冬馬「俺と765の恋愛事情」 (1000)

暇な土曜の夜の時間つぶし。
即興で、ゆったりと、亀で行きます。



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凛「シロウ。こんな怪談を知っているかしら」

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ロンドンの時計塔へ留学する直前の、1ヶ月間の話です。

初SSなので拙い点もあると思いますが、

どうか大目に見てやってください。

それではよろしくお願いします。

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冬馬「最近、おっさんが丸くなったせいか765の連中と出演番組が被るようになってきたな」

翔太「向こうの社長さんとなにかあったのが元々の原因みたいだし、まぁそれが解決したかなにかなんじゃない?」

北斗「俺としては真ちゃんと競演できるようになったから万々歳だね」

冬馬「実力も、こう言ったらあれだが伯仲してきて、やり応えがあるぜ」

翔太「そうだねぇ」

北斗「やり応えといえば冬馬、今日は確か美希ちゃんと同じ番組だったよな?」

冬馬「おう」

北斗「彼女、天才だから巻き込まれないようにね」

冬馬「わかってるよ」

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美希「あまとうはやっぱり甘党なの?ババロアおにぎり食べる?」

冬馬「俺はたしかに甘党だが、ってあまとう言うな!それにババロアなんてゲテモノ用意するんじゃねぇよ!」

美希「甘いもの好きとして、ババロアははずせないって思うな」

冬馬「おにぎりにINしてなきゃ俺だってだな!」








冬馬「……」

P「なんていうか、すまないな冬馬」

冬馬「別に、かき回された俺が悪いんだ」

美希「おにぎり美味しいの!ハニーも食べる?」

P「あー後でな、後で」

冬馬「食べるのか?」

P「慣れてしまえば食えないこともないような味だから大丈夫だ」

美希「ハニー!はやく次に行こうなの!!」

P「はいはい!……じゃあまたな冬馬」

冬馬「おう、また」



冬馬「ハニーねぇ?」

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冬馬「次は女性誌のグラビア撮影か、たしかここでも765と共演だったな」

響「お、冬馬じゃないか」

冬馬「我那覇」

響「はいさーい。なんだなんだ?冬馬も一緒の現場なんて珍しいぞ!」

冬馬「菊地や天海なんかとは良く会うんだけどな」

響「カッコいい時とバラエティの時、はっきりしてる組み合わせだぞ」

冬馬「ひ、否定できない自分が悔しい」

響「あはは、春香と冬馬はあまあまコンビとか言われちゃうくらいかみ合う面白さだからな」

冬馬「芸人じゃねーんだぞ!?」

響「自分みたいな完璧な人間からしたら同じようなものさー」

響「おお、そろそろ着替えたほうが良いかも」

冬馬「そうか、じゃあまた後でな」

響「うん、楽しみにしてるさー」




冬馬「……ハムスターは何処いったんだろうな」

響「うぎゃー!冬馬が水着だなんて聞いてないぞー!!自分と並んだら変態じゃないか!」

冬馬「へ、変態!?……お前だってシースルーのセーラー服じゃねぇか!!」

響「だってだって、自分は楽屋で渡されたときに気づいたんだもん!」

冬馬「俺だって渡されてだなあ……はぁ、まぁそこまで露出あるもんでもねぇし、さっさと終わらせようぜ」

響「うぅう、スケスケっていうのが恥ずかしさを煽るんだよ」

冬馬「ポーズは……」







響「服はあれなのに普通の撮影で終わったぞ」

冬馬「拍子抜けもいいとこだな」

響「へへへ、でもこれなら見せてもからかわれないな!」

冬馬「からかわれないって?」

響「プロデューサーの奴が自分のこと意地悪するんだぞ。「これは、響が小さいから似合わないなぁ」とか「もう少し大人になったらな」とか」

冬馬「からかい…?」

響「そうだぞ、だいたいプロデューサーは」

P「俺が何だよ?」

響「うぎゃああああ!!」

理樹・佳奈多「「メル友?」」真人・葉留佳「「おう(うん)」」

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理樹(バスの事故から3ヶ月、

もう雪が降る季節だ。

僕らは悪夢のような出来事から目を覚まし、

今をこうして悠々と過ごしている)

日常系リトバスSSです!

亀更新ですがよろしくお願いします。

理樹・佳奈多「「メル友?」」真人・葉留佳「「おう(うん)」」

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響「脅かさないでよぷろでゅーさー!」

P「呂律が回ってないぞ?大丈夫か?」

響「ぷろ、プロデューサーがわーるーいーのー!」

P「そ、そうなのか」

響「そうだぞ!これはお詫びをして貰わないと済まない案件だぞ!」

P「お、案件なんて言葉使えるのか、響は凄いなぁ」

響「そ、そう?自分凄い?」

P「あースゴイスゴイ。冬馬、やっぱりまた会ったな」

冬馬「あ、あぁ……いつもそうやっていなしてるのか?」

P「響は単純だからな。っと、そろそろ時間だから俺たちは行くよ」

冬馬「おう」

P「ほら響、行くぞ」

響「えへへ自分凄い……って待ってよプロデューサー!!」




冬馬「騒がしい奴だな」

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冬馬「今日はもう収録もねぇし、早めに帰ろう。まってろよ隼鷹、今日こそ改二にするからな」

??「あら~ここはどこかしら?」

冬馬「……」

??「静岡県にもスカイツリーはあるのねぇ」

冬馬「いやねぇよ!?」

??「?」

??「あ~天ヶ瀬冬馬くんねぇ。おひさしぶりです」

冬馬「あ、どもです三浦さん……えっと、ここでなにを?」

あずさ「はい~明日、浅間神社でロケをすることになってね?その下見にお散歩してたらここに居たの」

冬馬「……」

あずさ「静岡にははじめて来たはずなのだけれど、この辺りは見覚えがありすぎてすごいわねぇ」

あずさ「あ、これをデジャブって言うのかしらぁ」

冬馬「ここ、東京っすよ?」

あずさ「?」

冬馬「いや、そんな顔されても……」

あずさ「迷っちゃったのかしら?」キミガフレタカラ~

あずさ「あ、ごめんなさいお電話だわ」

あずさ「もしもし律子さん?今ですか?東京です~、スカイツリーが見えますよ?」

冬馬「(大変そうだな」

あずさ「ごめんなさい冬馬くん。ここは何処なのかしら?」

冬馬「あー墨田」

あずさ「ですって……え?代われ?」

冬馬「?」

あずさ「冬馬くん、律子さんが代わってくれって……」

冬馬「(無用心だ)……もしもし」

律子『ジュピターの天ヶ瀬冬馬よね?』

冬馬「あぁ」

律子『実は静岡にいるってことは…』

冬馬「さっきまで我那覇と一緒にいたから、静岡にいるのは無理だな」

律子『そう……』

冬馬「……」




律子『ほかの事務所のアイドルに頼むことではないのだけれど、時間が取れるならPさんが迎えに行くまで見張って貰えないかしら?』

冬馬「は?」

律子『変なお願いだとは分かってる。でもあずささんは少し目を離すとワープしちゃうから…30分!30分で良いの、お礼はするからお願い!』

冬馬「まぁ、時間はあるから別にいいけど」

律子『本当!?ありがとう!すぐ迎えに行かせるから、お願いね?』

冬馬「わかった」

あずさ「律子さん、なんですって?」

冬馬「その場から一歩も動くなってさ」

あずさ「あら~、冬馬くんも大変ねぇ」

冬馬「いや俺じゃなくってあんたに言ってるんだよ」

あずさ「あらあら、どうしましょう。私ったら……うふふ」

P「あずささん!」

あずさ「あら、プロデューサーさんこんにちは」

P「はいこんにちは、ってのんびりしてる暇はないんですよ!早く車に乗ってください!!」

あずさ「わかりました~。冬馬くん、ごめんなさいな?」

冬馬「別にいいっすっよ。それより早くしたほうがいいですって」

P「そうそうほら早く!……冬馬、今日は良く会うな」

冬馬「そうだな」

P「今日、夜に時間あるか?埋め合わせに飯でも行こうぜ」

冬馬「あぁ、あいてるよ(悪い隼鷹、改二はまた明日だ」

P「落ち着いたら電話するから、いつでも行けるようにしててくれ」

冬馬「あぁ」

あずさ「ありがとう~」

P「行きますよ!!」



冬馬「プロデューサーってのも大変なんだなぁ」

冬馬「3-2-1ばっかやってると飽きるな」

冬馬「……もうすぐ七時か。765のプロデューサーは忙しそうだし、まだまだ掛かりそうだな」

冬馬「MI終わっちまったし、各種資材は六桁越えそうだし、バケツも500近くある」

冬馬「でも5-3突破するには錬度たりないんだよな」

PC「目を離さないでって言ったのにー!提督ー何してるデース!?」

冬馬「木曾でも育てようか……うーん」キミヲミウシナウ ギルティ
  
冬馬「メールか。なになに」


P『今仕事終わったから迎えに行く。二十分くらいで着くよ』

冬馬「ゆっくりで良いぜ、っと」

冬馬「……オリョクルで時間つぶすか」

春香「迎えにきまし」バタン

冬馬「……」

春香「何で閉めるの!?」ドンドンドン

冬馬「……」ケータイトリダシポパピプペ

冬馬「なんで天海がいるんだよ!」

P『いや、ここらへん駐車場無いからさ』

冬馬「停車して天海に待たせれば良いじゃねぇかよ!スキャンダルになったらどうすんだ!?」

P『いや、ネタ合わせしてましたって言えば問題ないだろ。ははは』

冬馬「……」ガチャ

春香「こんばんわ!さぁ行こっか?」

冬馬「おう」

冬馬「にしても、なんで天海がいるんだよ?」

P「なんでって春香の収録が今日最後の仕事だったから。そうしたら春香が千早の家に泊まるって言うから、なら送ってやるよってな」

春香「ありがとうございます、プロデューサーさん!」

春香「最近プロデューサーさんとあまり居られないから、今日はうれしいです!」

P「ははは。お前たちも売れてきて忙しくなってきたもんな。本当にうれしいよ」

冬馬「(ズレてやがる)」

P「そろそろ着くな、用意しとけよ春香」

春香「はーい」

冬馬「……(目でもつぶっておくか」






春香「ありがとうございましたプロデューサーさん!」

P「少しの距離だが、気をつけていけよ?」

春香「はい!…冬馬君もまたね」

冬馬「あぁ」



冬馬「落ち着いた感じの、良い店だな」

P「だろ?ブーブーエスでうちと懇意にしてくれてるディレクターさんが教えてくれてな、いつか来ようとしてたんだよ」

冬馬「はー、懇意ねぇ。俺たちは基本的にスタッフと親しくすんなって言われてるから、そういうのねぇんだよなぁ」

P「王者は孤高たれ、だろ?それ疲れないか?」

冬馬「別に、慣れちまったからな。デビュー前からユニットとしてそういう路線で売るって話があったし、最初から覚悟してたよ」

P「たいしたプロ根性だ。うちのアイドルたちにも見習わせたいな」

冬馬「そっちはそっちの空気のままで良いじゃねぇか。楽しそうで何よりだぜ」

P「そういうふうになるよう、俺が入る前から社長が調整していたみたいだしな……さて、何食う?俺は決めといたけど」

冬馬「待てよ、メニューみねぇとわからねー。お、このブルゴーニュ風牛肉シチューがうまそうだし、俺はこれにするぜ」

P「……もうすこし悩めよ」

冬馬「へへ、シチューは好きだからな。一目ぼれだ」

P「ま、お前がそれで良いならいいけどな」






P「うん、美味い」

冬馬「この肉の、舌に乗せれば蕩けるような柔らかさが堪んないな。そしてこのソース、ヨーグルトか?この甘みが食を進めるぜ」

P「食通か!」

冬馬「食レポが来てもいけるように、努力してるからな!」

P「食レポ、うちじゃ扱えないネタだ」

冬馬「四条はどうした」

P「あいつ「真おいしゅうございます」とか「すばらしく美味」とか「おかわりはないのでしょうか?」くらいしか言わないからレポートには向いてないよ」

冬馬「……」

P「大食いとか、軽いバラエティのコーナーならOKなんだけどなぁ」

冬馬「プロデューサーも大変だ」

P「おう、まぁな」

冬馬「それにしても、こんないい店に連れてくるのが俺でよかったのかよ。765の連れてくれば良かったんじゃねぇの?」

P「こんないい店にアイドルと?カルカン並みにスキャンダル一直線だろ、それ」

冬馬「はっ、女連れて来いってことだよ。秋月プロデューサーは静岡だから無理だろうが、なんつったか、あの事務員が居るじゃねぇか、あの、ほら……」

P「小鳥さんだよ、音無小鳥さん」

冬馬「そうそう」

P「あの人を連れてこんなムードのある店に、なんてなったら緊張で死ぬというか、心臓が破裂するというか」

冬馬「緊張?」

冬馬「あ、あ、あ?なに?まさかプロデューサー、あの事務員がストライクなのか?」

P「……」

冬馬「はぁー確かに美人だけど、周りにはアイドルも居るって言うのになぁ。あんたならより取り見取りじゃないか」

P「アイドルに手を出すわけ無いだろ。それに、あいつらにもいずれ良い奴が出てくるさ」

冬馬「星井とか、ガチであんたに惚れてるけど?」

P「一過性の流行病みたいなもんだよ。身近な男に惚れてしまう、少女なら当然のことだ」

冬馬「そういうもんかねぇ(天海筆頭、P大好き連中が哀れだな」

冬馬「ご馳走様……本当におごって貰ってよかったのかよ?」

P「迷惑料みたいなもんだし、気にするな。仮にも高給取りだぞ?」

冬馬「仮にもかよ」

P「ああ。上には上がいるが、それでも一月で七桁稼ぐ同年代なんてそういないからな」

冬馬「ふぅん、そりゃすごいな」

P「凄いだろ?アイドルたちには負けるんだけどさ」

冬馬「そりゃそうだ」

P「働く時間は俺のほうが多いんだけどな……」

冬馬「帰ってきたぜ」

冬馬「一人暮らしってのはなかなか寂しくていけねぇ」

冬馬「こんな時間じゃPCつけて、遠征回して寝るくらいしかできねぇしな」

冬馬「明日はまた仕事だし、さっさと寝よう……あぁ、学校の課題もやんねぇとなぁ」

冬馬「もう、本当にめんどくせぇ」

冬馬「さて、今日も今日とてアイドル業だ」

北斗「冬馬はやよいちゃんの料理番組にゲスト参加だろ?良いなぁ、俺もそっちがよかった」

翔太「僕は事務所で取材受けたら上がりだなー。すぐに学校行かなきゃならないし、勉強は仕事よりも辛いよね」

北斗「学生アイドルをみてると、社会人でよかったとしみじみ思うよ」

翔太「ずるい」

冬馬「上から見下ろすんじゃねー」

北斗「え?何だって?聞こえないなぁ」

黒井「なにを群れているんだ貴様らは」

翔太「あ、黒ちゃんやっほー」

冬馬「群れるも何も、全員に仕事が入ってる日は一度集まれって言ったのはおっさんじゃねぇか」

黒井「遊ぶなと言っているんだ、まったく」

黒井「まぁ良い、今日の連絡事項だが」

冬馬「その連絡って、メールじゃ駄目なのか?毎度集まるのは非効率だろ」

北斗「社長自らって言うのも無駄だよね」

黒井「えぇい黙れ。こういう息抜きでもないと社長業なんぞ出来るか」

冬馬「息抜き……」

黒井「第一メールだと届かなかったときが悲惨ではないか」

翔太「じゃあラインは?」

黒井「ふん、スマートホンなど不要だ」

北斗「スマートフォンですよ社長」

黒井「だからスマートホンだろう?」

冬馬「くくく」

翔太「ぷぷ」

黒井「えーい!そんな薄っぺらな端末のことなど知るか!良いかられんれくを聞け!!」

木星「はーい」

翔太「……(れんれくをつっこみたいなぁ」

黒井「来週のライブ」云々

冬馬「……(れんれくにつっこみたいぜ」

黒井「新曲を」云々

北斗「……(れんれくってなんだろう」

黒井「あと、本番前日に765の番組に参加することになった。詳しくはあとで資料を渡すから目を通しておくように!」

黒井「以上だ。なにか質問はあるか?」

木星「れんれくって?」

黒井「じゃかましい!」

やよい「高槻やよいの!」

冬馬「うっうー!」

やよい「お料理」

二人「さしすせそ~!」


やよい「うっうー!765の元気一番星、高槻やよいでーす」
 
やよい「最近急に涼しくなってきましたー。気温差?で体調を崩すって話もよく聞きますね!」

やよい「今日は、そんな寒さを吹き飛ばして、暖かさを引き戻してくれるゲストをお呼びしましたー」

やよい「大人気アイドルジュピターの、天ヶ瀬冬馬さんですー!」

冬馬「うっうー!天ヶ瀬冬馬だ」

やよい「うっうー今日はよろしくお願いします!」

冬馬「おう、こっちも頼むぜ」

やよい「はい。それじゃあ今日二人で作るお料理なんですけど……」







P「良く冬馬はOKだしたな、この企画」


やよい「うっうー!」

やよい「そしてここに、先に用意していた餡をかければ……うっうー!甘辛餡のとろーりもやし炒めの完成ですー!!」

冬馬「おー」パチパチ

やよい「熱いから注意して食べてくださいね」

冬馬「いただきます。んー!旨い旨い!もやし自体の甘さと餡のピリ辛具合が絶妙に合うな」

やよい「はふはふ!!」

冬馬「お、おい。熱いから気をつけろって言ったのお前だろ」

やよい「んく……熱いですぅ」

冬馬「あーもう言わんこっちゃ無い。ほら、この水飲めよ」

やよい「ふぁい………」ごくごくごく

やよい「ふぅ熱かったぁ」

冬馬「ははは、高槻はおっちょこちょいだなぁ」

やよい「うぅう、恥ずかしいです」







P「あ、監督?今のシーンはカットで……なんでって、アイドルの間接キスなんて流させるわけにはいかないじゃないですか」

冬馬「なんか知らないけどPさんに怒られたぜ」

やよい「……(間接キス。うぅう、わたしのイケナイ子ぉ」どきどき

冬馬「……(怒られたのがショックだったのか?」

冬馬「なぁ高槻」

やよい「ふぇ?」

冬馬「お前はいつも良い子にしてるから気になっちまうんだろうけどよ」

やよい「……」

冬馬「これくらいなんでもねぇって思わないと、色々きついぜ?」

冬馬「これから先何度も『こういうこと』があるだろうし、今のうちに慣れとけよ」

やよい「……冬馬さんは(イケナイことに)慣れてるんですね」

冬馬「(叱られ)慣れてるぜ、毎日のことだからな」

やよい「ま、毎日?」

冬馬「おう、恥ずかしいことにな」

やよい「(あっさりしてる、これが普通なのかな)……大人なんですね」

冬馬「大人?」

やよい「あの、教えてくれませんか?」もじもじ

冬馬「なにを?」

やよい「『こういうこと』をです」

冬馬「(叱られ方なんて教えるもんじゃねぇだろうに)」

やよい「……」///

冬馬「あ、あぁわかった。おしえてやるよ(なんでこんなに恥ずかしがってんだ?」

やよい「はい!」

冬馬「まずは(怒られているときの)姿勢だ」

やよい「姿勢?」

冬馬「姿勢や仕草で気持ちを表すんだよ」

やよい「なるほど」

冬馬「そうだなぁ。男の俺と女の高槻じゃ丸っきり反対だから詳しくはやらねぇけどよ」

冬馬「まずは上目使いだ」

やよい「こうですか?」ウワメー

冬馬「お、そうだ良い感じだ。その次は申し訳なさそうにする」

やよい「こ、こうですか?」ウワメーウルウル

冬馬「(可愛い)そう、良い感じだな。そして相手をじっと見つめれば良い。高槻は可愛いから、それで十分だ」

やよい「可愛い、ですか?」ウワメウルウル///

冬馬「おう」

冬馬「それなら(怒られても)上手くいくぜ」頭ポンポン

やよい「///」




P「仲良くなるのは良いんだが、食い違ってないか?あの二人……」

冬馬「どなどなどーなどーなー」

黒井「変な歌を歌うなばか者」

冬馬「ドナドナディスんじゃねーよ!」

黒井「す、すまん……ってそうじゃない!冬馬、貴様に緊急の仕事だ!」

冬馬「あん?緊急ってなんだよ、歌番組の空きに滑り込んだとかか?」

黒井「765へ行って打ち合わせに行け」

冬馬「はぁ?」

黒井「資料はこれだ」
-
冬馬「いやいや打ち合わせってなんだよ?」

黒井「朝、来週のライヴ前に765の番組に出ると言ったろう!聞いてないのか!」

冬馬「ちげーよ。なんで俺がって意味だ」

黒井「私は急がしい。秘書も忙しい。お前暇、はい決定行って来い」

冬馬「雑!全体的に雑!」

冬馬「つーわけで来たぜ」

伊織「……」

やよい「うっうー!さっきぶりですね、冬馬さん」

冬馬「おう高槻、さっきぶりだ」

亜美「あまとうとやよいっち、仲良いね→」

冬馬「まぁちょっとな」

やよい「えへへ」///

亜美「あうあうー、ズルイYO」

千早「高槻さん可愛い」

冬馬「如月があんな感じなのはいつもだからスルーすっけど、水瀬はどうした?ボーっとしてるが」

真美「それはワシから教えよう」

亜千「ちょ、長老!」

冬馬「なんか始まった!?」

真美「あれはワシがまだ幼い、そう……13になったころの話じゃ」

冬馬「……」

やよい「……」

真美「倉庫番のぴよちゃんが律ちゃんの目を盗んでは見ている本に好奇心を抱いたいおりんは……」

伊織「シャチョウノオシリニプロデューサー」

真美「その本を見てあぁなってしまったのだ、およよ」

亜美「いおりん、無茶しやがって」

千早「人類には早すぎたのね」

冬馬「ぴよちゃんってのは誰だ?」

やよい「音無小鳥さんですよ」

冬馬「……」

冬馬「あの人、前に来たときはまともだと思ったんだが」

千早「妄想の箍が外れると自由になりすぎてしまうだけで、それ以外では頼りがいのある人だと思うわ」

真美「歌も上手いし」

亜美「アラサーだけどぴちぴちだもんねー」

冬馬「そうか(残念美人って奴だな」

やよい「そういえば、春香さんが残念美人だーって言ってましたよね?」

千早「ふふ、そうね。確か、煎餅を銜えながら椅子で回っていたときの話ね」

やよい「はい!」

冬馬「(天海の奴もそんなこと考えてたのか」

亜美「あまとうが遠い目してる……」

真美「大人の世界ってやつですな」








音無「貴音ちゃんとお菓子を買って帰ってきたら、事務所の中でなにやら私の話をしているのが聞こえてきた。つい聞き入っちゃって、入るタイミングが掴めない」

貴音「?どあを開けて入れば良いのではありませんか?」



音無「うぅ、あれを読まれるなんて……」

貴音「詳しくは存じませんが、いけないものだったのですか?」

音無「いけないというか、イケナイというか……」

冬馬「貴腐人か……」

音無「わかる?」

冬馬「興味はねぇが理解はある。ただ、こんなところに持ってくるもんじゃねぇと思うけどな」

音無「ですよねー」

真美「なんだか怪しい会話」

亜美「気になるねー」

千早「あまり首を突っ込んじゃ駄目よ、たぶん一般人には駄目なものだわ」

音無「ぴよぉ……ところで天ヶ瀬君はどうしてここに?」

冬馬「社長にここに行けって言われたんすよ。何か聞いてないっすか?」

音無「いえ、なにも。社長もプロデューサーさんも結構秘密主義なところがあるし……」

冬馬「そうか。ならここで待たせて貰ってもいいよな?」

音無「ええ」

千早「あの、天ヶ瀬さん?」

冬馬「……あ?」

千早「えっと……」

亜美「お姉ちゃん、恥ずかしがってちゃ駄目だよー」

真美「そうそう、シュウチチンすてなきゃ!」

冬馬「羞恥心だろ」

真美「そーともいうー」

冬馬「まったく。んで、いったい何の用だ?悪戯は勘弁だぞ?」

真美「悪戯じゃないYO。千早お姉ちゃんがね、あまとうに聞きたいことがあるんだって!」

冬馬「聞きたいこと?」

千早「えぇ」

冬馬「おお良いぜ、なんでも聞けよ」

千早「じゃあお言葉に甘えて……」

千早「春香とは、その、どうなの?」

冬馬「どう?」

千早「ほ、ほら色々あるじゃない。友達とか、知り合いとか、その……恋人とか?」

冬馬「はぁ?天海との関係ってか?あいつとはただの知人だよ。そもそも、色恋にうつつ抜かしてトップアイドルなれるかっての」

千早「それはそうね」

冬馬「ああ、そうだ。つーか、あんたもそういうの気になるんだな」

千早「それは、私は春香の親友だから」

冬馬「そうかいそうかい。んで、なんで急にそんなこと聞いてきたよ」

千早「えっと、最近春香と天ヶ瀬さ」

冬馬「さんはいらねぇ。あと、冬馬で良い」

千早「そ、そう。この頃、春香と冬馬が共演することが多いし、仲もいい気がしたから気になって」

冬馬「共演が多いのはあくまで番組がかち合うだけだぞ?それに、どっちかって言えば菊地とのほうが出演被ることが多いしな」

真美「イケメン枠ですなー」

冬馬「ふっ、アイドルだからな」キラッ

やよい「」///

亜美「あはは!あまとうおもしろーい!」

真美「ははは(やよいっちが照れてる?」

千早「それなら良いけど……」

冬馬「はは、別にお前の親友を取るつもりはねぇから安心しろよ」

音無「嫉妬?ふふ、千早ちゃんったら可愛いわねぇ」

千早「か、からかわないでください!」

音無「別にからかってなんかいないわよ?」

真美「照れてるね-」

やよい「千早さん可愛いです」

亜美「ふぇっふぇっふぇ、愛い奴じゃ」

冬馬「(薄く薄く。巻き込まれたらことだぜ」

千早「愛想もない私が可愛いなんて、そんなことありえませんから」

貴音「そう自分を卑下するのではありません、千早。自分では気が付かないのでしょうが、貴方はとても、愛らしい表情で笑うのです」

千早「……」///

音無「せ、聖母よ。聖母がいるわ」

亜美「うわー」

冬馬「(ラーメン絡まなきゃまともなんだよな」


P「ただいま帰りました」

雪歩「ただいま」

音無「お帰りなさい二人とも。収録はどうでした?」

P「ばっちりでしたよ。雪歩はもう俺がいなくても大丈夫だな!」

雪歩「そ、そんなことないですぅ。プロデューサーが居てくれないと私なんて……ちんちくりんだし貧相な体だし」

亜真美「あ」

雪歩「それに、それに……」

千早「お疲れ様ですプロデューサー。少し萩原さんを借りますが、いいですか?」ゴゴゴゴゴ

P「?おう、もって行っていいぞ」

千早「ふふ、ありがとうございます。さぁ行きましょう萩原さん」

雪歩「勇気を出せるのはプロデューサーのおかげ……って、ふぇぇぇ!?」

千早「かわいこぶっても、許さない」

貴音「……口は災いの元、と古来から申しますね」

冬馬「萩原が貧相とか言ってたら、そりゃ妬まれるわな」

亜美「おー、あまとうってばあの悩殺バデーにイチコロですな?」

冬馬「ばーか、一般論だっての」

P「ん?冬馬、もう来てたのか」

冬馬「まぁな」

P「仕事の話なら社長室でやろう。貴音と美希……おい、美希はどうした?」

やよい「うっうー!美希さんは、おにぎりを買いにローソンまで行くって言ってました!」

P「そうか、ありがとなやよい」

やよい「褒められちゃいました!」

冬馬「高槻は良い子だからな」

P「まったくだ。じゃ、貴音と冬馬は来てくれ。小鳥さん」

音無「はい」

P「そういうことで」

音無「了解しました」





貴音「貴方様、先ほどの小鳥嬢との会話はいったい?」

P「ん?たいしたことじゃないよ、美希が来たら社長室に通してくれってたのんだだけさ」

冬馬「以心伝心だな」

P「ははは、ただの慣れだよ」

貴音「………貴方様、あの件はどうなったのでしょう?」

P「あの件?主語はしっかり入れてくれよ貴音」

貴音「……真にイケズですね、貴方様は」

P「?」

冬馬「(Pラブ組は、本当に不憫だな」


貴音「仕事とはなんなのですか?」

P「えっとな、来週の生っすかサンデー!にジュピターがゲスト参加するんだよ。今日はそれの、近い人間だけでの打ち合わせだな」

貴冬「ほう」

P「ほうって……まさかとは思うが冬馬、お前何も聞かずにここに来たのか」

冬馬「ば、馬鹿言うなよ。そんな非常識なことあるわけねぇだろ!」

P「まぁお前に限ってそんな半端はしないよな」

冬馬「まぁな!(聞いてないなんていえねー」

P「うん、じゃあ話を始めるぞ。撮影の流れが変わるわけじゃないんだが、番組のどこかでジュピターと貴音に美希で、三四曲歌って貰うつもりなんだ」

冬馬「我那覇はいないのか?」

P「響には響チャレンジがあるから、スタジオには残れない。俺もどうせならプロジェクト・フェアリーで組ませたかったけど、人気コーナーはつぶせないしな」

貴音「残念です」

冬馬「だな」

P「で、だ。歌って貰う歌なんだが……貴音はジュピターの代表曲、二つ歌えるか?」

貴音「どちらも、一番のみならば……」

P「冬馬は765の歌は?」

冬馬「そりゃいくつかは知ってるけどよ……交換して歌うのか?」

P「察しがいいな、そうだよ」

冬馬「知ってるっても俺、団結と約束、オーバーマスターくらいしか歌えないぞ!?」

P「じゃあ団結とオーバーマスターな。確か社長の机に…………あったあった、ほら」

冬馬「?」

P「それに振り付け入ってるから」

冬馬「覚えろと!?」

P「当然だな。前もって根回ししてるから、拒否は出来ないぞ」

冬馬「根回し………もしかしてだけどー、もしかしてだけどー、団結の歌詞俺ら専用になってんじゃねーのー?」

P「おお、最近人気の芸だな。ははは」

冬馬「否定しないってことは、くそ!マジかよ!」

P「ちなみに歌詞は真美が翔太、春香が北斗、俺がお前の分を考えたからな」

冬馬「よ、良かった、一番安牌じゃねーか俺」

P「………」

冬馬「なんか言えよ!?」

貴音「……ぷろでゅーさーは余人とは違う感性をお持ちで」

冬馬「怖いこというなー!!」

美希「なんか煩いと思ったら、あまとうがいたの。びっくり」

冬馬「ほ、星井!」

美希「良く分からないけど、デコちゃんもあまとうも叫びすぎだからそのうち喉を悪くすると思うな☆」

P「良い所に来たな美希。じつは斯く斯く然然」

美希「まるまるうまうまなの!」

冬馬「……」

貴音「あれで通じ合っているのですか?」

P「いや、適当だよ」

美希「えっとね、ハニーはミキのことが大好きだって言ったの!」

貴音「なんと!」

冬馬「信じるなよ」

P「まぁそういうわけだ」

美希「またげば説明しなくていいなんて、そんな便利機能はないの」

P「ちっ、簡単に言えばジュピターと歌の取替えっこを、次の生っすかサンデーでやるんだよって話だ」

美希「ふーん?振り付けも?」

P「モチ」

美希「大変だねあまとう」

冬馬「……不安しかねーよ」

貴音「不安とは、心を蝕む大病。それしかないのならば……貴方の心はいったい」

冬馬「今そういうの要らないんだけどな!」

P「冬馬、こいつのこれはキャラじゃない」

美希「素なの」

冬馬「なに?四条、恐ろしい子!」

貴音「よく分かりませんが、面妖な」


冬馬「まあ良いや、振り付けDVDだけが用事なら俺は帰るぜ?」

P「今日はそれだけだな。二人にも見せておいてくれよ?」

冬馬「おう」

美希「それだけならミキを呼ぶ必要なかったんじゃないかな……あふぅ」

P「生あふぅいただきましたー!」

冬馬「じゃあな星井、四条」

美希「バイバイなの」

貴音「またお会いしましょう」

P「突っ込んでくれても良いんだぞ?」

美希「面倒」

貴音「?」

冬馬「タイミング合わなかったな」

P「辛辣だぁ」

冬馬「で、帰ってきたのは良いんだが……」

翔太「おじゃましてまーす!」

北斗「チャオ!」

冬馬「マンションの合鍵渡したのは俺だけれどもよ。せめて連絡のひとつも入れてからだな……」

北斗「それじゃサプライズにならないだろ?」

翔太「驚いた?」

冬馬「驚いた驚いた。かってに部屋いじってねぇだろうな?」

北斗「あ、冷蔵庫のお茶もらったよ」

翔太「カップ麺持ってきたから急騰ポット借りた」

北斗「ドラゴンドライブの漫画読んでたけど戻したから気にしないでくれ」

翔太「ヴァンパイア十字界、面白いよね」

冬馬「うちは漫喫じゃねーんだぞ!」

翔太「えへへ」

北斗「えへへ」

二人「キモイ」

北斗「ひどい!!」

冬馬「全員そろってるし、丁度いいから仕事のDVD見ようぜ」

翔太「?」

冬馬「ライブ前日に765と仕事するって話だな」

北斗「ふぅん、社長は資料は後で渡すって言ってたけど、冬馬は貰ったのか?」

冬馬「いや、765のプロデューサーにさっき貰った」

翔太「冬馬君って、向こうのプロデューサーと仲良いよね」

冬馬「仕事場で良くニアピンするし、あいつの力は認めているからな」

北斗「確かに。765のエンジェルちゃん達の活躍も、彼のプロデュース力があるからだとはっきり分かるよね」

北斗「俺達にもプロデューサーが付けば、移動とかもう少し楽なんだけど」

翔太「黒ちゃん、スケジュール決めたら後は好きに行ってこいってスタイルだしね。マネージャーとか欲しいよねー」

冬馬「お前らは贅沢言い過ぎだ。近場でもタクシー代は出るし弁当だっていつの間にか頼んである、楽屋に入れば飲みもんも食い物も充実してる」

冬馬「恵まれたもんじゃねぇか」

翔太「そうだけどさぁ」

北斗「まま、俺も翔太も単に765のプロデューサーみたいな人が身近に欲しいって思ってるだけだから、深くは言いっこなしさ」

北斗「それより、仕事のDVDってのを見ようじゃないか。映像なんだし、ダンサンブルなのを期待するけど……」

冬馬「それは見てのお楽しみだな」





翔太「……」

響『あはは、冷たいぞ!貴音ぇ』ばしゃばしゃ

貴音『ふふ』ばしゃばしゃ

P『おーい!あんまりはしゃぐなよー!?』

千早『うふふ、良いじゃありませんかプロデューサー。もう撮影は終わったんですから』

P『そうなんだけど』

北斗「……」

高木『はっはっは、良いじゃないかね君。休暇みたいなものだよ』

P『社長までそんなこというからですね』

律子『なにカリカリしてるんですか。息抜きも大切な仕事の一環ですよ?』

P『そんな露出の多い水着着て満悦気味な律子にはわからな…』

春香『のわのー!』

雪歩『春香ちゃんがすってんころりんって海に飛び込んじゃいましたぁ!』

伊織『あんた狙いすぎじゃない?!』

あずさ『あらあら、たのしそうねぇ』プシュッ

P『あずささんはいい加減自重してくださいねぇ!?それ何本目ですか!!』

あずさ『まだ五本目ですよぉ』

冬馬「……なんだこれ」



冬馬「最後まで見たが」

翔太「結局ただのプライベート映像だったね」

北斗「いやぁ眼福眼福」

冬馬「色ボケはほっといてPさんに電話してみるか。今の時間なら起きてんだろ……………」プルル

P『あー、もしもし?』

冬馬「いま平気か?」

P『飲んでるだけだから大丈夫だ』

冬馬「そうか。昼に貰ったDVDなんだけどよ、中身まるでダンスに関係ない奴だったぞ?」

P『……マジ?』

冬馬「マジマジ」

P『そうかぁ。悪い冬馬、明日朝一で持ってくよ』

冬馬「それじゃアンタが大変だろ。DVD返しに行くついでに取りに行くから気にすんな」

P『いやいや、こっちのミスで迷惑かけたんだし取りに行くって!』

冬馬「明日、俺の方は予定ないし、迷惑だなんて考えてねぇよ」

P『いやでもな……』

冬馬「いーっていーって、また良い店教えてくれりゃそれで良いよ」

P『……悪いけど頼めるか?』

冬馬「任せな。飲んでたのに邪魔したぜ、じゃあな」

P『ああ、またな』



冬馬「ゴアマガラってこんな強かったか?」

北斗「ははは、楽楽だよ」

翔太「こいつらは良い鴨だよねー。冬馬君の怠慢だよ」

冬馬「しかたねーだろ、俺はHR開放したところで終わってんだから」

翔太「そうだったね。探索もおまもり掘りもまともにやってなかったんだっけ?」

冬馬「おう、何回かやって終わりにしたな」

翔太「もうすぐG出るし、それまでにはひとつくらい、冬馬君もレア7武器か、神おま欲しいよね」

北斗「神おまはともかく、おまもり自体はいろいろ必須だからね。俺は属性武器を揃えるのが好きだから、対応する属性強化のおまもりを集めてるよ」

冬馬「ほー」

翔太「僕は切れ味4の達人14が使いやすいね」

北斗「なかなかいいね!」

冬馬「そんな出鱈目な数字でんのかよ」

翔太「達人の最大値だしね。冬馬君のおまもり、一応見せてよ」

冬馬「いいけど、一ページくらいしかないぜ?」

北斗「い、いらないのは売るなり捨てるなりしていいんだよ?」





翔太「……冬馬君、なんでおまもり装備してないの?」

冬馬「ん?あー忘れてたな」

翔太「使えるものがないなら団長から貰った乗り10だけでも装備しようよ!!」

冬馬「いや、俺乗りは苦手だからなぁ」

北斗「スロ3のものが有るなら、装飾ホルダーって割り切るのも手だよ」

冬馬「そういうもんか」

翔太「そうだよまったく………ほとんど騎士と城塞だね。唯一の神秘は加護2号令5S2とかいう残念ぶり」

冬馬「悲しくなるからいうな」

北斗「おまもり交換機能があるなら、冬馬が使う片手剣にそれなりに相性の合う物をあげるんだけどね」

冬馬「気長に掘るよ。そもそも、俺はサポートメイン」

翔太「普通に良いお守り持ってるじゃん!!」

二人「うお!?」

翔太「……」カチカチ

翔太「爆弾強化6の高速設置10S1。神じゃないけど、両方とも光るおまもり出の最大値だし、罠大好きな冬馬君にピッタリだよこれ」

冬馬「そ、そうか」

記憶のままに書いてるから数値はまちがってるかも。
気にしない気にしない。

冬馬「よし、そろそろ止めにするか」

翔太「そうだね」

北斗「俺や冬馬はともかく、翔太はおねむの時間だもんな」

翔太「ひどいよ北斗君!僕だって十時……十一時くらいまでなら起きてられるんだよ?十分夜更かしでしょ」

二人「早寝だ」

翔太「えー」

冬馬「ははは」

北斗「じゃあ、さっさとお暇しようかな。翔太、送るよ」

冬馬「気をつけて帰れ。北斗は安全運転でな」

翔太「うん」

北斗「わかってるよ」



冬馬「俺も遠征回して風呂入ったら寝るかな」

イチニチイッカイコロビマースイエーイ

冬馬「電話か……って着信音変えられてる!?翔太か?」

ハギワラユキホジュウナナサイデスマコトチャンガダイコウブツ チョッユキホ?

冬馬「流れちゃいけねぇ話が聞こえたような。まぁいい、誰からだ?」

冬馬「しらねぇ番号だが……もしもし?」

??「あの、こんばんわ。冬馬さんの携帯ですか?」

冬馬「悪いが、先に名乗ってもらって良いか?」

??「あ、やよいです。高槻やよい」

冬馬「騙るのはよせ」

??「いえ、あの本当に……」

冬馬「ふん、あいつは携帯なんてもってねぇよ。いまでに家電か、公衆電話だ」

??「ぷふー、やよいっちが携帯持ってないの知ってるとか、通だねぇwwwwwwwwww」

冬馬「……お前もしかして、双海の姉か?」

真美「おぉぉ!?」

冬馬「なんだよ」

真美「電話口で真美たちの声を聞き分けるなんて、あまとうすごーい」

冬馬「は、トップの実力ってやつだ」

真美「ひひひ、そうなんだ」

冬馬「……(なんで嬉しそうなんだ」

冬馬「こんな時間に掛けんなとか、そもそも誰からアドレス聞いたとか、言いたいことはたくさんあるが……何の用だよ」

真美「んー?気になっちゃう感じ?このプリチーな真美ちゃんの」

冬馬「……」ピッ

冬馬「寝るか」

インフェルノォオォォォ

冬馬「……」ピッ

真美「あ、もしもしあまとう?今時間有る?」

冬馬「リテイクすれば良いってもんじゃねーぞ?」

真美「こまけーこたぁいいんだよ!」

冬馬「……」

真美「うん噓嘘、言うから切らないでー。あのさ、あまとうはさ」

冬馬「なんだ?」

真美「やよいっちのことどう思う?」

冬馬「どう?」

真美「プリチーとか、かわいEとかあるじゃん」

冬馬「それだと可愛いしか言ってねぇぞ」

真美「えー、言わせんなよハズカチー」

冬馬「ちっ。高槻のことって言えば、この頃肉が付いてきたよな」

真美「へ?」

冬馬「あんなに細かったのに、今じゃふっくらしててなぁ」

真美「ふぉおお」

冬馬「今日も頬を見てみたが……なかなか、な」

真美「……か、体だけじゃなくてさ、もっと人間的な、いわゆるひとつのあれですよ性格!」

冬馬「あー?元気にいつでも頑張れるのは凄いと思うぜ?弟妹の世話もしっかりしてるし、忙しくても家事をやるってんだから尊敬するよ」

真美「へぇ」

冬馬「洗濯物畳むのも早かったし、料理も上手い。良い若奥さんになれんじゃねーの?」

真美「ほほう、あまとうはやよいっちみたいな人が好みかぁ」

冬馬「人として尊敬できるって話だよ。まぁ上目使いで謝罪の練習なんてするくらいだから、まだまだ子供だけどな。で、用はそれだけなのか?」

真美「そ、そーだよー」

冬馬「なら切るぜ?明日も仕事だ」

真美「う、うん分かった、夜なのにメンゴねー」

冬馬「おう」



























亜美「すぴー」zzz

真美「太ってきた、子供っぽい……あまとうのほうは脈薄っぽいね。やよいっち、大変だなー」

冬馬「おはようございまーす!誰か居ませんか!!」

冬馬「……やっぱ誰も居ないな。流石に五時に来たのは早すぎだったな」

高木「む?なにやら声がすると思ったら、君は黒井のところの」

冬馬「あ、おはようございます。天ヶ瀬冬馬っす」

高木「はははは、いい挨拶だ。こんなに早くからどうしたのかね?」

冬馬「いや、昨日仕事用のDVD貰ったんすけど、中身が違かったので……」

高木「おぉ昨日プロデューサーが電話していた話だね。ちょうど良かった、DVDは私が保持していてね……ほら、これだよ君」スッ

冬馬「これですか?」

高木「うむ。振り付けが入ったものだよ」

冬馬「ありがとうございます。確かに受け取りました」

高木「ははは、礼儀正しくてなによりだよ君」

冬馬「じゃあ俺はこれで」

高木「黒井の奴によろしく頼むよ」」

冬馬「はい」


司会「よく喧嘩しているところが目撃されてるらしいけど、二人は仲悪いの?」

冬馬「悪いってことはないんですけどね。こいつがいつもいつも無駄に突っかかってくるんで……」

真「それは冬馬がいちいち鼻で笑うなりするからじゃないか!」

冬馬「はぁ?会うたび会うたび笑えないギャグを見せるのはお前だろうが。滑るなんて可愛そうって思うから、心優しい俺が遠慮して笑ってやってんだろ」

真「「はんっ、ぷぷ。はいはい笑ってやりましたよー」なんて遠慮した笑いなものか!!」

冬馬「怒ったまこりーんきゃわうぃー、pgr」

真「コイツゥゥゥゥゥ!!!!」

司会「は、はい!天ヶ瀬冬馬さんとMMYの菊地真さんでDaybreak!どうぞおおお!」












冬馬「俺達の、夜が明ける」

真「光に寄り添うのさ」

冬馬「この俺のすべて賭けて」

冬真「愛を誓いたい!」

キャートウマクンカッコイー! マコトオウジステキー!


冬馬「サンキュー!」

真「ありがとうー!」

司会「ということで男闘組Daybreak、カバーで歌っていただきました(曲流れるとすぐに切り替えるんだから大した物だ」

真「こんのー!さっきはよくも馬鹿にしてくれたな!」

冬馬「いだだだだだ!!アイドルがバロスペシャルなんて仕掛けてくんじゃねーよぉぉ!!」

真「ふん!」

冬馬「うごっ」

P「お、おい真」

真「なんですか?」ギチギチ

P「スカートでその技は止めなさい」

真「ははは、見せパンだから大丈夫ですよ」

P「(それだから女の子扱いされないんだよなぁ」

冬馬「そんなんだから女扱いされないんだよ馬ぁ鹿」

真「!!」体勢変え

真「くらえOLAP!」

冬馬「いっだぁぁぁぁ」

P「こいつらアイドルじゃなかったか?」


真「」

冬馬「こっちは身体バキバキだっつーのにいい気なもんだぜ」




























真「あー楽しかった。また技かけさせてね……あ、僕はチョコレートパフェとドリンクバー」

冬馬「こっちは身体バキバキだっつーのにいい気なもんだぜ。揚げ物付け合せとドリンクバー。それとベーグル」

真「まだ昼前なのに食べるね」

冬馬「育ち盛りだからな」

真「ふーん。ドリンクバーもって来るけど、何が良い?」

冬馬「メロンソーダ」

真「だから前に来たときに無いって言ったじゃないか。前と同じでいいよね?」

冬馬「前になに飲んだかなんて忘れたっつーの」

真「レモンスカッシュだろ?一月前なのに忘れるなんて、将来有望な痴呆だ」

冬馬「うるせぇ。つーかなんで他人の飲み物覚えてんだよ、ストーカーかお前は」

真「誰がストーカーか。何回も一緒に食べに来てれば覚えるって。それに冬馬は甘いの好きだろ?」

冬馬「あぁ、好きだよ」キラッ

真「……」ゲシッ

冬馬「いってーな!なんだよ!」

真「知らないよ、ばーか!」




















真「///」

まちがえて書き込んでたか

冬馬「……」ボー

女の子「あ、あの天ヶ瀬冬馬さんですよね?」

冬馬「ん?そうだけど」

女の子「さ、サイン貰えませんか!?」色紙サッ

冬馬「悪いが今OFFなんだ。断らせて貰うぜ(書いてやりたいけど、事務所的にNGなんだよなぁ」

女の子「そ、そうですか。すみません」

冬馬「…………」

真「どうしたの?」

女の子「真王子!?」

真「お、おうじ……サインなら僕が書くよ」サラサラッ

真「はい」

女の子「あ、ありがとうございます!家宝にします!」

真「ははは、どういたしまして。これからも応援よろしくね、僕のお姫様?」

女の子「は、はい!!応援してます、王子!!」








真「……」

冬馬「まぁ、なんだ。ファンサービスの一環なんだし、落ち込むのはやめようぜ?」

真「最後のお姫様って、いらなかったよね」

冬馬「喜んで貰えたなら良いじゃねーか。俺なんか断るしかねぇから冷たいとかなんとか言われるんだぜ?」

真「王子様なんて言われてもうれしくない」

冬馬「キャラなんだからしかたないだろう。カッコいいとか、王子様とか、褒め言葉じゃねーか」

真「うぅー、僕は可愛いって言われたいんだよぉ」

冬馬「(宥めるの大変そうだな)安心しろって見る目があるやつはちゃんと可愛いって思ってるさ」

真「……冬馬はどう思う?」

冬馬「あ?」

真「僕、可愛いと思う!?」///

冬馬「おー可愛い可愛い」

真「pgrとか言わない?」

冬馬「おぅ、可愛いぜ」

真「そっか」///

冬馬「それより早くパフェ食えよ、さっきの奴で周りの視線が痛ぇ」

真「ご馳走様」

冬馬「はえーよ!!」

雪歩「覇王ハールカッカー率いる悪の秘密結社「ダークネスプディング」が新たな陰謀を巡らせている!」

雪歩「その情報を聞きつけた私マイティプリンセスユキポは、想い焦れていた存在と、命を賭して骨肉の争いを繰り広げたあの忌まわしい地底帝国「萩原ランド」へ再び足を運ぶ」

雪歩「ざわつく心。それを抑えて最深部に乗り込んだ私が見たものは……」


雪歩「次回プリティハニー☆ユキポ!第十五話「仕組まれた運命」」

雪歩「地の底にあるのは熱きマグマか、冷えた事実か!」









雪歩「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ゴロゴロゴロロゴロゴロゴロゴロ

番組D「うわー萩原さんがまた転がりだしたぞ!!」

雪歩「こんな十年後に見たら「うわ、痛い」ってなるアニメのナレーションなんて恥ずかしいですううううううう!!」

スタッフ「落ち着いて!落ち着いてー!!」

春香「ふははははは、プリティハニーよ。精神攻撃に苦しんでいるなぁ?」

雪歩「春香ちゃんが発症してるのも痛々しくて嫌ですぅううううううううううううう!」

冬馬「番組Dさん。近く通ったから邪魔する……お邪魔しました」

番組D「見捨てないで!引き取って!!」

冬馬「生アフレコか(結局捕まってしまった」

春香「そうそう、生ですよ、ナ・マ!」

雪歩「へ、変な強調するのはやめようよ」

春香「え?変な強調?変って何がー?何が変なの雪歩ー」

雪歩「な、なんでもないよぉ」

春香「えー?じゃあなんでもないのに変って言ったの?うわー傷つくなぁ」

雪歩「ううぅ」

冬馬「やめい」ゴンッ

春香「のわの」痛い!

冬馬「まったく、少しは落ち着けよ」

春香「ひどいよ冬馬君!女の子叩くのは最低だよ!」ゲシゲシ

冬馬「それが普通の女の子ならな……まぁお前は普通ではないし、見た目はエグイけど実際はダメージがまるで無い脛蹴りを完全習得して、且つ俺にそれをぶつけるんだから最低なのはお前だ」

雪歩「(淡々と突っ込んでますぅ……」

春香「ふふふーん、アイドルならこれくらい出来ないとね」

冬馬「お前のアイドル道は何処が終着点なんだと、小一時間問い続けたい!」



雪歩「まさか貴方がここの主だったなんて」

ヒビキン「気づかれたならしょうがないさー。そう、自分がこの地底帝国萩原ランドの支配人」

ヒビキン「怪人!」

怪人ヒビキン「ヒビキンだぞ!がおー!!」ポンデヒビキング

怪人ヒビキン「敵討ちなんて言わないが、ここで討たれたモグ吉の借りは返すさー!!」

雪歩「返り討ちにしてあげるから!……変身!キューティープリティソサエティィィィ」

冬馬「(ギャグ漫画か」

雪歩「キャッピーン!お菓子の国のお姫様、マイティプリンセスユキポ!参上!!」

冬馬「ぷふっ」

春香「マッコマッコリーン」

冬馬「ぶふふ」

怪人ヒビキン「ふっふーん、変身がなんだ。自分は完璧な怪人だからお前みたいな臆病者にはまけないぞ!」

怪人ヒビキン「地底深くまで潜れたことは褒めてやるけど、単身で突っ込むなんt」

雪歩「プリンセスキョーショナー!」喉スコップ!

怪人ヒビキン「うぐぉ!?」

雪歩「このこのこのこのこのこのぉぉ」ザクザクザク



画面「見せられないよ」



雪歩「ふぅ……悪の願いは叶えさせない!ダークネスプディングの野望は、私が絶対打ち砕く!」チマミレ







冬馬「これ、子供向けじゃねぇよな?」

番組D「……」メソラシ

春香「ふわーっはっは!純白を誇る貴様も、今じゃ血の色で染まりよったわなぁ!」

雪歩「公開処刑じゃないですかやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

春香「お疲れ様でしたー」

雪歩「おつかれさまですぅぅぅぅぅ」

番組D「色々あったけど、収録が無事に終わってよかったよ」

冬馬「スタジオの床、萩原のローリングで削れてるけどな」

D「………あはは」

雪歩「すみません」

D「い、いや、しょうがないよ。今回収録した内容が作品で一番痛い内容だったしね」

春香「そうなの?さっき見せてもらったプロットに「ハールカッカとの因縁の元は、父王が行きずりの浮浪者を成り行きで孕ませた挙句、国の醜聞になるので浮浪者を殺害してダークネスプディングに罪を擦り付けたから。ユキポは浮浪者が抱えていた何処の馬の骨とも分からない女児だった」って……」

雪歩「……」レイプ目

冬馬「う、うわぁ」

D「裏設定、裏設定だよ!」

春香「いくら裏でも、こんな設定は嫌だよねぇ雪歩?」

雪歩「そうだねえんりょしたいな」

春香「でも逆に人気でそうだし、まぁ良いか!」

雪歩「……!?」

冬馬「お前、萩原に恨みでもあんのか……?」

春香「そんなわけないよ!私たち仲良しだもん!!」アイドル顔 キメッ!

