【艦これ】提督「安価で暁にアプローチを試みる」暁「その2!」 (827)

○安価は場合によっては1つ下ずらし。R-18ネタ、過度な残酷ネタや下ネタ、意味不明レスなどで安価を取られたら発動します
 ・過度、意味不明かどうかは>>1が独断で判定します。良識ある範囲でよろしくお願いします

○キャラクターの口調、性格が崩壊する恐れあり
 ・意図的なキャラ崩壊(電のぷらずま化など)は避けますが、>>1の力量不足により起こる可能性があります

○不定期更新


前スレ:【艦これ】提督「安価で暁にアプローチを試みる」
【艦これ】提督「安価で暁にアプローチを試みる」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406735992/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410704720

<主要人物>

【提督】
暁に一目惚れした。多分ロリコンではない。割と変態

【暁】
ごく最近着任した。提督の猛アタックにより陥落。提督の希望により電と交代制で秘書艦をするようになった

【響】
割と初期に着任した、暁型のブレイン。ポーカーフェイスだが実は怖い話が苦手

【雷】
響とほぼ同時期に着任した、暁型のツッコミ役。しっかりもので、姉妹の世話を焼くのが好き

【電】
提督の初期艦かつ秘書艦。生真面目な性格だが、提督とは軽い冗談や悪口を言い合える仲



<インパクトのある方々>

【比叡】
カレーの隠し味にサルミアッキを投入し、その味で提督をうならせた。基本的には常識人のはず

【青葉】
面白い場面に出くわすと癖で写真を撮る。一応空気は読める。イベントの企画が得意らしい

【卯月】
その発言、行動は周囲の人間を惑わす。悪気は無いっぴょん。司令官と暁がくっついたのはある意味うーちゃんのおかげっぴょん!

提督「たまらんな」

暁「へ、へんたい…」

提督「正直ただの思いつきだったんだが、とても実りのある楽しい作戦だった」ウンウン

暁(私もちょっと楽しかったけど…私はへんたいじゃないもん…)

提督「変なことに付き合わせて悪かったな。もう椅子になるとか言わないから安心してくれ」

暁「そ、そっか…」

提督「ほら、椅子返すよ」スッ

暁(またやってみたいなんて言えない…)


… … … … … …

翌日

―提督執務室―


提督「暁に変態って言われてしまった」

電「何かしたんですか?」

提督「椅子になってみたんだ…」

電「ほ、本当に実行したんですか…それなら言われても仕方ないのです…」

提督「暁に変態と言われるのも悪くないんだが、俺は変態じゃないからな」

電「はいはい…」

電(どこからどう見ても変態さんです…)

提督「だんだん調子が上がってきた気がする。次は↓2をしようと思うが、どう思う?」

提督「暁とドライブに行きたいと思うんだが、どう思う?」

電「あ、あれ?」

提督「ど、どうした?駄目か?」

電「いえ、その…予想外に普通だったので、ちょっとびっくりしたのです」

提督「そうか、普通か…もうちょっと頭を捻らないとな…」

電「わ、わー!そうじゃなくって、もっと変なことを言うと思ったので安心したってことです!」

提督「変って、失礼な…俺は常に真面目なことしか」

電「椅子」

提督「はい」


… … … … … …

翌日

―ガレージ―

ガラガラ・・・

暁「わあ…なんか秘密基地みたい!」キラキラ

提督(可愛いこと言うなあ)

提督「暁はこの車に乗るのは初めてだな」

暁「うん!ねえ、どこに連れて行ってくれるの?」

提督(あ、ドライブとしか考えずに作戦開始してしまった…どーしよ)

提督「ま、まあ、とりあえず乗ってくれよ」

暁「はーい」

提督(どーすっかな…そうだ、↓2にでも行くか)

ガチャ、バムッ

提督(そうだ、海…海岸がいい)

提督「よし、行くぞ」

暁「しゅっぱーつ!」

キキッ、ブロロロロ・・・

暁「……で、行き先は教えてくれないの?」

提督「まあ落ち着けって。ドライブはまず車からの景色を楽しむものだ」

暁「そっか!」

提督「………」

暁「ふんふふん♪」

提督「……暁、お前にとって海ってなんだ?」

暁「唐突ね…私にとっての海?」

提督「ああ、少し気になったんだ。深い意味は無いよ」

暁「うーん…戦いの場で…とっても広くて…ちょっと不安になるところかな」

提督「……そうか」

暁「って、艦娘ならみんな似たようなこと言うかもね。不安になるかはわからないけど」

提督(そう、この子たちにとっては海は決して楽しい場所ではない…だから、俺が…)

―海岸―

ザザーン…ザザーン…


暁「……海?」

提督「ああ、お前が知らない海だ」

暁「私が、知らない…」


ザッザッザッ…


提督「こんなふうに砂浜を歩いたことなんてないだろ?」

暁「うん…なんだか不思議な感覚ね」


ザッザッザッ・・・


提督「……俺はここから見る水平線が大好きなんだ」

暁「ここから?鎮守府からじゃだめなの?」

提督「やわらかい砂浜、穏やかな波。この景色は、海は綺麗で優しいところなんだって俺に教えてくれるんだ」

暁「綺麗で、優しい…」

提督「お前にとって海は戦いの場かもしれないけど、こういう一面もあるって、知ってほしかったんだ」

暁「……司令官は海が大好きなんだね」

提督「ああ、だから…守りたい」

暁「そっか…暁も、ちょっと海が好きになったかも」

提督「……それはよかった」

提督(いつになく真面目なことを語ってしまった…)



提督「ま、それはそれとしてだ!せっかくここまで来たんだし、なんかしようぜ!」

暁「あ、あれー?」ガクッ

提督「そうだ、↓2しよう、そうしよう!」

今回はここまで

今回は電と提督が相談、暁に実行という流れでやってみました
このまま続けるとマンネリ化が早そうなので、次回からは行動主を自由にして、提督と暁を巻き込むのもありにします
他にも何か良い安価のアイディアがあれば提案よろしくお願いします

当初は2スレ目突入なんて考えもしなかったので嬉しい限りです。これからもよろしくお願いします
ではお疲れ様でした

大型建造やりまくりで常に回復上限を下回っているので、最近はもっぱらバシクルです
自動回復速度を考えると一番効率が良い

では今回も始めていきます

提督「せっかく海に来たんだから、海に行こうぜ!」

暁「???」

提督「つ、つまり、泳ごうぜってことだ」

提督(無理にテンションを変えたせいで謎セリフを吐いてしまった)

暁「泳ぐって言っても、水着もなにも用意してないよ?」

提督「俺を誰だと思ってるんだ?」

暁「え…?」

提督「ちょっと車まで戻るぞ」


… … … … … …

ガチャ

提督「さーて、確か右のほうだったかな…」

暁「トランクの中にこんなに荷物入れてたの?」

提督「何が起こっても臨機応変に対応するのが司令官の務めだからな」ゴソゴソ

暁(ちょっとかっこいいけど、なにか違う気がする…)

提督「あったあった、こういうときのために用意しておいた暁の水着!」

暁「なんで!?サイズは!?」

提督「俺が何回お前を抱きしめたと思ってるんだ?サイズは体で覚えた」

暁「わーすごーい…」

提督「さあこれだ!着てみてくれ」


↓2

※暁の水着の種類

暁「こ、これって…」

提督「サプライズ感を大事にしたかったから俺が勝手に選んでしまったが、どうだ?」

暁(潜水艦のみんなが着てる水着…すくみず?だっけ…特殊な趣味の人が好むとかなんとか聞いたような)

暁「え?ちょっと待って、司令官が選んだの?」

提督「そうだが、どうした?」

暁「イクさんとかゴーヤさんとかに相談したんじゃなくて?」

提督「……あ」

暁「………」

提督「もちろん、相談したさ。だいたい、どこで買えばいいのかもわからないし、色々種類があるみたいだし」

提督「別に俺がそういう趣味というわけではなく、実用性とコストを考慮した結果で」

提督「胸の名前の刺繍も暇だったからやってみただけで」

暁「………」ジトー

提督「……これを着た暁を妄想して興奮してたんだよ!悪いか!」

暁「……車の中で着替えてくる。覗かないでね」

提督「あ、ああ…」

提督(微妙な空気になってしまったが、着てくれるならいいか…)

暁(司令官、こういうの好きなんだ…)

提督「………」

提督「おーい、もしかして着る方法がわからないとか…」

暁「わ、わかるから!もうちょっと待って!」

提督「なんなら手伝…」

暁「わなくていい!」

… … … … … …

暁「ど、どお?」

提督「素晴らしい」

暁「そ、そう…」テレ

暁(直球でそんなこと言われたら返事に困るわね…)

提督(やはり妄想とはレベルが違うな…目に焼き付けておかなきゃ)

暁「もー、見せるために着替えたんじゃないんだから、海に行くんでしょ?」

提督「ああそうだった、行こうか」

暁「もしかして、私にこれを着せるのが目的で泳ごうとか言ったの?」

提督「……いや、その」

暁「……鎮守府でもたまに着てあげよっか?」

提督「ぜひ!」

暁(即答…)

ザザー・・・ザザー・・・

提督「…入らないのか?」

暁「波に吸い込まれそうで、なんか…」

提督(俺も始めての時は、波打ち際で感じた引っ張られる力が怖かったっけ…)

暁「はあ…艦娘のくせに、こんなに穏やかな波を怖がるなんてね」

提督(一度慣れてしまえば大したことないんだけどな…そうだ!)

提督「うりゃ!暁ゲット!」バッ

暁「わわわ!ちょっと司令官!いきなり…」

提督(持ちあげて無理やり入ってしまえばこっちのもんだ!)ダッ

パシャパシャ…

提督「あっ!」ズルッ

暁「うぇ!?」


バッシャーン!


提督「ぶええ!」ガバ

暁「しょ、しょっぱーい…」

提督「わ、悪い…」

暁「もう!しれーかん!」

提督「に、逃げろ―!」バシャバシャ

暁「まてー!」バシャバシャ

提督「待たない!」

暁「このー!」


バシャバシャ…


提督「……暁!海は楽しいか!」

暁「……!たのしいよ!」

提督「そりゃよかった!」

暁「だからつかまりなさい!」

提督「それとこれとは話が違う!」

暁「あはは!」

―車内―

ブロロロ…

暁「あー…」グッタリ

提督「ずいぶん疲れたみたいだな」

暁「うみっておもったよりつかれるのね…しれーかんもほんきでにげるし…」

提督「暁と遊ぶとつい大人げないことしちゃうんだよなー」

暁「どーいういみよ…」

提督「俺もよくわからん……そうだ、俺を捕まえた景品だ。これやるよ」

暁「……かいがら?きれい…」

提督「綺麗な貝殻はけっこう探すの時間かかるんだぞー」

暁「こんなものいつのまに…」

提督「さあな……鎮守府まで少しかかるから、寝てていいぞ」

暁「うん、ねむいー…」


… … … … … …

―宿舎―


提督(お姫様抱っこで帰ってくるってデジャヴ…)

暁「すー…」

提督(今度は本当に寝てるか)

トコトコトコ…

電「あれ?司令官さん、帰ってたんですね」

提督「電、いいところに…暁を引き取ってくれ」

電「はい、お任せください。その様子だと、うまくいったみたいなのです」

提督「ああ、うまいことスク水…」

電「え?」

提督「じゃなく、海を楽しんできたぞ」

電「はあ…?」



―宿舎・暁型の部屋―


暁「ふふー…」ニヤニヤ

響「姉さん、楽しそうだね。何かいいことでもあったのかい?」

暁「えへへ、また宝物が増えたの!ほら見て!」

響「貝殻…ヒオウギガイかな?ここまで綺麗なものは珍しいね」

雷「わー、すごーい!それどうしたの?」

電「暁お姉ちゃんは今日、司令官さんと海に行ってきたんですよ」

雷「へー…私も行きたかったなあ」

響「駄目だよ、二人の邪魔しちゃ悪い」

雷「あー、それもそうねー」

暁(それに、水着が無いし…いや、もしかしたら司令官のことだから四人分あったりして…)


… … … … … …

―提督私室―


提督(今日は大成功だったな…暁のスク水を思い出しながら寝よう)

提督(明日はどうしようかな…)



↓2

※翌日のイベント安価
行動主を提督、全艦娘より選択可



―提督執務室―


提督「お料理教室?」

間宮「はい♪」

鳳翔「こちらが企画書です」サッ

暁「く、詳しい話をお願い!」バッ

提督「暁、落ち着けって…それで、二人して突然どうしたんですか?」

鳳翔「はい…提督は、以前暁ちゃんが私から料理を教わったことはご存じですか?」

提督「あ、それなら食べさせてもらいましたよ。上手にできてた、な?」

暁「でしょーに!」フン

提督「……それと何か関係が?」

鳳翔「そのとき、教える側の私がとても楽しかったんです。その気持ちが忘れられなくて…お料理教室をできないか間宮さんに相談したんです」

間宮「鳳翔さんが頼みごとなんて珍しいですし、面白そうだったので協力することにしました!」

提督(まあ、確かに鳳翔さんの頼みごとなら聞いてあげたいな…)

鳳翔「暁ちゃんにもっと色々な料理を教えてあげたいと思ってたのに、なかなか来てくれないから…」

暁「あう、それは…なんとなく行きづらくて…」

鳳翔「ですから、そういうところも教室というかたちにすれば誰でも参加しやすいと思って企画しました」

提督「なるほど…」ペラペラ

提督(ふーむ…さすがというか、かなりちゃんとした企画書だな)

鳳翔「龍鳳さんに教えてもらいながら書いたのですが…不備はありませんか?」

提督(テーブルマナー講座の企画書は一回突き返したからなあ…あの時の龍鳳はちょっと可哀そうだった)ペラペラ

暁「しれーかん!許可!許可!」

提督「そうだな…なかなか得るものは多そうだし、許可します!」

鳳翔「あ、ありがとうございます!」

間宮「ありがとうございます。鳳翔さん、よかったですね!」

暁「やったー!ぜったい参加するね!鳳翔さん、間宮さん!」

鳳翔「ええ、楽しみにしてるわね」

今回はここまで

なんと料理の様子を書くことになるのは三回目である(サルミアッキカレーを料理と言っていいのならば)
次回は教室で作る料理の安価からスタートします。お手柔らかにお願いします

ではお疲れさまでした

料理の安価からだと言ったな、あれは嘘だ(ごめんなさいすぐ出します)

では始めていきます

数日後

―食堂・キッチン―


提督(意外とここのキッチンって広いんだなあ…そりゃ、これだけ大きな食堂ならキッチンも大きいか)

提督(さて、鳳翔さんと間宮さんは…奥かな)


… … … … … …


鳳翔『プレオープン…ですか?』

提督『ええ、大丈夫だとは思いますが、そこで企画通りにきちんとできるか見極めさせてもらいます』

鳳翔『わ、わかりました。認めて頂けるように頑張ります』

提督『そんなに堅くならなくていいですよ。ただの確認ですし…通し稽古みたいなものと思ってもらえれば』


… … … … … …


提督「………」

暁「あ、司令官!」ヒョコ

提督「おお、もう来てたか。もう一人生徒が来るって聞いたけど、もう来てるのか?」

暁「もう全員揃ってるわよ。司令官が一番遅いの!はやくはやく!」グイグイ

提督「おっとっと…引っ張るなって!それで、もう一人って誰なんだ?」

暁「↓2よ!」


※料理教室に参加する艦娘一名

比叡「あ、司令!お疲れ様です!」

提督「お前かよ!!」

比叡「い、いきなりなんですか!?」

提督「いいか!これは鳳翔さんと間宮さんにとって大事な練習でもあるんだぞ!」

比叡「承知しています!」

提督「もしこれで大惨事になって二人が自信を無くしたら…」


鳳翔「大丈夫ですよ。比叡さんをお誘いしたのは私ですし…」


提督「え!?な、なんで…」

間宮「比叡さんには一度、手取り足とり料理を教えてみたいと思っていたんですよね、鳳翔さん」

鳳翔「はい、それで、参加者が二人のプレオープンという機会がちょうどいいと思ったんですよ」

比叡「司令!私、生まれ変わりますから!」

提督「そ、そうか…頑張れ…」

提督(二人は比叡の腕…というかセンス?を知っているのだろうか)


暁「……あれ、参加者が二人?司令官はやらないの?」

提督「俺は視察が目的だからな、距離を置いて見守ってるよ」

暁「えー…」

間宮「暁ちゃん、提督さんに料理してるかっこいいところ見てもらうチャンスよ?頑張らないと」

暁「そ、そうよね!私だって成長してるんだから!」

暁(覚えてるレシピひとつだけだけど…)


比叡「先生!今日は何を作るんでしょうか!」

鳳翔「あ、まだ言ってませんでしたね、ごめんなさい…今日は↓2を作ります!」

鳳翔「肉じゃがを作ります!」

暁「わあ!肉じゃが!」キラキラ

暁(確か、男性が彼女に作ってもらうと嬉しい料理ランキング一位!これは覚えなきゃ!)

比叡「楽しみです!」


提督(肉じゃが…?カレーと似た材料…カレーと同じような手順…嫌な汗が出てきた)


間宮「それでは、軽く手順の説明をしてから調理に入りましょうね」

暁「はーい」

比叡「お願いします!」


提督(プレオープンだから参加人数は二人にしろと言ったが、二人の先生に二人の生徒だと片方の先生が手持無沙汰ぎみだな)

提督(……あ、今気付いたけどエプロンの暁めちゃくちゃかわいい)デレー



↓2

※料理教室中自由イベント

鳳翔「では、流れを掴んだところで実際にやってみましょう」

間宮「鳳翔さん、せっかく人数がちょうどいいのでマンツーマンでやりませんか?」

鳳翔「そうですね…なら、比叡さんは私が引き受けますね」

提督(なるほど、いっそのことそうやって監視の目を強めれば大惨事は免れるかも)


… … … … … …


暁「できたー!」

比叡「完成です!」

提督「おめでとう…うーん、いい匂いだな」

暁「司令官!食べて食べて!」


鳳翔「あ、まずは味見してから…」

間宮「まあまあ、最初に好きな人に食べて欲しいんですよ。許してあげましょう?」

鳳翔「……ふふ、そうですね」


暁「ほら、あーん!」

提督「み、みんな見てるだろ…」チラ


鳳翔「見てませんよ♪」クルッ

間宮「後ろ向いてますね♪」クルッ

比叡「アツアツですねー」クルッ


暁「あーん」

提督「くっ…あーん」

モグモグ

提督「……おいしい」

暁「やったー!やったよ、間宮さん!」

間宮「暁ちゃん、とっても頑張ってたんだから当然よ!」

提督「いやー、よかったよかった、料理教室はこれで正式に認めるということで、これにて解散!俺は戻る…」

比叡「司令!私のも食べてみてください!」サッ

提督(逃げそこなった…)


比叡「………」ワクワク

提督(大丈夫大丈夫、鳳翔さんが一対一で教えたんだ…大丈夫…)

パク

提督(だいじょ…ぶ)

提督「おうふ…」ガクッ

比叡「し、しれー!」

鳳翔(え…そんな…!?)パクッ

鳳翔「うっ…」フラッ

比叡「ほ、鳳翔さんまで!そんなあ…」

間宮「別に変なものは入ってないわよね…?手順は完璧だったはずだし」


暁「しれーかん!気絶しちゃいやー!」

提督「だ、だいじょーぶ、一口ならまだ…」フラッ


鳳翔「……決めました」

間宮「え?」

鳳翔「比叡さん!」

比叡「は、はい!」

鳳翔「美味しい料理を作れるようになるまで、とことん付き合います!諦めずに頑張りましょう!」

比叡「せ、先生…!よろしくお願いします!」


ガシッ


その固い握手は、とても美しい友情を感じ…俺に大きな感動を…


提督「うぇっ」

暁「し、しれーかん!」

提督(あれを食ってなお元気な鳳翔さんつええ…)

翌日

―提督執務室―


提督「………」カリカリ

電「………」カリカリ

提督「電って、暁と一緒に鳳翔さんに料理教えてもらったんだよな」

電「はい」

提督「………」カリカリ

電「………」カリカリ

提督「鳳翔さんは料理完璧だよな」

電「はい」

提督「………」カリカリ

電「………」カリカリ

提督「鳳翔さんが料理をミスるわけないよな」

電「はい」

提督「比叡の料理って」

電「はい」


提督「……冷たくない?」

電「気が散るのです…後にしてください」

提督「ごめん」


↓2

※自由イベント安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

提督(暁、今何してんのかなあ、会いたいなあ)ボケー

電「………」ジトー

提督「ととと…」カリカリ

電「はあ…」


… … … … … …

―?―


暁(ビスマルクさんに呼ばれるなんて、なんか緊張しちゃうな…あんまり話したことないし)

トコトコ…

ビスマルク「来たわね…暁」

暁「あ、ビスマルクさん」

ビスマルク「わざわざ来てもらって悪いわね、ちょっと付き合ってもらうわ」

暁「こんなところに呼び出して、何の用?」

ビスマルク「ふふふ…↓1よ!」

ビスマルク「あなた、提督とはどういう関係なの?最近よくくっついてるみたいだけど」

暁「ど、どういうって…その…」

暁(あ、あれ…まだ知らない人いたんだ…改めて聞かれると言いにくいな…)

ビスマルク「あなたが来てから、提督の付き合いが悪くなったのよ。何か知らないかしら」

暁(も、もしかして…ビスマルクさんって…)

ビスマルク「ねえ、なんとか言いなさいよ」

暁「あの…もしかして、ビスマルクさんって…司令官のことが…すき…だったり…」

ビスマルク「は、はあ!?」

暁「ごごごごめんなさい!違うよね、違ったよね!」

ビスマルク「わ、わ、私があんな男に惚れるとでもいいたいの!?」

ビスマルク「ただ私は提督と食事をしたり休日にどこかに出かけたりしたいだけで、そんなんじゃないわよ!」

ビスマルク「前はたまに付き合ってくれてたのに、あなたが来てからはだんだん少なくなって!」

ビスマルク「最近は私が動こうとすると皆が空気読めって言ってくるし、なんなのよ…」

暁(こわい…)ブルブル

ビスマルク「って、私のことはいいのよ!話を逸らさないで!あなたと提督の関係を聞いているの!」

暁(ど、どうしよう…正直に言うのは怖いけど、嘘ついてもバレたらそっちのほうが怖い…)


↓1

1,正直に言う

2,この場はごまかす

今回はここまで

なんということでしょう、金剛等を押さえてビスマルクが嫉妬してしまいました
ビスマルク持ってないんですよねえ…欲しいんですけどねえ…

それではまた次回よろしくお願いします

おっと、暁が一人前のエディを目指す前にその話はおしまいだ

では今回も始めていきます

ん?何か名前欄がおかしいような…まあいいか?
ちょっとよくわからないけど

暁(ここでごまかしてもそのうちバレるもんね…正直に言おう)

暁「じつは…私と司令官は…」

ビスマルク「……いったいなんだって言うの?」

暁「こ…こいびとどうし…なの」


ビスマルク「………」

暁「………」


ビスマルク「……あはは!あなたって意外に面白い子なのね、見直したわ」

暁「あ、あはは…」

ビスマルク「で、ジョークもいいけど、本当のところはどうなの?」ギロッ

暁「………」

ビスマルク「まさか…」


暁「ほ、ほんとう…なのです」

ビスマルク「え?……え?だって…」

ビスマルク(こんなに幼い子…常識的におかしいじゃない!?日本では普通なの?)グルグル

暁「あ、あのー…」

ビスマルク(でも…皆が空気読めって言ってきたのは…そういうこと?つまり、本当に本当ってこと?)

暁「ビスマルクさん…?」

ビスマルク「ふ、ふふふ…」ガバッ

暁「ひっ」


ビスマルク「↓2」

ビスマルク「……でもいいから…」

暁「え?」

ビスマルク「愛人でもいいから…提督のそばにいさせて」

暁「あ、あいじん!?」

ビスマルク「わ、私は……二番目でもいいから……」

暁「そ、そんなこと言われても…」

暁(なんで急にしおらしくなっちゃうのよ!どーすればいいの!?)

ビスマルク「とにかく、あの人と一緒にいたいだけなの。恋人だって言うなら、この気持ちわかるでしょう?」

暁「し、しれーかんは…」

暁(……ここで引いたら負けな気がする)キッ

暁「司令官は私のなの!一番とか二番じゃないの!私のものなの!」

ビスマルク「……くっ、こっちが下手に出ていれば…」

暁「だ、誰にも渡さないもん!司令官は私だけのものなの!」

ビスマルク(こうなったら…↓2よ!)

ビスマルク(こうなったら、もう…)

暁「な、なによ…私は絶対に…」

ビスマルク「お、おねがいだから…」ポロポロ

暁(ええー!?)ガーン

ビスマルク「わたしからあのひとをとらないでよー!……ぐすっ」

暁「ビスマルクさん!?泣かないでよ!」

ビスマルク「こ、こいびとどうしだってきいて、わたしはさっきからずっとなくのをがまんしてたのよ!」ポロポロ

暁(う、うそでしょ!?)

ビスマルク「まえからあたっくしてて、きゅうにとられたきもちわかる?」

暁「そ、それは…」

暁(痛いほどわかる…)ズキ

ビスマルク「なにもあなたからうばおうっていってるんじゃないの!わたしもあのひとといっしょにいたいだけなのー!」ポカポカ

暁「よ、よしよーし」

ビスマルク「よしよしじゃないわよ!うわーん!」

暁(ど、どうしようこれ…なんとか泣きやませないと…)

暁「……そ、そうだ、こうしましょう」

ビスマルク「な、なによぅ…」

暁「↓2」


※解決策

暁「一日だけ付き合うことを許してあげる」

ビスマルク「いちにちだけって…あなた!?」

暁(あ、もっと怒っちゃうかも…)

ビスマルク「……いいわ、それで手を打ちましょう」

暁「い、いいの?」

ビスマルク(一日あれば…提督を振り向かせて見せる!)


… … … … … …

―提督執務室―


提督「暁ともっと距離を縮めたい!」

電「これ以上どうやって縮めるのですか?」

提督「この前は椅子になったし、今度は机が熱いと思わないか?」

電(どこまで本気で言ってるんだろう…)


ビスマルク「提督を少しお借りするわ!」バーン


提督「………」

電「………」

提督「は?」


… … … … … …


提督「お前が一日俺と付き合う?…暁は?」

ビスマルク「彼女も承知していることよ」

提督(俺が承知してないんだが)

ビスマルク「そういうことで、次の休日、空けておいてね?で…で、でーと…行くから」

提督「え…」

ビスマルク「つ、伝えたからね!」ダッ


提督「……マジで?」ポカーン

デート当日

―鎮守府正門―


ビスマルク「……お待たせ」

提督「おう…」

提督(すごいドレス…それは俺とのデートなんかで着ていいものなのか)

ビスマルク「い、行きましょ!」プイッ

提督「待て」

ビスマルク「な、何よ?」


提督「ドレス、すごく似合ってるよ。ちょっとびっくりしたけど」

ビスマルク「そう…似合ってる…か」カァ

提督(なんだか少し暁と一緒にいるような気分になるな)

提督「呼びとめてすまなかった。じゃあ行こうか」

ビスマルク「ええ…そうね」

ビスマルク(落ち着いて…普通にして…いえ、普通では駄目!提督を振り向かせるんだから…)ドキドキ


提督(目的地は↓2だったな…)

提督「ビスマルクはなんでデート先にデパートを選んだんだ?」

ビスマルク「なんでって…ショッピングはデートの王道だと思うけど」

提督「そ、そうだったか…悪いな、そういう方面には疎いんだ」

ビスマルク(それに、ずっと寄り添っていられて、相手の趣味もわかる…初デートには完璧よ)

ビスマルク(そう、これは初デート…提督をものにして、これから何回もデートするんだから!)


… … … … … …

―デパート―


提督「さて、到着したのはいいんだが…」

提督(これからどうするんだ?俺の中では、買い物なんて欲しいものに直行してすぐに帰るという認識でしかないぞ)

ビスマルク「何してるの?早く行きましょう」

ぎゅっ

提督「あ、ああ…」

ビスマルク(よしっ!自然に手をつないだ!これはポイント高いわ!)

提督(なるほど、この身長差だと自然に手がつなげるのか…暁とだと自然な動きがちょっと難しいんだよな)

提督「どこに行くんだ?何か欲しいものでもあるのか?」

ビスマルク「そうね、まずは↓1に行きましょう」

今回はここまで

ラブコメだとメインヒロイン不在回ってけっこう面白かったりしますよね
私もなんとか面白くこの話を書きあげたいものです

ではまた次回よろしくお願いします

昨日の更新分を読み返してみたら、ビスマルクさん情緒不安定すぎて可哀そうになった
嘘泣きレベルの復活の早さでしたが、本気で泣きついてたんですよ、はい

始めていきます

ビスマルク「"でぱちか"に行きましょう」

提督「デパ地下…?」

提督(デートで行く場所なのか?……いや、俺の知識なんてあてにならないからな、きっとそういうものなんだ)

ビスマルク「確か、日本のデパートにおける地下食料品売り場はそう呼ばれるんでしょ?間違ってたかしら」

提督「いや、あってるよ…よく知ってるな」

ビスマルク「でしょ!?褒めていいのよ?」

提督「ああ、偉いな」ピクッ

提督(いつもの癖で思わず頭に手が伸びそうになった…が、頭の位置が高いおかげで踏みとどまった)

ビスマルク(これで、日本文化を積極的に学んでいる姿勢をアピールできたわね!完璧!)ニヤ

ビスマルク「ふふ!地下への入り口はあっちかしら?」ブンブン

提督「そ、そんなに手を振るなって…恥ずかしい」

ビスマルク「もっと堂々としてよ、私の…か、彼氏なんだから」カァ

提督(ただでさえ服装と容姿で目立っているというのに…)

ビスマルク(そう、彼氏…彼氏…)

提督(あれ、そういやなんで俺たちは一日付き合うことになったんだっけ?)

―デパ地下―


ビスマルク「わあ…」キラキラ

提督(どこかの誰かのような輝きに満ちた瞳だな)

ビスマルク「日本のデパ地下はすごいって聞いたけど、これは芸術的とさえ言えるわね!」

提督「日本人から見たらドイツのほうが芸術的に見えるかもな」

ビスマルク「そういうものかしら…?」

提督(あ…あのスイーツ暁が好きそうだな…買って帰ってやろう)

ビスマルク「そ、そう言うなら、いつか一緒にドイツに…」ボソボソ

提督(ん!?よく見たら二種類…だと…?二つは流石になあ…そうだ!二つ買って半分こすればいい!)

ビスマルク「………」

提督「………」ブツブツ


ビスマルク「ひ、人の話は聞きなさいよ!ばか!」

カツカツカツ…

提督「ちょ、ちょっと待て、どこ行くんだ!デパ地下はもういいのかよ!」

ビスマルク「食べ物を買うのは最後に決まってるでしょ!」

提督(ならなんで来たんだ!)


ビスマルク(もう…どうせ暁のことでも考えてたんでしょ!どうにかして提督の頭を私でいっぱいにしないと…)

提督「お、おい…行き先分かって歩いてるのか?」

ビスマルク(……分かってないけど…案内板…あった!よし、次は…↓2よ)

ビスマルク(ゲームセンター…遊びに夢中にさせれば暁のことを忘れさせることができるかもしれない)

ビスマルク「提督、ゲームセンターに行きましょう」

提督「わかった」

提督(買い物に来たのではないのかとか突っ込みたいが怒られそうだからやめておこう)


… … … … … …

―ゲームセンター―


提督(ゲーセンって言っても、デパートのだからそんなに広くはないんだよな)

ビスマルク「あ、あれは!?」

ビスマルク(噂の…なんていったかしら、あのクレーンゲーム……デートであれを見かけたら、確か…)

提督「どうした?UFOキャッチャーに興味があるのか?」

ビスマルク「そうそう、UFOキャッチャー!やってみせてよ!」

提督「お、俺がやるのか?」

ビスマルク「彼女に景品をさっと取ってあげる彼氏はとってもかっこいいのよ」

提督「う、うーむ…まあ、やってみるか…」

提督(もう何年もやってないのに、大丈夫か…?)


直下コンマ、提督のUFOキャッチャースキル
高いほど上手、00は100扱い

提督「……そこだ!」

ビスマルク「わあ…」

スカッ

提督「………」

ビスマルク「………」

提督「……もう一回」

ビスマルク「ま、まあ、一回でできたら逆にすごいわよね」


… … … … … …

スカッ

提督「……次、できなかったらやめるから」

ビスマルク「……ええ」

提督(もうすでにかなりかっこ悪いが、ここで引いたら目も当てられないほどかっこ悪い…)

提督「……よし」キッ

ピロピロ…

ビスマルク(あんまりかっこいいとは言えないけど、私のためにこんなに頑張ってると思うと…えへへ)

提督(そこだ!)

ガシッ

ビスマルク「あっ…!」

ゴトン

提督「やった!取れた!」

提督(このぬいぐるみ、暁に…)

ビスマルク「やったわね!」

提督(じゃなかった、あぶねえ…)

提督「ほら、時間かかったけど、なんとか取れたぞ…」

ビスマルク「うん、大事にする…」

ビスマルク(ちょっとはらはらしたけど、提督からプレゼントもらっちゃった!)

提督「満足してくれたか?」

ビスマルク「ええ、ありがとう」

ビスマルク(これでだいぶ、いい流れができてきたわね…)

提督「次はどこに行く?」

ビスマルク「え、えっと…ちょっと考えるから待ってて」


提督(ふう…少し疲れたな)

提督「………」

提督(これ、デ-トなんだよな…どうしてこうなったのかよくわからんが、ビスマルクは俺のこと好きなのか?)

提督(今日のデートは暁公認…暁は俺に何をさせたいんだ?)


ピロピロリーン♪


提督(あのゲームはCMで見たことあるな。女児向けの…なんて言ったかな?暁はああいうの興味ないんだろうか)


ビスマルク(決めた、これで一気に攻める!)

ビスマルク「提督、お待たせ…」

提督「………」ボケー

ビスマルク(……提督?何を見ているのかしら)


ピロピロリーン♪


ビスマルク(し、しまった、あれは!…こんなところにも罠が…暁、強敵ね…)ギリッ

提督「あ、ああ…すまないビスマルク、ぼーっとしてた」

ビスマルク(生半可なことでは勝ち目がないことがよおくわかったわ…本気を出すしかないようね)

ビスマルク(↓2で提督を落としてみせる!)


※ビスマルクの作戦

ビスマルク「次に行く場所を決めたわ。ちょっと買いたい物を思い出したの」

提督「どこに行くんだ?」

ビスマルク「行ってみてのお楽しみ♪」


… … … … … …

―女性用下着売り場―


提督「ス、ストップ!俺はこっちで待ってるから!」

ビスマルク「だーめ、あなたに選んで貰わないと意味がないもの、ね」

むぎゅ…

提督(そんなふうに、腕に抱きつかれたら、む、胸が…)ドキドキ

ビスマルク(ふふ…私と暁、決定的な差を見せてあげる!最初からこうしてればよかったのよね)

提督(や、やばい…落ち着け落ち着け…)

ビスマルク「さあ、こっちよ」

提督「は、はい…」

提督(全神経を集中しているせいで、頭が働かない…)

ビスマルク「これとこれ、どっちが好み?」

提督(こんなに近くでブラジャーを見せつけられて…何かの罰ゲームか)カァ

提督「ど、どっちって言われても…なあ、今買わないと駄目なのか?」キョロキョロ

ビスマルク「今持ってるのがきつくなってきてね、新しいのが欲しいと思ってたのよ」

提督(お前いくつだよ…さすがに成長止まってるんじゃないのか)ドキドキ

ビスマルク「ねえ、あなたに選んで欲しいの」

提督「………」ドキドキ

ビスマルク「………」ドキドキ


提督「……黒いほうが、似合うんじゃない…か?」

ビスマルク「こっちね、さっそく試着してみるわ」


提督「ふう…これでひとまず…」


ビスマルク「一緒に試着室入る?」

提督「入らねえよ!」

提督「………」モジモジ

提督(ここで待たされるのって、ものすごく場違い感が…)


提督(そうだ、さっき考えてたことの続きで気を紛らわそう。そうだ、暁が俺に何をやらせたいかってことだ)

提督(なぜ、暁は今日のデートを認めたのか?)


提督(今日のビスマルクを見ていて、俺を好いていてくれていると確信した)

提督(今までの食事や外出の誘いは俺のことが好きだからこそ、だったんだよな…俺は気づいてなかったけど)

提督(……ビスマルクといるのは楽しい。俺もあいつのことは好きではあるんだ…恋愛感情かはわからないが)

提督(暁は、俺に選ばせたいのか?あいつをどうするか…)

提督(俺の中では、暁が一番だ。それは揺るがない…だが…)


提督(……重要な選択だ)

提督(俺は、ビスマルクを…どうする?)


