男「悪魔召喚プログラム?」(40)

男「だりぃなー。なんか面白いサイトねーかな?」カチカチッ

男「……メールの処理でもするか。放っておくとすぐにたまるし」

男「~♪……なんだこれ?」

 悪魔召喚プログラムexe.

男「……よくこんなもん思いつくなー」

男「悪魔召喚プログラムっつたらあれだろ?なんかのゲームの設定だったよな」

男「その作品のファンなら開いちまうんだろうなー。……話の種に開いてみよっかな」

男「……どうしよっかなー」

男「……いいよ、騙されてやるよ」カチカチッ

シーン……

男(……はあ、俺って馬鹿だなー)

カッ!

男「なんだ!?光が!」

 summon ok?

男「……うそ、だろ?」

こんなのが読みたい

 外道スライムが現れた!

スライム「ウぅ……アぁ……」

男「な、なななんだこいつ!」

スライム「マ……グぅ」

男「なんだ?」

スライム「マグ……ネ……タいと…」

男「マグネタイト……?」

スライム「マグネたいト……ヨこセぇ!」バッ!

男「うわあ!?」

スライム「ヨこセぇ!よこセェ!クワセろォ!」

男「ひっ!」

スライム「……はずシタ」

男「こ、こなくそぉ!」

 灰皿を装備した!

男「喰らえよ!」ガッガッ!

スライム「オワァァ……しネ!」

男「うおっとぉぉぉぉ!?」ヒョイ!

スライム「マグが……タリな……」

シュウウウ……

男「……はぁ……消えた?」

男「……夢、じゃないよな?」

男「どうなってんだ……?」

ちょっと話練ってくる。
だけど誰か乗っ取ってくれると嬉しいな

~ ~ ~

男「今時はネットでなんでも調べられるんだよなー」

男「……ゲームの設定通りならこれは複雑な悪魔の召喚工程を機械が代わりにやってくれるプログラムなのか」

男「複雑怪奇な召喚工程を寸分の違いもなく再現する……ねえ」

男「これによりある程度機械がいじれれば誰でも悪魔を呼び出せる……無茶苦茶危険じゃねーかよ」

男「で、悪魔ってのはおおざっぱな区分みたいだな。人間じゃなけりゃ天使だろうが妖怪だろうが悪魔って呼ぶのか。……変なの」

男「それとさっきのは調べた感じだとスライムか。……最弱なはずなのにすげえびびったんだけど」

男「で、マグタイト?が生体エネルギー。悪魔が現実世界で生きるために必要で生物や悪魔に内包されている……本当に喰われるところだったのかよ。笑えねえ」

男「……つーかまだ信じらんねえ。悪魔?オカルトかっつーの」

男「……調べるのはこの辺りでおしまいかな?」

男「……なんだこれ?」

 【釣り】悪魔召喚プログラムが実在した件【じゃない】(256)

男「……俺以外にも悪魔を召喚した奴がいるのか?」

男「おいおいおいマジかよ」

デビルサマナー「マジで出たんだって!」

名無し「嘘乙」

名無し「まーた釣りかよ」

名無し「クソスレ立てんなks」

名無し「つかデビルサマナーとかwww」

男「ま、普通はそういう反応だよなぁ」

デビルサマナー「……言いやがったお前ら、いいよ証拠見せてやるよ」

男「何をするつもりだ?」

名無し「証拠、出してみろよwww」

名無し「おいおい、>>1をあんまりいじめてやんなよwww」

デビルサマナー「悪魔召喚プログラム.exe」


男「なっ!?」


名無し「exeとか開くわけねーじゃんハゲwww」

名無し「どう考えてもウイルスです。本当にありがとうございました」

名無し「はい解散」


男「……どうやら信じられてないみたいだな」


名無し「悪魔召喚プログラムとか開くしかねーじゃんwww」

名無し「勇者現る」

名無し「いや、ただの馬鹿だろw」

男「どうなった……?」


名無し「つーかさっきの奴から反応がないんだけど」

名無し「なんだ、口だけか」

名無し「本物かも……」

名無し「ねーよwww」

名無し「>>1の顔真っ赤www」


男「……よくわからないけど、悪魔召喚プログラムは本物なのかもしれないな」

男「というか何を考えてるんだこいつ?こんな掲示板で公開して何がしたいんだよ」

寝るわ。誰かが乗っ取ってくれることを願う

男「……でも、プログラムが複数の人間の手に渡ってるのは間違いないみたいだな」

男「つうかこんな代物どうやって作ったんだ?」

男「それになんでばらまく必要がある?」

男「……わけわかんねえ」

男「プログラムを探れば何かわかるか?……だけどまた悪魔が出てくるかもしれないんだよな」

男「……なんか武器になる物を持ってから探ってみるか。包丁とか?……そういや親父が買ったきり放置してあるゴルフクラブがあったな……」

男「遅くても明後日には旅行から帰ってくるって言ってたし、やってみるか」

男「……はは、まるでファンタジーだよな」

男「っと、親父はゴルフクラブどこにやったんだっけ……」

男「納戸だったか?それとも庭の物置かな?」

~ ~ ~

男「よし、準備は万端。やるか……」

男「一応準備したけど出るなよー……」カチカチ

男「!」バッ!

シーン……

そー……ちらっ

男「……でて、こないな?」

男「…………ふう。それじゃいじってみるか」

男「んーと……あ、添付メールがついてる」

 この悪魔召喚プログラムは悪魔と会話をし、『仲魔』にすることが出来るようになるプログラムだ。

 間もなくこの世界は悪魔が闊歩する地獄へと変貌するだろう。

 その地獄に人々が対抗出来るように私はこの悪魔召喚プログラムをネットを通じて配布することにした。

 この力が人間の為に使われることを祈る。


                  steven

男「……は?」

男「いやいやいや、突っ込みどころ満載すぎるだろう」

男「悪魔が現実世界に溢れ出ることになる?つうかスティーブンって誰だよ?」

男「しかもこんな危ない代物をばらまくとか……」

男「頭おかしいんじゃねえの……?」

男「いやいや、ここに書いてあることが全部本当だとは限らないだろ」

男「このプログラム作ったのはこのスティーブンって奴ぽいけど……」

男「……そういやスティーブンってプログラムについて調べている最中にどっかで見たな……」

男「ググってみるか」

男「おいぃぃぃ!」

男「ゲームだとこのスティーブンって奴、全ての元凶じゃねえか!」

男「こいつの何らかの研究のせいで魔界へと繋がるゲートが開いて、それの後始末を自分が作った悪魔召喚プログラムを渡して他の人間にぶん投げかよ……」

男「しかもゲームの中じゃその悪魔召喚プログラムが原因の災害もあるわそれを悪用する人間がいるわ……」

男「控えめに言っても最悪だなスティーブン」

男「……それで実際このメールの信憑性はどれくらいなんだ?」

男「悪魔召喚プログラムは本物だった」

男「すると必然的にこのメールの信憑性も増してくるよな……」

男「リアル世紀末になるとか笑えねえんだけど」

男「信じたくない。でも証拠は目の前にある」

男「……どうしろっていうんだよ」

一旦ここまでノシ

~学校~

男(……一週間くらい経ったけど結局何も起こってないな。やっぱりあのメールは嘘っぱちだったんだ。そうに違いない)

男(……そうなんだよな?)

