勇者「おっぱいを触らせてください」僧侶「お断りします」(96)

僧侶「これからよろしくお願いします、勇者様」

勇者「よろしくお願いします。ところでおっぱいを触らせてくれませんか?」

僧侶「まだ仲間になって15秒でいきなりおっぱいを揉みにかかる人は初めて見ました」

勇者「一目見たときからあなたのおっぱいの虜でした」

僧侶「まさかそれで仲間に選んだのですか?」

勇者「はい。おっぱいを触るのが僕の夢です」

僧侶「魔王退治は?」

勇者「おっぱいを揉むための口実です」

僧侶「なるほど、私にとってあなたが魔王だったわけですか」

勇者「おっぱいの魔王なんて素敵な響きですね。でも怖いので杖をしまってください」

勇者「開幕おっぱいは失敗に終わりました」

僧侶「成功するわけありません」

勇者「……」ジー

僧侶「なんですか?」

勇者「胸を隠そうと腕で押さえ込んだ僧侶さんのおっぱいも最高です」

僧侶「あなたは勇者より変態の方がしっくりきますね」

僧侶「そもそもなんで勇者になったんですか?」

勇者「おっぱいを触るためです」

僧侶「他には?」

勇者「ありません。全てはおっぱいの為に動いています。この世界だってそうです」

僧侶「世界はおっぱいで回ってません」

勇者「敵を倒してレベルを上げましょう」

僧侶「おお、勇者様がやっと勇者らしいことを」

勇者「戦闘で揺れる僧侶さんのおっぱいが見たいのです」

僧侶「本命はそっちでしたか」

勇者「いっぱい揺らしながら戦ってください」

僧侶「直立不動します。大地に生える大木の如く動きません」

勇者「戦わないとおっぱいレベルが上がりませんよ?」

僧侶「そんなものありませんから」

勇者「あ、僧侶さんのおっぱいはもう十分なレベルでしたね」

僧侶「勇者様はおつむのレベルを上げましょうね」

勇者「宿屋です」

僧侶「はい」

勇者「何故そんなに距離を取るんですか?」

僧侶「身の危険を感じているからです」

勇者「魔物はいませんよ?」

僧侶「魔物よりも厄介なのが目の前にいます」

僧侶「寝込みを襲われそうなので、勇者様が寝た後に寝ることにします」

勇者「心外です。僕が寝ている間におっぱいの頂を登るなんて思われたことが心外です」

僧侶「おっぱいを触れたら何でもいいんじゃないんですか?」

勇者「違います。ちゃんと理念があります」

勇者「おっぱいと言うのは、それだけの存在が全てではありません」

僧侶「どういうことですか?」

勇者「おっぱいを触るにあたって、そのおっぱい所持者の恥じる顔、息遣い、僕の手とおっぱいが接近する程に体がビクッとなっちゃったり」

勇者「そのおっぱいを触る過程そのものが、おっぱいなのです」

僧侶「意味がわかりません」

勇者「おっぱいに似た感触であるだろう物は多々あります」

僧侶「そうかもしれませんね」

勇者「でも、その感触がいくらおっぱいに類似していたとしても、それはおっぱい足り得ません」

勇者「スライムは揉んでも恥ずかしがることはないし、見た目もぐぐっと来ません」

僧侶「スライム揉んだんですか?」

勇者「あの頃はまだ僕も若かった。若さ故の過ちです、許してください」

僧侶「このラインから入って来たら私は酒場に戻ります」

勇者「おっぱいとの境界線を引かれてしまいました」

僧侶「では私は寝ます。勇者様はスライムでも揉んで来てください」

勇者「いえ、僕はもうあなたのおっぱい以外に興味はありませんから。おやすみなさい」

僧侶「……、全然嬉しくありませんから、それ」

勇者「装備を一新しましょう」

僧侶「いいですね」

勇者「どれがいいですか?」

僧侶「この、危ない水着なんてどうでしょう?」

勇者「いえ、許可出来ません」

僧侶「勇者様がいち早くチョイスして来そうなものを先に潰しにかかったのですが、意外ですね」

勇者「おっぱいと言うものは何も見えたらいいわけじゃありません」

僧侶「そうなんですか? どうでもいいですけど」

勇者「例えばこの水着を僧侶さんが着てしまうと、およその原形がわかってしまいます」

僧侶「そうですね、着ませんけど」

勇者「すると、触った時の手に余る感じはこれぐらいだとか、固さや肌の色なんかも容易に目視できてしまいます」

僧侶「目視出来るとだめなんですか?」

勇者「その分触った時の衝撃がなくなります。僕にとって僧侶さんのおっぱいは頂、その山頂は容易に見えてしまってはいけないのです」

僧侶「容易に触ろうとしたのにですか?」

勇者「人は誰でも近道したがるものです」

僧侶「私のおっぱいへの架け橋は全て落としましたから、安心してください」

勇者「大丈夫です、今新しい橋を架けてますから」

僧侶「やめてください」

娘「勇者様でしょうか?」