↓1

※提督の決断

今回はここまで

さすが提督だ、色仕掛けしても無駄だったぜ
でもビスマルクが可哀そうなのでフォローは必ずしよう

ではお疲れさまでした

いつの間にか復活してるー!書きこめるー!
おあずけ食らってフラストレーションたまってたんで今から少しやります

待っている間に番外編というか短編というか、何か書いたので本編の話に一区切りついたら投下します

では人が居ることを祈りつつ開始

―休憩ベンチ―


ビスマルク「……何かしら、話って」

提督「……ビスマルク」

提督(心は決めた。あとは、伝えるだけ…)

ビスマルク「………」



提督「――俺は、暁を…暁だけを愛している。同時に他の女性を愛せるほど、俺は器用じゃない」


提督「……お前はいい奴だ。一緒にいて楽しいし、頼れる戦友だと思っている」


提督「だけど…だから…」



ビスマルク「もういいわ」ツン

グリグリ

提督「ひ、ひふまうふ…」



ビスマルク「暁が今日のデートを許した理由…あなたと過ごして納得したわ」

提督「………」

ビスマルク「どこに行っても暁のことばっかり考えて…」

ビスマルク「あの子は、私にはあなたが振り向かないってわかってたのね。余裕見せてくれちゃってまったく…」


提督「……違う、と思う」

ビスマルク「え?」

提督「暁はきっと、どんな結果になってもそれを受け入れるつもりだったんだ」

ビスマルク「何それ?恋人のテレパシー?」

提督「かもしれない」

ビスマルク「………」


ビスマルク「デパ地下に行きましょう」スッ

提督「……え?」

ビスマルク「暁へのお土産を買わないといけないでしょう?」

―帰り道―


ビスマルク「こんなに美味しそうなお菓子をお土産にもらったら、暁は大喜びね」

提督「そうだといいな」

ビスマルク「私もワインに合いそうなチーズを買ってもらったし、満足満足!」

提督「……それはよかった」

ビスマルク「………」

提督(こっちを見てない…どう見ても空元気だ)


ビスマルク「ねえ」

提督「何だ?」

ビスマルク「あなた、今日中は私の彼氏よね。ひとつだけわがまま聞いてよ」

提督「……いいぞ。だが物によっては断る」

ビスマルク「……ここは普通、何も言わずに快諾するところでしょ?」

提督「とんでもないことを言い出されても困るからな。特に暁に関係することなら」

ビスマルク「信用ないのね、ひどい人」

提督「なんとでも言ってくれ」


提督「……で?わがままってなんだ?」

ビスマルク「↓1」

ビスマルク「キス、して」

提督「物によっては断るって言わなかったか?」

ビスマルク「……言ってみただけよ」


提督「………」

ビスマルク「………」


提督「ちょっと目ぇ閉じろ」

ビスマルク「え?」

提督「早く」

ビスマルク「な、何よもう…これでいい…?」

提督「………」


ちゅっ


ビスマルク「あっ…」

提督「頬で我慢してくれ」


ビスマルク「提督…」ボー


提督「ほら、さっさと帰るぞ」スタスタ

ビスマルク「ま、待ってよ!」



ビスマルク「……Danke schon」

一週間後

―提督執務室―


提督「………」

暁(また手が止まってる…)

暁「司令官…」

提督「あっ…ああ、悪い」

提督(たまにビスマルクの顔が脳裏にちらつく…そろそろ俺も立ち直れよ…)


提督「……そうだ、最近暁がビスマルクと一緒に居るところを見るんだが、仲良くなったのか?」

暁「まあね。いっしょにいるところを見たなら声かけてくれてもいいのに」

暁(って、それは無理よね…)

提督「なんつーか…振っておいてなんだが、あいつは大丈夫か?元気か?」

暁「心配?」

提督「単純に心配っていうのもある。ドライなことを言うと、あいつの士気は戦果に関わる」

提督「それに、まともに戦えない状態で出撃させて無駄な怪我を負わせたくもない」

暁「えへへ、やっぱり司令官は優しいね」

提督「お、俺のことはどうでもいいんだよ!ビスマルクはどうかって聞いてるんだ」


暁「そうね、最近は…↓2」


※ビスマルクのその後

暁「……げんきにやってるわ」

提督「なんで目を逸らす」

暁「だって、ビスマルクったら…あ」

提督「あれ、ビスマルクのこと呼び捨てにしてたっけ?」

暁「ビ、ビスマルクさんったら、私のこと気に入ったみたいで、一緒にいることが多いのよ」

提督「ふーん?よくわからんが…とりあえず大丈夫なのか」

暁「そう!そういうこと!だから気にしなくていいの!」


… … … … … …



―提督執務室前―

ガチャ

暁「しれーかん、おやすみー」

バタン

ビスマルク「待っていたわ」

暁「毎日、飽きないわね…面白い?」

ビスマルク「ええ、あの人があなたのどこに惹かれたのかを考察するのがこんなに面白いとは思わなかった」

暁「へんなのー…」

ビスマルク「そういう反応からそもそも違うのよね…可愛いわ」

暁「へ?」

ビスマルク「これから入渠でしょ?一緒に行きましょう」

暁「あー、はいはい」

とりあえずここで一区切り
三角関係ラブコメでいい締め方が思いつかなかったら女の子同士をくっつければいいってばっちゃが言ってた

ここから書きためた話を投下します。リクエスト要素を混ぜた話です
書いてて思ったキャラ崩壊の件ですが、安価などでできあがってしまったキャラはもうそのまま行くのでご了承ください

<陸奥がいない日>


―宿舎・長門型の部屋―


陸奥「――だから、私がいなくてもちゃんとするのよ?誰にも迷惑かけちゃダメよ?」

長門「そんなに何度も言わなくともわかる」

陸奥「ほんとかしら…」


長門(ふっふっふ…ついにこのときが来た)

長門(相談事を持ちこまれるほどに信用され、それに完璧な回答を示してから暫くの時が経った。そろそろ実行してもいい頃合いだ)

長門(そして陸奥は明日、出撃により不在。夜戦必死の海域であることから、数日は戻らないとみていい)

長門(ふふふ…この機会を逃すものか…暁…待っていろ…)


… … … … … …

―宿舎・暁型の部屋―


暁「ひっ…」ブルッ

雷「暁姉?どうしたの?」

暁「きゅ、急に寒気が…」

ぺたぺた…

電「風邪…ではないみたいなのです?」

暁「あはは、電、くすぐったいって!」

響「今みたいにお腹出して寝てたらいつ風邪ひいてもおかしくないけどね…」

雷「あ、確かに!いつも私たちで直してあげてるのよ!」

暁「ぐぬ…た、たいおんちょーせつ…だもん…」

翌日・夜

―提督執務室―


提督「暁、今日はもう帰っていいぞ。というか俺も帰る」

暁「今日はやることあんまりなかったもんね…」

ガチャ、バタン

トコトコ…

暁「それじゃ、また明日。おやすみ」

提督「ああ、おやすみ」


提督(ま、たまにはこんな日もあるよな…これからどうするか…また作戦考えるか、早めに寝るか)


ガサガサ…


提督「ん?」

提督(視界の端を何かが通り過ぎたような…?暁のいる方向…念のため様子を見よう)

提督(これは決してストーキング行為ではない)ソロソロ

提督(暁のあとをつけるのがちょっと楽しくてやっているわけではない)ソロソロ

提督(この角を曲がれば長い廊下…少しだけ顔を出して確認…)


ドタドタドタ…


提督(おや?)


暁「いやあああああああ!」


ガサガサガサ…


提督(なんだあれ!?暁を謎の黒い物体が追いかけてる!?)

提督「暁!こっちだ!」


暁「し、しれーかん!」

ギュ

提督「よくわからんが逃げるぞ!」

暁「う、うん!」


ガサガサガサ…


提督「うおおおー!?」

ダダダダダダ…


響「騒がしいな…誰だこんな時間に」

雷「あれ、司令官と暁姉じゃない?」

電「な、なんだかすごいスピードで走ってるのです!」


暁「はっ、はあっ…」

提督「くっ…」


響「司令官、規範となるべき人がそんなふうに廊下を…」

提督「ひ、響!どいてくれ!」


ガサガサガサ…


響(く、黒い影…!?)


ガサガサガサ…


響「ゆ、夢…これは夢…」フラッ

雷「響姉!」

電「し、しっかりしてください!」


ガサガサガサ…


提督「なんかすまん!」

提督(あれ?何も考えずそのまま駆け抜けてしまったが…黒いあいつは暁にしか興味無いのか?)

暁「はっ、はあっ…」

提督(まずい、暁が限界だ…こうなったら…)

提督「暁、俺の背中に飛び乗れ!」

暁「はあっ、う、うん!」ピョン

ガシッ

提督「一気に引き離すぞ!」


ダダダダダダ…


?(くっ、さすがに速い…このままでは…)ガサガサ


隼鷹「んあ?」

提督「隼鷹!いいところに!あいつをなんとか…」

隼鷹「あいつ?」


ガサガサガサ


提督「も、もう追いついてきた!」

隼鷹(げっ、あれってまさか…)


?(ええい!いくら技術が向上したとて、この速度が限界だ!もう脱ぐ!)

バッ

長門「ビッグセブンの力、侮るなよ!」


隼鷹「やっぱり長門か…頑張って逃げろよー」

提督「ウ、ウソだろ!?」

暁「やっぱりってなにー!?」

ダダダダダダ…

長門「いつまで逃げ続けられるかな?」


提督「はあっ、はあっ…」

提督(もうもたない…そうだ、この先には俺の部屋がある!逃げるのではなく、籠城だ!)


長門「よし、つかまえ…」


暁「きゃあ!」

提督「……提督の力、侮るなよ!」


ドドドドドド…


長門「は、速い!まだこんな力が残っていたのか!」


提督「突っ込めぇ!」


ガチャ、バタン、ガチリ


長門「……逃げ切ったか。だが、私ならこれぐらい強行突破できるぞ?」

「………」

長門(まあ、私は大人だからそんなことしないがな…少し離れて出てくるまで待つか)

長門(なんせ、陸奥はしばらく帰らないんだ。焦らずいこう…)

―提督私室―


「……逃げ切ったか。だが、私ならこれぐらい強行突破できるぞ?」

提督「………」

暁「きょ、きょーこーとっぱ…司令官!」

提督「大丈夫だ、落ち着け」


… … … … … …


暁「こない…」

提督「だから大丈夫だって言っただろ?あいつは物を壊したりはしないはずだ」

暁「なんでそんなに自信があるの…」

提督「長門とも付き合いは長いからな…どんな奴かはわかってるつもりだ」

暁(どれだけの付き合いでわかるようになるんだろう…)

提督「ま、ビニール袋を被って徘徊しているのはさすがに予想外だったがな」

暁「あはは……ねえ、ここからどうやって出るの?」

提督「しばらくしたら騒ぎを聞きつけたやつらがなんとかしてくれるだろ」

暁「……そっか」グッタリ

提督「ああ…疲れただろ、もう寝ろ。俺のベッド使っていいから」

暁「……ありがと」ヨロヨロ


ぼふっ


提督「俺ももう疲れた…寝る…」ズリズリ

暁「……ねえ、なにしてるの?」

提督「床で寝るから座布団の調整」

暁「……だめ」

提督「何が」

暁「ちゃんとふとんでねないとかぜひくの」

提督「……いや、だって、お前…」

暁「いっしょにねよ?」

提督「……マジで?」

暁「……まじ」

提督「……では、失礼して」

提督(結局こうなる…だって、"いっしょにねよ?"だぜ?断れるわけがない)モゾモゾ

暁「えへー…」

ぎゅっ

提督(だが、やましいことは何もない。隣で寝かしつけてやるなんてごく普通の行為だ)ドキドキ

暁「しれーかんといっしょだと、きもちよくねむれそう…」

提督(俺は緊張して眠れそうにない)ドキドキ

暁「でも、ねむっちゃったら、おわっちゃう…」

提督「………」

暁「せっかく、しれーかんといっしょに…もったいないよ…」

提督「……もったいなくないよ。また、一緒に寝てやるから」

暁「ほんと…?」

提督「ああ、約束だ」


暁「しれーかん、だいすき…」

提督「………」

暁「……すぅ」

提督(寝たか…)

提督「俺も大好きだよ、暁」


提督(また一緒に寝るって約束しちまったよ…響たちにはなんて言おうかな…)

暁「……むにゅ」

提督(……あーあ!なんとか説得するしかねえな!)

マルフタマルマル

―提督私室前―


長門(あと何時間で出てくるだろうか…ふふ、捕まえたらどうしようか…)


陸奥「こんなところで何をしてるのかしら~?」


長門「む、陸奥!?なんでここに…数日は戻らないのではなかったのか!」

陸奥「初戦で大破しちゃった子がいてね、夜戦もうまみが無いからすぐに帰還したのよ」

長門「そ、そうか…」


陸奥「そ・れ・よ・り…聞いたわよ?」

長門「な、何の話だ」

陸奥「自分の胸に聞いてみればわかるわ」ゴゴゴ

長門(ま、まずい…)

長門「おっと、気がつけば鍛錬の時間だな!行ってくる!お前は戦いの疲れを癒しておけ!」ダッ

ガシッ

陸奥「私、運よく無傷だったの。その鍛錬とやらに付き合ってあげる♪」

長門「いや…お前の手を煩わせるのは忍びない…もう遅いし…」

陸奥「遠慮しなくていいから♪」

長門「む、陸奥!許してくれ!」

ズルズル

陸奥「ふふふ、言うことを聞かない子にはおしおきが必要よね」



「許してくれ、陸奥ー!」



<陸奥がいない日> 完

へい、終了
謎のテンションで書きなぐったものだったので、校正やらつじつま合わせやら時間かかってしまいました
ではまたいつもの時間に会いましょう

さてやっていきましょう
一区切りついたので自由安価のターンです

―提督執務室―


提督「………」カリカリ

暁「………」カリカリ

ビスマルク「………」ジー


提督「なんでお前がいるんだビスマルク」

ビスマルク「暁の観察のためよ」

提督「……今は仕事中なんだが」

ビスマルク「いいじゃない、邪魔してるわけじゃないんだし」


暁「………」カリカリ


提督「仕事中の可愛い暁を見ていいのは俺だけなんだよ」

ビスマルク「……さすがね、そこまで堂々と言えるなんて」

提督「俺をなめてもらっちゃ困るな」

ビスマルク「確かに可愛いものね」

提督「だろ?でも帰れ」

ビスマルク「お断り」


暁(仲いいなあ…)


↓2

※自由行動安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

―食堂―


暁「う~ん…」ペラ


ビスマルク「あら、暁なにしてるの?」

暁「今日も出たわねビスマルク…お料理の勉強してるのよ」

ビスマルク「あなた料理できるんだ…」

暁「まだそんなにはできないんだけど…鳳翔さんと間宮さんにいろいろ教えてもらってるから」

ビスマルク「そういえば、あの二人が教室開いてるとか聞いたわね。その復習でもしてるの?」

暁「ううん、そろそろ本に書いてあることもわかるようになってきたから自分で作ってみようかなって」

ビスマルク「へえ…それで、何を提督に作ってあげるつもり?」

暁「し、しれーかんは関係ないでしょ!?」

ビスマルク「いいからいいから、で、何を作りたいの?」


暁「もー、なにがいいからなの……↓2よ」


※暁が挑戦したい料理

暁「びーふしちゅー…」

ビスマルク「意外と簡単なものなのね」

暁「か、かんたん?そーなの?」

ビスマルク「え?だって…」チラ

ビスマルク(……うそ、この本に載ってるものって、ルウを使わずに一から作るレシピ?)

暁「ビスマルクって、ビーフシチュー作れるんだ!」キラキラ

ビスマルク「え、えっと…」

暁「ねえ、作り方教えてくれない?かっこいいこと言っちゃったけど、やっぱりひとりは不安で…」

ビスマルク(このやり方ではやったことない、なんて言えない…)

暁「お願い!ね?」

ビスマルク「……う」


ビスマルク「お、教えるだけじゃあなたのためにならないから、レシピを見ながら一緒に作るってことでどうかしら」

暁「じゅーぶんよ!ありがとう!」

ビスマルク(……あとは、ぼろを出さないように気をつけるだけ。なんとかなるわ)

―食堂・キッチン―


暁「ということで、キッチンを借りたわ」

ビスマルク(そんな簡単に借りられるものじゃないと思うけど…)

暁「えーっと…ちょっと待ってね」パラパラ

ビスマルク「別に焦らなくてもいいわ」

ビスマルク(料理なんて最近は全然やってない…不安になってきた)


暁「よし、準備おっけー!ビスマルクには退屈かもしれないけど、ゆっくりやらせてもらうね」

ビスマルク「ええ、ゆっくりじゃないと覚えられないからそっちのほうがいいわよ」

ビスマルク(問題は、暁がどれぐらい料理できるかってことね…少なくとも互角ぐらいじゃないと厳しいわ)

ビスマルク(でも、さすがにこんな幼い子相手なら勝てるわよね。私だって全く料理できないわけじゃないんだから…たぶん)


直下コンマ:ビスマルクの料理スキル

暁の料理スキルを50として比較する
00は100扱い

暁「えっとね…まずは材料の切り方」

ビスマルク(切り方?)

暁「じゃがいもは今回はメークインだから、あんまり溶ける心配はせずに一口大に切ればいい、と」

ビスマルク(メークイン…?話の流れから言って、じゃがいもの品種よね、うん)

暁「にんじんは乱切り、たまねぎはくし形切り…」

ビスマルク(乱切りはなんとなくわかるとして、くし形って何よ…)

暁「にんじんかたまねぎ、どっちか切るの手伝ってくれない?」

ビスマルク「え?ええ、いいわよ。人参をやってあげるわ」

暁「ありがとう、それじゃあお願いね!」

ビスマルク(くし形切りはさっぱり見当がつかないけど、乱切りならなんとかなりそうね)

ザクザク…

ビスマルク(人参って、こんなに固かったかしら…)

ザクザク…

ビスマルク(あれ、だんだん変な形に…まあいいわ、乱切りだもの…乱れてていいのよ)

暁「ビスマルク、切る方向を決めて回しながら切っていくといいのよ」

ビスマルク「あ、ああ…そうだったわね」

暁(切り方なんてたまには忘れるよね、私だってまだまだ…)

サクサクサク…

ビスマルク(早い…待ってよ、こっちはまだ全然…)


… … … … … …


ビスマルク(結局ほとんど暁に切らせてしまった…)

暁「ビスマルク、ありがと。切った分をこっちにちょうだい」

ビスマルク「私はほとんど何も…」

暁「うん、私に経験積ませるためにほとんどなにもしなかったんだよね。ありがとう」

ビスマルク(うぐ…)

暁「さあて、次は…」

ビスマルク(その優しさが見下されるよりきつい…いっそ馬鹿にして…)

暁「次は、鍋でお肉を炒め…というより焼くのね、うん…たまねぎとにんじんも炒めて…」

ビスマルク(そうよ、材料の下ごしらえが終わったんだから、あとは見てるだけでいいんじゃない…助かった)


~中略~


暁「ごめんねビスマルク。せっかく付き合ってもらってるのに、見てるだけなんて暇よね」

ビスマルク「い、いいえ?私も楽しいわ」

暁「そう言ってもらえると助かるかな…あ、そのボトル取ってくれる?」

ビスマルク「それぐらいお安い御用よ、はい」

暁「ありがと…ここで、これを…どれぐらい入れるんだっけ…と」

ビスマルク「それは何なの?」

暁「赤ワインよ。これを入れるとコクが…」

ビスマルク「ワ、ワイン!?」

暁「ど、どうしたの?なにかいけなかった?」

ビスマルク「何かって、シチューにお酒入れたら、食べるだけで酔っ払っちゃうじゃない」

暁「え?だって、煮込んだらアルコールが飛ぶって書いてあるわよ?ほら」サッ

ビスマルク(……え?)

暁「………」ドキドキ

ビスマルク「……あ、あら、そーだった…わね」

暁「……ふー、よかった」

ビスマルク「ご、ごめんなさい…」

ビスマルク(これは言い逃れできない…絶対に心の中で馬鹿にされてるわ…)

暁(ワインを使わないレシピもあるもんね…料理酒もドイツじゃ使わないのかな?)

今回はここまで
低コンマを見たときは正直おいしいと思いました。ビスマルクごめん

都合四度目の料理シーンである(サルミアッキカレーを料理と呼んでいいのならば)
とりあえず順を追って料理してみているが、はたして需要あるのか…?

ではまた次回よろしくお願いします

料理できないビスマルクも、できるビスマルクもいいと思います
ゲームで明言されていない要素は安価(コンマ)で決定しがいがあります

では始めていきます

グツグツ…

暁「よーし、これであとは完成を待つだけ…じゃなかった、まだこれ入れてないし…最後の仕上げは…」ペラペラ

ビスマルク「………」ムスー

暁「……ビスマルク、どうしたの?」

ビスマルク「別に…気にしないでちょうだい」

ビスマルク(何よもう…この子、十分料理できるじゃないの。まだまだとか言ってたのに…)

暁「そう…?あれ、タイマー、タイマー…あった」

ビスマルク(マックスの料理を手伝ったり料理番組を見たりしてなんとなくできるつもりになってたけど…)イジイジ

暁「煮込む時間は…」ピッ

ビスマルク(いざやるとなると、本当に"つもり"だった…料理を甘く見ていたわ)ガク

暁「ねえ、ビスマルク」

ビスマルク(そうよね…思い返せば、前にビーフシチューを作った時も私はほとんど何もしてなかったし…)

暁「ねえってば!」

ビスマルク「な、何?」

暁「しばらく煮込んで仕上げに入るけど、ちょっと煮込むのに時間かかるのよね…最後まで付き合ってくれる?」

ビスマルク「……ええ、ここまで来たら一緒に完成させましょう」

暁「ありがと!」ニコ

ビスマルク(くっ、笑顔が眩しい…)

ビスマルク「た、ただ待つのもなんだし、暇つぶしに何かする?」

暁「そうね…火をつけたまま離れるわけにはいかないから、ここでできることなら」

暁(ひとりだと料理本を読んで待つぐらいしかできないから、これはうれしいかも)


↓2

※暇つぶしにやること

時間がかかりすぎそうなことは不可

ビスマルク「そういえば、何かするって言ってもおしゃべりくらいしかできないわね」

暁「あー、確かに本ぐらいしか持ってきてないし…そうなるわね」

ビスマルク「じゃあ、提督のことについての話をしましょう」

暁「なんでそうなるの!?」

ビスマルク「私とあなたが話せる話題ってそれぐらいしか思いつかないけど」

暁(否定できない…でも、だからこそ趣味のこととか話して理解を…)

ビスマルク「私が提督のことを好きになったのはね…」

暁(あ、勝手に話し始めちゃった…ま、いっか!楽しそうだし)


… … … … … …


ビスマルク「それで、そこまでやったのにあの人ったら…最後にはビシっと決めてくれるからそこはかっこいいんだけど」

暁「ほんとーにね!あれで踏まれるのが好きだっていうんだからおもしろ…」

ビスマルク「……何が好きですって?よく聞こえなかったんだけど」

暁(し、しまった!盛り上がっちゃってつい…)

暁「ふ、ふ…お麩で作った麩マーマレードが…」

ビスマルク「踏まれるのが好きって初耳なんだけど?」

暁「き、聞こえてるじゃないの…せっかくがんばってうそを考えたのに…」

ビスマルク「にわかには信じがたいけど、わざわざ頑張ってごまかすということは本当のことみたいね」

暁(がんばったのに逆効果だったー…)


ビスマルク「……もしかしてあなた、提督を踏んでるの?」

暁「は!?はい!?そ、そそそ、そんなわけななな…」

ビスマルク「………」


↓2

※ビスマルクの反応

ビスマルク「………」ニヤ

暁「な、なに笑ってるのよぅ!私は別に…」

ビスマルク(なるほどね、そういう趣味があったとは…そちらの方面に理解を示せば、あの人も…)

暁「……ねえ、もしかして、司令官を踏むつもりとか?」

ビスマルク「え!?そ、そ、そんなわけないわ!?」

暁「ええー…」ジトー

ビスマルク「な、何よその目は…」

暁「ふふーん、言っとくけどね、ちょっと踏んだくらいで司令官を満足させられるわけじゃないからね」

ビスマルク「なんですって?」

暁「この間は司令官が椅子になって私が踏んだりしたし、私にスク水を着させてすごくうれしそうな顔してたし」

ビスマルク「………」

ビスマルク(さすがに理解の範疇を超えてきたわ…椅子?椅子になるってどういうこと…)

暁(どうよ!これで勝ったわね!)フン

ビスマルク(勝ち誇った表情が可愛らしいせいでいまいち負けた気がしないわね)


ピピピピピピ…


暁「あ、もう時間」

ビスマルク「何の時間…って、シチューか。話に夢中で忘れてたわ」

暁「行こ!ビスマルク!あとは仕上げだけだから!」ニコ

ぎゅっ

ビスマルク「え、ええ…」

グツグツ…

暁「あとは、これとこれを入れて…弱火で…ぐーるぐーる」

ビスマルク(ここ最近暁の観察をしてたけど、いちいち動作が…これは提督が惚れるのもわかるわ)

暁「ぐーるぐーる…」

ビスマルク(でも、私がこれを真似しても可愛くないわよね…もう諦めて観察やめちゃおっかな…暁も迷惑だろうし)


暁「ねえビスマルクー」

ビスマルク「なーに?」

暁「料理って、ひとりでやるよりふたりのほうが楽しいよね」

ビスマルク「そうかもね」


暁「その…これからも、たまに付き合ってくれる?」


ビスマルク「え?」

暁「だ、だめ?」

ビスマルク「……私、ほとんど料理できないわよ。知ってるでしょ」

暁「え!?そーなの!?」

ビスマルク「気づいてなかったの!?」

暁「そ、そっかー…あれー?」

ビスマルク(う、嘘でしょ…今までの失態を見ておいて、まだ私が料理できると思ってたなんて、とんだお人よしね…)


暁「じゃ、じゃあ、いっしょに勉強ってことで!ね?ね?」

ビスマルク「……まあ、そういうことなら、付き合ってあげる」

暁「やった!」パァ


ビスマルク(……もうちょっと、観察続けようかな)

ビスマルク「いい香りがしてきたわね」

暁「うん、これで完成かな?味見してみよ」

ズズッ

ビスマルク「どう?」

暁「うん、いい感じかな?ビスマルクも味見してみてよ」

ビスマルク「ええ…」

ズッ

ビスマルク「……ちょっと薄くない?」

暁「き、厳しい…で、でも、薄いんならちょっと煮詰めればいいから、もんだいなし!」

ビスマルク「失敗は失敗だから、次は気をつけないとね」

暁「なによー、ビスマルクのほうが料理できないくせにー」

ビスマルク「そ、それは…えっと…ほら、冷めないうちに提督に食べさせに行きましょ!」

暁「あ、こら!逃げるなー!っていうか、司令官をここに呼べばいーじゃない!」


… … … … … …


提督「お前ら、一緒に料理なんてするほど仲良くなってたのか?」

ビスマルク「……まあね」

暁「それはいいから、はやく食べてよ!」

提督「わかってるよ…いただきます」

パク

提督「うん、うまい!暁はどんどん上達するなあ」

暁「……薄くない?大丈夫?」

提督「んー…言われてみれば薄味かもな?」

ビスマルク「暁の手料理っていうだけで美味しく思う補正かけてしまってるんじゃない?」

暁「司令官がこんなんじゃ、上達が遅れちゃうわ…」

ビスマルク「安心して、これからは私が忌憚ない意見をガンガンぶつけてあげるから」

暁「それじゃ、こっちもお返しにどんどん言ってやるから覚悟しなさい!」


提督(この二人に何があった…急に仲良くなりすぎじゃね?)モグモグ


ビスマルク「ふふふ…」

暁「あはは!」


提督(俺の目の前で暁といちゃつきやがって…くっ…)

翌日

―提督執務室―


提督「電ー…たすけて…」

電「ど、どうしました?」

提督「暁が…ビスマルクに取られる…」

電「……はい?」

提督「暁とな、ビスマルクがな?俺の目の前でいちゃいちゃ…」

電(また面倒くさいことに…)

電「よくわかりませんけど、いつも通りお得意の作戦でお姉ちゃんの気を引けばいいのでは?」

提督「いつも通り、か…駄目だ、敵は強い…」

電「はあ…」

提督「今回ばかりは、本気を出さざるを得ない。電、知恵を貸してくれ」

電(いつも知恵を貸してるつもりなんだけどなあ…)


提督「明日、暁に↓1をしようと思うが、どう思う?」

今回はここまで

そして重要なお知らせです
明日からは更新がやや不安定になります。やる時間が短くなったり、更新できない日が出たりします
理由はお察しください。正直こんなに長い期間続くスレとは思ってなかったので、予定日数を超えてしまいました

これからも更新していたら覗いてやってください。よろしくお願いします

乙感謝、お気遣いにも感謝

遅い時間までできなくなったなら時間作って早めに始めればいいじゃない
ってことで始めます

提督「暁をディナーに誘おうと思う。見てくれ、このレストランなんだが、どうだろう?」スッ

電「わあ…とっても高そうなお店なのです…でも大丈夫でしょうか?」

提督「暁にかけるお金には糸目をつけないと決めた。他にあまり使わないから貯金もあるし…」

電「あ、いえ…それもあるのですが、暁お姉ちゃんがこういうお店の雰囲気での食事は大丈夫かな、と…」

提督「ああー…確かに、もっと庶民的なところのほうが暁は安心するかもな」

電「で、でも、司令官さんと高級なお店で食事なんて最高にレディー…って喜ぶかもしれないのです」

提督「この前、龍鳳にテーブルマナーを習ったって嬉しそうに話してたしなあ…」

電(お姉ちゃんがちゃんと覚えてるかは不安だけど…)


提督「うーん…そうなると…」

電「ごめんなさい、知恵を貸すというよりも混乱させちゃったみたいなのです…」

提督「何言ってるんだ、電の意見はいつも的確で助かるぞ」ナデナデ

電「そうでしょうか…なら嬉しいのです、えへへ…」


提督(だが、最後は俺が決めないとな…どっちがいいかな?)


↓2

1,お高いお店

2,庶民的なお店

翌日・夜

―車内―

ブロロロロ…

暁「司令官と夜にお食事なんて…!ねえねえ!なんで急に誘ってくれたの?ねえ!」キラキラ

提督「そ、それは…暁に喜んで欲しくて…」

提督(ビスマルクに取られることを危惧して、だけど…嘘ではない)

暁「そりゃー大よろこびよ!レディーにとって、素敵なとのがた?との食事は最高のプレゼントなんだから!」

提督「殿方って、また変な言葉を覚えたなあ」

暁「変じゃないもん!せっかく素敵ってほめたのに…」プクー

提督「あはは、悪かったよ、ありがとうな」


… … … … … …


提督(えーっと、このビルで間違いないな…)

暁(わー、大きな建物…こんなところ、私とは縁が無いだろうなあ)

ブロロロロ…

暁「……え?なんでこの駐車場に?ごはんは?」

提督「ここの最上階のレストランだ」

暁「へえ~…」


暁(え?…ええー!?)

―高級レストラン―


暁(あわわわ…ほ、ほんとに、ほんとに…)


ボーイ「ご予約の提督様ですね、どうぞこちらへ」

提督「はい、ありがとうございます…暁?」

暁(しれーかんと、ほんとに…)ポワ

提督「おーい、暁?行くぞ」

暁「は、はい、なのです」


… … … … … …


ボーイ「では、少々お待ちください」ペコ


スタスタ…


暁「はうぅ…」

提督「どうした?」

暁「司令官とこんなところでお食事できるなんて、夢みたいで…感動しちゃって…」

提督(よ、喜んでくれたか…よかったあ…)

暁「司令官と二人で食事なんて、レディーとして…いいえ、司令官の彼女として…さいこーなんだから」

提督「そっか…それはよかった…」ウルウル

暁「なんで涙目になってるのよ!」

提督「だ、だってさ…暁が嬉しいこと言ってくるから仕方ないだろ…」

暁「まったく、涙もろいんだから…」

提督「お前も人のこと言えないだろ…」

暁「そ、それは…今は関係ないし…」

提督「……ははは」

暁「笑うなー!」


ボーイ「すみません、他のお客様のご迷惑になりますので、少しお声を…」

提督「うわ、す、すみません…」

暁「ご、ごめんなさい…」

あれ、レストランではボーイって言わないかも
まあ気にしないでください

暁(ふふふ…龍鳳さんと黄昏さんに教えてもらった成果を見せるとき!)

暁「……♪」スッスッ

モグモグ

提督(暁、思ったよりも様になってるなあ…ちゃんと勉強してるんだなあ)

暁「しれーかん、これすごくおいしいね!」

提督「……ああ、美味しいな」

提督(暁が身に付けたレディーらしさも、子供っぽさも、なんでこんなに全てが愛おしいんだろうな…)


暁「ながめもいいから、そのせいでもっとおいしく楽しくなっちゃうね」

提督「ここは夜景が売りだからな…暁と一緒に見られて嬉しいよ」

暁「……うん、私も、うれしい」


提督「………」

暁「………」


暁(な、なんだろ…緊張してきた…お店の雰囲気のせいかな…)ドキドキ

提督(なんだかいい雰囲気になってきた…気の利く男なら、ここでビシっと殺し文句を決めるんだろうが…)

暁(し、しれーかん?)

提督(いや、俺だって…やってやるさ。俺なりに、暁への想いを込めた言葉を…)


提督「↓2」


※提督の愛の言葉

ま、この夜景も暁がいないとどうなんだろうな?

今回はここまで。>>235かっこいい

少し気になったのですが、更新しない日はその旨を告知をしたほうがいいのでしょうか
私はどちらでも構わないので、必要かどうかを教えてください

ではまた次回よろしくお願いします

乙感謝、それと回答ありがとうございます
それぞれの意見に少し悩みましたが、更新しない日の告知は無しに決めました。告知希望の方はすみません
専ブラなら一目で新着が確認できるので必要無いかなと思い直しました。お使いでない方はこの機会に試してみてはいかがでしょうか

とりあえず、今日の更新は無しです

毎日更新していたせいで、更新せずに寝ると違和感がする
生活の一部になってたんだなあと痛感

では始めていきます

提督「確かに綺麗だ、綺麗な景色だけど…」

暁「けど?」

提督「ま、この夜景も暁がいないとどうなんだろうな?」

暁「………」


提督(き、決まった…か?)

暁(え?今のって、どういう…?)


提督「………」ドキドキ

暁(司令官がじっと見つめてくる…あっ、さっきのって、そういう…意味、なの?)ポッ

提督(な、何か言ってくれ!恥ずかしくなってきた!もしかして滑ったのか!?)

暁(たぶん、そういうことなんだろうけど…もし間違ってて私だけ舞いあがってたらはずかしいな…)ドキドキ


暁「…しれーかん」

提督「…なんだ?」

暁「も、もっとはっきり言ってくれないと、むずかしくてわからないなあ…なんて…」チラ

提督「な、なんだって…」

暁「はっきり…言ってよ」

提督(まさかこんな返しをされるとは…)

暁「………」ドキドキ


提督「暁が…いるから…」

暁「うん…」

提督「俺の…大切な人が一緒だから、この景色もここまで綺麗に見えるんだ…よ…ってことで…」カァ

提督(は、恥ずかしい…かっこいいセリフ思いついたのに、かっこよく決まらねえ…くっそう…)グッタリ


暁(あ…頭、いい位置)ナデナデ

提督「な、なんでこの状況で頭撫でるんですかねえ…慰めてくれてるのか?」

暁「正直によく言えましたのなでなで~」

提督「なんだそりゃ…はは」


暁「……うれしかったよ。司令官、ちょっとかっこよかったし」

提督「そ、そうか!?」バッ

暁「途中までね♪」

提督「そ、そうか…」ガク

提督(ぜんぜん締まらないけど…まあこれが俺たち、かな?)

