まどか「安価で即興劇!」 (42)

マミの家

なぎさ「ただいまーなのです!」

マミ「あら、おかえりなさい。なぎさちゃん」

ドサッ(ランドセル置いた音)

なぎさ「はあ~、疲れたのです。劇の練習は楽しいけど、男子の悪ふざけは勘弁して欲しいのです」

マミ「ふふっ。学芸会の練習、お疲れ様」

なぎさ「なぎさはチーズお化けの役なのです! 悪い子には、カース・マルツゥを食べさせちゃうのです!」

なぎさ「ふふふ……チーズお化けの正体は、実は主人公の……。
    おっと、コレ以上はネタバレなのでマミには言えないのです」

なぎさ「マミ! 学芸会、絶対見に来るのですよ!」

マミ「大丈夫よ。絶対に見に行くわ」ニコニコ


なぎさ「そういえば、学芸会当日にサプライズがあるって先生が言ってたのです」

マミ「あらあら、そうなの」ニコニコ

なぎさ「よく分からないけど、楽しみなのです!」

マミ「……うふふっ」

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マミ(そのサプライズが何なのか、私は知っている)

マミ(そうっ! 実は、私たち中学生が、小学校で劇を演じるのよ!)


なぎさ「ふー。もう、登場人物全員のセリフをそらで言えるのです」


マミ(小学生は良くも悪くも沢山練習をしてるから、自分たちの劇に飽きているわ)

マミ(そこで、学芸会当日に小学生たちが知らない劇を講演することで、小学生も観劇を楽しめるようにする……)

マミ(ボランティアだからメンバーは多くないけど、子供たちの余興には充分よ!)

マミ(うふふっ、なぎさちゃんも楽しんでくれるといいんだけど)


なぎさ「それにしても、サプライズ楽しみなのです!」ニコニコ

なぎさ「きっと、とても面白いイベントがあるに違いないです!」

マミ「そうね!」


マミ(演じる劇は、『魔法少女まどか☆マギカ』! 国語教師のウロブチ先生が脚本を書くそうよ!)

マミ(ちょっと子供向けっぽいけど、そこは私たちの演技で充分フォローできるでしょう)


prrrrrr


マミ「あら、電話? はいはい」ガチャッ



マミ「…………ええっ!? ウロブチ先生がっ!!?」

次の日 見滝原中学校

まどか「そんな……。ウロブチ先生が交通事故で入院するなんて……」

ほむら「全治一ヶ月だそうよ」

杏子「劇の台本はどうなるのさ?」

マミ「さすがに、無理みたいよ……」

さやか「そんな……」


ほむら「中止した方がいいんじゃないかしら?」

さやか「仕方ないよね……」

まどか「うん……」




マミ「それはダメよ!!!」
杏子「それはダメだ!!!」


3人「!?」

マミ「なぎさちゃん、サプライズをものすごく楽しみにしてたのよ!!」

杏子「ゆまの奴、『キョーコキョーコ! サプライズって何かな! 芸能人に会えたりするかな!?』ってはしゃいでたんだぞ!!」

マミ「サプライズが中止になるなんて知ったら、絶対に落ち込んじゃうわ!!」

杏子「ゆまがグレて将来泥棒にでもなったらどうしてくれんだ!!」



さやか「ええー、何このシスコン二人」

ほむら「でも、どうしようもないじゃない」

まどか「私たち、話の内容を簡単なキャラ設定と序盤のあらすじぐらいしか聞いてないし」


マミ「大丈夫! ちゃんと考えてきたわ!!」

ほむら「? 別の劇でも演じるの?」

マミ「ふふふ……。いえ、魔法少女まどか☆マギカを演じるわ」

4人「?」

マミ「そう! 私たちが脚本を作るのよ!」

杏子「はあ!?」

さやか「マミさん、私たち話作りの素人ですよ……」

マミ「ふふふっ。その辺もちゃんと考えてあるわ」



マミ「そうっ! 即興劇大作戦よ!」

まどか「あの、即興劇って何ですか?」

ほむら「役者たちが全アドリブで演じる劇ね」

杏子「おい……。まさか、学芸会でソレをやる気じゃねーだろうな……?」

マミ「まさかっ! そんな無謀なことはしないわよ!」

さやか「じゃあ、どういうことですか?」

マミ「ふふっ。簡単よ」



マミ「今この場で即興劇を何回かやって、上手く出来たものを脚本にするのよ!!」

4人(嫌な予感しかしない……)



