ダル「オカリンの体験をゲームにしたら売れるんじゃね?」 (21)

岡部「何を言っている! ダメだダメだ!」

まゆり「あのねー、まゆしぃは賛成なのです!」

紅莉栖「…もっと慎重になるべきよ。そのゲームが万が一SERNに影響を与えてディストピアが形成されるかもしれない。もしくはロシアがタイムマシンを開発する可能性だってあるわ」

ダル「大丈夫だって。その、なんだっけ? アトラクタフィールド理論とかはぼかしてちょっとそれっぽい理論でこじつければok」

紅莉栖「まあ確かに…SERNがたかが学生の作ったゲームを目にするとは思えないし、さらにそのゲームの理論を参考にするとは考えにくいけど」

ダル「でしょ? 小金稼いでラボにクーラー付けるお」

岡部「その些細な行動が命取りなのだ。とにかく俺の体験を世に広める行為は今後一切禁止する」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410187342

翌日

ガチャ

まゆり「トゥットゥルー。 あれー、今日はオカリンきてないの?」

ダル「オカリンなら今日は風邪でこれないって言ってたお」

まゆり「そうなんだぁ~。大丈夫かな」

ダル「心配しなくても明日にはくるっしょ。それより僕としては今のうちにオカリンのゲームを作りたいわけだが」

紅莉栖「あんたまだ諦めてなかったの?」

ダル「当たり前だお。僕の第六感がこれは絶対売れると囁いてるのさ」

紅莉栖「厨二病乙。まあ私も興味はあるわ。もし岡部が協力してくれてα世界線の話を詳しく再現できるなら、私たちもさらに何かを思い出すかもしれないしね」

ダル「でしょ? まあでもα世界線の話なんてオカリンの協力がないと絶対書けないですしおすし。だから僕はとりあえずオカリンのギャルゲーを作ることにしたお」

>>1だが仕事の休憩中に1レスだけ書いた

夜に続き書くお

紅莉栖「…岡部のギャルゲー…?」

ダル「そうそう。ラボメンをヒロインにすれば良い感じのギャルゲーができるんじゃね?」

まゆり「え~、まゆしぃもでるの?」

ダル「もちのろんでしょ。僕の脳内設定ではまゆ氏をメインヒロインにするつもりだお」

まゆり「えへへ。じゃあまゆしぃとオカリンが主役かー。楽しみなのです」

紅莉栖「ち、ちょっと待ちなさいよ! どうしてまゆりがメインヒロインなわけ? 最後にはシュタインズゲート世界線に辿り着くんだからそこは私にしないと矛盾してしまうというか…その、だからーー」

ダル「ゲームにまで嫉妬するとは牧瀬氏…恐ろしい子…!」

紅莉栖「嫉妬なんてしてない!」

ダル「…まああくまでギャルゲーを作るならまゆ氏がメインヒロインというわけで。オカリンが協力してくれるなら牧瀬氏がメインヒロイン以外ありえないお」

紅莉栖「交渉してくる!」

ダル(チョロいお)

まゆり「オカリンは愛されてるね~」

TUTURURURURURU…

岡部「ん。非通知から電話か」ピッ

???「…岡部倫太郎で間違いない?」

岡部(ボイスチェンジャー?)

岡部「ふっ、それは仮の名だ。我が真名は鳳凰いーー」

???「間違いなさそうだね。時間がないからよく聞いて。これから牧瀬紅莉栖から電話がきて、君は頼み事をされる。その頼みを絶対断らないで。むしろ全面協力してあげて!」

