勇者(♀)「私じゃ魔王たおせないしもう子孫に託そうかな」(149)

僧侶(♂)「え?」
盗賊(♂)「は?」
戦士(♂)「なんと!」

勇者「…誰かとつがいになって子供作らなきゃなぁ」ハァ

男たち「…」ソワソワ

僧侶「ゴホン、勇者様には意中の方がおありですかな」

勇者「いちゅー?」

盗賊「好きな男いんのかって」

勇者「みんな大好きだよ!」ニコッ

男たち「!」ドキッ

勇者「仲間だもんね!」

戦士「うむ…」

僧侶(勇者様本日も素敵な笑顔でございます)

盗賊(やっぱこいつ可愛いわ。なんで勇者やってんだよっ!!ってくらい)

戦士(うむ…)

勇者「どうしたの?」

盗賊「いや…なんでもねぇよ。それで、今言った、その」

勇者「ん…あぁ。ごめんね、やっぱり私じゃ魔王を倒すのは無理そうだから…子孫に託そうかなって」

勇者「体小さいし、腕も細いし、あんまり筋肉つかないし…」

盗賊「…」ゴクリ

勇者「赤ちゃん、つくらなきゃね」


僧侶「勇者様」ガシッ

盗賊「あッ! 勝手に手握んなスケベ野郎」

勇者「なぁに?」ニコッ

僧侶「私めでよろしれば勇者様の望みを叶えてさしあげます…!」

盗賊「おい待て! その手を離せや!」

盗賊「勇者! こんなへなちょこより断然俺だろ!俺と子孫繁栄させようぜ!」

戦士「む…! ならオレも…ッ!」

勇者「あ、あのさ…みんな聞いて」

男たち「…」ゴクリ

勇者「私、自分より弱い人は嫌だから」


勇者「せめて私を屈服させるような人じゃないと…」

勇者「だれか私を倒せる人いないかな」

盗賊「そんなやつ人間にそうそういねーだろ」

勇者「だよね…」

盗賊「だからそこは妥協して俺にしようぜ?」

勇者「やだよ…君魔法つかえないもん」

盗賊「んだと!」

僧侶「では私めはいかかでしょう。この通り学問を修め、魔法にも長けています」

勇者「肉体の貧弱な子を産んでもなぁ」

僧侶「へぐっ」

戦士「オレ、体、強靭」

勇者「頭が悪いのもちょっと…」

戦士「ぬ!」


勇者「つまり君たちは私と子供をつくる資格が無いってわけ…はぁ」

勇者「どこかに体が強くて賢くて魔法の才能あふれる素敵な人いないかな」

盗賊「この野郎…お高く止まりやがって」

僧侶「下手に出ていればいけしゃあしゃあと」

戦士「オレ、怒った」

勇者「え? な、なにみんな…怖い顔して」

僧侶「ひとりひとりでは勇者様に及ばずども」

盗賊「三人がかりなら、へへ」

戦士「オレ達、負けない」

勇者「なんなの…? やっ、やめて近づかないで怖いよ」

あとは頼んだ

勇者「って、三人がかりでも倒せないよね。前々から連係悪いし」

ボコボコ【盗・僧・戦】

勇者「よし、自分より強い奴を探しに行く旅に出よう」


~~~~~~
その頃
魔王「勇者が来たら、どうしよう。ボクなんかすぐにやられちゃうよ。七人の門番と四天王と3つのシモベはいるけどさ。勇者に勝つ為には強い子孫を残さなきゃ」

シモベ1(メス)「え?」
四天王2(メス)「ぐやぁ!」
門番6(メス)「うふふ」
四天王1(オス)「ヤラニャイカ」

シモベ1「私などは如何でしょうか?」

魔王「弱いでしょ」

四天王2「ぐやぁ!ぐやぁ!」

魔王「知能が足りないよね」

門番6「なら私が」

魔王「年齢が高すぎるよ。年増のハーピーなんて嫌だよ」

四天王1「じゃ魔王「あとは皆、男だしなあ」

四天王1「関係ニャイ、ヤラニャイカ?」

魔王「男は駄目だって。ボクより強い奴と子孫を残すんだ」

シモベ「1人じゃ無理でも」
四天王「ぐやぁ!ぐやぁ!」
門番「なら」

四天王「ニャントカナル」

魔王「残骸は片付けといてね。それじゃボクはボクより強い奴を探しに行くよ」

乗っ取ろうかと思って構想練ってたら他の方がいたでござる

(;´Д`)ハァハァ

勇者(1人旅って、いつ以来かな?国を離れ仲間を離れ。道なき道を行く勇者か。強い敵はいないから楽でいいや。
それより、強い奴がいるところってなると、やっぱり大きい町か、それとも魔王が近いところで防衛線を張っているところかな?)

勇者「1人だし、のんびり行くかなあ」

魔王(1人で城外に出るなんて、初めてのおつかい以来かな?
強い奴って、どこにいるんだろ?とりあえず・・・・うーん。じゃらんに書いてあった温泉に行こうかなあ。せっかくのお1人様だし)

魔王「幸い、ボクの格好は人間と構造含めて同じだからね」

勇者(それにしても私の仲間たちが、あんなだとは思わなかったなあ。
少しは信頼してたのに)
勇者「やっぱり、女ってダメなのかな」

勇者(1人だと1人言が増えちゃうよ。まずは一番近い防衛戦まで言ってみよう)

魔王(自分の領土を離れて、こっからは人間の領土だ。気を付けないとなあ。ボクは、こんな格好だから迫害はされないけどハーピーなんか羽をむしられたって泣いてたよな。けど艶が無いから途中で、こんな羽は要らないって解放されたんだっけ?最近は更年期障害に悩まされてるって言ってたよなあ。