―車内―

ブロロロロ…

提督「……暁、テーブルマナーもちゃんと勉強してるんだな。感心したよ」

暁「でしょでしょ?レディーに見えた?見えた?」

提督「ああ、立派なレディーと食事ができて光栄だったよ」

暁「わはー!がんばったかいがあったー!一人前のレディー!」

提督(お粗末なところもあったが、あそこはそこまでフォーマルな場ではないからな…我ながら完璧なチョイスだったな)


提督「そういえば、実はさっきのレストランと他の場所のどっちに行こうか迷ったんだよな」

暁「他の場所って?」

提督「もっと安めというか、庶民的というか…まあ、俺が昔に通ってた店なんだけど」

暁「司令官が昔行ってたとこ…いいな、いつか連れて行ってよ!」

提督「ああ、そうだな…定食屋だか飲み屋だかよくわからないとこだけど、今日とはまた違った楽しさがあると思う」

暁「そーいう場所なら、あーんとかできるね!」

提督「あ、あーん…?」

暁「だって、さっきのお店みたいな雰囲気だとはしたなくてできないじゃない?」

提督「ま、まあ…」

暁「私、司令官にあーんってしたいのがんばって我慢してたんだからね!」

提督「いや、その…外ではどこでも、あーんは控えて欲しいんだが…」

暁「なんでよー!」


提督(もしあの店であーんなんてしようものなら、大将になんて冷やかされるか…)

翌日

―提督執務室―


提督(暁との食事、実に有意義だった…うむうむ)ニマニマ

暁「司令官、頬が緩んで手が止まってるー」

提督「おっとっと…」


… … … … … …


暁「……ふへへぇ」

提督「暁、怪しい声出してないで手を動かしてくれ」

暁「わわ…」


↓2

※自由行動安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

「って、しれーかんだってぼーっとしてたくせにぃ」

「俺は一回だけだもんねー、暁は二回目だ」

「む…むー!」

「こ、こらこら、くすぐるのはだめだろ!」


衣笠(ほんとに仲いいなあ…でも外まで駄々漏れってまずくない?青葉の絶好の狩場じゃない)

衣笠(ちょっと入りにくい雰囲気だけど、ここで引き返しても仕方ないしね…)


コンコンコン


「は、はい!どーぞ!暁はそろそろ戻れ!」


ガチャ


衣笠「失礼しまーす提督、衣笠さんだよーっと」

暁「衣笠さんいらっしゃーい」パタパタ

衣笠「うん、暁ちゃんお邪魔します。いちゃつくのはいいけど、仕事中は控えたほうがいいんじゃない?」

暁「え…もしかして、聞こえてた?」

衣笠「ばっちり♪」

提督(マジかよ…)

暁「これからは気をつけるね…」

提督「そ、それはいいんだが、何か用があって来たんだろ?どうした?」


衣笠「あー、そうだった!それなんだけど、実は、↓2」

衣笠「実は、青葉にスクープのネタの収集を頼まれてて…」

提督「さっき、俺たちが仕事中にどうとか言ってなかったか?」

衣笠「む…私は遊びじゃないからね。これだって一応、広報部の立派な仕事ですから」

提督「あ、ああ…そうか、すまん」

提督(青葉の名前を出されると、遊びか仕事がよくわからなくなるんだよな…)

衣笠「忙しいなら出直すけど、そういう雰囲気でもなさそうだし情報提供に協力してよ」

暁「そうは言っても、ネタなんてあるの?司令官」

提督「……無いことはないが」

衣笠「お!ほんと?なになに?」

提督「うーん…でもなあ」


衣笠「………」

提督「………」


衣笠「では、スクープは"提督と秘書艦、職務を放棄していちゃいちゃ"…」

暁「!?」

提督「ままままま、待て!言うから!」

衣笠「じょ、冗談だから…そこまで本気にしないでよ」


提督「……はあ……よし、とっておきのネタを提供してやろう」

暁「とっておき?」

衣笠「やった!それではお願いします!」


提督「↓2」


※提督によるスクープ

今回はここまで

衣笠さんって文字だけだとキャラの表現が難しいですね。音声で聞くとけっこう特徴があると思うのですが

そしてビスマルクさん、あなた…
最近、誰か暁とビスマルクのいちゃいちゃSS書いてくれないかなーとか思ってたり

ではまた次回よろしくお願いします

>>258
むしろ書いてもいいのよ?
どんどん暁コンが悪化していくビスマルク

>>261
自分で書くのもいいけど、誰かが書いたのが読みたいなっと
暁SS自体、他の方にも書いてほしいですね。あまりにも無さ過ぎるから>>1がSS書きになる決心をしたんですよ、ええ

さて、ビスマルクがさらに改造できるようになりましたね
夏イベ終了後から黙々と大型建造に資材を投げ込む毎日を続けていたのですが、なんと、先ほどようやく来てくれました
見計らったようなタイミングでテンション上がったというどうでもいい話。やったー

では始めていきます

提督「ビスマルクキッチン爆破未遂事件というのがあってだな…」

暁「な、なにそれ?」

衣笠「爆破!?」

提督「あれは、おとといのことだ…俺はそのとき、伊良湖さんを食堂に案内していた」

衣笠(え?誰?)

提督「食堂に入ったら奥のほうが騒がしくて、覗いてみたら焦げ臭い空気の中にビスマルクと間宮さんがいた」

提督「何があったかは詳しく聞いてないが、間宮さんがふと目を離した隙にビスマルクがキッチンを爆破しかけたんだと」

衣笠「ビスマルクさんはなんでキッチンに?それも間宮さんと」

提督「なんでも、ビスマルクは間宮さんに個人的に料理を教えてもらっていたとか…これも詳しくは教えてくれなかったが」

暁(もしかして、私といっしょに料理するための練習…?)

提督「それで、俺は涙目のビスマルクをなだめて、間宮さんと伊良湖さんには協力して掃除してもらったとさ」

暁「伊良湖さん、来て早々そんなことやってたのね…」


衣笠「あのー…さっきから気になってたけど、伊良湖さんって、誰?」


提督「……あ、そういえば、まだ知ってるやつはほとんどいないんだった」

暁「今度新しく来てもらう給糧艦のひとで、間宮さんの…なんだっけ?」

提督「妹…いや、妹分と言ってたか?まあそんな感じだ」

衣笠「まだ知ってる人がほとんどいない…って、それスクープじゃない!」

提督「ん、そうか?言われてみればそうかもな」

衣笠「その伊良湖さんって今どこに?」

提督「間宮さんと一緒だと思うから、食堂じゃないか?」


衣笠「情報提供感謝!今から伊良湖さんに会いに行ってくるね!」ガチャ

提督「あんまり迷惑かけるなよー」

衣笠「わかってますよー!」


バタン


提督「ビスマルクネタが華麗にスルーされたんだが、最初からこっち言ってればよかったのか?」

暁「さあ…」

提督「よく考えたら、伊良湖さんの話に食い付いてくれなかったらビスマルクが泣いてたかもな。あいつプライド高そうだし」

暁「じゃあ、なんでその爆破事件のことを教えたの…」

提督(爆破事件じゃなくて爆破未遂事件なんだが…)

提督「俺も誰かに言いたかったのかもな…知ってる人が俺と間宮さんと伊良湖さんだけだったし」


暁「……ねえ、ふと思ったんだけど」

提督「なんだ?」

暁「司令官が人を呼ぶときの、さん付けの基準ってなんなの?」

提督「……んえ?」

暁「私が知ってる限りでは鳳翔さんと間宮さんと伊良湖さんだけ、さん付けで呼んでるけど…」

暁(……もしかして、料理?料理の腕なの?)

提督「うーん?意識したことなかったが…」

提督(ほぼ全ての艦娘を呼び捨てにしてるというのに、確かになんでだろうな?)

暁「別に、ちょっと気になっただけだから理由がないなら別にいいわ」

提督「あーうん…もしかしたら、↓2かも」


※さん付けの基準

提督「もしかしたら、雰囲気かも」

暁「雰囲気…どんな?」

提督「……お母さん?みたいな?」

暁「おかあさん…か」

提督「?」


暁「あ、でも、雷にはさん付けじゃないわ!」

提督「い、いや…さすがに俺が雷さんと言うのはちょっと無理があるだろうよ」


… … … … … …



―宿舎・暁型の部屋―


電「それでは、おやすみなさい、なのです」

響「ああ、おやすみ…」

雷「おやすみなさーい」


暁「ねえ、雷…いっしょに寝てくれない?」

雷「別にいいけど…なんで?」

暁「………」ゴニョゴニョ

雷「…ぷっ」

暁「わ、わらうなー…」

雷「ごめんごめん、それじゃ暁ちゃん、ねんねしようねー」

暁「ちょ、ちょっと、私は何歳の設定なの?」

雷「ねんねんころりやー…」

暁(むー…ちょっと納得いかないけど、やっぱり安心する…雷はおかーさんだわ…)

雷(急に"お母さん"を感じたくなったって、今日何かあったのかな?)

翌日

―提督執務室―


提督「暁のことを全て知りたい…知りつくしたい…」

電(とっても危険なことを言っている気が…)

提督「なあ、俺が知らない、宿舎での暁のエピソードとか教えてくれないか?」

電「えーと…そうですね…そういえば、今日の朝起きたら、暁お姉ちゃんと雷お姉ちゃんが抱き合ってて…」

提督「な、何!?ビスマルクの次は雷が俺のライバルか!?」

電「そ、それはさすがにないと思うのです…姉妹ですし」

提督「真実の愛には性別も年齢も血も関係ないんだぞ?」

電「さりげなく年齢を入れて自分を正当化しましたね…」

提督「……バレた?」

電「バレバレなのです」


↓2

※自由行動安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

連取りはかまいませんが連投は不可です。↓2にする意味が無くなってしまうので…先に言っておくべきでしたね
酒飲みメンバーはフィーリングで決定




―食堂―


隼鷹「なあ、集まり悪くねえ?もっとたくさん誘ったはずなんだけど…薄情だなあ」

大鳳「みんなそれぞれ理由があるんだろうし、そんな言い方はよくないわ」

瑞鳳「そうそう、飛鷹さんが来れなくなったからって荒れちゃだめ!」

鈴谷「そうだそうだー」

隼鷹「別にそういうわけじゃ…って、鈴谷さあ、あんた酒飲める年だっけ?」

鈴谷「細かいことは気にしなくていいって!楽しまないと!」

隼鷹「ま、いいけどさ…じゃあなんか面白い話題出して楽しませてくれよ」

鈴谷「ええー…そんなこと言われても」

隼鷹「いーじゃんよー、ほら、頑張れ!」

大鳳(まだほとんど飲んでないのに絡み酒…)


瑞鳳「ここで面白い話って言ったら、やっぱりあれじゃない?暁ちゃん」

鈴谷「あ、いいね!面白そう!あの二人って今どんな感じなの?」

大鳳「そうね…提督と暁ちゃん、最近よく一緒に出かけてるみたい」


隼鷹「……あいつら、どこまでイってると思う?」


大鳳「どこまでって…何が?」

隼鷹「そりゃー愚問ってやつでしょ!恋人同士がイってると言ったらあっちしか無い!」

鈴谷「あー、実際、どうなんだろ?けっこう気になっちゃうね!」

瑞鳳「そ、そういう話を本人がいないところでやるのは…」

隼鷹「お、本人の前でやっちゃう?それも面白そうだね」

瑞鳳「そ、そうじゃなくって!」

大鳳(……よくわからなくて話に入れない)


長門「面白そうな話をしているな。私も混ぜてもらおうか」スッ

隼鷹「お前どこから湧いてきたんだよ…」

長門「それで、何の話だって?」

鈴谷「提督と暁ちゃんがどこまで進んでるかって話!わかってて来たんじゃないの?」

長門「そう怒るな、ただの確認だ。私はあの二人はベッドを共にしたぐらいしか知らないが、皆はどうなんだ?」


瑞鳳(えっ?)

隼鷹(……マジ?)

鈴谷(そ、そこまで?うそ…)


大鳳「やっぱりとても仲が良いのね!提督が暁ちゃんをなでて優しく寝かしつけてたりするのかしら」

長門「仲が良いのは確かだが、あの時はやむを得ずといった感じだな。床で寝るのはきついし良い判断だ」


隼鷹「……なあ、もしかして、それ、ただ一緒に眠っただけ?」

長門「他になんだと思ったんだ?」

鈴谷「まぎらわしい!」

瑞鳳「はあ…びっくりしたあ…もう、長門さん!」


大鳳「……みんな、何に怒ってるの?」

長門「さっぱりわからん」


隼鷹「……まあ長門の話をナシにしても、そこまでヤっちゃってる可能性もあるよな」

瑞鳳「ないない!ぜったいない!」

隼鷹「お、じゃあ瑞鳳はどこまでヤってると思ってんだい?」

瑞鳳「そ、それは…その…」カァ

鈴谷「あ、赤くなってるー!かわいー!」

瑞鳳「か、からかわないでよ鈴谷ちゃん…」


↓1~↓2

※酒酔い安価
「○○が酔って△△な性格になる」

各安価ひとりのみ指定可能。キャラが重複したら↓1のみ適用

今回はここまで

自分的に書きやすい酒を飲む艦娘を選んだらこの五人になりました
鈴谷は、うん…ただの好みです。あとテンション上げ要員
もし期待に沿わないメンバーだったら申し訳ない

ではまた次回よろしくお願いします。明日昼か夕方あたりにやるかも(やらないかも)

ちょっとしかできないかもしれないけどとりあえず開始

酒の席って難しいだね

鈴谷「それでそれで、どこまでいったと思ってるの?ん?話してみ?」ニヤニヤ

瑞鳳「大鳳さーん、鈴谷ちゃんがいじめるー…ひっく」

隼鷹「あり、もう出来上がっちゃってんのかい?仕方ないねえ…大鳳、あと頼むわ」


大鳳「頼むって…えっと、瑞鳳ちゃん、よしよし」

瑞鳳「たいほーさんやさしー…だっこして、だっこ」ギュ

大鳳「ちょ、ちょっと…瑞鳳ちゃん?」


隼鷹「そこの二人は放っておいて、さっきの話…提督が暁がどれぐらい進んでるかってんだけど」

鈴谷「言っちゃ悪いけど、手を出してたらさいきょーのロリコンだよね!ビスマルクさんを振ったって言ってたし、もしかしたら本当に…」

長門「なあ…この話はやめにしないか?」

鈴谷「長門さん、いきなりどうしたの?」

長門「二人は真剣な付き合いをしているんだ。周りの人間が冷やかしていいものではない」

隼鷹「お、おう…」

長門「提督は誠実な人間だ。暁を愛しているのならば、滅多なことはないだろう。外野が言うことは何もない」

鈴谷(面白そうに首を突っ込んできたのは誰だったっけ?)

隼鷹「そういやこいつ、酒が入ると急に真面目ちゃんになるんだった…一緒に呑むの久しぶりで忘れてたな」

鈴谷「ええー?長門さんがそうなら、この席じゃもう話の続きできないじゃん…大鳳さんと瑞鳳さんはラブラブだし」

大鳳「ら、らぶらぶ!?」

瑞鳳「大鳳さん、たいほーさんってば…ねーえ…ひっく」

瑞鳳「隼鷹さんと鈴谷ちゃんがふたりでね、いじめてね…」ボー

大鳳「た、大変だったわね…」

瑞鳳「でも大鳳さんはいつでも優しくて…ひっく、だっこもしてくれるし」

大鳳(ほとんど一方的に抱きつかれただけなんだけど…)

瑞鳳「大鳳さんとならラブラブになってもいいかなーって…今度一緒にご飯食べよ?私が作るから」

大鳳「ちょっと落ち着いて!ね?ご飯はいいんだけど、ほら、ね?」


隼鷹「ひゅー!いーじゃん!カップル成立!めでたい!」

鈴谷「おめでとー!」パチパチ

長門「うむ、仲睦まじい様は心温まるものがあるな」


大鳳「勝手なこと言ってないで、助け…」

瑞鳳「大鳳さん…私のこと、きらいなの?」ウル

大鳳「え?いえ、そういうわけではないのだけど…私は皆のことが好きだし…」

瑞鳳「私もすきー♪」ガバッ

大鳳「わ、わぷっ…ま、まって…」


鈴谷「大事なところで拒絶しないから余計にヒートアップしちゃうのにねー」

長門「そこが大鳳の良いところだ」

隼鷹「もうこいつらが今日の酒の肴でいっか!」

鈴谷「見てる分には面白いしね…こっちに来たらいやだけど。瑞鳳さん、毎回あんななの?」

隼鷹「いや、ここまでなったのは初めて見るなあ…大鳳に絡んだのは初めてだから、相性が良かったんじゃないかい?」

長門「大鳳は面倒見が良い性格だからな、そこに心惹かれるのも無理はない…」

鈴谷「……長門さん、同性愛はいいの?」

長門「私は心から愛し合っている者たちを否定しないよ」

隼鷹(これが心から愛し合っているように見えるのか…酔っても長門は長門だな)


長門「皆と一緒に呑む酒はうまいな…」

翌日・朝

―食堂―


提督(やっぱり朝は和定食…ん?あそこに突っ伏しているのは…)

提督「おーい、大鳳どうした」

大鳳「……あ、提督…おはようございます」

提督「なんかすごく疲れてないか?何かあったのか?」

大鳳「夜からずっと瑞鳳ちゃんにずっと…いえ、なんでもないです…」

提督「瑞鳳?」


暁「しれーかん、こっちこっちー!」


提督「ああ、今行く!……よくわからんけど、無理はするなよ?」

大鳳「ありがとうございます…」

大鳳(しばらく飲み会は遠慮しとこう…)



↓2

※自由行動安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

―提督執務室―


暁「………」カリカリ

提督「……中部海域?」

暁「どうしたの?」

提督「……いや、なんでもない」


コンコンコン


提督「はいよ、どうぞ!」


ガチャ


朧「失礼します、提督」

提督「朧か、どうした?」


曙「ふん、残念だったわね、私もいるわよ」

潮「あ、曙ちゃん、最初から喧嘩腰じゃだめだよ…」

漣「愛情表現ですからこれはこれでおkってもので、ああ、暁ちゃんやっほー♪」フリフリ


暁「や、やっほー…?」

提督「それで、第七駆逐隊勢ぞろいでどうしたんだ?」

曙「………」

潮「……曙ちゃん?」

漣「………」ニヤニヤ

朧「ねえ、曙が要件言うって、さっき…」

漣「仕方ないから私から言っちゃいましょーか♪」

曙「じょ、冗談じゃないわ!私が言う!」

提督(俺は誰でも構わないんだが…)


曙「クソ提督!そ、その…↓2!」

時間が無くなったので今回はここまで
人数が多いと皆に喋らせるのが難しいのだなあ

さて、禁句を言われた提督はなんと反応するでしょうか

ではお疲れさまでした

やや時間ができたので始めます

毎日やりたいんですがね、ままならねえ

曙「……ロリコン!」プイッ

朧「ええっ!?」

潮(な、なんてことを…)オロオロ

漣(あらまあ)ニヤニヤ


提督「……わざわざ四人で俺をロリコンだと罵倒しに来たのか?」


朧「ち、違うから!こら、曙!」

潮「あああああ、あの、別に私はその、提督のことを、ろ、ろりこんだとか思ってない…ですから」アタフタ

漣「うんうん」


暁(漣ちゃんだけ落ち着きすぎじゃない…?)


提督「ということらしいが?」

曙「じ、事実を言ったまでよ!……もう帰る!失礼しました!」タッ

提督「曙、待て」

曙「な、何よこのロリコン提督!」


暁(けなし言葉のつもりだろうけど、クソ提督よりマイルド…)

提督「誤解のないように訂正させてもらうと、俺はロリコンではないぞ」

曙「毎日毎日、暁といちゃついてだらしない顔してるってのによくそんなこと言えるわね!」

潮「曙ちゃん、落ち着いて…」

曙「潮はちょっと黙ってて!」

潮「あうう…」

朧「曙はこうなったら止まらないよ…しばらく様子を見よう」

漣「落ち着いたらやっぱり漣から要件を伝えましょーかねー」


提督「言っておくが、俺は暁が暁だからこそ愛しているのであって、特別な幼女趣味ではない」

暁(よ、ようじょって…)

曙「だーかーらー!暁を愛してるって時点でロリコンだって言ってるのよ!」


提督「………」ピシッ


曙「ぐうの音も出ないって感じ?ようやく納得したようね、このロリコンクソ提督」

提督「……確かに暁は幼い。俺は幼い暁を愛してる。ああ、傍から見たら立派なロリコンだとも、そうだとも」

曙「フン、ついに開き直って…」

提督「だがな、俺は暁を一人の女性として真剣に愛してるんだ」

曙「そ、それがどうだって…」

提督「この気持ちは暁が大人になろうとおばさんになろうと婆さんになろうと永遠だ。断言してもいい」

曙「どう言ったって結局ロリ…」

提督「もしそれでも誰かがロリコンだと言うのなら、喜んでそう呼ばれよう。暁を愛してそう呼ばれるのなら本望だ」

曙「ぐ、ぬぬ…」


朧「曙を言い負かすなんて…」

潮「かっこいい…」

漣「暁ちゃん、すごい愛されっぷり~」ポン

暁「う、うん…」

暁(し、しれーかーん…その言葉はうれしいけど、みんな聞いてる…はずかしいよ…)カァ

提督「いかんいかん…つい熱くなってしまった。大人げなかったかな…曙、ごめんな」ポンポン

曙「べ、別に…その、こっちも、少し……」ボソボソ

提督(聞き取れない…けどそう言ったら怒らせそうだなあ)

暁(頭ぽんぽん、いいなあ…)


朧「落ち着いたところで、そろそろ本題に入りたいんですけど…」

潮「そ、そうです。私たち用事があってきたんです」

提督「おっと…なんとなく一件落着な気分になってた。それで朧、本当はなんだったんだ?」

朧「それは漣から…それじゃ、お願いね」

漣「はい、それではこの漣からお伝えしましょー」

提督(だから誰でもいいって…)


漣「えー、だいぶ遠回りしてしまいましたが、私たちの目的は↓2なんですよ」


※第七駆逐隊の目的

漣「私たちの目的はパラグライダーなんですよ」

提督「ちょっと待て、さっぱり意味がわからない」

曙「とぼけても無駄よ、こっちは既に調べがついてるんだから」

朧「いや、調べはついてないから…えっと、提督の私有地にパラグライダーができる場所があるって聞いて、本当かなって」

提督「……あの山のことか?そういえばできるな。行きたいのか?」

潮「は、はい…ご迷惑でなければ…」

漣(って、本当にそんな土地持ってるんですかーい…何かの冗談だと思ってた)

提督「そうだな…叶えてやりたいが…」

提督(新たに出撃命令が出た中部海域について、疎かにしていいものか…でも、今までいいペースで攻略できてるし…)


暁「ねえ、ぱらぐらいだーってなに?」

曙「そんなことも知らないの?仕方ないわね…いい?パラグライダーってのはスカイスポーツと呼ばれる…」

暁「ふんふん…」


朧「悪態ついておきながら、丁寧に説明してあげる曙…さすが」

潮「曙ちゃんは優しい子だから…」

漣「それより、暁ちゃんが興味を持ったことに注目すべきだと思いますよっと♪」

朧&潮「?」


曙「――ってわけ。だいたいこんなとこね…わかった?」

暁「うん!うん!私もぱらぐらいだーやってみたい!しれーかん!」キラキラ

提督「よし!休みを合わせてみんなで行こうか!」

暁「やったー!」


漣「ほらね?」

朧「ああー…」

潮「な、なるほど…」

今回はここまで

なぜいきなりパラグライダーが出てきたのかよくわかりませんが、これこそ安価スレらしい展開(なのか?)
パラグライダーには免許がいるとか提督の私有地ってなんだとか細かい突っ込みは無用ですよ

では短いですがお疲れ様でした

よし、やります
今日は0時か0時半までできる(といいなあ)

なお私はパラグライダーなどやったことないのでほぼ想像です

数日後

―艇徳山―


提督「ということでやってきました我が私有地」

暁「すー…はー…空気がおいしー!」

潮「すごい、です…綺麗な景色…」

曙「ま、まあまあかしらね…」


朧「……ねえ、あの建物って、もしかして…」

提督「ああ、あれが俺の家の別荘だ。既に言ってある通り、日帰りは無理があるから今日はあそこに泊まる」

漣「これは思った以上にアレですね…ご主人様の家ってかなりのお金持ち?」

提督「それなりの家ではあると思うが、自慢できるほどじゃないよ。こんな山あっても使い道があまりないしな」

朧「そんなに謙遜しなくても…現に今、役に立ってるんだから」

提督「はは、別に謙遜ってわけでも…」


暁「しれーかーん!パラグライダーってどこでできるのー!?」キラキラ


できるのー…きるのー…のー…


提督「やまびこが起きるほど大声で叫ばなくても…」

漣「早く行ってあげましょ、ご主人様?お姫様を待たせちゃだめですよ」

提督「ああ、そうだな…」

提督(こんな土地でも役に立つ日が来るとはなあ…人生、何があるかわからんもんだ)

―艇徳山・パラグダイダー練習場―


提督「久しぶりに来たけど、前もって業者に手入れしてもらったおかげでけっこう綺麗だな」

暁「すごいすごーい!ひろーい!はやくやろー!」パタパタ

提督「落ち着けって、道具の準備するから」


潮「暁ちゃん、楽しそうだね」

曙「私たちが行きたいって言ったのに、あのクソ提督ったら…」

漣「はいはい、嫉妬しなーい」

曙「してない!」


… … … … … …


提督「始める前にみんなに言っておくが、普通は素人がコーチもつけずにパラグライダーなんて危険すぎてできない」

暁「司令官がコーチなら安心よね!」

提督「俺も人に教えられるほどの技量は無いし、こんな人数は面倒見られない」

暁「ええ…?」

潮「そ、それじゃあ…?」

曙「なに?まさかここまで来てできないって言うの?」

提督「普通ならそうだってことだ。実は、開発局に頼んで初心者でも安全に楽しめるように装備一式を改造してもらったんだ」

朧「さすが開発局…なんでもありだね」

提督「非常用障壁作動装置もあるので、特別な危険なく遊べる。帰ったら夕張に感謝しとけよ」

漣(困ったら開発局に頼めばいいという風潮…百里ある)

提督「――それで、この持ち手で進行方向を操作するんだ」

暁「うん」ギュ

提督「みんなもよく見ておけよ?安全性はともかく、やり方がわかってないと楽しめないからな」

潮「は、はい!」

曙「わかってるわよ、ったく…」


… … … … … …


提督「それじゃ、暁が一番手だ!行って来い!」

暁「うん!」タッ

タッタッタッ…

暁(まずは助走をつけて…わっ!)

ふわっ…

暁「しれーかん!浮いてる!私飛んでるー!」


提督「前見ろ前!あとしっかり操作しろ!」


暁「は、はい!」グッ


提督(適度な風…特に流されるってことも無さそうだし、絶好のパラグライダー日和ってとこだな)

提督「よし、それじゃあ俺たちも暁に続くぞ!」


「「「「おー!」」」」


提督(とは言っても、俺はあくまで保護者…こいつらの面倒を見るのが最優先だ)

提督(俺はつい暁ばかり見てしまうからな、注意して第七駆逐隊を見守ろう…)



↓2

※パラグライダー個別イベント

朧、曙、漣、潮より選択。任意で状況や話題の指定も可能

漣「ごしゅじんさまー!ちょっとどいてー!」

提督「おいおい、わざわざ進路の先に俺をとらえるなよ!…って、その角度で足を開いてたら…」

提督(……oh,nice strawberry)

漣(ご主人様、角度っていったい…?あっ!?)カァ

漣「ちょ、ちょっと待って!」ジタバタ

提督「さ、漣!しっかり操作しないと、バランスが…な、なんで低空飛行でこっちに来れるんだ!俺を狙ってるのか!」

漣「あわわ…そんなこと言われても…」フラフラ

提督(こうなったら…)

提督「よし来るなら来い!受け止める!」

漣「くぅっ…お、お願いします…」ギュ


ガシッ


提督「……ふう、びっくりした」

漣「助かった…ありがとう」

提督(俺が助けたのは俺自身なんだけどな…漣は装備のおかげで安全だし)

提督「いいんだよ、俺は別に…」

漣「ところで、見ましたね?」

提督「……いちご?」

漣「………」ニコ

提督「………」ニコ

漣「……ぶっ飛ばしますね♪」

提督「理不尽だ!」

漣「ご主人様が見ていいのは暁ちゃんのパンツだけなんだから!」


暁(なんかよくわからないこと叫ばれてるー!?)

―艇徳山・山道―


朧「今更だけど、なんであんな練習場なんてあったの?」

提督「親父の趣味でな…でも、わざわざ作った割にほとんど使わなかったな」

潮「それは、その…ここが遠いから、では…」

提督「潮、大正解。だんだんここに来る面倒臭さが楽しさを上回って放置って流れだ」

潮「……なんとなくわかります」

曙「嫌ね、金持ちってやつは好き放題やっちゃって」

漣「お父様のことをあんまり悪く言ったら失礼でしょー」

提督「まあ、事実だし、俺もそう思うし…ははは」

暁(司令官、漣ちゃんたちばっかり見てる…むむー)


提督「そろそろ別荘に着くぞ。疲れただろうからしっかり休まないとな」

暁「うん…」

暁(……司令官は私たちの保護者だから、私だけ見てるわけにはいかないんだよね)

暁(司令官の気を引きたいけど、それが迷惑になるならいやだな…がまんしよう)

暁「………」トボトボ


曙「ねえ、さっきから思ってたけど、暁…」

潮「うん、元気ないよね…」

朧「原因はたぶん…あれ…だよね」

漣「……ふむふむ、ひと肌脱いであげましょうか」

今回はここまでです

意外と長くなってきたパラグライダー編、次回は別荘からです
できるだけ第七駆逐隊の魅力を引き出せるよう尽力します。できれば暁以外も全員魅力的に書きたいのです

ではお疲れさまでした

寝る前に艦隊決戦援護作戦を全艦キラ付けダイハツ三積みあきつ丸入りで回し始めたら世界が変わった
手間を惜しまずもっと早くやっておけばよかったなというどうでもいい話

では始めていきます

―艦徳山・別荘前―


提督「着いた着いたっと」

ガチャ、ギィ…

提督「さあ、入ってくれ……ん?どうした?」


朧「その…改めて近くで見ると、迫力がね?」

潮「うん、立派なお屋敷で少し尻込みしちゃうかも…」

提督「そういうものか?別に気にすることないと思うけどな」

曙「立派って言っても、こんな古そうな建物でちゃんと泊まれるの?床が抜けたりしそうじゃない」

提督「使ってない間も管理人は置いてたし、その辺は大丈夫なはずだ。掃除も行き届いてるよ」

曙「ふーん…ま、いいわ」

漣「ナチュラルな金持ち発言出ました!やるねーこのこのー」

提督「それやってたのは俺じゃなくて親父だって!」


暁(がまんがまん、レディーに忍耐はつきもの…うん、今回の主役は漣ちゃんたちなんだからこれでいいのよ)


提督(……暁?さっきから一言も喋ってないが、体調でも悪いのだろうか)

―別荘・広間―


提督「ここでくつろいでもいいし、あっちに部屋がいくつかあるから好きに使ってもいいぞ」

提督「基本的に自由にしてくれて構わないが、勝手に外に出ていかないこと。わかったな?」


「「「「「はーい」」」」」


提督「よし、俺は奥の部屋で鎮守府と連絡を取ってくる。休みだからって放置するわけにも行かないからな…では、解散!」


ギィ…バタン


朧「……提督がいない間の鎮守府って、誰が責任者になるのかな」

暁「えっと…電?」

潮「いくらなんでも、それはないんじゃないかな…」

暁「あはは、そうだよね……ふあぁ…」

曙「おっきいあくび…疲れてるんなら少し横になれば?」

暁「うん…そうしよっかな…ねむい…」

漣「おやすみなさい、暁ちゃん」


… … … … … …


漣「さあ、暁ちゃんが眠ったところで…暁ちゃんを元気づけよう会議、開始です」

朧「元気づけるってことは要するに、提督に何かしてもらうってことになるのかな」

潮「うーん…とにかく、提督絡みってことは確か、だよね…」


曙「あーあ、あんたたちってほんとお人よしよね…まったく」

漣「いま必死に案を考えてる癖に、そんなこと言っちゃって♪」

曙「考えてないわよ!」


↓2

※暁元気づけ作戦案

漣「どーすべきか…」

朧「うーん…」

潮「………」


曙「もう面倒くさい作戦考えないで、暁とクソ提督二人っきりにしてやればそれでいいんじゃないの」


朧「それだ!」

潮「いいんじゃないかな!」


曙「ふん…本気で考えてるならこれぐらいすぐ思いつくでしょ」

漣「つまり、曙さんは本気で考えていましたよ、ということで」

曙「あんたはいちいちおちょくらないと気が済まないの!?」

朧「まあまあ…いつものことなんだからさ」

潮「あ、あんまり騒ぐと暁ちゃん起こしちゃうよ…」

曙「……ふん」


漣「でも、せっかくなら何かプラスしておきたいかも…」

曙「……プラス?二人きりにするだけじゃ駄目だって言うわけ?」

漣「駄目じゃないけど、やっぱりムードって大事なのね。ご主人様か暁ちゃんに入れ知恵しておいたらいい雰囲気になるかなーって」

潮「な、なるほど…漣ちゃん、すごい」

朧(ただ後で暁から面白い話を聞きたいだけなんだろうなあ)


漣「ということで、次の議題はプラス要素なのです!」



↓2

※提督か暁への入れ知恵

どっちに何を入れ知恵するか指定




「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」


提督「レトルトで悪かったな。こんな山奥だから食事の用意が難しかったんだ」

漣「いえいえ、カレーはレトルトでもカレーですから」

朧「たまにレトルトを食べるとすごくおいしく感じたりするんだよね」

提督「ああ、ちょっとわかる」


潮「では、片づけは私たちがやりますから」カチャ

曙「そーね、カレーが冷えて固まる前にさっさと片付けないと」

暁「あ、私も…」

朧「五人も手はいらないから、暁はここにいていいよ」

提督「それ言うと、四人も多すぎな気が…」

曙「クソ提督は黙ってなさい!」

提督「………」


漣「暁ちゃん、寂しそうでしたよ…フォローしておいたほうが…」ボソボソ

提督「え?」


漣「さーて、お二人はあっちの部屋にでも行っててくださいなー、洗い物は水音がうるさいですからね」グイ

提督「俺は別にここでも…わ、ちょ…」

暁「さ、漣ちゃん?」

朧「いいから、二人でゆっくりしててよ」グイ

潮「えっと…ごめんね」グイ

提督「お、お前らまでいったい…」


曙「面倒くさいわね!さっさと向こう行けっていってんのよ!」ガッ


「うおっ!」

「きゃあっ!」


バタン


曙「ふう…」

漣「なんという力技…」

朧「……お皿、洗いに行こうか」

潮「……うん」

提督「あーびっくりした…暁、大丈夫か?」

暁「うん、へーき…」


提督(漣のやつ、暁が寂しそうだったって…)

暁(司令官とふたり…甘えたい…でも、がまん…あれ?ふたりだから甘えてもいい…?えーと…?)

提督(確かに、今日は意識して第七駆逐隊の面々と会話を増やすようにしたが…それのせいで暁の元気がなかったのか?)


暁(なんだか気まずい…)

暁「わ、私、向こうに戻るね」

提督「戻ったら曙にぶっ飛ばされるかもしれないぞ」

暁「そんな言い方はだめ!曙ちゃんは優しいんだから、さっきのだって何か理由が…」

暁(……理由?そういえば、なんでだろ)

提督(理由か…つまり、そういうことなんだよな)

暁「理由が…あるんだろうから、やっぱりしばらくここにいる」

提督「ああ…」


提督(フォローしろと言われたが、どうすりゃいいんだろうな…暁を喜ばせる?安心させる?)

提督(そうだな、とりあえず↓2だ)


※フォローの方法

提督「……ちょっと失礼」

暁「へ?」

ぎゅっ

暁(あ…)

提督「うん、やっぱり暁を抱きしめると安心するな」

暁「な、なにそれ…」

提督「暁は安心しないか?」

暁「ん……安心する」


提督「………」

暁「………」


提督「……今日、あんまり喋らなかったのはあいつらを気遣ってか?」

暁「……どっちかというと、司令官を気遣って…って恩着せがましいけど」

提督「俺を?」

暁「だって、司令官はみんなを守る責任があって、私が司令官をひとり占めしてたらだめで…」

提督「………」

暁「れでぃーは忍耐力もあってこそだから、大丈夫だと思ったけど…結局、寂しくなっちゃって」


提督「…暁は立派だな…でも、こっちの身にもなってくれ」

暁「司令官の…?」

提督「お前が寂しいと、俺も寂しいんだよ」


暁「……そっか。私も…司令官が寂しいのは寂しい」ギュ

提督「……もっと暁は甘えていいんだよ」

暁「………」スリスリ

提督「……暁、くすぐったい」

暁「今、言われた通り甘えてるんだからがまんしてよ…」

提督「はは…わかったよ」


暁(司令官の匂い…ずっと包まれてたい…)

提督(これで暁は元気になってくれるかな…漣たちも粋なことするな。後で礼を言っておかなきゃ)

翌日・朝


チュンチュン…

提督「……はっ!」

暁「……ふえ?」

提督(まさか、あのまま抱き合って寝てしまったのか!?)

暁「あれ…まぶしい…あさ?」

提督「しまった…」ズーン

暁「ど、どうしたの?」

提督「カレー食ったあとに歯磨きしてないとか不衛生すぎる…」

暁「い、言われてみれば…ってて!」ピシッ

提督「暁?」

暁(全身がきしむように痛い…)


… … … … … …


提督「おはよう……何でみんなそんなにぐったりしてんだ?」

朧「おはようございます…いや、ちょっと…」グッタリ

曙「別になんだっていいでしょ…」グッタリ

潮「体が、はい…」グッタリ

漣「あ、ご主人様、暁ちゃんとお楽しみでしたか…」グッタリ

提督「ぐったりしつつ通常営業なお前すげえな」


暁「うー…筋肉痛が…」フラフラ

提督(ああ…慣れない山道を登ったりパラグライダーしまくったら筋肉痛になってもおかしくないか…)

提督「少し時間があるからまた遊んで行こうかとも思ったけど、その様子じゃ無理だな」

暁「帰る前にもう一回やりたかった…」

提督「またいつか来ようなー」


漣「ご主人様、うまくフォローしたみたいですね…」

曙「ったく、世話の焼ける二人なんだから…」

潮「でも…だからこそ応援してあげたい、と思うよ」

朧「提督の私たちへの気遣いは嫌いじゃないけど、やっぱりこうじゃないとね」

今回はここまで

別荘の一晩を細かく描写するとめちゃくちゃに長くなりそうだったので唐突な朝チュン
これにてパラグライダー編、完

次回はまた行動主自由の行動安価を取ります
ではお疲れさまでした

乙です~
第七駆逐隊もかわいい!

