照・はやり「「鏡の国のはやや」」【安価】 (201)



照「よし、SSを書くぞ」

淡「何、また?」

菫「また真深さんを書くのか」

照「当然。私の理想の女性はまふふ」

誠子「宮永先輩、またステマとか言われるんじゃないですか?」

照「何ステマって。 アッ分かった新商品の駄菓子でしょ! おいしいの?」テルンッ♪



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410688855


・前作→照・真深「「不思議の国のまふふ」」【安価】
    照・真深「「不思議の国のまふふ」」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408172557/)

・「シノハユ」の小5はやりと春日井真深(まふふ)のSSです。

・中二病てるてるが書いていきます。

・安価進行する場面あります。安価絶対遵守のつもりで書きますが、どうにもならない時は、安価下(上)になるかもしれません。(原則連投禁止ですが、10分以上次のレスがなかったら連投可、ということにしてみます)

・アイドル育成モノ? メルヘン? ぽいかんじだと思う。


照「どんな話になるかまったく分かりませんが、よろしくお願いします」ペコリ


菫「照、ステマというのは“ステルス・マーケティング”の略だ」

照「全然意味分からん。東横さんと関係あるの?」

菫「東横は関係ない。 平たく言えば、お前が、ただのSSと見せかけて、“シノハユ”や“月刊ビッグガンガン”の宣伝をしているということだ」

照「それは、>>1のあふぉが、展開予測までして、25日発売のビッグガンガンがあーだこーだとかって御託を並べるからそうなるんじゃないの」


菫「照、あのなあ。“シノハユ”の単行本はまだ1巻しか発売されてないんだ」

照「知ってるよ」

菫「だから、ほとんどの人は白築慕や石飛閑無のことは知っていても、小2のはやりさんや春日井真深さんのことは知らないんだ」

照「ああ、そう」

菫「現時点で、真深さんのことを詳しく知るには、本屋に行って、あのジャンプの2倍くらい重い月刊ビッグガンガンを買ってこなくちゃいけないんだよ」

淡「月刊ビッグガンガンって本当にかさばるよね、重いし」ズシッ

誠子「コンビニで売ってないんですよね」

尭深「…マンキツにも無い…」ズズッ


菫「大体の咲-saki-ファンは、シノハユに関しては、単行本を買ったり、マンキツで読んだりして楽しんでいるんだ。多分」

照「うん、それで?」

菫「つまりこのSSを読む人は、真深さんのことをあまり知らない人も多いんだ。 そんな人たちがこのSSを読んだらどうなる?」

照「…?」

菫「気になって、本屋に月刊ビッグガンガンを買いに行くかもしれないだろう」

照「買えばいいんじゃない」

菫「簡単に言うな。600円も払って時間も労力もかけて買うんだ」

照「…」

菫「で、買ってきて読んだはいいが、大して面白くないし、この雑誌ジャマだな、となったらどうなる?」

照「…??」

菫「やっぱりあとで単行本買えば良かった。無駄な金使った。これも、あんなSSを書いた照のせいだ! と思わないか?」

照「ひええええ」ガクブル


菫「お前がシノハユを好きなのはいいが、SSを書くならそういうことも少し考えた方がいいぞ」

照「ふえええん」

淡「スミレ! テルーのことあんまり脅かしちゃだめだよ! ああ見えて豆腐メンタルなの知ってるでしょ?」

誠子「それに、この雑誌、“シノハユ”以外もけっこう面白いですよ? 何より“咲日和”が載ってるし」パラパラ

淡「そうそう! 前作やこのSSをきっかけにビッグガンガンを買った人は、何か新しい世界が開けるかもしれないよ! テルー、気にしなくていいから書いてごらんよ」ヨシヨシ

照「う、うん…」グシュ


照「・・・まずは“シノハユ”の最新話をチェックする」

菫「先月発売の、シノハユ第12話か」

淡「前話の11話の最後で、真深さんが小2はやりさんにガンの手術をすることを告白して、珍しく弱気な表情を見せてたんだよね」


12話( 小2はやり「私が! ガンバります! だから、真深さんも・・・!」 )


菫「すごいなこのはやりさんは、大人を励ましてるぞ。 本当に小2か?」

淡「励まされて笑顔になる真深さんかわいいね」

照「はああああ… まふふマジ天使…」ポワアアアン

尭深「…キモ」ズズズッ


淡「よかったね。真深さんの手術成功したみたいじゃん」

照「まふふのマネージャーが小5はやりんのマネージャーやってる… あれ? まふふは?」

菫「手術は成功したようだが、どうも長い療養生活に入っているようだな」

照「どういうこと? 2年も3年も療養してるの?」

淡「なにこれ。“どこか遠くにいる真深さん”って… 小5はやりさんは、真深さんに会ってないのかな?」

照「よく分かんねーぞ何やってんだあぐりいいいぃぃっっ!!」

淡「いや… 展開を考えたのは原作者の小林立先生じゃないの?」

照「小林いぃぃぃ!! あいまいな展開にすんなああぁぁ!!」

菫「…何サマのつもりなんだお前は…」


淡「ははーん、これは、リタイアした真深さんのアイドル魂を、はやりさんが引き継ぐって展開だね」

照「っざけんなこらあああぁぁぁっっっ!!!」

菫「な、なんだようるさいな… 何が不満なんだ?」

照「はやりんはまふふをリスペクトして、これからアイドル道を邁進していく。それはいい。 だけど、まふふが復活しなくちゃ意味がない!」

菫「いやいや… 真深さんにはもうその気はないかもしれないぞ?」

淡「テルー、原作者の立場になってあげなよ。 今はまだハッキリさせられないことが多いんだよきっと。 いいじゃん真深さん生きてるんだから」

菫「うん、そのうちどこかでヒョコッと登場するかもしれないぞ」

照「あたぼーよ!」


淡「…じゃあ、今回のSSは、“真深さん復活への道のり!”みたいのを書くの?」

照「うーん、それもいいけど… でも今回は、はやりんを主役にしてみる」

淡「へ? そなの?」

照「小5にしてアイドルになったはやりん。 きっと、理想と現実のハザマで葛藤しているはず」

菫「そうかもしれないな。芸能界は厳しいだろう」


照「アイドルといったら、ライブの時、最前列でキモオタの集団がハッスルハッスルしていても、笑顔で歌わなきゃいけない」

菫「…」

照「握手会で、キモオタがドゥフドゥフ言いながら脂ぎった手を差し出してきても、笑顔で手を握らなきゃいけない」

淡「うぇ… 私はアイドルできないなぁ」

照「カン違いしたキモオタに住所や電話番号を特定されないように、常に神経を研ぎ澄ませてないといけない…」

菫「…全部キモオタがらみの苦労だな。 まあ、確かにそういう苦労もあるかもだが…」


淡「真深さんは出てこないの?」

照「そんなわけない、まふふは、苦労しているはややを導く人」

淡「えー、でも、どっか遠くで療養してるんでしょ?」

照「大丈夫。“現実世界”とは違う次元で登場してもらうから」

菫「またコモン・ドリームとかいう夢の世界か」

照「ちがうよん。今回は、“ディメンション・ミラー”という鏡の中の世界」

淡「うわ、また中2病くさっ」

照「…淡、『中2病』は、ファンタジーの世界では褒め言葉」

淡「まっさかー?」


菫「つまり今回は、まだ小学生だった時のはやりさんの成長物語か」

照「そういうこと」

淡「そのカギを握るのが真深さんってことだね」

照「YES!」

菫「そうか… それなら、安価提供してくれる人たちは、さながらはやりんのプロデューサーということだな」

照「そう、はやりんがスバラなアイドルになれるかどうかは、プロデューサーの腕にかかってる」

淡「安価次第では、とんでもなくメチャクチャなアイドルになるかもしれないんだね」

照「そうだね。 でも、それも面白いかも。 アイドルなんて掃いて捨てるほどいるからね。その中で目立つにはやっぱり個性が必要」


菫「照、パソコンを起動したぞ」ヴーン

照「ありがとう。 菫、今回も手伝ってくれるの?」

菫「当然だ。しかし、私はあくまで正統派アイドルとしてのはやりんを目指すぞ!」

淡「へー、じゃ、私は小学生はやりんがちょー痛いアイドルになるようにガンバっちゃおうかな」

菫「淡! キサマァ!!」

照「…書くよ?」


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~17年前、ライブ会場楽屋~


マネージャー「はやりちゃーん、あと10分でスタートだよ。 大丈夫?」

小5はやり「はい! いつでもO.K.ですっ!」キランッ

マネ「今回もたくさんお客さん来てるね。 がんばってよっ!」

はやり「はい!」ピシッ



 淡『この頃のはやりさんってわりと真面目そうなかんじなんだね』

 菫『そうだな、今のあの過剰にブリッ子ぶってるかんじはしないな』

 照『はやりんはすごく頭いいらしいよ。 アイドル以外に、研究者としての道もあったらしい』

 菫『アイドルに、プロ雀士に、研究者… 一体何足のわらじを履いているんだこの人は』

 照『ふふ… しかしそんなスーパーはやりんのモチベーションは、まふふへの思いから捻出されてるんだよ…』ムフフ


小5はやり「ふー、今回はけっこう大きな会場だから、緊張するなあ…」

はやり「歌詞とんだらどうしよう…」フルフル

はやり「ダメダメ! 弱気になったら! 私は、真深さんを笑顔にできるように、ガンバるんだから…」ホッペタパンパン

はやり「…ふう、最後の衣装チェックしておこっ」テケテケ


はやりは、等身大の大きな鏡の前に立った。


はやり「…最近ちょっと胸膨らんできたなぁ…」

はやり「あんまり大きくならない方がいいんだけどなぁ…」サワサワ


その時である


?「…はやりちゃん?」

はやり「え?」


?「はやりちゃん、ここだよ」

はやり「…え? 誰? どこ?」キョロキョロ


はやりは周囲を見渡した。 しかし、誰もいない。


?「…はやりちゃん、あなたの正面だよ…」

はやり「え?」


はやりは再び鏡を見た。

すると…!


鏡に映るはやりの後ろに、>>18が立っていたのである・・・!


※咲の女性キャラでお願いします。

かんなちゃん


鏡に映るはやりの後ろに、石飛閑無が立っていたのである…!


