八幡「由比ヶ浜の弱みを握ってしまった……」 (347)

別の書いてたらキチガイに粘着されて荒らされたからこっちから書く

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八幡「雪ノ下や由比ヶ浜で抜いてしまった罪悪感で気まずい」
八幡「雪ノ下や由比ヶ浜で抜いてしまった罪悪感で気まずい」 - SSまとめ速報
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***

一一模倣。
それはいわゆるニセモノを生み出す作業で、他人の作った何かを見て真似ることを、そう呼ぶ。
成功者の道が明かされれば背中を追う者が現れ、かの国ではその継続によってパクリこそが文化に至った。
もはや可哀想としか言いようがない。
アルドノアドライブが使えても文化が育ってないとダメだって言った火星の貴族様の言う通りだろう。

そして俺の前にいる彼女もまた、『模倣』のカタマリだ。
キョロキョロと辺りを見回し、顔色を窺い、調子を合わせる。
そんなのは欺瞞だ、ニセモノだ。
どうやったって本物には劣る。

ただそれでも一一『模倣』にだって、けして悪い未来だけではないハズだ。

結衣「ヒッキー、これ何て読むの?」

三学期初日の奉仕部の部室。
由比ヶ浜が、材木座が持ち込んだ小説(苦笑)の原稿の一文を指差す。
生意気にも文面には『此間』と表記されている。

八幡「『こないだ』だな。そういやこれ、口語じゃなくて文語なんだろ」

雪乃「あら、そんなことも知らなかったの? 国語学年三位の人でなしさん」

八幡「頭文字さえ合ってればOKってことはないぞ。いや、アレだよ。心の中で間違ってることを密かに馬鹿にしてたら打ちのめされたんだよ」

雪乃「そう。現実と向き合ういい機会じゃない」

八幡「超向き合ってるし。俺なんて現実見過ぎて常人じゃ気付かない真理まで行きつくレベルだから」

もうね、いわゆる『みえるひと』だから。
あと少しすれば幽霊とかも見えるようになるんじゃねえの?
見えたら怖いけど。

雪乃「真理……? 真理を目指すのなら文系より理系の方がいいのではないかしら」

八幡「あー無理むり。俺そういうのほんと苦手だから」

雪乃「言った傍から現実から逃げてるじゃない……」

雪ノ下いわく、苦手科目を把握して不可能だと割り切ることは『逃げ』らしい。
この人、将来、絶対教育ママだよ。
こんなの母親になったらストレスで由比ヶ浜みたいな頭になっちゃうだろ。

結衣「ヒッキー、何かあたしを見る目がひどい気がするんだけど……」

雪乃「由比ヶ浜さん、離れて。視神経が腐るわよ、比企谷菌で」

八幡「触れてもないのに感染させるとか比企谷菌ちょっと強力過ぎない? なぁ、そんな強烈か?」

なるほど、だからバリアも通じなかったのか。
小学生時代のトラウマの謎が解けて嬉しいよ……ぐすん。

結衣「もー、ゆきのんひどいよ。ヒッキーだって優しいトコあるんだから」

雪乃「そうね、ウイルスにだって血清になる未来が見付かる時代だものね」

流石は雪ノ下。
俺への罵倒は休まず繰り出してくる。
俺と雪ノ下の舌戦ってターン制じゃないのかよ。

雪乃「それにしても、読めば読むほどわからない内容ね」

結衣「あたしもちょっと難しいかも。……ヒッキーは?」

材木座の『模倣』ばかりのライトノベルに、奉仕部の花が辟易する。
かく言う俺はというと、昔の厨二時代をフラッシュバックさせられる苦痛と、当時の抱いていたワクワクが混在していた。

八幡「……読めないこともないが読みたいとは思わん。先が読めるのは助かるが」

結衣「無駄にややこしい!?」

八幡「要するにアレだ。かなりヒマなときじゃねえと読みたくならないってことだよ」

雪乃「左に同じね」

右じゃないの?
俺がお前の右に出ることはそんなにあり得ないことなの?
負けず嫌いってこういうとき面倒くさい。

雪乃「けれど、そうね。今は時間を持て余しているから図書室で神話関連の本を漁ってこようかしら」

結衣「何で?」

原稿用紙を叩き、あからさまに疲れた顔をする雪ノ下。

雪乃「北欧神話やケルト神話の名前が出ているでしょう? それを元になったモノと比較するのよ」

結衣「……あったっけ?」

八幡「あるな。まぁ雪ノ下がそこまで時間を割いてやる義理もないと思うんだが」

雪乃「こんな稚拙なモノしか書けなくても、常連だから。常連ができれば困った人がここを訪れやすくなるでしょう?」

そういうモンかね?
むしろ仲間内のノリが生まれて、入りづらくなるんじゃねえの?
たまに新参者が現れると『なんだよー、空気読めよー』って嫌がられそうだ。
あ、材木座が常連なうちはそんな心配なさそうですね。

八幡「お前が部室出ていくなら俺もう帰っていいか? バイトあるから」

雪乃「そうしてくれると気兼ねしなくて済むわね。今日はここまでにしましょうか」

結衣「ん、わかった!」

無駄に元気よく返事をした由比ヶ浜がバッグを背負って立つ。
お散歩に行くワンコかよ、可愛いじゃないか。

***

八幡「いらっしゃっせー……」

千葉市内のとある書店。
カーテンの向こうであっは~んな本も扱っている中規模な書店で俺は労働していた。

辺りはそこそこ暗くなり、たまにレジの隣にある店の玄関から車のライトがちらついた。
三学期が始まったこともあってか学生の客は少なく、店内は中年の男性が大半を占めていた。
そこに、とある挙動不審なほっそりとした影が挟み込まれた。

八幡「いらっしゃっせー……」

?「(ビクッ)」

何だよ、ビビんなよ。
ほっそりとした影は右往左往しながら、着実にカーテンの方へと向かっている。
立ち居振る舞いからして高校生か中学生だろうか。
ボーイッシュな格好をしてはいるものの、靴が完全に女性のそれだった。

しかし生憎その影は俺のいる位置から見えないところへ行ってしまい、それ以降の動向は観察できなかった。
仕方なしに、レジで客の本のバーコードを読み取ることに専念することにした。

流石ですお兄様! なラノベが三冊売れた頃だっただろうか。
はたまた、ダークネスが十冊売れた頃だったかもしれない。
ヒマになったタイミングを見計らったかのように、レジカウンターに新たに数冊の本が載せられた。

一番上には高校の参考書が積まれているが、その下は……うん。
中学生でなくてもこういうことやっちゃうよね。
恥ずかしいんだからしょうがないよね。

だがしかし、残酷なことにこの書店では年齢確認をしないとその手の本は売ってはならないのである。
何だよ、この無慈悲なシステム。
こんなん続けてたら学生来なくなるぞバカ野郎。

八幡「えーっと、お客様。年齢は……」

?「じゅうきゅうですっ!」

八幡「……あれ?」

あれれれ~?
何だかこの声聞いたことがあるぞ~?

改めてお客を見て見る。
俺よりひとまわり小さな彼(?)は俯いて、会計を済むのをジッと待っていた。
一瞬、初めてエロ本買ったときの自分かと思った。

華奢な身体つきは明らかに高校生以下で、そもそも胸のふくらみが隠しきれていない。
男装するならサラシを巻かないとすぐ薄い本みたいになっちゃいますよ、と忠告したくなる。
そしてそんな彼(?)の声は聞き間違えようもなく、知人のそれだった。
身元がばれないよう、小声で訊ねる。

八幡「(……ゆ、由比ヶ浜か?)」

結衣「うっ……ち、違いまひゅ!」

可愛い男の子だと思った?
ざんねん、ガハマさんでした!

八幡「(あー、その……お前に売るとあとで店長か先輩に怒られるから諦めてくれ)」

結衣「…………。~~~~~っ」

泣きそうな顔すんなよ。

とはいえ、俺も由比ヶ浜も思春期だ。
こういうとき慣れてる側が慣れてない方をサポートするのが義理人情だろう。
俺は数秒考えたあと、再度由比ヶ浜に耳打ちした。

八幡「(バイト側の特権で裏取引みたいに買わせて貰えるから……明日の放課後まで待ってろ)」

結衣「……え? い、いいの?」

八幡「(まぁ、興味を持つのは当たり前だしな。こっちが何とか融通を利かせるべきだろ)」

結衣「……ありがと、ヒッキー」

囁くな、興奮する。
俺は由比ヶ浜がこっそり買おうとしたエロ本を勝手に確保し、彼女はというと気まずそうに店から出ていった。
その日のバイトで、先輩から見直されたのはここだけの話だ。
キミも男だね、じゃねえよ。

2014年のラノベと言えばこれらしいからね
アニメ2期放送頃に買い占めようかね

***

つつがなく、ぼっちの一日は平板に終わる。
戸塚と話しているときはバッグの中のエロ本にドギマギしたが、事なきを得た。
そういえば戸塚も男の子を『模倣』してるんじゃなかろうか?
ほらあの幸村きゅんみたいに。

ドラえもん、もしもBOX出してよ。
戸塚が女の子な世界を作りたいから。

奉仕部として依頼人を待っていると、雪ノ下が席を外した。
トイレだろうから追及はしない。

結衣「えと、その……何て言えばいいのかな、こーゆーとき」

八幡「笑えばいいんだよ、俺が」

結衣「ヒッキーだけ笑うんだ!?」

よし、オーケー。
これで気まずい空気は払拭された。
たまにだが由比ヶ浜の叫ぶツッコミが役立つな。

>>15
買って損はしないと思うよ
ただ俺ガイルは時事ネタが多いから、発売してから一年以内に読まないとわからないネタもあるかも

ぶっきらぼうに、紙に包まれたエロ本を手渡す。
由比ヶ浜はそれに手を伸ばしかけたところで、俺に訊ねた。
腕が疲れるから、せめて受け取って欲しい。

結衣「き、聞かないの? 何でこんなの買ったとか……」

八幡「訊かれて答えられるならあんな恥ずかしそうにせんだろ」

結衣「……うん、そうなんだけど……」

本に手だけ添える由比ヶ浜。
触れるだけで、受け取りはしない。
そんな彼女の行動がもどかしかった。

結衣「えっち、かな?」

八幡「……いいんじゃねえの? それとも何? 脅されると思った?」

半ば押し付けるように本から手を放す。
その直後、信じがたい言葉が耳に飛び込んできた。




結衣「今、脅されたら……あたし、どんな命令でも断れないかも」

今夜はここまで
明日も頑張って書く

ただいまー

ハ? はぁ!? はぁぁあああ?
思わず内心で、往年のハアハア三兄弟のマネをしてしまった。
ちゃんと1カメ2カメ3カメさんが俺をあらゆる方向から映している。嘘だ。

八幡「十文字め、いきなりイケメン化しやがって……」

結衣「ん?」

八幡「いや何でもない。そんでお前が何言ったのかも聞こえてない。人間、何気ないときに失言しちゃうもんな」

結衣「……そう、かな? あたしはそんなんじゃなかったんだけど……」

エロ本の入った袋を胸に抱きながら、何気なく耳許の髪をいじる。
そんな彼女の手首には俺がクリスマスにプレゼントした青いシュシュがあった。
彼氏からのプレゼントじゃないんだから、ここぞとばかりに着けてくるなよ。

結衣「……うぅー」

恨めしそうな目が俺を責め立てていた。
知的好奇心を慰めてやったのにこの扱いはひどくね?

これはもしかすると、由比ヶ浜なりに暗黙の了解を求めているのかもしれない。
いや、ある種の恩返しを兼ねているのか。
だとしたら、俺は……。

八幡「一一あーあ、見逃してやろうと思ったのになぁ」

結衣「あうっ……うん、そうかも」

八幡「これは良いネタが手に入ったなぁ。おい由比ヶ浜、バラされたくなかったらちょっと言うこと聞けや」

結衣「で、でもあたし……」

チラチラこっち見んな。
ご主人様に虐められたがってるMかよ。
犬っぽいってMっぽいって意味でもあるの?

八幡「そうだな、まずは……」

結衣「ごくっ」

八幡「……ほ、ほっぺにチューとか?」

結衣「…………」

八幡「…………」

おい、何か言えよ。
お望み通り脅してやってるだろがッ!!

結衣「……へたれ」

八幡「あぁん? できねぇのか? じゃあ明日学校で言い触らすぞ」

結衣「い、言い触らされるのはヤだけど……何か、地味かも」

八幡「じ、地味じゃねーし。できないの誤魔化すために小馬鹿にするとか卑怯だろ」

脅してる時点で僕の方が卑怯ですね、てひっ。
俺の挑発に対し、由比ヶ浜は怒っているのか呆れているのかわからない顔で寄ってきた。
その接近は適度な距離をあっさりと踏み越え、

結衣「……んっ」

八幡「   」

彼女の柔らかな唇が俺の頬にセカンドインパクトを起こした。

その瞬間、俺の日焼け知らずな青白い肌は真っ赤に染まった。
セカンドインパクトも青い海を赤くしましたね。
なるほど、人類補完計画とはキスのことだったのか。いやそんな馬鹿な。
だとしたら俺の肌の細胞が死滅しちゃうじゃん。

結衣「……ほら、できたよ」

八幡「お、おおう」

すっと離れ、人差し指で唇を撫でる由比ヶ浜。
グロスを塗ったそこは艶めいていた。

結衣「こ、これだけでいーの?」

八幡「いやぁ、えーっと、今日はこの辺で勘弁しておいてやるよ」

ほら、そろそろ終わらせないとトイレに行ってた雪ノ下が戻ってくるだろうし。
現場を目撃されたら色々な証拠物件(エロ本)でお縄についちゃうからね。

不服そうな由比ヶ浜をやり過ごし、雪ノ下が戻るのを待つ。
その間の会話はまるで付き合いたてのカップルのようにむずがゆかった。

結衣「初チューが頬っぺたって微妙かも……」

八幡「そ、そうか。すまん」

結衣「お、脅してるんだから謝らなくていいしっ!」

八幡「お、おう……」

あ、これ継続するのか。
ってことはこれからも脅していいってこと?
悪者とかハマり役過ぎだろ、俺……。

結衣「あ、本はいくらだったの? ちゃんと払うから」

八幡「あーいらんいらん。その……金じゃなくて、別ので払え」

そっぽを向いて、恐らく彼女が望んでいるであろうことをそれっぽく言ってみせる。

これは『模倣』だ。
心から脅したいという意思がない以上、形だけ取り繕ったニセモノだ。
誰かの願望と、それを許容してくれる誰かの優しさが在るだけ。

脅しているフリと脅されているフリ。
そんな歪な関係を由比ヶ浜が求め、俺が受け入れただけだろう。
形だけのこれは近いうちに瓦解するハズだ。
なかったことにするのはかなり難しいだろう。