毎度乙感謝

>>350
そう言っていただけると嬉しいです

どの艦娘も蔑ろにせず生き生きと書いていきたいと思っています
たまに残念なことになるかもしれませんが、そこは目を瞑っていただければ…

では始めていきます

―開発局―


提督「――そして、パラグライダー体験はつつがなく終え、非常用障壁作動装置が作動するようなことにはならなかったとさ」

夕張「それはなによりです」

夕張(あのシステムは研究終わってたから、作動してもうまみがなかったし)


提督「夕張、数日で人数分の装備を改造しろなんて予定外の仕事任せてすまなかったな」

夕張「確かに少し大変でしたけど、あの子たちの顔を見たらやってよかったと思いましたよ!」

提督「そういえば帰ったら夕張に礼を言うように言っておいたな…もう来てたのか」

夕張「はい、みんないい笑顔で…なんかちょっと足を引きずってたけど」

提督(山道は足腰に来るからな…明日まで持ちこさなきゃいいが)


提督「ところで…俺のパラシュートにでかでかと書いてあった"Rock命"って…」

夕張「あはは、ただの私の趣味だからお気になさらず」

提督「そ、そうか…まあいいけど…」

夕張(今期も面白いダークホースアニメないかな~♪)


提督「さて、久しぶりの遠出で疲れた…今日はもう休んで明日に備えるよ…じゃあな」

夕張「はい、お疲れ様です……片道何時間でしたっけ」

提督「しばらくは行きたくないぐらいかな」


↓2

※翌日の自由イベント安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

翌日

―提督執務室―


提督「お悩み相談?」

暁「うん、なんかね、私たちがおでかけしてる間に吹雪ちゃんが始めたんだって」

提督「そりゃまた唐突なことで…」

暁「親身になって相談してくれるから評判もいいんだって聞いたわ」

提督(評判って、一日二日のことなのに…まあ目新しいことは誰かのおかげですぐに噂になるからなあ)

暁「だからこの後、吹雪ちゃんに会いに行ってお願いしてみない?」

提督「暁は何か悩みでもあるのか?」

暁「……え?べ、別に…ちょっと興味あるだけ!」

提督(お悩み相談って興味本位でするもんじゃないと思うが…)

提督「そうだ、吹雪は今遠征隊の旗艦じゃないか。そのうち報告に来るからちょうどいいぞ」

暁「それって仕事中…」

提督「もう今更だろ」

暁「いーのかなー?」

提督「俺が許す」

吹雪「――報告は以上です!」ビシッ

提督「御苦労、下がってよし…じゃなかった、ちょっと待ってくれ」

吹雪「あれ、まだ何か?」

提督「お悩み相談を始めたと聞いたんだが、暁が興味あるみたいで…」

暁「今からお願いしてもいいかな?」

吹雪「もちろん!しっかり解決しちゃうんだから!」

暁「ありがとう!それで、相談したいことはね…」

吹雪「ちょっと待って!司令官は席をはずしてもらえますか?」

提督「え、なんでだ?」

吹雪「お悩み相談は一対一が基本です。あまり知っている人を増やしたくない内容かもしれませんから」

提督(……筋は通っているか)

暁(思った以上にちゃんとしてる…評判いいのはこういうところなのかな)


提督「わかった。終わったら呼んでくれ」スクッ


ガチャ…バタン


吹雪「……さて、それで暁ちゃんの悩みは何かな?」

暁(ここまで真剣にやられると、軽い気持ちでお願いしたのが申し訳なくなっちゃうな…)


暁「その…↓2なんだけど」


※暁の相談内容

暁「司令官と私の年齢差…大きいじゃない?」

吹雪「うんうん」

暁「付き合ってるって言っても、その壁を感じるときがどうしてもあって…」

吹雪「確かに…無理はないかもね」

暁「うん…司令官と付き合えてるってだけでうれしいんだけど、そこがたまに気になっちゃうの」


吹雪「そうだな…暁ちゃんは、年齢差を感じることの何が嫌なのかな?」

暁「えっと…そう言われると…なんだろう…身長差?人生経験…?」

吹雪「多分、ほとんどの問題は時間が解決してくれるものだと思うよ」

暁(そうかもしれないけど、それを結論にされちゃうと…)


吹雪「だから、時間が解決する前の今は、今だからこそできる楽しいことを考えようよ」

暁「え?」

吹雪「大きくなったらできなくなりそうなこと!あるでしょ?」

暁(司令官のふところに潜り込んですりすり…背中から飛びついて甘えて…司令官に全体重かけて踏んで…)

吹雪「それはそのうちできなくなるけど、代わりにできることがまた増えるからバランスは取れてるんじゃないかな」

暁(大きくなったら…司令官と肩を並べて歩けて…でも、今みたいにぶら下がるみたいな手のつなぎ方はできなくなって…)

吹雪「何か気になることがあるなら、それのいいところを見つけていけば私は楽しいと思んだ」


暁「……そういう考え方もあるんだね、気持ちが楽になったかも」

吹雪「あはは…実は、難しいお悩みだったからなんとかひねりだした考えなんだけどね」

暁「そうなの?聞き上手だし、ぜんぜんそんな感じしなかった…ありがとう、吹雪ちゃん」

吹雪「どういたしまして!」ニコ

吹雪「司令官、終わりましたよー!」ガチャ


提督「お疲れさん、解決できたか?」

暁「うん、吹雪ちゃんすっごいの!なんだかすっきりしちゃった」

吹雪「なんとかごまかしてるようなものですけどね…えへへ」

提督「それでも相談者が満足したなら大したもんだよ。俺も頼みたくなっちゃったな」

吹雪「もちろんいいですよ!」

暁「あ、じゃあ今度は私が外に出てるね」

提督「おう、悪いな」


バタン


吹雪「それで、司令官のお悩みは?」

提督(あんまりガチな悩みを晒しても吹雪を困らせるだけな気がするが…暁はどんな悩みだったんだろう)

提督「……じゃあ聞いてくれ、↓2だ」


※提督の相談内容

提督「俺は…いい歳した大人だろ?」

吹雪「ええと…まあ、はい」

提督「今更言うことでもないが、暁とは…相当な年齢の差がある」

吹雪(え、まさか…)

提督「いつもは気にしないんだが、たまにどうしても気になってしまうときがあってな…」

吹雪「そ、それは…そうでしょうね」

吹雪(暁ちゃんとまったく同じ悩み…同じって言いたいけど、秘密は守らないと)

提督「この先結婚…カッコカリじゃないぞ、本当に結婚して…」

吹雪(あれ?雲行きが怪しいような…)

提督「最初のうちはいいさ、でも俺はどんどん歳をとっていくんだ」

吹雪「それはそうですね…?」

提督「俺が七十八十になっても、あいつはまだ若い。若いのに俺の世話でとんでもない苦労をかけるだろうし…」

吹雪(お、重い!暁ちゃんと同じだと思ってたら予想以上に重い話!……そもそも、結婚はもう確定なんですね…)

吹雪「少し飛躍しすぎでは…」

提督「いや、俺にはあいつを幸せにする義務があるんだ!これぐらい考えていて当然…」


吹雪「ふ、ふふふ…」

提督「おい、俺は真面目に言ってるつもりなんだが…」

吹雪「いえ、暁ちゃんも幸せ者だなって…」

提督「……もういい、こんな話しても仕方ないよな。お悩み相談の範疇を超えてた。忘れてくれ」


吹雪「……司令官は悪いことばっかり考えてますけど、そのときの暁ちゃんの気持ちを考えたことありますか?」

提督「あ?そりゃ、考えて…」

吹雪「暁ちゃんなら、喜んで司令官と添い遂げます。司令官に介護が必要になっても喜んでお世話します」

提督「………」

吹雪「司令官は勝手に状況だけ考えずに、暁ちゃんの気持ちを考えるべきなんですよ」

提督(暁なら、確かに…俺だって、もし逆の立場だったら…)


吹雪「ね、そんな気がしてきたでしょう?」

提督「……お前、すげえな。これは評判いいのも頷ける」

吹雪「と、いうことは…」

提督「ああ、心が軽くなった。ありがとう」

吹雪「よかったあ…ふう」

吹雪(二人揃って難しいお悩みでドキドキしちゃった…なんとかなってよかった…)

今回はここまで

お悩みに対して相談者が目の前にいると思って本気で考えてたのですごく疲れました
軽いノリにするのもアリかと思いましたが、吹雪は真面目な子なのでこんな感じかと

ではまた次回よろしくお願いします

数日続けて更新できないかもしれないので、空いた時間に構想を練られるように次の作戦安価まで進めます
2レスだけ投下して安価投げたら今回は特に終了宣言もなくおしまいです

―提督執務室前―


「いや、俺にはあいつを幸せにする義務があるんだ!」

暁(え!?)ドキ

「…い、俺は………に……てる……り……だが…」

暁(そういえばこの間衣笠さんに言われてたけど、ここは大きい声はつつぬけなのよね…)

暁(司令官、どんな話を…)ソッ

「……、……つき………も……………って…」

暁(よ、よく聞こえない…)

「………」

暁(落ち着いたのか声が小さくなった…もう全然聞き取れないな)


暁「さっきのって…」ドキドキ

暁(……ううん、あいつとしか言ってなかったから別に私のこととは限らないし…)ブンブン

暁(でも、でも…もしそうだったら…)

暁「…えへへぇ」


ガチャ


提督「暁、終わったぞー」

暁「はっ!?」

吹雪「暁ちゃん、お待たせ…ってあれ?」

提督「……どうした?赤い顔して」

暁「な、なんでもないから!気にしないで!」プイッ

提督「……?わかった…」


暁「……それで、司令官の悩みは解決したの?」

提督「ああ、ばっちりだ。吹雪はすごいな」

吹雪「あはは、ちょっと照れくさいですね…」

暁「へえ…評判にいつわりなしって感じね!うんうん」

吹雪「あの評判って、青葉さんが勝手に広めちゃっただけなんですけどね…って、あー!」

提督「ど、どうした?」

吹雪「報告終わったらすぐに戻るって言ってたんだったー!すみません、もう行きます!」ペコ

提督「そうだったのか、それは悪かっ…」


ダダダダダダ…


提督「……俺たちも戻るかぁ」

暁「え?戻るって…」

提督「書類の山との戦いへ…」

暁「……そういえば、仕事中だった…」

翌日

―提督執務室―


提督「吹雪のおかげで晴れ晴れとした気分だ…これで心おきなく作戦を考えられるぞ」

電「あ、司令官さんもお悩み相談してもらったのですか?」

提督「昨日ちょっとな。電も何か相談したのか?」

電「はい、司令官さんが変態みたいな発言ばっかりするって…」

提督「………」

電「じょ、冗談ですからね?最近はあんまり変態じゃないのです」

提督「最近とかあんまりってお前…」

電「あ、思わず本音…じゃなくって!えっと…」

提督「………」

電「き、気を取り直して…作戦ってことは、また暁お姉ちゃんと何かするんですよね?一緒に考えましょう」

提督「おー…ありがたいなあ」


↓2

※暁へのアプローチ作戦

20時か21時ぐらいに始めます

更新できなかった間に落書きした、遊園地のときのゴスロリ暁を投下
あんまゴスロリっぽくないとか言ってはいけません。書いてるうちに引っ込みがつかなくなりました
http://i.imgur.com/pVOC4wf.jpg

絵上手いのな
最近全然来ないから心配してたぜ

>>383
ご心配おかけしました
元気ですしエタらせるつもりは毛頭ありません

更新するほどの時間がない日が続いていたのですが、何かやりたかったので落書きしてました
なんというか、平日って忙しいんだねって感じです。できるだけ日数を空けないように心がけます

それでは始めていきます。動物園行きましょう

電「今回はどんな作戦にしましょうか…」

提督「それなんだが、実は…また暁とデートしたいと思ってる」

電「あれ、もう決まってるのですか?デートなら誘ってあげたらお姉ちゃんは絶対に喜びますよ」

提督「ああ…しかし、どこへ誘ったものかまったく考えがまとまらない…暁をがっかりさせたくない…」

電(司令官さんとのデートならどこでも喜ぶと思うけどなあ)


電「そうですね…水族館、遊園地とくれば、次は動物園でどうでしょうか」

提督「動物園、か…喜んでくれるかな」

電「大丈夫なのです!この電が保証します」

提督「そうか…?そうだな…電に言われたらそんな気がしてきたよ。吹雪と組んだら最強のお悩み相談役になりそうだな」

電「そ、そうでしょうか…?思ったことを言ってるだけですよ」

提督「それが俺にとっては嬉しいんだよ。電、いつもありがとうな」ナデナデ

電「……えへへ、どういたしまして、なのです」


提督「よし、では次の休みの日に実行だ!」

翌日

―提督執務室―


暁「動物園!?」

提督「そうだ」

暁「やったー!ほんと?ほんと!?」

提督「ああ、本当だ。よければ次の休みに…」

暁「わーい!司令官だいすきー!」バッ

提督「おっとっと」ガシッ

提督(なんだか、以前よりも少し積極的…というより子供っぽくなったような…?いや俺はまったくもって構わないが)

暁(おっきくなったらもうこんなことできないもんね…吹雪ちゃんの言うとおりだわ。今は今で大事にしないと!)


暁「あ、そうだ!」

提督「どうした?」

暁「あのね……やっぱりないしょ!」

提督「なんだよそれ!このー!」

暁「あはは!ないしょだもーん!」

―宿舎・暁型の部屋―


電「――ということで、次のお休みに動物園にデートに行くみたいなのです」

雷「へえ、動物園か…もっと早く行っててもよかったのにね。暁姉、大喜びしそうじゃない?」

電(やっぱりそう思うよね…司令官さん、暁お姉ちゃんのことを考え過ぎて空回りしちゃってる)


響「電、私たちそれを伝えたということは、つまりそういうことだね?」

電「はい、そういうことなのです!」

雷「ふふー、これがけっこう楽しかったりするのよね♪」

電「あ、でもこのあいだのゴスロリは少し歩きにくかったそうですし、ちゃんとそっちのことも考えないと」

響「おかげで司令官に抱っこしてもらえたと言ってたじゃないか。問題ない」

電「そ、そう…かな?」

雷「それじゃあ響、用意頼むわね」


響「ああ…恒例のコーディネートタイム、開始だ」


↓2

※デート当日の暁の服装

あまりに常識外れなものは安価下

数日後

―鎮守府正門―


提督(やっぱりここ集合なんだな…)

提督「………」

提督(そうだ、今日も暁は私服か…楽しみだな)


… … … … … …


「暁姉、もう司令官待ってるわよ?」

「だ、だって…これはいくらなんでもぉ…司令官に見られたら…」

「大喜びするでしょーね」

「はい、とっても似合っていますから…」

「電…今はそういうこと言ってるんじゃない」

「そういうことでもどういうことでもいいけど、なんでせっかくのデートでこんな…」


提督「……そんなとこでコソコソと何やってんだ」

暁「あ…し、しれーか…ん」

提督(え、園児服…だと…!?)


響「司令官のほうから来たのは予定外だが、目的は達成した。これより帰投する」スッ

雷「了解!」

電「なのです!」


響「………」ピタッ

雷「あれ、どうしたの?」

響「せっかくだから、出発するまで見守ろう」

電(この顔、司令官さんの反応を楽しむ気満々な顔だ…)


暁「あ、あのね、これは響たちがね?その…あうぅ…」

提督「………」

暁「な、なにかいってよー!」

提督「え、ああ、ええと…↓2」

暁「………」モジモジ

提督「そんなに恥ずかしいなら普通の服装にしないか? その…暁はどれも似合うからさ」

暁「し、しれーかん…」


「どれも似合うってことは、園児服もお気に召したようだね」


提督「うぐっ!」

暁「そ、そんなにこれ気に入ってたの?」

提督「いや、その…俺は」


「姉さんのこんな格好、この機会を逃したらもう見られないかもね」


提督「ごふっ」

暁「あ、あの…司令官がそんなに気に入ったなら私、頑張る…恥ずかしいけど…」

提督「いやいやいや、俺は暁を第一に考えたいんだ!暁が嫌な格好をさせておきたくはない!」

暁(こーいう言い方するってことは、私がよければそのままがいいってことだよね…)

提督「だから暁、無理しなくていいんだぞ。せっかくのデートだしな」


暁(そう、せっかくのデートだし…どうしよう)


↓2

1,着替える(着替え先の服装も併記)

2,着替えない

暁「……ごめん司令官!少し待ってて!」

提督「ああ、行っておいで」


電「響お姉ちゃん、ちょっといじわるしすぎなのです…」

響「……少し調子に乗ったことは認める」

雷「悪ノリしてたのは私たちも同罪だけどね…響姉が堂々と園児服を取りだしたときは驚いたけど」

提督「つまり、主犯は響なんだな」

雷「主犯っていったらそうよね。さしずめ私たちは共犯…って、え?」

響「し、司令官…!」ダッ

提督「逃がさん、おしおきだ!こちょこちょこちょ…」

響「し、しれいかん、やめ…あはは!やめて!悪かった!私が悪かった!あははは…」

提督「実はあんまり怒ってないぞ!暁が来るまでの暇つぶしだ!こちょこちょ…」

響「な!そ、それは…ははは!ひ、ひど…あははは!」


電「……止めなくていいのです?」

雷「司令官は息ができる程度には手加減してるし、響姉は楽しそうだしいいんじゃない?」

電「た、楽しそう?」

雷「だって響姉なら本気出せば簡単に逃げられるし、笑ってるのはきっとくすぐったいからだけじゃないわ」

電(確かに、楽しそうかも…響お姉ちゃんは素直に甘えられないし、邪魔するのは悪いかな)


提督「うりゃー!」

響「あははは…」

「あははは…」

暁(響の笑い声?こんな大声なんて珍しいわね)


タッタッタッ…


暁「お待たせ!って何やってるの?」

響「き、気にしないでくれ…はあ、はあ…」

提督「あれ、暁…その服って」

暁「うん、初春ちゃんの!新品みたいで気が引けたけど、遠慮はいらぬって貸してくれたの!」

提督(そりゃーもう新品中の新品だよ)

提督「うん、やっぱり似合ってるよ。暁はなんでも着こなせるな」

暁「えへー…ありがと!」

提督(ただ、そのまぶしい足が他の奴らに見られるのがくやしい…)


響「そう、園児服も着こなし…」

提督「こちょこちょ…」

響「わわ、あはっはっは…しれいかん、やめっ…あはは」

暁「な、なにやってるのふたりとも…」


雷「響姉ったら、遠回りなことせずに普通に甘えればいいのにね」

電「でも、やめてといいつつ構って欲しそうな響お姉ちゃん、かわいいのです♪」


提督「こちょこちょ…」

響「ほ、ほら!早く、行かないと…時間がなくなるよ!」

提督「それもそうか」パッ

響「あっ…」


提督「暁すまんな、そろそろ行こうか」

暁「う、うん…響、だいじょうぶ?」

響「……大丈夫だから、いってらっしゃい」


雷(そこまで露骨に落ち込まなくても…)

電(響お姉ちゃんにも甘えたいときはあるよね、うん)

今回はここまで

動物園に行ってない?次回行きますよ、ええ。問題ないです
最近、響と雷が全く出てないことに気付いたので少し出番を作った結果こうなりました

ではお疲れ様でした
明日も多分やります。明日の予定が微妙なので昼にやるかもしれないし、いつも通り夜かも



最近ログインしてないから参考画像頼む

>>403
検索すればすぐ見つかりますからそちらでどうぞ
私も初春改二は持っていないのでログインしてるもしてないもないですよ

ちょいと遅くなりましたが開始です

―動物園道中―


提督(動物園…水族館もだけど、割と近場にあって助かるな)

暁「……ねえ司令官、さっきは響となにやってたの?ずいぶん楽しそうだったけど」

提督「うん?暁を待ってる間に遊んでただけだよ。あとちょっとしたおしおき」

暁「……ふーん」

提督「何だ?何か気になるのか?」

暁「え!?ううん、べつに…」

提督「………」

暁「な、なに?」

提督「もしかしてお前…」

暁(あわわ、響にちょっと嫉妬しちゃってたのがバレた…?)


提督「実はくすぐられて喜ぶ趣味があってうらやましかったとか…」

暁「ち、ちがーう!ただ司令官と響が楽しそうにしてたからそれで…」

提督「え?」

暁「あ…」

提督「あ、ああ…その…暁もそういうのは気になるよな、無神経だった…気をつけるよ」

暁「そ、そうじゃなくて!私も響たちとは仲良くして欲しいと思ってるから、だから…」

提督「…だから?」

暁「それ以上に私を喜ばせてってこと!いい!?」プイッ

提督「……もちろん。任せろ」


暁(あうぅ…こんなに偉そうに言うつもりじゃなかったのに…なんで私ってば、こんな…)

提督(ちょっと強く言っちゃったことを今頃反省してるんだろうなあ…可愛いやつ)

―動物園入口―


暁「動物園とうちゃーく!」

提督「暁は見たい動物とかいるのか?」

暁「えっとね、えっとね…ライオンさんと、キリンさんと、ゾウさんでしょ、あと――」

提督(要するに、メジャーな動物全般ということでいいのか)

暁「――それと…あと、なにかいたかな…」

提督「わかったわかった、回る順番の参考にしようと思ったけど、そんなに見たいのがいるなら適当に回って行こう」

暁「はーい!」


提督「うーんと…」ペラ

提督(ここは割と坂道が多いから、できるだけ暁が疲れないルート取りを…)


暁「しれーかん、はやくはやく!」パタパタ

提督「おいおい、今からそんなに飛ばすと帰りがきついぞー」

暁「だいじょーぶ!」

提督(またお姫様抱っこして帰ることになるかな…いや、今回はおんぶできる服装だから幾分楽か)

暁「あ!あれはゾウさん!?」

提督(こんな入口近くにゾウとは…)

暁「うわあ~…すごい!」

提督「すごいって…大きさがか?」

暁「大きさもだけど、雰囲気とか動物の臭いとか…実際に見るのと本で見るのはぜんぜん違うんだなあって…」

提督(デートだけど、暁の見分を広めるのに役に立ちそうだな…ああそうか、だから小学校の遠足とかで行くのか)


… … … … … …


提督「サル山だ。たくさんサルがいるぞ」

暁「ほんとにたくさん…」

キーキー、ウキー!

提督「俺たちを歓迎してくれてるのかな?」

暁「わー、かわいい!こっちみて!うきーうきー!」ブンブン

提督(お前のほうが可愛いよ!ちくしょう!)


… … … … … …


暁「ライオンさん、寝ちゃってる…」

提督(動物園のライオンって、タイミング良くないとこんなもんだよな…)

暁「……がおー!がおー!」

提督「あ、暁?」

暁「お、起きないかなーって…がおー…」

提督(暁には悪いが、ライオン寝ててくれてありがとう!おかげで可愛い暁を見られた!いつも可愛いけど!)


↓2

※動物園自由イベント

暁「司令官、あの小屋なんだろ?」

提督「ちょっと待ってろ…えー、あそこは…モルモットとのふれあいコーナーだってさ」

暁「モルモット!…ってなんだっけ」

提督「な、なんだっけと言われても…ウサギに似てるようなネズミというか…行ってみればわかるさ」

暁「とにかくかわいい動物って感じね!楽しみ!」


… … … … … …


キュイ、キュイ、キューキュー…

暁「きゃー、かわいい!なにこれー!」

提督「あんまり大声出しちゃだめだぞ、モルモットは臆病だから」

暁「そ、そうなの?ごめんね、モルモットさん…え?」


ドドドドドド…


提督(小屋内のモルモットが大挙して暁に!?)

キュ、キュ、キュイキュイ…

暁「わわ、ちょっとまって、そんなに…わあ!」ツルッ

ズテーン

暁「ったーい…」

提督「おいおい、大丈夫か…」

キュキュキュキュイ…

暁「み、みんな落ち着いて?ね?さっき騒いだのは謝るから…」

キュキュキュ…

暁「わーん、そんなにしがみつかないでよー!」

提督「あはは、こいつらは多分怒ってるんじゃなくて、暁を気に入ったんだよ」

暁「そ、そーなの?じゃあ一匹ずつなでてあげようかな…わっ、くすぐったいよぅ…」

提督(水族館のペンギンのときといい、暁は動物に好かれるのかなあ…)ニコニコ


暁「あはは、だからくすぐったいって…あっ、そこはだめ!」

提督「あ?おいこらモルモットども調子乗ってんじゃねえぞ…俺の暁に…」ゴゴゴ

暁「し、しれーかん落ち着いて!この子たち私になついてくれてるだけだから!」

―休憩ベンチ―


提督「少し腹が減ってきたな…暁はどうだ?」

暁「う、うん、おなかすいた」

提督「そうだよな、それじゃあ食事できるとこ探すか。この動物園には食堂かフードコートか…」ペラ


暁「あ、あのね!えーっと…」

提督「んー?どうした?」

暁「その…こ、これ!」ズイッ

提督「こ、これは!」

提督(べ、弁当箱!?もしかして、もしかすると…)


暁「今回は…デート行くって早目に教えてくれたから…ちょっと…お弁当に挑戦してみたり…」

提督「っしゃあ!」グッ

暁「なによいきなり!」

提督「嬉しさのあまり叫ばずにはいられなかった!開けていいか?」

暁「ど、どーぞ!」


パカッ


↓2

※弁当の中身

あまりに常識外れなものは安価下

少しいびつなおにぎりと焦げ目のつきすぎた卵焼き、不揃いなウィンナー、レタスとプチトマト

提督(ハート形のおにぎり、卵焼き、ハンバーグ、人参…これは…)

提督「………」ジーン

暁(し、司令官黙ってる…どーしよ、余計なことせずに普通のお弁当にすればよかったかな…)


提督「……暁、これ作るの大変だったろ?練習する時間もあんまりなかっただろうし」

暁「え?そ、そうね。でも、私の気持ちを伝えるにはどうすればいいかなって思って…ちょっと余計だったかもしれないけど」

提督「余計なんてことないさ。今めちゃくちゃ嬉しいよ。ありがとう」

暁「そ、そう!?よかった!あ、でもハンバーグは焼いてたら膨らんで形がへんになっちゃったの…」

提督「俺にはハート形に見えるけどな。愛のおかげか?なんてな」

暁「ふ、ふざけたこと言ってないで冷める前に食べて!じゃない、最初から冷めてるし…ああもう!とにかくいただきます!」

提督「ははは、それじゃいただきます」

ぱくっ、もぐもぐ…

暁「……おいしい?」ドキドキ

提督「うん、うん…うまい!暁、また腕を上げたな?」

暁「と、とーぜんよ!ちゃんと練習してるから!」

提督「暁はすごいなー、いつの間にか卵焼きやハンバーグも作れるようになってるし」

暁「そのふたつは、お弁当を作ることに決めてから鳳翔さんに教えてもらったの。料理教室じゃなくて、部屋に押し掛けて…」

提督「はあ~…その短い時間でここまで形にするなんてすごいなあ…料理上手な彼女で嬉しいよ」

暁「えへへ…料理は好きだし、もっと頑張っていろいろ覚えるから期待してて!」

暁(ん?彼女、かのじょ…)


暁「そうだ、忘れてた!司令官、あーん♪」

提督(お、俺も忘れてた…公共の場の食事は危険であることを…)

暁「あーん♪」ニコ

提督「くっ…あーん」

提督(だがこの笑顔を前にして断れない…ああ、周りの人、こっち見ないで!)

今回はここまで

やはりいちゃいちゃはいいものですね。じっくり考えるので筆が遅くなるのが難点ですが

そういえば、ここまで料理上手な暁を書く人は他にいるんですかね
私の中では愚直なほどに努力して成長するイメージですが、多分少数派ですよね

ではまた次回よろしくお願いします


そうかしまった……ここの暁料理スキルあったんだった

>>420
もし>>415に安価を取られていたとしたら、初のお弁当で気負って失敗が続いたとかでも面白いかも
相当な無茶振りでなければなんとか落とし込むので、あまり深く考えずに安価に参加していただければと思います

では今回も始めていきます

提督「ごちそうさま。すごくおいしかった」

提督(あまり通行人がいなくて助かった…いや、あーんは嬉しいんだよ、嬉しいんだけどもさ!)

暁「おそまつさまでしたー…ふう」

暁(デートまでにお料理の練習間に合ってよかったぁ…)



提督「暁、このあとはどうする?」

暁「どうって、とにかくまだ行ってないとこに行こ!地図出してよ」

提督「まあそうだな、えー…あっちのほうにはまだ行ってないか」ペラ

暁「あっちってなにがあるの?」

提督「↓2って書いてあるな」


※次の目的地
イベントの併記も可能

餌やりコーナー

いや、その…現在地は動物園ですので、すみませんが意味不明レスとして扱わせてもらいます
よって>>428を採用

提督「餌やりコーナーだってさ」

暁「餌やり!?楽しそう!どの動物にあげられるのかな?」

提督「いくつか種類があるみたいだが…あっ、このコーナーにキリンもいるじゃないか。ちょうどいいな」

暁「キリンさん!やったー!」

提督「それじゃ、出発だ」


… … … … … …

―餌やりコーナー―


提督(なるほど、キリンの顔がちょうどこちらに来るぐらいの高さに調節してあるのか)

暁「キ、キリン、さーん…」ブルブル

提督「って、暁どうした?もっと近づかないと食べてもらえないぞ」

暁「う、うん…」

提督(完全に腰が引けてる…)

提督「もしかして、怖いのか?」

暁「こ、怖いんじゃなくって!えっと…キリンさんって、近くで見ると、迫力がすごいっていうか…」

提督(確かにこの大きさと首の長さは改めて意識すると割と怖いかもしれない)

提督「俺と一緒に餌あげよう?手、握ってるからさ。キリンさんが早く食べたそうにこっち見てるぞ~」

暁「う、うん…がんばる」ギュ

提督(あれ、さっきの言い方だと暁を食べたそうにしてるみたいだな)

暁「キ、キリンさん、た、たべて…?」スッ


ズイッ


暁「ひっ…」

提督「大丈夫だって、よく見ろ。目とかかわいいぞ」


パクッ、ムシャムシャ…


暁(あ、確かにかわいいかも…)

提督「な?」

暁「……うん!いい子いい子!」ナデナデ


提督(あーよかった、まさか怖がるとは思わなかったからドキドキした…暁にはいい勉強になっただろうか)


―動物園入口―


暁「んー…?あれって入口?」

提督「一周して戻ってきたんだな。だいたい見て回ったし、そろそろ帰ろうか?」

暁「なんだかまだここにいたい気もするけど…」

提督「また来ればいいさ。違う季節に来たら、また違ったコーナーとか出来てるだろうし」

暁「そーね、それじゃあ今日のところは…」

提督「ああ、帰ろうか」


暁「……あ!司令官!お土産!お土産買って帰らないと!遊園地のときは忘れてたし!」

提督「え?ああ、そうだな」

提督(なんとなく動物園ではお土産を買うイメージがないな…何があるんだ?ぬいぐるみとかかな)


… … … … … …

―売店―


提督(そうか、何があるかと思ったけど、お菓子類はどこにでもあるよな…)

暁「どれにしよっかなー♪あ、これおいしそー…はっ!」

暁(水族館のときは、響を少しがっかりさせちゃったのよね…食べ物はやめとこうかな…)

提督「どうした?面白い物でもあったか?」

暁「え?えーっとね…これ!これとか響たちへのおみやげにどうかな?」


↓2

※暁が選んだお土産(飲食物以外)

提督「へえ、よくできたライオンのぬいぐるみだな…デフォルメがかわいいし手触りいいし」

暁「でしょ?これならきっと喜んでくれるわ」

提督「よし、待ってろ。買ってくるから」

暁「あ、ちょっと待って!それは響のぶんで、あと三つ欲しいの!」

提督「そ、そうか…そうだよな」

提督(それなりの大きさなんだが…持って帰るの苦労しそうだな)


暁「あと欲しいのは、この三つなの」

提督「へえ、それぞれ誰の分か決めてたりするのか?暁のは…」

暁「キリンさん!さっきので好きになっちゃった」

提督「暁に好きになってもらえたらキリンも喜ぶな。このモルモットは?」

暁「電!あの子の雰囲気にぴったりでしょ?」

提督「確かに…ライオンは響だって言ったから、ゾウは雷か。この二つも理由はあるのか?」

暁「響はここうのしし?って感じだからライオンさん、雷はしっかりものだからゾウさん!」

提督(わかったようなわからんような…まあいいか)

提督「いろいろ考えてるんだな、妹想いのいい子だ」ナデナデ

暁「へへー、お姉ちゃんですから!」

提督「じゃあ、今度こそ買ってくるよ」

暁「うん、お願いね!」

―帰り道―


暁「……すぅ、すぅ」

提督(こうなるとは思っていたさ。いたけど、荷物は想定外だったのさ)

提督「……ふう」

提督(暁をおんぶしつつ、もこもこの土産袋を持つのは割とつらい…だが…)



暁『………』トテトテ

提督『暁、疲れただろ?動物園はけっこう歩いたしな』

暁『だ、だいじょーぶ。まだまだ元気…』

提督『無理するな。おんぶしてやるから、な?』

暁『……うん、ごめんね。あ、でも荷物…』

提督『おいおい、俺をなめてるのか?これぐらい余裕だから余計な心配しなくていい』

暁『そっか、さすがしれーかん…』



提督(あそこまで大見栄を切っておいて泣き言をこぼすわけにはいかんよなあ…)

暁「……くぅ」

提督(そう、背中の暁にために…そうだ、なんで気付かなかったんだ!俺は今、おんぶすることで暁の生足を合法的に触っているんだ!)

提督(この足を強調した服により、最高の感触が伝わっているじゃないか!急激にテンション上がってきた!)

提督「うっしゃあ!」


提督(初春、この服貸してくれてありがとう!)

今回はここまで。あまり進まず申し訳ない

最初の安価が取られるまでけっこうかかってしまいましたね。人が減ったか、運が悪かっただけか…
ここはもともと人が多いほうではないですが、最近は艦これSS自体も人口が減った気がして少し寂しいです

それでは、また次回よろしくお願いします

始めていきます…が
すみませんが今回も数レス進めてから安価投げてそのまま終わりの形にさせてもらいます
今回の安価は行動主自由イベントのタイプです

―鎮守府正門―


提督(鎮守府に着いた!よくやった俺!)グッ

ズルッ

提督「おあ…っと」

提督(危ない危ない、まだ気を抜いたら駄目だ…暁を落としたら洒落にならん)


雷「司令官、お帰りなさい!やっぱり暁姉は寝ちゃってるわね」


提督「雷?響、電も…どうしてここに?」

電「もし暁お姉ちゃんがこのあいだみたいに寝ちゃったら、司令官さんが大変だろうなって皆で話していたのです」

響「そういうことだから荷物をもらおうか。司令官、お疲れ」

提督「お、おう…頼む」

雷「その状態でひとりだと扉開けるのも大変でしょ?手伝ってあげる!」

提督「え?ああ…」


ガチャ


雷「はいどーぞ!…司令官?」


提督「………」ポカーン


電「司令官さん、ぼーっとしてどうしたんですか?」

提督「あ…いや、ちょっとびっくりしただけだ。嬉しい誤算というか…みんな、ありがとうな」

電「これぐらい、お安いごようなのです♪」

雷「もっと頼ってくれていいんだから!私たちだって司令官たちを応援してるんだし…ね?響姉?」

響「……姉さんがいつも迷惑かけてるだろうからね、その礼ぐらいはしておかないと」

雷「ふふふ、はいはい」

響「その目は何かな」


提督(暁はいい妹たちを持ったなあ)

―宿舎・暁型の部屋―


提督「よっと…」

暁「ふにゅ…くぅ…」

提督「これでよし。晩飯までに起きなかったら起こしてやってくれ」

雷「はーい♪」


提督「それじゃあ俺はこれで…」ガチャ

響「司令官、この荷物は?」

提督「それは…そうだな、暁が起きたら聞くといい」

響「……?わかった」

電(多分、お土産だよね?なんだろう)

提督「じゃ、暁を頼んだぞ。手伝ってくれてありがとうな」


バタン


暁「……むー…キリンさんは暁のなんだからぁ…」

電「何の夢を見てるのかな…」

雷(借り物でしょうに、これじゃあ服にしわができちゃうわね…しっかりアイロンかけないと)



―宿舎・暁型の部屋―


暁「それでね、なんと!おみやげにぬいぐるみを買ってきたの!」

響(ついさっきまで寝ていたのにこのテンション…さすが姉さん)

暁「ちゃんとみんなのぶんあるのよ」ゴソゴソ

雷(だからあんなに大荷物だったのね)


暁「じゃーん、電のモルモットさん、雷のゾウさん、響のライオンさん!そして私のはキリンさん!どお?」

電「わあ…とってもかわいいのです!」

雷「へえ、いいわね!寝るときに抱っこしても気持ちよさそうだし」

響(ライオン…かっこいい…かわいい…すぱしーば)キラキラ

暁「響は…どう?」

響(なんでそんなに不安そうな目で…そうか、以前のことを気にしているのか)

響「……嬉しいよ。気遣わせてしまって悪かったね」

雷「響姉、悪かった、じゃないでしょ?」

響「え?」

電「こういうときは…」ゴニョゴニョ


暁「どうしたの?コソコソして」

雷「いーからいーから、ね」


響「……姉さん、その…」

暁「なに?」


響「……ありがとう、なのです」

暁「え!?」

響「あ…」カァ


暁「今なんて!?もう一回言って!」

響「も、もう言わない!」

響(しまった、つい電の口癖を聞いたまま言ってしまった…)


雷「響姉ったら、らしくないミスね」

電「この前のこと、すごく気にしてたせいかもしれないのです…」


暁「お願い!もう一回だけでいいから!」

響「もう忘れたよ!」

―提督執務室―


暁「――ってことがあってね、響がかわいかったの!」

提督「クールなあいつが声を荒げるなんて珍しいな」

提督(とは言っても、この姉妹は割と本質が似てるんだけどな…)

提督「なんにせよ、お土産をよろこんでもらえたなら俺も買った甲斐があったよ」

暁(あ、そういえばごく普通にお願いしてたけど、司令官に買わせちゃったのよね…)

暁「あのぬいぐるみ…いくらだったっけ」

提督「え?そうだな、レシートがここに…ああ、こんなもんだ」ペラ

暁(う…高い…そうよね…いい作りだったし…しかも四個…)


提督「暁、どうした?」

暁「……司令官、私、お仕事頑張るから!」

提督「お、おう…?頼むよ」


↓2

※自由イベント安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

お待たせしました。こんな時間で人がいるか不安ですがやります

当初は暁のみメインにするか第六駆逐隊全員を攻略対象にするか少し迷っていました
攻略対象が複数のほうが盛り上がるかもしれませんが、暁のみに特化すれば読者が一体感をもって楽しめるかと思いこの形で踏みきった次第です
そういうわけで、暁好きが集まるだけで嬉しいですし、暁を好きでない方が好きになってくれたらもっと嬉しいです。感想をくれたらさらに…いえなんでもないです

では開始。あまりに安価が取られなかったら自然に眠りに落ちます

提督「そうだ、仕事と言えば暁に頼みたいことがあるんだった」

暁「なになに?なんでもしっかりやりとげてみせるわよ!」

提督「おお、気合い十分だな」

暁「うん、だから安心して任せて?」

提督「そりゃ心強い…それで頼みごとだが…」

暁「うんうん」



提督「ちょっとおつかいに行ってきて欲しい」



暁「お、おつかい~…?」ガクッ

暁(せっかくやる気出してたのに、おつかいって…)

提督「秘書艦にやらせるのはどうかと思うんだが、頼むよ」

暁「……別にいいのよ?うん…別に…あれ?秘書艦なしでいいの?」

提督「しばらくなら俺一人でいいよ。そこまで立て込んでないし、暁ならすぐに終わらせてくれるだろうから手が空いてるやつを探すよりよっぽど早い」

暁「へー…!」ピコーン

暁(暁なら、暁ならって!司令官が私に期待してくれてる!これはしっかり応えなくっちゃ!)

