【スーパーダンガンロンパ2】天倉「未来なんてどこにもない」【安価】【オリキャラ中心】 (1000)

※注意

・ダンガンロンパ1、2、ゼロのネタバレがあります

・舞台は2と同じジャバウォック島、ルールも2と同じです

・オリキャラ中心になりますのでご注意ください
・最初のスレ【プロローグ~CHAPT.1】
【スーダン2】???「コロシアイ修学旅行……!?」【安価】【オリキャラ】
【スーダン2】???「コロシアイ修学旅行……!?」【安価】【オリキャラ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400847912/)

・2番目のスレ【CHAPT.2】
【スーパーダンガンロンパ2】天倉「修学旅行はまだ続く」【安価】【オリキャラ中心】
【スーパーダンガンロンパ2】天倉「修学旅行はまだ続く」【安価】【オリキャラ中心】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402398450/)

・前々スレ【CHAPT.3】
【スーパーダンガンロンパ2】天倉「俺はいったい何者なんだ?」【安価】【オリキャラ中心】
【スーパーダンガンロンパ2】天倉「俺はいったい何者なんだ?」【安価】【オリキャラ中心】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404737506/)

・前スレ【CHAPT.4】
【スーパーダンガンロンパ2】天倉「未来にあるのは希望か絶望か」【安価】【オリキャラ中心】
【スーパーダンガンロンパ2】天倉「未来にあるのは希望か絶望か」【安価】【オリキャラ中心】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407759082/)

注意は以上です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410319339

・修学旅行名簿

男子

・天倉春尊(あまくら はるたか)
才能…超高校級の???
身長…179cm
料理の腕…38
掃除の腕…84

・狩谷煉司(かりや れんじ)【DEAD】
才能…超高校級のハンター
身長…190cm
料理の腕…76
掃除の腕…14
好感度…7.8
天倉への印象【悪いね、大将】

・福永豪(ふくなが ごう)【DEAD】
才能…超高校級の福祉委員
身長…210cm
料理の腕…84
掃除の腕…5
好感度…0.3
天倉への印象【カ、カーペット運び手伝ってくれてありがとう】

・王城志紀(おうしろ しき)
才能…超高校級のチェスプレイヤー
身長…178cm
料理の腕…52
掃除の腕…49
好感度…2.9
天倉への印象【次のゲームで必ず……!】

・姫埜メリー(ひめの ――)
才能…超高校級の文芸部
身長…156cm
スリーサイズ…B70 W56 H87
料理の腕…95
掃除の腕…95
好感度…9.8
天倉への印象【春尊君には色々頼りっぱなしね】

・当麻隼(とうま はやと)
才能…超高校級の槍使い
身長…182cm
料理の腕…89
掃除の腕…51
好感度…6.2
天倉への印象【強いな、お前】

・切原生人(きりはら いくと)【DEAD】
才能…超高校級の傭兵
身長…170cm
料理の腕…85
掃除の腕…65
好感度…4.4
天倉への印象【……後は任せる】

・クリス・アルテミア・フォン・リーデルハイド【DEAD】
才能…超高校級の王子
身長…185cm
料理の腕…98
掃除の腕…73
好感度…1.6
天倉への印象【なかなか見所はあるな】

・女子

・若葉実(わかば みのり)
才能…超高校級の幸運
身長…162cm
スリーサイズ…B89 W58 H86
料理の腕…80
掃除の腕…69
好感度…MAX
天倉への印象【ハル君、私は……】

・奉田仕乃(まつりだ しの)【DAED】
才能…超高校級のチアリーダー
身長…165cm
スリーサイズ…B87 W59 H88
料理の腕…91
掃除の腕…8
好感度…4.6
天倉への印象【ごめん、アンタみたいには出来なかった……】

・和水冬羽(なごみ とわ)
才能…超高校級のセラピスト
身長…160cm
スリーサイズ…B85 W56 H83
料理の腕…88
掃除の腕…92
好感度…8.5
天倉への印象【ミノリと何かあったのかい?】

・二ノ宮歌恋(にのみや かれん)
才能…超高校級のダンサー
身長…159cm
スリーサイズ…B77 W55 H78
料理の腕…24
掃除の腕…27
好感度…4.8
天倉への印象【私も、前を向いてみます……】

・二ノ宮美踊(にのみや みよう)【DEAD】
才能…超高校級の歌手
身長…159cm
スリーサイズ…B77 W55 H78
料理の腕…28
掃除の腕…37
好感度…1.1
天倉への印象【歌恋とお揃いのペンダントありがとう!】

・志賀萌衣(しが めい)【DEAD】
才能…超高校級のパティシエ
身長…150cm
スリーサイズ…B80 W56 H82
料理の腕…120
掃除の腕…39
好感度…3.3
天倉への印象【隼くんと美魅ちゃんの事、話してよかったよ】

・音木詩(おとき うた)【DEAD】
才能…超高校級の放送委員
身長…145cm
スリーサイズ…B72 W52 H76
料理の腕…57
掃除の腕…62
好感度…3.0
天倉への印象【儀式は止められたけど……月の石をくれたから……ありがとう】

・神乃木美魅(かみのぎ みみ)【DEAD】
才能…超高校級のシスター
身長…168cm
スリーサイズ…B96 W60 H90
料理の腕…62
掃除の腕…21
好感度…1.9
天倉への印象【あなたの未来に光がありますように……】

とりあえずスレ立てまでさせていただきました。

それではまた夜に。

【ジャバウォック公園】

若葉「……」

モノクマ「うぷぷ、月に照らされて黄昏るなんて洒落な事してるね?」

若葉「モノクマ……」

モノクマ「どうやらボクがサービスで返してあげた記憶はお気に召したみたいだね!学園長としては生徒が喜んでくれてとても嬉しいよ!」

若葉「よく、そんな事が言えるね……」

モノクマ「だって嬉しいでしょ?大切な幼なじみと愛する人の記憶を取り戻したんだから!」

若葉「……」

モノクマ「でも残念だよねぇ、君にはそれを誰かに話す事は出来ないんだから。きっとみんなに言おうとしても運悪く聞こえないだろうし!」

若葉「……そこまでして何がしたいの」

モノクマ「うぷぷ、わかってるくせに!」

若葉「……やっぱり、そうなんだ」

モノクマ「そうだよ!ボクはこの時をずっと待ってたんだよ!」







モノクマ「君の大好きなハル君を絶望させるこの時をね!」












CHAPT.5【希望なんてないこの世界で彼は慟哭する】(非)日常編






【ホテルミライ・レストラン】

天倉「……」

狩谷と奉田の事件の翌日、俺達はいつものようにレストランに集まっていた。

和水「……すっかり寂しくなってしまったね」

当麻「こういう時、場を盛り上げてた奴らがいなくなっちまったからな……」

姫埜「そうね……」

歌恋「……」

4つの事件は間違いなく俺達から気力を削っていた。
食事の進みも遅いし、何より覇気がない。
どうにかしないといけないのに俺達はただ逃げるように、座り込んでいた。

若葉「……もう!」

天倉「実?」

若葉「みんな、ここで落ち込んでたら狩谷君の思いを無駄にしちゃうんだよ!?」

和水「どういう、意味だい?」

若葉「私ね、狩谷君がどうして毒薬を持ってたのか考えてたんだ」

歌恋「確かに、どうしてでしょう……王城お兄さんを狙っていたなら銃だけ持ち出せばいいはず……」

若葉「多分、狩谷君は王城君を殺した後自殺するつもりだったんだよ」

当麻「は!?何のためだよ!」

若葉「学級裁判をなくすため」

姫埜「学級裁判を……」

若葉「狩谷君は、色々していた王城君を道連れに水を止められた状況を壊そうとしたんだよ」

天倉「……俺達のために、か?」

若葉「狩谷君はきっとこう思ってたんだ……私達に生き延びてほしいって」

和水「生き延びてほしい、か……」

若葉「もしかしたら………に何か………………のかな……だったら……………………は…………だろうから」

姫埜「あれ?実ちゃん、口が動いてたけど何か言った?」

若葉「……ううん、なんでも」

天倉「……?」

なんだ、今まるで実の言葉だけが急に途切れたような……?
気のせい、か?

当麻「……くそったれ!」

天倉「当麻?」

当麻「ったく、俺様は何をビビってやがるんだかな……こんなんじゃ志賀や美魅に顔向け出来ねえだろうによ!」

歌恋「そう、ですね。音木お姉さんを殺してしまった罪を背負っていくって決めたのに……これじゃあ美踊や生人お兄さんに笑われちゃいます」

姫埜「煉司君や仕乃ちゃんの……ううん、今まで死んでいったみんなの分もあたし達は頑張らないといけないのよね」

和水「……」

若葉「トワ、私達も進もう?私や、ハル君も一緒だから」

和水「ミノリ……そうだね、ボクだけが腐っているわけにはいかないね」

天倉「みんな……」

それはまるで息を吹き返したようで……
立ち上がったみんなの顔にはさっきまでの暗さはもうない。

天倉「……よし、それじゃあまずはこれからどうするか話し合おう!」

だから俺も……未来に向かって前を向こう!

和水「……ところで王城クンは?」

当麻「あの野郎なら雲隠れしやがったぞ。一発お見舞いしてやろうと思ったのによ……」

姫埜「あたしも今回ばかりは同感ね」

歌恋「お、落ち着いて……」

モノミ「そ、そうでちゅよ!暴力反対でちゅ!」

若葉「ウサミ先生!」

和水「もしかして、またモノケモノを倒したのかい?」

モノミ「な、なんでわかるんでちゅか?」

天倉「今まで学級裁判後が多かったからな。一番油断してるって時なんだろうけど」

モノミ「そういえばそうでちゅ……とにかく!最後の島に行けるようになりまちた!」

和水「最後の島……仮説を確かめるためにも行かないといけないね」

モノミ「……えっと、やっぱり行きまちゅよね」

天倉「何か問題があるのか?」

モノミ「正直あの島は危険というか、行かない方がいいというか……」

当麻「はっ、んなもん今さらだ!むしろ何かあるかもしれねえしな!」

若葉「ウサミ先生、みんなならきっと大丈夫だよ」

モノミ「若葉さん……わかりまちた。気をつけてくだちゃいね、みなさん」

【5番目の島】

天倉「なんだ、この島……」

ビルとモニターが立ち並ぶその異様さは今までの島の比じゃない。

天倉「とにかく、調べるか……」

【行く場所を選んでください】

1…軍事施設
2…ワダツミ・インダストリアル
3…工場
4…屋台通り

↓2

2選択

【ワタツミ・インダストリアル】

機械が縦横無尽に動き回っている……何かを作っているみたいだな。

和水「……」

天倉「和水、ここにいたのか」

和水「ワタツミ・インダストリアル……パンフレットによると部品製造の会社のようだね」

天倉「部品製造?だけどそれにしては……」

大がかりな物を作っているみたいだけどな……

和水「おそらくモノケモノはここで製造されたんだろうね。それとそこのパソコンに興味深い文があるよ」

天倉「興味深い文?」

和水「パソコンに残っていたメールのデータなんだけれど……どうやら世界で大規模な暴動が発生しているらしいんだ」

天倉「暴動?」

和水「そしてそのきっかけが……【学生達の一斉蜂起】だと書いてある」

学生達の一斉蜂起……?

…………

【希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件について】

【私立希望ヶ峰学園における予備学科の一斉蜂起……それが人類史上最大最悪の絶望的事件の引き金をひいたのは有名な話である。
ならばその予備学科の一斉蜂起の引き金をひいたのは何だったのであろうか?
それが希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件と呼ばれるコロシアイである。
旧校舎に閉じ込められた『超高校級のボディーガード』斑井一式を除く希望ヶ峰学園生徒会メンバー14名と、カムクライズルと名乗る生徒を含めた15名によるコロシアイは凄惨を極めるものであり、そこには希望など何一つなかった。
そう、そこにあるのはただ絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望……】

ボンッ!!

…………

それって電気街で見たあのファイルの内容に……

和水「どうやら、外では大変な事が起きているかもしれないみたいだね」

天倉「信じるのか?」

和水「否定したいよ……材料さえあれば、ね」

肯定も否定も出来ないって事か……

1…軍事施設
2…工場
3…屋台通り

↓2

本日はここまでで……

3選択

【屋台通り】

当麻「よぉ、天倉」

天倉「ここは屋台が並んでいるみたいだな」

当麻「てめえも食うか?なかなかイケるぜ」

天倉「何があるかわからないのによく食べられるな……」

当麻「はっ、レストランの飯食ってんだ。今さらだろ」

……まあ、確かにな。

当麻「しっかし懐かしいな。昔はこんな風に屋台が並んだ祭りによく行ったもんだぜ」

天倉「そうなのか?」

当麻「ああ、親父やお袋……それに美魅とな」

天倉「……!」

当麻「あのおてんばも、あん時はいっちょ前に着飾ってやがったよ。ったく、馬子にも衣装って言ったら足を踏まれて大変だったぜ」

……当麻。

当麻「そういや、志賀の奴も綿飴の屋台を手伝った事があるとか言ってやがったな……けっ、本当に俺様ときたらどこ行ってもあいつらの事ばっかだ」

天倉「……」

当麻「ったく、やってらんねえや」

1…軍事施設
2…工場

↓2

2選択

【工場】

天倉「ここは工場か?」

モノクマをあしらっているところから見ても、かなり怪しい場所だな……

若葉「……」

天倉「実!」

若葉「あっ、ハル君」

天倉「もしかして中に入るつもりだったのか?」

若葉「うん。怪しい場所だし調べておかないといけないと思って」

天倉「いくらなんでも1人じゃ危ないぞ。行くなら俺も一緒に行く」

若葉「私幸運だし、大丈夫だよ?」

天倉「あのな、いくら幸運だからって実を1人で行かせるほど情けなくはないつもりだぞ」

若葉「……!」

天倉「実?」

若葉「……それじゃあ、一緒に来てくれるかな?」

天倉「ああ、何かあっても必ず守るよ」

若葉「……に……らないね……」

天倉「実?」

若葉「ううん、じゃあ突撃だよハル君!」

天倉「……慎重に行こう」

【工場内】

天倉「これは……!」

工場に乗り込んだ俺と実の目の前に広がった光景は、ベルトコンベアに乗って次々と完成していくモノクマ達だった。

若葉「ここって、モノクマの製造工場なのかな?」

天倉「そんな馬鹿な。ヤシの木であんな物が出来るわけが……」

バスケットに入っているモノクマをよく見てみる。
……見れば見るほど不快な気分になるな。

天倉「……燃やすか」

若葉「ハ、ハル君!?」

モノクマ「ちょっとちょっと!こんなに愛らしいボクのヌイグルミを前にして言う事がそれ!?」

天倉「冗談だよ。そんな事をしてルール違反なんて言われたくないしな」

モノクマ「全くもう……せっかくボクが昨今のゆるキャラブームに乗って大儲けしようとしてるんだから邪魔しないでよ!もししたら頭から食べちゃうからね!」

若葉「……ゆるキャラ?」

こんな物、絶対売れないな……

モノクマ「あっ、それと隣のグッズ倉庫には他にもグッズがあるけど……それも壊さないように!」

若葉「……だって」

天倉「一応、行くか……」

【グッズ倉庫】

和水「……おや、ハルにミノリ」

天倉「和水、こっちを調べに来たのか?」

和水「ワタツミ・インダストリアルは他になさそうだったからね……しかしここはなんなんだろう……頭が痛くなってきたよ」

若葉「……モノクマの詩集があるよ」

モノクマ「うぷぷ、ボクは詩クマだからねー!」

なんだ、詩クマって……

和水「ちなみにその詩集の話題を姫埜さんには絶対にしないように。さっきまで一緒だったんだけれどそれを読んで青筋を立てていたからね」

天倉「そ、そうなのか……」

若葉「写真集もある……CDやギター、サンドバックまで」

天倉「……サンドバックには一定の需要があるかもな」

若葉「……ウサミ先生のグッズがないよ」

実、そこで落ち込むのか……

モノクマ「あのさぁ、モノミのグッズなんて需要ないじゃない。ボクは負ける勝負はしないしゅぎなんだよーだ!」

モノミ「こらー!既にこんな負ける勝負をしておいて何を言ってるんでちゅか!」

モノクマ「ボクのこの手が真っ赤に燃える!」

モノミ「ほえっ!?」

モノクマ「勝利をつかめと轟き叫ぶ!モノクーマ、フィンガー!!」

モノミ「うぎゃああああ!?理不尽にもほどがありまちゅー!」

モノクマ「さてと、邪魔なウサギを片付けたところで……オマエラ、今なら半額でここのグッズを……」

天倉「冗談じゃない!2人共行こう!」

若葉「う、うん!」

和水「それが良さそうだね……」

俺達はそのまま工場を後にした……

【軍事施設】

天倉「……」

ここは……軍事施設か?
戦車や戦闘ヘリ、銃火器……よくもここまで揃えたな。

姫埜「春尊君」

歌恋「……」

天倉「姫埜、歌恋。手がかりはあったか?」

姫埜「これ見よがしにこんな物があったわ。後は特に手がかりはなさそうね」

【ジャバウォック諸島再開発計画】か……
どうやらこの島は未来機関の拠点として再利用される予定だったらしいな。

天倉「だけど色々おかしい部分もあるな……」

中央の島にある未来機関の拠点となるはずだった建物、そんなものはあそこにはなかった。

天倉「……謎だらけだな」

姫埜「本当にね。あたし混乱してきちゃったわよ」

歌恋「……」

天倉「ところで歌恋はどうしたんだ?」

戦車をじっと見てるけど……

姫埜「生人君の事、考えてるみたい」

天倉「……そうか」

軍事施設……切原がいたら間違いなくここにいただろうからな。

【屋台通り】

あれから俺達は集まって調査の報告をしていた。

天倉「結局未来機関が俺達をここに連れてきたのは間違いないみたいだな」

当麻「だけどよ、モノミとモノクマが対立してんのがいまいち意味がわかんねえ」

姫埜「それはきっと派閥とかそういったものじゃないかしら」

歌恋「それに未来機関の仲間で死んだ人間に化けた人っていうのも気になります……」

和水「あれがどこまで信用出来るかはわからないけれどね……」

若葉「…………のに」

天倉「……」

まただ、また実の言葉が……

当麻「けっ、まあ未来機関の仲間なんてモノクマの寝言だ。信用してたら埒があかねえ」

天倉「そう、だな」

だけどなぜだろう。
俺達はとんでもない思い違いをしているような、そんな予感が……







王城「あははっ、相変わらずだなみんなは」






天倉「王城……」

王城「だからこそ駒として扱いやすい。全く俺としては大助かりだ」

当麻「てめえ、何しに来やがった」

姫埜「というより、今までどこにいたの」

王城「ゲームの準備さ。クイーンとキング……俺の本命のゲームが完璧に進むためのな」

歌恋「まだそんな……」

王城「ビショップは黙ってくれないか?おかげでナイトのゲームは散々だったんだから」

歌恋「……!」

和水「キミは狩谷クンにやりこめられたのにまだ懲りないのかい?」

王城「……」

んっ?王城の様子が……


王城「ああ、アイツが初めてだよ。駒でしかなかったのにこんなにも俺自身が殺してやりたいと思ったのは……」

天倉「なっ!?」

王城「俺はゲームを邪魔されるのが何よりも我慢ならないんだ。そういう意味じゃ狩谷は俺に傷をつけた奴として評価に値するよ」

若葉「王城君……」

王城「ところでさっきから未来機関の仲間について話していたみたいだけど……どうして誰も一番高い可能性を言及しないんだ?」

和水「……何の話かな」

王城「もちろん……」







王城「この状況で未だに記憶喪失だなんて怪しさしかない人間をどうして誰も疑わないのかって話だよ」

天倉「……!」






本日はここまで。

天倉「……」

王城「こんなに怪しい人間がいるのに誰も疑おうとしない……いやはや、何もしてないのに疑われる俺とは大違いだ」

和水「笑わせるね王城クン……散々ゲームと称して色々してきたキミとハルでは扱いに差が出るのは当然だろう?」

当麻「こいつが今までやってきた事を見たらよ、んな事考えるだけ馬鹿らしいっつうの」

姫埜「それに未来機関の仲間って事は記憶喪失は嘘って事になるわ。そんな嘘、冬羽ちゃん相手につき続けるのは無茶じゃないかしら?」

歌恋「【超高校級のセラピスト】ですしね……」

若葉「……」

王城「なるほどね、随分信頼されてるんだな天倉は……」

天倉「……」







王城「だけど天倉と和水が知り合いだと聞いてもその信頼は保っていられるかな?」






天倉「なっ!?」

俺と和水が、知り合い……?
そういえばあの夢……俺と誰かが話している光景には実と和水もいた。
あれは、俺の記憶の断片だったのか……

和水「何を、言っているんだい?ボクとハルが、知り合い……?」

姫埜「どういう事!?」

王城「より正確に言うなら幼なじみだったんだよ、天倉春尊と和水冬羽は」

当麻「幼なじみ、だと……」

王城「いやいや、俺も驚いたよ。普段の2人は仲はいいけど幼なじみだなんて風には見えなかったからな」

若葉「……!?」

歌恋「でも、どうして王城お兄さんは……」

王城「簡単さ。モノクマスタンプラリーの特典だよ」

天倉「あれは洗脳のための音波じゃなかったのか……」

王城「最後まで聞くと色々手に入る仕組みだったんだよ……あははっ、まさか未来機関の仲間の正体がわかるとは思わなかったけどな!」

和水「馬鹿な!そもそも未来機関の仲間で死んだ人間に化けているのは1人のはず……」

王城「俺にそんな言い逃れが通用するわけないじゃないか……まあ、ちょっと意地悪な言い方だったけどな」

若葉「……どういう事?」

王城「モノクマは俺達の中に未来機関の仲間がいるって言っていた」

それは……

…………

モノクマ『ねぇねぇ、オマエラは未来機関って知ってる?』

未来機関……?

モノクマ『そいつらはね、未来のためなら何でもする恐ろしい集団なんだよ!』

モノクマ『意にそぐわない者は殺処分したりしちゃうんだ!』

姫埜『さ、殺処分……?』

当麻『そいつらが、俺様をここに連れて来やがったのか……!』

モノクマ『うぷぷ……そうだよ。そしてその仲間はオマエラの中にいるんだよ!』

…………

あの話、だよな……

王城「だけどモノクマは未来機関の仲間が何人俺達の中にいるのか……はっきり言ってなかったんだよ。それが死んだ奴に化けてる奴かどうかもさ」

姫埜「まさか……」

王城「そう!死んだ人間に化けてる奴が誰かまではわからないけど……それは未来機関の仲間とは別。そして未来機関の仲間は2人いたってわけだ!」

和水「それが、ボクとハルだって……?」

王城「まあ、あくまでこれは俺の推測だ。もしかしたら天倉は本当に記憶喪失なのかもしれないし違うのかもしれない」

天倉「俺は本当に記憶はない……!」

和水「ハルと幼なじみだなんて、急に言われても……本当に心当たりがないんだ」

王城「やれやれ、あくまで自分達が敵の仲間だって認めないか……」

若葉「……2人の言う通りだよ。2人はみんなの敵なんかじゃない!」

王城「……わからないな」

若葉「何がかな……」

王城「若葉、お前は仲の特にいい2人に裏切られたかもしれないんだぞ?2人は幼なじみだ、お前の知らない所で何をしていたかわからないんじゃないか?」

若葉「……やっぱり」

天倉「……?」

やっぱり……?

若葉「どんな事があっても私はハル君とトワを信じてる。だから王城君の言葉には惑わされないよ!」

和水「ミノリ……」

王城「……ふぅ、どうやら自分の寝首でもかかれなきゃ、そのお人よしは治らないらしい」

若葉「……」

王城「まあ、いいや。俺はただ情報を共有したかっただけだしな……せいぜいみんなも死なないようにな?」

和水「キミは……!」

王城「ああ、そうだ。モノクマ、どうせ見てるだろうから宣言しておくよ」

歌恋「宣言……?」

王城「今回は本命のゲームだ!俺は最初から最後まで自分で考えるから、くだらない動機なんて必要ない!」

当麻「てめえ、まさか……!?」

王城「せいぜい楽しみにしていてくれ。俺のクイーン、そしてキングのゲームをさ!」

姫埜「ま、待ちなさい志紀君!」

制止の言葉を無視して、笑いながら王城は消えていった。
それは王城が今まで以上にとんでもない何かをしでかす……俺達にとって悪夢以外の何物でもない宣言だった。

天倉「……」

当麻「くそっ、あの野郎、もう消えやがった……!」

和水「……」

姫埜「ふ、2人共、そんなに気にする事ないわ。志紀君の言葉だし、正直信用したら痛い目に遭うだけよ?」

歌恋「だけど、どうして王城お兄さんはあんな……」

若葉「……大丈夫だよ」

天倉「実?」

若葉「ハル君もトワも私達を傷つけたりしないから。……て…………だから」

和水「……?」

当麻「けっ、あんな事言っててめえ自身が未来機関の奴だってのを隠そうとしてやがるのかもしれねえしな」

天倉「とにかく、今日はもう戻ろう」

和水「そうだね……正直、疲れてしまったよ」

若葉「……うん、そうしよう」

俺達はコテージに戻る事にした。
王城の言葉がいったいどれだけ影響を与えたかはわからないけど……
俺は信じるしかなかった。

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「ただいま午後10時になりました」

モノクマ「波の音を聞きながら、ゆったりと穏やかにおやすみくださいね」

モノクマ「ではでは、いい夢を。グッナイ…」

天倉「……」

和水と俺が幼なじみ、か……
あの夢が俺の記憶なら間違いなくそれは真実だ。
だけど王城の話だとつじつまの合わない事がある。
俺が見た夢にいたのは和水だけじゃない。

天倉「実、そしてもう1人……」

俺と話していた男は顔も声もなぜか朧気で思い出せない。
だけど親しくしていた様子からして、多分あいつも……

天倉「……ダメだ、全く思い出せない」

記憶さえ、戻れば……

【若葉のコテージ】

若葉「……」

やっぱり王城君はハル君とトワが幼なじみだって事までしか知らない……
私と、あの人の存在まではわかってないみたいだね。

若葉「……」

あれからも何回か試したけど、みんなに私の声は届いてないみたいで。
結構危ない発言もしたんだけど、全く反応なかったし……

若葉「……」

私は2回目の動機でもらった写真を見つめる。
これの意味がようやくわかった、この写真に写ってるのは……

若葉「ハル君……」

よりによってこの時の写真だなんて……
これの意味をハル君に気付かれたらダメ。
それだけじゃない、今のハル君がもし記憶を取り戻したら、ハル君はきっと……

若葉「ハル君っ……ぐすっ……」

私達は結果的にハル君をまた辛い目に遭わせてしまった……

若葉「うっ、ひっく、うああっ……!」

ごめんね、ハル君……

本日はここまで。

土日はこまるスレを進めます。

それでは……

本日夜に再開

質問にあった既に回避された2人+死亡者9人の確定死亡フラグを。

クリス・アルテミア・フォン・リーデルハイド…CHAPT.1で死亡しない
回避方法…自由行動で特定の選択肢を選ぶ

福永豪…事件発生までに好感度を1.0以上にしていない
回避方法…好感度を1.0以上にする

音木詩…CHAPT.4の動機発表までにオッドアイといじめの過去を知らずにいる
回避方法…オッドアイと過去を知る

二ノ宮美踊…二ノ宮歌恋の死亡、二ノ宮歌恋がクロになる
回避方法…前者は歌恋死亡後2つのCHAPTで和水冬羽と一緒に自由行動3回を過ごす、後者は回避不可能

切原生人…親しくしている人物2人以上が死亡かクロになる
回避方法…親しくしている人物の確定死亡フラグを消滅させる【今回の場合クリス、二ノ宮姉妹、狩谷】

志賀萌衣…神乃木美魅がクロになる事件で強制的に死亡
回避方法…神乃木美魅をクロにしない

神乃木美魅…当麻隼と関係が悪化した後事件発生まで好感度2.0以上にしてイベントを見ていない
回避方法…好感度を2.0以上にする

狩谷煉司…確定シロの死亡
回避方法…好感度をMAXにする

奉田仕乃…生き残りが10人未満になる
回避方法…確定死亡フラグ消滅人数が3人を超える

当麻隼…志賀萌衣と神乃木美魅の死亡
回避方法…何かしら起こす事を匂わせた日以内に自由行動で選択して止める

二ノ宮歌恋…二ノ宮美踊の死亡、二ノ宮美踊がクロになる
回避方法…前者は美踊死亡後2つのCHAPTで和水冬羽と一緒に自由行動3回を過ごす、後者は回避不可能

それではまた後で

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「オマエラ、グッモーニンッ!本日も絶好の南国日和ですよーっ!」

モノクマ「さぁて、今日も全開気分で張り切っていきましょう~!」

天倉「んっ、もう朝か……」

なんだか、あまりよく眠れなかったな……

天倉「レストランに行くか……」

【ホテルミライ・レストラン】

天倉「……おはよう」

当麻「おう」

天倉「当麻しかいないのか?」

当麻「まあな。二ノ宮と姫埜は下で王城をどうするかって話してるぜ」

天倉「……実と和水は?」

当麻「若葉はどっか行ったぞ。和水に至ってはコテージに閉じこもっちまってるみてえだ」

天倉「そう、か」

当麻「おい、天倉」

天倉「なんだ?」

当麻「……てめえが何者かなんざ俺様は気にしてねえからな」

天倉「……ああ、ありがとう」

当麻「……」

【天倉のコテージ】

天倉「……」

これから、どうするかな。

【メダル吸引人形がメダルを集めたようです】

直後判定
01~32…2枚ゲット
34~65…3枚ゲット
67~98…5枚ゲット
ぞろ目…10枚ゲット

【現在のモノクマメダルは64枚です】

・現在のプレゼント
【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【昭和ラジオ】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【ルアックコーヒー】
【じぼうじき】
【懐紙"十幕目誌録"】


1…モノモノヤシーンをしに行く
2…自動販売機で何かを買う
3…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する

↓2

【コンマ04のため2枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは66枚です】

2選択

【ロケットパンチマーケット】

天倉「何を買うかな……」

【自動販売機】

【イン・ビトロ・ローズ】メダル3枚

【仮装のコンパクト】メダル2枚

【天使の果実】メダル2枚

【包帯】メダル2枚

【剣風秘帖・舞園鞘花】メダル2枚

【とある夢の画】メダル20枚

【二面性協奏曲】メダル5枚
〔効果…使った1日だけ必要コンマを20下げる〕

【主への最高のお茶の入れ方】メダル5枚

【覚悟の弓】メダル10枚

【令嬢の心得】メダル5枚

【永遠エンゲージリング】売り切れ
〔効果…好感度7.0以上の異性の好感度をMAXにする〕

【花盛りの簪】売り切れ
〔効果…自由行動などの結果に加えて必ず好感度を+0.2する〕

【未来への夜光塗料】メダル15枚

【絆の飴】メダル15枚
〔効果…渡すと必ず好感度が1.0+される〕

【全力応援旗】メダル10枚

【トラブル教本】メダル5枚
〔効果…自由行動時に使用するとそのキャラとの会話後ラッキースケベ判定が発生するようになる〕

【希望の腕輪】メダル20枚
〔効果…3回まで学級裁判でミスをしても信用が下がらない〕

【守護銃】売り切れ
〔効果…1名の確定死亡フラグを無条件で消滅させる〕

【メダル吸引人形】売り切れ
〔効果…毎朝メダル入手判定を行い、一定数メダルが手に入る〕

【現在のモノクマメダルは66枚です】

【複数購入も可能です】

【何かを購入しますか?】

↓2

【とある夢の画】を購入しました!