結衣「……ふへへ」

視界から外れた世界で、由比ヶ浜が頷いたような気がした。

***

家に帰ると、小町が勉強をサボってテレビを見ていた。
おいおい、受験生だろ。

八幡「小町、勉強は?」

小町「んー? 今は休憩中だよ? タイミング悪く勉強しろって言うお兄ちゃん、小町的にポイント低いなー」


八幡「そうかそうか、そりゃ悪かったな」

ぽんぽんと頭を叩くように撫でる。
むふふ~、と笑った小町が可愛くてウザかった。

小町「お兄ちゃんはあんまうるさく言わないよねー」

八幡「うるさく言うとやる気なくすタイプだからな」

小町「そそっ。お兄ちゃんは単にものぐさなだけだけど、小町は怒られるのに慣れてないの!」

八幡「ベタ甘だもんなぁ……」

誕生日に金渡されるだけのお兄ちゃんと、わざわざ外食に連れてってもらえる妹だもん。
そりゃ怒られる頻度も違うか。
コンビニで買ったMAXコーヒーのプルタブを開いて口をつける。
俺に甘いのはお前だけだよ。

八幡「うるさく言われたのか?」

小町「学校の先生にねー」

ソファにへこたれる小町。
こんなとき松岡修造なら気合い出せって言うんだろうな。
あの人がいると気温が10℃くらい違う気がする。
地球の温暖化はあの人を中心に起こってますって、気象庁は早く発表しろよ。
学者も頷くから。

小町「こっちは必死に勉強してたんだけど……先生からはサボってるように見えてたらしくて」

八幡「小町は不真面目っぽいからしょうがない」

小町「そんなことないよー? こぉーんな風に勉強してたんだから」

頬杖を突く姿勢で、これで怒られたと言われた。
あぁ、それは勉強してるように見えませんね。
お兄ちゃんだって妹の味方してやりたいけどこれは無理だわ。

八幡「それはだらけてるようにしか見えないからやめろ」

小町「むぅー……お兄ちゃんが言うなら小町諦めてシャキッとするよ」

八幡「だな。コンビニでプリン買ってきたから、それ食べて元気出せ」

小町「おぉー! 糖分不足な小町を気遣うお兄ちゃんポイントたかぁーい!」

ごめん、今夜はここまで
ところで、雪乃を脅す展開見たい?
ネタはあるけど

昨日は書けなくてごめん
今夜は書ける

***

ジャージがスカートからにょきっと生えていた。
三学期も本格的にスタートを切った翌朝の教室で、スカートからジャージが生えていた。

正確にはスカートの下にジャージを穿いているのだが、それが何とも情けなかった。
うん、まぁしょうがないよね。
女の子はおなか冷やしちゃいけないからそういうの穿かないとね。

八幡「今日、体育はないのに……」

それとなく由比ヶ浜を見てみる。
靴下を履いてるだけで膝小僧はちゃんと顔を出していた。
一緒にいたあーしちゃんこと三浦も素足を晒していたが寒そうだった。

(膝)小僧、ちゃんと人前に顔を出せるなんて偉いじゃないか。
あ、この場合はエロいですね、わかります。

八幡「…………」

平静を装っているのか、由比ヶ浜に大きな変化は見られない。
いつも通り楽しそうに三浦や海老名さんと話している。
目下の話題は彼女が身に着けているシュシュについてだった。

何で今日になって触れるんだよ。
昨日だって着けてたんだぞ!
髪型変えたのを披露した翌日以降に『あれ? 髪型変えた?』って言っちゃうタイプかよ。

ガハマちゃん、可哀想なコっ!

戸塚「おはよ、八幡っ」

八幡「…………。このジャージは許せる」

戸塚「ど、どうしたの?」

天使が爽やかな笑顔でおはようって言ってくれた。
戸塚が可愛らしい笑顔で愛してるって言ってくれた。

大事なことなので二回言いました一一文章替わってるじゃねーか。
いかんいかん、戸塚を愛し過ぎて脳内変換をしてしまった。
こんなだから俺はモテないんだ。

戸塚「ジャージ、変かな?」

八幡「そんなことないぞ。その上にエプロンを装備しても違和感がない」

戸塚「あ、うん。たまにお父さんに作るよう言われてるよ」

八幡「……!!!」

戸塚パパ、もといお義父さん。
あなた戸塚がお嫁に行っても恥ずかしくないようしっかり修行させてたんですかありがとうございます!
俺が18歳になったら婚姻届け出しても問題ありませんね。

もじもじしながら俺を見つめる戸塚(♂)。
何で頬を赤く染めてるんですか、戸塚(雄)。
朝も早くから告白とかしちゃいますよ、戸塚くん(オス)。

戸塚「ね、ねぇ、八幡……」

八幡「お、おう……」

戸塚「もしよかったら……今度、僕の手料理の味見してくれないかな?」

八幡「……ま、任せろ! 何があっても美味いって言ってやる!」

戸塚「そう? えへへ、そうだったら嬉しいな」

安心しろ、戸塚(牡)。
お前(押忍)の料理だったら俺は一生食べ続けられる。

戸塚「最近はね、お酢を遣った料理に凝ってて……」

押忍!
お酢でも行けます!

***

雪乃「オスカルのような……? フランス系の名前のようだけれど、どこの誰なのかしら」

放課後の奉仕部。
今回の材木座のラノベは力作らしく、流石の雪ノ下も半分も読めていなかった。
読むに堪えないのかな?

かく言う俺はもう諦めちゃった。
由比ヶ浜は最初のページでドロップアウトしてそうだが、果たしてどうなんだろうか。
我関せずといった様子で携帯いじってる時点で結果は明白か。

八幡「アレじゃね? ベルばら」

雪乃「べるば?」

八幡「俺らの親世代が生まれた頃にあった漫画だ。知らないのか?」

雪乃「知らないわね。けれど比企谷くんが知ってると腹に据えかねるわ」

八幡「俺のこと何でもかんでも把握したいの? 照れるだろ」

雪乃「退部届の書き方を教えればいいのかしら?」

暗に消え失せろと仰るか。
俺だってさり気なくフェードアウトしたいよ。
けど平塚先生の拳が怖いから遠慮しときます。

結衣「ベルばらなら図書館になかったっけ? こないだ新しい本が並んでたときに見たよ」

雪乃「あら、そうなの?」

八幡「由比ヶ浜が図書室に行くだと……!?」

雪乃「はっ! い、いえ、由比ヶ浜さんだって図書室で自習したくなるときくらい……。…………。パス」

八幡「おいパスすんな」

結衣「あ、あたしだって図書室くらい行くし! こないだだって一一あっ」

何かを言いかけて、慌てて口を塞ぐ由比ヶ浜。
これを素でやっているのだから……ガハマさん、恐ろしいコっ!
あ、これガラスの仮面じゃねえか。

雪乃「確認してくるわ」

八幡「あ?」

雪乃「あるのならそれを読んで確認してくると言っているのだけれど、そんなこともわからないの?」

結衣「ゆきのんマジメ~」

すぐに戻るわ、と言い残し、雪ノ下は材木座の原稿を手に図書室へ向かった。
ぴしゃりとドアが閉まる際に、外の冷気が滑り込んできた。
寒いんで冷気の駆け込み乗車はご遠慮ください。

結衣「…………」

八幡「…………」

結衣「…………」

八幡「言え」

結衣「へっ!?」

八幡「図書室に何しに行ったのか、言え」

命令すると、目に見えくらい由比ヶ浜がぶるりと震えた。

形だけ抵抗するように目を逸らす由比ヶ浜。

結衣「あたしだってたまには本とか借りるし……」

八幡「なら口を滑らせても問題なかっただろ?」

結衣「お、女の子には言えないこといっぱいあるから……んっ」

八幡「ふーん?」

手で触れてもいないのに、発情したかのように由比ヶ浜の顔が朱に染まっていく。
こいつ、真正のMなんじゃないのか?

八幡「バラすぞ、こないだのこと」

結衣「そ、それは……やだ」

八幡「ならわかってるよな?」

立ち上がり、由比ヶ浜の椅子の後ろに回る。

八幡「言われたくなければ……俺の命令に従え」

結衣「~~~~~~~~~~~ッッッ」

目を見開いたかと思うと、由比ヶ浜はすぐにとろんと微睡んだような目になった。
もうこれ『脅迫』じゃなくて『ご褒美』なんじゃねえの? という問いを抑えながら、再度訊ねる。

八幡「何だ? そんなに恥ずかしいのか?」

結衣「ん……はずかしい」

八幡「じゃあ、雪ノ下が戻ってくる前に言え」

結衣「……っちな……ん」

八幡「ん?」

結衣「えっちな本がないかなって……探してたの」

八幡「で、結果は?」

結衣「いいのは見付かんなかった。……だから、こないだ本屋さんで……」

あぁ、なるほど。
だから18歳以下には売れないと言われて困り果ててたのか。
勇気を二度も振り絞ってそれでもダメだったときって、結構キツいだろうな。

後ろにいるので由比ヶ浜の顔色は窺えない。
それは向こうも同じだが、肩の震えからして冷静じゃなくなり始めてるのは明白だった。
さて、今日はどんな風に『脅迫するフリ』をしてやろうか。

結衣「ひ、ひっきー?」

八幡「……どうした?」

結衣「黙っててくれるんだよ、ね?」

八幡「そうだな。けどギブアンドテイクって大事だろ?」

結衣「(やった)……じゃないじゃない! な、何でもするから……っ」

やったって言った?
今やったって言ったよね?

まぁいい、言及したらこちらのペースじゃなくなる。
俺はツッコむのをやめ、どうしてやろうかと考えた。

そういえば今朝、戸塚の可愛いジャージ姿に萌えたな。
そして女子の風情のないジャージの生えたスカートを見た。
ああいうのってチャンスと度胸があればジャージをずり下げてるな、多分。

そうだ、なら脱がせてみるか。
とはいえ校舎内に誰かがいる状況で過度な露出は厳禁だ。
……と、すると。

八幡「由比ヶ浜、下着だけ脱げ」

結衣「…………………………え?」

八幡「ノーパンになれってことだよ」

結衣「むっ、むりむりむり! できないよそんなの!」

八幡「じゃあまずは雪ノ下にでも教えるか」

結衣「う、うぅー……っ」

脱ぐか脱がないか決めかねているのか、椅子から腰が浮いたり下りたりと繰り返している。
その度に女の子の香りがしてアレな気分になってしまう。

八幡「さーん、にーい、いーち……」

結衣「わかったわかったぁ! わかったからあっち向いててよ、ヒッキー!」

はて? どうしたのかな?
俺はただカウントダウンしただけなんだけど。

しかし俺は彼女のお願い通りに後ろを向き、少し待ってみることにした。
小さな衣擦れの音が、適度に温まった部室に響き渡る。
音が止んだので振り返ると、由比ヶ浜のスカートのポケットが不自然に膨らんでいるのが気になった。

八幡「脱いだか?」

結衣「……い、言わないでよ。意識したら恥ずかしいんだから」

八幡「証拠は?」

結衣「しょーこ? …………。ま、ままま待って待って! 見せるのはまだ早いって! そーゆーのは互いの気持ちが通じてからだから!」



そ、それは見たくない気持ちもなきにしもあらずだが。
いや、見せられると友達じゃいられなくなりますから、うん。
小学生までなら許されたと思うよ、そういうの。

八幡「いやほら、抜いた下着を見せるとかあるだろ」

結衣「そ、それもダメっ! 今日のちょっと手抜きだから……見られたら……ぁぅ」

八幡「お前の意志なんか関係ねえだろ。出せ」

結衣「~~~~~っ」

また由比ヶ浜が震える。
マナーモードでメールでも受信してるんですか?

結衣「……ん」

ぴらりと、ピンクと黒のストライプが特徴の、三角形の布を開いてみせた。
ほう、誤魔化さずしっかり脱いでるのか。
ではノーパンなのを確認したわけだし、課題を出すか。

八幡「俺、MAXコーヒーな。無駄に喋ったからのど渇いた」

結衣「あ、うん」

八幡「体育館のトコの買ってきてくれ。ノーパンで」

結衣「   」

思考する余裕がなくなったのか、由比ヶ浜の表情がまっさらなじょうたいになった。
ちょっと(´・ω・`)っぽい。

結衣「階段あるよ?」

八幡「あるな」

結衣「一回外を通るよね?」

八幡「体育館だからな」

正確には渡り廊下なので外と言っていいのかは微妙だ。
外気に触れるので外ということにはなるか。

結衣「でね、今日風強いよ?」

八幡「カツラの人には厳しい環境だな」

結衣「…………」

八幡「…………」

結衣「…………」

八幡「…………」




結衣「そんなの……できないよぉ……ぐすっ」

ぎーーーぶあーーーっぷ!
これ以上は由比ヶ浜の心が危なーーーい!!

流石にほっぺにチューからノーパン露出プレイは飛躍しすぎた。
泣き出した由比ヶ浜にもういいもういいと謝り続け、事なきを得たのは部活が終わる少し前だった。

その間、雪ノ下は図書室に置かれていたベルばら全巻読破すべく黙読していたという。
もうちょっと肩の力抜こうぜ。

***

帰り際、一色と会った。
会いたくなかった。

いろは「先輩も今帰りですかー?」

八幡「あぁ」

いろは「じゃ、バッグをカゴに入れさせて下さい。生徒会の仕事でくたくたなんです」

八幡「ノー」

いろは「ん~、疲れたぁ」

ドサッとバッグが無遠慮に載せられる。
ノーと言える日本人になっても無意味なんだと悟りました。

いろは「もう毎日大変なんですよ? 仕事は多いし、生徒会長って言う『有利な部分』ができた分、大して仲好くない男子にメアド聞かれたり……」

今夜はここまで
Mガハマさんが全てを従順にこなす展開は愛がないんじゃね? やめた方がいいんじゃね? と書きながら思った。まる。

ただいま
お前らどんだけガハマちゃん虐めたいんだ
書いてる俺が言えた義理じゃないけど

自由になった一色の両手がぶんぶんと前後に振られる。
重みを増した俺の自転車のハンドルがふらふらと揺れる。

いろは「背中を押したのは先輩なんですから、頑張った可愛い後輩にご褒美あげないとダメですよー?」

八幡「この雌犬が!」

いろは「警察呼んでいいですか?」

八幡「ごめん、やめて」

しまった、由比ヶ浜と同じ要領で罵ってしまった。
飴とムチってあるけど、両方とも飴になっちゃう人ってどうすればいいのん?
いや、ムチをやり過ぎて泣かせちゃったけど。

いろは「いちおー訊きますけど、今のはどーゆーつもりだったんですか?」

八幡「あー、罵られると悦ぶ人がいてな……」

いろは「そんな男友達がいるんですか」

何で男って前提があるの?
そんなに俺が女の子を罵るのがあり得ないの?

いろは「んー、わたし的に先輩は人を罵るのってあり得ない気がするんですけどねー」

八幡「日常的に罵ってるぞ、心ん中で」

いろは「陰険ですね……」

八幡「奥ゆかしいと言え。それかクールと」

いろは「喰種(グール)? ゾンビだと思うんですけど?」

喰種じゃねえよ、KOOOOOLだよ。
腹の中で反論していると、恨めし気にこちらを見られていた。
勘違いされたくなかったら見つめるのをやめなさい、恋しちゃうお?

いろは「せっかく褒めてあげようと思ったのに……」

八幡「ゾンビって褒め言葉なの? 雪ノ下から毎日褒められてたの? っべー、褒めて伸ばす方針なら裏目に出てるわー」

いろは「ゾンビはどうやっても褒め言葉にならないです! そっちじゃなくて、罵ったりしないことですよ」

だから罵ってるってば、バレない範囲で。
一色は清純派女優のような可愛らしくもどこかあざとい仕草で空を見上げる。

いろは「何てゆーか、人の適材適所をわかってあげられるってカンジですかね? わたしのときも生徒会長になったときのメリットとか教えてくれましたし」

八幡「あー、そう」

いろは「はい、そうなんです」

いや、違う。
あのときはお前以外が生徒会長になると困ると思っただけだ。
最悪な結果を避けるために、その終着駅に代わりに到着して貰っただけ。

いろは「これでお友達少ないんですから妙な話ですよね」

八幡「見ての通り顔も悪くないからな」

いろは「はい! ゾンビみたいな目で台無しですけど」

おい、ひとこと多いぞ。
そのまま、一色と隣り合いながら自転車をカラカラと押していく。

やがて別れ道に差し掛かったところで、バッグに入っていたパンの存在を思い出した。
菓子パンはMAXコーヒーみたいに甘いから好きでしょうがない。

八幡「ん、やる」

いろは「うわ、臭そうですね。欲しくないです」

八幡「ご褒美欲しいって言ったの誰だよ」

いろは「撤回します、秘書が勝手にやったことなんです。生徒会長だけに」

それは秘書じゃない、副会長か会計だ。
差し出した菓子パンは無碍にあしらわれたので小町にあげることに決めた。
甘いモノ食べ過ぎて太らないかしら?
昨日もプリンあげちゃったし。

***

そういえば、由比ヶ浜が買おうとしたエロ本はつまらないくらい普通だった。
裸の女の子が表紙の、AV女優の紹介本だったり、高校生(の恰好をした18歳以上)のグラビアだったり。
その中にエロ漫画はなかった。
恐らく手が伸びなかったのだろう。

由比ヶ浜は材木座のメタ発言やオタク言葉にハテナな対応ばかりだった。
つまりいわゆる『薄い本が熱くなる』も知らないに違いない。

よし、次に由比ヶ浜が虐めて欲しそうにしたら『アレ』をしよう。





八幡「…………。……くひっ」

小町「お兄ちゃんがかつてないほどにキモい!?」

***

雪乃「…………ふむ」

結衣「(チラッチラッ)」

八幡「…………」

雪ノ下が部室から出ない。
思い立ったが吉日とは言うが、チャンスが巡って来なければ意味がないと思い知った。

今彼女は図書室から借りてきたベルばらを黙読している。
普段から漫画を読まないのか、ページを繰(く)る手が遅い。

どんだけ材木座のために頑張ってんだよ、いらない知識だろ。
どうせ材木座だって図書室に通ってる際に面白半分で手に取ってパロったくらいなんだから。

雪乃「……ふぅ。パンさん程ではなかったわね」

結衣「そ、そーなんだ?」

雪乃「えぇ、そうね。デフォルメに時代の近さを感じた程度かしら」

八幡「お前、全巻読破したのか?」

雪乃「見てわからないの?」

全部で何冊あるのか知らねえんだよ。
取り敢えず、心の中で頑張った雪ノ下の喝采を送っておいた。

雪乃「さて、これで読み進められるわね」

八幡「……更に読むのか」

雪乃「い、依頼なのだからしょうがないでしょう?」

珍しく、水平線のように真っ平らな雪ノ下の語気が乱れた。
何かあったか?

フセンが何枚も貼られた原稿を開き、また没頭する雪ノ下。
だから読み込み過ぎだろ、まさかファンになってないだろうな。
なって……ないよね?

雪ノ下「今度はギリシャ神話が……。調べてくるわ!」

八幡「お、おう……」

雪ノ下さん、ハマったの?
材木座のラノベにハマったの?
嘘だと言ってよ!

苦々しげな顔をして、また足しげく図書室へと向かうこととなった雪ノ下。
あー、これはハマってますわ。

結衣「ゆきのん……中二と話、合わなさそう」

八幡「そりゃそうだろ。片や勉強にも文学にも余念がない才女、片やアニメやラノベしか楽しめないオタク。共通項が人類ってこと以外見つからん」

結衣「ふふん、総武高校の生徒ってきょーつーてんがあるよ!」

八幡「   」

うっっっざ!!
M奴隷のクセして勝ち誇るとかウッザ!
腰に手ぇ当てて胸を張るな、揉むぞ。

結衣「あとね、同級生ってきょーつーてんもあるよ!」

八幡「あ?」

結衣「でね、でね、二人ともヒッキーのお友達!」

八幡「あぁ!?」

材木座とかお断りなんですけど!?
雪ノ下からお断りされてるんですけど!?

…………。
まぁいい、イイ感じに二人っきりになったんだ。
思い付いたことを実行するシチュエーションが出来ただけ良しとしよう。

八幡「由比ヶ浜、俺の機嫌を損ねていいのか?」

結衣「え? あ、あー、うん、やばいなー(棒)」

八幡「ヤバいんだよな? ま、沈黙は金雄弁は銀って言うくらいだし」

結衣「へー」

八幡「へー、じゃねえよ。国語力なさすぎだ」

結衣「そんなことないしっ! ヒッキーよりずっと喋ってるもん」

八幡「そりゃトークだろ。というわけで音読をしろ」

結衣「どーゆーわけ!?」

喋る技術と国語の知識を混同しちゃってる由比ヶ浜に、一冊の本を渡す。

結衣「……漫画?」

八幡「あぁ」

結衣「ふーん? ヒッキーこーゆー漫画好き……って、何これ!?」

八幡「エロ漫画」

結衣「わ、わー……えっちぃね」

動転したのは最初だけだった。
すぐに由比ヶ浜はエロ漫画に興味を抱き、俺が目の前にいるにも拘わらす読み始めた。
この光景を由比ヶ浜に好意を寄せてる男子に見せたらどうなるんだろうか?
並みの男なら勃起は確定か。

結衣「わっ、わっ……初めてなのに上から!? い、痛くないのかな? わー、すごっ」

八幡「由比ヶ浜?」

結衣「あ、意外と話も面白いかも……。へー、えっちな漫画も面白いんだ?」

八幡「おーい?」

声を掛けても由比ヶ浜はなかなかこちらに気付かない。
なに? 奉仕部に漫画ブームでも到来したの?
どっちも今時の女子高生が読むのじゃなかったんだけど。

八幡「由比ヶ浜、聞け」

結衣「一一はっ! な、なに? こんなの渡してどーする気!?」

八幡「だから言っただろ? 音読しろって」

結衣「これを?」

八幡「うん」

結衣「……め、命令?」

八幡「あぁ、そうだ。つべこべ言わずに声に出して読め」

命令という言葉に、由比ヶ浜がほんのわずかに微笑んだ。
が、いざ声に出して読もうとすると抵抗があったらしい。

結衣「おち……んちん……挿れちゃ……だめぇ……」

八幡「聞こえないぞ」

結衣「~~~~~っ……おちんちん、挿れちゃだめぇ……っ」

今夜はここまで
淫語調教ってテンション上がる

こんばんは
エロスの時間です

結衣「声……聞かれちゃうぅ……あんっ」

八幡「…………」

結衣「そ、そんな太いので突かれたら……イッちゃうよぉ……っ」

少しずつ由比ヶ浜の羞恥心が薄れてきている。
誰かに淫猥なセリフを訊かれる危険性を忘れかけているらしい。
そんなの一一面白くないな。

結衣「ん、あっ……おまんこ壊れちゃ一一ってヒッキー!?」

八幡「続けろ」

結衣「ま、窓開けるの禁止っ! だめっ!」

八幡「空気が淀んできたからな。換気は重要だ」

窓を全開にし、声が良く通るようにする。
もちろんそんなことされれば由比ヶ浜も困るしかない。
急にあたりを気にし出し、エロ漫画を俺に投げ返そうかすまいか迷っていた。

対する俺は世間体からして大丈夫なので、椅子にどかっと座り込んだ。
長机に頬杖を突き、目で続きを促す。

八幡「ん、やれ」

結衣「でも……」

八幡「昨日だって依頼は来なかっただろ。人が来る可能性はかなり低い」

春から年末までやったが、依頼は片手で数えられるだけだった。
いいことじゃないか、悩みがないなんて。
いっそ卒業まで依頼が来なければ楽なんだがな。

結衣「……膣内に……出さないでぇ……っ」

八幡(お?)

結衣「妊娠しちゃうから……おまんこに……出しちゃやだぁ」

エロ漫画を持つ細い指が小刻みに震えていた。
声もかすれ、目も潤んでいた。

それでも由比ヶ浜は音読をやめなかった。
命令されてひたすら芸をこなす犬のように、解放されるのを待ち続ける。

結衣「おち、んちん……熱いよぉ……んっ、あっ……」

肌を切りかねないくらい冷たい風が吹き込んでくる部室で、由比ヶ浜だけは身体が火照っていたことだろう。
窓を開ける前より顔は赤に近付き、呼吸も荒々しい。
間近でその吐息を感じればこちらまで熱くなりそうだった。

そして、彼女の手がむっちりと肉付いた内股に伸びようとしていた。
このまま止めなければ自慰を始めかねないほどに。

結衣「ん、はあ……おっきいの……挿入ってる……おまんこの中、ごりごりされてるぅ……っ」

止めるか?
さしもの俺も、目の前で公開オナニーなんてされたら理性が持たない。
友達関係で押し倒すなんて言語道断だった。

わざと椅子を鳴らし、由比ヶ浜の集中を途切れさせた。
エロ漫画も即座に回収してやる。

八幡「今日はこれくらいにしておくか」

結衣「……ふえ?」

八幡「今日はここまでだ。お前ちょっと鏡見てこい」

結衣「な、なんで……?」

エロい顔してるんだよ、なんて言えない。

玩具を取り上げられた子供のような、恨めし気な目に気圧された。
いかん、いかんぞ比企谷八幡。
ここで退いたら変な関係になる。

八幡「雪ノ下が戻ってきたら大変だろ?」

結衣「……他の人には聞かせようとしたクセに」

八幡「雪ノ下の場合だと俺だけが部室から追い出されるだろ? しかも出入り禁止になりかねん」

結衣「そ、それはそうだけど……」

八幡「由比ヶ浜は雪ノ下と友達でいたいんだろ? なら、こういうのがバレるのはマズい」

結衣「……ん、わかった」

けどね、と付け足す。
由比ヶ浜はシャンプーの香りがかぐわしい頭をずいっと差し出し、

結衣「がんばったから……ごほーびに撫でて?」

八幡「い、いいのか?」

結衣「やなの?」

八幡「イヤってワケじゃ……」

結衣「あたし、がんばったよね?」

八幡「ムチャクチャ頑張ったな、うん」

途中から頑張り過ぎてオナニー始めそうになってたけど。
始まってたらホントどうなってたの?
教えてアルムの森の木よ。

結衣「ん!」

八幡「わーったわーった。やるからあんま迫ってくるな、ぼっちはパーソナルスペース広いんだから」

結衣「むふふ~。満足まんぞくじゃあ~」

あぁ、チクショウ……可愛い。
こんなコの弱み握ったとか、とんだハッピーじゃないか。
頭を撫でるだけで満足そうに笑う由比ヶ浜に、胸が高鳴る俺だった。

***

その日の晩、何となくかまくらの頭を撫でてみた。
普段からふてぶてしいアイツも、優しくされると素直になるのだとわかった。

けどめんどくさいから今回限りにしよう。
そう思った途端に離れていった。
もしかして動物って心読めるんじゃね?

部屋でゲームをしていると、由比ヶ浜からメールが来た。
ユーガッタメールって超ビビる。

『ヒッキー、あたしって迷惑かな?
 (>_<)』

『おう、迷惑だな。そのメールが』

『ひどい!(´;ω;`)』

『で、どうした?』

『ん? どうもしないけど?』

『おやすみなさい』

『あたしとのメールそんなにイヤなの!?』

イヤなんじゃない。
センスのないメールを送ってないかと不安になったり、即座に返ってくるメールに戸惑ってるだけだ。

『ゲームしてるから』

『あー(´・ω・`)
 ゲーム楽しい?』

『ひまつぶしくらいになら』

『ひつまぶし?(。´・ω・)?』

『暇つぶし』

『あ、そっか。
 ごめんごめん(*^▽^*)』

『ってかいちいち顔文字打っててめんどくさくないの?』

『うん、ぜんぜん(*´ω`)』

『じゃあ俺も(∩´∀`)∩』

『ヒッキーこんな顔しないじゃん』

仰る通りで。

『もうしばらくゲームやってないなあ』

『そうか』

『ねぇ、今度何か貸して!(`・ω・´)』

『どんなんがいい? 脳トレ系? パズル系?』

『難しいのはやめて(´;ω;`)』

『適当に見繕(みつくろ)っとく』

『何でフリガナ打ったの!?(メ゚皿゚)フンガー』

『読めなかっただろ?』

『うん(´・ω・`)』

『まぁゲームに関しちゃ由比ヶ浜でも楽しめそうなの探しとくから』

『やったー!(∩´∀`)∩』

喜びのメールに、嫌みを感じた気がした。
でもアレですね、ガハマさんなら普通に大喜びとかできますもんね。
僕なんかじゃできないことをやってのけるなんて痺れる憧れるゥ!

