる選択をした自分に嫌悪感を抱く。

それでも、自分や麗佳のことを考えると救いに行くことはできなかったのだ。

『ぅぁ……いや、だ――』

今後もこのような苦渋の選択を強いられるようになるのだろうか。

『うえええぇぇうぁあああああああああッッッ――』

救うものと捨てるものを選ばなければ、このゲームは――

俺は背後から迫る断末魔の叫びを聞きながら、歯を食いしばった。


俺は、このゲームで生きていけるのだろうか――


【06:50】

俺たちは少年を見捨てて戦闘禁止エリアに退避していた。

「大丈夫か?」

俺は麗佳の隣に座り、ホットコーヒーを渡した。

「ありがとう。……ふう」

コーヒーを口にして一息つくと、少しだけ顔色が良くなった気がする。

「麗佳の言った通り、このゲームは本当、だったな……」

なにをいえば良いのかわからないが、取りあえず話題を振ってみた。

「えぇ、そうね。十分すぎるほどの光景だったもの――」

「……救えなかった。自分と麗佳の命のことを考えたら、前に進むことが出来なかった」

「彰はなにも悪くない。悪いのはこのゲームよ。ずっと気にしていたら、きっと気が狂ってしまうわ」

「……そうだな」

やはり麗佳は俺よりも1つ、2つ上の視点から物事を考えている。

そんな麗佳に意見や考えかたに俺は助けられている。

「ん……彰、煙草吸ったでしょ?」

「あ……いや、これは、その。こんな状態になったらしょうがないかなって」

麗佳はジトッとした目でこちらを見てくるが、すぐに溜め息をついて寄り添ってきた。

「今回ばかりは、許してあげるわ。でも、吸いすぎはダメよ?」

「合点承知!」

「……前言撤回するわ。今後禁煙で」

「ごめんなさいそれだけは許し下さいお願いします!!」

久し振りの麗佳の笑顔を見て、俺の心は少し明るくなった。

【07:10】

戦闘禁止エリアで各々休憩した俺たちは椅子に座って向き合っていた。

「あの男がうろついていると思うと、末恐ろしいわ」

「けど、動かないことには何も始まらないんだよな……」

あの男がどのような人物なのかは知らないが、殺人鬼と考えておいて間違いないだろう。

背丈は俺と同じくらいだが、体格が普段鍛えている俺よりもかなり大きかった。

となると、ばったり遭遇してしまったときに逃げることができるだろうか――

「対策としては、あったらだけど拳銃を始めとした強力で遠距離から攻撃できる武器を手に入れること。もしくは仲間を増やすこと、の2択くらいね」

「しかし、仲間を増やすにはリスクが大きすぎる、だろ?」

「えぇ、そうよ。戦闘行為が解禁されている以上、プレイヤー同士で信用し合うのはかなり難しい。そうなると、強力な武器を手に入れる方が比較的楽でリスクがないわ」

「じゃあ、今後の方針はルール9を手に入れることと、強力な武器を手に入れること、だな」

「そうね。他に何か話すことはある?」

「そうだな……」

麗佳の質問に対して俺は……

1.特になし

2.麗佳がいま俺に対して思っていることについて

3.解除条件について

4.その他

>>90
>>91
>>92

>>92のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>90
34~66 >>91
67~99 >>92


3 どのみち避けては通れないなら早めに情報増やさねば

3

2を交えつつ3

一旦中断します。

もしかしたら夜に帰ってくるかもしれません。

それでは。

(先延ばしにするくらいなら……)

俺は意を決して話すことにした。

話をきいて、麗佳はどんな表情をするのだろうか。

逃げ道のないこの解除条件を、麗佳は――

「解除条件について、話をしたい」

「……そう。それなら、私から言うわね」

“解除条件”という単語に麗佳は顔を曇らせたが、すぐに元に戻った。

「私のPDAは2。解除条件はJOKERのPDAを破壊することよ。あと、PDAだけ半径1メートル以内でJOKERの偽装機能が初期化されるわ」

麗佳の解除条件が生死が関わらないものであったことに、俺は安心した。

この解除条件の問題は、JOKERのPDAのプレイヤーを探す必要があるということくらいだろう。

「麗佳がいれば、JOKERのプレイヤーに騙されることはないから安心だな」

「自らPDAについて明かしてくるプレイヤーは怪しいと考えましょう」

そうだな、と俺は小さく声を漏らすと部屋が沈黙する。

俺はコーヒーを飲み、大きく息を吐いてから麗佳に顔を向きなおした。

「俺のPDAは9。解除条件は――」

【07:20】

自分以外の全参加者の死亡――

そう聞いた麗佳はしばらく固まったままであった。

恐らく、相当思っていた以上に解除条件が重いものだったのだろう。

無理もない、俺もいまだに信じられないのだから――

「俺が……俺が生き残るには、皆を、“麗佳”を……」

俺の声を聞いた瞬間に麗佳の頬に雫が伝った。

「そんなの……そんなのって――ッ!」

「…………」

泣きだす麗佳に対して、俺は何もできなかった。

慰めてどうする? 励ましてどうする?

何をしたところで、俺の標的から麗佳は逃れることができないのだから――

きっと麗佳は俺の解除条件が2人殺害だとか3人殺害だ、のようなものだと想定していたのだろう。

そして麗佳は俺のために協力する、と言うつもりだったのだろう。

(ふざけんなよ――ッ!!)

麗佳の心をぐちゃぐちゃにしたこのゲームの主催者に俺の怒りは有頂天に達していた。

しかしそれを発散する術はなく、心の中に溜め込むしかなかった。

「彰ぁ……、嘘だって言ってよ! 私の泣き顔が見たかったんだって、ドッキリだって……言ってよぉ!!」

「麗佳……」

俺の手を強く握ってきた麗佳に対して俺は……どう声をかける?

>>97
>>98
>>99

>>99のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>97
34~66 >>98
67~99 >>99

残念ながら嘘じゃない
死ぬのも怖いが麗佳を殺すことはできないのでルールの抜け穴を探すつもりだ言う

何も答えられない

何か別の方法があるはずさ、運営の思い通りにはさせないと言う

「何か、何か別の方法があるはずさ……。“奴ら”の思い通りにはさせない……させてたまるか」

俺は麗佳の手を握り返しながら、そう返事をした。

「させないって……! そんなの、無理よ!」

「……いや、そうとも限らないぞ。麗佳、これはゲームなんだ。ゲームってのは、よく裏ワザがあるだろ?」

あるかどうかも分からないものに賭ける……麗佳を殺さずに首輪を外すにはそれしか考えられなかった。

恐らく無いと思うのだが、今の麗佳を説得するにはそう言うしかなかった。

「……うん。絶対、絶対にそれを探し出しましょう!」

不安定になっていた麗佳の心も少しずつ落ち着きを取り戻しているようだ。

(見ていろよ……お前ら――)

俺はこちらを見つめ続ける冷やかなレンズを睨み続けた――


俺たちはこのあと……

コンマ判定1個下

00~30 プレイヤーと出会う

31~60 ツールボックスを見つける

61~90 罠にかかる

91~99 襲撃される

【08:00】

俺たちはしばらくして御剣、綺堂、陸島の3人に出会った。

ルール9が分かったことにより、このゲームのルールの全貌が明らかとなった。

ルール9にはPDA全ての解除条件が載っていた。

俺以外に殺害が必須となる解除条件を持つPDAはA、3とJOKERである。

言うまでもなく俺の解除条件が最も厳しい条件であり、自分の運の無さに何ともいえない気持ちになる。

「くっ……こんなゲーム、狂っている……!」

少年が男に殺されたという話をすると、御剣の顔は怒りに染まっていた。

陸島と綺堂は目を下に向けて深刻な顔をしていた。

「と、まあ今までの流れはこんな感じだな」

御剣たちから得られた有力な情報はこの施設内に罠が存在しているということだった。

御剣が罠に掛かりそうだったところを、綺堂が間一髪で助けたらしい。

俺たちは今まで罠らしきものは見たことがないため、数は少ないと予想される。

「ねぇ~? 彰君と麗佳ちゃんはこれからどうするの~?」

甘ったるい声で綺堂が話を振ってきた。

「少し麗佳と話し合ってきても良いですか?」

「うん! いってらっしゃ~い」

色条たちの時と同様に、俺たちは別室に向かった。

2人が関係している場合に何かをするときには、こうして2人っきりでしっかり話し合うようにしている。


「麗佳は、どう考えている?」

「私は……同行するのは難しいと思うわ。それに、彰のことを考えると……」

そう、こうして話し合わなければならない状況になっているのは、主に俺の解除条件が原因だ。

同行するとなると、PDAの番号を教え合うことになるだろう。

自分たちをいつ殺しにくるか分からない者と一緒に行動などしてくれるはずがない。


俺は……何と提案する?

1.取りあえず解除条件を明かして反応を見よう

2.俺はPDAを無くした、という嘘をついて一緒に行動しよう

3.同行するのはやめよう

4.麗佳だけでも一緒に行ったほうがいい

5.その他

>>105
>>106
>>107

>>107のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>105
34~66 >>106
67~99 >>107





1

5 1の後ルール通りのクリアをする気がないことを告げる

安価↑

さて最後でありメインでもある凛殺しですが、大体予想した通りのトリック(お手々ひらひら)と失言(たくさんの狐のお面)と物証(ポケットの中の白粉)でございました。
今回の事件はヒントが多かったので「謎は全て解けた」で犯人は陸だと辿り着けた人は多そうです。

それにしても第2話終了時点でターゲット全員殺害とは金田一の長編史上最速記録間違いなし。
皆でワイワイ喋りながら神社に向かってたのにじりじりと金田一たちから離れたり、最悪最後尾の忍と鉢合わせした可能性があったりとなかなかの細い綱渡りをこなしました。つくづく失言が悔やまれます。

>生きてる人間を一瞬で刺し[ピーーー]のも難しい
はて、茉莉香も光太郎も凛も一瞬で刺し殺していたようなww


●4つ目の灯籠
さて4つ目の灯籠はやはり陸の母親のために用意されたものでしてここから今回の肝でもあった動機編。
やはり6年前の遭難事件の直後に急死していたとの事ですが、この6年のタイムラグをどう埋めていくかが次回の見所ですかね!(未だに茉莉香と付き合ってた説を捨てきれない未練タラタラ系読者)

これまでに出揃った情報から靴紐の件で怒ってた茉莉香と、茉莉香に惚れてた光太郎がスズメバチを仕込んだ"主犯"だろうと言う事はわかるのですが、茉莉香の金魚のフンっぽいだけだった凛がどこまで母の死に関わっていたのかが気になる所です。単に茉莉香に迎合しただけで殺されたのだとしたらかなり可哀想。

(;´-`).。oO(これで『6年前の真実を知りたくないですか?』などと高遠が出てきたらどうしよう…)

姫川奈都希(女子15番)は溜息を吐いた。
くしゃっと髪をかき上げ、後ろを見た。
後ろでは、幼馴染の濱中薫(女子14番)が泣きじゃくっている。

「薫、ちょっと泣き止んでよ…
 いや、気持ちはすっごいよくわかるんだけどね?
 アンタが自分で行くって言ったんじゃないの」

「そうだけどぉ…ひっく…
 那緒美ちゃんが…那緒美ちゃんがぁ…っ」

そこまで言って、薫は再び泣き始めた。

薫が泣きじゃくるのも無理はない。

 

6時過ぎに真中那緒美(女子16番)が誰かに撃たれたのを音で聞き、慌てて2人で那緒美が言っていた小学校まで駆けつけた。
グラウンドには、壊れたハンドマイクが落ちているだけだった。

「あれ…那緒美ちゃんは?」

「もしかして…上じゃない?」

奈都希は憶測で言った。
あれだけ叫んで皆に呼びかけたなら、目立つ所にいたかもしれない、と。

「薫、上見てくる」

薫が校舎の方に向かおうとしたので、奈都希は慌てて薫の服を掴んだ。

「ナッちゃん…?」

「待ってよ、もしかしたら、那緒美は…その…し…」

『死んでるかもしれない』、その言葉が喉に引っかかって出てこなかった。
あの様子だと、それはほぼ確実なのに。

「那緒美ちゃんは死んでないもん!
 薫、皆を信じるって決めたんだもん!!」

薫が奈都希の手を振り解き行ってしまったので、奈都希も後を追いかけた。

そして――見つけた。
那緒美の額には、穴が1つ開いていた。
たったこれだけの傷で、死んでしまうものなのか。


時間

被害者

加害者

凶器

死亡場所

死亡話数

第1回放送

5/27

PM0:00

AM6:26 瀬戸口北斗(M6) 坂ノ下愛鈴(教官) 拳銃(名称不明) E=05 第3話
AM6:55 津和野早苗(F9) 滝川渉(M8) ミニウージー E=05 第5話
AM9:41 松田由梨(F18) 上総真央(F4) S&W M36 D=05 第11話
AM10:43 中田智江子(F12) 上田昌美(F2) 小刀 G=04 第12話
第2回放送

5/27

PM6:00

PM1:00 二松千彰(M15) なし 首輪 E=02 第14話
PM1:00 淀野亜美加(F21) なし 首輪 E=02 第14話
PM2:56 加堂啓(M4) 園田茂樹(M7) 刀 G=05 第17話
PM3:52 野島三奈子(F15) 滝川渉(M8) ミニウージー F=03 第19話
PM3:54 白鳥里子(F7) 滝川渉(M8) ミニウージー F=03 第19話
第3回放送

5/28

AM0:00

PM6:17 戸坂竜一(M11) 因幡彰人(M2) ベレッタM92F D=06 第21話
PM7:28 沼井千尋(F14) 滝川渉(M8) ミニウージー G=04 第23話
PM8:52 松浦亮介(M16) 上総真央(F4) S&W M36 F=04 第26話
PM11:39 園田茂樹(M7) 近原公孝(M9) スコーピオン F=04 第29話
第4回放送

5/28

AM6:00

AM12:28 東ちとせ(F1) 上総真央(F4) S&W M36 G=03 第33話
AM4:09 三名川万世(F19) 滝川渉(M8) 時限爆弾 G=03 第37話
AM4:09 山峡和哉(M19) 滝川渉(M8) 時限爆弾 G=03 第37話
第5回放送

5/28

PM0:00

AM6:08 長谷川由子(F16) 服部和子(F17) 鎌 C=06 第39話
AM6:08 服部和子(F17) 長谷川由子(F16) 脇差 C=06 第39話
AM9:27 村尾信友(M17) 夏生初音(F13) トカレフTT33 I=04 第42話
AM9:34 戸田彩香(F11) 夏生初音(F13) トカレフTT33 I=04 第43話
AM9:35 西岡隼人(M13) 夏生初音(F13) トカレフTT33 I=04 第43話
AM9:41 夏生初音(F13) なし なし(転落死) I=05 第43話
AM10:05 天道千夏(F10) 上田昌美(F2) 小刀 I=05 第45話
AM11:26 森嵩(M18) 滝川渉(M8) ミニウージー B=03 第47話
AM11:30 深森なぎさ(F20) 滝川渉(M8) ミニウージー B=03 第47話

それでもそこに居座り続けるのは、松浦亮介(男子16番)。
男子の中では、お調子者の村尾信友(男子17番)、温和で人懐こい大塚豊(男子3番)に次ぐ小柄な少年で、いつもオドオドして身を縮めている姿は、信友や豊よりも小さく見える。
クラスメイトの半分弱から“亮ちゃん”という愛称で呼ばれている亮介は、丸い瞳や鼻や口といった顔のパーツが全て小ぶりにできており、男子にしてはやや長く艶のある黒髪は、時に女子に見紛う。

亮介が音楽室に隠れているのは、馴染みがあるからだ。
亮介は吹奏楽部に所属し、フルートを担当していた。
中学に入学したての頃に吹奏楽部から勧誘を受け、その時に試しにフルートを吹かせてもらった時、その美しく輝く楽器から出される音色に魅せられた。
普段は消極的だと自覚している亮介だが、この時は自分でも驚くほど積極的に入部し、積極的に部活動をしてきた。

音楽室の黒板の横に、音楽準備室に入る扉があった。
開いているだろうか、と淡い期待を持ち、ドアノブを引いた。
ぎぃっという鈍い音を立て、ドアが開いた。

「…あった……」

亮介は準備室に足を踏み入れた。
十分に掃除されていないのだろう、歩くたびに埃が舞う。

壁際にある棚に、手を伸ばした。
透明なガラスの向こうには、楽器の入っているであろう黒いケース。
吹奏楽を始めて以来、見慣れた物だ。
引き戸は、少々立て付けが悪いながらも開いた。

「管理がなってないなぁ…」

厳重に鍵を閉めないといけないだろうに、と思いながらも、黒いケースが取れたことに、少しだけ喜びを感じた。
そっと開くと、中には見慣れた木管楽器が入っていた。
それを拝借し、ケースは床に置いた。

準備室を出た後、フルートの口をつける部分をぎゅっと指で拭った。
見知らぬ誰かと間接キスをする羽目になるが、仕方がない。
亮介はすっと背筋を伸ばし、口をフルートに近づけた。

…追悼の意を込めて――

亮介は目を閉じた。
クラスメイトの顔が思い浮かぶ。
それは、ある特定のクラスメイト。
同じグループに属し、それなりに仲の良かった二松千彰(男子15番)ではない。

愛しいあなたのために――

加賀光留(女子3番)にすがり付いていた。

「もう、由梨ってば、ちゃんと前見なきゃ!」

光留に言われ、その子――松田由梨(女子18番)は「だってぇ…」と頬を膨らませていた。
その時にようやく名前を憶えた。
どうして今まで気付かなかったのか。
あんなに可愛らしい女の子がいることに。

 

ずっと見てきた。
恥ずかしくて、照れくさくて、まともに会話を交わしたことはない。
由梨も引っ込み思案な性格のため、由梨からも話し掛けられることはなかったので、仕方がないのかもしれない。

しかし、今、自分の消極性に後悔している。
どうして1度くらい話し掛けなかったのか。
どうして見ていることしかできなかったのか。

プログラムが始まって最初の放送で、由梨はその名前を呼ばれた。
きっと大丈夫だろう、そう思っていたのに。
放送は退場した順番だと言っていた。
つまり、3番目に呼ばれた由梨は、教室の中で銃殺された瀬戸口北斗(男子6番)と出口付近に転がっていた津和野早苗(女子9番)の次に、この世を去っていたことになる。

何が、きっと大丈夫、だ。
きっと痛い思いをしたのだろう。
怖い思いも、辛い思いもしたのだろう。

廊下側から3列目、前から2番目――
箱の中には、使い古されたバッシュと練習着のタンクトップ。
絶対的な国家権力に誰よりも抵抗した、最初の退場者。
席の所有者は、瀬戸口北斗(男子6番)。

 

窓側から3列目、最前列――
箱の中には、部活動で使っていた楽譜のファイル。
試合開始直後にクラスメイトに襲われた、2番目の退場者。
席の所有者は、津和野早苗(女子9番)。

 

廊下側の端、前から5番目――
箱の中には、可愛いキーホルダーの付いたテニスのラケット。
友達や愛する人との再会を果たすことができなかった、3番目の退場者。
席の所有者は、松田由梨(女子18番)。

 

廊下側の端、前から3番目――
箱の中には、ご贔屓のゲーム雑誌。
友達を裏切ろうとする心を読まれていた、4番目の退場者。
席の所有者は、中田智江子(女子12番)。

 

廊下側から2列目、前から5番目――
箱の中には、砂にまみれた陸上用のシューズ。
愛する人の意思に殉じた、5番目の退場者。
席の所有者は、二松千彰(男子15番)。

 

廊下側の端、前から2番目――
箱の中には、陸上部員たちの記録を書き続けたボールペン。
争いを嫌って人が傷つくのを嫌って自ら命を絶った、6番目の退場者。
席の所有者は、淀野亜美加(女子21番)。

 

窓側から3列目、最後尾――
箱の中には、将棋盤や碁盤、束になったカードゲーム。
苛めてくる相手に抵抗して返り討ちにされた、7番目の退場者。
席の所有者は、加堂啓(男子4番)。

 

廊下側から2列目、前から2番目――
箱の中には、まだ綺麗なバッシュと3枚のスポーツ用Tシャツ。
突然の出来事に恐怖を感じる間もなく息絶えた、8番目の退場者。
席の所有者は、野島三奈子(女子15番)。

「……取りあえず、解除条件を正直に言ってみようと思う」

「彰……正気、なの?」

俺の発言が信じられないと言わんばかりに麗佳は大きく目を見開いた。

俺の解除条件を明かすということは、自分が殺人鬼予備軍であると自己紹介をするようなものである。

「素性も分からない相手にはリスクが高すぎるわ……!」

「でも、今後2人でこのゲームをやっていけるかどうかも分からないだろ?」

俺以外にも人を殺める解除条件を持つプレイヤーがいるのだ。

いまは2人で問題が無くても、今後仲間の数によって不利な状況になる可能性もある。

「そうだけど! でも、私は反対よ。いきなり“それ”を明かすなんて……自殺行為だわ」

麗佳は厳しい目でこちらを見つめてくる。

麗佳と意見がこうも食い違うのは、久し振りである。

「麗佳……」


俺は……

1.麗佳にどうすればいいか聞く

2.俺の意見を聞き入れてくれ、と頼む

3.今回は麗佳に任せる

4.その他

>>114
>>115
>>116

>>116のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>114
34~66 >>115
67~99 >>116


1

1

「じゃあ、どうすればいいと思う?」

俺は麗佳に意見を求めることにした。

「私は彰に解除条件を明かして欲しくなくて、彰は御剣たちと行動したい、よね?」

「端的に言うとそうだな」

「だったら、妥協点として解除条件を明かさずに一緒に行動すれば良いわ」

「もし、解除条件について聞いてきたら……?」

「その時は言いたくない、といって拒否すれば良いわ。それで一緒に行動できないと言われたら、別れればいいのよ」

「……そうだな」

麗佳の新たな提案に俺が口出しすることはできなかった。

それに、御剣たちの雰囲気を見る限り解除条件を明かさずとも行動できそうな感じがしてきた。

「決定で、良い?」

「ああ、麗佳ありがとうな」

麗佳は照れを隠しながら御剣たちの部屋に戻って行った。


俺たちはこの後……

コンマ判定1個下

00~50 罠にかかる

51~80 悲鳴を聞く

81~99 何も起きない

【08:45】

御剣たちと一緒に行動してしばらく経過したが、特に起きたことはない。

麗佳との話し合いの後、一緒に行動したいとだけ言うと二つ返事で受け入れてくれた。

特に解除条件の話題が上がることもなく平和な時間が続いているのが、逆に不安を掻き立てる。

「やっぱり~麗佳ちゃんは彰君とラブラブなんですね~!」

「そ、そんなんじゃありません! 普通です普通!」

麗佳と綺堂は恋愛トークで盛り上がっているようだった。

俺と麗佳の関係の話が時々耳に入ってくるが、聞こえていない振りをしていた。

最初は会話が少なかったものの、俺と麗佳が付き合っていると分かると否や、この様である。

「狭霧君、やるじゃない! あんな美人さん捕まえちゃってー! この~!!」

陸島に悪乗ノリをして肘で横腹を突いてくる。

「あはは……ありがとうございます。陸島さんも美人ですから、もちろん彼氏とかいるんでしょう?」

「上手いこと言っちゃってー! 私拾ってくれる男なんていないわよー!

「そうなんですか。陸島さんの周りの男の人は盲目ですね」

さらっとそんなことを口にするが、これは癖であり仕方がないのだ。

「……麗佳さーん! ここに浮気者がいまーす!」

「えっ! これは、違ってその……」

陸島がニヤニヤしながらこちらを見てきている。

ここにいる大人(綺堂と陸島)はいろいろな意味で問題があって困りものである。

「……ふん」

麗佳はジトっとした目でこちらを見てからそっぽを向いてしまう。

「……陸島さんの中身は醜悪ですね」

「ご、ごめんってば! それに、その言葉結構心に来るわね……」

「仕返しですよ。俺も悪かったですけど、陸島さんも反省してください」

デスゲームに参加していることを忘れてしまいそうなほどに、ここは平和だった。

ふと、前を歩いていた御剣が止まったため、俺たちも止まった。

「総一君、どうしたの~?」

「この先に戦闘禁止エリアがあるんですけど、休憩していきませんか?」

俺たちは少し前に休憩を済ませているが、御剣たちはいままで大きな休憩なしに行動し続けている。


俺は……

1.御剣の提案に賛成する

2.御剣たちを休憩させて、その間に別行動を取る

3.その他

>>122
>>123
>>124

>>124のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>122
34~66 >>123
67~99 >>124


1

武器かツールは欲しいな 2

今日はここまでです。

久し振りにコメディ的な展開になったような気がします。

御剣が全然話していないみたいですけど、ちゃんと会話しています。はぶられてなんていません。

何となくですけど、今回のゲームは急展開になりそうな予感がします。

質問・要望・感想などなど何かあればどうぞ。

それでは。

男子
01赤木
02東・死亡
03伊集院・死亡
04風祭・死亡
05夏見嶋
06神崎・死亡
07絹畑・死亡
08桐生
09櫻井・死亡
10森羅崎
10仙道
11園咲
12福永

女子
01秋山
02天海
03天海
04和泉・死亡
05根野・死亡
06汐音
07仙石・死亡
08冬雛
09柚木
10蘭光

「これで最後だ!クウガ!![ピーーー]ーーーーー」
と叫ぶと
大の字に開いた俺の豊かに膨らんだ股間の上に頭上高だかと抱え上げた鉄球を叩き落す・・・
「ドッカ」
「グシャ」
肉が潰れる嫌な音と同時に・・・・
「ぎやああああぁぁぁぁぁ・・・あああああああ・・・・」
頭を激しく左右に振り全身を激しくピクンピクンと痙攣させ・・やがて1度だけ小さくピクっと
体を振るわせやがて全く動かなくなった・・・
鋼鉄参謀は動かなくなった俺に近づき、踵でマスクを壊し、白目を剥いて苦悶の表情で意気絶えた。

「うっ!」
次の瞬間、体が浮き上がるほどの勢いで急所を蹴り上げられた。
うめき声を上げ、股間を押さえて転がった。
苦しくて、立ち上がれない。
一瞬にして全身に脂汗が吹き出す。
……畜生、駄目だった。

「フン。最後は言う事をきいたとしても、一度は逆らったのだ。 その分の罰は受けてもらう。立て、真樹!!」

ゾル大佐に命じられ、真樹が弱々しく立ち上がる。

「戦闘員、さっきの室内練習場に、グランドの整地用に土が盛ってあったな。 あれを運んでこい。 真樹を生き埋めにするのだ」

ゾル大佐の命令を受け、戦闘員が台車に乗せて土を運んでくる。
運ばれてきた土が、無抵抗のまま立ちつくす真樹の足下からかけられた。
まず、スパイクが土に埋まる。
土は次第に高さを増し、ストッキングも土に埋まった。
降りしきる雨の中で、戦闘員にとっても重労働なのだが、
野球で生きていく道を断たれた彼らには、悪の道しかない。
 

やがて、丸出しにされていた股間も土に埋まった。
下半身は身動きできない状態だ。
そこで、真樹は後ろ手に縛られ、さらに土がかけられる。
土はスコップで固められ、最後には円錐形に盛られた土の中から
首から上を出しただけの状態になった。

赤坂はようやく急所蹴りの激痛から解放されたところだった。
 彼は少年を連れた犯人と裏口で鉢合せしたのだ。
 犬飼寿樹の顔を充分に写真で知っていた彼も、目の前のガムテープで口を塞がれた少年が本当にその本人なのか、一瞬では識別できなかった。
 それに、こんな状況ではどう対処すればいいのか、経験の浅い彼が混乱したとしても無理のないことだった。
 その一瞬の隙を、もちろん犯人の男も見逃さなかった。
 男が放った急所蹴りは見事に決まり赤坂は大石に助けを求める間もなかったのだ。

ゲーム詳細
舞台は逃走中の原点、渋谷
ゲーム時間は60分。
ミッションは無し。
敗者復活有り。

ゲームスタート
ゲーム残り時間51分21秒、鈴木紗理奈、錦野旦により密告、追放。
ゲーム残り時間42分58秒、鈴木拓、嗣永桃子により密告、追放。
ゲーム残り時間37分17秒、ケンドーコバヤシ、劇団ひとりにより密告、追放。
ゲーム残り時間30分41秒、光浦靖子、白鳥久美子により密告、追放。
ゲーム残り時間27分39秒、ユージ、錦野旦により密告、追放。
ゲーム残り時間24分47秒、嗣永桃子、JOYにより密告、追放。
ゲーム残り時間18分25秒、小島よしお、関口メンディにより密告、追放。
ゲーム残り時間13分37秒、はるな愛、JOYにより密告、追放。
ゲーム残り時間9分13秒、大久保佳代子、白鳥久美子により密告、追放。
ゲーム残り時間6分54秒、JOY、錦野旦により密告、追放。
ゲーム残り時間2分19秒、劇団ひとり、関口メンディにより密告、追放。
ゲーム残り時間0分0秒、白鳥久美子、時間切れにより、強制失格。
ゲーム残り時間0分0秒、錦野旦、時間切れにより、強制失格。
ゲーム残り時間0分0秒、関口メンディ、時間切れにより、強制失格。
ゲーム残り時間0分0秒、ダンディ坂野、時間切れにより、強制失格。
ゲーム残り時間0分0秒、宮川大輔、時間切れにより、強制失格。

ゲームオーバー・勝者なし。

幸:「あの、ごめん…なおっち、それ…隠さない?」

幸子の指摘で、彼はようやく自分のペニスが露出している事に気づいた。
鈴木香魚にフェラチオされてから、仕舞い忘れていたのだ。
慌ててズボンの奥に引っ込めると、彼は苦々しく笑った。

直:「堪忍しぃや。非常事態やさかい」

俺は離せ!と暴れたが力の差がありすぎてかなわないのが分かり体力温存のため暴れる事をやめたら、
さっきの金玉潰しの礼をさせろやと言葉と同時に玉潰しをされ、
俺は激痛のため叫び暴れ、先輩は情けねーなーと言いながら俺の背中から離れたが、俺は激痛から立ち上がる事も動く事も出来なかった。
先輩が俺に、はよ逃げんとお前のちんこを再起不能にしてすっ裸で女の前に放り出すぞ!と完璧に上から目線で話され、俺は、股間を押さえながらぐぅ~としか腹から言葉に出なく、俺の両手を左片手で先輩に掴まれ、
右手で俺の股間を、いつでも潰せるからなみたいに揉んで来るが、激痛で顔が歪む自分がいた。
足で先輩の頭を蹴ってやろうとしたら、二度目の金玉潰しされ俺の体中に激痛が走り、息を止め腹に力を入れて激痛に対抗したが先輩が俺の両手を離し、
左腕で俺の腹にエルボを食らわし、俺は、先輩の腕を掴むも力が入らなく無力だった。
俺はお前の言う通りにするからギブアップと腹の底から声を出し言ったら、
先輩が、分かったか!と俺のパンツを下げ、これがイケメンちんこか~何人とヤッたんだ?と亀頭を親指と人差し指で掴み引っぱられた。
そしたら、林から、おーい!早川が面白いから来いよーと呼ぶ声がした。
続きは、ぜってーやるから覚えとけよ!と両手で俺の竿を掴み瞬時に上に引ぱった。

「イェーイ」
さらに、そいつは濡れたタオルをアンダースローの形でかなりの勢いで、下から上へチンポめがけて振り上げる。
パーン!と、びっくりする位大きな音で、濡れタオルは俺の金玉へヒットした。

「ぐっふぅ」
俺は、激痛で音にならない声を上げた。
痛さで足が崩れ、持ち上げられてた手がほどけて、湯船の中に倒れこんだ。

池ノ坊奨(M04) 田中顕昌(M11) 平野南海(F14) 松栄錬(M09) 朝比奈紗羅(F01) 芳野利央(M19)
佐伯華那(F07) 広瀬邑子(F15) 雨宮悠希(M03) 蓮井未久(F14) 真壁瑠衣斗(M16) 室町古都美(F18)
上野原咲良(F02) 城ヶ崎麗(M10) 財前永佳(F06) 如月梨杏(F04) 山本真子(F19) 春川英隆(M14)
榊原賢吾(M07) 鷹城雪美(F09) 阪本遼子(F08) 相葉優人(M01) 木戸健太(M06) 日比野迅(M15)
高須撫子(F10) 小石川葉瑠(F05) 横山圭(M18) 望月卓也(M17) 鳴神もみじ(F12) 宍貝雄大(M08)
芥川雅哉(M02) 水田早稀(F17) 奈良橋智子(F12) 荻野千世(F03) 内藤恒祐(M12) 星崎かれん(F16)
――――

湯浅季莉(F20) 林崎洋海(M20) 川原龍輝(M05) 原裕一郎(M13)
――――

タクヤは右手の甲を額にのせて、「ハァハァ」と息をしていた。
しかし、突然

「んんあああぁぁぁああぁぁぁぁぁぁっっ!!!」

股間に、あの地獄の振動が響いたのである。タクヤは頭の中が真っ白になり、パニックに陥った。

見てみると、さっきまで足首をおさえていてくれたハルキが、タクヤの足を開き、体育館シューズを脱いだ右足をタクヤの股間に突っ込み、電気あんまをしてきたのだ。
タクヤは慌てて両手でハルキの右足をおさえてが、ハルキの足はもうタクヤのチンコを確実にとらえているのと、練習と腹筋で体力を消耗していたせいで、タクヤの力ではハルキによる振動をおさえることはできなかった。

「せ、先輩!なにすんですか!?ああああぁぁぁ!!やめてくださいよぉーーー!!!」

タクヤの脳裏に、あの修学旅行の悪夢がよみがえった。

(なんでまた…俺…電気あんま、嫌いなのに!!)