【現在のモノクマメダルは46枚です】

天倉「この絵、描かれてる全員が幸せそうだな……」

俺達も、こんな風になれたんだろうか……

…………

細河【私の絵を気に入ってくれてありがとう】

細河【この絵は誰1人欠けなかった未来……私の夢を描いた物なんだ】

細河【だからこの絵を持っていればそれを妨げるもの……今誰が危ないか1日の始まりにわかるようになるの】

細河【どんな風に危ないのかはわからないけど……役に立ててほしいな】

細河【……】

細河「頑張ってね」

…………

天倉「次に起きる事件の可能性、か……」

起きないのが一番だけど、どれだけ危ないか知るにこした事はないか……

・とある夢の画
〔1日の始まりに現状の被害者候補、クロ候補、確定死亡フラグが立っている人数がコンマ判定でわかるようになる。
ただし人数が3つの内どれを指しているかはマスクデータ〕

天倉「まだ何か買うか?」

【自動販売機】

【イン・ビトロ・ローズ】メダル3枚

【仮装のコンパクト】メダル2枚

【天使の果実】メダル2枚

【包帯】メダル2枚

【剣風秘帖・舞園鞘花】メダル2枚

【とある夢の画】売り切れ
〔1日の始まりに現状の被害者候補、クロ候補、確定死亡フラグが立っている人数がコンマ判定でわかるようになる。
ただし人数が3つの内どれを指しているかはマスクデータ〕

【二面性協奏曲】メダル5枚
〔効果…使った1日だけ必要コンマを20下げる〕

【主への最高のお茶の入れ方】メダル5枚

【覚悟の弓】メダル10枚

【令嬢の心得】メダル5枚

【永遠エンゲージリング】売り切れ
〔効果…好感度7.0以上の異性の好感度をMAXにする〕

【花盛りの簪】売り切れ
〔効果…自由行動などの結果に加えて必ず好感度を+0.2する〕

【未来への夜光塗料】メダル15枚

【絆の飴】メダル15枚
〔効果…渡すと必ず好感度が1.0+される〕

【全力応援旗】メダル10枚

【トラブル教本】メダル5枚
〔効果…自由行動時に使用するとそのキャラとの会話後ラッキースケベ判定が発生するようになる〕

【希望の腕輪】メダル20枚
〔効果…3回まで学級裁判でミスをしても信用が下がらない〕

【守護銃】売り切れ
〔効果…1名の確定死亡フラグを無条件で消滅させる〕

【メダル吸引人形】売り切れ
〔効果…毎朝メダル入手判定を行い、一定数メダルが手に入る〕

【現在のモノクマメダルは46枚です】

【複数購入も可能です】

【何かを購入しますか?】

↓2

【イン・ビトロ・ローズ】を手に入れました!

【現在のモノクマメダルは43枚です】

天倉「まだ何か買うか?」

【自動販売機】

【イン・ビトロ・ローズ】メダル3枚

【仮装のコンパクト】メダル2枚

【天使の果実】メダル2枚

【包帯】メダル2枚

【剣風秘帖・舞園鞘花】メダル2枚

【とある夢の画】売り切れ
〔1日の始まりに現状の被害者候補、クロ候補、確定死亡フラグが立っている人数がコンマ判定でわかるようになる。
ただし人数が3つの内どれを指しているかはマスクデータ〕

【二面性協奏曲】メダル5枚
〔効果…使った1日だけ必要コンマを20下げる〕

【主への最高のお茶の入れ方】メダル5枚

【覚悟の弓】メダル10枚

【令嬢の心得】メダル5枚

【永遠エンゲージリング】売り切れ
〔効果…好感度7.0以上の異性の好感度をMAXにする〕

【花盛りの簪】売り切れ
〔効果…自由行動などの結果に加えて必ず好感度を+0.2する〕

【未来への夜光塗料】メダル15枚

【絆の飴】メダル15枚
〔効果…渡すと必ず好感度が1.0+される〕

【全力応援旗】メダル10枚

【トラブル教本】メダル5枚
〔効果…自由行動時に使用するとそのキャラとの会話後ラッキースケベ判定が発生するようになる〕

【希望の腕輪】メダル20枚
〔効果…3回まで学級裁判でミスをしても信用が下がらない〕

【守護銃】売り切れ
〔効果…1名の確定死亡フラグを無条件で消滅させる〕

【メダル吸引人形】売り切れ
〔効果…毎朝メダル入手判定を行い、一定数メダルが手に入る〕

【現在のモノクマメダルは46枚です】

【複数購入も可能です】

【何かを購入しますか?】

↓2

【未来への夜光塗料】
【覚悟の弓】
【全力応援旗】
を手に入れました!

【現在のモノクマメダルは8枚です】

天倉「3つ買ったけど……」

まずは夜光塗料か。
いったいどういった物なんだ?

…………

天ヶ瀬「うふふ、私も使った夜光塗料を買ったようですわね」

天ヶ瀬「私が初めて誰かのために残した物……そのためにそれを使ったんです」

天ヶ瀬「うふふ、その夜光塗料は未来へ繋がる道を示す物……学級裁判で使用するコトダマか論破するポイントのどちらかを減らせます」

天ヶ瀬「ミスはだいぶ減ると思いますのでどうか有効活用してくださいな」

天ヶ瀬「それではごきげんよう……」

…………

天倉「学級裁判用のアイテムなんだな……」

未来、か……

・未来への夜光塗料
〔学級裁判時、使用するコトダマか論破ポイントのダミーを減らす事が出来る〕

天倉「これは弓だな」

だけど矢がないぞ……?

…………

矢頼「むっ、俺の弓を手に入れたか……」

矢頼「矢がないのを不思議に思うかもしれんが、その弓はそれでいいのだ」

矢頼「それは撃つ覚悟ではなく撃たない覚悟を示す」

矢頼「その覚悟を示す事を気に入る者もいるだろう……」

矢頼「ふっ、道は険しいが……諦めるなよ」

…………

天倉「撃たない覚悟……」

それもまた1つの覚悟って事か……

・覚悟の弓
〔同性キャラクターの好感度が下がらなくなる〕

天倉「大きな応援旗だな……」

これを使うのは俺でも苦労しそうだ。

…………

鉢笛「どうやらボクの応援旗を買ってくれたみたいだね!ありがとう!」

鉢笛「その応援旗って大きいでしょ?だから振るには常に全力を出さないといけないの」

鉢笛「何事も全力全開!それがボクの信条なんだよ!」

鉢笛「えへへ、その応援旗があればきっと君も全力が出せるよ」

鉢笛「えーっと、後は……あっ、そうだ!」

鉢笛「もし奉田仕乃って人に会ったら、また一緒に応援合戦しようねって伝えてね!」

鉢笛「応援してるよ!」

…………

天倉「……」

そうか、あの子が……

天倉「……ごめん、その約束は守れない」

・全力応援旗
〔常にコンマ判定に+5される〕

天倉「まだ何か買うか?」

【自動販売機】

【イン・ビトロ・ローズ】メダル3枚

【仮装のコンパクト】メダル2枚

【天使の果実】メダル2枚

【包帯】メダル2枚

【剣風秘帖・舞園鞘花】メダル2枚

【とある夢の画】売り切れ
〔1日の始まりに現状の被害者候補、クロ候補、確定死亡フラグが立っている人数がコンマ判定でわかるようになる。
ただし人数が3つの内どれを指しているかはマスクデータ〕

【二面性協奏曲】メダル5枚
〔効果…使った1日だけ必要コンマを20下げる〕

【主への最高のお茶の入れ方】メダル5枚

【覚悟の弓】売り切れ
〔同性キャラクターの好感度が下がらなくなる〕

【令嬢の心得】メダル5枚

【永遠エンゲージリング】売り切れ
〔効果…好感度7.0以上の異性の好感度をMAXにする〕

【花盛りの簪】売り切れ
〔効果…自由行動などの結果に加えて必ず好感度を+0.2する〕

【未来への夜光塗料】売り切れ
〔学級裁判時、使用するコトダマか論破ポイントを減らす事が出来る〕

【絆の飴】メダル15枚
〔効果…渡すと必ず好感度が1.0+される〕

【全力応援旗】売り切れ
〔常にコンマ判定に+5される〕

【トラブル教本】メダル5枚
〔効果…自由行動時に使用するとそのキャラとの会話後ラッキースケベ判定が発生するようになる〕

【希望の腕輪】メダル20枚
〔効果…3回まで学級裁判でミスをしても信用が下がらない〕

【守護銃】売り切れ
〔効果…1名の確定死亡フラグを無条件で消滅させる〕

【メダル吸引人形】売り切れ
〔効果…毎朝メダル入手判定を行い、一定数メダルが手に入る〕

【現在のモノクマメダルは8枚です】

【複数購入も可能です】

【何かを購入しますか?】

↓2

買わない選択

天倉「そろそろ戻るか……」

【天倉のコテージ】

天倉「これからどうするかな」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

和水選択

【和水のコテージ】

確か和水は閉じこもってるんだったな……よし。

天倉「和水、いるか?」

「……ハルかい?」

天倉「ああ、ちょっと話がしたいんだ」

「……扉越しでもよければ」

天倉「……わかった」

「……ハル、ボクはわからないよ」

天倉「わからない?」

「ボクは、セラピストだ。今まで色んな心理の人を見てきたし、自分が記憶を奪われているのも客観的に感じていた」

天倉「……」

「だけど、キミと幼なじみだって言われてから……」

天倉「言われてから?」

「正直、自分が何者なのかさえよくわからなくなってしまってね……ボクは本当に和水冬羽という人間なのかって考えてしまうんだ」

天倉「和水……」

「……ごめん、記憶喪失のキミに比べればボクのこんな考えなんて笑ってしまうものなのに」

1…笑ったりなんかしない
2…王城の言葉だ、本当かなんてわからない
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

1選択

天倉「笑ったりなんかしない」

「っ……」

天倉「不安になるのなんて人間なんだから当たり前じゃないか」

「だけど……」

天倉「なあ、和水。もう少し肩の力を抜いてもいいんじゃないか?」

「……」

天倉「和水は間違いなく和水だ。少なくとも俺はお前の存在に助けられてきた」

天倉「俺だけじゃない、みんなだってきっとそうだ。和水に話を聞いてもらって支えられた人がたくさんいる」

「ハル……」

天倉「周りがなんて言おうと俺の知っている和水冬羽はお前なんだ。だから1人で不安がる必要はないんだよ」

「……!」

天倉「……」

「……ふふっ、不思議だね」

天倉「……?」

ガチャッ

和水「懐かしいんだ、ハルのその言葉が……もしかして本当に幼なじみなのかもしれないね、ボク達は」

天倉「……それを確かめるためにも早く記憶を取り戻さないとな」

和水「そうだね」

【特殊なため乱入&プレゼントはありません】

【和水冬羽の好感度が上がりました!】

本日はここまでで……

【天倉のコテージ】

和水も少しは元気になったらいいんだけど……

天倉「さてと、これからどうするかな」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

姫埜選択

【ホテルミライ・ロビー】

姫埜「……」

天倉「姫埜」

姫埜「春尊君、冬羽ちゃんの様子はどうだった?」

天倉「なんでそれを……」

姫埜「コテージに行くのが見えたから。あっ、話は聞いてないから安心していいわ」

天倉「別に聞かれて困る話でもないからいいよ」

姫埜「でも冬羽ちゃんが幼なじみだなんて例え志紀君の嘘でも大変ね」

天倉「……まあ、な」

あの夢が事実なら間違いないんだろうけど。

姫埜「まさかここで実ちゃんにライバル登場だなんて!」

天倉「……はっ?」

姫埜「ほら、よくあるじゃない。幼なじみと恋人の三角関係ってやつ」

天倉「何を言ってるんだ……」

姫埜「ふふっ、でもまあ……春尊君は実ちゃんに首ったけだし、なさそうかな?」

首ったけ……

1…ああ、間違ってはいないな
2…そもそもその話は和水が俺に好意がある前提だろう
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

1選択

天倉「ああ、間違ってはいないな」

姫埜「……自分から言っといてなんだけど春尊君、恥ずかしくないの?」

天倉「実に対する気持ちは嘘じゃない。だから恥ずかしく思う事もない」

姫埜「ほえー……ここまではっきり惚気られると驚きすらないわね」

天倉「……ここだけの話で頼むな」

姫埜「言ってから照れないでよ……」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>3-4からお選びください】

【現在のモノクマメダルは8枚です】

↓2

【乱入はしませんでした】

姫埜「あーあ、あたしも春尊君みたいに言ってくれる人見つからないかしら」

天倉「姫埜ならその気になれば見つけられるんじゃないか?」

姫埜「簡単に言わないでよねー。あたしだって色々苦労があるんだから」

天倉「まあ、そのためにも早く脱出しよう」

姫埜「ふふっ、そうね」

【プレゼントを渡しますか?】

【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【昭和ラジオ】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【ルアックコーヒー】
【じぼうじき】
【懐紙"十幕目誌録"】

【渡す場合は上から選んでください】

↓2

天倉「姫埜、このラジオプレゼントするよ」

姫埜「へぇ、なかなか趣のあるラジオじゃない」

天倉「中身は最新技術の塊らしいぞ。ここでは聞けないみたいだけど」

姫埜「つまりこのラジオを聞いた時があたし達が脱出出来た時ってわけね」

天倉「そういう事だ」

姫埜「ますます脱出しなきゃいけなくなったわね!」

喜んでくれたみたいだな。

【姫埜メリーの好感度が上がりました!】

【姫埜メリーの好感度がMAXになりました!】

【姫埜メリーイベントその5】

姫埜「春尊君、ちょっといい?」

天倉「どうした、姫埜」

姫埜「話があるんだけどここだとアレだから、あたしのコテージに来てくれないかしら?」

天倉「ああ、いいぞ」

【姫埜のコテージ】

天倉「それで話って?」

姫埜「春尊君ともだいぶ仲良くなったからそろそろ話してもいいかなって思って」

天倉「何をだ」

姫埜「ふふっ、あたしの秘密」

天倉「秘密……?」

姫埜「実はあたし……生物学上では男の子なの」

天倉「……知ってる」

姫埜「冗談よ、冗談!ここからが本番だから!」

天倉「……」

なんだ、姫埜の様子が少しおかしいぞ……?

姫埜「えーっと、ほら、前に話したと思うけどあたしって物心ついた時というか産まれた時からこうなのよ」

天倉「ああ、それでよく母親と喧嘩したって……」

姫埜「そう、それで髪を無理やり切られそうになったって話をしたじゃない?」

天倉「ああ」

姫埜「あの話には続きがあるの」

天倉「続き?」

姫埜「……髪を切られそうになったあたしは必死に抵抗したわ。ママ、それがどうも気に入らなかったらしくて持ってたハサミであたしを刺しちゃったの」

天倉「なっ!?」

姫埜「痛かったわよー……傷もそうなんだけど何より心がね。ああ、あたしの存在がここまでママを追いつめてしまったんだなって」

天倉「……」

姫埜「ママは結局入院して、パパは自分らしく生きなさいって言ってくれたけど……正直あの時は自分を呪ったわ」

天倉「……」

姫埜「だけどなんでかしらね、それでもあたしは男らしくなんて無理だった」

姫埜「だから必死に認められるように努力して……でもママはあたしを受け入れる前に結局亡くなってしまった」

姫埜「あたしが女の子であり続けるのはね、いつかこんなあたしを誰かに認めてほしいなんて思いがあったのよ」

天倉「そうだったのか……」

姫埜「だからこの前、春尊君があたしを女の子って見続けてくれてるのがわかって……本当に嬉しかったのよ」

あの時泣いたのはそういった事情があったのか……

姫埜「春尊君のおかげでちょっとだけ、救われた気がするわ……ありがとう」

天倉「俺は別に……」

姫埜「というわけで、春尊君をあたしの男の子の親友第1号に任命します!」

天倉「えっ?」

姫埜「んしょっと……ほら、手を出して」

天倉「これは……」

姫埜がつけてる桜の髪飾り……の半分?

姫埜「ふふっ、プレゼント。大切にしてね」

天倉「あ、ああ」

姫埜「……それと、あたしのもう1つの名前を教えておくわね」

天倉「名前ってもしかして……」

姫埜「あたしのもう1つの名前……姫埜雄真って言うの」

それが姫埜の……

姫埜「でも、まあ……あたしはやっぱり姫埜メリーで通していくから!ただ春尊君には知ってほしかっただけ!」

天倉「……じゃあ秘密だな」

姫埜「そういう事!」

そう言って笑う姫埜は……やっぱり女の子にしか見えない。
それもきっと努力の賜物なんだろう……なんとなくだけど、そう思った。

【姫埜メリーとの絆が最大まで深まりました!】

【桜の花びらの髪飾り】を手に入れました!

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「ただいま午後10時になりました」

モノクマ「波の音を聞きながら、ゆったりと穏やかにおやすみくださいね」

モノクマ「ではでは、いい夢を。グッナイ…」

天倉「もう夜か……」

そろそろ寝るとするか。

【メダル吸引人形がメダルを集めたようです】

直後判定
01~32…2枚ゲット
34~65…3枚ゲット
67~98…5枚ゲット
ぞろ目…10枚ゲット

さらに【とある夢の画】の効果により【被害者候補】、【クロ候補】、【確定死亡フラグが立っている人数】のどれかがわかります
↓2のコンマで判定
00~33…???
34~66…???
67~99…???

【コンマ47によりモノクマメダル3枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは11枚です】

【コンマ44により???の人数がわかります】

【現在???の人数は2人です】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「オマエラ、グッモーニンッ!本日も絶好の南国日和ですよーっ!」

モノクマ「さぁて、今日も全開気分で張り切っていきましょう~!」

天倉「よく眠れたな」

【ホテルミライ・レストラン】

天倉「おはよう、みんな」

姫埜「やっ、春尊君」

天倉「ああ、姫埜。昨日は眠れたか?」

姫埜「色々スッキリしたからね。やっぱり春尊君に言って正解だったわ」

天倉「それなら良かった」

若葉「……ハル君」

和水「ミノリ、お茶溢れてるよ」

若葉「あっ、わっ、きゃあ!?」

天倉「み、実、大丈夫か!?」

当麻「……危機感ねえな、全く」

歌恋「だけどらしい気が、します……」

当麻「違いねえ」

本日はここまで。

現時点での好感度と印象

若葉…MAX

姫埜…MAX【あなたはあたしの親友よ!】

和水…9.7【ハルと幼なじみか……】

×狩谷…7.8

当麻…6.2

×切原…4.4

歌恋…4.8

×奉田…4.6

×志賀…3.3

×音木…3.0

王城…2.9

×神乃木…1.9

×クリス…1.6

×美踊…1.1

×福永…0.3

それではおやすみなさい……

【天倉のコテージ】

天倉「これからどうするかな」

【現在のモノクマメダルは11枚です】

・現在のプレゼント
【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【ルアックコーヒー】
【じぼうじき】
【懐紙"十幕目誌録"】
【イン・ビトロ・ローズ】

1…モノモノヤシーンをしに行く
2…自動販売機で何かを買う
3…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する

↓2

3選択

【空港】

天倉「よし、やるか!」

【ザ・モノクマパンチャーを行います】

【コンマ一桁の数字枚数モノクマメダルが手に入ります】

【ぞろ目の場合プレゼントが出るかも……】

直後判定

【コンマ87のため7枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは18枚です】

天倉「よし、かなり出てきたな」

これからどうするかな……

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

若葉選択

天倉「……最近実の様子がおかしいな」

俺を避けてるわけじゃない。
ただ、なんとなく俺に対して壁があるような気がする。

天倉「……心配だし、話してみるか」

【若葉のコテージ】

天倉「実、いるか?」

……

天倉「いないみたいだな」

とはいえ、このまま引き下がるのもな……捜してみるか。

【若葉の捜索に入ります】

1…砂浜
2…ロケットパンチマーケット
3…ホテルミライ・レストラン

↓2

3選択

天倉「いないな……」

当麻「ん、どうしたよ?」

天倉「当麻、実を見なかったか?」

当麻「若葉なら砂浜にいたぞ」

天倉「砂浜か……ありがとう、行ってみる」

【砂浜】

天倉「いないか……」

移動したみたいだな……

【探す場所を選んでください】

1…ドラッグストア
2…遺跡
3…図書館

↓2

2選択

【遺跡】

天倉「……いないな」

和水「やあ、ハル。ミノリを捜しているのかい?」

天倉「……なんでわかったんだ?」

和水「ミノリの様子が最近変なのはわかっていたからね。話を聞くならボクよりハルの方がいいと判断していたんだけれど」

天倉「……さすがだな」

和水「ボクはセラピストだからね。ミノリなら多分ドラッグストアにいるよ」

天倉「ドラッグストア?」

和水「キミが指輪を渡した場所だからね」

天倉「……なるほど」

【ドラッグストア】

天倉「また移動しちゃったのか……」

だけどなんとなく、実がどういう所に行っているかはわかってきたぞ……

【探す場所を選んでください】

1…病院
2…ライブハウス
3…映画館

↓2

2選択

【ライブハウス】

若葉「……」

いた、実だ!

天倉「実!」

若葉「あっ……」

天倉「捜してたんだ、少し話が……」

若葉「……ご、ごめんなさい!」

天倉「なっ!?」

逃げた……!?

天倉「待ってくれ、実!」

いったいどうしたのかはわからないけど……切原についていけた俺から逃げられると思ったら……!?

天倉「うわっ!?」

な、なんだ、急に風が……っ、目に砂が入った!

天倉「……見失ったか」

実、だけどもう逃げられないぞ。

砂浜は俺達が初めて会った場所……

ドラッグストアは俺が指輪を渡した場所……

そしてライブハウスは俺と実が事件を解決するきっかけになった場所……

だったら次に実が行くのは……

【探す場所を選んでください】

1…観覧車
2…ファイナルデッドルーム

↓2

1選択

若葉「……」

私、何してるんだろう……
こんな事したって何の意味もないのに……

若葉「……」

でもいっそのことハル君に嫌われた方がいいのかな……
だってハル君は私達のせいでまた……

若葉「……そろそろ出ようかな」

ハル君はファイナルデッドルームに入れないから、この地下通路を使って観覧車側から行けばコテージに戻……

天倉「かくれんぼはおしまいか?」

若葉「えっ……!?」

…………

若葉「ど、どうして……」

目を白黒させている実の手を掴んで地下通路から引っ張り出す。
どうやら俺の考えで正解だったみたいだな。

天倉「実がさっきから行っていたのは俺と何かあった場所ばかりだった」

若葉「……」

天倉「だからこの島ならどこかって考えて候補は2つしかなかった」

実がある意味初めて弱音を吐き出した観覧車。
実が俺を止めてくれたファイナルデッドルーム。

その両方を回るならきっと実は地下通路を使うはず……だから待ち伏せしていたけどようやく捕まえられた。

若葉「……あはは、ハル君にはやっぱり勝てないや」

天倉「……それで?どうして逃げたりしたんだ?」

若葉「……」

だんまりか……さて、どうしようか。

↓3まで若葉さんに思いをぶつけましょう。
そぐわないものは下にずれます。

天倉「……実」

若葉「……」

天倉「俺は何があってもお前に死んで欲しくないんだ。俺にお前を守らせてくれ」

若葉「それは……でも、私……」

天倉「なんで俺を頼ってはくれないんだ。その…恋人だろ俺ら」

若葉「っ!」

天倉「俺は実のことが大事だ。大事な人が悩んでいたり苦しんでいるなら力になりたい、助けになってやりたいと思う」

天倉「……今まで実が俺にそうしてくれたように、俺も実を支えたいんだ」

若葉「ハル君……」

天倉「それとも……俺が信用出来ないか?」

若葉「そ、そんな事絶対にない!」

天倉「だったら1人で抱えるのはなしだ。俺にも背負わせてくれ、実」

天倉「俺は絶対に実を離したりなんかしないから」

若葉「……!」

…………

若葉「グスッ、お父さん……お母さん……」

「……」

若葉「私、1人になっちゃったよ……」

「1人なんかじゃない」
若葉「えっ?」

「俺は絶対に実を1人になんかしない!ずっと一緒にいて離したりなんかしないから!だから、だから……」

…………

若葉「……本当にハル君は変わらないね」

天倉「実?」

若葉「ハル君、私ね……ハル君に黙ってた事があるの」

天倉「黙ってた事か……教えてもらってもいいか?」

若葉「……ごめんなさい、今はまだ話せないの」

天倉「今は……いつか話してくれるのか?」

若葉「うん、話せる時が来たらその時にはきっと……」

天倉「……わかった、待ってる」

若葉「……ハル君」

天倉「んっ?」

若葉「色々あるけど……多分この言葉が正解だから言うね」

天倉「……」

若葉「ありがとう!」







【若葉実の確定死亡フラグが消滅しました!】












【???の確定死亡フラグの消滅が守護銃でも不可能になりました】






本日はここまで

若葉さんの確定死亡フラグは【CHAPT.5に入る事】。
そして消滅方法は【事件発生までに好感度MAXにしてイベントを発生させる事】でした。

それではおやすみなさい……

やっぱ揮央みたいな感じだったか、本当に良かった若葉……
???はこの話の一番最初の選択肢的にあいつだよな…
???の確定死亡フラグは【若葉実の確定死亡フラグの消滅】とかか?

銃渡すと凶器に使われそうだな。高坂的な意味で


ところで前の章で動機発表直前に食事してた場合どうなってたの?

もしも>>180の予想が正しければきっと>>108でフラグ第一段階が立ったのかな・・・?

あと、そろそろ裁判パートで特殊イベント
(前シリーズの神道時みたいな感じの)があって
もしかしたらその時に守護銃使う場面もありそうな気がするんだけど、マジで銃どうする?

今のとこ確定死亡フラグ回避したのが当麻、歌恋、若葉で、残りが王城、姫埜、和水…そしてこの中に守護銃使っても不可避なのが一人……であってる?

個人的には姫埜に使いたいかな…

>>1に質問なんだけど、守護銃使うって選択して、対象がその確定死亡フラグ不可避な人物だった場合表示は出るの?知らされずに無効扱い?