冬馬「そ、そんな後ろの席まで見えてM@すからね!みたいな顔されても困るぞ!」

春香「私の内心を読み取るなんて。冬馬君は天才なの?」

冬馬「お、思ってたのかぁ」

春香「実際は、プログラムを考えながらパフォーマンスしてるから後ろの席なんて見てもいないけどね」

冬馬「やーめーろーよぉぉ!!」

一々見ないって言いに来なくて良いのに

酉ぬけてたな

春香「いやぁ借スペースでも落ち着くなぁ」

冬馬「つい一緒に来ちまったが、ここ控え室だろ?俺、入って良かったのか?」

春香「大丈夫大丈夫。ところで冬馬君は今から予定ある?」

冬馬「あったら遊びにこねぇよ……ってか番組Dさんのとこに来たはずなのに自然とこっちに来たんだな、俺」

雪歩「あはは、仲良いもんね。天ヶ瀬さんも春香ちゃんも」

春香「うんうん。相性バッチリな私たちは、やっぱりコンビつくってデビューするしかないね!」

冬馬「その心は?」

春香「笑いも取れるアイドルって、長生きできそう。特にこう、歌もダンスも色々とあれな私は」

冬馬「トップアイドルが怖いこと言うな!!」

春香「どうしちゃったんだろ、私……ただアイドル続けたいだけなのに」ナミダポロポロ

雪歩「は、春香ちゃん……」オロオロ

冬馬「う、ここでそのレベルの嘘泣きできるなんて、お前、本当っに!無駄な方面に才能あんのな!?」

春香「いやーそれほどでもぉ」///

冬馬「内容はともかく、その純真なアイドルらしい照れを、いつまでも忘れないで欲しいと俺は思います」

春香「のわの」

冬馬「や・め・ろ!」


春香「うふふ……さてと、遊びはここまで」ごごごご

雪歩「どうしたの春香ちゃん?」

春香「春香さんは今から録音に行くよ。ついでにジュースも買ってくる!二人とも何がいい?」

雪歩「え、あぁならお茶で」

冬馬「あ?録音ってことは仕事だろ?そんな早くおわんのかよ」

春香「け、結構早めに終わるかな」

冬馬「半端な仕事するんじゃねぇぞ?」

雪歩「あ、天ヶ瀬さん。春香ちゃんは色々大丈夫なんで、早く行かせてあげてください」

冬馬「そうだな。悪い天海」

春香「あははは、良いよ良いよ。じゃあ、ゆっくりして行ってね」バタン ガチャ

冬馬「慌しいやつだなまったく………ん?」

雪歩「今、鍵閉めなかったです?」

冬馬「……」



雪歩「うぅぅぅ、繋がりませんぅ」プルプルプル

冬馬「やっぱ駄目かぁ」

雪歩「お手洗いなんて嘘だったんだ」

冬馬「お手洗い?」

雪歩「え、あは。気にしないで!」

冬馬「そ、そうか」

雪歩「……」

冬馬「……(こいつとサシで話したこと、あんまりねぇんだよなぁ。男嫌いは直ったらしいが、前まで怖がられたし距離が掴めねぇし」

冬馬「なぁ萩原」

雪歩「はい?」

冬馬「お前、ああいう仕事嫌じゃねぇの?」

雪歩「え?」

冬馬「いや。あれはどっちかってーと天海や水瀬みたいに生粋のバラエティ枠がやるもん……」

ガタン

冬馬「だろ?そこんとこどうなんだって思ったのさ」

雪歩「そ、それは……嫌ですけど、プロデューサーが取ってきてくれた仕事ですし」

冬馬「(あいつ、好き嫌いしなさ過ぎじゃねーの?)俺だってやりたくねぇことをやる必要はねぇ、なんて言うつもりはねぇけどよ?」

雪歩「はい」

冬馬「お前らはもうトップアイドルなんだし、少し選り好みしても良いんだぜ?」

雪歩「でも、選り好みできる立場じゃ」

冬馬「あのな、なんのためにプロデューサーが居ると思ってんだ?条件の刷り合わせをするためじゃねぇか」

雪歩「プロデューサーは私たち一人一人に合うものをって、いつも仕事を……」

冬馬「そういっても現にお前向きじゃない仕事きてんじゃねぇか。萩原は自己主張しなそうだし、人より何か意見言うくらいのつもりじゃねぇとだなぁ……って、なにわらってんだよ?」

雪歩「え」ニコニコ

冬馬「顔、すげーニヤついてる」

雪歩「」

冬馬「なんだよ、人が忠告してやってんのに。余計なお世話ってか?」

雪歩「違うよ!ただ天ヶ瀬さんは本当に優しいんだなぁって思ったら、つい」

冬馬「優しい?俺が?」

雪歩「うん」

冬馬「はっ、よせよ。優しいならこんな他人事みたいにいわねぇで、しっかり指導なりなんなりするだろ」

雪歩「優しさって、人によるんじゃないかな?」

冬馬「?」


雪歩「優しいっていっても、寄り添ってくれる人も、見守ってくれる人も、突き放す人も居るよね。天ヶ瀬さんは、なんだろう……お父さんみたいな優しさだね!」

冬馬「お、おとうさん………」

雪歩「あ、べつに老けてるとか、そういうんじゃなくてね!?」アセアセ

冬馬「」

雪歩「放任するけど、危なくなったらキチンと言ってくれるところとか!うちのお父さんみたいでね!」

冬馬「くくく、別に否定しなくて良いぜ?そういう認識でもさ、苦手に思われたりするよりはマシだからな」ケータイドリダシポパピプペ

雪歩「えっと」

冬馬「少し黙ってろ。『お父さん』からのお節介だ」

P『ちょあ聞こえるから伊織も春香も黙ってろ!』

冬馬「おいPさん」

P『あ、あぁ冬馬、どうした?』

冬馬「(天海?)あんたさ、もう少しアイドルの性格考えて仕事振ってやれよ。マイティユキポとかいうの、萩原にダメージでかすぎだろ」

P『あーいや、それな、事情があるんだけど』

冬馬「事情?」

P『う、うん事情だ』

冬馬「あんたのことだからしっかりした理由があんだろ?なら、それを本人にちゃんと伝えてやれよ……萩原!」ポイッ

雪歩「わっ、冬馬さん!?」キャッチ

冬馬「それ、お前んとこのプロデューサーに繋がってるから、ちゃんと話せ」ウォークマン

雪歩「え、ええ、えええ?でも」

冬馬「俺は寝る、音楽聴きながら寝る。だからなんも聞こえねぇよ」イヤホーン

雪歩「あ、あの!ありがとうございます!!」

冬馬「…………うるせえよ」

あ、冬馬さんとか言わせちまった



冬馬『…………うるせえよ』

キャァァァァァ!!

冬馬「……」

春香「はいCM明けの生っすかサンデー!早速イケメンボイスいただきました!」

翔太「よかったね冬馬君イケメンだってさ」

北斗「あはは」

千早「……」ギリギリ

美希「ち、千早さんが能面みたいな顔で雪歩睨んでるの……」

冬馬「これ、なんだ?」

春香「ドッキリですよ、ドッキリ!」

冬馬「いつから仕掛けた!?俺の行動、予測してんのかぁ!?」

美希「自意識過剰なのはかっこ悪いとおもうな」

P『ごめんな雪歩、あれドッキリのための収録だったんだよ』

雪歩『ど、ドッキリ!?じゃあ、もしかしてこの部屋って……』

P『あぁ、撮ってる』

雪歩『……』

P『即行でガチ寝した冬馬もよく見えるぞ』

冬馬『ZZZ』


千早「プロデューサーが言ったように、萩原さんに対するドッキリだったのよね。でも冬馬が乱入しちゃたから」

春香「ちょ、千早ちゃん!いつから名前呼びに?」

千早「二三日前ね」

ザワザワ

美希「さん付け飛ばしていきなりタメ口とか、えっとね……そう、ビッチなの」

千早「……」ガシッ

美希「え?」

千早「くっ!!」アイアンクロー

美希「アダダダッダッダ!!」



冬馬「じゃあなにか。あの萩原虐めはこの日のために用意してたドッキリで?俺がいらんお節介をして?ぶち壊しになったと、そういうわけか?」

春香「うん、せっかく私が珍しく意地悪な役やったのに中途半端になっちゃってさ。残念!」

雪歩「う、うーん。あれで中途半端なんだぁ」

伊織「あの後この伊織ちゃんが出てきて、もっと面白い感じに行くはずだったのに」

春香「本当に冬馬君って空気読めないよね」

冬馬「そうか、それはすまねぇな天海」ガッチリ

春香「あ、アイドルの腕を鷲掴むなんてマナー違は」

冬馬「おらっ」

春香「いだだだだだアイドルに立ち関節なんて反則ですよ、反則!!」

冬馬「ドッキリし掛けてんなら俺を部屋まで連れてくんじゃねぇぇぇぇぇ!!」ギチギチギチ

翔太「ギブ!?ギブ!?」

春香「ノ、ノォォォォオォ」

北斗「生っすかっていつもこんな感じなのかい?」

伊織「普段は極めて普通のアイドルバラエティよ。今回はジュピターが居るし、ノリがあれになってるけどね」

千早「勝った!」

美希「アイアンクローは卑怯なの」ズキズキ

伊織「あんたら、冠番組でプロレス出すのやめなさいよね」

春香「そうそう、可愛いアイドルがプロレスなんて誰も得しないよ!だからこの手を離そう!?ほんと!得するのAVをご覧になる養分だけ」

冬馬「そういうことを言うなってんだよぉぉぉ」

春香「ぐぬぅうううう!」

響『ねー何時までも遊んでないでこっちにカメラ回してよ!』

貴音『時は金と等しく尊いもの、出来れば巻いてくださいな』

美希「貴音から巻くって聞くと「あぁ、業界なれって怖いな」って思うの」

千早「まぁ、ディレクターが怖い顔で巻きの指示出して五分くらい経つし、巻いて上げましょう?続いては毎度おなじみ人気企画!!」

アイドル「響チャレンジ!」

どーでもいい補足。
春香の言っていた録音はトイレのこと。
録音→音入れ→オトイレ。

雪歩は理解していたが冬馬はやっぱり理解できてなかったり


響「はいさーい!我那覇響だぞ」

貴音「こんばんわ、四条貴音です」

春香『響ちゃん、今日はどんなことにチャレンジするの!?』ギチギチ

響「そ、その体勢のままやるのか……今日のチャレンジは「珍しく」まともなイントロ当てクイズだぞ!」

貴音「珍しくとは、響も言うようになりましたね」

響「やだなー、そんなに誉めるなよー」

翔太『それ誉めてるのかぁ』

美希『貴音って、もうすぐこっちで準備だよね?そこに居て間に合うの?』

貴音「ふむ………」カンペガンミ

響「急げば、だって。というより、そもそも貴音はなんでここにいるさ」

貴音「?」

響「いやだってこれ、自分ひとりで十分事足りちゃう内容だぞ?貴音いらないじゃん」

貴音「!!」

冬馬『盲点突かれたみたいに愕然とすんな!さっさとこっち来いよ!』

貴音「ふむ、この場からぶーぶーえすまでおよそ十分。かっぷらぁめんを食すのに四分かかりますから……十五分ですね。私は十五分でそちらに」

千早『こちらに向かいながらお湯を入れて食べれば、そんな計算はいりませんよ?』

貴音「千早?歩きながら食べて良いのは、縁日の焼きそば牛串しゃあぴんりんご飴しゃかしゃかぽてとお好み焼き豚玉ちょこばななちぇろすにべびーかすてらだけと相場は」

美希『いいから早く来るの!』

春香『そもそもアイドルなんですから食べ歩きは困りますよ』

春香「さて、貴音さんが戻ってくるまで時間がありますね。美希はスタンバイしちゃってるから……」

千早「水瀬さんがいらない薀蓄で時間を稼いでくれるはず、そう三国志ネタで十分くらい」

伊織「やらないわよ!」

亜美「いおりーん、せっかくカメラ回ったのにソッコー断るとかないっしょ」

真美「はー、売れちゃうと貪欲だったころをわすれちゃうんだねぇ」

亜美「あの頃の、司会に媚媚だったいおりんに戻ってー!!」

伊織「変なこというな!!」

冬馬「三国志ってーと、ゲームやら小説やらで蜀が色々優遇されてるけどさ、実際は曹魏が正統派なんだよな」

春香「蜀も呉も、お前らただの地方豪族だろ?って話ですよ」

冬馬「漢王朝の再興だ人民の味方だ、と正義ぶらせる作品が多いが、やってることはただ国を乱すだけっていうな」

千早「?」

冬馬「振っといてわからねぇのかよ!!」

千早「歌にしか興味ありません」

冬馬「まじで?」

千早「将来の夢は……お嫁さんになることです」///

春香「ちーちゃん可愛い!(でも、色々ばれるからTVでやっちゃだめだよ」

伊織「恥ずかしいなら言わないほうが良かったと思う(あれ、お嫁さんの前にあなたのって付いてたに違いない」

冬馬「まぁまぁ。でもそうだな、如月なら引く手数多だろうな」

千早「そ、そうかしら?」テレテレ

冬馬「あぁ!俺も嫁さんに欲しいぜ」キラン

キャー!!

千早「///」


翔太「冬馬君はまるで気づいてないけど。千早さん、脈ありだよね?」マイクハズシツツ

北斗「だな。てっきりプロデューサーか春香ちゃんに惚れてるんだと思ったけど」ハズシツツ

真美「兄ちゃんとはるるんはLIKEなんだYO」マイクオフ

翔太「さも当然のように入ってきたね」

真美「まぁ中の人はお年頃の女の子だからね」

北斗「中の人って………まぁいいか、真美ちゃんは千早ちゃんに勝ち目あると思う?」

真美「んー、どだろ。お姉ちゃんだけじゃなくてやよいっちもまこちんもいるからね」

翔太「うわ、冬馬君もてもて。少しくらい好きとかあるのかな」

真美「甘党の反応だと、仲良いだけでそういうのなさそうなんだよね。これ、三人とも薄いんじゃ」

貴音「天ヶ瀬冬馬は恋愛感情ではなく情でぱぁとなぁを選びそうな性格ですから……あの御仁に好かれたいのなら先に好意を示さねばならないでしょう、態度ではなく言葉で」マイクオフ

北斗「それはまぁ………って貴音ちゃんは何時からそこに?」

貴音「千早のお嫁さん、からでしょうか」

翔太「だったら早く向こう行きなよ!!」

真美「今気づいたけど、ミキミキすんごい顔でこっち見てるじゃん!」

貴音「ふふふ、では参りましょう」スタスタ

北斗「いつものことだけど、あの子は神出鬼没だよね」

翔太「うん」

真美「でもあれだね、あの話は三人に聞かせるべきDA」

二人「確かに」

響「わかったぞ!これはスタレビの空がこんなに青いはずはないだ!」

テロップ「スタジオで千早ちゃんの可愛い姿が見える中、我那覇響の孤独な戦いがつづいていた」

響「ふっふーん!自分完璧だから大体の歌はわかるんだぞ!!」

響「……」視聴中

響「これは鈴木雅之、ガラス越しに消えた夏だな」

ピンポーン!!

響「どんどんくるさー!」

響「……」視聴中

響「えっと、これは………」

響「TUBEの君となら、だぞ!!」

ピンポンピンポン!!

テロップ「響、完全正答!」

響「やったさー!!誰も見てないし、たぶん画面にも映ってないけどやったさー!!!」

響「あはははははははは!!」








響「戻ろ」

冬馬「映ってる……映ってるぞ、お前の頑張りは皆見てるからなー」ポロポロ

春香「二階の人にも、見えてるんだよぉ」ポロポロ

千早「二人がそういう一芸をすぐに出せるのは、ちょっとだけ尊敬できるわね」

伊織「真似はしちゃ駄目よ?」

冬馬「天海と違ってガチ泣きだ、俺は!」

雪歩「……」

冬馬「冗談だから引くんじゃねぇよ!!」

美希『ねぇー、茶番はそこまでにして欲しいの』

貴音『こちらは準備完了しました。いつでもいけますよ』

春香「はいはーい。じゃあ美希、カメラそっちに回すね」

美希『かもーんなの、アハ☆』

北斗「やっぱり☆を飛ばすのうまいな、あの子」

冬馬「星を飛ばす?」

北斗「星じゃなくて☆だよ」

春香「の★わ★の」

北斗「おしいなぁ、Y軸に二度くらいおしいなぁ」

千早「訳のわからない発言はおいておいて、さっそく聞いていただきましょう」

翔太「フェアリーの二人で、ジュピターのAlice or Guiltyと恋をはじめよう、二曲続けてどうぞ!」


貴音「きみを守れてるかな…?」

二人「Love you so,I just wanna hold you tight」

美希「ねぇ傍にきて…」

貴音「Yes,It's my pleasure」

美希「もし今日一緒に笑えたら…」

貴音「You're my treasure」

美希「明日も隣にいてほしいの…」

貴音「永遠に」

二人「Fall in love」

美希「愛してる」

貴音「愛したい」

貴音「過去も未来も」

美希「ボクがキミに言えた時」

二人「GET YOU!!」

二人「おいで!!」

二人「さあおいで!!」

二人「どんな今日でも、ふたりならば」

二人「恋を始めようよ」バック転




美希「サンキューなのー!」


雪歩「二人とも格好良かったですぅ!」

千早「美希はともかく四条さんが回るとは思わなかったわ」

冬馬「本じゃ原曲のままで星井オンリーのバック転なのに、アドリブでアレンジしてやがったな。やっぱあの二人はポテンシャル高いぜ」

北斗「あれに響ちゃんを入れたら、それこそ手がつけられないレベルのユニットだよね」

翔太「負けるつもりはないけどね。トリオで選ぶなら僕らとディアリースターズ、プロジェクト・フェアリーで三強かな」

冬馬「ソロで戦うなら、星井より如月が怖いけどな……まぁオーバーランク様には勝てる気すらしねぇが」

春香「ふふ、力をつけて出直すが良いぞ」

冬馬「だぁあ!なんで歌もダンスも俺らのほうが上手なのにお前が格上なんだよ!!」

亜美「年季ですよ、年季!」

真美「大人のセクチーボデーがゆえですかな?かな?」

春香「えへへ」

響「ただいまー!」

雪歩「お帰り響ちゃん」

響「おー雪歩が珍しく司会席にいるぞ」

伊織「ドッキリ、あったしね」

響「そうかそうか……タイトルコール?」

カンペ「五秒後CM」

響「帰ってきたばかりなんだけど、じゃあ行くぞ」

アイドル「生っすか、サンデー!!」





冬馬「よし、準備するか」

翔北「オーケー」


春香「日曜夕方のアイドルバラエティ生っすかサンデー!!」

美希「なの!」

千早「ゲストのジュピターの歌で締めくくりたいとおもいますけど……準備できてますか?」

冬馬『あぁこっちは良いぜ』

千早「それではどうぞ」

冬馬『みじけぇよ!』

翔太『もう少しトーク粘ろうよ!』

千早「でも早く帰らないとBSの大河ドラマに間に合わないから」

冬馬『え、なに、お前BS入れたの?』

千早「一人暮らしも長いしね。とても楽しんでいるわ」ドヤァァ

春香「でも訪問セールスに負けちゃっただけって言うね」

千早「///」

冬馬『ま、まぁ楽しいなら良いだろ』

北斗『結果良ければすべて良し』

翔太『うんうん』

千早「そう、ね。そう……」

春香「じゃあ、話もまとまった事だし行きましょう!ジュピターでオーバーマスター」

美希「続けて団結!なの!!」

竜宮小町は三強に劣るのかな
DS組が評価されてるのは嬉しい

>>213
あずさが「運命の人」探しを公言してるからしかたないね



冬馬「牙の抜けた奴になんか」

北斗「心疼くわけないじゃない!!」

翔太「ありえなくない?」

冬馬「ジェントルより」

二人「ワイルドに!」

北斗「ワイルドより」

二人「デンジャラス!」

翔太「試してみれば?」

木星「Good Luck To You!」






美希「むむむ、歌詞変えてないのに違和感がないの!」

貴音「彼らは彼らで名うてのあいどるですから」

響「うん、良い感じに吸収されてる。真ほど持ち歌盗みが上手いってわけでもないだろうによくもここまで……」

亜美「持ち歌取っちゃうのはヒビキンもお払い箱ジャン」

千早「それ、十八番って言いたいのかしら?」

春香「まぁ真もあれで歌うまいしね」

全員「……」

春香「のわの」

翔太「皆の弟翔太だよ
気楽に楽しくアイドル生活
最近右手が疼くんだ!」

翔太「治まれ、治まれわが右手……え、遊んでないでリーダーになれって?
やだよめんどい、北斗君にパース。」


北斗「俺の名前は北斗です
可愛いお嬢さんよっといで
綺麗なレディもよっといで
同性ファンも……歓迎さ!」

北斗「リーダーってなかなか面倒なものだよね。舵取りとかあるし
まぁ俺はごめんだから、翔太は……パスか、なら冬馬!」


ピピン「イエーイ☆ピピン板橋でーす
踊りも歌も得意だよ!
一生懸命がんばるぞー!」

羅☆刹「俺の名前は羅☆刹だぜ
アイドル、命をかけてやってるぜ
トップの道は遠いがな、いつかかならずたどり着く!」

天ヶ崎「天ヶ崎竜馬だ問題ない
装備はジャージにくるぶしソックス
三足セットで七百えーん!」




冬馬「なんで俺だけ残念なネタ街道なんだよ!」

翔太「だって冬馬君、お笑い枠だし」

北斗「今更じゃないか」

冬馬「これでもリーダーだぞリーダー!」

二人「「え?」」

冬馬「不思議そうな顔すんなぁ!」

木星「一歩前進~」

翔太「ふぁいおー」

木星「前進~たまに中断!」

北斗「そんな時もあるさ」

木星「無理せずに完走~完走!」

木星「次は楽勝!できるといいのだけど」

冬馬「それが俺らの」

木星「やり方だから~」



翔太「皆も一緒に!!」



春香『一致団結!!』

美希『団結!』

木星「時に衝突!後腐れないように」

伊織『とりあえず円満!』

亜真美『円満!』

千早『すべて相談!』

響『つまらないことでも!』

木星「みんなまとめて!」

765『みんなまとめて!』

アイドル『みんなまとめて!!』



高黒「アイドルマスター!」


アイドル『!?』


黒井「突然だがTVの前の諸君にお知らせだ」ナンデオッサンガ!?ダイジナトコロデサエギラナイデクダサイヨ!!

高木「765プロと961プロが合同でアイドル候補生を募集することにしたのでね、それの告知というわけなのさ」オマエラガチャバンデジカントリスギタンダヨ!!

黒井「対象年齢は下が10から上は30まで幅広く」ホトンドダイホンドウリナノ

高木「男女ともに募集するよ」ドコガダ

黒井「我々が求める存在、そしてその存在に求めることはただの一つ!」ウッウー!コレハゼツユルカナーッテ

高木「アイドルになりたい!という強い気持ちを心に持ったキミ!キミだよ!!」ライオンマルニクワセルゾ!

黒井「応募方法はテロップ下!」ハヤマルナー!!

高木「番組のHPで詳しい説明が書いてあるし、応募フォームがあるのでそちらからアクセスしてくれるとありがたい」ミンナプロデューサーヲセメチャダメダヨゥ

高木「あと、収録済みのマイティプリンセス雪歩は来週の生っすか!サンデーまで期間限定で配信されるので要チェケッ!」アナホッテウメテヤルデス!ユキホー!?

黒井「ウィ、お知らせは終わりだ。では締めよう……来週も、生っすかサンデーを!」メンヨウナ

高木「よろしく!!」

番組D「はいカットでーす。お疲れ様でした!!」

アイドル「終わったー!?」

冬馬「なんか怒涛の勢いで流された気がするぜ」

北斗「色々賛否が分かれそうな内容だったよね」

翔太「うん、ツイッター見るのが楽しみでもあり」

冬馬「怖くもありだな。罵倒と褒言葉、どっちが多いか賭けようぜ」

翔北「罵倒に千円」

冬馬「賭けになんねーな」

黒井「公式ツイッターをネタにするアイドルなど、お前たちと765プロしかありえんだろうな……」

翔太「あ、クロちゃん!」

北斗「お疲れ様です。さっきの乱入はなんだったんですか?」

黒井「ウィ?台本通りだったではないか?」

冬馬「いや、俺らの本にはそんなの書いてないんだが」

翔太「団結歌っておしまい!」

北斗「って書き方だよね」

P「それは単純にあれだ、先に展開読めてると冬馬の反応が淡白になるからだ」

黒井「否定できん。というか勝手に入るな」

P「いやいやドア開けっぱで話してたのそちらじゃないですか」

冬馬「開けたら閉めようぜオッサン」

黒井「う、うむ」

P「今日は良い画が撮れたって監督が喜んでたぞ。ジュピターのおかげだな」

翔太「へへ!」

北斗「765のアイドルって、きわどいアドリブ入れてくるけど、楽しくていいよね」

冬馬「だがあのプロレスの乗りはどうにかしてくれ……つーかPさん、俺の団結の歌詞はなんなんだよ!」

黒井「テープを聴いたときは、もう爆笑したな。秘書が引くレベルで」

北斗「冬馬いじりもここに極まれり!って感じだ」

翔太「でも団結は軽い歌だし、あれくらいが面白いよね」

冬馬「受けてんならいいけどよ…」

P「むぅ……やっぱりあの歌詞、少し変だったかな?」

961「(少し?」

P「いやさ、冬馬の持ちネタである名前いじりを俺なりに考えたネタなんだけど、うちの皆からの反応がどうにもなぁ」

翔太「あー、ほら765の子達は優しいからそういうネタいじりは好きじゃなかっ……」

P「でも、羅刹板橋竜馬はあいつらが広めたんだぞ?」

黒井「まぁ感性などはそれぞれ違うものだから、気にするものではないだろう」

冬馬「俺としては自重して欲しかったけど。ま、楽しんでたし文句はいわねぇよ」

P「そうかぁ、肯定意見が聞けて良かったよ」ほっこり

961「(なんで得心いったような顔してるんだ」


765推    @makorinkyapipipi 五分
@namasuka765 ジュピターと765が相変わらず仲良しな点。
見てて和む

sasami    @hokuhokuaaaa 五分
@namasuka765 @makorinkyapipipi 765オールスターがデビュー当時から
仲良いんだっけ?

Jupijupi @ari or giru                  三分
@namasuka765 @hokuhokuaaaa あの頃から仲良かったのは冬馬君とやよ
いちゃんだけだよ。箱同士で仲良くなったのは半年くらいまえじゃない?

harutiha @prprprdekohime 三分
@namasuka765 女アイドルと男を絡ませるとか事務所は売り方間違ってん
じゃねーの?まじで素人営業だわ。
木星との絡みは誰も求めてねぇよボケ!!市ね

765推 @makorinkyapipipi 現在
@namasuka765 @prprprdekohime あれの良さが分からないにわかは黙って


響love @hubinnkawaii 現在
@namasuka765 今週もまた不憫で可愛い。
そのうち響チャレンジだけスペシャルとか……こないよね

歌姫千早72 @aoitoriiiii                  現在
@namasuka765 ちーちゃんが天ヶ崎丈真に惚れてそうな空気あったけど、
はるるんの恋愛ドッキリと同じだよね!?だよね!?
@prprprdekohime 市ねなんて変え字の腰抜け雑魚が吼えんな




冬馬「荒れてんなぁ」

スペースではなく、メモ帳のタブで空白を入れてたのを忘れるというPの面汚し……


冬馬「つーか765のファンには結構受け入れられてんのな、俺ら」

翔太「ファン層を奪い合わないし前々から競演はしてたしね」

冬馬「……俺と高槻はデビュー時から仲良い、か」

翔太「本当のところはどうなの?」

冬馬「さぁな」

翔太「YOU語っちゃいなYO!」

冬馬「変なネタ盛り込むんじゃねぇ」

北斗「俺も興味あるな。明日のライブに禍根を残さないためにも、さぁ吐くんだ」

冬馬「別に、楽しい話じゃねぇぞ?」

翔北「こいこい」

冬馬「ったく。そうだな、あれは一年と少し前だったか……」







審査員「合格は2と3と5と11。後は帰っていいよ」

木星「……」


冬馬(17)「だぁぁぁぁ!なんで俺らが落ちるんだよ!!」

北斗(20)「お、落ち着けよ冬馬」

翔太(14)「明るい曲で!って注文にAlice or Guiltyで来たら落ちもするよね」

冬馬「オッサンの采配ミスだろ!あれで行けって言われてきたのに来たらきたで「コイツら注文読めないの?」って顔されんだぞ?!」

翔太「まぁまぁ負けの経験も大切だって」

北斗「そうだぞ冬馬」

冬馬「そりゃそうだけどよ、そんな経験より勝ちのだな………あー、いや、少し頭冷やしてから戻る。お前たちは先に帰って良いぜ」

翔太「えー?ミーティングはどうするのさ?」

北斗「分かった、俺たちは先に行くよ」

翔太「北斗君?」

冬馬「悪いな」

北斗「ははは、良いさ。そこの通路の突き当たりを右に行くと、今日は使わないスペースがあるらしいから荒れるならそこでな」

冬馬「他所様で荒れねぇよ!」スタスタ

翔太「あ、冬馬君!もうっ、北斗君は本当に甘いんだから!!」

北斗「そうかな?」

翔太「そうだよ!だいたい二人はいつもいつも……」クドクド


冬馬「本当に誰も使ってねぇのな、ここ」

冬馬「(その方が楽で良いけどよ」

冬馬「(さんざ騒いだが、本当は俺がオッサンに確認しておけば良かった話なんだよな、リーダーなんだし」

冬馬「(そりゃマネも付けないくせに連絡ミスんなとか、間違えるなとか、そういうのは今でも思うけどよ」

冬馬「(やっぱりそれくらいはしとかないとなぁ」

冬馬「はぁ」

??「誰かいるんですか?」

冬馬「あ?」

??「……」

冬馬「(女の子?)あ……悪い、少し考え事してたんだ。怒ってるわけでも不機嫌なわけでもねぇから気にしないでくれ」

??「それはいいんですけど。あの、ここで何をしているんですか?」

冬馬「あー、ちょっと頭冷やしてたんだ。つい今オーディションに落ちたからよ、その温まっちまったまま帰れねぇ、ってな」

??「そ、そうなんですか」

冬馬「そっちはどうしたんだ?ここ使うんなら退くが」

??「あ、いえ、私も少し頭を冷やそうって思ってここに……」

冬馬「そうか。じゃあ俺は大人しく去るかね」

??「あの!」

冬馬「ん?」

??「お話、聞いてくれませんか?」

翔太「で、それを断ったの?」

冬馬「んなわけあるか。そこから普通に話を始めてだな」

北斗「へぇ、冬馬が初対面の人間の話を聞くなんて珍しいね」

冬馬「そうか?」

北斗「ジュピター結成の時もずっとイライラしてたし」

翔太「感じ悪かったよね」

冬馬「はぁ?あれはお前らがフラフラしてっからだ!」

北斗「俺がモデル上がりで、スタッフの女の子口説いてたからって」

翔太「ダンスできたからアイドルも適当にやろうって考えてたからって」

翔北「フラフラはないよー」

冬馬「はいはい。俺、レッスンよりなにより、その流れに慣れるのが一番キツかった覚えがあるぜ」

翔太「ぶーぶー」

北斗「それはおいとくとして、その後どんな話を?」

冬馬「いや、審査員に指摘されたことの意味がわからねぇって言うから、とりあえずパフォーマンスを見せてみろって言って、実際に見て、問題が見あたらねぇから「良かったぜ」って答えただけだ」

翔太「それだけ?」

冬馬「おう。その後我那覇と菊地があいつを探しに来て、そのまま別れた」

北斗「始まりはそんなもんか。次に会ったのは?」

冬馬「その後は普通に局ですれ違ったりしたときに二三言葉交わしただけだ。今はたまにスーパーで会ったりして、ながれで晩御飯食わせたり食わせてもらったりかな」

翔太「……流れ」

北斗「ま、まぁお前が奢る分には構わないけど、やよいちゃんに奢らせるのは」

冬馬「それは俺も思うけどよ、家で食べていってください!なんて言われたら断れねぇし」

翔北「家!?」


伊織「美味しかったー。収録後にやよいの作るもやし炒めを食べられるなんて最高だわ!これは店を出せるレベルよ!!」

やよい「えへへ、言い過ぎだよ伊織ちゃん」

長介「二人ともお風呂沸いたから入ってくれ!」

やよい「長介は?」

長介「俺は洗い物するからさ。それに汗かいたろ?姉ちゃん達が先でいいよ」

伊織「にひひ、いい弟じゃない」

やよい「うっうー、幸せものだね!」







伊織「やよい、あんたも大きくなってるのね」

やよい「ど、どこ見て言ってるの!?」

伊織「(前に千早が写真集見て泣いていたのは、主にこのせいかしら」

風呂シーン割愛






伊織「さっぱりした!」

やよい「狭くてごめんね?」

伊織「来るたび来るたび謝らなくて良いわよ!っと……あ、歯磨き粉、もう無いわね」

やよい「洗面台の下に袋が入ってるから、そっち出して?」

伊織「袋……あら、やよいのお父様ってワックスとかムースとか使うのね」

やよい「!?」

伊織「髭剃り……?お髭なんて気にする方だったかしら」

やよい「さ、最近妙に色気づいちゃって、あ、あははは、は」

伊織「怪しい!」

やよい「ふぇ!?」

伊織「言いたくないけど怪しいわ、やよい」

やよい「な、何、何が?(き、気づかれちゃったかな?」

伊織「やよいのお父様がよ!」

やよい「あ、はは」

伊織「お洒落なんて気にもしなかったのに、急にそんな……浮気!?」

やよい「それはないんじゃないかなーって」

伊織「なんでそんなことわかるの……やよい何か隠してない?」

やよい「なんでもないよぉ」

伊織「うそ!絶対何か隠してる!むきー!!この伊織ちゃんに隠し事なんて許さないんだからね!」

伊織「夜通し聞きまくってやるんだから!!」

やよい「ひぃぃ(怖いよ!!」

イベント………禿る






千早「お布団がふっとんだ………く、く。できたわ、我慢できたわ春香!」

春香「あー、良かったね」ソロモンノアクム、ミセテアゲル

千早「そんなパソコンでピコピコばかりしてないで!私に楽しい話を聞かせて!」

春香「えー?だって千早ちゃんの沸点低いから私はつまらないんだもん」シュッシュッシュッドン!!

春香「あぁぁぁぁ!!」ハヤクシュウリシタイー

千早「ぷふー、私とお話しないから春香のハイパー北上様は大破しましたー!」

春香「うざいよー!千早ちゃんが心底うざいよー!!」

千早「おかしいわ、夜戦終わったのに敵旗艦の体力はまだ残ってる……あ、ケージも壊れてないのね」

春香「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!本当にうるさいよ千早ちゃん!泊めてもらってあれだけど本当にうざい!」

千早「安心して春香、私はとっくにイベント走破してるから。新艦も全員集めたから、安心して!」

春香「本当だれなの!千早ちゃんにウイスキーボンボン投下した馬鹿は!!」

千早「春香じゃない」

春香「そうでしたねー!!私でしたね!でちくしょぉぉぉ!!」イツモカンシャシテイマス、ホントウデスヨ?

千早「山城改二可愛いわね」

春香「資材……うん」

千早「でも、私の那珂ちゃん改二も可愛いと思うの」

春香「そうだね」

千早「川内型は凛々しくて好き。六駆はただ可愛いから好き。鈴熊可愛い、最三隈可愛い、大和も武蔵も401も完璧だわ!」

春香「カッコガチ勢ですねわかります」

千早「幸せだわ」

春香「悪酔いして変なことのたまうのやめようよぉ」

千早「この幸せ分けてあげたい。そう、資材が三桁しか残っていない春香……貴方に!」

春香「うざぁぁぁっぁい!!」

あまりにもE-4が抜けなくて泣いたので書いた蛇足
本編にはかかわりないから、またしばらくは投稿なしですはい


北斗「色々突っ込みたいところがあったけど、明日はライブだし早めに寝ようか」

翔太「せっかく冬馬君の家に泊まるのにもったいないなぁ」

北斗「そうだね」

冬馬「また来ればいいだろ。てか月曜にライブとかあれだな、完璧有給殺しだ」

北斗「言うなよ」

翔太「黒ちゃんが去年のカレンダー見て決めちゃったからしかたないね」

冬馬「あのオッサンはまったく……」

北斗「ほら、電気消すからな」

翔太「恥ずかしいから、電気消して」///

冬馬「……」ゴンッ

翔太「イダッ」











冬馬「盛り上がろうぜ!」

北斗「やってきましたドームですよ!ドーム!」

翔太「いえーい!」


冬馬「終わったな」

北斗「ああ、終わったよ」

冬馬「ふぅ……空席も有ったが、月曜早朝の単独ライブと考えれば上出来じゃないか?」

翔太「僕いえーいしか言ってない気がしたんだけど」

北斗「ははは、三時間半も歌って踊って話し倒したのに、まだ足りないのか?」

冬馬「充実した時間だったから短く感じたんだろ」

翔太「そうかもね、うん、そうに違いない」

木星「はははは!!」
















スタッフ「会場入りまもなくでーす」

木星「……」

北斗「付き合っておいてあれだけど、毎度のこの茶番は必要なのか?」

翔太「終わった後のイメトレは大切だよ」

冬馬「イメトレ?」

翔太「まぁまぁ細かいことはいいじゃん」

北斗「細かいかなぁ」

黒井「えぇいうるさいぞ貴様ら、緊張感を持たんか!」

冬馬「へいへい」

翔太「はいはい」

北斗「わかりましたよ」

黒井「……」


翔太「本当に終わったー」

冬馬「最高の盛り上がりだったな!」

北斗「パーフェクトコミュニケーション!だね」

冬馬「これなら天海にだって勝てるかもな」

北斗「凄い自信なのか、残念な自信なのかわからないな」

翔太「ソロの春香さんにトリオの僕らで勝てるかも、な時点でお察しだけどね」

冬馬「うるせえ」アオイトリィィィィィ

北斗「メール?」

冬馬「いや、電話だ。ちょっと出るぜ」

翔太「はーい」

冬馬「もしもし?別に平気だよ、あぁ、あぁ、そうか、お前に誉められんのも悪くねぇな。ん、いや、本気で嬉しいぜ?お前ほど歌にストイックなやつもいねぇしな」

北斗「千早ちゃん?」コソコソ

翔太「みたいだね」コソコソ

冬馬「ははは、照れんなよ」

翔太「どうせまた無意識に口説いてるんだろうね」

冬馬「でも本当、いい顔で笑うようになったよな、お前も」

北斗「あー、確かに千早ちゃんは笑顔が多くなったね」

翔太「うんうん」

冬馬「765は賑やかだもんな、楽しそうで何よりだ」



春香「……(わざわざ仕事終わりに遊びに来たのに」

千早「うふふ、そんなこと」テレテレ

春香「(惚気を聞かされるなんて。これで半分自覚してないんだから鈍感って怖いよね」

千早「そう、そうよね。私もそう思うわ、あそこの新しいヘッドフォンは低音が気持ちよくて」

春香「(低音なんてわからないなー」

千早「勧めてもらったアロマ、良かったから……またお勧め教えてちょうだいね?」

春香「(あー、この部屋のにおいはアロマなんだ。柑橘系の匂いを選べるなんて、千早ちゃんもお洒落になったなーって思ってたけど、冬馬君に選んでもらってたんだねぇ」

千早「えぇ、えぇ、ライブの後なのに長々ごめんなさい、お疲れ様」ピッ

春香「終わったの?」

千早「終わったわ」ニコニコ

春香「千早ちゃんが嬉しそうで何よりだよ」

千早「嬉しそう?」

春香「にへぇって、頬が落ちてるもん」

千早「!」

春香「青春だね」

千早「からかわないで」

春香「えへへ」






翔太「千早さんと【も】仲いいね」

冬馬「共通した趣味もあるしな。良い友人ってやつだ」

翔北「へ、へぇ……」



春香「千早ちゃんは冬馬君とどこで仲良くなったの?」

千早「どこって」

春香「言いづらいなら良いけど、ほら私たちガチのマブダチだしぃ?」

千早「ふふ、なにそれ?」

春香「言ってみただけ。キリキリ白状せいやー」

千早「白状って言っても……出先でたまたま会って、そこで色々話したりしたくらいだから」

春香「(色々が気になるんだよぉ)……出先って?」

千早「別に楽しい話じゃないわよ?」

春香「いいよ」

千早「そう。あれは半年位前かしら。その日は番組の収録で実家の近くに行くことになってね?」

春香「うんうん」

千早「その頃はまだ色々と吹っ切れていなかったから、ウジウジしていてね。それを見かねたプロデューサーが、収録前日に自由時間をくれたの」

春香「それでそれで?」

千早「やることがなかったから、その日は優のお墓参りに行ったのよ」

春香「(お、重い話なのかな」

千早「時期が時期だし、場所も場所だから誰も居なくてね?線香も焚かず静かにただ一人でボーっとしながら歌っていたら」

春香「冬馬君がいたと?」

千早「えぇ」

春香「千早ちゃんさ」

千早「なに?」

春香「ボケッとしてるの見られて、恥ずかしかったでしょ?」

千早「///」



冬馬「やけに綺麗な歌声がすると思ったら……お前、如月か?」

千早「あ、天ヶ瀬冬馬!?こんなところで何を」カァァ

冬馬「墓に来てんのに、墓参り以外にやることあんのかよ」

千早「そうね、そうよね」

冬馬「まったく。お向かいの如月がお前のところだとはな。世間は狭いぜ」ガサゴソ

千早「……」

冬馬「……」モグモグ

千早「……」

冬馬「……」ゴクゴク

冬馬「ぷはー」

千早「あの、さっきから普通に飲み食いしているけれど」

冬馬「ゴミは持ち帰るから気にするな」

千早「そうじゃなくて」

冬馬「変だの不謹慎だの、そういうのは言うなよな」


千早「……」

冬馬「俺は年間行事じみた考えのために墓参りなんぞに来てるわけじゃねーからさ、一々辛気臭い顔なんてしてられねーんだよ」

千早「……」

冬馬「人間の死と向き合うために来るのか、感傷に浸るために来るのか。どっちでも良いがな、今のお前みたいな顔で来られたら眠ってる誰かも安らげねーだろ」

千早「勝手を言わないで。貴方は何も知らないのだから、口を出される筋合いはないわ」

冬馬「へっ、そうかよ」

千早「そうよ」

冬馬「……」

千早「……」

冬馬「……」

千早「……」

冬馬「如月、線香やるよ」

千早「え?」

冬馬「お前が誰の死を悼んでいるのか、俺は知らねぇ。お前が何を思ってそこに座っているのかも、何時死んだのかも、だ」

千早「……」

冬馬「けどな、手も合わせず線香も無いんじゃ寂しいだろ」

千早「……いただくわ」


冬馬「俺んちの墓には爺さんと婆さん。あと、お袋が眠ってんだけどさ」

千早「突然なにを?」

冬馬「良いから、どうせ鼻歌歌ってただけなんだから俺の話に付き合えよ」

千早「まぁ、いいけれど」

冬馬「それでいい。爺さんと婆さんは物心付く前、ってか俺が生まれる前に死んでる。思い出もくそも無い」

冬馬「お袋の方もそうだ。俺が生まれたばかりの時に病気で死んじまってな、写真でしか顔もわかんねぇ」

千早「……」

冬馬「なんつーかな……墓参りは眠ってる人間のためにやることだから、その人たちが好きだったことをしてやれって三人を知ってる親父が言うんだよ」

冬馬「んで、三人は楽しいことが好きな人間だったんだとさ。だから、俺は昔から墓参りのたびにこう話しかけるんだ、「こういうことがあって、ここがこう面白かった」だのなんだのな」

冬馬「ただ話すのもあれだから、菓子を持ってきてボリボリ食べもするし、飲み物持ってきて好きに飲みもする」

冬馬「俺が死んだとしても、近い奴等に時化た面されるよりはそんな風に騒いで貰った方が嬉しいしよ……」

千早「でも、それは意識の無い人間には届かないわ。それで、届いていないならその行動には何の意味もないじゃない。自己満足に過ぎないの」

冬馬「……」

千早「声をかけても歌を歌ってあげても、届かないのなら、この子にしてあげられることなんてなにも」

冬馬「今日お前は、この墓の誰に会いに来たんだ?」

千早「……弟よ。良く笑う子で、私の歌をいつも嬉しそうに聞いていてくれた、大切な弟」


冬馬「さっきまで歌ってたのは聞いて欲しかったからか、弟さんに?」

千早「さっきだけじゃないわ。わたしが歌っていたのは何時だって優のためだった。優はすぐに泣く子だったけど、歌えばすぐに笑顔になった。その笑顔が大好きで、いつでも笑っていて欲しかったから、わたしはずっと歌っていたのよ……なのに」

冬馬「……」

千早「わたしのせいで優は死んでしまった。わたしのせいであの子の笑顔は途切れてしまった」

千早「歌い続けなきゃいけない、あの子に届くように。そう思って今まであの子のために頑張ってきたはずなのに……帰って来ると、その心が崩れそうになる」

冬馬「ここに来ると、届かないと感じてしまうからか?」

千早「えぇ。そして、揺らぐ癖に歌うのを止められずにいる自分が嫌になるのよ」

冬馬「……お前、弟さんのためにって言ったけどさ、それは違うだろ」

千早「え?」

冬馬「俺はな如月。はっきり言って歌でお前に勝てる気がしねぇよ」

千早「……」

冬馬「最初お前の歌を聞いた時は、なんでアイドルやってんだって思ったくらいだしな」

千早「誉められているのかしら」

冬馬「半々だ。歌はSランクって言われても違和感がないのに、ダンスにも自分の魅せ方にも、やる気なんてあったもんじゃない。正直765で星井の次に嫌いだったよ」

千早「……」

冬馬「ま、ま、ま。そこはいいんだよ。俺が言いたいのはそんなことじゃねーし」

千早「簡潔に言ってくれないかしら」

冬馬「そのつもりだよ。お前さ、歌が好きだよな?」

千早「当たり前のことを聞かないで」


冬馬「まあ、そうだな……俺が言いたいのは卵と鶏は、どちらが先だったかってことさ」

千早「?」

冬馬「弟さんが喜んでくれるから歌が好きになったのか、歌が好きで歌っていたら弟さんが喜んでくれていたのか」

千早「……」

冬馬「届かないって自分で理解しているのに、歌うのを止めない。止められない」

冬馬「俺が来た時に歌っていたのは、弟さんに聞いて欲しかったからだが、それが自己満足であることはお前自身感じている」

冬馬「思うに、お前の先は歌が好きってとこだったんだ。歌が好きだった女の子は今になっても変わらなくて、楽しく好きな歌を歌いたいと願ってる」

冬馬「だが、後にある弟さんに喜んで欲しいっていうのがお前を縛っている」

冬馬「自分のせい、それが何を指すのかわからねぇが。それの存在が、先にあって今も生きている思いを苦しめてるんだ」


冬馬「弟は死んでしまって喜ぶことも出来ないのに、自分は生きていて好きなことをやっている。どうしたらいい、どうすれば償えるのか、届かないのに、贖罪ができない」

冬馬「……お前の思考はそこで固まってるんだよ如月」

千早「そ、そんなことは!」

冬馬「一度!!」

千早「!?」

冬馬「一度でいい。歌え」

千早「なにを言っているの」

冬馬「弟さんのことは考えないで、心の底から歌いたい、お前が好きな歌をここで歌え!」

千早「出来るわけ無いじゃない!」

千早「そんな器用なことが出来るなら、わたしはここまで悩まない!」

冬馬「やったことあるのか?」

千早「」

冬馬「ないだろ?そこから抜け出すために本気で向き合ったことは無いはずだ」

冬馬「届かない?当たり前だろ。お前は弟さんが好きだった、お前が好きな歌を歌っていないんだ、届くはずが無い!」

冬馬「良いか、弟さんは楽しく歌うお前が好きだったんだ。心に痛みを抱えて歌う姿なんて見たくないに決まってんだろ?」

千早「……ん」

冬馬「俺はお前がどれだけ傷ついてるかしらねぇよ?どれだけ悩んだかも、どれだけ泣いたかも、やっぱりしらねぇ。でもな、お前が歌が好きなのも、弟さんを好きなのも知ってる」

冬馬「だからさ、歌えよ。お前がお前のために歌え。その歌が、幸せなものなら、弟さんにもきっと届くさ」

千早「……うん」

冬馬「俺も、お前の好きな歌が聞きたい」

千早「……うん」

冬馬「御代は………さっきの線香でいいだろ?」

千早「……かまわないわ」クスッ


春香「歌ったの?」

千早「えぇ。それはもう思いっきり、泣きながら歌ったわ」

春香「はぁー、千早ちゃんが人前で泣くなんてねぇ」

千早「ふふふ、案外スッキリするものよ?誰かに見ていてもらうのはね」

春香「そうなんだ…………ねぇ、もしかしてなんだけどさ、あの週刊誌の記事の時にそんなにダメージがなかったのってそれのおかげ?」

千早「半分はそうかしらね。あとは貴女や事務所の皆のおかげよ」

春香「そうなんだ。でも、これで千早ちゃんが冬馬君のことを好きになった理由が分かったかな」

千早「いいえ。次にまだ少しあるのよ」

春香「そうなの?」

千早「あれは記事が載った次の週に有ったフェスのときよ」

春香「眠り姫かな?」

千早「そうよ。あの、何もかもから開放された気分になったあとに、冬馬とすれ違ってね?こう言われたのよ」




冬馬『お前、澄ましてると綺麗なのに笑うと可愛いのな。好みだぜ、お前みたいな女』キラッ




千早「ってー!!」ノタウチ

春香「タラシだぁ」



似非とはいえシリアスチックなのとかいやなんだけどね
無理やりまとめてまたのんびりした話に戻すのよ

冬馬「……」ピンポーン

??「はーい!どなたですかー!?」ドタドタドタ

冬馬「冬馬だ」

??「あー!にいちゃんこんばんわー!」ガラッ

冬馬「おっ?挨拶できるなんて偉いな浩司」ワッシャワッシャ

浩司「えへへへ」

冬馬「姉ちゃんいるか?」

浩司「いるよ。入って入ってー」

冬馬「こらこら引っ張るなよ」

浩司「姉ちゃーん!冬馬にいちゃん来たよーー!!」

長介「浩司、うるさいよ!」

冬馬「よう長介」

長介「あ、冬馬兄ちゃん。今はタイミングが悪かったかも」

冬馬「?」

やよい「ちょっと、まって!まって!!」

伊織「浩司今冬馬って言った!?天ヶ瀬冬馬じゃないでしょうねぇぇ!?」

冬馬「……あぁ水瀬が来てるのか?」

長介「うん」

冬馬「チガウヨイオリチャン!ボクハ、アマノガワチョウマ デス!」

伊織「あ、そうなの?ごめんなさいね、つい勘違いを……」スッ

冬馬「」

伊織「」

伊織「あ!?」

やよい「うっうー、カーニバルですぅ」


伊織「」ゼィゼィ

やよい「伊織ちゃん水飲む?」

伊織「い、いただくわ」

冬馬「ドM垂涎の罵倒が五分続いたな。音入れとけば良かったぜ」

伊織「!」ギロリ

冬馬「おーこえ」

伊織「なんであんたが此処にいんのよ!」

冬馬「それ、お前に言う必要あんの?」

伊織「ウチのアイドルの家に!他の事務所の男アイドルが!慣れた風に入ってくるんだから聞くし!!聞かないとだめでしょ!!」

冬馬「ごもっとも。あんがとよ」

伊織「まったく!」ゴクゴク

伊織「スキャンダルになったらどうすんのよ!」

冬馬「あーん?そんなの……おい長介、これクリスマスプレゼントだからそっちで開けろ。箱に名前書いてあっから」

長介「ありがとう兄ちゃん!」

高槻家「ありがとー兄ちゃん!」

冬馬「喧嘩すんなよ!……スキャンダルって言われても、いまさらだしなぁ」

伊織「(わ、私が渡した時より喜んでる)……いまさらって、あんた何時から此処に来るようになったのよ!」

冬馬「あー、何時くらいだ?」

やよい「一年と少し前かなーって」

伊織「長っ!」



伊織「……」

弟妹S「キャッキャ」!!

やよい「冬馬さん」

冬馬「なんだよ。俺が好きでやってることだから気にすんな」

やよい「でもあれ、高かったんじゃ」

冬馬「こういうときでもねぇとつかわねぇしな。ちょっとしたもんだ」

やよい「うっうー、冬馬さんからは貰ってばかりですね」シダレカカリ

冬馬「そうでもねぇよ。こっちは一人暮らしの寂しさを消してもらってるしな、どっこいだ」ポンポン

伊織「」

やよい「もう家族ですね」

冬馬「そうか?」

やよい「はい」

伊織「(なんだろう、ストーブは部屋の隅なのに目の前が熱い」

伊織「……私、今日は帰るわ」

やよい「え!でも、伊織ちゃんも来たばかりじゃ」

冬馬「そうなのか?だったらもう少し居ても良いんじゃね?」

伊織「お構いなく!!(何が悲しくて親友の惚気を見なきゃいけないのよ馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

なんで独り身なのにクリスマスネタなんて書こうとしたのか……

春香「TVの前の皆さん、元旦ですよ!元旦!」

冬馬「事務所の垣根を越えて」

愛「アイドル大集合ですよぉぉ!!!!!!!」

キーーーーーーーーン!!

スタジオ「!!!」モンゼツ

春香「あ、愛ちゃん?鼓膜破れちゃうから少し小さめに話そうか?」

愛「えー!!??これでも半分の力なんですよ!!!???」

冬馬「ならささやけ!!」ゴン

愛「いだっ!!」

春香「冬馬君、グーは駄目だよグーは」

冬馬「あーついうっかり」

涼「愛ちゃんがこれ以上馬鹿になったらどうしてくれるんですか」

愛「これ以上って、酷くないですか!?」

涼「?」

絵理「……」ヌクヌク

真「絵理が完全に寝に入る体勢なんだけど」

伊織「あんなに煩かったのに、どうして起きないのかしら」

冬馬「慣れだろ」

スタジオ「あぁ」

愛「私の扱いについて改善を求めます!!」

冬馬「ミカンでも食ってろ」ポイ

愛「わーい!!」


春香「この番組は765961876」

冬馬「聞き取り辛い言い方すんな」

春香「えへへ、私たち765プロと」

冬馬「俺たち961プロと」

愛「わふぁふぃふぁふぃふぁんふぁふふふぉふぁ!!」モグモグモグ!!!

涼「僕たち876プロのアイドルでお送りするのんべんだらり番組です!」

冬馬「お前男バージョンだと僕なのな」

涼「まぁ私って言うキャラじゃないですしね」

美希「グーグー」スピー

貴音「はふはふ」ズルルルルル

翔太「番組中に寝るアイドルとラーメン啜るアイドルなんてレアだね」

伊織「たるんでるわ!」

千早「でも、皆部屋着でコタツに入ってるから仕方が無いんじゃないかしら」

雪歩「ジャージは楽ですぅ」

涼「スウェットも楽々ですね」

冬馬「水瀬だけが外行きの服だな」

伊織「部屋着はNGなのよ、色々とね」


やよい「このミカン美味しいです!」

春香「福寿小町っていうらしいね」

北斗「果汁が甘いな」

絵理「ハムハム」モグモグゴロゴロ

真「絵理、寝転びながらミカン食べるのはやめようよ」

カンペ「OKです」

真美「良いんだ!?」

亜美「太っ腹すっなー」

愛「美味しい美味しい!!」


美希「冬馬剥いてー」

冬馬「はいはい」

美希「あーん」

冬馬「ほれ」

美希「あむ」パクッ

美希「んー甘くて美味しいのー!!」

千早「……」ズモモモモモモモ

美希「と、冬馬!千早さんにも剥いてやるの!」

冬馬「あん?」

千早「……」アーン

冬馬「準備万端ってか?」ムキムキ

千早「……」アーン

冬馬「ほらよ」

千早「……」モグモグ

千早「美味しいわ」

春香「はー、こうやってコタツに入りながら番組が出来るなんて、正月は凄いなぁ」

冬馬「そうだな」

翔太「だらけるのは好きじゃねぇ!とか言わないの冬馬君?」

冬馬「あん?たまにはこういうのも悪かねぇしな」


ゆめをーはじめてねがってーふんふふん


千早「春香の鼻歌ベルが鳴ったところでコーナーはいります」

春香「いつ?いつ録ったの!?」

千早「貴方が泊まりに来た日よ」

冬馬「……」

春香「そこ!春香さんの歌唱力に残念そうな顔をするな!」


涼「始まりましたアイドル物ボケグランプリ!司会は僕、876プロダクション所属ディアリースターズ秋月涼と!」

美希「なんでか知らないけど961ワッペンを貰ってる765所属プロジェクトフェアリー星井美希と!」

北斗「さっきからミカンの皮を何度も捨てに行かされてる961所属ジュピターの伊集院北斗でお送りします!」

涼「広めのコタツに事務所バラバラで入らされた時は、何がしたいのか分かりませんでしたけど、このコーナーでチーム分けに使うみたいですね」

北斗「その前に物ボケの説明をしないと、TVの前の皆が混乱するよ」

涼「そうでした!美希さん、説明よろしく」

美希「はいなの。物ボケはね、各テーブルに用意された色々なもの……たとえばこのミカンを使って」



美希「見てみて、ほら、ミカンが宙に浮いてるの~!」マギー仕込


美希「みたいなくだらない芸をするの!」

北斗「なつかしい芸をチョイスしたね」

涼「あははは」

美希「で、これを各チームにやってもらうんだけど、まずは誰が何処チームなのかを分かり易くするためにテロップを流すの!」


Aチーム,いおり,千早,真,真美,翔太

Bチーム,春香,冬馬,雪歩,やよい,絵理,

Bチーム,北斗,美希,貴音,響

Dチーム,あずさ,亜美,涼,愛




涼「これ、席の意味あります!?」

カンペ「ありません」

北斗「まぁ、このだらだら番組にそういうのなさそうだもんね」

美希「ミキ的にはこれくらいオーケーなの」

美希「あ、これデータ放送で見ている皆に投票してもらえるみたいなの」

春香「はーい!投票されるとどうなりますかー?」

涼「一番面白いとされたチームには、各事務所の社長からお年玉が授与されます」

あずさ「それは私も貰えるのかしら~?」

美希「ばっちりなの!」

亜美「こりゃ頑張るしかないね、愛ちん!」

愛「そうだね!!!!!!頑張ろう!!!!!!!」

冬馬「うるせぇぇぇぇぇ!!」


一番手、Aチーム伊織


伊織「この伊織ちゃんがすばらしい物ボケを見せてあげるわ!……お題はパソコンね」


伊織、パソコンを見てひっくり返したり開いたりした挙句、それを持ってダンベル上げをやって見せた。



亜美「いおりん、今のは?」

伊織「パソコンの使い方を知らない時の真」

春香「ぶふ!」

真美「wwww」

涼「がふっ」

真「あとで覚えてろ!?」




二番手、Bの春香

春香「伊織はなんでも出来るなぁ……お題雑誌」


心持ち鼻の下を伸ばして袋とじを開ける仕草。


冬馬「……」ヒキ

響「……?」

あずさ「あぁ、前は良く見たわねぇ」

春香「通じないものかぁ」


三番手、C北斗。

北斗「さて、俺としては無難に済ませたいけど……お題ゲーム機」


激しく動く指と連動して揺れる身体。


絵理「物ボケというか、あるある?」

やよい「ゲームセンターの車のゲームだと、皆そうなりますよね」

亜美「亜美も覚えがあるなぁ」




四番手、Dあずさ。

あずさ「ふふ、こういうので良いなら気は楽ね……お題はまな板~」

美希「チャレンジャー現る!なの」


あずさ「あら千早ちゃん、元気?」

まな板「」

あずさ「まぁ、うふふ」

春香「(いい歳した大人がまな板に話しかけるって……」

千早「……くく」プルプル

伊織「(千早、笑ってるんだけど」

あずさ「えぇ?肩を叩いて欲しい?任されました~」



あずさ、自分の胸を持ち上げると、立てかけられているまな板に振り下ろす!!