「鍛え直してやるんだよ!『男』としてな!!」

「んああああぁぁああぁぁっぁぁあぁぁぁぁぁっー!!やめてくださいぃ!!」

いつも通りの、厳しいけれど楽しい部活だった。昨日のことは夢か幻だったのではないだろうか、とさえ思ってしまうほど、いつも通りに時は流れていった。

しかし、アクシデントはあまりにも突然襲ってきた。



「あうっっ!!!……くぅ~…」



同級生のアキラがはなったボールが、タクヤの足元でバウンドし、タクヤの股間を直撃したのだ。

突然のハプニングに、タクヤは悲鳴をあげて、みんなの前だというのに、一目も憚らず股間を両手で押さえてうずくまってしまった。

沖田は、自分を羽交い絞めにしている田所ばかりを相手にしていて、目の前を見ていなかった。
完全にガラ空きになっていた沖田の股間目掛けて、竹下の蹴ったボールが飛んで行った。


「ざけんなっ!はなせよ田所!!」

沖田は肩に力を入れて、田所の羽交い締めを振りほどこうとした。そのとき…

チーン♪

がら空きになっていた沖田の股間に、竹下の蹴ったサッカーボールが見事命中してしまった。

「ぐわっ!?…っつ~…」

突然、急所を狙われ、沖田は鋭い痛みに悶絶した。沖田は両膝を合わせ、内股になって痛みに耐えた。田所に押さえられているため、股間を手でおおうこともできず、下を向いてただ痛みがひくのを待っていた。

「あれ?どうしたんですか?沖田先輩?」

竹下はニヤニヤと笑いながら沖田に近付き、痛みに悶える沖田と、転がったボールとを交互に見た。

「もしかして、当たっちゃいました?ボールがボールにww」

「竹下…グルだったのか…?」

沖田は顔を上げて、竹下を睨み付けた。額には汗が滲んでいた。
実際、沖田はサッカーボールが股間にぶつかる、というトラブルは経験したことがなかったのだ。しかし、沖田健一も立派な「男」である。股間を打ったときの痛みは、なによりも耐えがたいということは、既に経験済みだった。

「今頃気が付いても手遅れですよ、先輩♪俺、どっちかっつうと田所先輩派なんですよ。アンタ、自分ばっかり偉そうにしてて、副部長のこと考えてなさすぎ!田所先輩に今回頼まれて、アンタをおびきだしたってワケ!」

「くっ…」

今まででこんな屈辱は初めてだった。沖田は悔しさのあまり、涙まで滲ませた。

「でも、完璧人間の沖田先輩でも、やっぱり金玉は弱いんですね。まぁ、アンタも男ってことだね」

「沖田、竹下はなぁ、実はボールコントロールだけは上手いんだよ。これからお前の股間をメッタ打ちにしてもらうからな!」

「なっ…!?」

沖田は耳を疑った。が、そのとき、竹下は二発目のボールを沖田の股間に命中させた。

「うぅっ…」

やっと痛みが引いたかと思いきや、またしてもクリーンヒットしてしまい、沖田は再び悶絶した。

そう言うと、竹下は沖田の骨盤のあたりに両手をかけた。若干くすぐったくて、沖田は体をブルッと震わせたが、くすぐったいという感覚は次の瞬間、ふきとんだ。

「ぐわあぁぁぁ!!」

竹下は沖田の骨盤に手をかけてふんばると、右ひざを沖田の股間にめり込ませたのである。いわゆる「膝金」である。至近距離での急所攻撃は、確実に沖田のタマをとらえており、沖田は苦悶の表情を浮かべた。

「さぁ、今ですよ、平井先輩!」

平井は今がチャンスと思い、竹下と二人で沖田の足を掴んだ。
沖田は最早、抵抗する力など入らなかった。股間の痛みで、それどころではないのである。むしろ、全身の力が抜けてしまい、全神経が股間に集中していた。

今度はあっさりと足を開かれてしまい、簡単に縄跳びで固定されてしまった。
沖田はとうとう、ジャングルジムに四肢を縛られ、大の字で固定されてしまったのである。

「さぁ、準備が整いました!竹下プレゼンツ、沖田部長の恥辱ショーの始まりでありまーす」

竹下は一旦、沖田に背を向け、二年生の先輩に対して、満面の笑みで宣言をした。

振り返ると、沖田が縛り付けられながらも、いつもの端正な顔立ちで、竹下のことを睨んでいた。

「どうですか、気分は?後輩にキンタマを弄られて、拘束されている気分は?」

「許さねぇ…てめぇら全員許さねぇ!!」

沖田は竹下、田所、平井をはじめ、この場にいる自分以外の人間に対して、叫んだ。しかし、

「ダメですよ、あんまり大声出しちゃ。折角、先輩が人気のない公園を選んでくれたんですから。いくら人がいないとはいえ、あんまり大声出されちゃ困ります」

そう言いながら、竹下は沖田の股間を鷲掴みにした。

「うっ!?」

「先輩…結構デカイじゃないですか」

「う…うるさい!」

「あんた、イケメンだからもてるんでしょ?でもね、今日はあんたの大事なところ、俺がいじめてあげるから♪」

竹下はそう言いながら、沖田のタマをズボン越しに探り出し、コロコロと手の平の中で転がした。

「いっ…痛ぇ…はなせよ…」

「そんな偉そうな態度、いつまでとれるか楽しみですね」

竹下は案外素直に沖田の股間から手を離して、笑いながら言った。

大の字でジャングルジムに縄跳びで固定されてしまった沖田の股間を握りしめていた竹下は、しばらく沖田の急所を掴んで弄んでいたが、

「俺だけが楽しんでも、他の先輩方に悪いですし、時間もないんで、始めるとしますかぁ♪」

と言って、他の二年生の方を振り返った。

「始めるって…」

沖田は急に不安そうな顔になり、みんなの方を見た。すると、田所や平井はもちろん、全員が沖田を見てニヤニヤと笑っていたのである。

「いやだなぁ、最初に言ったじゃないですかぁ。『ボールが股間にあたったときの対処法』を教えてもらうんですよ」

竹下は不気味な笑みを浮かべてそう言うと、沖田の前からどいた。すると、勢いよく田所の蹴ったサッカーボールが、またしても沖田の急所を痛めつけた。

ぐわあああぁぁぁっ!!」

沖田は股間の痛みに悶絶した。が、縄跳びで固定されている状態では、足を閉じることも、急所を守ることもできなかった。そして、沖田に休息の時間はなかったのだった。

「うわああぁぁぁっ!!」

痛みがひくのも待たずに、二球目が沖田の股間を襲った。沖田は、痛みで全身が痙攣するような感覚を我慢しながら、前方を見ていると、全員が一列になって並んでいた。先頭の奴はボールを足元に置き、今にもシュートしてきそうだった。
どうやら、全員で沖田の急所に一発ずつボールをぶつけるつもりらしい。
沖田は抗議したかったが、何か言おうにも矢継ぎ早に股間にボールが飛んでくるため、痛みでそれどころではなかった。

「うっっく…」

もう何球目だか分からないほど、急所を攻撃された。中には外してジャングルジムや腿あたりにぶつかるときもあったが、痛みがひく前にやはりボールが飛んでくるので、沖田は休む暇も与えられずに、急所攻撃に耐えるしかなかった。

「うぅ…」

「どうですか、沖田先輩?ボールがキ○タマに当たった気分は?」

「……」

「答えてくれないなら、またボールをお見舞いしますよ」

「…気持ち悪い…」

沖田が小さな声で「気持ち悪い」と言うと、全員が大爆笑した。沖田は悔しくて堪らなかった。

「そうでしょうねぇ!なんたって急所ですもんね!」

「くっ…」

【09:00】

俺たちは戦闘禁止エリアに到着し、一息ついていた。

俺と麗佳は少し前に休憩を取っていたため、彼らとは別に武器やツールボックスを探すことにした。

「彰は、御剣たちのことどう考えてる?」

「そうだな……。いまのところ陸島さんは常人だと思うが、残りの2人は怪しいと見ている」

まだ出会ったばかりで分からないが、御剣と綺堂には強く警戒している。

御剣はあまりにも平和主義すぎて不可解である。

綺堂は謎が多く、明らかに猫を被っている。

この2人の本性が理解できないために、心を近づけることが許せないのだろう。

「私は3人とも疑っているわ」

「どうして?」

麗佳は周囲を軽く見渡すとPDAを取り出して“2”を見せてきた。

「3人ともPDAのことについて触れないということは、何かしらの原因があるはず。原因として考えられるのは、3人の中に殺人が含まれる解除条件があることと、JOKERのPDAが混じっていること。この2つが挙げられるわ」

「なるほどな……。最悪なのは、3人がお互いに殺害のPDAとJOKERということを分かり合ったうえで協力しているってやつだな」

例えば運良く3人のPDAが3、4、JOKERだった場合、協力体制を取れば条件達成をしやすいだろう。

麗佳の言っていることが本当かどうかは分からないが、十分に警戒する必要がありそうだ。


俺たちはこのあと……

00~30 武器を見つける

31~60 ツールボックスを見つける

61~90 死体を見つける

91~99 襲撃される

【09:20】

俺たちは偶然、死体を見つけていた。

血が若干固まっているところから、死後時間が経過していると思われる。

「PDAは、無いみたいだ」

金髪でハットを被った男の手には煙草が握られており、自らの血によって消火されていた。

「……不気味ね」

「そうだな」

男の胸部には刃物が刺さったままであった。

苦しい思いをして死んだはずだというのに、男の顔はどこかしら笑っているように見える。

「これからどうする? 取りあえずこの場から離れたほうが良いと思う」

「そうね……」

俺たちは不気味な死体から視線を外して離れて行った。


俺たちはこのあと……どうする?

>>161
>>162
>>163

>>163のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>161
34~66 >>162
67~99 >>163



悩ましい‥ あまりうろつくのも殺人犯に遭遇しそうだし、死体のナイフ持って帰っても変に疑われるし‥

とりあえず探索続行でお願いします (ナイフはあとで休憩中の3人と合流してから考える)

探索続行

安価↑

「もう少し周囲を探索してみよう」

「ええ、分かったわ」

俺たちは引き続き探索を続け、武器やツールボックスを探すことにした。

俺たちはこのあと……

コンマ判定1個下

00~30 武器を見つける

31~60 ツールボックスを見つける

61~90 姫萩たちと出会う

90~99 襲撃される

【09:30】

「プレイヤーのようね」

探索を続けていると前方に制服を着た少女の姿が見えた。

しかし、その姿は廊下の角に隠れて見えなくなってしまった。

「ああ。1人だからか、物凄く周囲を警戒していたな」

1人で行動するとなると視野の範囲が少ない分、警戒心を高める必要がある。

それをこの3日間続けるにはかなりの精神力が求められるだろう。

「追うの?」

「そうだな……」

見たところ少女は好戦的ではないように見えたが、どうだろうか……。


俺は……

1.少女と接触を試みる

2.見なかったことにする

3.少女を襲撃する

4.その他


>>167
>>168
>>169

>>169のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>167
34~66 >>168
67~99 >>169


1

1

「何か情報を持っているかもしれないし、話しかけてみよう」

「分かったわ」

俺たちは少女の姿が消えた方向へ向かって歩き出す。

微かに聞こえる足音を頼りに後をつけていくと――

「だ、誰かいますか!?」

2人とも静かに歩いていたつもりだが、少女に気づかれた。

廊下を挟んでいて相手の姿は見えないが、声からしてかなり警戒していることは分かる。

どうするか、と麗佳が視線を送ってきた。

相手は酷く警戒しているため、慎重に事を進めなければ逃げられてしまうかもしれない。

俺は……なんと言う?

1.姿が見えたから様子を見ようとした

2.自己紹介をする

3.黙って姿を見せる

4.黙って立ち去る

5.その他

>>171
>>172
>>173

>>173のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>171
34~66 >>172
67~99 >>173

2

「俺は狭霧彰。このゲームのプレイヤーだよ。君は?」

俺は取りあえず自己紹介をして会話を試みた。

「わ、私は姫萩咲実です……」

「姫萩さん、ね。俺ともう1人、矢幡麗佳って人がいるんだけど、ゲームについて話しあえないかな?」

俺は即座に対話する形に持っていった。

返事をしてくれたということは、対話を求めているということであるから――

俺は姫萩に姿を見せて敵意が無いことを示した。

「は、はい、分かりました!」

姫萩は不安そうな顔をしながらも、少しずつ俺たちのほうへ近づいてきた――


【09:50】

俺たちは軽く自己紹介やゲームのことについて話をした。

姫萩はゲーム開始後罠によって左腕を負傷しており、今まで誰とも会わずに彷徨っていたらしい。

このゲームが本当であるということと、先程死体をみたということを伝えると、姫萩は涙を流し始めた。

「このゲームをクリアする方法は、恐らく解除条件を満たす以外に無いと思う」

「そう、ですか……」

姫萩は下を俯いてしまい、何も言わなくなった。

「少し、1人にして貰えますか……?」

「あぁ、分かった――」

俺たちは部屋から出て一息つく。

「姫萩さん、かなりショックを受けていたな」

「そうね。……その振りっていう可能性もあるけれど」

「あれはどう見ても本当だろ……。俺が彼女の立場だったら同じようになる」

「可能性は無きにしもあらずって話よ……」

「うん、分かってる――」

何を信じればいいのか分からなくなる、疑心暗鬼になる。

これがこのゲームの狙いと分かっていても、そうせざるを得ないのだ――

俺はこのあと、姫萩に何を聞く?

1.PDAについて

2.彼氏がいるかどうかについて

3.何も言わずに殺害する

4.このまま去る

5.その他

>>175
>>176
>>177

>>177のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>175
34~66 >>176
67~99 >>177






1

1

今日はここまでです。

意見・質問などあればどうぞ

それでは。

主人公作る時、超能力者とか魔法少女とかそうゆうSF設定入れても大丈夫ですか?

>>179
SFは様々な面でゲームバランスを崩すことになるので、難しいと思います。

安価で採用されたとしても、現実的なものに成り下がります。

(例)
超能力 → 相手の思考を読み取ることができる
      スプーン曲げができる
      瞬発的に身体能力を上昇させることができる

魔法少女 → 自称・妄想
       精神的障害 

といった感じになると思います。



【呪われた学園 ~Ver.BR ~】

============================================================================
 [はじめに]

 ▼ 募集版はこちらです


 ※生徒募集版です。リンクする場合は頭に"h"をつけて下さい

・通常のバトルロワイアル系小説ではありません。
 自殺した少女がクラスメイトを呪い殺していくものです(「着信あり」に近いです)

・グロテスクな表現が含まれます

・更新は週一ペースで行う予定です(遅れたらすいません)。
============================================================================
◎登場人物

(1)【集央出版社関連】

[月刊誌『現代』編集部員] 牧瀬 美和
[月刊誌『現代』編集長]  竹山
[撮影部『現代』担当]   吉田 竜司
[撮影部『現代』担当]
[フリーライター]     安佐 めぐみ

(2)【白金学園大学付属高等学校 クラス名簿】

クラス担任 岡田早智子

男子 1番 新井 防駆
男子 2番 井波 小春
男子 3番 今樹 龍介
男子 4番 間  宗一郎
男子 5番 桐生 大地
男子 6番 草薙 京平
男子 7番 黒城 匠
男子 8番 小林 氷
男子 9番 東大寺尋
男子10番 橋本 正也
男子11番 春本 進
男子12番 前田 雄吾

女子 1番 天美 観風
女子 2番 井波 美春
女子 3番 葛西 幸恵
女子 4番 黒谷 小夜子(故)
女子 5番 早乙女麗華
女子 6番 桜井 亜沙子
女子 7番 鈴木 真央
女子 8番 那岐 美佐子
女子 9番 牧瀬 未来
女子10番 皆元 あゆか
女子11番 山井 咲
女子12番 藁谷 知夏

(3)その他

[小夜子の母]   サリー・黒谷(黒谷 順子)
[警視庁捜査一課] 小室


01 おすぎ
02 小杉太
03 ケイン・コスギ
04 TDNコスギ
05 シェイン・コスギ
06 ショー・コスギ
07 杉内俊哉
08 杉浦太陽
09 スギちゃん
10 杉村太蔵
11 杉田玄白
12 杉田智和
13 杉村弘樹
14 杉本哲太
15 杉本彩
16 すぎやまこういち
17 高杉晋作
18 出木杉英才
19 ブラマヨ小杉

主催者 松子デラックス

 京翔学院中学校3-1組生徒名簿
男子1番石田 琢磨  女子1番愛 姫
男子2番上原 瑞樹  女子2番青原 ナミ
男子3番架原 恭司  女子3番天美 奈津子
男子4番川上 健斗  女子4番上鶴 稚奈
男子5番川久保 一真 女子5番小平 月子
男子6番菅原 仁   女子6番澤野 花実
男子7番桐生 雅貴  女子7番高木 かりん
男子8番幻双 匠   女子8番高杉 賀子
男子9番高杉 未来  女子9番谷 朝香
男子10番月草 弘法  女子10番廿楽 澪
男子11番西島 雅樹  女子11番七海 きき
男子12番前田 優   女子12番成瀬 あすみ
男子13番水島 翔吾  女子13番花原 京香
男子14番如月 奈壱斗 女子14番伏吹 光
男子15番山師 達樹  女子15番眞鍋 柳子
男子16番山田 浩二  女子16番夜野 紫苑
           女子17番吉田 佳林


 かつて、私の関わった作品のキャラによる完全な自己満ロワでございます。
 気分転換で更新していきます。大半はネオマト様で書かせていただいたものです。
 オリ、2次創作や2次の2次なキャラですが、よろしくお願いします。
 以下、BR生徒名簿

8/8【仮Fate】
○斉木 清十郎 ○紫藤 洋介 ○八神 恭二 ○四条 瑠璃子 ○魚住 雅 ○東雲 漸次 ○関羽 雲長 ○蘇 妲己

6/6【エルシャダロワイアル】
○元渕恭一 ○倉元洋二 ○杉村弘樹 ○稲田瑞穂 ○坂持金発 ○ルシフェル

6/6【安芸葉町立煌香高校プログラム】
○E・本田川 ○マイケル山岡 ○未来戦士・石川銅鑼衛門 ○石川 銅鑼美 ○醜銅羅 ○アーチャー

5/5【英雄戦争 -Battle royale for Ragnarok-】
○赤頭巾 ○ジークフリート ○パンドラ ○諸葛亮孔明 ○濃姫

5/5【不思議のロワイアル】
○川澄瑠璃 ○漣春輝 ○アドレイ・スティーブンソン ○大宮利美 ○杜東凍也

5/5【スパロボワイアル】
○水の蒼真 ○ジェフ=デッドマン ○ヒトシ・ゴトウ ○風間 姫子 ○リュウ=ウエシマ

4/4【C2ロワイアル】
○網井 海斗 ○キリアン・レゼンタール ○キース・ハーディンフォード ○シェリー・ウォッカ

3/3【勿忘草】
○乱堂毅 ○戸波美沙 ○西川ぎよし

3/3【こちら葛飾署亀有公園前派出ロワイアル 】
○秋本・カトリーヌ・麗子 ○大原 大次郎 ○日暮 熟睡男

2/2【バトルドライアル第2章―踊る英雄達―】
○サブロー ○骨川スネ吉

2/2【涼宮ハルヒのバトルロワイアル】
○涼宮ハルヒ ○キョン

1/1【とある酔っぱらいの物語】
○ロベルト・フォンベルン

                 以上 50名


ダンテはその昔、彼の著作「神曲」で地獄の最下層を4分割にして書いている。

地獄の最下層-Cocytus-

第一の円 Caina

第二の円 Antenora

第三の円 Ptolomea

第四の円 Judecca


今、国を裏切りし者共がその罰を受けんとcocytusに収容される。
-助かりたければ、殺せ。何もかも。すべてを!-

収容された裏切り者共


田中 ツセ子 
美作 静音

海津 美恵子
矢玉 ヒカル

室屋 佐志朗
加治 恭輔

志藤 風也
森木 亜里沙

牧村 沙世
与野 博

松下 理香
笹倉 豊人

野村 笛雄
西村 達也


執行官:花咲 可憐



1番  遊び人 @ドラゴンクエストⅢ
2番  アダム @デッドライジング
3番  オルゴール @ハーメルンのバイオリン弾き
4番  きりさきピエロ
5番  ケフカ・パラッツォ @ファイナルファンタジーⅥ
6番  鈴木 @幽遊白書
7番  デルピエロくん @ただのサッカー好きの人
8番  ドナルド・マクドナルド @マクドナルド
9番  トミー @逆転裁判2

10番 トランプマン @なるほどTHEワールド
11番 東風 @カウボーイビバップ
12番 バギー @ワンピース
13番 パノン @ドラゴンクエストⅣ
14番 ヒソカ @HUNTERxHUNTER
15番 フェルディナン・グリフォン @気狂いピエロ
16番 ペニーワイズ @IT
17番 ボクオーン @ロマンシング・サガ2

主催者 ネズミ


辻月学園中等部3年E組 クラス名簿

男子
1番 秋雨 影光(あきさめ かげみつ)
2番 秋野 優(あきの ゆう)
3番 風見 陸人(かざみ りくと)
4番 新藤 清太(しんどう せいた)
5番 須藤 悠樹(すどう ゆうき)
6番 伊達 一(だて はじめ)
7番 田村 力也(たむら りきや)
8番 南 要(みなみ かなめ)

女子
1番 井浦 翼(いうら つばさ)
2番 緒方 歩(おがた あゆむ)
3番 草間 由比(くさま ゆい)
4番 小森 幸乃(こもり ゆきの)
5番 坂本 綾(さかもと あや)
6番 中野 麻美(なかの あさみ)
7番 藤井 睦月(ふじい むつき)
8番 南 棗(みなみ なつめ)

以上16名

C2ロワイアル名簿

1番 網井 海斗
2番 アンネ=ストリングス
3番 イザベラ・デイヴィス
4番 我門祐希
5番 神無月 梓
6番 神無月 無頼
7番 キース・ハーディンフォード
8番 キリアン・レゼンタール
9番 ギルガメッシュ・ウルーク
10番 グッドサンダー出崎
11番 工藤 洋
12番 ジェイル
13番 シェリー・ウォッカ
14番 ジン・オンドー
15番 杉谷琴美
16番 デスクロススター
17番 中野 葵
18番 牧村壮太
19番 松藤小枝
20番 水科 京也
21番 森の主
22番 リアン・ソウルレイド
23番 リドル・アンバー
24番 レカーニア・アデネイト


こんにちは。
選考した結果、名簿が完成しました。
これから頑張って更新していきますので、暇がありましたら読んでみてって下さい。

【男子】
1番 赤羽 愁(あかはねしゅう)
2番 九条 拓哉(くじょう たくや)
3番 栗原 桃矢(くりはらとうや)
4番 桜庭 忠雄(さくらば ただお)
5番 瀬能 鷹夜(せのう たかや)
6番 丁寺 清太郎(ちょうじ せいたろう)
7番 寺西 宏史(てらにし ひろし)
8番 時任 昂(ときとう すばる)
9番 氷室 一聖(ひむろ いっせい)
10番 松浦 侑真(まつうら ゆうま)
11番 山口 聡(やまぐち さとし)


【女子】
1番 犬神 京虚(いぬがみ きょうこ)
2番 木下 くるみ(きのした くるみ)
3番 黒崎 雫(くろさき しずく)
4番 瀧瀬 水月(たきせ みつき)
5番 成宮 果歩(なりみや かほ)
6番 羽原 香澄(はばら かすみ)
7番 福澤 沙穂(ふくざわ さほ)
8番 深山 葉月(みやま はづき)
9番 森島 千種(もりしま ちくさ)
10番 八島 聖(やしま ひじり)

10人ずつにしようと思ったのですが、都合により男子を1人多くさせていただきました。選考に選ばれなかった方々、せっかくのご応募を申し訳ございませんでした

01 青山 拡(あおやま ひろむ) 
02 飛鳥 バーーーローー(あすか しんいち)
03 河鹿 将(かじか しょう)
04 如月 進(きさらぎ しん)
05 桑田 修哉(くわだ しゅうや)
06 鷹嶋 龍光(たかしま たつみつ) 
07 遠山 圭介(とおやま けいすけ)
08 御巫 貴史(みかなぎ・たかし)
09 宮嶋 博和(みやじま ひろかず)
10 乱堂 毅(らんどう つよし)



01 加賀 さくら(かが さくら)
02 神野 千早(かんの ちはや)
03 澤井 可憐(さわい かれん)
04 篠原 百花(しのはら ももか)
05 宋 明日香(そう あすか)
06 千田 万理(ちだ まり)
07 戸波 美沙(となみ みさ)
08 松菜 雪穂(まつな ゆきほ)
09 湯崎 凛(ゆざき りん)
10 乱堂 玲花(らんどう れいか)

~プロローグ

もし人が戦う時があれば、それはチャンスと思うべきだ。
勝負は人を大きく成長させる。

しかし、もしその代償が自分の命だったら、貴方は立ち向かう事が出来るでしょうか。

俺たちは姫萩に対しPDAについて聞くことにした。

「姫萩さん、そろそろいいかな?」

「はい。時間を取らせてしまってすみません……」

「気にしなくていいよ。誰だってショックを受けると思うから」

姫萩の表情を見ると、先程より幾分マシになっているようだった。

「それで、少し姫萩さんに聞きたいことがあるんだ」

「……はい、なんでしょうか?」

「姫萩さんのPDAの番号は何かなってこと、かな。もし今後一緒に行動するならPDAについて知っておいた方が良いと思うし」

「そうですね。良いですけど、狭霧さんと矢幡さんのPDAについても教えてもらえますか?」

PDAを聞くとなるとお互いに公開し合わなければならないということは、分かりきっていたことだ。


俺は……どうする?

1.自分たちのPDAから公開する

2.口答でPDAを教える

3.姫萩のPDAから公開することを求める

4.その他

>>195
>>196
>>197

>>197のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>195
34~66 >>196
67~99 >>197


住吉中学校3年7組 生徒名簿
男子
1番相田英知(あいだ えいち)
2番大分立道(おおいた たつみち)
3番北海道(きたみ どう)
4番木下大和(きのした やまと)
5番草本本也(くさもと もとや)
6番群和馬(ぐん かずま)
7番阪本大介(さかもと だいすけ)
8番佐々木成広(ささき なりひろ)
9番新条正行(しんじょう まさゆき)
10番島田徳(しまだ とく)
11番鈴木平助(すずき へいすけ)
12番高島新知(たかしま しんち)
13番田町秋也(たまち あきや)
14番千草岩生(ちぐさ いわお)
15番津川守(つがわ まもる)
16番鳥取正木(とっとり まさき)
17番中島陽一(なかじま よういち)
18番野口良(のぐち りょう)
19番野村道長(のむら みちなが)
20番日高博(ひだか ひろし)
21番日野太一(ひの たいち)
22番松本丈二(まつもと じょうじ)
23番山口大地(やまぐち だいち)
24番山根一(やまね はじめ)

女子
1番石川ゆり(いしかわ ゆり)
2番上島雪子(うえしま ゆきこ)
3番小川唯子(おがわ ゆいこ)
4番沖すみれ(おき すみれ)
5番川内光子(かわうち みつこ)
6番木本雫(きもと しずく)
7番草原利子(くさはら りこ)
8番佐藤正美(さとう まさみ)
9番清水京子(しみず きょうこ)
10番志本文世(しもと ふみよ)
11番白倉七美(しらくら ななみ)
12番白山町子(しらやま まちこ)
13番白井由希(しろい ゆき)
14番瀬戸幸子(せと さちこ)
15番大東秋子(だいとう あきこ)
16番長山さくら(ながやま さくら)
17番根元ちはる(ねもと ちはる)
18番花田真紀(はなだ まき)
19番日田めぐみ(ひだ めぐみ)
20番福沢法子(ふくざわ のりこ)
21番三本由利子(みつもと ゆりこ)
22番森下千夏(もりした ちなつ)
23番山下マコ(やました まこ)
24番山田絵美(やまだ えみ)

担任 内田蓮(うちだ れん)

2

俺は口答でPDAを教えることにした。

姫萩に伝える俺と矢幡のPDAの番号は……?

>>200
>>201
>>202

>>202のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>200
34~66 >>201
67~99 >>202

麗佳に任せる

素直に自分たちの番号を伝える

自分の番号が9だと伝え、姫萩の番号を聞く。
麗佳の番号は姫萩の返答を聞いてから考える。

「俺のPDAは9、そして麗佳のPDAは2だよ」

俺が素直に答えたことに対して、麗佳は驚いた顔をしてこちらを見た。

「9って……っ!」

姫萩は9の解除条件を思い出すのと同時に距離を置いた。

まあ、皆殺し予定のプレイヤーが目の前にいるのならば、無理もないだろう。

「俺は誰かを殺すなんてしたくない。だから、何か別の方法を探そうと思ってる」

「別の方法って……」

姫萩は不安と警戒の視線をこちらに向ける。

「ゲームならば、裏ワザがあってもおかしくない。そう俺は考えているんだよ」

そう自分で言っておきながら、全く以って説得力の無いことに苦笑いする。

「彰……」

これで良かったのか、と麗佳の顔は言っていた。

「あの……一応、PDAを見せてもらっていいですか?」

俺と麗佳は頷き、それぞれ番号が表示されたPDAを見せた。

「ありがとうございます。今度は私の番ですね……。私のPDAは“7”です」

そういって7と表示された画面を見せてきた。

麗佳の特殊機能があることから彼女のPDAがJOKERではないということは明らかである。

“7”と言えば、ゲーム開始から6時間以降に死者以外のプレイヤー全員と遭遇、という解除条件である。

(となると、協力していいものなのかどうか……)

裏ワザを探すと言えども、姫萩が解除条件を満たしてしまうと俺は正規の解除条件を満たすことが難しくなる。

(御剣たちに会わせるべきかどうか……)


俺は姫萩に、なんと提案する?