***

悲報、材木座から呼び出された。
マジで悲報じゃねえか。

そろそろ冬休みが明けてからの生活サイクルが学校のそれに順応してきた頃のことだった。
朝、下駄箱で靴を履きかえていると習字紙が何か変な形で畳まれて押し込められていた。
見た瞬間にラブレターだと誤解しないだけマシだったが、材木座という減点対象のせいで最悪の座は埋まった。

材木座「けぷこんけぷこん! 来たな、我が戦友よ!」

八幡「どうした? 糖尿病?」

材木座「その辺は心配いらぬ! 我は健康体だ!」

八幡「その体型で? まぁいいや、何か飲む? カレー?」

材木座「は、はっちまん? 我は別にカレーを飲みものだなどと思っておらぬぞ?」

八幡「じゃあ次にカロリーの高そうなおしるこでいいか?」

材木座「うむ、奢りとあらば頂こう」

殴りたい。
世界のためにも材木座を殴って排除したい。

再度けぷこんけぷこんと咳払い(?)し、胸を張る材木座。
なに? どうしたの?
そんなに無防備だと二重の極みの練習台にしちゃうよ?

材木座「さぁ、今回の我の自信作はどうだったか教えたまへ!」

八幡「あぁ、途中で読むのやめた」

材木座「なん……だと!?」

八幡「つーか何で俺にだけ感想聞きに来るんだよ。普通に部室に来い」

材木座「ほ、ほら、女子に感想聞くのって恥ずかしいから……」

八幡「いきなり素に戻んなキモチワルイ」

だからそんな豆腐メンタルじゃラノベ作家は向いてないんだって。
叩かれるの覚悟して書かないと確実に自殺するぞ。
トップクラスのラノベだって熱膨張(笑)とかデスゲーム(笑)って叩かれてんだから。

八幡「……雪ノ下に聞きに行け」

材木座「…………。八幡、感想を」

八幡「聞かなかったことにすんな。それに雪ノ下を勧めたのは嫌がらせじゃない。アイツかなり読み込んでるみたいだぞ」

今夜はここまで
材木座ウザいけど何だかんだで努力家なんだよね……

ただいま

材木座「ど、どうせ我をこき下ろすためだし……」

八幡「何のために奉仕部に持ってきてるんだよ」

『材木座義輝先生のラノベが読めるのは総武高校奉仕部だけ!』って煽り文句まで付きそうなくらい持ち込んでるだろ。
うちはジャンプ編集部じゃねえんだぞ。

八幡「まぁ今度感想を言う場があるだろうからそんときまで待ってろ」

材木座「う、うむ。できれば良い感想を聞きたいものだ。楽しんで貰えるのは嬉しいからな」

八幡「そういう殊勝なこと考えられるんならメンタル鍛えろ。いやマジで」

材木座「来年を目標にしよう!」

八幡「いいね!」

いいね、それ。
俺も『明日から頑張る』って大好き。
結果は……うん。

立ち去った材木座の背中を見ながら、ふと思う。
材木座の武将っぽい立ち居振る舞い一一カッコよくない一一もまた『模倣』なのかと。

いいや、違うな。
これは『演じる』と表現した方が適当だ。
人は演じる生き物だ。

親に向ける顔を友達には向けない。
子に向ける顔を配偶者には向けない。

俺だって小町や戸塚に向ける顔を材木座や大志には向けない、向けたくない。
八幡スマイルはプライスレスじゃないから。

だとすると、誰かを完璧に知ることは叶わないのだろうか?
俺の得意な人間観察さえも、誰かを完璧に推し測れたためしはないのだから。

***

結衣「兄弟がいるってどんなカンジなの?」

八幡「めんどくさい」

雪乃「弱みを握られる機会が増える」

結衣「それ絶対レアケースだよね!?」

由比ヶ浜がどうでもいい話題を提供し、俺と雪ノ下が普遍的ではない返答をする。
いつもの奉仕部らしいやり取りだった。

雪ノ下の場合は本当にレアなケースなのだろうが、俺の場合はレアでも何でもないだろ。
小町のワガママに付き合うとか超疲れる。
休日に出かけようって言い出す小町さん鬼畜っすわぁ。

雪乃「わたしが一般的な女子高生とかけ離れた価値観を持っているのは十二分に理解されていると思っていたのだけれど」

結衣「で、でもせっかく年の近い肉親がいるんだし……」

八幡「いやアレはダメだろ。妹の部屋での様子まで把握してるくらいだし」

結衣「あー……」

実は以前、陽乃さんと食事を共にする機会があった。
その際に彼女は雪ノ下の自室での様子をつまびらかに教えてくれたのである。
『やめて、姉さん』から『やめて下さい、お願いします』に変わっていった雪ノ下の懇願は見ていて胸が痛んだ。

結衣「で、でもほら! 弱みってゆっても可愛い部分だけだから」

雪乃「それが恥ずかしいのよ……」

そうだろうよ。
陽乃さんが敢えて言わなかっただけで、要するに雪ノ下の部屋での行動のほとんどが知られている。
それはもう、思春期特有の行動まで。

結衣「ヒッキーは? 小町ちゃんがいるとどんなカンジなの?」

八幡「俺? まず、コーヒー淹れる回数が増えて、甘いモノ買う回数が増えて、川崎大志に腹立つ回数が増えて……」

結衣「もっと楽しいこと考えよーよ!? あと川崎さんの弟くんの話は個人的すぎる!」

八幡「じゃあアレだ。頬っぺたに付いたケチャップを取ってくれたり、デートしたり、嫁候補がどうのって話が多かったり……」

結衣「小町ちゃん、何かヒッキーの彼女っぽくない? お嫁さんのはよくわかんないけど」

雪乃「小町さんも運がないわね。何故かは言わないでおくけれど」

八幡「完全に俺のせいじゃねえか。敢えて言わないせいで余計に陰湿だぞ」

雪乃「アナタに陰湿さでお墨付きを貰うと、いっそ誇らしいわね」

八幡「ま。兄弟姉妹なんてそんなモンだろ。いたらいたで楽しいかもしれんし、面倒なのだって例外じゃない」

雪乃「異議なし」

結衣「そーゆーもんなのかな?」

まぁ実際、由比ヶ浜は一人っ子が似合うだろう。
兄姉がいるようにも、弟妹がいるようにも見えない。
しっかりしているワケでもないが、しっかりしてないワケでもない。

雪乃「さて、私は……」

八幡「また図書室か?」

雪乃「え、えぇ……」

結衣「いってらっしゃーい」

いつも通り図書室へ向かう雪ノ下は、行動を読まれていたことに不服そうな顔をしていた。
だからどんだけ材木座の文章理解したがってるんだよ。
そんなにわかんないことだらけか?

部長が去った部室の中心で、由比ヶ浜がそっと呟く。

結衣「……あたしはどっちかな?」

八幡「あ?」

結衣「お姉ちゃんっぽい? それとも妹っぽいかな?」

八幡「姉は……ないな。世話焼き要素ないし」

結衣「じゃ、妹?」

八幡「どっちかって言えばな。どした? もしかして親から兄弟が増えるって言われたとか?」

だとしたら由比ヶ浜の親御さん、今も現役なんですね。
娘が女子高生になってもお盛んなんですか?
八幡、気になります。

結衣「んーん、そんなことないよ。ただね、ゆきのんもヒッキーも年の近い家族がいるのにあんま喋んないから」

八幡「世の中そんなんだろ。由比ヶ浜の理屈じゃお前の方がぼっちになりやすくなるんだから」

結衣「あ、そっか」

じゃあさ、と。
由比ヶ浜が俺に届くか届かないかくらいの小さな声で訊ねた。





結衣「お兄ちゃんって……呼んでいい?」

***

小町「!? よくわかんないけど小町の立場が危うい予感!!」

***

八幡「は? 脅されたいんじゃねえの!?」

結衣「や、ほら、試してみたいってゆーか……ヒッキーって小町ちゃんと話してるとき、妙にしっかりしてるから」

八幡「……こ、小町を裏切れって言うのか?」

結衣「言ってないし!」

八幡「二股お兄ちゃんをやれって言うのか!?」

結衣「ヒッキー混乱してない!? 二股じゃないよ!? 川崎さんとか下にいっぱいいるじゃん!」

そうだった、川何とかさんも二股お姉ちゃんかそれ以上なんだった。
あれ? ってことは兄弟がいるとぼっちになるの?
新しい発見をしてしまった。

結衣「だ、だめ……?」

八幡「う……」

だから目を潤ませながらお願いするなよ。
小町もたまにそれやるけど本当に断れないから。

八幡「きょ、今日だけだぞ……?」

結衣「やたっ!」

了承を得て、その場でぴょんぴょんと飛び跳ねる由比ヶ浜。
それに合わせて二つのメロンもぽよんぽよんだった。
あ^~、股間がぴょんぴょんするんじゃあ^~。

結衣「で、妹って何すればいいの?」

八幡「そこから……。じゃ、兄を敬え」

結衣「えーっと、お兄ちゃんすごーい!」

八幡「おい、馬鹿にされてるみたいだからやめろ」

お兄様か、俺は。
俺はバスの点呼なんてしないぞ。
点呼なんてしたら絶対に『え? あ、うん』って返事しかされないから。

うーんうーん、と頭を抱える由比ヶ浜。
もう何でこのコ計画性ないの?

結衣「ご、ごろにゃ~ん?」

八幡「動物っぽく甘えるってことか? ってか由比ヶ浜はどっちかっつーと犬」

結衣「きゃんきゃん」

八幡「あ、やっぱやめて」

声が妙にエロかったっていうか、ほとんどセックスでの嬌声みたいだった。
こんなの聞き続けたらマジで危ない。

結衣「じゃあさ、ぼでぃたっちー!」

八幡「おぉ!?」

結衣「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃーん!」

八幡「やめ、やめて……やめて下さい、お願いします」

結衣「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃーん!」

八幡「お願い……マジでこれ、ヤバい」

結衣「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃーん!」





八幡「(イラッ)」

今夜はここまで
おやすみなさい

しばらく書けなくてごめん
明日の午後から時間あるから、それまで待っててくれ

刷り込みを終えたヒナのように疑うことなく俺を見ていた由比ヶ浜も、流石に俺の変化に気付いたらしい。
胸の前で指をこねくりあわせながら『えっと……』と伺いを立てている。

結衣「あ、やり過ぎた……かな?」

八幡「あぁ、小町よりウザかった」

結衣「……ご、ごめん」

八幡「ごめんって言えば何でも許されると思ってんの? マジ不快だったんだが」

結衣「……うぅ~」

スカートの裾を握り、うなだれる由比ヶ浜。
まるで叱られた仔犬か幼稚園児のように思ってしまった。

八幡「罰が必要だな。ちょっとこっち来い」

結衣「え? うん……」

しずしずと俺の前にやって来た由比ヶ浜の手を引き、俺の膝の上で四つん這いになるよう促す。

結衣「ねぇ、これってアレだよね?」

八幡「あ?」

結衣「だから、ほら、お尻ぺんぺんの……ね?」

八幡「へー? そんなつもりはなかったんだがな。して欲しいならするぞ」

結衣「やっ、待って待って! チューもしてないのにお尻触らせるとかあり得ないから!」

八幡「今のにイラッときたからやることにした」

結衣「えっ、えぇ~!?」

スカート越しに由比ヶ浜の尻を撫でる。
肉付きいいな、安産型か。

結衣「ひっきー、お尻は許して……?」

八幡「無理」

叩かずに擦っていると、由比ヶ浜の尻がおねだりするように揺れる。
もしこの大きな桃の谷間に指を滑り込ませたらどうなるんだろうか?
もしそうしたら、由比ヶ浜はどんな反応をするんだろうか?

結衣「ん……あっ……」

八幡「じゃ、そろそろ叩くぞ」

結衣「やっ、お願い、やめてヒッキー! ……んひい!?」

バッチイイイイイン!! と勢いよく叩く。
おぉ、スカート越しなのにイイ音が鳴るじゃないか。

結衣「ヒッキー、ほんとに痛かったよ!?」

八幡「そうかそうか。まぁ痛くするのが目的だからな。ほれ、もいっちょ」

結衣「だからダメだってば一一んひゃあ!?」

また叩いてやると、由比ヶ浜の背中が海老反った。
わー、心苦しいなー(棒)

結衣「うー、あとでゆきのんに言い付けてやるぅ……」

八幡「こうなる経緯を全部話さないと雪ノ下は納得しないぞ?」

うっ、と言葉に詰まるMガハマさん。
いちいちアホな発言しないとダメなんですか、このコは。

結衣「あと何回叩くの……?」

八幡「由比ヶ浜が反省するまで」

結衣「叩かれる前に反省してたし!」

八幡「気付かなかった」

結衣「鬼ぃー!! んあああっ! またぶったぁ、痛いよぉ……」

断末魔をあげる由比ヶ浜を黙らせるように、また叩く。
が、いい加減こっちも良心が痛んできたので、痛みが引くように撫でてやった。

結衣「ん……ありあと」

八幡「まだまだ叩くんだけどな」

結衣「けど、痛いって言ったら撫でてくれるから……ふへへ」

男に尻撫でられてニヤけるなんてビッチのすることだろ。
何となく由比ヶ浜の行く末が不安だったので、お説教も兼ねて抓っておいた。

結衣「いたたたたたたっ! ヒッキーそれ本当に痛いからやめて!」

八幡「抓るのはイヤか?」

結衣「う、うん……。痕とか残ったらヤだし……」

お尻ぺんぺんも紅葉が残るんですけどね。
その辺に気付いてない由比ヶ浜マジアホの子。
最後にもう一回だけ叩いてみる。

結衣「んあ……~~~~~~~~~~~ッッッ」

するとどうだろう。
さっきまで痛がっていた由比ヶ浜がびくんびくんと痙攣し、のどから掠れた甘い声を洩らしたではないか。

いかん、今のは文句なしにエロかった。
由比ヶ浜の絶頂のような反応に思わず生唾を飲む。

八幡「も、もう充分だな。ほら、降りろ」

結衣「はあ……はあ……もう、おわり?」

八幡「あぁ、終わりだ」

結衣「じゃあ、がんばったごほーび……ちょうらい?」

呂律も回っていなかった。

何だよ、痛いのは由比ヶ浜的にご褒美じゃなかったのかよ。
勘違いしちゃったじゃんか。
ツンデレっぽく勘違いしないでよねって釘刺しとけよ。
あ、そしたら深読みしちゃうか☆

八幡「いくら欲しいんだ?」

結衣「お金じゃ、ない……しっ」

大変だ、由比ヶ浜のツッコミにキレがない。
最後のどんだけ気持ちよかったんだよ。

八幡「じゃあまたエロ本買ってきてやろうか?」

結衣「むかっ! いらな……いいの!?」

八幡「どっちだよ。欲しいってことでいいのか?」

結衣「……う、うん。欲しい」

八幡「どういうのがいい?」

結衣「どーゆーのって?」

八幡「ほらあるだろ? 漫画とかSMとかコスプレとか」

結衣「ひ、ヒッキー詳しすぎ! キモい!」

うるせぇ、これでもまだ入り口だろ。
未だに膝の上からどいてくれない由比ヶ浜の尻を撫でつつ、脳内で良さげなジャンルをピックアップしてみる。

八幡「野外露出を買ってきてやる」

結衣「よりによってサイアクなの選んじゃった!?」

八幡「大丈夫だいじょうぶ。コートの下だけ全裸にするとかはまだ早いだろうから」

結衣「わー、凄い人もいるんだねー」

八幡「顔赤いぞ。大丈夫か?」

この顔は想像して興奮してるってことですかどうなんですか?
興味があるならお手伝いしますよガハマさん。

結衣「ま、まぁヒッキーがくれるってゆーなら貰うね、うん! ありがと!」

八幡「露出系で通っちゃったよ。親御さん、娘さんがアレな道に進んでますよ」

結衣「進んでないし!」

あたしトイレ行ってくる! とだけ言い残して由比ヶ浜が去ってい行く。
もしかしてさっきので尿意が……?