あずさ「おっぱいで肩を叩くなんて斬~新!」

男アイドル「う、うわぁ」ドンビキ

伊織「甘酒よ、甘酒が悪いんだわ……」

響「自分、こんな感じでスイカを割る女の人を動画で見たぞ……」

千早「あずささんが体を、いえ、胸を張った物ボケを見せてくれたから、私も頑張れる!」

春香「千早ちゃんが胸の話題で怒らないなんて、成長したね」

美希「ミキ、すっごく感動したの!約束以来かな?」

北斗「あ、あの約束に匹敵しちゃうんだね」

千早「///」

涼「さっきので、男性陣の胸に対する憧れを破壊しましたね」

冬馬「あれは凶器かなんかなんだろ。胸とはちげーよ」

翔太「普通が一番だって分かったことが、この番組での収穫かな」

真美「正月からおっぱいの話で盛り上がるなんて、アイドルらしくないよね」

貴音「面妖なう、と」

響「番組中にブログは止めるさ貴音」


千早「ではいきます。お題は巻尺!」

突然自分の胸囲を測りだす千早。
驚いた顔をして


千早「成長してない!?」

美希「あ、当たり前じゃないかなって思うな!」

春香「そうだよ!千早ちゃんは安定の72で良いんだよ!それ以上もそれ以下もいらないでしょ!?」

愛「この二人何気酷いですね!!!!」ヒソヒソ

冬馬「耳元で囁いた風にいってっけど、すげー煩いぞ!?」

千早「ふふん!何時までも成長しない私ではないわ。ねぇ萩原さん」

雪歩「ふぁふぃ?」モグモグ

千早「私のおっぱいは高みへ近づいたわ!」

春香「高みへ近づいた……ま、まさか!?」

伊織「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!」

雪歩「あ、このお茶美味しいですう」コクコク

真「千早の胸が成長なんてありえないよ!!」

北斗「ほんとーっに、正月番組なの?これ」

亜美「公式ツイ、祭りになってるYO」

公式ツイ「雪歩ちゃんが他人事みたいにお菓子食ってるのに草不可避」


千早「春香、ちょっとこれ持って裏に来なさい」

春香「う、うん」


春香「………」75

美希「な、何だったの春香、なんなのなの?」

伊織「その手の巻尺は、いったい何を表しているのよ!」

北斗「あ、このお煎餅旨いね」

真「持ち帰っていいかな」

翔太「真さん飽きたの?」

真「まあね」

冬馬「よし物ボケやりまーす。お題、コタツ」


ヌクヌクとコタツで温まるなか、ミカンを取ろうとして手をコタツの天板にぶつけ、さすろうとしたもう片手もぶつけて悶絶する冬馬。


雪歩「あるある」

あずさ「地味にいたいのよねぇ」

貴音「おちついて行動すれば大丈夫ですよ」



亜美「ミキミキスルーして亜美がいくよ!お題は扇子」


花柄の可愛い扇子を開いてはガン見、閉じてはガン見。

亜美「良いセンスをしているわ、センスだけぷぷぷぷぷ」

真美「千早姉ちゃんのまねかぁ」

響「千早、笑っちゃって最後まで言い切れないんだもんなぁ」




真「じゃあ続けて行くよ!お題、部屋の電気の紐」

冬馬「なんつー限定的なネタだ」




紐でシャドーボクシングをする真。
後ろにスウェーした瞬間倒れてしまい




真「倒れるだけ腹筋ワンダーコアー」ウラゴエ

一同「こっち見んなwwwwwwwwwwww」

美希「卑怯!卑怯なのそれ!!」

雪歩「げほっごほっ」

貴音「……」

響「雪歩が噴出したもの、全部貴音に直撃したさwwww」

冬馬「……」バンバンバン

北斗「冬馬がつぼってる」

春香「あっちに行きたいな」

千早「そうね」

伊織「流れを間違えたわね」

春香「自然にあっちにいる美希が凄いよ」

なんで俺は物ボケなんていう魔境に脚を踏みいれてしまったのか


涼「力尽きた雪歩先輩と貴音先輩を抜かして僕が行きます!」

真美「まこチンのあれの後にやるのはキツイよね」

雪歩「うぅぅ」

貴音「」

愛「頑張れ涼さん!!!」

絵理「がんば?」

涼「行きます!お題は湿布」


手にした湿布のフィルムを剥がそうと必死にもたつく涼。
数秒格闘した末、接着面同士がくっついてしまい、切れ気味に地面に叩きつけ

涼「あぁもう!手についてはなれない!!」

られなかった。



真美「た、叩きつけて何か言うつもりだったのかな」

いおり「本気のアクシデントな分、面白いというより見事よね」

絵理「がっかり?」

愛「まったくです!!!」


翔太「僕の出番かぁ」

冬馬「頑張れー」ぬくぬく

やよい「……(私やってない気がするけど良いよね」ぬくぬく

翔太「これ真さん一番って判りきってるんだもんなぁ。お題は蝶ネクタイ」


ネクタイをかけて、変装用のめがねをかけた翔太は、ネクタイを口の前まで伸ばして声色を変えた。


翔太「スターバーストストリーム!」

一同「ちょっと待て!!」

翔太「なにさ」

美希「そういうのは卑怯だと思うな!」

冬馬「てっきりあの死神探偵の真似だと思ったじゃねーかよ!」

翔太「嫌だなぁ、めがねに蝶ネクタイだからってコナ○君なわけないでしょ?」

千早「釈然としないわね」


絵理「早く終わらせる。お題はCD?」


CDの穴に紐を通し、横に居た愛に向けて揺らして見せる


絵理「催眠術?」

いおり「五円じゃないの?っていうネタよね」

あずさ「でも面白かったわねぇ。愛ちゃんもそう思う……?」

愛「zzz」

響「ね、寝てるぞ!?こいつ寝てるさー!!」

冬馬「おい、日高起きろ!」

愛「zzz……あと五分ぅ」

美希「ミキには判る、これはガチ寝なの」



響「必然的に自分が最後になっちゃったな」

春香「責任重大だね!」

千早「我那覇さんは完璧だから余裕よね」

真「どんな面白いものを魅せてくれるのかな」

亜真美「明日のユーチューブはヒビキンの芸で埋め尽くされるだろうNE」

響「どんだけ重いプレッシャーかけるんだ!?」

千早「我那覇さんなら大丈夫だって、私たちは知ってるわ」

伊織「だって」

あずさ「私たちは皆」

765「仲間だもんげ!!!」

響「自分を切り捨てるにおいプンプンだぞー!!」

響「でも自分は負けないからな………翔太、涼、耳を貸すさ!!」

冬馬「あ、いったんCMな」

響「うぎゃー!間が悪いぞ!!」

モノローグ風


響「自分、負けないさ。今まで正面から挑んで勝ってきたし、これからも勝つつもりなんだから」

響「絶対負けないさ!!」

ハム蔵「ヂュイ!」

響「いくぞー!お題はフラスコ!!」



響の頭でリボンを握るハム蔵と、両手でそれぞれフラスコを構えつつ後ろに控える翔太&涼

フラスコを位置が被らないように上下左右に動かす。



ハム蔵「ヂュイイイイ!!」キュピーン!!

響「行け、ファンネル!!」

涼翔太「……」ダダダダダ



冬馬「wwww」

絵理「wwwwww」

他「……??」

真美「なんで二人はフラスコ持って近くを走ってるの?」

涼翔太「しらないよ!!!」

物ボケ難航するわ、酉忘れるわで
マヂムリリスカシヨ 
ってなる


真美「えー、しゃちょー達からのお年玉は当たり前のようにまこちんが持っていってしまいましたとさ」


END



冬馬「まてまて勝手にエンディングを迎えるんじゃない」

亜美「でもさ、お年玉っていうサイコーにクールでデジタボーなイベント終わっちゃったし、後は消化試合じゃん?」

冬馬「……」

響「そこで確かにって顔をするか、普通」

真「でも他にやることあるの?この番組のタイムテーブル真っ白なのに、あと二時間近く有るんだけど」

翔太「んー、アイドルが寝転んだりお餅食べたりするのって、良い画面だと思うしこのまま行こうよ」

愛「……」スピー

千早「……」スピー

あずさ「うふふ、二人とも寝ちゃったぁ」

春香「千早ちゃん、甘酒飲んでたしテンションがおかしかったね」

伊織「私も寝ようかしら。こう、セレブリティ溢れる高級感たっぷりな寝息でも立ててね」

北斗「それ、どんな感じなのかな?」

伊織「ウィ、チャリンチャリン。ウィ、チャリンチャリン」

冬馬「お、オッサンをぶち込むんじゃねーよwwww」

春香「またコアなファンしか分からないネタ持ってきたねww」

真美「いおりんがまたそういう芸人気質に戻ってくれて、真美は感激だよ」

やよい「あの、私思ったんですけど」

涼「どうしました?」

やよい「うちの事務所でまっとうなアイドルって、元々いましたっけ?」

765「…………」

冬馬「し、辛辣だなぁ」

貴音「はっ、なにやら長い夢を見ていたようですね。やけに静かですが、収録はどうなって……」ミワタシー

一同「グーグー」

貴音「皆眠っていますね。ついったぁで状況を確認いたしましょうか」

ツイ「貴音ちゃんおきたけど、CM挟んで三十分これって放送事故だろwwww絵理ちゃんメガネメガネ!ミキミキ、冬馬君の腕に頭乗っけててワラタ」

貴音「これは……面妖な!」

響「むにゃむにゃ」

貴音「こら、響。おきなさい、収録中ですよ?」

ツイ「それ一時間前のお姫ちんに言いたいわ」

貴音「私のは気絶、気絶なので無問題でおねがいします」

響「んー?貴音ぇ?」

貴音「はい、四条貴音でございます、響」

響「まだ昼だぞ?夜飯は待つさー」グー

貴音「だれもご飯の催促などしていませんよ!?」

ツイ「ツッコンだww」

貴音「むむ、これは由々しき事態。何とかして画面を動かさねば……」

貴音「歌います。曲はTOKIOでこんくりーとじゃぱにーずさんでー」


貴音「ふぅ」

貴音「気分が乗り七曲も歌ってしまいましたが、どうでしたでしょうか」

ツイ「後ろww後ろーwwww」

貴音「はて?後ろ……」

美希「貴音が歌う恋愛サーキュレーション、ミキの心にダイレクトアタック!なの」

翔太「TOKIOさんの歌いれたあと突然ロックかましたと思ったら」

雪歩「まさかのレゲェ」

冬馬「あとはバリバリのアニソンだもんなぁ」

貴音「いつから見ていましたか?」

冬馬「いや、寝たフリ選手権やってただけだから、最初から見ていてだな」

貴音「メンヨウナウ」///

春香「さてなにしようか」

冬馬「その、友達の家に来たけどやる事がない学生みたいなこと言うなよ」

春香「公式ツイになにか面白い発言あれば拾うんだけど」

ツイ「真王子の貰ったお年玉、私気になります!」

春香「はい真、オープンね」

真美「十万くらいは入ってるよね、きっと」

雪歩「逆に、現実味のある値段じゃないかなぁ」

真「僕に開けないという選択肢はないのかな!?」

冬馬「……え?」

真「開けるよ!開けるから何言ってんのコイツみたいな目で見ないでよ!!」

真「まったく、一応僕の賞金なんだからね……」

貴音「私の犠牲、お忘れなきよう」

雪歩「……ぐ、ぐーぐー」

響「その寝たフリは厳しいさー」

冬馬「おらおら開けろー」

春香「へっへっへっ、見せろー」

あまあま「ぐへへへへ」

亜美「なんでこの二人はこう……」

伊織「片方片方だとまじめなアイドルなのよね」

真美「真美ね、マイナスとマイナスを掛けたらプラスになるのは習ったけど、プラスとプラスを掛けてマイナスになるのは習わなかったなぁ」

冬馬「おい、年下に言われて恥ずかしくないのかよ我那覇」

春香「そうだよまったく」

響「他人事みたいに言うけど、これお前達二人のことだからな!?」

真「あーもう!いいから開けるよ!!」









真「うん、開けたのはいいんだけどさ」

内容「ファミマレシート、北米版遊戯王カード、近所のスーパーのポイントカード、黒井&高木プロマイド【きゅんぱいあ仕様】」

真「誰得だよ!!」バッチーン!!

一同「wwww」


真「確かに薄いとか、触り心地がおかしいな?とかさ、色々思ってたけどね、まさかこれ……」

真美「いやいやこれはこれで美味しいじゃん?」

亜美「しゃちょーずのキュンパイアなんて滅多に見られたもんじゃないよ?」

春香「見られたもんじゃないより、見れたもんじゃないの方が適当な表現だよね」

冬馬「しかもこれ、二人とも恥じらいがゼロなところで草生えるよな」

絵理「とりあえずツイにうpするね?」カシャカシャ

ツイ「そこらのクソコラより酷いww」

あずさ「(盛り上がってるみたいだし、小計が961765円で、おつりが876円なのは黙っておきましょう」

貴音「北米版遊戯王かぁど、なるほど」

響「ん?貴音はこれ知ってるのか?」

貴音「えぇ。嗜む程度には」

ツイ「嗜む程度……」

愛「涼さんは知ってます?」

涼「多少ね。同級生でやってる人はそれなりに居るけど、それが北米版なのかはわからないなぁ」

美希「このポイントカード、おにぎり専門店のカードなの!ミキも持ってるよ?」

真「皆盛り上がってるけど、これ全然嬉しくないからね!?」


冬馬「さてなにするか」

春香「その、友達の家に行ったけどやることない学生みたいな発言は禁止だよ」

冬馬「おい公式、拾ってやるから面白くなる質問よこせ」

ツイ「無茶振り!じゃあ765プロ876プロの中で、異性として好きになるなら誰?」

冬馬「北斗、どんな感じだよ」

真美「ホクホクはどうせ皆エンジェルちゃんだよ、チャオ☆とか言うんだろうね」

雪歩「逆に純情ぶって選べないとか言いそうですぅ」

北斗「さっきと同じ流れを作ってこっちに寄越さないでくれないかな!?」

春香「……え?」

北斗「わかった、わかった。言うからそういう眼はやめて」



貴音「(あの公式ついは、冬馬に尋ねたのだと思いますが」

真美「(でも、それやったら……」

やよちはまこ「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

美希「(あの三人が色々やばいの」

翔太「(やよいちゃんは自覚してないけど、千早さんと真さんは自覚ありだよねぇ」


北斗「僕が二つの事務所で選ぶとしたら。そうだね、貴音ちゃんかな」

貴音「謹んで辞退致します」

北斗「酷くない!?」

貴音「私、もう少し体格の良い方が良いのです」

北斗「なんか理不尽に振られた気になるけど……たとえば?」

貴音「ぼぶさっぷ殿でしょうか」

一同「まじで!?」

貴音「?」

亜美「キョトンとしてる……」

ツイ「意外すぎるわw」

貴音「ふふ、冗談ですよ」

北斗「そ、そうなんだ」

貴音「それより伊集院北斗。なぜ私なのです?」

北斗「え、いや、そうだな。ユーモアもあるし、しっかりしてるし、落ち着いた雰囲気があるから、一緒に居ても疲れなそうだなって」

貴音「申し訳ありません。貴方は私の趣味では」

北斗「聞いといて二度振るってなんなんだろーねぇぇ!?」

翔太「北斗君が壊れた……」

北斗「おこだよ」

美希「……」

貴音「うふふ」

真美「オトイレ君はどーなの?なの?」

翔太「ぼくこどもだからわからない」

亜美「キショ」

翔太「さっきから酷くないかなぁ?」

亜美「男らしく玉砕しろーい」

翔太「玉砕前提で決めたくないんだけど」

冬馬「諦めろ翔太。どうせやらされるんだ」

真美「お、あまとうは乗り気なのかNE?」

冬馬「いつもならともかく、こんな風にだらけてれば、まぁ良いかなってな」グテー

響「こ、こんなにアイドルしてない冬馬は初めてみたさ」


翔太「うーん、誰か選べって言ってもなぁ」チラ

愛「?」

絵理「?」

翔太「安パイが愛ちゃんと絵理さんしか居ないんだけど、どうすれば良いの?」

亜真美「それは聞き捨てらんねーNA!!」

春香「春香さんも安パイですよ、安パイ!」

真「僕、自分ではまともな人間のつもりなんだけど」

美希「安パイってなに?」

貴音「餡子の入ったぱいのことですよ。とても美味なのです」

響「さりげなく嘘を教えるなよ貴音」

翔太「フタゴちゃんは疲れる。春香さんも疲れる。真さんは朝は筋トレ、夜はランニングって感じで疲れる」

冬馬「疲れすぎだろ」

翔太「でも、安らぎって大切じゃない?なんか765の皆は色々疲れそうで……」

真美「むむむ、では結局誰を選ぶのかNE?」

翔太「うーん、うーーーーん。絵理さんかなぁ」

冬馬「日高は声が煩いから、か?」

翔太「うん」

愛「えぇぇぇぇぇ!!!!」

北斗「うるさっ!耳元じゃないのにうるさっ!」

絵理「年下に興味はない?」

翔太「あらら、振られちゃった」

千早「そ、それじゃあ冬馬はどうなの?」

美希「誰をえらぶの?」

真美「むっふっふ~大人のセクチーマミマミを選ぶか」

亜美「魅惑のセクシーアミアミを選ぶか~?」

冬馬「誰にすっかなぁ(どうせ振られる流れだし、適当だな」グテー

冬馬「天海、チョイとこっち来いよ」

春香「?」

冬馬「足伸ばしてここに入れ」ポンポン

春香「コタツに入るだけなら呼ばなくても……」

冬馬「よっと」ポムッ

春香「!?」ヒザマクラー

やよちはまこ「!!??」

冬馬「あー、思いのほかしっくり来るな」ボケー

春香「突然の膝枕に春香さんびっくりですよ、びっくり!」

ツイ「まさかの春香ちゃんルート!」

真「冬馬、冬馬!」ポンポンポン!!

冬馬「堅そうだからいい」

千早「」ポンポンポン

やよい「」ポンポンポン

冬馬「少し薄そうなんだよなぁ」

美希「ミキは?」ポン

冬馬「惜しいが何か違うきがする」

翔太「膝枕ソムリエだね」

冬馬「まぁなぁ……ふぁ~。寝る」グテー

春香「起きてくれないの?」

冬馬「なんだよ、嫌か?」

春香「嫌って言うかなんというか(視線、いや死線が痛い!!」

冬馬「いやじゃないなら良いだろ。うん、やっぱお前(の、しっくりくる膝)が一番好きだな、俺は」

三人「ファ!」ガーン

響「あーあー」

貴音「これは何と言いますか」

真美「面妖」

翔太「だねぇ」

美希「むむ、そんなに心地いい膝だって言うなら、ミキも乗せるの!!」ヒョイ

春香「あ、こら美希」ポン

冬馬「いらっしゃい」ウェルカム

美希「お邪魔しますなの」

千早「横に……並ぶ!?」

真「まさか、そんな手があったのか!!」

やよい「う、うらや……うっうー!!!アイドルがTVの前で膝枕なんて、だめですー!!」

千早「そうよ美希。はしたないわ!」

真美「(い、いまさら正論吐いてるー!?」

貴音「(いくらなんでも必死すぎでは……」

響「これ、そもそも放送事故じゃないのか?」

ツイ「あまあまコンビにミキミキを添えるとは、分かっているな」

響「皆いいのか!こいつら一応アイドルなんだぞ!?」

ツイ「俺は嫌だけど、ニーズってあるもんね」

ツイ「あまとうモテスギワラタ」

ツイ「これ、765ファンより木星ファンの方がダメージでかくね?」

ツイ「とううの奴、2月14日は(チョコの食べすぎで鼻)血のバレンタインだわ」

ツイ「板チョコ72枚入りましたー!」

冬馬「ふぃ~」

美希「気持ち良いのぉ」

春香「あ、あはは」

雪歩「スタッフさんこれ、おかわりは……あ、ないですかそうですか」

愛「涼さん涼さん!」ポンポン

涼「やらないよ?」

絵理「ばっちこ?」ポンポン

涼「やらないからね?」

亜美「おぉ?りょうちんも、モテモテだねぇ」

翔太「そりゃあ恋人にしたい年下系芸能人ナンバーワンだもんね?二位の僕とは違うよ」

ツイ「翔太君すねてるww」

北斗「涼君は可愛い系のランクでも、かっこいい系のランクでも、色んなところの上位に居るのが面白いよね(冬馬から目をそらさないと、社長の目玉が来るな」

伊織「そうね。木星の三人は、もうイメージが固まっちゃってる感があるし、固定観念のなさが涼の強みかも(カメラこっちこっち」

ツイ「まじめに語りだしたな」

貴音「たしか、下から覗き込まれたいらんきんぐで三位、強引にべっどに押し付けられたいらんきんぐで四位、縛りたいらんきん」

真美「なんでこのお姫ちんは、こうもも容易く出し辛い名前のランクをもちだすのかNE」



雪歩「はふぅ……え、最後のCMコールですか?えっと、美味しい美味しい福寿小町、みんなで食べよう福寿小町。提供は、萩原建設でお送りします」

雪歩「えぇ、もちろん冗談ですぅ」

ツイ「フリーダム杉だろ!」

あずさ「こんなに楽しい番組も、あと五分くらいで終わりなのねぇ」

響「あずささんは呑んでただけだし、楽しいに決まってるよね」

春香「最後は宣伝ですよ!宣伝!!」

真美「まずは真美からにーちゃんねーちゃん達にお知らせだよ。来る2月14日のバレンタインデーから、全国のコンビニでアイドルチョコの発売が決定!」

真美「765全員をモチーフにしたフレーバーのチョコと、各アイドルが五つくらい書いたメッセージがランダムに入ってるから、皆買ってね?」

愛「はいはい!!次は876からです!!」

愛「タイトルは決まってないんですけど、私達ディアリースターズの新曲が決まりました!」

絵理「あと、1月30日に握手会が開きます?」

涼「その握手会で新曲を披露する予定なのでぜひ足を運んでください!」

冬馬「最後は961からだぜ」

北斗「現在FMで俺達ジュピターがやらせてもらっているラジオ番組【真夜中の木星日和】がまたCDになります!厳選された十月から十二月末までの爆笑トークと」

翔太「OPのFULL楽曲がそれぞれ、冬馬君のソロ、僕のソロ、北斗君のソロって3verで入ってるから買って欲しいな」

冬馬「そして、このCD発売を記念したスペシャルな企画を鋭意検討中だ。今の段階だとCDのケース内に当たり券を入れておいて、当選者は一緒にラジオ出演!とかなんとか」

冬馬「まぁ色々楽しいことを考えてるみたいだから、そっちも期待してくれよ!」



春香「はい!じゃあ丁度よく番組終了の時間だし、皆の変わらない活躍を願って締め、行きましょう!!」

冬馬「音頭はお前が取れよな」

愛「わくわく」

春香「はいはーい。じゃあいくよ……めざせ!」

アイドル「トップアイドル!!」





P「よしお前らそこに正座な」

アイドル「え!?」

P「がみがみがみ」

アイドル「……」

P「がみがみ」

高木「まぁまぁそこらへんにしておきたまえ」

P「社長は黙っててください」

高木「……」

P「わかったか?」

アイドル「はいぃぃ」

P「俺からは以上だ……黒井社長と石川社長も叱ってやってください」

黒井「い、いや……」

石川「あは、あははは」

P「どうかしましたか?」

黒井「どうもこうも……あ、いやあれだよ君ぃ。私のようなセレブリティはしかるべきところで叱咤するもので此処はそうじゃないというか」

石川「自分の事務所でちゃんと言い聞かせるから大丈夫よ(そもそもウチの子達、悪いことしてないような」

高木「そういうことだから、君たちも立ちなさい」

アイドル「はーい」

P「しっかりしてるものだなぁ」

冬馬「酷い目にあったぜ……別に膝枕くらい良いじゃねぇか」

春香「あはは。番組のテンションでやっちゃったけど、アイドルとしては駄目だったりしないかな」

冬馬「けどよ、前~に深夜TVで耳かきしたり抱き合いながらアトラクション制覇したりしなかったか?アレよりマシじゃね?」

春香「そういえばそんなことあったかも。楽屋で、冬馬君がドッキリに驚いて飲み物噴出したやつでしょ?近くにあった隠しカメラの画面見えなくなってたっていう」

冬馬「あぁ、バケツに足を取られたお前が転んで鯉の釣堀に落ちた、アレだ」

春香「へ、変なところまで覚えてるね!」

冬馬「お相子だろ」

美希「む~、それミキも参加してたんだから、ミキも話にいれてなの!」ダキッ

冬馬「お前はお前で、大体寝てたろ」

美希「ギクッ!」

冬馬「口で言うな口で」ポンポン

美希「えへへ、あの時はかくせーしてなかったから駄目駄目だったけど、今なら三人で楽しくロケできそうなの!」

あまあま「いやでもドッキリはなぁ」




やよちはまこ「………」

伊織「あんたら暗黒面に落ちてる顔は止めなさいよ」

貴音「恋する乙女、というには少々」

北斗「禍々しいね」

涼「春香さんと仲が良いのは知ってましたけど、美希さんとも仲が良いんですね」

冬馬「控え室に入るなり、いったいなんだ?」

涼「収録中やけに美希さんが懐いてたので気になったというか」

冬馬「あー」

翔太「それは僕も気になるなぁ。冬馬君ってば前の美希ちゃんみたいな、いわゆる「きまぐれ天才肌」な性格が大嫌いだったし」

北斗「うんうん。どうしてあそこまで気安いのか気になるよ」

冬馬「あいつに関してはわかんねぇよ」

涼「わからない?」

冬馬「おう。いつの間にか懐いてやがったし、俺もいつの間にか気安くなったし」

翔太「冬馬君って、本当他人を内側に入れるの速いよね」

北斗「まったくだ。美希ちゃんがプロデューサー一筋だから良かったものの」

冬馬「いや、そもそもアイドルが恋愛ってどうなんだ」

三人「ノーコメント」

冬馬「?」

翔太「これさ、向こうに居る真美諜報員に聞いてもらったほうが速いよね」ゴニョゴニョ

北斗「そうだな」ゴニョ

涼「実はもう、真美ちゃんと絵理ちゃんに頼んであるんですよ」ゴニョニョ

翔太「さっすがー」ニョニョ

冬馬「お前らさっさと着替えろよ」


真美「ねーねーミキミキ」

美希「ん?」

真美「どーしてあまとうと仲良しなの?」

やよちはまこ「」ガタッ

美希「それは仲良しだからだし、どうしてーって言われても困るの」

真美「だーかーらー、仲良くなったきっかけってあるじゃん!それが聞きたいなーって」

絵理「詳しく?」

愛「わたしも聞きたいです!!」

貴音「どうやらまた背が伸びたようですね、私もまだ若い」

響「うがー!自分の頭の位置でそういう確認するなー!!」

貴音「ふふ、響もまだまだ育ち盛りですよ」

響「むむぅ、せめて双子に負けないくらいは欲しいぞ」


雪歩「真美ちゃん?あんまりそういう話をねだっちゃだめだよ?」

真美「えー!お姉ちゃんは気にならないの?」

雪歩「気にはなるけど、そういうのはやっぱり、ね?」

真美「むむむ(逆らいがたし、さすが萩原ゆきぽ!」

絵理「残念至極?」

亜美「千早お姉ちゃんが、なんか不思議な顔をしてる」

伊織「あれはね、自己嫌悪が中途半端に心に染み入ってるときの顔よ。無視してやんなさい」

美希「ミキは話してもいいよ?」

春香「いいの?」

美希「別にあまとう、冬馬のことが好きなわけじゃないし平気なの」

やよい「好きじゃないんですね!?」

美希「ひゃっ!?急に近づかないで欲しいって思うな!!」

やよい「ご、ごめんなさい。けど気になるから」

美希「(まーやよいも千早さんも冬馬のこと好きみたいだし、気になるよね)」

美希「友達として仲が良いし、そういう意味では大好きだけど。ミキの一番はやっぱりハニーなの!」

某三人「大好き……」

美希「そこだけ拾われると、さすがのミキも心外なんだけど」

春香「まぁまぁ。大事なのは冬馬君と仲良くなったきっかけだから」

千早「そうね、そうよね」

真「まったくだ」

春香「あはは。で、なにがきっかけで冬馬君とは仲良く?」

美希「おにぎりなの!」


涼「おにぎり、ですって」

北斗「駄目じゃないか冬馬、餌付けなんてしたら」

冬馬「餌付けじゃねぇよ!」

冬馬「あいつ、前は適当魔人だったからやる気を出させるために…………餌付けだな、これ」

翔太「駄目じゃん」

冬馬「……」

P「いやっほーう!いえーい」

律子「………」

P「うははははh何時から居た律子」

律子「あなたが「今から初詣ですか!?行きます行きます!!」って浮かれポンチになったあたりですかね。一人で浮かれる様は見ものでした」

P「ハズカチー!!」

律子「そのテンション、アイドルに見せないからまだマシですけど結構来ますよ」

P「お前本当に俺に辛らつだよね、泣くぞ」

律子「そうですかね?優しいと思いますけど」

P「どこが?」

律子「現実を教えてあげるところです……今から、春香と千早、響と貴音以外のアイドルを家まで送る仕事がありますよね」

P「………」

律子「そんな残酷な現実に遭遇したような顔しないでもらえます?」

P「律子今日暇?暇だよね?代わりに送って」

律子「876の子達と社長達を乗せたら私の車は満載なんですけど」

P「なんで社長達!?あの人たち車で来てたよね!?」

律子「裏で飲んでましたからね。乗せられないでしょう?」

P「代行」

律子「元旦って忙しいんですよね」

P「た、タクシー」

律子「捕まると思いますか?」

P「でちくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

冬馬「Pさん、765のアイドル達が待ってるぜ?…………おい?入るぞ」ガチャ

P「……冬馬」ズーン

冬馬「……この世の絶望を飲み干したような顔をしてどうしたんだよ」

P「どうって、あはははぁぁぁぁぁぁ」

冬馬「!?」

P「ふふふ、冬馬。俺はどうやら小鳥さんとは縁遠い運命らしい……空はあんなに青いのに」フコウダワ

冬馬「ほ、本当に何が有ったよ?」

P「あえて聞くか、良いだろう。実はついさっき小鳥さんから「今から初詣に行きませんか?」って天使か女神のような声で誘われたんだが」

冬馬「よかったじゃねぇか。何が問題なんだよ」

P「お前が入ってくる時言ってたろう?アイドルたちを送らなきゃ駄目なんだ!」

冬馬「あーそれはなんというか」

P「くくく、折角誘ってもらったのにぃ」バンバン

冬馬「……」

P「それもこれも車で来たくせに酒なんて飲んで、律子に面倒見させる社長達のせいだ。訴訟ものだぞ」

冬馬「(荒れてんなぁ」

P「ふあぁぁぁぁぁ、いつまでも愚痴るのもあれだし、しょうがないが行くかなぁ」

冬馬「……Pさんはバイク乗れるか?」

P「ん?どうして?」

冬馬「良いから良いから」

P「一応ツーリングが趣味だからな、大型も乗り回せるさ」

冬馬「なら話が早い。765の送迎車って普通免許でいける奴だろ?」

P「お前何を言って」

冬馬「鈍い、代わりに送ってってやるって言ってんだよ」

P「は?」

冬馬「車もバイクも免許は取ってあるし、961の社用車でデカイの運転させてもらったりもするからな。問題なく安全運転でいけるぜ?」

P「ほ、保険は車に掛かってるから任せたいけど。仕事だしなぁ」

冬馬「まぁまぁ。良くわかんねぇけど、元はおっさん達のせいなんだろ?ならこれくらいはいいじゃねぇか」

P「そ、そうか。なら頼もうかな」

冬馬「おう任せろ………Bスタ脇の駐輪所にある黒いパシフィックコーストだから、勝手に持ってってくれ。あと鍵と駐輪許可書も」

P「あぁ。じゃあこれ、あの車の鍵な。駐車許可は運転席上のミラーに挟まってるから」

冬馬「OK」

P「それにしてもパシフィックコーストとは、冬馬がバイク乗るならもっとスマートな奴かと思ったもんだが」

冬馬「あー、おっさんが乗りもしないくせに買ったって奴を適当に貰ったからな。いや、確かにお気に入りではあるんだけどよ」

P「バイクなんて好きなのに乗れば良いんだよ。今度休みが合ったらツーリング行こうか」

冬馬「良いな。で、あんたは何乗ってんの?」

P「ワルキューレルーン」

冬馬「ワルキューレルーン?」

P「ははは、今度見せるよ」

ゆきぴょんとお姉ちゃん、どっちだっけと悩んで適当に選んだら間違い選択という残念Pの鏡

冬馬「つーわけで、俺が送るからよろしくな」

亜真美あ「はーい!」

真「え?え?」

雪歩「冬馬君免許取ってたんだ」

冬馬「おう」

やよい「うっうー!初耳です」

冬馬「いやいや、お前にはバイクに乗ってるところとか見せたろ。前に長介たちにせがまれて」

伊織「はいはいはい!!色々言いたいことはあるけどひとまず車に乗りましょう!」

伊織「(何さらっと家族ぐるみみたいな反応漏らしてんのよコイツ)」

真「大声出してどうしたの伊織?」

伊織「なんでもないわよ!」

あずさ「うふふ~、男の人の隣に座るのって緊張するわねぇ」

美希「ぶー、美希も助手席がよかったな」

冬馬「全員シートベルト付けてるよな、出すぞ」ブロロロロ

真「……」

雪歩「……」

伊織「……」

やよい「うっうー、いつもと違う感じがしますー」

亜美「そうだNE」

真美「なんでだろう」

やよい「さあ?あ、ところで冬馬さん。皆の家わかるんですか?」

冬馬「!!」テイシャ

冬馬「……ふ、誰の家から行けば効率的なんだ?」

伊織「知らないのね」

冬馬「まぁ、それはな」

真「場所的には僕、伊織、亜美真美、あずささん、美希、雪歩、やよい。だよね?」

真美「あ、真美たち今日は雪歩お姉ちゃんの所にいくから抜かしていいよ」

やよい「う?」

美希「二人とも、なにかあるの?」

亜美「ん、うちの病院新しい入院棟を建てるんだって」

真美「で、何かの縁だからってお姉ちゃんの会社に頼んだらしくて」

雪歩「今日は家で仲良く新年会ですぅ」

冬馬「仲良いな」

亜美「提携がどーたらこーたらのせいでゆきぴょんって言えなくなったけど、お年玉が増えるから許してあげよう」

雪歩「ふふふ、朝方にお父さんがぽち袋用意してたし、期待して良いんじゃないかな」

冬馬「本当に仲良いな」

真美「いやぁそれほどでも~」

あずさ「……」クークー

美希「助手席で寝ちゃだめなのー」

やよい「あはは、お酒入ってるししかたないですよ」

冬馬「そうだよなぁ……高槻、後ろから指示してくれ」

やよい「はい!」

亜美真美「じゃあねーあまと-う!」

冬馬「せいぜい正月太りしろよー」

亜美真美「はーい」

雪歩「あの、ありがとうございましたぁ。良い御年を」

冬馬「おう、そっちもな」




やよい「いっきに静かになりましたね」

冬馬「だな。ほら、着いたぞ」

やよい「ありがとうございました」

冬馬「おう、お疲れ」

やよい「あの、あがっていきませんか?」

冬馬「元旦にお邪魔は流石に失礼だろ」

やよい「平気です!」

冬馬「そ、そうか?じゃあ少しだけ挨拶に伺うか」

やよい「是非!」


やよい「ただいまー」

長介「おかえり姉ちゃん、兄ちゃんもおかえり」

冬馬「お前におかえりとかいらっしゃいとかって言われるのに、随分慣れちまったなぁ」

長介「ははは」

浩司「おにーちゃんだー!」

浩太郎「あけましてー」

冬馬「相変わらず元気だなー」ワッシャワッシャ

浩司「へへへへ」

やよい「ただいまー」

高槻父「おかえりやよい。冬馬君もいらっしゃい」

冬馬「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」フカブカ

父「こちらこそよろしくお願いします」フカブカ

母「あぁ冬馬君」

冬馬「明けましておめ」

母「良いの良いの、そんなにかしこまらないで。おせちあるから食べるでしょう?」

冬馬「いただきます」


春香『のわの!』ドボーン!!

貴音『春香が絶妙な体勢で熱湯に!』

響『ま、まだ押してないだろ春香!落ちるな!!』

千早『ふーふー!!』ゴォォォォオ

響『千早、もう焚かなくて良い!もう十分熱湯だから!熱いから!!』

千早『ふーふー!!』シュゴゴゴゴゴゴゴォ

響『わかった!楽しいんだな!?火起こし、楽しくなっちゃってるんだな!?』

春香『あ、私的にはもう少し熱いほうが』ビババン

響『家風呂か!!』

冬馬「本当にこいつら仕事選ばないよなぁ」

やよい「うっうー、765は悪食ですから」ドヤァ

冬馬「それ、誉め言葉じゃないからな?」

やよい「!?」

浩司「間違ってるー」

浩太郎「間違ってるー?」

長介「間違ってるらしいね」

やよい「もう!」

母「ふふふ、皆お代わりいる?」

男勢「はい!」

冬馬「ご馳走様でした」

母「はい、お粗末さまでした。お父さん、それでお酒はおしまいだからね」

父「はーい」

やよい「お正月だし、後一本くらいなら」

父「夜も飲むから大丈夫だよ」

冬馬「大丈夫……?」

母「良いの良いの、夜も飲むって言ってもどうせすぐに寝ちゃうんだから」

浩司「ねーねー、冬馬兄ちゃん遊ぼうよ!」

浩太郎「ねーねー」

冬馬「お、おいおい少しは休ませてくれよ」

父「仲が良いね。兄弟みたいだ」

やよい「……!」

冬馬「俺としても弟みたいな感じがしてますよ」

父「あはは。それならかすみは、さしずめ妹というところだね」

冬馬「そう、ですね。素直で可愛い妹かな」

かすみ「//////」テレテレ

やよい「」

冬馬「心配すんなよ高槻、お前も可愛い俺の妹だとおもってるさ」

やよい「妹!?」ガーン

父母「(あー」

やよい「うぅう」

冬馬「な、なんだよ不満か?でも、さすがに姉って感じじゃねえからなぁ」

父「鈍感だ」

母「鈍感ねぇ」

冬馬「そ、そろそろお暇しようかな」

浩司「えー、泊まって行けばいいのにー」

冬馬「わりいな、明日は明日で用事があるんだよ」

浩司「そうなんだ、残念」

長介「お仕事ですか?」

冬馬「半分はな。事務所で新年会なんだよ、挨拶とかしねぇとなんねぇし、面倒でしょうがねぇよ」

やよい「そんなものが有るんですか」

冬馬「765にはないのか?」

やよい「はい」

冬馬「アットホームな事務所なのにな」

やよい「「お正月はお年玉だけあれば良いんだよキミィ」って社長から、さっきの番組前にお年玉貰いました。たぶん改まった挨拶が苦手なんだと思います」

冬馬「あー」

父「そうだそうだお年玉で思い出した。冬馬君、はい」

冬馬「え?いや、さすがにそれは遠慮させてもらいますよ?」

父「いつもお世話になりっぱなしだから、これくらい受けて欲しいんだよ」

父「今年もよろしくって意味でね」

母「貰っちゃってよ。どうせ持ってても酒に消えちゃうんだから」

冬馬「いや、しかしですね俺も社会人なわけだし」

母「かかしもしかしもないよ!子供なんだから遠慮しないで貰いなさい!!」

冬馬「は、はい!ありがたくいただきます!!」

父「(押し負けたね」



冬馬「ただいまー」

冬馬「なんて言っても誰もいねぇし、艦これ開くか」

冬馬「……」イキマスヨ?アカツキノスイヘイセンニショウリヲキザミナサイ!!

冬馬「あ!遠征出し忘れてる!!ついてねー!!新年早々ついてねーよ!!」ヒャッハー

冬馬「ううあー、色々精神力が削られてるぜ」

冬馬「まぁいい、島風のレベリングがてら演習見てみようか」

冬馬「ってクソが!低レベル旗艦に高レベル艦と潜水艦とかざけんなよ!!」

冬馬「失望しました神通のファンになります」ピンポーン

冬馬「?元旦のこんな時間に誰だ」テレビデンワー

北斗『チャオ☆』

冬馬「去れ」

北斗『酷くない!?』

北斗『暇だから遊びに来たんだけど』

冬馬「今艦これ中なんで困ります^^」

北斗『煽ってる?それ煽ってる!?』

冬馬「家にはテレビなんてねーぞ」

北斗『NHKじゃないから!!』

冬馬「じゃあ何の用だよ」

北斗『暇だから来たんだって!!合鍵で入ろうと思ったら電子ロックもされてるからPASS入れろって言われてさ』

冬馬「はぁ。俺のアドレス下四桁だから勝手に入れろよ」

北斗『オーケー』

北斗「さっきぶり。これお土産のハイチュウヨーグルト味ね」

冬馬「お、テンションあがるチョイスだな。まぁ二箱買ってまだ残ってるんだけどよ」

北斗「買いすぎだろ」

冬馬「別に良いじゃねえか、美味しいんだから」

北斗「……」

冬馬「制空値はこのくらいかなー」

北斗「楽しい?」

冬馬「半分作業だな。嫁が居れば神だし、居ないなら糞だと思うぜ」

北斗「嫁ねぇ。冬馬は公式ツイッターでもその話してるけど、社長には何も言われなかったのか?」

冬馬「おっさんも提督だから大丈夫大丈夫」

北斗「へ?」

冬馬「どの海域でもルート固定艦以外は睦月型なんだよなぁ……あの愛の深さ、見習うべきか」

北斗「(わからないんだよなぁ」

北斗「そ、それはそうと冬馬」

冬馬「ん?」

北斗「前に生っすかで社長達が言っていたこと覚えてる?」

冬馬「あー、なんだったか……確かアイドル募集のお知らせだっけか」

北斗「そうそう」

冬馬「それが何なんだよ」

北斗「実は、そのメンバーが確定したらしいんだけど、そのお披露目が半年後に決まったんだよ」

冬馬「半年?早いな」

北斗「だよな。でさ、そのお披露目の前に俺達の誰かと765の誰かが出張っていって、アドバイザーみたいなことをやるんだって」

冬馬「アドバイザー?そんな暇あんのかよ」

北斗「それに集中させるため、スケジュールは真っ白にするらしいよ」

冬馬「……俺達にそこまでさせんだし、すげーアイドルの卵なんだろうな?」

北斗「名コンビって言われてたらしい社長達が選んだんだから、それなりではあるんじゃないかな」

冬馬「んー、確か高木社長がティンと来た子を引っ張ってきて」

北斗「黒井社長が育てるスタイルだったみたいだね」

冬馬「まぁ765のアイドル全員、あの人がスカウトしたってんだもん見る眼はすげえーよなぁ」

北斗「僕ら自身鍛えられたんだし、黒井社長は指導力はあるしねぇ」

二人「……」

冬馬「うかうかしてらんねーぞ!」

北斗「正月終わったら、はやめにレッスンを開始しよう」

冬馬「おう」

黒井『というわけで冬馬、お前休み明けからむこうに出向け』

冬馬「なんでこんな夜中に来るんだ……」

黒井『ウィ、お前にはアドヴァイザーとして346プロに行ってもらおうと』

冬馬「そーじゃねぇよ!何とち狂って夜中の二時に来たんだって言いたいんだよ!!ピンポンピンポン鳴らしやがって!!警備呼ぶぞ!?」

黒井『私所有のマンションだぞぉ?捕まるものかぁぁ』

冬馬「あ、すんません遅くに。五十階の天ヶ瀬ですが」

黒井『まてまてまて社長を前科持ちにするつもりか!?』

冬馬「なら違う日に来いよ!むしろメールで知らせろって」

黒井『……』

冬馬「じゃあな」

黒井『まて!』

冬馬「なんだよ」

黒井『泊めろ』

冬馬「はぁ!?なんでだよ、オッサンちこっから近いだろうが」

黒井『鍵忘れた、そして家内は寝ていて起きない』

冬馬「…………はぁ、今そっち行くから待ってろ」


黒井「いやぁ実に良い眺めだなぁ」

冬馬「そうだな。最初は高すぎて落ち着かなかったが、慣れればそれなりに楽しめるぜ」

黒井「それはよかった」

冬馬「まぁ、いまでも地震の度にびびってるけどな」

黒井「このマンションは免震対震の技術の粋が集まっている。土地自体にもしっかり対策をしているから、あの規模の地震が来ても安全だぞ?」

冬馬「それは此処に部屋貰った時に聞いたから分かってっけどよ………よし、布団は敷いたが毛布とか掛け布団はそこの棚から勝手に取ってくれ」

黒井「ウィ。そうだ冬馬、明日の朝は私が招待してやろう」

冬馬「はぁ?明日は親戚に挨拶行くから無理だって前から言ってんだろ」

黒井「朝からか?」

冬馬「いやまぁ十時くらいまでは平気だけどよ」

黒井「ならそれまでに済ませるからいいだろう?」

冬馬「そうか、ならお言葉に甘えるぜ」


冬馬「おっさんでもこういう店入るんだな」

黒井「ファミレスでもたまには良かろう。あぁ私はこのアサリのシーフードスパとドリンクバーで」

冬馬「俺はグリルチキンAライスセット」

黒井「……」

冬馬「飲み物持ってくるが、何にする?」

黒井「ホットコーヒー」

冬馬「オーケィ」


冬馬「……」

黒井「最近調子はどうだ」

冬馬「悪かねぇよ。新曲も決まってるし、木星日和も聴取率平均1%で良い水準キープしてる」

黒井「プライベートのことだ」

冬馬「あんたがそういうこと聞いてくるなんて珍しいじゃねぇか」

黒井「ふん、たまにはな」

冬馬「そっちも悪くねぇさ」

黒井「そうか……何か困ることとかはないのか?」

冬馬「ねぇよ。そもそもこんな都会のど真ん中で何かに困るなんて………なぁ親元離れての一人暮らし、なんてのに寂しい気分なんて出ねーから気にしなくて良いんだぜ?」

黒井「そうもいかん。お前の父親にはそれなりに世話になったからな、気にしないと奴に顔向けできん」

冬馬「そうかよ………まぁ一応、感謝はしてるんだぜ?」

黒井「……」

冬馬「おっさんには色々便宜図ってもらってるしな」

黒井「そらはお前が961の顔とも言うアイドルだから」

冬馬「へっ、だからってわざわざこんな日に泊まりに来るかよ。おおかた、俺が朝飯食わずに親戚んとこの行くんじゃないか心配だったんだろ?だからわざわざあんな来かたしたんだ」

黒井「ノーコメントだ」

冬馬「そうかよ」



冬馬「ご馳走様でしたっと」

黒井「安い店もたまには良い物だ」

冬馬「店先でそれを言う度胸はすげーよ」

黒井「事実だからな………私はここで帰るが、お前も気をつけて行くのだぞ?」

冬馬「わかってるよ」

黒井「ではな」

冬馬「まったく、情が深いんだか冷徹なのかわかんねぇ男だよなぁ」


冬馬「毎度のことながら、東京から広島まで一時間半で来ちまうんだから飛行機ってすげぇよなぁ」ピンポーン

親戚「はいはーい」ガチャ

冬馬「どうも」

親戚「あら、冬馬君いらっしゃい」

冬馬「あけましておめでとうございます」

親戚「挨拶は中で、ね?ほら入って入って、お父さんももう来てるから」

冬馬「はい、おじゃまします」

冬馬父「やぁ冬馬、元気そうでなによりだ。あぁ、この酢の物美味しいなぁ」モグモグ

冬馬「親父も相変わらず食い意地張ってて何よりだよ」

親戚「ふふ、あなたのお父さんは嬉しそうに食べるからつくり甲斐があるわぁ。家の人も見習って欲しいんだけど」

親戚夫「ん、んっ!」

親戚「下手なごまかしねぇ」

冬馬「あははは」


親戚「今日はゆっくりしていけるの?」

冬馬「いや、夜には会社のプロダクションの新年会があるから少ししたら直ぐ東京に戻る感じっす」

親戚「そうなの……あの子もここで貴方に会えるのを楽しみにしていたんだけれど、帰れなくてねぇ」

冬馬「」ドキッ

親戚「仕方ないわよね」

冬馬「え、えぇ……ところで、その」

親戚「あぁ、あの子はねぇ………ふふふ、どこに居るかは内緒よ」

冬馬「内緒?」

親戚「うん、内緒。結構早めに会えると思うから、それまでのお楽しみかしらね」

冬馬「?」


冬馬「じゃあ親父、俺は帰るからな」

冬馬父「気をつけて帰るんだぞ」

冬馬「おう」

親戚夫「冬馬君」

冬馬「はい?」

親戚夫「こいつと僕達からの新年祝い(笑)が君の家に居るからさ、仲良くしてやってよ」

冬馬「居る?仲良く?って、犬猫か何かですか?」

親戚夫「そんなものだよ。じゃあ、時間が有ればまた来なさい」

冬馬「はぁ、お邪魔しました」



黒井「新年に入ったからといって、年度が終わったわけではない。一年の締めくくりは三月だから、それを意識して明日から休日明けまでを過ごして欲しい」

黒井「……堅苦しい挨拶は此処までにして乾杯しよう」

黒井「では冬馬、我が黒井プロの顔として貴様が音頭を取れ」

冬馬「ふぁん?」モグモグ

黒井「何頬張ってるか貴様あああ!!」

冬馬「いやだって腹減ったし」

黒井「フリーダムか!貴様フリーダムなのか!?」

一同「www」

冬馬「あー、んん。じゃあかんぱーい」

一同「乾杯!!」

黒井「緩すぎだろう……」



翔太「で、広島行って直ぐにまた戻って来たの?」

冬馬「まぁな」

北斗「まめだねぇ。明日明後日くらいに改めて行けば、落ち着けたんじゃないか?」

冬馬「親父が今日くらいしか空いてないみたいだったから、しかたねぇさ……ん?」

後輩女「天ヶ瀬さん、新年おめでとうございます!」

冬馬「おう、おめでとな。あー、そういやお前年末のフェスでDランクに上がったな」

後輩女「え?なんで知ってるんですか?」

冬馬「ビデオで見たからな」

後輩女「あ、あの」

冬馬「ははは、駄目出しなんてしねーよ。半年前、養成所出た頃に比べりゃすげぇよくなってたし、この調子で頑張っていこうぜ」

後輩女「はい!ありがとうございます!!」



後輩男「冬馬先輩おめでとうございます!」

冬馬「おめでとう。まだ少し高音がブレてっから、少しずつ消して行けよ」

音響係「天ヶ瀬さんおめでとうございます」

冬馬「はい、おめでとう。最近ライブとかで良い音出てるんで、これからもよろしく」

翔太「……冬馬君人望あるねぇ」モグモク

冬馬「そうかぁ?普通こんなもんだろ」モグモグ

北斗「いやいや普通は、スタッフやら後輩やらがわざわざ来ないだろ」モグモグ

冬馬「んー、つっても現場じゃまかせっきりで話もしねぇし、仲良くもねぇし、人望って言われてもなぁ」

翔太「(後輩からしたら、自分の昇格を知ってくれてるってだけで嬉しいんだろうけどねぇ」

北斗「(当然のように誉めるし、アドバイスもするから親しみというか頼りにされてるんだろう」



冬馬「もう十一時か。翔太、俺は帰るぜ」

翔太「え?黒ちゃんに言って行かないの?」

冬馬「此処からでもわかるレベルで泥酔してんだぞ?近づかないほうが得策だろ」

翔太「あー」

冬馬「つーかお前ももう帰れよ」

翔太「北斗君が送ってくれるって話だったから待ってるんだけどね」

冬馬「………」

北斗「ねぇ、君。かわいいね、名前は?あぁ名前までかわいいなんて反則だよ」

冬馬「あの馬鹿……」

翔太「だから僕はもう少し居るよ」

冬馬「そうか。じゃあまた今度な」

翔太「ばいばーい」



冬馬「五十階だってのに十秒で着いちまうのか。エレベーターもすげーよなぁ。高性能機械の塊だぜ」

冬馬「それに改めて考えると、俺がトップアイドルだからってフロア丸ごと突っ切った部屋ってのも凄まじいもんがあるよな。エレベーターが玄関に直結してるなんてそうそうねぇだろ」ドアバタン

冬馬「ん?………女もんの靴?それになんか良い匂いがするな」クンクン

冬馬「警備がいてPASS認識が必要なんだし泥棒なわけねぇだろうが、誰だ?」

冬馬「誰か居るのかー!?」オオゴエー

??「はーい、今行きます」

冬馬「普通に返事されたぞ……って、はぁ!?」

??「お久しぶり冬馬君。いえ、お帰りなさいの方が良いのかしら?」エプロンオタマ

冬馬「みみみみみみみみみみみ、美波ちゃん!?」

美波「?」

関係ないけど、大人になってからあまり褒めてもらえなくなったから、人のことは褒められる人間になりたい。


冬馬「み、美波ちゃんはどうして此処に?」

美波「私が借りていたアパートが大規模改装されることになってね、落ち着いて住めるようになるのが二ヶ月くらい先だって言われたの。そこまで時間が空いちゃうなら、いっそ引っ越そうって思ったんだけど……」

冬馬「けど?」

美波「なかなか条件の合う部屋がなくて。それでお父さんに相談したら、おじ様から「見つかるまで冬馬の家にあがっちゃいなよ」って言われたらしくて」

冬馬「oh……(親父ナイス、だ!」

美波「それで、しばらく話がなかったからやっぱり無謀だったのねって考えてたんだけど、今日の朝になってプロ……知り合いの方の友人だって言う黒井?さんがここまで連れてきてくれて「ウィ、冬馬なら大丈夫大丈夫」って」