1.御剣たちの存在を教え、付いてくるべきだと提案する

2.今後協力関係で居たいと言い、別行動を提案する

3.姫萩に任せる

4.姫萩からPDAを奪い取る

5.その他

>>204
>>205
>>206

>>206のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>204
34~66 >>205
67~99 >>206


1

【10:20】

御剣たちの存在を伝えると、姫萩は迷いながらも付いてくると返事をした。

俺たちは御剣たちがいる戦闘禁止エリアを目指して来た道を引き返していた。

俺と麗佳はたまに会話をするものの、姫萩は遠慮がちに後ろからついてくるだけであった。

「――姫萩さんは、どう思う?」

「え、えっと……そのすみません。聞いていませんでした」

不意に俺が姫萩に会話を振るものの、姫萩は心ここにあらずという感じであった。

(俺のPDAが9だから、不安なのだろうか……?)

出会って間もないのだから、少なくとも俺のことを信用することはできないだろう。


ここは……

1.姫萩のほうへいって話しをして打ち解けよう

2.いや、どのみち信用を得るのは難しいのだから姫萩のことは放っておこう

3.その他

>>209
>>210
>>211

>>211のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>209
34~66 >>210
67~99 >>211

3 麗華さんに姫萩と打ち解けてもらう

「……麗佳」

そう呼びながら姫萩のほうへ少し視線を送ると、麗佳は俺の意図を汲みとった。

(ありがとう、麗佳……)

麗佳が後ろに行ってしばらくすると少しずつ会話が聞こえてきた。



(――俺は何をやっているんだ?)

ふと、そんな疑問が思い浮かびあがる。

このゲームに裏ワザなど存在するはずがない、と分かっているはずだ。

だというのに、俺の動きはそれを盲目的に探している。

思考と行動の矛盾に俺の頭の中はパンクしそうだった――



「――彰!」

背後から聞こえた麗佳の声で、俺は元の世界に引き戻される。

頭上から柵のようなものが降ってきているのが、スローモーションで見えた。


俺は咄嗟に……

1.前へ飛び込んだ

2.後ろに振り返って飛び込んだ

3.動かなかった

4.その他

>>213
>>214
>>215

>>215のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>213
34~66 >>214
67~99 >>215

2

2

2

俺は咄嗟に後ろに振り返って麗佳たちのほうへ飛び込む――


(しまッ――!!)

飛び込んだのはいいものの、振り返ることに力と時間を使った分、足りなかった――

「――ぐああああぁぁぁぁぁッッ!?」

「彰――ッ!!」

床と平行になっていた俺の身体は強く叩きつけられる。

右足に嫌な音が走ると同時に尋常ではない痛覚が全身に走る――

「ぁ……くっ……!」

冷えた鉄柵に挟まれた右足を俺は気合で引き抜く。

「彰! あきらぁっ!!」

麗佳の頬に涙が伝うのを見て、俺はなんとか笑って見せた。

「だ、大丈夫……だ――痛ッ!?」

俺はなんとか立ち上がろうとするものの、右足が上手くいうことを聞いてくれなかった。

「無闇に動かないで!!」

麗佳の膝に頭が乗ると同時に、俺は少しずつ冷静さを取り戻す――

(ひびか、打撲だな――)

飛びそうな意識を保つために俺は歯を食いしばり続けていた――

今日はここまでです。

何か質問・意見があればどうぞ。

兵庫県立三つ葉中学校三年一組クラス名簿


男子一番:愛川 礼二(あいかわ・れいじ)   
男子二番:伊谷 恭四郎(いたに・きょうしろう)

男子三番:宇都宮 真人(うつのみや・まこと) 
男子四番:九条 翼(くじょう・つばさ)    
男子五番:千賀 尚人(ちが・なおと)     
男子六番:長谷川 雄大(はせがわ・ゆうだい) 
男子七番:目黒 周平(めぐろ・しゅうへい)  
男子八番:八木沼 透(やぎぬま・とおる)   
男子九番:月見里 直樹(やまなし・なおき)  
男子十番:和藤 忠志(わとう・ただし)

   
女子一番:綾宮 花音(あやみや・かのん)
女子二番:柿本 早苗(かきもと・さなえ)
女子三番:木南 果歩(きなみ・かほ)
女子四番:白鳥 あすか(しらとり・あすか)
女子五番:津田 深雪(つだ・みゆき)
女子六番:詰草 麗華(つめくさ・れいか)
女子七番:西島 文乃(にしじま・ふみの)
女子八番:広瀬 ほたる(ひろせ・ほたる)
女子九番:牧野 瑠璃(まきの・るり)
女子十番:水無月 翔子(みなぐち・しょうこ)

千葉県宮野町立宮野中学校三年C組 名簿

担任 高田 美幸 ( たかだ ・ みゆき )
担当教官 佐藤 祐介 ( さとう ・ ゆうすけ )
副教官 芦沢 邦之 ( あしざわ ・ くにゆき)

男子一番 明日真 淳平 ( あすま ・ じゅんぺい )
男子二番 沖永 友晴 ( おきなが ・ ともはる )
男子三番 神田 修一 ( かんだ ・ しゅういち )
男子四番 北田 稔 ( きただ ・ みのる )
男子五番 木村 雄人 ( きむら ・ ゆうと )
男子六番 栗林 勇治 ( くりばやし ・ ゆうじ )
男子七番 小嶋 周二 ( こじま ・ しゅうじ )
男子八番 桜井 純 ( さくらい ・ じゅん )
男子九番 沢田 輝 ( さわだ ・ あきら )
男子十番 椎名 悠樹 ( しいな ・ ゆうき )
男子十一番 世田 友宏 ( せた ・ ともひろ )
男子十二番 仙波 充 ( せんば ・ みつる )
男子十三番 高都 利紀 ( たかぎ ・ としのり )
男子十四番 橘 直紀 ( たちばな ・ なおき )
男子十五番 土森 秀久 ( ともり ・ ひでひさ )
男子十六番 中矢 公 ( なかや ・ ただし )
男子十七番 橋本 隆人 ( はしもと ・ たかと )
男子十八番 林田 徹 ( はやしだ ・ とおる )
男子十九番 広森 功二 ( ひろもり ・ こうじ )
男子二十番 松井 竜則 ( まつい ・ たつのり )
男子二十一番 武藤 隆平 (むとう ・ りゅうへい )

女子一番 秋森 志乃 ( あきもり ・ しの )
女子二番 安達 陽菜 ( あだち ・ ひな )
女子三番 出水 波穂 ( いずみ ・ なみほ )
女子四番 一色 香子 ( いっしき ・ きょうこ )
女子五番 入江 優江 ( いりえ ・ ゆうこ )
女子六番 宇野 麻美 ( うの ・ あさみ )
女子七番 菊池 恵子 ( きくち ・ けいこ )
女子八番 栗城 まい子 ( くりき ・ まいこ )
女子九番 佐伯 美奈子 ( さえき ・ みなこ )
女子十番 坂本 百合枝 ( さかもと ・ ゆりえ )
女子十一番 井原 希美 ( しょうばら ・ のぞみ )
女子十二番 出水 真樹 ( でっしょ ・ まき )
女子十三番 寺島 千夏 ( てらじま ・ ちなつ )
女子十四番 稲見 佐由理 ( なみ ・ さゆり )
女子十五番 南城 梨花 ( なんじょう ・ りか )
女子十六番 長谷川 晃貴 ( はせがわ ・ あき )
女子十七番 春木 夕美 ( はるき ・ ゆみ )
女子十八番 蒔村 智未 ( まきむら ・ ともみ )
女子十九番 武藤 楓 ( むとう ・ かえで )
女子二十番 結城 未絵 (ゆうき ・ みえ)
女子二十一番 滝河 舞子 ( ろうが ・ まいこ )

地面を蹴り、跳躍し――――真っ直ぐ、千春めがけて飛び掛ることができていた。
「フン――――」
そんな郁夫を嘲笑うかのように鼻を鳴らし、千春は顔を上げていた。
しかし、その表情はすぐに、驚愕の色に染まっていく。
「――――っらあ!!」
――――郁夫の靴の底が、千春の鼻っ柱に命中する。
千春の、身長170センチを越える長身が宙に浮き、鼻からは血しぶきが舞った。
吹っ飛ばされた千春の目は驚愕に見開かれていて、それ以外の感情を失ってしまったかのようだった。
やがて――――郁夫が着地に成功するのとほぼ同時に、千春は無様に墜落し、そのまま何回か地面を転がっていった。
全身黒い土に塗れ、顔は墜落後の回転によって鼻から撒き散らされた自分の血によって真っ赤に汚れ――――ようやくその勢いが止まったときには、郁夫は後ろに跳び、千春から十分な距離を取っていた。


主人公格の9人と、3-Aの生徒のみ紹介。それ以外はぱっぱと殺られちゃいますw

3-A出席名簿
担任 松岡 圭介

1。鈴宮 光太郎      10、足尾 安
2、南原 葛子       11。志原 公康  
3、鳥取 茂信       12、羽成 康隆
4、克己 信夫       13、井生 護
5、市原 佐奈       14。周防 一 
6。手塚 晴治       15、紅 朱子
7、玖王坂 加奈子     16、緑原 ミミ
8、石田 孝則       17、香坂 椎名
9、幸田 亜子       18。リリーナ・アテナル

19、葉佐 薫       28、理田 快晴   
20。高天原 魅澪     29。時 帝理
21。水無 明日香     30、卦凍 嵩
22、一坂 望       31、登坂 透

23、王子 貴美雄     32。胡桃田 葵  
24、芦原 重孝      33、近江 宗近 
25、邑生 道夫      34、下田 久美 
26、周防 莉美      35、江田 敦子

27、時原 輝彦      36、飯田 萌
 
、じゃなくて。になってるのが主人公格です。
見辛いです。すみません;

「殺し合いハウス・セカンド」の絵師、CV、音楽担当、脚本担当などを50音順で紹介しています。

名前 担当 pixiv、koebu、ニココミュなどへのリンク
あずきかいと CV:和泉明澄 koebuへのリンク
AyK CV:伊集院綾斗
   能力図鑑 nothing
いお CV:森羅崎飯雄 koebuへのリンク
イト 絵師:桐生京我 pixivへのリンク
イヒだり桃源郷 音楽 ニコマイページへのリンク
FBヘのリンク
かいりん 絵師:和泉明澄 pixivへのリンク
要屋 絵師:伊集院綾斗 pixivへのリンク
クロエ CV:園咲くろえ koebuへのリンク
HPへのリンク
くろひ 企画脚本
動画制作 ニコマイページへのリンク
ニココミュニティへのリンク
ツイッターへのリンク
けい 絵師:背景
 (個室、廊下、扉、ホール、
  ホール脇、エントランス二階) pixivへのリンク
(´・ω・)啓太(・ω・`) CV:桐生京我 koebuへのリンク
ここのえ蓬 絵師:柚木優芽
   園咲くろえ pixivへのリンク
紺 CV:夏見嶋蒼 koebuへのリンク
ソラ 絵師:千石玲奈 pixivへのリンク
トリトハジメ 絵師:神崎晃
   ディーラー pixivへのリンク
ねんぴ 絵師:森羅崎飯雄 pixivへのリンク
ヒライ。 絵師:背景(洋館外観、エントランス、ロビー) pixivへのリンク
拾丸 絵師:蘭光愛莉 pixivへのリンク
福原愛栞 CV:蘭光愛莉 HPへのリンク
PECO CV:千石玲奈 HPへのリンク
makumaxu 絵師:櫻井楼嗣 pixivへのリンク
無臭大佐 CV:神崎晃 ニココミュニティへのリンク
やーまんZ CV:福永大和 koebuへのリンク
コニコミュへのリンク
柚萌 CV:柚木優芽 ニココミュニティへのリンク
koebuへのリンク
四ツ谷 絵師:夏見嶋蒼 pixivへのリンク
ROSY CV:櫻井楼嗣 koebuへのリンク




1番  飯坂冬治

所属部 サッカー部
支給武器 発炎筒(2本)
被害者 なし
加害者 岩泉正樹(3番)
死因 全身被弾による出血死
死亡日時及び場所 11月23日午前9時46分、E=5にて
現在の状況  午前8時半頃に池の畔に座っている所を結城彼方
(13番)に発見される。その後、二人で休憩しながら
同じサッカー部仲間を探す事にする。
 移動を開始しようとした時に岩泉正樹(3番)の襲撃
に遭う。正樹の事を彼方に任せたものの戻ってきた正
樹に撃たれる。
 その後、遅れて来た彼方に抱きかかえられ息を引き
取る。
補足説明  成績、スポーツと一通り出来きるHR委員。人から嫌
われないように話掛けられても一通りの相手をしてい
る。スポーツ系の話に精通している。
 将来の夢は獣医で現在大学に進むために勉強に励んでいた。




4番  大宮幸一

所属部 水泳部
支給武器 スマイソン4in
被害者 なし
加害者 岩泉正樹(3番)
死因 全身被弾後、右即頭部に被弾
死亡日時及び場所 11月22日午後4時16分、H=3にて
現在の状況  H=3にて尾行していた岩泉正樹(3番)に発見され殺
害される。
補足説明 パンク風に立てた髪。遅刻やサボりの常習犯でねちっこ
い性格。クラスからは嫌われているが本人は全く自覚し
ていない。出会い系サイトに夢中になっていおり毎日メー
ルで遊ぶ日々を過ごしていた。




8番  古河満弘

所属部 アイスホッケー部
支給武器 鉄球(1個)
被害者 なし
加害者 添田尋(9番)
死因 ボーガンの矢を額に被弾
死亡日時及び場所 11月23日午前6時32分、E=4にて
現在の状況  E=4を散策中に東郷絵梨奈(31番)が山から下りてくる
のを見かけるがその後すぐに絵梨奈の後を追いかけて
いた添田尋(9番)を発見する。
 早速、仲間にしようと声を掛けたが尋の質問に絵梨奈は
南に歩いて行ったと答えた後、用無しとしてボーガンで射
殺される。
補足説明  顎鬚がトレードマークで外見は不良に見えるが実際は
クラスのムードメーカー的存在。教師には嫌われている
が逆に生徒とは仲良く接していおり怖がられることがあ
まりない。

バスターレッドとして戦う1人の戦士がいた。 その名は東 響(あずまひびき)である。普段は都内の有名大学に通う大学生である。頭脳明晰・容姿端麗で、スポーツをやらせても、なんでもソツなくこなしてしまう。
黒髪の短髪で、細身ながらもよく鍛え上げられた肉体を持つ。どんな人にも優しく接する。非の打ち所のない完璧人間である。そんな彼に恋をする女子も多い。
響に密かに恋を抱く男子もいるとか・・・・。
<とある平日の大学での昼休み中>
「キャアーーーーーーーーーーーーーー!!」突然、女子学生の悲鳴が聞こえた。
「何だ、今の悲鳴はっ!」響は悲鳴が聞こえた広場へと駆けつけた。
「きゃはははっ! 若いイケメンのエナジーを吸い取るわよ!」広場の中央にいるのは、8本の腕をもつ蜘蛛のような姿をした女の怪人である。イケメンの学生に抱きつき、エナジーを吸い取っている。
「貴様っ!何をしている!」響は蜘蛛女を睨みつけながら問いかける。
「あら、あなたは誰かしら?ものすごくイケメンじゃない♪ 私の好みよ・」
蜘蛛女は学生のエナジーを吸い取ると、響に近づいていく。
「てめえは俺がぶっ倒してやるぜ!」
響は周りに人がいなくなったことを確認すると、ベルトのバックルに手をかけ、バスターレッドに変身する。
「いけ、バスターチェンジ!」
響の体が眩しく光ると、一瞬にして全身が赤いピチピチとしたコスチュームに包まれる。響きの鍛え上げられた体、膨らみをもつ股間、プリッとしたお尻が強調される。
「おや、あなたはバスターレッドだったのね。まさかイケメンヒーローのエナジーを吸い取れるなんて夢にも思っていなかったわ♪」
蜘蛛女は興奮しながらバスターレッドに近づく。
「てめえ、何を言ってるんだ。ふざけやがって!」
レッドは蜘蛛女に攻撃を仕掛ける。
「ふんっ!こんな攻撃、ちょろいわね。」蜘蛛女はレッドの攻撃を軽く避ける。
「なら今度は私が行くわよ!」蜘蛛女は蜘蛛の糸を発射する。
「こんなの目を瞑りながらでも避けるられるぜ!」レッドは蜘蛛の糸をささっと避ける。
「お前なんかさっさとぶっ倒すぜ!」レッドは素早い動きで蜘蛛女の懐に近づくと、蜘蛛女の腹に強烈なパンチをかます。
「きゃーーーーーーーーーーーーー」蜘蛛女はレッドの一撃をモロにくらい、悲鳴をあげながら後ろに吹っ飛「たわいのない敵だったな。」レッドは敵の生死を確認するために、仰向けに倒れこむ蜘蛛女に近づく。精子を確認しようとしたとき・・・・
「甘いわね。」蜘蛛女はドスの効いた低い声で呟くと、隙のあるレッドめがけて粘着性のあるクモの巣を発射する。

「ぐおっ! な、なんだこれは・・・・・・」突然のクモの巣攻撃を見切ることができず、クモの巣をモロに浴びてしまう。
「引っかかったわね。一瞬の油断が命取りになるのよ。それにしてもさっきのパンチは痛かったわね。お返し「がはっ!」クモの巣がまとわりつき、自由に身動きできずにいたレッドは、蜘蛛女の一撃を食らってしまう。
「いい感触ね。なかなか鍛えられてるじゃない♪」蜘蛛女は身動きの取れないレッドの腹を何度も殴りつける。
「ぐおぉっ! ぐはっ! げほっ! ごほっ! うぅ・・・・・・・」レッドは身動きの取れないまま何度も殴られてしまう。ただ、殴られた衝撃でクモの巣の拘束が弱まり、レッドは動けるようになった。
「さっきまでの威勢はどうしたのかしら?」蜘蛛女は不気味な笑みを浮かべながらレッドに問いかける。
「く、くそ・・・・・でもこれで動けるようになったぜ!」レッドは動けるようになり、なんとか蜘蛛女の後ろを取ろうとする。だが、何度も殴られたことにより、今までよりも素早い動きができていなかった。
「さっきより動きが鈍いわよ!」蜘蛛女はレッドよりも俊敏に動き、レッドの背後に回り、8本の腕でレッドの体を拘束した。
「ぐおおっ! て、てめえ・・・離しやがれ!」レッドは蜘蛛女に拘束されるも、まだ強気な態度をとっている。
「離すわけないじゃない。こうやって拘束されても強気でいるなんて、さすがヒーローね。いたぶりがいがあるわね♪」蜘蛛女は8本の腕に力を込めて、レッドの体をおもいきり締め付ける。
「ぐ、ぐああああああああああ!!!」蜘蛛女の強烈な締め付けに思わず大声で呻いてしまう。
「いい呻き声ね♪ もっと聞きたいわ!」蜘蛛女はさらに締め付ける。
「ぐああああああああああああああ!!!!!」レッドはなすすべなく締め付けられ、呻き声をあげることしかできない。
「これでさっきのお返しは出来たわ。でもこのまま解放するのもつまらないわよね。痛めつけるだけじゃかわいそうだから、お姉さんが気持ちいいことをしてあげるわね!」蜘蛛女はザラザラとした舌でレッドの首筋を舐め上げた。
「うあっ! てめえ・・・・何をする・・・」蜘蛛女の予想外の攻撃に変な声を出してしまう。
「結構可愛い声も出すんじゃない。もっと気持ちよくしてあげるわ。」蜘蛛女は首筋を舐めながらレッドの上半身を弄る。
「うわあっ!やめろ・・・・こんなところを触るな!」レッドは敏感なところを触られ、思わず喘ぎ声を出してしまう。ヒーロースーツは体にフィットしていて、さらにパワーを最大限に発揮するために少しの刺激にも敏感に反応するために、体を少し触られただけでも感じてしまう。

腕を振り、何度も何度も地面を踏み叩きながら抗議の声を上げるゆきぽの声を遮るようにして、もう一度トゥキックを見舞った。

「ぽゃっ!?ぽぇぇ―――!?」

顔面に突き刺さったつま先がゆきぽの全身を吹き飛ばす。鼻血でも出たのか、赤い鮮血が尾を引いている。

そう言うとプロデューサーはちひゃーの顔面を床にガンガンと叩きつけた。

ちひゃー「ぐっ!!?ぐぅ!?ぐっ!!ぐぅぅぅぅ!」

ちひゃーは鼻血を流しながらグスグスと泣いている。

肘がシンデレゆきぽの顔にきれいに入ります。
「ぼぅ」鼻血がでました。

突然、ベッドが勢いよく内側に折り畳まれ、あふぅは間に挟み込まれてしまいました。
まるでバネ式の捕獲器に引っかかったネズミのようです。

あふぅ「ナァ、ノォォォォォォオオ!!」

挟まれて身動きできず、あふぅは泣き叫びました。圧死とまではいきませんでしたが、
顔面からもろに衝撃を受けたせいか、大量の鼻血が溢れ出ています。

あるときマリオが目を覚ますとそこは廃墟と化したビルだった
しかしそのビルは迷路のように複雑なビルだった
さらにビルの中には見知らぬ人が13人・・・
マリオを含め14人が脱出を図るためともに行動を開始するがそのビルに住み着いている謎の住人が妨害
そして一人ずつ死者が発見される・・・果たして彼らは脱出できるのか!?そして妨害をしてくる謎の住人の目的とは!?


出演
マリオ
安住創平
叶野舞花
里中ゆずる
大葉雪乃
波越潤一
滝恭太郎
戸塚雅彦
森山咲
八神斗夢
野々村七海
本田百合絵
真下千里
和久悦二

【10:40】

俺は近くの部屋で麗佳に治療をしてもらった。

この建物にある止血剤と痛み止めの効果は凄かった。

治療後しばらくたった今では痛みはかなり軽減されているのだ。

しかし、痛みが無くなったぶんそれだけ感覚も麻痺しており、非常に歩きづらかった。

「よし……戦闘禁止エリアに行こう」

俺は右足を引きずりながら、どうにか2人のもとへ歩み寄る。

「彰、まだ駄目よ! 安静にしないと余計に怪我が悪化するわ!!」

麗佳は俺を再びベッドに戻そうと両肩を掴む。

「時間を掛け過ぎると御剣たちがいなくなるかもしれないんだ。それに、そこへ行けば安心して休むことができるだろ?」

「それは、そうだけど……」

麗佳の言っている通り、この状態で動くというのは推称されない行動だろう。

しかし、姫萩の解除条件を達成するには御剣たちと会わせる必要があって――

(――どうして、他人にここまでする必要があるのだろう)

ふと、そんな思いが心によぎる。

冷静に考えてみれば、俺の解除条件を満たすためには姫萩を殺害しなければならない。

そうだというのに、俺は姫萩の解除条件を満たそうとしているのはおかしくないだろうか。

ルール5にはゲーム開始から1日が経過すると侵入禁止エリアが1階から上に広がっていく。

そうなると、このまま姫萩が解除条件を満たし、侵入禁止エリアとなる場所へ逃げられれば――

(何やってるんだ、俺――)

「彰、大丈夫?」

脳内で会議をしていたためか、麗佳には俺が放心していたように見えたらしい。

「……もう少し、休むよ。姫萩さんも、いいかな?」

「はい……私も狭霧さんには無理をしてほしくないですし」

俺は姫萩の了承を得るとベッドに再び寝ころび、いま一度現状について考える――



俺が今後取るべき行動は――

1.無いであろう裏ワザを信じて、このまま姫萩に協力する

2.麗佳と協力して姫萩を殺害する

3.隙を見て姫萩を殺害する

4.その他

>>235
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>>237のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>235
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1

4 積極的に裏技を探していく

1

(結局、俺が正規の方法で条件を満たすには……麗佳を――)

たとえここで姫萩を殺したところで、俺の条件から麗佳が外れると言うことはないのだ。

そうなると俺には裏ワザを見つけるという手段しか残されていない。

(探そう。何か……きっと何かあるはずだ――)

盲信的、お花畑、そう言われてもおかしくない思考回路だがどうしようもないのだ。


俺はこのあと……

1.右足が少しでも良くなるように寝る

2.起きて麗佳と話す

3.起きて姫萩と話す

4.目を瞑りながらも起きておく

5.その他

>>239
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>>241のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>239
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4

2

【10:50】

姫萩が休憩を取るために隣の部屋に行ったため、俺は麗佳と2人きりになっていた。

椅子に座る麗佳は心配そうな顔をして俺を見ていた。

「痛みは結構引いたから大丈夫だ。移動中は……足を引っ張るかもしれないな、ははは」

「……バカ」

なかなか上手いことを言ったつもりなのだが、麗佳は思いつめたような顔をしていた。

「あのとき俺たちが罠で分断されるよりはマシだろ? もし分断されていたら合流するのにかなり時間が掛かってたはずだから」

鉄柵が降りてきた場所は長く一本道が続いており、迂回するとなるとかなり遠回りをしなければならなかった。

俺が知らないときに麗佳が……と考えると、怪我をしてでも後ろに飛び込んで良かっただろう。

「そうね……ありがとう、彰」

麗佳は優しく俺の頭を撫でてくれた。

その優しさに触れるたびに、彼女を失いたくないという気持ちが大きくなる。

「今後はどうする? 御剣たちと別れてから2時間近くが経過しているが」

彼らがずっと俺たちのことを待っている保証はない。

また、罠で道が閉ざされていることから戦闘禁止エリアまで行くのに結構な時間を必要とする。

加えて俺は右足を怪我しており、移動速度は遅くなってしまう。

いまの状況は非常に悪いと言っても過言ではないだろう。

「それもなんだけど、1つ聞いてもらいたいことがあるわ」

「なんだ?」

「姫萩さんのことよ。彼女について彰はどう考えている?」

「そうだな……」


俺の見解は……

1.俺の解除条件を知って付いてきており、彼女の解除条件も平和的であるため信頼できる

2.素性が分からないので信頼はできない

3.特に何も考えていない

4.その他

>>243
>>244
>>245

>>245のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>243
34~66 >>244
67~99 >>245

1

2

1


殺し合いハウス
殺し合いハウスとは、くろひによるライアーゲーム・フルボイス動画シリーズである。
概要
うp主のくろひによるオリジナル作品。洋館で行われる大金をかけたデスゲームに参加したプレイヤー達の頭脳戦が繰り広げられている。登場人物にはすべて声が当てられているフルボイス動画となっている。
現在第1シリーズの『殺し合いハウス』(完結)のほか、第3シリーズの『殺し合いハウス:セカンド』が投稿されている。
ルール
日程
ゲームの参加者は10名。ゲーム開催期間は10日間。1日目はルール説明、10日目は結果発表のため実質8日間となる。
2~9日目の12時から18時の間は「マーダータイム」となり、賞金獲得のための殺しを起こすことができる。なおここで言う殺しはゲームとしての殺害扱いではなく、実際に相手の命を奪う行為である。
武器・能力
1日目にプレイヤーは拳銃・ナイフ・能力の書かれた紙・ナンバープレートの4つが入った封筒をもらう。封筒は各プレイヤーの席の前にあらかじめ用意されている。
動画中では言われていないが当然弾薬も十分な数支給されているものと思われる。
ナンバープレート・能力の書かれた紙は各プレイヤーともランダムに割り当てられたものになっている。
ナンバープレートは1~10のいずれかの番号になっていて、渡されたものがそのプレイヤーの番号となり、能力は紙に書かれたものが自分の能力となる。
能力も10種類存在する。効果は名前からすぐ連想できるものからわかりにくいもの、果ては常識では起こりえないものまであるが、この館では実際にその能力の効果が起きてしまう。
能力の内容(自分の能力名・効果・発動条件)は名前以外全プレイヤーに公開されておらず、自分に割り当てられた能力しか詳細がわからない。
全能力は以下の通り。便宜上番号が振られているだけであり、プレイヤーの番号と対応しているわけではない。
1.絶対服従 2.仲間化 3.能力拝借 4.能力無効化 5.鍵師
6.番号把握 7.能力把握 8.拳銃携帯可能 9.ナイフ携帯可能 10.復活可能
マーダータイム・賞金獲得
マーダータイムに参加するプレイヤーは開催時間(12時から18時)までにロビーに集まる。
マーダータイム中のみ他プレイヤーの殺しが可能になる。この時間のみ武器を部屋に持ち出すことができ、マーダータイム外で使えなくなっている能力も使用可能になる。
マーダータイム中の殺しに使えるのは配布した武器や能力のみ。自分が持ち込んだ武器などは殺しに使用できない。
その日のマーダータイムの前に、ターゲットの番号を自分の部屋にあるノートパソコンで指定する。
指定した番号と殺したターゲットに割り当てられた番号が一致していれば、賞金として1億円獲得。さらにターゲットが賞金を持っていればその賞金をすべて自分のものにすることができる。
番号を指定していなくても、殺した相手が自分を狙っていた(自分の番号を指定していた)場合も「反撃」として賞金を得られる。
指定した番号の相手を[ピーーー]ことができないと翌日のターゲット指定権が無くなり、賞金も半減する。
マーダータイム終了時にロビーで殺しの結果発表(殺した・殺されたプレイヤー・賞金額)が行われ、それと同時にペナルティの発表も行われる。
ペナルティ・破棄
以下の行為を行うとペナルティを受ける。
マーダータイム以外での殺し。
マーダータイム以外で武器を自分の部屋から持ち出す。
ターゲット以外を[ピーーー]。
洋館の外に出る。
ペナルティになると3日間能力が使えず、ターゲット指定権が無くなり反撃も適用されない。
以下の行為を行うと破棄となる。
配布された武器以外での殺し。
ペナルティを4回受ける。

結果発表
10日目まで生き残ったプレイヤーには、それまでの獲得賞金を受け取ることができる。当然獲得賞金0円のプレイヤーには何ももらえない。
その他
ゲーム開催中にプレイヤーの泊まる部屋は完全防音になっており、扉のロックは各自別々のパスワードが用いられている。また、扉も頑丈なものになっており壊す事はできない。
部屋のノートパソコンにはブラウザやスカイプがインストールされており、使用することができる。 流石に洋館の外部との連絡は無理だと思われる。
能力の中にはノートパソコンで情報を見ることができるものもある。
夕食は館のマスターが用意してくれる。要望があれば自分の部屋に持っていってもらうことも可能。朝食は不明。
賞金の出所は不明。少なくともプレイヤーの命を1億円とすれば(殺し失敗の賞金半減や破棄を除けば)ゼロサムゲームとなっている。