はやり「え!? 閑無ちゃん?」バッ


はやりは驚いて後ろを振り返った。
しかしやはり誰もいない。

はやり「…?」

もう一度鏡を見たはやりは驚愕した。

自分の姿が消え、代わりに閑無の姿が大きく映っていたのである。


はやり「…!??」

閑無「へへ、さすがのお前もビビッたみてーだな。 面白い顔できるんじゃねーか」ニヤニヤ

鏡の中の閑無が少し嬉しそうに笑う。

はやり「…んんん…?」

はやり「か、閑無ちゃん、本当に、鏡の中にいるの?」

閑無「そーだよ。私はお前を迎えに来たんだ」

はやり「…迎えに…?」

閑無「さあ、お前も来いよ」スッ


閑無は手を前に差し出した。
すると、鏡の一部が水面のように波打ち、閑無の右手がヌッと鏡面から出てきた。

はやり「わっ!!」

はやりはたじろいで少し身を引いたが、閑無の手はかまわずはやりの左腕をつかみ、グッと引っ張ってきた。

はやり「うっ…!」ヨロ

はやりは前につんのめって鏡に激突しそうになり、思わず目を閉じた。

…しかし、何の衝撃もなく、はやりの体はそのまま鏡を通り抜けていた。


はやり「・・・!!!」


目を開けると、はやりは鏡の前に立っていた。 しかし、そこは明らかに今までいた楽屋とは違った。

全ての物が左右反対になっているのである。


はやり「か、閑無ちゃん、ここは…?」

閑無「ここは“ディメンション・ミラー”という鏡面世界だ。 ま、こまけーことはあとで話すわ。 お前に会わせたい人がいんだよ」

はやり「会わせたい、人…?」

閑無「へ、まあ来いよ。案内してやる」スッ


閑無ははやりの手を引き、楽屋を出た。


ザワザワ  ガヤガヤ  ワーワー  キャーキャー 

ステージの方から大きな歓声が聞こえる。


はやり(…?)

はやり「閑無ちゃん! 私の代わりに、誰かいるの?」

閑無「…自分の目で確かめな」スッ

二人は舞台袖まで来て、ステージをのぞいた。


真深「みんなー!! 盛り上がってるぅ~?」


マッフフー! マフー! マフカチャーン! ワーワーワー キャーキャー


はやり「…!!!」


真深「いよーっし! じゃあ次の曲、イッちゃうよお―――ッッ!!」


ワ――――――――ッッ!!


そこには、はやりが3年前に見た時と同じように、元気いっぱいにステージで歌う真深の姿があった。


はやり「真深さん…!?」





~楽屋~


真深「はやりちゃん、久しぶりね!」

はやり「ま、真深さん! 体もう大丈夫なんですか?」

真深「いや… えっとねえ、現実世界の私はまだ療養中なのよ」

はやり「・・・??」

真深「うーん、ちょっとややこしいから、そのことはまたあとで話すわ」

真深「それよりはやりちゃんとってもガンバってるみたいじゃん! アイドル活動も、麻雀も!」

はやり「は、はい!」パアア

閑無「ま、麻雀は私ほどじゃねーけどな」

はやり「…私っていつ閑無ちゃんに負けたっけ?」

閑無「う、うるせーな! 今は私の方がつえーわ! なんなら慕呼んで4人で卓囲むかぁ?」

ヤイノヤイノ  アハハハハ  キャッキャッ


真深「あはは、良かった元気そうで。 久しぶりにはやりちゃんと話がしたくてさ、閑無ちゃんに呼んできてもらったんだ」

はやり「私も、真深さんに話したいこといっぱいあります!」

真深「うんうん、アイドル活動のことかな? ここは先輩として何かアドバイスしようかな!」


はやりは一瞬表情を曇らせた。


真深「? はやりちゃんどうしたの?」

はやり「あの、実は、>>28なんです…」

閑無「え、マジで?」



※はやりの悩み。ありふれた悩みでも、ぶっ飛んだ悩みでも、なんでもかまいません。

私は世界征服を企む悪の組織の女幹部


はやり「あの、実は、私は世界征服を企む悪の組織の女幹部なんです…」

閑無「え、マジで?」

>>1「え、マジで?」

 
 
 淡『WWWWWWWWW』=3=3


 菫『なんていう超展開だ…』

 照『私がイメージしてた展開と違うお… ま、いっか』


真深「じょ、冗談よね…? はやりちゃん…」

はやり「冗談なんかじゃありません。その悪の組織のボスは>>32という名前です。そして、組織の名前は、>>34です!」ドーン

真深「」

閑無「」

デス・ノーダ教授

世界をおおいに混乱させる赤阪郁乃の団
略してSOA団


はやり「冗談なんかじゃありません。その悪の組織のボスは『デス・ノーダ教授』という名前です。そして、組織の名前は、『世界をおおいに混乱させる赤阪郁乃の団、略してSOA団』 です!」ドーン

真深「」

閑無「」



 淡『WWWWWWWWWWWWWWW』=3=3=3バンバンバンバン

 菫『なんだ淡お前… 邪魔だからいちいち出てくるな』

 照『すげえ・・・ このSSどうなるんだ…?』
 


真深「で、です・のーだ・・・?」

閑無「せ、世界を、混乱させる・・・?」


はやり「あ、すみません『デス・ノーダ教授』というのは通称で、本名は『松実玄』といいます。」


閑無「混乱させるって… ぐ、具体的には、何が、目的なんだ…?」

はやり「うん、この組織の目的はね、>>39なんだよ!」ハヤッ☆

麻雀打つ女達を結婚させないこと


はやり「うん、この組織の目的はね、『麻雀打つ女達を結婚させないこと』なんだよ!」ハヤッ☆


閑無「は・・・?」

真深「なんてひどい組織…!!」ギリッ

今日はここまでにします。
安価対応本当にありがとうございました!
今後の展開などについての意見など、もし頂けると嬉しいです…

書き込みありがとうございました
まったり投下していきます


閑無「は、はやりお前やっぱり頭でも打ったんじゃねーのか?」

はやり「ううんかんなちゃん、全部本当の事なんだ…」


閑無「ちょっと整理させてくれ… 基本無敵の私の脳みそでも、訳が分からなくなってきた」

閑無「えーっとまず、はやりは実は世界征服を企む悪の組織の女幹部で、その組織の名前は世界をおおいに混乱させる赤阪郁乃の団、略してSOA団・・・ そこのボスはデス・ノーダ教授って奴なんだな?」

はやり「うん、そうだね。赤阪さんが表のボスなんだけど、デス・ノーダ教授が裏の…真のボスなんだ」

閑無「そして、その組織は麻雀打つ女達を結婚させないことを目的としている…」

はやり「その通り」

真深「麻雀打つ女達を結婚させないために、どんな事をしているの?」

はやり「はい、それは…」

はやり「麻雀している人に、“アラフォーの呪い”をかけるんです」


閑無「アラフォーの呪い・・・」

真深「どんな呪いなの?」

はやり「はい、まずターゲットと麻雀を打って、相手を打ち負かす… そのあとこっそり『ドクシンジッカグラシアラサーダヨ!』という呪文を唱えて呪いをかけるんです。 そうすると、負けた女の子は一生結婚できなくなるんです」

閑無「マジか… ん?待てよ? お前その組織の幹部ってことは…」

はやり「うん、使えるよ。“アラフォー”の呪い・・・」

閑無「まさか、私にかけたりしてねーだろうな!」

はやり「ごめん… こないだの松江こども麻雀大会の決勝の時、かんなちゃんにもしのちゃんにもかけちゃった」テヘッ☆

閑無「マジかあああああぁぁぁっっ!!?」


閑無「なんてことしてくれんだよおおおぉっ!」

はやり「ごめんね、でも私も赤阪さんにアラフォーの呪いをかけられてるんだ… だから麻雀を続ける限り結婚はできないんだよ」

真深「アラフォーの呪いを解く方法はあるの?」

はやり「それは分かりません… 赤阪さんやデス・ノーダ教授なら呪いを解けるのかもしれないけど…」


真深「はやりちゃんは、その組織に何か脅迫されてるのかしら」

はやり「はい、麻雀をしてアラフォーの呪いをかけ続けるよう強要されてるんです… 指示に従わなければ、私のお母さんにもアラフォーの呪いをかけられて、私は消されちゃうんです」

閑無「なぬ?」

真深「どういうことかしら」

はやり「赤阪さんとデス・ノーダ教授は、未来から来たタイムスリッパーなんです。 この今の時代にアラフォーの呪いをまきちらすことによって、未来を改変して強力な雀士が現れることを防ぎ、世界を意のままに操るのが彼女たちの目的みたいです」

はやり「もし私が逆らえば、さらに昔の時代に行ってお母さんに呪いをかけ、私は生まれてこなくなってしまうんです」


閑無「なんつー恐ろしいことをしてるんだそいつらは… 私は麻雀なんかそんな好きじゃねーからまだいいけどよぉ、慕の奴がかわいそうだ。 その2人を倒しに行こうぜ!」

はやり「うーん…、でも2人ともとても強力で邪悪な力を持ってるから、とても勝てないよ…」

閑無「はやり何言ってるんだ! ここにスーパーヒーローがいるじゃねえか!」

はやり「そうか! 真深さんなら、もしかして…!」


閑無・はやり「「真深さん! 助けてくださいお願いします!!」」

真深「・・・」

真深(ちょーめんどくせ―――っっ!! なんなのよこの展開…)


真深「そ、そうね。 とりあえずその2人がどんな奴らなのか、見てみたいんだけど…」

はやり「赤阪さんはどこにいるのか分かりませんが、デス・ノーダ教授は組織のボスという裏の顔を隠して松江のおもち大学で教鞭をとっています。 行けば会えますけど…」

閑無「よっしゃとりあえず敵情視察でそこ行ってみようぜ!」


真深(…鏡の国のお話じゃないの…? なんで私が現実世界に行かなくちゃいけないのよおお)


3人は鏡を通って現実世界に戻り、おもち大学へ向かった。






~島根県松江市おもち大学、講堂~


ザワザワ  ガヤガヤ  ザワザワ   ガヤガヤ


閑無「すげえ人の数だな…」ヒソヒソ

はやり「うん… デス・ノーダ教授はまだ若い人なんだけど、おもち人類学の第一人者で、いくつもすごい論文を書いて、世界的にも認められてるんだ… だから日本全国からその講義を聴きにくる人たちがいるんだよ…」ヒソヒソ