俺の推理が正しければ・・・
ああああ、和水が死ぬぞこれ・・・
どうしよう

本日は20:30から21:00頃開始します

>>182
天倉クンに追従して狩谷クンも食事をしてしまい、結末が奉田さんを狩谷クンが射殺してしまうに変更。
狩谷クンはせめて王城クンを道連れにするため殺す隙をうかがいながら裁判にのぞみ、最終的には失敗しておしおきされていました。
この場合王城クンはたいした精神的ダメージも受けません。

>>185
その場合には【○○の確定死亡フラグが??????】と表示します。

それではまた後ほど……

ねえ、みんな悪いけどさ、やっぱ銃使うのやめにしない?
なんでかって言うとまず、おそらく自分も>>186と同じ考えに至ったから。
それで、皆も知っての通り、確定死亡フラグが折れても「『よっぽどの事が無い限り』死なない」っていうことは
もし>>180>>186が正しければおそらくダメージ受けるキャラがいるから。

それに>>1は前スレで守護銃についてこう言ってた

>一応守護銃は自由安価でいつでも使えるようにしていくつもりです。
あくまでも1人だけなので慎重な判断が必要ですが……

この時点で「自由時間の自由安価」で使えるって言っていればメリーあたりに使うのもありだけど
あくまで「自由安価」で使えるとしか言って無いんだよね・・・
もしも「自由時間」以外で「自由安価」があるときがあるとしたら
自分が>>184で言った裁判パートのイベントの可能性が無いとも言い切れないし・・・
ホント自分で言うのもなんだけど考え過ぎだったらいいな・・・

【天倉のコテージ前】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「ただいま午後10時になりました」

モノクマ「波の音を聞きながら、ゆったりと穏やかにおやすみくださいね」

モノクマ「ではでは、いい夢を。グッナイ…」

天倉「もう夜か……」

若葉「ごめんね、私のせいで1日潰しちゃって……」

天倉「気にしなくていいさ。実が元気になったならその方がいいしな」

若葉「ありがとう……あっ、そうだハル君」

天倉「んっ?」

若葉「第4の島で候補は2つって言ってたけどもし2人で色々したウサミ先生の家に私が行ってたらどうしたの?」

天倉「……」

若葉「もしかして、忘れてた?」

天倉「い、いいじゃないか。実は見つかったんだし」

若葉「……えへへ、そうだね」

天倉「それじゃあおやすみ実」

若葉「おやすみ、ハル君」

天倉「……」

……すっかり忘れてた。

【メダル吸引人形がメダルを集めたようです】

直後判定
01~32…2枚ゲット
34~65…3枚ゲット
67~98…5枚ゲット
ぞろ目…10枚ゲット

さらに【とある夢の画】の効果により【被害者候補】、【クロ候補】、【確定死亡フラグが立っている人数】のどれかがわかります
↓2のコンマで判定
00~33…???
34~66…???
67~99…???

【コンマ90のためモノクマメダル5枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは23枚です】

【コンマ01のため???の人数がわかります】

【???の人数は3人です】

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「オマエラ、グッモーニンッ!本日も絶好の南国日和ですよーっ!」

モノクマ「さぁて、今日も全開気分で張り切っていきましょう~!」

天倉「よし、レストランに行こう」

【ホテルミライ・レストラン】

若葉「……じー」

天倉「実……なんで俺を見るんだ?」

若葉「ハル君はやっぱりハル君だなぁって」

天倉「どういう意味だ……」

若葉「ううん、何でもない!」

天倉「よくわからないな……」

【天倉のコテージ】

結局あの後も実に見られながらの朝食だったな……

天倉「……これからどうするかな」

【現在のモノクマメダルは23枚です】

・現在のプレゼント
【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【ルアックコーヒー】
【じぼうじき】
【懐紙"十幕目誌録"】
【イン・ビトロ・ローズ】


1…モノモノヤシーンをしに行く
2…自動販売機で何かを買う
3…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する

↓2

3選択

【空港】

天倉「よし、やるか!」

【ザ・モノクマパンチャーを行います】

【コンマ一桁の数字枚数モノクマメダルが手に入ります】

【ぞろ目の場合プレゼントが出るかも……】

直後判定

【コンマ11のため1枚ゲット!】

【ぞろ目のためプレゼントが出ます】

【明太フランスパン】
【クグロフ】
【希望の乾パン】
を手に入れました!

天倉「メダルは1枚だけどプレゼントが出たか」

メダルは少し余裕があるしこれでも問題ないな。

天倉「さて、これからどうするか」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

歌恋選択

【軍事施設】

歌恋「えっと……」

天倉「何してるんだ歌恋」

歌恋「探し物をしてるんです」

天倉「探し物?」

歌恋「生人お兄さんが喜びそうな物を……コテージに置いておこうかなって」

そう言う歌恋の手には鍵が握られている。
そういえば切原のコテージの鍵は歌恋が持ったままだったな……

1…俺も手伝うよ
2…切原の喜びそうな物、わかるのか?
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

1選択

天倉「俺も手伝うよ」

片腕しかない歌恋が運ぶのは大変だろうしな……

歌恋「あ、ありがとうございます」

天倉「それで何を持っていくんだ?」

歌恋「本当はあの戦車とかヘリがいいんですけど……」

天倉「無理だからな?」

歌恋「はい……だから戦車やヘリからミサイルとか外しちゃおうかなって」

天倉「また随分手の込んだ事を……」

歌恋「後はあのトラックにある火器とか……」

天倉「相当な量だな……1人でこれを持っていくつもりだったのか?」

歌恋「はい」

天倉「……」

歌恋は意外と思ったら一直線なのか……?

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>3-4からお選びください】

【現在のモノクマメダルは24枚です】

↓2

和水選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

和水「何をしてるんだい……?」

天倉「ああ、和水。歌恋が切原のコテージに色々運びたいみたいだから手伝いをな」

和水「……本気かい?」

和水の視線の先にはトラックに載っていた火器やヘリから外したミサイル、その他諸々……
確かに夢中で外していた時は気にしてなかったけど……

1…コテージに入りそうにないな
2…さすがにやりすぎたか……
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

3選択

……とりあえずこの事は気にしないようにしよう。

天倉「そうだ……和水、ちょっと話があるんだ」

和水「話かい?」

天倉「こうなったら多分無関係とは思えないからな」

和水に夢の事を話した……

和水「……なるほどね」

天倉「やっぱりこの夢は俺の記憶なのか?」

和水「おそらくね。断言は出来ないけれど……ミノリにこの事は?」

天倉「まだ話してない……そもそもこの事を話したのは今が初めてだ」

和水「……」

和水はメガネを外すと目を閉じて何事かを考えている。

和水「4人、誓い、実績……そして王城クンが掴んだ情報、だけどそうだとしたら……」

天倉「……」

和水「……ハル。少し考えさせてくれないかな?」

天倉「えっ?」

和水「正直な話、これは簡単に結論を出していい話じゃない気がするんだ」

天倉「ああ、それはいいけど」

和水「……もしまた何か夢を見たら教えてほしい」

天倉「わかった」

和水「それじゃあ、失礼するよ」

和水は白衣を翻してその場から去っていった。
とりあえず和水の結論を待とう……

【二ノ宮歌恋の好感度が上がりました!】

【和水冬羽の好感度は変動しませんでした】

【二ノ宮歌恋イベントその2】

歌恋「……」

天倉「歌恋、調子はどうだ?」

歌恋「はい、特に問題は……ダンスのリハビリも適度にしてますし」

天倉「……歌恋は超高校級のダンサーなんだよな?」

歌恋「はい」

天倉「それで、美踊は超高校の歌手だったんだよな?」

歌恋「……はい。どうしてですか?」

天倉「いや、名前と才能が逆っていうのも珍しいなって思ってさ」

歌恋「……!」

天倉「歌恋?」

今、歌恋の表情が強張ったような……

歌恋「色々あったんです。本当に、色々……」

それきり歌恋は何も言わなかった。
何か深刻な事があったのかもしれないな……

【二ノ宮歌恋との絆が深まりました!】

【天倉のコテージ】

天倉「これからどうするかな」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

当麻選択

【ホテルミライ・レストラン】

当麻「……ちっ、ダメだ」

天倉「当麻、何してるんだ……?」

柄にもなくエプロンなんて着けて……

当麻「見りゃわかんだろ、料理だ料理」

料理って、当麻がか?

当麻「言っとくけどよ、俺様は人並み以上に料理は出来るんだからな?」

天倉「そうだったのか……だけど今ダメって言ってなかったか?」

当麻「まあ、な。ちょうどいい、ちょっと天倉も食ってみろ」

当麻が差し出してきたのは……ケーキ?

天倉「……」

一口食べて、感じる違和感。
これは……

当麻「くそっ、どうしても美味いケーキと感じられねえ。どうなってんだ全くよ」

天倉「当麻……」

1…志賀のケーキに似せようとしてないか?
2…志賀のレベルを基準にしてないか?
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

1選択

天倉「志賀のケーキに似せようとしてないか?」

当麻「あ?」

天倉「前に食べた志賀のケーキ……なんだかそれに味が似てる気がするんだよ」

最も、それもかすかなもので味からして違いがあるけどな……

当麻「……ちっ、そういう事かよ」

天倉「当麻、お前は志賀になれないんだ。だから無理に似せようとしないで自分なりのを作ればいいんじゃないか?」

当麻「……おう」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>3-4からお選びください】

【現在のモノクマメダルは23枚です】

↓2

王城選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

コツコツ

天倉「……んっ?」

何かを叩く音……外か?

王城「やあ、天倉」

天倉「王城……!?」

王城「どうだ?少しは記憶を取り戻せたか?」

天倉「……」

王城「まだみたいだな。まあ、そもそも俺は記憶喪失だなんて信じてないけど」

天倉「そんな事を言うためにわざわざ姿を見せたのか?」

王城「いやいや、もちろん話があるのさ」

天倉「……話?」

王城「なあ、天倉……」

王城「お前は知りたくないか?この島に関する秘密をさ」

天倉「……?」

この島の秘密……?

1…何か知っているのか?
2…まさかそれも例のスタンプラリーの特典か?
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

1選択

天倉「何か知っているのか?」

王城「……いや、まあ。知ったと言えば知ったと言うか……」

あの王城が戸惑っている……?

王城「……やっぱりいいや。さすがにこれはないだろうからな」

天倉「何の話だ」

王城「気にしなくていいさ、くだらないゲームの話だから」

天倉「お前の言うゲームはろくな意味がなさそうだな……」

王城「あははっ、俺がするのは最高に楽しいゲームだよ。せいぜい楽しみにしていてくれ」

天倉「待て、王城!このまま行かせは……」

王城「おっと」

プシュー!

天倉「なっ!?」

マーケットにあったパーティーグッズのスモークか!?

王城「じゃあな、天倉」

天倉「くっ……!」

【プレゼントを渡しますか?】

【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【ルアックコーヒー】
【じぼうじき】
【懐紙"十幕目誌録"】
【イン・ビトロ・ローズ】
【明太フランスパン】
【クグロフ】
【希望の乾パン】

【渡す場合は上から選んでください】

【王城にプレゼントは渡せません】

↓2

天倉「はあ……」

当麻「んだよ、誰か来てたのか?」

天倉「……いや、なんでもない」

当麻「そうかよ」

天倉「……当麻、これいるか?」

当麻「和紙か。へぇ、なかなか使えそうじゃねえか」

喜んでくれたみたいだな……

天倉「……」

だけど王城はいったい何をしに来たんだ?
とにかく警戒するに越した事はないか……

【当麻隼の好感度が上がりました!】

【王城志紀の好感度が上がりました!】

本日はここまで……

今回は自分の説明が悪かったのが原因ですので明日始める際に守護銃を王城クンに使うかの多数決を取ります。
そしてこれ以後、守護銃やトラブル教本といったプレゼントするものではない使用アイテムは、【自由安価】と明記されている時にいつでも使用出来るとさせていただきます。

それではすみませんでした……

おはようございます

元々自由安価で使用としか書かなかったこちらの説明不足があったような気もしましたから、一番いいと思ったんですが考えたら皆さんのおっしゃる通りなので多数決やる事自体おかしいですね。
多数決は撤回します、混乱させて申し訳ありませんでした。

とりあえず守護銃などのアイテム使用は4番目の選択肢に。
使用選択→本当に使うか多数決の仕様は元々だったのでそのままでいきます。
好感度一定以上の条件は必要であるならそうします。

あと今回のような事がないようにわからない事ははっきりさせておきたいのですが、何かありますか?

守護銃の仕様を変更しました。

【好感度9.0以上のキャラにのみ使用可能。
使えるのは自由行動の選択肢のみ。
使用する際は本当に使うか多数決を取る】

それでは本編に入ります。

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「ただいま午後10時になりました」

モノクマ「波の音を聞きながら、ゆったりと穏やかにおやすみくださいね」

モノクマ「ではでは、いい夢を。グッナイ…」

天倉「……」

王城は間違いなく何かを知っている……だけどいったい何なんだ?

天倉「いずれにせよ、このままではいけないよな……」

【メダル吸引人形がメダルを集めたようです】

直後判定
01~32…2枚ゲット
34~65…3枚ゲット
67~98…5枚ゲット
ぞろ目…10枚ゲット

さらに【とある夢の画】の効果により【被害者候補】、【クロ候補】、【確定死亡フラグが立っている人数】のどれかがわかります
↓2のコンマで判定
00~33…???
34~66…???
67~99…???

【コンマ55のためモノクマメダル10枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは32枚です】

【コンマ85のため???の人数がわかります】

【???の人数は3人です】

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「オマエラ、グッモーニンッ!本日も絶好の南国日和ですよーっ!」

モノクマ「さぁて、今日も全開気分で張り切っていきましょう~!」

天倉「……」

あまり眠れなかったな……

【ホテルミライ・レストラン】

天倉「和水は来てないのか?」

若葉「何か考えたい事があるんだって」

夢の話だな……

若葉「今までにないくらい難しい顔してたけど……2日くらいで結論は出すって」

天倉「2日か……」

若葉「何考えてるんだろうね」

天倉「……」

夢の話はとりあえず和水待ちだな……







【???まで残り2日】






【天倉のコテージ】

天倉「これからどうするかな……」

【現在のモノクマメダルは32枚です】

・現在のプレゼント
【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【ルアックコーヒー】
【じぼうじき】
【イン・ビトロ・ローズ】


1…モノモノヤシーンをしに行く
2…自動販売機で何かを買う
3…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する

↓2

3選択

【空港】

天倉「よし、やるか!」

【ザ・モノクマパンチャーを行います】

【コンマ一桁の数字枚数モノクマメダルが手に入ります】

【ぞろ目の場合プレゼントが出るかも……】

直後判定

【コンマ04】

【モノクマメダル4枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは36枚です】

天倉「こんなところか」

さてと、まだ時間はあるな……

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

和水選択

【砂浜】

和水「……」

天倉「和水」

和水「やぁ、ハル」

天倉「海を見て何を考えてたんだ?」

和水「夢の件をね。ミノリには伝えたけれど後2日あれば結論は出ると思う」

天倉「……そうか」

1…ありがとう
2…和水に話して良かったよ
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。
4…守護銃を使用する【好感度条件は満たしています】

↓2

4選択

天倉「……」

死の運命……もし和水にそれがあるならこれで何とか出来るのか?

和水「……」

だったら俺は……

【選択されたため多数決に入ります】

【本当に守護銃を使用しますか?】

↓3まで多数決

【使用が多数のため守護銃を使用します】

天倉「……」

いや、悩む事なんて何もないんだ。

和水「ハル?」

和水は大切な仲間なんだからな。

天倉「和水……」

カチリ

和水「それは……マーケットにあった銃かい?」

天倉「ああ」

和水「……ミノリにすればいいのに」

天倉「実は俺が守るから」

和水「……それならお言葉に甘えようかな」

和水に向けて銃を構える。
そして俺は……一気に引き金を引いた。

タンッ……

天倉「……」

これで、いいのか?
弾は確かになくなってるけど……

和水「……終わりかい?」

天倉「そう、みたいだ」

これで和水は……もう大丈夫なのか?

和水「やれやれ、正直いきなり銃を向けられた時は肝が冷えたよ」

天倉「……ごめん」

和水「いいよ、謝らなくて。その気持ちは嬉しかったからね」

和水「ありがとう、ハル」







【和水の確定死亡フラグが??????】

【守護銃の弾が尽きました】






【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>3-4からお選びください】

【現在のモノクマメダルは36枚です】

↓2

王城選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

王城「やあ、2人で密談でもしてたのか?」

天倉「王城……!」

和水「キミが考えてるような事じゃないよ王城クン。キミこそ不穏な事を考えてるんじゃないかい?」

王城「おいおい、人を犯罪者みたいに言わないでほしいな」

天倉「お前のしてきた事は立派な犯罪だろう……」

王城「だけど人を殺さない限りここでは裁かれない……ああ、1人例外はいたか」

天倉「……!」

王城「まあ、俺は今ただ楽しんでるよ。きっとこれが……」

和水「これが?」

王城「いや、なんでもないさ。なんでも」

1…あくまでゲームを貫くって言うんだな?
2…もう止まる気はないのか
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

1選択

天倉「あくまでゲームを貫くって言うんだな?」

王城「当然。そもそも……」

和水「王城クン?」

王城「全く、本当に……」

王城は電子生徒手帳を取り出すとイヤホンを着ける。
そしてそのまま去っていった……

和水「……切原クンがしたように拘束した方がいいかもしれないね」

天倉「……ああ」

【プレゼントは発生しません】

【和水冬羽の好感度が上がりました!】

【和水冬羽の好感度がMAXになりました!】

【王城志紀の好感度が上がりました!】

【和水冬羽イベントその5】

和水「ハル」

天倉「どうした?」

和水「キミに話があるんだ……付き合ってくれないかな?」

天倉「……ああ、わかった」

【砂浜】

和水「……ハル、キミは前にボクのセラピストとしてという言葉を口癖なのかと気にしていたね?」

天倉「あ、ああ」

和水「正解だよ。あれは確かに口癖……いや、ボクの信念のようなものだ」

天倉「信念……」

和水「ボクは昔……セラピーに私情を挟んだ事があるんだ」

天倉「……」

和水「でもそのせいか、やる事なす事全て逆効果でね。何をしてもその人を救う事が出来なかった……むしろ追いつめていたのかもしれない」

和水「ある時思ったんだ、ボクが私情を挟んだりしなければもっと違う未来があったはずなんだって……ボクはセラピストとしてあってはならない事をしているんだってね」

天倉「和水……」

和水「……でも最近迷っているんだ」

天倉「迷う?」

和水「なぜかはわからない。だけどボクはとんでもない思い違いをしているんじゃないか……ハルと話していてそんな気がしてしまうんだ」

天倉「俺?」

和水「……もしかしたらボクは間違っていて、ハルにそれを指摘されていたのかもしれない」

天倉「……」

和水「……ハル」

天倉「ああ」

和水「……ボクはセラピストとしてじゃなく、和水冬羽というキミの友人としてキミを助けたい……許してくれるかい?」

天倉「……和水の思うがままにやってくれ」

和水「……ありがとう。それじゃあ、これを受け取ってくれるかな?」

天倉「これは?」

和水「ボクのノートだよ。ハルに預かっていてほしいんだ」

天倉「……わかった」

和水「ボクは必ずキミの記憶を取り戻すよ、ハル」

和水「大切な友達として、ね」

【和水冬羽との絆が最大まで深まりました!】

【心理研究ノート】を手に入れました!

【天倉のコテージ】

天倉「まだ時間はあるな」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

歌恋選択

【ライブハウス】

天倉「……んっ?」

ライブハウスから音がするぞ……

天倉「誰かいるのか?」

歌恋「……」

天倉「歌恋?」

ライブハウスのステージで歌恋が歌っている。
これは……いい歌だな。

歌恋「げほっ、ごほっ!」

天倉「歌恋!?」

歌恋「うっ、げほっ!」

天倉「大丈夫か、歌恋!」

歌恋「あっ、天倉お兄さん……は、はい……いつもの事ですから」

1…いつもの事?
2…歌うとこうなるのか?
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

2選択

天倉「歌うとこうなるのか?」

歌恋「昔、病気で……本当は歌自体あまり歌わない方がいいんです」

天倉「それなのにどうして……」

歌恋「……」

どうも歌恋には何かあるみたいだな……

天倉「とりあえずコテージまで送るよ。立てるか?」

歌恋「ありがとうございます……」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>3-4からお選びください】

【現在のモノクマメダルは35枚です】

↓2

姫埜選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

姫埜「誰かいるの?」

天倉「姫埜」

歌恋「ごほっ……」

姫埜「春尊君に歌恋ちゃんじゃない。何かあったの?」

天倉「いや、歌恋がちょっと体調を崩して……」

姫埜「えっ、大丈夫なの?」

歌恋「は、はい」

姫埜「それなら良かったわ……でもこうなるとやっぱり歌恋ちゃんは待っててもらった方がいいんじゃない?」

歌恋「そんな……私は本当に大丈夫ですから……」

1…2人で何かするつもりなのか?
2…姫埜、どこかに行くつもりなのか?
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

1選択

天倉「2人で何かするつもりなのか?」

姫埜「あっ、しまった……!」

天倉「……」

姫埜「あー、その……みんな忙しいみたいだし志紀君を何とかしようかなと……」

天倉「なっ!?」

王城を何とかって……人の知らない間になんて事をしようとしてるんだ!?

姫埜「それにほら、春尊君や冬羽ちゃんに話したら間違いなく反対……よね?」

天倉「賛成すると思うか?」

姫埜「……やっぱり、そうよねー」

歌恋「どうしましょう……」

姫埜「とりあえず考え直しね……」

天倉「今度は2人で何とかするなんて考えないでくれよ?」

姫埜「はーい」

【プレゼントを渡しますか?】

【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【ルアックコーヒー】
【じぼうじき】
【イン・ビトロ・ローズ】
【明太フランスパン】
【クグロフ】
【希望の乾パン】

【渡す場合は上から選んでください】

歌恋↓2 姫埜↓4

プレゼントを決めて本日はここまで。

現時点での好感度と印象

若葉…MAX

姫埜…MAX

和水…MAX【友達として、キミの助けになるよ】

×狩谷…7.8

当麻…7.4

歌恋…5.4

×切原…4.4

×奉田…4.6

王城…3.9

×志賀…3.3

×音木…3.0

×神乃木…1.9

×クリス…1.6

×美踊…1.1

×福永…0.3

それではおやすみなさい……

天倉「歌恋、これ」

歌恋「あっ、綺麗なバラ……」

天倉「それで心を落ち着けて、もう2人でなんて考えないようにな」

歌恋「……はい」

天倉「姫埜には……」

姫埜「これは、コーヒーね」

天倉「ああ、苦手だったか?」

姫埜「そんな事ないわよ?結構飲んだりするし……ありがとうね」

【二ノ宮歌恋の好感度が上がりました!】

【姫埜メリーの好感度はこれ以上上がりません】

【二ノ宮歌恋イベントその3】

歌恋「……」

天倉「歌恋、何をしているんだ?」

歌恋「……少し昔を思い出してました」

天倉「昔、か」

歌恋「あっ、ごめんなさい。天倉お兄さんはまだ……」

天倉「いや、いいんだ。それで何を思い出してたんだ?」

歌恋「私がダンスをするようになったきっかけです」

天倉「歌恋がダンスを始めたきっかけ……?」

歌恋「……私、昔はダンスより歌が得意だったんです」

天倉「歌が……」

歌恋「そして美踊はダンスが得意で……昔は私達の得意な事は逆だったんですよ」

天倉「それがどうして……」

歌恋「私が病気で……歌を歌えなくなってしまった話はしましたよね?」

天倉「ああ」

歌恋「その数日前……美踊が怪我で足を痛めて、ダンスを踊れなくなってしまったんです」

天倉「……!」

歌恋「美踊はずっと泣いていました。いきなり自分の夢を潰されてしまったから当たり前ですよね」

天倉「……」

歌恋「その後私が病気で歌を歌えなくなった時、私は美踊に提案したんです。お互いの夢を入れ替えて叶えようって」

歌恋「美踊は歌を始めてあっさり当時の私を追い抜きました。私がダンスを始めた時美踊は自分よりすごいって笑って……私達の今の道はそこから始まったんです」

天倉「そうだったのか……」

歌恋「……だけど今の私は、その約束すら」

天倉「歌恋……」

歌恋「きっと天罰なんですよね……」

天倉「……」


【二ノ宮歌恋との絆が深まりました】

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「ただいま午後10時になりました」

モノクマ「波の音を聞きながら、ゆったりと穏やかにおやすみくださいね」

モノクマ「ではでは、いい夢を。グッナイ…」

天倉「……」

そろそろ寝るか……

【メダル吸引人形がメダルを集めたようです】

直後判定
01~32…2枚ゲット
34~65…3枚ゲット
67~98…5枚ゲット
ぞろ目…10枚ゲット

さらに【とある夢の画】の効果により【被害者候補】、【クロ候補】、【確定死亡フラグが立っている人数】のどれかがわかります
↓2のコンマで判定
00~33…???
34~66…???
67~99…???

【コンマ57のためモノクマメダル3枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは37枚です】

【コンマ91のため???の人数がわかります】

【???の人数は2人です】

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「オマエラ、グッモーニンッ!本日も絶好の南国日和ですよーっ!」

モノクマ「さぁて、今日も全開気分で張り切っていきましょう~!」

天倉「レストランに行こう」

【ホテルミライ・レストラン】

天倉「……」

相変わらず王城は姿を見せず、か。

当麻「んー……」

天倉「どうしたんだ、当麻」

当麻「なんつうか、こう……嫌な気配がしてよ」

天倉「嫌な気配?」

当麻「ああ。ちっ、何もなきゃいいんだがな……」







【???まで残り1日】






【天倉のコテージ】

天倉「……風が強いな」

嫌な気配、か……

【現在のモノクマメダルは37枚です】

・現在のプレゼント
【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【じぼうじき】


1…モノモノヤシーンをしに行く
2…自動販売機で何かを買う
3…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する

↓2

3選択

【空港】

天倉「……やるか」

【ザ・モノクマパンチャーを行います】

【コンマ一桁の数字枚数モノクマメダルが手に入ります】

【ぞろ目の場合プレゼントが出るかも……】

直後判定

【コンマ64】

【モノクマメダル4枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは41枚です】

天倉「こんなところか……」

まだ時間はあるな……どこに行くかな。

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

当麻選択

【チャンドラービーチ】

当麻「……」

天倉「当麻」

当麻「天倉か」

天倉「相変わらず嫌な気配がするのか?」

当麻「おう。風も強え……ったく、冗談じゃねえっての」

1…具体的にどういう感じかはわからないのか?
2…前にも、そんな気配を感じた事があるのか?
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

2選択

天倉「前にも、そんな気配を感じた事があるのか?」

当麻「……2回ある」

天倉「……どんな時だった?」

当麻「親父が死んだ時と、ここでの3回目の事件の時だ」

天倉「……!」

つまり当麻がこの気配を感じた時は……!

当麻「また、何か起きるかもしれねえ……考えたくもねえけどよ」

天倉「……」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>3-4からお選びください】

【現在のモノクマメダルは41枚です】

↓2

>>1に質問
とある夢の画の効果だけど、
00~33をA.
34~66をB.
67~99をC とした場合、
このABCは毎回シャッフルされるの?それとも固定?もし既出だったらごめんなさい

姫埜選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

姫埜「そこの2人ー!何してるのー?」

天倉「姫埜……」

当麻「風が強くなってきやがったって話をな」

姫埜「ああ、そういえば今日は妙に風強いわね……」

天倉「それと当麻が嫌な気配を感じているらしい」

姫埜「嫌な気配って……ここだとそういう意味にしか聞こえないわ」

当麻「あながち間違っちゃいねえからな」

姫埜「えっ、それじゃあ……」

天倉「……ああ」

1…とにかく、警戒した方が良さそうだ
2…急に風が強くなったのは前兆なのかもな
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

>>425
固定です

1選択

天倉「とにかく、警戒した方が良さそうだ」

当麻「モノクマといい王城といい、不安要素だけはありやがるからな……」

姫埜「……もうこれ以上誰も減ってほしくないんだけどね」

天倉「……そのためにも警戒はしよう」

姫埜「そうね……」

【プレゼントを渡しますか?】

【ドライビングニトロ】×2
【ギャグボール】
【メスシリンダー】
【ティッシュ】×2
【チョコチップジャーキー】
【超技林第二版】×2
【葉隠流水晶】
【神の砂の嵐の角】
【油芋】
【じぼうじき】
【明太フランスパン】
【クグロフ】
【希望の乾パン】

【渡す場合は上から選んでください】

当麻↓2 姫埜↓4

天倉「当麻、これ」

当麻「チョコチップジャーキー……前にももらったな」

天倉「そうだったな……」

当麻「へっ、ちょうど切らしてたんだ。ありがたくいただいとくぜ」

喜んでくれたか……?

天倉「姫埜、これ」

姫埜「ティッシュ?こんなのも出たのね、あれ」

天倉「そうみたいだ」

姫埜「消耗品はあって困らないし、ありがとうね」

喜んでくれたみたいだな……

【当麻隼の好感度が上がりました!】

【姫埜メリーの好感度はこれ以上上がりません】

【当麻隼イベントその4】

天倉「当麻はどうして強さを求めるんだ?」

当麻「んだよ、いきなり」

天倉「ちょっと気になったんだ。もし聞いたらまずいなら……」

当麻「いや……元々俺様は美魅を超えたかったんだよ」

天倉「神乃木を?」

当麻「美魅の奴と俺様はよく稽古でやりあってたんだけどよ、あの野郎毎回毎回俺様を負かしやがった」

天倉「今となっては想像しにくい絵面だな……」

当麻「だから最初は美魅より強くなるために……だけどそれだけじゃすまねえ事件があった」

当麻「俺様の親父が殺されたんだ」

天倉「……」

当麻「その時俺様は押し入れの中でガタガタ震えてた……全て終わるまでな」

当麻「親父の死体に泣きつきながら俺様は思った。強ければ守れた、強くなりゃもうこんな事にならずに済むはずだってよ」

天倉「それが当麻の……」

当麻「思えばあの頃から美魅の奴は俺様を避けるようになりやがったんだ。まさか美魅の親父代わりだった神父が俺様の親父を殺した犯人だなんて思ってなかった」

天倉「……なあ当麻。もしかして第2の動機の写真は」

当麻「……そういうこった」

あの写真が、当麻と神乃木の関係を変えたのか……

【当麻隼との絆が深まりました!】

【天倉のコテージ】

まだ時間はあるな……

天倉「これからどうするかな」

だけど今日は王城を見ない……どこに行ったんだあいつは。

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す【王城は選べません】
>>3-4から選んでください)

2…ザ・モノクマパンチャーに挑戦する
(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

↓2

王城は選べませんので下の若葉選択

【ホテルミライ・ロビー】

若葉「風、また強くなってきたね」

天倉「ああ、天気も心なしか悪くなってきた気がする」

若葉「やだなぁ、雷とか鳴らないといいんだけど」

天倉「実は雷が苦手だったんだよな……」

若葉「そうだよー。だから雷鳴りだしたらハル君のコテージに行くからね!」

天倉「……側にいて気が紛れるならいつでも歓迎するよ」

若葉「ありがとう!やっぱりハル君は優しいね!」

1…これぐらい当たり前だしな
2…実には負けるよ
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

2選択

天倉「実には負けるよ」

若葉「えっ?」

天倉「実の優しさに俺は救われてきたから。だからもし俺が優しいなら、それはきっと実のおかげだ」

若葉「ハル君……」

天倉「本当に、実がいてくれて良かった」

若葉「……ハル君!」

天倉「うわっ!」

若葉「ごめんなさい、だけどしばらくこうさせて……」

天倉「……それを実が望むなら」

若葉「ありがとう……」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>3-4からお選びください】

【現在のモノクマメダルは40枚です】

↓2

和水選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

和水「……」

天倉「な、和水!?」

若葉「えっ、トワ?」

和水「やれやれ、2人を見ていると色々悩んでるのが馬鹿らしいね」

天倉「い、いつからそこに」

和水「レストランにいたんだけれど……2人がロビーに来た頃には階段にいたよ」

つまり最初からじゃないか!?