おっと、ここからは人間の軍事基地だから気をつけて抜けないと。ここを抜けてすぐの小さな村が温泉なんだよね)

こっからは温泉で二人が出会ってラブラブチュチュでハッピーエンドやから、いいやろ?

濃厚なラブシーン書けってか?

ああん?SSナメんな?

思ってたのと違う・・・だと!?

>>27
すきなとこから書きなおしてええんだで

今日読まんでもええんだで
誰か続きはよ

>>27に言われたんで>>10の続きからちょっと書いてみた

盗賊「へへへ。怖がってる表情もそそられるぜ……!」

僧侶「いいですか。私が合図したら一斉に……」

戦士「勇者ァ!!」

僧侶「あ、ちょっと、一人で突っ走ったら……!」

勇者「ふっ!!」

戦士「あぐあっ!」

僧侶「人数の利を生かさねばならないのに、突っ走っては意味ないでしょう!?」

勇者「ホンット頭悪いよねー」

つい時空歪めてしまった
期待支援

勇者「さて、どうする? 唯一ごり押しできそうな戦士が伸びてるわけだけど」

盗賊「諦められるか……!」

勇者「ふーん……。一歩でもこっちに近づいてきたら、戦士の首切り裂いて、すぐに二人も……」

盗賊・僧侶「うっ……」

勇者「でも、ホントはそんなことしたくはないんだ」

勇者「貴方たちには私と子供を作る資格はないけど、ここまで一緒に旅してきたのも事実」

勇者「殺したくなんてない。お願い。諦めて」

盗賊「……わーったよ。命を投げ捨てるなんてしたくねぇからな」

僧侶「…………そう、ですね」

勇者「ありがとね。まぁ私がいい男見つける前に欠点を直せたら相手してあげてもいいよぉ。じゃあね~」

・・・・

僧侶「戦士、大丈夫ですか?」

戦士「スマン。暴走した」

僧侶「まぁあの美しい体を傷つける危険がなくなっただけ……」

盗賊「おい、いいのか? 諦めて」

戦士・僧侶「え?」

盗賊「あの場じゃああ言うしかなかったが、俺は諦めねぇ。お前らだってそうだろ?」

僧侶「そりゃあ……」

戦士「諦める、出来ない」

盗賊「そうだ。あんな上玉まずいねぇ。」

盗賊「共同戦線といこうや。獲物はキッチリ『三等分』だ」

盗賊「なんとしてもアイツとヤッてやる……!」

勇者「うーん……」

勇者(やっぱいい男いないなぁ。結構おっきい都市に来てみたんだけど)

勇者(やっぱりあの3人で妥協しとけば……。いや、妥協は勇者としてどうよ)

青年「どうした、お嬢ちゃん。悩み事かい?」

勇者「……貴方、力に自信ある?」

青年「へ?」

青年(力……? ナンパの返しでこんなのあるのか?)

青年(力強い男がタイプとか? よし、そうなったら……)

青年「そ、そりゃあ多少はな。ベンチプレス60キロだぜ?」

勇者「」スタスタ

勇者「60キロて……」

勇者「さて、どうしよっかな」

勇者(とりあえず、宿屋でも探そうか)

・・・

盗賊「さて、勇者とヤるためにはどうするか」

僧侶「真正面からいっても望みは薄い以上、策を練る必要がありますね」

戦士「俺、難しいこと、わからん」

盗賊「まず俺たちに残されたものは……」

盗賊「旅に必要な食糧、装備、金……ぐらいか」

僧侶「装備を売ればもう少しお金が増えますね」

戦士「あ、蝶々」

盗賊「金か……。盗賊の性としてあんま使いたくはねえが、使うしかねぇか」

僧侶「それで力自慢でも雇いますか?」

盗賊「いや、そうじゃねぇ。俺にいい考えがある」

戦士「死にさらせぁぁぁ蝶々うううぅぅぅ!!!」

僧侶「うっさい」

・・・

勇者「とりあえず一泊」

主人「はいよ」

勇者(さーて、どうするかな)

勇者(もう私が魔王倒さなくていい以上トレーニングしなくていいんだよなー)

勇者(人間観察としゃれこみますか)

今さら気づいた。32の安価27じゃなくて28だった。

盗賊「勇者の向かった方向的にこの都市にいるんだな?」

僧侶「おそらくは。人が多い程いい男に巡り合える可能性が高くなる――そう考えるでしょう」

僧侶「とは言ってもそうそう巡り合えるわけもありません。暫くはここに滞在するでしょう」

盗賊「そこまでわかんのかよ。まるでストーカーだな」

僧侶「」

戦士「あ、鳥」

僧侶「と、とりあえず気を取り直して、彼女が今どこにいるのか探しましょう」

盗賊「あんだけ目立つ容姿してりゃ、少し尋ねりゃすぐ見つかりそうだな」

盗賊「あ、すんませーん」

市民「はい?」

僧侶「人を探してるんですけど……。黒髪でポニーテールの小柄な女の子」

盗賊「剣を持っているはずなんだが……」

市民「う~ん。いえ、見てませんねぇ。妹さんですか?」

僧侶「まぁ、似たようなもんです」

僧侶(いずれ私の家族になるのだからな!)

僧侶「ありがとうございました。……流石に一人目から都合よくはいきませんか」

戦士「死にさらせぁぁぁ鳥いいいいぃぃぃ!!!」

盗賊「うっさい」