真深「・・・」モゾモゾ

はやり「? 真深さん、なんでそんな変質者みたいな格好(帽子・マスク・グラサン)してるんですか?」

真深「え…? いや、この世界には療養中の私の本体がいるからさ… 同じ人間が2人いるってことになると色々マズいのよ…」

閑無「お、誰か出てきたぜ…」


穏乃『皆さんこんにちは! デス・ノーダ教授のスペシャル講義に、ようこそいらっしゃいました!』

穏乃「デス・ノーダ教授は、世界のおもち学に常に新風を吹き込んできた、今をときめくおもち伝道師です!」

穏乃『本日は、おもちの扱い方についての超実践的な講義や、おもちの比較分類学などについての講義をしてくださるそうです!』

穏乃『ではいよいよ登場です! 我らの星! おもち学の総御大! デス・ノーダ教授です! 皆さんどうぞ拍手でお迎え下さい!!』


 パチパチパチパチパチパチパチ


スタスタスタスタスタスタ

玄『あー、あー、本日はおもち日和ー本日はおもち日和ー』

玄『どうも皆さんこんにちは。 おもち人類学のデス・ノーダですのだ』


玄『皆さん! 私たちに、常に心の安らぎ、希望、夢、勇気、など大切なものを与えてくれるおもち…』

玄『おもちには、世界の真理がつまっていますですのだ! 生きていく上で大切なことは、すべておもちから学ぶことができます』

玄『そんなおもちの、真の魅力とはなんなのか…?』

玄『今日はそんなことについてお話をしていきますのだ』


玄『では、とりあえず肩慣らしに…』コキコキ

玄『おもちの実践的な扱い方から講義を始めます。どなたか、被験者になってくれる方はいますか?』


一同「「「「「「はいはいはいはいはい!!!!!」」」」」」


玄「ふむ…では…、>>53>>54>>55>>56>>57さん、前に出てきてくださいですのだ」



すみません一気ですがお願いします。

江口セーラ

竜華

洋榎

モモ


セーラ・咲・竜華・洋榎・モモ「「「「「先生! よろしくお願いします!!!!!」」」」」wktk


玄『ほほうこれはこれは・・・』ニタリ

玄『つつましやかなおもちから、ワールドカップ級のおもちまで、様々なおもちが集まってくれましたねえ… 腕が鳴りますですのだ』グヒヒ

玄『では、皆さん、私の周りをぐるっと囲んでもらえますか?』


5人は玄の周りで円になった。


 閑無「…なあ、5人呼んだのに4人しかいなくね?」

 真深「一人幽霊みたいな子がいるわね。オカルト持ちだわあの子。デス・ノーダには視認できるのかしら…?」


玄「では、始めましょうか… 皆さん、刮目してしっかり見ているのですよ…!」スウウウウウウウ・・・

玄「はあっっ!!」ピカァッ!


玄から凄まじい量の乳気(おもちパワー)がほとばしった、次の瞬間・・・!!


セーラ「ほへっ」

竜華「あふぁあっ!」

洋榎「はぐうっ!」

モモ「あ゙あ゙ん゙ っす!」

咲「カンカンカンカンカンカンカンカン!!!」



 閑無「ゲエエエエエエッ!!」

 はやり「はやややや!?」

 真深「ま、マジか…?」


セーラ「あっひいいいいいいいいいっっっ!!!」=3=3

竜華「ああああああああああんんnnn!!!」ピッシャアアアアアアッッ

洋榎「ほもおおおおおおおおおおoooooっっ!!」プッシャアアアアアアッッ

モモ「いいいいいイッちゃうううぅぅぅぅぅぅ!   っす!!」ビッシャアアアアッッ

咲「カンカンカンカンリンシャンカイホーツモオオォォォッッッ!!!」チョロロロロロr・・・


 
 閑無「で、デス・ノーダから手が何十本も出ておっぱいを揉んでいる…!」

 真深「いや違うわ! あれは、音速を超える手の動きで、5人10個のおっぱいを同時に揉んでいるのよ!!」 

はやり「わああ、みんな気持ち良さそう…」ハヤッ


穏乃『ででででででで出ましたぁぁぁぁ!!! デス・ノーダ教授の究極奥義の一つ! 「千手観音百烈マッハバストタッチ」だああああぁぁっっ!! 5人全員が体を大きくのけぞらせ、これでもかとばかりにアへ顔をさらしているぅぅぅっっ!!』


セーラ「…」ポケー
竜華「あへ…」グッタリ
洋榎「へふぉお…」ヘナー
モモ「せ、せんぱあい…」アヘー
咲「お、おねえちゃあああん…」チョロチョロ

穏乃『あっという間に全員をイカせてしまいましたぁぁ!! な、なんということでしょう! 神技! これはまさに神技です!!』


全員がデス・ノーダの力に驚愕したその時、奇跡が起こる・・・!


セーラ「ん?」ググッ
咲「え…?」ズズズ・・・
洋榎「な、なんや…?」ムンムンムン・・・
モモ「っす…?」スウウウウ
竜華「あれ?」ムクムクムク


穏乃『おおおどうしたことだ…? 倒れていた5人の体が・・・』


セーラ「うおっ!」ドオンッ
咲「きゃんっ!」ブチッ パーン
洋榎「どええっ!」バイーン
モモ「こ、これは…」スウウウウ・・・
竜華「な、なんやと…」ギンギンギン


穏乃『おもちがつつましやかだった3人のおもちが一気に膨れてとんでもないナイスバディーに! そして残りの二人は…?』


玄『ふふふ… 私はおもちの触診によって、それぞれの欲望を読み取り、おもち秘孔を突くことによって、願いをすべてかなえてあげたのですよ!』フンス

玄『江口さん、宮永さん、愛宕さんはみんな、FからGカップに… そして東横さんはそのステルス能力を倍増し、しかもオンとオフを簡単に切り替えられるようにしてあげたですのだ』

玄『そして、清水谷さんは… ふふ、ここでは言わないほうがいいかな…』


セーラ「竜華にも負けないナイスバディーになったでえ!」
咲「腐腐腐腐腐腐腐・・・」
洋榎「やったでええ! これで、『お姉ちゃんの方は残念な子』とか言われることはないでえ!」
モモ「これならワハハに見つからずに、先輩にはいつでも見つけてもらえるっす!」

竜華(あ、IPS棒が生えてる…!! こ、これなら、怜と、怜とおおおおおおぉぉっっ!!!)ハナジタラー


閑無「な、なんて奴…!」

はやり「あれは、デス・ノーダの力のごく一部でしかありません…」

真深「マジで? とても勝てる気しないわ…」


 菫『おいおい、ファンタジーのはずだったのに、全力でエロとギャグに走っていないか…?』

 淡『あはは、アイドル育成とか全然関係なくなってるね』

 照『うん… 今日はもう書けないかもだけど、このあとのデス・ノーダのおもち比較分類学講義として、巨乳派と貧乳派に分かれての座談会的なモノ書こうかなあって思ってるんだけど… 皆さん読みたいですか?』 


玄『さて… 今日はおもちの真の魅力についての講義なわけですが…』ツヤツヤ

玄『おもちといっても、実に様々。 それこそ女性の数だけ、おもちの種類は存在していますですのだ』

玄『古代ローマ時代、おもち人類学の始祖である偉人オモーチ・オモチネスはこう言いました』

玄『“おもちに貴賤なし!”と…』

玄『まさにその通り、おもちの種類に本来優劣はなく、すべてのおもちが神に選ばれたスバラしいおもちなのです…』


玄『しかし!』

玄『私はここであえて、おもちをカテゴリー分けし、その優劣や特徴について考えることで、それぞれの良さに迫っていきたいですのだ…!』

玄『おもちをカテゴリー分けする上で絶対欠かせないのは、そう! “貧乳”と“巨乳”…!』

玄『ここからは、貧乳派と巨乳派に別れ、座談会を開いてみたいと思いますのだ!』

玄『もちろん学生諸君に参加してもらいますのだ。 ではまず… 貧乳派の論客をやってくれる方!』


「「「はいはいはい!!!」」」


玄「ふんふむでは… >>72>>73>>74さん、お願いしますですのだ!」

胡桃

内木

はっちゃん


胡桃・内木・初美「「「はいはいはい!!!」」」


玄『ふんふむでは… 鹿倉胡桃さん、内木一太副会長、薄墨初美さん、お願いしますですのだ!』


玄『さて続いて、この3人に対抗する、巨乳派の論客をやってくれる方!』


「「「はいはいはい!!!」」」


玄『ほほお、なるほどなるほどなるほど~ では、>>77>>78>>79さん、お願いしますですのだ!!』

たかみー


 照『…』タラー

 淡『ちょっと、テルー! キーボードに鼻血たれてるよ!!』

 菫『うむ…! ものすごい巨乳レンジャーだな… 尭深、お前の出番だぞ!』


 尭深『ふふ、貧乳…? 口ほどにもない…!!』ゴゴゴゴゴゴゴゴ
 


和「はい」タユンッ

尭深「はい」ズズッ

霞「はい」ドタプーン


玄『ほほお、なるほどなるほどなるほど~ では、原村和さん、渋谷尭深さん、石戸霞さん、お願いしますですのだ!!』


穏乃『ぶっ! なんだこれはああ? ものすごいおもちの3人組が登場です!』


和「情けはかけません」カッ

尭深「全力で…ツブス」ズズッ

霞「蹂躙してあげるわ♪」ズモモモモモ・・・


胡桃「負けないよ!」=3

初美「貧乳こそ至高だということを分からせてあげますよー」シュウウウウウ・・・

内木「ヨウジョヨウジョヨウジョヨウジョヨウジョヨウジョ・・・」ブツブツブツ



史上最強の、おもち血戦、開幕・・・!

今日はここまでです。
書き込み、安価対応ありがとうございました!!!
当初の予定と540度ぐらい方向性がずれてますが、このまま突っ走ります。
前作のような雰囲気を期待してた方いましたら、本当にすみません…
またちょこちょこ書いていきます。

>>1は宮永咲も大好きです。
安価でもらったキャラそれぞれの特徴を端的に出したかったので、こうなりました…
不愉快な思いをさせてしまった方々、ごめんなさい…orz





穏乃『貧乳とぉ!』バン

穏乃『巨乳ぅ!』ババン

穏乃『おもちとして! 本当にスバラなのは、果たしてどちらなのかぁ?』

穏乃『どちらがより“格上”なのか?』

穏乃『4000年の歴史を持つおもち学の最大のテーマに!』

穏乃『今! 6人の勇者が挑もうとしております!』


穏乃『ただ今、貧乳派と巨乳派がお互いに向かい合い!』

穏乃『早くも凄まじい視殺戦を繰り広げています!』

穏乃『講堂は、先ほどとは比べものにならないほどの緊張感と熱気に包まれてまいりましたぁ!』


穏乃『では! デス・ノーダ教授! ルールの説明をお願いいたします!』

玄『おまかせあれ! この勝負は、貧乳派 VS 巨乳派 の討論合戦ですのだ!』

玄『ルールは、各チーム一人ずつ前に出てきてもらって、貧乳、あるいは巨乳について、それがいかにスバラか、優れているかということについてスピーチしてもらいます!』

玄『スピーチが終わったら、審査員である私が、安価によって点数をつけてあげるよ!』

玄『そして! 6人全てのスピーチが終わった時!』

玄『獲得した点数の合計が高かった方が、勝ちといたしますのだ!!』


穏乃『さあ、ついに雌雄を決する時がやってまいりました!』

穏乃『“貧乳”VS“巨乳”、勝つのはどっちだ?!』

穏乃『いよいよ、試合開始です!!』


玄『では、先攻巨乳チーム! スピーチをお願いいたしますのだ!』


和「では、私が先鋒として行きましょう」スッ

霞「たのんだわ~♪」

尭深「…ファイト」ズズッ


穏乃『おおっと! 巨乳チームの先鋒は、咲界随一の美巨乳の持ち主、“原村和”だぁぁ!!』

穏乃『私、彼女とは小学6年からの付き合いなんですが!』

穏乃『初めて会った時、“こいつマジで小学生か? このおもちでランドセル背負うなんて犯罪だゼ!”と思ったことは、今でもよく覚えています!』

穏乃『超理論派の彼女は、一体どんな巨乳論をぶちかましてくれるのか、必見です!!』


和「…申し訳ありませんが」

和「この勝負、もはや“勝負”と呼べるようなものではないのです」

穏乃『ほほう? と言いますと?』

和「皆さん、乳房のことをなぜ“おもち”と呼ぶのかを考えてみて下さい」


和はそう言いながら、自身のその豊満な胸に両手を置いた。


和「…乳房の魅力とは、なんといってもこの、ふくよかさ…」

和「そしてしっとりと柔らかく、ほど良い弾力があって、スベスベとした手に吸い付くような心地良い感触がある…」


和は話しながら、軽く自分のおもちを揉む。
その頬は軽く上気し、ほんの少し、吐息も荒くなっているように見える。

   ゴクリ・・・・・!!

