真姫「飽くまで続けるつもりよ」 (36)

前回の松屋イブ!

凛ちゃんに連れられてとんかつ専門店に行った真姫ちゃん、しかし既にお店は潰れていた。
その代わりに入った松屋で牛丼との素敵な出会いを果たし、真姫ちゃんはジャンクフードに倒れこむ…!


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ブルジョワ脱却企画!
~てくてく真姫ちゃん~

真姫「こんにちは真姫ちゃんよ、今日も今日とて飢えているの」

真姫「さっそくセブンイレブンを見つけたわ、美味しそうなものが無いか漁るわ」

真姫「コンビニといえばおにぎりよね、色々見て行くわよ」

真姫「セブンイレブンはしょっちゅうおにぎりのCMやってるわね、そのせいかバリエーションが豊富で困っちゃうわ」

真姫「昆布におかか、明太子に鮭…メジャーなコンビニでは珍しい塩にぎりも売ってるわ、さて今日はどのおにぎりを食べようかしら…ふふ、私ったら花陽みたいね」




真姫「まぁマヨネーズ系は全部イミワカンナイから省くとして…」

真姫「なによ…マヨネーズ系がなんで省かれるのかって…苦手だからよ」

真姫「ていうかお米にマヨネーズとかありえなくない? そんなにマヨ好きならパンでいいじゃない」

真姫「あとあれ、チャーハンとか、なんとかソーセージとかの妙に凝ってる系のやつ…あれはほぼハズレと言っても過言ではないわね…」

真姫「鳥五目は例外だけど」







真姫「あ、あと牛スジと大根ください」

真姫「セブンのおにぎりは塩にぎりのワントップ…異論はないはずよ」

真姫「おにぎりの吟味なら花陽の方が上だってわかってるけど、これなら花陽も納得の味よ」

真姫「…花陽ってコンビニのおにぎり食べるのかしら」

真姫「次はどこに行きましょう…ミニストップが遠くの方に見えるわ、行きましょう」

真姫「ミニストップってCMのせいかパフェのイメージが強いわね」

真姫「まぁ食べたことないけど」

真姫「正直ミニストップはあんまり来たことないから何がウリなのかわからないわ…パフェ食べようかしら」

真姫「パフェ…パフェとハロハロってなんで別なのかしら?」

真姫「甘い」

真姫「すごい甘いわ、本当に甘いものが好きじゃないと完食は難しいわね」

真姫「まぁ食べたんだけど…」

真姫「次は反対側のファミマに行くわ」

真姫「どうしてコンビニ達は近い場所に乱立してたりどこにもなかったりするのかしら」

真姫「きっと寂しがりやなのね…」

真姫「ファミマもスイーツが豊富ね、『俺の』シリーズとか、あとなんか小さめのお菓子のシリーズもあるわね、どうしてこの小ささで100円もするのかしらこのドーナツは」

真姫「おっと、文句を言いに来たわけじゃないわ…食べに来たのよ」

真姫「事前に調べたところによると親子丼が美味しいらしいわ、食べるわよ」

真姫「美味しかった、とても」

真姫「卵料理にハズレはないのよ…これは鉄則よ…」

真姫「さて…最後はローソン!」


真姫「Foooo! ローソンFoooo!」

真姫「コンビニおにぎりが一番美味しいのはローソンのおにぎり屋シリーズよ! これは世界共通なの!」

真姫「いくら、焼き鮭、明太玉子…そして豚の角煮!あとまさかの鴨肉!」

真姫「奇抜過ぎず…そして新しく…。 あくまで美味しさを突き詰めた結果だと言うことが具のチョイスから感じ取れるわ…」

真姫「そしてそれに引けを取らない普通のおにぎり! なかでもわかめご飯はダントツで美味しいわ!」

真姫「あと甘いものも充実! ケーキからあんころ餅まで…幅広くて困っちゃうわ…ダレカタスケテ-」