暁「そういうことならこの暁に任せて!そっこーで終わらせてあげるから!」

提督(テンションの上下が可愛いなあ…上下の理由がさっぱりわからんが)


暁「で、おつかいってなんなの?なにすればいいの?」

提督「そうそう、↓1を頼むよ」


※おつかいの内容

提督「お菓子を頼むよ」

暁「……へ?なんて?」

提督「だからお菓子を…」

暁「ごめん、そうじゃなくって、なんで今お菓子なの?」

提督「お茶受けのお菓子が切れてることに朝気付いたんだ。休憩時間に無いと寂しいからどうしても欲しい」

暁「そ、そう…」

提督「とにかく適当に買ってきてくれ。何か欲しいものがあったらついでに買ってきてもいいぞ」

暁「ほ、ほんと!?いいの!?」

提督「それぐらいのご褒美があったほうがやる気出るだろ?」

暁「え…べ、べつに!レディーは見返りを求めないし!……もらえるものはもらうけどっ」

提督(ご褒美じゃなくて報酬とか言っておけば素直に受け取ってもらえるのだろうか)


暁「って、急がないと!休憩時間のためにお菓子が欲しいのよね?あんまりのんびりしてられないわ!」

提督「え?あ、そうだった」

暁「そうだったって…どうしても欲しいって言ったのは司令官じゃない」

提督「そ、そうだ。どうしても欲しい!行ってきてくれ。これお金な」

暁「えー…なんかしゃくぜんとしないけど…いってきまーす」


提督(危ない危ない…)

数分後


提督「――という流れで、ごく自然に暁におつかいを頼んだ」

電「お菓子がどうしても欲しいって、どう考えても不自然すぎるのです……」

提督「ぐっ…ま、まあこれも暁の社会勉強のためだ。多少不自然にでも決行する価値はある」

電「……もう少し作戦を練ってから決行しても遅くはなかったと思います」


提督「……そうそう、いきなり可愛い暁を一人で行かせるのは不安だから、いざという時のために尾行もつけてある」

電(あ、強引に話題変えた)

電「尾行って…そこまでいくと過保護な気がしますよ」

提督「万が一ってことがある。本当は俺があとをつけたいところだが、さすがにこんなことで部屋を空けるわけにはいかないからな」

電(それ以前に、司令官さんが暁お姉ちゃんのあとをつけるって絵が危険だけど…)

電「尾行は誰に任せたのです?」


提督「↓2だよ」


※艦娘指定(暁、電以外)

―鎮守府正門―


暁「………」トコトコ


龍驤「………」コソコソ

龍驤(引き受けといてなんやけど、コソコソすんの苦手なウチに任せるってホンマ…明らかに人選ミスやん?)

暁「……あ」パタ

龍驤(え、もしかしてもう気付かれてしもーた?)

暁「お菓子ってどこのお店に行けばいいんだろ」

龍驤(そっからかい!……って目の前で盛大に突っ込みたいわ…くぅ…)

暁(そうだ、いつか比叡さんと行ったお店…品ぞろえよかったしお菓子もいろいろあるかも)

暁「よーし、決めた!急がなきゃ!」

タッタッタッ…

龍驤(あ、あほ!急に走ったら…)

暁「あうっ」コケッ


龍驤(……不安や。ものごっつ不安や…大丈夫かいなこれ)


↓1

※この後の展開

今回はここまで
関西弁はよくわからないので突っ込み無用。龍驤は特に好きな艦娘の一人ですが、書くのは難しそうです

さて、最近更新頻度が下がっていますが、火曜水曜は忙しいので更新できる確率がものすごく低くなりそうです
土日は安定して更新できるかと思います

では遅い時間にお付き合いありがとうございました

毎度の感想、乙に感謝

それでは暁のおつかい編やっていきましょう
龍驤のセリフ考えるのにちょっち時間かかるかもしれへんけど堪忍してや~

―商店街―


暁「~♪」トコトコトコ

龍驤(商店街…?菓子目的でここ選ぶんか。大通りのスーパーのほうがわかりやすい思うねんけどなあ)

暁「……♪」トコ、トコ、トコ

龍驤(ここ、なんかええ店あったかな?……そや、あのへんに元気よく和菓子売ってるおばちゃんの店が…)

暁「………」トコ、トコ

龍驤(……歩くスピードが落ちた?)

暁「………」キョロキョロ

龍驤「まさか…」


暁「こ、ここどこー…」ウルウル


龍驤(うせやん!?さっきまで自信満々で歩いとったんどこのどいつや!)


暁(比叡さんと歩いた道を思い出しながら来たのに…やっぱり左に曲がるのひとつ早かったのかも…)

暁(今来た道を引き返して…ううん、そんなことやってたら休憩時間までに間に合わなくなっちゃうよ…)オロオロ


龍驤(めっちゃ焦ってんなあ…助けるべきか、様子を見るべきか…)


暁(と、とにかく!お菓子が買えればどこでもいいのよ!お菓子屋さん、お菓子屋さん…)

暁「あ!あれは!」パァ


龍驤(ん?なんか目当てのもん見つけたんか?えー、あの店は…)


[駄菓子 くらぽけ]


暁「お菓子屋さーん!」ダッ

龍驤(ちゃうやろ!確かに菓子や!お菓子やな!でもちゃうやんそれ!)

―駄菓子屋くらぽけ―


暁「んー…」ウロウロ

龍驤(柱がちょーどええ位置にあるおかげで、なんとか暁に気づかれんように様子を見られる…)

暁「…んー?」ジー

暁(いつも休憩時間に食べてるようなお菓子がひとつもない…どうしよう、時間ないのに…)

龍驤(そらそうなるわ…えーから、はよ諦めて他んとこ行きぃや)


店主「お嬢ちゃん、何か探してるものでもあるのかい?」

暁「あ…えっと、おちゃうけ?あの…コーヒーとか…に合うお菓子が欲しいなって…」

店主「ええ?お、お茶受け…」

暁「あの、あのね?じ、時間なくて…」ウルウル

暁(司令官が暁を信頼して任せてくれたのに、裏切っちゃう…)

店主「そ、そりゃ大変だねぇ…」


龍驤(あかん、おっちゃんめっちゃ困っとるやん…ここはもうウチが出て説明して謝って…)スッ


店主「……よしわかった!」


龍驤(へ?)


店主「お嬢ちゃんがまたここに買い物に来てくれるって約束するなら、昨日買ったクッキー詰め合わせをあげよう!」

暁「ほ、ほんと!?約束する!」


龍驤(えええ!?おっちゃん人よすぎやろ!)


店主「それじゃ、これね。どうぞ」

暁「あ、ありがとう!」ペコ

店主「急いでるんだろう?早く行きなさい」

暁「うん!ぜったいまた来るから!」


龍驤(なんちゅー裏技…おつかい成功って言えるんかこれ)

―帰り道―


暁「………」トコトコ

龍驤(で、目当ての物を手に入れたんはええけど…)

暁「ここどこー…」ウルウル

龍驤(結局そーなるわな)


暁(来た道をたどって戻ったはずなのに、どんどん知らないとこに行っちゃうよ…司令官…)

暁「じ、時間…もう…だめ…ぐすっ」


龍驤(これは…もう限界やな)


暁(司令官、ごめん…)

龍驤「こんなとこでなーにしとるんや、暁!」バシッ

暁「ふぇ!?りゅうじょう…さん?」

龍驤「何の用か知らんけど、もう帰るんやったら一緒に帰ろーや」

暁「え?あ…うん!」

暁(な、なんとか間に合う…かな?)

龍驤(ふー、こんな感じでええかな?しらばっくれるのもなかなか難儀なもんやなあ)


暁(泣いてるとこを見られたのに、何も言われない…なんでかな?そういえば龍驤さんって…)

暁「ねえ、龍驤さんはなんでここにいたの?お買いもの?」

龍驤「え!?」

龍驤(あかん、そこまで考えてへんかった…)

暁「龍驤さん?」

龍驤「あー、あれや!その、↓2!」

龍驤「だ、駄菓子!駄菓子を買いに来たんや!たまに食べたなるときがあってなー」

暁(さっきのお店の看板にもあったけど、駄菓子ってなんだろ)

暁「駄菓子って、どんなの?」

龍驤「そ、それはなー…」

龍驤(どないしよ…本当に買ったわけやないからどう誤魔化そか…そや!)

龍驤「これこれ、この飴ちゃんとか!他にもちっこいガムとかチョコとか買ったんやけど、もう食べてしもーてな」

暁「そっか、駄菓子ってそういう…」

龍驤「え?」

暁「な、なんでもない!」

暁(駄菓子屋のおじさんには無理言っちゃったなあ…今度行ったら謝って、駄菓子を買ってみよう)

龍驤(なんやようわからんけど、話が噛み合っとらん気が…)


… … … … … …

―鎮守府正門―


暁(か、帰ってこれたぁ…)

龍驤「おー、着いた着いた…」

暁「龍驤さん、ありがとう!私急ぐからこれで!」

龍驤「待ちぃや!そない急に走り出したら…」

暁「あうっ」コケッ


龍驤「……はあ」

―提督執務室―


暁「じゃ、じゃーん…クッキー詰め合わせ」

提督「おー、よくやった。さすが暁!」ナデナデ

暁「うん…」

暁(おじさんに無理言ってもらったお菓子だし、帰りは龍驤さんが声をかけてくれなかったら間に合わなかった…)

提督「どうした?浮かない顔して」

暁「……司令官ごめん、実はね――」


… … … … … …


暁「――だから、暁の力じゃだめだったの。期待に応えられなくてごめんなさい…」

提督「……いいんだよ、ありがとう暁」

暁「え?でも…」

提督「それより、俺の言葉がそこまで暁を追い詰めてたなんて知らなかった。謝る」

暁「司令官のせいじゃ…」

提督「大変だったから欲しいものを買う余裕も無かったんだよな。では、代わりの報酬を用意しよう」

暁「ほ、ほうしゅうって…だから暁は失敗して」

提督「いいから受け取っておいてくれって」

提督(そうでもしないと、暁に大変な苦労をさせた申し訳なさで俺の心が砕け散ってしまう)


提督「ということで、報酬は↓1だ」

すみません、眠気が限界なので今回はここまでです
寝落ちしかけながら意味のわからないことを書いて書きなおしてと、無駄に時間をかけれしまいました…
もしかしたらまだ変なところがあったかもしれませんがご容赦ください

ではまた次回よろしくお願いします

今回はやや暗い始まりになりますが、すぐにほのぼのに戻る予定
前回微妙な雰囲気になったのは眠い頭で考えずに話を進めたツケです
たまにはシリアスも話のスパイスとなるはず…多分

では、言い訳を書き連ねたところで始めていきます

提督「報酬は…」

提督(……よく考えたら、何をあげればいいのかわからんな。あんまりいいものを渡しても暁が委縮するだけだろうし)

暁(報酬なんてもらえる立場じゃないんだけどなあ…でも、こういうときは素直に受け取るべきなのかなあ)


暁「……あ、それ…」

提督「ん?これか?さっき卯月が報告のついでに置いてった駄菓子だが…」

暁「それがほしいな。それが今回の報酬ってことで、だめ?」

提督「…まあ、暁がそれでいいって言うなら」

暁「うん、ありがと!いま食べていい?」

提督「ああ、休憩時間だからな」

暁「やった!いただきまーす」

提督「………」


提督(……本当にこれでよかったのか?もやもやするな…)



―提督執務室―


暁「じゃ、またあしたね」

提督「おう、おやすみ…」


バタン


提督「……はあ」


… … … … … …


提督「………」カリカリ


コンコンコン


提督「こんな時間に誰…」


ガチャ


龍驤「龍驤や!」


提督「……まだ入っていいと言ってないんだが」

龍驤「まーまー、そう固いこと言わなや。そないおっかない顔、暁が逃げるでー」

提督「ふう…まあいいが。ああそうだ、暁が迷子になったところを助けてくれたんだって?ありがとうな」

龍驤「あの様子見て助けるなっちゅーほうが無理やって。見てられへんかったわ」

提督「そうか…」

龍驤「ほんで?あの子が帰ってきてからどうなったん?ウチにも聞く権利あるやろ?」

提督「そうだな…まずは暁が――」

提督「――で、報酬として駄菓子を渡したんだが、これで終わりにしては気が済まないから、どうすればいいかってずっと考えてるとこだ」

龍驤(やっぱりこうなってもーたか…様子見に来て正解やな)

提督(なんだ?急に龍驤の雰囲気が…)


龍驤「……そうはゆーても、この件はもうスパっと終わりにしたほうがええと思うで。暁のためにも」

提督(暁のため?)

提督「でも、それだと…」

龍驤「俺の気が済まない、やろ?まったく…」ヒラヒラ

提督「……なんだその態度…何か文句でもあるのか?」

龍驤「あんなあ…この期に及んで何かしてやりたいって、そらキミのエゴや。暁のためやなくて自分のためやろ」

提督「なんだと?」

龍驤「大体、今回のおつかいかてキミの自己満足やって気づいとる?」

提督「俺はただ、あいつに経験を…」

龍驤「暁を立派に成長させとる気分になって自分に酔っとったんちゃう?」

提督「な…!」

龍驤「前から少し思っとったけど、いい機会やからはっきり言ったる」

提督「………」


龍驤「キミ、あの子のこと対等に見てへんやろ」

提督「それは…」

提督(……どうなんだ?)


龍驤「本気で経験積ませたいんなら、他にいくらでもやりようはあったやろ?適当な計画で実行して、自己満足に浸ろうとしただけやん」

龍驤「もちろん、相手は子供。対等にはなりきれん時も多い。けど、仮にも恋人なら心構えだけでも対等にしいや」

提督(心構え…してきたはず。必要以上に子供扱いせず、出来る限り同じ目線になって…)

龍驤「ウチの考えやし、間違うとるとこもあるかもしれへんけど…ただひとつ確かなことは、今日、キミのせいで暁が泣いたことや」

提督「……!」

龍驤「キミが暁を大事にしとるのはじゅーぶんわかるけど、もーちょっと考えたほうがええんちゃう?」

提督「………」

龍驤「ま、途中まで面白半分やったウチが偉そうな口は叩けんけど…でも、キミには…提督には、わかっといて欲しかったんや」

提督「龍驤…」



龍驤「あはは~、柄にもなく説教たれてもーた。鳳翔はんと相部屋なせいかな」

提督「……鳳翔さん?鳳翔さんってこんな感じで説教するのか」

龍驤「するする。言うときはビシっと言うで。オカン言われるのも納得や」

提督「今の龍驤も割とオカンだったぞ」

龍驤「ええ~?勘弁してや!」

提督「…ははは!」

龍驤「お、ええ表情になった!吹っ切れたみたいやな?」

提督「ああ、龍驤のおかげだ」

龍驤「うんうん、そーいうことで、余計なことはせずに今回の件はなかったことに…」

提督「いや、なかったことになんかしない」

龍驤「なんやて?」


提督「次の休み、暁と散歩する!」

数日後

―鎮守府近辺―


暁「急に散歩しようって、どういう風の吹き回しなの?」

提督「んー、まあ…気まぐれかな」

提督(暁のためなんて言うと、この間のことと合わせて気にするだろう…と考えるのも暁を下に見ているのか?いやいや、少し過敏になりすぎか)

暁「ふーん?」

暁(よくわからないけど、司令官とおでかけなら大歓迎だからいいかな♪)

提督「たまにはのんびり、歩きながら話をしたいな。遠征のときのこととか教えてくれないか」

暁「遠征?何か面白いことあったっけ…そうだ!この前ね…」


提督(ルート取りは昨晩シミュレーションしたとおり。鎮守府近辺の重要な施設を回り、暁にこのあたりの地理を覚えさせる)

提督(この間のおつかいでは暁が迷子になる可能性を見逃していた。よく考えれば、着任時期のせいであいつは外出の回数が最も少ないんだ)

提督(ただでさえ少ない外出のときも遠出が多かったから、このあたりの地理を覚えるのには何の役にも立っていない)

提督(……龍驤の言うとおり、無理のある計画だった。あれでは自己満足と言われても仕方がない)


暁「それでね!」

提督「うんうん」

提督(……暁のためとかじゃなく、話しながら歩くだけでも普通に楽しいな)


↓2

※散歩中自由イベント

暁「あ、もしかしてあれって…」

提督「スーパーだな。せっかくだし、中を覗いていくか?」

暁「うん!」


… … … … … …

―スーパーマーケット―


暁「すごーい!ひろーい!いろいろある!」

提督「も、もう少し静かにな?他の人の迷惑になるから」

暁「わわ…ごめんなさい…」

暁(比叡さんと来たお店とは違うけど、ここも同じくらい品ぞろえよさそう…)カキカキ

提督(メモ?もしかして、散歩だと聞いた時からこのあたりのことを覚えるつもりで…)

提督「何か欲しいものあるか?食材とか、お菓子とか…ペンとかの小物もあっちのコーナーにありそうだな」

暁(そっか、食材…今まで間宮さんや鳳翔さんに頼ってたけど、ここに来れば自分で揃えられるんだ)

提督「……おーい、暁?」

暁「あ、ご、ごめん。欲しいもの…↓1かな?」


※暁が欲しいもの

あまりに常識外れなものは安価下

暁「欲しいもの…」キョロキョロ

暁「あ、あれ!本で見たことあるキャンディー!」

提督「ペロペロキャンディーか」

暁「そうそう、ペロペロキャンディー!前に誰かがなめてるのを見て、ちょっとうらやましかったの」

提督「わかった。それで、他にはないのか?俺が荷物持ちになるから好きなだけ選んでいいぞ」

暁「ううん、あれだけでいい。荷物持ちさせるのは司令官に悪いし、それに…」

提督「それに?」

暁「荷物が多いと散歩が楽しめないじゃない?」ニコ

提督「あ…」

暁「それじゃ、買ってくるね!」ダッ

提督「ちょ、ちょっと…」


提督「………」

提督(俺が買ってやるつもりだったのに…)


暁(ふう、自分で物を買う練習しないと…あのままだと司令官が買ってくれるけど、いつまでも甘えてちゃだめだもんね)

暁「す、すみません、これを…」ドキドキ


提督(……あいつなりに、大人になろうとしているのだろうか)

提督(愛することと甘やかすことは違う…わかってたつもりなんだけどな)

提督(だが、暁はまだ子供。それは事実だ。保護者として見つめつつ、恋人として対等に接する…それが俺の課題)

提督(難しいけど、やってやる。それがあいつと付き合う男としての最低限の義務だ)


暁「しれーかん!お待たせ!」

提督「おう、ひとりで買えたな、偉いぞ」ナデナデ

暁「へへー!とーぜんよ!」

今回はここまで

龍驤さんのおかげでなんとか軌道修正できました(よね?)
なんだか少し難しい話にしてしまいましたが、要するに保護者目線と恋人目線の両方で暁を可愛がっていこうってことです

ではまた次回よろしくお願いします

流れをサクッと切り替えていきましょう。今回はまた自由イベント安価を取ります

では始めていきます



―宿舎・暁型の部屋―

ガチャ

雷「ただいまー」

暁「あ、雷!おかえりー」パタパタ

雷「あら暁姉、机の上…山積みの駄菓子とペロペロキャンディー?これどうしたの?」

暁「今日は司令官と散歩に行ったんだけどね、そのとき買ってきたの!雷にもわけてあげるね」

雷(む、買ってもらったじゃなくて、買ってきた、か…なるほどねー)

雷「ありがと、駄菓子なんて久しぶりね。でも、響姉と電にあげるとしてもちょっと多くない?」

暁「えへへ…遠征のときにみんなと一緒に食べれば楽しいかなと思って、多めに買っちゃった」

雷「へー、気が利くわね暁姉」

雷(暁姉、ちょっとずつ変わってきてる…私が何かしてあげるのも、近いうちにただのおせっかいになっちゃうのかな…)


暁「………」ペリッ

雷「あ、こら、こんな時間にもうお菓子食べちゃダメよ!」

暁「あう…で、でも、もう開けちゃったし…ね?ね?」

雷「だーめ!袋に入れて口を閉じればいいでしょ!」

暁「はーい…」


雷(やっぱり、まだまだ私が面倒みてあげないとだめじゃない!もう…)


暁「雷、なに笑ってるのよぅ…お姉ちゃんをいじめて楽しい?」

雷「違う違う、ちょっとおかしかっただけ!」

暁「……?へんな雷」

翌日

―提督執務室―


暁「~♪」

提督「暁、今日はずいぶんご機嫌だな?」

暁「まーね!」

暁(昨日のお散歩で、世界が広がった気がする…逆に、今までの世界は狭かったのよね)


暁「そういう司令官もちょっとご機嫌じゃない?」

提督「ん、そう見えるか?」

暁「なんとなくね。違った?」

提督「ご機嫌っていうか、心はればれな感じだな」

暁「なにかいいことあったの?」

提督「そういうわけじゃないが…」

提督(決意新たにした朝は、こんなに清々しいんだな)

提督「まあ、俺にもいろいろあるんだよ」

暁「なにそれ~?」


↓2

※自由行動・イベント安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

コンコンコン!

提督(なんだ、この微妙に怒気を孕んだノックは)

提督「はい、どーぞ」

ガチャ!

天津風「失礼します!」

暁(天津風ちゃん、なんかちょっと怖い…)


提督「天津風、どうした?何かあったか?」

天津風「どうしたもこうしたもないわ!私の装備から主砲を下ろすってどういう風の吹きまわしかしら!?」

提督「そりゃ、お前…潜水艦の哨戒に出向いてもらうのに対潜装備以外は持たせる余裕がないからだよ」

天津風「主砲ひとつあっても戦えるわ!だから、連装砲くんは一緒でいいでしょ?」

提督「……駄目だ。それのせいで艦隊の損害が増える可能性を考えると許可できない」

天津風「そ、それなら、私を潜水艦相手に出撃させないでよ。ほら、他の海域でも私はちゃんと活躍してきたでしょ?」

提督「俺は皆に様々な経験を積ませたいと思っている。お前が潜水艦の相手に慣れていないことが、いつか大きなマイナスになるかもしれないんだ」

天津風「……っ」


暁(司令官の真剣な顔…あれじゃあ天津風ちゃんが引くしかないよね…)


天津風「でも…哨戒任務は数日かかるんでしょ?その間、連装砲くんの面倒は誰が見てくれるの?」

提督「え?それは…」


暁「あ、私!私が面倒みる!」


提督「暁、いいのか?」

天津風「あなた、秘書艦でしょ?そんな余裕あるの?」

暁「いざとなったら妹たちに助けてもらうからだいじょうぶ!天津風ちゃんが安心できるならそれぐらいお安いごようだし!」

天津風「……そ、そう…ありがと」


提督(……そういえば、連装砲くんの世話ってなにするんだ?生き物ではないだろうし…いや、もしかして生き物なのか?)

連装砲くん(以下、連くん)「………」デーン

暁「少しの間だけど、よろしくね!」

連くん「………」コクコク

暁「……えーっと」

連くん「……?」クイッ

提督「暁?」

暁「ど、どーすればいいのかな?天津風ちゃんはいつも連装砲くんに何をしてるの?」

提督「改めて考えると、連装砲くんについては天津風といつも一緒なことぐらいしか知らないな」

提督(特別な世話をしているところは見たことないが…)


提督「とにかく、何かやってみて反応を見ればいいんじゃないか?感情表現はできるんだし」

暁「そっか!ねえ、連装砲くん!」

連くん「………」ピクッ

暁(まずは…↓2しようかな)


※連装砲くんとのコミュニケーション

暁「あ、ちょっと汚れてる…拭いてあげるね」

ススッ…

連くん「……♪」ピョン

暁「わわっ、どうしたの?いやだった?」

連くん「……!」フルフル

提督「嬉しくてついはしゃいでしまっただけなんじゃないか?」

連くん「………」コクコク

暁「よかった…あ、そうだ!じゃあちょっと拭くだけじゃなくて、ちゃんと磨いてあげるね!」

連くん「……♪」クルクル

暁「あはは!かわいー!」

キュッキュ…


提督(意外となんとかなりそうか…でも、まだわからないことが多いのが不安だな。俺も少し調べてみるか)

提督(そうだ、島風なら…でも、あいつはなかなか捕まらないんだよなあ)

提督「……お、そろそろ休憩時間か」

暁「あ、ほんとだ」キュッキュ

提督「連装砲くんを連れて鎮守府内を散歩してきたらどうだ?誰か知ってるやつにアドバイスを貰えるかもしれないし」

暁「それもそーね…連装砲くん、ちょっと歩こっか?」

連くん「………」ビシッ


提督(結局、暁はほとんど仕事できそうにないが…まあ仕事が忙しい時期じゃないし大目に見るか)


↓2

※休憩時間連装砲くんイベント

―廊下―


連くん「……♪」ピョコピョコ

暁「連装砲くん、散歩は好き?」

連くん「………」コクコク

暁「そっか!じゃあ明日も散歩しよーね!」

連くん「……!」ピクッ

暁「どうしたの?急に止まって…あ、雲龍さん!」


雲龍「こんにちは、暁…と、確かその子は…連装砲…連装砲…」

暁「天津風ちゃんの連装砲くんよ」

雲龍「ごめんなさい、連装砲ちゃんと連装砲くんの見分け方がよくわからなくて…」

暁(わ、私も急に聞かれたら分からないかも…)

暁「じゃあしっかり覚えてもらわないとね、連装砲くん…!?」

連くん「……!」ピョーン

ポヨン

雲龍「……あら」

連くん「………」

ムニュムニュ

暁「わー!連装砲くん!」

雲龍「この子、どうしたの…?」

暁「わ、私にもわからないの!それより雲龍さん、なんでそんなに冷静なの!?」

雲龍「なんでと言われても…そうね、私も用事があるし、そろそろ離れてくれる?」

連くん「………」ピョコ

雲龍「いい子。またね」

連くん「………」フリフリ


暁「……おっきいのが好きなんだ」

連くん「……!」ゾクッ

暁「連装砲くんなんてもうしーらない」

連くん「……!!」アセアセ

暁(あ、必死になっちゃって…しょーがないなあ)

暁「うそうそ!冗談だから落ち着いて!天津風ちゃんが戻るまでしっかり面倒見てあげるって決めたんだからね」

連くん「……♪」ピョン

暁「でも、私が見てる間は絶対にさっきみたいなことはさせないから」ニコ

連くん「………」ガビーン

―提督執務室―


連くん「………」

暁(休憩時間中になにも情報が手に入らなかった…というか、情報収集をすっかり忘れてた…)

暁「あれ?そういえば、司令官はまだ戻らないのかな。そろそろ休憩時間終わりだけど」

連くん「……?」


ガチャ


提督「暁、もう戻ってたか。何かいい情報は手に入ったか?」

暁「それが…雲龍さんと会っただけで他にはなにもしてないの」

提督「そうか…だが安心しろ。確かなものではないが、それなりに有力と思われる情報を手に入れたぞ」

暁「ほんと!?なになに?」

提督「天津風が連装砲くんの世話をしてるところを見たことないだろ?それは、あることをやってればそれだけでいいからだ」

暁「あること?」


提督「↓1だ」


※連装砲くんの飼育方法

今回はここまで。連装砲くんってなんだっけ(哲学)

連装砲くんを預かることになる理由にすごく悩んだのは内緒
なんとか矛盾のない話の流れにできたでしょうか

ではお疲れ様でした。おやすみなさい

今日は普通に更新しようと思っていたのに寝落ちする不覚

もうやめておこうかとも思わないでもないですが、お待たせしているので少し書きます

提督「"レンジでチン"だ」

暁「れ、れんじ…?」

提督「複数人から情報を得ることができたんだが、共通したキーワードは"レンジでチン"だったんだ」

提督「天津風が連装砲くんをレンジにかけているところを見たという目撃証言がある。証言が複数あることから、勘違いとも考え難い」


暁(レンジ、レンジか…よーし)ダッ


提督「……もちろん、曲りなりにも連装砲である連装砲くんをレンジにかけるわけがないから、これは恐らくレンジに似た何か…」


シーン…


提督「………」

提督「……暁?連装砲くん?どこいった?」


提督「……もしや」タラー

―食堂―


暁「レンジって言ったらやっぱりここよね」


伊良湖「…あ、暁ちゃんいらっしゃい。どうしたの?またお料理の練習?」

暁「伊良湖さん、こんにちは!今日はそうじゃないの。少しレンジ借りてもいい?」

伊良湖「レンジ?いいけど…」


… … … … … …

―キッチン―


伊良湖「ちょ、ちょっと待って?その…それ、その子を入れるのはやめたほうが…」

暁「私もびっくりしたんだけどね、こうすればいいって、ある筋からの情報を司令官が入手したの!」

伊良湖「そ、そうなの?」

暁(やった、一度言ってみたかったセリフのひとつ、"ある筋からの情報"を言えたー!)グッ

伊良湖(ほ、ほんとに大丈夫かな…でも、提督さんが言ったのなら…)


暁「さーて…」パカッ

暁(……そういえば、どれぐらいあっためればいいのかわからないけど…ちょっとずつやれば間違いはないわよね?)

連くん「???」

暁「それじゃ、連装砲くんをこの中に入れて…」ヒョイ

連くん「!?」

暁「ふたを閉め…」


連くん「!!!」ジタバタ


暁「あっ、こら、暴れちゃ、だめ!……あなたのためなの!」

ドタバタ…

伊良湖「暁ちゃん、お、落ち着いて…ここでそんなに暴れたら…」オロオロ


「伊良湖ー!」


伊良湖(こ、この声は…!)ビクッ


間宮「伊良湖ー!……あ、ここにいたの?だめじゃない。私がいないときは表で応対をしてって…」


暁「こらー!おとなしく入りなさい!」

連くん「!!!」ブンブン


間宮「……これはいったい、何かしら?」

伊良湖「あわわ…」

―食堂―


提督「ほんっとーにすみませんでした!」

暁「す、すみませんでした…私の早とちりで…」

提督「い、いえ、俺が勘違いさせるようなことを言ったせいで」

暁「そ、そうじゃなくて、ちゃんと最後まで聞かないうちに出て行っちゃった私が…」

提督「今回の件は全面的に俺が…」


間宮「はあ、もういいですから…次からは気を付けてください」

暁「……はい」

提督「……肝に銘じます」


… … … … … …


暁「……それで、レンジに似た何かってなんなの?」

提督「俺もわからないが、こういうのはだいたい夕張か明石に…」


「暁ちゃんに頼まれたとはいえ、言い付けを守らなかったのは確かよね?」

「はい…」

「それに、暁ちゃんも悪いところはあったけど、あなたがおかしいと思って止めるべきだったと思わない?」

「は、はい…」

「少し日が経って気が緩んでるのかしら。いつも言ってるでしょ?食堂を預かる者がしっかりしていてこそ、鎮守府の――」クドクド


提督(間宮さん、部下には厳しいタイプだったか…)

暁(伊良湖さん、ごめんなさい…)

キリのいいところまで進めたかったのですがまた眠くなってきたのでここまで
連装砲くん、間一髪。なぜ始めに間宮さんがいなかったかというと、実は伊良湖さんを喋らせたかっただけだったり

明日は普通に更新する…はず。安価も取ります
ではお疲れさまでした

扶桑さん改二おめでとうございます。うちの扶桑姉妹は共にLv.90超えなので山城さんも問題なしです
この先の勲章の数が少し気がかりですが…もうすぐ月が変わっての供給、加えて秋イベントボーナスでなんとかなるでしょう(慢心)

そして明石さんの改修工廠。まだ仕様がよく分かりませんが、明石さんの新規絵だけでもかなり嬉しいですね。まばたきが素晴らしい

では始めていきましょう

―開発局―


明石「レンジ…?ああ、連装砲くん整備機ですね!あれは実は、私が作ったものなんですよ」

暁「ほんと!?よかった…これで一安心ね、連装砲くん」ナデナデ

連くん「……♪」ピョン

提督「明石で当たりだったか…夕張とどっちかなと思っていたんだが」

明石「ふふ、これでも修復や整備に関してはここの誰より優れている自信がありますよ」

提督「そりゃ頼もしい。じゃあ頼めるか?」

明石「ええ、それではさっそく整備機にかけてあげましょう。連装砲くん、こっちですよ~」カチャ

連くん「……♪」トコトコ

提督「え?ここにあるのか?天津風の部屋かどこかにあると思ってたんだが」

明石「ええ、天津風ちゃんにもひとつ渡しましたけど、一度作ったものは全てサンプルをここに置いてるんですよ」

提督「ほー…」

暁(置くスペース無くなったりしないのかな)


ガチャン、ピー…


提督「なあ、どうして俺たちが連装砲くんといるのかは聞かないのか?」

明石「聞いてみたいですけど、整備に少し時間がかかりますから先に入れてしまおうと思って…」グリグリ

ピッ

提督(蓋を開けて回転皿の上に連装砲くんを置き、ダイヤルで時間を設定…完璧にレンジだこれ)

ウィーン…

明石「これでよし!では聞かせてもらえますか?」

提督「ああ、ことの始まりは――」

提督「――というわけなんだ」

明石「なるほど…でも、わざわざ開発局まで出向かなくても島風ちゃんに聞けばわかったと思いますよ」

提督「一応探したが、捕まらなかった」

明石「ああ~…」


暁「それで、もしお世話…じゃなくて整備?が間に合わなかったら大変だと思って急いでたの」

明石「整備しなくても一日ぐらいは大丈夫ですけどね。お風呂みたいなもので、入らなくても死にはしないけど気持ち悪いって感じです」

暁「一日お風呂に入らないって、女の子には一大事じゃない!」

明石「た、たとえ話で…って、連装砲くんって男の子では?くん付けですし」

暁「そ、そういえば…そうかも」

暁(雲龍さんのおっきいのが好きみたいだし…)


提督(……そもそも性別あんのか)

翌日

―提督執務室―


電「ふあぁ~…」

提督「電が大きいあくびなんて珍しいな」

電「あっ!こ、これはその…」カァ

提督(おや、恥ずかしがる電は久しぶりに見たかもしれない)


提督「昨日何かあったのか?」

電「暁お姉ちゃんが連装砲くんを連れてきて…」

提督「……ああ、みなまで言うな。暁が騒いで眠れなかったんだな」

電「い、いえ…そうじゃなくて…そのぅ…」

提督「え、違うのか?」

電「……笑わないでくださいね?」

提督「あ、ああ」


電「……誰が連装砲くんを抱っこして寝るか、夜中にゲームで勝負していて少し寝不足なのです」

提督(なんだか年相応な可愛らしいことやってるなあ)

提督「それで、誰が勝ったんだ?」

電「…電なのです」

提督「へえ、よかったじゃないか」

電「それが…結局連装砲くんは暁お姉ちゃんの布団に潜り込んでしまったのです…」

提督「それは……どんまい」ナデナデ

提督(そりゃ一日一緒にいたら暁になついてもおかしくないよなあ)


↓2

※二日目連装砲くん関連イベント

このイベントに関連する内容で二日目は終了します
なお、連装砲くんイベントは三日で終わるためイベント安価はあと一回

昼休み

―中庭―


暁「びゅーん!」タタタ

連くん「………」スタタタ


提督「ん?暁…連装砲くんと競走か?」

電「そういえば、散歩が好きだって聞きました。そのついでかもしれないのです」


暁「はっ、はあっ…連装砲くん、はやい!体小さいのに…すごいね!」

連くん「……♪」スタタタ


?「………」ヒュン


暁(え…?今なにかが追い抜いて…)

連くん「……!」


提督「あ、あいつは…」


連装砲ちゃん(以下、連ちゃん)「……♪」フンス

連くん「……!……!!」


提督(わかる、わかるぞ…今連装砲ちゃんは絶対に"おっそーい!"って言ってる!)