全員が和に注目し、静まり返っていた講堂内に、誰かのツバを飲み込む音が響いた。


和「この、素晴らしいふっくらとした“感触”があるからこそ、乳房は“おもち”と呼ばれるのです。 したがって…」ジロリ

和は初美と胡桃の方を見た。

和「…失礼ですが、あのまな板のような胸は、もはや“おもち”と呼ぶことすらできないのではないでしょうか?」

和「“巨乳”と“貧乳”、どちらがよりおもちとして優れているか… それを考えた時」 

和「“巨乳”の方が上であるということは、火を見るよりも明らかなことです!」

和「…以上で私のスピーチを終わります」


オオオオオオオオオオオ・・・・  パチパチパチパチパチパチ


 菫『ふむ、さすが原村。 分かりやすいな』

 照『あの淫乱ピンク… やはりいまいましい…』ギリリッ

 淡『テルー? 自分が胸無いからって、貧乳派の肩持っちゃダメだよー?』 


穏乃『巨乳チーム原村和ぁ!! 実に明快な理論で巨乳上位を印象づけましたぁぁ!! 素晴らしいスピーチに、会場からは拍手が鳴り止みません!』


穏乃『では教授! 審査の方をお願いいたします!!』


玄『おまかせあれですのだ! ふんふむ… 原村さんのスピーチには、>>93>>94>>95点をつけるよ!』


※10点満点で点数をつけてあげて下さい。 3人の方の点の合計が、玄の発表する点数となります。

1

5


玄『おまかせあれですのだ! ふんふむ… 原村さんのスピーチには、“14点”をつけるよ!』


ザワザワッ  ガヤガヤガヤ


穏乃『おっと… デス・ノーダ教授、30点満点中で、14点という点数をつけました… お、思ったより厳しいですね…?』

玄『ふふふ… 原村さんの言うことは分かりやすかったけど、“おもち”という広大無辺な宇宙の魅力の、ごく一部しか表現できてないんだなー♪』


初美「www」クスクス

穏乃『おや? 薄墨さん、どうしました?』

初美「いや、あんまり原村さんのお話が滑稽だったので、つい笑っちゃいましたよー」


和「…?」ギロッ


初美「ふふっ では、貧乳チームの先鋒はこの私が行きましょうかねー」

胡桃「はっちゃんガンバー」

内木「ククク… 後に僕たちが控えているんだからね、まあ気楽にいくがいいよ」


穏乃『さあ! 貧乳チーム先鋒は、いきなりこの人だぁぁ!』

穏乃『咲界の生ける伝説! “ちっパイ”“ぺったん子”“合法ロリ”などの名を欲しいままにする“薄墨初美”さんだぁぁぁっ!!』

穏乃『咲~saki~全国編が放送される前、“放送コードに引っかかるからはっちゃんをアニメ化することはできないのではないか?”とまでウワサされた、常識破りの超痴女ロリ巫女!』

穏乃『巫女の貧乳論とは、一体どのようなものなんだぁ? 必見です!』


初美「原村さんの言う“おもちの語源は乳房がふくよかだから”という理論は、まさにその通りですよー」

初美「しかし、だからといって、私たち貧乳女子の『おもち力』が低いという考えには、もうおかしくておかしくて、ヘソで湯を沸かしてチキンラーメンを作りたくなってしまうくらいですねー」

穏乃『えっマジ? チキンラーメン持ってきましたぁ! 早速作って下さい!!』ガサッ

初美「え…? いや、その、あとでにして下さいよー」


初美「そう、おもちは一般的には“ふくよか”なものです」

初美「そして、“貧乳”は、“ふくよかさ”が足りないというのもその通りですよー」

初美「ふふ… でも皆さん、これを見て欲しいんですよー?」バッ


初美は両手をバンザイするように掲げた。

巫女服は大きくはだけ、スク水の日焼け跡もくっきり… そして…

TKBが見、見、見・・・、 見えそうで見え、ない・・・・!! 

 ゴクリ…  ゴクリ…!  ゴクリ…!!

会場に、ツバを飲み込む音が数回響きわたる。


初美「むふふ… “貧乳”には、“巨乳”をはるかに上回る“ロマン”そして“希少価値”があるのですよー!」


初美「皆さん、世のおもちハンターたちが、日夜血眼になって探しているのは、どんなおもちだと思いますかー?」

初美「もちろん“巨乳”も探しています。 しかし、それ以上に必死になって追い求めているもの、それが・・・!」

初美「“ロリ貧乳”なのですよー!!」ドドーン


初美「ふふ… 原村さんや渋谷さんくらいの巨乳さんは、この世にいくらでもいるものですよー」

初美「しかし!」

初美「18歳でこのカラダ、この顔立ち、そして、この貧乳っぷり・・・!」クネクネ

初美「私のような人は、日本全国を探し回っても、どれだけいるでしょうか…?」


初美「事実、私は今、政府の方から貧乳人間国宝として指定を受けるよう、打診されているのですよー?」

初美「そう… 私のおもちは最早“おもち天然記念物”なのですよー!」

初美「原村さんのような、脂肪がつまっただけの巨乳と同じ次元で扱われるだけでも、イラッとしますねー」

初美「美しい“貧乳”の希少価値は、“巨乳”のそれをはるかに上回ります…!」

初美「“ロリ貧乳”は、あらゆるおもちの中でも、最上位に位置されるものであることは自明の理なのですよー!!」


初美「…最後に、おもち界における名言をお伝えして、私のスピーチを終わりますよー」

初美「『“貧乳”とは、ステータスである!』」


ドオオオオオオオオオオオオオオオッッ

ハッチャーン

カミサマー!

ヒンヌー! ヒンヌー!

ペチャパイバンザイ!!

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ


穏乃『おおおこれは…!?』

穏乃『なんということでしょう! 先ほどの原村さんのスピーチをはるかに上回る反応です! 会場は今異様な熱気に包まれています!』


和「・・・!!」ギリッ


穏乃『では教授! 薄墨さんのスピーチの点数をお願いいたします!』

玄『そうだね…! では、薄墨初美さんには、>>104>>105>>106点をあげちゃうよ!』

8っちゃん

4

10


玄『そうだね…! では、薄墨初美さんには、“22点”をあげちゃうよ!』


ホオオオオオオ・・・・   ナルホド・・・・   フンフム・・・   ガヤガヤ・・・


穏乃『22点! 薄墨さん、30点中で22点という点数を叩きだしました!』

穏乃『これは… 100点満点になおすと、75点近くありますから、なかなかの点数と見て良いでしょうか!』


胡桃「やるじゃんはっちゃん!」ハイターッチ

初美「ふふ、当然の結果ですよー」リョウテパーン


穏乃『さあ、先鋒戦が終了! 現在8点差で貧乳チームがリードをしています! これより中堅戦に移ります!』


和「く・・・」ワナワナ

霞「大丈夫よ原村さん、私たちがしっかりまくってあげるから」

尭深「気にすること…ない…」ズズッ

霞「“貧乳”が“巨乳”に勝とうだなんて… そんなレジスタンスが、成功するわけないのよ…」フフフフフ


すみません短いですが今日はここまでです。
早くて明日、遅くて明後日から、また続き書いていきます。
安価対応ありがとうございました!
鏡の国の小5はやりの話のはずなのに、なんでおもち話ばかりなんだ…というつっこみだけはご容赦を…

咲世界に於て絶滅危惧種の美乳枠を保護したい

投下していきます。
安価対応よろしくお願いします。
おもちご意見もお待ちしてます。


ザワザワ   ガヤガヤ   ザワザワ


閑無「…意外だな、貧乳派が勝ってるぜ」

はやり「本当だね。あ、そうそう真深さん!」

真深「ん?」

はやり「私のお母さんが、“牌のおねえさんはセクシーすぎるとダメ”らしいって言ってたんですけど、それってやっぱり、おもちが大きすぎるとダメってことですよね?」

真深「んんん~… そうだねえ、牌のおねえさんは小さい子ども向けの番組によく出演するから、健全なイメージじゃないといけないんだよね」

はやり「…私最近、胸が膨らみ始めてて… 毎日寝る前に“胸おっきくなるな~!”ってお祈りしてるんです」

閑無「アホかお前? ほんっとガキだな」

はやり「…む~」=3

真深「アハハッ、気にすることないよ。 おもちが大きくても、さっきの巫女さんみたいに露出が多かったりとかしてなければ大丈夫だと思うよ?」



穏乃『貧乳チームのリードで迎えました中堅戦! いよいよ開始です!!』


玄『巨乳チーム! 2人目のスピーチをお願いいたしますのだ!』


尭深「…では、私が」スッ

和「お願いします」

霞「期待してるわ~♪」


穏乃『さあ! 巨乳チームの中堅はこの人だァァ!』

穏乃『大和なでしこのような清楚なお顔立ちでありながら、そのおもちはインパクト絶大! 役満クラスのおもちをおもち!の“渋谷尭深”さんだああ!!』

穏乃『さあ・・・ 今! 湯呑みを持ちながらゆっくりと壇上にあがりましたぁ! おおっ、メガネが妖しく光っております!』

穏『8点ビハインドでプレッシャーもある中、逆転の役満スピーチを放つことができるのでしょうかぁ? 渋谷尭深の“ハーベスト・タイム”、いよいよスタートです!!』


尭深「…薄墨さん」

初美「はい?」

尭深「さっきのスピーチで、あなたが最後に言った言葉、もう一度言ってくれる?」

初美「“貧乳とはステータスである”、のことですかー?」

尭深「ふふ…」クスクス

初美「な、なんですかー?」

尭深「よくそんな“負け惜しみ”を声を大にして言えたものですね… 感心します」

初美「ま、負けおしみ?」

尭深「その言葉は、自身が貧乳であることにコンプレックスを持っていた少女が、無理矢理自己肯定するために捏造した詭弁ですよ」

初美「な、何を言うですかー!」

尭深「…事実なのだから仕方ないでしょう?」ズズズッ


尭深「皆さん、目を覚ますのです」

尭深「貧乳など、しょせんは不完全な生命体…」

尭深「豊乳こそ宝乳、巨乳こそが世の理、富のシンボル、幸せの象徴です」

尭深「貧乳を愛でるなど、まだ青く熟していない果実を無理矢理食すような愚かな行為…」

尭深「それに引き換え、ハーベスト・タイムを迎えた私のこのおもち・・・」グイッ


尭深は両腕を前で組むようにして、おもちを上下左右からはさみこんだ。

グッと強調された、尭深の、おもち・・・!!