セカンドからのルール変更点

ディーラー(福永大和)を含め11人と明記。
能力が一部入れ替えられている。
4.能力無効化 8.拳銃携帯可能 9.ナイフ携帯可能
11.武器携帯可能 12.能力付与 13.ペナルティ無効化
殺害失敗時の賞金半減が無くなった。
配布された武器・能力以外での殺しが破棄からペナルティに変更された。
洋館の外に出ることがペナルティから破棄に変更された。
復活可能のみペナルティ中も機能することが明言された。
ペナルティになったプレイヤーが武器を失っている場合、ペナルティ3日目終了後に再配布されることが明言された。
ノートパソコンで狙われた人数がわからなくなった。
ペナルティになったプレイヤーの発表は行われなくなった。
武器・能力・ナンバープレートの配布はプレイヤーが泊まる各部屋に置かれるようになった。外見からはどの部屋にどの能力があるかは不明。

ハウスシリーズ登場人物
天海千恵(殺し合いハウス、殺し合いハウス:セカンド)
気弱な性格。
両親が蒸発したために、莫大な借金を背負い、殺し合いハウスに参加する。
しかし、所詮は女子高生。
ほぼ何も出来ず、伊集院綾斗に銃殺される。
しかし、全プレイヤーが死亡したため、生き返る。

秋山みなね(殺し合いハウス、騙し合いハウス、盗み合いハウス)
兄を探すため、ハウスゲームに参加し続ける女性。
ドライな性格だが、天海姉妹に助言したりするなど、人間的な面も見せる。
殺し合いハウスでは、汐音妃乃に殺害されるも、全プレイヤーが死亡したため、生き返る。
騙し合いハウスでは、天海千理に助言したり、彼女を助け、尚且つ自身も賞金を得る。

神崎晃(殺し合いハウス、殺し合いハウスセカンド)
天海と同年代の男。
穏やかそうに見えて、腹黒い一面もある。
実は、汐音妃乃の弟。
殺し合いハウスでは、桐生を後一歩まで追い詰めるも、彼の反撃で命を落とす。
しかし、その後全プレイヤーが死亡したため生き返る。
殺し合いハウスセカンドでは、姉の脅威になると判断し、夏見嶋と共に、桐生を狙う。
しかし、夏見嶋が裏切り、同様した隙を付かれ、桐生に射殺される。

桐生京我(殺し合いハウス、殺し合いハウスセカンド、盗み合いハウス)
命を奪い合う、ハウスゲームを楽しんでる男。
他人の命を何とも思わず、ただ、快楽の為に[ピーーー]。
殺し合いハウスでは、神崎晃の攻撃により、致命傷を受け、最後に柚木を射殺し、力尽きる。
しかし、全プレイヤーが死亡したため生き返る。
殺し合いハウスセカンドでは、神崎と夏見嶋蒼に命を狙われるが、能力を使い、神崎を射殺。 しかし、夏見嶋に射殺される。
が、復活可能を拝借し、何とか生き延びる。

仙道玄矢(殺し合いハウス)
緘黙な性格。
殺し合いハウスでは、伊集院を狙うが、失敗。 その後、桐生の能力により、殺害される。
しかし、全プレイヤーが死亡したため生き返る。

伊集院綾斗(殺し合いハウス、殺し合いハウスセカンド)
小学生。 しかし、結構な自信がある。
殺し合いハウスでは、秋山を狙うが返り討ちにあい、死亡。
しかし、全プレイヤーが死亡したため生き返る。
殺し合いハウスセカンドでは、仙石に真っ先に殺害される。

汐音妃乃(殺し合いハウス、騙し合いハウス、盗み合いハウス)
ピアニスト。
自分以外の全員を見下してる。
神崎晃の姉。
殺し合いハウスでは秋山を殺害するも、柚木に気付かず、射殺される。
しかし、全プレイヤーが死亡したため生き返る。
騙し合いハウスでは、冬雛を仲間に引き入れ、多額の賞金を獲得する。
ゲーム終了後、晃を自分と同じ苗字にするため、改名手続きを済ませるが、彼が汐音晃になることは無かった……。

柚木優芽(殺し合いハウス、殺し合いハウスセカンド)
女子中学生。
純粋そうに見えるが、その裏ではサイコパス。
幼い頃に両親に殺されそうになり、両親を殺した。
ハウスゲームを楽しんでる数少ないプレイヤー。
殺し合いハウスでは、油断したため、桐生に射殺される。
しかし、全プレイヤーが死亡したため生き返る。
殺し合いハウスセカンドでは、蘭光と組む。
しかし、終盤で一触即発の空気になりかけたが、引き分けに終わり、生き延びる。

赤木柊一(殺し合いハウス、盗み合いハウス)
気弱そうなサラリーマン。
しかし、本当は刑事。
殺し合いハウスでは、桐生によって殺害されるが復活可能だったため終盤まで生き延びる。
しかし柚木に刺し殺される。
その後、全プレイヤーが死亡したため、生き返る。

福永大和(殺し合いハウス、騙し合いハウス、殺し合いハウス:セカンド、盗み合いハウス)
漁夫の利を狙う人物。
殺し合いハウスではマスターと偽り、終盤まで生き延びるも、油断したため、赤木に殺される。
その後は正式にディーラーとなり、ハウスゲームのディーラーを務める。

天海千理(騙し合いハウス、殺し合いハウス:セカンド)
天海千恵の妹。
姉より腹黒く、したたかな性格。
騙し合いハウスでは、終盤で腹黒い本性を見せるが、詰めが甘く、ピンチになる。
しかし、秋山の助言により、賞金を得ることが出来た。

絹畑シュウ(騙し合いハウス)
温厚な性格の青年。
騙し合いハウスでは、天海千理を信じたが、裏切られる。
破棄され、死亡した。

東瑛太(騙し合いハウス)
陽気な性格。
音楽会社を立ち上げるため、資金集めの為にハウスゲームに参加した。
騙し合いハウスでは天海の計画に参加するが、大勢のプレイヤーに裏切られる。
破棄され、死亡。

根野怪女(騙し合いハウス)
根暗な女子高生。
学校では名前のせいで虐められ、家では両親に虐待を受けていた。
両親に脅され、ハウスゲームに参加される。
騙し合いハウスでは天海の計画に参加するが、大勢のプレイヤーに裏切られる。
破棄され、死亡。

蘭光愛莉(騙し合いハウス、殺し合いハウス:セカンド)
蘭光グループの令嬢。
結構な自信家。
騙し合いハウスでは一番、多額の賞金を得る。
殺し合いハウスセカンドでは柚木と組む。
終盤で、彼女と一触即発の空気になりかけるが、引き分けに終わり、生き延びる。

冬雛萌希(騙し合いハウス、盗み合いハウス)
ほぼ無口で、必要最低限の事しか喋らない。
騙し合いハウスでは、途中で汐音と組み、多額の賞金を得る

「確かに麗佳の言うとおりかもしれないな」

俺は麗佳の言ったことを信じることにした。

「ありがとう。でも、いきなり態度を変えたら駄目よ?」

「そのへんは上手くするよ」

あの姫萩が血相を変えるは想像できないが、用心しておくべきだろう。

俺たちはこのあと……どうする?

1.戦闘禁止エリアを目指す

2.御剣たちのことは諦めて3階を目指す

3.姫萩にPDAについて鎌をかけてみる

4.その他

>>261
>>262
>>263

>>263のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>261
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67~99 >>263

1

【11:30】

俺たちは戦闘禁止エリアを目指して進んでいた。

足の調子もかなり良くなっており、歩く分にはあまり支障をきたしていない。

麗佳の話もあって姫萩への警戒心が高まったものの、特に変わった様子は見られなかった。

「御剣たちは待っててくれているだろうか……」

「あいつらのことだから心配して探しに回っている、という可能性もあるわね」

入れ違いになることは避けたいが、時間がかなり経過している分その可能性は高い。

「もし居なかったらごめんな、姫萩さん……」

「いえ……まだ時間は十分にありますし、それに狭霧さんが謝ることじゃないです」

「ありがとう。目的地まであと30分くらいか」

麗佳と姫萩は俺の歩く速度に合わせてくれている。

その不甲斐なさで申し訳なるのだが、仕方がないだろう。

「彰、無理はしないでね?」

「あぁ、大丈夫だ――」

俺たちはこのあと……

コンマ判定1個下

00~30 特に何事も無く戦闘禁止エリアに着く

31~60 武器を見つける

61~90 葉月たちと出会う

91~99 御剣たちと出会う

【11:45】

俺たちは道中で御剣と陸島に出会い、情報を交換し合った。

綺堂とは罠で分断されたらしく、合流しようとしているらしい。

「……酷い怪我ね。ちゃんと治療したいから、近くの部屋に行きましょう」

陸島が俺の右足の具合を見てくれたが、どうやら初心者のやり方ではだめだったらしい。

俺は陸島に成されるがままベッドに寝かせられ、再治療されることとなった。

「手間をかけてしまってすみません」

「良いのよ、別に。そんなことよりも狭霧君たちが無事で良かったわ」

陸島は手際よく包帯を巻きながら、明るい笑顔を見せてくる。

薄暗いこのゲームの空間を照らす太陽のような、そんな明るさだった。

「はい、おしまい! さっきよりは動きやすいはずよ」

「ありがとうございます。確かに、包帯と足が程良く密着していて歩きやすくなっています」

包帯の巻き方一つでここまで変わるのか、それともプラシーボ効果なのか……分からないが、動きやすくなったのだから良いだろう。

『――姫萩さん、待って!』

外から御剣の叫び声が聞こえた。

俺と陸島はすぐさま扉を開けて状況を確認する――

「どうしたの!?」

「姫萩さんが1人で行動しようとしているのを、御剣が止めています」

麗佳が腕を組みながら冷静に言う。

「わ、私には構わないでください……!」

「皆で行動するべきだ! 1人だなんて危ないだろ?」

「2人とも落ち着いて。……何があったの?」

どうしてこうなったのかは分からないが、姫萩は1人になりたいということは理解できた。


俺はこの状況で……

1.御剣とともに姫萩を説得する

2.御剣の邪魔をする

3.何もせず見届ける

4.その他

>>267
>>268
>>269

>>269のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>267
34~66 >>268
67~99 >>269

ここは1かな。

1

「姫萩さん、いきなりどうしたんだ? 訳を話してくれないか?」

俺は御剣に加勢することにした。

理由はどうであれここで抜けるというのはあまりにもおかしすぎるのだ。

「もう、御剣さんたちと会うことが出来たので目的は果たせました。だから、あとは1人でなんとかします……ありがとうございました」

「このゲームで1人になるというのが、どういうことかわかっているのか……?」

「分かってます。狭霧さんと会うまでは1人でなんとかやってきたので、大丈夫です!」

「大丈夫なわけ無いだろ! 姫萩さん、もう一度考え直すんだ!」

御剣の横槍で姫萩が更に一歩後ろに下がった。

(このままでは姫萩が去ってしまう……)


俺は……

1.姫萩に2人で話そう、と前にでる

2.御剣に黙れと言い前にでる

3.どうしようもないので御剣に任せる

4.その他

>>271
>>272
>>273

>>273のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>271
34~66 >>272
67~99 >>273

1

3

3

(もう、駄目か……)

姫萩を止めることが無理だと判断した俺は御剣に任せることにした。

「姫萩さん、ゆっくり話せばきっと分かり合えるはずさ」

「こ、来ないでください!」

御剣がゆっくりと近づいていくが、姫萩は怯えた表情をしている。

これ以上は脅迫に近い形となるため、俺は御剣を止めに掛かろうと彼の肩を掴もうとするが――

「――来ないでッ!」

姫萩の叫び声で全員の動きが止まる――

いや、正確には彼女の手にあるモノが原因となっていた――


「姫萩さん、落ち着きなさい」

陸島の真剣な声が後ろから聞こえる。

姫萩は手を震わせながらも、しっかりとソレを握りこちらへ向けていた。

「わ、私は……私は悪く、ありません――ッ!!」

「やめなさ――」

もはや聞く耳を持っていなかったのか、姫萩はトリガーに指をかけた――




爆音が廊下に響き渡り、金属音がむなしく響き渡る――


放たれた銃弾は……

コンマ判定1個下

00~60 御剣に命中していた

61~99 俺に命中していた

「ぐっ――!!」

俺のすぐ隣にいた御剣が床に倒れた。

「御剣君!!」

陸島が駆け寄ろうとしたものの、姫萩が銃口を向けたためその場に立ち止まった。

「私は……悪く、ない。1人にしてって、言ったのに――」

姫萩の眼球が小刻みに動いていることから、正気ではことは確かである。

「御剣……大丈夫か!?」

俺は小声で倒れている御剣に声をかけた。


銃弾は御剣のどこに当たっていた?

コンマ判定1個下

00~10 頭部

11~40 胸部

41~70 腹部

71~99 脚部

「おい……御剣……!」

反応すらない御剣を見て俺は尋常ではない汗をかいていた。

よく見ると頭部から血溜まりができているのが見え、理解した――

(嘘だろ――)



御剣は頭部に銃弾を受け、即死した――



隣にいた人物が突然死亡したという現実を、俺はなかなか受け止められないでいた。

いま隣にいる死体が、これが本当のゲーム――現実だと、そう語りかけてくる――

「あ、あはは……ハハ――」

姫萩の狂った声で俺は現実に引き戻された。

後ろに視線を向けると、麗佳が大きく目を見開いて固まっていた。

(麗佳……逃げろ!!)

必死に視線と表情で麗佳に語りかけると、悟ったのか少しずつ後ろに下がっていた。

「前に進め、でしたよね……。やっと、踏み出せましたよ――」

姫萩は狂いながらも銃口をこちらに向けたままである。

少しでも俺が動けば再びトリガーが引かれるのは間違いないだろう。

(どうする……どうすればいいんだ――)

陸島はすぐにでも動ける体勢を取っているが、距離的にトリガーを引かせずに止めるのは難しいだろう。

麗佳は恐らく銃口が引かれた瞬間に逃げる準備が出来ているだろう。

(俺の手持ちはナイフのみだ――)

俺と姫萩の距離はおおそよ5メートル。

一気に詰め寄れば彼女を止めることがことができるかもしれない――

俺は……

1.決死の覚悟で姫萩に特攻し、ナイフで殺しに行く

2.決死の覚悟で姫萩に特攻し、拘束する

3.姫萩に動きがあるまで待つ

4.一か八かで逃げ出す

5.その他

>>282
>>283
>>284

>>284のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>282
34~66 >>283
67~99 >>284

3

3

3

(待て、冷静になれ……)

俺はいまにも動こうとした体を止めて姫萩のほうをよく見た。

姫萩はこちらに銃を構えているが、一向に撃ってくる気配はない。

そしてあの狂った様子から自分の世界に入りきってしまっているに違いない。

となると、変に刺激を与えれば反射的に撃ってくるはずだ――

(説得か、逃走か……)

いまの姫萩を説得するのは難しいが、言葉によってはこの場を去ってくれるかもしれない。

もしくは、ゆっくりと下がって一気に逃走するという選択肢もある。

銃弾が外れるという可能性もあるが、この場に麗佳もいるため迂闊な行動を取ることはできないだろう。

(さて、どうするか――)

俺は……

1.説得する(要記載:説得する言葉)

2.ゆっくりと後ろに下がり、距離を取る

3.その他

>>287
>>288
>>289

>>289のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>287
34~66 >>288
67~99 >>289

2

2

2

(落ち着け……ゆっくりだ、ゆっくり――)

俺は姫萩に悟られないよう後ろに下がり始める。

確かに下がっているはずなのに、距離は全く空いてないように感じる。

「――狭霧さんのPDAは9ですよね?」

突如姫萩にかけられた言葉に俺は足がもつれそうになる。

「あ、あぁ……そうだよ」

もはや自分のPDAが陸島に聞かれてもどうでも良かった。

それほどに目の前にいる姫萩の存在が大きかった。

「私もその対象に入っているって、ことですよね?」

「……そうだ。でも、俺は他の方法を探そうと思っている。そう伝えたはずだよ」

重すぎるプレッシャーに膝が強張り始める。

頭をフル回転させて、姫萩に刺激を与えない言葉をなんとか絞り出すのがいまの限界だ。

「本当は、私を殺そうって考えてたんじゃないんですか?」

「それはない……。そうなるためには麗佳を殺さないといけないからな――」

何度か心が揺らいでいたが、これが本心である。

俺にはやはり麗佳を殺すことはできないのだ――

「そうですか……。それじゃあ、矢幡さんが死んだら、どうするんですか――」

「――ッ!!」

その発言で、麗佳が撃たれるであろうということを俺は即座に理解した。

この瞬間俺は……

1.銃弾が麗佳から外れることを祈り、姫萩を殺しにかかる

2.銃弾が麗佳から外れることを祈り、姫萩を拘束する

3.麗佳がいる方向に移動して盾になる

4.やめろ、と叫ぶ

5.その他

>>291
>>292
>>293

>>293のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>291
34~66 >>292
67~99 >>293

1 さすがにヘッドショット連発はない……よな?

3

5.陸島が姫萩を確保することを信じ、姫萩が彰の方を撃つように挑発して仕向ける
彰はジグザグに姫萩の方に走りこむことによって姫萩の確保ではなく銃弾の回避を優先する

「うおおぉぉ――ッ!」

俺は麗佳に銃弾が外れることを祈り、そのまま姫萩に特攻した――

図太い爆音が再び耳に入る――

銃弾は……どこに当たった?

00~05 頭部

06~15 胸部

16~30 腹部

31~50 脚部

51~99 外れる

「――ッ!?」

銃弾が俺の頬を掠った。

どうやら姫萩は麗佳ではなく端から俺を狙うつもりだったようだ――

ただ、いまはそんなことを考えている暇はない。

俺は無我夢中で取り出したナイフを姫萩に突き刺した。

「ぁ……うぁ――」

「あああぁぁぁ!」

胸部を刺された姫萩は、拳銃を落とす。

極度に興奮状態の俺は、強く――深く突き刺した。

「狭霧君、やめなさい!!」

「ウアアアァァ!!」

殺すか殺されるか――

そんな世界に迷い込んだ俺に冷静さは無かった。

ただ、本能で生きたいと――そのために目の前の敵を殺すんだと――

「――ッ!!」

姫萩の手が俺の肩を強く掴んでいた。

怒りと悲しみの眼差しが、しっかりとこちらを視ていた――











「ウソツキ」





それが、姫萩の最期の言葉だった――

今日はここまでです。

質問・要望・感想などあればどうぞ。

それでは。

――――
――

俺は恵まれた環境で育った。

喧嘩をすることもなく明るい家庭だ、と自信を持って自慢できるくらいだ。

現在も両親ともに健在で、今年10歳になる弟もいる。

たまに不真面目なときがある俺を責めることもなく、自由にさせてくれている。

そんな両親を悲しませないよう、俺は悪事を働くことはしなかった。

心に余裕がある俺はたまに人助けをして、人に感謝され、そして家族を喜ばせた。

弟には俺がヒーローに見えるらしい。

『俺もお兄ちゃんみたいになりたい!』

きっと弟は良い子に育つだろう。

こんな輝かしい家族に泥を塗るわけにはいかないだろう――




『ウソツキ』




――やめろ。

俺の目の前にあった楽園が一転して地獄へと変わる。

血まみれになった少女が、ゆっくりとこちらに近づいてくる。

――やめろ。

一歩ずつ着実にその少女は近付いてきている。

『ウソツキ』

やめてくれ――――

――――
――

「……っ!? ハァ、ハァ……」

俺は息苦しさで勢いよく起き上がった。

「ハァ……ゆめ、か――」

一気に脳が覚醒し始め、今まで何が起きたのかということを思い出させる。

「俺は――ッ!!」

殺した。

姫萩咲実をこの手で確かに殺したんだ。

罪悪感と恐怖で震えだした身体を止めることはできなかった。

「――痛ッ!?」

無意識に動き出そうとした身体が、痛覚によって遮られた。

どうやら右足の状態が更に悪化してしまったらしい。

あの時は火事場の馬鹿力で動いていただけのようだ。

「彰!?」

耳に入った声に、俺は大きく体を跳ねさせた。

麗佳が瞳を潤ませながらこちらに駆け寄ってきた。

「れい、か…………」

彼女の顔を見た瞬間に、俺の心はぐちゃぐちゃになった。

「彰、大丈夫よ。ここは戦闘禁止エリアだから、ゆっくり休んで」

優しく麗佳に抱き寄せられ、頭を撫でられる。

――やめろ

「ここまで陸島さんと運ぶの、苦労したんだから。感謝しなさいよね、全く……」

――やめてくれ

『ウソツキ』

(――――ッ!?)

現実か幻想か――

抑えきれない感情が、今にも口から飛び出そうとしている。


俺は……

1.何とか抑え込んで平常を保つ

2.全てを吐き出す

3.麗佳の胸を揉む

4.その他

>>307
>>308
>>309

>>309のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>307
34~66 >>308
67~99 >>309

2

さ…に、2

「やめろ……」

「あき、ら……?」

俺は震える手で麗佳を押しのけようとするが、力が入らなかった。

「どうしたの、彰……? 大丈――」

「離れろッ!!」

自分でも耳が痛くなるほどの声で俺は叫んでいた。

麗佳は目を丸くしながら、ゆっくりと俺から距離を置いた。

「やめろ……! 俺を見るな! そんな目で俺を見るなァ!!」

頭が真っ白な俺は気が付けば麗佳に怒鳴り散らしていた。

目の前にいるのは確かに麗佳だというのに、唯一の味方だというのに、いまの俺には敵にしか見えなかった。

「彰、落ち着いて! お願いだから、落ち着いて……っ」

いまにも泣きそうな顔をした麗佳が、こちらにゆっくりと近づいてくる――

『ウソツキ』

「やめろ……。ヤメロオオオオォォォ!!」

俺は両手で耳を塞ぎながら、独り悶絶した。

あの目が、あの声が、あの言葉が――姫萩咲実が俺を蝕み続けている。

「――狭霧君、落ち着きなさい」

いつの間にか部屋に居た陸島が、凍てつくような声をかけてきた。

「ア……アァ……ッ!!」

陸島の真っ直ぐな視線に、俺の口はゆっくりと閉じられた。

「ここは戦闘禁止エリアよ。無闇に暴れたら戦闘行為として認識されるかもしれないわ」

「…………あぁ」

俺は少しずつ冷静さを取り戻し始めた。

先程まで狂っていた自分のことを思い出して、吐き気がする。

(なにやってんだ、俺は……)

陸島は俺の左肩を持って、眩しい笑顔を見せた。

「お帰りなさい。少しは楽になった?」

「はい……。ありがとう、ございます」

俺はふと麗佳のほうに顔を向けたが、彼女は少し怯えているようだった。

「……矢幡さん、何か狭霧君に食べ物でも作ってきてくれる? おかゆとか、食べやすいの」

「は、はい……分かりました」

麗佳は目を拭いながら小走りで部屋から出て行ってしまった。

「麗佳……」

「駄目じゃない、彼女を泣かせたら。彼氏失格よ、失格!」

「は、はは……そう、ですね」

冷静さは取り戻したものの、陸島についていけるほど回復はしていないらしい。

「全く……男の子なんだから、もっとしっかりしないと」

「そう、ですね……」

「はぁ……」

こんなやり取りを続けている内に、俺も少しずつ元気を取り戻し始めた――

【12:15】

「――これ、姫萩さんのPDAよ」

そう言って陸島はPDAを2台手渡してきた。

「7と、3――」

どちらが姫萩の本当のPDAなのかは分からないが、2台持っていたということはそういうことなのだろう――

「これは、狭霧君に渡しておくわ」

「どうしてですか……?」

「姫萩さんを殺めたのは狭霧君、貴方よ。だから、その戦利品は貴方の物ってことよ……。こういう言い方、本当は嫌なんだけどね」

“殺めた”という言葉に俺は俯くが、認めることはできていた。

確かに俺はこの手で姫萩を殺した。

その事実はどうやっても変わらないのだ――

「分かりました。受け取っておきます」

「――悪用はしたら駄目よ?」

陸島の牽制するような声に、俺はハッと彼女の顔を見た。

「大丈夫、私は狭霧君の味方よ。貴方が姫萩さんを意図的に殺してないってことも、分かってるから」

「陸島、さん……っ」

陸島は俺のPDAが“9”と知ったうえで、そう言ってくれた。

追い詰められた俺を優しく包み込んでくれる、そんな彼女に俺は感情を抑えきれなかった。


俺は……

1.陸島に抱き着く

2.泣き顔を見せまいと後ろを向く

3.陸島に接吻する

4.その他

>>312
>>313
>>314

>>314のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>312
34~66 >>313
67~99 >>314


2

4 感謝の言葉を言い涙を見られないよう深く頭を下げる

「…………っ」

俺は陸島に抱き着いて胸にうずくまった。

「ちょ、ちょっと……この役目は矢幡さんなのに」

陸島は離れようとしたものの、俺が後ろに強く手を回していたため、すぐに諦めた。

彼女は少し困惑しつつも優しく頭を撫でてくれていた。

「突然胸に突然飛びつくなんて、“ここ”じゃなかったら拳骨ものよ?」

陸島のかけてくれる言葉は全て俺の心を慰めてくれていた。

彼女の温もりが俺を満たしていく――

「陸島、さん……」

顔をあげると陸島と目が合ったが、その瞬間に視線を横に外していた。

俺は自然と陸島の頬に手を添えていた。

「あ……駄目よ、狭霧君……」

陸島はそう言いつつも離れなかった。

次第に2人の距離が近づいていく。

「ちょっと……本当に、ダメ――」


俺は……

1.吸い寄せられるように陸島の唇に吸いついた

2.陸島にどうするか聞いてみる

3.ギリギリのところまで近付き、冗談だ、とからかう

4.その他

>>317
>>318
>>319

>>319のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>317
34~66 >>318
67~99 >>319

でお願いします。

4.正気に戻って謝る。

3

「……陸島さんは、どうしたいんですか?」

俺は進むのを止めて陸島に問いかけた。

陸島はまるで魔法が解けたかのように、目を見開いて俺から離れた。

「どうするもこうも……ないじゃない」

「はは……陸島さんも、女の子なんですね」

「お、大人をからかうものじゃありません!」

俺が笑い始めると、陸島は立ち上がってそっぽを向いた。

「ありがとうございます。おかげで元気が出ました」

「ふふ……どういたしまして」

次に見たときには、いつもの陸島に戻っていた。

「――彰、おかゆできたわよ」

陸島とのやり取りが終わると同時に麗佳が部屋に入ってきた。

「それじゃ、私もおかゆ作ってくるわね。あとは、ごゆっくり~」

悪戯な顔をした陸島は足早に部屋から出てしまった。

「ちょ、ちょっと陸島さん!」

麗佳が頬を染めながら陸島の後を追おうとするが、扉は既に閉められていた。

2人になった瞬間、部屋に沈黙が訪れる。

「麗佳、その……ごめん……痛ッ!!」

俺は沈黙を断ち切り、立ち上がって歩こうとするが右足がいうことを聞かなかった。

「彰、無理しないで! ほら、安静にしないと……あっ――」

おかゆを机に置いた麗佳が、俺に駆け寄って手を掴む。

その瞬間に彼女は戸惑いの視線をこちらに向けてきた。

「もう、大丈夫だよ。いつもの俺だからさ」

俺は脆く壊れそうな麗佳を優しく抱きしめた。

「……うんっ!」

俺の首筋に彼女の涙が伝う。

そんな彼女の柔らかい髪をゆっくりと撫で下ろした。

「おかゆ、美味しそうだな」

「あ、愛情込めて作ったんだから、当たり前よ! ……食べさせてあげるから、腰下ろして!」

「自分で食べられるから、大丈夫なんだが――」

「いいから、はやく!」

俺は麗佳に押し負けるようにベッドに座った。

「ほ、ほら! 口開けて!」

「え、ちょ、こういうのってフーフーしてからあ~んって――」

麗佳のこういう不器用なところも、俺は大好きだ――

今日はここまでです。

【現状】
12:15
2階 戦闘禁止エリア

【体調】
・狭霧 身体:右足負傷(大) 精神:トラウマ
・麗佳 身体:健康      精神:不安(小)
・陸島 身体:健康      精神:健康

【武器】
・狭霧:ナイフ
・麗佳:ナイフ
・陸島:???

【PDA情報】

2矢幡
3姫萩?



7姫萩?

9狭霧
10



JO

何か質問・意見・感想が有ればどうぞ。

【13:00】

それぞれ休憩をした俺たちは戦闘禁止エリアのロビーに集まっていた。

「私のPDAは10。そして、御剣君のはJよ」

陸島は2つのPDAを取り出し、俺たちに見せる。

麗佳のPDAにより、それが本当であるということは自動的に証明されている。

「彰、足の調子はどうなの?」

「ゆっくりなら歩けるけど、走るのは多分無理だな……」

俺の足の中身はボロボロになっているのだろう。

効き目が尋常ではない薬を打ってこれなのだから、普通なら立っていることもできないはずだ。

「もし誰かに襲われたりしたら、私が守るわ。そのときは、狭霧君と矢幡さんは逃げることだけ考えなさい」

陸島は姫萩の拳銃を手に持ち、腰にさした。

「陸島さん、銃が使えるんですか?」

「グアムに行った時に1回使ったことがあるのよ。私、結構才能あったのよ?」

そう言いながら陸島は拳銃を格好よく構えて見せた。

なるほど、彼女の言うとおり様になっている。

「さて、話し合うべきことは一通り話したけれど、何か質問でもある?」


俺は陸島に何を質問する?

>>326
>>327
>>328

※>>のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>326
34~66 >>327
67~99 >>328


陸島さん俺達を閉じ込めた連中の狙いは何だと思います?
自分の考えだとこれはショーじゃないかと思うんです

安価↑

このゲームは過去にも行われていたのか
それとも今回が初めてなのか

「俺たちを連れてきた連中の狙いは何だと思いますか? 俺はショーかそれに関するものだと思うんですけど」

俺はこのゲームの本質について聞くことにした。

「……どうしてそう思うの?」

「単純に俺たちを殺したいのなら、こんな回りくどいやり方はしないと思います。それに、監視カメラを建物全体に配置するということは俺たちの行動を見たい、ということじゃないですか?」

それが正しかどうかが判明したとしても、このゲームを止めることはできない。

しかし、この考えが正しいとするならば運営側は“客”に相応のエンターテイメントを提供しなければならない。

全員自殺してしまったり、ボイコットして殺し合いをしなくなれば何か特別なことが起きるかもしれない――

「確かにそうね……。お遊びにしてはお金が掛かりすぎているもの」

「もし“客”という存在がいるのであれば、見たいものは裏切りや絶望といった類だと考えられます。となると、彼らが求めているものは……」

「彰が、私を殺すこと。もしくは私が彰を殺すこと、ね――」

口を閉ざしかけていた俺の耳に入ったのは、麗佳の声だった。

仲間同士、いや恋人同士が殺し合う光景が思い浮かび、何とも言えない気持ちになる。

「……それなら、とことん運営を困らせちゃいましょう! 狭霧君と矢幡さんのラヴラヴを遠慮なく見せつけちゃいなさい!」

しんみりとした空気を吹き飛ばすかのように、陸島がそんなことをいう。

「……な、何言ってるんですか陸島さん!!」

少し時間が経って理解した麗佳が慌てふためいている。

「ん~何を想像したのかしらね~?」

「ななな……!!」

どんどん顔が赤くなる麗佳の姿を見て助けに入ろうかと思ったが、可愛かったのでしばらく見届けることにした。


俺たちはこのあと……

1.3階を目指す

2.2階を探索する

3.その他

>>332
>>333
>>334

>>334のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>332
34~66 >>333
67~99 >>334

2

【14:30】

俺たちは2階の探索をしていた。

足を怪我しているため、移動に時間が掛かってしまったがいくつか武器とツールボックスを手に入れた。

武器はスモークグレネードとスタンガン

ツールボックスはドアのリモートコントラーと、罠探知機能

スモークグレネードは俺が、スタンガンは麗佳が持つことになった。

ツールボックスについては俺にドアのリモートコントローラーを、麗佳に罠探知を導入することにした。

「この階だと拳銃はなかなか手に入らないみたいね」

「上にいけばあるんだろうな……」

もし階数に比例して武器が強力になるという予想が当たっているならば、今後の戦闘はより激しいものとなるだろう。

できればそうなる前に麗佳の条件を満たしたいところだが……。

「取りあえず先に進みましょう。できれば防具になるものを得ておきたいわ」

俺たちは引き続き広大なフィールドを歩き始めた。


俺たちはこのあと……

コンマ下二桁判定1個下

00~30 誰かと出会う

31~60 特に何もなく階段に着く

61~90 足を痛めてしまい動けなくなる 

91~99 PDAが鳴り響く

すみません、急用が入ってしまったので今日は終わります。

更新が遅くて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします。

【現状】
14:30
2階 廊下

【体調】
・狭霧 身体:右足負傷(大) 精神:トラウマ
・矢幡 身体:健康      精神:不安(小)
・陸島 身体:健康      精神:健康

【武器】
・狭霧:ナイフ スモークグレネード
・麗佳:ナイフ スタンガン
・陸島:拳銃 ナイフ

【ツールボックス】
・狭霧:GPS 地図拡張機能 ドアリモート
・矢幡:GPS 地図拡張機能 罠探知
・陸島:???