勇者「はい、勇者です」

僧侶「変態でもあります」

娘「お祖父様が町外れの洞窟に行ったまま帰って来ないんです。心配なので見てきてくれませんか?」

勇者「……」ジー

僧侶「どこを、見て、いらっしゃるのですか? 勇者様」

勇者「すいません、浮気おっぱいしてました」

僧侶「私とは別に何もないので浮気とかではありませんが、その子の為にも阻止します」

勇者「安心してください。おっぱいレベルは僧侶さんの方が上です」

僧侶「勇者様の変態レベルはもはや魔王級ですけどね」

僧侶「あの子のお祖父様はいましたか?」

勇者「いえ、おっぱいは見当たりません」

僧侶「洞窟でおっぱいを探してる人を初めて見ました」

勇者「!」

勇者「」ソローリ

僧侶「外道に落ちましたね、勇者様」ガッチリ

勇者「違うんです、この暗闇の中歩きにくいので壁に手を伸ばそうとしただけなんです」

僧侶「暗闇おっぱいを狙って来るなんて、やはり油断出来ません。警戒レベルを上昇させます」

勇者「なんという過ちを犯してしまったのだろう。おっぱいの魅力に囚われる余りにおっぱいへの道を塞いでしまうなんて」

僧侶「元々道なんてありませんでしたけどね」

勇者「お祖父さんが居ました」

おじいさん「」ジー

勇者「!」

僧侶「大丈夫でしたか?」

おじいさん「モンスターに襲われてな、腰が抜けて立てないんじゃ。お嬢さん肩を貸してくれんか?」

僧侶「わかりました」

勇者「いけません僧侶さん。そやつの狙いは肩を貸してもらって立ち上がる際、当たるおっぱい狙いです」

僧侶「あなたはどこまでも変態ですね。おじいさんはおっぱいにそこまで執着してな」

おじいさん「見破られたか」

僧侶「えっ」

勇者「僧侶さんのおっぱい初タッチ権限は、例え魔王にだって譲れません」

僧侶「この世界には変態しかいないようです」

娘「ありがとうございました」

勇者「いえ、当たり前のことをしたまでです」

僧侶「たまには勇者らしいことを言いますね」

勇者「成功報酬は、おっぱい」バシッ

勇者「痛いです、僧侶さん」

僧侶「被害が一般人にまで飛び火しそうだったので、全力で食い止めました」

僧侶「後娘さん。そのおじいさんも変態なので気をつけてください」

娘「はい、知ってます」

おじいさん「世界にはまだまだ色々なおっぱいがあるぞ」

勇者「興味深いですね」

僧侶「変態トークしてないで早くいきますよ」

勇者「そのシスターみたいな服、とても良く似合ってますね」

僧侶「いきなりどうしたんですか」

勇者「いえ、何度見ても見慣れない程に似合っていたので」

僧侶「あ、ありがとうございます」

勇者「特にその服を押し上げているおっぱいが最高です」

僧侶「素直に喜んだ私がバカでした」

勇者「僧侶さんは着痩せしそうなので内部のおっぱいレベルは僕の想定している数値以上と予想します」

僧侶「目玉を突けばその数値は見えなくなりますか?」

僧侶「そんなにおっぱいが触りたいのですか?」

勇者「はい。最優先事項です」

僧侶「……なら仮にも勇者様は勇者ですし、酒場で軟派なるものをして、女の子をゲットしてきてはどうでしょう」

僧侶「きっとモテモテですよ」

勇者「そんな尻軽おっぱいに、興味はありません」

僧侶「おっぱいなのに尻軽って何だかおかしな気がします」

僧侶「なんで駄目なんですか?」

勇者「前にも言いましたが、おっぱいは頂なのです」

勇者「簡単に登れる山には誰も登ろうとしません。高い山は人を決して迎い入れたりしません。自分から登ろう、目指そう、としない限り絶対に到達し得ないのです」

勇者「僕は、そんなおっぱいに登りたいんです。あなたのような」キリッ

僧侶「本人はカッコいいこと言ったと思ってるかもしれませんが全然カッコよくないですから」

勇者「それに今は僧侶さんのおっぱい以外興味はありません」

僧侶「嬉しくはありませんが周りに被害が出ないのは良しとしましょう」

勇者「いつか必ず登り詰めてみせます、その二つの頂に」

僧侶「卑猥です、殴ります」

勇者「痛い痛い」

勇者「でも僧侶さんが一生懸命ポカポカしてくる際に揺れるおっぱいが最高なので、もっと殴られます」

僧侶「もはや何をやってもこの変態にはご褒美になるみたいです」

勇者「新しい仲間を入れようと思います」

僧侶「良いですね。最近は魔物も強くなって来てますし」

勇者「数が多いときに手間取ってしまうので、魔法使いさんを仲間に入れたいと思います」

僧侶「後衛が増えるとその分勇者様に負担がかかりますが、頑張ってください」

勇者「頑張ります」

勇者「人が歩いて来ます。あの人がそうでしょうか」

魔法使い「あなたが勇者? よろしくね」ボインッ