支援

・・・

老婆「黒髪の可愛らしい女の子? ああ、それなら見たわい。剣も持っとったし、小柄じゃったのう」

僧侶「ホントですか!? どこで!?」

老婆「確か中央広場だったのう」

盗賊「中央広場……。成程。人も集まるし探しのにはもってこいってか」

僧侶「そうとわかったらさっさと行きますよ! 盗賊さん! 戦士さん!!」

戦士「わかった。早く、見つけよう」

盗賊(しかしえらく時間かかっちまったな。まだ目撃者がいるといいんだが)

一行「…………」

青年「」ズーン

僧侶「なんでしょうあの人」

盗賊「広場の噴水の縁に体育座りって……。よっぽど落ち込んでるのか」

戦士「傷心してる者、傷つける、よくない」

盗賊「チッ……。おい、どうしたよアンタ。なんかイヤなことでもあったのか?」

青年「いや、ちょっとナンパに失敗して」

盗賊(メンタル弱ぇなおい……)

戦士「気落とすな。いい女、きっといる」

青年「ああ、どうもよ。ただ、ホント天使かってくらい可愛かったから……」

僧侶(ん……?)

はよ

僧侶「もしかしてその女の子、小柄で黒髪ポニテではありませんでしたか?」

青年「そうそう! なんだい、あんたら知ってんのかい? もしかしてあんたらも同じクチ?」

盗賊「テメェなんかと同じに……」

戦士「おらああぁぁ!!! なに勇者にナンパなんかしとるんじゃワレエエエェェ!!!? ああ!? お前なんぞがナンパしていい女ちゃうぞぉ!」

僧侶「」

盗賊「」

盗賊「お、おい。その辺にしとけ。気絶してるぞ。」

青年「」

風呂&書き溜めなしだから次は早くて40分後程度です待ってていただければ泣いて喜びます

盗賊「ったく。いくらなんでもやりすぎだっつーの」

戦士「すまん」

僧侶「忘れてましたね……。戦士の性格。危険ですよ」

盗賊「お前も充分危険だけどな」

僧侶「な……、私のどこが危険なんですか!?」

盗賊「お前、前々から『勇者の足の臭いを嗅ぎたい』っていう筋金入りの変態じゃないか」


・・・

僧侶「ねぇ盗賊さん」

盗賊「あ?」

僧侶「勇者様の足…………いいですよね」

勇者ちゃんの生足ペロペロ

盗賊「…………まぁ、綺麗な足だとは思うよ」

僧侶「違います。あのブーツの中を嗅いでみたいという意味です」

盗賊「」

僧侶「ああ……。絶対臭いがこもっていることでしょう……!」

僧侶「顔を真っ赤にして恥ずかしがっている勇者様……。」

僧侶「その羞恥心を煽るようにゆっっっくりとブーツを脱がしていく私……!」

僧侶「涙目で弱々しく抵抗する勇者様、そして私は脱がしきり至福の時間へ…………!!」

盗賊(変態だ。変態がいるぞ)

・・・


盗賊「てな具合に」

僧侶「あのブーツに包まれた素敵な足を見れば誰だって劣情くらい催すでしょう! みんなそうでしょう!?」

盗賊(やっぱり勇者パーティー外れてよかったかもしれん)

>>48
ニーハイ+ロングブーツか生足+ロングブーツどっちかで迷ってるんですが、生足のほうがいいですかね

己のリビドーを信じろ
誰も文句をいうやつはいない!

・・・

勇者(なんか寒気が……)

・・・


僧侶「大体、貴方だって似たようなものじゃないですか!」

盗賊「ハァ? 俺のどこがだよ」

僧侶「貴方も以前から勇者のことを目で追っていたでしょう! チラチラと!」

盗賊「…………」

僧侶「…………」

盗賊「それだけ?」

僧侶「ハイ!」

青年「う……」

僧侶「あ、起きた」

戦士「すまん。熱くなった」

青年「い、いいえ」ガクブル

盗賊「なぁ、さっきの女の子、どこ行ったか知らないか?」

青年「ゆ、行方は知りませんが、あっちの方へ行きました」ユビサシ

僧侶「あっちは、確か住宅街ですね」

青年「ひ、一つだけ宿屋があります。そ、そこにいるかも……」

盗賊「そーかい。どーもよ」

盗賊「さて、目星はついたが。」

僧侶「貴方が先ほど言っていた作戦をお聞かせ願いますか?」

盗賊「おう……」ゴニョニョ

僧侶「むむむ。本当にそれで大丈夫でしょうか」

盗賊「文句があんなら代案を出しな」

僧侶「まぁいいでしょう。それほど無理がある作戦でもないですし」

盗賊「じゃあ作戦通りだ。よし、早速準備するぞ」

勇者(うーん。夜まで宿の窓から観察したけど収穫なし)

勇者(こっちを見付けて手を振ってきりするのはいたって普通の男)

勇者(まぁ周りが住宅街だしいい男を探すのは無理か。明日からはやめとこ)

勇者(そろそろ寝るかな)

勇者「あ、そうだ」


主人「どうした? なんか用かい?」

勇者「ご主人、ホットミルクってある?」

主人「……、あるよ。ちょっと待っとくれ」

勇者「うん。これがないと寝つきが悪くて」

俺もホットミルクもあるよ

勇者「部屋に持ってきてっと」ゴクゴク

勇者「うん。美味しい。ところで」

勇者「なんで」

勇者「戦士が隠れているのかな?」