岡部「貴様…バイト戦士か!? また…、また何か起きるのかよ!」

???「大丈夫、君の行動次第では平和なままだよ。もし牧瀬紅莉栖の頼みを断ればシュタインズゲート世界線から移動してしまうけどね」

岡部「紅莉栖の頼みを断らなければ良いんだな?」

???「うん。それで未来は平和なままだよ。じゃあ、切るね」

???「さて、もう一度岡部に電話するか」

紅莉栖「橋田、アポはとれたわよ!」

ダル「それマジでいってるん? 一体どんな魔法を使ったらオカリンが折れるのか僕には見当も…。ーーはっ! まさか色仕掛け? ちくしょう、リア充爆発しろ」

紅莉栖「しとらんわ!」

ダル「いや、でもマジにすげーよ! これでラボのクーラーだけでなく最新のPCやエロゲも買い放題だお」

まゆり「まゆしぃはメインヒロインから降格なのです…」

ダル「大丈夫。まゆ氏なら裏メインヒロイン張れるからさ」

紅莉栖(まゆりに悪いことしちゃったかな…)

まゆり「紅莉栖ちゃん、あのね、まゆしぃはオカリンの人質で十分なのです。だからそんな顔しなくても良いんだよ?」

ダル「全俺が泣いた」

さらに翌日

岡部「ではこれより、第七十二回ラボメン円卓会議を行う!」

まゆり「フフ、なんだか懐かしいねぇ」

ダル「会議の内容は僕から説明させてもらうぜ! 簡単に言うと、オカリンの人生をゲームにしてみんなにプレイしてもらおうって感じだお」

フェイリス「ニャニャッ! ついに長年鳳凰院家で秘匿されてきた禁断の真実の物語を明らかにするのニャ!? 凶真、よく決断したニャ」

岡部「ああ、昨晩我が祖先である鳳凰院元老からお告げがあったのでな。クックックッ、世界は俺の手中にあると言えよう」

フェイリス「さすがだニャン。フェイリスも猫神一族に代々伝わる王子様の話を披露する時がきたってワケだニャ」

紅莉栖「ええい、ついていけんわ! さっさと話を進めましょう」

ダル「基本的にはオカリンの話を基にゲームを作るお。ギャルゲーっぽく作るつもりだから途中でシナリオが分岐してヒロインとの個別ルートに突入するのだぜ」

ルカ「あの…僕もヒロインに含まれるんですか?」

ダル「そりゃそうだろ! 男の娘はもはや国家のニーズ産業に含まれるわけだが」

岡部「案ずるなルカ子よ。男の娘にはなならんよ。フゥーッハッハッハ」

ルカ子「?」

ダル「とりあえずメインルートは僕がシナリオ書くから、個別ルートはみんなアイデアあれば教えてほしいお。なければ適当に書くがね。とりあえずノンフィクションに限りなく近づけたいからさ、ささいな既視感でも良いから教えてくれたまえ」

フェイリス「フェイリスの個別ルートならもう書く内容は決まってるニャン!」

まゆり「まゆしぃもあるのです」

ルカ「実は…僕もあります」

萌郁「私は…ない」

ダル「お、みんな助かるお。それじゃあ後で個別に聞くんでよろ」

岡部「だいたい決まったようだな。ダルよ、テスター版を完成させたら教えてくれ。そのときは再び円卓会議を開く」

ダル「おk、とりあえず今日は解散と言うことで」

一ヶ月後

ダル「キタアアアァァァァァ!! ついに完成したお」

岡部「さすがは我が頼れる右腕だ。たった一ヶ月でシナリオを完成させるとは精が出るな」

ダル「おうよ! とりあえずPCでできるようにしてみんなに送ったから後日感想を聞かせてくれると思われ」

まゆり「ねえダルくん、まゆしぃは自分のパソコンがないのです…」

ダル「そかそか。じゃあ今からここにいる三人でプレイしてみるお」

岡部「それは良いがどのルートをプレイするんだ?」

ダル「そりゃもちろんまゆ氏のルートだろjk! みんなにもまずは自分のルートをプレイするよう頼んであるし」

ダル「じゃ、プレイするお」

ーーSTARTーー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月03日 (金) 16:22:19   ID: s55-C8_3

続き早よ

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom