勝太「ヒマだしガチデッキでデュエルするか。」 (25)

軽い思いつき。
すぐ終わります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410771519

ホカベン「ガチデッキ?いつも使ってるデッキとは違うんだべか?」

勝太「ああ。いつも使ってるデッキとは違って、本当に勝つことだけを考えて作ったデッキだ。」

ホカベン「なんでそのデッキをいつも使わないんだべ?そんなデッキならべんちゃん先生やコジローにも勝てたんじゃ・・・?」

勝太「テレビ的な問題があるんだよ。朝っぱらからあんなひでぇデュエルしてたら親御さんから苦情が来ちまうだろ?」

ホカベン「は・・・はぁ・・・?」

勝太「つーわけで、よーしぶっちゃけ!やるぞー!」

ぶっちゃけ「負けないんだな!!」

勝太&ぶっちゃけ「「デュエマスタート!!」」

勝太「俺の先攻だ!ロマネスクをチャージしてエンド。」

ホカベン「見たこと無いカードだべ。るるちゃん、あれは何文明のカードなんだべ?」

るる「多色クリーチャーよ。2種類以上の文明を持ってるクリーチャーなの。」

ホカベン「へー。そんなカードがあるんだべな。どうして誰も使わないんだべ?」

るる「テレビ的なことがあるからでしょ?パックに入ってないカード使ったら販促アニメにならないじゃない。」

ホカベン「るるちゃんが何を言っているのかわからないべ・・・」

ホカベン「今度はシールドの上にカードを置いたべ?るるちゃんあれは?」

るる「城カードよ。シールドを要塞化することで場に出現し、そのシールドを破壊されるまで場に残るの。」

ホカベン「へー・・・いろいろなカードがあるんだべな。」

勝太「じゃあ俺のターン!ドロー!ノーブルエンフォーサーをマナに置いて呪文、フェアリーライフ!」

勝太「これで1マナ増やしてターンエンド!」

ぶっちゃけ「俺のターン、ドロー!この瞬間海底鬼面城の効果発動!勝太、カードを引くか選ぶんだな。」

勝太「うーん・・・まあ手札欲しいしいっか。俺は引くぜ!」

ぶっちゃけ「わかったんだな。なら俺ももう1枚ドローなんだな!」

ホカベン「2人は何をしているんだべ?」

るる「海底鬼面城の効果よ。ターンの始めにドローする時、相手もカードをドローすることが出来るの。で、そのときに相手がドローした場合、自分はもう1枚引くことができるのよ。」