戦士「……」ノソッ

勇者「諦めきれなくて来ちゃったの? 部屋にすんなり入ってたあたり、あのご主人に協力を依頼したのかな」

戦士「…………その通りだ」

勇者「今すぐ出てってくれれば、何もしないよ」

戦士「………」

勇者「動かないんだね。それじゃあ」

戦士「くるならこい」

勇者「余裕だね。ま、戦士だったら、全力で殴っても大丈夫かな。死にはしないしょ」

勇者「はぁっ!!」ドコ

戦士「……!」

勇者「……え?」

戦士「きかん」

勇者「え? なんで!?」 

勇者(間違いなく全力を籠めたのに!)

勇者(ん? あれ……? 身体が痺れて、きて……!)

勇者「なに、か、盛った……の!?」

戦士「ホットミルクにな」

勇者「はは……は。痺れ薬盛るとかサイ、テー、だね」

戦士「それだけお前と結ばれたいんだ」

勇者「人気者は、つらい、よ……」

・・・

盗賊「なぁ、ご主人。さっき女の子が宿をとらなかったかい? 仲間なんだが、単独行動しちまっててね」

主人「長い黒髪の子かい? それならさっき泊まりに来たが」

盗賊「そうか。夜になったらおそらくホットミルクをねだるだろう」

盗賊「アイツはここ最近飲めてなかったからな。おそらく欲求は高まっているだろう」

僧侶「そしてその際に、こちらの薬を入れていただきたいのです」

主人「薬を?」ジトリ

盗賊「なにもタダでお願いするわけじゃねぇ。――金貨3枚だ」

主人「…………!! わかりました」

盗賊「あとは裏口からコイツが部屋に入る。勇者の部屋は何号室だ?」

主人「まるで拉致するみたいですね。ま、金貨を頂ける以上詮索はしませんが」

主人「203号室ですよ」

僧侶「今お金は渡します。『信用』してますからね……?」

主人「は、はい」ゾクリ

盗賊「こういうのは互いの『信用』が大事だからな」

主人「わかっておりますとも」

・・・

今さらなんですけど、勇者の恰好にリクエストはありますでしょうか
こういう格好だったら萌える、というのを教えていただければ幸いです

因みに自分のなかではミニスカの中にスパッツで上はふっつーの布の服です 生足かニーソかはまだ悩んでいます

どっちでもいいからはよ(;´Д`)ハァハァ
宿の中だから楽な格好だと嬉しい

勇者「どこ、向かって、るの……?」

戦士「……」テクテク

勇者「ずるい、よねぇ。飲ん、だ、私も、馬鹿だけ、ど」

戦士「……」テクテク

勇者「他の、2人、も、噛んでるんで、しょ……? 流石に、戦士、一人とは、考えにくい、し」

戦士「……」テクテク

勇者「あと、ちょっと、いや、かなり、……お姫様抱っこは、恥ずかしいな」カァッ

戦士「……けが人を運んでいるようにしか見えないだろう」

勇者「やっと、喋った……。もうちょっと、ゆっくり、歩いてくれる……?」

戦士「……」テクテク

勇者「……チェッ」

リクエストありがとうございます ローブいいですねぇ・・・ では上記に加えローブとニーソでいきます 
宿なので鎧その他は着けてないということで 話の中に描写を入れる技術がないのでここに明記しときます
(入れれそうだったら一応描写は頑張ります)

これで脳内妄想が捗るぜ・・・!

<歩いて数分の酒場>

勇者(ここは……?)

戦士「着いたぞ」ギイイイイ

勇者(やっぱり、中には盗賊に僧侶……。あとは知らないのが3人ほど……?)

ゴロツキA「お、来たか……。へへへ、成程随分と上玉だねぇ」

盗賊「よう、勇者。戦士、下ろしていいぞ」

勇者「数に頼ったんだ……」

盗賊「まぁ、数っつーか金だな。主人の根回しにこの酒場の貸切、このチンピラも雇った」

チンピラB「金を貰えるうえにいい女とヤレるって聞いてな」

チンピラC「こんな美少女とは思ってもなかったが」

勇者「ふーん……」

チンピラA「旦那。ホントに俺らが最初に頂いてよろしいんですか?」

僧侶「構いませんよ」

チンピラA「へへへ。それなら……」

勇者「ねぇ。私の職業知ってる?」

チンピラ's「へ?」

勇者「勇 者 な ん だ よ ?」ドゴォ!!

チンピラA「ふぎゃああーーー!!!???」バタリ

チンピラB・C「え…………?」

勇者「あの痺れ薬、原液のまま今まで何回喰らってきたと思ってるの?」

戦士「そういえば、すぐに言葉の途切れが無くなっていったな」

勇者「そ。思ったより早く治ったから、戦士にわざわざ『ゆっくり、歩いてくれる……?』」

勇者「なんて頼まなくてもよかった」

チンピラB「ちょ、ちょっと待てよ……。こんなの聞いてねぇよ!」

チンピラC「もっと楽なんじゃないのかよ!?」

勇者「さて。3人には積もる話もあるから」

勇者「チ ン ピ ラ か ら い こ う か」

チンピラB「く、くそっ! くるなら来い!!」

チンピラB(大丈夫だ。あんだけ腕、いや、全体が華奢なんだ。Aはあたりどころが悪かっただけ!)

勇者「ふんっ!」ドゴォ!