【PDA情報】

2矢幡
3姫萩?



7姫萩?

9狭霧
10陸島
J御剣


JO

【15:00】

しばらく歩いていると俺の足が悲鳴を上げたため休憩を取る事にした。

「くっ……」

無駄に時間を浪費し続けていることに焦り生まれるが、どうすることもできない。

「狭霧君、気持ちは分かるわ。でも、いざという時に動けなくなるほうが困るでしょう?」

「そうですね……」

一番しっかりしなければならない者が足を引っ張っている、という現状をなかなか受け入れられないでいた。

俺のせいで麗佳や陸島が巻き込まれることだけはどうにか避けたい。

「彰には私と陸島さんが付いているから、大丈夫よ」

「……ありがとう」

怪我の手当てが終わると共に、薬が効いてくるのが感じられた。

「この後は3階へ行こう。他のプレイヤーも多分いるはずだから――」

俺たちは休憩後、3階を目指すことにした。


俺たちは3階へ上がった後……

コンマ下二桁判定1個下

00~30 ???たちと出会う

31~60 ???たちと出会う

61~90 武器・ツールボックスを見つける

91~99 襲撃される

【16:00】

俺たちは3階へ上がりしばらく探索をしたところ、武器とツールボックスを手に入れた。

「やっぱり、上の階に行くほど強力なものが見つかるみたいね」

「あぁ、そうだな……」

手に入った武器は拳銃と小型ボウガン。

ツールボックスは、同階にいるプレイヤー数表示機能と生存者数表示機能だった。


俺たちはこの武器を誰に持たせ、そしてツールボックスを誰のPDAに導入する?

>>346
>>347
>>348

>>348のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>346
34~66 >>347
67~99 >>348

武器は自分が ツールボックスはれいかに

拳銃は自分で持ち、ボウガンは陸島、ツールは麗華

銃とツールは自分、ボウガンをれーかちゃんに

話し合いの結果、拳銃とツールボックスは俺、小型ボウガンは麗佳ということになった。

早速2つのツールボックスをPDAに導入し、確認する――


・同階のプレイヤー数:7

・生存者数:10


生存者数が10人ということは、死者は4人となる。

俺たちが把握している死者は、大柄の男に殺害された少年、不気味な笑みを浮かべる男、御剣、姫萩の4人である。

ということは、いまのところ死者は増えていないということになる。

また、同階のプレイヤー数が7人であるところから、生存者の半数以上がここ3階に居ることが判明している。

「俺たちが最初に会った、かりんと優希は生きているみたいだな」

「この階にいるかもしれないわね」

なにはともあれ、彼女らが生き残っているということが少しだけ嬉しかった。

「渚さんもいるかもしれないわね。取りあえず、その3人を探しに行きましょう?」

「そうですね。……ここからは、より警戒しながら行きましょう」


拳銃・ボウガンといった武器が簡単に手に入った以上、いままでのように警戒を怠ることはできないだろう。

俺たちは周囲を警戒しながら再び3階を歩き始めた……。


俺達はこのあと……

コンマ下二桁判定1個下

00~30 ???と出会う

31~60 ???と出会う

61~90 銃声が耳に入る

91~99 襲撃される




【17:00】

しばらく3階を移動し続けていると、綺堂の姿を見つけた。

彼女と顔が合うと明るい笑顔をしてこちらにやってきた。

「皆~久しぶり~!」

彼女の腰にはガンホルスターが巻かれており、俺は警戒しながら彼女を見つめる。

「渚さん! 無事で良かったわ」

陸島は走ってきた渚を迎え入れて、一緒にこちらへ向かってきた。

「あれ~? 総一くんは~?」

御剣の名前が出ると、途端に3人とも表情が暗くなった。

「御剣君は……亡くなったわ」

「え……」

先程まで明るかった綺堂の顔が徐々に崩れていくのが分かった。

「……取りあえず、いままであったことを話しましょう」

俺は近くの扉を開けて、部屋に入ることを促した。


一通り話した後、俺は……綺堂に何を質問する?

1.なぜ途中でいなくなったのかについて

2.PDAの番号について

3.その他

>>354
>>355
>>356

>>356のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>354
34~66 >>355
67~99 >>356

1

一通り話し終わった後、俺は綺堂にとある質問をすることにした。

「話によると、綺堂さんは罠で陸島さんたちと分断されたんですよね?」

「うん、そうだよ~?」

「そのあと、合流地点である戦闘禁止エリアには行きましたか?」

「行ったよ~? でも、待っても全然来なかったから、探しに行ってたんだよ~?」

なんとなく聞いてみたのだが、特に有益な情報が得られるとは思えなかった。


「――わざわざ、3階までですか?」

俺が口を閉じると、横から麗佳が会話を再開し始めた。

「しばらく2階に居たけど、もう文香さんたちは居ないのかな~って思って……だから、3階で探してたよ~?」

「……そうですか」

麗佳は少し間を置いてから一応の理解を示した。

どうやら麗佳は綺堂のことを怪しいと考えているみたいだ。

「まあ、話は移動しながらでもできるし、取りあえず今後の方針について考えましょう?」

陸島が手を叩いて、バラバラになっている俺たちの視線を集めた。


俺たちはこの後どうする?

1.戦闘禁止エリアを目指す

2.探索を続ける

3.4階を目指す

4.その他

>>358
>>359
>>360

>>360のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>358
34~66 >>359
67~99 >>360

毛利蘭 ゴリラ 要らない ブス 気持ち悪い 彼女気取り 不人気 ゴリ押し ツノドリル 毛利蘭 ゴリラ 要らない ブス 気持ちが悪い 不要 需要がない キモい 嫌い ウザい ムキムキ 怖い ツノドリル 邪魔 不人気 キモい
毛利蘭 ゴリラ 要らない ブス 気持ち悪い 不要 需要がない 嫌い ウザい ムキムキ 怖い 彼女気取り 不人気 ゴリ押し キモい ツノドリル 毛利蘭 ゴリラ 要らない ブス 気持ち悪い 不要 需要がない 嫌い ウザい ムキムキ 怖い ツノドリル 邪魔 不人気
毛利蘭 ゴリラ 要らない ブス 気持ち悪い 不要 需要がない 嫌い ウザい ムキムキ 怖い 彼女気取り 不人気 ゴリ押し ツノドリル 毛利蘭 ゴリラ キモい 要らない ブス 気持ちが悪い 不要 需要がない 嫌い 要らない キモい ウザい ムキムキ 怖い ブス ツノドリル 邪魔 不人気
毛利蘭 ゴリラ 要らない ブス 気持ちが悪い 不要 需要がない 嫌い ウザい ゴミ ムキムキ

1

【18:00】

俺たちは戦闘禁止エリアを目指して歩いていた。

ゲームが開始してから18時間が経過しており、そろそろ睡眠のことを考えなければならないからである。

休憩は何回も挟んでいるものの、心身共にこのゲームで疲弊しているため、ちゃんとした“休憩”をとらなければならないだろう。

「ん?」

ふとPDAの画面を見ると、同階のプレイヤー数が変化していることに気が付いた。

「どうしたの?」

「どうやら3階に1人増えたみたいなんだ」

先程まで“7”だったものが“8”になっている。

ということは、上下階のどちらかからこの階に来たプレイヤーが居るということである。

「1人ということは、あまり良い知らせではないということね」

複数人ならば、俺たちのようにチームを組んでいる平和的プレイヤーの可能性が高い。

しかし、単独ならば少年を殺害した男のような危険人物であることが想像される。

「戦闘禁止エリアまではあと少しだから、頑張りましょう!」

陸島も8という数字を聞いて顔が引き締まっている。

攻撃性のプレイヤーと出会わないことを祈りつつ俺たちは歩く速度を上げた――


俺たちはこのあと……

コンマ下二桁判定1個下

00~50 何事も無く戦闘禁止エリアに着く

51~80 足が悲鳴を上げて動けなくなる

81~90 ???に襲撃される

91~99 ???に襲撃される 




【18:20】

「あと少しだから頑張ろ~!」

ゴールが近くなると分かると、綺堂が先頭を切って歩き始めた。

戦闘禁止エリアまでは、あと15分程度で着くと思われる。

「綺堂さんを見ていると気が抜けそうだわ……」

「そうだな……でも、緊迫が続くってのも良くないから、丁度良いくらいか」

隊列は先頭から綺堂、陸島、そして俺と麗佳の2人である。

中間に居る陸島は綺堂に構いつつも周囲を警戒している。

「狭霧君、矢幡さん。ここからは警戒度を最大まで上げて。……理由は分かる?」

「理由、ですか……?」

それならば今までも危険な状況は変わらないはずだというのに、なぜゴールを目前として更に警戒を高めるのだろうか。

「私たちのようなプレイヤーを狙おうとする者がいるから、ですよね?」

どうやら麗佳は理解しているようで、その回答に自信を持っている。

「えぇ、そうよ。戦闘禁止エリアは休憩や睡眠を取るのに最も適した場所……だからこそ、プレイヤーを狙う者からすればその周辺は最も狩場に適しているわ」

「狩場……ですか」

なるほど、そう言われてみれば納得することが出来る。

もし俺の立場が麗佳たちを狙う方ならば、この手法が思いつくに違いない。

「前にも言ったけど……もし襲撃されたら、2人は逃げなさい。間違っても私を助けようだとか、そう言った考えはしないで」

「……はい」

そこまで念押しされてしまうと、頭を縦に振ることしかできない。

それに、足を大怪我している以上、俺は足を引っ張ることぐらいしかできないだろう。

「麗佳……もし俺たちが窮地に陥った場合は、俺を置いて逃げてくれ」

「彰……」

陸島が前を向いた後、俺は麗佳に小声でそう伝えた。

麗佳はしばらく考えたあとゆっくり頷いたが、その目は納得しきれていないようだった。

「もちろん俺だって生きたい。でも、俺のせいで麗佳が死ぬなんてのは嫌なんだ」

麗佳の手を握って、俺は真剣にその意志を伝えた。

「……分かったわ。私も彰と同じ気持ちだから――」



「――伏せてッ!!」



唐突に綺堂の叫び声が聞こえて、俺たちは反射的に頭を抱えて伏せた。

何度か銃声が聞こえると、今度は陸島と綺堂が拳銃を撃つ音が聞こえた。


敵から放たれた銃弾は……

00~10 綺堂に命中

11~20 陸島に命中

21~25 狭霧に命中

26~30 矢幡に命中

31~99 外れた

遠距離だったため、銃弾は誰にも当たることはなかったようだ。

「狭霧君、矢幡さん!」

銃弾をしきりに撃つ陸島の声が耳に入り、俺たちは立ち上がった。

約束通り、逃げろということなのだろう。

「彰!」

麗佳が俺の手を取り、来た道を引き返そうと引っ張る。


俺は……

1.そのまま麗佳と共に逃げる

2.陸島と綺堂の生存率を上げるためにスモークグレネードを投げる

3.拳銃を持ち、参戦する

4.その他

>>367
>>368
>>369

>>369のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>367
34~66 >>368
67~99 >>369

(そうだ……スモークグレネードが!)

俺はハッと気が付き、麗佳の手を離してスモークグレネードを手に取った。

「彰!?」

一秒も惜しいため、俺は麗佳に説明する間もなくピンを外し、そして前方へ向かって手を振り上げた。

「陸島さん、綺堂さん! 避けてください!!」

背後からかけられた声に、陸島と綺堂は咄嗟に左右に分かれて真ん中が開いた――

(よし、行くぞ――)

使い方は説明書に載っていた通りであるため、このまま投げて数秒後には廊下が白煙で満たされるはずだ。

そうすれば、相手の視界が奪われて逃げる時間を稼ぐことが出来る――





「彰!!」




麗佳の声で、俺の視線はなぜか前方に居る“敵”に向けられた。

黒光りしたそれが、俺を狙っていると確信できるほどに時間がゆっくりと進んでいる。

敵である男は少年を殺害した大柄な男――そして手に持っているのはアサルトライフルのような大型の銃器――

俺がスモークグレネードを投げると同時に、トリガーが引かれた――




銃弾は――


コンマ判定下二桁1個下

00~30 腹部に命中

31~50 胸部に命中

71~80 脚部に命中

81~90 頭部に命中

91~99 外れる

「――痛ッ!?」

俺は尋常ではない痛みを受け、その場に倒れ込んだ。

手前に転がったスモークグレネードが白煙を撒き散らす中、俺の下半身は言うことをきかない。

「狭霧君! ――くっ!!」

陸島がこちらに来ようとするものの、男が銃弾を撃ってくるために動けないでいた。

「彰ぁ!!」

「麗佳……来るん、じゃない。逃げろ……」

これは俺が陸島の約束を守らなかった罰なのだろう――

言うとおりに逃げておけばこんな事にならないで済んだはずだ。

(はは……情けない――)

それでも、俺はどこかしらで皆の足を引っ張り続けていることを酷く気にしていたのだ。

ここで役に立てば、なんとか自分の存在意義を感じられる――そう思っていた。

ところがどうだ……いざ行動してみれば、今まで以上に足を引っ張っている。

銃弾を受けたのは軸足となっていた左足のようであり、もう立ち上がることが出来ない。

「ぐぁ――ッ!!」

流れ弾が顔の横を通過し、左肩に命中した。

もはや俺の命はそう長くないと感じられる――

(せめて……せめて、俺にできること――)

陸島と綺堂が応戦してなんとか男がこちらに向かってくるのを防いでいるが、それも時間の問題だろう。

動けない俺のせいで、麗佳が、陸島が、綺堂が……皆が死ぬのだけは避けたい。

白煙も徐々に消えかかり始めている――


俺は……

1.麗佳に逃げろ、と頼む

2.皆に俺を置いて逃げろ、と叫ぶ

3.陸島と綺堂がなんとかしてくれることを祈る

4.拳銃をデタラメに撃つ

5.その他

>>375
>>376
>>377

>>377のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>375
34~66 >>376
67~99 >>377

1+俺の分まで最後まで生き残れよ、それと最後だから言っとく愛してたぞ麗佳

5 1と同時に拳銃を真上に打って、威嚇(真上なのは友軍誤射防止の為)

「麗佳……逃げてくれ、頼む!!」

どの道俺が助かる可能性は低い。

ならば、せめて麗佳だけでも生き残って欲しい――

「いや! いやよ!」

「麗佳ぁ! ……頼むから、生きてくれ。俺の分、まで……最後まで生きてくれッ!」

俺は渾身の力で麗佳に叫んだ。

俺と麗佳の間に残されている時間はもう少ない――

「麗佳のこと……愛してる。愛しているからこそ、生きて欲しいんだよ……!」

「……ッ」

白煙が晴れ初めて、麗佳の顔が見えた。

彼女の目は、涙を流しながらもしっかりとした決意を持っているように見えた。

「麗佳……俺との、最後の約束だ――」

俺は痛みに堪えながら、優しく微笑んだ。

「彰、私も貴方のこと愛してる……。ずっと、ずっと――」

麗佳が走り出したと同時に銃声が聞こえた。

彼女はこちらを振り返らずに、走り続けている。

彼女が遠くなったからなのか、それとも目が霞んでいるからなのか。

次第に、矢幡麗佳という愛人の姿が、見えなくなってくる。

(麗佳……)

彼女と出会ってから今までのことが、思い出されてきて――



【シークレットゲーム -狭霧彰編- DEAD END】



主人公が死亡したため、ゲームを終了します。

皆さん、長らくの御視聴お疲れ様でした。

以下が今回のゲーム情報です。

【PDA情報】
A郷田
2矢幡
3姫萩
4高山
5北条
6色条
7姫萩
8漆山
9狭霧
10陸島
J御剣
Q葉月
K長沢
JO綺堂

【進展】

03:33  目を覚ます

03:50  御剣と陸島が出会う
       北条と色条が出会う
       郷田と長沢・葉月が出会う

04:20  狭霧が矢幡と出会う

04:40  手塚と姫萩が出会う

05:00  狭霧が北条と色条と出会う
       郷田と長沢と葉月が別れる

05:40  綺堂が御剣・陸島と出会う

05:50  北条・色条と別れる

06:20 ■長沢が高山に殺害される

07:30  漆山と葉月が出会う

08:00  狭霧・矢幡が御剣・綺堂・陸島と出会う

08:10 ★高山が手塚・姫萩を襲撃 手塚・高山負傷

08:30 ■手塚が姫萩に殺害させる

09:00  戦闘禁止エリアに到着する
       御剣・陸島・綺堂と別れる

09:20  手塚の死体を見つける

09:30  狭霧・矢幡が姫萩と出会う

10:20 ★狭霧が罠で右足を負傷

11:00 ★郷田が北条・色条を襲撃 色条負傷
      ★御剣・陸島と綺堂が罠で分断される

11:30  戦闘禁止エリアを目指す

11:45  狭霧・矢幡・姫萩が御剣・陸島と合流する
      ■姫萩の拳銃で御剣が死亡
      ■狭霧が姫萩をナイフで殺害

12:15  姫萩のPDAが3or7と判明

14:30  武器:スモークグレネード・スタンガン
       ツールボックス:ドアリモート・罠探知を手に入れる。

17:00  狭霧・矢幡・陸島が綺堂と合流する

18:20 ★高山狭霧たちが襲撃される
      ■高山の銃器で殺害される【DEAD END】

「麗佳、そろそろ――」

「またその話? 絶対にしないって言ってるでしょ?」

久し振りに呼び出されたと思えば、またこの話だ。

「彼は……狭霧君は誠実で良い人だった。でも、もう居ないんだ。だから麗佳も――」

「やめてよッ!! ……今度その話をしたら、絶縁するから」

私は来たばかりの家を飛び出してタクシーを呼び寄せた。



「麗佳……お父さんも、悪気があるわけじゃないの。分かってあげて……」

「……えぇ、分かってるわ。ごめんなさい、お母さん」

“行ってください”と言うとタクシーの運転手は空気を読んで発進する。

今日はクリスマスイヴ――

車から見える街中では、寄り添う男女がたくさんが見える。

そういえば彰と初めて結ばれたのも、この日の夜だった――

「お客さんも大変ですねぇ。こんな日に親御さんに呼び出されちゃあ溜まったものじゃないでしょう?」

前方から中年の運転手が話しかけてきたが、視線を動かさずに無視をする。

「そういえば、行き先を聞いていませんね。どこへ行きましょうか?」

先程の修羅場のせいでお互いに目的地についてのことを忘れていた。

「……取りあえず、走らせて。私が良いっていうまで」

「分かりました。それでは、不相応なおじさんとドライブデートでもしましょう」

1人で笑う運転手を私は無視して外の景色を眺める。

「お客さん、今日予定が無いってことは、そういうことですか?」

「…………」

「偉く別嬪さんなのに、勿体無い。世の中の男の目は節穴ですねぇ……」

「……そうね、全くだわ」

1人の男――狭霧彰を除いて。

「いやぁ……私も嫁さんがいなければアタックしてますよ。お客さんからアタックされたら揺らいじゃうかも、なんて!」

陽気な運転手に私は溜め息をつきながら“止まって”と言う。

「あらら、もうおしまいですか?」

「いいえ、少し休憩よ――」

そういって私は外に出て煙草を取り出した――

「様に成りますなぁ~。はい、良かったらどうぞ」

「……ありがとう」

運転手から缶コーヒーを受け取り、一服する。

「いやぁ~寒い寒い……。今夜はホワイトクリスマスってやつですなぁ」

運転手の独り言を無視して私は再び車内に入った。



「それで、どこへ行きましょう?」

「あなたのオススメの場所へ」

「……これは困りましたなぁ。長年この仕事をやってますが、その目的地は初めてですので」

運転手はあれこれ迷うと、指を鳴らして発進した。

車は来た道を引き返していた。

そして、運転手は私が乗った場所――実家の前に止まった。

「どういうこと?」

「……長いことこの仕事をやっているとね、色んな人を見るわけですよ。お客さん、“生きる目的”っていうのを忘れているんじゃないですか?」

運転手の声色が少し変わった。

「あなたの事を一番知っているのは“ここ”ですよ。色々考えましたが、ここが一番のオススメです」

運転手は扉を開けてこちらを見た。

「お気に召さなかったでしょうか?」

「……いいえ。あなたのこと、見くびっていたようだわ」

私はかなり多めの札を渡して車から出た。

「それでは、メリークリスマス――」

運転手は柔らかい笑みを浮かべて車を発進させた――

「……生きる目的なんて、見つかるはずがないわ」

確かに一番求めているそれを、運転手は当てて見せた。

しかし、それが手に入ることは一生無いと分かっている以上、私にはどうすることもできない――










“彼”との約束を果たすために、あまたもの血に染まったあとに残ったものは、生という名の地獄だった――

「彰……私、いまもちゃんと約束、守ってるから。そして、これからも――」




【END:代行キラークイーン“9”】

これにて狭霧彰編は終了です。

麗佳ルートに限ってかなり厳しいPDA設定になったのが悔やまれます。

できるだけ今までのゲームと同じような難易度にしたつもりですが、前半は甘かったかもしれません。

なにはともあれ、ゲームを完結することができて良かったです。


次のゲームはできれば明日から開始したいと思います。

それでは、意見・質問・感想等あればどうぞ。

やっぱり貴方が死んだ後麗佳は参加者全員殺したんですか?

>>389
はい、そうです。

狭霧が死亡したことで心が壊れた麗佳は平静を装いつつも、彰との最後の約束を果たすためにJOKERのプレイヤーを探します。

綺堂がJOKERだと知った麗佳は隙を見て殺害し、陸島も同様に殺害します。

北条を殺害し首輪を3つ揃えて油断をしていた高山を殺害。

葉月を狙う郷田を殺害。

まともな武器を持っていない葉月、漆山を殺害。

JOKERを5回使っていないため、色条は1人で彷徨い続けるものの、時間切れで死亡。

といった感じですね。(妄想)


エピローグきてたがこのタイトルはやはりそういうことなのか

ちなみに
手塚が姫萩に殺害させる、というのはいつぞやの長沢と優希みたいな感じ?

携帯から。

>>391
タイトルの通り、彼の代行です。

手塚と姫萩の件についてですが、

高山に襲撃され手塚がかなり負傷する

姫萩が彼を支えながら行動する

姫萩のPDAが3と分かるが、彼女がいなければ移動できないためそのまま行動を共にする

手塚の体に限界がくる

死ぬ前に姫萩にナイフを持たせて殺害させる

といった感じです。
よって、彼は自分の呆気ない終わりの滑稽さに自嘲しながら死亡しました。

手塚を殺害後、姫萩は普段なら持たないであろうこのゲームをクリアする(あと2人殺害する)という決意を持ったということです。

携帯から。

>>391
タイトルの通り、彼の代行です。

手塚と姫萩の件についてですが、

高山に襲撃され手塚がかなり負傷する

姫萩が彼を支えながら行動する

姫萩のPDAが3と分かるが、彼女がいなければ移動できないためそのまま行動を共にする

手塚の体に限界がくる

死ぬ前に姫萩にナイフを持たせて殺害させる

といった感じです。
よって、彼は自分の呆気ない終わりの滑稽さに自嘲しながら死亡しました。

手塚を殺害後、姫萩は普段なら持たないであろうこのゲームをクリアする(あと2人殺害する)という決意を持ったということです。

これから新しいゲームを始めたいと思います。

今回から主人公構成の項目が少し変更されます。

・【特徴】、【家族】、の項目を削除

・新たに【体力】、【知力】、【モラル】、【センス】の項目を追加
(コンマ下二桁判定により決定されるランダム要素)

この4項目が、ゲーム上での主人公の思考や行動を大きく左右することになります。



それではまずは、

・性別
>>396
>>397

>>397のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>396
51~99 >>397

・年齢
>>398
>>399

>>399のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>398
51~99 >>399

18

10

性別 女

年齢 18

・名前
>>401
>>402
>>403

>>403のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>401
34~66 >>402
67~99 >>403

・性格
>>404
>>405
>>406

>>406のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>404
34~66 >>405
67~99 >>406

三輪朱里 みわあかり

中本晶(なかもと・あきら)

篠川 盟(しのかわ めい)

はっちゃけた明るい性格だがネガティブになりやすい

明るく元気

一見無表情だが、外に出ないだけで感受性は強い

性別 女

年齢 18

名前 篠川 盟(しのかわ めい)

性格 明るいが悲観的


・職業
>>408
>>409
>>410

>>410のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>408
34~66 >>409
67~99 >>410

・長所
>>411
>>412
>>413

>>413のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>411
34~66 >>412
67~99 >>413

高校生

高校生兼アイドル

娼婦

話術が巧い

不戦同盟を結びやすい

必要ならば非情な手段を取れる

・性別 女

・年齢 18

・名前 篠川 盟(しのかわ めい) 

・性格 明るいが悲観的

・職業 娼婦

・長所 話術が巧い


・短所
>>415
>>416
>>417

>>417のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>415
34~66 >>416
67~99 >>417

・好きなこと(もの)
>>418
>>419
>>420

>>420のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>418
34~66 >>419
67~99 >>420

金にがめつい

肝心な所でヘマをする

八方美人

御剣総一

人に貢がせること

純粋な人

・性別 女
・年齢 18
・名前 篠川 盟(しのかわ めい) 
・性格 明るいが悲観的
・職業 娼婦
・長所 話術が巧い
・短所 金の亡者
・好きなこと(もの)御剣総一

・嫌いなこと(もの)
>>422
>>423

>>423のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>422
51~99 >>423

・原作キャラとの接点(無しも可)
>>424
>>425

>>425のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>424
51~99 >>425

・ゲームとの関連性(無しも可)
>>426
>>427

>>427のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~50 >>426
51~99 >>427

桜姫優希

他人を利用する人間

御剣の元クラスメイト

御剣と同じ卓球部の仲間

なし

リピーター

・性別 女
・年齢 18
・名前 篠川 盟(しのかわ めい) 
・性格 明るいが悲観的
・職業 娼婦
・長所 話術が巧い
・短所 金の亡者
・好きなこと(もの)御剣総一
・嫌いなこと(もの)桜姫優希
・原作キャラとの接点(無しも可)御剣と同じ卓球部員
・ゲームとの関連性(無しも可)無し


以下の4項目はコンマ下二桁判定で決定されます。
【体力】持久力や瞬発力、身体能力、強靭さ等の指標です。
【知力】知識、思考能力、洞察力等の指標です。
【センス】発想、感性等の指標です。
【モラル】人格、基準等の指標です。

・体力
 >>430
 00~05 病弱
 06~15 貧弱
 16~45 平均以下
 46~80 普通
 81~95 上等
 96~99 超人

・知力 
 >>431
 00~05 思考停止
 06~15 低能
 16~45 平均以下
 46~80 普通
 81~95 賢い
 96~99 天才的

・センス 
 >>432
 00~05 異常
 06~15 異端
 16~45 残念
 46~80 普通
 81~95 偉才
 96~99 奇才

・モラル
 >>433
 00~05 外道 
 06~15 狂人
 16~45 真面目系屑
 46~80 常識的
 81~95 良心
 96~99 人格者

α

どうだ

はてさて

主人公設定】
・性別 女

・年齢 18

・名前 篠川 盟(しのかわ めい) 

・性格 明るいが悲観的

・職業 娼婦

・長所 話術が巧い

・短所 金の亡者

・好きなこと(もの)御剣総一

・嫌いなこと(もの)桜姫優希

・原作キャラとの接点(無しも可)御剣と同じ卓球部員

・ゲームとの関連性(無しも可)無し

・体力 病弱

・知力 低能

・センス 普通

・モラル 良心

・JOKERの解除条件

※解除条件は、JOKERの機能を用いる必要があるもの、殺人が含まれているもの、またはそれらに近しい難易度のものでなければ無効となります。

解除条件については、今回のゲームに合いそうなものを安価の中から採用します。

>>435
>>436
>>437

※>>のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>
34~66 >>
67~99 >>

生存者数を5名以下にする

一人も殺害していないプレーヤー3人の殺害

所持PDAのナンバーを合計21にする。ただし10、J、Q、Kは10と数え、Aは合計数が21を超えない場合は11とし、超える場合は1と数える

【主人公設定】
・性別 女

・年齢 18

・名前 篠川 盟(しのかわ めい) 

・性格 明るいが悲観的

・職業 娼婦

・長所 話術が巧い

・短所 金の亡者

・好きなこと(もの)御剣総一

・嫌いなこと(もの)桜姫優希

・原作キャラとの接点(無しも可)御剣と同じ卓球部員

・ゲームとの関連性(無しも可)無し

・体力 病弱(00)

・知力 低能(09)

・センス 普通(50)

・モラル 良心(87)


・JOKERの解除条件
半径1m以内に存在するPDAナンバーの合計を21にする。
ただし10、J、Q、Kは10と数え、Aは合計数が21を超えない場合は11とし、超える場合は1と数える。
合計が21未満または超える状態でPDAを首輪のコネクタに挿入した場合、首輪が作動する。


以上が今回のゲーム設定です。

【注意事項】

※前回と同様にPDAはランダムに配布されているため、キャラクターが原作通りに動かない可能性が高いです。

※視点は主人公のみであるため、他のプレイヤーの動きも考えながら行動することをオススメします。

※多少の主人公補正はありますが、案外簡単に主人公は死にます。

※新要素である4項目により、安価選択にその他が禁止される場合があります。



余談……

これから予定があるため、早ければ今日の夜もしくは夜中からゲームを開始しようと思います。


(病弱、低能の主人公……生き残れる気がしないです(笑))