尭深「このおもちに包まれ、桃源郷へ旅立ってみたいとは思わないのですか…?」オパイ~ン


…ゴクリ  …ゴクリ!  …ゴクリンコッ!!


 淡『不完全な生命体って… タカミーひどいよ! 貧乳差別だよ! そんなこと考えてたの?』プンスカ=3

 菫『落ち着け淡、これはSSの中の話だ』

 照『……』ポロポロポロ

 淡(テ、テルーが、血の涙を流してる…!!)


尭深「“巨乳”とは、ハーベスト・タイムを迎えた最も美味しい果実であり、“貧乳”は、ハーベスト・タイムが残念ながら来なかった未完成の果実です」

尭深「ウソだと思うなら、一度本屋に行ってみて下さい」

尭深「胸を大きくするための食事、体操、生活習慣などについて述べられた書籍をいくらでも見つけることができます」

尭深「手術をしてでも豊満なおもちを手に入れたいと考えるのが人間です」

尭深「古代からいつの時代でも、人は“巨乳”に憧れ、必死になって追い求めてきました。 貧乳を追い求めている人など、ごく一部のマニアだけです」

尭深「“貧乳”など、未完成なおもち以外の何モノでもありません! これは宇宙の真理であり、くつがえしようのない事実なのです!!」ドドーン

尭深「…以上で私のスピーチを終わります」ズズズッ


 ・・・・・・  ウウウ・・・  アア・・・  ク・・・ッ  ナンテコトダア・・・・ッ


穏乃『…』

穏乃『これは…、一体…?』

穏乃『渋谷さんのスピーチが終わったとたん、観客席にいる半数くらいの人たちがサメザメと涙を流し始めました…』

穏乃『泣いている人たちは皆、つつましやかなおもちの方です… これは…、つまり貧乳は決して巨乳には勝てないということを確信し、自分の貧乳っぷりをなげいているのでしょうか…?』


アアアア・・・  モウダメダア・・・・   ミトメルシカ・・・ ナイ・・・・!


ピーピーッ パチパチパチパチ ヤンヤヤンヤ――ッ! キョニュウコソ、ヨノシンリ!!


穏乃『おおっ? しかしおもちの大きい方たちは、逆に今のスピーチに大喜びです!』


穏乃『貧乳の方たちはまるでお通夜のような雰囲気になってしまいましたね… 一方で巨乳の方たちは皆実に満足気な表情!』

尭深「…おもちの世界は、非情なもの…」ズズッ


穏乃『観客の半数を泣かせてしまった渋谷さんの強烈なスピーチ! もはや貧乳派は負けを認めるしかないのでしょうか? デス・ノーダ教授! どうぞ点数をお願いいたします!』

玄『ふむ… それでは! 渋谷さんには>>123>>124>>125点をあげちゃうよぉ!』


※10点満点で点数をつけてあげて下さい。 

痴漢したい
7点

レイプして俺の種をハーベストタイムしてほしい
10

たかみーの乳は下品な域までは踏み入れてない貴重な乳


玄『ふむ… それでは! 渋谷さんには“17点”をあげちゃうよぉ!』


 ザワザワッ  ガヤガヤッ・・・


穏乃『むむっ…17点! 17点という点数が入りました! これは…思ったより低い…でしょうかねえ?』

尭深「・・・」

玄『渋谷さんの巨乳への愛はとっても伝わってきたんだけど、“おもち”は全ての人を幸せにするためにあるもの… 貧乳派の人たちを、今は敵とはいえ、あそこまで悲しませてしまったのはちょっと減点ポイントだったかな~』


玄『次イクよお! “貧乳チーム”の中堅、スピーチをお願いいたしますのだ!』


胡桃「じゃ、私が行ってくるね」スッ

初美「お願いしますよー!」

内木「ふふっ、擬似ロリとしての矜持を見せてきたまえ…」メガネクイッ


穏乃『さあでは、貧乳チームの反撃です! 中堅はみちのく岩手からやって来たこの人だあァァ!!』

穏乃『高三だというのに、小学4年生にしか見えない究極のロリ体型! しかもそれでいて性格は気が強く、辛辣に周囲を注意する委員長タイプ!』

穏乃『愛らしい外見とその性格のギャップに、全国3000万人の咲-saki-ファンが萌え死ぬ寸前までイッたとの話もあります!』

穏乃『大阪H高校のH・Aさんが会長を務めている非公認のファンクラブまであるというウルトラ可愛いミニ少女、“鹿倉胡桃”さんだぁぁ!! 一体どんな委員長的貧乳論を展開してくれるのか! 必見です!』


胡桃「…」モゾモゾ


穏乃『…おや? 鹿倉さん、なんでしょう、頭からスッポリとパンダの着ぐるみ… いや、パジャマを着て壇上に上がりました! な、なんというかわいさだこれはあぁ!!』


胡桃「…!!」ピョンコピョンコ

穏乃『あっ、ごめんなさいマイクの位置高過ぎましたね! 調整します!』ヨイショヨイショ


胡桃「あー…、 こんにちは鹿倉です。 後ろの人たち、私の顔見えますか?」


ミエルデー  クルミチャア――ン!  ガンバレ―ッ!


胡桃「えーっと、さっき、渋谷さんが“貧乳は人にあらず”みたいなこと言ってたけど…」

胡桃「私も、その通りだと思ってるよ」

穏乃『えっ えっ? なんですて?』


ザワザワ・・・・  ナ、ナンヤテ・・・?  ド、ドオユウコト・・・・?


胡桃「ふふっ、“貧乳美少女”は、もはやヒトの土俵にある存在ではないのです」

胡桃「そう…! もはやヒトを超えた“ニンフェット”…、究極の妖精なんだよっ!」バッ


勢いよくパンダパジャマを脱ぎ捨てる胡桃…
そこに現れたのは・・・
なんと! ネコ耳としっぽをつけたスクール水着姿の胡桃だった…!


ブフ――ッ!   カカ、カワイイイ・・・///   モエモエキュンキューン!


穏乃『おおおっ! 会場騒然ん! 鹿倉さんのスク水姿に多くの観客が鼻血を吹き出させ始めました! とんでもない流血騒ぎになっています!!』


胡桃「渋谷さんの主張した、“巨乳”は完成されたおもちで、“貧乳”は不完全なおもちだという理論は、幻想に過ぎない」

胡桃「おもちは母性の象徴であるとも言われますが、おもちの大きさに固執する人は、幼児性がまだ抜け切ってないんです」

胡桃「あ、これは別に私の考えってわけじゃなくて、多くの著名なおもち学者が様々な調査をした上で主張していることだよ」

胡桃「成熟した精神の持ち主であるなら、淑女であろうと紳士であろうと、つつましやかな貧乳を愛でるもの… そこに、巨乳をはるかに超えた“究極の美”を見出しているからだね」


胡桃「事実、咲-saki-の人気キャラ投票… 色々なところで人気投票が行われているけど、

   3年生であれば 宮永照、 竹井久、 愛宕洋榎 など、
   2年生であれば 天江衣、 荒川憩、 国広一 など、
   1年生であれば 宮永咲、 大星淡、 高鴨穏乃 などの貧乳キャラが大体上位を占めます」

胡桃「もちろん巨乳の人が上位に入ることもあるけど、全体としては明らかに巨乳キャラよりも貧乳キャラの方が人気が高いことが伺えます」


穏乃『あれ? 私そんな人気ある? いやーまいっちゃうなー///』デヘヘ


胡桃「つまり、賢明な咲-saki-ファンの皆様方は、“巨乳”よりも“貧乳”により強い魅力を感じているのです!」

胡桃「おもちは、果実のような単純なものではない」

胡桃「大きくてふっくらとしていれば優れているなどという考え方は稚拙であり、おもち学を衰退させるだけです」

胡桃「“貧乳”こそは最も美しいおもちであり、神の作りし究極の芸術なんだよ!!」カッ

胡桃「…以上で、私のスピーチを終わります」


ウオオオオオオオオオ―――ッッ!!   パチパチパチパチパチパチパチパチ
ヒンヌー!  バンザアーッイ!
ウウウ・・・!  ワタシ!  スクワレター!!
ヒンヌーコソセイギヤアアアアアアッッ!!


穏乃『ひいいいいっ! ものすごい反応です! 先ほど絶望に打ち震えて涙を流していた貧乳女子の皆さんが、今度は歓喜の雄叫びをあげています!』


クッ・・・・・!!  ギリギリギリッ・・・  ヒンヌーメエエッ!!


穏乃『一方、巨乳女子たちは、今度は苦虫をかみつぶしたような顔で貧乳の方たちを見ています。
   鹿倉さんのスピーチにより、先ほどとは状況が全く反対になりました! これはすごいぃ!!』

穏乃『では教授! 点数の方をお願いいたします!』

玄『ほいほい♪ では! 鹿倉さんのスピーチには>>135>>136>>137点をつけちゃうよぉっ!』


10

4


玄『ほいほい♪ では! 鹿倉さんのスピーチには“21点”をつけちゃうよぉっ!』


オオオオオッ・・・・  ヤッター!  ヤハリヒンヌーニマケハナイ!!  パチパチパチパチ


穏乃『鹿倉さん! 21点! 21点を獲得です! これは今までスピーチした4名の中で、薄墨さんに次ぐ高得点です!!』

穏乃『ええっとこれで… 貧乳チームは合計点数が22+21で「43点」! 
   対する巨乳チームは14+17で「31点」!』

穏乃『貧乳チームが12点差をつけて最後の大将戦に入ります! これは貧乳チーム圧倒的に有利だあぁ!』

穏乃『巨乳チーム、ここからの逆転勝利は有り得るのでしょうか…!?』


その時であった・・・!!