電「連装砲くんと連装砲ちゃんって仲が良いと勝手に思ってたのですが、違うのでしょうか?」

提督「どうだろう、この場面を見ただけではよくわからないが…仲が悪いというより、気を引きたくて乱入したかライバル扱いしてるかってところか?」


島風「そうそう、そんな感じ!」


電「し、島風ちゃん!いつの間にそこに居たんですか!?」

島風「気付くのおそいー!」

提督「お前、ただそれ言いたくてこっそり近づいたんだろ…」

島風「あはは、バレちゃった?」

提督「それで、連装砲ちゃんは放っておいていいのか?」

島風「だいじょうぶだいじょうぶ、たぶん」


連くん「………」ゴゴゴ

連ちゃん「………」バチバチ

暁(ど、どうすればいいのかな…)


↓2

※この後の展開

連くん「………」ゴゴゴ

連ちゃん「………」バチバチ

暁(こ、こういうときこそ私がしっかりしないと!)


五十鈴「~♪」


連くん「……!」ハッ

連ちゃん「……?」

暁「こ、こら!あ、天津風ちゃんがいない今、保護者の私がケンカなんてさせないからね!」


島風「………」ワクワク

提督(真の保護者がここで楽しそうに見つめているのだが…)

電「ほ、ほんとうに止めなくても…?」


暁「だから、二人とも仲良く…え?」


連くん「……♪」ピョーン

ムニュ

五十鈴「きゃっ!?な、なに?なんなのよ!」


暁「わー、やめなさい!五十鈴さんに迷惑でしょー!」

暁(ゆ、油断してた…もうさせないって言ったのにぃ…)

連くん「……♪」

ムニュー…

五十鈴「あーもう!離れなさいってば!」ブン

ドゴォ

連くん「……!」


提督「五十鈴、容赦無え…」

電「だ、大丈夫なのです?」

島風「うん、整備機にかけたら元通りだから!」

提督(整備機にかけたらって、つまり整備してない今は大丈夫じゃないのでは)


五十鈴「まったく、油断も隙もないわね」パンパン

暁「ごめんなさい。うちの子が…」

五十鈴「なんであなたが謝るの…って、天津風から預かってるんだったわね。別に気にしなくていいわよ、悪いのはこいつだから」

連くん「♪♪♪」グデー

暁(なんでそんなに嬉しそうに倒れてるのよ…)

暁「……コホン、連装砲くん!雲龍さんのときにも言ったけどね!」


連ちゃん「………」ズギューン

バキッ

連くん「」ゴハッ


暁「……へ?」


連ちゃん「………」ゴゴゴ

ドカッ、バキッ、ミシミシ…

連くん「!!!!!!」ギブギブ


提督「……島風、解説を頼む」

島風「えーっとね、せっかく構って欲しくて乱入したのに、連装砲くんが他の女の人に夢中だったから怒ったんだと思うよ」

提督「正妻による制裁か」

電「……今、何か言いました?」

提督「……いや、別に」


連ちゃん「………」ゴリゴリ

暁「連装砲ちゃん、ストップ!それ以上は!」


島風「まだだいじょーぶだよー!明石さんの整備機はすごいからー!」


暁「そーいう問題じゃないでしょー!?」

翌日

―提督執務室―


連くん「………」ピョコ

提督「昨日のダメージが無かったように元気だな」

暁「うん、整備機にかけたらもうすっかり元気になっちゃって」

提督(今更だが、うちの開発局の技術はどうなってんだ)


提督「……そうだ、さっきの連絡によると天津風たちは今夜あたりに帰投するみたいだぞ」

暁「そっか…長かったような、短かったような…」

連くん「……?」

暁「……夜までは私がしっかり面倒見るからね!」ナデナデ

連くん「……♪」ピョン


提督(妹たちに向けてとはまた違った責任感が出てきたみたいだな…いいことだ)


↓1

※最終日連装砲くん関連イベント

今回はここまで

最近は変態安価が取られないと思ったら、連装砲くんが一手に引き受けていたようです
しかし可愛ければ許されるのが世の常

ではまた次回お付き合いよろしくお願いします

乙でした
喋れるようになるアタッチメントみたいなものも開発出来そうな技術班だな
連くん喋ったら不味そうだけど

連くんが一瞬漣くんに見えてしまう

毎度の乙、感想に感謝。心躍ります

>>554
もし喋れたら提督と夢の対談…いえ、やめておきましょう

>>555
ええ、さきほど自分で読み返していたらまさにそう見えてしまいました…

少し遅くなりましたが始めていきます



―大浴場前―


暁「おっふろーおっふろー♪」

電「なのです♪」


雷「暁姉~?そーいえば聞いてなかったけど、昨日私たちがお風呂に入ってる間は連装砲くんはどうしてたの?」

暁「あー、言ってなかったっけ?明石さんのところで整備してもらってて、お風呂上りに拾って帰ったのよ」

響「でも、今日は明石さんのところじゃないみたいだね」

暁「え?今日も預けて…」

響「だって姉さん、あれ…」


連くん「………」


暁「な、なんでお風呂の前に!?」


連くん「………」チョイチョイ


雷「指差してる…のかしら?」

電「もしかしたら、お風呂に入りたいって言ってるのかもしれないのです」


連くん「………」コクコク


響「この子はお風呂の水気と相性が悪いだろうから、やめておいたほうがいいんじゃないかな」

暁「ん~、多少ダメになってもまた整備機にかければ元通りになると思うけど」

暁(それより、男の子が女湯に入るのが問題なのよねえ…)

提督「お、暁たちも今から風呂か?奇遇だな」

雷「司令官!この時間には珍しいわね」


暁(そうだ、司令官にお願いすれば…)

暁「ねえ司令官、連装砲くんがお風呂に入りたいみたいなんだけど、男湯でお世話を頼める?」

連くん「……!?」

提督「こいつ、風呂に入って大丈夫か…って整備機にかければいいのか」

響(もはや整備機というレベルではないような…)


電「わざわざ司令官さんにお願いするなんて…暁お姉ちゃんなら喜んでいっしょに入ると思っていたので、ちょっと意外なのです」

雷「確かにそうね…何か理由があるのかしら」


提督「わかった。俺に任せろ」

暁「ありがと!ほら、連装砲くん?」

連くん「………」コク

提督「そんじゃ行くかー」

―大浴場・男湯―


連くん「………」

提督「どうだ?こんなに広い風呂を貸し切り状態なんて贅沢だよなー」

提督(……いや、ほんとになんで艦娘用の女湯と同等の広さなんだよと常日頃思っているのだが)

連くん「………」キョロキョロ

提督「さて、体洗うか!」

提督(連装砲くんは洗う必要…ないよな?)


… … … … … …

ザパー

提督「っふう!」

提督(考えてみれば、この仕事始めてから誰かと落ち着いて風呂に入るって無かったかもな…暁の時は緊張して風呂に入った気がしなかったし)

提督「連装砲くん、お待たせ。湯に浸かろうか…」


シーン


提督「……連装砲くん?どこ行った?」


… … … … … …

―大浴場・女湯―


連くん「……♪」クルクル

暁「……で、なんでここにいるのよあなた」ズイッ

雷「まあまあ、来ちゃったものは仕方ないわよ。もうこっちでいいじゃない」

電「あんまり厳しく言うのも可哀そうなのです」

響(始めからこちらに来るのが目的だった?……考え過ぎか。ただ姉さんになついてるからこっちに来てしまっただけだろう)


暁(雲龍さんと五十鈴さんの事件のせいで、どうにもあやしく感じてしまうのよね…なにも起きなければいいけど)


↓2

※連装砲くん風呂イベント

連くん「………」キョロキョロ

暁「残念でした、雲龍さんも五十鈴さんもいないのよ」

連くん「………」ガーン

暁「今は駆逐艦の子しかいないし、諦めて…」

連くん「……!」


浜風「ふう…」チャポ


連くん「……♪」ズビューン

暁「大人しくしてなさい…って言ったそばから!?」

暁(あわわ…駆逐艦って言ってもおっきい子はいるんだった!)


雷「暁姉、あんまり大声出すとみんなに迷惑よー!」


暁「それどころじゃなーい!」


連くん「……♪」ピョーン

ポヨン

浜風「ひゃん!」

ポヨポヨン

連くん「…♪♪」ムニムニ

浜風「れ、連装砲くん!もうしないって、んっ、天津風と約束、したでしょう!?」

連くん「♪♪♪」フォー!


暁「こらー!離れなさい!」ベシッ

ドボン

連くん「♪♪♪」ゴボゴボ


浜風「はあ、はあ…あ、ありがとう」

暁「ううん、私がしっかり見てなかったから…ごめんなさい」

浜風「いえ、一朝一夕で連装砲くんを制御するのは無理だとわかっていますから…」


連くん「………」ゴボゴボ


暁「この子どうしようか」

浜風「……しばらく沈めておきましょう」

暁「…そうね」

―大浴場前―


暁「あーさっぱりした!」


提督「あ、暁、すまない!連装砲くんが目を離した隙にいなくなったんだ!一緒に探してくれないか!」


雷「司令官、落ち着いて!」

電「実は、連装砲くんは女湯に来てしまっていたのです…」

提督「え?そ、そうだったのか…よかった」ホッ

暁「よくないわよ…ああなるのが嫌だったから司令官にお願いしたのに、結局…」

提督「……ごめん」ズーン

暁「わ、わー!違うの!悪いのは連装砲くんだから!」

雷「せっかく協力してくれた司令官のせいにしちゃだめじゃない…」

暁「そんなつもりなかったのよぅ!しれいかん…」

提督「わ、わかったわかった。俺は気にしてないから…」


響「……それで姉さん、連装砲くんは?」

電「あれ?いつはぐれたんでしょうか」


暁(あ、拾ってくるの忘れてた…)

―提督執務室―


天津風「連装砲くん、ただいま!」

連くん「……!」ピョン


天津風「この子が迷惑かけなかった?」

暁「え!?え、えっと…まあ、その」

天津風「はあ、やっぱり…ごめんなさい」

暁「い、いいのいいの!私から引き受けたんだから!ね?」


天津風「……そのことだけど、あの…引き受けてくれてどうもありがと…」ボソボソ

暁「えへへ、どーいたしまして!またなにか困ったら言ってね?力になるから!」

天津風「……う、うん」


連くん「……♪」クルクル


暁「………」

提督「…名残惜しいのか?」

暁「別に…その…す、少し」

天津風「そ、そんなに連装砲くんが気に入ったなら…今度私の部屋に遊びに来なさいよ」

暁「え?いいの!?」

天津風「ええ、歓迎するわ」

暁「やったー!」ギュ

天津風「だ、抱きつかないでよ!」

連くん「♪♪♪」

暁「だって嬉しいんだもーん!」

天津風「まったく、もう…」


提督(おお、新たな友情が…素晴らしい)

―開発局―


提督「………」ジー

明石「………」

提督「………」ジー

明石「あのー、見られてると集中できないんですけど…何か?」

提督「……ふと、うちの開発局ってどうなってんだろと思ってな」

明石「どうもなにも、提督が決めた通りに稼働してますよ?」

提督「そうなんだよなあ…」

明石「きっと提督はお疲れなんですよ…そうだ、提督修理機を作りましょうか?」

提督「……遠慮しとく」


提督(そういうのが普通に作れるのがおかしいんだよなあ…)


↓2

※自由行動・イベント安価

行動主を提督、全艦娘より選択可

武蔵

第6駆逐隊で遠足

第七も一緒に

>>572に行動orイベントが記載されておりませんので申し訳ありませんが>>573を採用させていただきます
また、>>574は無効です。線引きをしておかないと際限なく要素の追加ができ、安価スレの体をなさなくなる危険があるためご了承願います

ということで今回はここまで

各艦娘の暁に対する好感度を上げたいと思ってしまうのはやっぱり私の贔屓目のせいなんでしょうか
書いていて思いましたが暁と天津風の絡みも楽しそうですね

ではお疲れ様でした

遠足というと皆さん各々のイメージがあるかと思いますが、私は隣の子相手に延々としりとりをしながら歩いた記憶しかありません
幼稚園や小学生のころ何度も行ったはずですが、記憶はしりとりのみ。不思議ですね

さて、どうでもいい話は置いといて始めましょう
多分2レス目で行き先の安価を取ります

数日後・朝

―提督執務室―


提督「……ふーむ」

提督(暁の好みは…どうだろうなあ)ペラ


電「司令官さん、さっきから食い入るように何を読んでるのですか?」

提督「んー…ちょっと最近、観光スポットとか、デー…」


提督(待てよ?暁とのデートばっかり考えていたが、最近電たちにはあまり構ってやれてないな…)


電「……?」

提督「ゴホン、えー、雑誌やらテレビやらで情報収集して、お前たち暁型姉妹の遠足を計画しているんだよ」

電「遠足…本当ですか!?」バッ

提督「ほ、本当だよ」

電「やったあ♪楽しみなのです!」キラキラ

提督(こ、こんなに喜んでくれるとは…ついさっき思いついたってのが申し訳ないな)


電「あ、でも…わたしたちはお邪魔じゃないでしょうか?司令官さんは暁お姉ちゃんと二人のほうが…」

提督「そりゃ気にしすぎだ。みんなで行くって言ったら、暁はきっと大喜びだぞ」

電「…それは…そうですけど」

提督「あのな、電?俺にとって暁が特別なのは確かだが、俺はみんな大切に思ってるんだ。そんなに遠慮しなくていいんだぞ」

電「……はい!」

提督「よし、良い返事だ」


提督「ま、俺の部屋に来て水着で迫るのはさすがに遠慮してほしいけどなー」

電「そ、それはもう忘れてください!」

提督「冗談だよ、悪い悪い」ナデナデ

電「……もー」

勘違いさせてしまったようですが、行き先安価はまだです。いつもの形式で取らせていただきます
紛らわしい言い方をしてしまってすみません…

昼休み

―提督執務室―


暁「みんなで遠足!?」

電「なのです♪」

暁「やったー!」


響「なるほど、最近私たちに構ってないから点数稼ぎかな?」

提督「おいおい…」

提督(……否定しきれないのが情けない)


雷「響姉、拗ねちゃダメよ。司令官が困っちゃうじゃない」

響「す、拗ねてない…だいたい、雷こそ…」

雷「わー、わー!」バタバタ

提督「どうした?」

雷「な、なんでもないっ!」

提督「そ、そうか…?」

提督(よくわからんがあまり追及しないでおこう…)


暁「ねえねえ!遠足ってどこに行くの!?」キラキラ

提督「ああ、それはだな…」

提督(……まだ決めてねえ!)

提督「それは…だな…」

雷「司令官?どうしたの?」

響「心配ないよ。司令官のことだから、行き先を決めずに私たちを呼ぶことなんてしないだろう…ね?」

提督(くっ…響のやつ、わかって言っているな。だが、今の俺の頭には収集した数多の情報が渦巻いている!いける!)


提督「……↓2へ行く!」


※遠足の目的地

あまりに相応しくない場所は安価下

提督「山へ行く!」


雷「山か…遠足の定番って感じでいいわね!」

響「でも、姉さんはパラグライダーのときに山に行ったよね?司令官…」

暁「ちょっと響、別に私は…」

提督「待て待て、俺も考えなしじゃないぞ!今回はちゃんとした観光スポットだ!あんな放置された荒れ放題とは訳が違う!」


電(仮にも私有地をひどい言いようなのです…)


提督「暁にはちゃんとした山の楽しさを教えてやりたいからな。正直、艇徳山はパラグライダーを除くと何の面白みもない場所だし」

雷「じゃあじゃあ、逆に言うと目的地の山は面白みがたくさんあるってこと?」

提督「た、たくさんかはわからないが…道は舗装されてて歩きやすく、景色が綺麗みたいだな。ほら、こんな感じだ」ペラ

響「……確かに、良さそうなところだね」

暁「わあ~、きれい!この前のとはぜんぜん…あっ、そ、そうじゃなくて…えと…」

雷(そこまで言われるなんて、艇徳山ってなんなの…)

提督(そりゃ、うっそうとしたあの山の森と比べればなあ…)


提督「えー…ということで、次の休日に皆でここに遠足へ行く!各自準備を怠らないように!」


「「「「了解!」」」」

数日後

―大麓山・ふもと―


提督「ここが目的地の大麓山だ」


ワイワイ…ガヤガヤ…


暁「人がいっぱいいる…」

提督「観光地だからな。というか、本来はひとっこひとりいない山に登るのが異常なんだよ」


電「家族連れもちらほらいるのです…」

雷「私たちより小さい子もいるけど、大丈夫かしら?」

響「うーん…見たところ高い山ではないし、歩きやすそうだから多分心配いらないよ」

雷「言われてみれば確かに…ねえ暁姉、今日は疲れても眠っちゃダメよ?あの子たちに笑われちゃうわ」

暁「むー!お姉ちゃんを甘く見ないでよね!これぐらいへっちゃらだし!」

電(よく眠った状態でデートから帰ってきてちゃ説得力ないよ…)


提督(……ふむふむ、ルートもちゃんと示されてるから特に頭を悩ませる必要もない、と)

提督「よーし集まれ、そろそろ登るぞー!」

「「「「はーい」」」」


↓2

※登山中イベント

行動、会話等自由に

明日ちょっと早いので今回はここまでにさせていただきます

山の名前を考えるのに時間を使いすぎて、>>592は大した中身もないのに遅くなってしまいました
ていとく山の次はだいろく山という安直なネーミング…こんな名前考えるのに時間かけずに本文を考えろよと…

ではまた次回よろしくお願いします

おはようございます、そしてお久しぶりです。怒涛の一週間が過ぎました
恐らく留守にしていた期間は過去最長ですね。お待たせしました

おととい:書きたかったが頭が死んでいて話が浮かんでこなかったので諦めて寝た
きのう:いつの間にか沈んでいて目が覚めたら今

とりあえず昨日おおまかに書くだけ書いて放置してた数レスぶんを手直ししつつ投下して逃げます
今夜は普通に更新できるはずです

―大麓山・山道―


電「すー、はー…空気がおいしーです…」

雷「ほんとにね!風が気持ちよくて木漏れ日も綺麗で、歩いているだけで楽しくなっちゃうわ」


提督(皆遠足なんて初めてだろうからな…これは思い付きで決めた計画にしては大成功なんじゃないか?)


提督「暁、どうだ?初めての遠足は」

暁「うん、たのしいよ!暁ね、みんなでこういうふうに歩いてるとたんけんたいみたいでワクワクする!」ピョン

響「探検隊か…それも悪くないね」

暁「でしょー?さっすが響、よくわかってるじゃない!」バシバシ

響「ね、姉さん、痛いよ…」


提督(暁も楽しんでいるようで何より…だが、このテンションだとすぐに疲れがきそうだ。暁の様子に注意しておこう)


… … … … … …


雷「――よね?」

響「雷、それは――」

電「――なのです!」


暁「………」

提督(他の三人が話している中、明らかに暁の口数が減ったな…そろそろか)

提督「なあみんな!ここらで少し休憩しないか?時間もちょうどいいから飯にしよう!」

暁「え…?」


雷「あ、もうこんな時間だったんだ…気付かなかったけどおなか空いてたかも」

電「意識したらもっとおなかが空いてきたのです…」

響「そうだね…じゃあ、あそこはどうかな?開けていてちょっとした広場みたいになっているよ」

提督「お、いいな!シートは誰が持ってるんだっけ?あそこに頼むよ」

電「あ、わたしです!ちょっと待っててください…」ゴソゴソ



暁「あの…し、しれーかん…」

提督「どうした?」

暁「そ、その…ありがと」

提督「……俺はお前の彼氏だからな」ナデナデ

暁「そ、そっか…えへへ」ニコ

―大麓山・中腹広場―


雷「じゃーん!第六駆逐隊特製お弁当ー!」パカッ

提督「おおー!めちゃくちゃうまそうだな!皆で協力して作ったんだったな?」

電「はい、みんなで早起きして分担して作ったんですよ」ニコ

雷「ふふふー、腕によりをかけて作ったわ!」

響「久しぶりだったから腕がなまってないか心配だったけどね…」

提督(ふむふむ…なるほど、よく見るとところどころ特徴があって誰が作ったか想像できるのが面白いな)


暁「………」チラチラ


提督(む、このハート形のハンバーグは…)


暁「………」ドキドキ


提督「暁、動物園のときに比べてさらに腕を上げたな?このハンバーグ…」

暁「そ、そお!?やっぱりわかる!?」パァ

提督「ああ、あのときより綺麗な形に焼けてるな。難しかったんじゃないか?」

暁「へへー、それほどでもあるかもっ!」



響「司令官、いつまでも見ていても仕方ないし、そろそろ…」

提督「ああそうだな、そろそろ食べようか。皆いいか?せーの…」


「「「「「いただきまーす!」」」」」

提督(さーて、どれからいただこうか…)


暁「し、しれーか…」

雷「司令官、これ私が作ったのよ!食べて食べて♪」ズイッ

響「司令官はまず私のポテトサラダを食べるよね?」ズイッ

暁「え、あ、あのー…」

雷「最初からポテトサラダは重くない?やっぱりほうれんそうの胡麻和えから…」

響「いや、私の作り方はさっぱり風味だから問題ない…さあ司令官」

提督「ちょ、ちょっと待て…」

電「ふ、ふたりとも落ち着いて…」

提督「そうそう、落ち着いて…」

電「間をとって、まずはわたしが作ったものから…」

提督「お前もかよ!」


暁(な、なんでみんなこんなに積極的なのー!?)


雷(貴重な司令官とのお出かけなんだから、この機会を逃す手はないわ…)

響(……雷も考えていることは同じだろう。負けるわけにはいかない)

電(わ、わたしだってお姉ちゃんたちに司令官さんをみすみす渡してしまうわけには…)


バチバチバチ…


提督「………」

提督(三人の間で火花が散っている…よくわからないが忙しそうだし、まずは暁のハンバーグから貰おうかな)パクッ


雷「あ」

響「あ」

電「あ」


暁「あ…♪」


提督「……うん、うまい!形も味も完璧だな!」

暁「ま、まだまだ練習中だしっ!もっとおいしいのを作るから期待してて!」

提督「ああ、期待してるよ」

暁「えへへー…」


雷「ふう…まあ、仕方ないかな」

電「あの暁お姉ちゃんの顔を見たら何も言えないのです…」

響「……だね」

「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」


提督「どれもおいしかった…皆、作ってくれてありがとうな」


電「いえ、わたしたちがやるって言いだしたんですし、気にしないでください」

雷「そうそう、私たちがやりたくてやってるんだから!いつものお礼って意味も込めてね!」

響「司令官には遠足の計画や他のことを任せてるんだから、これぐらいはしないとね」

暁「みんなでお料理するの楽しかったし、またやりたいぐらい!」


雷「……それは同感だけど、暁姉を朝早く起こすの大変なのよね…」

響「目覚まし鳴っても全然起きないよね」

電「昨日は早めに寝たはずなのに…」

暁「うぐ…」

暁(今日が楽しみでなかなか寝付けなかったなんて言えない…)


… … … … … …


電「片づけ終了なのです!」

提督「あたりにゴミは無いな?」

響「回収済みだよ」

提督「よし…それじゃあ…」

提督(出発…と思ったけど食べてすぐに歩くのもきついし、時間を開けるか)

提督「しばらく自由行動にしよう。30分後ぐらいにここ集合ってことで…」


「「「「はーい」」」」


提督「あ、俺の目の届く範囲にいてくれよ?山で迷子は洒落にならないからな」

暁「むー、それぐらいみんなわかってるわよ…司令官に迷惑かけられないし」

提督「ね、念のためだよ…」


提督(さて、俺はどうしようか…)


↓2

※自由時間個別イベント
暁、響、雷、電より一人選択し、自由行動or会話を指定


(とりあえず投下ここまで)

雷がめちゃくちゃ甘やかしてくれたり世話やいてくれたり

ワクワクしてきた


長く続け

>>608
オラもワクワクすっぞ

>>610
出来る限り長く続けるつもりです

ということで再開。雷にどう甘えるか考えてみましょう
めちゃくちゃ甘やかすというのが難しいので少し甘やかしてもらったら甘やかし安価取ります
……何回も書いてたら「甘やかす」がゲシュタルト崩壊気味

暁「あ、ちょうちょさん!待ってー!」バタバタ


提督「蝶を追いかけて迷子なんてベタなことはやめてくれよー!」


暁「そんなことしないもーん!」ピョンピョン

電「暁お姉ちゃん待って!ちゃんと前見てないと危ないので、す…っ!?」コケッ

暁「あはは!電、人のこと言えないじゃない!……あうっ!?」コケッ


提督「あの二人、大丈夫か?目を離すと危険だな…」

響「姉さんたちは私が注意して見ておくよ。司令官はゆっくり休んでいてくれ」

提督「響が見てくれるなら心強いな。でも、皆をまとめるのは俺の役目…」

響「遠足の引率というものはずっと気を張ってなきゃいけないよね。今ぐらいは私に任せていいよ。それじゃ」ダッ

提督「あ、ちょ……」


提督(……うーむ、俺の立場を見抜いた上で意見し、俺がグダグダ抜かす前に話を切り上げる鮮やかな手並み)


提督「……響にはほんと敵わないな」

雷「何が敵わないの?」

提督「うおっ!?雷か…どこ行ってたんだ?」

雷「どこって…もう、レディーにはそーいうこと聞く前にちょっと考えなきゃダメよ」

提督(……?ああ、トイレか。しかし、雷が言うとレディーって言葉が自然なのがなんとも…暁、頑張れ)

提督「すまんすまん、でも離れるときにひとこと言わない雷も悪いぞ」

雷「む、それは…そうね、ごめんなさい。気をつける」

提督(ってか、さっそく雷の動きを把握してなかった俺、引率として駄目だろ…)

提督「……はあ~あ」ガックリ


雷(大きなため息…司令官、疲れてるのかしら?)

雷「司令官、疲れてるなら少し横になったら?きっと気持ちいいわ」

提督「いや、俺は大丈夫だよ。それにあいつらを見てないといけないしな」

雷「向こうは響姉がついてるみたいだし心配ないわよ。少しぐらいゆっくりしても罰は当たらないと思うけど」

提督「………」

提督(響といい雷といい、どうも気を遣わせるな…そんなに疲れて見えるのだろうか)

提督「……じゃあ、少しだけ」スッ

雷「司令官、どこいくの?」

提督「どこって、枕代わりのリュックを…」

雷「枕ならここにあるじゃない!」ペシペシ

提督(……マジか)


… … … … … …


雷「どーお?体勢が辛かったら言ってね、すぐ直すから」

提督「ああ、良い感じだ…なんだか安心する」

提督(……以前、暁にも膝枕してもらったことがあったな…いつかやってもらう約束だったのに結局まだ…)

雷「日差しがポカポカしてて気持ちいいわねー…」

提督「そうだな…」


雷「司令官、いつもお疲れ様」ナデナデ

提督「な、なんだよ急に…」

雷「まあまあ、いいじゃない…司令官って、甘えたい時に甘えられる人っている?」

提督「………」

提督(暁、電…違わないけどなんか違うよな)

雷「たまには甘えてみてよ。私が相手で悪いけど…ほら、何かしてほしいこととかない?」


提督(んなこと言われてもな…そりゃ、たまには甘えたいけどさあ)

提督「……↓2」

提督「……耳かき」

雷「わかったわ、ちょっと待ってね…」ゴソゴソ

提督「は?」


雷「じゃーん、みみかきー!」


提督「い、いやいや!なんで持ち歩いてるんだよ!ただ言ってみただけなのに!」

雷「こんなこともあろうかと、用意してたの♪」

提督(どんなことだよ…ねえだろ普通)

雷「ほらほら、じっとして?始めるわよー」

提督「お、おう…頼むよ」

コリコリ…

雷「司令官、いつもちゃんと耳かきしてる?」

提督「一応やってるんだが…」

雷「適当にやってるでしょー?なんかムラがあるのよね」

提督「面目ない…」

コリコリ…

提督(……心地良い。誰かに心も体も委ねて甘えるなんていつ以来だろう)

雷「……しょーもないって思われそうだけど、私ね、好きな人にこうやって耳かきしてあげるのが夢だったの」

提督「別にしょーもないなんて思わないが…」


雷「…………ふふ、夢、叶っちゃったな」


提督「……?」

雷「………」


コリコリ…


提督「……は!?」バッ

雷「わっ、動かないでよ!」

提督「だ、だってお前!」

雷「勘違いしないでよ?いまさら暁姉と司令官の間に割り込もうとか思ってないわ」

提督「そ、そういうことじゃなくてだな…」

雷「……ただ言ってみたかっただけよ。完璧に諦めたつもりだったけど、まだ少し未練があったのかな」

提督「……いつからだ?もしかして、ずっと前から…」

雷「あ、気にしなくていいのよ。私は前から司令官が好きだったのは事実だけど、ラブの好きだって気付いたのはつい最近だし」

提督「………」

雷「ああ、余計なこと言っちゃったな…ごめん、ほんとに気にしなくていいから。とにかく私は暁姉に幸せになってほしいの。だから、司令官…」

提督「……わかってる。暁は任せろ」

雷「うん、ありがと。あとは…たまには今みたいに私に甘えてくれたら嬉しいかな」

提督「……ああ、また頼むよ」

―――――

―――




提督「よーし、全員揃ったな!では出発!」


「「「「おー!」」」」


… … … … … …

―大麓山・山道―


提督「暁、今度はペースを考えて歩こうな」

暁「う、うん…」

暁(今日はしっかり自分の足で帰るんだから…雷にもふもとで言われたし)


響「ところで司令官、山頂までどれぐらいかかるのかな」

提督「そんなにはかからないと思うぞ。地図を見たら、さっきの休憩場所の時点でけっこう登ってたみたいだ」

雷「へえ~、手ごろな高さで遠足には本当にぴったりな山ね」

電「山頂の景色が楽しみなのです♪」

暁「山頂か…ねえねえ司令官、どこまで見えるかな?」

提督「ははは、高い山じゃないからどうだろうな?まあ、町を一望できるのは確かだな」

暁「えへへー、楽しみー!」クルクル


提督「だからペース考えろと言っているのに…」

暁「あ、そうだった…」

―大麓山・山頂―


暁「わぁ、すごい…!」

提督「良い景色、登り切った達成感…これが山の良さだよ。わかってもらえたか?」

暁「うん!うん!すごいすごい!」


雷「ふふふ、暁姉、すごい意外の感想はないの?」

暁「だ、だって…すごいんだもん」


電「……あ!もしかして、あの建物はわたしたちの鎮守府じゃないですか?」

暁「え!?どこどこ!?」キョロキョロ

響「姉さん…鎮守府は海の方角でしょ。そっちじゃないよ」


提督(皆で楽しく歩いて、暁に山の楽しさを教えられて…目的は十二分に達成できたな。よかったよかった)


暁「あそこに水族館、あっちは動物園……遊園地は…見えないのかなあ」

提督「あの遊園地はここから見るにはちょっと遠すぎるかな…」

暁「うーん、残念…」

提督「…肩車してやるから元気出せって!」

暁「そ、そんな子供じゃないし!」

提督「ははは!」

暁「むー!」

今回はここまで

前スレの序盤で雷が提督を好きっぽい描写をしたことがずっと胸に引っ掛かっていたのですが、ようやく消化できました
そんなことを覚えてる方はいないでしょうけど、個人的にけじめをつけておきたかったので書きました
そのせいかあまり>>607を反映できなかったかもしれません…以後気をつけます

ではまた次回お付き合いよろしくお願いします

乙です
更新楽しみに待ってました
雷ちゃんええ子や…次スレあたりでジュウコンできないでしょうか(小声)

毎度乙感謝

>>624
ジュウコンは…以前は安価スレということもあり考慮していたのですが、今は考えておりません
実はビスマルクを受け入れるか否かが私の中での分岐点でした。あそこで真摯に振ったので暁一筋に完璧にシフトしました
それに、あくまで暁スレなので提督が一途なほうが魅力的かなというところもあります

では開始しましょう。下山は細かく書こうと思ってもグダグダになりそうなので、もうスパッと帰ります
遠足が終わったら久々のアプローチ安価を取ります

提督「おーい、そろそろ下るぞー!」


暁「もう行くのー?」

提督「ああ、そろそろ下山しないと時間がな…考えてもみろ、ここまでのルートを引き返すんだぞ」

暁「……そっかー」

響「姉さん、下りながらでも景色は見られるよ。名残惜しいけどそれで我慢しよう」

暁「そうね…あーあ、いざ下りるとなるともったいない気がするなー」

提督「もったいないと思えるくらい楽しい気分を得られるから、人は山登りをするんだと思うぞ」

暁「うーん、なるほど…てつがくちっくね…」


電「別に哲学というほどでも…」

雷「暁姉が納得してるならそれでいいんじゃない?」

電「……なのです」


提督「あとは帰りだからって気を抜くなよー、鎮守府に帰りつくまでが遠足だからな」


「「「「はーい」」」」

夕方

―鎮守府正門―


提督「到着!」

暁「やったー…」

提督「暁えらいぞー、今日は最後まで歩けたな」ナデナデ

暁「う、うん…」

暁(司令官に褒められるのはうれしいけど、妹たちが当然のようにできてることなのよね…ふくざつ…)


提督「えー、これにて遠足は終了だ!皆疲れているだろうから、体をよく休めるように!解散!」


… … … … … …

―宿舎・暁型の部屋―


暁「ふあ~、つかれた~…」

雷「私もさすがにちょっと疲れたかな…」

電「こんなに歩いたのは久しぶりなのです…」


響「今日も早く寝たほうがいいね。さっさとお風呂に入ってしまおう」

雷「あー、そうね…そうしましょうか」

暁「え~…もうちょっと休んでから行こうよ…」

電「そのもうちょっと休んでいる間に、暁お姉ちゃんは眠っちゃいそうなのです」

暁「なによそれ、そんなわけ…」

暁(……あるかも)

響「せっかく自力で帰ってこられたことだし、もう少し頑張ろう?」

暁「……うん、わかった」



―提督私室―


提督「ふう…」ドサッ

提督(疲れた…四人の引率でこれなんだから、幼稚園や小学校の先生ってすげえなあ…)

提督(でも、皆楽しそうだった…苦労の甲斐はあったってもんだな)

提督(響には点数稼ぎなんて言われたけど、ちゃんと"点数"は稼げたのかな)


提督「………」

提督(雷はあのあと、特に変わった様子は無かった。本当にもう気にしていないのか、悟られないように振る舞っていたのか…)


提督(……どちらにしても同じことか。俺は雷と約束したんだ…暁を幸せにする、それだけだ)


提督「明日はどうすっかなあ…」ゴロゴロ


提督(そろそろまた暁に何か仕掛けてみようかな…ああ、でも遠足で疲れてるだろうし時間を空けて…いや、考えるだけなら今からでも…)

提督(……あれはどうかな…いや、それとも…ううむ…)

提督「……ぐぅ」

翌日・朝

―提督執務室―


電「………」ウツラウツラ

提督(電、昨日の疲れがまだ残っているようだな…俺もだけど)

提督「……なあ、お疲れのところ悪いんだが」

電「はい…あ、いえ、疲れてないですけど…なんですか?」

提督(別に隠さなくてもいいと思うが…)


提督「昨日ちょっとしたことがあってな、決意新たに改めて暁へアプローチを試みたい。相談に乗ってくれるか?」

提督(あれ、ついこの間も決意を新たにした気がするな…まあいいか)


電「構いませんけど…ふあぁ…遠足に行ったばかりですし、何かするならもっと後にしたほうが…」

提督「もちろん、すぐに実行するってわけじゃない。でも考えるのはタダだろ?」

電「……まあ、そうですね。それで、何か案は用意しているのですか?」

提督「あー、えっと…」

提督(寝る前にぼんやり考えていたんだが…なんだっけ?)