チンピラB「がっ……!」バダン!

どうやって犯すんだよこのバケモン…

>>71
そりゃあ当然正攻法であれですよあれ

チンピラC「お、おい! B!!」

チンピラB「ぐぅあ……!」

勇者(……! 気失ってない……!?)

僧侶「フフフ……」

勇者(マズイなぁ……。あんなの一撃で倒せないんじゃ、流石に、あの3人はキツイかも……)

勇者(とりあえず……頭に蹴りいれてっと)

チンピラB「」

僧侶「大丈夫ですか? 調子悪そうですよ? 息も上がってますし」

勇者「ハァ……ハァ……」

勇者(確かに、体が重くて、喉が渇く……?)

僧侶「効いてきましたね?」

勇者「ははは……。痺れ薬以外にも、何か盛ってたの?」

僧侶「そりゃあ。あんなのだけでどうこうできるとは思ってません」

勇者「……っ!」

盗賊「まぁ強いて言うなら、その悔しそうな表情を見るために盛ったって感じだな」

戦士「いい表情だ」

勇者「くっ……!」

勇者「ハァッ!!」ヒュッ

盗賊「っ!」ガシッ

盗賊「っぶねー。やっぱな。素の筋力なんてこんなもんだからな、勇者は」

僧侶「筋肉のない体を膨大な魔力で無理矢理強化してますからね。集中が乱れるとこんなものです」

という設定です

はよ

チンピラC「ま、マジかよ……。なら……」

盗賊「お前はもう寝てろ」ガスッ

チンピラC「」

勇者「は、離せ……!」

盗賊「うん? ……ホラよ」

勇者「うわ!」ドサッ

勇者「近寄るな……!」

僧侶「もう今の貴女には見た目相応の力しかないんですよ?」

勇者「う、うるさい……!!」

今日はここまでです お読みくださった皆様、本当にありがとうございました
続きは明日の夕方以降を目処にしています 深夜速報なのに日付すら変わっていないのに申し訳ありません・・・
集中力がもうキツイです・・・

乙!続き全裸でまってる

再開

戦士「フンっ!」

勇者「あっ、ちょ、離して!」

勇者(ヤバ……! 羽交い絞めされて、動けない……!)

盗賊「ふん。よーやっとここまで来たなぁ。んじゃ早速……」

僧侶「いや、ちょっと待ってくださいよ。貴方が一番と決まったわけじゃないでしょう」

盗賊「ん……?」

僧侶「…………」

盗賊「わーったよ。潔く順番決めようじゃねぇか」

戦士「……」スッ

勇者「ひうっ!?」ビクン

勇者「ちょ、ちょっと、いきなり乳首……!」

戦士「どうせ俺は除け者だからな。なら少しでも感じさせておく方がいいだろう」

勇者「へ、へぇ。戦士にしては、頭使った……ふぁっ!」

戦士「服の上からでも随分と感じるんだな」クニクニ

勇者「~~っ! それは薬でぇっ!」

戦士「ふん。それもそうだな」コリコリ

勇者「あ、うあぁっ! 両方、ダメェ……!!」

戦士「……」

勇者「無言で弄るの、やめてよ……」

戦士「なんだ。言葉責めが好きなのか?」

勇者「そ、そうじゃないけどぉ……!」

盗賊「よしよし。結局俺からだな」

盗賊「って、おい戦士! 何勝手に始めてんだよ!」

戦士「愛撫はするに越したことはないだろ」

戦士「乳首責めだけで大分キテるが」

勇者「ぁっ! そ、そんなことないぃ……!」

盗賊「おーおーなんだよ」

盗賊「凛々しく見詰めちゃって。俺は敵かぁ?」

勇者「当たり前でしょ!?」

盗賊「フッ。悲しいねぇ。オラ、口開けろよ」

勇者「……!?」

勇者(口に舌、入れられて……!?)

勇者(こ、こんなの噛み千切って、噛み、千切ってぇ……?)

勇者(何これ……? 舌で私の舌絡み取られて、歯茎舐められて……!)

勇者(頭、真っ白……、に、なってくぅ…………)トロン

僧侶「凄いですねぇ、貴方のキステク」

盗賊「フン」

勇者「う……あ…………」

勇者(お、わった……)

盗賊「伊達に経験人数多くねぇからな。こんな生娘なんてイチコロよ」

僧侶「戦士、もう降ろしていいでしょう。全身に力が入っていません」

戦士「ホラよ」

勇者「痛っ……!」ドサッ

盗賊「股の方はどうだ?」

勇者「ひうっ!」

盗賊「うっわ。スパッツベチャベチャじゃねぇか。いくら薬っつっても酷過ぎじぇね?」

勇者「やめ、ろぉ……!」

盗賊「そんな力無い腕で抵抗されてもなぁ?」ニヤリ

勇者(直で触られてるわけじゃないのに……!)

勇者(なんで、私の体……!?)

勇者「あぅ、ふっ、ぃやぁ……!」

盗賊「段々感じ方が大きくなったな」

僧侶「そろそろイくのでは?」

勇者「イ……くぅ……?」

勇者(なにか、く、るぅ……!! ダメ、ガマ、ン……!)

僧侶「意外と粘りますね」

盗賊「見てな。ここを少し強く擦れば……」

勇者(ああっ!? 待っ……)

勇者「ふあああああああっっ!!??」ビクン

勇者「ふっ……、あぅあ…………」

盗賊「イったな」

盗賊「どんな気分だよ。嫌がってた相手に無理矢理達せられた気分は」

勇者「……」

勇者「魔法使えたら……、君、よかったんだけど、ね」