冬馬「そうだったのか(おっさんが朝あぁしたのは、これのためでもあるのか?」

美波「でも、迷惑になるなら直ぐに出て行くよ?冬馬君の都合は全然聞いてなかったし、今此処に居るのも本当ならあれなんだし」

冬馬「迷惑だなんて感じねぇよ、いっそ此処から通い続ければ良いじゃねかって思うくらいだしな!!!」

美波「ふふ、冬馬君は優しいね」

冬馬「///」

美波「部屋の都合が付くまで、お世話になります」ミツユビ

冬馬「お、おう。(出来るだけ長期間)ゆっくりしていってくれ」

美波「そうそう、冬馬君って結構ご飯食べるのに出先じゃあまり食べないでしょう?一応軽めにお夜食作っておいたんだけど、食べる?」

冬馬「いただきます!!」


冬馬「うまいな……」

美波「本当?」

冬馬「あぁ。一人暮らしだと料理も上手くなるのか?」

美波「そうね、私の場合は周りに飲食店がなかったから手作りしていたけど、お惣菜が売ってるんなら買っちゃうから上達しないんじゃないかしら」

冬馬「そんなもんか」

美波「冬馬君はどうなの?なんだかんだ言って一人で居るのも長いでしょう?」

冬馬「基本的に煮るのと炒めるのくらいしか作んねーから、上手くなんねぇよ。サラダはコンビにで買っちまうし」

美波「それでも作りはするのね」

冬馬「一々ファミレスとかに行くと、馴染みが出来ちまうだろ?そうなるとそこに俺のファンとかが押し寄せる可能性があるから、出来るだけ外で食うことはしないようにしてる」

美波「栄養のバランスは取ってる?」

冬馬「野菜肉魚をモリモリ食ってしっかり動く、これアイドルの基本な」

美波「基本」

冬馬「アイドルは体が資本だからな………」

美波「そうかぁ」


美波「お風呂も沸いてるから、先に入っちゃって?」

冬馬「いや美波ちゃんが先に入れよ。男の後なんて嫌だろ」

美波「私はシャワーで済ませるから大丈b」

冬馬「女の子が体暖めないでどうすんだ」

美波「でも家主より先に入るのは」

冬馬「デモもストもねぇよ。俺が良いって言ってんだから、先入れよ」

美波「……」

冬馬「……」

美波「じゃあ、お言葉に甘えて先いただきますね」

冬馬「あぁ」



冬馬ツイ『可愛い(迫真)』



美波「ふぅ」ジョウキシタハダー

冬馬「///」ドキドキドキドキドキry

美波「んく、んく」ミズヲノムジグサー

冬馬「//////」ドキドキry

美波「はぁ、気もちよかったぁ」ハニカミ

冬馬「////////////」ドry

美波「?どうかした?」

冬馬「い、いいやぁ何でもねぇよ(胸元見えてるんだよ!!良いなチクショウ、そこの水滴俺と代われ!!!」

冬馬「ゴホンゴホン!あー俺もシャワー浴びてくっから、先寝てていいぜ」

美波「はい、お休みなさい冬馬君」

冬馬「………こういうの良いナァ」



冬馬「さて、仕事だ。今日から仕事だ、そうさ仕事だ」

冬馬「あれから三日……短いようで長かった。だが今からは仕事で遅くまで家あけるし、美波ちゃんもなんか大学以外に用事あるらしいからそこまで心臓に悪くはないはず」

冬馬「料理の腕が変わらないことに気付いたから一緒に料理、とか、ルームランナー終わりに上脱いでリビングでたら鉢合わせ、とか、もうそういうのは起こらないだろう」

冬馬「よし!後顧に憂いはないぞ、いざ行かん346プロへ!!」






武内「お待ちしておりました、天ヶ瀬さん。346プロの武内と申します、これからよろしくお願いします」ズモモモモモモモモ

冬馬「おお、こっちこそ(コイツ、出来る!!」



武内「時間まで少し時間が有りますし、よろしければ346を案内いたしますが?」

冬馬「頼む」

武内「ではこちらへ、先ずは外の施設を説明します」

武内「346プロへの入り口は主に三つ。一般のお客様と社員が来社してくる正面玄関、関係者や顔の売れているアイドル・タレントが入る南口。そして荷物を搬入する裏門」

冬馬「俺は南口か?」

武内「はい、警備員にこちらを提示していただければ直ぐにはいれますので」カード

冬馬「どうも」

武内「いえ。では続けます。敷地内にはカフェや噴水、小さいながら公園もあり、待ち時間は自由に過ごしていただいて結構です」

冬馬「はぁ、すげぇなぁ。うちのビルと大差ないぜ」

武内「346プロは、961プロと同じくブラックウェルカンパニーを親会社にしていますからね。社員の健康管理や職場環境には気をつけています」


武内「続いては内部です。おそらく天ヶ瀬さんが主に訪れることになる本棟ですが、此処は全十階丸ごとプロダクションとしての機能を有しています」

冬馬「丸ごとって言うと……?」

武内「一階はロビーですね、受付も此処でお願いします。二階には来客……そうですね、番組の打ち合わせに来られる方、記者の方などを迎える応接室がいくつもあり、総務課の事務所もこの階にあります」

武内「天ヶ瀬さんにはアドバイザーとして、取材などに付き添って貰う可能性もあります」

冬馬「なるほど」

武内「三階から四階に掛けてはジム。五階と六階がレッスンルーム。七八とプロジェクト毎の控え室があり、九階が衣裳部屋。十階にはサウナやエステ、リクライニングルームが完備されていますが……」

冬馬「346には女性アイドルしかいないから、俺は行かない方がいいんだろ?」

武内「はい。申し訳ありませんが、汗を流されたい場合は西棟の八階にある浴場をご利用ください」

冬馬「オーケィ」

武内「……では、案内もあらかた終わりましたし、アドバイスしていただくアイドル達を紹介しましょう。私達が向かうのは八階です」

冬馬「わかった」




??「魚はいやにゃー!!」

??「ミク、好き嫌い、ダメです」

??「地獄の飢餓に見舞われし迷い子よ、照覧あれ!(食べたくても食べられない人もいるんですよ!」

??「美波さん、お菓子食べます?」

??「いただくわね」





冬馬「……濃いな」

武内「皆さん、笑顔の似合うアイドル達です」

冬馬「良い言葉だよな、笑顔」

武内「はい」

428   765勢からもアドバイザーが来るから、どうあがいてもバレる。


433   この冬馬は美波だから意識しているんじゃなくて、あくまで最初に意識した異性が美波で、それがそのまま続いてるだけ。
恋愛一割憧れのお姉さん九割ってところ。


433   可愛いツイートは、艦これ関連でほぼ毎日呟いてるので誰も気に止めないと思われる。


武内「というわけで今日から皆さんのアドバイザーとして半年付いてくださる、天ヶ瀬冬馬さんです」

冬馬「よろしく(なんで美波ちゃんが此処に!?」

美波「……え?え?」

蘭子「天上より舞い堕ちる孤高の惑星!!【ジュピターの人だぁ!】」

みりあ「わぁ!凄い凄ーい!!」

みく「うにゃー!冬馬君だー!!」

李衣菜「うわー!トップアイドルだよみくちゃん!」

きらり「ジュピターだって、すごいにぃ!」

莉嘉「うんうん☆」

杏「あーうんすごいねー」

卯月「かっこいいなぁ」

智絵里「うん……」

かな子「お、お菓子持ってて怒られないかな?」

未央「大丈夫っしょ!でも、いやぁ今をときめくアイドルがアドバイザーだなんて、太っ腹だね!」

アーニャ「ダー、とてもすばらしいこと、ですね」

凛「……ねぇプロデューサー」

武内「はい、なんでしょうか渋谷さん」

凛「この人誰?」

デレラ「え!?」


未央「しぶりん知らないの!?」

凛「うん」

卯月「あの、最上位アイドルのジュピターですよ!?」

凛「う、うん」

李衣菜「あの天海春香に次ぐ、トップアイドルだって」

凛「いや、私スカウトされるまでアイドルに興味なかったから、名前を言われても」

冬馬「……」ボウゼン

武内「すみません」

冬馬「気にすんなよ、俺は俄然やる気が出てきたぜ?俺達を知らない奴が居るってことは、逆に延びシロがあるってことだからな!」

杏「あついなぁ、修造かよぉ」

美波「松岡さんと同じあつかいなの……?」

冬馬「(なんか言ってるけど気にしないぜ!)よし、アドバイザーとしてビシバシ見てやっから、気合入れて頼むな!」

デレラ「はい!」




美波「冬馬君がアドバイザーだって、物凄く驚いちゃった」コソコソ

冬馬「いや、俺としては美波ちゃんがアイドルになるほうがびっくりなんだけどよ」コソコソ

美波「良い笑顔だからアイドルになりませんかって言われちゃったから、やってみようかってね」

冬馬「まぁ頑張れば良いさ、俺もフォローしてやるよ……贔屓にならない程度にだけどな」

美波「うふふ、頼りにしてるわね」ニッコリ

冬馬「おう///」

莉嘉「二人とも妖しいー!」

未央「みなみんがあんなに人に近づいているなんて、珍しいね」

アーニャ「仲良しなのは良い事だと、思います。ミナミのулыбка、あぁ、笑顔は可愛らしいです」



武内「では、そろそろもう一人の方も到着する予定ですので、私は迎えにいきますが……あとをよろしくお願いします」

冬馬「わかった…………よし、とりあえず今日は見ているだけに徹するから、いつも通りトレーナーの指示に従って行動してくれ」

卯月「頑張ります!」

冬馬「島村は元気だなぁ」

卯月「はい!島村卯月!笑顔と明るさだけは負けませんから、ブイッ!」

冬馬「その意気だ、気張れよ」



マストレ「ワンツースリーフォー!ワンツースリーフォー!ワンツー、三村遅れてるぞ!」

かな子「はいぃ!」

マストレ「本田ぁお前は先走りすぎ!双葉は器用にだらけるな!!」

未央「はい!」

杏「はぁい」

冬馬「……(こいつら、レッスン始めた時期バラバラなんだよな?」

マストレ「テンポあげてけー!」

デレラ「はい!」

冬馬「(平均的にそれなりのレベルには達してんのな。Eは楽に飛び越えそうだが……Dランク相当かね」

冬馬「(渋谷、前川、アナスタシア、美波ちゃん、諸星、双葉が上。島村と神埼が普通で他が少し劣るくらいだが、これは体力的なものが大きいか?」

マストレ「本田ぁ!!」

未央「はいぃぃ!!」

冬馬「(本田は、少し焦りすぎ。そこを見てやればグッと良くなるだろうな」


マストレ「終了!」

デレラ「はぁぁぁ」

マストレ「しっかりクールダウンしとかないと、後に響くからな」

冬馬「マストレさん」

マストレ「なんだ?」

冬馬「誰にどういう指導するつもりとかってあるか?」

マストレ「?お前がアドバイザーとして付くんじゃないのか?」

冬馬「いや、俺も本格的に教えることなんてしたことねぇからさ。プロの方向付けを聞いて、それに合わせて出来る範囲で口出ししようってな」

マストレ「ふ、トップアイドルなのに謙虚じゃないか」

冬馬「まぁアイドルの資質と指導者の資質はちげーからな」

マストレ「なるほど。プランについてはまだ白紙に近いな。各人ユニットなのかソロなのかも企画段階だし」

冬馬「企画段階……」

マストレ「しばらくは基礎体力づくりと、既存曲の振り付け練習だな」

冬馬「オーケィ、理解したよ」


凛「マストレさんにタメ口聞いてる……」

杏「怖いもの知らずだねぇ」

きらり「でもでも、仕事の出来る男の子って感じで、素敵だよねぇ?」

蘭子「己が宿命に導かれし星は、かくも絢爛に光差すのか!【アイドルとして成長すれば、ああなれるのかな……】」

智絵里「はぁ、はぁ」

美波「大丈夫?」

智絵里「へ、平気です、これくらい」

杏「あんまり無理すると疲れるし、ほどほどにねぇ?」


冬馬「見るに徹するとか言っといてあれだが、一つアドバイザーとして命令するぜ」

デレラ「?」

冬馬「レッスン帰り、必ずジムに寄ってマラソンマシンを三十分走らせること。柔軟を朝と風呂上りに十分ずつやること。以上だ」

みく「体力づくりなのにゃ?」

冬馬「あぁ。スタミナがもたねぇとまともなパフォーマンスなんざできねぇからな。一二曲歌うだけなら今でも……まぁ行けない事もないわけじゃないだろうが」

未央「ライブは通しだもんねぇ」

きらり「いっぱい、いっぱい!ハピパピするには必要だもんにぃ!」

冬馬「そうだな」

アーニャ「頑張りましょう、ミナミ」

美波「えぇ!」




美嘉「うぅぅぅ凹むなぁ」ガチャ

武内「えっと……」

美希「ミキはこれでもトップアイドルだから、あれは仕方ないって思うな。えっと……」

美嘉「城ヶ崎美嘉だよ」

美希「ミキは色々頑張ってきたから此処まで来れたんだと思うから、美嘉も頑張ってね」

美嘉「あ、うん、精進します」

冬馬「おぉ765からは星井か」

美希「あ!冬馬なのー!!」ダキツキ!

冬馬「よう」ウケトメ

美波「あら?」

卯月「だ、大胆ですね」

未央「ねぇしぶりん?」

凛「星井美希は知ってるけど……」

美嘉「」グサッ

莉嘉「うわー!美希ちゃんだ!!かわいいー!!カリスマみたいー!!」

美嘉「」グサッグサッ

武内「あの、その」

きらり「きゃわいい服きてるねぇ!」

美希「ありがとうなの!その服も可愛いと思うな!」



蘭子「プロヴァンスの風よ【あの、プロデューサー?】」

武内「はい、何でしょうか神崎さん」

蘭子「何ゆえ其の者の魂は、色深き暗黒に陥っているのだ【どうして美嘉さんはあんなに落ち込んでるんですか?】」

武内「耳を貸してください」

蘭子「」コク

武内「最初、城ヶ崎さんが正面玄関前に居てたくさんの人に囲まれていたのですが、星井さんがたくさんのファンを引き連れて歩いて来た途端に皆さんそちらへ行ってしまいまして……」

蘭子「あー」

武内「Sランクでも上位にいるアイドルとAランクアイドルではそういうこともあるとは思うのですが、二方ともカリスマで鳴らしていますし、多少は意識してしまうのでしょうね」

蘭子「左様か【なるほどー】」


未央「仲良いの、テレビの中だけだと思ってた……」

冬馬「他がどうかは知らないが、少なくとも俺達や765の連中はキャラ作ってねぇからな?」ギュー

美希「キャラを作るアイドルなんて、そもそもたいしたことないって思うな」ムギュー

みく「耳が……」

李衣菜「痛い……」

杏「いやぁ杏も実はキャラでだらけてるんだよねぇ。だからこういう風になるのもしかたないしかたない」ゴロネ

きらり「んーもう杏ちゃん!あんまりそういうこと言っちゃめー、だよぉ!?」

アーニャ「キャラを、作る??」

美波「そうね。たとえばなんだけど、本当は大人しい子が元気溌剌!っていう性格を装っていたりすることを言うの。猫を被る、ともいうわね」

アーニャ「猫……ダー、ミクのこと、ですね!」

みく「み、みくは何といわれようと猫アイドルやめないからね!?」


凛「仲良いのはわかったけど、お昼にしない?午後からもレッスンあるんだし」

かな子「そうだね、お腹もすいたし」

美波「今日は冬馬君も美希ちゃんも合流したし、皆で食べましょうか」

莉嘉「莉嘉ね、ハンバーグ食べたいなぁ」

卯月「たしか下のカフェってそういうのも置いてありましたよね、そこにしましょう!」

美希「楽しみなの」

杏「きらりー運んでー」

きらり「おっすおっす!任せるにぃ!!」カツギアゲダッシュ!!

杏「あはは、杏は荷物じゃないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

智絵里「もう行っちゃった」

冬馬「あの二人が一番仲良いんじゃないのか?」


美希「んんんん!おにぎり美味しいのぉぉぉ!!」

卯月「み、美希ちゃんそれ七つ目ですよ?」

美希「梅とおかかとから揚げと塩しゃけは別腹って言葉、卯月は知らないの?」

卯月「聞いたことないですけど、あるんですか?」

凛「いや、聞いたことないかな」

未央「飽きないのかな」

冬馬「コイツはおにぎりとイチゴババロアさえあれば十分な奴だからな。むしろそれしか食わない」

美希「そういう冬馬だってメロンソーダばっかり飲んでるし。たまに食べに行ってもパンとか素うどんとか……飯食え飯、なの!」

冬馬「米は朝晩食ってりゃ、そんなバカスカ食わなくても大丈夫なんだよ。逆にお前の七つとか燃費悪すぎだろ、ディーゼルか」

杏「燃費云々いったらご飯なんて食べられなくなーい?杏なら、飴だけ舐めてあとは寝てすごしたいなぁ」

冬馬「燃費以前のもんだいじゃねー?」

美波「私は三食ご米が良いかな。力が沸いてくるようで」

アーニャ「味噌汁、漬物、美味しいですね。納豆は苦手、です」

みく「あーほら莉嘉ちゃん、ソースが垂れてるにゃ!」

莉嘉「どこどこ!?」

みく「ここ」フキフキ

きらり「姉妹みたいだにぃ」

美嘉「あはは、そうだね。妬けるなぁ」



李衣菜「んーやっぱりコーヒーはブラックだね!ロックだもん」

凛「とかいってミルク増し増しなのを私は知ってるよ」

李衣菜「え!?」

みりあ「李衣菜ちゃんの飲んでるコーヒーってあっまーいんだよね!」

杏「正直あれ、MAXコーヒーより少し苦いくらいだよね」

李衣菜「凛はともかく、みりあちゃんも杏ちゃんも何で知ってるの!?」

杏「飲んだし」

みりあ「飲んだもん」

李衣菜「たまに減ってるのは二人の仕業か!」

蘭子「いと黒き宝玉は無意味!新緑の焔こそが我が身に紅蓮の力をもたらすであろう!!【コーヒーはあまり……私は緑茶のほうがポカポカして好きですね】」

美希「蘭子は何を言っているの?」

冬馬「さぁ?」

蘭子「あうぅ……」ションボリ

武内「神崎さんは緑茶が好きだといっていますね」

蘭子「!!」パァァァ!

美冬「(かわいい」


冬馬「ところで、午後からの予定はどうなってんだ?」

みく「どーもこーも、あと二十分もすればレッスン開始にゃ」

冬馬「だったらこんなところでのんびりしてねぇで、さっさと行けよ」

みりあ「五分前行動じゃないの?」

冬馬「五分で柔軟体操が出来るわけねぇだろ。予定時刻より先に準備済ませて、レッスン開始時刻にトレーニングメニューを始める……これが基本だぜ?」

冬馬「これまで違ったってんなら、今日からそうなるんだよ」

凛「そういうことなら」

未央「皆行こう!」

蘭子「いざ往かん我が居城へ!」

アーニャ「ダー」

美波「ほら、杏ちゃんも」

杏「うーん、これはなかなか面倒な匂いがするなぁ」



美希「卯月は隣を気にしすぎじゃないかな?」

卯月「はいぃ」

美希「あと、振り付けは頭で考えるんじゃなくて身体で覚えたほうが良いの。ある程度は頭に残してもいいけど、それは指先のポージングとか胸の反らし具合とか、体調で変わっちゃうやつだけね」

未央「さ、最初から難しい注文だ」

美希「ミキみたいになんでも直ぐに出来ちゃうなら気にしないでもいいけど、普通の人はそんなに凄くないから、始めに100を目指さないとね」

美希「ミキは50でいいかなーって思えば45になるけど、皆が50でいいかなって思うと20くらいしか達成できないだろうし」

蘭子「……」

冬馬「コイツは規格外の天才だから、最初の振り付け云々だけ聞いとけ」

美希「むー、今のミキならちゃんと練習するよ?ノスタルジアだって二時間も練習したし!」

美波「そ、それで練習になっちゃうんだ」

冬馬「二回踊れば完璧、客前で踊れば最高の出来。そんな奴だったしな、前の星井は」



みく「でも、やっぱり二時間は少なくないかにゃ」

李衣菜「そこは才能なんだろうなぁ」

冬馬「才能の量や質は、足掻いてもどうにもならんだろ。お前達はお前達にある才能分で努力しろよ」

凛「冬馬はどうなの?やっぱりそれくらいで終わっちゃう?」

冬馬「俺だって二回三回で覚えられるさ。完璧とは行かないけどな」

莉嘉「すごいね!」

冬馬「お前らもそうなんないとな……ほら、インターバル終わりだぞ、三村起きろ!!」


武内「皆さん今日もお疲れ様でした」

きらり「とーっても、楽しかったにぃ!」

武内「それなら幸いです」

みりあ「あのねあのね、プロデューサー!」

武内「はい」

みりあ「美希ちゃんね!かっこいいんだよ!?こう、すぱーって!」

武内「彼女はダンスも出来ますからね。ぜひ参考にしてください」

蘭子「プロヴァンスの風よ!」

武内「新しいスケッチブックは此処に」

蘭子「わぁ!」キラキラ

アーニャ「プロデューサー、人気ですね」

美波「ふふ、そうね。優しい人だから、やっぱり皆気を許しちゃうのかな?」

アーニャ「ミナミは、どうですか?プロデューサーのこと好きです?」

美波「えぇ、私も好きよ」

冬馬「……」ム

美希「冬馬?」

冬馬「あ?」

美希「な、なんでもないの(なんなのなの?」


美希「というわけでフェアリー会議なのー!」

響「ドンドンパフパフ!」

貴音「……貴方達はどうしてこう私の家に潜り込めるのですか。第一、夜分に家主に断りもなく」

美希「二郎のお土産あるけど?」

貴音「良く来てくれました二人とも。お待ちしておりましたよ!!」

響「んで、急にF会議を開くなんていってどうしたんだ。美希はしばらくスケジュールに絡まないじゃないか」

美希「由々しき事態が発生したの。これは二人の意見を聞かないと治まりきかねぇの!」

貴音「気に入った口紅でもありましたか?」

響「おにぎり用に注文してた米がまずかったとかか?」

美希「口紅はまとめ買いしたし、ミキマイは凄く美味しかったから良いの!問題は冬馬!」

響「相変わらず冬馬の話か」

貴音「今度はどうしたのです。新しく誰ぞやを口説いていたのですか?」

美希「なんか色々引っかかる言い方だけど気にしないの……あのね?今日の冬馬は変だったんだ」

響「どんなふうにさ」

美希「美波が、あー美波っていうのは346のアイドルなんだけど、すっごい色っぽくて可愛いの」

貴音「その、何某がどうか?」

美希「美波が346のプロデューサーを好きっていったら不機嫌に……」

響「アイドルがプロデューサーを!?ってことじゃないのか?」

美希「だったらミキと春香がハニーのこと好きって言うのにも怒ると思うんだけど」

貴音「はて、ではなにを怒っているのやら」

響「単純に冬馬がその子のこと好きなだけなんじゃ……?」

美希「会ったばかりの子を冬馬が好きになるかなぁ?」

貴音「むむ、そればかりは一目ぼれというものがありますからなんとも言えませんね」





響「冬馬に電話してみれば良いんじゃないのか?どうして不機嫌だったのなの~とか言って」

美希「ギルティなの!」ゲシッ

響「痛いぞ!」

貴音「しかしそれが一番早い手かもしれませんよ、美希」

美希「んーそうかなぁ」

響「明日も向こうに行くんだろ?その時聞いても良いだろうしさ」

美希「ううん、ミキは拙速を尊ぶ!!今聞いてやるの!!」ケータイトリダシポパピプペ




冬馬『もしもし?』スピーカーON

美希「いま平気?」

冬馬『家に居るし、少しなら良いぜ。何のようだよ』

美希「ちょっとお話したいなって。あのね、今日のレッスン終わった後、機嫌悪かったよね?」

冬馬『機嫌?そうか?』

美希「無意識だったの?」

冬馬『そうみたいだな』

美希「なんだ、そうだったんだ。ミキはてっきり」

冬馬『てっきり?』

美希「な、なんでもねぇの!」

冬馬『変な奴だな』

響「彼女みたいな会話だな」

貴音「美希は彼に懐いてますからね、どちらかといえば妹?」

??『冬馬君、夕食が出来たよ』

妖精S「!?」

冬馬『今行くよ美波ちゃん。悪いな星井、切るぜ』

美希「う、うん」





美希「これこそまさに由々しき事態なの!!!」

響「こんな夜に女連れ込むアイドルかぁ」

貴音「ぎるてぃですね」

>凛「冬馬はどうなの?やっぱりそれくらいで終わっちゃう?」
美希「さん付け飛ばしていきなりタメ口とか、えっとね……そう、ビッチなの」

美希「ジー」

冬馬「なんだよ?」

美希「なんでもないの。ジー」

冬馬「そうか?城ヶ崎、サビ前のステップで膝が曲がりすぎだぞ。周りに合わせろ」

莉嘉「はーい」

マストレ「諸星、指先は自然に伸ばせ」

きらり「はーい」

美希「李衣菜はもっと自信もって動いたほうが良いの。いつもの智絵里より縮こまりすぎ」

李衣菜「わ、わかった」

マストレ「じゃあもう一度始めから!双葉から渋谷にセンターを変えるぞ」

デレラ「はい!」

武内「……どうですか、彼女達の仕上がりは」

冬馬「まぁ、今の所は花丸だな。プロジェクト全体のイメージがどうなるか知らねーけど、これなら半年後までにある程度の水準には行くだろうよ」

武内「そうですか」

美希「」ジー

武内「……なにかしたのですか?」

冬馬「いや、それが心当たりが全然ねーんだよ」


武内「天ヶ瀬さんの目から見て、あの人達の様子はどうでしょうか。喧嘩や揉め事は」

冬馬「大丈夫だよ。皆仲良くやってるさ」

武内「そうですか……それなら良いのですが」

冬馬「なんだよ、やけに拘るじゃねぇか。なんか気になることでもあるのか?」

武内「いえ、皆さん志望動機がバラバラでしたし、意識やモチベーションの違いから衝突というのは結構ありますから、そこがどうにも……」

冬馬「皆が皆同じ方向だけ向いて参加する、なんて無理に決まってんだろ。衝突喧嘩仲違い?上等じゃねぇか、不必要に纏まるよりよっぽど健全だぜ?」

武内「そういうものなのでしょうか」

冬馬「おう」

美希「765でも、いっぱい喧嘩するの!飴食って痔固まるって言う言葉もあるし」

杏「飴!?」

マストレ「双葉ぁぁぁ!!!!」

冬馬「それを言うなら雨降って地かたまる。だろ?」

美希「あ、そうだったの、あははははっ!?……ジー」

武内「本当に、何をしたんですか」

冬馬「……」


武内「そう、イメージで思い出しました」

冬馬「なんだ?」

武内「実はシンデレラプロジェクトから二組のユニットを出すことが、朝のミーティングで決まりました」

冬馬「おぉ、ようやくか!」

武内「はい」

冬馬「メンバーはこいつらを半分に分けるのか?」

武内「いえ、先にイメージといったように、ファンの方方がそれらを持ちやすいよう各二名ほどのユニットになります」

冬馬「つーとあれか、この二組ってのは先行組か?」

武内「はい」

冬馬「なるほどね。誰を選ぶか、そして選ばれた奴らが道を示せるか……いうなりゃ舞踏会の幕開けを告げる時計の針ってところだろうな」

武内「………」

冬馬「忘れろ」

美希「いうなりゃ舞踏会の幕開けぎるてぃなの~」

冬馬「」ギチギギチギチ

美希「イダダダダダダダ!!」

美希「いたいのぉ」ナミダメ

冬馬「自業自得だ。で、誰をどういう風に組ませる」サスリサスリ

武内「暫定的ではあるのですが、一応このメンバーでいこうかと」メモガキバサ

冬馬「どれどれ」

美希「?」

メモ紙「一つ、島村さん&渋谷さん&本田さん」

冬馬「……普通の組み合わせだな」

美希「正統派?」

メモ紙「二つ、新田さん&アナスタシアさん……神埼さんも含むか?」

美希「含むかって?」

冬馬「どういうこった?」

武内「あーいえ、神埼さんは誰と組ませたら良いのか迷いまして。なにも考えず感覚的に組んだメンバー構成だと、彼女がソロになってしまうといいますか」

冬馬「ならソロで良いじゃねぇか」

武内「彼女は内気ですし、訛りが激しいので最初から一人というわけにも……」

冬馬「(訛り?)あんたが可能な限りついてやりゃ良いだろ。あんたはプロデューサーで導く立場なんだし……それに、たとえ根拠のない直感でも、それが良いと思ったらそっちに舵を切れよ」

冬馬「それくらいつっぱしんねぇと、成功なんてできやしねぇぜ?俺らもフォローはしてやるからさ」

武内「どう、なんでしょうね」

美希「冬馬だって最初はソロデビューだったんだし、蘭子だってそれで良いと思うの。やってみて、駄目なら変えれば良いと思うな!」

武内「……もう一度深く考えてみます」



冬馬「美波ちゃん達のほうは保留にして、とりあえずは島村達のほうは確定かね?」

美希「ジー(あの冬馬が女の子を名前で呼ぶのもそうだけど、ちゃん付け……家にも潜り込めるなんて、美波、ほんとうに何者なの?」

武内「そうですね。特に問題もありませんし、決まりで良いと思います」

冬馬「いつ伝える」

武内「帰りに」

冬馬「わかった」

美希「ねぇねぇプロデューサー」

武内「はい、なんでしょうか」

美希「ユニットが決まったのはいいけど、曲は?」

武内「候補は数曲用意しています。デモを聞きましたが、どれも彼女達のデビューに相応しい物となっていますね」

冬馬「はー、前段階でその力の入れ具合。資金力だねぇ」

美希「ひー、なの」

冬馬「……ふーなんて言わねぇぞ?」

美希「へー?」

冬馬「いやだからな」

武内「ほー、やはり仲が良いですね」

冬馬「あんたが言うのかよ!」

武内「失礼、噛みました」



杏「レッスンしゅうりょーう」

未央「疲れたねぇ」

きらり「みりあちゃん、大丈夫ぅぃ?疲れてにぃ?」

みりあ「うん!元気だよ!」

みく「若さにゃ」

美波「はいはい、じゃあ身体冷やさないうちにランニングマシン使っちゃいましょう!」

デレラ「はーい」

美希「皆、纏まるの早いよね?」

冬馬「あぁ。俺達も最初は色々ごたついてたんだがなぁ」

美希「うちなんて、デコちゃんがミキにキーッて怒ったり、律子………さんがガオーッてミキに怒ったり、ハニーがガミガミミキを怒ったりしてサイアクだったの!」

冬馬「それはお前がアレだっただけだよな?そうだよな?」



杏「走るのめんどいー飴舐めたーい」タッタッタッ

美希「余裕有りそうだし速度上げるのー」

杏「ひえぇぇぇ」ダダダダダ

きらり「オッスオッス」タタタタタ

智絵里「はぁはぁはぁ」タッタッタッ

冬馬「緒方、設定下げるか?」

智絵里「だ、大丈夫です、行けますぅ」タッタッタッ

蘭子「はっはっはっ」タッタッ

冬馬「頑張れ神埼」

凛「……」タタタタタ

かな子「ひぃひぃ」トットットッ

美希「へ、へばり過ぎなの」

卯月「頑張ります!頑張ります!!」タッタッタ

美波「……」タッタッタッ

アーニャ「は、はっはっ」タタタタタ



冬馬「はい終了」

未央「お、終わった!」

杏「ほんとにもうぅ」

きらり「疲れたにぃ」

アーニャ「ミナミ、あまり疲れてません、ね?」クッツキ

美波「大学でラクロスサークルに入ってるからかしらね、ふふふ」ダキシメ

冬馬「(羨ましい)」

美希「冬馬ぁ」ギュッ

冬馬「なんだよ」ポンポン

美希「なんでもねぇの」

杏「疲れた身体に糖分は必要だけど、リア充は滅べ」

凛「飴、舐める?」

杏「うん舐めるぅ!!」

莉嘉「ねぇねぇみくちゃん、あれって餌付k」

みく「言っちゃだめにゃ」

武内「皆さんお疲れ様でした。今日はここで解散としますので、上で汗を流すなり帰宅するなり各自自由にしてください」

デレラ「お疲れ様でした!」


杏「いやぁ働いた後のシャワーはすばらしい」

かな子「え、まだレッスンしかしてないよね?」

凛「あはは、言いたいことは分かるけどね」

みりあ「みくちゃんおっぱい大きーい!」モミモミ

莉嘉「ほんとだぁ!!」モミュモミュ

みく「も、揉むんじゃないにゃ!!」

蘭子「既に機は満たした、我は漆黒の衣を身に纏わん!!【もう終わったから、先に上がっちゃうね」

アーニャ「あ、ランコ」

蘭子「?」

アーニャ「背中、髪の毛ついてます」セナカナデ

蘭子「きゃあ!?」

デレラ「可愛い」


みりあ「じゃあねー!」

莉嘉「また明日!」

アーニャ「ランコ、行きましょう」

蘭子「いざ往かん!我が城へ【そうですね、寮に帰りましょう】」

武内「あ、申し訳ありません神崎さん。話したいことがあるので少し、残ってもらえますか?」

蘭子「風の奏でる讒言、聞かぬ魔王などありはしまいぞ!!我が友アナスタシア、先んじて凱旋を許す【分かりました。アーニャちゃん、先に帰って良いよ】」

アーニャ「ダー、わかりました」

冬馬「皆帰るみてぇだし、俺もそろそろ上がるぜ」

美希「なら美希も帰ろうかな」

デレラ「お疲れ様でした!」

冬馬「おうお疲れさん……と、星井。事務所まで送ってってやろうか?」

美希「良いの!?」

冬馬「構わねぇよ」

美希「ふふー、ならお願いするの!」

冬馬「じゃあちょっと待てよ」ガサゴソ

美希「?」

冬馬「これ着てくれ」

美希「これ?」

冬馬「ジャケットとプロテクタ」

美希「ひょっとして……バイク?」

冬馬「おう」



美希「胸元がきついの」

冬馬「しゃあねえだろ。元々翔太乗せるために買った奴なんだから……ほれ」ヘルメットポイッ

美希「オトイレ君のお下がりかぁ。っていうかこれ、前にハニーに貸したっていうバイク?」カブリカブリ

冬馬「そうそう」

美希「良いなぁ、美希もバイク乗れればハニーとツーリング出来るのに」

冬馬「取れる歳になったら取りゃ良いさ」マタガリ

美希「そうするの」

冬馬「おう。じゃあ安全運転で行くが、しっかり掴まっとけよ?」

美希「はいなの!」

美希「ねーねー冬馬?」

冬馬「あー?」

美希「昨日電話した時、他に誰かいた?」

冬馬「あぁ居たな」

美希「……誰?」

冬馬「ん、親戚だよ」

美希「そうなんだ(冬馬は嘘つきなの、美波ちゃんって言ってたの!」

冬馬「だが、なんでそんなことを聞くよ」

美希「別に?あんな時間に女の子連れ込むなんて野獣さんだなぁって」

冬馬「やじゅっ!?馬鹿、変な事言うんじゃねぇよ!やましい事なんてなんもねぇからな!?」

美希「つーん、なの!」プイッ

冬馬「(な、なんなんだいったい)……っと、着いたぞ星井」

美希「あっ、と言う間だったの(結局、冬馬が誤魔化してることしかわからなかったの」

冬馬「そのスーツは明日返してくれればいいからな」

美希「うん(美波は優しいけど、ポッと出の人間に冬馬は取られたくないかな」

冬馬「お疲れ、また明日な」

美希「ねぇ冬馬(此処は攻めるべきなの」

冬馬「なんだ?」

美希「今日からミキの事は、名前で呼ぶように!」



冬馬「は?」

美希「ふんすふんす、なの」

冬馬「いやいやお前馬鹿か?名前呼びなんて出来るわけねぇだろ」

美希「いーや出来るの!現に冬馬は美波のこと名前で呼んでたもん!」

冬馬「そ、それはだなぁ」

美希「はい決まりー!はい決定なのー!ミキの事ちゃんと美希って呼ぶのー!」

冬馬「そんな勝手に……」

美希「呼ばないなら、家に女の子連れ込む野獣さんだって皆にばらすの」

冬馬「はぁ!?マジふざけんな!」

美希「なら呼ーぶーのー!」

冬馬「………」

美希「むぅ」

冬馬「はぁ、わかったよ」

美希「!!」パァァァ

冬馬「また明日な、美希」

美希「うん!なの!!」


美希「ただいまなのー!!」

音無「おかえりなさい美希ちゃん……って、どうしたの?そのライダースーツ」

美希「冬馬に乗せてきてもらったの」ルンルン

音無「へぇ、そうなのね。楽しかった?」

美希「うん!」

音無「でも彼には少し雑なイメージがあったんだけど、ちゃんと同乗者用にプロテクタを用意してるのね。若いのに感心だわ」

美希「その言い方、おばちゃん臭いよ?」

音無「ぐはっ」

伊織「こら美希、小鳥を苛めないの」

美希「あっ、デコちゃん!ただいまなの!」

伊織「はいはいおかえり。まったく何をそんなに喜んでるのよ」

美希「へへへ~聞きたい?聞きたい?」

伊織「ウザイからイヤ」

美希「えぇぇ!?聞いてなの~聞いて星井の~」

伊織「あんたが今、千早みたいな馬鹿な事言ったのは分かったから聞かなくて良いわよね?」

美希「ううう」ウルウル

伊織「はいはい、聞いてあげるから泣かない泣かない」

??「いおみきワッホイ」

美希「あのね?冬馬がね?」

伊織「うんうん(またあいつの話しかぁ」

美希「ミキのこと美希って呼んでくれることになったの!」

伊織「へ?アイツが?名前で?」

美希「うん!」

伊織「あーこれはまた修羅場ねぇ」

美希「修羅場?良くわからないけど、美希と冬馬は仲良しだから、今頃名前呼びなんて遅すぎたくらいなの。でもこれで765で一番仲良しなのはミキってことで決まr」

千早「へぇ?」

真「ふぅん?」

やよい「うっうー!これは許せないかなーって」

美希「い、何時の間に後ろに……こ、こ、これには理由があるの、弁明させていただきたく存じる所存なの」

三人「却下」

美希「な、なのぉぉぉ」


冬馬「味噌汁うめぇなぁ」

美波「ふふ、ありがとう。冬馬君の作った甘露煮も美味しいよ」

冬馬「自信作だからなぁ……」ズズズ

美波「……」モグモグ

美波「冬馬君はさ」

冬馬「うん?」

美波「美希ちゃんのこと好きなの?」

冬馬「はぇ?」

美波「違うの?」

冬馬「ばっ、違ぇよ!あいつと俺はただの知り合いでだな!!」

美波「えぇ?怪しいなぁ」

冬馬「だから違ぇって!身近な奴らは知ってるけど、美希は765のプロデューサーに惚れてんだから!!」

美波「(あれ、名前で呼んでる?)そうなの?それにしてはスキンシップが激しいみたいだけど」

冬馬「そういう性格なんだよ」

美波「じゃあ765のプロデューサーさんにもあんな感じで?」

冬馬「どうだろうな。アイツがPさんのことをハニーって言ってるのは知ってるけど、どういう感じかはわからねぇよ」





冬馬「ぎゃ、逆に美波ちゃんはどうなんだよ。す、好きな男はいねぇのか?」

美波「今の所はいないかぁ」

冬馬「でも、武内さんのこと好きってアナスタシアに言ってなかったか?」

美波「え?………あぁ、あれは人として好きよって意味だったの」

冬馬「そ、そうか」

美波「ふふふ」

冬馬「?」

美波「ううん、なんでもないの。ただ、弟は思春期だし、こういう話は出来ないから新鮮だなって」

冬馬「俺だってこういう話は苦手だよ」

美波「そういってなんだかんだ付き合ってくれるんだもん、冬馬君は優しいね」

冬馬「(喜んでいいのやら悲しむべきなのか、悩ましいな」


美希「……」レイプメ

凛「美希?美希?大丈夫?」ユスリユスリ

美希「朝までオールナイト説教だったの、寝させて……」

卯月「そんなときはこれを飲めば一発で元気になれますよ!」エナドリ

みく「良くわからないけどそれは止めたほうが良いと思うにゃ」

蘭子「」オロオロ

冬馬「お前ら、美希は心配しなくてもそのうち治るから、柔軟してこい」

未央「名前で呼んでたの?」

みりあ「なんでなんで?」

莉嘉「冬馬君なんでー!」

冬馬「おい、俺は二度はいわねぇぞ」

デレラ「はーい」


冬馬「どうしたんだよ、朝っぱらから」

美希「昨日から千早さんと真くんとやよいに怒られてたのぉ」

冬馬「あの三人にそこまでさせるって、お前なにしたんだよ」

美希「冬馬に名前で呼んでもらったことを自慢してただけなの」

冬馬「他には」

美希「やってない」

冬馬「嘘は為にならねぇぞ。あれだろアホ毛抜いたとか壁ドンとか言って菊地と如月に攻撃したんだろ」

美希「濡れ衣なの!」


武内「それで、星井さんは眠っていると」

冬馬「悪いな」

武内「いえ、構いません」

冬馬「そうか。で、ユニットの話はどうなったんだ?神埼の件だが」

武内「それなら昨日神埼さんと話をして、島村さんたちや新田さんたちの後にソロで活動をしてもらう事にしました。最初は困惑していましたが、最後には「やる」と」

冬馬「なるほど」

武内「ユニットの発表は午後のレッスン始まりに合わせてするつもりです」

冬馬「わかったぜ」

数人まとめて面倒見てやるぜ!ルートと、アイドルに恋愛はご法度だぜ!ルート、俺の心はお前だけだぜ!ルート
どれが良いんだろうか。

フラグ立ててる全員で3ルートにします。
やるとしたら真、美波?、美希?、千早、やよいで。

まぁ、そこまで行くのに時間掛かりますけど


冬馬「だぁ川内、またお前が大破かよぉ!!」

冬馬ツイ『川内、大破十連発』

冬馬「ボスまで行きゃカッコカリ済みの大和型ぶち込んだ決戦支援で叩き潰してやれるんだ。それに、道中撤退でも資源が重いんだよ!」

冬馬「ラスダン成功しねぇなぁ。資源もあと五万しかねぇし、はぁ……それにしても」

春香ツイ『ボスS三十回目。ローマ掘り、キツイ』

千早ツイ『戦果集めにE6まわしてるけど、大和型三隻ずつ使うと資材がつらいわー。ローマ二隻目だけどつらいわー』

春香ツイ『イベント集まると千早ちゃんにヘイトが溜まってしかたないんだけど!!』

冬馬「こいつらどんだけ先行ってるんだよ!オッサンにいたっては……」

黒井ツイ『イベントなんて睦月ちゃんたちがいれば余裕余裕』

冬馬「第一第二艦隊込みで睦月型上限投入とか変態すぎだろ!!」

千早ツイ『呼ばれた気がしたんですけど、呼びました?』

冬馬「如月だからって反応すんな!」

黒井ツイ『千早ちゃんが私のアカウントをフォローしている事実に驚きが隠せない』


冬馬「いやったぁぁぁ!いやったぞぉぉぉ!!E6クリア……ってローマだぁぁぁぁ!」

冬馬ツイ『E6突破&ローマ泥!眠れるぞ!!これで眠れるんだ!』

冬馬「ふぅ、E6までストレートで来たからここでの事故り具合に心臓バクバクだったが、資材は三万も飛ばなかったな」

ツイ『おめでとうま』

ツイ『おめでとうまでーす』

冬馬ツイ『ありがとうの気持ちでいっぱいだ……』

春香ツイ『ローマ?禿げろ』

千早ツイ『おっそ~い』

冬馬「こいつらはホントにもう……」

冬馬ツイ『お前ら今度会ったら覚えてろ?』

春香ツイ『ローマは一日にしてならずですよ、ならず!さぁ、そのローマを改修素材にして、掘り作業に入りましょう!!』

冬馬ツイ『イヤだよ!』

千早ツイ『春香だけに掘り地獄を押し付けるなんて、嫌な人』

春香ツイ『幻滅しました、那珂ちゃんのファン辞めます』

冬馬ツイ『いやお前らほんと覚えてろよ!?』

突破記念に書きましたたた。
ほんとにイベントは地獄やで……


武内「午後のレッスンを始める前に、皆さんにお知らせがあります」

デレラ「お知らせ?」

武内「はい。実は、このシンデレラプロジェクトから二つのユニットの結成が決まりました」

きらり「半分に別れるのかにぃ?」

武内「いえ、少人数で作るつもりです」

みく「じゃあそのユニットには誰が選ばれるにゃ?」

武内「では発表しましょう。まず最初のユニットメンバーは」

デレラ「メンバーは!?」

武内「島村さん」

卯月「は、はい!」

武内「本田さん」

未央「はーい!」

武内「そして渋谷さんです」

凛「うん、私か」

武内「以上三人が一つ目のユニットメンバーとなります」

きらり「三人ともよかったねぇ!」

みく「むう、みくが一番手だと思ったんだけどにゃあ」

みりあ「良いな良いなぁ!」

美波「ほら皆?まだ二組目の発表があるんだから、聞きましょうね?」

デレラ「はーい」



武内「二組目のユニットメンバーは……新田さん」

美波「はい」

武内「アナスタシアさん」

アーニャ「ダー、頑張ります」

武内「このお二人にお任せします。ユニット名はラブライカです」

李衣菜「おー、ロックな名前だ!」

みく「ぐぬぬぅ、またしてもみくじゃないのかぁ」

杏「ほっとしたよぉ」

未央「ねぇねぇプロデューサー!私達のユニット名は?」

武内「本田さんたちのユニット名なのですが、申し訳ありません。これといって考えつかなかったので、メンバーで決めていただこうかと」

凛「そうなんだ」

卯月「どうしましょう?」

未央「フライドチキンラヴァーズは?」

一同「却下」

未央「えええ!?」


凛「未央、流石にそれはないよ」

未央「じゃあしぶりんが言ってみてよ」

凛「プリンセスブルー」ドヤァ

未央「うわハズイ」

凛「そうかな?」

智絵里「確か永遠の幸せ?だったかな?そんな花言葉だった気がするけど」

卯月「素敵ですねぇ」

杏「でもさ、シンデレラの中で一組だけプリンセスって付くのも色々アレじゃない?」

みく「それもそうにぁ……一応シンデレラプロジェクト全体でプリンセス扱いなんだし」

李衣菜「全部プリンセスなんちゃらにすればいいんじゃない?プリンセスラブライカみたいな」

一同「却下」

李衣菜「酷い!!」

みく「ネーミングセンスの欠片も見当たらないにゃ」


美希「なんだか楽しそうなの」アフゥ

冬馬「起きたか。すっきりしたか?」

美希「うん」

冬馬「そうか」

美希「皆は何をやってるの?」

冬馬「島村達のユニット名を考えてる」

美希「ふぅん」

冬馬「……」

美希「よいしょ」ゴロン

冬馬「ん」ポン

美希「んー、やっぱり膝枕は最高なの。冬馬は春香と小鳥の次にランク付けしてあげるね!」

冬馬「はいはい光栄光栄」



未央「じゃあユニット名は生ハムデリシャスフライドチキンセスブルー、略して生シャスブルーで……」

冬馬「阿呆」ペットボトルポイッ

未央「あいた」パコン

冬馬「お前は色物アイドルにでもなるつもりかよ」

未央「あーいやそんなつもりはないけど」

冬馬「まったく。最初から色物なんて逃げ道作るんなら、俺は抜けるからな?」

未央「色物なんてならないよ!逃げ道なんて要らない要らない!!」

冬馬「じゃあ真面目に考えろ」

凛「どうしよう?」

卯月「ううう」

蘭子「ふふふ、眷属どもよ!【皆さん!」

デレラ「なぁに?」

蘭子「魔王たる我が命名せん!その名は……新世代!【私、New generationsが良いと思います!」

卯月「ニュージェネレーションズ!」

未央「おおお」

凛「良いんじゃないかな、カッコいいし」

武内「良かったですね、神崎さん。昨日一生懸命考えt」

蘭子「え、演劇の幕を下ろすのだ!!【シーっ!シーっですよ!」

デレラ「可愛い」

武内「ちなみに昨日の段階では綴りを間違っていました」

美冬「可愛い」

蘭子「ううう///」


マストレ「決まったんなら、そろそろ始めるぞ。時間は有限だ」

デレラ「はい!」

美希「プロデューサー」

武内「何でしょうか?」

美希「NGとラブライカの曲は決まった?」

武内「はい」

冬馬「へぇ?」

武内「五人には、帰り際にデモを配りたいと思うのと、明日……はレッスンがないので明後日ですが、次のレッスンから、ユニット組みは午後のトレーニングを分けたいと思います」

冬馬「分けるか」

武内「はい。そして、お二人にはその時々によってどちらかのユニットに付いて貰うことになります」

美希「時々?」

武内「状況次第という事ですね」

冬馬「おう、そういうことなら構わんぜ」

美希「ミキもオーケー」

武内「そうですか。では、そのようにお願いします」

良い切り方を思いつかなかったので、此処から真ルート【マジで短い】に入ります。
なんで真に立たせたんだろう……


真「はぁ、まさか美希に名前呼びを取られるなんて思わなかったなぁ」

雪歩「美希ちゃんは積極的に絡みに行くし、妥当な所だと思うけど……」

真「んー、ボクだって結構積極的に行ってるはずなんだけどなぁ」クイックイッ

雪歩「(関節技を積極的に掛けるのは、なんだか違う気が……」

真「まあ良いか」

雪歩「(そこで止まっちゃうから皆より三歩四歩遅れるんだよぉ!」

雪歩「(若い衆に聞いたから知ってるけど、やよいちゃんは家に誘い込んで家族づきあいしてるし、千早ちゃんは千早ちゃんで趣味が合うらしい、美希ちゃんは言わずもがな積極的に……といってもプロデューサーが好き?なのかな?」

雪歩「(どう見ても天ヶ瀬さんといる時の方が乙女なんだけど、どうなんだろ。それに……」

真「雪歩?」

雪歩「なぁに?」

真「少し喉が渇いたから、お茶しない?」キラン

雪歩「うん///」

雪歩「……(春香ちゃんはどうなのかなぁ」

??「HRKさんはプロデューサーさん一筋ですよ!一筋!!」

雪歩「え!?」

真「どうかした?」

雪歩「う、ううん。なんでもないの。あは、はははは」

雪歩「(どこからぁぁぁ!?」


冬馬「……」ズズズ

アーニャ「……」ズズズ

冬ア「ぷはぁ」

アーニャ「ごちそうさまでした、トウマ」

冬馬「おう」

アーニャ「でも、ミナミ、遅いですね」

冬馬「大学に住所変更を知らせるだけじゃないのかよなぁ?」

アーニャ「ダー。それに、こういうのは事務所がやってくれると思ってまシタ」

冬馬「んープライバシーに関わることだし、流石にそれは自分でやらねぇと」

アーニャ「そうです、か?」

冬馬「そうそう」

アーニャ「そうですか」チビチビ

冬馬「あ、この子におかわりください」

アーニャ「トウマ!」

冬馬「あとどんだけ掛かるかわかんねぇんだし、貰っとけ」

アーニャ「спасибочки」

冬馬「?」

アーニャ「ありがとう、ね」

冬馬「なるほど、Пожалуйста……だな」

アーニャ「ふふふ」

冬馬「はははは」





真「………」ギチギチ

雪歩「……(偶然入った喫茶店で天ヶ瀬さんのイチャイチャを発見した真ちゃんの顔が阿修羅過ぎる件について……真ちゃんを抜いて、765グループLINE送信」

ヒビキング『お、おう(困惑』

如月千早『詳しく、萩原さん詳しく!』


冬馬「寮、美波ちゃんと二人部屋になるんだったか?」

アーニャ「はい、楽しみです」

冬馬「楽しみか」

アーニャ「ダー」

冬馬「良い所だけじゃなく悪い所もちゃんと探して、折り合いを付けていくんだぞ?(俺はそういうのを見つける間もなかったからな」

アーニャ「ダー」

冬馬「ははは、どいつもこいつも返事だけは良いんだからな」ナデナデ

アーニャ「……」ゴロニャン




真「」ピクピク

雪歩「それ以上は駄目だよ真ちゃん!それは人倫にもとる顔だよ!?」



美波「お待たせ」

アーニャ「ミナミ!!」ダキッ

美波「はいはいアーニャちゃんどうしたの?冬馬君に苛められた?」

アーニャ「口説かれました」

冬馬「おい」

アーニャ「ふふ、嘘です」

美波「仲良くしてもらったのね」

アーニャ「ふふ」

美波「(尻尾が見える……」

冬馬「あぁそうだ。少しやることあるから、二人とも先行っててくれるか?」

アーニャ「?」

冬馬「はは、気にすんな。直ぐ行くから」





冬馬「お前、さっきからこえーよ!!」ガクブル

真「……」

雪歩「気付いてたんだぁ」

冬馬「あったりまえだろうが!あんな殺気だった目線向けられれば誰でも気付くわ!!」


冬馬「で、本当になんなんだよ。なんか文句あるのか?」

雪歩「な、何でもないですよ?ただ真ちゃんは今日アレの日で……」

真「ちょ、雪歩!」

雪歩「がっつりサブミッション系な気分らしいんですぅ」

冬馬「あー」

真「ちがっいや違くないけど、納得するな!」

冬馬「あ?なんだよサブミッションアーティストめ」

真「ヒカルドか、ボクはヒカルドなのか!?」

冬馬「はっはーん?」

真「こいつぅぅぅ!!」



真「まったく、冬馬には困っちゃうよ」プリプリ

雪歩「災難ですね」プフ-

冬馬「お前、特番の時のフリーダムさといい、ずいぶんな性格になったよな……ちくしょー、人事みたいに言いやがって」ズキズキ

雪歩「うふふふ。それはそうと、さっきの二人は誰だったんです?」

真「うんうん!!」

冬馬「俺と美希が346でアドバイザーやってんのはお前らも知ってんだろ?そういうことだよ」

雪歩「あぁ、なるほど」

真「?」

冬馬「今のでわからないのか。まじめにお前の将来が心配だよ」

真「ふん、いざとなったら冬馬に貰ってもらうからいいよ」///

冬馬「っ…………………用心棒雇う趣味はねぇから」

真「なにぃぃぃ!?」

冬馬「なんだよ」

雪歩「(真ちゃんはともかく、天ヶ瀬さん照れてる?」






絶対唯一貴音神【よいですか雪歩。生っすかで前に私は言いました「あの御仁に好かれたいのなら先に好意を示さねばならないでしょう、態度ではなく言葉で」と】

雪歩「!?」


絶対唯一貴音神【「お嫁さんにしてもらうアピール」……まさか私も、真がその神域に足を踏み入れることが出来るとは思いませんでした】

雪歩「????」

貴音「私の予想では、千早か美希が言うものだとばかり」

雪歩「し、四条さん!?」

冬馬「あ?四条?」

真「え……どこ?」

雪歩「あ、あれ……さっき声が聞こえたんだけど」

絶対唯一貴音神【ふぅ、あやうく姿を見られてしまう所でした。しかし、なるほど……天ヶ瀬冬馬の反応を見る限り、満更ではない様子】

絶対唯一貴音神【765ぷろだくしょんの仲間として、かの御仁を慕う他の娘達にも助言をしてあげられるなら良かったのですが、それでは勇気を出した真に申し訳が立ちません】

絶対唯一貴音神【なので雪歩や、私は貴方に策を捧げます。仮に、貴方がこの二人を繋げるべきと思い致すのであれば「二人とも、お似合いカップルですぅ」大作戦を決行するのです。わかりましたね?】