それでは


【03:00】

「ん……ん~……?」

私はふと意識を取り戻し、目を覚ました。

目を開けると……

コンマ下二桁判定1個下

00~70 灰色の天井が見えた

71~80 青年の顔が見えた

81~90 帽子と金髪が見えた

91~99 白いワンピースが見えた

「――やっと目を覚ましたわね」

「ん……ふぁ……?」

目に入ったのは白いワンピースを着た綺麗な女性だった。

寝起きのため、なかなか頭が働かない。

~♪~♪

「ひゃっ!?」

耳元で突然電子音が鳴り響き、私は勢い良く起き上がった。

「落ち着いて。取りあえず、そのPDAを取ってから話をしましょう」

「ぴーでぃーえー……? 誰……?」

謎の単語と、それを口にする謎の女性に対して、私の頭は追いついていなかった。

「はぁ……私は矢幡麗佳。あなたは?」

「えと……篠川盟です――」


【03:10】

「――と、一通り説明したけど理解できたかしら?」

「……多分、大丈夫かな」

麗佳は淡々とPDAとゲーム、そしてルールや解除条件などについて説明してくれた。

正直ほとんど理解できていなかったが、分からないと言えない空気だったため納得する振りをしている。

「じゃあ、早速ルールを交換しましょう? ルール画面を開いて、“情報提供”っていうところを押してみて」

「はい、分かりました!」

私は麗佳の言うとおりに“情報提供”という箇所を押した。

すると画面に“送信完了”という文字が見えたため、これで良いのだろう。

「ルールは被っていなかったようね。私のルールも送ったから、確認してみて」

「えっと……ルール5とルール8が、追加されました?」

ルール画面をもう一度開くと、私のPDAにもともと入っていたルール6、7に新たに2つルールが追加されていた。

「ルールは全部で9個で、ルール1と2はプレイヤー全員に配布されている。それで、私たちは残りの7個のうち4つを手に入れた、ということよ」

察しが悪い私に対して、麗佳は丁寧な口調で説明してくれた。

侵入禁止エリア、戦闘禁止エリア、首輪、などと難しい文章があったが、私はルール6にだけ注目していた。

「20億……!?」

よく分からないが、3日間くらい生き残れば20億円をもらえるらしい。

その常識外れな金額に、私は目を光らせた。

「正確には山分けね。何人いるのかは分からないけれど、10人生き残ったとすれば1人当たり2億円ってことになるわ」

「すごい……! 2億円!!」

私は興奮しながら20億という数字に釘付けになっていた。

ゲームについては理解していないが、3日間生き残りさえすれば良いのだ。

こんな破格なものは無いだろう。

「まあ、命が懸かっていると考えたら妥当かもしれないわね……」

「命?」

「……いえ、何でもないわ。それじゃ、私は他のプレイヤーを探しにいくから――」

麗佳は椅子から立ち上がり、部屋から出でしまった。

「え、ちょっと、待って! 麗佳さん、一緒に行きましょうよー!」

私はPDAをポケットに入れて、麗佳を追いかけた。

「付いて来ないで。私はあなたと一緒に動くつもりは無いわ」

「そ、そんなー! せっかくこうして出会ったんですし、2人でいきましょう?」

「…………」

麗佳の足が速くなるのに合わせて付いて行ったが、彼女が走り始めると次第に距離が離れ始めていた――

「はぁ……はぁ……麗佳さーん! 待ってくださーい!」

このままでは麗佳とはぐれてしまうが、体力が0に等しい私の足は悲鳴を上げようとしていた。

私はここで……

1.そのまま麗佳を見送る

2.力を振り絞って麗佳に付いていく

3.泣き叫びながら呼び止める

4.その他

>>448
>>449
>>450

>>450のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>448
34~66 >>449
67~99 >>450

追うのを諦めて、他の人を探す

2+私を見捨てないでよ

↑で

「もう……無理ぃ……」

麗佳の姿が見えなくなると、私は床に座り込んだ。

足音が聞こえなくなると、一気に押し寄せてくる孤独感に不安になってきた。

(どうしよう……何にも分からないのに――)

先程まで明るかったのは、麗佳という引っ張ってくれる人が居たからだ。

私だけでは恐らくこのゲームはやっていけないだろう。

「誰か……っ」


私は声を震わせながら……

1.ここで誰かを待ち続ける

2.PDAを確認する

3.他の人を探しに行く

4.その他

>>452
>>453
>>454

>>454のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>452
34~66 >>453
67~99 >>454

3

2

3+道中PDAを弄くって操作に慣れておく

【03:40】

私は必死に廊下を歩き回り、いるかもしれない誰かを探していた。

(このまま、独りなのかな……)

歩いてまだ20分程度だが、体感的には何時間も経過しているように思える。

無限に続く廊下と扉に私の気は狂ってしまいそうだった。

「うぅ……」

“本当の独り”ということが、こんなにも辛いものだとは思ってもみなかった。

誰でも良いから、傍に居て欲しい――

そう祈りながら私は歩き続けた。


私はこのあと……

コンマ下二桁判定1個下

00~20 漆山たちと出会う

21~40 手塚たちと出会う

41~60 御剣たちと出会う

61~80 葉月たちと出会う

81~99 長沢たちと出会う

今日はここまでにします。

JOKERの解除条件ですが難易度が易しいと思われるため、少し条件を足すことにしました。

【修正前】
半径1m以内に存在するPDAナンバーの合計を21にする。
ただし10、J、Q、Kは10と数え、Aは合計数が21を超えない場合は11とし、超える場合は1と数える。
合計が21未満または超える状態でPDAを首輪のコネクタに挿入した場合、首輪が作動する。

【修正後】
半径1m以内に存在するPDAナンバーの合計を21にする。
(本条件に該当するPDAは元々の所持者が死亡しているものとする)
ただし10、J、Q、Kは10と数え、Aは合計数が21を超えない場合は11とし、超える場合は1と数える。
合計が21未満または超える状態でPDAを首輪のコネクタに挿入した場合、首輪が作動する。


それでは

申し訳ありません。
多忙な時期が続き、完全に放置していました。

今後もそれが続くため更新はかなり遅くなると思います。
こうして毎回保守していただくのは申し訳ないため、このゲームが終了したらどこかのSSサイトに新しくシークレットゲームの二次創作を投稿しようかと考えております。

流れを確認したら少しだけ更新します。

【03:50】

私はあの後すぐに漆山という中年の男と出会った。

「よかったぁ……漆山さんと出会えて」

「そ、そうか。ワシも篠川さんと会えて安心しておるよ」

「盟でいいですよーそんな畏まらなくても!」

「それも、そうだな。じゃあ、盟ちゃんって呼ぼうか……」

漆山は先程から私の胸元をチラチラ見ている。

まあ、ブラウスから谷間が見えているのだから男なら当然の反応なのだが――

「そういえば、盟ちゃんもPDAを持っているのかい?」

「PDA……? あーこれですか!?」

私は頭の隅に埋もれていた記憶を掘り起こして、ポケットからそれを取り出す。

「そう、それだ。何やらルールだとか解除条件だとか載っていてよく分からんのだが……盟ちゃんは理解しているか?」

「うーん……。あ、そういえばルールは交換し合わないといけないって麗佳さんが言ってたような……?」

「そうか! だったらルールを交換しよう。やり方は分からんから盟ちゃんに任せる!」

「……分かりました! 私もよく分からないけどやってみますねー!」

私は漆山のPDAを受け取り、画面を確認する。

適当に操作をしていると“3”という番号が表示された。

「んーと……これを、こうするのかな? あっ、なんとかできましたよー!」

「おぉ、ありがとう。ふむ……これがルールか」

私は漆山から受け取ったルール4と9を確認する――

(JOKERはどんなカードにもなれるってこと、かな? それで、ルール9は……)

ルール9には解除条件一覧が載っていた。

(漆山さんは3だから……3名以上の殺害かぁ……。あれ……これって――)

さすがに察しの悪い私でもいま置かれている状況がどのようなものかは理解できた。

麗佳はこのゲームは本当だと言っていた。

そうなると、目の前にいる漆山は3人殺害しないと解除条件とやらを満たせないわけで――

(うわああああ! ど、どうしよう!?)


漆山の注意はPDAのルールに向いている。


私は……

1.漆山から逃げる

2.取りあえず一緒に行動して隙を見て逃げる

3.こんなゲーム有り得ないと自分に言い聞かせて気持ちを落ち着かせる

4.その他

>>469
>>470
>>471

>>471のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>469
34~66 >>470
67~99 >>471

4 自然な形で別れるように逃げる

2

2

(いい感じに逃げなきゃ、駄目だよね……)

私はなんとか自然な形で漆山と別れる、という作戦を練ることにした。

下手に相手を刺激することは避けておきたい。

「そういえば、盟ちゃんのPDAの番号は何だったんだ?」

忘れていたのだが、先ほど自分のPDAの番号を確認するとJOKERであることが分かった。

このPDAはルールによると、好きな番号に変化させることができるようだ。

「えーと……麗佳さんが簡単に教えるものじゃないって言っていたので……」

「そうか。できるなら協力したいんだがな」

漆山はルールを交換したときに私が番号を確認したことに気がついていないか、気が付いていない振りをしているようだった。

どちらにせよ彼のPDAが3である以上、脅威であることに間違いない。

(そ、そうだ……協力できないって言えば!)

私は漆山の発言によって閃いたものをそのまま口に出す。

「協力するのは難しいと思うので……別行動したいかなって……」

「難しい、か……ワシもどちらかというとそうなんだが」

「そうなんですか! だったら、しょうがないですよね……」

私は少しずつ別れやすい環境を作り、漆山と距離をあけていく。

「ルール、交換してくれてありがとうございました! お互いに頑張りましょう――」

私は漆山に別れの挨拶をしてその場から立ち去ろうとするが――


「――っ!?」

私は後ろから肩を強く掴まれてその場に倒されてしまった。

「そ、それはあまりにも冷たすぎるだろう……?」

「え、えっと……漆山さん?」

漆山は私の腕を床に張り付けて不気味な笑みを浮かべていた。

「な、なぁ……いいだろう? そんなエロい格好してるってことは、誘ってるんだろう……?」

「や、やめて……ください……」

漆山は身体を触ろうと片手を伸ばしてくるが、私は弱々しくも抵抗した。

身体を売ることには慣れているが、こんな強引にされるのは流石に嫌だった。

しかし、男の力に勝てるわけもなく腕を弾かれて頬を殴られた――

「ん、んおおおぉ……最高だ、最高だよ盟ちゃん!」

「やめて……やめてッ――」



『貴方はルール違反をしました。30秒後警備システムにより殺害されます――』

【04:10】

漆山の首輪から警告がなされたあと、彼はパニックになり茫然と立ち尽くしていた。

私は身の危険を感じ、漆山から距離をできるだけ離すために走った。

程なくして背後から無数の爆音――銃声で後ろを振り返ると、真っ赤に染まった何かがそこにあった――

「ぅぁ、ぁ…………」

視線のピントが合うと、漆山の部品が散らばっていることが分かった。

失禁していることに気が付かないくらい私の思考は麻痺しており、その場にペタリと座り込んでしまう。

私は精神的に限界に到達しようとしていた――


私はこのあと……

1.無心で漆山の死体をあさる

2.近くの部屋に引きこもる

3.その場で何もしないでいる

4.逃げ出す

5.その他

>>474
>>475
>>476

>>476のコンマ下二桁によって安価を決定
 
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67~99 >>476

SAN値が減って発狂しそうな怖さはあるが生存条件的に1を選ばざるをえない

1

1

(そうだ……PDA、探さなきゃ――)

私は足を伝う液体など気にも留めず、赤い空間へと近づいていく。

漆山の部品のうち足らしきものを見つけると、血が染みたポケットの中を探ってみる――


漆山のPDAは……

コンマ下二桁判定

00~40 壊れていなかった

41~99 破損していた

「…………」

私の手に持たれているのは、液晶が木端微塵になっているPDAだった。

ハンカチで血を拭き取りそれを鞄に仕舞ったところで、不意に正気を取り戻す――

「――ッ!!」

血に染まった両手が震え始め、それが全身に伝播していた。

「ぁぁ…………っ」

漆山が死亡した、目の前でバラバラになった、それを私は漁って――


込み上がる感情とともに、私の口から尋常ではない叫び声が上がる。

後ずさりして尻もちをついた私の心は、既に限界を超えていた。

全身が恐怖で埋め尽くされていき、息すらもまともにできなくなる――



そんな私の元に……

コンマ判定下二桁

00~30 誰もこなかった

31~60 陸島たちが来た

61~90 御剣たちが来た

91~99 足音が聞こえたが姿を確認する前に気絶した

【05:00】

しばらくベッドで横になると、ようやく落ち着きを取り戻してきた。

記憶があやふやなのだが、叫び声を聞いた文香と葉月が私を救ってくれたようだ。

「篠川さん、落ち着いてきた?」

「はい……。その、ありがとうございます」

文香は支離滅裂な私の話を聞き取ってくれて、優しくしてくれた。

葉月と交代している間に着替えのセーラー服や下着まで見つけて来てくれたのは、本当にありがたい。

「怖かったわよね? でも大丈夫、私と葉月さんがいるからね?」

「文香、さん――」

久し振りの優しさに私は声を震わせながら彼女に抱き着いた。

「……盟って、呼んでもらえますか?」

「ええ、良いわよ……盟ちゃん」

このあと葉月が食料や水を持ってきてくれたので、一旦食事してから行動する事にした。


私たちはこのあと……

1.他のプレイヤーを探す

2.2階を目指す

3.もう少しここで休憩する

4.その他

>>485
>>486
>>487

>>487のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>485
34~66 >>486
67~99 >>487

1

2

【05:50】

私たちは2階への階段前まで辿り着いた。

ツールボックスにより文香のPDAにGPS機能が導入されていたのが幸いであった。

「ゲーム開始から6時間まで、あと10分だね」

「そうね……。できれば争ってほしくないけど、そう簡単にはいかないわよね」

ゲーム開始から6時間後は全面戦闘禁止エリアのルールが廃止される。

つまり、戦闘に対する縛りが無くなるということだ。

あのとき――漆山に襲われた時にゲーム開始から6時間以上経過していたならば、彼は死なずに済んだというわけである。

「盟ちゃん、気持ちは分かるけれど気にしたら駄目よ? 明らかに悪いのは漆山さんだったんだから」

「そうです、よね。でも……」

顔に出ていたのか、文香が心配そうに声をかけてきた。

文香の言うとおり私は何も悪いことをしていないのだが、漆山の死亡への媒質になったのは間違いないだろう。

漆山のような男に抱かれたことなど幾度と無くあるのだから、抵抗しなければ彼は生き残っていたかもしれない。

(でも……漆山さんが死んだおかげで賞金が増えたって思えば、良かったって思えるかも――)



私には金が必要である――

麗佳は賞金は山分けと言っていたのだから、ゲームをクリアする人数は少なくなるに越したことは無いだろう。

「さて、誰も来ないようですし、そろそろ2階へ上がろうか」

私たちは長い階段を上り、2階へと足を踏み入れた……。


私たちはこのあと……どうする?

1.武器やツールボックスを探す

2.他のプレイヤーを探す

3.休憩できるところを探す

4.その他

>>489
>>490
>>491

>>491のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00~33 >>489
34~66 >>490
67~99 >>491

2

2

3

すみません、今日はここまでです。

【現状】
05:50 2階へ到着

【体調】
・篠川 身体◎ 精神?
・陸島 身体◎ 精神◎
・葉月 身体◎ 精神◎

【武器】
・篠川 無し
・陸島 ナイフ
・葉月 ナイフ

【PDA情報】
3:漆山
JO:篠川


・余談
 いま考案しているシークレットゲームの二次創作は新しいルールとクリア条件、登場人物でやろうかと考えています。時系列的にはキラークイーンの続きのゲームです。
 といっても、今後時間が取りにくいので実際に書きだすかどうかは分かりませんが、もしやる事になればよろしくお願いします。


女子19番・結城緋鶴(ゆうき・ひづる)

部活は無所属。女子文化部グループ。
神戸からの転校生で、前の学校では吹奏楽部だった。
クラスでは2番目に小柄だが、運動神経は良い。

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★☆

★★★★☆

★★★★☆

★★★★★

★★★★☆

★★★★☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

アイスピック
kill:

青山豪(男子1番)
真中那緒美(女子16番)
笠井咲也(男子5番)
小南香澄(女子6番)
桐島伊吹(女子4番)
斎藤穂高(男子8番)
稲田藤馬(男子4番)
killed:

なし
死亡話数:

なし
凶器:

なしA
 

D=05エリアで豪を発見、背後から一撃で殺害。Cz75入手。
E=06エリアで皆に呼びかける那緒美を発見、銃殺。
D=03エリアで咲也に告白されるが、咲也の持っていた包丁で殺害。
F=06エリアで周防悠哉(男子11番)と遭遇。神戸の中学校で悠哉と付き合っていたが、プログラムで悠哉の妹を殺害しており、別れた。 “戦闘実験体”であり、今回が4度目のプログラムになる。 悠哉に殺しを止められるが、悠哉の腹を刺してその場を去った。
F=04エリアで香澄を発見。頭部を撃ち殺害。ファイブセブン入手。
D=05エリアで伊吹を発見、頭部を打ち抜き殺害。ブローニング・ベビー入手。
G=06エリアで曽根崎凪紗(女子10番)と戦闘。重傷を負わせるものの、麻酔弾を撃ち込まれる。
D=06エリアで穂高・藤馬を銃殺。不破千尋(男子17番)も殺害しようとするが、逃げられる。
F=03エリアで羽山柾人(男子16番)を発見、急襲。しかし、柾人から弟・結城緋鷹が保護された事を聞く。プログラム中止の放送でもう殺害しなくてもいい事を知り、泣く。プログラム本部に着いたが、そこにいたのは父、結城孝博だった。悠哉を殺害されショックを受ける。柾人を護る為に戦う。危ないところを緋鷹に助けられ、共に父に銃を向けた。結城の死亡により自由の身となった。
今までの罪滅ぼしなどの為にADGIの仕事を緋鷹と共に手伝う事を決意、渡米。

2年後、米帝にあるADGIの支部で裏方作業。
柾人との関係は恐らく進展している。

 

私の中ではFC3のもう1人の主人公でした、ひぃちゃんです。
外見とのギャップとか、強い女の子とか大好きなので、ひぃちゃんは書いていて辛かったですが同時に楽しかったです。

相川 透 (あいかわ とおる)
支給武器 ヌンチャク
被害者 なし
加害者 なし(事故死)
行動経緯 出発地点である分校を一番に出発。
その後、偶然出会った南条友子(女子16番)と合流。プログラム中でさえも優しき行動を忘れず、落ち込んだ友子を励ました。
G-5地点の洞窟内に潜むが、岩壁が崩壊し、その下敷きとなり圧死(事故死)。
その他 クラス男子一のお調子者。しかし、他人を思いやる優しい心の持ち主でもある。
登場する章 戦前の宴編/乱戦と出会い編
生存記録 残り35人時


  男子3番 梅村慎吾 (うめむら しんご)
支給武器 黒板消し
被害者 なし
加害者 広瀬一輝
死因 全身に多数被弾
死亡場所 A=7 高圧電流網の脇
死亡話 8話
詳細
不良グループのメンバーで、入ってから最も日が浅く、格下。女の子とF1(特に佐藤タクマ)好きで自称「県下一のナンパ師」。
出発前に一輝からの集合のメモを受け取り、A=7へ向かうがもともとやる気だった広瀬一輝に不意をつかれ全身に被弾する。


  男子5番 加賀雄大 (かが ゆうだい)
支給武器 トカレフTT-33
被害者 なし
加害者 なし(自殺)
死因 頭部被弾
死亡場所 C=6 畑の脇道
死亡話 5話
詳細
特に取得がなく、クラスでは目立たない存在。おどおどとしていて自分の意見が言えない。
成績不振から両親に見放されていて、信頼を回復するためにゲームに乗る。
C=6で加藤尚幸に声を掛けられ攻撃するが、尚幸が防弾チョッキを付けていることを知らず、殺してしまったと思い込み殺人の罪悪感に耐え切れず自分のこめかみを打ちぬいてしまう。

ネタバレ名簿


男子

1番 岩田良介
2番 宇佐見隼人
3番 梅村慎吾
4番 榎本悠
5番 加賀雄大
6番 加藤尚幸
7番 川崎大和
8番 岸辺京介
9番 櫻井健司
10番 笹月将也
11番 春原旭
12番 春原孝平
13番 瀬名昭人
14番 谷祐樹
15番 戸松渡
16番 西村修平
17番 橋本瑛ニ
18番 広瀬一輝
19番 堀野勝文
20番 和久井陵雅

女子

1番 足立絵里菜
2番 入江咲子
3番 鵜飼花菜
4番 緒方藍
5番 小野貴音
6番 梶浦志保
7番 神崎真美
8番 来海渚
9番 斉藤美紀
10番 高山奈月
11番 高山美月
12番 津川響子
13番 寺山里佳
14番 七姫透
15番 日比野紗矢
16番 船橋薫
17番 真部歩美
18番 溝口華花
19番 吉川由利
20番 渡辺明日香

ネタバレ名簿


男子

1番 岩田良介
2番 宇佐見隼人
3番
4番 榎本悠
5番 
6番
7番 川崎大和
8番 岸辺京介
9番 櫻井健司
10番 笹月将也
11番 春原旭
12番 春原孝平
13番 瀬名昭人
14番 
15番 戸松渡
16番 西村修平
17番 
18番 広瀬一輝
19番 堀野勝文
20番 和久井陵雅

女子

1番 足立絵里菜

2番 
3番 
4番 緒方藍

5番 小野貴音
6番 梶浦志保

7番 
8番 
9番 
10番 高山奈月

11番 高山美月
12番 津川響子
13番 
14番 七姫透
15番 
16番 船橋薫
17番 真部歩美
18番 溝口華花
19番 
20番 渡辺明日香

「城岩中学校3年B組プログラム」
中盤戦 17 「幸福の余韻」【濱田草子(女子13番)】

「……くッ……あっ……」

 明かりの点いていない薄暗い部屋。
 微かに人影を映し出している光源は部屋に差し込む微かな日の光。 だが、異常に暗い。
 かなり高い位置に太陽があるというのに、その太陽光は部屋を明るく照らし出してはいない。 微かな光も遮断している厚手のカーテンのせいである。

「……だ、だめ」

 その部屋から聞こえる、まだ幼さの残る甘ったるい声。 だが、時には扇情的で妙に大人っぽく聞こえてくる声。

「……も……もっ……と……んっ!」
「……わ、わりぃな……けど、こっちも必死なんだって」

 抑えられたような微かな息遣い。 先ほどまで聞こえてきた気遣うような甘い囁きも今は聞こえない。

「……そ……んな……わ、たし……」

 少し、声のトーンが上がる。 それはただ、怠惰な肢体が控え気味な劣情を繰り返してる情景だった。

「あーあ、初めてだったんだけどなぁ」
「俺だって初めてだよ」

 ベッドの上で布団をかぶり、落ち着きを取り戻した私達はクスクスと笑いあった。
 お互い気心知れた間柄だ。 妙な遠慮は相手に対して失礼だった。
 ……というより、満ち足りた安堵感に全身を抱きしめられてるため、変に頭の回転が鈍くなっていただけなのかもしれない。「はぁー・・・」 微かにため息をつき、視線を逸らしてみる。 すると、隣から感じられる人の温もりが、何とも言えないこそばゆいものに変わっていた・・・・・・。 隣で向き合って寝てるの男の子の名は、菊池水士(男子4番)。 私にとって生まれて初めて出来た彼氏という存在である。 水士は微かに照れてるような感情の変化を見せながらも、どこか落ち着いた雰囲気を醸し出し、私の顔を優しい瞳で見つめながら笑いかけてくれる。 それが何とも心地よかった。「どうした?草子」 水士が私の名前を読んだ。 この居心地の良い空間の中で、私は私という存在が薄れていくような錯覚を覚えていた。 だが、水士が私の名前を読んでくれた事で、忘れかけていた私という存在を思い出す。 濱田草子(女子13番)。 それが私の名。 自分で言うのもなんだけど、何処にでもいる普通の中学生の女の子。 成績も普通、スポーツもそこそこ、対人関係も、まぁ人並みに上手くやれて、性格も当たり障りない程度・・・・・・。 勿論、容姿も・・・・・・。 正直、そんな私が今こんな時、こんな状況で安らぎを得ている事に軽く突っ込みを入れたくもなる。 『今、お前は何処にいる? 周りは友達同士が殺しあってる世界だぞ。 ・・それが、なに出来たばっかの彼氏と一緒の布団で寝て、やる事やって、心落ち着かせてんの? マジ大丈夫?』 そんな言葉がまるで緊張感のない頭の中でのんびりとした口調で語られてた。 そう、忘れたわけじゃない。 今、私達は殺し合いを強要されてる世界に立ってる。 けど、私は何も不安を感じたりはしない。 包み隠さず言って、やっぱり隣で寝てるこの男のおかげだ。 水士は私に教えてくれた。 『殺し合いなんてやる必要ない。 みんな生きて帰れる。 最悪でも俺達だけは絶対帰れるぜ。 その方法が俺にはある』 そう私に向かって断言してくれた。 だから、私は不安になる事なんてこれっぽちもありはしない。 水士と一緒にいれる限り、私は私でいられる。 私はこの人に全てを委ねて最後までついていく・・・・・・・・・。「・・・・・・さてと・・・・・・」 水士がゆっくりと体を起こした。 私はそれを見上げるように目で追いかける。「……今日一日ずっと・・・・ってわけにはいかないよね・・・やっぱ」 私の言葉を背中で受けながら、水士は床に散らばった衣類に手足を通していく。 その後姿から、今の私の言葉の答えは返ってこなかった。「本当なら、こんな事してる場合じゃないもんね・・・・・・」「馬鹿……こんな事って言うな……」 水士の背中を見ながら付け加えるように呟き、その呟きに対してだけ、水士は振り返らず返してきた。 何とも気恥ずかしい台詞だ、と思った。 だが、それだけだった。 その後に、何か言葉を続ける気配は感じられなかった。 水士は学生服の袖に腕を通すと、前ボタンを留める事無く、着流した状態で部屋の一つしかない出入り口の扉の前に立った。 そして、ドアノブに手を掛けながら私の方へ振り返る。「下で待ってるから、お前も身支度を整えたら降りて来いよ。 これから忙しくなるんだからな。 ・・・・・・それに、あいつ等も待ちくたびれてるだろうし・・・・・・」 水士はそう言いながら、扉をゆっくりと押し開ける。 その瞬間、小さく『あいつ等』と付け加えた水士の顔が、少し恥ずかしそうな表情を作ったように見えた。 一瞬、その事に私も恥ずかしさを感じたが、正直、今更と思ってしまう。 あいつ等も了承済みなわけだし・・・・・・。「じゃ、あとでな」 部屋を出て行く水士の背中を見送りつつ、戦いの前の最後となるであろう、彼女としての言葉を投げかける事にする。「そうね・・・・・・じゃ、時間がかかるのは覚悟してよね。 なんていっても私、女の子だからさ」 最上級に微笑んでみせる。 水士はそんな私のを見て、さっき見せてくれた優しい笑顔を浮かべながら部屋を後にした。 一人残された私は、今さっきまで存在した二人の世界ともいうべき余韻をジッと体の奥底に仕舞い込む事に専念する・・・・・・・・・。―――・・・・あーあ。 やっぱ時間がかかりそうだな~。 心の中を満たされていく感覚に酔いしれながら、私は、この一瞬、この瞬間に幸せを感じずに入られなかった・・・・・・。


【参加者残り 24人】

【LTL】 sweetampoule総合スレ Part4 [転載禁止]・2ch.net

ライド「このプログラムも、折り返しに入ったところで、ちょっと一服しよか。おやつでも食べながら」

アキヒロ「いいんじゃないの? じゃあ、はい…ソアラチョコ。ソアラ可愛い。ソアラキモいとか言うヤツ[ピーーー]」

エツヤ「アッキーはほんまソアラ好きやんな。 ほんなら俺はムキッポ君印のバナナチップスや!俺のバナナが食いたいかー!!」

シン「エツうるさーい! てか甘い物ばっかりやん。 じゃ、特製のサラミソーセージ! これを食べて良い夢見ろよ☆」

エツヤ「シンちゃん寝たらあかん! 今、朝やから! これからやから!!」

ライド「俺はこれ、無糖マシュマロー! あとは、コーラとかコーヒーとか、各自自由に」



ライド「さてさて、チーム戦もだいぶ進んだなぁ」

アキヒロ「作者的に、書く前は、チーム戦だし首輪連動ルールあるから早々に終わると思ってたらしいけど…気付けばもう60話超えてるんだよね」

エツヤ「まだまだ先は長いっちゅーこっちゃな」

シン「めーっちゃ長いでぇ…亀更新やしなぁ」

ライド「ってことで、ここまでの振り返りを俺らでしていこうって話になんねん」

アキヒロ「僕たち、本編に出番ほぼないしね」

シン「亀更新すぎるから余計な話突っ込みたくないねんて」

エツヤ「俺ら余計て…!!」

ライド「まあまあ、気持ちはわかるけど抑えて抑えて。 じゃあ、まずは班の状況のおさらいな」


1班 男子一番・相葉優人 男子八番・宍貝雄大 女子三番・荻野千世 女子五番・小石川葉瑠
2班 男子二番・芥川雅哉 男子十五番・日比野迅 女子十一番・奈良橋智子 女子十七番・水田早稀
3班 男子三番・雨宮悠希 男子五番・川原龍輝 女子七番・佐伯華那 女子十九番・山本真子
4班 男子四番・池ノ坊奨 男子十六番・真壁瑠衣斗 女子二番・上野原咲良 女子十番・高須撫子
5班 男子六番・木戸健太 男子十番・城ヶ崎麗 女子一番・朝比奈紗羅 女子十二番・鳴神もみじ
6班 男子七番・榊原賢吾 男子九番・松栄錬 女子九番・鷹城雪美 女子二十番・湯浅季莉
7班 男子十一番・田中顕昌 男子十九番・芳野利央 女子八番・阪本遼子 女子十三番・蓮井未久
8班 男子十二番・内藤恒祐 男子二十番・林崎洋海 女子四番・如月梨杏 女子十六番・星崎かれん
9班 男子十三番・原裕一郎 男子十八番・横山圭 女子十四番・平野南海 女子十八番・室町古都美
10班 男子十四番・春川英隆 男子十七番・望月卓也 女子六番・財前永佳 女子十五番・広瀬邑子

シン「えーっと、10班中6班が残ってるんやな。で、メンバーが欠けてないのが2班と6班」

アキヒロ「見たまんまだね、シンちゃん。 後は僕が始まる前に撃っちゃったからメンバー欠けてるけど、7班も優秀」

ライド「この中で下剋上ルールでリーダーが変わったのは、5班、10班、全滅したけど1班やな」

エツヤ「首輪連動ルールでメンバーが全滅したのは、1班と8班か…思ったより少ないと思うねんけど」

ライド「チームのスタンスとしては、積極的に優勝を目指しているのが6班と10班。
    あとの4班のやる気度を順番に現すと、まあ難しいトコもあるけど、7班>4班=5班>2班…って感じ?」

アキヒロ「まあ、2班のメンバーは最初に10班に会って分断された後は、積極的な人に会ってないからね」

シン「ま、台風の目はやっぱり6班やな。 同じく乗ってる10班と、能力的に1番恵まれてる5班に勝ってるし…あー怖っ」

ライド「そういや、俺ら、どの班に注目してるかっちゅー話してたやん?(28話) 俺らめっちゃお目が高いで!」

アキヒロ「僕が6班、ライド君は10班、エツ君が7班、シンちゃんが4班…だったよね、確か」

エツヤ「そうそう。 あとは、5班は絶対的リーダーがいなくなった後にどうなるか…2班は再会できるんかどうかによって変わってきそうやな」

シン「やねー。 特にリーダーと一緒に行動できてない日比野君と水田さんはビクビクやんな」

ライド「逆に、これまで一緒に行動できてた班も、これからどうなるかわからんってトコも要チェックやな」



ライド「ほんなら、こっからは生徒一人ずつについて、みんなでぐるっと話していこか」シン「はいはーい!何話せばいいー?」ライド「まあここまでの行動と、見た感じの見解と、これからの注目…とか?」アキヒロ「終盤戦に向かうにあたって、振り返られる情報があればいいってことだね、ライド君」ライド「そ! さっすがアッキー! 気分的に、普段の仲良しグループごとにいこっか!」アキヒロ「え、気分なの?」エツヤ「りょうかーい。 ほんなら、ライド→俺→シンちゃん→アッキー、の順で」シン「急にしきんなやー」エツヤ「シンちゃんうるさい!」ライド「班の横の“★”はリーダーって意味な。 “★’”は下剋上リーダーって意味やで」