盗賊「減らず口を……。おい、僧侶、戦士。ヤっちまっていいぞ」

戦士「それじゃあ、早速」

勇者「ひっ、なにそれ……、おっき……」

戦士「ふんっ!」

勇者「がっ……!」

勇者(うぁ……、本当に、挿れられた……。)

勇者(私の……初めて……)

勇者「や、やめ、うあぁぁああ!? な、にこれえええぇぇえ!!??」

盗賊「乱れまくってんなぁ」ニヤ

戦士「目一杯突いたら酷いな……」

勇者「あぁ! うぁあ!! ひぎぃ!?」

盗賊「もう喘ぎ声以外出てないな」

戦士「勇者、どんな気分だ?」

勇者「……あはぁっ……ひぁっ……、とめ、ひっ……!?」

僧侶「喋れないみたいですね。少しストロークを緩めてみたらどうです?」

勇者「あっ、ふぁ……! うっ、ハァ、ハァ……」

勇者「い、イヤ……よ」

盗賊「チンポの感触はどうだ?」

勇者「……っ。な、なんともない……!」

盗賊「素直じゃねぇなぁ」

戦士「じゃあ、これならどうだ?」

勇者「な……、何?」

盗賊「お、騎乗位か」

戦士「これで、手を放せば、『なんともない』なら逃げれるはずだろ?」

勇者「んはぁあああっ!? 」

勇者(ふ、深いぃぃい……!)

戦士「どうだ?」

僧侶「どうしました? 勇者様。逃げないのですか?」

勇者「ちっ、ちがっ……! 動くからぁ……!」

盗賊「へえ? じゃあ気持ちいいってことか?」

勇者「くはぁああぁあっ! ちがう、ちがうぅぅうううっ!」

戦士「……そろそろだ。出すぞ……、勇者……!」

勇者「いやあぁぁあ! 待って、待っ……!」

戦士「くっ、ふっ……!」

勇者「~~~~~!!!」

勇者(にかい……も……)

盗賊「オラ、何こんぐらいでへばってんだ。次は俺だ。相手しろや」

勇者「嫌ぁ……」

盗賊「嫌がってんじゃねえよ。3人分の精液流し込んでやるからな」

勇者「3人……!? う、そ!」

盗賊「大マジだよ」

盗賊「3人分注ぎ込めば魔法も使える、頭もいい、体も強い子が生まれるかもしれねぇだろ?」ニヤリ

勇者「そん、な……!」

盗賊「つーわけだ。オラぁ!」ズブッ

勇者「ふあああぁぁああ!」

勇者(もう…………、もう無理ぃ……)

僧侶「ではそろそろ私も……」

僧侶「盗賊、勇者様の顔をこちらへ向けてください」

盗賊「こうか?」グリッ

勇者「うあっ」

僧侶「では勇者様、ブーツを脱がしますね……?」

勇者「えっ!?」

盗賊(羞恥責めもありかもしれねーが)

戦士(目がヤバいな)フウ・・・

勇者「だ、だめぇ……」

僧侶「フフフフフフ、何がダメなんですか? 言ってみてくださいよ」

勇者「えっ!? そ、その……」

僧侶「言わないと一気に脱がせますよ?」

勇者「~~~~!」

勇者「言う…………。言うから…………」カァッ

勇者「………………い、一日中履いてて……」

勇者「臭い、こもってる、から……。恥ずかしいからぁ……!」

僧侶「よく言えましたね」

僧侶「では、『ゆっくりと』脱がしてあげましょう」

勇者「えぇっ!? そ、そんな……!」

僧侶「フフフフフフフフ。少しづつ、臭ってきましたよ」

勇者「いやああぁぁぁあ! やめてえええぇぇぇえ!」

僧侶「先程までとは違い日常的な羞恥の表情というのもいいですねぇ」

勇者「~~~~~~~!!!」

僧侶「少しづつ、濃くなってきましたねぇ」

勇者「やめ……、やめてよぉ……」

盗賊「いい加減早くしろや。こっちはお前のために挿れたままじっとしてんだぞ」

僧侶「しょうがないですねぇ。では」スッ

勇者「うっ……」

勇者(熱もこもってたから、涼しくなった、けど)

僧侶「いい臭いですよ。勇者様」

僧侶「勇者様の体温に、汗のべたつき感、臭いもよくて最高です……!」スンスン

勇者「嗅がな、嗅がないでぇ……!」

勇者(もう、もうイヤ……!)

勇者(服の上からの責めで達して、ファーストキスも奪われて……)

盗賊「おい、もういいか」

僧侶「仕方ありません。また後にしましょう」

勇者(初めても、中で出されて……)

盗賊「おい、どうした勇者?」

勇者(足の臭いまで嗅がれて……、感じてるのもうとっくに分かられてて……)

勇者(もういや……)ボロボロ

盗賊「……泣いちまったか。むしろよく耐えてきたぜ。そこは腐っても勇者か?」

勇者(もう、いいや……)

勇者「もう、いいよ……。どうにでも、して」

盗賊「……そうか。じゃあ、遠慮なく!!」

勇者「ふぁ、あ、ぅああぁぁぁあ!!」

勇者(どんな……)

勇者(どんな子が生まれるんだろうな……)


・・・

あとはエピローグ

僧侶「というのが切っ掛けとなった出来事です」

僧侶「いかがでした?」

勇者(子)「迂闊に親のことを聞かないほうがいいと思った」

勇者(子)「え? 何? 無理矢理だったんですか?」

勇者(子)「もっと純情なものを思ってたんですけど」