貧乳一色に染まっていた会場の雰囲気が、一変する・・・・!


霞「ふふ… 激乳の流れに抗うなんて… 実に愚かなことだわ」DOTAPU―――ッッNNNNNN!!!



でも13巻の特典はおもちばっかだよね


穏乃『うぉっと! ついに出たあぁっっ!! 巨乳チームの大将は、“迫り来る怒涛の魔乳”“おっぱい大魔神”“巨乳の真理の体現者”など、無数のおもち的二つ名をおもちの絶対的女王、“石戸霞”さんだぁぁっ!!』


霞「うふふ・・・」スッ


霞が壇上に立ったその時、全ての貧乳派の女子たちは戦慄した。

彼女たちには、霞が巨乳の悪魔の化身に見えたのだ。

しかし・・・!

逆に巨乳派の女子たちは、絶対的な安心感を感じ、希望と期待でその胸をさらに膨らませた。

彼女たちには、霞が全てを救ってくれる女神に見えたのだ。


穏乃『超ド級爆乳美女! 石戸霞が、満を持して、今ここに登壇いたしましたぁ!』

穏乃『おもちと言えば石戸霞! 石戸霞と言えばおもち! “巨乳を完成させた偉人”を、今、私たちは、目にしているのです!!』

穏乃『石戸霞のおもち伝説は咲-saki-の枠を超え、もはやアニメ界史上最強の美巨乳とも言われています!』

穏乃『巨乳を超えた超乳! 爆乳!! おもちノーベル賞まちがいなし!! 究極のおもちレジェンド石戸霞は、一体どんな巨乳論を私たちに魅せてくれるのでしょうか? 
   必見です!!』



霞「皆さんこんにちは、石戸霞です」ペコリン

霞「えー… 巨乳についてお話をするわけですが… 私は、別に、貧乳の方を差別しているわけではありません」

霞「初美ちゃんや鹿倉さんが主張したように、勿論、貧乳には貧乳の良さがあるでしょう」

霞「しかし、“貧乳”と“巨乳”、どちらが“おもち”として格が上か、ということを考えたとき…、それはやはり、“巨乳”が格上だと言わざるを得ないのです」


コノオッパイオバケー!  ヒッコメー!   デカスギナンダオマエハー!!


穏乃『ちょ、ちょっと! ヤジはやめて下さい!』

霞「…ふふ、いいですよ。 おっぱいお化けなんて、言われなれてますから…」ニコリ

霞「でもね、私に、おっぱいお化けってけなしてくる人は… 決まって胸が小さい人なんですよね」

霞「つまり、彼女たちは、ひがんでいるんです。 私のこのおもちに嫉妬しているんです…」ウフフ

霞「このように貧乳の子が巨乳の子を羨ましがる、というのはよくあることです。 どこでも見られる日常的な風景でしょう」

霞「しかしその逆、巨乳の子が貧乳の子を羨ましがる場面なんて、そうそうお目にかかれるものではありません」

霞「つまり、皆さん心の奥では本当は、巨乳は貧乳よりも優れた存在であるということを認めているのです」


ザワザワ  ザワザワ   ガヤガヤ・・・


霞「あら、納得できない方もいらっしゃいますか? それなら…」ポチポチ カタカタ


霞は卓上にあったノートパソコンを操作し始めた。


霞「こちらをご覧になってもらえますか?」カタカタ、ターン!


霞の後ろの大画面に映し出されたもの、それは・・・、

ビーチを水着姿で歩く巴、はるる、そして・・・ 紫のビキニを着た石戸霞その人であった。


ブ―――ッッ!!  ウオオオ・・・・!   ・・・・ ・・・・!!   ホアアアア・・・!   ス、スゲエ・・・・!!


大画面いっぱいに映し出された、霞のおもち・・・!!

そのあまりの迫力に、観客は全員思わず身を固くし、目をまるくして感嘆の吐息をもらす…。


霞「ふふっ、貴重な私のグラビア… いかがですか?」

霞「これは咲-saki-第119局の最初の見開きの画像ですが、このカラーページがどれほど高評価だったかは、皆さんなら御存知でしょう?」

霞「この時、永水と宮守の全員の水着姿が描かれましたが、最も大きく、前面に押し出されていたのは、圧倒的に、この私です」

霞「その理由は、私が一番の巨乳だからに他なりません」


霞「最近では、咲-saki-第131局でも、最初の見開きで、瑞原プロと戒能プロの見事なビキニ姿のグラビアが掲載されました」

霞「このカラーページも大変な高評価を受けましたが、その理由はやはり、瑞原プロも戒能プロもスバラしく美しい巨乳をおもちだからです」


 はやり・閑無((瑞原プロ・・・??))

 真深「…」


霞「・・・皆さん想像してみて下さい」

霞「もし、この二人が、貧乳の小鍛治プロと三尋木プロなら、どうなっていたかを…!」



・・・ウゲエエエエッ?  アジャパアアアアアッッ・・・!   ホンゲエエエエエェェ・・・・!!


観客席から泣き叫ぶような悲痛な叫び声、うめき声があがる…!

たくましい想像力で、健夜と咏が二人ともビキニを着て、手をつないでビーチを歩く様を想像してしまったのである・・・!!


霞「…お分かりになりましたか?」

霞「やはり、“より人の心に安らぎを与えることのできるおもち”… “よりおもちらしいおもち”は、 『巨乳』 でしかありえないのです」


霞は静かに語りかけるように話した。

しかしその声は講堂中によく響いていた。

観客は皆、身じろぎもせず、霞の言葉を神の祝詞であるかのように、全神経を集中させて聴いていたからである。


霞「…以上で、私のスピーチを終わります」



オオオオオオオオオオオオオオ・・・・・ッッ!!!
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
カ、カスミサアアアアアンッ!
オモチノカミサマー!!


穏乃『さ・・・ さすがです! 石戸さん!! 会場は割れんばかりの拍手に包まれています!』

穏乃『観客のほぼ全員が立ち上がり、惜しみない拍手を送っています! 
   貧乳派の人たちも巨乳派と一緒に拍手を送っていますね! これはもう… “最も優れたおもちは巨乳である”と、会場の全員が悟ったということでしょうか…?』


初美「くっ・・・」ギリッ

胡桃「うう…」ググッ

内木「……」


穏乃『さあ、カンペキなスピーチをした石戸さん! 点数はいくつになるのでしょうか!? デス・ノーダ教授! お願いいたしますっ!!』

玄『おっまかせあれですのだぁ! 石戸霞さんには、>>149>>150>>151点をあげちゃうよぉっ!!』


10

9

投下していきます。
安価対応、書き込み、ありがとうございました!
今日はこのあと9:30~10:00頃に、一回だけ安価(最終審査)を行いますので、よろしくお願いします。


玄『おっまかせあれですのだぁ! 石戸霞さんには、“26点”をあげちゃうよぉっ!!』


穏乃『でででっ 出ましたあぁっ!! 圧倒的点数! 26点! 30点中で26点です!!』

穏乃『巨乳のリーサル・ウェポン石戸霞ぃ! 貧乳チーム薄墨さんの22点を抜いて、最高得点を獲得しましたぁ! ていうか、永水の人たちTUEEEEEEEEEE!!』


霞「ま、こんなもんかしらね」

和「す、すごいです霞さん…」

尭深「さすが…レジェンド…」ズズッ


穏乃『えーっとこれで、巨乳チームの合計点数は出ましたね! 14+17+26で、“57点”です!』

穏乃『さあ、それに対して、貧乳チームの現時点での獲得点数は、22+21の“43点”です!』

穏乃『つまり、貧乳チームの大将が、このあと15点以上の点数を出せれば、貧乳チームの勝利! 逆に14点未満の点数だった場合は、巨乳チームの勝利となります!!』

穏乃『さあ両チームの命運は、この人に託されましたぁ! 貧乳チーム大将、今回のこの討論合戦で唯一の男性の論客、咲-saki-界公認のロリコン紳士“内木一太”副会長だぁぁっっ!!』



内木「では行ってくるよ。 まあオヤツでも食べて僕が勝利するのを見ていてくれたまえ、ベイビーたち♪」スッ

初美「……」

胡桃(この人、きもちわるい…!!)


玄『では貧乳チーム! 最後のスピーチをお願いいたしますのだ!!』


穏乃『さあこの“貧乳”VS“巨乳”の討論合戦もいよいよ大詰め! 貧乳チーム大将内木一太副会長が今!ニヒルな笑みを浮かべながら登壇いたしましたぁっ!』

穏乃『この人は、美少女ぞろいの清澄高校にいながら、学校内の女子生徒には目もくれず、ひたすら中学生や小学生の美少女を追い求めているという、非常に気持ちの悪い真性のロリコンッ!!』

穏乃『しかし、学生議会の副会長を務めており、あの竹井久さんの右腕として働いている人ですから、まあ頭はいいのでしょう…。 この討論合戦の締めくくりとして、どんなロリコン貧乳論をぶちかましてくれるのか、必見…! かなあ…?』



内木「どうも皆さんこんにちは、清澄高校内木一太です」

内木「私は常日頃から、女性の真理について、考えていることがあるのです」

内木「そのことを考え始めると、もう、頭がいっぱいになって、学生議会の仕事も手につかなくなります」

内木「その、女性の真理とは・・・ “女性の美しさのピークは、一体何歳なのか?” ということです」


内木「…そして、ごく最近、私はついに究極の結論に到達しました」

内木「そう… 女性が最も美しく光り輝く年齢について、確固たる結論を得たのです!」

内木「その、年齢とは・・・」


一同「「「「「・・・・・」」」」」


内木「“9歳”です!!」カッ


一同「「「「「」」」」」アゼン


内木「女性は、胸が膨らみ始めた時点で、もうピークを過ぎているのです」

内木「9歳の少女のまったいらのおもち… 虫刺されかと見まごうばかりの小さなTKB、そして薄ピンクのNRN…」

内木「その究極の美しさには、どのような優れた芸術も、自然界のあらゆる美しい景色も、全くかないません」


内木「女性のピークは9歳・・・ つまり小学校中学年です」

内木「よって、小学校の5・6年生はもうオバさんであり、中学生はおばあちゃん、高校生などはもう化石、20歳以上の女性なんぞ、もはや地球外生命体となんら変わりは…」


玄『ストップストップストップ!!』


内木「は…?」


玄『いくらなんでもOUTだよ! 私たち女子高生を“化石”なんて言う人は、失格ですのだ!
  係員! 即刻このHENTAIを退場させて下さいですのだ!』=3=3


ソンニャアアアア・・・!  ダマッテアルケエッ!  コノヘンタイ!