八幡「あー、やり過ぎたかもしれん」

今になって思い返してみる。
何で平然と女子一一しかも上位カースト一一の尻を撫でてるんだよ。
セックスする関係でしか出来ないことだろ。

天井を仰ぎ、シミを数えるように無になろうとする。
忘れよう、マジで忘れよう。
手に残った由比ヶ浜のお尻の残り香も水に流そう。
スーハースーハークンカクンカハスハス。






めぐり「由比ヶ浜さんがお尻ひょっこひょっこさせながら出ていったんだけどどういうことなのかな?」

ファッ!?

八幡「っっっ!!!」

めぐり「いやー、驚いたよぉ。まさか比企谷くんが由比ヶ浜さんとそんな関係だったなんて」

ニッコリほわほわマイナスイオンのめぐりんが、いつの間にか部室にいた。
この人ぬらりひょんなの? 怖いよ?

八幡「あ、えっと……ちっす」

めぐり「うん、こんにちはー」

八幡「いや、あのですね? さっきのは由比ヶ浜がころんでお尻を強打しただけであって何の関係にも至っていないと……」

めぐり「そうなの? でも手の匂い嗅いでたからてっきりそういうことしたあとなのかなーって」

八幡「…………」

めぐり「ん?」

八幡「見てたんですか?」

めぐり「見てたというか聞いてたというか、ご褒美の辺りから聞こえてたよ?」

めぐりん、恐ろしいコ!

八幡「だだだ、黙ってて貰えないでひょうか?」

めぐり「うん! そういうのは干渉しないのが大人の対応だってはるさんから言われてるから」

そうですか、陽乃さん大人だなー。
けどここで終わるあの人じゃないよなー。
俺の人生終わりそう……。

めぐり「でも交渉の材料にはしなさいって言われてるから、ね?」

八幡「鬼! 悪魔! めぐりん!!」

めぐり「お、鬼でも悪魔でもないよー。それはそうと比企谷くん、早速交渉していい?」

『脅す』って言わないんですね。
あくまで『交渉』なんですね、わかります。

めぐり「わたしにも、その手の本を譲ってくれないかな?」

八幡「……何、だと!?」

めぐり「ダメかな?」

ダメじゃないです全然OKです! と思わず快諾しそうになった。
恐るべし、マイナスイオン。
こんなほわほわしたお姉さんに頼られたら断れないじゃないですかーやだー。

八幡「お、俺は商人じゃないんで……」

めぐり「じゃあはるさんに教えちゃおっかなー」

八幡「それだけはご勘弁を!」

あの人には絶対に弱みを見せたらいけない。
あの雪ノ下でさえ降伏するのだから、手綱を握られれば一生コントロールされてしまうだろう。
それだけはイヤだ。

八幡「……わ、わかりました」

めぐり「うんうん、わかってくれて嬉しいよ」

八幡「して、ジャンルは?」

めぐり「おすすめは? 知らないから教えて欲しいなー」

八幡「やっぱ鬼じゃないですか!」

めぐり「比企谷くんはどんなのが好きなの?」

八幡「お、俺は至ってノーマルなので……」

めぐり「ノーマルって放課後の誰もいない教室でお尻がひょっこひょっこしちゃうことするんだー? へー?」

いや違うんですよ。
それは由比ヶ浜が求めるから応じてるだけなんですよ。
けして俺の趣味なんかじゃ……ないですよね?
ノリノリだったけど趣味じゃないですからね!?

八幡「…………。は、孕ませ系で」

めぐり「腹増せ? ん? んん?」

八幡「お、女の子を全力で妊娠させるジャンルですよ……」

めぐり「あぁ、赤ちゃんを作るってことかぁ。…………。それ、春から大学に通えなくなるから困るなー」

八幡「いや実体験しないでしょ」

めぐり「ん?」

八幡「うん?」

取り敢えずここで一旦切ります
夜にもうちょっと書けると思う

ただいま
書くよー

二人そろって首を横に倒すようにひねる。
やだ、動きがシンクロすると恋が芽生えちゃうからやめてよ!

めぐり「あ、そっかそっか。うん、そだね」

八幡「あの……」

めぐり「ま、とにかく何か良さげなのをお願いね」

八幡「何でもいいんですか?」

めぐり「そこは比企谷くんのセンスに任せるよ~」

センスに、か。
それって触手とかリョナとか選んだらドン引きされるってことですね。
頑張っていいのを持ってこないとマズいな、うん。
ゆりk一一はちまん、ふぁいおー。

八幡「漫画でも大丈夫ですかね?」

めぐり「うーん、デフォルメが少ないならそれでもいいかなー」

八幡「その辺なら、何とか……」

めぐり「ほんとに? わーい!」

おかしい、女子の間でエロ本が妙に人気な気がする。
これはもしや何者かの陰謀なのではないのか?

めぐり「それじゃあ、……ん!」

八幡「何すか?」

目の前にめぐり先輩の細い小指が立てられた。
エンコ詰めろってこと?
それどこのヤーさん?

めぐり「指きりだよー」

八幡「   」

めぐり「は、ゆーびきーりげんまんっ、うっそついたらはりせんぼんのーますっ! 指きった!」

八幡「   」

めぐり「期待してるね、比企谷くん」

どうしよう、めぐりんと小指を絡めちゃった。
この手は一生洗っちゃいけない気がする。

***

小町「お兄ちゃん、肉まん買ってきたから食べたかったら手洗ってきてね」

八幡「わーい!」

全然そんなことはなかった。
めぐりんの残り香より肉まんの方が素敵だった。
食欲には……勝てなかったよ……。

***

翌日、体育が始まる直前のことだった。
皆がジャージを着こんで寒いグラウンドへと出ていっている最中に、俺の携帯が震えた。

俺のメル友といえば戸塚か材木座か由比ヶ浜だが、前者二人は先にグラウンドへ出ている。
違うクラスであるハズの材木座が、一人寂しく佇む姿は胸が締め付けられるようだった。
戸塚も他の男子とお喋りしている。

とすると、由比ヶ浜か?
アイツ、女子更衣室からメールしてきたの?
何だか意味わかんないけどエロいんですけど?

八幡「……あれ?」

『初メールです。めぐめぐです。
 由比ヶ浜さんからメアド聞いてメールしちゃいました』

マジかよ、めぐりんからメール来ちゃったよ。
もうこれ一生消せないじゃん。
あと由比ヶ浜、メアドを勝手に教えるなよ個人情報何だと思ってんだ。
え? 勝手に教えるのって普通なの?

一方、メールには続きがあった。

『ごめんなさい!(≧◇≦)
 今日ね、持ち物検査が抜き打ちである日だったの!
 わたしは生徒会の顧問の先生からこっそり教えて貰ってたんだけど……。
 だから例の本を持ってきてるなら今のうちに隠しておいて!』

八幡「マジかよ……」

ひとりごちたあと、教室を見回すと俺しかいなかった。
誰も俺を待っててくれない……。

うん、ぼっちだからしょうがないよね! と自分を自分で慰め、バッグの中のエロ本の行く末を考えた。
これを見られるのは良くない。
俺ならまだしも、同じ部活の雪ノ下や由比ヶ浜にどんな影響を及ぼすかもわからない。

ならばどうするか。
できるだけ人目に触れず、且つ俺が持ってきたと思われない場所。





八幡「戸部、すまん」

困ったときは戸部に任せちゃおう!

い、いや違うぞ!?
これは戸部に泥を被って貰うんじゃなくて、日頃の感謝を込めてるんだ。
けしてスケープゴートなどではない!

***

平塚「戸部、お前……」

戸部「や、違いますって! 俺そんなん持ってませんって! っべー、マジっべー、これ誰かの陰謀だべ?」

平塚「これは預かっておく。放課後に取りに来い」

戸部「マジ!? 俺そんな趣味ねーべ? どっちかっつーとコスプレ派だし?」

海老名「何でBLじゃないの? 何でBLじゃないの? 葉山くん狙いなんでしょ?」

葉山「……ナースに一票」

ドンマイ、戸部☆
キミのことは忘れないよ。

***

めぐり「そっかー。見付かっちゃったかー」

八幡「えぇ、そうっすね」

その日の奉仕部は珍しく人が捌けていた。
雪ノ下は例に洩れず材木座先生のラノベに夢中で、由比ヶ浜は三浦たちとの付き合いで。
結果として俺はめぐり先輩と二人っきりで奉仕部でお喋りすることになっていた。

めぐり「むぅー、残念だなぁ」

八幡「俺も結構いいの持ってきたんで正直惜しい気分です」

めぐり「わたしじゃ手が伸ばしにくいのに……」

心底残念そうに、めぐり先輩が椅子の背もたれにもたれる。
それだけでそこそこ大きな胸が強調され、視線が吸い寄せられた。
くっ、またも万乳引力が俺を襲うか……!!

八幡「パソコン持ってないんですか?」

めぐり「お父さんがその手は大学生になってからって言って解除させてくれないの」

八幡「良いお父さんじゃないですか」

めぐり「うーん、わたしとしてはもうちょっと早いうちからその手の知識を学んでもいいと思うんだけどなー」

めぐりんがエッチなサイトに行こうとして失敗する様子を考えたら和んでしまった俺ガイル。
きっとディスプレイに泣きそうな顔が映って『いけないいけない』って顔を横に振っているんだろう。
めぐりん可愛いよめぐりん。

脚をパタパタと揺らし、珍しく不機嫌なご様子のめぐり先輩。
いや、異性に興味津々な男が通った道を彼女も通っているだけだ。
不機嫌になることを珍しく思うべきではないか。

しかし、何故だろう?
不機嫌になっためぐり先輩が妙に艶めかしく見える。

めぐり「ねぇ、」

八幡「はい?」

めぐり「今日は部室に誰も来ないのかな?」

八幡「多分そうなんじゃないんですか? 滅多に依頼が来ない部活なんで」

めぐり「ふーん?」

揺れていた脚の動きが、八つ当たりのようなそれからリズミカルに変わっていく。
それにつれてめぐり先輩の周りの空気が和らいでいく気がした。
自分に対してもヒーリング効果あるんですか、そのマイナスイオン。

めぐり「ねぇねぇ、」

八幡「何すか?」





めぐり「実習……してみたいなぁ」

今夜はここまで
明日はパンツ脱いでていいぞ愚民ども!!

ただいまー

八幡「は……はあ?」

めぐり「ふふっ、何をするかなんてわかるよね?」

八幡「わかっちゃいけないと思ってるんですけど……」

あぁ、アレかな?
実習といえば調理実習だよね。
けどおかしいなー、食材がないぞー?

なんて胸中でふざけていると、めぐり先輩が俺の手を引いて立たせた。
勃っていない、立っただけだ。

めぐり「こういうのは勢いでやるんだってお母さんに習ったから」

八幡「お父さん、獅子身中の虫はあなたの奥さんですよ! せっかくの情操教育も水の泡じゃないですか!」

めぐり「ま、今日のところは男の人のアレを見たいかな~」

今日のところは?
ってことは向こうしばらくはこういうことしちゃうの?
役得って思っていいの!?

***

ナウシカ。ナウシカ。
おいで。おいで。
お父さん。
母様もいる。
嫌。あたしそっちに行きたくないの。
来ちゃだめぇ!
なんにもいないわ! なんにもいないったら!
出てきちゃだめ!

めぐり「おぉ~、これが……男の人のなんだね」

ズボン下ろされた。
パンツも下ろされた。
もはや俺のナニを覆い隠すモノは何もない。

めぐり「ふーん? 面白い形だね~」

八幡「いや、見ないでぇ……っ」

めぐり「確かにこれは隠してないと大変かもね。見てるだけで不思議な気持ちになってくるよ」


何でナウシカで説明しちゃうんだよ、俺のチンコ王蟲かよ。
あぁ、それにしても部室で下半身だけ裸ってのは色々としんどい。
暖房が効いてるから寒くはないが、先輩の目の前でぷらんぷらんさせるのは恥ずかしい。

もうやだ、お婿に行けない!
先輩、俺を貰ってくれません?
生徒会長になれるくらい優秀なんだから俺を養えますよね?

中腰になって俺のチンコを眺めていた先輩が、キョトンとした顔で見上げてきた。
良い角度ですね~、篠山紀信もシャッターを切るくらい良い角度ですよ~。

めぐり「おっきくしないの?」

八幡「いや、男の子ってそういう構造じゃないんで……」

めぐり「出したらすぐに膨らむって友達から聞いたのに」

八幡「うわー、ザ・女子高生って感じの会話っすね」

めぐり「うん、進んでて羨ましいなーって思う」

いいえ違います、それはただのビッチです。

めぐり「えっと、じゃあどうすればいいのかな? 脱ぐ?」

八幡「脱いでくれるんですか?」

めぐり「え? 比企谷くんが全裸になれば大きくなるのかなって思ったんだけど」

そんなまさか、と目だけで答える。
腐っててもアイコンタクトくらい可能だよね、俺の目?
ちゃんと伝わってる?

