ユンヌ「ソーンがコミュ症だから色んな人達と密室にぶちこんでみる」(11)

ミカヤ「え?」

ユンヌ「名付けてソーンバルケ更正プロジェクト!どんどんぱふぱふ!」

ミカヤ「いえそういう事を聞いてるんじゃなくて.....と言うか、え、ユンヌ?......その姿.....」

ユンヌ「まぁまぁ細かい事は気にしない気にしない」

ミカヤ「そうねそうしましょう。頭が痛くなるだけだから.....」

ユンヌ「と、言う事でソーンにはコミュ症を治すために色んな人達と一緒の空間にいてもらいまーす」

ミカヤ(なにが『と、言う事で』なの???)

ミカヤ「そもそも、彼に前にあなたのこと知らないとかなんとか言ってた様なユンヌ「じゃ、さっそくカメラの方を見てみましょう!」

ミカヤ「!?こ、これは!?箱の中に人間が!?」

ユンヌ「うーんすっごく古典的なリアクションありがとう。すっごく嬉しい!それは現場の映像になりまーす」

ユンヌ「ご覧の通りソーンには日用品以外なしの何の変鉄もない部屋に居座ってもらってます」

ミカヤ「コホン///.........ちなみに本人に了承は」

ユンヌ「うん!とってないわ」

ミカヤ「ええそうでしょうね、目に見えて不機嫌なのが分かるわ」

ユンヌ「リビング他、お風呂、キッチン、寝室等生活に不自由しない分には環境を整えてま、す、がー......窓なし!外に通じるドアなし!という素敵空間!」

ミカヤ「そう.....」

ユンヌ「さっきからどうしてそんなにノリが悪いの.....?」シュン

ミカヤ「いえ、ごめんなさい。今はついていくのがやっとの状況で」

ユンヌ「大丈夫へーきへーき、私の隣にいてくれるだけで私は満足だから」

ミカヤ(ならノリが悪いとか関係無いんじゃ....まぁユンヌがそれでいいなら満足するまで付き合ってあげましょう)

ユンヌ「そろそろ主役を待たせてはいけないので記念すべき第一人目いってみよー!」

ミカヤ「ちなみにどんな人がくるの?」

ユンヌ「それはもうシリーズ通して色んな人達だよー。それで同じ空間にいてもらいます。まぁ一人目だからそふとにゆるーくスタートしましょう!」

ミカヤ「ええ、そうね」

ユンヌ「ではこの方です!どうぞ!」


(剣魔)カレル『...............』

ソーン『..............』



ミカヤ「いきなりとんでもないカードじゃないかしら」

ソーン(私が意識を取り戻したら見慣れぬ部屋にいた)

ソーン(我を疑った。生活する上で必要なものがある、暖かいベットが、浴槽が、机や椅子、食料まで。私を誘拐?した意図がまるでわからない。しかし外に通じる扉はおろか窓もない、監禁された....。と思わざる得ない)

ソーン(しかし今まで迫害され続け生きてきた私には夢のような空間。知りたいことはいくつもあるがまず第一に一体誰が私を拐えられると言うのだ。余程魔術に長けたもの、あるいは人外のもの......なんにせよ意図が分からぬ以上片時も油断はできん)

ソーン(........と考えていた矢先に文字通り湧いて出てきたこの男.......よもや術者ではあるまいな)

カレル「ここは?......何事だ.....一瞬の光に包まれた後に移動しただと」

ソーン「貴様も私と似たようなクチか」

カレル「........................りえん」

ソーン「?」

カレル「ここがどこかなど私には今どうでもいい....!!私の武器はどこだ!今!目の前に極上の獲物がいるというのに!ありえん!!!!今ほんの一寸前まで私の腰に下がっていたはずだ!私の武器はどこだ!私と死合え!!!」

ソーン「落ち着け、会話がままならん」

ソーン(支離滅裂すぎて聞き取るのがやっとだ)

ソーン「そして感謝こそすることだ。お前では私に遠く及ばない」

ソーン(初見でそれなりに動けることはわかったが、これぐらいの輩は今まで何度も葬ってきた。もともとこの男と争うつもりなどないが私が私の身を守るためなら是非もなく斬っただろう)

カレル「敗色濃い強敵!一体いつぶりだろうか.....ククッ、なるほど、確かに貴様には感謝せねばなるまい!」

ソーン(我が身が滅ぶと分かり尚挑もうとするか。まぁそれほど珍しくもないが)

ソーン「しかしどうするつもりだ、生憎私も武器を『何者かに奪われた』ようだ」

カレル「チィィ!!!」

カレル『おお!神よ!今私は初めて祈る!そして我が生涯においてこれほどまでに貴様を斬り捨ててしまいたいと思ったことがあるだろうか!?』

ミカヤ「ですって」

ユンヌ「すっごく修羅場ってる!」

ミカヤ「ええ、ある意味、ね」

ミカヤ(可哀想なソーン)

ユンヌ「ちなみに現物はここにあります」

ミカヤ「あ、ヴァーグ・カティ」

ユンヌ「これ考えて持たせないと終章では本っと苦労したわね.....」

ミカヤ「え、ええ....なんせ間接攻撃のない武器はいい的だったから」

ミカヤ「それと倭刀ね」

ユンヌ「うん、カカリビじゃないよー」

ミカヤ「..............何を言ってるのか私にはわからないわ」

ユンヌ「ふふふ」

ソーン「そろそろ落ち着いてくれ....いい加減目障りだ」

カレル「くふふふ......今宵は最高の宴になりそうだ.....」ジリジリ

ソーン「にじりよってくるな.......!」

ソーン(面倒だが少し眠って貰おう)

ソーン「やれやれ......」スッ

カレル「ッッ!はやっ.......!」ドサッ

ソーン「目では追えた様だな、末恐ろしい奴だ」




ユンヌ「私じゃなきゃ見逃しちゃうね!」

ミカヤ「なにいってるの貴女」

ユンヌ「うーん、でもやっぱり打撃システムのあるこっちが有利すぎたね」

ミカヤ「それは全く関係ないと思うのだけど.....そもそもベオクだし」

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