友「おっす!」

男「……なんだよ?」

友「なんだよ?はこっちのセリフだっつうの!何ボーっとしてるんだよ」

男「……別に」

友「なんか悩み事か?」

男「……」

友「図星か。なんなら何に悩んでいるのかも当ててやろうか?」

男「……言ってみろよ」

友「ズバリ、パソコン関係だろ?」

男「!?」

友「やっぱりな」

男「……なんでわかった?」

友「勘だよ勘。大層な理由なんかねえっての」

男「……」

友「まあ、わかる気持ちは分かるけどな。そういうのは放っておくのが一番だ」

男「……それでいいのか?」

友「いいのいいの。そんなもん無視すりゃ、金なんか払う必要ナッシング!」

男「金?なんの話だよ?」

友「えっ?」

男「……お前、なんの話してるんだよ?」

友「エロサイト開いてたら金を請求されたんじゃねえのか?」

男「違うわ!」

友「あっれー?」

男「はあ、本当に当てられたかと思って驚いたわ」

友「おっかしいな。俺が初めて架空請求された時は今のお前みたいな感じだったんだけどなー」

男「……もういいわ」

友「まあ待て待て、待てって。そんな風にそっぽ向かないでさ、俺に相談してみろよ!」

男「……」

友「なにその眼」

男「……お前に言ってもなあ」

友「まあまあとりあえず言ってみろって、気になるし」

男「はあ……まあ相談するだけならただだしな」

友「たった今から有料になりました」

男「さよなら」

友「冗談だって、それでどんな内容なんだ?」

男「いちいちふざけんなっての。……お前さあ、悪魔召喚プログラムって知ってるか?」

友「聞いたことない」

男「あー、かいつまんで言うと悪魔を召喚したり悪魔と会話できるようになるプログラムのことだ」

友「へー、それがどうしたん?」

男「……それはとあるゲーム上のプログラムなんだが。実物が送られてきた」

友「ねーよ」

男「……」

友「え、ちょっとなにマジな顔してんの」

男「……」

友「騙されないからな?いくらそんな顔をしても騙されないからな?」

男「……なら話はこれでおしまいだ」

友「ちょっ!それはねーよ!」

男「信じてないんだろ?」

友「いや、信じるわけないじゃん普通」

男「俺もだよ。信じたくない」

友「……マジ?」

男「どうだろうな」

友「はぐらかすなよ!?すげー気になんじゃん!」

男「どうだろうなー、俺にはわかんないなー」

友「おーいー!」

~学校 屋上~

不良「おい、金持ってきただろうな?」

根暗「……」

不良「シカトぶっこいてんじゃねーぞコラ!またぶん殴って欲しいのか?」

根暗「……」ブツブツ

不良「あん?聞こえねーよ!」

根暗「……今なら許してあげるよ」

不良「……は?」

根暗「ぼ僕を見逃すのならゆ、許してやると言ってるんだ!」

不良「……ふざけてんのか?」

根暗「ふ、ふふふざけてなんかいない!」

不良「……もうキレたわ俺」

根暗「……!」ビクッ

不良「てめえを教育してやるよ!」

根暗「こ、こい!」

不良「あん?携帯がどうか……!?」

 summon ok?

 夜魔 ザントマンが現れた!

夜魔 ザントマン「ほっほっほっ。契約に従い参上!」

不良「……夢か?袋を背負った小さいおっさんがしゃべってる……」

夜魔 ザントマン「こいつをやればいいのかの?」

根暗「お、お願い!」

不良「はっ!なんだかよくわからねーがこんな奴に……」

夜魔 ザントマン「それじゃあ片付けるかの。ジオ(電撃魔法)!」

ビリビリ……!

不良「あああああ!!?」  

根暗「す、すごい……!」

不良「いてえ!いてえよ!」

夜魔 ザントマン「うるさいのお。ドルミナー(睡眠魔法)」

不良「いて……かー……こー……」

夜魔 ザントマン「ふむ、これでよかったのかの?」

根暗「う、うん」

ここまで。また思いついたらやるノシ

夜魔 ザントマン「ふむ、それじゃあ証拠隠滅といくかの」

根暗「……どうするの?」

夜魔 ザントマン「喰うんじゃよ」

根暗「ほ、本当に?」

夜魔 ザントマン「マグネタイトを補給しないとそろそろやばいのでな」

根暗「……」

夜魔 ザントマン「小僧。もしや異を唱えようなどとは思ってないじゃろうな?あくまでも儂は善意でお主と契約しておるのだぞ?」

根暗「う、うん」

夜魔 ザントマン「これも小僧のためじゃ。それに小僧はこやつが憎いのであろう。何を躊躇する必要がある?」

根暗「……」

夜魔 ザントマン「それじゃあ儂は食事としよう。小僧は誰か来ないか見張っておくがよい。見たくないじゃろうし」

根暗「……うん」タタタッ…

夜魔 ザントマン「……間抜けなやつだのう、悪魔の言いなりになるとは」

夜魔 ザントマン「いじめられとったのは可哀想じゃが儂には関係ないしのう」

夜魔 ザントマン「ま、甘い汁をできるだけ吸ってやろうかの」

夜魔 ザントマン「……それかあの小僧を育ててみるか?……儂のような下級悪魔にビビっておる小僧が使い物になるかは不安じゃが」

夜魔 ザントマン「……それにしても儂にはちと大きすぎるのう。食べきれるじゃろうか?」

夜魔 ザントマン「マグネタイト補給のためとは言えしんどそうじゃのう。見るからにまずそうじゃし」

夜魔 ザントマン「……頑張って食べるとするか」

夜魔 ザントマン「……それにしても本当にまずそうじゃの」



モグモグ。

ダメだ思いつかない。ノシ

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