杏子「まあ。代案もないし、やるだけやってみるか」

さやか「本当にやるの?」

ほむら「最悪、練習にはなるでしょう……。即興劇はプロの演劇練習にも使われるぐらいだし」

杏子「で、即興劇ってのはどうすりゃいいんだよ。マミ」

マミ「そうね。基本的にはウロブチ先生の作った設定を流用するわ」

さやか「謎の転校生が、魔法少女のマスコットを襲う! 果たして彼女は敵か味方か!? って奴ですよね」

ほむら「結局私は、敵なの? 味方なの?」

マミ「それを暁美さん自身が決めるのよ!」

ほむら「?」


マミ「つまり、アドリブだから、正体や目的も自分たちで勝手に決めるのよ!」

ほむら「なるほど。正体はまどかに助けられた猫耳星人で、目的はまどかを母星に招待すること! とか?」

さやか「実はさやかちゃんは、ICPOの捜査官で、闇の組織からまどかを守るボディーガードだった! とか?」

杏子「実はあたしは魔法の国のプリンセスで、修行のために地球に来ていた! とか?」

マミ「そうそう! そんな感じよっ!」

マミ「セリフも設定もその場で決めちゃっていいのよ! それが即興劇なんだから!」

4人(大丈夫かな……?)

マミ「じゃあ、他のメンバーが集まったら、劇を始めましょう!」

マミ「中断は無しで、どんな展開になっても終わりまで続けるわ!」

まどか「えっと、ほむらちゃんがマスコットのQBを襲って、私がQBを庇うとこから始めるんだよね」

ほむら「それが冒頭のシーンね」

まどか「う、うん。じゃあ、やってみようか」


さやか「ところで、マミさん。タイトルって魔法少女まどか☆マギカのままでいくんですか?」

マミ「いえ、少し変えるわ」

マミ「そうっ! 『[新編]魔法少女まどか☆マギカ』よ!!!」

以後、セリフや設定などの安価を出していきます。
なお、魔法少女の設定などは、1話2話時点での情報をもとに構成されます。

【即興劇 [新編]魔法少女まどか☆マギカ】

わたし、鹿目まどか!
見滝原中学に通う平凡な女の子!
なんのとりえもないわたしだけど、誰かの役に立てたらそれはとっても嬉しいなって!
けれど、放課後に人気のないところに立ち寄る、クラスメイトのほむらちゃんを見かけちゃったの。
好奇心で覗いてみたら、なんとほむらちゃんが白猫を襲っていたんだよ!

ほむら「キュゥべえ。どうやらおまえもここまでのようね」

QB「くっ……殺せ!」


まどか(わっ! 猫が喋った!?)


QB「君に捕まって辱めを受けるぐらいなら、僕はここで死んだ方がマシだ!」

ほむら「そう……ならば望み通りにしてあげるわ!」

まどか「だ、ダメ!!」

ほむら「っ!? あ、あなたは……!?」

まどか「その、手に持ってるモノで、この子をどうしようとしていたの!?」

ほむら「…………」

ほむら「>>12



ほむらのセリフ >>12
ほむらの持っていたモノ >>14

キュゥべえを飼いたいのよ――悪い?

キュゥべえ盗撮写真

ほむら「キュゥべえを飼いたいのよ――悪い?」

まどか「その写真……!」

ほむらの手にはキュゥべえの写真が握られていた。

キュゥべえ「や、やめろ! そんな写真を公開されるぐらいなら、死んだほうがマシだ!」

ほむら「そうね。まどかに見せちゃおうかしら? あなたの恥ずかしい秘密」

キュゥべえ「この悪魔め!」

まどか(一体、この子にどんな秘密が……?)

>>17 キュゥべえの秘密は?