雪歩「は、はぁ(私のマネなのかな」

絶対唯一貴音神【似ているでしょう、ドヤァ】

雪歩「そこ、お化けいますよ」

貴音「ひぃぃ!」

冬馬「うげ!本当に四条の声したぞ、どこだ!?」

真「面妖だぁぁ!!!」


雪歩「(なるほど、四条さんだ」

アーニャ「来ません」

美波「そうねぇ」

アーニャ「……」ムゥ

美波「ふふ、冬馬君が来たら「遅い」って二人で言おうね」

アーニャ「ダー、それがいいです」

冬馬「悪い遅くなったな」

ラブライカ「遅い(です」

冬馬「ははは、許せ許せ」

真「冬馬、冬馬!紹介して!」

冬馬「ん、こっちがアナスタシアでこっちが新田美波ちゃんだ」

真「ちゃん?」

美波「あー、えっと、そちらは菊地真ちゃんと萩原雪歩ちゃんで良いのかしら?」

真「!!」ガシッ

美波「!?」

真「貴女は良い人だね……!」ウルウル

美波「え?え?」

冬馬「おい萩原」コソコソ

雪歩「言わなくても分かりますよね、やっぱり」コソコソ

冬雪「(ちゃん付けで即落ちかぁ」


真「へぇ、じゃあ美波は冬馬と親戚なんだ!」ホッ

美波「えぇ」

真「でも凄いや、アイドルの親戚がアイドルになるなんて」

美波「そうね、私も最初は考えもしなかったな」

アーニャ「……ミナミ、ミナミ」ソデクイッ

美波「なぁにアーニャちゃん」

アーニャ「むぅ」

美波「?」

アーニャ「今日は私と、デート、です!」

親戚S「(焼餅かぁ」キュン

真「デート?」

美波「えっと、それはね……」

冬馬「あー、この二人はユニットだ。メンバーの親睦を深めるためにこうして街をぶらつくことにしたんだよ」

冬馬「曲を貰っていくらか経ったがまだまだ連携が甘いからな、ありきたりだがそっから作らねぇと」

雪歩「なるほどぉ。でも、なんでデートに……」

アーニャ「ダー。二人で仲良く遊ぶのはデート、リカが言ってましタ」

雪歩「う、うーん」

真「ははは、そうだね。それならデートだ」


冬馬「俺は二人を案内しながら歩いていかないといけないわけだ。つー訳でかえr」

雪歩「私、美味しいお菓子とか可愛い雑貨のお店知ってるから教えてあげるね!アーニャちゃん」

アーニャ「ダー、お菓子はスバラシイですね!」

冬馬「いやだからな」

真「ボクは可愛い服が」

雪歩「キャピピピーン……プフフ」

真「はぁああああん?」

美波「うふふ」

冬馬「……まぁ良いか」


雪歩「あれが………で」

美波「へぇ」

アーニャ「おおお」

雪歩「こっちは……なんですぅ」

美波「じゃあこっちはどうなのかしら」

雪歩「あぁ、それは……ですね」

アーニャ「これは?」

雪歩「キツイ匂いがするから、オススメはできないね」

美波「はぁ、キャンドルってこんなに匂いがあるんだ」

雪歩「ふふ、アロマキャンドルですから。これ、落ち着くんですよ?」

アーニャ「ダー、どれが良いんでしょう?」

雪歩「アーニャちゃんはラベンダー、美波さんはジャスミンかローズマリーなんて良いんじゃないかな」

雪歩「あ、でも二人部屋になるんですよね?だったらハイビスカスが良いかも」

ラブライカ「なるほどぉ」

真「……(雑貨屋で一時間」

冬馬「……(うああああ」

真冬「(長い!!」

真「ねぇ冬馬」

冬馬「言いたいことはわかるぜ」

真「じゃあさ……」

冬馬「いやいや、一応課外レッスンっつー名目だからな、三人での外出は」

真「えー」

雪歩「でも、まだ時間掛かりますし、退屈なら二人で時間潰ししてもらっていたほうがこっちも気兼ねがないんですけど……」

美波「そうね」

アーニャ「ダー」

真「あ、アウェーだ」

冬馬「まぁそこまで言うなら萩原にお任せするさ。頼むぜ」

雪歩「はいぃ(私はフォローしないので、勝手にそっちで仲良くやってくださいねぇ」


真「さて、どうしようか」

冬馬「公園もあるし、適当な店でフリスビーでも買うかぁ?」

真「ねぇ、普通にブラブラするって選択肢はないの?」

冬馬「普通にってお前さ、周りを見ろよ」

真「………」マワリグルー

冬馬「THE・お洒落って感じで若い奴らが大量にいるような店ばかりだぞ?多少変装してるっても俺とお前じゃばれるだろ」

真「そうかなぁ」

冬馬「慢心してファミレスでばれたのを忘れたか?」

真「あー、サインねだられて断ったやつ?」

冬馬「そうだ」

真「ならしょうがないか……」



真「……」パシッ、シュッ

冬馬「……」パシッ、シュッ

真「……」パシッ、シュッ

冬馬「……お前さ」パシッ…シュッ

真「うん?」パシッ、シュッ

冬馬「あれ、どういうつもりで言ったんだよ」パシッ、シュッ

真「あれ?」パシッ、シュッ

冬馬「俺に貰ってもらうとかいうのだよ」パシッ、シュッ

真「あ」ポロッ

冬馬「……」

真「べ、別に、深い意味はないよ。ただそのままの意味で……」シュッ

冬馬「意味じゃねぇよ」パシッ


冬馬「俺が聞きたいのは、あんな所で考えなしなことを言った理由だっつーの」

真「か、考えなし……」

冬馬「そうだろ?」

真「それは」

冬馬「誰が聞いてるのかわかんねぇ状況なのに、ああいう誤解されるようなこと言いやがって」

真「誤解って……」

冬馬「トップアイドルがトップアイドルに貰って、なんて、聞かれたら誤解される以外になにかあるか?うん?」

冬馬「ただでさえ共演が多くて邪推されやすいのに「熱愛か?」なんて冗談かまされたらどうするn」

真「冗談じゃないよ」

冬馬「だろう?だから慎m」

真「そっちじゃない!」

冬馬「あん?」

真「僕は、熱愛が冗談じゃないって言ったんだ」

冬馬「それこそ冗談。俺は」

真「僕は冬馬のこと好きだからね。いわゆる、男女の仲として」

冬馬「!」



冬馬「………」

真「……なんか言ってよ」

冬馬「ふー」

真「なんだよ」

冬馬「別に」

真「……僕だって考えなしに言った訳じゃないよ。」

冬馬「じゃあなんだってんだ。何を考えてそんな……」

真「自分以外の女の子を名前で呼んだり、他の子とイチャイチャしてる」

冬馬「は?」

真「そういうのを目の前で見て、焼餅焼いちゃってるのを自覚して、それでも何も言わないなんて僕には出来ない」

冬馬「いやでも、美希は」

真「……」

冬馬「あー、アイツはPさんに惚れてるし、美波ちゃんは親戚でアナスタシアは可愛い後輩だし、お前がそういう……なんだ、焼餅焼くようなことはねえだろっていうか」

真「関係ない。問題は僕がどう感じたかだろ?」

冬馬「感じたかって言ってもだな、俺たちはアイドルなわけで恋愛は………もちろん、お前が俺を好きだって言ってくれるのは正直な話嬉しいと想うが」

真「冬馬が僕の好意を嬉しいと想ってくれてるんなら、それで良いんだ。僕の気持ちを誰に聞かれても構わないし、報道されても良いし、冗談に取られたらイヤだよ」

冬馬「…………」


真「それにさ、アイドルだからどうこうって冬馬は言うけど……」

冬馬「言うけど?」

真「僕は春香みたいに一生アイドルだーって訳じゃないし、冬馬もそうだろ?」

冬馬「そりゃ、いつかは引退するけどな……」

真「なら僕は待つし、待てるよ。アイドルじゃなく、ただの男女になれるのをね」

冬馬「ん」

真「だからさ、改めて言っておきたいんだけど良いかな?」

冬馬「…………おう」

真「僕は冬馬のことが大好きだよ。いつから好きになったとか、まるで自覚できていないけれど、それでも好きなんだ」

冬馬「……」

真「今までは恥ずかしくて伝えてなかったけど、美希のことも、千早にやよい、美波やアーニャのことも見たから……もう退けないし、退くつもりもない」

真「君に好意を持っているすべての子達に負けるつもりは無いからね」

真「……」

冬馬「………」

真「そ、それだけなんだけど!文句あるかな!?」///

冬馬「あるわけねぇさ。てか、そうだな、覚悟が出来た感じだな」

真「え?」

冬馬「頷くだけで良い。良いな?頷くだけで良いからしっかり聞け」

真「う、うん」



冬馬「俺はお前みたいに、愛を語ることは出来ねぇ」

真「うん」

冬馬「お前の気持ちは嬉しいが、アイドルの俺は応えることも出来ねぇ」

真「うん」

冬馬「ただの男になるのも、いつになるかわからねぇ」

真「うん」

冬馬「だからな、だからなぁ………その、なんだ?」

真「うん」

冬馬「俺がお前に、えっと、なんだろうな本当に。あー…………なんつーかだなぁ」

真「うん」

冬馬「……俺はアイドルになりたくてアイドルになって、そこからテッペン取りたくて突っ走って来て、まだまだ先は長いんだよ」

冬馬「だからさ。冗談じゃなく、いつになるか丸っきり、さっぱり、開幕検討もつかねえくらいわかんねぇんだけどよ………俺が、お前を好きだって言える日まで待ってて欲しい」

冬馬「そりゃな?今言えるのが一番なんだろうがよ?それはやっぱり無理だ」

真「うん」

冬馬「女に告白させといて保留とか、俺自身ありえねぇと思うけど……いつか、絶対に言うからさ」

真「うん」

冬馬「今日はその約束だけで許せ……真」

真「……うん!」

こんなシーン、あと何人分も書かなきゃならないのか(愕然)

その昔、マツイ日記は知っているという漫画があってですね、其の中で「開幕戦」「検討も着かない」を掛けたギャグがあったんですよねぇ
まぁこれはただの誤字ですが

武内「こちらがデモになります」

NG&ラブライカ「デモ?」

武内「はい、振り付けも歌詞もすべて入っていますので、なくさないでください」

未央「あー、あのさ……凄くメタなこと聞くけど」

武内「はい?」

未央「これルート分岐直前からってことで良いんだよね?」

武内「そうです。此処からは菊地さんの頑張りが出てこないルートになります」

凛「じゃあ、明日レッスンなくて明後日からっていうのも変わりないかな」

武内「はい」




美希「なんか変なことといってるんだけど……」

蘭子「因果の逆転!!【時間の巻き戻しですね!!】」

冬馬「この物言いを分かり始めてしまった自分が悔しい」


冬馬「美波ちゃんも着々とアイドルの道に進んでるんだなぁ……」シャカシャカ

美波「急にどうしたの?」トントントン

冬馬「別にたいしたことは思ってないけどさ。ただ、ユニット組んで曲貰って、明後日からレッスンも本格的になるだろ?半年後にはお披露目も決まってて、ずいぶんと早足だなって………よし後は炊き上がりを待つだけだ」キュッ

美波「冬馬君の時はどうだった?」サラダモリー

冬馬「さて、どうだったか……俺の場合は長くレッスンだけの時間があったから、そこまでトントン拍子じゃなかった気がするな」

美波「長くって……半年位?」

冬馬「あー、俺が961のオーディションでおっさんに拾われたのが小6の頃で、自分の曲をもらえたのが中2。外部のオーディションを始めて受けて、合格したのが高1の時だから、実質3年かね」

美波「そんなに!?」

冬馬「おう」

美波「焦りとか、なかったの?」

冬馬「全然!「お前は必ずものになる!!」なんて社長直々に面倒見てくれんだぜ?不安も何もありゃしねーよ」

美波「凄い……」

冬馬「実際こうしてられんのもおっさんのお陰だし、凄いもんだよな」

美波「(冬馬君のことなんだけどね)」


冬馬「貰った曲、どんな感じだ?」ガサゴソ

美波「まだはっきりとは掴めてないけど……失恋して、後悔も未練もあるけれど、強がって歩き出す人の歌かな」

冬馬「なるほどね、ただ、一発目から失恋ソングか」ガサゴソ

美波「ふふふ、でも良い曲だと思うの。一度聞いただけで耳にすんなり入ってきて、そのままメロディーが残ってるし」

冬馬「気に入ったんなら良かったよ。デビュー曲は一生物だからな、大切にしねぇと」ガサガサ

美波「そうね……ところで冬馬君?」

冬馬「あん?」ガサゴソ

美波「さっきから何を探してるの?」

冬馬「酒」

美波「!?」


美波「未成年がお酒なんて駄目でしょう!?健康に悪いし、何より法律に違反して」

冬馬「ノンアルコール」

美波「え?」

冬馬「ノンアルコールだよ」

美波「やだ、私ったら///」

冬馬「あはは(可愛い」

冬馬「と、あったあった」

美波「それ……外国の?何語なんだろ」

冬馬「さぁなぁ、英語ドイツ語って訳でもねえだろうけど……まあ大きくアルコール0って書いてあんだし問題ねぇだろ。これさ、前に北斗が大量に酒を持ち込んできやがって、其の時に処分するの忘れたまま今に至るわけだが……果実酒で祝い酒ってことで一杯、な?」

美波「……もしかして飲みたかったの?」

冬馬「……少しだけどな?」



冬馬「おあつらえ向きにチーズもクラッカーもあるし、飯も炊けた、おかずも揃ってる」

美波「本当にただ飲んでるみたいね」

冬馬「そうだなぁ……美波ちゃんは大学で飲み会とかなかったのか?」

美波「私もまだ未成年だから、基本参加しないわ」

冬馬「それがいいぜ。それに、もうアイドルになるんだし気をつけねぇとな」

美波「えぇ」

冬馬「じゃあ、飲むか!」トクトク

美波「ふふふ、ノンアルコールって言っても一応匂いはそれっぽいのね」トクトク

冬馬「みたいだな……乾杯」

美波「乾杯」










冬馬「でさぁぁ言ってやったんだよ俺なんてもてねぇぇよぉぉってさぁぁ?」

美波「酔ってるwwww冬馬君酔ってるwwww」

冬馬「いっや酔ってねえけれどもぉ?」

美波「ノンアルコールwwだからねwwww」

真アフターは美波と美希小話終わったら書くと思うよ(書くとは言ってない)


冬馬「大体よぉ?アイドルが恋愛だなんてふざけてんのによぉ?もてるんでしょう?とかばっかじゃねええののお?」グビッ

美波「でも実際もてるでしょwwww」グビッ

冬馬「一度だって告られたことねーーしーー!」グビッ

美波「ええーww嘘だーwwww」

冬馬「ダア」

美波「アーニャちゃんの真似wwへwwたwwくwwそww」グビッ

冬馬「うるせええ」グビッ

美波「じゃあ私が告白してあげるね。冬馬君大好き!!」グビ゙ッ

冬馬「俺も大好きだよぉ」グビッ

美波「両想いだねえ」

冬馬「まじかあ」

美波「wwwwww」

冬馬「wwwwww」

美波「ふふふ」

冬馬「あはは」

二人「ふああああはははははははははは!!!!!!」

美波「ふぁあ、あー笑ったら眠くなっちゃった……」

冬馬「だなぁ……寝ようか」

美波「ふふ。両想いなんだし一緒に寝ようか」

冬馬「おうう」



美波「狭いねww」

冬馬「一人用だしぃ」

美波「えい」ギュッ

冬馬「えいぃ」ギュッ

美波「ふふふ」

冬馬「あはは……暑いな」

美波「じゃあ脱いじゃおう?」ヌギヌギ

冬馬「そうしよう」ヌギヌギ

美波「あはははは、冬馬君ムキムキ」サワサワ

冬馬「美波ちゃんなんて柔らかいよ………ぐぅ」モミモミスヤァ

美波「うふふふ赤ちゃんみたいwwww………ぐぅ」スヤァ



天ヶ瀬冬馬の部屋から数えて二つ下の階の住人、悪徳さんは後にこう語ったという。


悪徳「いや驚きましたよ。だって、朝っぱらからあんな叫び声が聞こえるんですもん」

悪徳「何が驚きって、このマンション。ブラックウェルカンパニーが技術の粋を集めて作り上げた最高の免震耐震防音を誇るシロモノでしてね?いくら真上で歌おうが踊ろうが、下に震動なんて殆ど行きません」

悪徳「実際、私が大きな荷物を夜中に崩してしまったことがあったのですが、なんの苦情も来ませんでしたしね」

悪徳「だからこそ、どこからか聞こえてきたこの悲鳴の威力といったら凄まじいものでした」

悪徳「若い男女の声、なんでしょうね。感情を詰めに詰めた心の底からの叫び……そんな感じで。この土地に住まう霊が、私に何かを語りかけてきたのではないかとすら思ってしまいましたよ」

悪徳「神仏なんて糞食らえとあざ笑った生きて来た者が、そんなあやふやな存在を一瞬で信じてしまうほどのだったのです。その絶叫は……」

冬馬「……」カオマッカゼンラー

美波「……」カオマッカゼンラー

冬馬「………なぁ」

美波「ななな、72かな!?」

冬馬「いや、そのさ……」

美波「うう、うん」

冬馬「なんで俺たちは裸で抱き合ってたんだ」

美波「そ、それはその……(言えない、服を脱ぐのも一緒に寝るのも抱きついたのも、全部私の提案だったなんて……冬馬君は忘れちゃってるみたいだけど」

冬馬「俺、不覚にも酔っちまったから、あぁいやこの言い訳は卑怯だな……俺なんだろ?」

美波「へ?」

冬馬「美波ちゃんが自分から脱ぐわけねぇ。俺が無理やり……クソ!!」フンド

美波「え、えぇぇ?(ひょっとして顔が赤いのって怒ってるから!?」


冬馬「酔って女に暴行するとは、男の風上にも置けねぇよな……もう死んで償うしか」

美波「そ、そこまでする必要なんて。そもそも私が悪いんだし、ね?」

冬馬「いいや駄目だ。俺を信頼して一緒に住んでくれた美波ちゃんに酷いことをしてしまったんだぞ!これをただで済ませたら俺は今後一切、誰にも顔向けができねえ!!」

冬馬「だから俺は逝くよ」

美波「そんなの必要ないからね!?」

冬馬「美波ちゃんは優しいな。けどよ、俺みたいなクズは突き放して良いんだぜ?」

美波「あ、あのね、落ち着いて話を……」

冬馬「俺は落ち着いている。恐らく死ぬ前になって悟ったんだろう。自分の愚かさや矮小さを」トオイメ

美波「世捨て人みたいなこと言わないの!私の話を聞きなさいって!!」

冬馬「止めてくれるな」

美波「え、えええい!もう!!」ギューッ

冬馬「!?」


冬馬「みみみみみみみっみ美波ちゃんぅ!?」

美波「黙りなさい!!」ムニュ

冬馬「(や、柔らかい」

美波「昨日のあれは冬馬が悪かったとかじゃないの!」

冬馬「いやでも」

美波「私も酔っちゃって、色々歯止めが利かなくなっちゃったというか本音が出たというかね?」

冬馬「本音って……?」

美波「それは、私が冬馬君のこと……ってえええええええ!?」ギュウウウ

冬馬「」ミミキーン!

美波「(わ、私昨日冬馬君のこと大好きって言わなかったっけ!?」

冬馬「み、美波ちゃん?」

美波「(本音!?私の!?」

冬馬「あの、美波ちゃん?」

美波「(冬馬君も好きって……でも冬馬君酔ってたし、そもそも私冬馬君のこと?いや嫌いではないし意識はしてたけど、それはえっと?」

美波「どうなのいう意味!?」

冬馬「何が!?」

冬馬「落ち着いたか?」

美波「それ、冬馬君に言われたくないよ」

冬馬「……」

美波「……ふふ」

冬馬「あはは」

美波「ふふふ……ふぅ」ギュウ

冬馬「……」ドキドキ

美波「そろそろ朝御飯の用意しよっか」シーツパサッ

冬馬「ばっ、服を着ろ!」ドキドキドキドキ

美波「//////」ワスレテタヒト


美波「……」モグモグ

冬馬「……」モグモグ

美波「……(気まずい」

冬馬「……(すんげぇ気まずい。いや、俺が悪かったんだけどさ」

美波「あー、冬馬君?」

冬馬「なんだ?」

美波「えっと、その……私サークルで大学行くから、十時には出るね」

冬馬「そうか。俺は適当に出て歩いてるから、何かあったら電話してきてくれ」

美波「えぇ」

二人「………」モグモぐ


冬馬「美波ちゃんは大学行ったし、遠征も出したし、俺も出かけるか……それにしても」

冬馬「(未だに美波ちゃんの身体の感触というか、膨らみというか、そういうのが残ってやがる」

冬馬「(どんだけムッツリなんだ、俺!」

冬馬「………」

冬馬「……とりあえず喫茶店でも行くか」


貴音「おや、天ヶ瀬冬馬ですか。奇遇ですね」

冬馬「よう四条、お前ラーメン屋以外にも行くのな」

貴音「私とて、毎食らぁめんというわけではないのですが?」ギロッ

冬馬「わかった。わかったから睨むな」

貴音「まったく」

冬馬「へへへ、あぁコーヒー一つ」

貴音「……」モグモグ

冬馬「今から仕事か?」

貴音「いえ、終わったその帰りですよ」

冬馬「ふうん」

貴音「そういう貴方はどうなのですか。今からあどばいざぁの?」

冬馬「いいや。ただ暇なだけだよ」

貴音「そうですか」

二人「」ズズズ



貴音「そういえば天ヶ瀬冬馬。明日は貴方のぐらびあが載った雑誌の発売日ではありませんか?」

冬馬「おう、そうだけど……良くわかったな?」

貴音「ふふふ。響と一緒に撮影したのでしょう?ならば、要ちぇけっ!です」

冬馬「ちぇけっ!か」

貴音「ちぇけっ!です」

貴音「と、もうこんな時間ですか……では、私はそろそろお暇を」

冬馬「事務所か?なんなら送ってくぞ?」

貴音「ふふふ、実にありがたいのですが、これから別の収録がありまして」

冬馬「そうか。まぁ頑張れよ」

貴音「ええ。ごきげんよう」

冬馬「じゃあな」



美波「」ポケー

友人「美波?大丈夫?」

美波「え?え、何が?」

友人「今日、ずーっとぼんやりしてるから。寝不足?」

美波「寝不足ではないけど……ちょっとね」

友人「そう……レッスン、大変?」

美波「ううん、凄く疲れるけど、楽しいから苦しくないかな」

友人「なら良いけどさ」

美波「あはは、ごめんね(いえない、ずっと冬馬君のこと考えてたなんて……」

友人「そういえば、明日美波の冬馬君が」

美波「私のじゃないからね!?」

友人「う、うんわかってるよ?(え、なにこの反応」

友人「で、冬馬君の写真出るって話なんだけどさ」

美波「?」

友人「もう、腹筋とか胸筋が凄いらしいよ!」

美波「き、筋肉?」

友人「細く見えるのにマッチョ体系って凄いねぇ」

美波「マッチョ……」

美波「(そういえば、冬馬君は確かに逞しかったなあ。抱きしめられてると安らぐっていうか……っ!」

美波「いやいやいやいや!!」

友人「本当に大丈夫!!??」


冬馬「……おかえり」

美波「た、ただいま」

冬馬「……」

美波「……お、お風呂焚くね」

冬馬「やっておいた」

美波「ごはん」

冬馬「出来てる」

美波「そ、そう……」

二人「(や、やりづらい」

美波「さ、先にお風呂入っちゃうね!!」

冬馬「おう」


冬馬「はぁ………どうすっかなぁ」

冬馬「(離れるとそうでもねぇのに、姿見ただけで……」ポワワワワーン

冬馬「(くそっ、そりゃ昔から知ってる女の子の裸なんてみたらモンモンするに決まってんじゃねぇか馬鹿俺!!」

冬馬「(あーあー、もう!こう、肌が綺麗で感触も、こう……ほんとにこう!全体的に柔らかかったし!ぜってぇ妄想だって溢れでんだよ」

冬馬「(可愛い寝顔だったなぁ!!それに先っぽがほんのりピンk」

美波「ふぅ、あがったよ」

冬馬「ク!!!」

美波「え!?」

冬馬「なんでもねえええ!」


冬馬「じゃ、じゃあ美波ちゃんも上がったことだし俺もさっさと入っちまうから!」

美波「え、ええ行ってらっしゃい」

美波「………冬馬君が戻る前にさっさと寝ちゃおう。寝て、明日になったらすぐご飯食べて事務所に行けば良いよね」

美波「レッスン中には流石にこういう気分にはならないだろうし」

美波「はぁ、どうして意識しちゃうんだろう。ただの親戚の男の子なのに……眠ろう」


マストレ「午後からユニット組の初回レッスンということで、ユニット毎に分けず振り付けの確認……なんだが、それぞれデモである程度覚えてきたか?」

未央「一応何度も見たから、最初の方はなんとか」

凛「私も同じようなものかな」

卯月「私もです」

アーニャ「歌の方に気をとられて、ダンスはあまり、です」

美波「ごめんなさい、私も歌を重視してたので……」

マストレ「ふむ、まぁそんなものだろう」

美希「それで、先にどっちをやるの?」

マストレ「順当にNGからだ……まず、私がセンターの手本を見せるから、良く見ておけ。天ヶ瀬、音楽頼む」

冬馬「おう」ポチー



マストレ「とまぁこんなものだな」

NG「おお!」パチパチ

冬馬「この振り貰ったの一昨日だろ?完璧だな」

マストレ「くだらんおべっかはいらないな。聞き及ぶ所では、お前や星井なんて一二度でほぼ覚えてしまうのだろう?」

冬馬「美希はそうだな、俺は流石にもう少し掛かるぜ」

マストレ「ふん、大差ないだろ……では次、ラブライカの手本だ。左右反転の振りがメインであるからとりあえずは今からの動きを覚えろ。天ヶ瀬」

冬馬「へいへい」ポチ



マストレ「どうだ?」

ラブライカ「凄い」パチパチ

美希「なんだかとってもクールで、良い感じなの。見てると踊りたくなるって感じ」ダンシング

冬馬「今のとこ、手本だと右足と左足でステップ逆だな。まあ反転だって話しだし、良いのかね」

マストレ「実際に一発でやられると心が痛い!」

未央「あ、はは」

凛「別世界って感じがするよ」

アーニャ「頑張りましょウ」

卯月「うん!」

美波「そうね、皆で頑張りましょう」



美希「ふふーん、三回も踊ったしパーペキなの!」

冬馬「美希はラブライカの振り付け気に入ったみたいだな」

美希「うん!」

冬馬「じゃあ俺がNGに付いてお前がラブライカで良いか?」

美希「ミキ的にはOKかも。マストレさん、良い?」

マストレ「そこのラインで物が決まったならこちらに問題はない」

美希「じゃあ張り切って教えちゃうね!」

冬馬「マストレさんは最初こっちで借りるからな」

美希「はーい、なの!」


マストレ「はい終了!」

未央「うわーん!難しいよー!」バターン

凛「うん……難しいね」バターン

卯月「これ、出来るようになるのかなぁ」バターン

マストレ「まだ三時間しかレッスンしてないんだから、難しいのも当然だろ」

未央「でもあの二人が……」

冬馬「こんなもんか?」

美希「そこはこうだと思うな」

冬馬「こうか?」

美希「うん!」

マストレ「だから、あいつらは無視して良いんだぞ?むしろ無視しろ!」

凛「でも、私達もあれくらい出来るように成らなきゃだよね」

卯月「はい……」

未央「うーん、先行き不安ですな。みなみん達の方はどんなもん?」



美波「私もまだまだかな」

アーニャ「ダー、手ごたえなしですね」

美希「初日にしては頑張ってるって思うな。身体が追いついてないだけで、理解はしてきてるし」

美波「ふふふ、美希ちゃんにそう言って貰えると、ついその気にしちゃうわね」

美希「ミキ、嘘は言ってないもん」

未央「あー、順調ですかー」

凛「負けられないよね、こっちもさ」

卯月「追いついて、追い越しましょう!」

アーニャ「負けません」

冬馬「ははは、その意気だ……つっても焦りは禁物だぞお前ら。お披露目まではまだまだ時間あるんだからな」

NGライカ「はい」



マストレ「じゃあ予定より早いが、今日のレッスンはここまでにしよう。ちょうどキリも良いしな」

全員「お疲れ様でした!」

美希「もう少し休んだら、向こうが終わる前にランニング始めちゃうの」

未央「私はもう始めようかな」

凛「私も」

卯月「なら私も」

アーニャ「ダー」

美波「私は少し向こうの様子みてくるから。その後かな……ごめんね?」

美希「ううん!ちゃんと走るんだから、時間とかは無問題なの。ミキは見ていくけど、冬馬はどうする?」

冬馬「あー。俺は寄るところあるから先に上がるぜ。神崎たちによろしく言っといてくれ」

美希「はいなの」

デレラ「お疲れ様でした!」

冬馬「お疲れさん」


冬馬「俺のグラビアが載ってる雑誌の発売日っつーわけで書店に来たんだが」

響「なんで同じ所に買いに来るんだ?冬馬はショッピングモール入りの摩天楼に住んでて、下界に降りる仏要ないんだろう?」

冬馬「んなわけあるか。ていうか、なんでってそりゃこっちの台詞だよ。お前の家、遥か彼方の港区だろうが」

響「ば、馬鹿言うな!自分の家はポンギだぞ、近くのザギンでシースー食えるポンギだぞ」

冬馬「まじか」

響「おーまじだともさ」

冬馬「ははは、そうかそうか」

響「あっはっは」

二人「馬鹿か、お前」

店員「(仲良いなぁ」


冬馬「お、ホライゾン新刊出てるのか。表紙はミリアムだな、柔らかい笑顔がまた素敵だぜ」

響「あいかわらず氏は仕事が速いぞ」

冬馬「だな。お前、ミリアムと東絡みは好きか?」

響「もちろん、はいさーい、だぞ」

冬馬「そこで使う言葉だったかなぁ」

響「細かいこと気にするなよ神奈川人」

冬馬「それでいいのか沖縄人」

響「いいの!」

冬馬「なるほど」

響「うん。あの二人は武蔵勢の汚れに染まってないのが良いんだよなー」

冬馬「擬似家族的、がだんだんちゃんとした家族風になるのもほっこりできるぜ」

響「うんうん……ところで冬馬」

冬馬「なんだ?」

響「お前全部で何冊本買うつもりなんだ?」

冬馬「十冊かな」

響「買いすぎじゃないか?」



響「大体、何をそんなに買うんだ?」

冬馬「ホライゾンだろ?ジャイキリだろ?艦これアンソロ二冊と陽炎抜錨全巻、おれはキャプテン最新刊と刃牙道……あぁあとはさっき言ってた雑誌だな」

響「やっぱ買いすぎだろ」

冬馬「そうか?」

響「そうそう。第一自分の雑誌が最後ってどうなんだ?」

冬馬「逆に聞こうか。お前は、自分がシースルー姿でポーズ取ってる写真を本気で見たいのか?」

響「……その言い方はずるいぞ」


店員「ありがとうございましたー」

冬馬「ふぅ、あらかた買ったし満足満足」

響「自分も冬馬に釣られていろいろ買っちゃったな……最近読む時間もあまりないのになぁ」

冬馬「忙しいか、やっぱり」

響「まぁね。自分の場合、アイドル仕事より動物関連の撮影が多いからなー。今だと番組のレギュラーコーナーで日本全国の動物園とか歩き回ってるし……楽しいけど時間も取られるし、疲れるさ」

冬馬「お疲れさんだな。少し位本数減らして貰えば良いじゃねぇか」

響「あはは。自分で選んだ仕事で、それが評価されての大変さだし、出来れば減らしたくないぞ」

冬馬「そんな調子だと、家族の世話はどうしてんだ?」

響「ハム蔵とイヌ美が大体やってくれてるさ。このごろはヘビ香とタカ丸も手伝ってくれてるみたいだし、安心安心」

冬馬「それならいいけどよ……それにしても、捕食する側の動物に他の動物の世話任せるって、本当ファンタジーな奴だよな、お前」

響「ふっふーん。自分完璧だからな!!」

冬馬「それ、完璧違う」


美波「ふう、さっぱりした……」

蘭子「はふぅ」

きらり「汗をかいた後のシャワーって、気持ち良いぃよねぇ」

杏「だねぇ」

かな子「……」

みく「二人とも、髪に水が付いてるにゃ!」

みりあ「拭いてー!」

莉嘉「乾かしてー!」

李衣菜「世話焼きってロックだね」

美波「ただロックって言いたいだけよね?よね?」

杏「そこ等へん突っ込んじゃ駄目だよ、折角のキャラだし」


卯月「は、はわわわわ……」ペラッ

凛「冬馬って、案外ガッシリしてるんだね」ジーッ

アーニャ「楓のいう細マッチョ、ですか?」

凛「楓って言う人が誰か分からないけど、そうだね」ジーッ

未央「(しぶりんが思いのほか食いついてて、困惑するちゃんみおさんです……)って、みなみんも皆もおかえりー」

美波「うん、ただいま。みんなは何を見てるの?」

凛「これ」シースルートウマムッキムキ

美波「こ、これはっ」///

卯月「今日発売の月刊【電撃アイドル】ですよ!」

アーニャ「ミナミ、ミナミ!これ凄いです!!」アイドルスマイルカラノイケメンポーズ

美波「」///

未央「で、これね」ヒビキノアゴクイッ ソシテナガシメ

美波「あ、ああ」//////

凛「美波を此処まで照れさせてしまうなんて」

未央「流石トップアイドル」

卯月「ですね!!」

みく杏「(違う気がする……」


美波「(ど、どうしよう。折角忘れかけてきたのにまた//////」

智絵里「これ、お二人のプロフィールも書いてあるんですね」

かな子「そうだね」

きらり「きゃはー。美希ちゃんもきゃわいいーけど、響ちゃんもーきゃわいいにー!」

蘭子「///」

凛「この、響ってアイドル。そんなに動物飼ってるの?」

未央「前にTVで二百近く飼ってるって言ってたよ?」

凛「ネタじゃないって冬馬が言ってたし、事実なんだろうなあ」

美波「(うぅぅ、どうしよう……たぶん、家に帰ったらまたまともに顔も見れない気がする」

杏「へぇ、ゲームが趣味なんだ。嵌ってるのは艦これ。期待の新作はSO5……ほほぅ」

みりあ「すけすけだね!」

莉嘉「響ちゃん、お姉ちゃんよりエッチな感じー!」

李衣菜「また美嘉さんの心にダイレクトなダメージを与えるようなこと言ってる…」


武内「皆さん、随分お楽しみのようですが……どうなさいましたか?」

未央「これだよ」

武内「あぁ、電撃アイドルですか。確か天ヶ瀬さんと我那覇さんのグラビアがメインでしたね」

凛「うん」

未央「いやぁ凄まじいアイドルオーラですぞぉ?」

武内「では、それをぜひ参考にしていただければ幸いです」

卯月「え、あはは」

杏「経験値が足りないなぁ」

美波「あの、プロデューサー?」

武内「はい?」

美波「ちょっとお話したいことがあるんですけど……いいですか?」

武内「込み入った話のようですね。隣の部屋へ行きましょう」

アーニャ「ミナミ?」

美波「あ、気にしないで。たいした話じゃないからね?」


武内「それで、話とは?」

美波「プロデューサーは私が今冬馬君と住んでいるのは知っていますよね?」

武内「えぇ」

美波「それでなんですけど……あのですね?」ゴニョゴニョ

武内「……なるほど、アルコールゼロで酔っ払った挙句に色仕掛けをして翌朝、盛大に自爆した。恥ずかしくて顔が合わせ辛いから引越したい。ですか」

美波「す、すみません……」

武内「まぁ、そこまで弱いとは誰も思いませんし、ゼロであれば飲んだ所でお咎めは誰からも来ませんから、そこはいいのですが……」

武内「ただいまちょうど神崎さんの部屋割り調整をしていまして、もう少し時間をいただければアナスタシアさんとの相部屋も可能となるので、出来れば待って頂きたいのですが」

美波「待つのは良いんですけど、蘭子ちゃん部屋変えですか?」

武内「はい。神崎さんはソロデビューを予定しています。ですので、慣れていただくために一人部屋にしようと思いまして」

美波「なるほど。あ、私はどれくらい待てば良いんでしょう?」

武内「そうですね、三日から五日待っていただければ、と」

美波「了解です。お手数お掛けします」

大前提として
真千早やよいルートの大部分は他のルートに関わりが出ない
美希?美波?ルートは大部分が他のルートに共通した話になります。

真ルートで冬馬が「曲を貰っていくらか経った」と言っていますが、その期日は曲を貰って酒を飲んだ日プラス休日一日プラス>>665で武内Pの語った三日~五日プラスαとなります。


特に語られていないものの、真ルートと共通ルートでは、真ルートの方が美波の同居日数が短いです【流石に真と色々約束しておいて、他の女をマンションに置いておきたくなかった模様。共通では寂しいから数日引き止めてる】

あと、元々部屋割で変更が予定されていたのは、退社したアイドルが住んでいた部屋に蘭子を移動させてアーニャと分ける、ということだけ。
美波はそこに滑り込んだだけで、別に蘭子をボッチに追い込んだわけではありません。

冬馬は部屋変更の事情を知らないので「なんか幼馴染の綺麗なお姉さんが同居に来たけど一ヶ月もいなかったなぁ」という感じ。
もともと異性のことを深く考えない性格で、ラッキースケベイベントも少しすれば問題にならなくなります。

美波「これからはアーニャちゃんのところにお邪魔させてもらうことになったので、もう少ししたら出て行くね」

冬馬「は?なんだ、いやに急だな」

美波「(何時までもここにいたら、いろいろ恥ずかしいしね……)元々ある程度したらよそに部屋を借りるつもりだったし、それが寮になって早まっただけだよ」

冬馬「そうか」

美波「寂しい?」

冬馬「いいや?」

美波「私的には、そこで少し位寂しいって言ってほしいんだけどなぁ」

冬馬「そういってもな、キャラじゃねぇからそんなこと言う気にもならねぇよ」

美波「へー……家にくると必ず「帰りたくない!」って泣いてた子がそれ言うんだ?」

冬馬「む、昔のことだろ?ノーカンだよノーカン!」

美波「ふふ、そういうことにしておきましょう」


冬馬「そんなこんなで出て行く日になったわけだが……」

美波「今日から一人に戻っちゃうけど、何かあったら呼んでね?いつでも来るから」

冬馬「(なんかアレから妙にお姉さんぶることが多くなってる気がする。俺を弟かなにかと勘違いしてるんじゃ無かろうな……」

美波「あと、もうお酒は飲んじゃ駄目だからね?」

冬馬「ノンアルであれだったんだ、飲む気にもなんねぇよ!」

美波「あはは、それもそうよね(私、もう気にしないで居られてるな。良かった」

冬馬「まったく……ほら、そろそろ行かないとアナスタシアが待ちくたびれんぞ?」

美波「うん」

冬馬「……」

美波「ね、冬馬君」

冬馬「おう」

美波「短い間だったけど、お世話になりました」

冬馬「いや、俺も世話になったよ。色々助かったこともあったし……まぁ、これからも別方向でよろしく頼む」

美波「えぇ、こちらこそよろしくお願いします」

冬馬「………と、改まって挨拶しといてあれだが、結局明日からまたずっとレッスンで会うんだよなぁ」

美波「それは言っちゃいけないと思うよ!?」

例の如く切るタイミングが掴めないので、ここから美希?ルートに入ります。


美希「わんつーわんつー、凛はもう少し大きく動こうね」

凛「わかった」

冬馬「島村は動きが大きすぎるから、もう少し抑えような」

卯月「はい!」

冬馬「あと本田!先走り過ぎだって何度も言わせんじゃねぇ!!」

未央「はい!」

美希「未央はセンターなんだから、基準になるように落ち着くかないと駄目だよ」

未央「はい!」

美希「三人とも振り付けは覚えてきたみたいだし、あとは修正修正アンド修正なの!」

冬馬「修正しかいってないぞ?」

美希「それが一番大事だって思うし」

未央「うんうん!というわけでもういっちょ行こう!」

冬馬「張り切るのは良いけどな、少しは力抜けよ」

未央「でも、まだまだ出来てないし」

美希「時間はたくさん有るんだから、ドシっと構えたほうが良いと思うんだけど」

未央「そうなのかなぁ」

冬馬「そうなんだよ。何度何度も言うが、お前は焦りすぎ、突っ走りすぎ。クールに行こうぜ」

未央「う、うん」


武内「マストレさん」

マストレ「ん?どうした武内君」

武内「いえ、本田さん達の調子はどうでしょうか?」

マストレ「概ね順調だな。お披露目が半年近く後ろにあるのが冗長すぎる位だ」

武内「なるほど」

マストレ「ただ、そうだな、本田が気負い過ぎているということ。やっぱりその一点が心配の種になっているよ」

武内「そうですか」

マストレ「それと、技術的にはおおいに助かるんだが天ヶ瀬も星井も天才肌でな、それがプロジェクト全体の焦りを助長させているきらいがある。そんな二人に追いつこうとする気概を誉めてやりたい所ではあるんだが……NG、特に本田はそれが顕著だ」

マストレ「先行組でそれなりに成果も出ているのだから、もう少し地に足着けてもらいたいぞ……まぁ今日居ないラブライカの二人のように「デートで連携高めます~二日目~」なんて落ち着かれすぎても、それはそれで困るが」

武内「……本田さんたちに落ち着いてもらうため、先に小さなイベントで成功の経験をさせてみるのも良いかも知れませんね」

マストレ「成功の経験に?イベント?臆病な君がそんな先走ったことを言うということは、何か心当たりがあるんだな?」

武内「その通りではあるのですが、臆病は止めて下さい」

マストレ「あっはっは」

武内「まったく……」



マストレ「で?どういうイベントだ?」

武内「本当に小さいものですよ。近くのショッピングモールで毎週行われるミニステージがあるのですが、そこから346プロにオファーがありまして。この建物から車で十分くらいのところにあるのですが、わかりますか?」

マストレ「あぁ、あそこか。前はよく、子供向けのヒーローショーなんてやっていたな……慣らしとしては丁度良いかもしれんが、他のプロジェクトと競合しないのか?」

武内「それに関しては問題ありません。本当は輿水さんと市原さんが出る予定だったのですが、お二人には別の仕事を回させてもらうということで降りてもらいました」

マストレ「別……?」

武内「市原さんにはテディベア専門店でのコラボイベントを、輿水さんには前々から話のあった「ドキッ☆アイドルリアクション大会」の司会者を」

マストレ「あ、やる方ではないのか」

武内「たまには逆も良いかと思いまして」

マストレ「なるほど」

武内「とりあえずはそんな所です。帰り際に彼女達へ連絡したいと思います」

マストレ「はいはい了解」




武内「というわけで明後日のレッスンは中止してイベントに参加してもらいます」

NG「」ドックンドックンドックンドックン

美希「人って極限まで緊張すると、ああいう顔になるんだね」マガオ

冬馬「そ、そうだな……」ドンビキ

マストレ「そんな急な話だったのか(武内君は昔からナチュラルに鬼畜なことをするよな……」

武内君(26歳)とマストレさん(28歳)は昔【おおよそ二十年前】付き合っていたという脳内設定
ちなみに武内君はプレイボーイなのでベテトレさん(25歳)とルキトレちゃん(22歳)と結婚したことがある【おおよそ二十年前】という脳内花畑

卯月「う、うぅぅ」

凛「もう少し早く言ってもらいたかった……」

冬馬「くくく、こういう急な仕事も芸能界に居ればこそだぜ。初仕事がこういうのってのは、まぁ少し笑えるけどな」

美希「笑っちゃ駄目なの。三人とも緊張してるんだし」

冬馬「わりぃわりぃ。でも俺は良い機会だと思うぜ?」

凛「そうなの?」

冬馬「おう。お前らの焦りは何も知らないから来てるんだよ。俺もそうだったが、こういうのは一度経験しちまえばどうとでもなるもんだ」

卯月「そ、そういうものなんでしょうか?」

冬馬「そういうもんだよ」

卯月「うぅぅ、でも、今から失敗しないか心配ですぅ」

美希「頑張ってきたんだから大丈夫!大丈夫!」

凛「美希にそう言われると大丈夫な気がしてくるね」

冬馬「実際大丈夫だって」

美希「そうそう、あはは」



武内「あの、そちらで和気藹々しているのは結構なのですが、ハイライトが消えた目で私の首に手を掛ける本田さんを止めてくれませんか?」グググググ

美冬「自業自得!」


美希「まったく、プロデューサーには困ったものなの」ギューッ

冬馬「そう言ってやるなよ」ブロロロロロ

美希「せめてミキたちに位先に話しておいてくれれば良かったのに」

冬馬「急に決まった仕事なんだろ。それにさっきも言ったけどよ、ほんとうに良い機会だと思うぜ」

美希「良い機会なのはミキにも分かるんだけど……」

冬馬「成功しても失敗しても、どう転んだって今の段階ならダメージもなさそうだし、今のうちに初体験済ませるのも良いさ」

美希「そうかなぁ」

冬馬「ああ。下手に本番前にこういう機会設けて失敗するより、余程な」

美希「でも、卯月と凛はともかく、未央は少し心配なの。今でも空回りしてるのに急なイベントなんて……」

冬馬「そういうが、そもそもこれは本田のことをメインで考えた仕事だと思うぜ?」

美希「え?」

冬馬「あいつが空回りしてるのなんて武内さんも理解してるだろう。なのにこういう持ち込みをしてくるってことは、どうにかしてそれを変えたいのさ」

美希「……」

冬馬「漠然とした不安や焦りなんてのは、理由のある大きな失敗や小さな成功で吹き飛ぶもんだ。だからそれを与えりゃ空回りも多少は抑えられると思ったんじゃねぇかなぁ」



美希「そんな簡単に行くものなの?」

冬馬「簡単かはわからねぇけど、今回のこれで成功なら次の成功を、失敗なら次こそ成功を、そういうふうにNGが考えられるようになりゃ御の字だろ」

美希「……適当に言ってない?」

冬馬「あはは、まぁ実際その通りだ。俺たちがどんだけ気を回したところで、結局は本人達の気持ち一つだし、決定権があるのは武内さんだしな」

美希「それ、ぶっちゃけすぎなの!」

冬馬「だがアドバイザーなんてこんなもんさ。俺たちは俺たちの仕事をしてればいいんだよ」

美希「うーん、そういうものかなぁ」

冬馬「そういうもんだ」

美希「……」ギュゥ

冬馬「よし着いたぞ。お前の家、このマンションでいいんだよな?」

美希「そうなの。よいしょっと」

冬馬「じゃあ、また明日な」

美希「えー!折角来たんだから上がっていけば良いのに!」

冬馬「無理無理」

美希「むぅ」


冬馬「衝撃のイベント告知から早二日。本番当日になりましたとさ」

美希「え?」

冬馬「気にすんな、独り言だよ」

美希「そうなの……うう」

冬馬「……」

美希「うう、NGの三人は大丈夫かな」

冬馬「大丈夫ってか、朝にお前が緊張しすぎて吐きそうになったから、それを見た本田が逆に落ち着いたじゃねぇか。すくなくとも今日は心配ねぇよ」

美希「……」ソワソワ

冬馬「……ひょっとしてお前、自分の時にもそんな取り乱してたのか?」

美希「ううん、同じステージでデビューしたデコちゃんに蹴られるくらいには落ち着いてたの。真っ青なデコちゃんを見てるほうがすっごく辛かったかも……未央ほどじゃなかったけどね」

冬馬「そうか(なるほど。マイペースさを崩さないにしても他人には敏感なんだな」

美希「ううう、いっそ早く始まって早く終わって欲しいんだけどなぁ」ソワソワ

冬馬「346に居ても落ち着かないって言って早めに来たのはお前だろ?まだ一時間はあるぜ」

美希「うううう」



冬馬「美希、少し歩かないか?」

美希「?」

冬馬「店の中適当に散策して時間潰してけば気も紛れるだろ」

美希「でも……」

冬馬「お前がそんな顔で下から見てたら、NG連中が困るぞ?」

美希「う、うん。じゃあ、そうするの」

冬馬「よっし決まりだな。いや、俺此処来るの初めてでさ?実は気になってたりしたわけなんだよ」

美希「そうなの?」

冬馬「おう」


冬馬「ユニクロってわりと何処にでもあるよな、部屋着とかそこらのコンビニ行く時には重用するわ」

美希「インナーがそれなりに安いから、パジャマの下とかに着やすいもんね」

冬馬「あと、こういうところにある書店は、店員の趣味で揃ってる本が偏るんだよなぁ」

美希「前にホラー小説ばかり置いてあるところがあって、知らずに入った貴音が気絶した事があるから、出来ればそういうのはノーサンキューね」

美希「ところでこういう店に、結構エステのが入ってたりするけど気持ちいいのかな」

冬馬「金額相当くらいじゃねぇか?安いと数千円とかだし。まぁ346にある施設の方が色々良いだろうけどよ」

美希「あー、こう、なんて言えばいいのかなぁ。。カフェが二つ三つ並んでるのを見ると、商売下手なのかどうなのか悩まない?」

冬馬「確かに、客の取り合いになんねぇのかよとか思うぜ。それに、ここまで並ばれるとなんか知らんが自販機で良いやって気分になる」

美希「そう?」

冬馬「出来れば専門店で飲みたいし、それが無理なら仕方なく入るくらいだからな。だったら煩わしくないほうが良いぜ」

美希「まぁそれはあるかも……」


美希「このババロア美味しいの!」

冬馬「アイドルがフードコートってのも、なかなか面白いな」

美希「ミキは春香とか真くんとは良く来るよ?」

冬馬「あん?それでバレねぇのか?」

美希「ぜーんぜん!変装してるし大丈夫なの」

冬馬「マジかよ。俺なんて結構な頻度でバレて大変なんだけどなぁ」

美希「サングラスだけで変装した気になってるからなの。美希は髪型変えたり帽子被ってるから大丈夫なの!」

冬馬「なるほどねぇ……ところで、さっきの二人はともかくフェアリーとか他のアイドルとは遊びに行かないのか?」

美希「響とはたまーに街を歩いてるよ?貴音は中々捕まらないけど、捕まえたら一日つき合わせて遊ぶかなぁ……」

美希「デコちゃんはそもそも出歩かないし、雪歩はあんまり時間が合わない、真美たちとはゲーセンか映画で、あずさとはそもそも休日に会ったことが無い……というか待ち合わせができないから無理」

美希「千早さんはこの頃カメラをもって外に出かけることが多いから、それに着いて行くことは結構有るかな。あと、やよいとはいつも家遊びかファミレスなの!」

冬馬「秋月プロデューサーは?」

美希「律子は忙しいから迷惑かなって思うの」

冬馬「なるほど」



冬馬「じゃあそろそろ行くか」

美希「うん」

冬馬「さて、どのくらい集まるかね?」

美希「席に着いて聞いてくれるのはサクラ抜いて十人いれば良いかな。宣伝も何もないし」

冬馬「あとは通り過ぎて行く人が足を止めてくれれば万々歳か」

美希「中央口の正面だし、それは結構期待していいと思うな」

冬馬「そうだな……こう考えてみると、なかなか良い所でのデビューと言って良いのかもしれねぇ」

美希「もう少し前にこの話が決まって、小さくても宣伝出来てれば最高だったかもなの」

酉どれだ

これだな



人波1「ワイワイ」

美希「ねぇ冬馬……」

人波2「ガヤガヤ」

冬馬「なんだ……」

人波3「ドンガラガッシャーン」

美希「なんでこんなに人が居るの?」

冬馬「さぁなぁ……」

人波4「ワァァァァ!!」

冬馬「本当になんでだ……」

武内「お二人とも!」

冬馬「武内さん!こりゃいったい何の騒ぎだ!」

武内「話は中で。まずは控え室にお入りください!」

冬馬「オーケイ、見つかったら事だしな」

美希「うん」



武内「ふぅ」

美希「それで、いったい何がどうしたの?」

武内「いえ、それが……」

冬馬「なんだ?何か言いづらいことでもあるのか?」

武内「……どうやら、天ヶ瀬さんが此処に居るのがバレているようでして、ここでミニイベントを行うのは天ヶ瀬さんなのではないかと言う噂が」

美希「もう!そんなサングラス一丁で変装気取るから駄目なの!!」

冬馬「はー!?俺のせいかよ、そうだな俺のせいだな!!」

美希「勝手にキレて勝手に解決しないで欲しいの!!」

武内「お二人とも、落ち着いてください」

美希「落ち着くって」

武内「これは逆にチャンスなのです」

二人「チャンス!」

武内「はい。もともと場数を踏ませておきたいと思って私はこのイベントを企画したのですから、こういうアクシデントも歓迎できます」

二人「歓迎!」

武内「さらに言えば、ここまで想定と違えば言い訳も出来るのでは………」

冬馬「最後にネガ入れんな!!」



未央「なんていうかさ」

凛「うん」

卯月「はい」

未央「最初はね?お客さんは沢山とは言わなくても二十人くらい居るかなって思ってたよ?」

凛「そうだね」

未央「でもさ、すぐに「いやいやサクラと私達の知り合い含めてもそこまで来ないでしょ」ってタカをくくってさ?」

卯月「えぇ」

未央「ステージ裏から覗いたら本当にそのくらいでさ「あーほっとしたようなしなかったようなー」って思って少ししたら」

凛「百人くらい居るらしいよ」

未央「なんでさ!!」

忙しいっていやね


未央「ああああ、ヤダなぁもう!」オロオロ

凛「未央、良いからそろそろ落ち着いて」

卯月「そうですよ。もういまさら慌てても意味なんて無いんですから」

未央「うぅ、なんで二人はそんなに落ち着けるのかなぁ?」

凛「それはまぁ……」

卯月「未央ちゃんと美希ちゃんが沢山慌ててるから逆に落ち着けたっていうか……」

未央「OH……」

美希「さささ三人とも、大丈夫?飴食べる?お水摂った?」アワアワ

未央「う、うん大丈夫だよ、大丈夫」シドロモドロ

冬馬「正直すまなかったと言う気持ちで一杯なんだが、よくよく考えたら別に俺のせいじゃないから謝らねぇぞ」

うづりん「えぇ?」

未央「あ、あはは……えっと、二人とも、いったいどうしたの?」


冬馬「いや、緊張しているであろうお前達に話をな……本当なら本番前に声を掛けてやるなんて甘いこと、俺はやりたくなかったんだが」

美希「少なくとも、今回は冬馬の凡ミスなんだからフォローは当然なの!」

冬馬「ということで話をしてやろう。まぁ今は本田くらいにしか意味がなさそうだけどな、ははは」

未央「……」

凛「……」

卯月「……」

冬馬「……緊張は誰でもするものだ。しないなんて心の底から言えるのは、余程図太い奴だけだろう」

未央「……」

冬馬「だが、誰でも緊張するとはいえ、それの内容も深さも、まったくと言って同じものはねぇ。人前に出るのが怖い奴、失敗が怖い奴、自分に自信がなくて、それを不安に思うから安定しない奴」