僧侶「いやぁ。今は4人幸せですからいいじゃないですか。一妻多夫制最高」

勇者(子)「お母さん……」

僧侶「しかし……。勇者(子)様も本当に美しくなられた」

僧侶「母君の生き写しそのものですな」

僧侶「華奢な体つきなど、母君の血だけで我々の血は結局ありませんでしたが」

勇者(子)「いや、それほどじゃないですって……。僧侶さんのほうがよっぽど……」

僧侶「そう! その謙虚さ!」

勇者(子)「へ?」

僧侶「母君の唯一の欠点と言えた性格までも良くなって!!」

僧侶「箱入りお姫様のようですぞ!」

勇者(子)「な、なんですかそれ……」

僧侶「我々も母君に言われた欠点を直そうと奮闘してきました」

僧侶「盗賊は魔法を習得し、戦士は勉強をして頭も随分よくなりました」

僧侶「私も体を鍛え細マッチョ系になることができました!」

勇者(子)「お、お疲れ様です」

勇者(子)「そ、僧侶さんは若々しいですしね」

勇者(子)「30代でしたよね? 20代に見えますよ」

僧侶「惚れてしまいましたか?」フフン

勇者(子)「い、いや、そういうわけでは……」

僧侶「つまりは2人がもし子供を作れば……?」

勇者(子)「はえっ!? い、いや、それはダメです! できません!!」

僧侶「生まれてくる子供も幸せだと思うのですが」

勇者(子)「い、いえ! そうではなくて」

僧侶「近親相姦くらいそれほど珍しくはないでしょう?」

僧侶「そもそも血のつながりは三分の一ですしねぇ」

勇者(子)「あ、あの……」

僧侶「何か他に問題でも?」

勇者(子)「ありますよ! ボク、一応男ですよ!?」

者(子)「いくら男っぽくないからって、酷いですってぇ!」

僧侶「……いいですか。勇者(子)様」

僧侶「貴方様は母君と同じ、人智を超えた美しさを持っているのです」

僧侶「その美しさの前には性別などなんの問題にも……」

勇者(子)「なるよ!? すごくなるよ!?」

僧侶「……いいですか。勇者(子)様」

勇者(子)「なんか諭されてるみたいなんだけど!」

僧侶「勇者(子)様=美しい 美しさ=性別を超える」

僧侶「つまり勇者(子)様は性別を超越した御方なのです!!」

勇者(子)「超えてない! 男!」

僧侶「私は貴方様と結ばれたいのに!」

勇者(子)「息子に何言ってるの!?」

勇者(子)「というか最初の名目の『子供を作る』のが無理でしょ!?」

僧侶「いいんです! 大丈夫です! こうなったら、いざ!」

勇者「ちょ、待っ……」


END 諸々すまん

某スレで実況されてて心底ビビったわ なんかもうよくわからん

みんなの暇つぶしにまとめられてた。途中で投げたとはいえ、半端な状態でまとめられたのには何かガッカリだから続きを書くよ。

>>23
からの続きね。

勇者(こんなところに町があるんだ。小さい町だな。なんか泥とも違うし何だろう?あぁ、硫黄か?硫黄の匂いがする。
そういえば寂れた温泉街があるって聞いたことあるなあ。
色々疲れたし)
勇者「泊まってリセットするかな」

勇者(路銀はあるし、良さそうな温泉宿に泊まっちゃおう。大きなお風呂で手足を伸ばしたいなあ。
けど、旅行客いないね。場所が場所だから仕方ないよね。
綺麗な宿だし、ここにしよう。)

勇者「すみません」

宿屋のオババ「はい、いらっしゃいね」

勇者「今晩、泊まりたいんですが」

オババ「ありゃお客様なんて珍しいね。1ヶ月ぶりかねぇ。えぇえぇ、どうぞどうぞ」

魔王(方向はあってるよな。あ!見えてきた。硫黄の匂いもするしね。
門番は硫黄の匂いを嗅ぐと三日間は寝込むって行ってたっけ?
勿体無いよなあ。
それにしても人がいないね。旅行客なんか影も形も無いや。
『あはは、我が名は魔王。人間など影も形もなくしてやる!』なんてボクには似合わないよね。
さてと温泉温泉。ん?宿は、ここだけかな?ここにしよう)

魔王「こんばんは」

オババ「はい、いらっしゃいね。」

魔王「部屋は空いてますでしょうか?」

オババ「空き過ぎなほど空いてますよ」

魔王「じゃ、1人です。お願いします」

オババ「1ヶ月ぶりに、お客様が来たと思ったら立て続けだとはねぇ」

魔王「やっぱり、危険地帯ですし少ないですか?」

オババ「ああ、少ないね。昔は湯治客もいたけど、ああいうのは年寄りばから。わざわざ危険な場所には来ないよ。魔王っていうのが身の丈10メーターの化け物だっていうんだ。そいうらの部下も滅茶苦茶強い。特に門番はダビデ像みたいな体つきで何やらニャニャと魔法を呟いて兵士のお尻を触ってくるらしい、それを食らうと足腰が一瞬動かなくなるとか。
恐ろしい話しだよ」

魔王「こ、怖いですね」(ボク、1メーター70なんだけどなあ。
門番はなにやってるんだか)

勇者(やっぱり良い宿だなあ。魔王を倒す為の旅と違って、気が楽だ。
食事前に、さっそく温泉に行こうかなあ)
勇者「タオルは持った。着替えも持った。」
よし行こう