提督「……↓2、かな?」


※暁へのアプローチ案

女体盛り

提督「スキーはどうかな」

電「……また山なのです」

提督「山は山でも趣旨が違うだろ!スキーの場合は登るのはオマケだ!」

電「はいはい…そうなのです…」

提督(眠気のせいか電が冷たい…)


提督「……えーと…特に問題のある案ではないってことでいいのか?」

電「問題…といえば、頻繁に連れまわされてるお姉ちゃんの疲れなのです」

提督「よ、よーし、実行は二週間ぐらいあとにしよっかなー!」アセアセ

電「あと…遠出になるので泊まりになって…その間の仕事が滞りますし…」

提督「よ、よーし、今のうちにガンガン進めるかー!」


電「それと…」

提督「ま、まだ何か?」

電「……初めての二人きりの旅行になるので、しっかり思い出を作ってこないとだめなのです」

提督「……電」


提督(そうか…初めての二人きりの旅行…か)

すみません、あまり進んでいませんが今にも寝落ちしそうなので今回はここまでです
電と同じく非常に眠い…

ではお疲れ様でした

読み返してみると前回の安価捌きが雑すぎて自己嫌悪に陥っているため、ここで補足と謝罪をさせていただきます

アプローチ安価>>631を下にずらした理由は…

 ・R-18に抵触する可能性あり
 ・>>1の主観による下ネタに該当

……なのですが、別解釈やトンチで切り抜ける手段もありました。むしろそれを期待していた方もいるかもしれません
安価スレにおける最終手段であるずらしを簡単に使ってしまったことを反省しています。すみませんでした


今日の更新は多分22時半ぐらい…にできるのが理想ですが少し遅くなる可能性もあり

セーフ。予告は22時半「ぐらい」なのでセーフ…


かねてより感じていることですが、ここにいる方は紳士ばかりですね
これも暁の魅力が為せる業でしょう、hahaha

さて、今回はちょっと違う安価の取り方を試しにやってみます
慣れないことをやってグダつくかもしれませんが温かい目で見守って頂けると幸いです
では始めてまいります

提督「思い出か…」

提督(スキーに行くってだけでそれなりの思い出にはなると思うが、電が言っていることはそういう話じゃないんだろうなあ)


提督「……んー」

電「そんなに悩むことではないですよ。簡単なのです」

提督「簡単って…あ、写真とかか?風景を形に残せば確実に記憶に残るな」

電「そうじゃなくて…いえ、写真もいいとは思いますけど」

提督(あれ、正解だと思ったんだが)

電「いいですか、暁お姉ちゃんにとって一番大事なのは司令官さんと一緒ってことです」

提督「……すなわち?」


電(察しが悪いなあ…司令官さんは自分の影響力を過小評価しすぎな節があるんだよね)


電「ですから、思いっきり二人でいちゃいちゃすればいいのです」

提督「い、いちゃいちゃ…」

提督(旅行に行くのなら、スキーや宿泊地についての思い出かと思ったが、そっちか)

電「はい、暁お姉ちゃんにはそれに優るものはないはずですから」


提督(と、申されましても…それはそれでどうすればいいのやら)

提督「まあ当然、今まで暁といちゃついたことはあるにはあるが、そのときは何も考えてないんだよな」

電「あの…もしかして、どうやっていちゃつけばいいか教えて欲しいなんてことは…」

提督「そ、そこまでは言わないぞ。ただ、俺ってやつは毎回行き当たりばったりで動くからさ?心の準備って大事だと思うんだ」

電「………」

提督「だから、その、こういうことをすればいいとか、心がけるべき、とか…アドバイスもらえたらな―…なんて」

電「司令官さん、恋愛経験のないわたしになにを期待してるんです?」

提督(……言われてみればそりゃそうだ、けど)


電「………」

提督「………」


電「はあ…一緒に考えるだけですよ?」

提督「あ、ありがとう電!」


↓1~3

※旅行中に暁のためやるべきこと、心がけること

電(うーん、頼ってもらえるのは嬉しいけど、ほんとにわたしじゃアドバイスできることないんだよね…)

提督「………」

電「………」


提督「……よし、こうなったらブレーンストーミングだ」

電「ぶれーん…なんですか?」

提督「とにかく思いついたことを言い合う。評価は二の次っていう会議の定番だ」

電「へ~…」


電(思いついたこと…スキー、山…雪山?ああ、暁お姉ちゃんならきっと…)


電「雪なんて初めて見るでしょうし、暁お姉ちゃんはスキーそっちのけで雪遊びをするかもしれませんね」

提督「あー…想像はつくな」

提督(ゆきだるまとか作ったりして…やべ、その様子を妄想するだけで可愛すぎて興奮してきた)

電「でも、そこであえて付き合ってあげてほしいのです。司令官さんはスキーが目的かもしれませんけど…」

提督「ああ、スキーなんて暁を喜ばせる手段のひとつに過ぎないよ。暁がもっと喜ぶことがあればそれを優先させるさ」

電「ふふ、それでこそ司令官さんです」

提督「そんじゃ、まとめると暁のやりたいことをしっかりやらせるってことだな」

電「もちろん程度の問題ですよ?」

提督「わかってるわかってる」


提督「それで次だが…俺からも意見を出さないとな」

提督(雪山か…俺も実際に行ったことはないんだよな。イメージしてみよう)

提督「雪山…前にテレビで見たところは夜景がすごく綺麗だった記憶があるな」

電「ロマンチックで恋人同士で行くにはピッタリですね」

提督「ああ、空気が澄んでるからか、テレビごしでも星がキラキラしてるのがはっきりわかって…」


提督(もしあそこに暁といたなら、ちょっと愛を語って、寒さで身を寄せて…そのままキス…とか)


提督「……へへ」

電「司令官さん?」

提督「おお、なんでもないぞ、うん。そういうわけで夜景を暁と見ようって感じだ」

電(むむ…ちょっと危険な感じ)

電「くれぐれも注意してほしいのですが、暁お姉ちゃんの嫌がることはしないでくださいよ?」

提督「俺がそんなことすると思うか?」

電「万が一ということがあります。最近は…へ、変態的なことはあまりしてないみたいですけど、暴走するかもしれません」

提督(実は電が知らないところで踏んでもらったりしてんだけどな…)

電「止めてくれる人がいない状況になりますし、心構えがないと歯止めが効かなくなるおそれがあります」

提督「……なあ、もしかして俺って信用ないのか?」

電「……えっと…ないことはないのです」

提督「あ、そう…」

電「と、とにかく!変態的な欲望は抑えるようにお願いします」

提督「……はい、肝に銘じておきます」

二週間後


―列車内―

ガタンゴトン、ガタンゴトン…


暁「わー、はやーい!」

提督「暁、もーちょっと静かにな?」

暁「は、はーい…」


提督(あれから二週間…長かった。もっと早くすればよかったかな)


暁「ふふーん、ふふー♪」


提督(電と相談はしたものの、いざとなると心配になってきたな…俺がスキー初心者ってせいでもあるのかな)


暁「しれーかん?難しい顔してどうしたの?」キョトン

提督「んー?なんでもないぞ」ナデナデ

暁「そーなの?」

暁(司令官、きっと私のためにいろいろ考えてるんだろうなあ…私もなにか司令官のためにできることないかな?)


提督(これ以上は暁を不安にさせるだけだな、もう考えるのはやめた。俺に必要なのは勝利のイマジネーションのみ!)

提督(暁を好きに遊ばせてやる、いい雰囲気を作ってキス、変態…ではないけど衝動は抑える。これで完璧だ)


暁「そうだ司令官、この列車ってどれぐらいで目的の駅に着くの?」

提督「あと二時間くらいかな…といっても、駅からまたバスに乗ったりするし長くなるけど我慢してくれ」

暁「私は司令官といっしょなら何時間でもいいよ」ニコ

提督「そ、そっか…」ドキ

提督(やばいやばい、たまに見せるレディの笑顔が心臓に悪い…)

提督「で、でもあれだ!暇なのには変わりないし、何か暇つぶししよう!」

暁「なんで焦ってるの?」

提督「べ、別に?焦ってないぞ」

暁「ふーん?」


↓2

※移動中暇つぶし(行動or会話)

ただし行動は列車内で可能なこと、会話の場合は話題を指定

今回はここまで

範囲で安価を取り、その全てを文に組み込むというのを一度やりたかったので試してみました
もしかしたらこれからもやるかもしれません

二週間後にしたのは特に意味はないです
私だったら短期間にお出かけが続くと辛いので、なんとなくこれぐらい空けました

ではまた次回よろしくお願いします

ちょっと前にここの人は紳士ばかりだと言いましたが、SだとかMだとか、本当に紳士ばかりで…

さて、列車の座席はロングシートかクロスシートのつもりでしたが、トランプやるならテーブル付きの個室ですね。脳内補完よし
そういえば列車で移動してますけど、鎮守府や目的地の場所、移動距離、時間なんて何も考えてないので気にしないでください


では始めて行きましょう

暁「ひまつぶしねー…そうだ!トランプなら持ってきたわ!」ゴソゴソ

提督「お、おー!いいな!ババ抜きでもやろう!」

暁「……ふたりでババ抜き?」

提督「あ?あー、あー、そうだな、二人だったら…えーっと」アセアセ


暁(よく見たら司令官、顔赤い…?もしかして、さっきのセリフが効いたのかな?だったらうれしいな)

暁(いつだったか、同じこと言おうとして恥ずかしくてちゃんと言えなかったもんね…リベンジ成功っ)グッ


提督「よ、よし、トランプで二人といえば、スピードだ!スピードしかない!」

暁「すぴーど?…島風ちゃん?」

提督「そうそう、おっそーい…じゃなくって、スピードって遊びがあるんだよ。知らないなら教えようか」

暁「うん、教えて教えて!時間ならたっぷりあるもんね!」

提督「よしっ、このゲームは、まずカードを半分に分けて山札としてだな」

暁「ちょっとまってよ、今カード出すから…」

提督「あ、ああ、悪い…」


提督(なんだかなー、旅の雰囲気のせいかやけに緊張する…)

提督(……で、ルールを教えてやってみてるわけだが)


スッ、バッバッバッ…


暁「………」バッ

提督(こいつ、早い…!)

暁(最初は難しそうだと思ったけど、やってみるとなかなか…)

提督(キ、キング…)スッ

暁「お先ー!」バッ

提督「ぐあっ!」

提督(もう勝ち目がない…)



「「スピー…ド!」」


バッバッ…ビシッ!


暁「やったー!暁の勝ちー!」

提督「嘘だろ…?まだルール覚えて三戦目だってのに」

暁「ふふん、レディーにかかればこんなものよ」

提督「調子に乗りやがって…次は本気だからな」

暁「今のも本気だったでしょー?」

提督「ほ、本気の本気出せば暁なんて…」


… … … … … …


暁「またまた勝利ー!」

提督「」チーン


提督(俺はけっこう強いと思ってたんだが、井の中の蛙だったようだ…ゲームを問わず対人戦ならありがちなアレだ…)ガクッ

―ホテル・ロビー―


提督「はあ~、あったかい…外は寒かったな。暁は平気だったか?」

暁「へーき、司令官と手をつないでたから…」

提督「俺の冷えた手なんかで足しになるのか?」

暁「うん、じゅーぶんなったわ」

提督「そりゃよかった。暁の手は暖かかったから、俺だけ熱を吸い取ってるんじゃないかって心配だったよ」

暁(だって、こんなふうにふたりでいるのが久しぶりで…それに手までつないでたらなんだか体がポカポカしてきちゃうもん)


提督「そいじゃ、チェックインするかー」


… … … … … …

―ホテル・提督たちの部屋―


暁「ひ、ひろい…きれい…」

提督「奮発してスイートルームにしました」

暁「すいーと?」

暁(すいーと、スイート…甘い…恋人と甘い時間を過ごすためのお部屋?もしかして、司令官…)

暁「スイート…」キラキラ


提督「あー…スイートって別に甘いって意味じゃないぞ、ひと揃いとかそういう意味だ。ホテルでは高級な部屋を指す」

暁「……そ、そりゃそーよ、甘いお部屋なんて意味がわからないものねー…あはは…はあ」

提督(うーむ、恥をかかせてしまったか?前もってそれとなーく教えておけばよかったかな)

暁「そうだ司令官、この旅行の予定はどんなだったっけ?確認していい?」

提督「ああ、一日目…今日は移動が主で、今からスキーには行けないからちょっと適当に遊んだら終わり」

暁「ふむふむ」

提督「二日目はスキー場に行ってスキー三昧。一日中はやらないだろうから、飽きるか疲れるかしたらそのときにどうするか決めよう」

暁「あれ、決まってないんだ。司令官のことだからしっかり考えてるのかと思った」

提督「あんまり予定を固めすぎないほうが旅行は楽しいぞ。実際に行ってみたらやりたいことも変わるだろうしな」

暁「なるほどねー…あ、話そらしちゃってごめん、続きをお願い」

提督「三日目は最終日だ。帰りの時間に間に合うなら何をしてもいいな」

暁「三日目もやること決めてないの?」

提督「俺としてはせっかくここまで来たんだからスキーに行きたいけど、ホテルでゴロゴロしててもいいし、まあ適当にいこう」

暁「はーい、了解」

提督(臨機応変に動けるようにしたつもりだが、もうちょっと考えたほうがよかったか?暁の期待を裏切ったかな)


暁「それで、今からはどうするの?」

提督「今からは…」

提督(スキーには行けないから選択肢としては…この部屋でくつろぐか、その辺を散歩するか、あと…何かあるか?)


↓2

※旅行初日自由イベント

提督「そうだな…ホテルの中でも探検してみるか?」

暁「あ、それいいかも!行きましょ!」


… … … … … …


提督「次はあっちに行ってみようか」

暁「うん!」

暁(よくわからないけど、探検ってワクワクするな~♪)

提督(俺も昔は意味も無く探検したなー、いつからかやらなくなったけど…)


ドンッ


提督「あっ、すみません…」

赤城「いえ、こちらこそ…」


提督「……え?赤城?」

赤城「……て、提督!?」

暁「赤城さん!なんでこんなところに!?」


加賀「赤城さん、何の騒ぎですか?廊下では静かに…提督?」


提督「か、加賀まで…一航戦揃ってどうしたんだ?」


赤城「それは…」チラッ

加賀「………」チラッ

赤城「えっと、↓1です」

赤城「このホテルでは今、山の幸食べ放題のイベントをやっているんです」

提督「そ、それのためにわざわざこんな遠くまで来たのか?すごいなお前ら…」

赤城「ええ、ですから…」

加賀「お二人の邪魔をするつもりはありません。安心してください」

提督「邪魔なんて最初から心配してないさ。それより二人は今何してるんだ?暇なら一緒に…」

グイッ

提督「ん?」

暁「………」プクー


加賀「……私たちはこれで失礼します」

スタスタ…

赤城「え?加賀さん?ちょっと待ってください!あ、提督、失礼します!」ペコ


提督「あれ、急ぎの用でもあったのか?残念だな」

暁(……しれーかんのばか)イジイジ

提督「暁、どうした?」

暁「なんでもなーいっ!」プイッ

提督「?」


… … … … … …


赤城「加賀さん、いきなりどうしたんですか?提督に失礼ですよ」

加賀「……あの子には私たちが邪魔だったみたいだから」

赤城「あの子って、暁ちゃん?……ああ、そういうことですか」

加賀「提督はそのあたりに鈍いから気をつける必要があるわ。恐らく、私たちの滞在期間とほぼ重なっているはず」

赤城「私たちは提督たちに見つからないように動くということ…?」

加賀「基本的にはそうなるかしら。でもただの邪魔もので終わるのは嫌だから、何かしてあげたいところね」

赤城「何かって、何です?」

加賀「……今から考えましょう」

今回はここまで

一航戦の口調難しい。自分の中では、お互いにくだけつつも敬語の癖が抜けきらないイメージですが、どうなんでしょうね
実はアニメで一番期待しているのは、艦娘同士で話すときの口調だったりします

ではまた次回よろしくお願いします

遅くなりましたが2レスぶんだけ更新して安価投げて終わります
土曜に更新できないのは悔しいので。もう日が変わって日曜ですが

―ホテル・提督たちの部屋―


提督「暁、そろそろ機嫌直してくれよ…」

暁「つーん」


提督(参ったな…早く仲直りしないと、明日まで持ち込んだらスキーを楽しむどころじゃなくなってしまうぞ)


提督「あー…腹減っただろ、レストランに行かないか?」


暁(お腹は空いたけど、へたに外に出るとまた赤城さんたちに会っちゃうかも…)


暁「い、行きたくない」

提督「じゃ、じゃあ、ルームサービスを取ろうか」

暁「るーむさーびす?」

提督「ご飯を注文して、ここまで持ってきてもらえるサービスだよ。レストランには行かなくてもいい」

暁「……それなら、いいわ」

提督「いいって、OKのいい、なのか?」

暁「うん、おーけー…」


暁(この部屋で食べられるなら、誰にも邪魔される心配ないもんね)

提督(暁はただ外に出たくないだけ?それはそれで明日からどうするんだって話だが…とにかくこれで好転することを祈ろう)

――――

――




暁「おいしー!」

提督「ああ、どれも美味しいな」

提督(一航戦が目当てに来た、レストランでやってる山の幸食べ放題も興味あったんだが…今はその話題はタブーか)

暁「次はどれにしようかな…」

提督(機嫌…直ったのか?美味しい料理で気が紛れてくれたのだろうか)


… … … … … …


暁「ごちそうさま~」

提督「ごちそうさまでした」

暁(お腹いっぱいになったら、ちょっと落ち着いてきた…)


提督「………」


暁(司令官、怒ってないかな…怒ってなくても、心配かけちゃったかも)

暁(あーあ、さっきまでの私、ただのだだっこじゃない。なにがレディーよ、もー…とにかく謝ろう)


暁「ねえ、司令官…その、さっきは…ごめんね」

提督「え…あ、ああ、俺は気にしてないぞ」

暁「そう…でも、ごめんね」


提督(不機嫌だった理由を聞いてみたい…けど、下手に蒸し返さないほうがいいかな)

暁(司令官にもふたりの時間を大事にしてほしかった、なんて…司令官はじゅーぶん大事にしてくれてるのにね)


提督「………」

暁「………」


提督&暁(き、きまずい…)


提督(な、何かこう…現状を打破する方法はないか?……いつか似たようなことになったが、どうしたんだっけ)

暁(こ、こうなったのも私のせいだし、私からなんとか…でも、どうすればいいんだろう)


↓1

※現状打破のための行動

行動主を提督か暁より指定し、行動内容を明記
「提督が~する」or「暁が~する」

温泉では特に安価は取らないつもりでしたが、皆さんの熱意がすごいのでイベント安価取ってみます

では始めましょう

提督(そうだ!以前は確か、おでこにキスとかしたんじゃなかったか!)

暁(そうだ、こーいうときは、はだかのつきあいが一番いいってどこかで読んだ気がする)

提督(若干引かれる可能性はあるが、恐れていては踏み出せない一歩もある)

暁(はだかのつきあいといえば、お風呂…うん、お風呂…そういえば、さっき…)

提督(言うぞ、言うぞ…やってやるぞ)

暁(……よ、よーし、こころのじゅんびよーし、言うもん、言っちゃうもん)ドキドキ


提督「あかつ」

暁「し、しれーかん!」

提督「は、はいっ!?なんだ!?」


暁「……お、おんせ…に」ボソ

提督「……なに?」


暁「お、んせんに、いっしょにいきませんかっ…」カァ


提督「えっ…!?」

提督(温泉って、探検したときに見つけた混浴の!?俺はてっきり、風呂も外に出ず部屋で済ませるものかと…)

暁「………」プルプル


暁(あうぅ…さっきまでの自分も、こんなことでなかなおりしようとしてる自分もはずかしい…やっぱり言わなきゃよかった)


暁「ご、ごめん、やっぱりいまのなし…」

提督「いや、暁がいいなら…行こうか」

暁「……!」パァ

提督(そうだ!以前は確か、おでこにキスとかしたんじゃなかったか!)

暁(そうだ、こーいうときは、はだかのつきあいが一番いいってどこかで読んだ気がする)

提督(若干引かれる可能性はあるが、恐れていては踏み出せない一歩もある)

暁(はだかのつきあいといえば、お風呂…うん、お風呂…そういえば、さっき…)

提督(言うぞ、言うぞ…やってやるぞ)

暁(……よ、よーし、こころのじゅんびよーし、言うもん、言っちゃうもん)ドキドキ


提督「あかつ」

暁「し、しれーかん!」

提督「は、はいっ!?なんだ!?」


暁「……お、おんせ…に」ボソ

提督「……なに?」


暁「お、んせんに、いっしょにいきませんかっ…」カァ


提督「えっ…!?」

提督(温泉って、探検したときに見つけた混浴の!?俺はてっきり、風呂も外に出ず部屋で済ませるものかと…)

暁「………」プルプル


暁(あうぅ…さっきまでの自分も、こんなことでなかなおりしようとしてる自分もはずかしい…やっぱり言わなきゃよかった)


暁「ご、ごめん、やっぱりいまのなし…」

提督「いや、暁がいいなら…行こうか」

暁「……!」パァ

おや、エラー出たのに書きこめていたようです。連投すみません

―混浴温泉―


チャポン…


暁「……誰もいないね」

提督「時間がピークを外してるし、混浴に入るのは相当な物好きだ」

暁「……私たち、物好きなんだ」

提督(利用率は低いはずなのに、なんで混浴なんてあるんだろうな…掃除の手間なんか馬鹿にならないだろうに)


提督「……窓の外、見てごらん」

暁「…ん」

提督「明日、あそこでスキーをするんだ。めいっぱい楽しもうな」

暁「うん…楽しみ」


暁(なんだろ、司令官に甘えたくてしかたない…)チラ

提督「……?どうした?」

暁「……ちょ、ちょっとしつれいします」ササッ


ぎゅっ…


提督「な…」

暁「……いやだった?」

提督「そ、そういうわけじゃない。少し驚いただけだ」


提督(暁の感触、暁の鼓動…安心と興奮が同時に襲ってくる…なんだこれは)ドキドキ

暁(前にもお風呂で司令官に密着したことあるのに…なんでだろ、ほてってきちゃった…)ドキドキ


提督「あ、あのさ…暁が温泉に行こうって言ったときはかなりびっくりしたけど、来てよかったと思うよ」

暁「そ、そりゃあとっぴょーしもなかったかもしれないけど、どーせお風呂には行くんだからそんなに驚かなくてもいいじゃない?」

提督「俺はてっきり、部屋のユニットバスを使うものだと思ってたんだよ」

暁「ゆにっとばす?なにそれ」

提督「……え?」

暁「え?」


↓2

※温泉イベント

パラ…パラ…


暁「あ…見て、しれーかん」

提督「雪…か」

暁「……きれいだね」

提督「……ああ」


暁「ほんとにきれい…」

提督(……今の雰囲気なら、いける気がする)


提督「暁、今度はこっちから失礼」サッ

暁「へ?」

暁(お、おでこ…?しれーかん、もしかして)ドキ


ちゅっ


暁「む、むー…ふいうちはひきょうよ…」カァ

提督「さっき暁も似たようなことやったんだし、おあいこだろ?」

暁「それは…だ、だいたい、雪がきれいだって言ってるのになんでいまそれなのよぅ…」

提督「なんでって……その、暁の横顔を見てたら愛おしくて我慢できなくなったというか」

暁「ふ、ふーん…」

ブクブク

提督「……暁?なに潜ってんだ」


暁(あっさりそんなこと言っちゃって…あーはずかし…ほんとにはずかし…けどうれし…)

ブクブク

提督「暁?暁!?」


ザパッ


暁「あつい…」

提督「の、のぼせただけか…入ってそんなに時間経ってないはずなんだがな」


暁(だ、だって…ずっとどきどきしてたんだもん…さいしょっから、ずっとあつかったんだもん…)

二日目・朝

―ホテル・提督たちの部屋―


提督(昨日はあのあと、ふらふら状態の暁をなんとか着替えさせて寝かしつけたが…)

暁「……すぅ、すぅ」

提督「暁ー、朝だぞー」

暁「うにゅ…雷、まだねむいのー…」

提督(こいつ、何時間寝るつもりだ?相当早い時間に寝たはずなのに)


提督「雷じゃなくて俺だ俺」ユサユサ

暁「ふえ…?あ、しれーかん、おはよ…むにゅ…」ガク

提督「寝るなって!」

暁「あはー…」

提督(幸せそうな顔しやがって…正直、ずっと眺めてたいせいで起こしにくい)


… … … … … …


―ホテル・一航戦の部屋―


赤城「本当にやるんですか?」

加賀「ええ、昨日しっかり作戦を考えておいて、実行しない手はないわ」

赤城「余計なことはしないほうがいい気がしますが…」

加賀「言ったでしょう、ただの邪魔もので終わるのはプライドが許しません」

赤城「……そういうものでしょうか」

加賀「では、あの二人のために↓1をしましょう」


※一航戦の作戦

加賀「良いデートコースを教えてあげましょう」

赤城「昨日も言いましたけど、提督のことですからご自分でしっかり考えているのでは?」

加賀「あの人はしっかり者に見えて細かいところは考えずに動くところがあります。今回も考えていないでしょう」

赤城「……断言しますね」

加賀「断言できます」


… … … … … …

―ホテル・提督たちの部屋―


提督「っくしょん!」

暁「わっ!?し、しれーかん、耳元でくしゃみしないでよ…びっくりしたあ」

提督「す、すまん…」

提督(なかなか起きないからほっぺにキスしようなんて全然考えてなかったぞ。全然、ぜーんぜん…)


暁「……おはよ、司令官」ニコ

提督「ああ、おはよう、暁」


ぐう…


暁「あ…」

提督「……起きて早々に腹が鳴るとは」

暁「べ、べつにいーでしょ!減るものは減るの!はやくごはん食べに行きましょ!」

提督「はいはい、ちゃんと着替えて髪をとかしてからな」

暁「わかってるー!」


提督(……あれ?今日はルームサービスじゃなくていいのか)

―ホテル・レストラン―


提督「暁、どこ座る?」

暁「えーっとね……あ」

暁(赤城さんと加賀さん…昨日は結局あいさつもしてないし、避けるのも失礼よね)

暁「あそこ、相席をお願いしてみない?」

提督「お、一航戦。行ってみようか」



赤城「………」モグモグ

加賀「………」モグモグ

赤城「ごくんっ…それで、いつ提督に接触するんですか?提督に会うということは暁ちゃんにも会わなければなりませんけど」

加賀「………」モグモグ

赤城(実は考えてはいないとか…ないわよね)

加賀(提督に会うだけならなんとかなると思っていたけど、あの子はずっと一緒にいるんだった…まずい、考えてなかった)


提督「よっ、相席いいか?」


加賀「!!」

赤城「て、提督!?も、もちろん構いませんけど…」

提督「けど、どうした?」

赤城(暁ちゃんは…)チラ

暁「赤城さん、加賀さん、おはよう!」

加賀「……ええ、おはよう」

赤城「おはよう…ございます」

暁(ふう、ふつうにあいさつできてよかった…これで一歩前進、かな?)

赤城「暁ちゃん、意外と気にしてなかったり…?」ゴニョゴニョ

加賀(……よくわからないけど、向こうから来てくれるなんて最高のチャンスね)

加賀「赤城さん、お願いがしたいことが…」ゴニョゴニョ

赤城「……えー、それはどうなんでしょうか…」ゴニョゴニョ

加賀「赤城さんならうまくやれます」ゴニョゴニョ


提督「悪い、もしかして邪魔だったか?そういうことなら別の席に移るよ」

加賀「いえ、そういうわけではありません。相席はこちらとしても歓迎です」

赤城「そうそう、それで、暁ちゃんにジュースでも買ってあげようかと相談していたんです」

暁「私に?」キョトン

提督「ありがたいけど、お前たちに買ってもらう理由は…」

赤城「まあまあいいですから、暁ちゃん、選びに行きましょう」ギュ

暁「あ、赤城さん?ちょ、ちょっと…」


ズルズル…


提督「……ものっすごい不自然なんだが、この展開はなんだ?」

加賀「提督とあの子を少し引き離したかっただけです。今のうちにこのメモを」スッ

提督「メモ?」

加賀「私調べのデートコースが書かれています。あとで参考にどうぞ」

提督「デ、デートコース?なんでそんなものを?」

加賀「ただのおせっかいです。いらなければ捨ててくださって構いません」

提督「いや、捨てはしないけど…ありがとう」

加賀「どういたしまして」


暁「しれーかん!りんごジュース買ってもらっちゃった!」パタパタ


提督「おーよかったなー、ちゃんとお礼言ったか?」ナデナデ

暁「言った言った!」

提督(暁が喜んでるからいいけど、もうちょっと自然なやり方無かったのかよ…)


加賀「………」グッ

赤城(はあ…うまくいったみたいだけど、ちょっと強引すぎでしょうこれは…)

今回はここまで

遠方への旅行ということもあり長くなりそうなスキー編
実は、この話が終わったら一度スレを畳む準備をしようかと思案中であります
暁とのラブストーリーに一度区切りをつけ、設定を引き継いだスレを改めて立てるのも悪くないかなと思います
ぼやっと考えているだけですが、まあそんなこと考えてますよという報告です

ではまた次回よろしくお願いします

やっと追いついた

乙でち

>>704
追いついてくれてありがとうございます。この長さは初めから読むとけっこう時間かかりますよね

電車の中で書いたストックがたまってきたので寝る前に修正しつつ開放します
そういうわけで、すみませんが今日も安価置き逃げです。明日は通常更新できると思います

―ゲレンデ―


提督「さあ、ついにやってきたぞスキー場!」


暁「すごーい!ゆきー!スキー場ってこんなに雪がつもってるんだ!」キラキラ

提督「まあ、スキーをするところだしな。昨日の雪が良い感じに積もったみたいだし、加えて人工降雪の…」

暁「あしもとふわふわさくさくー!」サクサク


提督(聞いてねえ…思った以上に雪に関心を示しているな)


暁「おもしろーい!」ピョンピョン


提督(……かわいい)デレー


暁「ねえねえしれーかんも…」クルッ


提督「………」


暁「あっ…」ハッ

提督「あ゛っ…?」ギク

暁(わわ、司令官はスキーにつれてきてくれたのに、私ったら…)ワタワタ

提督(やっべ、デレデレな顔をモロにみられた…気持ち悪がられただろうか…)


暁「し、司令官!スキー!スキーやろっ!」ガシッ

提督「お、おー!やるぞ!行こう!」


提督(無邪気に遊んでいた暁が急に冷静になるって、どれだけひどい顔をしていたんだろう…いや、考えるのはよそう)

提督「さて、ここにスキー用具一式があるわけだが…例によって開発局の協力を得て改造を施してある」

暁「改造…って、いざというときのためのなんとかしょうへきがあるやつね」

提督「そうだ、だから怪我の心配はないと思っていい。でも一応気をつけてな」

暁「うん!わかったからはやく滑りましょーよ!」

提督「まあ落ち着け、初心者の俺たちはまずあっちだ」

暁「あっち?」


暁(んーと…びぎなーずすくーる?)


提督「俺もスキーは初めてで教えてやれないから、まずはあそこで…」

暁「ねえ司令官」

提督「なんだ?」

暁「すくーるはわかるけど、びぎなーってなに?」


提督「…………おう、ビギナーってのは日本語で――」

暁「へぇ~…」

1時間後

―練習用コース―


暁「よ~し…」スッ

提督「暁、がんばれよー」

暁「ふふー、見てなさい!私にかかれば、こんな…」

提督(先ほど、スタッフの方に懇切丁寧に教えていただいたが…)

暁「む、むむ~…」ヨタヨタ

提督(まあちょっとやったぐらいじゃまだ難しいよな)


暁「っと、ととと…!」フラッ

ガシッ

提督「おっと、大丈夫か」

暁「あ…ありがと…だいじょぶ」

提督「ほら、ストックをしっかり構えて…俺が横についてるから」

暁「う、うん…」

ザッ、ザッ…

暁「こんなかんじ?」スー

提督「いいぞ、その調子」

ザッザッ…

暁「………」スイー

ザッザッザッ…

提督「……暁?まだあまりスピードは出さないほうがいいんじゃないか?」タッタッ


ザッザッザッ…

暁「そーだけど、なぜかどんどんはやくなって…とまらないのー!」ズビューン

ザッザッザッ…

提督「そりゃずっとストックで加速してるからだろ!」


暁「そ、そっかー!」


提督「暁のあほー!」


ザッザッザッ…

暁「あほじゃないもーん!あほっていったほうがあほー!」


提督「その理論だとお前も…って、だから加速するなって!」

提督(まずい、くだらねえこと言ってるうちに追いつけない距離に…なだらかな坂でこのスピードって逆にすごくないか!)

提督「暁、減速して止まったらそこで待ってろ!すぐ行くから!」


暁「わ、わかった!」

ザザザッ

提督「ふう…」

提督(滑って追いかけたほうが早いと思ったが、予想以上に手間取った…)

提督「暁ー!このへんにいるんだろー!」

提督(走ったほうが早かったかもな…あそこでさっと滑り出して暁に追いつければカッコよかったんだがなあ)

提督「はあ…スキーって難しいんだな…それとも俺が下手なのか…」


雪だるま「むずかしーでしょー、だからあかつきちゃんにもあほとかいっちゃだめなんだぞ!」


提督「うおっ!?」


暁「どおどお!びっくりした?」


提督「……ははは、暁!心配させておいてそれかー?」ワシワシ

暁「ご、ごめんなさい…ほら、雪だるま君も!」

提督「雪だるま君は関係ないだろ…つかこの短時間によく作れたな。上手にできてるじゃないか」

暁「そう!?もうちょっとおっきいの作りたいと思ってたんだけど、試してみてもいい!?」

提督「ああ、いいぞ。雪遊びなんて滅多にできないからな」

暁「やったー!」


提督(電との作戦で暁を自由に遊ばせるって決めてたけど、必要無かったかもな…この状況で駄目なんて言えねえよ)

暁「よいしょ、っと…」

提督(ん?そういえば、他の人が見当たらないな。雪遊びの穴場だったか?なんにしても、他人に迷惑かからないのはいいな)


暁「ころころー、ころころー…」


提督(ああ…そんなことより、雪だるま作ってる暁が妄想した姿の百倍かわいい…)デレー


↓2

※スキー場自由イベント
雪遊び関連でもその他でも、スキー場なら適当に

「明日は通常更新できると思います」……思っただけだった

つい先ほど帰宅。また電車で書いた2レスだけ放出。そして寝ます。今回は安価なしです
明日こそ通常更新したい

暁「できたわ!雪だるま君二号!」

提督「こっちもよくできてるぞ、カメラ持ってきてないのがちょっと惜しいな」

暁「じゃあ、カメラのかわりによーく目に焼き付けておいてね!」

提督(暁の一挙手一投足を目に焼き付ける必要があるから、他はあまり覚えていられる自信が無いな…雪だるま君二号、許せ)


ワーワー…キャー…


提督「騒がしくなってきたな…そろそろ昼だし、客が増えてきたのか」

暁「客…?あ…」


暁(雪だるまに夢中で、また周りが見えなくなっちゃってた…)


暁「……ここにも人が来るかもしれないし、上にもどってもういっかい滑りましょ」

提督「もういいのか?」

暁「うん、満足したから。それに、あの滑った感覚…楽しかったし。まだちょっと怖いけど…」

提督「怖い、か…」

暁「い、いまのなし!怖くなんてないから!ただもういっかい滑りたいだけよ!」


提督「……よし、ちょっと怖くないかもしれない滑りをしてみようか」


暁「だから怖くないの!話きいてる!?」

提督「なんでもいいけど、俺がやってみたいんだよ。付き合ってくれないか?」

暁「……まあ、司令官がやりたいって言うならつきあってあげるけどっ!」

提督「さんきゅ、そんじゃあ道具を交換するからロッカーに行こうか」

暁「え?その怖くないかもしれない滑りってスキーじゃないの?」

提督「ああ、あれだよ。スキーヤーに混じって、ちらほら滑ってる人がいるだろ?」

暁「あれは…」

提督「そう、あれこそ…」


暁「スケボーね!」

提督「スノボーだっ!!」

―ロッカールーム―


提督「っしょっと、これだこれ。スノーボード」


暁「それ、スノボが入ってたんだ…ただでさえ荷物多いのに、こんなおおきいのよく持ってこようと思ったわね」

提督「選べる遊びの幅は広いほうがいいだろ?そのための苦労なんて些細なものさ」

暁「でも、確かレンタルもやってるんでしょ?」

提督「レンタルだと安全装置がついた改造品を使えないじゃないか」

暁「それはそーだけど、他のお客さんたちはそんなもの持ってないんだし…」


提督「俺は暁を万が一の事故の危険にさえ晒したくないんだ!」ドン


暁「そ、そう…ありがと…」

暁(妹たちに過保護過保護って言われてるのがなんとなくわかってきたかも…)


提督(あれ?ちょっと引かれた?なぜに?)

雑談スレ見て笑った
気持ちはわかるけど何してんのwww

スキーウェアとスノボーウェアはちょっと違うとか
スノボーの初心者は痛いからプロテクター必須とか言いたいことはいろいろあるけど可愛ければ問題ないよね乙

>>722
深夜の勢いって恐ろしい

>>723
とりあえず開発局の名前を出しておけば何しても大丈夫だと思っている感はあります
パラグライダーもスキーもやったことないんで勘弁してくださいな

さて、久々の通常更新です
イベントが始まっていますが、特に筆の進みには関係せずいつも通りの遅筆だと思われます

暁「……ふたつ聞きたいことがあるんだけど」

提督「なんだ?」

暁「スノボのほうがストックがないぶん怖そうに見えるんだけど、どうなの?」

提督「まあ、そうかもしれないな。冷静な分析だ。もうひとつの質問は?」

暁「そうかもしれないなって…それじゃ、ふたつめ、なんでその板、一個…一枚?なの?」

提督「よくぞ聞いてくれた!」

暁「な、なに?」ビク


提督「なんと、これに二人乗りをするんだ!」


暁「え…ええ~!?できるの!?」

提督「できる。俺が暁を支える形で乗る」

暁「そ、それってつまり、私がバランス崩しちゃったら司令官まで巻き添えになっちゃうってことじゃない!」

提督「もし転んでも非常用障壁作動装置で安全だし、ゆっくり滑れば大丈夫だろ。怖くない怖くない」

暁「そ、そうかな?」


暁(たしかに、司令官といっしょなら怖くないかも…)


暁「じゃあ…ちょっとやってみようかな」

提督「よしきた!実はやってみたくてウズウズしてたんだよ!」キラキラ

暁「……むー…ただやりたいだけならそう言えばいいのに。司令官はもっとわがまま言っていいのよ?」

提督「え…そ、そうか?」


提督(うーむ、いつか俺が言った言葉を返されてしまった…そんなに遠慮してるつもりはないんだが)

―練習用コース―


提督「ブーツは固定してあるな?」

暁「おーけー。司令官は?」

提督「こっちもおーけーだ。行くぞ」ギュ

暁「ふぇ…!?」ドキ


暁(な、なんだかこれって、後ろから抱きつかれてるみたい…)


提督「暁?」

暁「な、なんでもない!はやく行きましょ!」

提督「そうか?なら…3、2、1…GO!」ザッ

暁「わっ…」


シャー…


暁(これは、司令官のおかげでぜんぜん怖くないし、思った以上にたのし…)キラキラ


提督「っと、一回ストップ」


暁「あれ?もう止まっちゃうの?」

提督「ま、まあ…あれだ、スノボも俺は始めてやるわけで…」

暁「…うん?」

提督「……ゆっくり前進することしか出来ない」

暁「あれ…てっきりスノボできるんだと思ってた」

提督「し、仕方ないだろ、雪山に来るの自体が初めてなんだし…やっぱり面白くなかったか?」

暁「あ、ちがうの!面白かったし、それに…」

提督「それに?」

暁(さっきの抱きつかれるみたいな格好、もういっかいしてみたいし…)

暁「……とにかく、こきざみでもいいから滑って?私は楽しんでるから」

提督「わ、わかった。それじゃあ…」ギュ

暁「えへ~…」

提督「?」


暁(……帰ったら、後ろから抱きついてくれるようにお願いしてみよっかな~…なんて。いきなりそんなこと言ったら変に思われるかな?)