勇者「おっぱいを、触らせてください」

僧侶「ちょっとぐらい躊躇いましょう。なんでノンタイムなんですか」

勇者「余りにも見事なおっぱいだった為、思わず言ってしまいました」

僧侶「こないだは私のおっぱい以外興味ないって言ってたのに……」

勇者「ごめんなさい。以後注意します」

僧侶「もう知りませんっ」プイッ

勇者「嫌われちゃいました」

魔法使い「ねぇねぇ、勇者君」

勇者「はい?」

魔法使い「私のおっぱい、触らせてあげてもいいよ?」

僧侶「!?」

勇者「なんと」

僧侶「いけません勇者様。勇者なら勇者らしい行動をとってください」

勇者「し、しかし」

魔法使い「触らなくて、いいの?」ボインッボインッ

勇者「くはっ」

僧侶「勇者様! そのおっぱいは自ら寄ってくるおっぱいですよ! 頂じゃありませんよ!」

勇者「そ、そうでした。僕が求めるおっぱいは頂にこそ……」

魔法使い「触らないの……?」

勇者「いえ、その、あの」

魔法使い「これでも恥ずかしいんだよ? すごい勇気出して言ったんだから……」モジモジ

勇者「近いには越したことがないと言うことがわかりました」

僧侶「勇者様!?」

勇者「では、失礼して」

魔法使い「うん……」

僧侶「だ、駄目ですっ! こんなの破廉恥ですっ!」

僧侶「それにあなた! おっぱいはそんな簡単に人に触らせていいものではありません! もっと大切に扱ってください!」

魔法使い「簡単にじゃないよ。勇者君だから、いいんだよ」

僧侶「そ、それって」

魔法使い「うん、私は勇者君が好きだから」

僧侶「……」

勇者「うへへ……後5cm」わきわき

僧侶「もう知りませんっ! 勝手にすればいいんです! 私は酒場に戻ります!」

勇者「そ、そんな」

魔法使い「いいじゃない。二人っきりでいっぱいいろんなこと、しよ?」

勇者「んふぅほぁ……これほどにも強力ないろんなことはありません」

魔法使い「ほら、早くぅ」ボインッボインッ

勇者「ごめんなさい僧侶さん。僕は頂に登る資格なんてなかった……所詮目先のおっぱいに囚われたただのおっぱい好きでしかなかった」

勇者「こんな僕を許してとは言わない、けど、自分のおっぱいだけは嫌いにならないでください」

勇者「あなたのおっぱいは気高く、そして美しい。僕みたいなゲスが触れていいものではないとわかりました」

僧侶「……」

勇者「さようなら、頂。さようなら、僧侶さん。でも、これでもう魔王を倒す必要もなくなる……」

魔法使い「!」ガシッ

勇者「えっ」

魔法使い「それは困ります。勇者君には魔王を倒してもらわないと」

勇者「僕はおっぱいを触るために勇者になったのであって魔王なんてどうでもいいんですが」

魔法使い「なら、このおっぱいはノーフニッシュで」

勇者「そんな……全てを投げ出して架けた橋なのに」

魔法使い「私の目的は勇者と一緒に魔王を倒し、魔法使いとして名を馳せることです」

魔法使い「その為ならばおっぱいの一つや二つ触らせてもいいと思ってましたが、事情が変わりました」

魔法使い「おっぱいは魔王を倒してからとします」

勇者「そ、そんな……」

勇者「」チラッ

僧侶「何見てんだ、このクズ」

勇者「ああっ、僧侶さんがいつもみたいな仕方ないなぁって感じじゃなくて本気で怒ってらっしゃる」

勇者「全てを、失いました」

僧侶「……」

魔法使い「……」

勇者「そして凄く気まずいです」

僧侶「誰のせいでこうなったと思ってるんですか」

勇者「ごめんなさい」

魔法使い「勇者君はそういう年頃だもんね、しょうがないよ」

僧侶「くっ、お姉さんポジションで籠絡するつもりですかっ」

魔法使い「別にー」

僧侶「……勇者様を好きって言ったのは、本心からですか」

魔法使い「まさか。仲間から外されない為、死なないよう優先的に守ってもらう為に恋人関係になってた方が色々楽でしょ?」

僧侶「あなたは……!」

魔法使い「私は自分の目的の為ならなんだってするよ。あなたには悪いけど、勇者君はもらうから」

僧侶「負けない……あなたなんかには絶対に!」

勇者「遠くてよく聞こえないけど、おっぱいがぶつかり合ってるのだけはわかる!」

僧侶「はい、じゃあ読んでください」

勇者「……一、おっぱいを見ない」
勇者「二、おっぱいを触ろうとしない」
勇者「三、一日におっぱいと言っていいのは三回だけ」

僧侶「はい。今日の分のおっぱいは終わりました。次に言った場合叩き殺します」

勇者「嵌められました。最後にちょっとだけ慈悲があると思ったのに」

僧侶「これが私が仲間に居続ける条件です。嫌なら酒場に戻ります」

勇者「……頑張って守ります。僧侶さんと離れたくありませんから」

僧侶「……もぅ、そうやってたまに期待させること言うんだから」

