ふたりのお姫さま 【ミリマスSS】 (22)

短いのです。
書き溜めはあんましないのです気長に待つのです。

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むかしむかし でもない ちょっとさいきんのおはなし

あるところに とてもかわいらしいお姫さまがいました。

お姫さまはあたまが良く うんどうもできて みんなにやさしく にんきものでした。

そんなお姫さまにはひとりの妹がいました。

妹もお姉ちゃんのことが だいすきでした。

ですが なんでもできるお姉ちゃんにくらべて 妹にはなにもありませんでした。

そんなにあたまが良いわけではなくうんどうもできず ふつうの女の子でした。

ですが そんな妹にもお姉ちゃんはやさしく たいせつにしており そんな妹もお姉ちゃんはあこがれであり 大好きでたいせつに思っていました。

妹はいつもお姉ちゃんのあとを ついていっていました。

朝おきても あそぶときも ごはんをたべるときも よるねるときも

ふたりはなかよくずっといっしょでした。

ですがある日 お姉ちゃんはいなくなりました。

妹はとてもかなしみました。

まいにちないていました。

でもいつまでたっても お姉ちゃんはかえってきませんでした。

いちねんほどたって 妹は思いました。

お姉ちゃんにあいにいこうと。

妹はお姉ちゃんのまねをしはじめました。

見た目 しゃべり方 うごき。

べんきょうもいっぱいしました。

うんどうもがんばりできるようになりました。

そのうち妹は お姉ちゃんそっくりになりました。

お父さんも お母さんも みんな お姉ちゃんがかえってきたと喜びました。

妹はお姉ちゃんみたいなお姫さまになりました。

ですが妹はわからなくなりました。

みんなお姫さまがかえってきたと思っていますが

妹はお姉ちゃんに あこがれのお姫さまにもういちどあえていません。

そして じぶんというものが わからなくなりました。

みんなの中から妹は いなくっていました。

それから ながいながい時間が たちました。

妹はみんなの前で キラキラして みんなをたのしませるおしごとをするようになり

ました。

たくさんのなかまたちといっしょに キラキラたのしくしていました。

妹は みんなのお姫さまとして したしまれていました。

妹もほんとうのじぶんをわすれて お姫さまとしてすごしていました。

妹にはなかまのほかに じぶんたちにおしごとをもってきてくれたりする人がいました。

その人は妹にとって とてもだいじな人でした。

ですがその人といると 妹はじぶんの中でなにかがおかしくなっていくかんじがしました。

いままでお姫さまとしてみんなのためにがんばってきた妹ですが
その人の前ではあまえたいきもちになっていたのです。

妹はその人といると わすれていたじぶんがもどってきてることに気がつきました。

妹はふあんでした。

このままでいると つくり上げてきたお姫さまのつよいじぶんがこわれて
よわいじぶんにもどってしまうかもしれないと。

ですがあるとき きこえた気がしたのです。

だいすきなお姉ちゃんのこえが。

ごめんね

ありがとう

これからはあなたがしあわせになるのですよ


妹はもういちどお姉ちゃんにあえました。

うれしくてかなしくてたくさんたくさんなきました。

いろいろな思いの中 妹はお姉ちゃんはもうかえってこないことをちゃんとうけとめました。

そしてちゃんとおわかれをしなければと。

まだ いまのお姫さまからはおわかれできないけれど

いまのなかまたち だいじなあの人といっしょにいれば

いつか ちゃんとおわかれして

ほんとうのじぶんにもどれると

ありがとう

まつりお姉ちゃん。

終わりなのです!

こういう絵本風はとてもむずかしいのです

読んでくれた方ありがとうなのです!

うどん好きだよ~(o・∇・o)

画像ありがとです
まつりの妹がまつり自身だったらって考えちゃってできましたけど
ほんとうはちゃんと二人共今でもしあわせにやってるのが一番なのですよ・・・ね?

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