若葉「トワ……」

んっ?なんだか実の和水を見る目が……

これは、悲しみ……?

1…実、どうかしたのか?
2…黙っている
3…自由安価。そぐわないものは下にずれます。

↓2

1選択

天倉「実、どうかしたのか?」

若葉「……」

実が黙ったという事は……まだ話せないって言っていた俺に関連する話か?

若葉「トワ、……………ってわかる?」

天倉「?」

なんだ、また実の言葉が……

和水「誓いの数字?なんだい、それは?」

誓いの数字?今、実は誓いの数字って言ったのか?

若葉「……本当に、忘れてるんだね」

和水「ミノリ、いったいキミは何を……」

若葉「……ごめんなさい、話せないんだ。私にそれは許されてないから」

和水「ミノリ……?」

若葉「ごめん、少し1人になりたいから……コテージに戻るね」

天倉「実!」

若葉「こんな事になるなら、私も………………」

ダメだ、実の声がまた途切れて……!

和水「ミノリ、今のはいったいどういう……?」

【プレゼントは発生しません】

【2人の好感度はこれ以上上がりません】

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「ただいま午後10時になりました」

モノクマ「波の音を聞きながら、ゆったりと穏やかにおやすみくださいね」

モノクマ「ではでは、いい夢を。グッナイ…」

天倉「実……」

実は何を知っているんだ……

【メダル吸引人形がメダルを集めたようです】

直後判定
01~32…2枚ゲット
34~65…3枚ゲット
67~98…5枚ゲット
ぞろ目…10枚ゲット

さらに【とある夢の画】の効果により【被害者候補】、【クロ候補】、【確定死亡フラグが立っている人数】のどれかがわかります
↓2のコンマで判定
00~33…???
34~66…???
67~99…???

【コンマ47のためモノクマメダル3枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは42枚です】

【コンマ29のため???の人数がわかります】

【???の人数は2人です】

【ファイナルデッドルーム武器庫】

王城「……」

王城「何度見ても変わらない」

王城「何度見てもそれしかない」

王城「……くだらないな」

王城「もう終わりだ」

王城「このふざけた世界なんて何もかも終わらせてやる」

王城「そして……」

王城「…………」

【天倉のコテージ】

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「オマエラ、グッモーニンッ!本日も絶好の南国日和ですよーっ!」

モノクマ「さぁて、今日も全開気分で張り切っていきましょう~!」

天倉「んっ、もう朝……」

ドンドンドンドン!!

天倉「な、なんだ?」

若葉「ハル君!早く避難して!」

天倉「実?避難って……」

そして外に出た俺が見たのは……







【灼熱の炎に包まれる王城のコテージだった】






【ホテルミライ・ロビー】

天倉「あれはいったいどういう事なんだ!?」

和水「わからない、ボク達も驚いているんだ」

姫埜「実ちゃんが気付かなかったら今頃どうなってたか……」

歌恋「だけど周りには燃え広がらなかったみたいで良かったです……」

当麻「しかしなんのために王城のコテージに火をつけたのかがまるでわからねえ。少なくともあいつコテージには帰ってきてねぇみたいだったしな」

若葉「もしかして……」

天倉「何かわかったのか?」

若葉「推測だけど、火をつけたのは……」







王城「やあやあ、みんなお揃いで……」






天倉「王城!?」

王城「気に入ってくれたか?俺のゲームスタートの合図」

若葉「やっぱり自分で火をつけたんだね王城君……!」

姫埜「じ、自分で!?」

王城「当然。だってもういらないからな」

当麻「てめえ、あれで天倉が死んだらどうするつもりだったんだ!?」

王城「別に何も?」

歌恋「っ!?」

王城「そうなったら俺が学級裁判を乗り切るだけさ」

和水「王城クン……キミはあの火をゲームスタートの合図だと言ったね?」

王城「そうさ、喜んでくれよ!今回のゲームが俺のラストゲームだ!」

天倉「ラストゲーム……?」

王城「正直もう色々どうでもよくなってさ。だからさっさとこの島から出ていく事にしたんだ」

和水「それは殺人予告、かい?」

王城「どうとでも……」

天倉「王城……!」

俺は入り口近くに立つ王城に駆け寄る。
そうしないといけない、そう思ったから。

当麻「……!?天倉、よせ!!」

天倉「……!?」

だから、王城と俺の間で何か光が見えた時……俺はどうする事も出来なかった。

王城「さあ、ゲームスタートだ……」







若葉「ハル君、ダメェェェェェェェェェ!!」












ドォン!!






空気が一気にひっかき回された。
俺はゴロゴロと床を転がって……気付いた時には地に伏せていた。

天倉「うっ、くっ……!」

王城「最高だ!最高の幕開けじゃないか!」

和水「爆弾……いつの間にこんな物を!」

当麻「天倉、無事か!?」

天倉「あ、ああ……」

俺は手をついて立ち上がろうとする……その時、何かヌルッとした感触がした。

天倉「……?」

手を見るとその手は真っ赤に染まっていた。
そしてなんだろう……俺は、誰かに抱きつかれている……?

姫埜「う、嘘……」

歌恋「あ、あああ……!」

視線を向ける。
俺に抱きついている、その人物に。







【爆発で飛んだ破片が背中に突き刺さってグッタリしている……】

【若葉実……俺の、大切な人を】






天倉「み、実……?」

王城「これでもう幸運はない。天倉、お前の幸運の女神は完全に無力になったわけだ」

和水「まさかこのために爆弾を……!」

王城「若葉なら天倉を庇ってくれるのは間違いないからな!まあ、死にはしないだろ……だって若葉は幸運なんだから」

当麻「て、てめえ……!」

王城「さあラストゲームだ……俺はこのジャバウォック諸島のある場所に毒ガスを仕掛けた」

姫埜「ど、毒ガス!?」

王城「起動すれば瞬く間に全てを包み込んで……みんなまとめておしまいだ!止める方法はただ1つ……俺が起動装置を止める事だ」

歌恋「そ、そんな……!」

モノクマ「おぉ、これはすごい事になってるね!」

モノミ「わ、若葉しゃん!?」

天倉「…………」

当麻「馬鹿が、毒ガスが起動すりゃてめえも死ぬんだぞ!?」

王城「……大丈夫だよ」

和水「大丈夫……?」

王城「どちらにしても……こんなふざけた世界なら消えてなくなってしまえばいい。それだけの話だ」

姫埜「ダメ、全然話が通じない!」

天倉「…………」

王城「あれ、どうしたんだ天倉?さっきからボケーッとしちゃってさ」

天倉「…………やる」

王城「なんか言ったか?」

天倉「殺してやる……お前だけはこの手で殺して……!」







若葉「ダ、メ、だよ……」






天倉「っ!?」

若葉「ハル、君、ダ、メ……最後、まで、憎しみを……持ったら……絶望しちゃ、ダメ……」

天倉「実、実!」

若葉「ハル君は、私の希望、だから…………………………」

天倉「実!!」

和水「っ、まだ息はある!急いで病院に連れていくんだ!」

モノミ「モノクマ!また救急車を……」

モノクマ「やーだよーだ!」

姫埜「早く行かないと!血がどんどん出てる!」

当麻「くそっ、王城……てめえ後でぶっとばす!!」

歌恋「行きましょう……!」

モノミ「あ、あちしも行きまちゅ!」

…………

王城「やれやれ……麗しい友情だな全く」

モノクマ「いやー、まさかここまでやるとは思わなかったよ王城クン!」

王城「……」

モノクマ「そんなにファイナルデッドルームで手に入れたあの真実がショックだった?」

王城「……ああ、全くだ」

モノクマ「うぷぷ、そりゃそうだよねぇ」

王城「モノクマ」

モノクマ「何かな?」

王城「このラストゲームが終わり次第お前を消し去ってやるから覚悟しておけ……俺は自分のゲームを邪魔されるのが大嫌いなんだ」

モノクマ「もし生き残れたら改めてその言葉を聞くよ!じゃーねー!」

王城「……」

王城「……ここまで上手くいったか」

王城「やっぱりこの世界は……」

王城「……さてと、ラストゲームは始まったし行くか」







王城「相応しい舞台へ、な……」






本日はここまで。

明日には事件が発生するかと。
ある意味もう事件があったようなものですが……

それではおやすみなさい……

【病院】

和水「……」

天倉「和水!み、実は……」

和水「専門ではないけど、出来る限りの手は尽くしたよ」

姫埜「それで……」

和水「……命に別状はない。やっぱりミノリは幸運だったよ」

歌恋「よ、良かった……!」

当麻「……良かったな天倉」

天倉「ああ、ああ……!」

和水「だけど安心してばかりもいられない……王城クンが仕掛けた毒ガスの件があるからね」

当麻「くそっ、それがまだ残ってたな……!」

姫埜「だけどどうするの?志紀君はきっと本気よ」

天倉「そうだな……」

そもそも王城はなんでこんな事をしたんだ?
なんで実を……いや、それはあいつがはっきり言っていたか……

…………

王城『これでもう幸運はない。天倉、お前の幸運の女神は完全に無力になったわけだ』

…………

あいつは、ゲームなんて物を思い通りにするためだけに……ただそれだけのために実を傷つけたんだ……!

天倉「王城、志紀……!」

ドロドロと何かが心の底に渦巻いている。

これは、そう、きっと……







当麻「天倉、ちょっと歯食い縛れ!!」

天倉「ぐっ!?」






姫埜「ちょ、ちょっと隼君!?いきなり殴るなんて……」

当麻「目、覚めたかよ馬鹿野郎が」

天倉「……」

当麻「いいか、てめえの考えはよくわかる。でもてめえ、さっき若葉になんて言われた?」

天倉「……!」

当麻「今のその目でよ……起きた若葉に顔向け出来んのか?」

和水「当麻クン……」

当麻「……あいつは生きてんだ。だったらてめえのやる事は王城を憎む事じゃねえんだよ」

歌恋「……」

当麻「……俺様みたいになりたくなかったら肝に命じとけ」

姫埜「隼君、どこ行くの!?」

当麻「探すんだよ、毒ガスを」

歌恋「心当たりはあるんですか……?」

当麻「ねえけど……やるしかねえだろ」

そう言って当麻は走って行ってしまった……

天倉「……駄目だな、実が一番望まない姿を見せるところだった」

和水「ハル……」

天倉「少し、頭を冷やすよ。実と……2人っきりにしてくれ」

姫埜「わかった。それじゃああたし達も隼君みたいに毒ガスを探しましょう」

歌恋「はい……」

和水「……待ってるよハル」

天倉「…………」

【若葉の病室】

天倉「実……」

若葉「……」

天倉「本当に、俺は駄目だな……実の言葉を忘れるところだった」

若葉「……」

天倉「……俺を希望って言ってくれた理由はわからない」

若葉「……」

天倉「それでも実がそう思うなら……」

天倉「待っててくれ、毒ガスを探して何とかしてくる」

天倉「だから終わったその時に……また笑ってほしい」

天倉「俺の大好きなあの笑顔を……」

…………行こう。
時間がどれだけ残されてるかなんてわからない……それでも絶対に何とかしてみせる!

【病院前】

天倉「まずはこの島を探してみるか……」

王城「へぇ、その様子だと若葉は助かったみたいだな?」

天倉「っ!?」

王城「やあ、天倉」

天倉「何しに来た、王城……!」

王城「確かめに来たんだよ。万が一若葉が爆弾で死んでしまったら俺はあっという間にゲームオーバーだからな」

天倉「……若葉は無事だ」

王城「それは良かった」

天倉「どの口で……!」

王城「まあまあ落ち着けよ。もうひとつ用件があってさ、俺はヒントを教えに来たんだ」

天倉「ヒント……?」

王城「そう、毒ガスはカプセルに入った物が5つある」

天倉「5つ!?」

王城「起動装置の解除方法はそれぞれが持つ電子生徒手帳を認証させるだけ。ちなみに1つにつき1個の起動装置しか止められないから気をつけるように」

天倉「お前が止めるしかないんじゃなかったのか!?」

王城「特別に俺の電子生徒手帳は全て止められるように設定したんだよ。まあ、もうないけどな」

天倉「ない?」

王城「灰になったからな」

天倉「まさかお前!?」

王城「くくっ、そういう事……じゃあ、せいぜい頑張ってくれよ天倉」

天倉「待て!」

王城「なんだ?」

天倉「何があった」

王城「……?」

天倉「冷静になってみると今回のお前は何かおかしい……まるで世界そのものに……」

王城「絶望してるみたいだ」

天倉「……!」

王城「……わかったからな」

天倉「わかった……って何がだ」

王城「この世界でどんなにゲームを作り上げたところで……」







王城「俺の望みは、永久に叶わない。絶対にな」






天倉「……」

王城は消えた。
ただ一言……

王城「タイムリミットは明日の正午だ」

そう、言い残して。

天倉「……」

なんだ、何が王城を変えた?
いや、今はそんな事を考えている場合じゃない!

探すんだ、毒ガスを……!

俺は走った。
途中で会ったみんなにも王城の言葉を伝えながら走り回った。

そして……

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「ただいま午後10時になりました」

モノクマ「波の音を聞きながら、ゆったりと穏やかにおやすみくださいね」

モノクマ「ではでは、いい夢を。グッナイ…」

天倉「くっ、まだ見つからないのか……!」

夜になっても毒ガスは見つからなかった。

いったいどこだ!
王城はいったいどこに……!

俺はひたすら探し回った。
他のみんなに全く会わずにいた事は気になったけど……それは文字通り頭の片隅にあった。

ただ毒ガスを見つける事しか頭になかったんだ……

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします…」

モノクマ「オマエラ、グッモーニンッ!本日も絶好の南国日和ですよーっ!」

モノクマ「さぁて、今日も全開気分で張り切っていきましょう~!」

天倉「はぁ、はぁ……」

結局中央から第3の島に毒ガスはなかった……

天倉「だったら次は……」

【第4の島】

天倉「どこだ、どこに……んっ?」

それは、些細な、だけど大きな違和感だった。

ネズミー城の扉が、開いていた。

【ネズミー城内部】

天倉「……」

なんだ、ここ……まるで教会みたいな、厳かな雰囲気だ……

天倉「んっ?」

壁に盾と……他にも何かかけられていたみたいだけど……なくなっている?
それと床にあるのは……石碑?

【冬が来て、雨が降り、実りがあって、春となる。
4人の誓いは不滅であり、希望の道を指し示す。
その証にこの数字を残そう。
×××××】

ダメだ、数字部分は読めない……

天倉「っ……こんな事をしている場合じゃない!」

毒ガスはなさそうだ、次に行こう!

【第5の島】

天倉「後はもうここしか……」

ドォン!!

天倉「なっ!?」

これは、爆発!?

【ワタツミ・インダストリアル】

天倉「なっ!?」

モノケモノを作っていた工場が、がれきの山に……

当麻「な、なんだよこれは!?」

天倉「みんな!」

和水「ハル、キミも来ていたんだね?」

天倉「ああ、この島に入った途端、爆発があったからな……」

姫埜「というか、みんなここに集まったのね」

歌恋「ここ以外のどこにもありませんでしたから……」

天倉「じゃあ後はこの島だけか……!」

俺達は全員で毒ガスを探した。
そして残ったのは……

【ヌイグルミ工場】

天倉「後はもう、ここだけだ」

和水「時間もないね……行こう!」

ガチャガチャ!

当麻「閉まってやがるぞ!?」

歌恋「あ、当たりみたいですね……」

姫埜「じゃあ何とかして開けないと!」

当麻「退いてろ!!」

当麻が槍を持つと扉に向かって飛びかかる。
何かが壊れたような音、そして鈍い音がした。

当麻「開いたぞ!」

天倉「よし、行こう!」

時間もなかった……
だから俺達は工場内に飛び込んだ。

その先に広がっていた物がわかっていたら……
そんな事は、しなかったのに。







【ヌイグルミ工場に入った俺達を待っていたのは……】

【右腕、左脚、そして喉に……】

【3本の槍が突き刺さった……】

【王城志紀の息絶えた姿、だったんだ】






ピンポンパンポーン…!







モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます!」






天倉「……王、城?」

当麻「んな、馬鹿な……!」

和水「王城クンが、死んだ……?」

姫埜「ちょ、ちょっとどういう事!?」

歌恋「な、なんで王城お兄さんが……」

天倉「っ、毒ガスは!?」

当麻「そこにあるぞ!」

王城の遺体のすぐ側にある毒ガスの起動装置。
だけど……

当麻「……なんだ、これ」

天倉「止まっている……?」

毒ガスの起動装置は電子生徒手帳を使って止めるしかないはずだ。
でも俺達は今までここに毒ガスがある事すら……

天倉「……?」

王城の遺体近くに電子生徒手帳が……
王城の電子生徒手帳はもうないはず、いったい、誰、の……

そこにあった名前を俺はすぐに認識出来なかった。
だってその電子生徒手帳の名前は……







若葉実、だったから……












CHAPT.5【希望なんてないこの世界で彼は慟哭する】(非)日常編 END

生き残りメンバー7→6人






本日はここまで。

王城クン退場です。
明日から捜査に入ります。
絶対絶望少女で遅れるかもしれませんが。

それではおやすみなさい……

お疲れ様です。
支援絵が完成したので貼らせていただきます。

http://kie.nu/2bIY

21:00から21:30に捜査開始します。

>>529
支援絵ありがとうございます!
希望が溢れてきますね……

絶対絶望少女から得た設定はスクールモードや埋めネタで使う予定。
公式との身長3cm、胸囲2cmの違いは成長したという事でお願いします。

それではまた後ほど……







CHAPT.5【希望なんてないこの世界で彼は慟哭する】非日常編






天倉「……」

あの王城が死んで、電子生徒手帳を使わないと止められない毒ガスの起動装置が止まっていて……

天倉「……」

そして実の電子生徒手帳がここにある……いったいどういう事なんだ!?

モノクマ「いやっほーう!」

天倉「モノクマ……!」

モノクマ「いやはや、とうとう退場してしまいましたなぁ、王城クン」

和水「とうとう?どういう意味だい、それは……」

モノクマ「だって王城クンって今までそれはもう色々やってたじゃない。確かにボクが動機を出すまでもなく事件は起きるよねー!」

姫埜「今までの積み重ねが動機だとでも言うつもりなの!?」

モノクマ「まっ、そういう事……うぷぷ、いったい誰がこんな事したんでしょう!手がかりでもあればいいんだけどね、天倉クン!」

天倉「……!」

もしかして実の電子生徒手帳の事を言っているのか……!?

モノクマ「というわけで……ザ・モノクマファイルー!」

天倉「……」

モノクマ「頑張ってね!たとえその未来に絶望しかなくてもさ!」


       【捜査開始】

まずはモノクマファイルだな……

〔被害者は王城志紀。
死亡推定時刻は12時頃。
死体発見現場はヌイグルミ工場内。
死体は椅子に座っている。
右腕、左脚、喉に槍が突き刺さっており、左手は背中に回され椅子の脚に手錠で繋がっていた。
右脚はロープで椅子の脚に縛られている〕

つまり、誰かが王城を拘束して……殺したって言うのか?
だけどこのモノクマファイル……

コトダマ:【モノクマファイル5】を手に入れました。
〔被害者は王城志紀。
死亡推定時刻は12時頃。
死体発見現場はヌイグルミ工場内。
死体は椅子に座っている。
右腕、左脚、喉に槍が突き刺さっており、左手は背中に回され椅子の脚に手錠で繋がっていた。
右脚はロープで椅子の脚に縛られている〕

1…王城の遺体を調べる。
2…毒ガスの起動装置を調べる
3…王城が拘束されている椅子を調べる

↓1

1選択

王城の遺体には3本の槍が突き刺さっている……

天倉「……」

色々思うところはある……だけどそれは今考える事じゃない。

天倉「調べさせてもらうぞ、王城」

槍はモノクマファイルにあるように右腕、左脚、喉に刺さっているみたいだ。

当麻「槍はどれも同型だ。しかしこんなもん、どこにあったんだ?」

天倉「槍の出所か……んっ?」

脚に刺さった槍の先端の血が少し乾き始めている……?

天倉「……」

コトダマ:【王城の遺体】を手に入れました。
〔王城の遺体には3本の槍が刺さっていた。
脚に刺さった槍の血は乾き始めている〕

コトダマ:【槍】を手に入れました。
〔王城の遺体に刺さっていた槍。
全て同じ型だが出所は不明〕

1…毒ガスの起動装置を調べる
2…椅子を調べる

↓1

1選択

毒ガスの起動装置はこれか……

和水「どうやら起動すると毒ガスが吹き出すようになっているみたいだね……」

天倉「止めるにはこのカードリーダーに電子生徒手帳を認証させるんだったよな?」

和水「そうだね、一度認証させると他の同型のカードリーダーに情報が共有されて他のは解除出来ない仕組みみたいだけれど……随分と高性能だね」

天倉「……」

和水「いったい誰が止めたんだろう……王城クンは電子生徒手帳を持ってないようだけれど」

……まさか、この毒ガスの起動装置を止めたのは。

コトダマ:【毒ガスの起動装置】を手に入れました。
〔王城が用意していた毒ガスを撒く機械。
止めるには電子生徒手帳をカードリーダーに認証させる必要があり、一度認証させると情報が共有されて同型の起動装置を止める事が出来なくなるようだ〕

コトダマ:【若葉の電子生徒手帳】を手に入れました。
〔王城の遺体近くに落ちていた若葉の電子生徒手帳〕

王城が拘束されている椅子は床に固定されて動かないみたいだな……

天倉「椅子の脚にはロープと手錠で王城の手足が繋がっている……」

歌恋「……なんでロープと手錠なんでしょう?」

姫埜「えっ?」

歌恋「拘束するだけならどちらかだけを使えばいいはずなのに……ロープなんて相当ぐるぐる巻きにしてますから量は足りますよね?」

姫埜「確かにそうね……なんでかしら」

王城がどうして2つの道具で拘束されていたのか、か……

コトダマ:【王城の拘束】を手に入れました。
〔王城は手を手錠、脚をロープで拘束されていた。
ロープは脚を何重にも巻いている〕

それにしても派手にやったな当麻……確か微妙な隙間から槍を突き入れて鍵を壊したんだよな。

天倉「あれ?だけどこの扉鍵なんてないぞ?」

じゃあどうして開かなかったんだ……?

少し調べてみるか……

天倉「扉の下にいくつか部品が散らばってるな……」

これが当麻の壊した物なのか?

天倉「……?」

よく見たらこの扉……王城と直線で結べるな。
何か意味があるのか?

コトダマ:【ぬいぐるみ工場の扉】を手に入れました。
〔ぬいぐるみ工場の扉は王城の遺体発見前閉まっており、当麻が何かを壊して突入した。
しかし扉に鍵は存在しない〕

コトダマ:【床に散らばった部品】を手に入れました。
〔扉近くの床に散らばった何かの部品〕

1…ぬいぐるみ工場の休憩室を調べる
2…若葉の様子を見に行く

↓1

とりあえず実の様子を見に行こう……

【病院・若葉の病室】

天倉「……」

モノミ「あっ、天倉クン」

天倉「モノミ?実の側にいてくれたのか?」

モノミ「あちしに出来るのはこれぐらいでちゅから……」

天倉「そうか……ありがとうモノミ。実の様子はどうだ?」

モノミ「全然目をさましてくれまちぇん……それに電子生徒手帳もどこかに行っちゃったみたいでちゅ……」

天倉「……まだ目を覚ましていないんだな?」

モノミ「そうでちゅ……ずっと側にいるんでちゅけどまだ目を覚ましてくれまちぇん」

天倉「……」

この証言が正しければ……
もしかしたら実の電子生徒手帳はあの時に……?

コトダマ:【モノミの証言】を手に入れました。
〔若葉が病院に来てから付き添っているが、まだ目を覚ましていないらしい〕

1…ぬいぐるみ工場の休憩室を調べる
2…王城のコテージの焼け跡を調べる
3…話す【和水】

↓1

1選択

天倉「なんだ……!?」

休憩室に大量のモノクマのぬいぐるみが……しかもどれもボロボロだぞ……

天倉「……んっ?」

モノクマのぬいぐるみの側にあるのは何かの部品か?
これ、扉近くに落ちていた物に似てるな……

コトダマ:【大量のぬいぐるみと部品】を手に入れました。
〔ぬいぐるみ工場の休憩室にあったモノクマのぬいぐるみと何かの部品。
ぬいぐるみは右腕、左足、頭がボロボロだったり穴が空いたりしている。
部品は扉近くの物と酷似している〕

1…王城のコテージ焼け跡を調べる
2…話す【和水】

1選択

天倉「……」

王城のコテージは完全に焼け落ちている……

天倉「王城はもういらないって言っていたよな」

だけどコテージが使えなかったのに王城は毒ガス捜索の時に全く姿を見せなかった……
いや、その前から王城はコテージに帰ってなかったみたいなんだよな……

天倉「この数日間王城はいったいどこにいたんだ?」

考えればわかるはずだ。
そもそも王城がどこである物を手に入れたかを……

【この数日間王城が寝泊まりしていたのは?】

1…モーテル
2…旧館
3…ファイナルデッドルーム

↓1

正解!

天倉「ファイナルデッドルームには確か毒が気体、液体、固体に分かれて保管されていたんだよな……」

王城はおそらく毒ガスをそこで手に入れたはずだ。
そしてファイナルデッドルームには他に実しか入れないから姿を隠すにはうってつけ……

天倉「……」

ファイナルデッドルーム……今となっては実しか入れない部屋。
だけどまだ目を覚ましていない以上、実には頼れない。

天倉「……」

やるしか、ないか……

【ファイナルデッドルーム前】

天倉「……」

実が前回の事件で命を懸けた場所……
俺が行こうとして止められた場所。

天倉「……ごめん、実」

だけどもうそんな事を言っている場合じゃない。
真実を知るためには……俺も行くしかないんだ。

ファイナルデッドルームに。







ガチャン……






本日はここまで。

明日には捜査が終わるかどうか……

それではおやすみなさい……

【ファイナルデッドルーム】

天倉「……」

これが実や王城、それに狩谷と奉田も挑戦したファイナルデッドルームか。

天倉「なるほど、中は実に聞いたのと変わらないな……よし」

実に聞いていた手順で俺はファイナルデッドルームの脱出ゲームを解いていく。
そして残る課題は後1つ……

天倉「ロシアンルーレットか……」

無難にここは一発にしておくか……

天倉「……」

いや……それじゃあダメだ。
俺は知らないといけない事がある。
だったらここは……

天倉「……」







カチ……






【ファイナルデッドルーム・武器庫】

天倉「これは……!」

机に椅子、簡易式の寝袋にチェスボード……
間違いない、ここが王城の……!

モノクマ「おめでとうー!」

天倉「モノクマ……」

モノクマ「って、何これ!?ボクの自慢の武器庫がリフォームされてる!なんという事でしょーう!」

天倉「何しに来たんだ」

モノクマ「ああ、天倉クンが難易度3をクリアしたからご褒美を持ってきたんだよ」

天倉「もしかして希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件のファイルか?」

モノクマ「そうそう。それともう1つ……このファイルを差し上げます!中身は見てのお楽しみ!」

天倉「……」

モノクマ「うぷぷ、頑張ってね……キミが真相を明らかにするのを楽しみにしてるから……」

天倉「……言われなくてもそのつもりだ」

1…冷蔵庫を調べる
2…チェスボードを調べる
3…机を調べる

↓1

1選択

まずは毒ガスがここの物か確認しないとな……

天倉「気体の冷蔵庫はこれか……」

確かに気体の冷蔵庫に隙間が空いているな……起動装置付きの毒ガスは1つしかない。
説明書にある内容も王城が言っていた通りだな……

天倉「んっ?」

冷蔵庫が開いている……これは液体の毒か。

天倉「1つだけ中身がだいぶ減っているな」

【モノクマ特製毒薬。
液体のため持ち運びには注意!
この毒は体内に入った途端即死します。
毒が入った場所周辺部の血を凝固させる働きもありますが、治療に使えばもちろん即死です】

天倉「……即死する毒か」

コトダマ:【モノクマ特製毒薬】を手に入れました。
〔ファイナルデッドルーム武器庫にあった液体の毒薬。
中身が半分以上減っている。
体内に入った途端即死し、入った経路周辺部の血を凝固させるらしい〕

1…チェスボードを調べる
2…机を調べる

↓1

1選択

天倉「これは王城のチェスボードだな……」

駒もきちんと揃っているみたいだ……あれ?