めぐり「うーん、じゃあこの場合はわたしが比企谷くんを興奮させるべきなのかな?」

八幡「どんだけ勃起させたいんですか……」

めぐり「よっし! 比企谷くん、わたしのパンツをあげるよ」

八幡「   」

めぐり「たまにニュースでやってるよね、下着泥棒の事件。アレって少なからず興奮してるってことなんだよね?」

八幡「   」

めぐり「そういうのもあるだろうし、物は試しだから、ね?」

そう言って、めぐり先輩はスカートの中に手を突っ込んでパンツを勢いよくずり下ろしたのであった。
めぐり先輩のほっそりとした脚の表面をなぞるように、一枚の布が落下していったのであった。

八幡「   」

めぐり「あ、流石に穿いてない状態だと恥ずかしいね。とにかく、はい」

そしてその布は、唖然としていた俺の手に押し付けられる。
ほっかほかだった。
某お弁当屋さんのお弁当並みにほっかほかだった。

八幡「……脱いだ」

めぐり「うん、脱いだね。けどあんまり強調して欲しくないな~」

手許には脱ぎたてのパンツ。
目の前にはいつもと変わらぬめぐり先輩。
ただしそのスカートの下はノーパン。

おいおいこれどうすんだよ。
状況が状況だけに返せねえよ、このパンツ。
返したらこんなパンツじゃ勃起できないって言ってるようなモンじゃないか。

いや、それ以前にこのパンツの処遇もわかんねえよ。
嗅げばいいの? 被ればいいの?
それともまさか一一巻く?(意味深)

めぐり「わっくわっく、わっくわっく」

超見てるよーーー!
メチャクチャ純粋な目で見てるよー!

俺のチンコそんなに気になるの? えるたそなの?
そんなに見られたら、わたし、元気になります!

まぁ結局、男というのは単純な生き物なのである。
可愛くて優秀でエロいことにも寛容な女の子に股間を晒し、且つパンツをプレゼントされれば勃起しないワケがない。
人目も憚らずに屹立したそれは、間抜けなことにいやらしい匂いを放つ。

めぐり「ん……あはっ、えっちな匂いだぁ」

八幡「嬉しそうですね」

めぐり「はい、じゃあれっつごぉ~! だよ!」

八幡「もう意味がわからん……」

とにかく、勃起した以上は静めないとならなかった。
俺は先輩が見ているにも拘わらず彼女のパンツの香りを嗅ぎながら愚息を慰めた。

八幡「はあ……はあ……はあ……はあ……」

めぐり「わ、わー……っ、すっごくえっちだぁ」

八幡「はあ……はあ……はあ……はあ……」

めぐり「これが……男の子のオナニーなんだ?」

やがて先走り汁が亀頭の先端から沁み出し、俺の手を濡らしていく。
ぴちゃぴちゃと水音が鳴り、いよいよめぐり先輩も身構えた。
もうじき射精するのかもしれないのだと本能で察したのだろう。

八幡「はあ……はあ……うっ」

めぐり「で、出るの? 精液っていうのが、出るんだよね?」

八幡「えぇ、出ます……っ」

めぐり「どうしよ? お願いしたのわたしだから、ティッシュとか用意しないとダメだよね?」

八幡「はあ……はあ……はあ……」

めぐり「あ、けど飲むのも悪くないって言ってたし……うん」

何かを決意した直後、めぐり先輩が俺の股間の前に顔を近づけた。
どうしてそうするのか、何故よりによって今なのか。
それらを問うより先に、先輩と肉体的に接近した興奮で、俺は思いがけず果ててしまった。

びゅるびゅるるっと噴水のように精子が飛び出し、先輩の顔を白く汚す。
彼女は『きゃっ』と小さな悲鳴を上げたものの、自分で選んだことだからなのかそれを一身に受け止めようと奮闘した。

最後の数滴は、彼女の口の中へと入っていった。

八幡「せ、先輩……」

めぐり「けほっけほっ。にっが~い……全然良くないよぉ」

そりゃそうでしょうよ。
友達にどう吹き込まれたかは知らんが、少なくとも美味しいワケがない。
けれども先輩は吐き出そうとせず、俺の精子をこくんと飲み込んだ。

八幡「あーもう、そんなの飲むから」

めぐり「だってだってぇ~」

あ、今のリア充っぽくなかった?
失敗した女の子を慰めるのってリア充っぽくね?

はちまんは リア充レベルが 2にあがった▼

俺のリア充レベル1だったのかよ、道理でみんなと仲好くなれないワケだ。
今度戸塚に頼んでレベル上げについて教えて貰おう。

めぐり「うぅ~……なんだか悔しいかも」

八幡「そ、そうっすか」

めぐり「それに下着がないせいであそこが変な感じだよ~……これ、アレだよね?」

はい、アレですね。
発情して濡れちゃってますね。

よく見ると、めぐり先輩の内股を透明の液体がしたたりおちていた。
エロ漫画でしかこんな光景見たことない。

八幡「へぇ、ほとんど見てただけなのにこんなに濡れたんですか」

めぐり「う、うん……わたしってほら、実はえっちな女の子だから……っ」

内股に指を這わせ、甘い蜜を掬い取る。
その指を舐めようとすると、先に先輩の口が食い付いてきた。

八幡「んな!?」

めぐり「ん、ちゅぱっ……しょっぱぁい」

八幡「自分のまで舐めなくてもいいんすよ?」

めぐり「じゅるっ、ちゅる……んーん、こういうのは女の子が舐めなきゃいけないって……ちゅぱ、習ったから」

もうそいつ誰だよ、説教してやるから連れて来て!
後輩だけどビシッと言いますよ?
多分テンパるけど。

めぐり「ん、はあっ……ねぇ、触ってみたい?」

八幡「いいんですか?」

めぐり「ほんとはダメだけど……さっきのお礼、もっとしたいから」

先輩がスカートをたくし上げた。

おぉ、復旧してたのか
土日に書けなかったからどうしようか困ってたんだよな

あと、明日の午後に書く時間あるんでそれまで待っててくれ

たくし上げられたスカートの向こう側に、桃源郷があった。
いや、桃の割れ目があっただけか。

八幡「き、キレイっすね」

めぐり「そうかな? あんまり生えてないから恥ずかしいんだけど」

八幡「そんくらいがちょうどいいですって」

めぐり先輩の恥丘は、それほど茂ってはいなかった。
ほとんど地肌が見えている。
だがそれがイイ、いやそれ以上は勘弁して下さい。
もっさりごわごわはキュートなめぐり先輩に似合いません。

めぐり「ん、はぁっ……からだ、あつい」

八幡「人前にさらしただけで火照ってきたんですか? いやらしいですね」

めぐり「……うん、えっちでごめんね」

八幡「触っても?」

めぐり「優しくして、ね?」

こくりと頷き、先輩の下の口に手を伸ばす。
既に濡れ始めていたせいか、先輩が痛がる様子はなかった。
指先を割れ目に沿って前後させると、彼女の腰がひくついた。

めぐり「んっ……あっ、きもちい……」

愛液は精液ほど粘土は高くないらしい。
水と精液の中間くらいだろうか。
まぁこのくらいの方が潤滑油たり得るのだろう。

めぐり「んっんっん……んう……あは、比企谷くん、熱心だ……ね」

八幡「そりゃマンコ見せられたら童貞は必死になりますよ」

めぐり「下品な言い方……あんっ……禁止っ」

八幡「マンコ濡らしといてよく言いますね」

めぐり「うぅ~……後輩なのにいじわるだぁ」

八幡「そうっすね。……ん? 何だこれ?」

しばらく愛撫していると、変な突起を見付けた。
あ、これアレだ、クリトリスだ。
試しに撫でみると、股間を晒していためぐり先輩が涙目で顔を真っ赤にしていた。

めぐり「ん~んん~っ!!」

八幡「ん?」

めぐり「んひゃっ、あっ……それ、んんんんんんっ!」

八幡「聞こえませんね。何です?」

めぐり「ふーっ、ふーっ……~~~~~ッッ!」

言葉にならない快感が怖いのか先輩が俺の手を掴んで止めようとする。
しかし腰砕け寸前なせいで全然力が入っていない。

めぐり「だめだめだめぇ……そん、な……んんんっ!!」

八幡「何ですか、言ってくれないと伝わりませんよ?」

床に寝ころばせ、直もしつこくクリトリスを撫で続けた。

めぐり「はうっ、……あっあっあっあっ! こんなの、だめ……っ」

八幡「先輩、エロいです」

めぐり「ううぅ~~~っ……んんっ、あん!」

俺の手を止めようと脚を閉じる先輩。
しかし女の子の股間は閉じてもスペースができる上に、こっちは指先さえ動けばそれで充分だ。
どうやっても俺の攻めを止めることはできない。

めぐり「はぁ……はぁ……っ、やん……」

八幡「(ヤバい、また勃起してきた……)」

乱れる先輩を見ていたら、賢者モードなんてすぐに終わってしまった。
11秒フラットだ、とか言って5分くらいだらだらと戦闘しちゃうアニメかよ。
一護さん前言撤回しないで下さいよ。

めぐり「ひきがや、くぅん……足に堅いの……当たってるよ?」

八幡「先輩が可愛いのがいけないんですよ」

屹立した俺のペニスを見て、めぐり先輩は生唾を飲み込んだ。
それから手足を床に投げ出すように脱力し、脚をゆっくりと開いた。

めぐり「何か……もう、いいよね」

八幡「いいんですか?」

めぐり「うん。ここまでして最後までしなかったら……むしろ不健全だよ」

何をするのか、なんてお互いに口にしなかった。
発情し、色々と準備万端な男女が揃えば、もうすることは一つだけ。
先輩の上に覆い被さると、彼女は怖がる風もなく目を閉じたのだった。

めぐり「今日は……大丈夫な日だから」

八幡「このままでいい、と?」

めぐり「えへへ……初めてはナマがいいって友達に習ったから」

八幡「最高の友達ですね」

めぐり先輩のお友達グッジョブ。
多分話すことないだろうから心の中でお礼言っておこう。
膣口にペニスを添え、いよいよ初体験が始まる。

八幡「挿れますよ」

めぐり「痛がってもやめないでね……もったいないから」

八幡「……はい」

いや、無理だろ。
こんな人が泣きながら嫌がったら誰でもやめるって。
しかし彼女の穏やかな目に覚悟の光を見付け、もう考えるのは止そうと決めた。

予想よりスムーズに亀頭が埋まっていく。
今のところ先輩は痛がる様子はない。

めぐり「んっ……」

八幡「どうですか?」

めぐり「うん……今のところは大丈夫」

そのままペニスの行軍は進み、半分まで埋まったところで小さな抵抗にぶつかった。
言わずもがな、純潔の証だ。

めぐり「どう、したの……?」

八幡「あー、こっからが痛いんだろうなって……」

めぐり「そうなんだー? ねぇ、今どのくらい挿入ってるの?」

八幡「半分くらいですけど」

めぐり「……道のりは長いんだね」

初めてだけです、とは敢えて言わなかった。
彼女が深呼吸を始めたのでそれを待っていると、ほっそりとした腕が俺の首に絡んできた。
どうやら続けろということらしい。

めぐり「ん”っ……~~~~~っ」

メリメリと膜が破れていく。
その痛みに耐えかねてか、先輩の目から涙が一筋こぼれた。

やがて、俺の全てが埋まり切った。
その頃には先輩の涙は乾き、呼吸も整っていた。

めぐり「あはっ……挿入っちゃったね」

八幡「きつくないですか?」

めぐり「んー、ちょっとヒリヒリするくらいかな~」

あぁ、これは痩せ我慢だろうな。
この手の人は自分が痛いときでも『ちょっと』を添えて何でもない風を装う。

めぐり「動かないの?」

八幡「痛みが引いてからにしましょう。どうせなら一緒に気持ちよくなりたいんで」

めぐり「もうっ……そんなのずるいよ」

呆れたように微笑んだ先輩の鎖骨にキスをした。
そういえば上半身は服を着たままだったな。
着エロも悪くないが全裸を見たかった、という後悔が押し寄せてくる。

めぐり「んっ……そんなとこにキスマーク残ったら……」

八幡「じゃあどこならいいんです?」

めぐり「えー? ふふっ、どこもだめー」

八幡「ほーう?」

腰にできるだけ配慮しつつ、先輩の首筋を強く吸い上げる。
思いっ切り残してやろう。

めぐり「うぅ~……だめだってばぁ」

八幡「知りませんよ」

めぐり「やぁん……だめっ、ふふっ」

途中から楽しくなってるじゃないですかーやだー。
ならもっと残しても大丈夫そうだ。
そう思い、重心をズラしたときのことだった。

めぐり「んひゃ!? あ、ぁ……今の、すごい」

八幡「はい?」

めぐり「今おちんちんがね……ずずずって、すごかったよ」

続きは夜書きます

お休みばっかでごめんよ
明日の午後から時間あるんで待っててくれ

八幡「ほ、本当に大丈夫ですか?」

めぐり「うーん……わかんないからちょっとだけ動いてみて」

じっくり、時間をかけて先輩の中を往復する。
すると、熱っぽく甘ったるい吐息が鼻にかかった。

めぐり「んっ……はぁ……えっちって、こんなすごいんだね……」

八幡「それが本能ですから」

めぐり「情緒ないな~。でね、もう大丈夫みたいだから……」

ジッと見つめられる。
官能を受け入れ切った顔が、『俺』を求めていた。
腰を自ら上に上げて、それをしやすいようにする。





めぐり「いっぱい……わたしで気持ちよくなっていいよ?」

その言葉を皮切りに、俺の理性はなくなった。
ただただ怒張を膨らませ、先輩の膣を味わい尽くすことに没頭した。

めぐり「んっ、あっ……はげし、い……よぉ……!」

八幡「はぁ……はぁ……」

めぐり「んひゃっ……あっあっあっあっ……」

ひたすら膣内をかき混ぜる。
先走り汁と愛液が泡立ち、卑猥な音を奏で始める。

めぐり「んんんんんんっ! こんな、あっ……だめっ……あん!」

八幡「先輩、聞こえます?」

めぐり「ぁ……なに? んっ、んっ……」

八幡「先輩のココ、いやらしい音がしてますよ」

めぐり「えぇ!? や、やだぁ……恥ずかしいよぉ……っ」

いやいやと顔を振るめぐり先輩。
その反応が面白くて、俺は膣を抉る音をわざと際立たせた。
下品なくらい大きな水の音が先輩の耳をくすぐる。

めぐり「やだやだやだ……こんなの……んんん~~~~~っっ!!」

羞恥心でより彼女の感度が高まったのがわかった。
もしかするとそういった方面に適性があるのかもしれない。

めぐり「やっ、あんっ……も、だめ……っ」

八幡「何がです?」

めぐり「恥ずかしくて……死んじゃうっ」

八幡「恥ずかしさで死んだ人を知らないんで大丈夫だと思います」

めぐり「比企谷くん、えっちするとき……すっごいいじわるだぁ~……んっあっ」

それは由比ヶ浜を調教してるときに自覚した。
どうやら俺もそういたことを強要することに適性があるらしい。
じゃあ相性はバッチリじゃないか。

めぐり「あっ……んんっ……うぅ~っ」

八幡「先輩、俺そろそろ……」

1回射精したとはいえ、初めてのセックスで長く持ちそうになかった。
挿れて10秒で射精しなかっただけ童貞では頑張った方だろう。

めぐり「んっ……射精、したいの?」

八幡「はい」

めぐり「うん、わかった……お姉さんの中に出して、あっ、いい……よ?」

八幡「大丈夫な日だから、ですか?」

めぐり「建前は……あんっ、ね? ほんとは……中で精子を受け止めてみたいっていう興味本位……かな」

八幡「ははっ。そうですか」

それを聞いて安心した。
身勝手に先輩に中出ししたかったと思ったら、向こうもされてみたかったということに。
膝を立て、ラストスパートをかける

めぐり「んあっ……すご、い……あっあっあっあっ!!」

八幡「めぐり先輩、イきますよ」

めぐり「あっ……うん、いいよ……出していい、よ」

八幡「……くっ!」

びゅるるるるるっと、勢いよく精液が先輩の子宮めがけて飛び出した。
ゼリー状のそれが出ていく度に、腰の力がどんどん抜けていく。

めぐり「んんんんんんっ! あはっ……いっぱい、出たね……」

八幡「何か……すんません」

そのまま先輩にもたれかかると、優しく受け入れられた。
うわ、真下でハアハアいってる先輩エロい……。

めぐり「えへへぇ~……これでわたしも大人の女だね」

八幡「や、どうなんでしょう?」

息を整え、先輩の上からどく。
俺の温もりが消えて名残惜しそうだったが、床に散った血痕の後始末の方が先決だと判断した。
四つん這いになり、ぞーきんぞーきん、と手を伸ばそうとしていた。