冬馬「人それぞれさ、当然だけどな」



冬馬「今回のデビューは突然のことだったし、しかもこんなハプニングが起きて慌てちまうのも分かる、だからそれで緊張しちまうのもやっぱり分かる」

冬馬「緊張してる今、ここで、必要なことは緊張の解し方とかじゃないんだが……」

冬馬「さて本田、必要なことはなんだか分かるか?」

未央「いや、それはそのぉ」

冬馬「わからねぇか?」

未央「うん」

冬馬「必要なのは、イベントが終わった後のことを考えることだ」

未央「へ?」

冬馬「考えてみろ」

未央「で、でもさ、成功するか失敗するか、それも分からないんだよ?考えようがないって!」


冬馬「それを考えろ。これが失敗したらどうする?」

未央「それは……泣くかも」

冬馬「それから?」

未央「やっぱり落ち込むし、今日誘った人たちに合わせる顔がないなぁ」

冬馬「その後は?」

未央「もっとレッスンを頑張って、次は成功したいよね。しぶりんとしまむーと、三人で反省会も良いかも」

冬馬「じゃあ成功したら?」

未央「そりゃあ勿論、明日は学校と事務所で自慢するでしょ」

冬馬「そうか」

未央「親にも言えるし、自信もついてアイドルが楽しくなるだろうね」

冬馬「じゃあどうすれば成功と言えると思う?」


未央「……ミスしない?」

冬馬「違う」

未央「んー、分からないなぁ。答えは?」

冬馬「簡単なことさ。笑顔で、最後までやりきること」

未央「それだけ?」

冬馬「それだけだ(まぁそれが難しいわけだが」

未央「そうか、それだけで良いのかぁ」

冬馬「ごちゃごちゃ考えるより楽だろ?」

未央「うん!!」

冬馬「あはは、今みたいに本田は元気がいいからな、多少ミスしても笑顔で楽しくパフォーマンスをすれば誰も気にしない。それどころか愛嬌があるって逆に誉められるさ」

未央「そ、そうかな?」

冬馬「おう」

美希「(冬馬のファンが、アイドル自体が好きな人ばっかりだから出来ることだと思うなぁ」


武内「皆さん、そろそろ時間です。用意をお願いします」

NG「はい!」

冬馬「その前に、武内さんも何か一言言ってやればどうだ?」

美希「なの!ここはプロデューサーがビシって決める場面だって思うな」

武内「そうですか?」

未央「うんうん、プロデューサーからも何か欲しいね」

凛「ふふ、そうだね」

卯月「私もお願いしたいかなって思います!」

武内「で、では一言」



武内「今日のこのイベントは、規模的がとても小さいものです。しかし、あなた方にはデビューという大きなイベントであり、アイドル人生で一度しかない日となります」

武内「皆さんが励んできたのは、そんな今日を迎えるためです。これまでを無駄にしないよう、これからの糧になるよう、悔いの残らないよう、最高のパフォーマンスをしましょう」

武内「最後に、この場に集まった人々はあなた方のファンでは有りませんが、今日のステージで全員をファンにしてしまうことが出来ると、私はそう信じています……頑張ってください」

NG「……」

武内「えっと……どうでしょうか?」

冬馬「いやいや、さすがプロデューサーだと思うぜ?」

美希「ハニーとは違う方向で引き込んでくれるの!」

未央「よっし、気合入ったぁ!」

凛「頑張る、うん。頑張ろうか、卯月じゃないけどね」

卯月「はい!沢山頑張りましょう!!」


未央『……!』

美希「控え室なんかでいいの?たぶん歌が聞こえないと思うんだけど」ドキドキ

凛『……!』

冬馬「良いんだよ。外から近づくとバレるし、ステージ横も二階から見えちまうからな。それに俺が知りたいのは客の反応だから、これくらい離れてても平気だ」

卯月『!』

NG『……!』

美希「始まった!」ソワソワ

冬馬「……」



未央「小さく前ならえ!詰め込んだ気持ちが」

凛「前にも後ろにも」

卯月「ほら弾け飛びそう」

客「新人かな?」

客「脇のポスターにそうかいてあるぜ?」

凛「ホントは飛び出したい」

卯月「トキメキの原石」

NG「準備は完了!無敵ステキ予感 Feelin☆」

NG「目の前にあるのは未知への扉」

凛「君も」

卯月「僕も」

NG「みんな」

NG「おいでよC'mon!」

客「上手くはないけど……案外良い感じ」

客「346って幸子ちゃんとか美嘉ちゃんのところだよな」

客「俺、本当は幸子ちゃんが来るって聞いてたから此処に居るんだけど……NGか、応援したくなるな」


NG『!!』

客『!!』

冬馬「盛り上がってるな」

美希「う、うん……最後に失敗したりしないよね?」ドキドキ

冬馬「大丈夫だよ。それに失敗しても良いってさっき言ってたろ」

美希「そうなんだけど……」

NG『!!』

客『!!』

冬馬「ほら、何も無く終わったみたいだぜ?」

客『!!』

客『!!』

冬馬「なかなかどうして掴みが良かったみたいだ」

美希「ふぅぅぅ………ふふん!美希と冬馬がアドバイザーやってたんだから、失敗なんてありえねぇーの!!」

冬馬「アホか」

美希ルートが長いんじゃなくて、真ルートが短いのと共通ルートだから長いのが被っただけなの

未央「はぁぁぁぁぁ緊張した……」

凛「一曲通しただけなのに、疲れたよ……」

卯月「うぅ、ステップ間違っちゃいましたぁ……」

冬馬「お疲れ様だな。どうだったよ、デビューは」

未央「最っ高!だったかな。今でも心臓がバクバクするけど、楽しかったし!」

凛「確かに、楽しかったよね」

卯月「はい!とっても楽しかったです!」

美希「楽しい……三人とも案外図太いの。ミキはずっと緊張してたから、もうヘトヘトなのに」

冬馬「お前の緊張がおかしいんだ」

美希「むぅうう」

武内「皆さん、初仕事お疲れ様でした」

NG「プロデューサー!」


武内「横で見ていましたが、とても良い笑顔でパフォーマンスが出来ていたと思いますよ」

未央「えへへ」

武内「これなら観客の皆さんもファンになって下さったことでしょう」

凛「それならいいんだけど」

卯月「本当にファンの人が出来たなら、これから沢山の人に見てもらえるんですよね……楽しみです!」

未央「うんうん、楽しみ楽しみ!……っとプロデューサー」

武内「はい?」

未央「プロデューサーはどう?私達のファンになっちゃった?」

武内「いいえ」

NG「!?」

武内「?……あぁ、いえ、そういう意味ではなくてですね。皆さんのファン一号を自称する身としては、二度ファンにはなれないので」

NG「ファン一号!?」

武内「はい」


未央「一号?」

武内「はい」

凛「家族より?」

武内「そうです」

卯月「えっと、私自身よりもですか?」

武内「勿論」

美希「すげーの、青田買いにもほどがあるの、マジで天才なの」

冬馬「さっすがプロデューサーだぜ!もう最高だなぁ!!」

武内「」テレテレ

美冬「嫌味だから!」

武内「すみません」


武内「ゴホン……えー、大げさに言いましたが、実際、私はあなた方のファンになっています。問題ありません」

冬馬「なるほど」

武内「では、皆さんが着替え終えたら解散と言うことにします。衣装を私に預けた後は自由にしてください」

未央「せっかくだし、しぶりんとしまむーの三人で遊んでようかな……時間ある?」

凛「私は別にいいけど」

卯月「私は大丈夫です。でも、反省会とかは……」チラリ

冬馬「ん?まぁ親睦を深めるのも大事だろ。それは明日、今日撮ったビデオでも見ながらやろうぜ」

未央「へへ、やったね」

美希「でも、指摘するのはマストレさんにお願いするの」

NG「おうふ」


美希「ねぇ冬馬」ブロロロロロロ

冬馬「あー?」ブロロロロロ

美希「最近緩くなってない?」

冬馬「緩いってなんだよ?」

美希「緩いは緩いなの。親睦を深めるから反省会は後、なんて自分達じゃ言わないよね?」

冬馬「あいつらに甘いって言いたいのか?そういう意味ならたしかに緩いかもな」

美希「でしょ?」

冬馬「だが、最終到達点が違うんだから甘くなるのも当然だろ」

美希「到達点?」

冬馬「あぁ」

美希「IAとかIUとかのこと?それともランクとか?」

冬馬「いいや、そういうのじゃなくてな」

美希「?」

冬馬「ふぅ……少しそこらの喫茶にでも寄るか」

美希「うん」


冬馬「コーヒーで」

美希「ミルクティーで……それで、最終到達点ってなんなのなの?」

冬馬「そうだなぁ。まずお前にとって、自分のゴールってなんだ?」

美希「ゴール?んー、キラキラしたまま引退……かなぁ」

冬馬「キラキラか。それってどんな状態だよ」

美希「楽しくて、すっごくウキウキしてる感じなの!」

冬馬「そうか。じゃあここで一つ小話をしよう。日高愛の母親の、日高舞の話だ」

美希「ん?冬馬は愛のお母さんと知り合いなの?」

冬馬「いや?」

美希「え?ならなんで知ってるの?」

冬馬「……」ハァァァァァ

美希「え?え?」



冬馬「まぁ良いや、とりあえず聞け」

美希「う、うん」

冬馬「日高舞はアイドル界の伝説だ。アイドルをやってれば一度は耳にするだろうアイドルで、彼女が大小様々なオーディションを荒らしまわったから今のランク制度が出来たと言ってもおかしくねぇんじゃねぇかな」

美希「そんなに凄いの?」

冬馬「正確な時間はわかんねぇけど、デビューから引退までの間、ただの一度しか負けてないと言えば凄さが分かるだろ?」

美希「おおー!」

冬馬「活動期間は三年だ」

美希「え、それくらいしかやってないの?」

冬馬「時間じゃねぇんだよ。その間にシングルでミリオン二枚、ダブルミリオン一枚、トリプルミリオンまで後一万枚になった物が一枚だ」

美希「」

冬馬「とりあえず凄い伝説のアイドルだってことは分かったな?」

美希「うん」

冬馬「なら本題だ」



冬馬「日高舞は歌も上手けりゃダンスも出来て、華があってトークで客を引き込むのが上手かった。自分を偽らずに傲慢なほどの自信を持って生きる姿はすべてのアイドル好きをまとめてファンにしちまうくらいだった」

冬馬「歌えば売れて、踊れば喝采、話そうものなら大歓声」

冬馬「そんな日高舞が突然引退会見を開いて、さっさと辞めちまったんだ」

美希「どうして?」

冬馬「つまらなくなったからだ」

美希「つまらない?なんでつまらないの?売れてたし、人気もあったんでしょ?」

冬馬「そこが到達点だ」

美希「?」

冬馬「日高舞はスカウトされてアイドルになったんだが、明確な目標はなかったらしい。行ける所まで行ってみるか、そんな感じだ」

美希「ミキと一緒なの」

冬馬「そういやそうだったな、お前も今じゃ意識が変わってるから忘れてたぜ……それで、実際に高くまで行ってみて、日高舞には自分と張り合うことの出来る存在が居ないことが分かったのさ」

美希「張り合う存在って、ライバルとか?」

冬馬「おう」

美希「でも一度負けたんでしょ?その相手じゃ駄目なの?」

冬馬「おっさんが言うには病気でリタイアしたらしいぜ。デビューしたての有望株で、ダンスは不得手でも歌は如月に負けない位だったっていうんだから、惜しいよなぁ」

美希「そうなんだ……」



冬馬「そういうわけだから、行ける所まで行ったしやることも無いし、楽しくもなかったんだろ」

美希「贅沢な話なの。力はあるしファンも居るのに……その二つを欲しくても手に入れられない人もいるのね」

冬馬「(それが分かるようになったんだから、お前も本当に成長したよな)それが日高舞の到達点だったんだろ。最上の高みがゴールだったなら、そこからはもう流して行くしかない」

冬馬「だが、惰性に生きていくことが出来るなら、はなっから行ける所まで行こうなんざ考えねぇと思うんだよな」

美希「そうなのかな……」

冬馬「常に進んでいることを身に課しているなら、停滞と安定は敵でしかないだろ。辞めたことは仕方がなかったと思うぜ」

美希「………冬馬もそうなの?上まで上りきったらアイドル辞めちゃう?」

冬馬「俺も自分のやれる所までやり続けるさ。天海が生涯アイドル宣言してる分、少し弱いけどな……」

冬馬「それに、なんだ、娘の年齢とかから逆算すると、日高舞が辞めた理由には妊娠したってのもあるみたいだからな。一概に言うことは出来ないだろうさ」

美希「最初からそれを理由にすれば良かったんじゃ」

冬馬「人気絶頂のアイドルがいきなり妊娠しました!辞めます!じゃあ、その後の騒ぎは段違いだったと思うぜ……」

美希「あー……」



美希「えっと、それで、未央たちと到達点が違うって言うのは?」

冬馬「俺はトップになりたいし、なるつもりだ。だがあいつらは?そういうつもりがあるのか?」

美希「それは、分からないけど」

冬馬「961所属のアイドルや候補生達は皆上を目指してやってきてる。346所属のアイドルは、調べてみたがどちらかと言えば自分の個性を生かした活動をしているな」

冬馬「方向性の違いってだけで、どっちも正解なわけだが……その方向性の違いはそのままゴールの違いでもあるだろ?」

冬馬「961の中では、大きな会場でソロライブを毎年やることを目標にしてる奴も居れば、俺や天海の位置に成り代わりたいって奴も勿論居る。そいつらのゴールは俺と同じと言っても、まぁ良いさ」

冬馬「だが本田、というかシンデレラプロジェクトの奴らはそういうところを目指しているわけじゃないだろ?」

美希「うん、そこまでの考えは無いと思うな」

冬馬「ならば緩くしてるのも当然じゃないか?それに、仕事とはいえ他の事務所メンバーにここまでしてるんだから、俺が普段より緩かろうが問題にはならねぇさ」


冬馬の中で一番のアイドルは日高舞の模様


なんで到達点とゴールを別けたのか自分で理解できない人

冬馬「(NGのデビューから一週間が過ぎた。初めてにしては上出来、くらいにしか考えてなかった俺は、ただいま困惑している」ツイタテノムコウガワ

記者「デビューで大勢の前でパフォーマンスするのって、やっぱり緊張した?」

凛「たしかに緊張はしました。ただ、未央が私と卯月を足した以上に緊張していて、それを見て逆に落ち着いた所もあるので、度合いとしてはほんの少しですが」

記者「なるほど。本田さんはリーダーと言うことで、気負いがあったかな?」

未央「はい。自分が何とかしないとって考えちゃって、頭がぐるぐるしてました。でも、プロデューサーとアドバイザーの方に励ましてもらって、なんとか持ち直せました」

記者「へぇ、どんな励ましだった?」

未央「アドバイザーの方には「笑顔でやりきれば問題ない」。プロデューサーには「一度しかないデビューだから悔いの無いように」と」

記者「そうですか。島村さんはどうでしたか?先のお二人は色々思うところがあったみたいですが、今回のデビューについて」

卯月「私はとにかく、頑張る、頑張ろうとしか言ってなかったので二人ほど何かを考えてなかったです。二人には引っ張られてばかりで……一応最年長なんですけどね、あはは」

冬馬「(いろんな所から取材を受けるようになってるんだもんなぁ……雑誌取材はこれ三件目だぜ?それに、小さいとはいえ電撃アイドルが1ページ使ってくれるらしいし」

冬馬「(なんつうーか、報われてるなぁ」

美希「冬馬が遠い目してる……」

冬馬「シンデレラプロジェクト全体がこういう風に成功していって、最後のライブもしっかり決められれば最高だよなぁ。俺も安心して離れられるし」

美希「皆NGに良い刺激を受けてるし、大丈夫なの。次はラブライカで、その後は未定だけど、きっと上手く行くって思うな!」



武内「……」ムムム

ちひろ「プロデューサーさん?どうしたんですか、そんな難しい顔をして」

武内「千川さん……いえ、どうしたというか」

ちひろ「?」

武内「本田さんたちの件が余りにも上手く行き過ぎていたようです。上から、他のユニットも早めにデビューさせて知名度を上げたらどうかと……」

ちひろ「えっと、どういうことです?」

武内「約半年後に346プロダクションだけのライブが開かれ、そこで初めて、NGを始めとするユニットメンバー全員を合わせてシンデレラプロジェクトであるという発表をする。というのが今の計画です」

ちひろ「それが変わるんですか?」

武内「まだわかりません。今までは可能な限りユニット間の付き合いを見せず、発表後に一気に絡ませていくつもりでした。しかし、シンデレラプロジェクトメンバーを早いうちから発表し、活躍させれば宣伝も楽だというのが向こうの話でして……」

ちひろ「それも分からないこともないですけど……プロデューサーさん的にはどうです?なにか不味いことでもあるんですか?」

武内「ライブで発表する予定の全体曲がサプライズになりませんし、今まで通りの方がスケジューリングがやり易いと言えばやり易いのですが。難しいでしょうね」

ちひろ「難しいとは?」

武内「これが、シンデレラプロジェクトをNG中心に進めろ、というのでしたら拒否するだけなのですが、あくまでNGが作った良い流れを利用したらどうかという全うな意見ですから」


武内「上の言い分は正しい。ただその流れで発表するとなると、他のユニットがNGの人気に引っ張られる形になってしまいそうで」

ちひろ「固定ファンがつかないと?」

武内「つかないというか、ユニット自体に熱烈な支持をくれるようにはならないのでは?ということです」

武内「皆さんが個性的な方ばかりですので、普通にデビューすれば根強いファン層を獲得するのもたやすいでしょうが、始まりがNGからの流入ではそれも期待できません」

武内「そもそも今の流れが一過性に過ぎない可能性のほうが高いわけで……もし一過性であれば、NGの流れが途切れるのと同時にシンデレラプロジェクトも潰れてしまいます」

武内「第一少し順調に行ったからと当初の予定を変えるなど、落ち着きが無いと言いますか……」

ちひろ「ふふ」ニコニコ

武内「千川さん?」

ちひろ「自分の中で答えが決まっているなら、そんな難しい顔をしていないで、それをはっきり言えばいいんですよ。このプロジェクトの責任者はプロデューサーなんですから」

武内「そうおっしゃられても、私は一介のプロデューサーに過ぎないんですが」

ちひろ「一介のプロデューサーに、わざわざ黒井社長や高木社長が声を掛けませんよ。自信をもってください」

武内「は、はぁ。では、とりあえず意見の具申に行ってきます」

ちひろ「いってらっしゃい」



冬馬「ラブライカのデビュー日が決まって、神崎のソロ曲が配られて、他の連中のユニット構成とその曲も全て揃ったと?」

武内「はい」

冬馬「少し急すぎじゃねぇか?そりゃあ全員、ユニット曲に移行して良い位にはやれるようになってるけどさ」

武内「上との話し合いでそうなりました。出来る限り早い内に皆さんにデビューしてもらい、ユニット内である程度高い連携を取れるようになれば全体曲のバランスも取りやすいのではないかというのがその結果です」

武内「デビュー時期がバラバラになるとハプニング的にNGが大成功した分、他のユニットと知名度に差が出てしまいますから、そのあたりも考慮しています」

美希「んーそういわれると、竜宮小町だけが人気だった前の765プロみたいになりそうだもんね」

武内「ええ、それも頭にはありました。当初の予定では、最後のユニットデビューをライブの一月ほど前に考えていましたが、前倒しにすることで、先にも言いましたが連携の問題と知名度の問題を解決できるのです」

冬馬「なるほど、一応納得はしてやるよ。シンデレラプロジェクトとしての発表はライブ時で変わらないとしても、その前からユニット間の競演はあるのか?」

武内「いえ、あくまで346プロの1アイドルユニットとしてデビューしてもらいます。NGの時のようにはならないように、ラブライカを初めこれからのユニットデビューには私のみがついていくことにします。お二人には各ユニットのレッスンと取材時の付き添いを重点的にお願いすることになりますが……」

美希「おーけーなの」

冬馬「任せな」

武内「では、お任せします」


みく「手を伸ばせ もっと高く!」

李衣菜「君と」

みく「君と」

*「君とさぁ進もう!」

冬馬「OK、十分だ」パチパチ

*「!」

冬馬「細かい所はともかくとして、おおよそは上手く出来てるな」

みく「やったにゃ!」

李衣菜「へへへ、やったね!」

*「いえーい」

冬馬「(決定からかなり時間が過ぎて、今は四月だ」

冬馬「(アドバイザーとしてこっちの仕事を優先してきた俺だが、先月は俺の誕生日イベントやら高校の卒業式やら多忙だったこともあり、こっちにくる時間が余り取れなかった」

冬馬「(多忙すぎて高校卒業になんの感慨も持てねぇんだから、因果なものだよなぁ。芸能学校で一年次以外殆ど出てなかったから仕方がないと言えばそうなるんだが………そうやってあまり来れない内に、全ユニットが無事にデビューを果たし俺と美希の役目は少しずつ減っていた」

冬馬「(レッスンだって、特に言うべき所が無い。いや、時間が経てば問題も出てくるんだろうが、俺も美希もそこまで居ないからなぁ」



冬馬「(デビューの話だが、ラブライカは問題なく大成功、神崎も成功、双葉と緒方と三村のユニットも、諸星赤城城ヶ崎のユニットも、勿論目の前で仲良くしている前川と多田も、大成功と言って良い出来だったらしい」

冬馬「(惜しい。生で見たかったぜ」

みりあ「あー!冬馬君居たー!」

冬馬「赤城か。どうした、何か面白いことでもあったか?」

みりあ「ううん。あのね、プロデューサーが今後のことで話し合いたいから応接室まで来てって!」

冬馬「そうか、わざわざありがとな」ポンポン

みりあ「えへへ」

*「……ロリコン」

冬馬「ロリコンじゃねぇ!」



冬馬「来たぜ、何だ」

武内「お疲れ様です。天ヶ瀬さんから見て、皆さんはどうでしょうか?」

冬馬「随分抽象的な聞き方するんだな。それに、あんたは出先で見てて分かるだろ」

武内「私から見て思うことと、他の人が見て思うことは違いますから。具体的に言えばアイドルとして、貴方が彼女達をどう見るか、です」

冬馬「なるほど……先ずは、そうだな、NGの三人は基本的に問題はない。今の調子のままで行けるなら普通に良いアイドルになれるだろうさ」

冬馬「本田は二人を引っ張れるくらいには落ち着いたし、渋谷は最初より積極性が出てきている。アイドルが楽しくなってきたんだろうな」

冬馬「島村は少し二人の後ろに居て、方向に迷ってるみたいだが心配はしてねぇ。接してきた感じ、アイツは天海や俺と同じタイプ。アイドルが目標だったから、それになった今どういう道を選べばいいか分からない……そんなとこだろ」

冬馬「こういう奴は大抵、深刻に悩んでいても勝手に答えを見つけるかするからな。近くの人間は少し言葉を掛けてやるだけで良い」

冬馬「そうしてみると、やっぱりNG三人は問題ねぇ」



冬馬「ラブライカ、この二人ほどどっしり構えてる新人は歴史上稀なんじゃねぇかなぁ………親睦深める会パート4とかやってたし」

武内「あー……」

冬馬「まぁいいや。美波ちゃんは垢抜けた感のある、深い色気がある美人でありながらも素顔は純情。アナスタシアは見た目がロシアン系の美女って所だが、性格は幼い」

冬馬「美少女二人、歌は上手いし息の合ったパフォーマンスも上々。性格と見た目のアンバランスさが良い感じで心を惹くな」

冬馬「他のユニットにはない色気が有る分、他より男のファンが多い」

冬馬「ネットで見てると、二人にはいくつかファンクラブが出来ててな、それの分類がラブライカのものと美波ちゃんのもの、アナスタシアのものとバラバラなんだ。これは他の奴らには無い特徴だな」

冬馬「順調に技術は上がってきてるし、心構えも問題ない。だから、さっさと公式ファンクラブ作ってバラバラな奴らを集めちまったほうがいいと思うぜ」

武内「ファンクラブですか………」


冬馬「ローゼンブルクエンゲル、ってか神崎は思いのほか芯の入った活動をしてるな。中二キャラなんて白い眼も向けられるだろうに、それに負けないでやれてる」

武内「いえ、中二ではなく訛りでして」

冬馬「はいはい訛りな。歌や衣装は格好良く、言葉はともかく動きが可愛いから、良い意味でギャップのあるパフォーマンスが売りになるだろう。実際、今でもアイツの良さを十分出せているとは思うぜ」

冬馬「それに、うん、とっても可愛いから問題はねぇな」

武内「かわいい……それでいいのですか?」

冬馬「可愛いは正義。これ紀元前前から言われてることだぜ」



冬馬「キャンディアイランドは双葉に掛かってるといっても過言じゃないな……」

冬馬「緒方も三村も臆病な所があるからそれを双葉が上手くフォローすれば良い」

冬馬「レッスンの時もさり気無く二人に声を掛けてる双葉だから、現場でも問題ないだろうな」

冬馬「ただ、双葉自体はサボり癖が強いから、そこは二人が引っ張れるようにならんと話にならねぇ」

武内「なるほど……」

冬馬「俺も現場行ければ楽なんだがなぁ」

武内「まぁ、あれは彼女の長所と言いますか個性と言いますか……」

冬馬「昔の美希に比べりゃマシにもほどがあるから、そこまで煩くは言わねぇよ」」


冬馬「凸レーションはあれだな、新感覚のユニットだ」

冬馬「シンデレラたちの中で随一といって良いくらい気配りが出来る諸星なら、赤城と城ヶ崎の面倒を十全に見られる」

冬馬「幼いから仕方ないとはいえ、集中力が欠け易くあっちこっち行っちまう二人を纏めて受け止められるのはアイツと前川、美波ちゃんくらいか」

冬馬「二人は諸星の話はしっかり聞いてるし、同年代が隣に居るからレッスンにも力が入りやすくて効果的だ」

冬馬「俺が来た時に比べて体力も付いてきたし、勝手に纏まるしで、口出ししなくても安心してみていられる奴らだな」

武内「そうですか」

冬馬「ただ、赤城は妹が出来たってんで浮き足立ってる感じがあるからな、そこ等へんはアンタを含めた周りの大人が見てやれよ」

武内「分かりました」



冬馬「アスタリスクはラブライカとは違う向きで安定感があるな」

冬馬「自分の好き嫌いやアイドルとしてのキャラが根深く決まってるからこそ、言い争いなんてのが起きるが、そこで相手の否定に走らないのが良い」

冬馬「それに、なんだかんだ言っても最後には互いに歩み寄るから、結果として同じ方向を向いて進むことが出来るだろう。少し違えばただの妥協になるから、そこだけは注意していこうぜ」

冬馬「あと、振り付けの細かい所とか歌詞の一部とか、そういうところを自分色に変えて行こうとするのもポイントが高いな……猫ポーズやらギター構えなんて本当の振りには無かったんだし」

冬馬「概ねこの二人も安心してみていられるんだが、一々解散芸に走らなくても……とは思うぜ」

武内「なるほど」

冬馬「ただ、この二人はデビューして日が浅いから、パフォーマンス面での連携にぎこちなさが残るな」

武内「そこは回数をこなして行けば解決できますね」

冬馬「おう。まぁそれはどのユニットにも言える話なんだが」

武内「そうですね」


冬馬「アイドルとしてって言われたが、現場での様子はアンタからのビデオでしか見てねぇから、レッスンでの言動とか普段の会話で判断してる」

冬馬「総評として、今大きな問題は無い。上手く行ってる。かね」

武内「現時点では、ですか?」

冬馬「そうだな。持ち歌が増えたり全体曲の練習が入ったり、今より忙しくなったりしたら色々変わっていくところも出てくるだろう。そこは現場でしかわからねぇんだから、帯同するアンタがしっかりやれ」

武内「わかりました」

冬馬「まぁそんなところさ」

武内「参考になります」



冬馬「それで?俺にこんな意味のわからねぇこと聞いてどうしたんだよ」

武内「プロジェクトのリーダーを決めるのに、参考としてお聞きしたかったので」

冬馬「……それが聞きたいなら、今言った事殆ど無意味じゃねぇ?」

武内「そうですか?ユニットが安定していない人にリーダーは難しいでしょうし、それ以外にも色々判断基準はありますから」

冬馬「そういうもんか」

武内「えぇ」

冬馬「ふん、アンタがそういうなら構わねぇけどな……用件がそれだけなら俺は帰るぜ?今日はアスタリスクと赤城以外は来てねぇからな」

武内「はい、大丈夫です。お疲れ様でした」




冬馬「………」ブロロロロロロ

冬馬「しっかし、仕事がねぇと色々暇だな。北斗たちは完全に仕事で、高槻は新学期で弟達の世話が忙しいだろうし、菊地は分からんし、美希は小さな仕事入れてあるらしいし……」

冬馬「……あそこだな」






冬馬「つーわけで来たぜ!」

黒井「暇だからと社長室に遊びに来るのは、貴様と吉澤くらいだぞ」

冬馬「人と同じことやってトップ取れるか?」

黒井「ここは同じで良いだろうが!!」



冬馬「まぁまぁ聞けよ。最近とっても暇でな?時間のやりくりに困るんだって」

黒井「ふん、それだけシンデレラプロジェクトが順調だということだろう?良いことではないか」

冬馬「とはいえ、俺はレッスンにしか関われないから、それすら無いとマッサージ受けるかジム使ってるか、風呂に入るかしかねぇんだぞ?これじゃ枯れオヤジだ」

黒井「お前はその前までが働きすぎだったんだ。休養期間ということで諦めろ」

冬馬「休養期間ね……ただ間延びしてるだけな気がするんだけどよ」

黒井「私から見ればたった半年、しかもラジオもトレーニングも続けている程度の休暇だが……どう感じるかはお前次第だな」

冬馬「……」

黒井「まったく、お前はアイドルとしては一流だが、男としては二流も良い所だな」タメイキ

冬馬「む、二流だと?」

黒井「暇を作れないのは三流。暇の潰し方を知らんのは二流。そのまま今のお前だな」

冬馬「ちっ、好きに言いやがるぜ」




黒井「少々残念な所はあるが、まぁ良い具合に変わっては来ているようだ」

秘書「変わる、ですか?」

黒井「前のアイツは寂しさに慣れていた。何かが無くても、取り合えず帰って次の日を迎えて、仕事にそのまま向かえることが平然と出来るくらいにはな」

黒井「孤高たれと押し付けている私が言うのもおこがましい話だが、アイツは一人で居る事になんの違和感も持たない男になっていた」

黒井「幼い頃から母親は死別して居らず、父親も単身赴任で殆ど家に居なかったというから、その時からの下地はあったんだろうが……当時の私は、そんなこと気にもせず生活の場を整えていたのだ。だというのに、暇の潰し方を知らないのは二流か。ふん、勝手を言うものだと自分に呆れているさ」

秘書「しかし、社長はジュピターを結成させてそれを緩和させようとなさったのでは?」

黒井「貴様も知っているだろう。アイツが我が961プロに入ってからジュピター結成までには三年を遥かに超えているのだ。それだけじゃ根深すぎてどうにもならん」

黒井「ライバル事務所である765のアイドル達との交流を私が止めないのは」

秘書「一人で居る事が前提ともいえる彼が、高槻やよいとの接触では、珍しく「踏み込んだ」姿勢を見せたから。ですね?」

黒井「ウィ。二人の接触に私が気がついた時には、既に冬馬が家に潜り込んでいたり外食したりしていてな……今思うと止めなくて良かったと心底思う」

黒井「アイツは知り合いから預かっている子供だ。暗い方向に進めさせるわけにも行かなかった。今回のアドヴァイザーとて、同年代の存在と気安く、そして濃く接していけば改善されるだろうと見越してのことだったのだし」

黒井「結果、一人が暇だと言いに来るようになったのだから良い方向に変わっているのだろう。まぁ、うちからアドヴァイザーとして出せる人材がそう居なかったから、というのも大きな理由ではあるんだが」

秘書「結果があるのなら、問題ありませんね」

黒井「そうだな。このまま、良い様になってくれれば良いんだが………」


>>748>>749の間に忘れてたぁぁ



黒井「読書なりドライブなり、やれることは沢山あるだろう」

冬馬「一人で出来るものはさんざ遣り尽くした。だから暇なんだよ」

黒井「だったら訓練生のトレーニングでも見ていくか?丁度今、期待の新人が励んでいる所だ」

冬馬「いいねぇ、何だよ最初からそれを言えって」

黒井「先輩とはいえ、本当ならよそ者を入れて良いわけではないんだぞ、馬鹿者め」

冬馬「そうかよ。邪魔したな。また暇になったら来るぜ」

黒井「ええい!だから暇つぶしになんぞ来るんじゃない!!」

冬馬「へいへい」

冬馬「おっさんが期待の新人なんて言う位だから余程だとは思ってはいたが、アレほどとはなぁ」

冬馬「長い時間掛けて育成していくみたいだし、三年くらい後が楽しみだ……ん?」プルルルルル

冬馬「もしもし?」

P『突然だけど、夜暇か?』

冬馬「Pさんか。暇だがどうした」

P『あー、ちょっと報告と相談があってな。飯でも食いながら話そう』

冬馬「そういうことなら構わんぜ。今出先なんだが、前のところで良いのか?」

P『おう。俺も直ぐ向かうから店の前にいてもらえば助かる』

冬馬「了解だ」


P「……」ズズズズズ

冬馬「……」モグモグ

P「……」

冬馬「挨拶もそこそこに黙ってるけど、はやく話せよ」

P「あぁ、うん。そうだな……正月にさ、お前にバイク借りて小鳥さんと初詣行ったろ?」

冬馬「あー、そんなこともあったな」

P「実はあの後、軽くお付き合いすることに決まってさ……」

冬馬「はぁ!?此処に誘うの、心臓が破裂しそうになるとか言ってたくせに手が早くねぇか!?」

P「い、いやさ、小鳥さんの振袖姿があまりにも美しすぎてな?つい「付き合ってくれ」と」

冬馬「結局付き合いするって言うんだから、そうおかしなことにはなってねぇんだろうが……迂闊すぎだ。相手が、いくらあんたに気が有ったって、突然のことで断られちまうことも有り得たんだぞ?」

P「……面目ない」



冬馬「続けて」

P「それで、お付き合いしてきてまだ半年にもならないわけなんだが、け、結婚の話になったんだよ」

冬馬「どっちから?」

P「小鳥さんから」

冬馬「だろうな。あんたへタレだから自分では言えなそうだ」

P「ほっとけ……それでな、俺は問題なくOKをした、むしろ土下座してもいいくらいだったわけだし」

冬馬「そうかよ。おめでとう、式には呼んでくれ」

P「ははは、ありがとう。それで此処からが相談なんだが………アイドルにはいつ報告しようかなと」

冬馬「それも大事だが、その前に高木社長じゃないのか?」

P「あーいや、社長にはもう言ったんだよ。あの人は喜んでくれてるから良いんだ」

冬馬「そうか。だからアイドルなのな」

P「おう。皆忙しいけど、出来れば全員いる所で報告したいんだよ。二度三度は手間になるし」

冬馬「(ラブ勢の、結婚に対する反応を問題にするわけじゃねぇのか……いや、こいつははラブ勢を「身近な男への憧れ」で済ます人だったから気にしないだろうな」




冬馬「そんなん、ぱぱっと事務所に全員集めちまえば良いじゃねぇか」

P「近いうちに言うのは、色々困らないか?」

冬馬「困る?何でだよ」

P「いや、美希が駄々こねそうでなぁ」

冬馬「(駄々って)……どのタイミングで言ってもそうなるだろ」

P「そうじゃなくてさ、そっちの仕事に影響でないのかって話だ」

冬馬「かなり支障が出そうだな」

P「だったら」

冬馬「勘違いすんなよプロデューサー。あんたは美希のプロデューサーなんだぜ?そっちで大事なことは、他のことなんざ気にせず早い内に済ませるべきだ」

冬馬「問題があっても、こっちはこっちでフォローしてやるからさ、下手に先延ばしにすんな」

P「助かるよ」

冬馬「あんたには世話になってるからな。で、何時言う」

P「……スケジュール的には一週間以内だな。それ以降だと千早に来ている仕事の話で忙しくなってしまうし」

冬馬「そっちの好きなようにしてくれ」

P「分かった」



春香「プロデューサーさんが集まれって言うから来たけど……」

伊織「全員で事務所に集まるなんて久しぶりよね」

真美「だNE。大体は誰か休みだしさ」

あずさ「うふふ、なんの話しかしらねぇ」

雪歩「また、アリーナの時みたいに良い知らせでもくれるんでしょうか」

貴音「私は博多か札幌で仕事がしたいのですが」

美希「貴音、仕事よりもラーメンの方が大切なの?」

響「自分、安らげる旅番組がやりたいぞ。最近疲れててさぁ」

亜美「いつもいつも、皆が好き勝手言ってるから亜美が変なこと言いづらいんだよねぇ」

千早「うふふ、この頃の亜美は確かに大人しいわね。それより律子、これはなんの集まりなの?」

律子「あー、プロデューサー殿が来たら分かるわよ」

真「大事な用件なら良いんだけどさ。折角のオフだったのになぁ」

やよい「うっうー、皆で集まればそれだけで嬉しいかもー!」

高木「あっはっは、皆揃っているね?」

765「おはようございます!」

高木「うむ、元気でよろしい」



高木「実はね、君たちにプロデューサー君と音無君から重大な、それでいておめでたい報告があるんだよ」

春雪貴あ「お、おめでたいって!!」

美希「重大?」

真「なんだろ?」

やよい「?」

千早「もしかして……」

律子「……(荒れそうよね、やっぱり」

高木「さぁ二人とも、存分に発表してくれたまえ!」

P「はい。あのな、お前達」

小鳥「私達……」

P小「結婚することになりました!」

アイドル「………えぇぇぇぇ!?」



春香「……」グラグラ

あずさ「……」ヌケガラ

雪歩「負けた、んだね」クズレオチ

貴音「……おめでとうございます、お二人とも」ナミダメ

響「色々複雑な気分だけど、おめでとうだぞ!小鳥も、プロデューサーも!!」

真「おめでとうございます!」

亜真美「んっふっふー、独身貴族の敗北ですなぁ」

伊織「ふふ、おめでとうとだけ言ってあげるわ!(数人死んでるし……美希も静かだけど」

やよい「ふわぁぁ、確かにすっごいおめでたいことですね!!」

千早「おめでとうございます。式には呼んでくださいね(あとで春香のフォロー、しないと」

美希「……うん、おめでとうなの。ハニー、小鳥も!」

正気アイドル「え?」

美希「え、って?なんなのなの?皆でこっちみて」

千伊「(美希が動揺も何もしてない……?」

亜美「(悲しさのあまりに理解できてないんじゃ」



真美「ミキミキ?兄ちゃんとピヨちゃんが結婚しちゃうんだよ?分かってる?」

美希「?ハニーたちが今言ってたよね?真美は二人が結婚するのはイヤなの?」

真美「そうじゃなくて……」

伊織「真美、美希にはあとで私が聞くから。というわけで、皆……まぁ一部はああなってるけど、あんた達を祝福してるからね」

P「ありがとうな、伊織」

伊織「ふふん、どういたしまして」

春香「……おめでとうございます、プロデューサーさん。小鳥さん」



真「いやぁあの二人が結婚だなんて、そんな感じしなかったのにね。あ、でもお似合いではあるか!」

雪歩「う、うん。オニアイダネ」

律子「こら真、ナチュラルに塩塗らない」

あずさ「男は星の数いるらしいわぁ……手は届かないけれど」

亜美「あずさお姉ちゃん、それ自分で言う台詞じゃないでしょ」

響「美希」

美希「なぁに?」

響「今日フェアリー会議やろう。場所は自分ちで」

美希「わかったの!じゃあ貴音も」

伊織「ちょっと待って」

ひびみき「なに?」

伊織「それ、私も参加するわ。場所は提供するから」

響「自分は良いけど」

美希「ミキも良いよ」

伊織「なら決まりね」


千早「春香」

春香「……なに?」

千早「これからオフでしょう?久しぶりに泊まりに来ない?」

春香「え?今日?」

千早「えぇ。またしばらく忙しくなりそうでしょう?だから、ね?」

春香「……そうだね、お邪魔しようかな」

千早「待ってるから」

春香「うん」


伊織「というわけでフェアリー会議ー!」

響「ドンドンパフパフ!」

美希「やけに慣れてるなぁって思ったけど、そういえば前に何度か来てるよね」

伊織「まぁね。前は響の家で、その前はあんたんちだったかしら」

貴音「そうなると、順番的に私の家にも来ないとならないのではありませんか伊織?」

伊織「機会があれば行くわよ。でも、貴音の家だけは場所が分からないのよね」

響「場所もなにも、ここからそう遠くないぞ?ただ敷地内の空気がおかしくて、入り口まで到達するのがめんどくさくてさぁ」

貴音「いつの間にか入り込んでる方に言われたくはないのですが?貴方と言い美希と言い、導かれるわけでもなくどうやって侵入を……」

美希「そこはほら匂いで、ねぇ?」

響「なぁ?」

貴伊「動物!?」



伊織「おほん、まぁそこは本題じゃないし一先ず置いておくとして……美希」

美希「なぁに?」

伊織「こっちが呆けるくらいあっさり、アイツと小鳥の結婚を認めたわね」

美希「認めるも何も、ハニーと小鳥の結婚は二人が決めたんだからミキが口出しすることじゃないよね?」

伊織「あたしが言ってるのはそういうことじゃないの。今まで散々好き好き言ってて、そういう態度も見せてたのに、どうしてそんなに落ち着いていられるのかってことよ。貴音のほうが余程取り乱してたじゃない」

美希「んー、確かにハニーのことは大好きだし、結婚するならハニーかな?とは思ってたけど」

伊織「なら」

美希「でもね?ミキは小鳥のことも大好きだから、二人が結婚するって聞いてもイヤな気持ちにはならなかったの。理由なんて、それだけで十分だと思うな」

伊織「諦められるの?」

美希「諦めるって言われても……」

響「まぁまぁ伊織。美希の中で折り合いがついてるっていうなら、自分達に言えることはないぞ?」

伊織「それはそうなんだけど」

貴音「夜は長いのです。まずはお風呂を頂いて、その後寝室でゆっくりお話いたしましょう。この件もそうですが、近況報告等もしっかりと……近頃は多忙すぎて語らう時間も取れてはいませんでしたしね」

美希「じゃあミキがイッチバーン!」ダット

伊織「あ、こら走るな!!」



伊織「……どうして美希はあんなに落ち着いていられるのよ。一年以上ハニーハニー言ってたくせに」

貴音「天ヶ瀬冬馬の存在ではありませんか?美希はあの者を好いているようですし……」

伊織「プロデューサーよりあいつが好きってこと?確かにそういう気は見えるけどどうなのかしらね?私にはプロデューサーと同じような気がするんだけど」

響「自分はなんとなくだけど美希の考えが分かるぞ」

伊織「言ってみなさいよ」

響「美希はたぶん、冬馬とプロデューサーをにぃにだって思ってるんだ」

貴音「にぃに……とは兄のことでしたね」

伊織「兄のようにって、兄にあんな振る舞い方する妹なんていないわよ。でも理由は聞いてあげるわ」

響「いやさ、自分のにぃにが知らない女の人と仲良くするのってイヤだろ?でも、相手を知っちゃうと別にいいかなってなるものだし」

貴音「そういうものなのですか、伊織?」

伊織「えぇ?私はどうだったかしら……」


TKKO様「誰に断ってこっちを見ているの?この豚」ムチ ビュッ

伊織兄「豚?あはは、時子さんはおもしろいなぁ」バシッ

TKKO様「!……ふん、あんたは調教しがいのある豚のようね」

兄「ふふ、痛いのはイヤだなぁ」

伊織(8歳)「お兄様と馴れ馴れしくしないで!」

TKKO様「な、なによこの子豚は」

伊織(15)「久しぶり!時子さん!!」

TKKO様「良い挨拶ね、妹豚。兄豚はどこかしら?」

兄「ここだよ」

TKKO様「今日こそは躾けてやるわ」

兄「えぇ?時子はもう「痛いのって、気持ちいのね///」とか言って堕ちたじゃないか」

TKKO様「く、くくく、毎度毎度不愉快なことぉぉ」ビュンビュンビュン

兄「あははははは、捕まえてごらーん」スイスイ

伊織「うふふふふ。お兄様ったら、本当に楽しそう」






伊織「それは分かるかもしれないわ」

響「今すっごくアブノーマルな光景が頭に入ってきたんだけど」

貴音「淫靡というには少々痛さが強いのでは……」


伊織「ええ、うん、兄の相手が自分の知っている女であれば気にしないのは私の実体験で分かったわ。でも、だからってそれだけで美希がそうだとは思えないんだけど?第一、その法則が美希に当てはまるかなんて、根拠がプロデューサーだけじゃ分からないじゃない」

響「あぁ、それがプロデューサーだけならな」

貴音「おや?そういうと、天ヶ瀬冬馬に対しても美希はこういう考えを見せているのですか?」

響「や、はっきりとは言ってないさ。ただ……」

貴音「ただ?」

響「新田美波ってアイドルのこと、貴音は覚えてるよね?」

貴音「勿論。天ヶ瀬冬馬の親戚ではありませんか?」

伊織「私も知ってる。たしか美希が言ってた名前ね。天ヶ瀬冬馬と仲が良いとか、親戚同士だーって……(親戚ってことは、やよいのライバルにはならなそうね」

響「最初さ、美希は冬馬とその美波って子が仲良しなことに不服だーって感じだったでしょ?」

貴音「そうですね、名前で呼ばせるようになったのも新田某の影響があるようでした。ただ、だからと言ってそう悪い感情はなかったのでは?」

響「まぁ、最初から優しいだの美人だの言ってたからそれはそうなんだけど、それでも仲が良いことに文句は言ってたわけだ。でも、ある程度アドバイザーとして付き合ったからか、今では話の端にも上がらないじゃないか」



貴音「自分が認めているから、わざわざ口を出すまでも無い。そういうことですか?」

響「うん。それに美希の性格上、すこしでも理解できない何かがあったらいつまでもあーだのこーだの言うはずじゃないか?理解できているから美波と冬馬の仲に文句も言わないし、プロデューサーとピヨ子の結婚にも何も言わないんだろ」

伊織「あー、うーん、いまいちスッキリしないわ。あんたの考えが間違ってるとは思えないけど、美希がこれまでプロデューサーに向けてきた好意を知ってると、そういう説明じゃどうにも腑に落ちないというか……」

響「よく考えてみるさ。好きな人間に対する美希のスキンシップは過剰なものが多いけど、少なくともプロデューサーに対するものよりは冬馬に対するもののほうが深くないか?」

貴音「深く?」

響「プロデューサー相手だと、腕に抱きついたり背中に張り付いたりはしているけどそれ以上は無いし、外では殆どやらないよな?でも冬馬の場合はどうだろう?」

伊織「……生で膝枕とかやってたわね、あの馬鹿」

響「だろ?パフォーマンス面が無いわけじゃないだろうけど、それでも冬馬にするほうが色々アレだ。腕に抱きつくなんて社長にもやるから、プロデューサーは親愛の対象ではあっても恋愛の対象じゃないんだろ」

貴音「なるほど」

響「まぁこれが正しいかどうかは……」

美希「ただいまなの~、良い湯加減だったよ」ビババン

響「じっくりお話すればいいさー」

伊貴「なるほどぉ」

美希「ひぃ!?」

伊織「あんたはプロデューサーが大好きだけど、恋愛対象じゃない。どっちかって言えばお兄さんみたいに思っているけど、はっきりそう理解できたのは今日の結婚報告があったから……これでいいのね?」

美希「おおむねその通りですなの」セイザ

響「そうなるとさ、今日のことは貴音の方がダメージでかいよね。あの時めっちゃ涙目だったし」

貴音「な、なにを言っているのですか響!」

伊織「そうねぇ。あいつの結婚に、この中で動揺していたのはあんたくらいだし」

貴音「うぅぅ」///

美希「でも、ミキ的には響がダメージを受けてないことが不思議なんだけど……」

響「自分?」

伊織「そう言われると、あんたも結構あいつにべったりだった気がするわ」

響「いやいや、自分も美希と同じで、プロデューサーをにぃにみたいだなって思ってただけだからな?他意はないぞ」

貴音「なるほど、同じ想いを持つがゆえに美希の気持ちを理解できたのですね、響」

伊織「納得」


P『というわけで、特に問題が起こるでもなく報告を終えたぞ』ドヤァ

冬馬「なによりだな(どうせこの人が理解できて無いだけで、色々あるんだろうな」

P『まったくだ。それはそうと冬馬』

冬馬「なんだ?」

P『346での仕事もそろそろ終わりだろ?それの少し後のほうに、千早に大きな仕事が入ってるんだが』

冬馬「待て待て、それは俺が聞いて良いやつなのか?」

P『平気だよ』

冬馬「そうか。続けてくれ」

P『あぁ。実はな、あいつにアメリカでの仕事のオファーがあったんだよ』

冬馬「まじで?」

P『まじだ。映画の主題歌と劇中歌、あとはそれのエキストラ出演だな』

冬馬「大仕事じゃねーか!」

P『そうなるな』


冬馬「だが、そうなるとかなり長い時間拘束されるんじゃねぇか?スケジュールは……聞くまでも無いか」

P『「765プロ所属のアイドル如月千早」ではなく「765プロ所属のシンガー如月千早」として、外に売り出す絶好の機会だ。優先して組むよ』

冬馬「そうか。で、俺にそれを言う理由は?」

P『あぁ……あいつの家族の話は知ってるよな。墓参りで一緒になったって千早がいってたから』

冬馬「そういう話もあんたとするのか。まぁ如月から色々聞いてるからそれなりには、だが」

P『なるほど。じゃあご両親は別居中だが、千早が双方と手紙のやり取りをしていることは?』

冬馬「知ってる」

P『今度三人一緒に墓参りするって話は』

冬馬「言ってたな。てか、ツイで言ってた気がする」

P『それも知ってるのか……というより、プライベート過ぎる事は乗せるなと言わないと駄目なんだろうか』

冬馬「日時とかは書いて無いからセーフだろ」

P『でだ、その墓参りなんだが……お前、付いて行ってくれないか』





冬馬「頭大丈夫か?」

P『失敬な、俺は正常だ』

冬馬「駄目なやつに限ってそう言うんだよ!」

P『一理あるな』

冬馬「で、理由は?」

P『その日、どうしても外せない用事が入っちゃったんだよ。本来は俺が送迎しようと思ってたんだが』

冬馬「どうして俺だ。秋月Pでも良いだろ。いや、むしろ親子三人水入らずで行けば良いんじゃねーのか?」

P『そんなこと言うなよ。俺はあいつに聞いたぞ?お前のお陰で弟さんの墓参りに行くのが苦痛ではなくなったって、両親と向き合う気持ちが出たんだ、ってな』

冬馬「……む」

P『いくら前向きになったとはいえ、三人で直に墓参りなんて空気が重くなるだろ?だから関わりのあるお前に頼みたくてな。親友の春香とも考えたけど、あいつ、こういうの苦手そうだし』

冬馬「あー、うーん」

P『焚き付けたんだから最後まで……とは言わないが、もう少し手伝ってやってくれないか?お前はぶっきらぼうな所はあっても優しい奴だと知ってるから、一緒に行ってくれるとなれば安心なんだ』

冬馬「簡単に言ってくれるな、本当によ……スケジュール」

P『ん?』

冬馬「俺のスケジュールが合えば行ってやるよ。」

P『合うことを期待して待つさ。話はそれだけだ。切るよ』

冬馬「おう。今度は厄介ごとなしで頼むぜ」

P『あぁ、わかった』






冬馬「また面倒な話になってきたな」

P「千早の両親がお前と直接話したいと言ってるから。なんて言えないからなぁ」


冬馬「よう。皆集まってるか?」

凛「あ、おはよう冬馬。大体はいるけど、蘭子と李衣菜がまだかな」

冬馬「そうか」

美波「あ、冬馬君」

アーニャ「おはようございマス」

冬馬「おはよう美波ちゃん、アナスタシアも」

み莉嘉「「おはよー冬馬君!」」ダキッ

冬馬「おう、朝から元気だなお前ら」ギュッ

みりあ「だって今日は午前中だけだし」

莉嘉「全力だよねー」

冬馬「あははは、そうかそうか」

みく「ロリコン……」

杏「ペド野郎だぁ」

冬馬「ち、ちげぇって言ってんだろ!!」

きらり「おっすおーっす冬馬君ぅ!」

冬馬「おは☆おは☆」

未央「みつぼしなんてだれでもできるもんぅ」

卯月「エヘ顔ダブルピース系アイドルなんて言わないでください!!」

冬馬「お前、イロモノ系に踏み込むなって前に言わなかったか?」

未月「えへへ」

美希「皆おはようなの~」

デレラ「おはよう!」

冬馬「……来たか」



デレラ「Don't stop dreamin'!」

マストレ「………ふむ、なるほど」

デレラ「………」ドキドキ

マストレ「及第点をやろう」

デレラ「やったー!!」

マストレ「ふふ」

冬馬「細かい問題点の見当はつけたから、あと何回かやったあと個々に指摘していくぞ」

美希「全体的に並びのバランスが悪い気がするんだけど、どうにかならないかな?」

マストレ「年齢的なものもあるから、身長から来る違和感はどうしようもないな。一応本番までに並びを変えても踊れるようには鍛えこむつもりだが」

冬馬「まぁまぁ時間も無いし、先ずはこのままやろうや。三村も緒方も、いけるな?」

かな子「は、はい!」

智絵里「が、頑張ります」

杏「うーん、かな子ちゃんも智絵里ちゃんも体力ついたよね。杏が楽できるようにもっと頑張ってねぇ」

冬馬「お前今日のランニング二割マシな」

杏「横暴だぁ!!」



マストレ「今日はここまで。クールダウンはしっかりやって身体を休めろよ。本番まで殆ど時間は無いんだからな」

デレラ「はい、お疲れ様でした!!」

冬馬「……柔軟が済んだらいつも通りランニングだ。それが終わり次第各自で勝手にやってくれ」

デレラ「はーい」

冬馬「双葉は二割マシ、忘れんなよ?」

杏「えぇぇぇ?」

きらり「きらりも付き合うから、がんばろ?」

杏「うんぅ」

冬馬「ふっ……美希、これから少し付き合え」

美希「どうしたの?」

冬馬「飯でも食おうぜ、って誘いだな」

美希「ゴチになります、なの!」

冬馬「おう」



美希「でね、皆してミキにはハニーの結婚にダメージがあって当然!みたいな顔するんだよ?ミキ、二人の結婚をお祝いしてるのに!」

冬馬「そうか(凹んでねぇのか?」

美希「昨日なんてフェアリー会議にデコちゃんが参加して、ミキのことあーだこーだ言うし!」

冬馬「そうかそうか」

美希「ハニーはミキにとってお兄ちゃんみたいなものだから、結婚するからってなんでもないの!むしろ貴音の方がダメージ大きかったって思うな!」

冬馬「なるほど(こいつ、本当に凹んでないのな。変な気を回す必要は無かったぜ」

冬馬「他のラブ勢はどうした?皆お前みたいに、とはいかないだろ」

美希「貴音はなみだ目だったよ?あとは、あずさが意識飛ばしてで雪歩と春香が踏ん張った感じ?」

冬馬「飛ばしたっておい」

美希「だって本当のことだもん、あはっ!」


美希「豊穣の大地より享受される、恵みの波動を受け取るが良い!!(おにぎり波ぁぁぁぁぁ!」

冬馬「天浮かぶ大いなる星光、虚空を流れて悪辣者を滅せよ!!(ジュピタァァァビィィィンム!」

冬美「づぁぁぁぁぁぁぁ!!」

武内「……あの、お二方はいったい何をしておられるんですか?」

マストレ「コールの練習をする前に、発声を確かめているのだそうだ。内容はわからんがな」

武内「は、はぁ、なるほど」

冬馬「む、大いなる風……わずらわ!(よぉプロデューサー、はやいな」

武内「いえ、お二人ほどでは。予定より来られるのが早いのではありませんか?まだ彼女達も来ていませんが……」

美希「安寧に染まらんと欲す我に穿たれる、早鐘の酷なる仕打ちが故!!(ミキももう少し眠りたかったけど、緊張で心臓がバクバクして眠れなかったの……」

冬馬「我は千里を見通さん。闇への誘い、道連れは多いほうが良かろうよ(どうせそんなこったろうと思ってな。一緒に来たんだよ」

武内「そうだったのですか」

冬馬「一時の無聊を慰めんが為に幕内を遊興してやろうとも思ったが、我はそこまで厚顔ではない(余りに暇なんでステージ裏でも冷やかそうと思ってたんだが、迷惑になりそうだから止めたよ」