ホカベン「へー。よくわからないべ。」

ぶっちゃけ「俺はマナにソルハバキを置いて、オボロカゲロウを召喚なんだな!」

ぶっちゃけ「効果で自分のマナにある文明1枚につきデッキから1枚引き、手札をデッキに戻すんだな!」

ホカベン「?結局デッキに戻すんなら意味無いべ?」

るる「いや、ぶっちゃけさんの狙いは・・・」

ぶっちゃけ「俺のマナには自然、光、水、闇の4枚があるから、俺は4枚引いてデッキに戻すんだな!これでこのターン6枚のカードを引いた!!」

勝太「!」

ぶっちゃけ「グラビティゼロ発動!!天災超邪クロスファイア2ndをタダで場に出すんだな!!」

ホカベン「マナも使わずにクリーチャーが出たべ!?」

るる「グラビティゼロよ。条件さえ揃えばマナを使わずに場に出せるクリーチャーなの。」

ホカベン「それはすごいべ。それにしても2ターン目からあんな強いクリーチャーが出るなんてすごいべ。」

るる「ガチデッキ同士のデュエルならよくあることよ?」

ぶっちゃけ「クロスファイアはスピードアタッカー!勝太のシールドをWブレイクなんだな!!」

勝太「くっ・・・シールドトリガー!ドンドン吸い込むナウ!!」

ホカベン「酷い名前だべ!?」

るる「でも効果は強力よ!」

勝太「効果でデッキから5枚のカードを見て、その中から1枚を手札に!俺が選ぶのはフェアリーシャワーだ!」

勝太「さらに手札に加えるカードが火文明か自然文明だった場合、クリーチャー1体をバウンス!対象はクロスファイアだ!」

ぶっちゃけ「く・・・次のターンヒラメキするつもりだったのに・・・!」

勝太「もう1枚!シールドトリガーフェアリーライフ!1マナ増やすぜ!」

ぶっちゃけ「く・・・ターンエンドなんだな!」

勝太「俺のターンドロー!イントゥザワイルドを置いて呪文フェアリーシャワー!デッキから2枚見て1枚をマナ、もう1枚を手札に!!」

勝太「さらに呪文ピクシーライフ!効果で1マナ増やしてターンエンドだ!」

ホカベン「ぶっちゃけ君もすごいけど勝太君もすごいべ・・・たった4ターンで7マナも・・・」

るる「7マナくらい簡単よ。初手でライフ4枚手札にあればすぐできるじゃない。」

ホカベン「それができたら苦労しないべ!?」

るる「ガチデッキっていうのはそういうものよ。」

ホカベン「わけがわからないべ・・・」

ぶっちゃけ「俺のターン!ドロー!勝太!鬼面城の効果は!?」

勝太「うーん・・・手札にカゲロウあったらまたあいつ出てくるし、使わないぜ。」

ぶっちゃけ「わかったんだな!なら俺はニンプウタイフーンを置いて、予言者ローランを召喚なんだな!こいつは自分のシールドの数だけコストが下がるんだな!」

ホカベン「つまりコスト7のクリーチャーだから、2マナで出せるんだべな。」

るる「そうね。でもこのタイミングでローラン・・・よほど手札が悪いのかしら。」


ぶっちゃけの手札

・クロスファイア

・ドラゴ大王

・ヒラメキ


ぶっちゃけ(くぅ・・・ 手札のドラゴ大王がいらないんだな・・・でも次のターンにはヒラメキも打てるし・・・ここをしのげば・・・)

ぶっちゃけ「ターンエンドなんだな!!」

勝太「俺のターンドロー!!俺はボルシャックスーパーヒーローをマナに置いて、呪文セブンスタワー!」

勝太「元々1枚しか増やせないけど、メタモーフが発動するからデッキから3枚置けるぜ!」

ホカベン「3マナで3マナ増やしたべ!?インチキ効果もいい加減にしろだべ!!」

るる「いえ、メタモーフの効果よ。あのカードは、自分のマナが7マナ以上あれば元々の効果と違う効果が発動するの!」

るる「だから元々の1マナ増やす効果の代わりに3マナ増やす効果が発動したのよ!」

勝太「さらに俺は7マナで、ボルバルザークエクスを召喚するぜ!!」

ぶっちゃけ「!?」

ホカベン「ええ!?ボルバルザーク!?禁止カードじゃなかったんだべか!?」

るる「(それは知ってるのね・・・)あれはよく似てるけど違うカードよ。」

るる「あれは召喚時に自分のマナをすべてアンタップする、つまりもう一度マナが使えるようになるカードなの。」

ホカベン「コートニーオトマクットでよくないかだべ?あっちなら単色で出来るべ。」

るる(なんでそんなピンポイントなところは知ってるの!?)