勇者「何か言いましたか?」

僧侶「いえ」

魔法使い「勇者君勇者君。私のおっぱいは触らせることは出来ないけど……見るだけならいつでもウェルカムだからね」

勇者「なんと。こんなところに抜け道が」

僧侶「ペッ」イライラ

勇者「遠慮しときます。僕はもう一度、零から頂を、彼女のおっぱいを目指すことに決めましたから」

バシーン

勇者「痛いです」

僧侶「4おっぱい目でしたので」

勇者「迂闊でした。次から気を付けます」

魔法使い「ふーん……」

僧侶「くぅ……くぅ……」

勇者「おっ……ぱい……」

魔法使い「勇者君、起きて」

勇者「むにゃむにゃ」

魔法使い「……てや」むにゅっ

勇者「ふぁっ!? この腕に当たる感触は……!?」

魔法使い「やっと起きた」

魔法使い「ねぇ、勇者君、私のおっぱい……触りたい?」

勇者「いけませんいけませんノンおっぱいと僧侶さんと約束したのです」

魔法使い「それが本心?」

勇者「あなたも何故おっぱいを進軍させるのですか。一時は撤退したじゃありませんか」

魔法使い「気が変わったの。魔王を倒すって約束してくれたら、今、ここで、好きなだけ、おっぱい触ってもいいよ?」

勇者「なんと」

勇者「しかし僧侶さんとの約束が」

魔法使い「大丈夫だよ、今は寝てるし」

勇者「でもでもでも」

魔法使い「二人だけの秘密にしよ?」

魔法使い「ほんとはおっぱい、触りたいんだよね?」

勇者「それは……」

僧侶「くぅ……くぅ……」

勇者「やっぱり出来ません」

魔法使い「!? どうして? おっぱい好きなんでしょ? なら好きなだけ……」

勇者「おっぱいを、もっと大事にしてあげてください」

魔法使い「は……?」

勇者「あなたの真の目的はわかりませんが、その為に利用されているおっぱいを、僕は触ることは出来ません」

勇者「それに僧侶さんと約束したんです。おっぱいを触ろうとしないって」

魔法使い「……あっそ。もういいよ」

魔法使い「バカみたい……こんなに必死になって」

勇者「僧侶さんも言ってましたがおっぱいはそんな軽々しく触らせていいものじゃありません」

勇者「もっと大切に扱ってあげてください。本当に好きな人にだけ、触らせてあげてください」

魔法使い「……なによ、ほんとは触りたいくせに。変態」

勇者「おやすみなさい、魔法使いさん」

魔法使い「……ほんとに好きな人にだけ、か」

僧侶「……勇者様」

勇者「今日はまだ、三回もおっぱいのストックがあります。幸せです」

僧侶「あと二回になりましたね」

勇者「なんと。知らぬうちに呟いてしまっていました。これは注意しないと」

僧侶「常に心がけてください。ところで勇者様、朝ごはんは何にしましょう」

勇者「そうですね、おっ、パイのいい匂いがします。朝ごはんはパイにしましょう」

僧侶「あと一回になりました」

勇者「なんと、繋ぎ言葉もアウトでしたか」

勇者「後一回、また迂闊に漏らしてしまえば言った感触もなく終わってしまう……くらいなら!」

勇者「」スゥ……ハァ……

勇者「おっっっっっっっっっっっっっっっぱ」バシーン

僧侶「バカやってないで行きますよ」

勇者「はい」

魔法使い「……。もっと自分のおっぱいを大切に、かぁ」

勇者「モンスターが出ました」

僧侶「前衛は任せます」

勇者「任されました」

魔法使い「(それでも……私は絶対魔王を倒して名前を上げなきゃいけない。思いでの詰まった魔法学校を潰させない為にも)」

モンスター「」グギャア

魔法使い「しまっ──」

ガスッ

勇者「うぐっ」

魔法使い「勇者君!?」
僧侶「勇者様っ!」

勇者「怪我はありませんか?」

魔法使い「え、えぇ」

僧侶「今回復を!」

魔法使い「どうして……」

勇者「仲間を守るのは当たり前のことです。おっぱいとか、関係なく、です」

魔法使い「勇者君……(そうだ、私は何を勘違いしていたんだろう)」

勇者「勝ちました」

僧侶「怪我の方は大丈夫ですか?」

勇者「もうすっかり治りました。ありがとうございます僧侶さん」

魔法使い「(仲間同士助け合うなんて当たり前じゃない……それを信用出来なくて、ううん、しようとしなかっただけ)」

魔法使い「(ほんとに魔王を倒したいなら……もっとみんなを信用しないといけない)」

魔法使い「勇者君、僧侶ちゃん」

勇者「はい」
僧侶「はい?」

魔法使い「今までごめんね、色々。これからは二人の為にいっぱいがんばるから! これからもよろしくね!」

僧侶「魔法使いさん……。はい! こちらこそよろしくです!」

勇者「凄い気になるので叩かれるのを承知で確認します。先程おっぱい頑張るから、と言いましたか?」バシーンバシーン!!!