穏乃『・・・えーっ、予想外のトラブルが発生してしまいました…。 貧乳チームの内木さん、あまりにも変態的マニアックな発言により、退場!
   …えーっと、じゃあ討論合戦は… どうなるの…?』


穏乃『まさか、このまま、貧乳チームの負け…でしょうか?』

玄『いや… それはさすがに貧乳チームがかわいそうですのだ… ここは新しくメンバーを補充するべきですのだ』


穏乃『おおっ? ではまた改めて挙手を…』

玄『いや、もう貧乳チームの大将は決めていますのだ』ニヤリ

穏乃『ええ? それは一体・・・』

玄『むふ… 私の組織の部下である・・・』


デス・ノーダは、観客席の後ろのほうを指さし、叫んだ。


玄『瑞原はやり! あなたを貧乳チームの大将として指名しますですのだ!!』


はやり「!??」


エッ ミズハラ・・・?  ミズハラプロイルノ?   ザワザワ   ガヤガヤ


閑無「やべっ 見つかってたんだな」

真深「…まあ、こっちから見えてればあっちからも見えるからね…」

はやり「……」


玄『はやりさん、早くこちらに来るのですのだ』ニタニタ


はやり「…と、とりあえず、行ってきます」スッ

閑無「だ、だいじょぶかよ…?」


穏乃『・・・おおっとお・・・・? なんと、デス・ノーダ教授が指名した貧乳チーム最後の論客は、小学生時代の瑞原はやりプロだあ! 
   た…確かにまだほぼ完全なぺったん子、見事な貧乳です!』


スゲー・・・!  ショウガクセイノミズハラプロ・・・!   カ、カワイイ・・・!!


はやり(うう… な、なんでみんな私のこと知ってるの…??)


おずおずと壇上に上るはやり…


はやり「あの、こんにちは… 松江市北堀小学校5年の、瑞原はやりです・・・」


ピーピーヒューヒューッ!  ハヤリーン!  ロリヒンヌーヤアアッ!


はやり「えと… あの、ひ、貧乳……」グルグルグル


はやり、さすがにここで言葉がつまってしまう。
無理もない。 いくらアイドルとして大勢の人の前に立つ経験があるといっても、まだ11歳だ。
いきなりなんの準備もなく、貧乳スピーチなどできるわけもない。


はやり「……」


玄『どうしたのですのだ? 早くスピーチしないと貧乳チームの負けに…』


真深「教授!」スッ

玄『?』

真深「私が彼女の代わりにスピーチをします。 交代させて下さい」

玄『…ふむ、あなたは…』


真深は、帽子とマスクとグラサンにより、完全に顔を隠している。
しかし、デス・ノーダはそのおもち・アイにより、瞬時に真深の情報を読み取る…!


玄(ほほう… なかなかの美貧乳をおもち… この人は、元祖牌のおねえさんの春日井真深ですのだ…!)

玄(…しかし、何かおかしい… これは、この世界の存在ではない異次元の気配…?)


玄『…むふふ、いいでしょう… 交代を認めますのだ。 ただし、スピーチをするなら、そのマスクとグラサンを取りなさいですのだ』

真深「…!?」

玄(くく… 反乱分子の匂いがしますですのだ。 公衆の面前で、その正体を暴いてやるですのだ…!!)クックックッ


真深(…この世界には、療養中の私の本体がいる… 正体がバレるのは、マズい…)

真深(でも、このままじゃ、はやりちゃんが…  くそっ! もうどうにでもなれ…!)グイッ


真深がマスクに手をかけた、その、時・・・!!



 ドンガラガッシャア―――ッン!!=3=3


講堂内に凄まじい轟音が響きわたり、壇上にもうもうと白煙が立ちのぼった・・・!


一同「「「「「?!?!」」」」」


穏乃『おおっ!? な、なんでしょう? て、天井から突然何かが落ちてきましたぁ!』


・・・白煙が消え、そこに、現れたのは・・・・


穏乃『あ、あなたは…?!』


玄『……!』



穏乃『“宮永照”さん!!』


照「うう・・・」ボロッ

穏乃『だ、大丈夫ですか!? 宮永さん、いっ一体どこから…』

照「だい…じょうぶです…。 ちょっ、ちょっと無理して入ってきちゃった」テヘ


照「…デス・ノーダ教授。貧乳チームの大将は、私がやります」ギロリッ

玄『・・・そ、それは、認められな…』

照『は?』ミギテギュルルーンッ

玄『…わ、分かりました。 どうぞ、ですのだ・・・』ガタガタ


 淡『テルーったら、いきなり“私が貧乳チームを勝利に導いてやるぅぅっっ!!”とか叫んで、SSの中に入ってっちゃったよー?』

 菫『あいつ… スピーチなんかできるのか…? 戦犯になって泣きっ面で帰ってくるんじゃないのか…』

 淡『いや、さすがにそれはナイでしょー? 15点以上取れば勝ちなんだから』

 菫『淡… 安価というのはな、何が起こるか全く分からないものなんだ… 一応、照をなぐさめてやる準備をしておいてくれ』


照「ふふふ…」

玄『…』カタカタ


はやり(あのデス・ノーダがおびえている…? この人は、一体…?)


照「はややにまっふふー! 私が来たからには、もう安心だよおん♪ 大船に乗ったつもりで、私のスピーチを見ててね! あ、それと、あとでまふふサイン下さいねええ!」


真深(…なんだこの∠は…? またうさんくせーのが出てきたなあ…)



穏乃『えー・・・ 二転三転してバタバタしておりましたが、ようやく貧乳チームの大将が決まりました…』

穏乃『突然上から降ってきました常識破りのこの人… 咲界の“まな板おもち”の代名詞! “宮永照”さんです!!』

穏乃『宮永さんのおもちといえば、なんといっても、あの阿知賀編の特典でついてきた、サイドA準決勝の先鋒戦4名の水着グラビアでしょう!』

穏乃『あの時、他の3名は可愛らしいビキニを着て楽しそうにカメラの前まで来ていたのに、宮永さんだけ、はるか後ろの木の影のとこで一人淋しそうに立ちすくんでいた、あの伝説のグラビア・・・!』

穏乃『“宮永照は実は影でイジメられている”というウワサが立ったほどの衝撃のグラビアでした。
   あれほどおもち格差を感じさせ、“巨乳上位、貧乳下位”を印象づける画像もないと思うのですが… 果たして、このイメージを払拭するような貧乳論を展開できるのでしょうか? 最終スピーチ、ついに、スタートですっ!!』


照「皆さんこんにちは! さっきまでこのSSを書いていた宮永照です!」エイギョウスマ~イル


ハア・・・?  ナニイッテルンダアイツ   デンパカ・・・?


照「私は…、実は最近まで、猛烈な貧乳コンプレックスを持っていたんです」

照「周りの友達がどんどん胸が大きくなっていくのに、私のおもちは全く膨らんでくれない…」

照「その焦りから、中学生の時は、毎日牛乳を3リットル飲んでいました…」

照「それでも、私のおもちは膨らまず、貧乳コンプレックスが強まるばかりでした」


照「高鴨さんの言っていたグラビアも、周りの立派なおもちの子たちと一緒にいるのが恥ずかしくて…、コソコソ後ろに下がっていた、というのが、本当のところなんです」

照「でも、あのグラビアが世に出たあと、私はある後輩に、こんなことを言われたんです」ポワポワポワーン


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淡「テルー! なによこのグラビア! なんで一人だけこんな後ろで映ってるの?」

照「だだ、だって・・・ 私だけ貧乳で恥ずかしいもの… 園城寺さんもどういうわけか異様にバストアップしてるし…」

淡「バカァ!」カッ

照「!?」

淡「貧乳の何がいけないの? 一人だけこんな後ろにいる方がよっぽど恥ずかしいよ!」

照「で、でも… 私のこのおもちであの中に入ったら、イタすぎるよ… どうせ“まな板乙ww”とか言われるに決まってる」

淡「痛くてもいいんだって」

照「え…?」

淡「私は、そんな風に人目を気にするテルーは好きじゃない。 何があってもマイペースに自分を貫いていくテルーが好きなの。 “痛い”なんて、いくらでも言わせておけばいいじゃん!」

照「……」

淡「テルーはありのままが一番輝いてるんだよ? だから自信を持って、もっと自分を出していいんだって!」

照「淡・・・」

淡「それに、私は、テルーの小さめのおもち、好きだよ…?///」ポッ


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照「はああああああ淡たんマジ天使! 貧乳サイコー!!」クワッ


一同「「「「「!?!?」」」」」ビクッ


照「…ていうことがありまして」ニタニタ

照「今の私には貧乳コンプレックスなんかありません。 この無い胸を思いっきり張ることができます」グイッ


照「それに… >>141さんの言ってた、今度発売される『咲-saki-13巻』の特典のことだけど・・・」

照「アレは… いくらなんでも ヤリ過ぎ… なんじゃないの…? って思ってる人は、私だけじゃない…ですよね?」

照「風船のように異様に膨らんでしまったおもちは、もはやおもちとしての魅力はあまり感じられない…」

照「>>109さんも>>126さんも、多分そういうことが言いたいんじゃないかなーって、思うんですけど…」


照「“巨乳”の進化の行き着く先が、あのような形なら、もはや、“巨乳”に未来なし! やはり、これからは“貧乳”の時代ではないでしょうか?」ババンッ

照「“美しき貧乳とは、いかなるものなのか?”というテーマには、ワクワクするようなロマンがすっごい詰まってる気がしませんか?」


照「さあ! 旅立ちましょうよ皆さん! 一緒に! めくるめく“貧乳”の世界へ!!」クワアッ!


照「…以上で、私のスピーチを、終わります」


オオオ・・・  アハ、ハハハ・・・  パチパチ  ウーム・・・


穏乃『あ、ありがとうございました・・・ いやー、なんというかその・・・ 宮永さんの異様な迫力に気圧されて、なんともいえない微妙な空気が、会場内を漂っています…』

穏乃『とはいえ! とにかく決着をつけましょう!!』

穏乃『“貧乳”VS“巨乳”! 勝利を手にするのはどっちなんだぁ!?』

穏乃『デス・ノーダ教授! 最後の採点をお願いいたします!』


玄『はーい… そんじゃあ! 宮永さんには>>174>>175>>176点をつけちゃいますのだぁ!!』



10

絹はやりすぎだよね
でも貧乳に対しての慈悲など無い
2点


玄『はーい… そんじゃあ! 宮永さんには“20点”をつけちゃいますのだぁ!!』


一同「「「「「「!!!」」」」」」


穏乃『・・・に、20点… 宮永さん“20点”を獲得しました!!』

穏乃『したがって…、これで貧乳チームの最終獲得点数は、22+21+20で、“63点”!』

穏乃『これに対して、巨乳チームの最終獲得点数は、14+17+26で、“57点”!』

穏乃『よって… この、“貧乳”VS“巨乳”の討論合戦・・・』

穏乃『“貧乳チーム”の勝利で決定です!!』


ウオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・ッッ!!!!!
イヤッタアアアアアアア―――――ッ!!!
アガメルノダアアアヒンヌーヲヲヲォォォ―――ッ!!
パチパチパチパチパチパチパイパイパイパイパイパイパイパイパイパイパイパイオッパーイ!!!