勝太「効果で俺の11マナがすべて復活するぜ!!」

ホカベン「11マナって・・・まさか!?」

勝太「行くぜ!!俺は11マナで、『必勝』の頂カイザー『刃鬼』を召喚!!」

ホカベン「なんかすごいの出たべ!?」

るる「さすが勝っちゃん!たった5ターンで刃鬼を出すなんて!!」

勝太「効果で相手のシールドの枚数ガチンコジャッジ!計5回だ!!」

ホカベン「ガチンコジャッジってなんだべ?」

るる「自分と相手のデッキの1番上を見て、そのカード同士のコストを比べるの。で、コストが大きいほうが勝ちってこと。」

勝太「久しぶりだな・・・ガチンコジャッジ!!」

ぶっちゃけ「コスト重いカードばっかりだし、なんとかなるはず・・・ガチンコジャッジ!!」



勝太・ダイハードリュウセイ コスト8

ぶっちゃけ・ダイヤモンドソード コスト3



ぶっちゃけ「そんな・・・!?」

勝太「2回目!!」



2回目

勝太・ホワイトグリーンホール コスト4

ぶっちゃけ・オボロカゲロウ コスト2



3回目

勝太・レディオローゼス コスト10

ぶっちゃけ・スネーク コスト8



4回目

勝太・アポカリプスデイ コスト6

ぶっちゃけ・ヒラメキプログラム コスト3



5回目

勝太・ピクシーライフ コスト2

ぶっちゃけ・ザストロングスパイラル コスト2



ホカベン「コストが同じ場合はどうなるんだべ?」

るる「この場合は、ガチンコジャッジを仕掛けたほうの勝ちになるわ。」

勝太「よし!俺が勝った回数は5回!よって効果で墓地、マナ、手札から5体までハンターを呼べるぜ!!」

ぶっちゃけ「ま・・・まさか!?」

勝太「まず1枚目!マナから、永遠のリュウセイカイザー!!」

勝太「2枚目!不敗のダイハードリュウセイ!!」

勝太「3枚目!ボルシャックスーパーヒーロー!!」

勝太「4枚目!!2体目のカイザー『刃鬼』!!」

勝太「これで最後だ!!5体目!!勝利宣言鬼丸『覇』!!!」

ぶっちゃけ「あ・・・あああ・・・」

勝太「リュウセイの効果で俺のクリーチャーはすべてスピードアタッカー!!一斉攻撃で俺の勝ちだー!!」

ぶっちゃけ「ぎゃああ!!!つ・・・強すぎるんだな・・・」

勝太「でも俺も、あのシールドトリガーがなかったら結構やばかったけどな!」

ぶっちゃけ「手札にも吸い込むナウあったくせに・・・」

勝太「あ。ばれてた?よーし!体もほぐれたしホカベン!デュエルしよーぜ!」

ホカベン「勝太君・・・本当に強い人って・・・そんなデッキを使ってる人ばっかりなんだべか・・・?」

勝太「ああ。多分コジローやルシファーもガチデッキ持ってると思うぜ?」

るる「この辺は子供ばかりだからそうでもないけど、大きい大会とかだとみんな使ってるわよね。」

ぶっちゃけ「いつものデッキじゃ恥ずかしすぎて大会なんて出られないんだな。」

ホカベン「・・・・・・」

勝太「?ホカベンどうした?」


















ホカベン「俺デュエルやめるべ。」




一同「!?」

その後・・・ホカベンは2度と俺たちの前に姿を現さなかった。

自分の目指していたデュエマ界が、シビアで、とても自身の手の届かないところにあることに気付いてしまったのだ。

そして顔も合わせることもなく、ホカベンは卒業した。

だけど高校に入ってホカベンは、夢だと語っていた甲子園でみごと優勝したらしい。

あいつはきっともっとすごいやつになる・・・

だからあそこでデュエマから離れたのは正解だったのかもしれない・・・

~終わり~






































ぶっちゃけ「なんなんだなこのオチ。」

なんでもよかったのでデュエマのss書こうと思って考えた結果、
このスレタイと、ホカベンがデュエマやめるというオチだけ浮かびました。
ちなみに二人の使ったデッキは適当にvaultで調べました。
もっとデュエマのssが増えることを願っています。

なお、海底鬼面城の効果を勘違いしていたもよう

>>15
うわほんとだ!いまwiki見てびっくりしました!
今まで勘違いしてた・・・

てかヒラメキ1shotなら2nd殴らなくてもいい気がする

>>20
あ、アニメなら殴ってるとこですし・・・

勝利の弟だっけ?

>>22
勝舞君の弟ですよ

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