勇者「叩く人が増えました」

勇者「また新しい仲間を入れようと思います」

僧侶「最近またまた魔物が強くなって来ましたから、良いと思います」チラッ

魔法使い「ただし、私達が選びます」コクリ

勇者「団結力が高まっていたのは、お二人だけでした。わかりました、任せます」

30分後

僧侶「お待たせしましたっ」
魔法使い「キャーッちっちゃくてかわいい~っ!」ぎゅっぎゅっ

賢者「あ、あのぅ……よろしくお願いしますぅ」

勇者「……」ジー

賢者「?」ストーンッ

勇者「なるほど、そう来ましたか」

魔法使い「可愛いから思わず連れてきちゃった。賢者らしいし実力的にも問題ないと思うよ」

賢者「微力ながらお手伝いさせて頂きます」ストーン

勇者「よろしくお願いします」

僧侶「前衛が一人になりますけど大丈夫ですか?」

勇者「任せてください。みなさんは僕が守りますから」

魔法使い「さすが勇者君!」ボインッボインッ
僧侶「勇者様カッコいい」ボインッボインッ

賢者「……はぁ」ストーン

魔法使い「ぐぅ……ぴぃ……」

僧侶「くぅ……くぅ……」

賢者「どうやったら二人みたいに大きくなるんだろう……」

勇者「おや、まだ起きてたのですか」

賢者「わゎっ、勇者さん!? あっ、さ、さっきの聞いてました!?」

勇者「今剣の鍛練から帰って来たところですが」

賢者「そ、そうですか(良かったぁ~聞かれてなかった)」

勇者「なにか悩み事ですか?」

賢者「……わかりますか?」

勇者「仲間として、相談に乗れるのなら話して欲しいです」

賢者「……ゆ、勇者さんも……その、おっきいのが好きなんですかっ!?」

勇者「おっぱいですか?」

賢者「(なんで即答?)……はい」

勇者「確かに、大きいおっぱいには魅力があります。服を押し上げているそれを見るだけで、幸せになれるほどです」

賢者「そう……ですよね。小さいおっぱいなんて……。大は小を兼ねる……ですもんね。ははは……」

勇者「それはおっぱいには当てはまりません」

賢者「えっ」

勇者「確かに大きいおっぱいは素晴らしいです。だけど小さいおっぱいも負けてません」

賢者「でも……揺れないし……見た目ぺったんこだし……」

勇者「今です!!!!!」

賢者「な、なんですかっ!?」

勇者「大を見て、小を気にするその仕草こそが、最高の魅力なのです」

賢者「気にする仕草が……」

勇者「自分のおっぱいを大切にしてあげてください。大きくて、小さくても関係ありません。誰でもない、自分だけのおっぱいなんですから」

賢者「勇者さん……」

勇者「」ニコッ

賢者「二人とも起きてください! 変態がいます! 逃げましょう!」ユサユサ

勇者「なんと」

ちょっと出てきます
後ちょっとで終わります

久々の良スレ

魔法使い「んにゃ~知ってるよ~」

賢者「危ないですよこんな変態の居るところで寝るなんて! まだ野宿の方が安全です!」

勇者「心外ですね」

僧侶「おっぱい」

賢者「へ?」

僧侶「おっぱいって何回言ってました?」

賢者「それはもういっぱいです! 連呼ですよ! 変態です!」

勇者「待ってください。6回しか言ってませんよ」

僧侶「明日いっぱい叩かなきゃ。ささ、賢者ちゃんは私達の間に挟まって寝ようね」

魔法使い「安全だよ~」

賢者「」むぎゅっ

賢者「あったかい……」スヤァ……

勇者「6回しか言ってないのに。ふふ、おっぱいいっぱいとはよく言ったものです」

勇者「いっぱい叩かれました」

僧侶「寝てるときに賢者ちゃんにセクハラしようとするからです」

勇者「違うんです、相談に乗っていただけなんです」

魔法使い「相談?」

賢者「わ~っわ~っ」
僧侶「?」

賢者「(あのことは内緒にしてください!」

勇者「(わかりました」

賢者「(元はと言えば私がおっぱいが小さいなんてことでくよくよしてるのが悪いんですよね……ごめんなさい、勇者さん。相談にも乗ってもらったのにあんなこと言っちゃって」

勇者「(いいんです。僕なんかの言葉で少しでも元気になってもらえたらそれで。それにおっぱいの話ならいつでもどこでもどうぞ」

賢者「(あはは(勇者さん優しいな。変態じゃなかったらな、良かったのにな、うん)」

勇者「ふぅ」

僧侶「どうしたんですか勇者様。眠れないんですか?」

勇者「いえ、ちょっと悩み事がありまして」

僧侶「水くさいじゃないですか。私達は共に打倒魔王を誓い合った仲間、悩み事があるなら何でも遠慮せずに話してください」

勇者「おっぱいがいつになっても触れないんです」

僧侶「やっぱりそのまま永遠に悩んでてください」

勇者「このまま僕はずっとおっぱいを触れずに死ぬんじゃないか? と思うと夜も眠れなくて」

僧侶「そんなにおっぱいが触りたいんですか?」

勇者「どうしても触りたいんです。このままだと魔王と戦うときに集中出来ないかもしれません」

僧侶「どんだけおっぱいのことばかり考えてるんですか」

勇者「片時も忘れたことはありません」

勇者「おっぱいはどうすれば触らせてもらえるものなのでしょうか?」

僧侶「なんで私に聞くんですか」

勇者「最終的に触りたいおっぱいは、僧侶さんのだからです」

僧侶「まず触りたいおっぱいの持ち主に直接おっぱいどうやったら触れますか?
って質問をして触れるまでの解を教えてくれると思っているその暢気なおつむをどうにかしましょうか」

