男「学園トーナメント」(9)

今日何時か投下します

~屋上~

女「男、お前を屋上によんだのは他でもない、頼みがあるからだ」

男「僕と外セックスするためですね、あなたの喘ぎを我慢して羞恥にもだえる姿が
楽しみで来ました」

女「そんな事を考えていたのか、私はお前を呼んだことを後悔しているぞ」

男「そんなこといわないでください、同じ部活の後輩のこの僕をもっと頼ってください」

女「では、本題に移るぞ」

男「はい」

女「私は留年する」

男「ということは私と同学年になりますね」

男「はっ....、まさかこれを狙って留年を?まさか僕とそんなにいたいなんて、その気持ちに気づいてあげられなくてすいませんでした」

女「もう帰っていいぞお前」

男「すいません、話を続けてください」

女「さすがに卒業できなくなるのはいやなのよ、私も」

女「私は勉強が苦手だ、どうしようもないと気づいたのは三年の春だ」

男「あきらめるの早いですね」

女「どうしようか、と悩んでいて私はネットサーフィンをしていた、すると」

女「なんと、なにやら動画サイトで制服を着た少年少女が闘っているのだ」

女「よく見ると、この学校と同じ制服を着ているではないか!と」

女「そしてすべて見終わった後、広告が飛び出してきた」

女「『学生の君!このサイトに今すぐアクセスしてみな!人生変わるぞ』と」

男「(詐欺の匂いしかしない)」

女「そこを押すと、全国の学校の名前がずらりと並んでいたのだ」

女「当然、私達の学校もあった」

女「どうやら学園トーナメントというものが行われているらしい」

女「出身の学校から生徒会に申し込み、出場できると」

女「優勝すると、その学校での特権が得られる」

女「その特権リストを眺めていると、なんと!留年免除というものがあったのだ!」

女「私はその文字の並びを見て、すぐさま決めた」

女「よし、出場しようと」

男「ためらいましょうよ、うさん臭すぎます」

女「文字通りトーナメント形式で2つの学園が一回戦二回戦とランダムに選ばれたお題でバトルする」

女「お題は様々でスポーツに謎解き、ゲームなどだ」

女「私は特訓した、スポーツは部活を引退するまで真剣にやってたので体力には自信がある」

男「まあ、やってましたね」

女「私はここまで幾多の対戦ゲームを攻略してきた、勝つために!」

男「それ特訓というより遊んでるじゃないですか、真面目に勉強するという選択肢はなかったんですか」

女「そこで、一つの学園につき4人まで出場できる」

男「他の三人を探してこいと」

女「お前も出場するんだバカ」

男「僕ゲームとかあまり知りませんよ」

女「大丈夫、ちゃんとバランス良くチームを編成するつもりだ、欠点は補う」

女「お前の場合アホなことしか言わんが頭はキレる、運動も部活でそこそこできていた」

男「だが何故か先輩は僕に惚れない」

女「で、頼めるか?」

男「まってください、確実なメリットが僕にないじゃないですか」

女「一応、優勝したチームのメンバー全員が特権をそれぞれ選ぶことができるのだぞ?悪くないだろう」

男「成績優秀、才色兼備、顔も広い、容姿端麗の僕にこの学園でほしいものなどありません」

女「呆れるほど自画自賛だな」

男「唯一ほしいとすれば、あなたのからd....いえ、心です!」

男「僕にメリットがないというのなら、例え先輩のたのみとはいえ、お受けできませね」

男「第一この話自体嘘くさいのであまり乗り気はしません」ボソッ

女「(まずいな....、私の学年の奴は受験シーズンで忙しい身、頼めるやつは他にいない)」

女「(部活の後輩はこいつだけと過疎していた、頼みはこいつだけ)」

女「わかった、勝ったら心も身体もお前の好きにすればいい」

男「いえ、先払いで」

女「無理だ」

男「じゃあ僕も無理です」

女「ぐぬぬ.....」

女「わかった、付き合ってやる」

男「じゃあこの婚姻届けに名前を」

女「なんでそんなもの持っているのよ」

男「いつ、先輩に告白されてもいいようにです!!」

男「用意周到は基本ですよ」ドヤア

女「なにどや顔でアホなことぬかしとるんだ、気持ち悪い」

女「書けば、協力するんだな?」

男「早く書いてください」

女「わかったわかった」カキカキ

男「おっけーです、これからはどんなときもあなたを突いていきます」

女「なんか引っ掛かる言い方だが、まあいいこれで」

男「あと一週間に一回デートです」

女「なに!?」

男「これが飲み込まれなければ」

女「わかった、いいだろう!」

男「よし!!」

男「(突っ込みどころが多い話だが、いい方向に向いてるのでよしとしよう)」

女「(いろいろ代償は払ったがこれで第一歩は踏み出せた)」

女「じゃあ早速他の二人を誘う」

男「ところでそれの申し込み期限なんかはいつなんですか?」

女「明後日だ」

男「えらくギリギリですね、人数間に合うのかな」

女「それだけお前の人望に期待してるということだ、頼んだぞ」

男「仕方ないですね!じゃあ早速行きましょう!」

女「(扱いやすい奴)」

~廊下~

女「できれば手が器用なやつがほしい、手芸もあるだろうからな」

男「それなら僕が」

女「お前は不器用だろう」

男「失礼な、昨年度の冬にマフラーを先輩にプレゼントしたじゃないですか」

女「編み方が雑で穴が空きまくりだったぞあれ」

男「通気性を重視しました」

女「マフラーに通気性はいらんバカ」

幼馴染「やあやあ!男!」

男「めんどくさいのが来ました」

女「誰だこの子は」

男「幼馴染です、筆頭して面倒くさいやつです」

女「お前が言うのか」

幼「ねーねー!頭とりやろうよ男!」

男「マジですか、あれ疲れるぞ」

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