天倉「白のキングにひびが……」

何か意味があるのか?

コトダマ:【王城のチェスボード】を手に入れました。
〔王城が持っていたチェスボード。
白のキングにはひびが入っている〕

後は机だな……いくつかメモがあるみたいだ。

【実験を経て軌道の修正はほぼ成功。
材料が残り少ないため計画を実行に移す。
これで何もかも終わりだ。
このくだらない世界も、このゲームも】

天倉「……」

王城は最後までゲームとしか考えていなかったんだな……

コトダマ:【王城のメモ】を手に入れました。
〔実験を経て軌道の修正はほぼ成功。
材料が残り少ないため計画を実行に移す。
これで何もかも終わりだ。
このくだらない世界も、このゲームも〕

天倉「こんなところか……」

王城はここで何かの計画を練っていたみたいだ……だけど結局王城が死亡した。

天倉「その謎を解くためにもまだ調べないといけない事があるな……」

今は捜査が優先だし、このファイルは後で読む事にしよう。

天倉「さてと、地下通路から外に出るとするか……」

1…ネズミー城を調べる
2…話す【姫埜】
3…話す【和水】

↓1

2選択

【観覧車】

姫埜「あれ?春尊君、ここにいたの?」

天倉「姫埜?どうしてここに」

姫埜「いや、ちょっと気になった事があったから調べに来たの」

天倉「気になった事?」

姫埜「今まで閉まっていたネズミー城が開いてたのよ。あたしが朝のチャイムの少し前に来た時に毒ガスはなかったからすぐに違う場所に行ったんだけど……あたしあそこで見たのよ」

天倉「見たって何を?」

姫埜「志紀君に刺さってたあの槍よ!確かネズミー城の壁に3本かかってたはずよ!」

天倉「なんだって!?」

姫埜「でも記憶違いかもしれないから……写真でもあればいいんだけど」

写真か……

コトダマ:【姫埜の証言】を手に入れました。
〔ネズミー城の壁には王城に刺さっていた槍がかかっていた〕

1…ネズミー城を調べる
2…図書館を調べる
3…話す【和水】

↓1

1選択

【ネズミー城】

天倉「姫埜が言うにはここに王城を刺した槍があった……」

持ち出したのはやっぱり犯人なのか?

天倉「だけどあの槍を運び出すとなると相当目立つ……」

当麻なら1本持っていても不自然ではないだろうけど……んっ?

天倉「槍のかかっていた壁の下に何か……」

これは、イヤホンか?
どうしてこんな物がここに……

コトダマ:【イヤホン】を手に入れました。
〔槍のかかっていた壁の下に落ちていたイヤホン〕

1…図書館を調べる
2…話す【和水】

↓1

2選択

天倉「和水、ちょっといいか?」

和水「……」

天倉「和水?」

和水「えっ?ああ、ハル。何か用かな?」

天倉「聞きたい事があるんだ」

和水「なんだい?」

天倉「実が病院に運ばれた時なんだけど……その時実の電子生徒手帳はあったか?」

和水「そういえば……なかったね。周りも探してみたけどどこにも」

天倉「そうか……ありがとう」

和水「そうだ、ボクも聞きたい事があるんだハル」

天倉「なんだ?」

和水「……現場の扉の隙間に当麻クンが槍を刺した後、何か風を切るような音がしたんだ」

風を切るような音?

和水「何に繋がるかわからないから一応話しておこうと思ってね」

天倉「ああ、ありがとうな」

コトダマ:【和水の証言1】を手に入れました。
〔若葉の電子生徒手帳は病院に運ばれた際、既に紛失していた〕

コトダマ:【和水の証言2】を手に入れました。
〔当麻が扉の隙間に槍を刺した時、風を切るような音がした〕

【図書館】

もしかしたらここに……あった!
ジャバウォック島観光案内……

天倉「第4の島、第4の島……このページからだな」

ネズミー城の中の写真も貼ってある……
間違いない、王城に刺さっていた槍はネズミー城の物だったんだ!

天倉「だけどないな……」

この写真には石碑がない……つまりあれはこの写真が撮られた後に作られたのか?

コトダマ:【ネズミー城内部の写真】を手に入れました。
〔ジャバウォック島観光案内に載っていた写真。
槍が壁に掛かった様子が残されている〕

1…話す【当麻】
2…話す【歌恋】

↓1

2選択

歌恋「あっ、天倉お兄さんちょうど良かった」

天倉「どうかしたか?」

歌恋「王城お兄さんのポケットにこれが……」

天倉「これは本の切れ端か?」

何かを撃ち出す機械の設計図か?
どうやら紐か何かで固定してそれを切ると発射される仕組みらしいけど……どうして王城がこんな物を?

コトダマ:【設計図】を手に入れました。
〔王城が持っていた本の切れ端。
紐か何かが切れると発射される機械の設計図のようだ〕

当麻「天倉、ちょっとこれ見てみろよ」

天倉「どうした?」

当麻「今王城に刺さってた槍を引き抜いたんだけどよ、脚に刺さってたやつだけ変なもんがついてんだよ」

天倉「変な物って先に結ばれてるこのピンクの……風船?」

当麻「だよな。それとなんか知らねえけど槍を抜いたら針も落ちてきやがった」

天倉「針……?」

当麻「極めつけは風船の近くに付いてたこの機械だ」

この機械……さっき王城が持っていた設計図のものか!

天倉「槍に何かを撃ち出す機械がついていた……?」

コトダマ:【槍】をアップデートしました。
〔王城の身体に刺さっていたネズミー城の3本の槍。
脚に刺さっていた物にはピンクの風船の破片が残っていた〕

コトダマ:【針】を手に入れました。
〔王城の脚の槍を引き抜いた時に一緒に出てきた針〕

コトダマ:【射出装置】を手に入れました。
〔王城の脚に刺さっていた槍に取り付けられていた機械。
紐か何かを切ると発射される仕組み〕

天倉「……」

もうすぐ時間だ。
最後にこれだけは調べないといけない。

この扉に散乱した機械の部品、さっきは部品がある事しか見てなかったけど……

天倉「やっぱりそうだ……これも設計図の射出装置の部品だ」

見たところ3つの射出装置の部品みたいだな……
3つ、か。

天倉「んっ?」

なんだこれ、糸?
床の色と変わらないから気付かなかったな……
それにしても随分長いな……休憩室の前を回って、ベルトコンベアも回って……

天倉「これは……!」

王城の遺体の足下まで伸びている……!
しかも先端には血が付いてるぞ……

コトダマ:【床に散らばった部品】をアップデートしました。
〔扉近くの床に散らばった射出装置の部品。
部品の量から3つの射出装置の部品だと思われる〕

コトダマ:【糸】を手に入れました。
〔扉から王城の遺体の足下まで伸びていた床の色と同じ糸。
先端には血がついている〕

キーン、コーン… カーン、コーン

モノクマ「あー、あー、聞こえてる?大丈夫だよね?」

モノクマ「オマエラ、そろそろ学級裁判を始めるよ!」

モノクマ「絶望する覚悟が出来次第モノクマロックに集合ー!!」

モノクマ「うぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

天倉「……絶望か」

そんなの、今さらだ……

【若葉の病室】

天倉「モノミ、実はどうだ?」

モノミ「まだでちゅ……モノクマが今回だけは学級裁判を免除するって言ってきまちた……」

天倉「そうか……」

少なくとも実が何かされる心配だけはないんだな……

天倉「実……」

若葉「……」

天倉「今回は実がいないけど……必ず戻ってくる」

若葉「……」

天倉「だから……待っててくれ」

実の額にキスをして俺は病室を後にする。
死ねない、俺は絶対に……死ねないんだ。

【モノクマロック前】

……そうだ、一応ファイルを見ておく必要があるか。

天倉「もしかしたらこれが王城の手に入れた特典かもしれないしな……」

俺はゆっくりとファイルをめくっていく。
その中にあったのは……

天倉「……」

バサッ……

天倉「は、はは……なんだ、これ?」

有り得ない、こんなの嘘に決まってる……

天倉「嘘だ、こんなの嘘に決まってるんだ……」

くっ、このファイルについて考えるのはやめだ……今は学級裁判に集中しろ……!

【モノクマロック】

和水「ハル?どうしたんだい、顔色が悪いよ?」

天倉「あっ、いや……なんでもない」

姫埜「もしかして実ちゃんが気になるの?」

天倉「……」

当麻「心配すんなって。あいつならきっとすぐ目覚ましてお前にじゃれつくだろうよ」

歌恋「そうですね……」

天倉「……」

モノクマロックからエスカレーターが飛び出してくる……
俺達はそれに乗り込んで、そして……

【地下エレベーター】

深く深く深く深く……
エレベーターは沈んでいく。
まるで今の俺のように。

天倉「……」

実、早く目を覚ましてくれ……
俺は、俺は……

チーン!

【学級裁判場】

モノクマ「あー、全く寂しくなったねぇ……まさか三分の一以下になるなんて」

和水「ミノリが死んだかのような言い草はやめてくれないかなモノクマ……」

モノクマ「おっと失礼!それじゃあさっさと始めちゃいますか!」

天倉「…………」

【超高校級のチェスプレイヤー】王城志紀……
俺達が巻き込まれたこのコロシアイで動き続けた男。
いくつもの事件をゲームと称して引っ掻き回した男。
そんなあいつを殺した人間が……

和水「……この事件、一筋縄じゃいかないだろうね」

当麻「ちっ、あんな野郎でも殺しちまったら負けだ……」

この中にいる……

歌恋「……」ギュウッ

だけど俺達のやる事は変わらない、変えられない……

姫埜「結局わかりあえなかったわね……」

生きるために。
俺達に選択肢なんかないんだ。

天倉「……」

生きるため、か……
じゃあもし、もしも……







自分が本当は生きてなかったとしたら何のためにこんな事をするんだ?






本日はここまで。

次回学級裁判です。

それではおやすみなさい……

【コトダマ一覧】

【モノクマファイル5】>>535

【王城の遺体】>>540

【毒ガスの起動装置】
【若葉の電子生徒手帳】>>542

【王城の拘束】>>543

【ヌイグルミ工場の扉】>>544

【モノミの証言】>>546

【大量のヌイグルミと部品】>>548

【モノクマ特製毒薬】>>562

【王城のチェスボード】>>564

【王城のメモ】>>565

【姫埜の証言】>>568

【イヤホン】>>570

【和水の証言1】
【和水の証言2】>>572

【ネズミー城内部の写真】>>573

【設計図】>>575

【槍】アップデート版
【針】
【射出装置】>>576

【床に散らばった部品】
【糸】>>577

王城志紀の死。
誰よりも死から遠い存在と思われた人物の死は希望の訪れか絶望の前触れか。
王城の語っていたラストゲームの意味とは?
果たして真実の先に希望はあるのか……誰にもわからない。

     【学級裁判開廷!】

モノクマ「では、最初に学級裁判の簡単な説明をしておきましょう」

モノクマ「学級裁判では【誰が犯人か?】を議論し、その結果はオマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できればクロだけがおしおきですが、もし間違った人物をクロとした場合は…」

モノクマ「クロ以外の全員がおしおきされ、生き残ったクロだけにこの島から出る権利が与えられます!」

モノミ「モノクマ!」

モノクマ「なんだいモノミ?」

モノミ「あんた、いったい何をしたんでちゅか……!」

モノクマ「うぷぷ、何の事?ボクはなーにもしてませんよーだ!」

モノミ「……」

モノクマ「さてさて、モノミは無視して始めるとしましょうか!」

モノクマ「でもまさか王城クンが殺されてしまうなんてね……」

モノクマ「中ボスにしては頑張ったとほめてあげたいよ全く!」

当麻「けっ、自分がラスボスだとでも言うつもりか?」

モノクマ「それはまだまだ先の話だから言えませーん!」

和水「とにかく議論を始めよう。ハル、まずは何から話そうか?」

天倉「……」

姫埜「春尊君?」

天倉「……!」

天倉「あっ、すまない。そうだな、まずは……王城を刺していた槍の出所を明らかにしよう」

歌恋「あの槍ですか……」

天倉「……」

とにかく今は学級裁判を乗り越えるんだ……

現在【未来への夜光塗料】を使用出来ます。

使用するとコトダマか論破ポイントのダミーを消す事が出来ます。

使用する場合は【ダミーのコトダマ】か【論破ポイントのダミー】のどちらを消すか選択してください。
なお使用しても【未来への夜光塗料】はなくなりません。

↓2

ダミーのコトダマを消滅させました。

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>592
【姫埜の証言】

当麻「俺様は毒ガスを探して走り回ったけどよ……」

当麻「あんな槍見た事ねえぞ」

和水「となると……いったいどこからあの槍は出てきたんだろうね?」

歌恋「〔ファイナルデッドルーム〕でしょうか……?」

姫埜「いや、あれは〔今まで行けなかった場所〕にあったのよ」

当麻「あん?【行けなかった場所】ってどこだよ?」

コトダマで【】を論破するか〔〕に同意しろ!

↓2

今まで行けなかった場所に姫埜の証言

正解!

天倉「その意見に同意する!」


天倉「姫埜の言う通り、あの槍は今まで俺達が行った事のない場所にあったんだ」

当麻「だからそれはどこだよ?」

天倉「ネズミー城……あの扉が今朝俺が見た時開いていた」

歌恋「ネズミー城の扉が……?」

天倉「そして姫埜はあそこに3本の槍があったと証言した……そうだよな?」

姫埜「えぇ、そうよ。あそこには確かに3本の槍……志紀君に刺さっていたあの槍があったわ!」

天倉「つまり王城を刺した槍はネズミー城から……」


当麻「その言葉、貫く!」反論!


当麻「けっ、あの時の意趣返しを今やる事になるなんてよ……」

天倉「あの時……?」

当麻「すぐに思い出すさ……付き合ってもらうぜ天倉よぉ!」

【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>592
【ネズミー城内部の写真】

当麻「さっきの言い方からしてネズミー城の中に槍があったのをてめえは見てねえんだろ?」

当麻「つまりだ……」

当麻「ネズミー城内部に槍があったってのは姫埜の証言だけが根拠って事だ!」

当麻「わりいが、それだけじゃ信じるに値しねえな!」

天倉「ネズミー城の壁には何かをかけて飾っていた痕跡があった!」

天倉「それも3つ……槍と数は合う!」

当麻「それが槍だって根拠はなんだ!」

当麻「【違う物が飾られてた】可能性もあんだろうが!」

当麻「【他に根拠がねえ】なら……」

当麻「その発言は鵜呑みに出来ねえぞ!」

コトノハで【】を斬れ!

↓2

正解!

天倉「その反論、切り崩す!」


天倉「根拠なら、ある!」

当麻「んだと……」

天倉「これは図書館にあったジャバウォック諸島の観光案内だ……第4の島のページを見てほしい」

歌恋「あっ……!」

和水「これはネズミー城の内部の写真かな?」

天倉「ああ。そしてその写真にはっきり写ってるだろう?」

天倉「壁に飾られた3本の槍が!」

当麻「……へっ、こりゃあぐうの音も出ねえわな」

姫埜「あの、隼君……もしかして3回目の事件であたしが隼君の証言だけじゃダメって言ったの……」

当麻「けっ、これでおあいこだ」

姫埜「やっぱり根に持ってたのね!?」

当麻「根に持ってなんかいねえ!ただいつ逆襲してやるか機会を窺ってただけだ!」

姫埜「それを根に持つって言うんじゃない!」

天倉「と、とにかく!これでネズミー城内部から槍が持ち出された事が確定した」

歌恋「問題は誰がそれをしたか、ですね」

和水「痕跡でも残っていたら良かったんだろうけど……」

痕跡、か。
もしかしたらあれが……

>>592からコトダマを選べ!

↓2

正解!

天倉「これで証明してみせる!」


天倉「ネズミー城の槍が飾られていた壁の下にこれが落ちていたんだ」

歌恋「イヤホン、ですか?」

天倉「ああ、姫埜。朝見た時、これは見なかったか?」

姫埜「えっと、ごめんなさい。そこまで注意深く見てたわけじゃないから……」

当麻「そのイヤホンの持ち主が槍を持ち出した犯人ってわけか?」

和水「確定は出来ないけれど……だけどハル」

天倉「ああ……」

このイヤホン……俺は同じ物を見た事がある。
そう、これは使われていたんだ。
ある人物にな……

人物を指名しろ!

↓2

正解!

天倉「それはお前だ!」


天倉「俺と和水は、王城がこのイヤホンを使っているのを見た事がある」

…………

天倉『あくまでゲームを貫くって言うんだな?』

王城『当然。そもそも……』

和水『王城クン?』

王城『全く、本当に……』

王城は電子生徒手帳を取り出すと【イヤホン】を着ける。
そしてそのまま去っていった……

…………

当麻「ちょっと待て!王城のイヤホンがなんで持ち出された槍のあった場所に落ちてんだ!?」

歌恋「そ、そうです。今回の王城お兄さんは被害者で……」

和水「ボク達は……彼を甘く見ていたのかもしれない」

姫埜「甘くって……」

天倉「そもそも……王城の遺体を見つけた時俺達は行動を共にしていたんだ」

つまり王城を殺す事全員不可能……

モノクマ「うぷぷ、ちょっといいかな?」

和水「なんだいモノクマ」

モノクマ「いやー、みんな一緒にいたなんてよく嘘が言えたなって思ってさ」

姫埜「嘘?」

モノクマ「いるじゃん1人!オマエラと行動を共にしていなかった人が……」

モノクマ「若葉実さんって人がねー!」

天倉「……!」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>592
【モノミの証言】

モノクマ「うぷぷ、若葉さんが怪しいよねー!」

当麻「確かに行動を共にしてはいなかったけどよ……」

歌恋「〔若葉お姉さんがそんな事するはずない〕です……!」

モノクマ「なんでそんな事言えるわけー?」

姫埜「そもそも実ちゃんはこうして学級裁判にも来られない状態なのよ!」

モノクマ「奇跡が起きたのかもよー!」

天倉「くっ、しつこい……!」

和水「ミノリが目を覚ましていない……」

和水「〔証拠〕……」

和水「もしくは〔証言〕があれば……!」

〔〕に同意しろ!

↓2

http://urx.nu/czSB

正解!

天倉「それに同意する!」


天倉「和水の言う証言……それならあるはずだ!」

和水「本当かいハル!」

天倉「モノミ、確かお前は実に付き添っていたんだよな?」

モノミ「は、はい!そうでちゅ!あちしはずっと実ちゃんのそばにいまちた!」

姫埜「なるほど、モノミちゃんが側にいたなら間違いないわね!」

モノクマ「おやおや、モノミちゃん……それは本当なのかな?」

モノミ「あちしはあんたと違って嘘なんてつきまちぇん……!」

モノクマ「じゃあアレはどういう事なのかなー?」

歌恋「アレ?」

モノクマ「天倉クンが隠した証拠だよ!」

天倉「……!」

やっぱりモノクマは把握してたか……!
俺が見つけたアレを……

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

天倉「これか……!」


天倉「それは王城の遺体近くにあった実の電子生徒手帳の事か」

モノクマ「そうだよー!アレがあるって事は若葉さんはやっぱりあの時起きてたんだよ!」

姫埜「そしてまた意識を失った、そう言いたいの!?」

モノクマ「うぷぷ、さあどうかなー?」

当麻「つうか、なんで若葉の電子生徒手帳がありやがるんだ!」

天倉「……」

大丈夫、今の俺は電子生徒手帳について新しい情報を持っているはずだ……!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

天倉「これで証明してみせる!」


天倉「モノクマ、無駄だ」

モノクマ「ほぇ?」

天倉「実の電子生徒手帳は……病院に入院した時既に紛失していたんだ!」

当麻「マジか!?」

天倉「ああ、治療した和水が証人だ!」

和水「間違いないよ。ミノリの電子生徒手帳は治療した時なくなっていたんだ」

モノクマ「むぐぐ……はっきり言うじゃないの」

和水「治療の際服を脱がしたからね」

歌恋「それなら隠してたって事もなさそうですね……」

天倉「ちなみに和水が置いたのもないからな。和水が王城の遺体に近付いたのは俺より後だった」

姫埜「だけど……それならどうして実ちゃんの電子生徒手帳が現場にあったのかしら?」

そう、重要なのはそこだ……
あの時俺はこの電子生徒手帳を隠してしまった。
だけど今の俺なら……新しい可能性を示せるはずだ!

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>592
【使用しません】


和水「どうして実の電子生徒手帳が現場にあったか……」

天倉「そもそも実の電子生徒手帳はいつ、どうしてなくなったのか……」

当麻「そりゃ〔盗まれた〕んだろうよ」

>いったい誰が……

姫埜「〔前からなくしてた〕のかもしれないわね」

そんな事言ってたか……?<

歌恋「〔落とした〕、とか……」

>タイミング良すぎるだろ……

和水「時期も重要だね……〔入院した後〕にはもうなかったから……」

姫埜「やっぱり〔入院するよりずっと前〕になくしてたのよ!」

当麻「もしかしたらあの〔爆発騒ぎの時〕かもしれねえな」

歌恋「〔あるのに気付いてなかった〕可能性はありませんよね……」

〔〕のどれかを記憶して〔〕に同意しろ!

↓2

正解!

天倉「それに同意する!」


天倉「当麻の言う通りだ。あの爆発騒ぎの時実の電子生徒手帳は盗まれた可能性が高い」

和水「ミノリは爆風を受けていたから……その時あの爆発跡に残った電子生徒手帳を回収したのかもしれないね」

当麻「つう事はあの爆発の時最後まで残ってやがったのが電子生徒手帳を盗んだ犯人か!」

姫埜「あ、あれ?ちょっと待って……」

歌恋「それって確か……」

天倉「……」

【ロジカルダイブ開始!】

実の電子生徒手帳……それを利用したのは……

Q.1【若葉の電子生徒手帳はどこにあった?】

1…ホテルミライ・ロビー 2…若葉のコテージ 3…天倉のコテージ

Q.2【爆発騒ぎの時最後まで現場にいたのは?】

1…天倉 2…王城 3…若葉

Q.3【若葉の電子生徒手帳を盗んだのは?】

1…モノクマ 2…モノミ 3…王城

正しい答えを選べ!

↓2

正解!

天倉「道は繋がった……!」


天倉「爆発騒ぎがあったホテルのロビーに最後までいた人物……」

天倉「それは王城だ!」

天倉「つまり王城が実の電子生徒手帳を盗んだ犯人だったんだよ!」

当麻「またあいつかよ……!」

歌恋「つ、つまり王城お兄さんは若葉お姉さんに罪を着せようと……?」

和水「さすがの彼も今に至るまで実が目を覚まさないのは想定外だったんだろうね」

姫埜「そういう意味だとやっぱり実ちゃんは幸運ね……病院で眠っていたからこそ容疑を晴らせたんだから」

天倉「……」

当麻「けどそうなると、どうなんだ?」

和水「王城クンはミノリに罪を着せようとしていた……そしてボク達は王城クンの遺体を発見した時一緒だった」

歌恋「若葉お姉さんは病院にいたから犯人ではありえない……」

天倉「さらにもう1つあの現場にはおかしな点があった」

姫埜「おかしな点?」

天倉「ああ、調べてみたらはっきりしたんだ」

あの現場の構造ではありえない事があったって事に……!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

天倉「これが根拠だ!」


天倉「俺達がヌイグルミ工場に行った時、扉が閉まってただろう?」

当麻「ああ、俺様が鍵をぶっ壊したからはっきり覚えてるぜ」

天倉「なかったんだよ」

姫埜「なかったって……何が?」

天倉「あの扉に鍵なんてなかったんだよ!」

歌恋「えぇっ!?」

天倉「つまり別の要因であの扉は開かないようになっていた……だけどそうなるとまたおかしい事が出てくる」

和水「犯人はどこに消えたか、だね」

天倉「そうだ。王城を殺した犯人は外に出られなかった……そして俺達が行動を共にしていた以上現場には王城しかいなかった事になる!」

当麻「じゃあまさか王城の野郎は……自殺だったってのか!?」

姫埜「じ、自殺って……」

歌恋「あ、あの王城お兄さんが、ですか……?」

和水「……だけどどうやって槍を刺したんだい?」

王城があの拘束で自分に槍を刺した方法……

天倉「……」

なんだ、この凄まじい悪意に引きずり込まれるような……
くそっ、あのファイルのせいで集中出来ない……!

とにかく、議論を進めないといけない……
早く、こんな学級裁判は、終わらせないと……

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>592
【王城の拘束】


天倉「王城は椅子に拘束されていた……」

当麻「で、槍が左脚、右腕、喉に突き刺さってやがったわけだ」

和水「残りの左腕は手錠で拘束されていて……」

姫埜「右脚はロープでグルグル巻きにされてたのよね……」

歌恋「左脚の槍は右腕で刺せますけど……」

歌恋「そのままだと【右腕に刺せません】よね……」

和水「喉を刺した後即死ではなかったとしても……」

和水「【拘束されていたらやっぱり右腕に槍は刺せない】……」

当麻「じゃあやっぱり間違ってんのか?」

姫埜「右腕さえクリアしたら問題なさそうなんだけど……」

【】のどれかを論破しろ!

↓2

正解!

天倉「それは違う!」


天倉「いや、王城は刺せないほど拘束されていたわけじゃない……」

和水「……」

天倉「王城の左腕にかかっていたのは手錠だった……これがポイントだったんだ!」

姫埜「手錠でも拘束されてるのには変わりないわよ?」

天倉「ああ、だけどロープと手錠だとある過程の難しさが全然違うんだ!」

当麻「過程の難しさだぁ?」

ロープと手錠……この2つで難しさが違うのは……

・片手で拘束する
・拘束を外す
・動きの自由

【正しい選択肢を選べ!】

↓2

信用5→4

いや、違う……

王城の拘束はグルグル巻きの脚と背中に回してかけられた手錠、拘束した後の動きの自由に大差はない……

つまり拘束する前が大事なんだ……!

・片手で拘束する
・拘束を外す
・動きの自由×

【正しい選択肢を選べ!】

↓2

正解!【信用4→4.5】

天倉「これで証明してみせる!」


天倉「王城の拘束は2つ、ロープでグルグル巻きにした事と手錠を背中に回してかけられた事……」

天倉「ロープの拘束は両手を使わないと難しいかもしれない……」

天倉「だけど手錠は片手でも出来るはずだ!」

当麻「つまり王城は左腕を使って右腕に槍をぶっ刺した後……」

姫埜「手錠を背中に回してかけたって事?」

天倉「ああ、そうだ!この方法なら右腕に槍を刺す事だって……」







和水「ハル、それはありえないよ」






天倉「ありえない……?」

和水「……ハルの推理では王城クンは左腕で右腕に槍を刺したらしいけれど」

歌恋「何か、問題が……?」

和水「はっきり言っておくよ。左手に返り血の類は1つとしてついてなかったんだ」

天倉「なっ!?」

和水「王城クンの槍の傷はかなり深かった……返り血が全くついてないなんておかしいんだよ」

当麻「じゃあ王城は自殺じゃねえのか?」

和水「それはまだわからないけれど……少なくともハルの推理とは違うはずだよ」

天倉「……」

和水「ハル、何を焦っているんだい?」

天倉「焦っている……?」

和水「いつものキミなら間違いなくこの事には捜査段階で気付いていたはずだ。それなのに今回キミは見逃した……集中力を欠いている証拠じゃないかな?」

天倉「……」

和水「ハル、何を抱えているかはわからない。だけど1人で焦らないでほしい」

天倉「和水……」

和水「ボク達は1人で頑張っているわけじゃない……ミノリならきっとそう言うよ」

天倉「……」

当麻「よくわかんねえが……もっとてめえらしくいけよ」

歌恋「天倉お兄さんなら、信じられますから……」

姫埜「友達にくらい頼って春尊君!」

天倉「みんな……」

そうだ、俺は何を焦っていたんだ……
あのファイルが真実かそうでないかなんて今は重要じゃない。
今重要なのは……真実を解き明かす事だ。
未来に進むためにも……!

天倉「みんな、ごめん……だけどもう大丈夫だ!議論を再開しよう!」

和水「……うん。それでこそミノリの大切な人だね」

モノミ「……」

モノクマ「うぷ、うぷぷぷぷ……そうだよ、まだダメだよ天倉クン」







モノクマ「キミを待つ真の絶望はこれからなんだからさ……」






     【学級裁判中断!】

本日はここまで。

今週はこのままこちらを続行。
終わり次第その週いっぱいはこまるスレをやります。

>>615
これはどういう事なんでしょう……

それではおやすみなさい……

     【学級裁判再開!】

モノミ「……」

モノミ「………」

モノミ「…………」

モノミ「安心してくだちゃい」

モノミ「あちしは全てを懸けて……」

モノミ「…………」

天倉「……とりあえず仕切り直しだ」

当麻「結局よぉ、王城の野郎が自分で槍を刺した方法がわかんねえんだろ?」

姫埜「志紀君が自殺なら、ね」

歌恋「でも私達は王城お兄さんが見つかった時一緒にいましたよ?」

和水「何かトリックがあったのかもしれない……それを確かめるためにも議論を始めよう」

天倉「そうだな……」

王城が自殺なら拘束されているのに自分で槍を刺した方法……とにかく考えてみよう。
他殺なら……どうやってあの密室を攻略したのかもな。

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>592
【設計図】

姫埜「自分で自分に槍を刺す方法……」

姫埜「〔上から降らせた〕とかどう?」

>そのためには……

王城が横にならないといけないな<

歌恋「〔仕掛けがあった〕とかどうですか?」

>仕掛け……

んなもんあったか?<

和水「そして他殺ならどうやって犯人は逃げたのか……」

当麻「〔槍を隙間から投げて刺した〕んじゃねえか?」

和水「それは誰にでも出来るのかい?」

当麻「いや、俺様ぐらいだろうな」

姫埜「……」

歌恋「……」

当麻「俺様じゃねえからな!?」

〔〕に同意しろ!

↓2

正解!

天倉「それに同意する!」


天倉「そうだ……歌恋の言う通りあの現場には仕掛けがあったんだ!」

歌恋「あっ、もしかして……」

姫埜「なに、何かあったの?」

天倉「王城の服のポケットにこんな物が入っていたんだ」

和水「これは?」

天倉「設計図だよ。取り付けた紐か何かを切ると仕掛けた物が発射される仕組みなんだ」

和水「この機械が現場に仕掛けられてたって言うのかい?」

天倉「ああ。その痕跡もあった」

この仕掛けがされていた痕跡はあそこにあったな……

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

信用5→4

違う……あれは槍を王城に刺した仕掛けとは思えない。
槍を王城に向かって……その痕跡は入り口にあったはずだ。

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

信用4→3

あの糸は確かに怪しい……
だけどそれよりもっとはっきりとした根拠が入り口にあったはずだ!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!信用3→3.5

天倉「これが根拠だ!」


天倉「入り口にこの設計図にあるのと同じ部品が落ちていたんだ」

姫埜「あの残骸ってその仕掛けのだったの!?」

天倉「ああ、ちょうど3つ分の量があった」

当麻「3つ……槍の数と同じか」

天倉「つまりあの時現場の入り口には3つの射出装置が仕掛けられていたんだ」

歌恋「もしかしてそれで扉が開かなかったんですか?」

天倉「ああ、おそらく鍵に見せかけて取り付けた機械に3本の糸か何かをくくりつけて……扉を開けようと隙間からその機械をどうにかした時に槍が発射される仕掛けだったんだろうな……」

和水「……だけどいったい誰がそんな物を仕掛けたんだろうね?」

天倉「……」

射出装置を仕掛けた人物か……それはきっと。

あいつだ……!

人物を指名しろ!

↓2

正解!3.5→4.0

天倉「お前しかいない!」


天倉「あの仕掛けをしても結局外に出られなくなる事に変わりはない……」

姫埜「じゃあその仕掛けをしたのは……!」

天倉「……王城だ」

当麻「なんなんだあの野郎は!?毒ガスを仕掛けたと思えば若葉の電子生徒手帳を盗んで、くだらねえ仕掛けまでしやがって……!」

天倉「……」

確かに何かがおかしい……
王城はいったい何を考えてこんな事を……


歌恋「その推理はリズムとメロディーがバラバラです!」反論!


歌恋「やっぱりおかしいです!」

天倉「歌恋!?」

歌恋「天倉お兄さんの推理には欠けてる物があります……」

天倉「欠けてる物だって?」

歌恋「はい。それをどうにかしない限り……天倉お兄さんの推理はめちゃくちゃです!」

【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>592
【大量のヌイグルミと部品】

歌恋「天倉お兄さんの推理通りなら……」

歌恋「王城お兄さんは槍の射出装置を自分に刺さるように仕掛けた事になります」

天倉「ああ、そうだ」

天倉「目的はわからないけど……」

天倉「王城はそのために射出装置を仕掛けたんだ!」

歌恋「それはおかしいです!」

歌恋「いくら王城お兄さんでも……」

歌恋「槍を思い通りの場所に刺すなんて不可能です!」

歌恋「【練習なんて出来るはずありません】し……」

歌恋「【誰かが刺した】と考えた方が自然です!」

歌恋「だから私達は犯人の脱出方法を議論するべきです!」

コトノハで【】を斬れ!

↓2

正解!

天倉「その意見には賛同出来ない!」


天倉「いや、王城は練習したんだ」

歌恋「そ、そんな……何回も自分に槍を刺したんですか?」

天倉「そうじゃない。王城は……モノクマを使ったんだ」

モノクマ「ボクを道具のように!?ハアハア、興奮しちゃうね……」

モノミ「変態でちゅ!変態がここにいまちゅ!」

天倉「休憩室にモノクマのヌイグルミと射出装置の部品が大量にあった」

姫埜「そうか、志紀君はヌイグルミを自分に見立てて実験をしたのね!」

天倉「ああ、それを示すようにモノクマのヌイグルミは王城の傷と同じ辺りがボロボロだったり穴が空いていたんだ」

和水「モノクマのヌイグルミを使って微調整を行ったというわけだね……」

当麻「けっ、そんな事ばかりは練習しやがって……」

天倉「それに王城が機械を使って何かしようとしていたのは間違いないんだ!」

俺はその証拠を持っているはずだ……!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

天倉「これが根拠だ!」


天倉「ここに王城の書いたメモがあるんだ、見てくれ」

【実験を経て軌道の修正はほぼ成功。
材料が残り少ないため計画を実行に移す。
これで何もかも終わりだ。
このくだらない世界も、このゲームも】

当麻「まだゲームとか言ってやがったのか、あの野郎は!」

天倉「俺も思うところはあるけど重要なのはそこじゃない……最初の方なんだ」

和水「実験を経て軌道の修正はほぼ成功。材料が残り少ないため計画を実行に移す……なるほど、これは間違いなさそうだね」

天倉「ああ、王城は入り口に射出装置を取り付けて槍をセットした。そして扉を開けようとすると起動するこの仕掛けで……」

……待て。

天倉「……モノクマ」

モノクマ「はい、なんでしょう?」

天倉「もし、人が死ぬ仕掛けを誰かが仕掛けて……それを違う人物が起動してしまったら、誰がクロになるんだ?」

モノクマ「もちろん起動させた人だよ!仕掛けただけじゃあ死なないからねー!」

天倉「……」

そうだとしたら、この事件は王城の自殺なんかじゃない……あいつらしい、悪意に満ちた代物だ……!

天倉「……」

だとすれば、この事件のクロになるのは……

人物を指名しろ!

↓2

正解!

天倉「お前しかいなくなる……!」


天倉「……当麻」

当麻「どうしたよ」

天倉「お前は、鍵を壊したんだよな?」

当麻「おう、扉の隙間から槍ぶっ刺して…………」

姫埜「あっ……」

歌恋「そ、そんな……」

当麻「お、おい、まさか……あれが、そうだったのか?」

和水「扉に鍵はなかった、そして入り口に仕掛けられていた射出装置……」

天倉「王城は、これが狙いだったんだ……扉を開けるために仕掛けを壊した人間をクロにする……」

自分が思うがままに事件を起こしてそれはクロ自身にすらギリギリまで気付かれない……そんな事件を、ゲームを作り上げるのが王城志紀の目的だったんだ!

そして当麻の行動の後槍が発射されたのも……証明出来る、出来てしまうんだ……

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

信用5→4.5

違う……
当麻の行動の後何かが起きた……
そう証言があったじゃないか……!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!信用4.5→5

天倉「これが根拠だ!」


天倉「和水、確か当麻が槍を扉の隙間に刺した後風を切るような音がしたんだよな?」

和水「そうだけれど……まさかあれは槍が発射された音?」

天倉「それ以外にないだろうな」

歌恋「それじゃあ、今回の事件のクロは……」

姫埜「隼君に、なっちゃうの!?」

当麻「ふ、ふざけんな……んな馬鹿げた話が……あってたまるかよ!!」

天倉「……」

槍が発射されたのは間違いなく当麻の行動がきっかけだ。
ここはどう考えても覆せない……!

天倉「…………」

これでいいのか……?
これが王城の仕掛けたゲームの全貌なのか?







……違う。






あいつは、王城志紀という人間が仕掛けたラストゲームが……これで終わるはずがない!

天倉「……」

考えろ、当麻が射出装置で槍を発射させられたのは間違いない。
だったら別のところにあるはずだ……王城の悪意に満ちた罠が!

天倉「……」

待てよ、そういえば……

天倉「そうだ……あれの謎が、まだ解けてない」

和水「ハル?」

天倉「まだ議論は終われない……」

天倉「王城の悪意はまだ深い所にあって俺達を嘲笑ってるんだ!」


     【学級裁判中断!】

本日はここまで。

明日には学級裁判も終わると思います。

それではおやすみなさい……

     【学級裁判再開!】

和水「王城クンの悪意……?」

姫埜「ま、まだ何かあるって言うの?」

歌恋「……」

天倉「今回の事件、まだはっきりしてない事がある……それに決着をつけるまで投票するわけにはいかないんだ」

当麻「……好きにしやがれ。どのみちこのままだと俺様がクロなのは免れねえ」

天倉「ああ」

王城の悪意……
それを必ず明らかにしてみせる!

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>592
【モノクマファイル5】

和水「まだはっきりしていない事……みんなは何か思い浮かぶかい?」

歌恋「……〔動機〕とか?」

姫埜「確かに志紀君の【狙いはわかってない】わね……」

当麻「そういや、〔脚の槍に変なもんがついてたな〕……」

天倉「……みんな、1つ聞かせてくれ」

天倉「王城の死因はなんだと思う?」

歌恋「えっ?」

姫埜「【刺殺】じゃないの?」

当麻「だとすりゃ、俺様がクロって事だな……くそっ!」

和水「……死因?」

【】を論破するか、〔〕に同意しろ!

↓2

正解!

天倉「それは違う!」


天倉「王城が刺殺……どうしてそう思うんだ?」

姫埜「だ、だって、あんなにはっきり槍で刺されてるのよ?普通刺殺だって思うじゃない!」

天倉「そう、普通ならあれはどう見ても刺殺だ。だけどそんな明らかなはずの情報が……モノクマファイルには載っていない!」

和水「確かに死因は刺殺と書かれていないね」

歌恋「狩谷お兄さんの時と同じ……」

当麻「喉をぶち抜かれてまだ生きてやがったのかよあいつは……!?」

天倉「きっと死因が刺殺だと思わせるために、王城は喉を貫いたんだ」

あの様子を見て刺殺以外の可能性を疑う人間はまずいないからな……

和水「それじゃあ王城クンの死因は別とハルは言うのかい?」

天倉「ああ。そしてその死因もわかっている」

王城が遺した物……あれが、この事件の本当の凶器だったんだ!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

天倉「これが根拠だ!」


天倉「……王城は、この数日ある場所で寝泊まりしていた」

歌恋「ある場所?」

天倉「ファイナルデッドルームの奥にある武器庫……王城はそこに寝袋や机を持ち込んでいたんだ」

姫埜「ちょ、ちょっと春尊君!あなた、まさかファイナルデッドルームに入ったの!?」

和水「……!」

天倉「……王城の隠れ家は他になかったからな」

和水「……」

当麻「ま、まあ無事だったんだからいいじゃねえか。おい天倉、そこで何を見つけたんだよ?」

天倉「まずさっきのメモ。そして……中身が半分以上減っていた液体の毒薬だ」

歌恋「ど、毒薬……!?」

天倉「そう、王城はこれを使って……」


姫埜「その詩には共感出来ないわね!」反論!


姫埜「春尊君、今液体って言ったわよね?」

天倉「ああ」

姫埜「だったら多分……」

姫埜「その毒は事件に関係ないわよ!」

【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>592
【王城の遺体】


姫埜「志紀君は両手を使えなかった」

姫埜「片手は手錠、片手は深々と槍が刺さってまともに動かなかったはずだからね」

姫埜「固体なら槍が刺さる直前あらかじめ口に入れておけばいいけど……」

姫埜「液体となるとそうはいかないわ!」

姫埜「志紀君が飲もうとしたとしてもそのためのコップの類なんてどこにもなかったのよ!?」

天倉「わざわざ口から飲む必要はない……」

天倉「王城は別のルートから毒薬を取ったんだ!」

姫埜「いったいどうやって?」

姫埜「揮発させたとしてもそれだったらあたし達が無事なのはおかしいわよね?」

姫埜「つまり毒は【液体のまま志紀君の身体に入った】」

姫埜「そうなるとやっぱり【口から飲んだとしか考えられない】わよ!」

コトノハで【】のどれかを斬れ!

↓2

正解!

天倉「その反論、打ち崩す!」


天倉「毒が別の場所から体内に入った……」

天倉「それは王城の遺体が証明してくれる!」

姫埜「志紀君の遺体が……?」

天倉「王城には3本の槍が刺さっていた。だけど……その内脚の槍だけ血が乾いていたんだ」

歌恋「血が乾いて……?」

天倉「そして毒にはこう説明書きがされていた」

【モノクマ特製毒薬。
液体のため持ち運びには注意!
この毒は体内に入った途端即死します。
毒が入った場所周辺部の血を凝固させる働きもありますが、治療に使えばもちろん即死です】


当麻「血を凝固……そうか、王城の脚の槍に毒が塗ってありやがったのか!」

姫埜「じゃあ志紀君は槍が刺さった時、槍に塗ってあった毒が体内に入って……死んでしまったの?」

歌恋「つまり王城お兄さんの死因は、毒殺……」

和水「……だけどハル、それだと結局槍の仕掛けを起動した当麻クンが犯人となってしまうよ」

天倉「……毒は槍に塗ってあったんじゃない」

もっと違う形で毒は槍に仕掛けられていたんだ!

【閃きアナグラム開始!】

○○○○せ○

か れ ょ く あ み ば ざ ぽ ず う つ む や り ふ わ え ん

正しい文字を入れて単語を完成させろ!

↓2

正解!

天倉「これが答えだ!」


天倉「当麻、王城の脚の槍にはピンク色の風船らしきものの残骸がついていたよな?」

当麻「確かについてやがったな……」

和水「風船……まさかその中に?」

天倉「そうだ、王城は風船に毒薬を入れて水風船にしたんだよ!」

姫埜「そしてそれを槍に結んだのね!」

歌恋「だけど、天倉お兄さんの言い方だと槍の勢いで割れたわけじゃないんですよね?」

天倉「ああ。それだとやっぱり当麻がクロになるからな」

当麻「……あれか!」

当麻も気付いたみたいだな……
槍に残されていたもう1つの物の意味に!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

天倉「もう1つ……!」

この証拠ともう1つ組み合わせれば……王城の狙いに近付ける!

>>592から正しいコトダマをもう1つ選べ!

↓2

信用5→4

違う……
もっとはっきりと脚の槍に残されていたはずだ。
針と組み合わせて毒の入った水風船に何が起きたのか示す物が……!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

信用4→3

違う……
脚の槍に取り付けられていたはずだ。
針を水風船に刺すための機械が……

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!3→3.5

天倉「これが根拠だ!」


天倉「王城の脚の槍には入り口の物より小さいけど、同じ射出装置がついていた」

歌恋「つまり何かが発射された……」

天倉「そして王城の体内から針が出てきた」

姫埜「射出装置と針、それに水風船……」

天倉「仕掛けはこうだ」

天倉「槍に毒の入った水風船と針を仕掛けた射出装置を取り付ける」

天倉「槍が発射された後射出装置から針が撃ち出されて毒の入った水風船を割って……王城の体内に即死する猛毒が回った」

天倉「こうして王城は死亡したんだ」

歌恋「そんな事が……」

当麻「くそっ、とことんイカレてやがる!」

姫埜「ある意味、志紀君らしいけど……」

和水「……ハル」

天倉「……」

和水「もう1つ話す事があるんじゃないかい?」

天倉「……ああ」

射出装置の仕掛け……それが明らかにするんだ。
王城志紀の悪意に満ちた真実を……

【射出装置の仕掛けとは?】

・紐のような物を切らないと発射されない
・仕掛けた物が発射される
・様々な場所に取り付けられる

正しい選択肢を選べ!

↓2

正解!3.5→4

天倉「これが答えだ!」


天倉「射出装置は紐のような物を切らないと発射されない仕組みだ」

和水「だけどハル、今の話には……」

天倉「ああ、そうだ。射出装置には紐なんてついていなかった……」

当麻「それじゃあどうやって撃ち出したんだ?紐がねえなら……」

いや、あったんだ。
王城の最後の悪意……それを示す決定的証拠が!

>>592から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

信用4→4.5

天倉「これが根拠だ!」

天倉「……糸があったんだ」

姫埜「糸?」

天倉「扉からグルッと回り込む形で……最終的には王城の足下まで続いていた」

歌恋「それって……」

天倉「糸の先端には血が付いていたから……あれが槍についた射出装置の仕掛けを動かす物だったんだろう」

当麻「ま、待てや!今、扉からって言いやがったよな?」

和水「……ハル、キミは糸がどういう状態だったと考えているんだい?」

天倉「……」

王城を殺した毒薬入り水風船を割った射出装置の糸……
床の色と同じようにして目立たなかったそれはきっと……

【天倉達が現場に入った時、糸はどうなっていた?】

・入り口でピンと張っていた
・切れていた
・落ちていた

正しい選択肢を選べ!

↓2

正解!

天倉「……」


天倉「切れていた、いや、違うな……」

天倉「俺達が、切ったんだ」

姫埜「なっ……」

和水「おそらくボク達が現場に入る前、糸は入り口に張ってあったんだよ」

和水「工場内に入った誰かが、その足で糸を切るように」

歌恋「そ、それが王城お兄さんの悪意……」

当麻「それで誰が切ったんだよその糸を!」

天倉「……みんな、現場に入った時を覚えているか?」

姫埜「え、えっと、確か……」

当麻「俺様は扉を開けて、最後に入った」

歌恋「わ、私の隣には姫埜お姉さんがいて……前には和水お姉さんの背中があってさらにその前が……あっ……」

和水「……」

天倉「十分だ」

ああ、もう十分だ。
この仕掛けは一番最初に入った人間がほぼ確実にひっかかる……
そして今の証言から入った順番を導き出せば……







犯人は、1人だ。


人物を指名しろ!






あっ、↓2でお願いします。

正解!

天倉「……」


天倉「今から思えば、何もかもが罠だったんだ」

実を傷つけたのも、俺を挑発するような言動も……
全て俺が一番最初に工場に入るようにするため。

天倉「王城の狙いは最初から俺だったんだ」

当麻「なんでっ、んな事が言えるんだっ!!」

姫埜「そ、そうよ!いくらなんでも志紀君が春尊君を狙っていたなんて……」

歌恋「な、何かの間違いに決まってます!」

和水「……」

天倉「……王城にとって、キングは誰の事だったんだろうな?」

歌恋「えっ……」

天倉「あいつのチェスボードにあった駒……白のキングだけひびが入っていたんだ」

そして王城は俺にキングのゲームをやらせようとしていた。
つまりあいつにとって白のキングは……俺の、事だったんだ。

天倉「結局最後の最後で……俺はあいつの思い通りに動いてしまったんだ」

当麻「あ、天倉……!」

天倉「……投票、タイムだ」

姫埜「は、春尊君、待って……きっとまだ何か……」

天倉「……」

実、ごめん……
でもいいよな?
だって俺はしょせん……







和水「……ハルは犯人じゃないよ」






天倉「……は?」

和水「もう一度言うよ、ハルは犯人じゃない」

天倉「な、なんでそんな事が言えるんだ……?」

和水「ハル……ボクはね、信じてるんだ」

天倉「何を……」

和水「それを知りたければ1つお願いがあるんだ」

和水「この事件を最初から振り返ってほしい」

和水「きっとわかるから。キミは、キミだけは犯人ではないって」

天倉「……」

和水が何を考えているかわからない……
だけどやるしかないなら……
やって、みよう。

【クライマックス推理開始!】

ACT.1
今回の事件……王城はある人物を狙って行動していた。
そのために王城は悪魔のような計画を練り上げ、実行したんだ。

ACT.2
まず王城は準備を整えるためにファイナルデッドルームの武器庫に行ってそこにある物……毒薬を調達した。
さらにカモフラージュの毒ガスも用意して……しばらく王城はその場に留まった。
この事件の肝……射出装置の作成に入るためだ。

ACT.3
実験を繰り返しながら射出装置を完成させた王城はいよいよ動き出す。
その手始めは自分のコテージに火を付ける事……
王城にはもうコテージなんか必要なかったからな。

ACT.4
次に王城は爆弾を使って実を傷つけた。
そうすれば狙った相手が冷静さを欠いてしまうのがわかっていたからな。
さらに毒ガスの事を話してさらに冷静さを奪った王城はいよいよ計画の最終段階に入ったんだ。

ACT.5
事件当日、王城は俺達を呼び出すための爆弾をワタツミ・インダストリアルに設置するとヌイグルミ工場に向かった。
工場に入って毒ガスの起動装置を実の電子生徒手帳で止めた後、工場の入り口に射出装置と盗み出した槍をセットした。
さらに脚に刺さる槍には毒薬を溜めた水風船と小さな射出装置を取り付けて……仕込みは次の段階だ。

ACT.6
王城は固定した椅子に座ると自分の脚をロープでグルグル巻きにした。
万が一自分が動いて計画が狂わないようにしたんだろう。
さらに自分の手を背中に回して椅子と繋ぎ……後は待つだけだ。

ACT.7
一方俺達は王城の思惑通り工場に集まり、扉が開かないのを何とかしようとしていた。
そして当麻が槍を扉の隙間から差し込んだその時、王城の悪意が動き出したんだ。

ACT.8
扉の隙間にあった機械が壊された事で入り口の3つの射出装置が作動し、王城の身体を3本の槍が貫いた。
だけど王城はまだ生きていた。
狙った相手をしとめるために……あいつは執念で数分にも満たない時間を生きたんだ。

ACT.9
そして王城に散々挑発された勢いから最初に入った人物は、入り口に仕掛けられていた毒薬入りの水風船を割る射出装置を起動してしまった。
割られた風船から流れた毒薬は傷口から王城の体に入り、王城を即死させた。

これがあいつのラストゲーム。
白のキングをクロにして殺す悪意のゲーム。

天倉「俺を殺すために仕組んだゲームだ……!」

COMPLETE!!

和水「……」

当麻「どうなんだよ、和水」

姫埜「この推理で春尊君が犯人ではないってわかるのよ、ね?」

歌恋「でもいったいどうやってわかるんですか……?」

和水「……王城クンの計画は運任せな部分があるね」

天倉「えっ……」

和水「いくら挑発したとしても、ハルが一番最初に入るかなんて一種の賭けだったはず……つまり王城クンの計画には運の要素が絡む場面があったんだ」

天倉「それが、なんだって言うんだ」

和水「……ハル、キミは糸に引っかかった感覚、違和感……そういった物を感じていないんじゃないかな?」

天倉「っ!?」

そういえば、和水の言う通りだ。
俺は引っかかったような感覚を全く感じていない……

姫埜「で、でもそんなのわからなかっただけじゃ……」

和水「……いたとしたら?」

歌恋「えっ……」

和水「何かに引っかかったような感覚を感じた人間がいたとしたら?」

当麻「お、おい……」

和水「……ハル、大丈夫だよ」

天倉「和水……?」

和水「だって王城クンの死の引き金をひいたのは……」







和水「ボクなんだから」






終わらなかった……本日はここまで。

学級裁判は後1つ、2つの段階を残すのみなので明日には多分CHAPT.5が終わると思います。

守護銃でも救えなくなったのは誰だったのかもうわかってしまったと思います……
ちなみに展開がはっきりしてしまうために書きませんでしたが、姫埜さんの確定死亡フラグは途中で折れてました。

それではおやすみなさい……

本日20:00頃より再開。

姫埜メリーの確定死亡フラグは【好感度がMAXになる事】
消滅条件は【好感度をMAXにした後2回以上自由行動中に選択する】でした。

それではまた後ほど……

天倉「何、言っているんだ和水……」

和水「自白だよ。ボクがクロである事がはっきりした以上……これ以上の議論は精神を削るだけだからね」

姫埜「冬羽ちゃんが、志紀君の罠に……」

和水「ずっと気になっていたんだ。あの引っかかったような感覚はなんだったんだろうって」

歌恋「こ、こんな事って……」

和水「そしてなぜ、ボクはハルにその事を話せなかったのか」

天倉「……!」

和水「きっとわかってしまってたんだよ。それはボクを死に向かわせる話だって」

当麻「和水、てめえどうしてそんな……」

和水「なんでだろうね。ただわかるんだ……」

和水「きっとボクは何回同じ状況になってもこうしたって」

モノミ「と、冬羽ちゃん……」

和水「さあ、みんな……もう終わらせよう。いつまでもここにいたら良くないからね」







天倉「そんなの、認められるか……!」






和水「ハル……」

天倉「和水、俺はまだ納得していないぞ!あの状況、俺が罠にかかる可能性の方が圧倒的に高い!」

当麻「確かに、そうだよな……」

天倉「俺がどうして王城の罠を突破出来たか説明できない限り……」

天倉「和水が犯人だなんて、お前自身にも言わせない!」

和水「……」

歌恋「ど、どうしたら……」

姫埜「とにかく志紀君の罠が元凶なのは間違いないわ。後はただ1つ……」

歌恋「それにかかってしまったのが、天倉お兄さんか和水お姉さんか……」

当麻「……だな」

天倉「和水!」

和水「……それならはっきり突きつけてあげるよハル」

和水「キミが犯人ではないって示す答えを……!」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>598
【使用しません】

和水「まずはっきりさせておくよハル……」

>どっちなんだよ……

和水「王城クンの計画には【運】が絡む余地があった」

どっちでも……<

>ろくな結末じゃないじゃない……

和水「ここまではいいかい?」

天倉「それがなんだ!」

>こんな事になるなんて……

天倉「確かに俺が一番最初に入るかは運次第だ!」

うぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷ<

天倉「だけど現実として俺は一番最初に現場に入った!」

何がおかしいんでちゅか?<

天倉「もう運が絡む余地なんてない!」

>笑わずにいられないよ!

和水「簡単な話だよハル……」

こんな絶望的な議論……<

和水「キミは糸を避けたんだ」

和水「切らずに工場に入ったんだよ」

>サイッコウに楽しいんだからさ!

天倉「は、ははっ……何を言っているんだ和水!」

天倉「【そんなの不可能】に決まっているだろう!」

天倉「俺に【幸運の女神】でもいたって言うのか!?」

天倉「そんな事ありえ……!」

天倉「……」

天倉「あ、ありえないんだ……!」

天倉「ありえ……ない」

和水「……ごめん、ハル」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓2

天倉「ありえない!」

天倉「だって、そんなの……」

天倉「うっ、ぐっ……!」

和水「……」

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>598
【使用しません】

和水「まずはっきりさせておくよハル……」

>どっちなんだよ……

和水「王城クンの計画には運が絡む余地があった」

どっちでも……<

>ろくな結末じゃないじゃない……

和水「ここまではいいかい?」

天倉「それがなんだ!」

>こんな事になるなんて……

天倉「確かに俺が一番最初に入るかは運次第だ!」

うぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷ<

天倉「だけど現実として俺は一番最初に現場に入った!」

何がおかしいんでちゅか?<

天倉「もう運が絡む余地なんてない!」

>笑わずにいられないよ!

和水「簡単な話だよハル……」

こんな絶望的な議論……<

和水「キミは糸を避けたんだ」

和水「切らずに工場に入ったんだよ」

>サイッコウに楽しいんだからさ!

天倉「は、ははっ……何を言っているんだ和水!」

天倉「【そんなの不可能】に決まっているだろう!」

天倉「俺に【幸運の女神】でもいたって言うのか!?」

天倉「そんな事ありえ……!」

天倉「……」

天倉「あ、ありえないんだ……!」

天倉「ありえ……ない」

和水「……ごめん、ハル」

【】を記憶して【】を論破しろ!

↓2

正解!

和水「もう終わりにしよう、ハル」


和水「幸運の女神、か」

和水「そう、いたんだ」

天倉「……!」

和水「キミには誰よりも、心強い幸運の女神がいたんだよハル」

天倉「…………」

和水「……」

姫埜「こ、幸運の女神って……」

歌恋「ま、まさか」

当麻「……なんてこった」

天倉「……」

和水「彼女の幸運が未だにきちんと作用しているのは……さっき証明されたよねハル?」

天倉「……ち、違う」

和水「……」

天倉「違うんだ、それだけはダメだ……だってそれをもし知ったらあいつは……」

和水「……わかったよハル」

天倉「……!?」

和水「ボクは今回だけ、完膚なきまでにキミを論破しよう」

【パニックトークアクション開始!】

天倉「違う、違うんだ……」

天倉「その推理だけは間違ってないといけないんだ……」

天倉「だってもしそれが真実なら……」

天倉「…………」

天倉「なんで、なんだ……」

天倉「俺が、クロなら良かったのに……」

天倉「どうして……」

天倉【俺は、クロじゃないんだ……】

超高校級の

幸運   実

若葉


並び替えて答えを示せ!

↓2

正解!