最安価 >>20

7匹集めると願いが叶う

そこには、7匹のキュゥべえが発光し、巨大な龍を召喚する光景が写されていた。

キュゥべえ「ああ……。知られてしまった……。僕らの命よりも重要な秘密を……」

ほむら「説明してあげるわ。鹿目まどか」

ほむら「こいつらは7匹集まることで、どんな願いも叶えることが出来るの」

まどか「!? そんな、マンガみたいな話……」

ほむら「ふふっ、ところが現実なのよ」

ほむら「願いを叶えるには、こいつと契約する必要があるのだけど……」

ほむら「なかなか、首を縦に振らないから、つい強硬な態度をとってしまったわ」

まどか「け、契約……?」


QB「……まどか、お願いがあるんだ」

まどか「え? どうして私の名前を?」

ほむら「……!」



QB「僕と契約して、魔法少女になって>>24をしてほしいんだ!」

結婚

QB「僕と契約して、魔法少女になって結婚してほしいんだ!」

まどか「ええ!?」
ほむら「ええ!?」

まどか「魔法少女!? ていうか、結婚!?」

QB「そう、僕らには願いを叶える力があるんだ」

QB「これは絶対に知られてはいけない、知られることは一生の恥となる秘密だ」

ほむら「っ! キュゥべえ、あなたは私と共に来てもらうわ」

ほむら「あなたと契約するのはこの私よ」

QB「……僕らが契約できるのは、生涯一人の女の子だけ」

QB「僕は、生涯かけて君を守るよ!」

まどか「い、いきなり、そんなことを言われても……」



***

(外野)

さやか「QBの奴、ここぞとばかりにムチャぶりしてるんだけど……」

杏子「ほむらまで、一緒になって驚いたな」

QB「僕はこの子と結婚する! 暁美ほむら、僕との結婚は諦めてくれ!」

ほむら「きゅ、キュゥべえ! あ、あなたと契約するのは私よ!」

ほむら「え、えっと……。そ、そう! 契約者は他の6人の魔法少女と戦う宿命を背負うことになるわ!」

ほむら「まどかに、そんな残酷な宿命を背負わせるわけにはいかないわ!」

QB「ほむら……。君が僕のことをずっと好いてくれていたことは知っていた……」

QB「けれど、ダメなんだ。もう僕は君の気持ちに応えられない。まどかに一目惚れしてしまったんだ!!」

***

(外野)

杏子「キュゥべえの奴、ほむらの設定まで手を加え始めたぞ」

マミ「キラーパスね。当然設定はこのまま続けるわ」

***

ほむら「ちょ、ちょっと、キュゥべえ……」

まどか「……」

まどか「>>31

イケメンの男の子に変身して

まどか「イケメンの男の子に変身して」

QB「……それが君の望みかい?」

ほむら「そ、そんなことできるわけないわ!」

QB「いや、その程度の望みなら、7匹揃わなくても可能だ」

ほむら「!?」

QB「だが、願いを叶えるにはある行為が必要になるんだ」

QB「そう、それは……」





QB「キスさ」

まどほむ「!!??」

QB「さあ、まどか! 僕と契約してくれるんだろう!?」

QB「僕とキスして結婚しよう! さあ、いますぐに!!」

***

(外野)

さやか「あの……」

マミ「つ、続けるわ……」

***

まどか「えっと、さすがにファーストキスを変な猫に奪われるのはちょっと……」

QB「……そうかい」

ほむら「……」

ぐしゃッ

QB「きゅぷっ!?」ギュムウウ


ほむら「キス無しで願いを叶えられるでしょう……嘘は良くないわ」グリグリ

QB「きゅぷぷぷぷぷ」

***

(外野)

さやか「えーっと、イケメン枠誰で行きます?」

マミ「上条君か中沢君でいいんじゃないかしら……」

***

QB「すまない。ちょっと、調子に乗りすぎたようだ」

まどか「……イケメンまだ?」

QB「僕と契約すれば、いつでもイケメンになれる」

まどか「……じゃあ、契約するよ」

ほむら「まどか! 待って! あなたはそれでいいの!?」

ほむら「キュゥべえは7体集まることでどんな願いも叶えられるようになるわ!」

ほむら「けれど、ほかの契約した6人の魔法少女から狙われるようになる!」

QB「……君にはすごい素質を感じる」

まどか「キュゥべえ……」

QB「そう、これは運命だ! まどか、僕と共に戦ってくれ!」

まどか「! わかったよ、キュゥべえ!」

ほむら「まどか!?」



パアアアアア……

QB(イケメン)「なんて魔力だ……」

ほむら「……キュゥべえ」

QB「なんだい、ほむら」

ほむら「>>40

申し訳ありません。このまま続けても駄作になることが目に見えているので打ち切ります。
このような駄スレに付き合ってくれてありがとうございます。html依頼出してきます。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月03日 (日) 12:04:34   ID: RgKaZbz6

おつかれさん

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