八幡「…………」

そのとき、先輩の丸出しになった臀部がハッキリと見えた。
当然、その谷間にある膣口も見えた。
それだけで、俺の股間がガチガチに硬くなっていく。

めぐり「ん? どうし、た、の……?」

八幡「すいません、我慢出来そうもないです」

めぐり「え? ……え? 待って待って、まっ一一」

***

めぐり「はっ……あうっ……はぁ……はぁ……」

襲ってしまった。
慌てるめぐり先輩を押し倒し、さらに3回も交わってしまった。

完全に脱力しきっためぐり先輩。
しかし腰が未だにカクカクしててエロい。

めぐり「比企谷くん、絶倫だね……」

八幡「めぐり先輩が相手だったからですけどね」

めぐり「あはは……とりあえず、足腰立たないからおんぶして貰ってもいい?」

八幡「そっすね」

先輩を担ぎ上げ、雪ノ下に先に帰ったことを黒板に書いて奉仕部を後にした。
あの、おっぱいが当たってますよ?
当ててるんですね、わかります。

めぐり「靴履かせて~」

八幡「自分で履かないとパンツ見えますよ」

めぐり「周りに誰もいないから大丈夫だよ~。それにもうえっちな気分じゃないでしょ?」

八幡「いや、俺には100人以上のアイドルプロデュースを可能にするドリンクがあるんで」

めぐり「ふふっ、何それ?」

八幡「な、何でもないです」

しまった、在木材と話す要領で答えちゃったよ。
これは注意せねば。

態度を改めていると、めぐり先輩のお下げが首筋に触れた。
と、同時に先輩が俺に甘えるように身体をもたれさせる。
やだ、恋しちゃう。

めぐり「また今度……えっちして貰える?」

八幡「ま、マジすか!?」

めぐり「うん、まじ」

八幡「おぉ……!!」

めぐり「でも、今度からはもうちょっと我慢してね。初めてで4回もするのは……あははは」

はい、肝に銘じておきます。

取り敢えずここで一旦切るね

早くしろ!冨樫と呼ばれるようになっても知らんぞーッ!

>>222
下半身裸のまま待機させてすまん
明日の午後から時間から書けるから待っててくれ

面白い地の文を考えてたのに、いざ書こうと思うと忘れてしまう現象が嫌になる
昨日、布団の中でほくそ笑んでたのに……

***

土曜日がやって来た。
ここ最近の女性関係がおかしくなっていたので、久し振りの休日を活かしてリセットできないかと考えてみた。
結局プランは思い浮かばず、ついつい手許のゲーム機に手が伸びてしまう。

小町「お兄ちゃん、ネギ余ってるんだけどどうしよっか」

八幡「ネギまにすれば? あれ? 『ま』はひらがなだっけ?」

小町「困ったときは全部ひらがなにしちゃえば?」

八幡「そだな。頭の悪そうな女子ってひらがなの使い方すら忘れてるけど」

小町「まぢで!?」

八幡「マジで」

恐らく今の小町のセリフもそれに該当していたんだろう。
日本語を間違えるとかダメだからね?

受験生が日本語怪しくなっちゃダメだよ。
来年からお兄ちゃんと同じ高校に通えなくなったらどうするんだ。
あ、由比ヶ浜でも合格できたんだから大丈夫か。

小町「ん~、それでも余るからな~。お兄ちゃん、あとで使っていいよ」

八幡「使うって何にだよ。お兄ちゃん小町に誤解されてない? 気持ちとかすれ違ってないよね?」

小町「冗談じょーだん」

あっははー、と笑ったあと、小町はネギまに必要な鶏肉を買いに行くと出ていった。
受験生に買い物に行かせるとかお兄ちゃん失格だよね。
ごめんね、ダメなお兄ちゃんで。明日から頑張るよ。

またゲームに没頭していると、インターホンが鳴った。
Amazonに注文してないなけどな~。

八幡「こういうときは居留守を使おう……」

再度、インターホンが鳴る。
うるさいなーと呆れているとメールが来た。
由比ヶ浜からだ。




『ヒッキー引きこもってないの?(´・ω・`)』

うるせえ……!!

『どうした?』

『今家の前にいるんだけど誰も出ないから』

『ごめん、居留守してた』

『あたしのメール見てまだドア開けてくれないのは何で!?』

『アポ取ってないヤツを家にあげるのはアレだろ』

『りんご?』

『阿呆』

『アホじゃないし!(メ゚皿゚)フンガー』

『で、何? 開けたら入ってくるの?』

『普通に開けて! 人ん家の前でケータイいじってるのって何か怪しいじゃん!!』

仰る通りで。

ドアを開けると、由比ヶ浜がいた。
ここはドアの裏側に隠れて脅かす場面だろ。
いや、コミュ障だからドッキリに対するリアクションに自信ないんですけどね?

結衣「いじわる……禁止」

八幡「悪かった。んで、どうした? またサブレを預かるの?」

結衣「んーん、そうじゃないんだけど……」

八幡「なら何だよ」

結衣「……わかってよ、ばかっ」

おいやめろ。
今の馬鹿の言い方に恋する男子多いんだぞ。
罵倒されてるのに目覚めちゃう男子がいるんだぞ。

むくれた由比ヶ浜を居間に通し、適当な茶菓子を出す。
ついでにネギを出そうかと葛藤したけど、俺はお笑い担当じゃないので諦めた。

結衣「(そわそわ)」

八幡「…………」

結衣「(そわそわ)」

八幡「…………」

紅茶をちびちびと飲みながらそわそわする由比ヶ浜。
あー、これはアレなのか。
弱みを握った女子と二人っきりなんだから何かしてよ、と言いたいのか。

結衣「ヒッキーはさ……メイドさんに興味ある?」

八幡「ない。メイドさんの稼ぎじゃお婿に行けないから」

結衣「そんな理由!?」

八幡「まぁ、なんだ。由比ヶ浜がどうしたいのかも察してるんだが……」

結衣「ア、アタシハアソビニキタダケダヨー」

八幡「多分もう少ししたら小町が帰ってくるからメイドさんごっこはできないぞ」

俺の言葉にキョトンとする由比ヶ浜。
あぁ、小町が家にいてもメイドさんするつもりだったのか。
お前、俺ん家を侵略すんなよ。
侵略するのも、だいしゅきホールドするのも早苗ちゃんだけなんだからな?

結衣「だ、ダメ?」

八幡「やめて下さい」

結衣「……うーっ」

半泣きになったかと思うと、由比ヶ浜は携帯を操作し始めた。
人と喋ってるときに携帯いじるのやめろよ。
つまんないって言われてるみたいで傷付くだろ。

結衣「で、……おっ! ふんふん……ふへへへへ」

八幡「いきなり笑うなよ。キモい」

結衣「小町ちゃんね、これからお友達の家にお泊りするんだって」

八幡「   」




ネギま……お預けかよ。

八幡「お前マジふざけんなよ」

結衣「え!?」

八幡「ネギま気分だったのに台無しじゃねえか」

結衣「ねぎま!? あ、小町ちゃんが作ってくれる予定だったの!?」

ゆらりと立ち上がり、由比ヶ浜に詰め寄る。
美味しいじゃん、ネギま。
豚バラも嫌いじゃないけど、アレ腹にたまると後悔するからつくねかネギまの方がいいんだよ。

結衣「あ、あたし作ろうか?」

八幡「いやいい。作るな、作らないで、作らないで下さい」

結衣「そこまで言わなくていーじゃん!!」

八幡「あーもういいや。罰を与えよう」

結衣「っ……うん!」

喜ぶな。
一応ちょっとだけ本当に怒ってるから。

由比ヶ浜の手を引き、自室へと連れ込んだ。

結衣「ここがヒッキーの部屋……」

八幡「そこで待ってろ」

それからまた居間に戻り、どうしてやろうかと考えた。
さっきから話題に出てるスプリングフィールドを使うか。
スプリングフィールドって何なの? 春場所? 相撲かよ。
魔法と関係ないじゃん。

冷蔵庫から取り出したネギ片手にググると、アメリカの街の名前だと判明した。
相撲関係ないのかよ。

八幡「戻ってきたら同級生がベッドで寝転んでいた件」

結衣「やっ、ほら、ちょっと眠くなっちゃって……っ」

八幡「同級生が何を言ってるかわからない件」

ネギを持って部屋に戻ると、由比ヶ浜がベッドにダイブしていた。
おいおい、棋士じゃないお前がダイブしても意味ないだろ。
アホの子なんだから。

結衣「……ネギ?」

八幡「説明はいるか?」

結衣「いるよ!? ネギと言ったら何かあるって常識なの!?」

ごめん、夕飯作んないといけないんで続きは夜に
パンツ脱いでていいよ

話しても嘘だと思われそうなので、俺は女騎士のエロ漫画を渡した。
セクハラだが、一種の主従関係にある俺らがそれを騒ぐのは筋違いだろう。

結衣「わっ、モンスターにお尻いじられてる……っ」

恐らく今『チンポなんかに負けない(キリッ』の部分なんだろう。
ここから犯されまくって『おちんぽしゅごいのおおおおおおおお!!』までまっしぐらだと思うと複雑だった。
身体を鍛えるとアナルが弱くなるという二次元限定のお約束が、果たして由比ヶ浜に通じるだろうか?

結衣「なんか……とんでもない世界を見た気がする」

八幡「訊かれる前に感想を言うとは殊勝な心掛けだな」

結衣「や、誰かに言わないとどうしていいかわかんないし……」

八幡「まぁいい。じゃあパンツ脱いでこっちに尻向けろ」

結衣「もうちょっと言葉選んでよ! あとムードなさすぎっ!」

八幡「あ?」

結衣「とゆか、結局そのネギ何なの? まさかお尻に……い、挿れるの?」

八幡「他にどんな使い道があるんだ……」

結衣「食べものなんだから食べてよ!」

いやいや、何をおっしゃる。
自分でエロ展開になるよう仕向けておいてイヤだはないだろう。

八幡「なら、その気にさせるか」

結衣「させるって……んっ」

八幡「動くなよ」

由比ヶ浜を引き寄せ、互いの吐息がかかるほどに肉薄する。
それだけで由比ヶ浜の目はましろたん以上に不規則に泳いだ。

結衣「だってだって……こんな、恋人みたいなこと……」

八幡「ほら、するぞ」

結衣「ん……わかった」

そっと、唇を重ねる。
甘い吐息と柔らかな感触が妙に生々しかった。
最初は重ねただけ。
けれどもすぐに由比ヶ浜の呼吸は荒くなり、目が潤んでくる。

結衣「ふあぁ……これ、いいかも」

八幡「お、俺も嫌いじゃない……」

腰の抜けた由比ヶ浜が、言われるまでもなくベッドに腰を下ろした。
潤んだ目は完全に服従の色に染まり、俺に全てを委ねている。

八幡「暖房効いてるし、いいよな?」

結衣「うん……あたしも、そのつもりだったし」

もう一度だけキスをして、服に手を掛けた。
少しずつ晒されていく肌に思わず生唾を飲んだ。
やがて残すは下着だけとなったところで、由比ヶ浜が身体を起こした。

結衣「ヒッキーも……脱いでよ」

八幡「そうだな。不公平はいけないことだ」

それから俺たちが生まれたままの恰好になるのにそう時間は掛からなかった。
生まれて初めて見る女性の生のバストの美しさは一生忘れられないだろう。

結衣「あはは……これ、もう行くとこまで行けるよね」

八幡「もう逃げられないのはわかってるよな?」

結衣「うん、わかってる。今からあたしは……脅されてヒッキーに犯されるんだよね」

まだそれ続けるのか。

組み敷いて、全身にキスをした。
首筋、胸元、腕、脚、背中。
まるで奴隷である証を刻み付けるように全身にキスマークを残していく。

結衣「んっ、あっ……ひゃうっ」

由比ヶ浜は胸の反応が良かった。
巨乳が反応が悪いなんてのはデマらしい。

結衣「あんっ……んうぅ……ひっきー、もっとぉ」

すればするほど彼女の身体は熱くなり、しっとりと汗ばんでくる。
段々とその汗が俺と彼女の肌の摩擦をなくしていく。

結衣「んっんっ……ぁ……そこ、だめ……あっ」

触る度に甘い声が洩れる。
もはや俺専用の玩具のようだ。
割れ目に指を這わせると、腰がひくついた。

結衣「やんっ……」

八幡「濡れてるの、わかるか?」

結衣「恥ずかしいから……言っちゃやだ」

そうか、恥ずかしいか。
ならいっそ膣内をかき回して音を響かせてやろうか。
いや、それも悪くないが、不安を煽ってみよう。

結衣「ひっきー、何してる……あっ……の?」

八幡「安心しろ、まだ挿れないから」

由比ヶ浜の両手を掴み万歳の体制を取らせる。
もちろん俺も両手が塞がってしまった。
なので『仕方なく』他ので愛撫することを選んだ。
ガチガチに硬くなったペニスを割れ目に沿うようにあてがった。