武内「あー、お止め頂いて幸いです」


美希「しかして、そうともなれば我らは悪戯に時を浪費することになってしまう(でも、それだと時間の無駄なんだよね」

冬馬「ゆえに(だから」

冬美「漆黒の祝詞にて覇を競い合うものなり!!!(蘭子語で遊んでた!!」

マストレ「いよいよ持って何を言っているのかわからんな」

武内「血統を持たぬものには理解できぬ、古より伝わりし言語よ(熊本方面に住まないと分からない方言ですので」

マストレ「お、おう」

ありす「あの……マスタートレーナーさんが此処に居るって聞いたんですけど」

冬馬「そこもとは何者ぞ(誰だ?」

ありす「そこもと?なにもの?橘ですけど、ってえ?あ、天ヶ瀬冬馬だ……!」

美希「我もおるぞ(ミキもいるよ」

ありす「星井美希ちゃんもいる……!」

武内「……」クビナデ

マストレ「(武内君め、此処に二人が居ることを他の部署には内緒にしてたな?)おい、どうした橘。私に用事があったんじゃないのか?」

ありす「あ、そうでした」



ありす「文香さんが、最後に振り付けの確認をしたいからお手伝いしてくださいって……」トウマトミキチラチラ

マストレ「私にか?妹達がいるだろう」

ありす「私もそう思ったんですけど、ベテラントレーナーさんが「あっちは少人数しかみてないから余裕余裕」って」トウマトミキチラチラ

マストレ「あいつめ……」

武内「此処は構いませんから行ってあげてください」

マストレ「だが、そろそろこちらも揃いだす頃だろう?大丈夫なのか?」

武内「そのためのお二人ですから」

マストレ「あー、なるほど。そういうことなら行こうかな」

ありす「じゃ、じゃあ、今からお願いします」ウシロガミヒカレツツ オテテフリフリ

マストレ「あぁ」

冬美「!」オテテフリフリカエシ


美波「おはようございます」

アーニャ「おはよう、ございマス」

冬馬「おはよう。やっぱり二人は早いな」

美波「私達にとっては今日のステージが本番でしょう?緊張し続けるくらいなら早めに会場を見ておこうかなって」

冬馬「立派立派。だが、それにしては緊張のきの字もねぇけど」

アーニャ「ダー。ミナミが緊張、言うのは嘘ですね。十時にはグッスリ、でした」

美希「ミキより早いの。図太い、さすが美波図太い……」

美波「え、え、だって起きてると不安になりそうだし」

冬馬「あはは、そういうことにしとこうか」

美波「もう!」



きらり「みんなぁ?おっはよーうございまーす!」

杏「肩の上からおはよう、帰っていい?」キラリミギカタ

みりあ「頭の上からおはよーう!」キラリズジョウ

莉嘉「背中からおはよーう!」キラリセナカ

冬馬「お、おはよう」

美希「きらり、そんな重武装で疲れないの?」

きらり「ぜんっぜぇん!三人とも軽いからにぃ!」

アーニャ「バッチシィ、ですねミナミ」

美波「そうね」



卯月「おはようございまーす!島村卯月、今日もいつも以上に頑張ります!!」

かな子「おはようございます」

美希「二人ともおはようなの、ブイッ!」

卯月「ブイッ!」

みりあ「みりあもやるー!」

莉嘉「わたしもー!」

杏「若いのは元気だねぇ」

冬馬「お前も若いだろ」

杏「杏の年齢は、相手プラス二歳がデフォだからぁ」

冬馬「デフォ?」

杏「いやぁ相手が三十路ギリギリだと、杏も気を使うわけですよ」

冬馬「気の使いどころがちがくねぇか……?」



智絵里「お、おはようございます」

美希「おはようなの智絵里。今日も頑張ろうね」

智絵里「はい。が、頑張ります」

卯月「智絵里ちゃん、かな子ちゃんも、ブイッ!」

智絵里「ぶ、ブイッ!」

かな子「ブイッ!」

冬馬「緒方、体調は?」

智絵里「大丈夫です。しっかり寝てきたので」

冬馬「そうか、長丁場になるし、気楽に行けよ」

智絵里「はい」


未央「おっはよー!」

凛「おはよう、皆」

卯月「二人とも、おはようございます。ブイッ!」

未央「ブイーッ」

凛「ふふ、ブイッ!」

冬馬「二人も来たし、あとは神崎だけだな」

凛「蘭子は、さっき下で見たよ。一緒に以降と思ったんだけど、飲み物買ってくるって」

蘭子「同胞達よ!煩わしい太陽ね!!(みなさん、おはようございます!」ドアバーン

冬馬「噂をすれば影だな」

デレラ「わずらわ!」

武内「皆さん揃いましたか」

一同「おはようございます!」

俺は果たして、あと200以内に終わらせられるのだろうか

今気付いた、みくりーながいねぇ……


美波「プロデューサーさん。何か一言お願いします」

武内「わかりました……皆さん。この日、本番の舞台を直前にして、もはや私から言うべきことは一つです……持てる全てを出し切って、ステージを楽しんで来てください」

デレラ「はい!」

武内「それから天ヶ瀬さんと星井さんは今日と、後数回のレッスンでアドバイザーの任を降りることになります」

莉嘉「えー!聞いて無いよP君!」

みく「いやいや、前から言ってたでしょ莉嘉ちゃん?」

みりあ「もう少し一緒にいようよ~」

杏「あんまりわがまま言っちゃ駄目だよみりあちゃん。アイドルやっていくなら会うことだってあるしさー、そんなに気にすること無いって」

武内「そうですね、仕事で会うこともありますからそこは我慢していただければ。えー、そういう訳で、こちら側からお二人に見守ってもらうのはこれが最後となりますので、ぜひ成長を見せてあげてください」

デレラ「はい!!」

美波「最後ってことで二人からも何か貰えたら良いなって思うんだけど」

冬馬「あー……そうだな、ずっと近くで練習を見てたが、現時点ではお前達のパフォーマンスに不安はねぇからさ、最初に武内さんが言ったように楽しくやれよ。それだけで俺は十分だ」

美希「美希もそれで良いかな。アドバイザーは終わりでも、たまに遊びに来るつもりだし気になることはその時に言うからね」

武内「遊びに来る際には連絡をください、歓迎いたしますので」

冬馬「オーケー。じゃあ、俺たちは関係者席で見てるからな、気張れよ」

美希「頑張ってね」

デレラ「はい!」



楓『満ちては欠ける、想いが今愛おしくて溢れ出すの、舞い踊る風の中で~』

美希「……意外」サイリウム

冬馬「なにがだ」フリフリ

美希「知らないアイドルばかりなのに、歌はどこかで聴いたことがある気がするの」

冬馬「今の高垣楓もさっきの安部菜々も、色々TVに呼ばれてるしな……」

美希「これでBランクなんだよね?アイドルって分からないの」

楓『踏み出す力下さい~!』

美希「もっと上に居ても良いって思うな」

冬馬「ランクアップフェスに出るだけがアイドルじゃねぇだろ。到達点が違うって話したろ」

美希「あー」

楓『はい、こいかぜでした。ありがとうございます~』

楓『MCを挟んでくれと言われているので、此処で少しお話しましょうかぁ』

美希「おっとり系なの」



美希「そろそろ皆の出番かな?」

冬馬「プログラム的には、そうだろうな」

美希「き、緊張するの」

冬馬「大人しく見てろよ……?」

美希「分かってるけど……」

未央『フラッ!』

凛『イドッ!』

卯月『チキーンッ!』

楓『はい、次はフライドチキンジェネレーションズです』

会場「……」

冬馬「wwww」

美希「冬馬、これは笑っちゃ駄目だと思うな」


ライカ『ハローグッバイ!綺麗に輝くの~!』

美希「これでユニット曲は終了なの」ハクシュ

冬馬「次は……いよいよか」サイリウムブンマワシ

美波『皆さん、新田美波です』

アーニャ『Добрый день、アー、こんにちは、アナスタシアです』

美波『MCを挟んで、ニュージェネレーションズから私たちまでノンストップで走り抜けましたが、実は私達からお知らせがあります』

冬馬「お、全員出てきたな?」

美希「そのまま歌いだすとかじゃないんだね」

冬馬「みたいだな。会場のファン達は、まぁなんとなく予想してたって奴もいそうだ」

美希「なのなの」



モニター「シンデレラプロジェクト、始動!」

会場「おおー!」

冬馬「なのにこういう反応が大きいのは、やっぱライブだからだよな」


デレラ『Don't stop dreamin'!』

会場「!!」サイリウム

美希「……」サイリウム

冬馬「……」サイリウム

美希「此処から見てると、なんて言うんだろう……ステージに上がりたくなるの」

冬馬「同じ事務所なら乱入しちまうのになぁ」

美希「私が育てましたとか言って、ねぇ?」

冬馬「なぁ?」


冬馬「よう」

みく「あ、冬馬君だ」

莉嘉「ねーねー、どうだった!?」

冬馬「皆良かったぜ。ユニット曲も全体曲もな」

李衣菜「やったね!」

みりあ「わーい!」




美希「最初にニュージェネで掴みを取れたのが良かったって思うな」

卯月「えへへ、そうですか?」

美希「うん!」

未央「ミキミキにそう言われると、頑張った甲斐あったなぁって思わない?」

凛「そうだね、今までのレッスンが報われたかな。ただ、フライドチキンがマイクに乗ってたのは少し……あれだけど」

NG美希「あー」



美嘉「ハロー、美波ちゃん」コソコソ

美波「美嘉ちゃん?どうしたの、そんなに小さくなって」

美嘉「あはは、ちょっと様子を見に来ただけだからさ。どうだった?初めての大きなライブは」

美波「そうね。色々思うところはあったけど。楽しかった、かな?」

美嘉「ふーん?余裕じゃん」

美波「そうでもないよ。ステージに上がる前なんて、アーニャちゃんに手を握って貰ってたくらいだし」

美嘉「ふふ、それでもちゃんとパフォーマンス出来てたんだし、余裕!だよ」

アーニャ「美嘉、来ていましたか?」

美嘉「Приветアーニャちゃん。良いライブだったね」

アーニャ「ダー、とても楽しい時間でした」

美嘉「あはは。楽しい、楽しかった、か。良いコンビだね、二人とも」


かな子「緊張したよぉ」

智絵里「で、でも」

杏「まぁ、楽しかったねぇ」

きらり「!」

杏「きらり、そこで驚く必要あるかなぁ?」

きらり「驚いたんじゃなくってぇ、感激しちゃっただけだよぉ。杏ちゃんも、きらりや皆みたいにハピハピッ!!してたんだねぇ」

蘭子「我も、魂の底から鳴り響くハピハピの鳴動を抑えられん(私もハピハピしちゃいました!!」

武内「……」ニコニコ

みりあ「あー!プロデューサーが笑ってるー!!」

デレラ「え!?」

美希「ほ、本当なの」

冬馬「あんた……笑えるのな」

武内「いえ、あの、私は結構笑ってる筈ですが……ほら、ユニット結成を伝えた日や、今日の初めなど様々に」

一同「分からないよ!?」

武内「はて」


控え室「!!」ワイワイガヤガヤ

美城「やはり、賑やかだな」ムム

楓「あら?常務?そこはCPの子達の控え室ですけれど、御用ですか?」

美城「高垣君か。いや、用があるのは武内君のほうになんだが……まぁ良い、出直そう」カツカツカツ

楓「入っちゃえば良いのに」トコトコトコ

美城「成功に盛り上がるのを、他人が邪魔してはいけないだろう」

楓「そうですか」

美城「そういう君はどうして此処に居る。クローネの控え室はあちらではないのか?」

楓「それは……お散歩、でしょうか?」

美城「私に聞かれてもな」

楓「冗談ですよ。ただ、この雰囲気が好きなんです」

美城「雰囲気?」

楓「えぇ。ライブが始まる前の慌しい空気も、ライブ真っ最中の緊張感も、とても楽しいんですけどね?一番は、終わった後ののんびりした感じが、たまらなく好きですねぇ」

美城「君はいつものんびりしているように見えるが」

楓「うふふ、酷いです」




武内「……」ソトヲキニシツツ

冬馬「どうした?」

武内「いえ、なんでもありません」



冬馬「ライブが終わって、はや二日。俺と美希がアドバイザーとして346に来る最後の日……なんだが」

美希「ううう」ガンナキ

みりあ「わーん!」ガンナキ

莉嘉「もっと一緒にいようよぉ」ガンナキ

みく「あーもう三人とも!いい加減泣き止むにゃ」

凛「今まで見たいにしょっちゅう会えるわけじゃないけど、会おうと思えば会えるんだから、ね?」

莉嘉「でも……」

美波「みりあちゃん、莉嘉ちゃん。私達がちゃんとお仕事を頑張っていれば、美希ちゃんや冬馬君と共演出来るようになるから、頑張ろう?」

み莉嘉「うん……」

きらり「ほーら、美希ちゃんもぉ。元気だそっ?」

美希「ぐすん……はいなの」

マストレ「まったく」

冬馬「あいつらに何か言わないのか?」

マストレ「なんとかと地頭には戦いを挑まない主義でな……妹で慣れたと言うのもあるが」

冬馬「なるほど」


武内「天ヶ瀬さん、少しよろしいでしょうか?」

冬馬「おう、なんだ?」

武内「黒井社長から話は聞いているとは思うのですが、今夜の食事会で」

冬馬「まてまて!その段階でもうおかしいぞ。俺は未成年だし、なによりおっさんからそんな話は聞いてねぇぞ!?」

武内「そうなのですか?「ウィ、話はこちらから付けよう」と仰られていたのですが」

冬馬「まじか……ちょっと待て、今おっさんに確認するから」ケータイトリダシポパピプペ

黒井『冬馬か?お前から私に電話など珍しいではないか』

冬馬「おっさん。俺に伝えるべき用事は無いか?」

黒井『用事だと?』

冬馬「ないのか?」

黒井『あー………何かあったか?』コンバンハカイショクノヨテイガゴザイマス

黒井『だ、そうだ』

冬馬「忘れてたのかよ……」

黒井『忘れていたと言うか、なんというか……間が悪かった!』ガチャン

冬馬「ま、間だぁ?………まぁいいか、続けてくれ」


武内「はい。あのCPの発起人が高木社長と黒井社長であるのは」

冬馬「おう、知ってるぜ。てか、俺も発表の場に居たんだし」

武内「そうでしたね。では、その生っすか!の募集で集まった人がCPに一人しか居ないことは?」

冬馬「元々合格者が一人ってことじゃあねーよな?」

武内「いえ、お二人が認めた合格者は全員で十二名です」

冬馬「じゃあ他の連中はどうしたんだよ。最初にスウカウトされたって言ってた美波ちゃんは別として、俺はあの募集で集まった人員のアドバイザーのつもりだったんだが……」

武内「他の方々はCPとは違う、346以外の社も大きく食い込んでいる新規プロジェクトとして準備中です」

冬馬「はぁん?違うプロジェクトってなんだそりゃ」

武内「そちらは極秘プロジェクトですので、申し訳ありませんが……」

冬馬「オーケイオーケイ、そこは触れねぇよ。で、夜の食事会とやらに俺が関わる理由、つーかあんたがおっさんに呼ばれる理由はなんなんだ?」

武内「先ほどCPに居ると合格者、それは島村さんだったのですが、前々から私は、CPに来てくださいませんかと彼女を口説いていまして」

冬馬「はぁ、中々積極的だな」

武内「一目で、この人は大成すると思ってしまいまして」

冬馬「それは同意見だ。まぁ、大成できるかはあんた次第なわけだが」


武内「精進します。私は彼女を他所に取られたくは無かったし、彼女も暫くは養成所でレッスンに励むと言っていたので、安心して慎重に話を付けていたのですが……慶の奴、勝手なマネを」

冬馬「(けい?)……素だとそんな口調なのか?」

武内「あ……ごほん。えー、養成所のトレーナーが募集を見て力試しに受けようなどと言ったせいで島村さんが社長たちの目に止まってしまいまして、あやうくそちらに引っ張られそうになってしまったのです」

冬馬「ほう?それでどうしたんだ?」

武内「いてもたってもいられず、お二人の下に直撃し、色々あってCPに力添えを約束いただけました。天ヶ瀬さんの派遣もその一端ですね」

冬馬「その色々が気になるんだが?」

武内「あ、あはは」メソラシ

冬馬「ごまかし方が露骨過ぎんぜ!?」

武内「慣れないもので。それで、貴方が食事会に関わる理由でしたね?」

冬馬「そう、それが聞きたいんだ」

武内「単純に平均年齢引き下げ枠です」

冬馬「そんな理由で俺を呼ぶのかよ!!」

武内「失礼、噛みました」

冬馬「噛む要素も糞もねぇぞ!?」

凛「冬馬、プロデューサーと遊んでないで。そろそろ始まるからこっちに来て」

冬馬「おう。しょうがねぇ、今日はここらで勘弁してやるよ」



デレラ「リアルが近づいている!Let's go!あのヒカリ目指して!」

冬馬「……」

美希「……」

デレラ「……」

美希「ミキ、色々言いたいこと有ったけど、もう良いや。冬馬は?」

冬馬「そうだなぁ、俺も良いぜ」

未央「それってどういう?」

美希「意味も何もそのままなの。完璧だから、美希たちが教えることはもう無いかな、ってこと」

みりあ「えー!可愛い雑貨屋さんの場所、みりあ知らないよー!?」

莉嘉「かっこいいシールのお店も知らないー!」

美希「あはっ、今度会いに来る時、一緒に行こう?なの!」

李衣菜「まだ色々教えて欲しいこともあるんだけど……」

冬馬「バイクの事とかギターのことは暇があれば教えてやるよ」

みく「一見さんお断りの猫カフェ……」

冬馬「今度連れてってやる」

アーニャ「станция……迷います」

冬馬「スタ……?あー、駅か。新宿でもどこでも案内してやるからメールしろ?な?」

凛「お勧めの犬の散歩コース」

冬馬「花買いに行くついでにマップやるから」

かな子「あの、キッチン用品が」

冬馬「オーケィ俺が良く行く店を教えてやる」

智絵里「あの……四葉、一緒に探しましょう?」

美希「わかったの」

美波「おいしいご飯が食べたいなぁ」

冬馬「了解了解」

卯月「私、765プロと961プロの番組に出る方法が知りたいです」

冬馬「おう!って言われてもなぁ」

卯月「出演させてください!」エヘガオ

冬馬「あー、前向きに検討しておくぜ」




マストレ「あいつらは最後までブレんなぁ……」

武内「アイドルですから!」ドヤァ

マストレ「……」

このままだとこのスレで終わらないこと必至なので、346編はぶつ切りしました。
本当はこの後、宇宙からの侵略者であるウサミン星人と、ウサミン星人を裏切り人間側に着いたあなべべさんが世界を滅ぼしかねない戦争を起こし、アイドルマスターたちがウサミン星人の侵略拠点である隕石をロボットに乗って壊すという本格ミステリーな話が続くはずだったんですが、しかたないね!


真ルート補足というか蛇足。





黒井「私はもしかしたらボケたのかも知れんな。今、お前がアイドルを辞めると言ったように聞こえてしまったのだが、本当はなんと言ったんだ?」

冬馬「アンタはボケてなんかいねぇよ。勿論、聞き間違えもしちゃいない。俺はアイドルを辞める」

黒井「な、何を馬鹿なことを……と切り捨てることも出来んだろうな、その顔では。理由を言え」

冬馬「前々から待たせてる女が居るし、そろそろケジメをつけねぇとアレだからな」

黒井「女!?待たせている!?」ガタッ

冬馬「おう」

黒井「誰だ!美波ちゃんか!?美希ちゃんか!?やよいちゃんか!?千早ちゃんなのか!?」ダンダン

冬馬「机を叩くな机を!」

黒井「黙れ!散々、女なんか興味ありませんー、アイドル一筋ですー、スキャンダルー?膝枕したり腕組んだだけじゃないですかやだー!とかやっていたお前に、誰を待たせられるんだ!!」

冬馬「真だよ、菊地真」

黒井「なにぃ!?ま、まことちゃんだとぉ……?」

冬馬「そうだ」

黒井「そ、そうなのか」

黒井「(私は昔から、冬馬の女性関係を吉澤と悪徳に見張らせていた。だが、奴らが上げてきた情報で要注意とされていた女性陣の中に真ちゃんは居なかった。完全に脈なしだったはずだ!」


黒井「ま、まぁケジメだからと言って今日明日で辞めるわけにも行くまい。私も色々、そう、色々混乱しているからまずは話しをしよう。真ちゃんとはどういう話になっているんだ?」

冬馬「保留中」

黒井「は?」

冬馬「保留中」

黒井「……どういう意味なのか詳しく言え」

冬馬「前にあいつに告白されてさ、その時は「まだ応えられねぇ」って言って、待ってもらえないか?って頼んだんだよ」

黒井「今現在アイドルだからと即座に断らず、後に回してでも向き合おうというのはお前の美点だがな……一人の男として言わせてもらうなら、あまり待たせるのもいかんぞ?」

冬馬「!」ギクッ

黒井「……まさか、長く待たせてるんじゃないだろうな?」

冬馬「そ、それは、区切りがつかなかったというか、そういう空気にならなかったというかだなぁ」

黒井「(報告にその空気とやらはないからな。二人の間が悪かったのだろう)……それで、何ヶ月待たせたんだ貴様は」

冬馬「あ、いやその……」

黒井「まさか、半年か?」

冬馬「あーそのなんだー?いや、そのなぁ?」

黒井「……」ジロリ

冬馬「じゅ」

黒井「じゅ?」

冬馬「じゅ、じゅうに、十二、年、です……はい」

黒井「十二年?……………………………………………………ば、ばばばばば!?」


黒井「十二年前というとあれか、346でアドヴァイザーをしていた年だったな」ミギテサスリサスリ

冬馬「お、おう」タンコブナミダメ

黒井「まったく、それだけ待たせては真ちゃんも心変わりするのではないか?内心ではもう終わっているが、昔からの付き合いだから続行しているだけ、ということもあるだろうに……」

冬馬「あいつが今どう思ってるかとか、そんなんわからねぇけど」

黒井「けど?」

冬馬「それと俺が告るのは別問題だろ。あいつが俺に愛想を尽かして振られるんだろうが、昔のままで受けてくれるのかなんてどうでもいいんだ」

冬馬「俺はただ、十二年分の気持ちを乗せるだけなんだからよ」

黒井「待たせといて威張るんじゃない」ゴツン

冬馬「うぎゃ!」



冬馬「というわけだ」

翔太「ふぅん?三十近くにもなって社長に拳骨貰うなんて、冬馬君は本当に進歩しないね」ヤレヤレ

冬馬「うっせー」

翔太「それで?色々社長に聞き出されたーって言うけど、とっくに引退してトレーナーしてる僕のところに何の用なの?事務所の後輩達に恥を晒しにきただけなら帰って欲しいなぁ」

冬馬「辛辣!辛辣過ぎだぞお前!」

翔太「あははは、だっていまさら「真に告る、キリッ」とか言ってるんだもん。そんなの僕と北斗君に相談した十年前にしとけば良かったんだって」

冬馬「あ、あの時は俺たち自身物凄く忙しかったし仕方ねぇだろ!」

翔太「真さんとどこかの俳優が熱愛か!?ってなって殴りこみかけそうになった五年前でも良かったじゃない」

冬馬「そ、その時はPさんが「二重の話題提供はやめろ!」って止めるから!」

翔太「ジュピターの解散ライブで真さんが応援に来てくれた二年前は?」

冬馬「あ、あいつが泣き過ぎててそれどころじゃなかったんだよ!」

翔太「はぁ、二人の立ち位置っていうの?そういうのが何も変わって無いんだから、本当に進歩してないじゃない……」


翔太「結局さ、冬馬君は今の今までアイドルと真さんを秤に掛けてアイドルに傾けてたんだよ。それが真さんに傾き変わったら直ぐに告白だー!ってなるんだもん、本当に単純だよねぇ」

冬馬「」

翔太「冬馬君でも知ってるだろうけど、あの時から仲がよかった765アイドル達で今でも独身なのって四人だけだからね?それだって冬馬君が早く男を見せていれば三人になってたはずだし(誰とくっ付くかは置いておいて、だけど)」

冬馬「面目ねぇ」

翔太「まぁ、遅きに失したとはいえ決意したんだからこれ以上は言わないけど……何時告白するの?」

冬馬「明後日だ。あいつ、その日は七時まで収録入ってるから、そのあと食事でも誘って言うよ」

翔太「当然、指輪の一つでも持っていくんだよね?」

冬馬「当たり前だろ?形にでもしねぇとスルーされかねねぇからな。それで、お前の所に来た理由なんだが」

翔太「おーこーとーわーりー」

冬馬「ま、まだ何も……!」

翔太「どうせ、僕が渡したものはどんなものだった?とか聞きに来たんでしょ?好きな人に送る物なんだから人の話なんて当てにしないでよねー」

冬馬「う、バレてら」

翔太「僕は社長や北斗君みたいに冬馬君を甘やかすことはなんてしないから、あしからず」

冬馬「(とか言いつつ話は聞いてくれんだよな、こいつ」


冬馬「さて、店に来たのは良いものの……どこを探せば良いのやら」キョロキョロ

店員「(天ヶ瀬冬馬?宝石とかには興味なさそうなのに)……いらっしゃいませ天ヶ瀬様。何かをお探しでしょうか?」

冬馬「ん?あぁ。少し尋ねたいんだが、ペリドットの指輪……出来ればペアで欲しいんだが、良い物はないか?」

店員「(ペリドット?)……要らぬ世話かとは思うのですが、宝石言葉をご承知であられますか?」

冬馬「理解しているよ」

店員「(なるほど)これは失礼をいたしました。では、天ヶ瀬様の御目に適うかどうかはわかりませんが、私が自信を持ってお勧めする物をお見せいたします」

冬馬「頼む」


店員「こちらで御座います」

冬馬「……これは良いな。前に見たものよりも緑に近いが」

店員「天ヶ瀬様が以前ご覧になった物は、恐らくアリゾナ産の物だったのではないでしょうか。一般に出回るアリゾナ産の物は小さく、黒味が強いものやブラウン色が濃いものと、少々価値が低い物が多いのです」

冬馬「そうなのか」

店員「はい。それに比べてこちらのノルウェー産のペリドットは、色味や透明度で大きな評価を付けられております。通常の物に比べ、さきほど天ケ瀬様も仰られておりましたが緑味濃くなっているのが特徴です」

店員「本来、ペリドットというものはミャンマー産の方が価値の高い物が多いのですが、こちらはそれらに対してもまったく引けを取らない物であると確信しております」

店員「天ヶ瀬様はペアでのご所望ということで大きさ、形、色合い、その三つが映し鏡のように等しい物を選び出させていただきました。パートナー様に送られるのであれば、これ以上の物は当店にはございません」

冬馬「なるほど。じゃあこれを貰おうか」

店員「かしこまりました。二つお買い上げということで、もし指輪に刻印をとお考えなら無料でお掘りいたしますが、いかがしましょう?」

冬馬「刻印っていうと?」

店員「大体のお客様は、相手の方に対する短いメッセージや、互いのイニシャルをと仰います」

冬馬「…………Heart to Heart ってのはおかしいかね?」

店員「いいえ、素晴らしいと思いますよ」

冬馬「じゃあそれを刻んでくれ」

店員「かしこまりました」

冬馬「ところで、刻印はどれくらいで入れられるんだ?」

店員「おおよそ四週から五週間といった所でしょうか」

冬馬「な、なるほど(真には来月、来月告白しよう。うん」



北斗「へぇ、冬馬は結局一人で決められたんだ」

翔太『みたいだね。ちゃんと言葉とか守護石とかそういうのも確認して決めたみたいだよ?』

北斗「それは良かった。あいつは変な所で即断するから、指輪もフィーリングで決めるかと思ったよ」

翔太『思ってたなら、アドバイス位あげれば良かったじゃない』

北斗「そういう翔太はあげたのか?」

翔太『なわけないじゃん。僕は自分で決めたんだし』

北斗「あはは、俺もそうだよ。男なら、こういうのは自分で決めないとな」

翔太『うんうん。たださ、刻印に時間が掛かるのを分からなかったみたいで告白自体は延期みたいだよ?』

北斗「はぁ?本末転倒じゃないか、それ」

翔太『だよねぇ。でもまぁ十二年も経ったんだから、一月くらい、ねぇ?』

北斗「あー、いや、それはどうだろうなぁ」

翔太『?』

北斗「こっちの話さ。そろそろ切るよ」

翔太『あ、うん。遅くにごめんねー』ガチャ

北斗「………あの、俺が言ったわけじゃないんだから睨まないで欲しいんだけど」

絶対唯一貴音神【あなた様、お話しましょうか】ゴゴゴゴゴゴゴ

北斗「そのモードは止めてくれ……」

宝石話は適当です(逃)

貴音「あなた様」セイザ

北斗「はい」セイザ

貴音「私とて殿方の友情や、下世話な話にむやみやたらと口を挟むつもりはないのですが、先の御手洗翔太が言う一月くらいという言い草には少々腹が立ってしまいました」

北斗「申し訳ないです」

貴音「いいえ、あなた様が悪いわけでは有りません。私もほんの少し、本当に少しではありますが思ってしまいましたから」

北斗「(思ったのね」

貴音「ただ、腹立ったついでに聞かせていただきたいのですが、あなた様がいて何故、あの男と真を直ぐに結婚させることが出来なかったのですか?」

貴音「天ヶ瀬冬馬は背中を押せば勝手に走り出すでしょうし、あなた様なら正しい方向へ導けたのでは?」

北斗「何故って言われても、俺も馬には蹴られたくはないし、犬も食わない会話なんて聞きたくなかったからかなぁ」

北斗「第三者がとやかく言えないともいえるし、面倒でもあるしさ」

貴音「なるほど。はぁ、前々から理解はしていましたが、あなた様はこういう場面では甲斐性無しの極みですね。ぷれいぼぉいを気取るのに友人の仲を取り持つことも出来ないのですから」

北斗「いやいや、俺だって普段なら間に入っても良かったよ?けど、その頃俺はずーっと貴音ちゃんにアタックしてろ?俺としてはそっちに集中したかったんだよね。ますます綺麗になっていく君を他に渡したくはなかったからさ」イケメンスマイル

貴音「あなた様、御自身の不甲斐なさを私のせいにされても困りますよ?わ、悪い気はいたしませんが」///

北斗「あはは、ごめんごめん(ちょろいなぁ」



冬馬「指輪は用意した、評判の良い店のあたりも付けた。あとはスケジュールを摺り合わせていくだけなんだって、おっさん」

黒井「一ヶ月にも満たない時間で調整など出来るか!周りが被る混乱を最小限に抑えようとするなら、半年は必要なのだからな」

冬馬「あん?そんなにはかからねぇだろ。レギュラーなんて七本しかねぇのに」

黒井「時間も局もバラバラで、派閥も関係なくあちこち顔を挟むから煩雑な状態になるんだ!!何故わざわざ次期社長候補VS現社長子息などという面倒な構図のど真ん中に入り込んでいる!!」

冬馬「どっちにも世話になったからどっちとも仲良くやってただけで、そんな相関図は知らなかったんだよ!!」

黒井「知らんで済むかまったく……」

冬馬「」

黒井「とにかく真ちゃんには半年待ってもらえ。鳥でさえ水面を濁さず飛んでいくのだ、貴様も、せめて周りに迷惑を掛けない去り方をするんだな」

冬馬「おう」





冬馬「つーわけでそれが今日なんだぜ」

真「え、えぇ?」



真「確かに早くして欲しいなぁとか思ってたけど、黒井社長に迷惑掛かるならあと一年くらいは待ったよ?」

冬馬「そうはいってもお前、もう直ぐ三十だろ?区切りをつけるには丁度良いと思ったんだが」

真「だったらさ、もう少し前に社長だけには伝えておくとかすれば良かったじゃない。プロデュ……うちの社長も、突発で辞めたあずささんの時には混乱したらしいし」

冬馬「そこまで頭が回らなかったんだよ」

真「……冬馬って、昔から気が利くようで利かないよね」

冬馬「い、言い返せねぇ」

真「あはは。でもそれが冬馬らしいといえばらしいのかもね」

冬馬「そういって貰えるとこっちも楽で良いぜ……」


真「ふふ。それで、せっかく「夜景の綺麗」な「大人のレストラン」に呼んで、指輪の話をしたって言うのに、肝心のお話はどうしたんだい?」

真「この期に及んで先延ばし、なんて言わないよね?」

冬馬「俺もそこまでへタレちゃいねーよ……真」

真「はい」

冬馬「俺と結婚……いや、まずは違うな。十二年前にお前は俺のことを大好きだと言ってくれたな。あの時の俺は保留したが今なら言えるし、言うつもりでこの場を用意した」

冬馬「発表はまだ先だが、俺は今日付けで961プロとの契約を切った。いや、おっさんに切ってもらったと言うほうが正しいか」

冬馬「アイドルを辞めて、ただの男になった。それが今日なんだ」

真「うん」

冬馬「だから言うぞ。真、俺はお前のことが好きだ、大好きだ。愛してる」

冬馬「十二年も待たせておいて、こんなあっさり言うのはアレだろうが……」

真「全然。僕は満足だよ」

冬馬「なに?」



真「僕が君を好きになったのは出会ってから一年も経ってなかった時で、それも、ただ「カッコいいなぁ」って軽い感じだった。それから今までの間に、その好きな気持ちをとても重いものにすることが出来たのは」

真「冬馬がいつだって真剣に僕のことを考えていてくれたからだって、僕はそう思うよ」

冬馬「真剣って、答えを先延ばししまくってたのにか?」

真「ううん、逆に先延ばしにしていたからそう思う、のかな?変な言い方だけどね」

冬馬「??」

真「ふふ。だって、僕が告白する前の君はアイドルに全て振り切っていたじゃないか」

真「でも僕が告白した後は違うね。君はアイドルと僕を抱えてずっと悩んでいた。ずっとアイドルを続けたいから僕を振ろうとかそういう方向じゃなくて、あくまで僕を受け入れる前提でアイドルを辞めることに悩んでいたんだ」

真「真剣じゃないなら、君はもっと早くに僕が望まない結論を出していたと思うよ。それが、アイドル活動を早く妥協して僕を優先するのか、生涯アイドルな春香のようになろうと僕を振るのか、どちらの結論かはわからないけどね」

真「さっきさ、「早くして欲しいなぁと思ってたけど」って僕は言ったじゃない?」

冬馬「あぁ」

真「いやな奴に聞こえちゃうかもだけど、もう少し悩んでいても、とも思ってたよ。君がそれだけ僕を想ってくれているんだって、すごく理解できるから。それが嬉しいから」

冬馬「そう、か」

真「だからだね。君が自分の告白をあっさりしてると思っていても……僕が満足なのは」




冬馬「いまいち釈然としねぇ……」

真「ようするに、君が僕のために悩んでくれていたから、それで僕に対する愛情が見えていたのさ。っていうことだよ。だから長い言葉はいらないんだ」

冬馬「……女心は良くわかんねぇな」ムムム

真「あはは、そこは追々理解して行ってくれると良いんだけどね」

冬馬「精進するさ。あぁ、精進するとも」

真「でも、そうだね。折角だし、もう一度くらい言って欲しいかな……だめ?」

冬馬「いいや……好きだ」

真「うん。僕もだよ」

切り方が分からないと何度言えばry


真は冬馬がアイドルを妥協したと思っているが、847で翔太が言うように、冬馬の中でアイドルよりも真の比重が大きくなったが故のゴールです。

346編が終わった辺りから再開






北斗「それで、結局その食事会には行かなかったのかい?」ガサゴソ

冬馬「おっさんとかPさんとか、親しい連中と食事だってんならいくらでも行くけどよ、仕事の話になりそうな空気がプンプンだったからなぁ」

北斗「あははは、そういうところに顔を出してこそコネになるんだよ……ここじゃないのか?」ガサゴソ

冬馬「コネなんて、おっさんの伝手くらいで十分だ。後は実力勝負だろ」

北斗「冬馬らしいね」ガサゴン

冬馬「お前だって、モデル時代のコネは使わないだろうが」

北斗「事務所の地力が違いすぎるからね。さすがに961プロみたいに仕事を持ってるところはないのさ」

冬馬「ふーん」

北斗「聞いといてそれか……こっちにもないな」ガサゴソ

冬馬「なぁ」

北斗「うん?」

冬馬「さっきから台所をあちこち空けたり閉めたりしてっけど、何探してんだ?賞味期限切れた菓子とかはもう捨ててるぞ?」



北斗「実は、前に持ち込んだ酒を探してるんだよ。とあるメーカーが北欧向けに出す商品の試供品でね。知り合いに譲ってもらっていたんだけど……」

冬馬「酒かぁ」

北斗「そろそろ貴音ちゃんもお酒を飲めるようになるからさ、果実酒だから飲みやすいって聞いてたそれを探しに来たんだ」

冬馬「あ?四条って一月には成人してなかったか?」

北斗「いや、あれは事務所のプロフィール上であって、本当は来月らしいよ。前にそう聞いた」

冬馬「なるほどな」

北斗「うーん、これでもないんだよなぁ」

冬馬「その酒はどんなデザインだったんだ?」

北斗「試供品だからシンプルな奴だったんだけど、果物の写真が張ってあってdeamidase de la purina0って真ん中に書いてあった……あぁ0は目立つように大きく真ん中にあってさ」

冬馬「deamidase de la purina……?」

北斗「なんかプリン体ってスペイン語で書きたかったらしいよ。プリン体ゼロです!っていう意味合いのパッケージで……」

冬馬「それ、なんかどっかで見たことある気がすんだけどなぁ……ん?」



美波『それ……外国の?何語なんだろ』

冬馬『さぁなぁ、英語ドイツ語って訳でもねえだろうけど……まあ大きくアルコール0って書いてあんだし問題ねぇだろ。これさ、前に北斗が大量に酒を持ち込んできやがって、其の時に処分するの忘れたまま今に至るわけだが……果実酒で祝い酒ってことで一杯、な?』

美波『……もしかして飲みたかったの?』

冬馬『……少しだけどな?』




冬馬「……あ、アルコールの話じゃなかったのか」マッサオ

北斗「冬馬?」

冬馬「な、なんでもねぇ」

黒井「おい、一応当日はスケジュールを空けておいてやったぞ。スキャンダルにはするなよ」

冬馬「あん?藪から棒に何言ってんだ……」

黒井「ウィ、千早ちゃんの墓参りに着いていくのではなかったか?」

冬馬「墓?……あぁ、あれか。Pさんから聞いたのかよ」

黒井「昨日の食事会のときにな」

冬馬「はー、あの人も来てたのかよ。なら行けば良かったかねぇ」

黒井「ふふん、いまさらだな」

冬馬「まぁそれは良いや。それはさて置くとして、今後の俺の活動はどうなるんだ?」

黒井「しばらくは木星日和とゲスト通いだな。既に五六の番組からオファーが来ているんだが……」

冬馬「選抜はあんたに任せるさ。俺は決定に全力を尽くすだけなんでな」

黒井「わかった。では全力つながりで「ドキドキッ!全力(物理)三人旅」に決めておこう」

冬馬「了か……物理?」


冬馬『木曜深夜にお騒がせ!』

木星『真夜中の木星日和!』

BGM『アリギルイントロ』


冬馬「最近眠気が酷くてたっかい枕を買いました。はい、と言うわけでリスナーの皆さん久しぶり、今日も今日とて天ヶ瀬冬馬だ」

翔太「何がはい、なのか意味が分からないよ。最近勉強はもう諦めようかな、なんて思ってる御手洗翔太です!」

北斗「いやいや諦めないでね?最近、近所の女の子に老けた?って言われて地味にへこんだ伊集院北斗です」

冬馬「あーやっぱりホームな空間は素晴らしいな。適当に話せるって、本当に素晴らしい」

北斗「いつもと変わらないじゃないか」

翔太「それより久しぶりについてちゃんと説明しなよ。ここ半年「冬馬君はどうしてTVに出ないんですか?」とか「病気ですか?」とか心配したファンの人たちからメールが凄いんだよ?」

冬馬「おぉ、心配されるのは素直に嬉しいな。えっと……そもそもアレは言っていいのか?」

北斗「所々ぼかせば良いんじゃないか?」

冬馬「言おう。俺は、この半年とあるアイドル候補生達のアドバイザーとして付きっ切りで面倒を見てたんだ。それもようやく終わったんでな、戻ってきたよ」

翔太「お疲れ様ー」

冬馬「サンキュー」



北斗「リーダーが長く離脱するユニットってあまり無いよね」

翔太「そうそう有ってたまるかーって感じだけど」

北斗「TOKIOさんあたりだと「ちょっと大型船舶の免許取るので一年間ライブやりません」とかやりそうじゃない?」

冬馬「一年はちょっとじゃねぇし、あの人たちは多分どっちもやりながら完遂しちまうだろ」

翔北「あー」

冬馬「と、裏でお便りぽいの掲げてるから、さくっと行っちまおう」

翔太「久しぶりだし今日は全部冬馬君が読もうよ、告知も何もね」

北斗「それは良いな。じゃあこれ箱ね」

冬馬「オーケィ。っと、さっそく一枚目のお便りから……「北斗君、翔太君ジュピジュピー!」」

翔北「ジュピジュピー!」

冬馬「おいまてジュピジュピってなんだ」

翔太「それは後で説明するから読んで読んで」

冬馬「「先週この番組でお二人が『最近はまっていること』についてお話していて思ったのですが、北斗さんのピアノ趣味はどこへ行ってしまったんでしょうか」……だとさ」

北斗「エンジェルちゃんたちの心の中に、だよ☆」

翔太「それでジュピジュピってのはね、先月この番組で「なにか頭につける挨拶が欲しいね」って話が出てさ。一応仮決めにしたんだけど」

冬馬「なるほど。そういうことなら確かに良いかもな」

北斗「スルーしないで!?」


冬馬「で、結局どこに飛んだのよ」

北斗「どこも何も、一々何かにつけてピアノの話なんて普通しないだろう?家に帰って弾くくらいだよ」

翔太「でも、前は結構アピールしてたよね?」

北斗「そりゃあね?俺としては事務所から言われてた気高さっていうのを示す必要も」

冬馬「プププ」

北斗「笑うな……まぁ有ったり、それに頭の体操にもなるしで、色々と実入りのある趣味だったんだよ。勿論、多少は下心があったのは否定しないけどさ」

翔太「「やぁ彼女。君のその白い肌、美しい黒髪。それはまるでピアノの鍵盤のようだね。ぜひ俺に弾かせてくれないか?」って滅茶苦茶下心満載だよね……」

冬馬「世が世、人が人ならセクハラ問題だな。これは多少とはいえないぜ……」

北斗「お、おい?」

翔太「これはどうかな?」

冬馬「あぁこれはそうだな」

冬翔「『これって何ギルティ?』」

北斗「やられた……」




翔太「せつめーい!」

冬馬「おう!このコーナーはリスナーの皆さんや俺たちの周りで起きた『これは罪だよ!』って思っちまう出来事を、『これはいったい何ギルティなの!?』っと点数付けしちゃうコーナーだぜ!!」

翔太「今年度の暫定王者は「立ち食い蕎麦屋に置いてある爪楊枝を、ランダムに逆さにする!」で158ギルティなんだけど……さぁ北斗君のセクハラ紛いな罪はいったい何ギルティ!?」

北斗「えぇ……」

冬馬「どうだ!」

北斗「それは、あれだよ、100ギルティくらい」

冬翔「はぁぁぁぁ!?低いぃぃl!!」

北斗「ひゃ、150くらいかな?」

冬馬「これがそんなに高いわけねぇだろ」

翔太「馬鹿なの?」

北斗「さっきからやけに心に刺さるんだよなぁ…」



冬馬「じゃあこれは122ギルティということで異論はないな?」

翔太「異議なーし」

北斗「おーけい」

冬馬「じゃあ……ごほん!罪人伊集院北斗よ」

北斗「はい」

冬馬「貴様は罰として、来週の木星日和にゲストを一人連れてくるのだ。身内不可でな!」

北斗「へ?」

冬馬「よいか、これは決定じゃ!」

翔太「甘くない?」

冬馬「合流して一回目だし……俺が裁かれたらいやだしな」

翔北「本音それ!?」


冬馬『告知ー!』

翔太『いえーい』

北斗『今日の告知はなんだろなっと』

千早「……」

春香「……(真剣な顔で聞いてるなぁ」

冬馬『沢山のリスナーさんのお陰でこの番組は中々の好評ぶりなわけなんだが、そのせいで感謝イベントとかいうのをやる羽目になったみたいだな』

翔太『言い方、言い方!!』

冬馬『いやぁ取り繕ってもな?心の底からわきあがる「うわめんどぅ」って感覚は消えないわけで』

翔太『えぇぇぇ?』

冬馬『まぁ良いか。これが公開収録なんだとよ。場所は代々木公園で日時は再来週の金曜日、午後二時から二時間ぶっ通しで行くぜ!』

冬馬『詳しい要項は番組HPで確認してくれ』

春香「木曜じゃないんだね」

千早「再来週の金曜日が国民の休日だからじゃないかしら」

冬馬『告知も終わったし、ここで一曲挟んでエンディングにしようか』

翔太『おけー』

北斗『はいはい』


木星『また来週!』

千早「堪能したわ」

春香「ラジオも案外いいものだよね。うちにもこういう仕事入って来ないかなぁ」

千早「二人でパーソナリティも面白いかもしれないわね」

春香「そうだねぇ」

千早「プロデューサーにお願いして取ってきて貰おうかしら……って、どの道私は無理だったわ」

春香「え?あ……そうか、今度アメリカに行くんだっけ?」

千早「どれくらいの期間かは分からないけれど、そうみたいね」

春香「出来るだけ早めに帰ってきて欲しいなぁ。千早ちゃんと真の家くらいしかまともに泊まれる所無いんだもん」

千早「あら、理由は宿だけなのかしら?」

春香「そんなこと無いよ。でも言わせないでね?恥ずかしいから」

千早「ふふ、残念」



春香「それよりさ、大丈夫なの?あれ」

千早「あれ?あれって何のことかしら?」

春香「家族で行く優君のお墓参りのこと。プロデューサーも律子さんも来てくれないんだよね?」

千早「二人とも忙しいみたいだからしかたないわよ。それにプライベートのことなのだから、事務所の車を出してもらうこと自体、本当はおかしいのだし」

春香「でもさぁ」

千早「心配してくれるの?」

親友「春香だからね」

千早「逆よ」

春香「親友だからね!」

千早「そういう芸を、わざわざ仕込みもしなければ感動もするのに……」

春香「湿っぽくなるのは苦手で」エヘヘ

千早「もう」

千早「でもね、心配は要らないわ。お父さんとは前に一対一で話したけれど、私自身はなんのわだかまりも無く話すことが出来た。お母さんとはだいぶ前に和解したから問題ない」

春香「いやね、私が心配してるのは千早ちゃんとお母さんとか、千早ちゃんとお父さんの関係じゃなくて、千早ちゃんのお父さんとお母さんの関係なんだけど」

千早「そこは私が間に入るから、なんとかしてみせるわ」

春香「なんとかって……」

千早「大丈夫、大丈夫よ。私が三人で行こうって誘った時、二人ともネガティブなことは言っていなかったもの、また仲良くなれるはずだわ」

春香「うぅん」

千早「そこまで言うなら付いてきてくれても良いのよ?」

春香「そうしたいのは山々なんだけどねぇ……」





P『お前はアクが強すぎるから、親子の対面には付き合うなよ』

春香『え!?』

P『お前が居ると喜劇に成りかねないからなぁ……あ、その日は仕事北海道で響と一緒に熊と戯れてもらうから』

響『熊、楽しみだぞ!!』

貴音『真よかったですねぇ』




春香「くまぁぁぁ」

千早「?」


千早「散々、大丈夫大丈夫って春香には言っておいたけど」ソワソワ

千早「当日になるとやっぱり不安になるわね……今のうちに色々確認しておこうかしら」ソワソワ

千早「春香と一緒に選んだ服。スカートなんて私服では履き慣れていないけれど、良しとしておきましょう。上は、よくわからないけれど普通の服。名前は何だったかしら……私も、もう少しお洒落に気を使ったほうが良いのかしらね」

千早「あとは手提げバック。これも前に選んで貰った物。色合いは落ち着いていてお墓に持っていっても可笑しくはないわね」

千早「中にはお線香とライター。少しの紙屑。お菓子と飲み物……」

千早「靴はいつも通りだから問題ない」

千早「……」ソワソワ

千早「お、落ち着かないわね。音楽でも聴いてる?でも、下手をしたら没入しすぎて気付かないかも知れないし」

千早「……い、今どの辺りかメールしてみましょう!」


千早→母&父『今、どの辺り?』

千早「……」ピロリーン

千早「送信音も、変えたほうが良いのかしら」ピロリーン

千早「あら?早いわね」

千早←母&父『千早のアパートの前!』

千早「本当に早い!しかも同時って……まさか二人とも会っちゃってる!?」ドタドタ


千早「お母さん!お父さん!?」ダダダダ

千種「うふふ、そうだったの」

千早父「あの子が随分と世話になってるみたいだね」

冬馬「いやぁ、こっちも助かってる面があるんでお互い様というかね」

三人「あはははは」

千早「……………?」

千種「あら千早、おはよう。随分めかし込んでいるのね、可愛いわよ」

千父「久しぶりだな千早。こうして見ると、本当にお母さんの若い頃にそっくりだ」

千早「?……??」

冬馬「どうした如月、何をそんなに混乱してるんだよ」



千早「人間言いたいことと聞きたいことが大量にあると、頭が真っ白になるのね……」

両親「はは、何をいまさら」

千早「なんで二人ともそんなに息があってるのよ!?」

冬馬「おいおい、夫婦なんだから当然だろ?」

千早「喧嘩ばかりしていた記憶しかないから仕方が無、っていうか当たり前のように此処に居る冬馬にもビックリしているのだけど!?」

千種「あら、本当に名前で呼んでいるのね?ふふ、最近の女の子は大胆ね」

千父「お前も、昔はそうだったよ」

千種「そ、そうだったかしら?」

千父「そうだよ。大胆で、ステキだったさ」

冬馬「うわあっちいなぁ、本当にあっちいぜ!」

千早「惚気るのはやめて!親の惚気なんて見たくないの!色々辛いー!!」


千早「はーはーはー!」

千種「落ち着いた?」

千早「な、なんとか……そ、それで説明はしてくれるのよね?」

冬馬「おう、なんでも聞けよ」

千早「何で貴方が此処に居るの?」

冬馬「そりゃPさんに頼まれたからな」

親子「「「え?」」」

冬馬「え?」

千種「お父さんお父さん」コソコソ

千父「プロデューサーは私達が話したがってるとは言わなかったみたいだね」コソコソ

千早「頼まれたって?」

冬馬「いや、その日は仕事があるから、着いて行ってやってくれってさ」

千早「そこで冬馬に頼む理由が分からないのだけれど」

冬馬「俺も、なんで俺が。と思わないでもなかったけどさ、お前とは色々あったろ?だから俺を選んだんじゃねぇかなぁ(焚き付けたんだから、なんて言われたら断れねぇよ」




千早「此処に三人で居るってことは、冬馬が駅まで迎えに行ってくれたってことで良いの?」

冬馬「そうだ」

千早「車で?」

冬馬「おう」

千早「……気まずくなかった?」

冬馬「ちょっとだけな。だが、二人とも話しやすかったから直ぐに慣れたぜ」

千早「私には、あの時以来二人が不仲なイメージしかなかったから凄く混乱しているのだけど……」

冬馬「どうしてお前の両親がまた仲良くなってるのかは知らねぇが、悪いよりは良いだろ?三人で仲良く弟君に手を合わせれば良いさ」

千早「そう、そうよね」

冬馬「その後で、聞きたいこと言いたいこと、全部スッキリさせちまえよ。車中でお母さんから聞いたが、今回の墓参りを提案したのはお前なんだろ?」

千早「えぇ」

冬馬「折角向き合う勇気を出したんだからさ、言葉は惜しむなよ。ただでさ歌以外では口下手なんだから、お前は」ポンポン

千早「//////」


千種「もう少し千早が照れている姿を見ていたい気もしますけど、そろそろ行きましょうか」

千父「そうだな。この調子だと何回でも見られそうだ」

千早「二人とも!」

千種「ふふ、ごめんなさい。じゃあ冬馬君、よろしくお願いします」

冬馬「わかりました。ほら如月、膨れてないで行こうぜ」

千早「膨れてなんか無いから……」

千父「こうしていると、やはり可愛いものだなぁ家の娘は」

千早「からかわない!」//////


冬馬「……」ウンテンチュウ

千早「……」ジョシュセキ

千父「……」

千種「……」

冬馬「(やっぱり墓参りともなると空気が重い。さっきまで冗談交じりにやりあってたが、如月と合流する前は会話が途切れがちだったし」

千早「そろそろかしら」

冬馬「そうだな。降りる準備はしとけよ」

千早「わかった……ふふ。それにしても、三人で来た私達を見たら優はどう思うかしらね」

冬馬「幸せになってほしいと、思うんじゃねぇかなぁ(たとえ割り切ったように見えても、そういう気持ちは一生残るんだろう」

千早「え……」

冬馬「ん?あぁ、すくなくとも俺はそうじゃねぇかと思うがって話な」

親子「……」



冬馬「おっと、マジかよ」

千早「どうしたの?」

冬馬「霊園の駐車場、水道工事してて止まれねぇみてぇだな」

千早「ええ?」

冬馬「しゃあねぇか。適当に止められるところ探しておくんで、三人で先に行って墓の掃除でもしていてください」

千種「わかりました。じゃあそこで止めてもらえるかしら?水を汲んで行きますから」

冬馬「了解」ブロロロロロ

千種「……良い人なのね、彼。千早が好きになるのも分かるわ」

千早「お母さん!」

千種「あら、違うの?」

千早「ちが、くはないけど……!」

千父「あれだとライバルも多いだろう。千早、頑張るんだぞ?」

千早「もう、もう!!」


千早「」ブスゥ

冬馬「ん、どうした如月?」

千早「なんでもないわ」

千種「私とお父さんがつついてたら拗ねちゃったのよね?」

千父「あははは」

冬馬「なるほど(どういうことか分からないが、空気は戻ったな」

千早「それは良いから、早く済ませましょう!冬馬の家のお墓は私が手伝うから!」

冬馬「あ?いいよ、別に。俺は俺でやるかr」

千早「良いの!」

冬馬「お、おう?じゃ、じゃあ頼むな」

千種「あらあら」



冬馬「なぁ、如月」クサヒキヌキ

千早「なに?」ハカイシゴシゴシ

冬馬「お前も、あぁやって膨れたりするんだな。意外だったぜ」

千早「い、いつもじゃないからね?今回はお母さんとお父さんが居るから」

冬馬「はは、可笑しいとか言うつもりはねぇよ。ただ、家族仲が良いっていうのは、やっぱり良い物だなって思っただけさ」

千早「……冬馬はお父さんとは仲が良くないの?」

冬馬「いや、仲は良いと思うぜ?年に一二回しか会わねぇし、電話もこっちからは殆どしないけどな」

千早「(私よりも少ないのね」

冬馬「お前はどんなもんなんだ?その、電話だの会うだのさ」

千早「私は、そうね……冬馬と此処で色々話したでしょう?」

冬馬「あぁ」

千早「あのときまでは一度も会わなかったし会うつもりも無かった。電話も、あちらから掛けてくるまではしなかったわ。けれど、週刊誌の事があって、その後のライブがあって……そうしたら、突然会いたいなって」