和水「……キミは救われたんだよハル」

天倉「……」

和水「王城クンに最後まで勝ったんだ、ミノリの幸運は……」

天倉「だけど、これじゃあ……」

和水「ミノリの幸運がボクを死に追いやったなんて口にしたら許さないよ?」

天倉「……!」

和水「……ミノリに言ってあったんだ」

姫埜「言ってあったって、何を……?」

和水「キミはハルを助ける事だけ考えてほしい。ボクは自分で何とか出来るからってね」

当麻「何とか出来てねえじゃねえか……!」

和水「全くだね。ボクもまだまだ未熟だって事かな?」

歌恋「な、なんで……笑ってるんですか?」

和水「……ミノリはボクの初めての親友だから。そしてハル、キミはきっと大切な幼なじみだから」

和水「2人を守れて……ボクは嬉しい。それだけだよ」

天倉「……」

和水「さあ、終わりだ。投票タイムにしよう」

和水「……覚悟は、出来てるから」



…………………


和水 和水 和水


…………………


チャッチャッチャー!


     【学級裁判閉廷!】

モノクマ「うぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

モノクマ「アーッハッハッハッハッハ!!」

モノクマ「正解正解正解正解正解正解正解正解!!」

モノクマ「だーいせーいかーい!」

モノクマ「今回王城志紀クンを殺したクロは……」

モノクマ「運が悪かった和水冬羽さんでしたー!」

モノクマ「いや、天倉クンの運が良すぎたのかな?」

モノクマ「アーッハッハッハッハッハ!!」

天倉「……」

なんだ、これ……

俺は……

こんな、結末のために……

和水「……」

当麻「くそったれ……あの野郎は最期まで……!」

和水「……ハル」

天倉「……」

和水「キミは生き残った……生き残ったからにはミノリを支えてあげてほしいんだ」

天倉「……無理、だ」

和水「……どうして?」

天倉「だって、だって俺は……」







天倉「もう、死んでる人間なんだ……」






当麻「……は?」

姫埜「ちょ、ちょっとそれどういう事……?」

天倉「ファイナルデッドルームをクリアした俺に渡されたファイル……そこに書いてあったんだ」

【76期生プロフィール】

氏名…天倉春尊
才能…超高校級の影武者
備考…故人
希望ヶ峰学園至上最大最悪の事件の直後、何者かによって殺害される

…………

歌恋「そ、そんな!だって天倉お兄さんはこうして……」

天倉「……俺は、人間じゃないんだ」

姫埜「えっ、それどういう事……?」

天倉「それは……」

モノクマ「おおっと!それ以上はまだダメだよ天倉クン!もし言ったら……」

天倉「……」

喋らせない、つもりか……
まあ、いい……どちらにしても結果は変わらない。







この世界が新世界プログラムっていう電脳世界だって事実は……変わらないんだ。












モノミ「違いまちゅ!」






天倉「モノミ……?」

モノミ「天倉クン、違うんでちゅ!あなたは、あなたは……」

モノクマ「ちょっとモノミ!?何してんのさ!」

モノミ「あちしはもう、決めまちた!どんな事になっても……真実だけは伝えてみせまちゅ!」

モノクマ「コラ、楽しみがなくなるからやめろー!」

モノミ「うぎゃあああああっ!?」

姫埜「モ、モノミちゃん!」

さっきまでの笑いが消え失せたモノクマがモノミを爪で切り裂き、吹き飛ばす。
だけどモノミは新しく現れてまた何かを言おうとする。

モノミ「まだまだー!」

モノクマ「この諦めの悪いウサギめ!」

何回も何回も何回も何回も、モノミは壊されながらも俺に何かを伝えようとする。
モノミ、いったい何を……

モノミ「あ、天倉クン、あなたは、あなたは……」

モノクマ「やめろ、やめるんだモノミー!」

モノミ「れっきとした生きた人間なんでちゅ!」

…………えっ?







ブツン!!

ドサッ……






歌恋「えっ、えっ……?」

モノミ「……」

姫埜「モ、モノミちゃん?」

モノミ「……」

モノクマ「あーあ、バカな妹だよ。許されてない領域に踏み込んだから機能を停止されちゃった」

当麻「つ、つまりどういう事だ?」

モノクマ「モノミは死にました!」

和水「なっ……!」

天倉「モノミが、死んだ……?」

モノミ「……」

モノクマ「今のこいつはただのヌイグルミだよ!まあ、サンドバック程度にはなるんじゃない?」

歌恋「そ、そんな……!」

モノクマ「さーて、なんだか盛り上がってきた所でそろそろいきましょうか!」

姫埜「な、何を……」

モノクマ「もちろん、和水冬羽さんのおしおきでーす!!」

和水「……」

天倉「な、和水!」

和水「ハル、ボクはモノミを信じるよ」

天倉「……!」

和水「キミが見せられた物が何であっても……ボクはキミを友人だと思ってる」

モノクマ「それでは!超高校級のセラピストである和水冬羽さんの為に……スペシャルなおしおきを用意しました!」

和水「みんなもモノミを信じてほしい。ハルがどんな人間かはみんなもよく知ってるはずだよ」

当麻「……そう、だな」

姫埜「わ、わかった!」

歌恋「は、はい!」

和水「……うん」

天倉「俺は……」

和水「ハル」

天倉「……!」

和水「ミノリを、頼んだよ」

天倉「あ……」

モノクマ「では、張り切っていきましょーう!おしおきターイム……とその前に」

和水「……!」

モノクマ「色々返すね、和水さん!」

和水「ああ、そういう、事だったんだね……」

天倉「な、和水……!」

和水「違うよハル」

天倉「えっ……」

和水「キミはボクをこう呼んでたんだ、冬羽ってね」

天倉「……冬羽?」

和水「うん、最期に聞けて良かった……バイバイ、ハル」

天倉「冬羽……トワァァァァァァァァァ!!」







和水「……ボクもキミのように出来たのかな?」

和水「大丈夫……後はきっとハルやミノリが……ううん、みんながやってくれる」

和水「だから一時的にかもしれないけど……」

和水「今キミの所にいくよ、タカ……」












       GAME OVER

  ナゴミさんがクロにきまりました。

    おしおきをかいしします。






【セラピーが救えなかったもの】

【超高校級のセラピスト和水冬羽処刑執行】

和水さんが病院の廊下を歩いています。
和水さんの周りの病室はそれはそれは危険な患者の集まりです。

だけど和水さんはセラピストとしての責務を全うするため病室に足を踏み入れます。

最初の病室にいたのは巨大な背のモノクマ。
そのモノクマは和水さんを押し倒し、ナイフで刺してきます。
2回刺して満足したモノクマは和水さんを無視して窓から飛び降りました。

和水さんが次に入った部屋にいたのは2人のモノクマ。
1匹が本で和水さんを殴りつけ、もう1匹は倒れた和水さんに地球儀を叩きつけました。
呻く和水さんを無視して2匹のモノクマは自分達の胸を爪で貫きました。

フラフラの和水さんが向かう3番目の部屋にいたのはクロスボウを構えた修道服のモノクマ。
クロスボウから放たれた矢は和水さんの身体に突き刺さります。
痛みに涙を流す和水さんを無視して修道服のモノクマは首を吊りました。

引きずられていく和水さんが向かう4番目の部屋にいたのは銃を構えて向き合うモノクマ2匹。
和水さんが入った瞬間放たれた弾丸は和水さんの身体を貫き、その向こうのモノクマを破壊しました。

息も絶え絶えの和水さんが向かう最期の部屋にいたのはチェスをするモノクマ。
モノクマはチェス盤のクロのクイーンを持ち上げると……床に叩きつけて壊します。

するとその瞬間部屋は大爆発!
和水さんとチェスをするモノクマは跡形もなく消えてなくなったのでした……

天倉「冬羽……」

冬羽は、最後まで悲鳴をあげなかった。
痛みに悲鳴をあげてもおかしくなかったのに、呻いても涙を流しても悲鳴だけはあげなかった。

天倉「うっ、ぐうっ……」

俺は無力だ。
結局実や冬羽に守られて、何をしていたんだ?

モノクマ「あー、満足満足!やっぱりおしおきは絶望的なエッセンスが大事だよね!」

当麻「この野郎……!」

モノクマ「でも悲しいよね。もうこの絶望的な時間を楽しめないなんて」

姫埜「えっ?」

モノクマ「ねぇ、オマエラ……絶望的なお知らせと超絶望的なお知らせがあるんだけど……どっちから聞きたい?」

歌恋「ど、どっちも絶望的なんですか……?」

モノクマ「まあね!それでどっちがいい?」

天倉「……どうでもいい」

モノクマ「ありゃ、つれない返事!じゃあまずは絶望的なお知らせ……」







モノクマ「コロシアイ修学旅行は終了しまーす!」






当麻「なん、だと!?」

モノクマ「いやー、お疲れ様。卒業の権利をよくぞゲットしたね!」

歌恋「お、終わり……?」

モノクマ「そうだよ?」

姫埜「帰れるの……?」

モノクマ「オマエラが寄り道しなければね!」

天倉「……」

コロシアイ修学旅行の終わり……
どこが、絶望的なんだ?

天倉「……」

いや、もしかしたら俺は永遠の別れになるかもしれないのか……
でもそれでも、モノミや冬羽の言葉を信じてみよう。

実だってここにいたらそう言うだろうな……

モノクマ「そして超絶望的なお知らせ!うぷぷ、たった今……」







モノクマ「若葉実さんの植物状態が確定しましたー!」






天倉「…………は?」

モノクマ「いやー、さすが超高校級の幸運!見事に脳死は回避したよ!」

当麻「しょ、植物状態、だと……」

歌恋「な、なんで……」

モノクマ「王城クンの例の爆弾で天倉クンを庇ったあの時、若葉さん頭を強く打ってたの!」

天倉「っ!?」

モノクマ「本来はもっと時間をかけて判断するんだけど……うぷぷ、ボクにはなんとなくわかるから言っちゃった!」

姫埜「で、でも確か脳死と違って回復するかもしれないって……」

モノクマ「まあね、いずれは回復するかもしれないよ?何年、いや、何十年かかるかわからないし、一生そのままかもしれないけどさ!」

天倉「…………」

実が、植物状態?
目覚めないかもしれない?
王城の爆弾で?
俺を庇ったから?






オ レ ノ セ イ デ ?







天倉「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」












CHAPT.5【希望なんてないこの世界で彼は慟哭する】END

生き残りメンバー6→5人

To Be Continued...












【愚者のチェス盤】

【誰も救えなかったセラピーノート】

を手に入れました!






本日はここまで。

残るはCHAPT.0と6ですがそれは次スレを立てて行います。
こちらの残りは埋めネタで埋めたいと思いますので。

それと、もう使用されないのでとある夢の画のコンマを発表します

00~33…被害者候補
34~66…クロ候補
67~99…確定死亡フラグ

まあ捻りはありませんでした。

それでは……

【狩りつくせハンター!】

【超高校級のハンター狩谷煉司処刑執行】

鬱蒼と生い茂った森に狩谷クンはいます。
経験から培われた気配察知能力は徐々に近付きつつあるナニカの存在に気付いていました。

狩谷クンは周りの木を、土を、草むらを使って次々に罠を作り上げていき、さらに手頃な木の棒を拾って気配のいる方向を睨みつけます。

草むらが鳴ってナニカの気配が狩谷クンに近付いてきます。
狩谷クンは木の陰に隠れてひたすら相手が罠にかかるのを待ちます。

気配が近付く度に狩谷クンの口は固く結ばれ、自分の気配を最大限殺すように動きを止めてそして……

狩谷クンの罠に近付いてきたナニカ……四足歩行のモノクマがひっかかります。
狩谷クンは飛び出すとモノクマの赤い目の部分を棒で突き、見事モノクマを破壊しました。

狩谷クンは仕留めた獲物を見下ろして天を仰ぎます。
それを合図に周りにいた100匹以上のモノクマが一斉に狩谷クンに襲いかかるその瞬間まで、狩谷クンは空をただ見ていました……

【敗北のエールは彼女の下に】

【超高校級のチアリーダー奉田仕乃処刑執行】

奉田さんが競技場の中心で応援のパフォーマンスをしています。
しかし奉田さんが応援している側は成績が良くありません。
客席のモノクマ達もため息をついたり、奉田さんにヤジを飛ばしたり……
その内モノクマの1匹が奉田さんに向かって卵を投げつけました。
顔に当たった卵を拭う奉田さんが応援している側がまた負けてしまいます。
すると今度はリンゴが投げられて奉田さんの頭に当たります。
時間が経てば経つほど奉田さんが応援している側は負けて負けて負けて負けて負けて……
その度にブーイングとゴミが奉田さんに投げられて……

そしてとうとう奉田さんが応援している側は全戦全敗という記録を残し……
モノクマ達が奉田さんの上に巨大な像を投げつけます。

奉田さんの身体を押し潰したその像は……
鉢巻をつけた女の子と奉田さんが笑いあう姿の像でした。

だけどそれを奉田さんが知る事は二度とありません。

【黒のキングの死に場所は何処か】

【超高校級のチェスプレイヤー王城志紀処刑執行】

ここは巨大なテーブルに置かれた巨大なチェス盤。
王城クンは黒のキングの駒に縛り付けられています。
そしてチェスプレイヤーのモノクマ2匹がチェスを始めます。

黒のポーンが敵を剣で刺し殺します。
黒のビショップが敵を杖で殴り殺します。
黒のナイトが敵を押し潰して殺します。
黒のルークが王城クンを守りながら敵を殺します。
黒のクイーンが時折近付く敵を殺します。

黒のキング、王城クンはただ殺戮の現場を見ていました。

そして白の駒があらかた殺されて残るはキングただ1人。
そして黒の駒が白のキングに襲いかからんとしたその時、白の駒を使っていたモノクマが怒ってチェス盤を払ってテーブルから落としてしまいます。

縛られているために逃げられず黒のキングの駒と一緒に倒れる王城クンの上に
白と黒のポーンの剣が刺さり、
白と黒のビショップの杖が頭を割り、
白の黒のナイトが身体を押し潰し、
白の黒のルークの欠片が降り注ぎ……

そして最後は白のキングと白黒のクイーンから見下ろされて……黒のキングは降ってきた駒の欠片に埋まってしまいましたとさ。

【ホテルミライ・レストラン】

福永「そ、そういえば今日はハロウィンだね」

天倉「言われてみればそうだな」

切原「ハロウィンとは悪い子はいないかと鬼の面を被って町を練り歩き、子供は鬼から菓子を死守するために豆で戦闘するアレか?」

狩谷「切原の大将はちょっと混ぜすぎだねぇ……」

王城「ハロウィンにはかぼちゃのお化けが出るんだってな!あははっ、今まで会った事はないけど楽しみだ!」

当麻「ハロウィンねぇ……もしかして女子連中がいねえのはそのせいか?」

クリス「おそらくはそうであろう。ハロウィンの内容を考えれば1人、いや、2人ほど何かを企む者がいるだろう」

天倉「それってもしかして……」

志賀「あはっ、見ぃつけたぁ」

美踊「今日こそ年貢の預け先だよ兄ちゃ達!」

クリス「……いやな予感が当たってしまったか」

天倉「……とりあえず美踊、それを言うなら年貢の納め時だ」







EXTRACHAPT【ハロウィン戦線休みなし!】






志賀「それじゃあみんな、用意はいいかなぁ?」

天倉「待ってくれ志賀、いきなり言われても意味が分からない」

志賀「もう、しょうがないなぁ……それじゃあルールをもう1回説明するねぇ?」

美踊「兄ちゃ達にはたった今8つのお菓子を持ってもらったわけだけど……これからあたし達女子グループがどんどんトリックオアトリートってしに行くから渡してね!」

志賀「だけどわかる通り、女子グループに対してお菓子1つ足りないよねぇ?」

当麻「あ?別に足りなくなんて……」

福永「と、当麻くん、姫埜さんは女子グループらしいよ」

当麻「だからあいつもいねえのか……」

美踊「というわけで、もし足りない状態でトリックオアトリートってされた兄ちゃは……思うがまま悪戯されてしまうんだよ!」

志賀「あはっ、拒否権はないからねぇ……」

切原「志賀の眼が狩人の目になった……!」

狩谷「同じ悪戯でも美踊の嬢ちゃんと志賀の嬢ちゃんじゃ恐ろしく内容が変わりそうだねぇ……」

クリス「ふん、面白いではないか……ならば菓子を全て配りなおかつ最後の者に当たらないようにするのみだ!」

美踊「やる気があるのはいい事だね!」

王城「悪戯か……よくわからないけどせいぜいゲームを楽しませてもらうかな!」

志賀「あっ、志紀くん……トリックオアトリートだよぉ」

美踊「志紀兄ちゃ、トリックオアトリート!」

王城「……」

【王城志紀残り菓子数6】

【天倉のコテージ】

天倉「さてと……みんな散り散りになったわけだけどどうするかな」

だけど悪戯か……

天倉「志賀にだけは先に渡すか、捕まらないようにしよう」

【砂浜】

狩谷「さぁて、期限は夜までだから……まずは嬢ちゃん達の位置を把握しますか」

【ジャバウォック公園】

福永「と、とりあえず会ったら渡して……なくなったらその時はその時……」

【映画館】

王城「後4つか……減りが早いな」

【チャンドラービーチ】

当麻「けっ、俺様はやりたいようにやるだけだ」

【軍事工場】

切原「これと、走行に支障がないならこの装備が妥当か」

【ネズミー城前】

クリス「ふははははははっ!来るなら来るがよい!余は逃げも隠れもせん!」


【様子を見る男子メンバーを選んでください】

↓2

当麻選択

【チャンドラービーチ】

当麻「ふっ、はっ、せいいやっ!」

姫埜「何してるの隼君……」

当麻「見りゃわかんだろ、槍の修行だ」

姫埜「こんな目立つ事していいの?あっという間にお菓子なくなるわよ?」

当麻「けっ、なくなったらその時はコテージに閉じこもる」

姫埜「あはは、それもまた作戦か……じゃあとりあえずトリックオアトリートよ隼君」

当麻「ほらよ」

姫埜「はい、ありがとう。頑張ってね、隼君」

当麻「おう、捕まりゃしねえよ」

姫埜「……まあ、そうなるといいわね」

【当麻隼残り菓子数7】

【次に様子を見る男子グループのメンバーを選んでください】

↓2

王城選択

【病院】

王城「あれから和水と若葉に持っていかれて残り4つか……」

歌恋「あっ……」

王城「ああ、二ノ宮じゃないか」

歌恋「こ、こんにちは王城お兄さん……えっと、トリックオアトリートです」

王城「これでいいか?」

歌恋「は、はい、ありがとうございます」

王城「ところで二ノ宮」

歌恋「な、なんですか?」

王城「いや、なんで包帯でグルグル巻きなのかってな」

歌恋「ハ、ハロウィンだから仮装を……ミイラ男です」

王城「だからって頭以外グルグル巻きにするのか……やれやれ、大変だな」

歌恋「で、でも楽しいですよ?」

王城「楽しい?ゲームがか?」

歌恋「そうじゃなくて……こうしてみんなと遊ぶのって楽しいじゃないですか」

王城「……」

歌恋「王城お兄さん?」

王城「……ああ、そうか。ゲームとか関係なくこんな風に過ごす事そのものが楽しいのか」

歌恋「えっ?」

王城「……あははっ、やっぱり飽きないな、みんなといると!」

歌恋「は、はあ……」

【様子を見る男子グループのメンバーを選んでください】

↓2

クリス選択

クリス「ふははははははっ!どうした、来ないのか二ノ宮美踊!」

美踊「む、むむむ……」

クリス「大方思考はわかるぞ二ノ宮美踊。お前は余の菓子が全てなくなったらその時に仕掛けるつもりなのだろう」

美踊「クリス兄ちゃだけじゃないよ!あたしは普段悪戯出来ない煉司兄ちゃとか春尊兄ちゃとか全員まとめて悪戯してやるって決めたんだから!」

クリス「野望は大きいようだが……はっ、そのために睨み合いを続けるか?」

美踊「ううう……」

クリス「今頃他の者達は既に菓子を配り、お前の獲物は取られているかもしれんぞ?」

美踊「……ま、また来るから覚えてなよクリス兄ちゃー!」

クリス「ふははははははっ!何度でも来るがいい!」

美踊「絶対悪戯してやるー!」

クリス「さて、これで2人目か……次は誰が来るか楽しみではないか」

【クリス残り菓子数7】

【次に様子を見る男子グループのメンバーを選んでください】

↓2

切原選択

【第5の島道】

切原「……」

姫埜「えー……」

奉田「うわ……」

志賀「なんで生人くん、重武装してるのぉ?」

奉田「どうやら切原の奴、お菓子を全部死守するつもりみたいね」

姫埜「だからって銃に爆弾、ナイフってやりすぎよ!」

志賀「一応アレ全部オモチャらしいけどねぇ……でもどうしようかぁ?」

奉田「どうしようかって言ってもね……」

姫埜「……あれ?」

志賀「どうしたのぉ?」

姫埜「考えたら……別に捕まえたり近付いてトリックオアトリートって言わなきゃいけないわけじゃないんだし……ここから言っちゃえば?」

奉田「……それもそうね」

志賀「じゃあさっそく……」

…………

切原「任務、失敗……自分は……!」

奉田「大げさすぎるわよアンタ……」

姫埜「生人君らしいけどね」

志賀「それじゃあ萌衣は次どうしようかなぁ」

切原「くっ、すまない……自分は守れなかった……!」

奉田「だから大げさだっての!」

【切原生人残り菓子数5】

【次に様子を見る男子グループのメンバーを選んでください】

↓2

狩谷選択

【砂浜】

狩谷「いい天気だねぇ……」

狩谷「嬢ちゃん達は近くにいないみたいだし、こんな時は寝るに限るってやつさね……」

狩谷「……グー」

………

音木「……」

狩谷「Zzz……」

音木「木に……ハンモックなんて……」

狩谷「Zzz……」

音木「狩谷……起きる……」ユサユサ

狩谷「Zzz……」

音木「どうしよう……よく寝てる……」

狩谷「Zzz……」

音木「起きるの……待つ……」

狩谷「Zzz……」

音木「……」

狩谷「Zzz……」

音木「すう、すう……」

【狩谷煉司残り菓子数8】

【次に様子を見る男子グループのメンバーを選んでください】

↓2

眠いので今日はここまでで……

福永選択

【ホテルミライ・ロビー】

福永「え、えっと……」

奉田「何してるのアンタ……」

福永「ま、奉田さん?」

奉田「まだ1個も減ってないなんてペース随分遅いじゃない」

福永「あ、あはは……ぼく中央の島からこの島に戻ってずっとここにいたから」

奉田「はあ、アンタらしいわ……で?」

福永「えっ?」

奉田「このまま動かないつもり?」

福永「え、えっと、その……」

奉田「……」

…………

奉田『もう!舞ったらまたアタシの背中に隠れて!』

『だ、だって、仕乃ちゃん、ボク友達作るなんて無理だよぉ……』

…………

奉田「はあ……ほっとけなくなるのも全部あの子の影響かしら」

福永「あ、あの……」

奉田「福永」

福永「は、はい!?」

奉田「行くわよ、アタシはアンタからお菓子もらう気なくなったから他の子に配っちゃいなさい」

福永「えっ……」

奉田「その代わり。お菓子配り終わったらマーケットから毛糸運ぶの手伝って」

福永「そ、それはいいけど……」

奉田「なら行くわよ。アタシ今無性にヌイグルミを編みたい気分なの」

福永「わ、わかったよ……あ、あの奉田さん」

奉田「なに?」

福永「そ、その仮装、狼かな?に、似合ってると思うよ」

奉田「……こういうとこまで似てるってどういう事よ」

福永「えっ、えっ?」

奉田「とりあえず今度胸元見たら足踏むから」

福永「ぐっ……ご、ごめん」

奉田「……冗談だったんだけど」

福永「っ!?」

【福永豪残り菓子数8】

【図書館】

天倉「えっと、音木に歌恋、志賀に……後6人か」

神乃木「あっ、天倉さん」

天倉「ああ、神乃木……………………」

神乃木「あ、あの……」

天倉「なあ神乃木……その格好は?」

神乃木「し、志賀さんと美踊さんに着せられまして……」

天倉「頭が痛くなってきたな……」

神乃木「あ、あの天倉さん」

天倉「ああ、お菓子だな?」

神乃木「す、すみません……ですが早く終わらせてしまいたいので……」

天倉「まあ、その格好じゃ無理もないな……」

神乃木「し、失礼します……」

天倉「……アレは露出が高すぎるんじゃないか?」

天倉「……」

天倉「まさか、実もあんな感じじゃないだろうな……」

天倉「…………なるべく早く終わらせるか」

【天倉春尊残り菓子数4】

【最初にお菓子がなくなった男子グループのメンバーを選んでください】

↓2

天倉選択

天倉「さて、後1個か……」

和水「やあ、ハル」

天倉「冬羽……それは魔法使いか?」

和水「まあ、白衣を黒いマントに変えただけだけどね。お菓子はあるかな?」

天倉「ああ、最後だけどあるぞ」

和水「良かった、どうやらギリギリで間に合ったみたいだね。トリックオアトリート」

天倉「最後だからな、本当にギリギリだ」

和水「ははっ、そういう意味じゃないよ。じゃあボクはお邪魔だろうから失礼」

天倉「お邪魔……?」

若葉「あー!やっと見つけたー!」

天倉「み、実?」

若葉「もう、早く見つけたかったのに全然見つからなかったよ……私幸運なのに」

天倉「いや、それはだな……」

若葉「だけど見つけたからにはこっちのものだよ!ハル君、トリックオアトリート!」

天倉「……ない」

若葉「へっ?」

天倉「もうお菓子はないんだ」

若葉「そうなの?」

天倉「そうなんだ」

若葉「えっと、じゃあ……」

天倉「悪戯するしかないな」

若葉「い、悪戯!?」

天倉「待ってくれ、なんで顔が紅くなるんだ」

若葉「だ、だって萌衣ちゃんが悪戯っていうのは……その」

天倉「志賀の言う事を真に受けたらダメだ!?」

若葉「じゃあ美踊ちゃんみたいに……」

天倉「それも勘弁してほしい……」

若葉「んー……じゃあハル君」

天倉「なんだ?」

若葉「手繋ご?」

天倉「……それでいいのか?」

若葉「無理して悪戯考えるよりしたい事をやろうかなって。ほら、早く早く」

天倉「……わかった」

若葉「えへへ」

天倉「……」

全く、実らしいな……


【天倉以外の男子グループメンバーを選んでください】

↓2

当麻選択

【ビーチハウス】

当麻「……」

く、くそっ、なんでこんな事になっちまったんだ……!

【数分前】

当麻「……これで残り1つか」

来てねえのは、志賀と美魅か……ちっ、どっちにしても厄介だな。

当麻「ったく、どうしたもんかね」カリッ

おっ、うめえな。
さすが志賀の菓子ってとこか。

当麻「…………あ?」

おい、待て。
これ、まさかよ……

当麻「やべえ、食っちまった……」

まあ、いい。
なくなった以上後はコテージまで逃げるだけだ。


志賀「はーやーとーくーん!」

当麻「っ!?」

ちいっ!志賀の奴が来やがった!
しかたねえ、ビーチハウスのもう1つの扉から出るか……

神乃木「後は隼だけ……」

当麻「んなあっ!?」

み、美魅の奴まで……
くっ、入り口まで戻って……

志賀「隼くーん?」

無理だ、志賀が近くまで来てやがる!
かといって逆からは美魅が……

当麻「く、くそっ、クローゼットに隠れるしかねえ!」

…………

当麻「……」


志賀「あっ、美魅ちゃんも隼くん探してるのぉ?」

神乃木「はい。ですがどこに行ったんでしょう……間違いなく気配はあるんですが」

あ、あいつ、そこは変わっていやがらねえだと!?