1班
2班 男子二番・芥川雅哉 男子十五番・日比野迅 女子十一番・奈良橋智子 女子十七番・水田早稀
3班
4班 男子十六番・真壁瑠衣斗 女子二番・上野原咲良 女子十番・高須撫子
5班 男子六番・木戸健太 女子一番・朝比奈紗羅 女子十二番・鳴神もみじ
6班 男子七番・榊原賢吾 男子九番・松栄錬 女子九番・鷹城雪美 女子二十番・湯浅季莉
7班 男子十九番・芳野利央 女子八番・阪本遼子 女子十三番・蓮井未久
8班
9班
10班 男子十七番・望月卓也 女子六番・財前永佳

シン「えーっと、10班中6班が残ってるんやな。で、メンバーが欠けてないのが2班と6班」

アキヒロ「見たまんまだね、シンちゃん。 後は僕が始まる前に撃っちゃったからメンバー欠けてるけど、7班も優秀」

ライド「この中で下剋上ルールでリーダーが変わったのは、5班、10班、全滅したけど1班やな」

エツヤ「首輪連動ルールでメンバーが全滅したのは、1班と8班か…思ったより少ないと思うねんけど」

ライド「チームのスタンスとしては、積極的に優勝を目指しているのが6班と10班。
    あとの4班のやる気度を順番に現すと、まあ難しいトコもあるけど、7班>4班=5班>2班…って感じ?」

アキヒロ「まあ、2班のメンバーは最初に10班に会って分断された後は、積極的な人に会ってないからね」

シン「ま、台風の目はやっぱり6班やな。 同じく乗ってる10班と、能力的に1番恵まれてる5班に勝ってるし…あー怖っ」

ライド「そういや、俺ら、どの班に注目してるかっちゅー話してたやん?(28話) 俺らめっちゃお目が高いで!」

アキヒロ「僕が6班、ライド君は10班、エツ君が7班、シンちゃんが4班…だったよね、確か」

エツヤ「そうそう。 あとは、5班は絶対的リーダーがいなくなった後にどうなるか…2班は再会できるんかどうかによって変わってきそうやな」

男子主流派グループ(2/8)
 
男子十五番・日比野迅(2班)

ライド
「まずは大所帯やったのに大分寂しくなってもた男子主流派、1人目は日比野君。2班リーダーの奈良橋さんとは別行動になっちゃってるけど、怪我らしい怪我もしてなくて、体は元気やな。ただ、友達が減ってってるから心がしんどそうではあるけど…まあそこは水田さんと一緒におるから何とかなってるんかな。ここまでは、乗り気じゃない子に会っては励ましてる、って印象やわ。終盤戦では、やっぱ2班が合流できるかってトコは重要かな。今はやる気になってへんけど、人数が減ってくれば気が変わってくれるかもなぁ。変われば身体能力は高いし、銃も持ってるし、優勝候補になれる可能性は十分やで」
 

男子十七番・望月卓也(10班)

エツヤ
「次は望月君!10班としては積極的にプログラムに参加してくれてるんやけど…班としては2人を殺害してるけどこれは財前さんの成績で、コイツはやる気の「や」の字も見せてへん。まあ、財前さんがやらせんようにしてるってのもあるけど。春川君と広瀬さんがおらんようになっても優勝の意志は変わらんみたいやし、望月君の存在は財前さんのやる気の源やから、頑張ってほしいな!このまま財前さんに護られ続けるんか、それとも変化があるんか…ってトコは注目や!」
 
退場者
男子一番・相葉優人(1班★’)→室町古都美(女子十八番)により射殺。(50話)
男子三番・雨宮悠希(3班)→湯浅季莉(女子二十番)により刺殺。(26話)
男子五番・川原龍輝(3班)→榊原賢吾(男子七番)により刺殺。(26話)
男子十一番・田中顕昌(7班)→アキヒロ(軍人)により射殺。(9話)
男子十二番・内藤恒祐(8班)→如月梨杏(女子四番)死亡により首輪爆発。(20話)
男子十四番・春川英隆(10班★)→財前永佳(女子六番)により射殺。(54話)
 
女子主流派グループ(2/6)
 
女子八番・阪本遼子(7班)

シン
「やった!女子キタコレ!ってことで、次はこっちもえらい減ってもた女子主流派。まずは阪本さん。阪本さんはスタートする時にはやる気満々に見えたんやけど、仲良かった横山君・小石川さんの死と、平野さんの豹変っぷりはショックがでかかったようやな。まあ、芳野君の方針で、前半は体力温存・情報収集、後半から頑張ろっかってスタンスになったから、ここまでは大人しかったわ。ただ、人数も半分を切ったから、阪本さんが…ってよりは7班がどこでエンジン蒸かし出すんかってのは注目やなぁ」

 
 
女子十三番・蓮井未久(7班)


アキヒロ
「次は蓮井だね。蓮井は7班の中においては班内の潤滑油的存在として動いているね。阪本程ではないけれど『やるしかない』っていうスタンスだったけど、芳野の方針で今は様子見状態。本心では乗り気ではないのかもしれないね。親友の平野の豹変と小石川の死を目の当たりにしたことによる衝撃は大きかったようだし、出会ったクラスメイトに敵意は表してないしね。ただ、プログラムも折り返しを過ぎたし、そろそろ優勝目指してほしいとは思うよ。ちょっと、芳野のことを気にしている節があるから、それがどう影響するのかっていうところもちょっと気に留めてみれば違った見方ができるかもね」

 
 
退場者

女子五番・小石川葉瑠(1班)→相葉優人(男子一番)死亡により首輪爆発。(50話)
女子十四番・平野南海(9班)→芳野利央(男子十九番)により射殺。(58話)
女子十五番・広瀬邑子(10班)→榊原賢吾(男子七番)により刺殺。(53話)
女子十九番・山本真子(3班★)→松栄錬(男子九番)により撲殺。(27話)

城ヶ崎グループ(6/8)

男子六番・木戸健太(5班)

ライド
「まさかのグループリーダー城ヶ崎君が退場した城ヶ崎グループ、まずは木戸君!ここまではあまり人に会うことはなかったけど、怒ると感情のままに突っ込んで行くタイプやなぁ。その猪突猛進さは嫌いやないけど、怪我の元や。城ヶ崎君を失った今、班としてどうしていくのか…性格的に班を引っ張るのは木戸君やと思うけど。彼女の上野原さんに会うことはできるんか…でも会っても班は違うからなぁ…今後の行動はちゃんと見とかなあかんわ」
 

男子十六番・真壁瑠衣斗(4班★)

エツヤ
「続いて、学校一の天才真壁君!まあ、残念ながら、今のところはその頭脳よりも、壊滅的な運動能力が目立ってもうとるけどな。まあ、その割には、戦闘になった時はそれなりに貢献してるけど。4班のリーダーとしては、前評判よりも頑張って責任は果たしてると思うで、何度も上野原さんと高須さんを引っ張ってるからな!男見せてるで!仲間に対する思いが変わってきているところは注目したい…ただ、次の放送か、その前か…城ヶ崎君の死を知った後どう動くんかってところは気を付けて見とくべきトコやな!」
 
被害者
如月梨杏(女子四番)
 

女子一番・朝比奈紗羅(5班)

シン
「よっしゃまた女の子きたで!!ってことで朝比奈さん!これまでは城ヶ崎君の意思に従って、基本的にはプログラムには消極的やったな。木戸君と同じく、感情が表に出るタイプやから、心配やわぁ…。まあ、ここまではそこまで大きな怪我はしとらんけどな!よかった!ただ、城ヶ崎君を失った心の傷は大きいやろうなぁ…踏ん張って前を向くんか、復讐を誓うんか、それとも絶望に負けてしまうんか…。2か月だけ付き合ってたっていう真壁君のことを城ヶ崎君から託されてるけど、そもそも会えるんかもわからんしなぁ…個人的には応援してるで!」

 
 
女子二番・上野原咲良(4班)


アキヒロ
「シンちゃんは女子はみんな応援してるんじゃないの?あ、次は上野原。武道の嗜みがあるのに性格が温和なせいで、あまり動いてくれないよね、宝の持ち腐れだよ。目の前で池ノ坊が死んだこと、鷹城に嫌いだと言われたこと…精神的にかなりヤバかったけど、今のところは水田と日比野のおかげで持ち直したみたいだね。ただ、もうすぐ否が応でも城ヶ崎の死を知ることになるから、どうなるかわからないね。木戸にも会えていないし。鷹城との因縁がどうなるのかは気にしとくべきかな。俺としては、武道を生かして戦う様をもっと見てみたい…いや見れないんだけどねカメラないから」

 
 
女子十番・高須撫子(4班)


ライド
「アッキーは武術が見たいん?なら高須さんも習ってるみたいやしオススメちゃう?カメラないけど。上野原さんのことが大好き過ぎて、上野原さんが崩れると一緒に崩れてまうちょっと弱いトコもある高須さん。城ヶ崎君の下にいるメンバーの中では1番好戦的というか、“殺られる前に[ピーーー]”精神が前面に出てるな、優秀優秀!不安要素は、城ヶ崎君の死をこれから知ることになるってことやな。それで上野原さんがどうなるかによって、また高須さんも崩れることになるかもしれんし…。それから、“庶民”を嫌がってるだけに、城ヶ崎君の死の真相を知ったらどう思うんかなぁ」

 
 
女子十二番・鳴神もみじ(5班★’)


エツヤ
「最後は鳴神さん!城ヶ崎グループの中では、池ノ坊君に次いで戦闘に向いてない子…って思っててんけど、ここまで唯一あの鷹城さんに攻撃をして怪我させたのと、5班の中ではここまででは唯一、人に対して銃を撃ったっていう侮れん子や!悲しいことに、それは襲ってきた相手もやし、大好きやった城ヶ崎君に対しても…やねんけどな。城ヶ崎君の願いとはいえ、大好きで盲信してた城ヶ崎君を[ピーーー]ことになってしもた心のダメージは計り知れんわ。リーダーとしてこれからどうしていくんかってのは気になるトコやな。それに、この事実が高須さんに知れれば…と思うと、それも気になるな!城ヶ崎君は話せばわかるって言ってたけど…なあ?」
 
被害者
城ヶ崎麗(男子十番)
 

退場者
男子四番・池ノ坊奨(4班)→榊原賢吾(男子七番)により刺殺。(37話)
男子十番・城ヶ崎麗(5班★)→鳴神もみじ(女子十二番)により射殺。(63話)
 
体育会系グループ(0/3)
 
退場者
男子八番・宍貝雄大(1班)→財前永佳(女子六番)により射殺。(17話)
男子十三番・原裕一郎(9班)→室町古都美(女子十八番)により射殺。(61話)
男子十八番・横山圭(9班)→室町古都美(女子十八番)により射殺。(16話)

寡黙トリオ(3/3)
 
男子七番・榊原賢吾(6班)

シン
「あかん…男子はテンション下がる…しかもいかついし…。口数の少ない男は結果で語るということを物語ってるんかは知らんけど、全員健在の寡黙トリオ。1人目は、榊原君。ここまでは鷹城さんの指示に従って、ずっと人を殺し続けてきたわ。キルスコアはトップ、しかも男女問わず容赦なし…恐ろしいったらないなぁ。…あ、ただ、片想いしてるっていう上野原さんを泣かせることについては、ちょっと後ろめたそうなところはあったなぁ。俺も泣かせたないもん、あんな可愛い子!!でも、ここからも勢いは止まらんやろうな…何で鷹城さんにあそこまで逆らえへんのかって謎も残ってるし、俺は野郎にはあんま興味ないねんけど、さすがに注目せざるを得んなぁ」

被害者
川原龍輝(男子五番)・佐伯華那(女子七番)
池ノ坊奨(男子四番)・広瀬邑子(女子十五番)
 

男子九番・松栄錬(6班)

アキヒロ
「シンちゃん、テンションの落差酷いよ。でも、俺もこんなあんまできないタイプの生徒を語るのはあまり気乗りしないんだけど…仕事だからするけどね。松栄は、気が弱いし運動はできないしってことで前評判は良くなかったけど、鷹城に操られ…いや、自分の意志でやってるんだからそう言い切れないか、まあとにかく、彼女の湯浅を護りたい、生き残りたい、って覚悟を決めて積極的に参加していることについては評価するよ。6班の中の位置付けは、基本的には後方支援みたいな立場だね。気になるのは、ここまでかなり怪我をしていること。残ってる面子を見る限り、接近戦では女子相手でも勝てない可能性が高いから、いかに相手を自分に近づけさせないかということに気を付けて戦い続けてほしいね」

被害者
山本真子(女子十九番)
 

男子十九番・芳野利央(7班★)

ライド
「最後は委員長の芳野君な。人付き合いが得意そうではないねんけど、阪本さん・蓮井さんとはうまくやってるんちゃう?チーム方針としては、人数が減るまでは様子見をしながら情報とかを集める、参加するのはその後…って感じみたいやけど、今のところそれを忠実に実行してるなぁ。女子2人は最初の威勢の割には戸惑ってるけど、芳野君は既に平野さんを射殺してるし…おお、このトリオ、全員キルスコアに数字がついてるんか、優秀やなぁ。積極的、とはまだ言えんかもしれんけども、武器には恵まれてるし、チーム全員が運動能力高いし、更にここまで大きな怪我なくきてるから、やり方次第では十分優勝が狙えるんちゃうやろか」
 
被害者
平野南海(女子十四番)

女子文化部グループ(1/4)

女子九番・鷹城雪美(6班★)

エツヤ
「はい!女子文化部グループ唯一の生き残りは、俺らすらぞっとさせた鷹城さんや!6班はここまで優勝目指してどこよりも積極的、その中でも鷹城さんはチームで一番最初にやる気であることを宣言したリーダーや。恐ろしいのは、自身はここまで全く手を汚してへんことやな。騙したり、言葉で追い詰めたり…主に口を使って相手を追い詰めてる感じやわ。怪我も、鳴神さんに殴られた1発だけやからまだまだ元気そうやし。これからの注目は、やっぱり何で上野原さんに殺意を持ってるかってことやろか。上野原さんには理由はわかってへんみたいやし。あとは、この先も今までと同じように自分は手を汚さずに優勝を目指せるんか…ってことかな?何にせよ、優勝候補筆頭であるのは間違いないわ!」

 
 
退場者

女子三番・荻野千世(1班★)→相葉優人(男子一番)により射殺。(40話)
女子七番・佐伯華那(3班)→榊原賢吾(男子七番)により刺殺。(26話)
女子十八番・室町古都美(9班★)→湯浅季莉(女子二十番)により刺殺。(61話)
 
ギャルグループ(3/4)

女子六番・財前永佳(10班★’)

シン
「女子や!やる気出して行くで!スタダスにしては珍しくギャルグループが奮闘してるわ、まずはツンデレ財前さん!幼馴染の春川君・広瀬さん、彼氏の望月君と一緒に生き残るために、積極的に動き回ってくれている優等生!残念ながら、春川君と広瀬さんはおらんくなってもうたけど…まだ心は折れてへんみたいやから頑張ってくれると思うわ!ここまで、誰に会っても…それが友達の水田さんや湯浅さんであっても容赦なく攻撃できてるのは、彼女の決意の表れなんやろなぁ…。最後まで望月くんには手を汚させず一人でやりきるんか、注目やなぁ!」

被害者
宍貝雄大(男子八番)・春川英隆(男子十四番)
 

女子十七番・水田早稀(2班)

アキヒロ
「次は、ギャルグループ内で唯一プログラムに否定的な水田。奈良橋・芥川とは離れ離れになって、今は日比野と行動しているね。探知機を持っているのに未だに奈良橋たちに会えていないのは不運だけど、最初に財前たちと戦った後は、やる気になっていない人とばかり会っているのは運が良いと言えるのかもしれないね。会う人会う人に元気をあげてる印象があるよ。今後、ちゃんと奈良橋たちと合流できるのかってところは気にしておくべきかな。あとは今の元気はいつまで続くのか…。このクラスの数少ない喧嘩経験者だし、俺としてはその実力の発揮を期待したいんだけど」
 

女子二十番・湯浅季莉(6班)

ライド
「それで言うなら、湯浅さんも経験者やん。というかこのクラスでは水田さんとこの子だけ?湯浅さんは、リーダーの鷹城さんに従ってクラスメイトを殺害していってるわぁ。これまで鎌1本で戦ってるってのは結構評価できるトコやと思うで。鷹城さんに恩があるから裏切れない、何よりも彼氏の松栄君と一緒に生き残りたい、その気持ちで戦ってはいるけど、非情にはなりきれていないところは気になるなぁ。何かをきっかけに崩れんかったらええねんけども。やっぱり注目すべきは、台風の目の6班のメイン戦闘員としてどこまで頑張れるかってことやろなぁ!」

被害者
雨宮悠希(男子三番)・室町古都美(女子十八番)
 

退場者
女子十六番・星崎かれん(8班)→如月梨杏(女子四番)死亡により首輪爆発。(20話)

所属グループ無し(2/4)

男子二番・芥川雅哉(2班)

エツヤ
「グループに所属してない4人は、明暗がくっきりやな。まずは“明”の1人目、芥川君!こっそり行為を寄せてる奈良橋さんと同じ班になれたのはラッキーなんちゃう?同じ班の日比野君・水田さんと離れ離れになってしまったから、今は二人きりやしな!ほとんど人に会ってへんから、怪我も特にしてへん…けど、まあ、持病もあるし体力もないから、敵意のある相手に会うとタダでは済まなさそうなのは心配するところ。無事奈良橋さんを護りながら、日比野君・水田さんに会えるんかってトコに注目!」
 

女子十一番・奈良橋智子(2班★)

シン
「そして最後は、副委員長の奈良橋さん!!日比野君・水田さんと離れ離れになって、今は芥川君と2人きり…!!ほんまさぁ、奈良橋さんは芥川君のこと好きやし、芥川くんやってそうやねんからさ、てか両想いやねんからさ、どっちかとっとと言えば良いって思うん俺だけ!?まあ、言えない奈良橋さんのそんないじらしいところが可愛いんやけどなぁ…てかここは男の芥川がリードすべきやろ!!…あ、話それた。ここまでは無事で来れたけど、2班として生き残るんやったら、日比野君・水田さんとの合流は不可欠やろうな。唯一班のメンバーが二手に分かれてるから、2班の行動は注意して見とかなあかんわ」

 
 
退場者

男子二十番・林崎洋海(8班)→如月梨杏(女子四番)死亡により首輪爆発。(20話)
女子四番・如月梨杏(8班★)→真壁瑠衣斗(男子十六番)により射殺。(20話)

御神島の西側を東へ向かう蓮井未久(女子十三番)の足取りは、酷く重かった。
それは、未久だけではなく、前を歩く芳野利央(男子十九番)も後ろを歩く阪本遼子(女子八番)も同様だった。

北西の集落に身を潜めていた未久たちは、覚悟を決めた。
これまでは、プログラム開始前に班員の田中顕昌(男子十一番)を喪ったことによる人的・物的ハンデがあることと、情報を集めてから動いても遅くはないだろうという利央の提案により、行動ができなくなる怪我を負うような戦闘には巻き込まれずにここまで生き残ってきた(未久は、親友の平野南海(女子十四番)によって、左腕に怪我を負ったが)。
しかし、班の数は減り、クラスメイトも減った。
誰がやる気になっているのかという情報も入手したので、危険人物は粗方特定することもできた。
もう、待つ理由はなかった。
未久たちは、生き残るため攻めに転じる覚悟を決めたのだ。

しかし、残る数少ないクラスメイトを探すために別の集落へ向かっている途中に、クラスメイトに出くわした――正確には、クラスメイトの亡骸に、だ。
仰向けに横たわり、普段見たことのないような穏やかな表情を浮かべてまるで眠るように事切れていた原裕一郎(男子十三番)と、その側でうつ伏せに倒れ、地面を赤黒く染めていた室町古都美(女子十八番)――小石川葉瑠(女子五番)が最期に残してくれた情報によれば、プログラムに乗り、葉瑠とそのチームメイトでリーダーだった相葉優人(男子一番)を死に追いやった2人だ。
仲の良かった葉瑠の仇――しかし、憎しみは湧かなかった。
憎んだところで、2人ももう死んでしまった。
虚しさと、クラスメイトの亡骸を見てしまった気分の悪さが残った。

その後、誰かいないかと、西の端にある灯台に寄った。
後から思えば、灯台に血痕が残っていた時点で、その場を去るべきだった。
周りから中の様子を窺うために窓を探し、中を見て回った。
そのうちの一室、灯台守が住んでいたと思われるレンガ造りの居住区の寝室と思われる部屋のベッドの上には、城ヶ崎麗(男子十番)が横たわっていた。
さらにその2部屋横のダイニングのような広い部屋の中では、人が何か大きなモノを抱き締めて倒れていた――そこから2m程離れた場所に転がっていた浅黒い肌とほとんど血で汚れていた金色の髪は、その時点ではまだ放送で名前を呼ばれていなかった日比野迅(男子十五番)以外には考えられず、迅の胴体が抱き締めているのはその彼女である水田早稀(女子十七番)と思われた。
その凄惨な光景に、たまらず遼子が嘔吐し、未久も腰が抜けてしまった。
最初に首輪の連動爆発により全滅した如月梨杏(女子四番)率いる8班、初日に何者かに襲われて全滅した未久たちの親友の1人山本真子(女子十九番)のいた3班、そして麗、迅、早稀――クラスメイトの亡骸との遭遇率の高さに辟易した。

4班と5班――城ヶ崎グループの生き残りたち。
未久たちは、上野原咲良(女子二番)を除く全員と顔を合わせていた。
午前中に会った時の様子からも、やる気になっている様子はなかったし、麗が好敵手だと認めていたという利央に対しては特に信用しているようだった。
これから先会うとしても、すぐに戦闘になることはなさそうだ。
ただし、それぞれ所属する部活でエース級の働きをしている木戸健太(男子六番)と朝比奈紗羅(女子一番)、武道を嗜んでいるという咲良と高須撫子(女子十番)、頭脳で右に出るものはいない真壁瑠衣斗(男子十六番)と、敵にすれば厄介な面子が残っているので、油断はできない。

6班――唯一メンバーが誰一人欠けていない、開始早々から乗らないと宣言をしていた麗たちを襲った、要注意の班。
中心にいるのは、恐らく利央の部活仲間の榊原賢吾(男子七番)だろう。
また、未久の部活仲間の湯浅季莉(女子二十番)にも気をつけなければならない――普段、部活中は未久に懐いていた季莉が、未久に襲い掛かるだなんてとても想像できないのだけれど。
残りのメンバー、松栄錬(男子九番)と鷹城雪美(女子九番)は、運動も頭の回転も、そう警戒することはなさそうだ。

そして10班――葉瑠の話では、声を掛けることも無く突然発砲してきたという、こちらも気をつけておかなければならない班。
残っているのは、クラスのムードメーカー的存在の望月卓也(男子十七番)と、卓也と恋仲で季莉や早稀といつもつるんでいた財前永佳(女子六番)の2人だ。
発見されてしまうと、不意打ちで発砲され大怪我を負う恐れがあるという意味では、最も警戒しておかなければならないのかもしれない。

クラスメイトたちのことをそのように考えなければならず、また自然と敵として考えてしまっていることに、未久は小さく溜息を吐いた。

咳き込んでいたので言葉をきちんと聞き取ることはできなかった。
しかし、瑠衣斗にとって、言葉の内容は大した問題ではなかった。
そこにいるのが誰か、それが一番だった。

「財…前……」

目の前に現れた財前永佳こそ、瑠衣斗が探していた女の子だったのだから。

   女子十三番・蓮井未久  死亡

   【残り十四人】

「助けて…お願い…ッ!!」

涙ながらに訴えてくる鷹城雪美(女子九番)を前に、上野原咲良(女子二番)はどうするべきなのかわからなくなった。

まず、雪美とはそこまで親しい間柄ではない。
雪美はクラスの中でも大人しい女子のグループに属し、クラスの中心で盛り上がる城ヶ崎麗(男子十番)といつも行動を共にしている咲良には滅多に近付いてこない。
学校行事での様子から見て、雪美は目立って騒ぐことがあまり好きではないのだろうな、という印象を持っていた。
用事があれば普通に会話をするが、取り立てて用事のない時には関わることが滅多にない、それが雪美と咲良の距離だった。
そんな咲良に、どうして雪美は助けを求めるのか。

そして、雪美は先程自分たちに襲い掛かってきた松栄錬(男子九番)と湯浅季莉(女子二十番)と同じ班だったはずだ。


女子9番・津和野早苗(つわの・さなえ)

吹奏楽部。女子主流派グループ。
生真面目な優等生で、大人しい性格。
グループ内では騒ぎすぎる面々を抑える存在。

身長/159cm
愛称/早苗、早苗ちゃん、さなちゃん

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★★

★☆☆☆☆

★★★☆☆

★★☆☆☆

★☆☆☆☆

★★★★☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

グロック19
kill:

なし
killed:

滝川渉(男子8番)
死亡話数:

5話
凶器:

マシンガン(名称不明)
 

学校を出た直後、渉に襲われ全身被弾。 次に出てきた手塚直樹(男子10番)に助けを求めるも、再び頭部に被弾、死亡。<第5話>

 

犠牲者第二号も変わらずさなちゃんでした。
たっきの大量殺戮の幕切れになるのか、話が変わるのか、その辺はヒミツです。
相変わらず深く書く事の出来ない子でした、ごめんね、さなちゃん。

 

プログラム途中経過
(試合開始~5月27日・午後0時)

 

Now 36 students are remaining.

男子1番・安藤悌吾
(あんどう・ていご) 女子1番・東ちとせ
(あずま・ちとせ)
男子2番・因幡彰人
(いなば・あきと) 女子2番・上田昌美
(うえだ・まさみ)
男子3番・大塚豊
(おおつか・ゆたか) 女子3番・加賀光留
(かが・ひかる)
男子4番・加堂啓
(かどう・けい) 女子4番・上総真央
(かずさ・まお)
男子5番・久保田篤史
(くぼた・あつし) 女子5番・幸田真菜
(こうだ・まな)
男子6番・瀬戸口北斗
(せとぐち・ほくと) 女子6番・相模晶
(さがみ・あきら)
男子7番・園田茂樹
(そのだ・しげき) 女子7番・白鳥里子
(しらとり・さとこ)
男子8番・滝川渉
(たきがわ・わたる) 女子8番・谷口まどか
(たにぐち・まどか)
男子9番・近原公孝
(ちかはら・きみたか) 女子9番・津和野早苗
(つわの・さなえ)
男子10番・手塚直樹
(てづか・なおき) 女子10番・天道千夏
(てんどう・ちなつ)
男子11番・戸坂竜一
(とざか・りゅういち) 女子11番・戸田彩香
(とだ・あやか)
男子12番・中森正樹
(なかもり・まさき) 女子12番・中田智江子
(なかだ・ちえこ)
男子13番・西岡隼人
(にしおか・はやと) 女子13番・夏生初音(なつお・はつね)
男子14番・浜本謙太(はまもと・けんた) 女子14番・沼井千尋(ぬまい・ちひろ)
男子15番・二松千彰(ふたまつ・ちあき) 女子15番・野島三奈子(のじま・みなこ)
男子16番・松浦亮介(まつうら・りょうすけ) 女子16番・長谷川由子(はせがわ・ゆうこ)
男子17番・村尾信友(むらお・のぶとも) 女子17番・服部和子(はっとり・わこ)
男子18番・森嵩(もり・たかし) 女子18番・松田由梨(まつだ・ゆり)
男子19番・山峡和哉(やまかい・かずや) 女子19番・三名川万世(みながわ・まよ)
女子20番・深森なぎさ(みもり・なぎさ)
女子21番・淀野亜美加(よどの・あみか)
 

 

戦闘記録

1 ○ 坂ノ下愛鈴(担当教官) v.s.  瀬戸口北斗(男子6番) ×
(5/27 6:26am 瀬戸口北斗 死亡)

2 ○ 滝川渉(男子8番) v.s.  津和野早苗(女子9番) ×
(5/27 6:55am 津和野早苗 死亡)

3 ○ 滝川渉(男子8番) v.s.  手塚直樹(男子10番) ×
(手塚直樹 敗走)

4 ○ 相模晶(女子6番)
  天道千夏(女子10番) v.s.  滝川渉(男子8番) ×
(滝川渉 敗走)

5 ○ 上総真央(女子4番) v.s.  松田由梨(女子18番) ×
(5/27 9:41am 松田由梨 死亡)

6 ○ 上田昌美(女子2番) v.s.  中田智江子(女子12番) ×
(5/27 10:43am 中田智江子 死亡)

小さい頃からずっと一緒にいた幼馴染。
消極的な晶を、北斗はずっと手を取って引っ張ってきた。
普段ほとんど表情を変えない晶がたまに見せてくれる、ぎこちない笑顔が、大好きだった。
言葉数は少なくても、時に見せてくれる優しさが大好きだった。
今までの良い関係を壊すのが怖くて、告白する事はできなかったけれど。

「あき…ら……俺…もう…っ」

晶…ごめん…俺は、もう一緒にいられない…
俺…ずっと、ずっと、お前の事が、大好き――

 

バンッ

 

銃声が響き、北斗の股間に穴が開いた。
大好きな幼馴染に支えられた状態で、北斗の意識は途絶えた。

「貴方が悪いのよぉ、瀬戸口君v」

最後の1発を放ったアイリンの拳銃からは、硝煙が立ち昇っていた。

教室中に、悲鳴が響いた。

御手洗佳乃子

所属グループ無し(0/4)

退場者
男子二番・芥川雅也(2班)→奈良橋智子(女子十一番)により射殺。(70話)
男子二十番・林崎洋海(8班)→如月梨杏(女子四番)死亡により首輪爆発。(20話)
女子四番・如月梨杏(8班★)→真壁瑠衣斗(男子十六番)により射殺。(20話)
女子十一番・奈良橋智子(2班★)→榊原賢吾(男子七番)により刺殺。(70話)

 傷が痛むのだろうか、顔をしかめながら優子は苦労してブラのホックを外した。
 露わになった優子の乳房を見、もう一度政信は口笛を吹いた。
 いい身体してんじゃん。
「ね、どう? 悪くないでしょ? 私って」
 くいっと、優子が首を横に向ける。その先にあるのは古びた農機具倉庫だった。
「ほら、そこ。倉庫がある。あそこで……、どう?」
 上目使いの媚びた目。

 どうする?
 政信は迷った。
 こいつ、やっぱ危険だ。ショットガンにもあんまり動じていないし、自分から誘ってきやがった。
 ここで優子がふっと笑った。
「迷ってる? あたしがあんたを殺そうとしてると、思ってる?」
「あたり、だ」
 政信はごくりとつばを飲み込んだ。
「でも、あんたのそれは、やりたそうだよ」
 チラリと視線を政信の股間にやった優子が、クックと笑った。
 政信のそれは制服の上からでも分かる程度に、まぁ、勃起していた。
 あわせて政信もニヤリと笑う。
 ああ、そうさ。勃ってるさ。やりたいさ。いつ死ぬかもしれない、この状況。最後に女とやっときたいと思うのは、男として当然だろ?