昼過ぎ

―レストラン―


提督「はぁ~、寒…いただきます」

暁「いっただっきまー…っくちゅん!」


提督(くしゃみめっちゃ可愛い…)


暁「ふう…はやくカレー食べてあったまろ。いただきまーす」

提督「風邪を引かないようにたくさん食べて力をつけないとな」

暁「うん…はふ、はふ…あむ」


提督(思い返してみれば、俺たちはどこ行ってもカレーばっか食ってるな。別にいいけど)モグモグ


暁「むぐ…司令官、ご飯食べた後はどうするの?またスキーする?」

提督「そうだな…ちょっと考えるから時間をくれ」

提督(……そうだ、今こそ加賀からもらったメモを活用するときじゃないか?)ゴソゴソ

暁(司令官、なにしてるんだろ?)


提督(デートコースだとか言っていたが…何が書いてあるのやら)ペラ

提督(なになに…↓2?)


※メモの内容

提督(わあ、食べ物がおいしい店のリストだあ…って)


提督「見るのが遅かったああああ!」

暁「ど、どうしたの!?」


提督(……はっ!このあたりの銘菓や細々としたおやつ的な情報もある!まだ戦える!)


提督「このあとは町に出て、ショッピングでもしないか?」

暁「い、いいんじゃない?楽しそう…」

暁(さっき叫んだことには触れないの!?)


提督(善意でくれたんだろうに、加賀マジですまん…だが、今からでも最大限に活用してみせる!)


… … … … … …


加賀「あのメモ、有効活用してくれているでしょうか」

赤城「メモにはなんて書いたんですか?」

加賀「デートに相応しい食事ができるお店をメインにリストアップしておきました」

赤城「……あの、思ったんですけど」

加賀「何かしら」

赤城「今日はスキー場に行ったようですし、そこのレストランで食事するんじゃないでしょうか」

加賀「!?」

―山麓―


提督「来る時も思ったけど、知らない場所ってのはワクワクするなあ」

暁「そういうものなの?」

提督「慣れ親しんだ場所も好きだけど、たまには未知の刺激が欲しくなるんだよ」

暁「へえ~?」

暁(私にとっては、鎮守府の周りでさえまだ未知の場所なのよね…)

提督「ま、いつかわかるときが来るさ」

暁「そうかな~?」

提督(いつかわかるときが来る…って、昔は大人に言われても納得できなかったのに、自分が言う立場になっているのが不思議だな)


暁「そーいえばショッピングって言ってたけど、なにを買うの?」

提督「んー、ショッピングとは言ったけど、要するにこの町を楽しみたいんだよな。そのついでに土産を買えばいいかなと」

提督(でも、曖昧な目的で闇雲に歩いても暁を疲れさせるだけだし、ホテルに戻る時間も考慮して…そうだな…)


↓1

※町自由イベント

―神社―


暁「ここって…神社?」

提督「このあたりじゃ割と有名な神社みたいだ。なんでも、参拝するとレディーの加護が受けられるとかなんとか」

暁「れ、れでぃー!?は、はやくさんぱいしましょう!」バタバタ

提督「ま、待て待て、行儀の悪い子には神様は加護を与えてくださらないぞ。しっかり参拝のマナーを守らないと」

暁「むむむ…」


提督(あ、つい子供扱いしてしまった…気に障ったか?)


暁「し、しれーかん…私、参拝のマナーわかんない…れでぃーになれない…」

提督「お、教えてやるから一緒にやろう、な?」

暁「うん…」


… … … … … …

パン、パン

提督「ここでもう一回おじぎ」

暁「うん」ペコリ

提督「そして、神様に心の中でお願いをするんだ」


暁(れでぃれでぃれでぃー…なれますように!)

提督(暁が一生幸せでありますように…)


暁「これでレディーになれるかな!?」

提督「おいおい、お願いした神様の前で騒いでちゃダメじゃないか?」

暁「わわわ…ご、ごめんなさい、謝るからお願い聞いてください…」

提督「ははは…」

暁「笑わないで、私は真剣なの!」

提督「悪い悪い」

暁「もー…」


提督(大丈夫、暁なら神様に頼らなくてもレディーになれるさ)

今回はここまで

スキー場は勝手に軽井沢のイメージだったので、軽井沢繋がりで神社は熊野皇大神社をネタに遊びました。罰あたりとか言わないで

それではお疲れさまでした。また次回よろしくお願いします

ここの>>1は追いついた人にもお礼するのか

良心スレだな

そんなことより暁可愛い

>>736
そこを褒められるとは思いませんでした。ただ人気のあるスレではないのでひとりひとり読者を大事にしたいだけですよ
そんなことより暁可愛い

さて、今月の5-5完了ついでにイベントをやっていたらいつの間にかこんな時間に…
遅くなりましたがやっていきます



―ホテル・廊下―


提督(今日は楽しかったけど、明日にはもう帰るんだよな…いや、これだけ遊べただけでも贅沢なものか。鎮守府の主だというのに)

暁「ただいま~♪」ガチャ


加賀(……!提督!)サッ


提督「ん?」

暁「どうかした?」

提督「いや、ちょっと…先に中に入っててくれ」タッ

暁「え?あ、しれーかん…はやく戻ってきてよー!」


加賀(見つかってしまった…いえ、そもそもなぜ隠れているのかしらね。用があるから待っていたのに)フゥ


… … … … … …


提督「よう」

加賀「こんばんは。提督」

提督「………」


提督(思わず追いかけてみたものの、言葉が出てこない…)


加賀「朝は役に立たないメモを渡してしまってすみませんでした」

提督「や、役に立たないなんてことはないぞ。町巡りのいいきっかけになった。その…ほら、これ!この土産も買えたし」ポンポン

加賀「はい…」ズーン

提督(まずい、余計なフォローだったか…)


加賀「そういうわけなので…汚名返上のためにここで待っていました」

提督(待っていた割にさっき逃げたようだが…突っ込まないでおこう)

提督「返上するほどの汚名もないと思うが、何をしてくれるっていうんだ?」

加賀「はい、それは――」

―展望公園―


提督(加賀から教えてもらった場所は、ここであってるよな…)


暁「ふぅ~…さむ…司令官、ここになにかあるの?」

提督「それは…見てのお楽しみだ」

暁「教えてくれてもいいのにー…」


提督(そう言われても、俺も詳しくは知らないんだよ…)


提督「……あの階段の上か?」


トコトコトコ…


提督「暗いから足元に気をつけてな」

暁「いちいちそんなこと言われなくても…あ!」パァ

提督「おお…これは…」


提督(一面に輝く銀…点在するライトに照らされて雪が光っているのか)

暁「きれい…」


提督「……暁、上もすごいぞ」

暁「うえ?」

提督「星が…」

暁「わあ…お星さまがすっごいキラキラしてる!」

提督「すごい、テレビで見るのなんかと比べものにならない…」

暁「司令官、夜の雪山ってすごいのね!下も上もぜんぶキラキラ!」

提督「ああ、ほんとにな…」


提督(加賀、これは汚名返上どころじゃねえよ…帰ったらしっかり礼をしないとな)

暁「ほんとにきれい…」キラキラ


提督「……暁と夜景を見るのは、あのとき以来だな」

暁「あのとき?……あ、食事のときね!」

提督「夜景を見ながら俺がなんて言ったか覚えてるか?」

暁「えっとね…あーコホン、ゴホン…この夜景も暁がいないとどうなんだろうな?…でしょ」

提督「下手な声真似はしなくていいんだよ…」

暁「あはは、それがどうかしたの?」

提督「その…今も同じ気持ちで…いや、もともと綺麗な景色ではあるけど、暁といるからもっと綺麗に見えるというか…」


提督(いかん、何を言うか考えて来てたはずなのに…頭が真っ白になって…また暁に笑われる)カァ


提督「つ、つまりだな…」

暁「うーんとね…私はね、ひとりでもふたりでもきれいな景色は変わらないと思うの」

提督「え?」

暁「でも、きれいな景色をいっしょに見て、心があったかくなる人が隣にいて…それが幸せだなって思うの」

提督「……暁」


暁「………」

提督「………」


暁(あ、あれ…景色がきれいだって言ってるのに、なんでだろ、司令官から目が離せない…)ドキドキ

提督(暁がじっと見つめてくる…この雰囲気…俺が何かするべき、ということなのか?)ドキドキ


↓1

※提督の行動

提督(やっぱり、ここはあれしかないよな…)


提督「……暁、ちょっと上向いて」

暁「え…こう?」


提督「……目を瞑って」

暁「……は、はい」


提督(落ち着け…キスなら、今まで何度も…でも、やっぱり緊張する…)ドキドキ

暁「………」

提督(いや、暁が待ってるんだ…もたもたしてはいられない)


提督「…いくよ」

暁「…うん」


ちゅっ…


提督(暁…)

暁(しれーかん…)ギュ


… … … … … …


提督「……ど、どうだった?」ドキドキ

暁「ど、どうって…なによ」ドキドキ

提督「その…あの雰囲気に相応しい行動ができたかなって」

暁「あーあ、そこで堂々としてればかっこいいのになあ…」チラ

提督「それは…面目ない…」シュン


暁「えへへ…でも、そういう司令官が私は好きっ!」バッ

ぎゅっ

提督「い、いきなりなんだよ!」

暁「だってさむいんだもーん…あっためて?」

提督「ははは…仕方ないな」ナデナデ

暁「そこで頭はなでなくていいでしょー!?」

なかなか進みませんがキリが良いので今回はここまで
イチャイチャを書くとなるとスピードがガタ落ちするのをなんとかしたい

ではまた次回よろしくお願いします

もし暁が大破して足を引っ張るというのなら、支援艦隊旗艦に据えることをおすすめしたい
開幕攻撃のたびに幸せになれます


さて、また遅くなってしまいましたが恐らく3レスほど更新します
三日目の行動安価まで進めたら終わります

―ホテル・提督たちの部屋―


暁「司令官といっしょに寝るの、ひっさしぶりよね~♪」ギュ


提督(暁が抱きついてくれるとあたたかいな…)


暁「……あれ?なんできのうは司令官といっしょに寝なかったのかな」

提督「昨日は…ほら、湯あたりしてずっとフラフラだったじゃないか。すぐに寝付いてしまってたな」

暁「あー、そういえば…もったいないことしちゃったな…」

提督「俺としてはずっと可愛い寝顔を眺められて幸せだったけどなー」


暁「ね、寝顔!?眠ってるれでぃーの顔をじろじろながめるなんてさいてー!」バッ


提督「うおっ!暴れるなって!だいたいお前、今まで寝顔なんて特に気にせず晒してたじゃないか」

暁「それは…そうだけどっ……もしかして、朝起きた時に司令官の顔がすぐそこにあったのは寝顔見てたからだったの?」

提督「それは違うぞ。あの時はただ、あんまりにも起きないからほっぺにキスでも…」

暁「へ!?」


提督(あ、内緒にしておくつもりだったのにうっかり…)

暁「………」


提督(……暁?まさか怒ってるわけでは…ないよな?)

暁「……てよ」

提督「え?」

暁「ね、ねてるときじゃなくって、その…」


暁「せっかくなら、おきてるときにキスしてよ…」カァ

提督「暁…」



暁「………」ジッ…

提督「………」スッ



ちゅっ



提督「これでいいか?」

暁「……だめ」

提督「ええー…どうすればいいんだよ?」

暁「……もっと」

提督「……はは、わかったよ。好きなだけ付き合う」ナデナデ

暁「…うん」


ちゅっ…


提督(ああ、願わくばこの甘いひとときが永遠に続かんことを…)


… … … … … …


暁「……くかー」


提督(まあ、こうなるよな。知ってた)


提督「ほら、口閉じなさい」

暁「…ぐむ……すぅ…すぅ」

提督「………」


提督(暁には悪いが、やっぱりこの寝顔は眺めずにはいられないな…)ナデナデ

暁「……えへへ……すぅ…すぅ」

三日目・朝


提督(ああ、朝が来てしまった…ずっと甘い夜が続いてほしかった…)


暁「すぅ、すぅ…」

提督「……ほら、起きろー、朝だぞー」ユサユサ

暁「むにゅ~…」

提督(これ毎日やってるんだとしたら、雷は大変だな…)


… … … … … …


提督「ということで、今日でとうとう最終日だ」

暁「三日って意外と短いのね…」

提督「まあ、遠いからどうしても移動に時間かかるしな…今日も遊べるとはいえそこまで時間はない」

暁「今日は何をする予定…って、決めてないんだったわね。結局どうするの?」

提督「そうだな…ここまで俺が全部決めてきたし、暁が決めてくれ」

暁「私が?」

提督「ああ、出来る限り希望は叶える。っつっても深く考えなくてもいいぞ、出かけてブラブラするもよし、部屋に引きこもるもよし」

暁「旅行に来て部屋に引きこもるのってどうなの…」

提督「いや、ただのたとえであって…要するに何でもいいってことだ」

提督(……この部屋って居心地がいいから引きこもってもそれはそれで悪くないかもな)


暁「んじゃあ…そうね、↓1しましょ?」


※三日目自由イベント

旅行イベントはおそらくこれで最後

そろそろ旅行も終わり。今回で帰れるかどうか…

では始めていきましょう

暁「しょーにゅーどーの見学に行きましょ!」

提督「鍾乳洞?そんな観光スポットあったっけ」

暁「なんでも、あんまり知られてない穴場なんだって。ここのお客さんはみんなスキー場目当てだから」

提督「まあ、俺たちもそうだしな…」


提督(うーん、言われてみれば、雑誌の隅っこに洞窟のような何かが紹介されていたような…)


提督「ちなみに、それはどこで仕入れた情報なんだ?」

暁「あのね、実は赤城さんが教えてくれたの!」

提督「いつの間にそんなことを…あ、昨日ジュースを買ってもらった時か?」

暁「せいかい!司令官が知らないかもしれないから教えてあげてって」

提督「赤城のやつ、気が利くな……それで、今の今まで教えてもらってなかったんだが?」

暁「い、今思い出したのよ!」

―ホテル・ロビー―


提督「よし、チェックアウトもしたことだし出発だ」

暁「司令官司令官、そーいえば鍾乳洞ってなんなの?」

提督「し、知らずに行こうって言ってたのか?」

暁「だって…赤城さんがおすすめするならいいところかなーって」

提督「まあ、そりゃそうかもしれないけど…あ、噂をすれば赤城と加賀」

暁「ほんとだ、おはよーございます!」


赤城「おはようございます、提督、暁ちゃん」

加賀「ええ、おはよう。その荷物は…もう出発?ずいぶん早いのね」

暁「私たち、今から鍾乳洞に行くの!」

提督「そういうわけで、少し早目に出ようと思って。赤城、鍾乳洞のこと教えてくれてありがとうな」

赤城「いえ、私もたまたま知っただけのことですからお気になさらず」


提督「加賀も昨日はありがとう。あの公園から見る景色は最高だったよ」

加賀「えっ…」


提督「おっと、あんまりのんびりしてはいられないんだった…それじゃ、俺たちは行くよ」

暁「ばいばい、赤城さん、加賀さーん」





赤城「よかったですね?」

加賀「……なんのことかしら」

赤城「さあ、なんのことでしょう」

加賀「……ふふっ」

―鍾乳洞―


提督「ここであってるよな?入口は…あっちか」


提督(人がほとんどいない…だいぶ寂れてるなあ)


暁「ど、どうくつ!本物の洞窟じゃない!」キラキラ

提督「お、おう…鍾乳洞の洞は洞窟の洞だし…」

暁「洞窟を探検する本を読んでね、こんなところに行ってみたいなあって思ってたの!」

提督(よくわからんが暁のテンションがすごく上がっていらっしゃる…)

暁「はやく、はやく入りましょー!」グイグイ

提督「わかったわかった…」


↓2

※鍾乳洞内イベント

暁「わは-!すごいすごーい!」バタバタ

提督「あんまりはしゃぐと危ないぞー」

暁「わかってるー!」


ジジッ、ジジジ…


提督(あちこちライトが切れかかっているのか…人が来ないからっていい加減な…)

提督「……!?暁、そこ危ない!」


暁「え?」

ツルッ

暁「きゃあああああああ!?」


提督「暁!」


バッシャーン!


提督(水音…よく見えないが、下は水なのか?)

提督「暁!あかつきー!大丈夫かー!」


バチャバチャ…


提督(溺れてる…!?)

提督「今助ける!待ってろ!」バッ

バシャ!

提督(……あ、あれ?浅くね?)

提督「あ、あかつきー?」


バチャバチャ…


暁(こ、こんなところでおぼれてしんじゃうんだ…しれーかん、ごめ…)

提督「よいしょっ!」グイッ

暁「けほっ、けほっ…あ、あれ?私…」

提督「……大丈夫か?」

暁「……あれ?」キョロキョロ


暁(もしかして…そんなに深い水じゃなかった?……のに、あんなにジタバタして…)カァ


提督「早く上がろう、この格好だと風邪を引いてしまう」

暁「あ、うん…そうね」

理性が働くとはいえ性欲とか勃ったりとかしないん?

バサ、バサ…

提督「きのうの服だけど、びしょぬれよりいいだろ」

暁「うん…」

提督「さ、人が来ないうちに早く着替えてしまおう。そんな心配いらないかもしれないが…」


… … … … … …


暁「司令官、ごめんね?私のせいで、司令官までびしょぬれになっちゃって」

提督「いいんだよ。そんなことより暁が無事でよかった」

暁「……ありがと」


暁(あーあ、結局またはしゃいじゃって失敗、あわてて失敗しちゃった……でも)チラ


提督「?」


暁(さっきの司令官、かっこよかったな…絵本で見た王子様みたい)ジー


提督「あ、それだけじゃまだ寒かったか?俺の上着も…」

暁「ううん、だいじょーぶだよ、王子様♪」

提督「お、おうじさま!?」

暁「えへー♪」ギュ


提督(……暁が楽しそうだしまあいいか)

―列車内―

ガタンゴトン、ガタンゴトン…


提督(最後にひと波乱あったけど、無事に帰路につけたな…)


暁「ガタンゴトンって音、行きは楽しい気分になったのに、今はなんだか寂しく聞こえる…」

提督「そうだな…俺もそんな気がする。でも、寂しいって思えるのは旅行が楽しかった証拠だ」

暁「そうだね、楽しかった…本当に楽しかったな」



提督(正直、出発前はちょっと長いデートぐらいにしか思っていなかった)

提督(でも…一日中暁と一緒で、二つの晩を過ごして…)

提督(もともとこれ以上好きになれないぐらい好きだったはずなのに…)


提督(……暁のことがもっと好きになった)


提督(俺は、やっぱり、この子と…)



暁「……司令官?」

提督「……ぐぅ」

暁「寝ちゃった…?」


暁(司令官、私のためにいろいろがんばってくれてるんだもんね。いつもがんばってるもんね…)


暁「よしよし、着いたら起こしてあげるからね」ナデナデ

提督「……うーん」

暁「ふふっ、かーわいい」



―鎮守府正門―


提督「ようやく帰ってきたな…」

暁「あ、鎮守府が見えたら急に力が抜けてきちゃった…」

提督「もうちょっとだ、妹たちにカッコ悪いところ見せたくないだろ?」

暁「うん…がんばる…」

提督「まあ、響たちがまだ起きてるかわからないが…」

暁「そっか、もう遅いもんね…」


… … … … … …

―宿舎・暁型の部屋―


ガチャ

暁「ただいま~…」ソロー


雷「暁姉!お帰りなさい!」

電「おかえりさないなのです!遅いから心配してたんですよ?」

暁「あ、みんな起きてたんだ…」

響「姉さんを待ってたんだよ。これで安心して眠れる」

暁「あ~…ごめんね、心配かけちゃって」

電「それはいいんですけど、なんでこんなに遅くなったのです?」


暁「あはは…実は、司令官と二人して列車で寝過ごしちゃって…」


雷「何よそれー!」

響「相変わらずお似合いのカップル…さぞかし楽しい旅行だっただろうね」

暁「そりゃーね!ものすごく楽しかっ…た」ガク

電「暁お姉ちゃん?」

暁「げ、げんかいかも…ねむ…」

雷「お風呂は…仕方ないとして、着替えましょ。布団は敷いてあげてるから」

暁「えー…もう布団に倒れ込みたい…」

雷「だーめ!着替えるまで眠らせてあげないから!」


電(雷お姉ちゃん、楽しそう…)

響(姉さんが帰ってきて一番喜んでるのは雷かもね…)

―提督私室―


提督(最後の最後に大失態だ…まさか俺が寝落ちしてしまうとは)


提督「………」ボフッ


提督(疲れた…もうこのまま眠ってしまえ)

提督(暁のことを考えながら…眠って…)


提督「………」モゾモゾ


提督(そうだ、列車で考えていたこと…思い出した)

提督(俺はやっぱり暁と…)


提督「……決めた」


提督(傍からみたら意味のないことかもしれない…でも、俺は…)

今回はここまで

>>762
微妙に怪しい描写は少し入れていたはずです
その後も危うい状況には何度もなっていますが、その度に描写しても陳腐になりそうなのであえて書いてません

ではまた次回よろしくお願いします

今回も始めていきます

先に断っておくと、今回安価は取らない可能性大です
もしかしたら一回取るかもしれません

数ヵ月後…

―提督執務室―


提督「………」ペラ

電「………」カリカリ


提督「……ついに」カタン

電「?」


提督「ついに…この時がやってきた」


電「司令官さん?」

提督「電、これを見てくれ」ペラ

電「はい…?えーっと…」


電(こ、これは…!)


提督「言いたいことはわかるだろ?」

電「は、はい」

提督「近いうちに決行したい。電にも準備を手伝ってほしい」

電「…了解、なのです」



提督(他にも、ほうぼうに手を回す必要があるな…そうだ、こっちが最優先か)ピッ、ピッ…


…プルルルル…プルッ


提督「お忙しいところ申し訳ありません…」

数週間後…

―提督執務室―


暁「………」ペラ

提督「………」カリカリ

暁「……?」


提督(そろそろか?)チラッ


暁「しれーかん、開発局からのお願いが来てるんだけど…」

提督「ん、内容は?」

暁「それが、ケッコンカッコカリの指輪について急いで確認したいことがあるから、少しの間貸してほしいって」

提督「指輪か…俺が持ってると思ってるからそういった形式で申請してるんだろうけど、今は暁が持ってるからなあ」

暁「だよね…」

提督「指輪の所有権は暁にあるから、俺から言うべきことはないな。処理は暁に任せるよ」

暁「…わかった」


暁(あんまり他の人に預けたくないけど、私のわがままで迷惑かけられないし…あとで渡しに行こう)

暁「そうだ、明日は司令官も艦娘もみーんな休みなのよね。こんなの初めてじゃない?」

提督「ああ…全員休みにするなんて、この周辺の哨戒が疎かになるから普通はしないな」

暁「ふつうはって、明日はおろそかになっていいの?」

提督「もちろん駄目だけど、明日だけは先輩の鎮守府にこの周辺も見回ってもらうようにお願いしてあるんだ」

暁「へー、わざわざ司令官の先輩さんに…」

提督「たまには、仕事っ気のない完璧な休日ってのもいいだろ?」

暁「まあ…そうかな?」


暁(うーん、不満があるわけじゃないし、うれしいんだけど…なんか変な感じ)


暁「じゃあじゃあ、明日いっしょにどこかお出かけする?」

提督「あ、あー…お出かけ…したいのはやまやまだけど…」

暁「もしかして、なにか用事あるの?」

提督「用事というか、えーと…やることがあるというか…とにかく無理なんだ。ごめんな」

暁「そっか…ざんねん」


暁(んー、司令官がいそがしいのは仕方ないもんね…明日どうしよっかなー…)

翌日・昼

―宿舎・暁型の部屋―


暁「むー…」ゴロゴロ

響「姉さん、いつまでむくれてるんだい」

暁「だってー…せっかくみんなお休みの日なのに、誰も遊んでくれないんだもん」

響「皆それぞれ事情があるんだから、仕方ないよ」

暁「そりゃそうだけど…雷と電もどこか行っちゃうし、あーあ…駄目もとで司令官探しに行こっかなー」

響「司令官は何か用事があるって言ったんだよね?もし見つけても邪魔になるよ」

暁「そーなのよねー…」


響(姉さんならしびれを切らして本当に行きかねない…まだなのか?)


コンコンコン

「暁ちゃん、居ますか?」


暁「はーい!その声、鳳翔さん?」


響(来た!)

鳳翔「~♪」テキパキ

暁「???」

鳳翔「ふう、これでおしまい」ポン


暁「あ、あの…鳳翔さん…この服って?」

鳳翔「提督が今日のためにご用意したんですって。オーダーメイドだとか…」

暁「お、おーだーめいど…」

鳳翔「ドレスとどちらがいいか迷ったみたいですけど、こちらが暁ちゃんにぴったりだと思ったみたいですね」

暁「ぴ、ぴったり…かな?」

暁(なんだかぜんぜん似合ってない気がするけど、どこがぴったりなんだろう)


暁「……あれ?ドレスと迷った?それってどういう…」



青葉「失礼しまーす、準備できましたか?」ガチャ



鳳翔「あら、青葉さん。ちょうど今終わったところですよ」

青葉「おお、グッドタイミング!へ~、よくお似合いですね」

暁「そ、そうかな…」

青葉「それでは暁さん、こちらへどーぞ!」

暁「え、あ、ちょ…!?」

鳳翔「青葉さん、あとはよろしくお願いしますね」

青葉「お任せをー!」


鳳翔(……"白無垢"。暁ちゃんが着るのにこれ以上ふさわしい名前の服はないわね)

暁「青葉さん…私、どこまで連れていかれてるの?」

青葉「もう着きますよ。食堂です」

暁「食堂?」


青葉「さて、ちょーっとびっくりするかもしれませんけど、私が扉を開けたらまっすぐ進んでくださいね」

暁「は、はあ…」


青葉「じゃあ、行きますよー…」ガチャ



ギィィ…



「来ました、花嫁サン入場デース!」



パチパチパチ…



暁「え?」ポカーン



青葉「暁さーん、進んで、進んで!」

暁「あ…は、はい」


暁(は、はなよめ…?みんな私のこと見て拍手して…え?)キョロキョロ


トテトテ…


提督「暁、こっちだ」

暁(司令官の服、はかま?っていうんだっけ…いつもと雰囲気が違う…)

暁「し、しれーかん…これって…」

提督「なんとなくわかってるだろ?」

暁「えと…うん」


提督「そう…ケッコン式カッコカリ、だ」

提督「どうだ、驚いたか?皆に協力してもらって、内緒で準備を進めてきたんだ」

暁「お、驚くでしょふつう…でも、なんでこんなに大掛かりなことを…」

提督「サプライズプレゼントってやつだ。ギリギリまで内緒にしておいたほうが喜びも大きくなるかと思ってな」

暁「うれしい、けど…」

提督「や、やりすぎだったか?」

暁「ううん、うれしい…うれしいけど、うれしすぎて逆によくわからなくって…」

提督「はは、悪い悪い…本物の式だとこんな茶目っ気は出せないし、せっかくなら遊び心を入れたかったんだよ」

暁「なんて理由なのよ…もー」

提督「……そんなことより、式の最中だ。皆が待ってるぞ」

暁「え…」ドキ


暁(響、雷、電…見てる。みんな、見てる)

暁(……ビスマルクも見てる…しっかりしないと)キッ


暁「……ふう」


金剛「お話は終わったみたいデスね?」


暁「はい、続きを…お願いします」


金剛「では、新郎新婦が揃っタところで…新郎から指輪が贈られマース」


暁「指輪…?ケッコンカッコカリの指輪なら、開発局に…あっ、もしかして!」

提督「いやー、式の準備ができてから暁に指輪を預けていたのを思い出して、どうやって暁に内緒で取り戻そうかと知恵を絞ったんだよ」

暁(や、やられたー…)

提督「……あれ、ちょっと待て、金剛」

金剛「ハイ?」

提督「誓いの言葉がまだなんだが…」

金剛「……アッ」



響「どうも締まらない式だね…」

雷「あはは、いいんじゃない?本当の式でしっかりやれば」

電(そもそも、なんで司会を金剛さんがやってるんだろう…)



金剛「で、では気を取り直して…誓いの言葉を交わしまショー」


金剛「エー、テイトク…汝、健やかなる時も病める時も、暁サンを愛し、一生支えていくと誓いマスか?」


提督「誓います」


金剛「暁サン…汝、健やかなる時も病める時も、テイトクを愛し、一生支えていくと誓いマスか?」


暁「ち、誓います!」



金剛「それでは、指輪を…で、いいんデスよね?」



提督(……素直に青葉に司会を頼めばよかった)

提督「ほら、暁…手を」

暁「あ、うん…」スッ


提督(一度間違って指輪を渡してから…長かった。この時を待ち望んでいた)

暁(ずっと持ってた指輪…やっと、この指に…)


提督「…似合ってるよ」

暁「わあ…」キラ


暁(心があったかくなる…今、私はこの人と"ケッコン"したんだ…)



金剛「……では、誓いのキスを」



提督「……暁、目を閉じて」

暁「…はい」

提督(以前の俺なら、人前でキスがどうとか騒いでいたかもしれない…でも…)

暁「………」

提督(この純粋な想いに恥なんか感じない、感じる必要もない…)

暁(私の想い…司令官に…)


ちゅっ


暁「……優しいキス…」

提督「これが俺の気持ちだ。嘘偽りない、お前を愛している想い…」

暁「私の…私の想いは?伝わった?」

提督「ああ、もちろん。俺と同じ…」

暁「うん…」


提督(これから先、何があっても…)

暁(ずっとずっと、一生…)



―――あなただけを愛しています






【艦これ】提督「安価で暁にアプローチを試みる」 完

完結乙!
>>1の暁が好きすぎるのがガンガン伝わってくるいいSSだった
安価も捌きもよかったし
ありがとう!

このお話はここでおしまいとなります。途中で何度も右往左往しましたが、なんとか不格好ながら完結させることができました
初SSであるために書きながら学んでいった形となってしまいましたが、愛想を尽かさず最後までお付き合いくださった方、ありがとうございます
本来はすぐに終わらせる予定だったこのSSがここまで続いたのは皆さんのおかげです

次回作はまだやるかどうか、内容はどうするかなどもおぼろげです
少し忙しくなってしまったため、やるとしても今のペースかそれより少し遅めの更新になりそうです


最後になりますが、ご意見ご感想などを頂けると嬉しいです。次回作があるとしたら参考にさせていただきます
気になったものには返事をしますので、質問も遠慮なくどうぞ

あまり放置はできないので、一週間後ぐらいにHTML化依頼を出そうと思います



と、もたもた挨拶を考えてる間にレスが…乙感謝です

>>781
最高の褒め言葉です
安価捌きが良かったかどうか自分ではわかりませんが、そう言ってもらえると嬉しいです

かなり良かったよ。この設定のまま続けても面白いかと思うけどね

最高のスレッドだった

おつおつ
遂にこのスレも終わっちゃうのか寂しくなるな
また暁物で別のスレを立てても良いのよ

お疲れ様、ただただお疲れ様の一言
とりあえず暁育ててきます

おつおつ

前に第七駆逐隊出た時良かったから第七駆逐中心の話とかどう?
潮改二も曙改の追加ボイスもマジで可愛いで

乙乙
もっとだだ甘なのを建てても良いのよ?

>>783
私もこの設定が気に入っているのでやりたいような気もします
それを含めた次回作案を少し考えたので後述します

>>784
最高…だと…マジですか、ありがとうございます
反省点が非常に多いので次は自分で最高だと思えるものを書きたいです

>>785
暁への愛は尽きないのですが、作品としてのマンネリが怖いという…
何か良いネタがあればよろしくお願いします

>>786
ありがとうございます、暁を存分に可愛がってください
うちもまだ124なんですよね…早くレベリングしないと

>>787
上手く書けたか自信が無かったので七駆が良かったと言ってもらえて安心しました
しかし、メインはどうしても暁型など私が特別な思い入れのある艦娘にしたい気持ちが強いです
次回やるとしたらまた安価形式だと思われますので、艦娘安価でぜひ取っていただければと思います

>>790
描写の仕方をもっと研究してみます
イチャイチャパートは自己流でごり押ししたので、読者にはどう思われたことやら…
自分で書いてると本当にわからないものです


他、全ての乙レスありがとうございます。これだけの人が読んでくれたと思うと心で卯月が跳ねます

[おおまかな次回作案]

1,安価で○○にアプローチを試みる
・本作と同じようにヒロインにアプローチを試みる
・秘書艦やヒロインは未定。やるとしたら>>1が暁の次に好きな艦娘?
・両想いになったら終了。このスレみたいにグダグダ伸ばさない
・鎮守府の主な設定は暁アプローチを引き継ぐ

2,第六駆逐隊の秘書艦日誌
・おおまかな流れは暁アプローチ後半と同じ。イベント安価から話を展開、区切りがついたら次のイベント安価
・秘書艦が4姉妹でローテーションし、一日の終わりにその日の秘書艦が日誌を書く
・展開によってはジュウコンの可能性あり
・鎮守府の主な設定は暁アプローチを引き継ぐ

3,安価で送る秘書艦暁との日常
・暁アプローチの後日談
・特に前作を知らなくとも読めるような適当さで進める
・マンネリが怖い。やるとしたら何か新しい要素が欲しい

X,艦娘とガチでポケモンバトル
・ポケモン廃人だらけの鎮守府で繰り広げられる死闘の日々
・安価で対戦相手とパーティを決めてバトル
・ただの思いつきなので、ほぼ確実に書かない


全然煮詰めてないネタですが、思いついたのはこんなもんです
どれが良さそうだとか逆にこんなの書いてほしいとかあればよろしくお願いします

1で

初期のほうのエスに目覚めかけた暁が忘れ去られてるけど甘いからいいよね

3かなぁビス丸さんとかいいキャラできてるし
新しい要素としたら好感度を上げていくとか?

提督と暁のモヤモヤ感が良かった!

滅茶苦茶暁のこと自分も好きになれたです

こんないい感じの話は初めてでした!

暁と提督のSMがもっと見たかった。
てゆうかSな暁がすごく良かったから読みたい

>>794,>>807
私から能動的にSMやるのは何か違う気がして安価取られたらやろうと思ってたのですが、後半は出ませんでしたね
私も書いていて面白かったのでまた機会があれば安価で取ってくださればと思います

>>798
ビスマルクはケッコン式で喋らせたかったのですが、ただでさえ悪いテンポがさらに悪くなりそうだったので断念しました
好感度というと…艦娘の暁への好感度?艦娘たちが全員暁に惚れる展開とか熱い
後日談ということで提督は他の子になびかないので、好感度を入れるならこうなりそう

>>806
提督の不器用さと暁の子供っぽさ(たまにレディー)を出せるように話を考えた結果、ややモヤモヤな感じになりました
暁好きを増やすという目的があったため、話を読んで暁のことを好きになってくれたという感想はとても嬉しいです


次回作へのご意見ありがとうございます。「やるかどうかわからない」とか言ってましたが、テンション上がってきたので多分やります
皆さんの意見や票数は参考にさせていただきますが、最終的には書きたいと思ったものを書きますのでご了承願います

意外なのはXの謎人気。「4つも次回作候補考えましたよ」みたいな顔をするための水増しだったので完全に予想外
ちょっとやる気出てきたのでもしかしたら唐突にポケモンスレが立つかもしれませんが、少なくともORAS環境を覚えてからになると思います

ご意見ご感想ありがとうございました

そろそろHTML化依頼を出してスレを畳みます
近いうちに次回作スレが立つと思うのでよろしくお願いします


おまけ
http://i.imgur.com/JHidnOs.png

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月26日 (金) 14:14:46   ID: FsKrZlOs

今更だけど、安価スレなのに安価をまとめないからもやもやする。コンマ秒とか最後までどのくらいだったから分からないし。

でも、作品はすごく癒やされる。暁のこと好きになった

2 :  SS好きの774さん   2017年10月24日 (火) 22:17:18   ID: Ejj6rLHg

この作品本当に好き。5回くらい読んだssはこれがはじめて。

もうこの作者さんss書いてないのかなあ。また書いてほしい

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