冬馬「そうか」

千早「気まずさも、気恥ずかしさもあったから、電話じゃなくて手紙から始めたのだけど、案外それが良かったのかもしれないわね。たぶん、電話だったら一緒にお墓参りに行こうだなんて切り出せなかったと思うから……まぁ、会ってしまえばあっけないものだったけれど」ジトー

冬馬「あはは、そう言うなよ。あっけなく感じるなら良いじゃねぇか、次は意識しないで会えるぜ?」

千早「……そうね、それなら良いわね」


冬馬「よっし大分綺麗になったな。掃除はここで終わりにしようぜ」

千早「そうね。此処までやれば問題ないでしょう」

冬馬「おう。あー、そっちは終わりました?」

千種「えぇ、終わりましたよ。今お線香に火を着けるわね……あぁ、千早」

千早「なに?」

千種「お母さんとお父さんね、飲み物を忘れちゃったから買ってきて貰えないかしら」

千早「そうなの?分かったわ。ついでにゴミも持って行くから袋も貸して」

千種「あら、お願いね」

冬馬「如月、そんくらいなら俺が」

千父「いやいやそこまでさせるわけにはいかないよ。なぁ?」

母娘「えぇ」



千早「じゃあいって来ます」

冬馬「おう」

千父「転ぶんじゃないぞ?」

千種「変な人に声を掛けられても着いていかないのよ?」

千早「くっ!またそういうことを言うんだから!」トコトコ

冬馬「(いじられてんなぁ」

千父「さて、千早も居ないことだし」

千種「そうね、そろそろ良いかも知れないわ」

冬馬「?」

千父「実は、今日のことなんだけれど……」


かくかくしかじか


冬馬「なるほど、そういうわけか」

千父「すまないね。私達としては、ただ君と話がしたかっただけなんだ」

冬馬「そういうことならそうと、最初に言ってくれれば良かったんですよ。時間くらい作ったのに」

千種「プロデューサーが「あいつのことだから、理由を説明して会いたいって言ったら『わざわざ礼を言われるようなことはしてねぇ』って断りますよ」って」

冬馬「……」

夫婦「(図星?」


千父「ごほん。まぁそういうわけでね、一度話をしたかったのさ。君がどういう人間かは娘やプロデューサー、色々な人の話からなんとなく分かってはいたけれど」

千種「やっぱり直接お礼はしたいもの」

千父「だから、ありがとう天ヶ瀬冬馬君。君のお陰で千早は明るくなった。君のお陰で、私達家族は互いに話し合うきっかけが出来た」

冬馬「俺はたいしたことはしてねぇっすよ。如月が変わったのも765の連中と一緒にアイドルをしていたからだし」

千種「春香ちゃんたちにも私達は感謝している。それでも、優のことであの子を立ち直らせてくれたのは間違いなく貴方だわ。」

冬馬「…」

千種「優のことが書かれた週刊誌の記事が出回った時、居てもたってもいられずに、私はあの子の所へいきました。眠り姫のライブの時のことよ」

冬馬「あの時か」

千種「えぇ」

千父「あれには此方も駆けつけたんだが……情け無い話、私達夫婦はあの子に会うことが出来なかった。千早が歌えなくなったのは自分のせいだと、土壇場で怖くなってしまったから」

千種「ああいう場面で私達が再会してしまったのも悪かったんでしょうね。もっと前から夫婦で歩み寄っていれば、千早に寄り添おうとしていたなら、なんの躊躇いも無く会いにいけたでしょうに」

冬馬「……」


千種「二人で顔を合わせて、何を言えるでもなくただ立ちすくんでいた時、私達を見つけてくれたのがプロデューサーだった」

冬馬「Pさんが?」

千種「えぇ」

千父「彼は私達の様子を見て、何を聞くでもなく私達を舞台袖まで連れて行ってくれた。そこで千早の姿を見て、歌を聴いて、不覚にも泣いてしまってね」

千父「あぁ、この娘は昔のように歌えるようになったんだな。私達の力など必要なく、立ち上がれるようになったんだな。そう思ってしまったんだよ」

千種「良いお友達に囲まれて、プロデューサーや社長さんのような良い大人に見守られて、千早は過去を振り払えたんだって……でも、千早が立ち上がれるようになった理由はそれだけじゃないと、直ぐにわかったわ。ね?あなた」

千父「そうだね。良い笑顔だった」

冬馬「笑顔?」

千父「内容は遠くて聞き取れなかったけれど、歌った直ぐ後、あの子に話しかけていた青年がいた。彼が肩を叩いて横を歩いていった後、千早は本当に良い笑顔をしていたんだ」

千種「それを見て私達は、千早が立ち直れたのはこの青年のお陰だって理解できたのよ」

冬馬「そうなんですか」

千種「ふふ、なにを他人事みたく……青年とは貴方のことですよ」

冬馬「お、俺?」

多忙につき年内&年始更新できないため、しかたなく区切りの悪いところで今年の投稿を終えます。
よいお年を(社畜に休みなし)

千種「覚えてない?」

冬馬「何か言ったことは覚えてるんすけどね?そんなにたいした事を言った覚えが無いんで……」

千種「貴方にはたいしたことが無い言葉でも、それがあの子の力になっていたのなら、それは、やっぱりたいした言葉だと思うの」

千父「だから、私達は君に何度でもありがとうと言うよ」

冬馬「いや、だから」

千父「「わざわざ礼を言われるようなことはしてねぇ」?」

冬馬「」

千父「まぁそれが君の在り方なんだろうから、私達もこれ以上しつこく言うつもりもないよ。ただ私達が感謝していることだけは覚えていてほしいかな?」

冬馬「……うす」


千父「お墓の前でお菓子を食べる話を聞いたときは、この子は何を言っているのかと思ったけれど。やってみると中々面白いね」ブロロロロ

千種「今度来る時はブルーシートでも持ってきましょうか」ブロロロロ

千父「そうだねぇ」

千早「今度?」

冬馬「おいおい、何をそんなに不思議そうにしてんだ。盆とか、弟さんの命日とか、家族で行くタイミングなんていくらでもあるだろ?」

千父「あぁ。千早のスケジュールに予定を合わせていこうね、一番忙しいのはこの子だし」

千種「えぇ」

千早「(昨日は二人の間に入って色々と気を使おうなんて考えていたけど、不要だったわね。冬馬もいたし」

冬馬「(いくら話がしたかったって言っても、三人とも自分達で歩み寄ろうとしてんだから、少なくともこの場に俺は不要だったよなぁ」


冬馬「なんも考えずに墓地から出てきたが、お二人は今日何処のホテルに泊まるんすか?」

千父「いや、千種はともかく私はこれで帰るよ。明日、午後から仕事でね……本当は泊まれれば良かったんだが」

千種「仕事の都合だもの、そこはしかたないわね。私は朝迎えに来てもらった駅前のホテルに予約しているの」

千早「家に泊まれば良いのに」

千種「予約しちゃったからね」

千早「……」

冬馬「次は泊まって貰えば良いさ。えっと、お二人は駅前で降ろしますけど……如月はどうする?三人で飯でも行くなら一緒に降ろすし、行かないなら家まで送るが」

千早「そうね……お母さんとお父さんが良いならそうしようかな」

千種「ふふ、そうしましょうか。ね、お父さん?」

千父「うん、電車まで時間はあるから大丈夫だよ」

冬馬「決まりだな」



千父「あぁ、天ヶ瀬君。この辺りで降ろしてくれるかな?」

冬馬「え?まだ結構距離ありますよ?」

千父「駅前だと周りにバレちゃうだろう?」

冬馬「あー、そういう事」テイシャ

千種「散歩がてら歩くのも、きっと良いものだと思うわ。冬馬君今日は色々とありがとう、助かったわ」

冬馬「ははは。良いっすよ別に……またなんかあれば言えよ?応えられることには応えてやるから」

千早「ふふ。えぇ、ありがとう冬馬」

冬馬「おう」

千父「それじゃあ行こうか。何を食べようね、千早のお勧めは何かな?」

千早「お、おすすめ……」

千種「あら、ないの?」

千早「い、色々あるから絞れないだけよ」トコトコトコ



冬馬「……帰るか」ブロロロロ



春香『なるほど。そういうことになったんだ』ギャオガォォォォ

千早「ええ」

春香『でも良かったね千早ちゃん、二人が仲直りしていて。これで、もう緊張しないでお母さんたちに会えるでしょ?』グルルルルルル

千早「そうね」

春香『ふふふ。でも、冬馬君が居るのを見て驚いた千早ちゃんを見てみたかったなぁ』ガァァァァァァ

千早「そうなの」

春香『うん!あ、そろそろ行かないと、じゃあね!』グワァアアアアアア

千早「ええ、また………後ろの唸り声が気になってまともに会話が出来なかったけれど、いったいなんだったのかしら」




貴音「ひひひひ響ぃ!はやくその熊殿を鎮めてください!!」ガァルルルル

響「あはは、赤カブ太は脳に銃弾を受けた後遺症で凶暴になってるだけでこれが平常なんだぞ」イイコイイコ

春香「貴音さんは怖がりですね、ふふ」

貴音「ひぃぃぃ」

春香「というわけで北海道土産ですよ!北海道土産!!」ドゥーブルフロマージュ

冬馬「突然「ねぇ……今、大丈夫?」なんて深刻そうに呼び出したと思えばそれかよ!ありがたく頂くけどさ」

春香「いやぁ冬馬君って、私が普通に誘っても逃げるじゃない?だからああやって言えば来てくれるかなって」

冬馬「はぁ、次はねぇぞ?」

春香「うん(次は違う呼びかたするから、たぶんまた引っかかるんだろうなぁ」

冬馬「で、お前のことだからこれだけじゃねぇんだろ?」

春香「二つもお土産を買うわけないでしょ?」

冬馬「そっちじゃねーよ!用事は何だって言ってんだ!」

春香「えー?本当にただ何か食べたかっただけだよ?」

冬馬「……」

春香「店員さーん!M@STERチョコレートパフェ」

冬馬「二つ」

春香「二つくださーい!」




春香「うふふ、やっぱり美味しいなぁ」

冬馬「そうだな」

春香「でも、こうやって一緒に食べてるのって、傍からみたらデートに見えるのかな?」

冬馬「俺には布とデートなんて洒落たことは出来ねぇなぁ」

春香「ねぇリボンのこと?それリボンのこと?」

冬馬「さてな」

春香「むぅ……まぁ良いか。ごちになりまーす」

冬馬「はぁ!?俺が出すのかよ!!」

春香「だめ?」アイドルナミダメ

冬馬「構わねぇよ」アイドルスマイル

春香「やたー!」

冬馬「まったく」



春香「と、まぁ軽くジャブを出した所で本題と行きますか」

冬馬「やっぱりなんかあんのか」

春香「ドキドキッ!全力(物理)三人旅っていう言葉に聞き覚えは?」

冬馬「あん?………あぁ、確かそんな話をおっさんにされたな。あれか、それに765も関わるのか?」

春香「いえーす!」

冬馬「はぁん?わざわざ言い出すくらいだ、どうせお前も参加者だろ。俺とお前が居るとして、あとは誰だ?」

春香「さぁ、プロデューサーさんは千早ちゃんか美希にするつもりだって言ってたけど……冬馬君はどっちだと思う?」

冬馬「俺か?俺は、そうだなぁ……」

ここから千早ルートに入ります


冬馬「如月じゃねぇかな」

春香「千早ちゃん……その心は?」

冬馬「俺とお前と美希の三人だと、前にやった番組での組み合わせと一緒だろ?」

春香「前?………あぁ、確かにあったねぇ。ドッキリとアトラクション制覇と膝枕!」

冬馬「そうそう。あれも俺たちだったろ。他の番組で使ったものをPさんがまたやるとは思えねぇんだよなぁ」

春香「なるほどぉ」

冬馬「まぁ、結局は想像でしかねぇんだが」

春香「あー、そうだね」



春香「さて、パフェも食べたし出ようかな」

冬馬「そうだな。送るか?」

春香「良いよ良いよ、どうせ今から仕事だし」

冬馬「今から?間に合うのかよ」

春香「余裕のよっちゃんだよ」

冬馬「あー、意味はわからねぇが遅刻しないんなら言うことはねぇな」

春香「あはは。気持ちだけは貰っておくね(先にニケツさせてもらうのは、流石に千早ちゃんに悪いし」


春香「画面の前の皆さん!全力(物理)で三人旅ですよ、三人旅!!はい、天海春香です!」

冬馬「動きやすい格好でってことでジャージ渡されたんだが、スタッフの心配そうな顔に何をやらされるのかマジビビリしてる天ヶ瀬冬馬だ」

千早「旅と題打っているけれど、予定表だとこの周辺しか行き先が無いって言うことにもう不安な如月千早です」

春香「二人とも堅いよー、もっと楽しく行こう?」

冬馬「楽しい物ならいいんだけどな」

千早「えぇ……」

春香「じゃあ、ダウナーな気分を吹き飛ばす企画から行きましょうー……あ、はい進行表通り行けば良いんですね」

千早「最初の目的地はこの先のバッティングセンターだけれど」

冬馬「じゃあ普通にバッティングするだけか。楽勝だな」



お題「後ろから聞こえる言葉を無視し、三人とも打率四割を目指せ!!」

テロップ「失敗のペナルティは大声で恥ずかしいことを叫ぶ」



冬馬「チャレンジは一人三回までで一度の持ち球が十球。本当に、本当なら楽勝だったな」イッカイデメクリア

春香「本当に、本当ならね!」ニカイメデクリア

楓「バットを持ってがんバットりますかー?」

千早「ぶっ、ふふふふっ」カラブリ

春香「……」

冬馬「……おい」

千早「ご、ごめんなさい、でも笑っちゃって」

楓「前私が野球観戦に行った時なんですけど、ナイター照明の眩しさに泣いたーなんて」

千早「うっふふふ」カラブリ

あまあま「それで笑うなぁぁぁぁぁぁ!!!」


千早「ごっ、ごめんなさい……」オナカイタイ シッパイシタ

春香「う、うん。しかたないよね、千早ちゃん沸点低いし」

冬馬「最後のほうなんてそもそもバット構えられてなかったしなぁ」

楓「バットを上手く構えられないなんて、BADなことですね」ヒョコッ

千早「ぷふっ」

冬馬「やめろー!これ以上は如月が腹を壊すぞ!」

春香「もう!やめやめ!!」

楓「うふふ、そうですか。ではそろそろお暇させていただきますね。あぁ、私は346プロダクションの高垣楓と申します、この後もよろしく」スタスタスタ

冬馬「あの人、こういうキャラだったんだな(前にライブで見たときはそうは見えなかったが」

春香「それよりさ、今この後もって言ってたんだけど……また来るんじゃない?」

千冬「う、うわぁぁ」



春香「恥ずかしい事ってなにを言えば良いんだろう」

冬馬「さぁ……え、恥ずかしかったことでも良い?」

春香「あ、そっちの方が楽だね」

千早「恥ずかしかったこと。じゃあ私から行こうかしら」

春香「おお、千早ちゃんから動くなんて珍しい」

冬馬「此処は四天王の中でも最弱な俺か天海が行くところだと思うんだが」

千早「四天王?もともと私が失敗したからこうなっているのだしね、先に行くわ」

あまあま「オーケィ!」


千早「私の恥ずかしかったことぉぉ!!」

千早「冬馬がツイッターで「如月まじ妖艶!まじ可愛い!」とか言ってるのを自分のことだと思ってしまって、悶絶した後ゲームの方だと気付いたことぉぉぉぉぉ!!!」

春香「?」チラッ

冬馬「おっさんが睦月型の魅力を報告してきたから俺も乗せられてたんだよ」

春香「なるほど」

冬馬「じゃあ次は」

春香「私の恥ずかしかったことぉぉぉ!!」

冬馬「やりやがった」

春香「大事な現場でクッキーの差し入れをしたら、本気で塩と砂糖を間違えていたときぃぃぃぃぃぃぃぃゃぁぁぁぁ!!!!!」

千冬「切実過ぎる!」



冬馬「俺の恥ずかしかったことぉぉぉ!!!……恥ずかしかったことぉぉぉ?はずかしかったことかぁぁぁぁ?」

冬馬「なんだろうな……思いつかねぇ」

春香「えー!?」

千早「何か無いの?」

冬馬「自分の人生に恥じる所はねぇ!!」ドンッ

はるちは「言い切った」

冬馬「と言いたいんだが少しくらいは何かがありそうだな。ちょい待ってろ」

冬馬「……………整いました!」

春香「別に吟じる必要はないからね?」

冬馬「しねぇよ!あー、俺のはずかしかったことぉぉぉぉおお!!」

冬馬「本屋で欲しかった本をまとめ買いした時、間違って同じ巻を二冊もレジに運んでしまったことぉぉぉぉぉ!!!しかも三回くらい!!同じ本屋で!!!!」ジツワ

春香「不注意すぎない?」

千早「そうね(一度同じ事をしたとはいえないわ」


冬馬「一応三人とも言ったけどよ、これからどうすんだ?」

春香「まだ全力のぜの字も出て無いんだけど」

千早「スタッフさんのカンペだと此処で待機だっていう話だけれど……」

冬馬「待機って事はロケ車が来るのk」

??「うおおおお!!甘い!!!!砂糖菓子のように甘いですよ!!!!」

三人「!?」

春香「この煩さ、愛ちゃん!?」

千早「いえ、この声はあの子じゃ」

茜「そうです私は日高愛ちゃんではなく!日野!!茜です!!!!よろしくおねがいしまぁぁぁぁす!!!!!!!」

三人「う、煩い……」


茜「すみません!!でも三人の熱い叫びにテンションが揚がっちゃいまして!!あははははははは!!!」

茜「でも!トップアイドルの皆さんはもっと熱くなれるはず!!いえ、なれます!!なれるんです!!!!」

茜「そういうわけで今から走って次の目的地に向かいましょう!!!!!車なんて甘えです!!!!!」

冬馬「走って!?」

春香「どれくらい走るの?」

茜「まずはお手軽!七キロ先のフットサル場へ向かいましょう!!!」

楓「この場所から、フッと去りましょうね」ヒョイッ

千早「ぐはっ」

冬馬「ツッコミが追いつかねぇぇぇ!!!!」


冬馬「つ、着いた……」ゼイゼィ

茜「いやぁ!皆さんお早いお早い!!」

春香「空を飛びたい……」ハァ

千早「なんでこの人はまるで疲れてないの……」ハァハァ

茜「気合で!!どうにかなりますよ!!!!!」

茜「気合が有るなら沖縄から本土までだって泳げるんですから!!!」

冬馬「泳げねぇよ!何処情報だそれ!!」

茜「え!?泳げないんですか!?」

春香「普通に無理だから!」

茜「でも、765の我那覇響さんは泳げるって言っていましたよ!?」

春香「響ちゃんを根拠にお話されても……」


茜「むぅ」

冬馬「その話はどこか別にやるとして、ここで何をやるのかだけ教えてくれ」

茜「フットサル場にいるんですよ!?やることなんて一つじゃないですか!!」

千早「そうね、フットサル場なんだものフットサ」

茜「羽根!!突きですよおおおおおおお!!!!!」

春香「それ場所関係ないよね!?」

茜「少しスペースがあれば出来るのが、羽根突きの良い所だと私は思うんです!!とっても楽しいにきまってます!!!!」

三人「……はぁ」

茜「ほらほら!元気だしていきましょう!!これから楽しい羽根突き!!!ですし!楽しまないと損ですよ!!!!………まぁ全力関係で色々アレになってますけど!!!!!」

冬馬「不安だ」


千早「羽根突きって言うけれど……この板、大きくないかしら」

冬馬「俺と背の半分くらいあるんだが」

春香「振るの?これを?」

茜「我那覇響さんは「赤カブ太とゴリ雄なら余裕で振れるさー」って言ってました!!」

春香「人間でお願いします!人間で!」

冬馬「赤カブ太ってのが誰かはわからねぇけど、ゴリ雄ってこたぁゴリラだろ?それは余裕だよなぁ」

茜「「え?これ振るの人間なの?あー………貴音なら振れんじゃないか?」とも言ってましたね!!!四条貴音さんは人間ですから!人間で振れるなら皆さんも振れます!!!」

茜「ここから練習タイムを入れるので!がんばりましょー!!!えいえいおー!!!」

三人「お、おー」



冬馬「見た目よりかは全然軽いが!!」ヒョロリ

春香「風圧がモロにくるね!」ヒョロロ

千早「くっ、安定して振れないわ!」フワァァ

茜「うぉぉおぉ気合!!入れて!!行きます!!!!」ブーン

三人「ひ、ひえー」

茜「?どうしたんですか突然!?」ブーン

冬馬「いやなんでもねぇよ、言いたくなっただけだ(この板を」

春香「(なんの抵抗も無く」

千早「(振っているですって?」


一時間経過ですよ!一時間!!



冬馬「はぁはぁ」ブンブン

千早「ぐぅ」ブンブン

春香「これは辛い」ブンブン

茜「いやぁ短時間で振れるようになるなんて、流石ですね!!!」

茜「そろそろ皆さんもなれて来たようですし、試合を始めましょうか」

冬馬「そもそもこれで試合になんのかよ」





茜「はい、これです!」

冬馬「羽根と、これは普通の板か?」

春香「これで何を?」

茜「あの大きい板って、ぶっちゃけ「全力」をアピールするだけの小道具なんですよね!!!実際はたいした用のあるの物じゃないんです!!!!」

茜「トップアイドルの皆さんが本気で板をブンブンする姿こそ、この番組に必要な撮影モデルだったんですよおおおお!!!!!」

千冬「くたびれ損!?」

春香「まぁあの大きな板じゃ試合にならないしね、あははは………もう!」


この後滅茶苦茶普通に羽根突きをした


このスレだけじゃやよい編まで終わらないこと火を見るが如くなので、2スレも立てるつもりです

春香「で、普通に羽根突きしていたんだけれども……」チラミ

冬馬「画面的にはナレーションベースで終わったんだろうな。ただ、まぁ」チラミ

千早「」スミダラケ

冬馬「如月、お前下手だったなぁ」

千早「し、しかたがないでしょう?初めてだったんだから」

春香「ふふふ、そうだね、しかたないね。でもさ、墨だらけの顔って言うのも、かなり美味しいと思うよ?」

千早「私は春香や冬馬みたいにバラエティに染まってないのだけれど」

冬馬「お前もいずれ染まるんだよ」

春香「くくくく」

千早「怖いこと言わないで!?もう、ちょっとそこの隅で顔洗ってくるから!!」トコトコ

冬馬「おい、そっちは……」

楓「隅で墨を落とそうだなんて、隅におけないわ。なんて」チラリ

千早「プフェッ」

あまあま「あーあー」


茜「皆さん、走る準備は出来てますか!!!!???」

冬馬「よーそろ」

春香「あいあいまむ」

千早「ふ、ふふふ、良いわよ」

茜「じゃあ今回もかるーく十二キロで」

三人「それは軽くない!!」

茜「そうですか!?」

冬馬「流石にさっきのと合わせて二十キロ弱はキツイんだが!?」

春香「私達アイドルであってランナーじゃないからね?」

茜「でも、トップアイドルなら余裕余裕って番組Dさんが!!」

冬馬「あの人765が絡む仕事だとまじで碌なことしねぇな!?」


冬馬「……」ハァハァハァ

春香「………」シンダメ

茜「いやぁー良い汗かきましたね!!!私の出番はここまでなので、ちょっともう少しだけ走ってきます!!!さよーならーーーーーー!!!!!!!」

あまあま「……さよーならー」

冬馬「内心、実はこの番組日野走らされるだけなんじゃねーのかっ?って気分だったからさ、あれが居なくなって心底ほっとしてる」

春香「正直ね、私も思うよ。千早ちゃんなんて、途中で現れる楓さんにお腹を壊されて……」

千早「」

春香「サイバイマンに自爆されたみたいな格好で何も言えなそうだけど、多分私達と同じ気持ちだと思う」

冬馬「だろうな」ヤムチャシヤガッテ

冬馬「とまぁアホなことやってる間に、なんかしらねぇが大掛かりなセットが出来上がってるわけだが」

カンペ「萩原建設がやってくれました」

冬馬「施工者は気にしてねぇからな!?俺が知りたいのはやることなんだよ!!」

春香「ぱっと見ステージに見えないことも無いんだけど」

千早「底が深い物のように見えるし、さっき水を入れていたから……落下式かしら」

冬馬「天海はともかく如月もなんだかんだとバラエティに染まってるよな。そういうことを真面目に言ってんだから」

千早「そ、それは春香とセットで動いていると横でこういうのを見ていることが多いから……経験則で」

冬馬「お笑いコンビかよ」

千早「それは春香と冬馬じゃない!?」


冬馬「お、カンペだ……」カンペ

春香「なんだって?」

冬馬「ちなみにあのステージは当番組に一切関係ありません」

春香「えぇ?ならなんで一々萩原建設云々言い出したの?」

冬馬「さぁ……この場でテントを張って明日に備えろ!!って書いてあるがなんなんだ」

千早「テント?この、いかにも都会の公園ですって所で?」

冬馬「あぁ」

春香「そりゃあもうすぐ日の入りだよ?ほとんど走ってるだけだったから拘束時間だけは長かったよ?でもさ他は?」

冬馬「よくわからんバッティングと羽根突きしかしてないな」

春香「この番組、意味が分からないんだけど……」

冬馬「だなぁ」

千早「明日こそ、えぇ明日こそ何かあるのかもしれないし、とりあえずテントを張りましょう?」

あまあま「へーい」


春香「これさ」シチュウウチコミ

冬馬「おう」シチュウウチコミ

春香「最初からキャンプの番組にしてくれれば良かったのにって、プロデューサーに文句が言いたい」

冬馬「あー」

千早「正直そっちの方が良かったわね」ホロバサッ

春香「今頃になって走った疲れが来てるよ。いや走るのは良いけど他のはいらなかったと思うんだ、本当に……あ、そっち抑えて」ロープグイ

冬馬「オーケィ」ロープオサエ

千早「春香が仕事の愚痴をテレビで言うのって珍しいわよね。基本、どんな仕事も引き受けるし」

春香「物によるって。今日のはただ疲れるだけなんだもん愚痴の一つも言いたくなるもんでしょ」

冬馬「まぁそう言うなよ……あ、ほら晩飯だってよ」


春香「ふぁあふぉうふぃうふぁんふひふぁあふぃふふぁふぇふぉ」ホオバリ

冬馬「口に入れたまましゃべんな。ほら如月、肉食え肉」ジュー

千早「いただくわ」

春香「もぐもぐっ、はぁ……いやぁ、こんな美味しいご飯が食べられるならいくらでもやって良いよこの仕事」

冬馬「手のひら返しやばいぞ。だが、たしかに美味いな」

千早「お肉も野菜も良い物なのでしょうけど、バーベキューだとなおさら美味しく感じるわね」

春香「昼の疲れもあいまって、余計に箸が進む進む」モグモグモグ

冬馬「あぁ」モグモグ

千早「ふぅ……ご馳走様でした」

春香「もういいの?」

千早「えぇ。もうお腹いっぱいよ」

春香「じゃあ私もご馳走様かな。冬馬君あと食べられる?」

冬馬「余裕、余裕」

千早「男の子ね」

冬馬「子って年でもねぇけどな」

春香「夜はおいしいご飯も食べたし、テントもまぁまぁ良い感じだったから、今日も頑張れるね!」

冬馬「お前、意外と現金な奴だよな。いや、俺もそういう気分だけどよ」

春香「そうは言うけど、手のひらクルーはアイドルの必須スキルですよ!必須スキル!!」

冬馬「そんな風見鶏なアイドルはイヤだぞ!?」

千早「朝から元気ね……」ゴゼンゴジ

春香「天海春香だからね!」

冬馬「カメラ回る直前まで、めっちゃゴロゴロしてたくせに」

春香「え、えへへ、それが天海春香だからね!」

冬馬「自分の名前出してそれっぽく言えば納得されると思うなよ?」

千早「うふふ。あ、カンペ……?」

冬馬「なんだって?」

千早「走る」

冬馬「あ?」

千早「とにかく走るって書いてあるのだけれど。走るのは良いけど他は要らないと春香が言ったから他の要素削ったって」

春香「なにこのクソ番組」

冬馬「アイドルがクソ言うな!あと、本当に手のひらの回転が速ぇよ!」

仕事が忙しくて艦これイベを完走できなかった怒りから、冬馬たち三人はマラソンに借り出されることになりましたとさ

春香「かん……そう!!」ヤッタゼ

冬馬「やりきったな」ハァァァ

千早「昨日と合わせて八十七キロ………おかしいわね、これ、一応旅って題打ってなかったかしら」フゥゥゥ

春香「どーせ観光名所の近く通ったから旅だよねとか、そういう奴でしょ。ねぇぇぇぇ!?」

スタッフ「アッ、ハイ」

冬馬「まじかぁ。あー、いやさ、これ、準備も何もなくこうやって走れんだから、しっかり準備すれば愛が地球を救う系の番組のマラソンも出来そうだよな」

春香「やめて!そういうオファー来たらイヤだからやめて!!」

千早「切実ね……」

春香「あ、でも765オールスターで走れば道づ……もとい引きずり込めるね、この沼に!」

冬馬「本音を隠せ、本音を」



春香「もうさぁ、頼むからこういう番組やるんだったら最初からそう伝えておいて欲しいよぉ」

千早「そうね。私はともかく春香は絶対に断らないんだから正面から言えばいいのよ」

春香「さり気無く一人でエスケープしないでよ千早ちゃん。私達親友でしょ?」

千早「獅子は崖から子を落とすものよ。かわいい子には旅させろというわけで春香だけを颯爽と送り出すわ」

春香「春香さんがかわいいのは承知済みだけど」///

千早「都合の良い所だけは聞こえるわよね、あなたの耳って」

冬馬「お前らが仲良いのは知ってるんだが、なんかもうエンディングらしいぞ」

春香「えぇ?本当に走るだけなの!?実はこの後信濃の秘湯~とか美味しい物リターンズ~!とかじゃないの!?」

冬馬「夢は適わないから夢とかいうよな」

千早「人という字をつければ儚くなるわね」

楓「スカートの下に何も履かないと、儚い気分になりますね」ヒョイッ

千早「ウッ」

冬馬「どこから出てくるんだよ!?」

楓「うふふ、秘密です」

春香「いい加減そのレベルで笑うのやめよう?」

千早「わ、私も好きで笑っているのではないのよ?」


春香「あー温泉!温泉に行きたい!!」

冬馬「勝手に行けば良いだろ」

春香「私は仕事で行きたいの!!バスは出るしお金になるし良い部屋に泊まれるし!!」

冬馬「私情ばっか持ち込むんじゃねぇぞ!?」

春香「しっかり伝える練習だってしたんだもん!使いたいじゃん!!あー良い湯だなぁ、お肌がすべすべになりますね、えっと硫黄スクナメ塩化カリウムマシマシ」

冬馬「下手なリポート入れんで良い!!」

千早「この番組をご覧のまっとうな旅番組制作陣の方々、ぜひ春香に温泉街を練り歩くロケをお願いします。テレ東さんを特に心待ちしております」

冬馬「やめろ!色々危ないからそういうこと言うなって!!」

春香「山菜尽くしのお料理食べたいので、ぜひそういうのお願いします」アイドルスマイル

冬馬「お前ら最後の最後にそうやって飛ばすのやめろよな!?これエンディンg」






P「こうして画面越しに見ると、冬馬の奴、ますます突っ込み芸に磨きが掛かってきたな」

千早「そうですね」

春香「冬馬君って自分自身猪突するタイプなのに、周りが先に走り出すと引き止めるために動くから、こっちで暴走しちゃえば、それはもう面白い反応をしますからね」

P「あぁ」

伊織「(不憫すぎる」


P「まぁ冬馬のことは置いておいて、仕事の話をしようか」

三人「はい」

P「三人を呼んだのは他でも無い、千早のアメリカ行きに関してのことで伊織と春香に相談があったんだ」

春香「相談?」

伊織「ふ~ん?なんとなく察しはつくけど、聞こうじゃないの」

P「俺はだな、スケジュールの関係で此処から先余計な仕事を千早に入れたくないんだ。だからそういう風に予定を組んでいたんだが……今のあれを出立前最後の仕事、なんてことには出来ないしするわけには行かない」

春香「?どうしてですか?」

P「千早はこれからシンガーとして売っていくんだぞ?これじゃ芸人じゃないか」

春香「あー」

千早「主に春香と冬馬のせいだと思うのだけれど」

伊織「アンタも十分染まってるからね?昔みたいにブスっとして感じ悪いのもアレだけど、ノリに乗るのもやめなさいって話よ」

P「アイドル如月千早を引退させる気はないが、それでもシンガー如月千早をメインにしていくことは確定事項なんだ。なのにこういうバラエティを最後の仕事にすると、アメリカでもそういう扱いをされかねん」

伊織「だから何か別の仕事でそれを塗りつぶしたい。でも、予定を新しく組むのも難しい。そういうことよね?」

P「あぁ、そうだ」


P「そこで相談というのはだな、伊織と春香にはそれぞれ音楽番組への出演が決まっているだろう?それを千早に回したいんだが……って話な」

伊織「私は別に構わないわ」

千早「水瀬さん?」

伊織「まっ、これは私からの餞別として受けて、しっかりやんなさい」

千早「え、えぇ、ありがとう?」

伊織「にひひっ、どういたしまして」

春香「伊織、やけにあっさりとOK出したね」

伊織「何よ、あんたは出さないの?」

春香「え、いや私は幾らでも良いんだけど」

伊織「私だって幾らでも良いわよ。勿論竜宮小町で受けた仕事は別として、だけどね」

P「ははは、流石に小町にまで踏み込む気は無いさ。律子に怒られるしな」

伊織「……あんた、律子には弱いわよね」

P「……入ったばかりの頃は叱られてばかりだったからな」


春香「ああいう話を聞くとようやく実感が沸くね」ソファデネコロビ

千早「え?」ヨコデホンヨミ

春香「千早ちゃんのアメリカ行きだよ。さっき事務所で仕事の交代をする話したよね?それで実感がーって」

千早「あぁそういう……そうね、私はスケジュールの空き具合でなんとなくそういう感覚を覚えたわ。売れ始めてから忙しい時間が続いていたし、少し落ち着かない気分だけれど」

春香「いやぁ売れっ子は辛い辛い」

千早「ふふ。でも、向こうに行ったらまた忙しくなりそうだわ」

春香「折角向こうに行くんだし、暇よりはね、よっぽど良いと思うんだ」

千早「私もそう思うわ。でも、少しは遊ぶ時間が欲しいかしら。カメラを持って、あちこち行ってみたい気分もあるし」

春香「あははは、千早ちゃん写真を撮るようになってから色々歩き回ってるもんねぇ。それも冬馬君から貰った趣味なの?」

千早「どうしてそこで冬馬の名前が出るのかしら?」

春香「え、だって……部屋で焚いてるアロマって、冬馬君のお勧めでしょ?それまで千早ちゃんはそういうのに興味なかったし」クンクン

千早「アロマがそうだからって他の趣味もそういうのじゃ」

春香「千早ちゃんが艦これに手を伸ばしたのって、冬馬君のツイッター見てからだよね?」

千早「…………えぇ」

春香「ほらぁ冬馬君じゃん!」

千早「……」



春香「もうさ「私の全て、冬馬で染まってるのぉ」とか言いながら告白しちゃえば良いよ」

千早「は、春香?突然変なこと言わないで頂戴」

春香「変なことって?」

千早「そ、それは……告白とか、染まってるとか」///

春香「台詞は春香さんの実写版イメージ映像だから気にしないで貰って良いんだけどさ、告白はそこまでおかしくないでしょ」

千早「でも、こんな時期にそんな」

春香「アメリカ行きが決まった今だから、逆にチャンスなんだと思うんだけどね、私は」

千早「?」

春香「千早ちゃんはさ、冬馬君のこと好きでしょ?」

千早「そ……それは」

春香「すくなくとも、真とやよいの二人は冬馬君のこと好きだよ。絶対に」

千早「あの二人が!?」

春香「(なんで気付かないのかなぁ」



春香「あのね、三人とも隠してるみたいな感じだしてるけどさ、あれ傍からみたら結構バレバレなんだよ?冬馬君が普通の感性持ちだったらすぐに気付くレベル」

千早「そ、そうなの?」

春香「事あるごとに頬染めてれば、それはねぇ……」

千早「う、ううぅ」

春香「でさ、私がすくなくともって言ったのは「二人が冬馬君を好きなのは確定」って意味と「すくなくとも、人数的に二人は好き」って意味だから」

春香「後ろのをもっと簡単に言えば、二人は冬馬君のことが好きだけど、二人以外にも三人四人と冬馬君を好きな人が居るんだろうなって意味」

千早「それって」

春香「ライバルがたくさん居るってことだよ」

千早「ライバル!?」

春香「考えてもみようよ。今は妹気分の美希だってどう転ぶかわからないんだよ?雪歩も冬馬君にはなんだか気安いし、話に聞く美波ちゃんも危ないでしょ?961プロにも仲のいい後輩がいるって聞くし」

春香「私達の知らない交友関係もあるはずだしね」

千早「な」ガクゼン

春香「そういえばやよいは家族ぐるみの付き合いだって風の噂で聞いたような……これは出遅れてるかな?」

千早「で、で、でで、で、で、でも、私だってか、家族紹介くらいしたし」マッサオ

春香「冬馬君、高槻家に入るときは「ただいま」って言うんだって」

千早「」シロメ

春香さんが961の後輩だの高槻家云々だの言ってるけど、春香さんはそれが事実であることは知らず、ただ千早を焚き付けるために嘘を言っているつもりでしてー


春香「冬馬君はほら、鈍感でも天然系のジゴロだからさ、千早ちゃんがアメリカに行ってる間にもっとライバルを増やしかねないよね」

千早「」

春香「だからさ、アメリカに行く前に冬馬君に告白しちゃって意識してもらったほうが良いと春香さんは思うんだ。すくなくとも、意識してもらってるうちは邪険に扱われないだろうし」

千早「今だって邪険にされてるわけでは」

春香「でも、その他大勢の一人扱いだよね、あっちにその気はなくってもさ」

千早「それは私が冬馬のことをす、好きって言うのを冬馬が知らないから」

春香「だーかーらー!それを相手に伝えれば良いって言ってるの!!伝えちゃえば冬馬君は千早ちゃんのこと意識するんだから、感情的に見てその他大勢から抜け出せるんだよ!?」

春香「冬馬君の性格なら、誰かに告白されている間は他の女の子の事と親しくしたら失礼とか考えそうだし、それだけで十分な効果があるじゃん」

春香「行く前に「好きだ」って告白して「返事はアメリカから帰って来たら」って言っておいてさ、帰ってきたら「やっぱり忘れて」で少し離れる。これ、冬馬君には効果抜群すぎると思うんだよねぇ」

千早「そ、そんなこと考えてたの?」

春香「そりゃね?千早ちゃんには私と同じ轍は踏んで欲しくないからさ」

千早「同じって、プロデューサーのこと?」

春香「うん」


春香「私はもともと生涯現役!って考えだから最初からプロデューサーさんとどうにかなるつもりはなかったけど、それでも好きだったのは千早ちゃんも知ってるでしょ?」

千早「えぇ。泊まりに来るといつも言っていたものね、好きだ好きだって」

春香「うん。でさ、私は一度だってプロデューサーさんにはっきりとアタックしたこともなかったんだよね。それ自体は仕方ないというか自分で決めていたことだし、別にそれに対して何かを言うつもりはなかったんだけどさ」

千早「だけど?」

春香「実際に小鳥さんとのことを聞いた時にね、「どうして私は、一度でもいいから気持ちを伝えなかったんだろう」って思っちゃったんだ」

千早「……」

春香「もし一度でも告白していたら、結果は変わらなかったとしても、少しはプロデューサーさんの心に私を残せたんじゃないかなぁって。今、プロデューサーの中ではきっと、「最初にプロデュースしたアイドル」ってだけなんだよ、私は」

千早「そんなこと」

春香「あとはせいぜい「最初に懐いてくれた」とか「歌が壊滅的」とかそんな物だと思う」

春香「千早ちゃんもさ、今のままだと本当に「仲の良い他事務所のアイドル」とか「ストイックな姿勢が尊敬できる」くらいで終わっちゃうよ?それで満足できるの?」

千早「満足もなにも私は」

春香「私は?」

千早「……今の関係が壊れてしまうのが怖いわ」

春香「怖いのは分かるけど、自分で手を出さないから変わらないなんて関係はないよ?冬馬君が他の誰かを好きになるでも、他の誰かが冬馬君を意識させるとかでもいいけどさ、それでも今の関係は間違いなく壊れちゃうんだし」

千早「……」

春香「まぁ、あくまで春香さんの考えだし、千早ちゃんのやり方を尊重するけどね。冬馬君は鈍感だから誰かと進展なんてしなそうだし、余裕はまだあるでしょ」

千早「そうだと、いいけれど」


冬馬「……」ボーッ

後輩女「天ヶ瀬さん!天ヶ瀬さん!?」

冬馬「あん?どうした?」

後輩女「ちゃんと見ててくださいね?寝ないでくださいよ?」

冬馬「別に俺が見てなくてもお前ならCランク昇格なんて楽勝だろ……この相手誰だよ、聞いたこともねぇぞ」

後輩女「わ、私も分かりませんけど、折角敷地内でお会いできたんですから見て行ってください!あとアドヴァイスもください!」

冬馬「オーケイオーケイ、ちゃんと見ていてやるよ。こっちの収録まで時間があるからな……だが俺を引き止めるくらいなんだ、気の抜けた物は見せんじゃねーぞ?」

後輩女「はい!」

千早「(水瀬さんから振り分けられた歌番組の収録局に来たけれど、あれは冬馬と……春香が言っていた961プロの後輩、よね?」

冬馬「納得させられるもん俺に見せられたら、こんど飯奢ってやるよ。何が良い?」

後輩女「デザート!私デザートが良いです!!」

冬馬「め、飯って言ってるだろ……まぁ良いや」

後輩女「やった!」

千早「(………冬馬はやっぱり、可愛い子が好きなのかしら」

このスレ、あと20もないから話を進めて良いものか悩む
適当に埋めて次スレで話を進めるべきか。


とりあえず埋め用にラブ勢を除いた、冬馬と作中アイドルたちの関係のようなもの


春香→冬馬
からかい甲斐のある同士的ライバル。自分のノリについて来れるところや、頂上を極めたアイドルとしてのシンパシーから友愛感情はMAX値だが、鈍感で人タラシの気がある冬馬の行動に少し戸惑うことも【表には出さない】。
何気にラブ勢を除いた面々では一番男女の相性が良いのでは?という感があるが、アイドルに対する姿勢の一致から進展する可能性はゼロに等しい。
気軽にご飯に誘い誘われる仲で、一番始めに、かつ一番多く冬馬との熱愛が疑われたのも春香である。作中明記されていないが五度に及ぶ熱愛報道があり、信憑性の無い報道が乱立したことが原因になってか冬馬と765のアイドルの関係に煩くいうファンが少なくなった模様。

美希→冬馬
仲の良い兄貴分。餌付けによるプロ意識の向上と、幾度ともある甘やかしの結果、美希の中では自分をスカウトしたPと並ぶ大好きな異性にランクインしている。冬馬のタラシ的な言動に遭遇しても必要以上には照れない。
男女関係になりそうな可能性は低い。流れで付き合い始めるとすれば、問題が起きない限りそのままゴールインして行きそうな予感。
響と春香に並んで、冬馬との共演または同じ局で仕事になることが多く、美希が始めて他のプロダクションアイドルと仕事をしたのも冬馬【&北斗】である。会う先で会う先で遊ぶことも多々あるが、熱愛報道は一度も無い。

伊織→冬馬
春香と同様上に立つライバル兼良く高槻家で会うようになった知り合い。高槻家に深く関わるのは自分だけだという感覚があるも、いつの間にか入り込んでいた冬馬に気付けず愕然としている。天才を自認するも本来は努力の人であり、冬馬とは努力の面でシンパシーを感じつつ対抗心を持つ【というより持っていた】
やよいのこともあり、恋愛感情は皆無。竜宮小町の快進撃を止め、プロジェクトフェアリーと差をつけられる原因になったのが冬馬とのフェスであり、それが初対面であったのも関係してかやけに絡むし罵倒する【冬馬は気にしていない。くぎゅボイス的に】
感情抜きで考えたなら冬馬のことは尊敬できるが、感情込みだと難しい。冬馬は伊織を数少ない765常識人とみており、濃い面子をまとめようとする意気に尊敬してはいる。

響→冬馬
他の事務所のアイドル友達。趣味が合う、話も合う、感覚も大体は合う。ともにマルチに活動する関係上それなりに仲も良く、遊ぶこともそれなりに多く熱愛報道は二度発生。
恋愛感情は皆無も、相性は良い。イヌ美を始めとした家族の大半は冬馬とも知り合っているが、10メートル級の大熊である赤カブ太とはいまだ会わず。
共演が極めて多く、冬馬にバラエティ属性を付けた大きな一因。響本人には、どちらかといえばアニマル大好きのタグが付く。先述の通り感覚が合うからか仕事上の相性も中々良く、この組み合わせは局側から重宝される。

貴音→冬馬
他の事務所のアイドル。数多の女性を毒牙?に掛ける冬馬に少々反感を持つものの、冬馬の鈍感さやある意味での誠実さゆえにどちらかといえば好感情を抱くことが多い。研鑽を磨き続けるストイックな姿勢には然りとした敬意を持つが、度を過ぎるとラブ勢に地獄が訪れるのでほどほどにと思うことも。
恋愛感情は皆無。なんらかの間違いで恋人になったとしたら、一線を越えるのに掛かる時間が「冬馬が真に告白されてから、プロポーズするまで」よりも長くなることに疑いは無い。
神出鬼没な貴音と休日に落ち着きなくうろつき回る冬馬は、オフに遭遇することが多い。


雪歩→冬馬
真ちゃんが好きだよねぇ、なアイドル。以前は男性恐怖症もあって親しみを感じなかったが、ドッキリ企画を契機に気安くなる。
恋愛感情は、真の気持ちを知らなければあったかもしれない程度。冬馬との共演は少なく、あまり接点がなかったこともあって特筆すべき関係はない。
仕事に対する気持ちの入れ方が千早と似ているので、その辺りでは信頼できる人間という気持ち。

亜真美→冬馬、
あまとうはあまとうっしょー。真美と亜美の声を電話越しに聞き分けることができるのは評価点である。イタズラが好きな性格で冬馬も会ったばかりのころは被害を受けていた。今では大人しくなっているので、物足りないといえば物足りない気分の冬馬である。
恋愛感情は皆無。姉妹しかいないから男兄弟が欲しいので、兄にならしてやろう……という感じ。
冬馬との仕事の共演は、美希ほどではないが双子のアイドル活動に影響をもたらしている。少なくとも収録中にイタズラをすることは早々になくなっていた。

あずさ→冬馬
961プロのアイドルの子。小町のフェスで初めて会った後は、迷子の時に一度遭遇したことを含めて数度しか会っていないほどの関係性。
Pラブ勢だったがゆえに恋愛云々はありえない、そもそもほとんど知らない。
実は、TV局で擦れ違う事は多かったのだが、そんな時に限って横に何かがあったり誰かのアクション等で姿が見えなかったりした模様。なぜか一度だけ熱愛報道が出た。

律子→冬馬
優しいけど小町の仇敵なのよねぇ……といった感じのアイドル。
Pと仲が良いのを知っているが、それ以外は特に何もない。アイドルとしての姿勢に感じ入るものはあり、プロデューサーとして育成するならこういうアイドルが良いとはおもう。


ラブ勢以外は殆ど絡んでいないという事実


冬馬「ただいまーっと……誰も居ねぇのか?」ガラガラ

やよい「おかえりなさい!冬馬さん!」タタタタタ

冬馬「お前か。ただいま」ウワギワタシツツ

やよい「はい!」ウワギウケトリツツ

冬馬「家がやけに静かだが、長介たちはどうしたよ?学校は休みじゃねぇのか?」

やよい「うっうー!みんなは伊織ちゃんに御呼ばれして遊びに行ってますぅ。浩司の入学と長介の卒業祝いに鼠の王国だって」

冬馬「なるほどなぁ。で、お前は行かなかったのか?」

やよい「私はさっきまで仕事でしたのでー」

冬馬「大変だな。だが、そういうことなら今日はゆっくり出来るな。いつもいつもお前は忙しそうだし」

やよい「うーん、最近は長介とかすみが率先して家事をしてくれるので家にいてもやることが無いんです。今日だって、泊まりだって言うのに朝のうちに洗濯もお風呂掃除もしていてくれるし」

冬馬「良い弟達だな……って泊まり?」

やよい「はい。王国の中にあるホテルにお泊りだって」

冬馬「そうか(こいつも美希と一緒で、来月から高校生だろ?入学祝くらいさせてやりたいよなぁ。渡す物もあるし」

冬馬「……二人しかいねぇのにわざわざ家料理ってのもあれだな。おい、飯でも食いに行くぞ」

やよい「う!?」

冬馬「なんだ、嫌か?」

やよい「ぜんぜん!うれしいですー!!」

冬馬「そうか。じゃあ着替えて来いよ、俺はエンジン暖めておくから」

やよい「はい!!」


冬馬「……」ケータイポチポチ

やよい「お待たせしました!!」

冬馬「おう、早かったな」

やよい「えへへ、二人でお出かけするの久しぶりだから、張り切っちゃいました!」

冬馬「そんな久しぶりかねぇ」

やよい「じ、じつはそうでもないかも」

冬馬「はは、そりゃそうだよな。メットは締めたな?プロテクタもつけたな?」

やよい「はい」

冬馬「よし、じゃあ行くか」

やよい「はい!」


冬馬「……」ブロロロロロ

やよい「冬馬さん」

冬馬「なんだ?」

やよい「高校、卒業してどんな気持ちですか?」

冬馬「んあ?どんなって言われてもなぁ……俺は芸能学校だったしさ、一年次以外は殆ど通ってねぇから感慨もわかねぇよ。あの時期は346で色々忙しかったのもあるしな」

やよい「そうですか……」

冬馬「なんでそんなこと聞くんだ?」

やよい「その……私も来月から高校生になるので少し気になっちゃって」

冬馬「確か一般校なんだよな?」

やよい「はい。ちゃんと試験を受けたんですよ」

冬馬「てっきり芸能校に行くんだと思ってたが」

やよい「プロデューサーと社長が「ちゃんと学校は出たほうが良い」って」

冬馬「スケジュール、大変だろ」

やよい「そうですねぇ。でも、私より忙しい春香さんが普通に学校にも顔を出してたって聞いているので、多分なんとかなるんじゃないかなーって」

冬馬「そうか、頑張れよ」

やよい「はいっ!」


やよい「ハンバーグ2500円……!!??は、はわっ!?冬馬さん!?ここ、物凄く高いんじゃ……!?」

冬馬「……高くないからな?」

やよい「今日は四月一日じゃありませんよ?」

冬馬「いや、だからこれくらい普通だろ」

やよい「あ、あはは、まさかぁ。スーパーの特売ならもっと安く買えますよ?えっと、あれは115円パックだからえっとえっと……?」

冬馬「高くねーっていってんだろおおおおお!?どんだけ外食に免疫ないんだよ!普段水瀬が家に持ってくる食材の方が高いわ!!!」

やよい「うーっ!?じゃ、じゃあ冬馬さんの高いって幾らなんですか!?幾らからなら高いんですかぁぁ!?」

冬馬「そ、そういわれると困るけどよ。俺が食べた中で高いのって言ったらあれだよ、確か八千いくらかの」

やよい「八千!?」

冬馬「あ、けどおっさんに連れて行かれたことのあるレストランだともっとしたんじゃねぇかなぁ」

やよい「」ゼック


やよい「あ、味が分かりません美味しいですぅぅ」ナミダメ

冬馬「(混乱してるなぁ」

やよい「うぅぅぅ、今の一口でもやしが百袋飛んでいってとても美味しいですうう」ウッウッ

冬馬「(な、泣いてるぅ!?」

やよい「美味しい、美味しい!」パクパク

冬馬「お前、結構稼いでるだろ。それどうしたんだよ」

やよい「弟達の学費に貯金してます」

冬馬「それは」

やよい「普通はお父さんお母さんが用意するか、奨学金でしょうけど、私がそうしたいんです。もともとアイドルになったのもお金が欲しかったからですし」

冬馬「む……」

やよい「お金のためにアイドルになるなんて、って思います?」

冬馬「いいや?そっちは別に普通だよなぁって感じだけどよ……」



冬馬「まぁ良いか。別にそういう話をするためにここまで来たんじゃねぇし」

やよい「そうですね。せっかく外で楽しくお食事してるんですもん!楽しいお話をしましょう」モキュモキュ

冬馬「だなぁ。そうだ、言い忘れていたが高校入学と誕生日おめでとう。入学祝いはこの食事で済ませてくれっていうのとだな、一応誕生日プレゼントなる物を用意したわけだが」

やよい「ふぇ?!良いですよ、プレゼントなんて!!」

冬馬「そうはいかねえ。お前にはいつも世話になってるからな」

やよい「でも」

冬馬「デモもストもないんだよ。ほら、手をだせ」

やよい「手?」スッ

冬馬「ん」スチャッ

やよい「(あわわわ、手、手が包まれて……!)って、腕時計、ですか?」

冬馬「おう。お前、普段自分に金を使わないだろ?小物も持たないし携帯もまだ持ってないしで、正直何を送っていいのか良くわかんなくてなぁ」

やよい「う、ごめんなさい……」

冬馬「あやまんな、俺はお前のやり方を尊重するよ。たださ、やっぱり少しは身の回りの物に気を金を使っていいんじゃねぇかと思ってだな、こういうものにしたんだよ」

冬馬「ちゃんとお前のパーソナルカラーなオレンジの物を選んだんだぜ?フォリフォリとかいうブランドのイメージカラーもオレンジだって北斗の奴に前に聴いたことがあってな、ならこれしかねぇだろうと」

やよい「……」

冬馬「違う物がよかったか?」

やよい「いいえ!私のことちゃんと考えてくれてたんですもん!とっても、とーっても嬉しいです!!ずっと大事にしますね。冬馬さん、ありがとうございますー!」

冬馬「喜んでもらえてよかったよ。。それに、あぁ、とっても似合ってるぞ」

やよい「///」

冬馬「さぁ、食べよう」

やよい「はい!」


やよい「今日はありがとうございました!」

冬馬「おう。まだ寒いし、身体を冷やすなよ。じゃあな」ブロロロロロロ

やよい「……」フリフリ

やよい「……」ガラガラピシャッ

やよい「……」トテトテトテ

やよい「……」ストン

やよい「………えへへ、えへへへへへへぇぇ」ニヨニヨニヨ

やよい「嬉しいなぁ、うふふ、腕時計かぁ。似合ってるって言ってくれたし//////」

やよい「えへへへへへ」ゴロゴロゴロゴロゴンッ

伊織「………」

やよい「い、いお、いお?いおお?」

伊織「あ、あのね?お泊りは長介たちだけで私はこっちに泊まろうとか思ってたりして、あのね?べつにその……うん、私は何も見ていないから」イイエガオ

やよい「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!????」

伊織ちゃんはちゃんとお祝いするつもりでしたとさ。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月07日 (木) 19:58:05   ID: F4wmjTkd

数人まとめですかね

2 :  SS好きの774さん   2015年05月09日 (土) 23:24:06   ID: JXx5nf1K

突破オメ

3 :  SS好きの774さん   2017年06月20日 (火) 21:01:15   ID: YB8nbsjG

気持ち悪い上にクソスレ

4 :  SS好きの774さん   2017年06月23日 (金) 18:28:12   ID: dUnrAj8x

ほんと気持ち悪い

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