煙草「ここ・・・どこだ・・・?」(13)

煙草「なんかものすごく暗いぞ、やたら狭いし・・・」

煙草2「ここは箱の中だよ」

煙草「箱の中?え?俺商品にされたの?」

煙草2「うん、まぁそういうことだね」

煙草「マジかよ・・・これで俺の生涯は終わりか・・・」

人間視点

男「おばちゃんショートピースくださいな」

おばちゃん「440円ね、今なら携帯灰皿もつくよ?貰う?」ニコニコ

男「頂戴!貰っといて損は無いからね!」

おばちゃん「ウフフ、言うようになったねえ男ちゃんも」ニコニコ

男「えへへ、・・・よし、おばちゃんまたね」

おばちゃん「はいはい」ニコニコ

煙草視点

煙草「何か動いてないか?」

煙草2「多分お客さんに買われたんだと思うよ?」

煙草「うぉお・・・!どんどん死に近づいてゆく・・・!」

煙草2「僕たちタバコなんだからさ、吸われて死ぬのが一番だと思うよ?」

煙草「そうだけどさぁー・・・怖いじゃんやっぱ・・・」

煙草2「まぁね、先端に火をつけられるわけだからね、とてつもなく熱いだろうね」

煙草「腹くくるしかないか・・・」

煙草2「うん・・・」

10分後

男「よし、家に着いたしさっそく吸うぞ!」

ビリビリ

煙草「・・・おいなんか明るくなったぞ」

煙草2「開封したか・・・お別れが近くなってきたね・・・」

煙草「え?もしかしてお前・・・」

煙草2「位置的に一番初めに吸われるだろうね、また来世で会おうね」

煙草「た・・・煙草2!」

男「・・・なんか小さい声が聞こえるけど気のせいか、まずこれから吸おう!」

煙草2「バイバイ・・・君のことは大好きだったよ」

煙草「うわぁぁぁぁぁ!」

次の日

煙草「・・・次は俺の番・・・か・・・」

男「今日も元気だ煙草吸いたい」

男「これにしよう!」



煙草「あ////箱に擦れてちょっと気持ちい////」ピクピク

煙草「ハッ!・・・目の前に火が来るって相当怖いな・・・」

男「スゥー・・・」

煙草「うぅ・・・火が来る・・・火が来るよォ・・・」

男「ハァー」

煙草「・・・ッ!とても熱い!焼けちゃうよお!」

男「えへへ・・・いつも通りの煙草だぁ・・・」

煙草「吸われるたびに・・・気がおかしくなっちゃいそうだ・・・!」

男「スパスパ×10」

煙草「そんなに速く吸っちゃらめええええ////」

煙草「・・・急にゆっくり吸い始めた・・・・?」

男「あちち・・・速く吸いすぎちゃった・・・テヘ」

男「ゆっくり吸わないとね!味も分からないし・・・」

煙草「あ///ゆっくりはゆっくりで大事に吸われてる気分で気持ちいい///」

煙草(この快感ずっと続けばいいのに・・・)

煙草「もう・・・だめえ・・・!根元までいっちゃうのぉ・・・!」

煙草「らめえええええええ!」ビクン!

煙草「あ・・・へぇ・・・・」ビクンビクン

                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                      
先生「煙草は二十歳すぎてから、中2ぐらいから吸ってると身長が伸びなくなるぞ!」

男「何だこの授業」

終わり

初スレがこれって・・・これって・・・
読んでくれた人ありがとうございました

禁煙する話じゃねーのかよ

たばこ……

まだやりようがあったろうに

とりあえず乙

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