穏乃『“貧乳”と“巨乳”、どちらが格上なのか、という、数千年論じられてきた究極のテーマに、ついに決着がつきましたぁぁ!!』


 菫『…貧乳が勝ってしまったな。 しかしまあ淡、お前が照にそんなことを言っていたとはなあ…』ニヤニヤ

 淡『いや、べつに! あんまり照が落ち込んでたから、テキトーに励ましただけだって! ヘンな意味とかないからっ!!///』


初美「らっくらく~ではありませんでしたが、なんとか勝てましたねー!」

胡桃「まぁ、当然だねっ!」フンス=3

照「来てるね…! 貧乳のビッグウェーブが…!!」


尭深「バッ バカな…!」ブルブル

霞「こ、これは、夢・・・?? 巨乳が、貧乳に負けるなんて・・・!」ガタガタ

和「す、すみません、私が、戦犯です…!」ポロポロポロ


愕然とし、肩を落とす巨乳チームの3人…
その豊満なおもちたちも、ややしぼんで見える。

しかし、その時…!


玄『おもちを上げるのですのだ! 巨乳チーム!!』


和「きょ、教授…」

尭深「し、しかし…」

霞「私たち、もう、ダメです…」


玄『乳気をしっかり持つのですのだ』

玄『そんなにうなだれていては、あなた方がおもちのおもちに対して失礼ですのだ!』


玄『今のは、“巨乳”と“貧乳”のどちらが勝ってもおかしくない、素晴らしい闘いだったですのだ』

玄『“巨乳”も“貧乳”も、おもちとして非常に優れた魅力を持っており、その力は共にハイレベルで拮抗している…! ということを、確認することができましたですのだ』


玄『皆さん! 思い出して欲しいですのだ!』

玄『地球上の全てのおもちが、神によって与えられた、この世で唯一の魅力にあふれたおもちであるということを…!』

玄『全てのおもちに、世の真理がつまっていますのだ! 学生諸君、これからも、そのことを肝に命じ、おもち磨きに精を出すのだですよ・・・』パアアアア…!


演説するデス・ノーダの姿には後光がさし、その表情は聖母のようにおだやかで美しかった・・・


オオオオオオオオオオ・・・・・・!
キョ、キョウジュウウゥ―――ッ!!
イッショウツイテイキマスウ・・・!!
パチパチパチパチパチパチ ピーピーヒューヒューッ!!


割れんばかりの歓声と拍手・・・・


しかし!


 ガチャッ


憧「はいはーい、ちょっといい話してるみたいだけど、ここで終わりよ」


憧「デス・ノーダ教授! あなたを、歴史改竄未遂の罪により逮捕します!」カッ

玄「!!」

恭子「我々は時空警察や! もう逃げられへんで」ズルズル


恭子は何かスマキのようなものを引きずって入ってきた。

それは、グルグル巻きに縛りつけられた赤阪郁乃であった。


いくのん「すす、末原ちゃぁん、もちょっとやさしくしてや…」ズルズル


 ドヨドヨ  ドヨドヨ  ナ、ナンダ・・・?  ナニガオキテルンダ・・・?  ザワザワ


憧「ふふっ、デス・ノーダ教授・・・ いや、本名 松実玄! あなたが、犯罪組織SOA団の裏のボスだということは分かっているのよ… さあ、カンネンしなさい!」

玄「うう・・・!」

恭子「組織の表のボスの赤阪はこの通りや。 年貢の納め時やで、松実ぃぃぃっ!!」

玄「ま、まだ・・・ まだ! 捕まってなるものですかぁぁっっ!!」ダダダッ


玄は窓に向かって走った。 しかし…


?「クロちゃん!」

玄「!?」ピタッ


その時会場に入ってきたマフラーをした女性の声を聞いた途端、玄の足はピタリと止まった。


宥「・・・く・・、玄ちゃん、もう、ダメだよ、悪いことしたら…」ポロポロ

玄「お、おねーちゃん…」

憧「玄… おもちのためなら血も涙もないあなたでも、実の姉の言うことは聞くでしょ…? ほら、おとなしくお縄にかかりなさい」クックックッ

玄「ぐ・・・っっ!」


宥「玄ちゃん… 私、玄ちゃんがお家を出ていってから…、すごく淋しいよ…。 もう、一緒に帰ろ…?」

憧「玄、今大人しく捕まれば、大した罪にはならないし、ムショからもすぐ出てこれるわよ」ニヤリ

玄「・・・」

憧「さあ、早くこっちに…」


しかし…!


玄「お、おねーちゃんごめん! 私はまだ、やることがあるんだああっ!」ダダッ!

宥・憧「「!?」」


玄は窓を開け、窓枠に足をかけた。


憧「…バカな! 自殺する気…? ここは69階よ…!」

宥「く、くろちゃん!」


次の瞬間


玄「私は、おもちの理想郷をつくるまでは、帰らないですのだあああっ!!」バッ


玄はなんと… そのまま窓の外へ飛び出したのである・・・!!


一同「「「「「!?!?!?」」」」」


憧「え!?」

宥「くろちゃん!!」

穏乃「な、何ぃ!?」ダッ

和「教授!」ダッ

霞「あら大変!」ダッ


窓に駆け寄る学生たち・・・

見下ろすと、玄が凄まじい勢いでまっさかさまに落ちていくところであった。


初美「ああっ! これは助かりませんよー!」


しかし、玄が地面に激突する、その瞬間…!!



玄「おもち創生(クリエイト)―――――――ッッ!!!」ブワアッ!


玄は下に向かって両手を突き出し、呪文を叫んだ。

すると・・・


 ボコボコッ ボコボコボコボコォッ!

 ボコオッ ドッ ドタプ―――――ンッ!!


一同「「「「「「?!?!?!」」」」」」


なんと、地面が盛り上がり、巨大なおもちがそこに出現したのである…!


 ポヨヨヨヨ~~~~~ン、 ポヨヨン、 ポヨン・・・


玄「ふう」スタッ


地面のメガおもちの上で2、3回ほどはねていた玄は体勢を立て直し、立ち上がった。

かすり傷一つないようである。


そして、そこへ…

爽「先生っ! こちらです!」キキィッ

明華「早く! 乗ってください!」

玄「おおっ、ごくろう、ごくろうですのだ」スイッ


部下らしき者が運転する車に乗り込み… その車は猛スピードで走り去っていってしまった。


恭子「あれは… あらゆる無機物をおもちに変換するおもち錬金術…!」ボーゼン

憧「玄のやつ、あそこまでおもち道を極めていたなんて… 恭子! 追うわよ!!」ダッ






はやり(あのあと、新子さんたちが必死で追跡したようですが、デス・ノーダ教授は捕まりませんでした)

はやり(今でも、部下にかくまわれながら、逃亡性活を続けているようです)

はやり(しかし、赤阪さんが捕まったことで、SOA団は事実上解散、消滅しました)

はやり(無理やり幹部の仕事をさせられていた私もその束縛を解かれ、アラフォーの呪いも解いてもらえました)

はやり(閑無ちゃん、慕ちゃん、その他の、呪いをかけられていた人たちもみんなその呪いを解いてもらい、SOA団の悪だくみは失敗に終わったのです)


はやり(問題は解決したので、真深さんはまた鏡の世界へと帰っていきましたが、療養中の本体に代わって、時々私と会ってくれる約束をしてくれました)

はやり(こうして、アイドル活動と、学校と、麻雀に明け暮れる私の平穏な日々が戻ってきました)

はやり(ちょっとした悩みのタネだった自分のおもちの成長についても、真深さんやデス・ノーダ教授の話を聞いて、悩まなくなりました)

はやり(将来どんなおもちになっても、自信を持って、自分のおもちを大切にしていこうと思います♪)ハヤッ☆



・・・この数年後、自分が空前絶後の巨乳おもちアイドルになることを、はやりは知らなかった・・・



カン!


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ーーーー


菫「・・・いやはや、なんとも… コメントに困るSSになったな」

淡「今回真深さん何もしてないね」

照「タイトルは『照・はやり「「鏡の国のはやや」」』なのに… このSS、タイトル詐欺だな」

淡「メルヘンでもアイドル育成モノでも、ファンタジーでもなんでもないもんねコレwww」

照「『玄「おもち討論会!」』かなんかにタイトルチェンジしないとだよ…」


菫「まあいいじゃないか、奇想天外な安価返答があったからこそできたSSだろう?」

照「うん。私としては満足してる。 予想通り貧乳チームが勝てたしね」

淡「は? テルー本気で貧乳が巨乳に勝つと思ってたの?」

照「え… そりゃ… あ、淡が私のこと褒めてくれてたから勝てたんだよ?」

淡「それはそれ。 テルーは貧乳でいいけど、私は巨乳派だよ」

照「お、お前だって、私ほどじゃないけど貧乳じゃないか!」

淡「あはっ。 私まだ15だよ? まだまだ成長途中のおもちなんだから。
  あと2~3年もすれば、タカミーも原村さんもびっくりの、巨乳おもちのナイスバディーになってるもんね!」

照「淡…… キサマァ!!」





照・はやり「「鏡の国のはやや」」【安価】


もいっこカン!


以上で終わりですのだ。
今回も、安価対応、本当にありがとうございました。
おかげさまで、全く予想していなかった展開になり、楽しく書くことができました。

SOA団の描写が殆どなかったり、主人公であるはずのはやりと真深の活躍が殆どないSSになってしまいましたが、今回はご容赦を。

また1ヶ月後くらいに次作を書きたいと思うのですが、どういったテーマにするか迷っています。 今、考えているのは


1.デス・ノーダ教授の今後の暗躍について

2.仮想現実世界における“巨乳帝国”VS“貧乳帝国”のおもちバトル

3.小5はやりのアイドル育成モノ

4・鏡の国や夢の世界でのファンタジー(真深や小学生はやりが主人公)


の4つなんですが、もし読むとしたら、どれがいいですか?

読んでみたいのがあったら、番号を書き込んでもらえると嬉しいです。(複数書いてもらってもかまいません)

希望の多かったテーマを優先して構想を練り、また作品を書いてみたいと思います。 よろしくお願いします。

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