神乃木「……ここですね」

志賀「かくれんぼなんて珍しいねぇ……あはっ、だけどみーつけた!」

じょ、冗談じゃねえぞ!
だ、だけど、逃げられ、ねえ……

当麻「ち、ちくしょうがぁ……!」

神乃木「隼!」

志賀「隼くん!」

「トリックオアトリート!」

【天倉、当麻以外の男子グループメンバーを選んでください】

↓2

王城選択

【図書館】

王城「……」

いつの間にかなくなったな……

王城「どうして全員俺を見たらさっさとお菓子を取っていくんだ……?」

姫埜「日頃の行いじゃない?」

王城「姫埜……」

姫埜「あなたは不穏な事を言い過ぎなのよ志紀君。かと思えばサンタさんやらジャック・オー・ランタンは信じてるんだからわけがわからないわよ」

王城「サンタはいなくてもジャック・オー・ランタンはいるはずだ!」

姫埜「……そこだけ見れば色々可愛く見えるんだろうけどね。これに懲りたらゲーム云々なんてやめるのをオススメするわよ」

王城「……まあ、考えておくよ」

姫埜「あら、これはまた珍しい反応ね」

王城「俺も思うところがあってさ……」

姫埜「なんだかよくわからないけど……ふふっ」

王城「なんで笑うんだ?」

姫埜「いい顔してるわよ」

王城「……そうか」

姫埜「あっ、あたしはこれからクリス君のところに行くけど。志紀君も良かったら来る?」

王城「……1人も暇だから行くかな」

姫埜「ふふっ、よろしい」

【天倉、当麻、王城以外の男子グループメンバーを選んでください】

↓2

切原選択

【軍事施設】

切原「……」

自分は何一つ守れなかった……
装備も状況も完璧だった……全ては自分の未熟さが原因だ。

切原「くっ……!」

歌恋「い、生人お兄さん?」

切原「二ノ宮か……」

歌恋「だ、大丈夫ですか?」

切原「問題ない。自分の愚かさに呆れ果てていただけだ」

歌恋「そ、それあまり大丈夫じゃないような……」

切原「大丈夫だ、問題……!?」

歌恋「生人お兄さん?」

切原「二ノ宮、その包帯はどうした!?」

歌恋「えっ、あっ、これは……」

切原「誰にやられた!?敵襲があったのか!?傷は痛まないか!?他の隊は無事なのか!?」

歌恋「お、落ち着いて、ください……」

切原「これが落ち着いていられるか!くっ、今すぐ武器を集めて……」

歌恋「だ、だから違うんです!」

…………

切原「そうか、それは迷彩装備だったのか……」

歌恋「そ、それも少し違う気もしますけど……誤解が解けて良かったです」

切原「……」

歌恋「それと、その……」

切原「どうした!?やはりどこか負傷を……」

歌恋「そ、そうじゃなくて!その……心配してくれて、ありがとうございます」

切原「なに?」

歌恋「よ、喜んだらいけないのはわかってるんですけど。生人お兄さんが本気で心配してくれたのが伝わって……あ、あはは、何言ってるんでしょう私!」

切原「……」

歌恋「い、行きましょう!みんなもきっと待ってますから!」

切原「……二ノ宮」

歌恋「……は、はい?」

切原「……自分は二ノ宮が本当の用途で包帯を巻かずにすむように励んでいく。それだけだ」

歌恋「……はい、ありがとうございます生人お兄さん」

【クリス、福永、狩谷の中から選んでください】

↓2

福永選択

【奉田のコテージ】

奉田「ほら、そこ置いといて」

福永「う、うん」

奉田「悪かったわね、これだけの量手伝わせちゃって」

福永「こ、これぐらいならお安い御用だよ」

奉田「そうは言ってもね……ちょっと待ってて。えっと確か……」

福永「……?」

奉田「あったあった。ほら福永、これあげるわ」

福永「こ、これは?」

奉田「ヌイグルミよ。アンタが帰ったら子供達に渡してあげたら?」

福永「あ、ありがとう!みんな、きっと喜ぶよ……」

奉田「アタシの手作りだからそんなに喜ぶような物じゃないわよ……」

福永「そ、そんな事ないよ!」

奉田「きゃっ!?」

福永「ま、奉田さんが作るヌイグルミは凄いからそんな卑下するような事言わないでよ……」

奉田「わ、わかったから、ちょっと離れて。威圧感凄いから」

福永「ご、ごめん……」

奉田「でも、そうか。うん、そう言ってもらえるとありがたいわ」

福永「う、うん……」

奉田「まっ、大切にしてよね。アタシがヌイグルミあげるのアンタ入れて2人だけなんだから」

福永「も、もう1人いるんだ?」

奉田「まあね。アタシの自慢の従姉妹よ。島から帰ったら紹介するわ」

福永「奉田さんの従姉妹かあ……」

奉田「あの子に変な目向けたら怒るから」

福永「は、はひ!」

奉田「全く……」

【クリス、狩谷から選んでください】

↓2

クリス選択

【ネズミー城前】

美踊「ま、負けた……」

クリス「ふはははははっ!このクリス・アルテミア・フォン・リーデルハイドに敗北の苦汁を飲ませようなど愚かな考えなのだ!」

美踊「ま、まさかトリックオアトリートを言わされるなんて……うー!くーやーしーいー!」

クリス「ふはははははっ!」

姫埜「なんか楽しそうね……」

王城「確かにな」

クリス「姫埜メリーと王城志紀か」

姫埜「あんまり美踊ちゃんをいじめたらダメよクリス君」

クリス「余にそのような趣味はない。挑まれた故に全力で相手をし、勝利しただけだ」

美踊「うー、クリス兄ちゃに悪戯したかったのに……」

クリス「ふん、何を言う。どうせ明日からも諦めなどしないのだろうが」

美踊「えっと……うん」

クリス「ならば何度でも挑んでくるがよい!余は諦めぬ者は評価するぞ!」

美踊「……そこまで言うなら絶対に、クリス兄ちゃに悪戯してやるんだからね!」

クリス「ふん、その意気やよし。しかし最後に笑うのは余だ!」

美踊「絶対にギャフンって言わせてやるぅ……!」

姫埜「仲いいわねー……」

王城「……親戚のお兄さんと遊んでる子供みたいだ」

姫埜「ぷふっ!ちょ、ちょっとその例えは反則よ……!」

【砂浜】

音木「んっ……」

狩谷「おはようさん、音木の嬢ちゃん」

音木「えっ……わたし寝て……?」

狩谷「それはもうグッスリ寝てたねぇ。他の嬢ちゃん達来てたのに気付かないくらいだからさ」

音木「起こせばよかったのに……わざわざハンモック譲って……」

狩谷「まあ迷ったんだけどねぇ……オレは意外に紳士だったらしい」

音木「自分で……言うの……?」

狩谷「あっはっはっは!人に言われたら照れちまうからねぇ!」

音木「狩谷……変……」

狩谷「まあ自覚はあるさね。ところで音木の嬢ちゃん、これからどうするんだい?」

音木「……?」

狩谷「もう夜だ。ハロウィンは終わってるわけなんだけどねぇ」

音木「あっ……」

狩谷「ああ、音木の嬢ちゃんが持ってってない他の大将からのは預かってるよ」

音木「ほとんど……参加出来なかった……」

狩谷「……」

音木「仕方ない……わたしは悪魔使いだし……」

狩谷「……」

音木「今日は……奇術師の悪魔でも呼び出す……」

狩谷「音木の嬢ちゃん、忘れてないかねぇ?」

音木「……?」

狩谷「まだ音木の嬢ちゃんがお菓子もらってないのが目の前にいるって事」

音木「……!」

狩谷「さっ、お決まりの台詞をどうぞ音木の嬢ちゃん」

音木「もしかして……そのために待っててくれた……?」

狩谷「何の事やら」

音木「……」

狩谷「……」

音木「トリックオア……トリート……」

狩谷「はいよ、音木の嬢ちゃん」







ウサミ「ミ、ミナサンどこでちゅかー!」

ウサミ「あちしもハロウィン参加させてくだちゃーい!」

後日ウサミのハロウィンがあったとかなかったとか。

END






突然ですが↓5までメンバーを選んでください
被ったら下で

天倉「レストランから変な声がする?」

若葉「うん、確かめたいんだけどちょっと怖くて」

天倉「わかった、俺も一緒に行くよ」

若葉「ごめんね、ハル君。トワも一緒に来てくれるから!」

【ホテルミライ前】

天倉「確かに何か聞こえるな……」

若葉「うう、何なのかな?」

和水「大事ならウサミが何かしら対処しているだろうし、何もないとは思うけれど……」

天倉「とにかく行ってみよう」

【ホテルミライ・レストラン】

天倉「こ、これは……」


切原「だいたいね、自分は思うんですけどなんで周りの人は自分が天然とかそういう感じで見てるんでしょうね。そもそも自分は傭兵として生きてきたんだからこれぐらいのズレは許容範囲内であって……」

クリス「はい、ごめんなさい……産まれてきてすみません……」

若葉「き、切原君がクリス君にマシンガントークしてる……」

和水「……め、珍しい光景だね」

「あっ、おっはー、3人共!」

天倉「……誰だお前」

王城「やだな、忘れたの?大親友の王城だよ!」

若葉「ち、違う意味で怖いよ!」

王城「やだなぁ、若葉っちは。俺は怖くなんてないのに……ねー、和水っち!」

和水「……さ、寒気が止まらないね」

王城「そんな事言うなよー!俺だって傷つくんだからな!」

天倉「……王城も変になったみたいだな」

福永「ガッハッハッハ!天倉もそう思うか!」

天倉「……まだいたぞ」

福永「どうした、そんな顔をして!まるでありえない物を見たようではないか!ガッハッハッハ!」

若葉「ふ、福永君がある意味イメージ通りに!」

和水「失礼だよミノリ……あれ?」

「……」

和水「え、えっと……」

天倉「どうした冬羽」

和水「あ、あそこにいるのは……音木さん、かな?」

音木「……」

天倉「……髪を上げている!?」

若葉「いつも袖の中の手も出してる!?」

音木「あっ、おはよう!今日はみんな遅かったんだね!」

和水「……音木さん?」

音木「そうだよ冬羽ちゃん?」

和水「と、冬羽ちゃん?いつも和水呼びの音木さんが……」

音木「ごめんね、本当はもっと早く名前で呼びたかったんだけど……」

和水「音木さん……」

音木「だから冬羽ちゃんも、わたしを詩って呼んでほしいな!」

和水「ウ、ウタ?」

音木「うんうん!いい感じだよ!」

天倉「……なんなんだこれは」

ウサミ「あわわ、大変でちゅ!」

若葉「ウサミ先生!」

ウサミ「こ、これは間違いなく絶望病でちゅ!」

天倉「絶望病……!?」

音木「冬羽ちゃん、今度コテージに遊びに行ってもいい?」

和水「それは構わないけれど……」

音木「やったー!」


天倉「……どの辺りがだ?」

切原「いいですか、自分は別に怒ってるわけじゃないんですよ?えぇ、本当に怒ってません、怒ってたら今頃あなたは八つ裂きにしてますからね。だから自分は……」

クリス「はい、ごめんなさい……全部私のせいです……」

若葉「あ、あの辺りかな?」







EXTRACHAPT【襲来絶望病2!】






当麻「なんだこの混沌はよ……」

王城「いったいなんなんだろうなー、当麻っち!」

当麻「気色悪いから肩に手を回すんじゃねえ!」

王城「もう照れるなよ!俺達マブダチだろ!」

当麻「う、うぜえ……!」

志賀「志紀くんだと違和感バリバリだねぇ……」


クリス「ああ、なんで自分生きてるんだろ……早くタンスの角に小指ぶつけて死ねばいいのに」

美踊「クリス兄ちゃ、そんな事言ったらダメだよー!」

クリス「ああ、また迷惑をかけてしまった……死にたい」

姫埜「ダ、ダメねこれは……」


福永「ガハハハハ!今日は全く騒がしいではないか!」

奉田「……」

福永「おう、どうした奉田よ!」

奉田「いや、なんて言うか調子狂うのよ……」

福永「調子が狂うか……ならば我が輩にその心当たりをぶつけてみるがいいぞ!!」

奉田「いや、原因はアンタよ」

福永「なるほど、これは一本取られたわ!ガッハッハッハ!!」

奉田「ねぇ、コイツ蹴っていい?」

神乃木「お、落ち着いてください!」

切原「自分は傭兵なのに誰も彼もなんか勘違いしてませんか?自分は死線を潜り抜けてきたのにまるで天然勘違いキャラみたいな扱いして……」

歌恋「う、ううっ、すごいマシンガントークです……」

切原「聞いてました?」

歌恋「えっ」

切原「どうやら聞いてなかったみたいなんでもう1回言いますよ。別にイラってきたわけじゃないんで安心してください。イラってきたらフェンリルの犬みたいに瞬殺してますから。それじゃあ最初から言いますけど……」

歌恋「う、うううっ……」


狩谷「こりゃまた印象変わったねぇ、音木の嬢ちゃん」

音木「むー、それってまるでわたしが暗かったみたいじゃん!」

狩谷「そうは言わないけどねぇ……」

音木「狩谷君はわたしに対する評価を変えるべきだよ間違いないよ!」

狩谷「まっ、考えとくよ」

音木「考えとくじゃなーいーよー!」

狩谷「とは言ってもねぇ……」

【ホテルミライ・ロビー】

天倉「高熱と個人によって様々な症状が出るのが絶望病って呼ばれているんだな?」

ウサミ「はい、そうでちゅ。ウイルスは弱いから命に関わる病気ではないんでちゅが……」

若葉「でもあんな風になるってなんだか怖いよね……」

和水「普段の自分を変えられてしまうという事だからね。記憶には残らないらしいけれど……」

ウサミ「とりあえず安静にしてれば数日で治りまちゅから……ミナサンを病院に入院させまちょう!」

天倉「それがいいな」

若葉「看病はどうしようか?」

天倉「とりあえずクリス最優先だ。あのままにしていたら次の日には首を吊っていそうだからな……」

和水「そうだね。それじゃあクリスクンを重点に看ていくとしよう」

【病院】

天倉「そういうわけだからみんなも感染しないようにな」

当麻「絶望病か。確かにあのままでいられたら絶望的だわな」

志賀「詩ちゃんは明るいのも可愛いけどねぇ」

神乃木「ですが、彼女はやはりいつもの彼女が一番だと思います」

奉田「本当に調子狂うからさっさと治ってほしいわね」

姫埜「志紀君もああいう人じゃないからあんまりフレンドリーにされても鳥肌立つのよね……」

美踊「クリス兄ちゃなんか豆腐探してたよ……頭ぶつけるって」

歌恋「……」

狩谷「歌恋の嬢ちゃん、だいぶお疲れだねぇ」

歌恋「生人お兄さん、ずっと同じ内容でしたから……」

和水「割り振りは渡しておくから希望があれば後にでも教えてほしい。みんな無理はしないようにね」

若葉「私は王城君のところかぁ……うん、頑張ろう」

天倉「切原、か……覚悟していくか」

【王城の病室】

若葉「王城君……?」

王城「おっ、若葉っち、お見舞いに来てくれたのか!いやー、感激だな!」

姫埜「本当に別人みたいねこれ」

王城「姫埜っちはひどいなー。俺っていつもこんな感じだろ?」

姫埜「絶対に違うわよ……」

王城「あっ、そうだ。将棋でもやるか?」

若葉「チェスじゃなくて?」

王城「チェスってなんか苦手なんだよなー……やっぱり将棋だろ!」

姫埜「超高校級のチェスプレイヤーにあるまじき発言ね……」

王城「トランプもあるぞ?」

若葉「いいから安静にして!王城君は病人なんだから……」

王城「俺元気なんだけどなー」

姫埜「病人の元気ほどあてにならない言葉もないわね」

王城「それもそうか」

若葉「……本当に早く治してね?」

【切原の病室】

切原「自分はね、別に嫌なわけではないんですよ。それだけみんなが自分を身近に感じているって事ですから。だけど物事には限度という物があるわけで……」

天倉「ああ」

切原「だから自分としてはこの扱いを何とかしてほしいわけで……とはいえ簡単に変えられないのは理解しているのでまずは……」

天倉「うん」

切原「そもそもなんで自分がこんな事をいちいちしなければならないのかって疑問ですけど、そこはもうこの際割り切って考えていくしかないんで何も言いません。えぇ、言いませんとも」

天倉「そうだな」

切原「話がそれましたね。だから自分のイメージを変えるためには並々ならぬ努力が必要なわけですから、ここはやっぱり……」

天倉「ああ」

切原「……聞いてますよね?」

天倉「うん」

切原「ならいいです。えっとどこまで話したかな……ああ、そうそう。どうして自分がこんなにもこの扱いに辟易しているかと言えば……」

天倉「そうだな」


神乃木「……」

神乃木(天倉さん、先ほどからああ、うん、そうだなしか言ってません……)

【福永の病室】

福永「ガッハッハッハ!!狭苦しい所だがゆっくりしていくがいいぞ!!」

美踊「うっひゃー、豪兄ちゃ豪快に笑うねー」

福永「小さく笑っても笑いは表現出来ん!!笑う時は豪快に!!豪だけにな!!ガハハハハ!!」

美踊「なるほどなるほどー……」

志賀「うーん、男らしいのは嫌いじゃないけど普段の豪くんからは考えられない豪快さだよねぇ」

福永「ぐうっ……!」

美踊「あれ、どしたの?」

福永「我が輩の渾身の洒落がまさかそのまま放置されるとは思わなんだわ!!手厳しいではないか、ガッハッハッハ!!」

美踊「えっ、豪兄ちゃ何か言ってたっけ……」

志賀「多分豪だけにってやつじゃないかなぁ?」

美踊「あっ、そっかー!」

福永「なんと、まさか通じとらんとは!!笑いの道は厳しいというわけか、ガハハハハ!!」

美踊「うーん、元気にしか見えないや」

志賀「熱あるのにこれだけ騒げるのはすごいよねぇ」

福永「ガハハハハ!!褒めても何も出んぞ!」

志賀「褒めてはいないんだけどなぁ……」

【クリスの病室】

クリス「はぁ……隕石でもピンポイントで落ちて死ねばいいのに」

狩谷「ベッドの上で体育座りするクリスの大将なんて一生に一度見られるかだねぇ」

当麻「見たくなかった気もするけどな」

和水「とにかくこの自殺願望がいつ実行するようになるかわからないからしっかり見張らないといけないね」

クリス「はぁ……転んだ先に偶然グングニルの槍があって刺さって死ねばいいのに」

狩谷「あの自信に溢れたクリスの大将がこんな事になるとは絶望病ってのは恐ろしい病だねぇ、全く」

当麻「絶対かかりたくはねえな」

和水「空気感染とはいえウイルスそのものが弱いらしいから問題ないとは思うんだけどね」

クリス「はぁ……偶然殺人現場に遭遇して口封じされて死ねばいいのに」

当麻「……」

当麻(こいつ、実は死ぬ気ねえんじゃねえか?)

【音木の病室】

音木「ひーまー」

奉田「りんご剥いてあげるから我慢しなさい」

音木「りんご!ウサギさん?」

奉田「はいはい。それぐらいならきちんとしてあげるわよ」

音木「やったー!」

奉田「もう、詩ちゃんったら」

歌恋「……」

奉田「あら、どうしたの歌恋ちゃん?」

歌恋「あっ、いや、その……」

歌恋(なんででしょう、音木お姉さんを見てると……凄く泣きたくなると言うか、合わせる顔がないというか……)

音木「むー、歌恋ちゃん!」

歌恋「は、はい!?」

音木「わたしのお見舞いに来たならちゃんとこっちに来ないとダメだよ!ほら、座って座って!」

歌恋「あっ、えっと……」

奉田「座ってあげたら?」

歌恋「じゃ、じゃあ……」

音木「うんうん、いい子いい子!」

歌恋「……音木お姉さん」

音木「なになに?」

歌恋「ごめん、なさい……」

音木「あははっ、いきなり謝られても困るよー!」

歌恋「……そう、ですね。でも本当に、ごめんなさい」

音木「……?」

奉田「歌恋ちゃん……?」

【そして数日後】

クリス「この数日記憶がない……余に何があったのだ?」

切原「……醜態をさらしていた気がする」

福永「な、なんかのどが痛い……」

王城「お、俺のチェスボードが物置になってる!?誰だ、こんな事したのは!?」

天倉「なんとか治ったな……」

当麻「マジで疲れたぞ」

狩谷「まっ、終わりよければいいんじゃないかねぇ」

姫埜「そうね、特に……」

音木「……」

和水「やあ、音木さん」

音木「違う……」

和水「えっ?」

音木「ウタでいい……わたしも冬羽って呼ぶから……」

和水「……!」

音木「あと……歌恋……」

歌恋「あっ」

音木「あなたも……わたしを名前で呼んで……」

歌恋「う、詩お姉さん?」

音木「お姉さんは……いらない……」

歌恋「う、詩?」

音木「合格……」


姫埜「あの辺りは良かったんじゃないかしら」

奉田「そうね……」

美踊「み、みんなー!」

志賀「どうしたのぉ?」

美踊「た、大変なんだよー!」

神乃木「大変、とは?」

美踊「そ、それが……」







若葉(CV:緒方恵美)「あはははははははははははははっ!!」

若葉(CV:緒方恵美)「超高校級と呼ばれるみんなが、力を合わせて絶望病という絶望に立ち向かう……」

若葉(CV:緒方恵美)「あぁ、なんてすばらしく美しいんだろうね」






天倉「み、実!?」

若葉(CV:緒方恵美)「あっ、ハル君。私みたいなゴミクズに話しかけてくれるなんて素晴らしいね!希望に溢れてるよ!」

和水「ゴ、ゴミクズってミノリ……」

若葉(CV:緒方恵美)「事実でしょ?私は決定的に最低で最悪で愚かで劣悪で、何をやってもダメな人間なんだし……」

天倉「ど、どうしたんだよ実!声まで変わってる気がするぞ!?」

若葉(CV:緒方恵美)「私、気付いたんだよ。どんな絶望にも負けない絶対的な希望がこの世界には必要なんだって!」

若葉(CV:緒方恵美)「だから今私を媒介に絶望病を育ててるんだ……これを乗り越えたその先にはきっと素晴らしい希望が広がってるから!」

若葉(CV:緒方恵美)「大丈夫!どんな絶望が立ちはだかっても最後には希望が勝つ……私はそう信じて……」

バタッ!

天倉「み、実!」

和水「熱があるのにはしゃぐから……ハル、ミノリを病院に連れていくよ」

天倉「そ、そうだな」

若葉(CV:緒方恵美)「も、もし私が絶望病を何とかしたら私を超高校級の希望って……ガクッ」

天倉「……人騒がせな」

その後若葉は看病の甲斐あってか幸運か1日で回復しました。

END

・他のメンバーが絶望病になった場合

天倉「そうか、ウサミは宇宙人だったんだ!つまり地球は滅亡する!」

狩谷「いや、本当にオレ動物触ると蕁麻疹出るから動物だけは本当に無理無理無理」

当麻「人生のーんびりいけばなんとかなるなる。というわけで夜までおやすみー……」

姫埜「ここはジャバウォック島ホテルミライよ。ここはジャバウォック島ホテルミライよ。ここは……」

和水「はぁ……ボクはなんて可愛いんだろう。自分で自分が怖いよ」

奉田「しーちゃんはねー、チアリーダーなんだよー、すごいでしょー!」

美踊「かったるい……布団から出るのも息するのもかったるい……」

歌恋「なんで私はいつもあなたを見てるのにあなたはあの子を見るのなんでなんでなんでなんでなんでなんで」

志賀「え、えっちなのはいけないと思います!」

神乃木「あっつーい……あっ、脱いじゃえば涼しくなるか!私天才!」

こんな感じです。

次スレです。

【スーパーダンガンロンパ2】天倉「長い夢の先にあったもの」【安価】【オリキャラ中心】
【スーパーダンガンロンパ2】天倉「長い夢の先にあったもの」【安価】【オリキャラ中心】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413035112/)

それでは遅くなりましたがこまるスレを少し進めたいと思います。

【天ヶ瀬さんの確定死亡フラグ消滅】

天ヶ瀬「……」

こまる「天ヶ瀬さん、やめましょう……?」

天ヶ瀬「やめる……?何をですか」

こまる「天ヶ瀬さんがやろうとしていた事は何1つ上手くいきませんでしたよね?だからもう……」

天ヶ瀬「うふ、うふふ……そうですわね、全部あなたに止められてしまいました」

こまる「……」

天ヶ瀬「ですが私は諦めたわけではありませんわ。私の理想のために次の策を……」

こまる「どうしてですか!?どうして、普通に仲良くするんじゃダメなんですか……」

天ヶ瀬「……友情、愛情、絆、希望。苗木さんはそういったものを大切にしているようですけれど」

こまる「……」

天ヶ瀬「ごめんなさい、私にはそういった言葉は全て安っぽいんです」

こまる「……!」

天ヶ瀬「私にはそんな不安定な代物はいりません。私が欲しいのは絶対的な関係……主人と奴隷の関係だけです」

こまる「どうして、そこまで……」

天ヶ瀬「うふふ、だってそれが私が教えられた生き方ですもの。両親、友人、師、周りにいる全ての方々が私を裏切って売って襲って殴って壊して踏みにじって罵倒して傷つけて笑っていたぶって……」

こまる「……」

天ヶ瀬「弱い方は徹底的に支配して絶対的な関係さえ築ければそれでいい。絆なんて信じたって裏切られるだけの脆くて儚い幻想……それを夢見がちな娘だった私に周りの皆さんは教えてくれたんです」

こまる「あ、天ヶ瀬さんは……だから?」

天ヶ瀬「……今のようになって真っ先に皆さんに恩返ししましたわ。もっとも、私が受けた事の一割も受けない内に皆さん自分で死ぬか壊れてしまいましたけど」

こまる「それが天ヶ瀬さんの秘密の……」

天ヶ瀬「八割はその頃の方々ですわね。二割はその後過ごしてきた日々で消えていった方々です」

こまる「……」

天ヶ瀬「だけどそんな日々にも少々疲れてしまいまして……だから私は絶対に裏切らない人だけがいる世界が欲しいんです」

こまる「それが天ヶ瀬さんの理想……?」

天ヶ瀬「お気に入りが周りにいる裏切りのない世界……その理想のためなら邪魔者は排除しますし徹底的にその心を砕きますわ。だって心があれば私みたいにしてしまうかもしれませんから……」

こまる「……」

天ヶ瀬「うふふ、幻滅しました?それでも私はあなたがお気に入りです」

ギュッ

天ヶ瀬「……あの、これはなんでしょう?」

こまる「……今のわたしが何を言っても、天ヶ瀬さんには届かないから。だから、こうするしか……ないんです」

天ヶ瀬「……わかりませんわね。苗木さん、人の話を聞いていました?」

こまる「聞いてました」

天ヶ瀬「なら私にこんな事をしても無駄な事ぐらいわかりませんか?」

こまる「わかりません」

天ヶ瀬「……なぜ?」

こまる「無駄だなんて思いませんから」

天ヶ瀬「……は?」

こまる「天ヶ瀬さんは友情とか愛とか絆とか希望なんて安っぽいって言いますけど……本当にそうですか?」

天ヶ瀬「何を、言ってるんです」

こまる「天ヶ瀬さんの理想って裏切られない友情とか愛情とか絆とかじゃないんですか?」

天ヶ瀬「……」

こまる「天ヶ瀬さんはその希望を求めて……こんな事ばかりしてるんですよね?」

天ヶ瀬「私が希望を求めている?笑わせないでくださいな!私は希望なんてしていません!そんな物をいくら持ったところでもっと酷い絶望が待つだけです!」

こまる「……」

天ヶ瀬「絆なんてあっても本当に辛い時は誰も助けてなんかくれない!裏切られて見捨てられてただ絶望の時間しか……そこには、ないんです!」

こまる「それなら……ここでわたしを殺してください」

天ヶ瀬「な、なに、言ってるんです、か……」

こまる「それくらいしないと、天ヶ瀬さんは助けられないでしょう?」

天ヶ瀬「私を、助ける……?」

こまる「今までの事は、もう取り返しがつかないかもしれませんけど……これからやり直す事はきっと、出来ます」

天ヶ瀬「……」

こまる「本当は手伝いたいんですけど、ね……さあ、天ヶ瀬さん」

天ヶ瀬「……その必要は、ありませんわ」

こまる「えっ?」

天ヶ瀬「あなたみたいな人……初めてです。命乞いはされても殺してくださいなんて、言う人は……」

こまる「……信じてましたから。天ヶ瀬さんはそんな事しないって」

天ヶ瀬「あなたは、本当に不思議です、わ……」

こまる「あっ、天ヶ瀬さん……泣いて……」

天ヶ瀬「あら……どうして涙が……?痛くも辛くも気持ち悪くもないのに……どう、して……」

こまる「……」

天ヶ瀬「わ、笑わないといけない、のに。私は笑わないとまた……」

こまる「……泣いて、いいんですよ。泣いたらいけないなんて事、ないんですから」

天ヶ瀬「うっ、ううう……」

天ヶ瀬さんはわたしの胸の中で静かに泣き続けた。
笑顔の仮面が剥がれたその姿はわたしが初めて見た、天ヶ瀬さんの感情そのものだった気がした……

【天ヶ瀬咲の確定死亡フラグが消滅しました!】

王城の中で、誰がどの色のどの駒なのか教えていただきたいです!

>>972
・白
ポーン…美踊、神乃木
ビショップ…音木、志賀
ナイト…切原、当麻
ルーク…狩谷、クリス
クイーン…和水
キング…天倉

・黒
ポーン…福永
ビショップ…歌恋
ナイト…奉田
ルーク…姫埜
クイーン…若葉
キング…天倉

王城クンはあくまで自分はプレイヤーなので駒には当てはめていません。

トワと王城のフラグはなんだったのですか

>>974

和水さんの確定死亡フラグは若葉さんと同じ【CHAPT.5に入る事】
消滅条件も若葉さんと同じ【事件発生までに好感度MAXににしてイベント発生】でした。

なお若葉さんと和水さんは必ずどちらかは死亡する仕様なのでどちらかの確定死亡フラグが消滅した段階でどちらかの確定死亡フラグは消せなくなります。

王城クンの確定死亡フラグは【改心フラグなしでCHAPT.5に入る】
改心フラグ発生条件は【計画2つ以上の阻止】

天ヶ瀬さんと高坂クンを合わせたような条件でした。

残り少ないのでこちらはもう埋めてしまいましょう。
次スレがまた余ると思いますので、リクエストでもあればどうぞ。

それとまだ出す才能も出揃ってない段階ですが、こちらとこまるスクールモードが終わった後、また新しいオリロンパをやりたいなと思っています。
もしやる場合、舞台は絶対絶望少女の塔和シティの予定です。
ただし要救助民のコロシアイとかではないのであしからず。

それではおやすみなさい……

>>979
と言う事は若葉とも和水とも恋人にならず2人とも生き残っていたら、どっちかがクロでどっちかが被害者とか、両方被害者で王城がクロみたいな展開もありえたのかな?

>>992
一番想定していた展開では王城、和水被害者、若葉クロでした。
駒の分類を見ての通り王城クンのクイーンのゲームは若葉さんに和水さんを本人の知らない内に殺させるものだったので。

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