勇者「一般教養でいいんです。女の子はどうしたらおっぱいを触らせてあげてもいいかな? という状況になるんですか?」

僧侶「……、あくまで一般教養ですよ? 私じゃありませんから」

僧侶「まずお互いに好きになります」

勇者「なるほど」

僧侶「一緒にご飯を食べたり風景を見たり、買い物をしたりして親睦を深めます」

勇者「なるほど」

僧侶「もっともっとお互いを好きになると、段々結婚したくなります」

勇者「めでたいですね」

僧侶「そうして結婚した二人が子を授かる為、……ムニャムニャっとしたこともするでしょう」

勇者「え? 何ですかそのムニャムニャって。詳しくお願いします」

僧侶「うるさいです死んでください」

勇者「やぶ蛇な気がするのでこれ以上聞くのはやめておきます」

僧侶「そのムニャムニャってする時に接吻をしたり、おっぱいを触ったりも……するんじゃないですか?」

勇者「つまりおっぱいは結婚するまで触れないんですか?」

僧侶「そうなりますね」

勇者「つまりおっぱいに触るのは魔王退治よりも難しいと」

僧侶「そうですね」

勇者「やはりおっぱいは偉大だった……」

僧侶「だから軽々しく触らせて、なんて言っちゃ駄目ですよ?」

勇者「はい。わかりました」

僧侶「(これでちょっとはまともな勇者様になるかな)」

勇者「僧侶さん」

僧侶「はい」

勇者「結婚しましょ」
僧侶「叩きますよ」バシーン
勇者「痛い、もう叩いてますよ僧侶さん」
僧侶「さっきのは今から叩きますよ? という宣告でした」

勇者「なるほど、それは防御しなかった僕が悪いですね」

勇者「やはり僕なんかと結婚は無理ですか」

僧侶「……、勇者様は私のおっぱいを触りたいからそんなこと言ってるだけでしょう?」

勇者「はい」バシーン

勇者「痛いです」

僧侶「すいません。余りにも取り繕わなかったからちょっと腹がたちました」

勇者「よくわかりませんがごめんなさい」

僧侶「勇者様」

勇者「はい」

僧侶「勇者様ならいつかきっと優しい女性と結婚して、いっぱいおっぱいも触れます。だから安心して眠ってください」

勇者「……でもその相手は、僧侶じゃないんだね」

僧侶「……はい」

勇者「……僕は今までおっぱいしか見てきませんでした。どうしたらあの二つの頂に触ることが出来るのか、そればかり考えていました」

僧侶「その結果勇者になったんですか?」

勇者「はい。勇者になり、魔王を倒せばおっぱいがいっぱいだと思ったからです」

僧侶「あながち間違ってはいませんよ。魔王を倒した英雄なら女性は放って置かないと思いますし」

勇者「でも……違うんです。今はもう、僧侶のおっぱいしか考えられない」

僧侶「そんなこと言われても、駄目なものは駄目です」

勇者「どうして駄目なのかを教えてください」

僧侶「勇者様が好きなのは私のおっぱいであって、私じゃないからです」

勇者「……でも僧侶さんについてるおっぱいが好きってことは、僧侶さんのことが好きってことにはなりませんか?」

僧侶「なりませんね」

勇者「難しいです」

僧侶「勇者様にはもっと乙女心をわかってほしいものです」

勇者「勉強します」

僧侶「私は、私のことを好きでもない人におっぱいを触らせるほど軽い女じゃありません」

勇者「おっぱいを大事にするその姿勢、とても素晴らしいと思います」

勇者「だからこそその堅牢な腕を抉じ開けて、必ず頂にたどり着きます」

僧侶「勇者様も頑固ですね」

勇者「どうしたらいいのか、教えてください。お願いします」

僧侶「もぅ……」

僧侶「そうですね……」

僧侶「普通に私のことを、好きになってくれますか?」

勇者「  」

僧侶「そうしたら、ちょっとは考えます」

勇者「  」

僧侶「勇者様?」

勇者「今、初めて……おっぱい以外のものを愛しいと思いました」ギュッ

僧侶「勇者様……駄目です」

勇者「何が駄目なんですか?」

僧侶「こんなことされたら、私も勇者様のこと、好きに……なってしまいます」

勇者「しかし手で防御し、膨らみを僕の体に密着させない技術はさすがです」

僧侶「まだ防衛本能が働いてます」

勇者「僧侶さんの言ってたことが、わかった気がします」

僧侶「なら、よかったです」

勇者「これからはおっぱいの為じゃなく、僧侶の為に魔王を倒します」

僧侶「なんだかちょっと照れます」

勇者「可愛いです」