 緊迫した、ショットガンを差し向け対峙する、この緊迫した事態に不釣合いな笑顔と笑顔。
 やるねぇ。
 政信は思った。
 やるねぇ。たいした女だ。俺はもともとこんな味だが、普段のおたく、こんなときに笑えるヤツには見えなかったぜ。……どっちがほんとの姿なんだい?
 そんな政信の心を知ってか知らずしてか、優子は冷静な口調で話を続けた。
「抵抗なんて、しないよ。そんなの向けられたら、どうしようもないよ。それに、あたし、怪我をしてる。あんたに敵いっこないしね。諦めたよ、あんたに任せる」
 優子はそう言うと、投げやりな口調で続けた。
「この場で[ピーーー]なら、殺しな。やりたきゃ、やりな。……あんた、来るもの拒まずって感じだったから上手いんでしょ? だったらいいよ。最後に私だっていい目見たいしね。それにあたしは、あんたのことはっきり言って好みだったし、別にいいよ」
 この女……。
 政信は言葉がなかった。
 こいつ、こんなはすっぱな女だったのか?
 ふつーに見えたのになぁ。普通のどこにでもいる女に見えたのに、な。
 だけど。
 ごくり、政信は喉に唾液を落とし込んだ。
 だけど、そう、こいつが言う通り、俺の信条は「来るもの拒まず」だ。それに、まず……、やりたい。

「よし。入れ」
 そう言って、政信はショットガンの銃口を農機具倉庫に向ける。
「レディーファースト、だ」
 得意の下卑た笑いを続けたが、優子はこれに反応せず、一言「わかった」とだけ答えた。
 一瞬、優子の目が妖しく光る。
 優子自身は「うまく政信を乗せた」と思ったのかもしれない。しかし、政信は優子の表情が変ったことに気がついていた。
 この女、やっぱり隙を見て俺を[ピーーー]気だ。どうしてやるか。

 倉庫の扉には、鍵がかかっていなかった。
 農機具倉庫に入る優子の後に続きながら、政信は軽く笑った。
 簡単に隙はみせねーよ。とりあえず縛って自由を利かなくしてから、十分に可愛がってやるさ。
 優子に指示し地面に置かせた小型の拳銃(ワルサーPPK9ミリ)を拾い上げる。
 そんで、こいつでズドンッだ。
 ショットガンを使うつもりは無かった。至近距離でショットガンを使ったら、優子の身体を必要以上に損傷させることになる。
 それは、ちょっと。寝覚めが悪い。スプラッタは苦手なんだ、俺。ま、せいぜいキレイな死体になりなよ。死んだ後、花ぐらいは添えてやるよ。
 まぁ、負けたらそんときはそんとき。痛くしないでーね。優子サン。

 そのキャラクターが幸いしたのか災いしたのか、政信は「死」に対する現実感をあまり感じていなかった(恐怖感はもちろんある。他の生徒に比べると幾分薄い恐怖感だが)。
 それは、この状況下、稀有なことではあっただろう。
 でもま、俺が勝ちそうだし?
 ヒヒャハッ
 優子の白い背中に欲情の視線を向けながら、政信はもう一度下卑た笑いを見せた。

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VS魔界日記Ⅱ。
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2010/01/01 0:00:00
【歌詞】太陽のジェラシー
テーマ:アイマス 歌詞
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もっと遠くへ泳いでみたい 光満ちる白いアイランド
ずっと人魚になっていたいの 夏に今Divin

Dream 夢なら覚めないで
スパンコールの波間ではしゃぐ二人

まるで太陽がヤキモチを妬いてるみたいね
ハートも焦げてしまいそうよ

ねぇ、云いかけた言葉 聞いてみたい
キュンとキュンと甘い予感

追いかけて 逃げるふりをして そっと潜る私マーメイド
つかまえて 「好きだよ」 と云ってほしい
熱い永遠の今 きっときっと未来がはじまる

Dream うとうとしたみたい
ふっと起きたら近くにキミの瞳

急に横顔が赤くなってどうして焦るの?
波の音より 騒ぐ鼓動 (胸の鼓動 高鳴ってく)

ねぇ、本当はそっと 期待してる (本当はかなり 期待してる)
チャンとチャンと近づきたい

追いかけて はぐらかしながら わざと走る遥かシーサイド
つかまえて kissをしてボートの陰
甘い永遠の午後 きっときっと 「ふたり」が始まる

追いかけて 波しぶきあげて 椰子の揺れる白いアイランド
連れてって トキメキの向こう岸へ
そうよ永遠の夏 きっときっとドラマが始まる





泣くことなら たやすいけれど
悲しみには 流されない
恋したこと
この別れさえ
選んだのは
自分だから

群れを離れた鳥のように
明日の行き先など知らない
だけど傷ついて
血を流したって
いつも心のまま
ただ羽ばたくよ

蒼い鳥
もし幸せ
近くにあっても
あの空へ
私は飛ぶ
未来を信じて
あなたを忘れない
でもきのうにはかえれない

窓から見る光る海より
波の中へ飛び込みたい
引き止めてる
腕をほどいて
行くべき場所
どこかにある

あなたの腕の鳥かごには
甘い時間だけが積もる
だけど紅い実を
いま捜しに行く
いつかこの別れを
そう悔やんでも

蒼い鳥
自由と孤独
ふたつの翼で
あの天空(そら)へ
私は飛ぶ
遙かな夢へと
この翼もがれては
生きてゆけない私だから

蒼い鳥
もし幸せ
近くにあっても
あの空で
歌を歌う
未来に向かって
あなたを愛してた
でも前だけを見つめてく

Good night ひとりきり
Make up 落とした素顔
鏡にそっと聞いてみる
ねぇ・・・幸せ・・・?

逢いたい・・・
メールも携帯も
鳴らない(why) tears 泣いてるよ
一秒だけでもいい
君を今 感じたら
ずっと・・・

Moonlight 綺麗だね
君にも 届いているかな?
もし流れ星見つけたら
ひとつだけ・・・

逢いたい・・・
もっと心が
君へと(yes) ねぇ 送れたら
せめて夢の中で
抱きしめてくれたなら
逢いい・・・
メールも携帯も
鳴らない(why) tears 泣いてるよ
一秒だけでもいい
君を今 感じたら
ずっと・・・

ずっと・・・

殺し合いハウス3
秋山みなね
綾小路魅緒
我春院みちる
仙道玄矢
園咲くろえ
益若マコ
柚木優芽
蘭光愛莉


女子19番・結城緋鶴(ゆうき・ひづる)

部活は無所属。女子文化部グループ。
神戸からの転校生で、前の学校では吹奏楽部だった。
クラスでは2番目に小柄だが、運動神経は良い。

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★☆

★★★★☆

★★★★☆

★★★★★

★★★★☆

★★★★☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

アイスピック
kill:

青山豪(男子1番)
真中那緒美(女子16番)
笠井咲也(男子5番)
小南香澄(女子6番)
桐島伊吹(女子4番)
斎藤穂高(男子8番)
稲田藤馬(男子4番)
killed:

なし
死亡話数:

なし
凶器:

なしA
 

D=05エリアで豪を発見、背後から一撃で殺害。Cz75入手。
E=06エリアで皆に呼びかける那緒美を発見、銃殺。
D=03エリアで咲也に告白されるが、咲也の持っていた包丁で殺害。
F=06エリアで周防悠哉(男子11番)と遭遇。神戸の中学校で悠哉と付き合っていたが、プログラムで悠哉の妹を殺害しており、別れた。 “戦闘実験体”であり、今回が4度目のプログラムになる。 悠哉に殺しを止められるが、悠哉の腹を刺してその場を去った。
F=04エリアで香澄を発見。頭部を撃ち殺害。ファイブセブン入手。
D=05エリアで伊吹を発見、頭部を打ち抜き殺害。ブローニング・ベビー入手。
G=06エリアで曽根崎凪紗(女子10番)と戦闘。重傷を負わせるものの、麻酔弾を撃ち込まれる。
D=06エリアで穂高・藤馬を銃殺。不破千尋(男子17番)も殺害しようとするが、逃げられる。
F=03エリアで羽山柾人(男子16番)を発見、急襲。しかし、柾人から弟・結城緋鷹が保護された事を聞く。プログラム中止の放送でもう殺害しなくてもいい事を知り、泣く。プログラム本部に着いたが、そこにいたのは父、結城孝博だった。悠哉を殺害されショックを受ける。柾人を護る為に戦う。危ないところを緋鷹に助けられ、共に父に銃を向けた。結城の死亡により自由の身となった。
今までの罪滅ぼしなどの為にADGIの仕事を緋鷹と共に手伝う事を決意、渡米。

2年後、米帝にあるADGIの支部で裏方作業。
柾人との関係は恐らく進展している。

 

私の中ではFC3のもう1人の主人公でした、ひぃちゃんです。
外見とのギャップとか、強い女の子とか大好きなので、ひぃちゃんは書いていて辛かったですが同時に楽しかったです。


<<女子十番 高須撫子    女子十二番 鳴神もみじ>>



女子十一番 奈良橋智子(ならはし・ともこ)

身長 155cm
体重 47kg
誕生日 6月13日
血液型 A
部活動 無所属
友人 なし
愛称 智子・トモ・副委員長
出身小 月島東小学校(東京)
親の
職業 会社員(父・母)
能力値
知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★★

★★★☆☆

★★★☆☆

★☆☆☆☆

★☆☆☆☆

★★☆☆☆
通常入試で合格し、帝東学院中等部に入学した。
生真面目でとっつきにくいところがある。
非常に大人しく人付き合いが苦手なため、親しい友人をなかなか作れずにいる。
休み時間はいつも自分の席で読書か予習のどちらかをして過ごしている。
副委員長を務めるが、立候補ではなく星崎かれんや湯浅季莉に押し付けられた。
芥川雅哉の病気についてクラスで唯一知っており、常に気に掛けている。
雅哉に恋心を抱いているが、片想いに違いないと思っており、想いを告げるつもりはない。

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

 チーム: 第2班(リーダー) 
支給武器: FNファイブセブン
kill: 芥川雅哉(男子二番)
killed: 榊原賢吾(男子七番)
死亡話数: 第七十話
凶器: 刀
 
E=02エリアにて潜伏していたが、何者かの襲撃を受ける。芥川雅哉(男子二番)と共に、日比野迅(男子十五番)・水田早稀(女子十七番)に逃がされる。<21話>

雅哉と共にG=02エリアの民家に潜伏。体調が悪く寝ている雅哉の看病をする。<32話>

迅と早稀を探すためにE=02エリアに戻ったが誰もおらず、早稀の好む菓子類が置いてありそうな商店へ向かうことにする。<48話>

E=06エリアにて潜伏していたが、芳野利央(男子十九番)・阪本遼子(女子八番)・蓮井未久(女子十三番)に発見される。利央たちからクラスメイトの情報を貰い、別れた。<57話>

E=05エリアにて、鷹城雪美(女子九番)率いる6班に見つかる。「下剋上ルールを確かめるために、リーダーでない方がリーダーを殺してほしい」という雪美の提案に対し、雅哉が自らがリーダーであると嘘をつく。自分を殺せという雅哉の言葉を何度も拒否したが、迅と早稀の命も掛かっているため、雅哉を射殺。同情した湯浅季莉(女子二十番)に逃げるように言われたが、榊原賢吾(男子七番)に背後から首を刺され死亡した。


みずかねの大好きな不良少年×優等生女子でした。
言っちゃえよもう!といろんな方に言われましたが(笑)、季莉に指摘されても最期まで雅哉の気持ちに気付くことはなく退場。
もしもプログラムがなかったとしても、智子が勇気を出して気持ちを伝えない限りは、雅哉と結ばれることはなかったのかなと個人的には思います。

銀行口座の作り方
行くところ
持って行くもの
口座開設までの流れ
おまけ(ATMの使い方)
戻る
行くところ
自分が口座を作ろうと思った銀行・信用金庫等の店舗の中で自分の身分証明書に書いてある住所に一番近い支店。 口座開設は時間がかかるから営業時間の終わり頃に行ったら作ってもらえないかもしれないので早めに行く。

持って行くもの
身分証明書(自動車の運転免許証やパスポートなどの顔写真が付いているものが確実。 ほかには年金手帳、健康保険証、住民票、公共料金の領収書などがあるが、 銀行・信用金庫等によって対応が違うので何が身分証明になるかを聞いてみると良い)
印鑑(スタンプは駄目。名前が彫られている方に液をつけて押印するものでないといけない)
新規振込み用のお金(新規振込み用のお金というのは、初めにいくらか預金しないと口座が作れないので、 初めに預金するお金のこと。何円でも良い。私は1000円振り込みました)
口座開設の理由(聞かれたから。アルバイトの給料の振込み先にするとか、お金を貯めたいからとか適当に)
郵便番号と住所を覚えておく(口座開設の申し込み用紙に書くから)
暗証番号を考えて、それを覚えておく(一桁の数字を4つ使って4文字の暗証番号を作る。 申し込み用紙に書くことになる。生年月日は駄目)
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口座開設までの流れ
口座を作る銀行・信用金庫等を決めて、自分の身分証明書に書いてある住所に一番近い支店に行って中に入る (一番近い支店でないと怪しまれるそうです。 「この人、A市に住んでいるのに、なんでB市で口座を作るんだろう。A市にも支店があるのに」って思われるらしい)。

入ったら整理券があるかもしれない。あるなら整理券を取る。 整理券は待ち人数が0でも取らないといけない。 そしたら椅子に座って整理券に書かれている番号が呼ばれるのを待つ。 しばらくしたら「1番さんは窓口3番に来てください」とかで呼ばれる。 そしたら窓口で「口座を作りたいのですが・・・」とか言う。 整理券が無かったら口座開設に適した窓口(ほかには融資とかがある)で「口座を作りたいのですが・・・」とか言う。 すると身分証明書と印鑑を持っているかを聞かれる。 身分証明書を見せてくれと窓口の人に言われたら身分証明書を窓口の人に渡して見せる。

窓口の人から口座開設の申し込み用紙とボールペンを渡される。もしくはボールペンが机の上に置いてある。 机の上のボールペンは盗難に遭わないようにヒモが付いていることもある。 そのボールペンで申し込み用紙の名前欄、住所欄、新規振込み欄に名前、住所、新規振込み額を書く。 新規振込み額というのは、初めにいくらか預金しないと口座が作れないので、初めに預金する金額のこと。 何円でも良い。職業欄がある場合もある。職業欄があれば職業を書く。無職とか(無職でも口座は作れます)。 住所には郵便番号も書く。1週間くらい後にキャッシュカードが送られてくる。

記入が終わったら申し込み用紙を窓口の人に渡す。 そしたら暗証番号を何か考えて申し込み用紙の暗証番号欄に書けと窓口の人に言われるのでそれを書く。 そして印鑑を押す欄に印鑑を押す。 するとしばらく待つように言われるので椅子に座ってしばらく待つ。

しばらくすると整理券の番号か名前で呼ばれるので窓口に行く。 そしたら何かいろいろとサービスの紹介をされる。入りたくなければ入らなくても良い。 そしたらまたしばらく待つように言われるので椅子に座ってしばらく待つ。

しばらくしたら番号か名前で呼ばれるので窓口に行く。 そしたらビニルケースに入った通帳と、口座とかサービスの説明書が入ったビニル袋と、 あとポケットティッシュがもらえた。これでおしまい。 銀行・信用金庫等の中から外に出て、家に帰りたければ帰って良いし、 どこか別の場所に行きたければそこに行っても良い。

おまけ(ATMの使い方)
ATM(現金自動預け払い機)に通帳を入れるときの注意点です。

通帳はページを開いてからATMに入れます。 たとえば普通預金の記帳をしたいときは、普通預金のページを開いてからです。 前回の記帳の次の行が載っているページを開きます。
通帳を入れる向きも決まっています。 ATMに通帳を付き返されたときは通帳の向きを逆にして入れてみましょう。

盗み合いハウス
一日目
二日目・羽生佳衣兎
三日目
四日目・汐音妃乃
五日目
六日目
七日目・福永大和、桂木丸美
八日目
九日目・赤木柊一
十日目・福永、汐音、復活

■ 状況報告 《序盤戦・》 ■




千原和典・山城貴史・綾瀬梨夏
工藤なつみ 木刀・包丁・H&K USP・グロック17
『・=5』
三ツ橋に急襲された和典となつみだが貴史に助けられた。撃たれたなつみを処置するため診療所に運んだ後に尾笹達と出逢う。



千原和隆・水村美鳥 エンフィールドMk1・発煙筒
『E=5』
安岡から逃げ出した美鳥は和隆と遭遇し、和隆と美鳥を先に行かせた梨夏を探すことにした。



柿崎達人 ソーコムMk23
『C=6』
和典達を探しに一先ず北の山の周辺を探索中に遠藤と遭遇する。かろうじて戦闘は免れて遠藤から逃げて探索の続きをする。



岩川憲司・杉山宏和 ベレッタM92F
『・=2』
診療所を後にし、南の集落に来て船などを捜したが予想通りになかった。二人は船で脱出をする計画だったが、作戦が浅く呆気なくダメになる。



河野鮎美 デリンジャー
『D=3』
プログラムからの脱出案を考えるが脱出方法が見つからず、柿崎達を捜している。神社で一休みし再び出発する。



尾笹章 シグ・ザウエルP220
『・=3』
梨夏のケガを処置するため診療所に向ったが、診療所で和典達に会う。その後恋人の和藤を探すため一人で出て行った。



三ツ橋康平 コルト・ガバメント
『F=8』
休んでいる和典となつみを急襲し、もう少しで和典を殺そうとした時に貴史が現れ逃げられる。貴史に右腕を撃たれ負傷する。



安岡慶輔 マイクロウージー・軍用ナイフ
『F=5』
『G=4』で中浦と森田を殺害した後、梨夏と美鳥を発見し二人を追う。美鳥は逃げられたが、梨夏を殺そうとしたが尾笹に邪魔されて逃げられる。



広川海紗 ボーガン・日本刀・オートマグ44
『D=5』
『B=6』で大田を殺害し向坂と戦闘になるが、その後北の山のふもと辺りで同じ不良仲間の遠藤を見つけ[ピーーー]。



菊池遙 デザートイーグル
『E=5』
眠っている辻堂冬美の銃を奪い、一発目で腹部に撃ち二発目に頭を撃ち殺害する。精神がまともに働いておらず、親友を殺した事を理解していない。


石川県前沢市立星辰中学校3年4組生徒一覧
男子 女子
1番 池谷恭祐(いけたに やすひろ) 1番 阿崎未夜(あざき みや)
2番  井端昴(いばた すばる)
2番 死亡(いとう ゆうか)
3番 死亡(うえすぎ なおふみ)  
3番 死亡(おおた ともこ)
4番 死亡(おくむら たつや) 4番 小野史代(おの ふみよ)
5番 死亡(かやま まさと) 5番 柿野真矢(かきの まや)
6番 死亡(さきさか かつみ)
6番 死亡(さかた りさ)
7番 清水憲人(しみず けんと)  
7番 死亡(さかもと めぐみ)
8番 戸川幸助(とがわ こうすけ) 8番 咲下春日(さきした かすが)
9番 死亡(なかもり としき) 9番 作本会莉(さくもと えり)
10番 能登宏明(のと ひろあき) 10番 死亡(しまづ まい)
11番 長谷修介(はせ しゅうすけ)  11番 新保ヒカル(しんぼ ひかる)
12番 羽田和気(はねだ かずき)
12番 死亡(すが せいら)
13番 藤木秋人(ふじき あきと) 13番 鷹林歩美(たかばやし あゆみ)
   14番 冨士田勝太(ふじた しょうた) 14番 田口花恵(たぐち はなえ)
15番 古田慎(ふるた しん) 15番 田村瑠菜(たむら るな)
16番 死亡(ほりた まさのり) 16番  林里奈(はやし りな)
17番 三嶋啓悟(みしま けいご) 17番 前田彩香(まえだ あやか)
18番 村田拓矢(むらた たくや)
18番  死亡(やすい もえ)
19番 死亡(もりかわ よしゆき)   
19番 山折茉利絵(やまおり まりえ)
20番 死亡(もりの まさき)
20番 死亡(よこがわ なつき)
21番 吉本将也(よしもと まさや)  21番 若野ひとみ(わかの ひとみ)

男子グループA
愛川優希(男子1番)
今村遥斗(男子2番)

男子不良グループ
大前克(男子4番)
風間太一(男子5番)
柏原蓮(男子6番)
西岡大輔(男子15番)

中岡歩(男子14番)
星野空(男子17番)
牧野瑠羽(男子18番)
本江冬樹(男子19番)
桃瀬葉月(男子20番)

品川勇介(男子9番)
高橋遊里(男子12番)
矢口正悟(男子21番)

瀬田隼人(男子11番)
野原羽(男子16番)




東月姫(女子2番)
域原祈星(女子3番)
白井海愛(女子11番)
束原瑚々(女子13番)

乾楓(女子4番)
宇美英奈(女子5番)
江碕栞(女子6番)
大谷汐(女子7番)
樋田冴江(女子14番)


近衛志麻(女子9番)
杉村美陽子(女子12番)
中本月愛(女子15番)

女子
赤松啓菜(女子1番)
本城七瀬(女子18番)



無所属
内田真琴(男子3番)
菊本大輝(男子7番)
蔵本春季(男子8番)
鈴木涼摩(男子10番)
手塚湊馬(男子13番)
神南凛(女子8番)
榊原玲那(女子10番)
野坂夕映(女子16番)
花田唯音(女子17番)
山上愛華(女子19番)
雪本未宇(女子20番)
米倉柚菜(女子21番))

上田健治(男子2番)、君島栄助(男子5番)、死亡(男子18番)、角元舞(女子11番)、本村泰子(女子18番)、三崎玲(女子16番)、芳田妙子(女子21番)

安田勉(男子21番)、久保正明(男子6番)、死亡(男子8番)、須藤元(9番)

萩原竜介(男子16番)、内藤純(男子13番)

死亡(男子7番)、松原亮(男子20番)

中嶋豊(男子14番)、死亡(男子17番)、南雲至(男子15番)

荒山美津子(女子1番)、死亡(女子6番)

死亡(女子8番)死亡(女子7番)、死亡(女子9番)

死亡(女子12番)、目黒美幸(女子17番)

二年三組

担任 清原 美樹

1、
2、
3、飯原 政喜
4、初原 アカリ
5、榎本 結愛
6、
7、垣根 龍斗
8、柿原 篤
9、如月 千早
10、栗原 麗奈
11、
12、佐々木 健介
13、
14、白鳥 優花
15、
16、
17、
18、遠島 姫子
19、
20、沼田 麻紀
21、
22、野原 夏美
23、濱崎 晃
24、
25、
26、増田 遊馬
27、水鳥 愛
28、水原 まりあ
29、矢先 アタル
30、
31、渡邊 直子
32、渡辺 友愛

以上

男子、15人
女子、17人
担任、一名

A・12歳
「うんうん! せいかーい!」

B・22歳
「……ねえ、兄ちゃん達さ。 それ、冗談で言ってる?」

C・32歳
「えっ!? 何で本当の年齢知って……じゃなかった。

唯吹 遙かなる減量を求めて


1/3
山田 「澪田唯吹殿、何故僕は貴女と一緒に龍宮神社に連れてこられたのですかな?」
唯吹 「唯吹と一緒にダイエットするっス!ここでダイエットッス!!」
山田 「ん~?何でダイエットで僕というセレクトなのですかな?」

まき絵 「だって一二三ちゃん、お腹ヤバイッスよ!この膨らみといい柔らかさといいおっぱいだよ、おっぱい!」

山田 「コレは太っていないの!!婦女子のたしなみなの!!運動不足の賜なだけなの!!」
唯吹 「それってね、デヴっていうんだよ?デヴ」
山田 「誰がデヴか~!!!」

戦刃 「誰がしゃべって良いと言った、この豚ども!!」

山田 「えっと・・・戦刃むくろ殿、そのナチス萌え~、みたいな格好は一体?」
唯吹 「む、むくろちゃん、その手に持った鞭は何かな?」

戦刃 「貴様ら!!口でクソをたれるその前と後に”サー”とつけんか!!」

山田 (澪田唯吹殿、ダイエットって言っておりましたが戦刃むくろ殿のダイエット?)
唯吹 (うん、マナーズブートキャンプ3とか言ってた)

自分でゲームを作ってみたい人必見。

「ウディタ」とは? 
・ダウンロード完全無料のゲーム作成ツールです。
・自由度が高いです。その分初心者には難しいかも。
・作成したゲームは自由に配布したり、コンテストに投稿することも可能。
■作り方しだいでパズル・シミュ・アクション・ RTS・他なんでも作れます。
■「コモンイベント」を利用すれば、自分では難しいシステムも実現できます。
■この作品で作られたゲームは短いものや体験版を含めれば1000作以上です。
 大部分が無聊で遊べるのでやってみよう(このツールで作られた商用作品もあります。

亜子 勇気の先に


みんな私の味方や。みんなウチのこと守ってくれてる

亀の甲羅のように堅く、太陽の日差しのように暖かいコタツさん
南国の風のように暖かく包んでくれるエアコンさん
マグマでも敷き詰めたように暖かい電気カーペットさん
そして幾万の笑顔でウチにほほえんでくれるテレビさん(32インチ)

みんな、いいって言ってくれてる。やれって言ってる、押しても大丈夫だって言ってる
だから・・・いいよね?
ポチッといくよ?ぽちっと・・・ぽちっと!!

バツン!!!

ああ!!ブレーカー墜ちたぁ!!
プレステ3はアカンかったん!?電気足らんかったんか!?ゲームできない!!

はぅぅ、コタツさんもエアコンさんもカーペットさんもテレビさんも何も言ってくれへん
あかん、寒くなってきた・・・で
きっとこのままウチは凍え死んで、誰かに発見されるんや
凍え死んで・・・冷たくなって・・・

まき絵 「もー、コタツかカーペットどっちか切ってよ。こんなに電気使っちゃ駄目だよ」

うっせえゲロ豚、黙ってろ!

上条さんやっぱクズだったわ。 前スレのさやかゾンビ化でまどほむがソウルジェムを発見して間に合った場合でも、 上条と緑が仲良さそうにしてるのをさやかが見掛けて自暴自棄になるさやか。 そんなさやかを見かねて杏子がさやかを励まし さやかは魔法少女

テスト

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira069939.jpg

0時44分 駅ホーム
生存者:14人

ある夜、面接先の会社から最終面接の連絡を受けた里中。突然の嬉しい知らせに里中は興奮し、終電の地下鉄に駆け込む。
飛び乗った車両のドアに挟まれてしまうが、同乗していた黒髪の女性(大葉雪乃)に助けられ、里中は一目でその女性に心を奪われる。
しばらくすると、異変に気づく。停車するはずの駅を素通りするからだ……。嫌な予感を感じたとき、前の車両から悲鳴が…。
逃げるように後部車両に駆け込んできたメガネの女性は、震える声を漏らした。
「人が、死んでいる」……。

 千葉県私立星矢中学校三年三組の生徒四十八人は、林間学校へと向かう最中、政府の軍隊に拉致され、共和国戦闘実験第八十六番プログラムに選ばれたことを、江口恭一(担当教官)達の口から告げられる。
 武装客船サンセット号の食堂内にてプログラムの説明を受ける一同。
 あまりの恐怖と悲しみから、我を失ったり無謀な行動に出る者が続出。笹野真紀子(三年三組担任)、小石川葉瑠(女子5番)、芳野利央(男子19番)、荻野千世(女子3番)が相次いで殺害される。
 プログラム会場の絡焔島に到着しかかった頃、生徒達は全員催眠ガスによって意識を奪われる。
【残り48人】

『危険な邂逅』
プログラム1日目
AM00:00~  江口恭介(担当教官)による島内放送で、プログラム開始の合図がされる。
 海岸で目覚めた沖田秀之(男子4番)が、後方に広がる森林の中に身を隠した直後、秀之が先ほどまでいた砂浜に相葉優人(男子1番)と蓮井未久(女子13番)が現れ、晴美の態度と言動に激昂した宏が、晴美の武器を奪って彼女を殺害した。
 その現場を見ていた秀之は、警戒レベル以上の人間は危険と判断し、近づかないようにすることを決める。しかし運悪く、警戒レベルの湯浅季莉(女子20番)が彼の前に現れる。
 藍子に気づかれないよう逃亡を試みるが、ささいなミスを犯して失敗。しかし藍子の告白から、相手の自分に対する想いを知り、それを利用しようと企む。
 奴隷ごっこを条件に藍子と一緒に行動することを承諾し、強力な銃が手に入れたと喜ぶ秀之。しかし藍子の武器は銃は銃でも「信号銃」であった。
【残り47人】

『殺戮仮面』
プログラム1日目
AM00:20~  プログラム会場内から島の外には電話は繋がらないのだが、それを知らない吉野梓(女子23番)と奈良橋智子(女子11番)が立て続けに電話をかける。
 梓と合流した木戸健太(男子6番)は、その仕組みを逆手に取り、江口恭一(担当教官)から、説明されていない首輪の構造についての情報を入手。

 一方、森の中にいた日々野迅(男子15番)は、辻斬り狐(男子25番)から逃れようと、懸命に走っていたが追いつかれ、首から背中にかけてを切り付けられ、腕を貫通して脇腹を刺された。
 多量の出血により朦朧とする意識の中、いつの間にか迫っていた何者かによって、辻斬り狐が首をへし折られるのを目撃。
 助けを求める宗一だったが、その正体不明の人物が救いの手を差し伸べてはくれなかったため、息を引き取った。

 宗一が襲われた際に上げた声を、遠くから耳にした原裕一郎(男子13番)は、同行していた宍貝雄大(男子8番)と広瀬邑子(女子15番)と共に移動。宗一と辻斬り狐の死体を発見後、辻斬り狐の仮面を被った謎の人物に襲われ、次々と殺害されていった。
 一連の惨劇を繰り広げたニセ辻斬り狐は、長い金髪をなびかせながら去っていった。
【残り42人】

『誘惑と偽り』
プログラム1日目
AM04:05~  山道を登っていた雨宮悠季(男子3番)は、交際相手である財前永佳(女子6番)に奇跡的に出会う。あまりの偶然に喜んだ二人は抱き合い、気持ちが高ぶってディープキスにまで発展する。しかしそれは望の罠で、本性をあらわした彼女に、豪は舌を噛み切られて突き飛ばされる。
 武器であるマカロフを奪われた挙句、さらに現れた林崎洋海(男子20番)が豪よりも先に望と付き合っていたことを聞かされ、掌の上で踊らされていたことを知る。
 豪は隙をついて逃げ出そうとするが、望からマカロフを手渡された和馬に、頭を撃たれてしまう。
【残り41人】

『緑の絨毯に
寝そべりながら』
プログラム1日目
AM04:40~  茂みの中で休息をとっていた春川英隆(男子14番)の傍を、増田拓海(男子22番)と鳴神もみじ(女子12番)の二人組が通過。二人が会話から、エリアG-5にある洞窟を目指していることを知り、清太郎は明るくなり次第、様子を見に行くことを決める。
 また、何気なく手にとったクローバーが全て五つ葉だったことにより、妙な胸騒ぎを覚えた。
【残り41人】

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月01日 (水) 11:42:39   ID: uNhzd9Ku

トリップ付いてないヤツは荒らしなんだけど

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