~~~~~~
魔王(お客さんはボク以外に1人か。会った時にはきちっと挨拶しなくちゃね。良い人だといいなあ。怖い人は嫌だよね。
食事までに時間あるし、ひとっ風呂浴びるかな)
魔王「よし、行きます」
(ここを抜けて、えっと大浴場はここだな。よぅし、着替えてっと。あれ?先に誰かいるみたいだ。話しに聞いたお客さんかな?)

>>121
誤字
年寄りばから→年寄りばかり

そいうらの部下→そいつらの部下

勇者(あれ、誰か入って来た。客は私だけの筈
って。
湯気で見えないけど
女の人にしては少し背が高い様な)

魔王(お客さんか、挨拶しなくちゃ)

魔王「こんばんは」

勇者(声が少し、可愛らしいけど男の人っぽいよね?私は湯の中だから体は見えないけど、どうなの?)

勇者(男女別れてたよね?混浴じゃないし。
でも挨拶しとくかな?)
勇者「こんばんは」

魔王(あれ、女の子か)
【編集注・魔王は女性経験はありませんし、女性と風呂に入ったことはありません。魔王なので1人で風呂に入ります。男湯女湯の概念はありません。若干の羞恥心はあります。】

勇者「ここ、女湯なんで出来れば男湯に行ってくれませんか?」(変なことしなけりゃ許そう。トラブルはやだし)

魔王「女湯?ああ、ここが噂に聞く女湯ですか?へえー」

勇者(ふざけてるの?正当防衛だよね?)中級魔法ドーン

魔王(いきなりなんで魔法を?)片手で魔法を消す。


勇者(え?普通ならぶっ飛ぶ筈なのに。片手で、こいつ強い。)

魔王(なんて魔力だ詠唱も無しに、この威力。しかも手抜き。この子、強い。)

魔王(ああ、人間は男女分かれて、お風呂に入るからか。ということはボクが悪いのか。)「すみません、どうも入り口を間違えたみたいで失礼します」

勇者(まあ、身体を見られたわけじゃないし、良しとするか。それにしても、あの魔法を消せるんだから相当強い。魔力だけかもしれないけど、試してみるかな。)

~~~~~
魔王(それにしても強い魔力。手が痛いや。)

食堂にて。

勇者「先ほどは、すみませんね」

魔王「こちらこそ、すみません」

勇者(凄く綺麗な人だな優しそうな顔してる。華奢な身体だから魔法専門かな)
魔王(凄まじい魔力を秘めてるのに、細い身体ですね。まだ幼げな感じですが目力が強いな。今まであまり会ったことのない可愛らしいタイプだなあ)

魔王「それにしても、凄い魔力ですよね?冒険か何かされてるんですか?」

勇者「冒険かな?かっこつければ、世界平和のため。
貴方も魔力は凄いじゃない。名のある魔導師さんとか?」

魔王「しがない旅人ですよ。世界を平和にするだけの力があれば嬉しいんですけどね」

勇者「ところで、貴方名前は?私は勇者」

魔王「ボクは魔王です。よろしく」

勇者「ねぇ、夕飯の一杯を賭けてちょっとした勝負をしない?」

魔王「勝負ですか?ただ、あいにくボクはお酒がダメでして」

勇者「あ、そうなんだ。私もダメなの。ジンジャーエールで、どう?」

魔王「無茶苦茶な勝負でなければ」

勇者がゆっくりテーブルに肘をつけて、手をグーパーする。

勇者「腕相撲。どう?」

魔王「ボクはかまいませんが」

勇者「利き腕は右?」

魔王「はい、ですが、大丈夫ですか?」

勇者「女で1人旅するくらいだから弱くは無いわ。言い訳しない様に本気できて」

魔王「わかりました」

魔王(先ほどの魔法から考えて、腕相撲も強いのかも。気をつけていきますか。でも適当なところで負けてあげるべきですかね?)

勇者(腕相撲も強かったら、候補よね)

勇者「じゃ、いくわよ」

魔王「はい」

勇者「レディゴー」

魔王(痛、なんて力だ。)
勇者(動かないわね。強い。)

魔王(これ、わざと負ける前にやられるかも。)

勇者(こいつ何者?魔力にしろ腕力にしろ強過ぎ。)

魔王(でも不思議ですよね、腕は細いし、それでも鍛えてるのか柔らかいながら筋肉はありますね。指も細いですし、それに)「綺麗な指だなあ」

勇者「ふぇぇ!!」

手をバンッと離して顔を真っ赤にする。

魔王(あ、口に出ちゃったか)
勇者は顔を真っ赤にして、食堂から飛び出した。
魔王(変なこと言って怒らせちゃったかな?それにしても手が痛いや。あんな柔らかくて細い手なのに)

勇者(逃げちゃった。別に逃げなくてもいいのに。なによいきなり、綺麗な指だとか。)ぐぅぅ
勇者「お腹空いちゃったな」

魔王(あ、勇者さん戻ってきた。)
魔王「さっきは、いきなり失礼なことを言ってすみません」

勇者「綺麗は誉め言葉だから失礼じゃないよ。いきなりだからビックリしただけ。こっちこそ勝負の途中で逃げて、ゴメン」

魔王「勝負中に、余計なことを言ったのがマズイんです。こちらの負けにして下さい」

勇者「ううん。勝負を途中で投げたのは私だから私の負けだよ」

魔王「お風呂の件もありますし、勝ち負けは抜きにして私に奢らせて下さい」

勇者「私の負けだよ。だから私が奢る」

結局、どっちが奢る奢らないで揉めに揉めた。
魔王「では、ジンジャーエールは御馳走になります。食後に部屋で私の持っている国の御菓子を御馳走しましょう」

勇者「仕方ないね。そこに落ち着かせてもらうよ」

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