僧侶「やめてください顔がにやけてしまいます」

勇者「なでなでします」

僧侶「とろけそうになってしまいます」

勇者「おっぱいを触らせてください」

僧侶「お断りします」

僧侶「危うく流されるところでした」

勇者「惜しかったです」

僧侶「まさか一日で頂まで辿り着こうとするなんて予想外でした。警戒レベルを上昇させます」

勇者「僧侶さんが大防御をマスターしてしまった」

僧侶「やっぱりおっぱい狙いだったんですね」

勇者「否定はしません、でもさっき言ったことも本当です」

僧侶「信用出来ません」

勇者「明日からの行動で示して見せます」

僧侶「ちょっぴり期待です」

勇者「では、そろそろ寝ましょうか」

僧侶「はい。勇者様を15回叩いた後に」

勇者「なんと」

何回数えても15回にならないんだが…

それから勇者様は、おっぱいのおの字も出さず、魔王退治の為だけに全力を尽くしました。

そして──

勇者「ようやくここまで来たな……!」

魔法使い「だね!」
賢者「はい!」

勇者「この先には魔王がいる……みんな気を引き締めて行くぞ!!!」

僧侶「(ちょっとキャラ変わりすぎじゃないですか勇者様。熱血主人公みたいになってますよ)」

ギィィィ──

魔王「よくきた、勇者よ」

勇者「お前が……まお……!」

魔王「如何にも」ボインッボインッボインッボインッ

魔法使い「まさか魔王が……」

賢者「女の人だなんて……!」

魔法使い「ヤバいよ……勇者君がおっぱいを斬れるわけない!」

僧侶「大丈夫です、今の勇者様なら」

僧侶「ね、勇者様?」

勇者「おっぱいおっぱいすっげぇでっけぇなんだあれおいありえねぇだろおっぱいかほんとに揺れやっば地震か?地震きてんのかあの下ってぐらい揺れてるしイヤッホォォォォォイッ」

僧侶「駄目でした」

魔法使い「だよね」

賢者「ですよね」

──私のことを、普通に好きになってくれますか?

勇者「ハッ! いかん……あれは俺の頂ではない! 覚悟しろ魔王!」

魔法使い「あ、戻った」

魔王「来い! 勇者!」バインバインッ

勇者「うおおおおおおおおおっ」

僧侶「いっけー勇者様!」

勇者「うおおおおおおおおおおおおおっ……」

僧侶「今です勇者様!」

勇者「うおおおおほっほっほっほ……おっぱいの谷底や……」

魔法使い「剣振る度におっぱい凝視してるよあれ」

賢者「あわよくば触ろうとしてますよねあれ」

僧侶「やっぱりおっぱい魔人でした」

僧侶「あんなのをちょっとでも好きになった私がバカでした……」

勇者「ぐはっ……」

僧侶「勇者様!」

魔王「(攻撃当たってなかった気がするけどなんか倒れたから当たったことにしよう)はっはっは、その程度かえ勇者よ」ブォインブォイン

勇者「僧侶の為にはこのおっぱいを斬らなければならない……しかしそれは俺の人生の否定を意味する」

勇者「おっぱいと言う見えないものをずっと追い求めてきた俺の人生……」

僧侶「ヒャド、ヒャド」

ガスッガスッ

勇者「……」

僧侶「叩くのを忘れていました」

魔王「さっきから気になっておったが、そちもしや我のおっぱいに目が眩んでおるのではないか?」

勇者「!!!」

魔法使い「さすが魔王、凄い洞察力ね」

賢者「あれだけ凝視してれば誰でもわかると思いますけど」

勇者「そんなこと……」

魔王「ならばチャンスをやろうではないか。我に願えれば、このおっぱい……好きにして良いぞ」

勇者「なん……だと」

魔法使い「賢者」
賢者「はい」

僧侶「どうして二人とも勇者様を狙う準備をしているのですか」

魔法使い「間違いなく裏切るわ」
賢者「裏切ったら撃ちましょう」

僧侶「確かに……勇者様はおっぱいに目がない変態です」

僧侶「けど、私達仲間の絆よりおっぱいを優先するような……駄目な変態じゃありません!」

勇者「僕は……」

そうだ、初めて出会った時から、僕はあの山を登り始めていた。

黒いシスター服、白の十字ラインが胸に入っているが、下から押し上げているおっぱいがその十字を歪に曲げている。
だが、その湾曲こそがおっぱいの証である。
服の皺、張ったおっぱいから流れるような流線形を経て、腰のラインに落ちる。
見たことはない、どんな色、形、感触かもわからない。

だが、ずっと僕が追い求めてきたもの。

それは、最初から……ここにあった!!!!!!!!!!