結衣「でも、もし急に挿入ったら……あたし……んっ、あっ」

八幡「安心しろ。それにお前は俺に犯されてるんだ。もう挿入るのは避けられない」

結衣「おか、され……~~~~~っっっ」

想像しただけで軽く絶頂を迎えたのか、由比ヶ浜の目がうつろになった。
俺はそれが落ち着くのも待たず、挿入しないよう腰を振り始めた。

結衣「んひゅ!? あっ、だめ、こんな……あっあっあっあっ!!」

結衣「あんっ、んうっ……あっあっあっ……」

八幡「どうだ、由比ヶ浜」

結衣「わかんなっ、いよぉ……こんなきもちいの、はじめてだもんっ……んんんんんんっ!」

快感なのは間違いないのか。
しかし言葉とは裏腹に、由比ヶ浜の腰は細かく位置を変えて逃げようとしていた。
恐らく何かの拍子にずっぽりと挿入される恐怖からの行動だろう。
だが腕を押さえられ、組み敷かれた状態でそんなのは無意味だ。
むしろ下手に動いた分だけその懸念の可能性が高くなる。

結衣「んやっ、あっ……ひっきー、ひっきー、ひっきー……っ!!」

ヤバい、可愛い。
腕の下で全裸の女子が悶えながら自分の名前を呼ぶのって凄い股間にクる。

結衣「ひっきー、今すっごいやらしい顔……んっ……してる、よ?」

八幡「蕩け切った顔のお前が言うな、よっ!」

結衣「んひゃあっ!?」

刺激を強くすると、それに応じるかのように嬌声が大きくなった。

結衣「あんっ、んうっ……あっあっあっ……」

八幡「どうだ、由比ヶ浜」

結衣「わかんなっ、いよぉ……こんなきもちいの、はじめてだもんっ……んんんんんんっ!」

快感なのは間違いないのか。
しかし言葉とは裏腹に、由比ヶ浜の腰は細かく位置を変えて逃げようとしていた。
恐らく何かの拍子にずっぽりと挿入される恐怖からの行動だろう。
だが腕を押さえられ、組み敷かれた状態でそんなのは無意味だ。
むしろ下手に動いた分だけその懸念の可能性が高くなる。

結衣「んやっ、あっ……ひっきー、ひっきー、ひっきー……っ!!」

ヤバい、可愛い。
腕の下で全裸の女子が悶えながら自分の名前を呼ぶのって凄い股間にクる。

結衣「ひっきー、今すっごいやらしい顔……んっ……してる、よ?」

八幡「蕩け切った顔のお前が言うな、よっ!」

結衣「んひゃあっ!?」

刺激を強くすると、それに応じるかのように嬌声が大きくなった。

>>247
すまん、重複した

もういい加減、我慢の限界だった。
一旦腰を浮かせ、由比ヶ浜とアイコンタクトを取る。

結衣「はぁ……はぁ……なぁに?」

八幡「もう、挿れてもいいよな?」

結衣「ゴムは……?」

八幡「危ないのか?」

結衣「危なくはないけど……あたしまだ高校生だから」

ま、それが普通の対応か。
それって逆説的にめぐり先輩がおかしいってことになるな。

結衣「……でも、ね?」

八幡「ん?」

結衣「ここまでしてお預けはつらいから……ひっきーのおちんちん、挿れて欲しいかも」

八幡「いいんだな?」

結衣「ほ、ほんとはダメだよ? けどひっきーも収まりつかないでしょ? だから、」





結衣「あたしで気持ちよくなって」

今夜はここまで
明日も書ける……ハズ

>>254

んほおおお!

>>255
女騎士、ちょっと黙れ

その一言に理性が溶かされた。
堅く充血したペニスを由比ヶ浜の膣に添え、腰を沈めていく。

結衣「んくっ……~~~~~ッッ」

亀頭が埋まると、小さく呻いた。
更に押し進め、半分まで挿入ったところで一筋の血が流れ落ちた。

結衣「はぁ……はぁ……挿入った、の?」

八幡「いや、半分。けど膜は破れたっぽい」

結衣「うぅ~……破るなら先に言ってよぉ」

八幡「いや、感覚がわかんなかったし」

結衣「そ、そっか。初めてなんだからわかんないよね……?」

八幡「ソーデスネ」

初めてじゃないです。
先日めぐり先輩と4試合ほどしけこみました。

八幡「もう半分、いけそうか?」

結衣「ん、……がんばるっ」

言い方可愛いなオイ。

結衣「あっ……う”っ……」

八幡「由比ヶ浜、もうちょっとの我慢だ……」

結衣「……う、うんっ」

やり過ぎなくらいゆっくり丁寧に奥深くまで挿入した。
肉竿が全部埋まり切る頃には由比ヶ浜の目尻から涙がこぼれていた。
泣くほど痛いなら嫌がってくれた方が気楽だったかもしれない。

結衣「や、やっと……全部……」

八幡「あぁ、挿入ったぞ」

結衣「ゴム無しで、ナマで、ひっきーのおちんちんが……」

八幡「あんま強調させんな。動きたくなる」

結衣「動いて……いいよ? ちょっとヒリヒリするけど、ゆっくりなら大丈夫っぽいから」

八幡「無茶すんな」

由比ヶ浜の髪を流れに沿って指で梳いた。
甘ったるい香りが指に沁み込んでいく気がした。

結衣「あ、あはは……うん、やっぱちょっとだけ待って欲しいかも」

安心したような顔に、こっちまで安心させられた。
相変わらず愚息は妊娠させる気満々で臨戦態勢のままだが。

結衣「んっ、ちゅっ……ふぁ……」

八幡「ぷはっ……少しの間だけこうしておくから」

結衣「えへへ……わーい!」

ねっとりと口内を舐め回すように口付けを交わす。
今はこれくらいの刺激で我慢しよう。

結衣「あのね、ひっきー」

八幡「あん?」

結衣「今はまだちょっとアレだけど……慣れたらひっきーの奴隷でいいよ? 何て言うんだっけ? エロ奴隷?」

八幡「肉奴隷って言いたいのか?」

結衣「そう、それ! 嫌がるあたしをね、ひっきーが場所もPTAも選ばずに犯しちゃうの!」

八幡「場所が被ってるしそれはTPOだ」

結衣「家庭科で習ったよねー」

覚えてないじゃんか。
確か中学で習う内容だったハズだぞ。

結衣「ふふっ、すぐ教えてくれるひっきー優しい」

八幡「そりゃ自分の肉奴隷がアホだったら居たたまれないからな」

結衣「むー」

わざとらしく頬を膨らませ、俺を睨む。
お返しとばかりにEカップはありそうな胸をぽよんぽよんさせると、更に睨まれた。
調子に乗り過ぎたか。

結衣「あれ? ひっきーのちょっと柔らかくなった?」

八幡「セックスするときにしない会話をすりゃ、萎えるだろ」

結衣「だ、だよねー……女子的には複雑だけど」

まぁ膣に挿入されてて萎えられたらプライドが傷付くか。
破瓜直後でチンコの状態を細かく把握してる由比ヶ浜に苦笑し、軽く動かしてみる。
大きく膨らんだ胸が重々しく揺れる。

結衣「んっ……もう、大丈夫かな」

八幡「本当か?」

結衣「多分このままやってれば慣れると思う。さっきより痛くないし」

腰の重心をずらし、数回だけ往復させる。
まだ痛みが勝っているのか由比ヶ浜の顔は引きつっていた。
だがその目は中断しないで欲しいと訴えていた。

結衣「ん”っ……あうっ……」

八幡「まだ痛むか?」

結衣「ちょ、ちょっと……だけ……あっあっ」

痛みと快感が中途半端に混じっているのか、痛がる声の中に甘い鳴き声がときどき現れる。
それを聞く度にしぼみかけていたペニスが膨らんでいく。

結衣「あっ……んんっ……痛い、けど……何か、あっんっ!」

由比ヶ浜の腰が自ら密着してきた。
動きはまだぎこちないものの、快感を受け止めようと腰が踊っている。
段々とリズミカルに腰が跳ねるようになってきた。

結衣「あっあっあっ……ひっきーの、きもちいい、よぉ……!」

八幡「もっと激しくしていいか?」

結衣「ん、うん……いいよ。ひっきー、もっと動いて……あんっ」

もう痛がる様子は見られなかった。

快感に悶える由比ヶ浜の股間に全体重のほとんどを預けるように腰を押し付ける。
より深く、より強く、よりケダモノのように犯す。

結衣「あうっ……あっんっあっあっ……~~~~~ッッ」

八幡「どうだ、由比ヶ浜。気持ちいいか?」

結衣「あふっ、んんんっ……うん、うん、きもひいい、よぉ! ひっきーのおちんちん、きもちいい!」

突く度に、規則的に円運動する胸。
その向こう側では蕩け切った顔の同級生がひたすら快感を受け止め続けていた。
ときたま彼女は顔を横に振り、髪で顔を隠そうとしていた。

八幡「顔、見たいんだけど」

結衣「んひゃっ……あっ……ん、だめ……見ちゃやだぁ」

八幡「何でだよ」

結衣「あっんんんっ……だって、恥ずかしい、もん……っ」

八幡「感じてる顔見ると男は興奮するんだよ」

結衣「ふぇええ!? へ、ヘンタイだぁ! あっあっあっ……ちょ、はげし」

八幡「ほら、顔見せろ。エロい顔を見せなさい」

見た目よりずっと軽かった由比ヶ浜を、腰を中心に激しく揺さぶる。
嬌声はビブラートし、胸がより一層激しく跳ねまわった。

結衣「あああああああっ!! ……こん、なっ……はげし、の、だめぇ……っ」

八幡「おら、おらっ」

結衣「~~~~~~~~~~~ッッッ……っ! っっ!!」

白く細いのどから出たそれは、もはや声にすらなっていなかった。
身体をクッと海老反らせ、胸を天井へと突き出す由比ヶ浜。
やっとのことで髪が乱れ、隠していた顔を晒した。
その、瞬間だった。

八幡「……くっ、あぁ!」

由比ヶ浜の顔を見た瞬間、俺の股間が意に反して勝手に射精したのである。
予兆のない強制的な快感に背筋がゾクゾクした。
対する由比ヶ浜も突然の射精を受け、目を白黒させていた。

結衣「あ、あ、出てる……ひっきーの精子、あたしの中に出てる……」

八幡「くっ……お前の顔、ヤバすぎ」

結衣「あっ……はぁ……はぁ……っ、んんっ」

射精が終わって余韻を引きずっていた俺を、腕の下にいた由比ヶ浜が見上げていた。
言わんとしてることはわかる。

八幡「悪い……お前の顔見たら、我慢できなくなった」

結衣「あたし、変な顔してたの……? んっ」

八幡「いや、ちがくて……なんつーか、男として妊娠させたくなったっていうかだな……」

結衣「意味わかんない……」

いや、あるんだよ。
上手く言えないけど、『あ、このコは俺の精子で妊娠させたい』って思わせる顔が。
キモいですね、はい、自覚しております。

だが実際にそうだった。
由比ヶ浜を犯しながら見たその蕩け切った顔は、俺以外に見せたくなかった。
だらしなく開いた口や、信頼しきった目や、赤く染まった顔を、自分だけのモノにしたかった。

結衣「よくわかんないけど、それって喜んでいいの?」

八幡「肉奴隷としては喜べる……多分」

結衣「ん~? なら、いちおー喜んどくね」

腑に落ちないながらも、えへへ~と笑ってみせた由比ヶ浜が愛おしくなった。
当然、そんな彼女を見ていればまた性的に興奮してくるワケで……。

八幡「……由比ヶ浜、すまん」

結衣「ん?」

八幡「その、また興奮してきたから……」

結衣「も、もう!? 今出したばっかだよね!?」

八幡「面目ない……」

謝りながら、また充血してきたペニスを由比ヶ浜の膣内でゆっくり動かし始める。
サルでももうちょっと節度がある気がする。

結衣「んっ……いい、よ? あたしももう大丈夫だし、さっき言ったでしょ? ひっきーが犯したくなったらいつでも相手するって」

八幡「そう言ってくれると助かる」

結衣「あはは、あたしは肉奴隷? だからね。だから……もっと犯して、ご主人様」

***

結衣「はぁ……はぁ……っ、あっ……んんっ」

八幡「抜かずの5発目……俺がまさか絶倫だったとは」

めぐり先輩をしのぐ5連戦の末、今日は打ち止めとなった。
あ、ラストオーダーたんじゃないよ? って八幡は八幡は一応断ってみたり。

結衣「はふう……えっちって、気持ちいいんだね」

八幡「そりゃ、子孫作るためだからな」

結衣「さっきのヒッキー、あたしを妊娠させる気満々だったもんね」

今夜はここまで
おやすみ~

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月16日 (火) 21:18:15   ID: eUZ8KXtD

ガハマさんファンが少ないので、こんな話嬉しい!

2 :  SS好きの774さん   2014年09月19日 (金) 23:15:37   ID: Nvpd_pDm

超期待

3 :  SS好きの774さん   2014年09月23日 (火) 22:09:50   ID: iC9LLqMB

前作も見てたよ
いいね

4 :  SS好きの774さん   2014年09月29日 (月) 19:52:16   ID: VxX766ZW

うぅむ、けしからん



もっと書いて下さい

5 :  SS好きの774さん   2015年01月10日 (土) 16:11:19   ID: ODZMwzoy

続きマダー?

6 :  SS好きの774さん   2015年02月14日 (土) 11:00:57   ID: LrWKF3F7

わっふるわっふる

7 :  SS好きの774さん   2015年02月17日 (火) 15:08:54   ID: q_cZERuh

冨樫になっちまってるじゃないか
はよ続きを書いてくだせぇ

8 :  SS好きの774さん   2015年02月17日 (火) 17:08:49   ID: aSWQYixG

冨樫ワロタww

9 :  SS好きの774さん   2016年01月10日 (日) 08:59:59   ID: 5QKEa4lj

ンゴオオオオオオオオオ
はよ続きクレメンスぅぅぅぅうううううシコシコシコシコシコシコシコ

10 :  SS好きの774さん   2019年02月02日 (土) 20:26:20   ID: yomODmVd

控え目にいって最高

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