勇者「あのおっぱいを……触らずして死ねるかァァァァァ!!!!!!!!」

勇者「魔王!!! 僕が好きなのは僧侶のおっぱいだけだ!!! 残念だったな!」

魔王「こざかしい」

魔法使い「だってさ」賢者「お似合いですよ」
僧侶「恥ずかしいです」

勇者「だから……僕はお前を、斬る!」

駆け、一閃した剣は、魔王の胴を狙ったものだった。

魔王「たわけ!」

魔王がそれを咄嗟にかわそうと体を反らした、この偶然が、奇跡を呼ぶ。

ズシャアッ──

魔法使い「あっ! 勇者君の剣が魔王のおっぱい辺りに!」
賢者「あれではおっぱいが……!」
僧侶「いくら魔王と言えど女性、代わりのお召し物を持っていって……」

ポロ……ポロ……

魔王「あっ」
勇者「なんだ……これは」

魔王のおっぱい辺りから、溢れ落ちた、ものは……。

スライム「ピィ」

スライム「魔王様酷くないッスかwwwwwwいくら勇者の弱点がおっぱいとか言っても野郎の胸にはりつけとかマジ職変えようかなっつ~かwwwwww
あ……」

魔法使い「……」

賢者「……」

魔王「……」

勇者「え、あの」

魔王「……」

勇者「おっぱいないですよね?」

魔王「はい」

勇者「偽乳で騙してたんですか?」

魔王「……そうなります」

勇者「斬ります。凄い斬ります今すぐ斬ります」

魔王「参りました」



僧侶「なんと」

こうして、世界は救われたのでした。

え、まだ終わってないでしょ?
続きはよ

王様「よくやったぞ勇者!」

勇者「いえ、当然のことをしたまでのこと」

キャー勇者様ーステキー!

王様「ところで勇者よ。お前さんが旅立つ前に言っておったじゃろ。ほれ、おっぱいじゃおっぱい」ニシシ

勇者「……」

王様「どうした? 嬉しくないのか? 国中の巨乳美少女を集めてきてやったのだぞ?
中にはお前さんの妻や妾になりたいと言う人もたくさんおってな」

勇者「王様」

王様「なんじゃ?」

勇者「見えているおっぱいに、興味はないので。では」

王様「勇者!? 待つんじゃ勇者! ぱふぱふもあるんじゃぞ! ぱいおつじゃぞ!? 勇者ー!」

────

僧侶「勇者様。お帰りなさい」

勇者「ただいま。魔法使いと賢者は?」

僧侶「魔法使いさんは魔法学校の再建が忙しいらしくて。もう行っちゃいました。賢者ちゃんは賢者の石を探す旅に」

勇者「そうか……みんなそれぞれ目標があるんだよな」

僧侶「ええ」

勇者「僕にはもう何もないから羨ましく思うよ。魔王を倒した勇者ほどやることがない人間もいない」

僧侶「……勇者様」

勇者「僧侶はこれからどうするんだい?」

僧侶「……私はずっと勇者様を見ていました」

僧侶「あんなにおっぱいおっぱい言ってたのをパタリとやめて」

勇者「最後にポカっちゃったけどね」

僧侶「それでも、私のことを普通に好きになろうとしてくれました」

勇者「でも駄目なんだ。未だに僕は僧侶が好きなのか、僧侶のおっぱいが好きなのかわからない」

勇者「だから、僕に僧侶と一緒になる資格なんて……」

僧侶「いいんです、それで」

僧侶「私が見たかったのはわからないものに対しても一生懸命になってくれるその姿だから」

勇者「僧侶……」

僧侶「私の全部を好きになってください。私も勇者様の全てを好きになります」

勇者「大好きだ、僧侶」ギュッ
僧侶「私もです、勇者様」ギュッ

勇者「今日は防御しないんだな」
僧侶「はい。ずっと我慢してきた勇者様へのご褒美です」

勇者「柔らかいな……こんなに柔らかいんだな、おっぱいは」

僧侶「……勇者様」

勇者「ん?」

僧侶「おっぱい、触らせてあげてもいいですよ」

勇者「なんと」


これが、一人の青年がおっぱいを目指し、触れるまでの物語である。
おっぱいとは、見えない。
簡単に、見えるものではない。実体がないとまで思っている者もいるかもしれない。
だが、それでも人は追い求め、触ろうとする。
それが本能だから。
だが、その本能のままに身を委ねていては触れない、届かないのだ。
おっぱいとは、遠く、険しい冒険の先にあるものだから。
だが、諦めないで欲しい。

彼の、ように

おしまい

すいません元々短編が書きたいっていうのとおっぱいにムラムラしてて勢いで書きました

多分人類は服がなければこれほどおっぱいに執着することはなかったでしょう。
服で隠されてるけど服の盛り上がりやなんかでおっぱいがある!あるぞ! って色々妄想出来るおっぱいが大好きです

ちなみに、私はおっぱいを触ったことはありません

では、またいつか

>>1
そんなことよりおまえら、「おっぱい」ってすごくね?
「おっぱい」を最初に「おっぱい」って名付けた人、すごくね?
「おっぱい」を最初に「おっぱい」って呼んだ人、すごくね?
俺が思うに「おっぱい」っていう言葉は無数にある日本語の中で一番美しい言葉だね。
おっぱいの「お」の字は「御」の意があるのだろうか、作者のおっぱいに対する敬意が表れてるね。。
そして促音の「っ」ときて半濁音の「ぱ」がくる。こんな風に半濁音のついてる日本語って稀じゃね?あんまりなくね?
そんなあんまり使われてない半濁音を大胆にも採用した作者のセンスに脱帽。
そして最後は母音である「い」で締める。これにより日本語特有の柔らかさが引き立つ。
おっぱいの柔らかさが容易に想像でき、おっぱいの丸みや温かさも同時に伝わってくる。
これが子音で締められてたらまるでダメな子になってただろうね。
おっぱいゆえに母音。ってやかましいわ。

「おっぱい」の名付け親は間違いなく天才。大の付く天才。
おまえらも口ずさんでみなよ、「おっぱい」って。優しい気持ちになれるだろ?

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