真姫「私のオススメはエクレア! あとオールドファッション! どちらも甘すぎないビターチョコを使ってるわ!」

真姫「エクレアは本当に食べやすい丁度の大きさをわきまえてて助かるのよね…これこそが『おやつ』という物よ」

真姫「オールドファッションは少し大きめだからお昼ご飯が足りない時にも便利よ! チョコがかかってない部分にもシュガーがついてるから全く飽きないわ!」

真姫「まぁパン系はあれだけど…察しなさい…」

真姫「Foooooo! ローソンFooooo!」



真姫「ふぅ…まるでサブリミナルのような完璧なステマだったわ…きっとみんなが無意識のうちにローソンに行ってしまうに違いない……」



キャスト
西木野真姫

カメラ
小泉花陽

企画・発案
星空凛

監督
YAZAWA

------終------

凛「カット!」

真姫「アホなことさせんじゃないわよクッソ歩かせグダグダ進行マン」

凛「落ち着くんだ、凛は無罪にゃ、そしてそのあだ名はやめるにゃ、結構引きずってるから」

花陽「でもこの企画の発案て凛ちゃんだったよね…?」

真姫「オラ詳しく言いなさいよ」

凛「余計なこと言うにゃ~、ホンッット余計なこと言うにゃ~」

凛「凛は真姫ちゃんの金銭感覚を治したいだけなんだにゃ、それで監督に渡したらこんな内容になって帰って来たにゃ」

真姫「監督ってどうせにこちゃんでしょ、後で同じ量食わせるわよ、私だけ後でダイエットとか癪だもの」

花陽「せっかくローソン居るしおにぎり買って帰ろうかなぁ…」

凛「いくら買って帰るにゃー」

真姫「やっぱり米には醤油よ、醤油」


凛「あ、そうだ真姫ちゃん」

真姫「なによ」









凛「ローソンの解説が全部真姫ちゃんのアドリブだったことは内緒にしとくね…」ヒソヒソ

真姫「そうしてもらえると助かる……」ヒソヒソ



たまにコンビニ巡りとかすると楽しいよね、そんな感じ。



前に真姫ちゃんのセブンイレブンのコラあったよね?
だからローソンのコラも作って下さい!なんでもしますから!

真姫「そういえばプレミアム牛丼なるものが始まったらしいわ」

(※結構前からやってます)

凛「また松屋いくのー?」

真姫「じゃあ凛だけすき家行く?」

凛「松屋に行かせていただきます」

花陽「たまには吉野家のことも思い出してあげて…!」

真姫「嫌よ、あそこの七味美味しくないんだもの」

凛「いつの間に行ったにゃ」

松屋

真姫「やっぱりオーダーより食券の方が買いやすいわよね」

凛「って、えええ!? 大盛りが500円超え!? どうなってるにゃ!!?」

花陽「ま、真姫ちゃん…やめた方が…」

真姫「私の松屋が裏切ると思う…? 値段に見合う美味しさに決まってる」

凛「もう味の話には収まらないにゃ! 明らかに取りすぎだよ! これならすき家いくにゃ!」

花陽 (吉野家のことも忘れないであげてください!)




真姫「好きなものを信じて止まない…それがファンのあるべき姿でしょう? 狂信と言われようが、私は飽くまで続けるつもりよ…!」





店員 (商品のdisを店内であんなに大声で叫ぶなんて…誰にでもできることじゃないよ…)

凛「そこまで言うなら付き合うにゃ…」

花陽「わ、わたしも…」

真姫「ごめんね…そして、ありがとう二人とも…!」

三人「並盛り三つお願いします!」




店員 (でも一番安いのを選ぶのか…)


食後


真姫「…」

凛「…」

花陽「…」

凛「その…正直舐めてたにゃ」

花陽「私も…」

真姫「私が一番驚いてるわ…」

三人「メチャクチャ美味しい…!」

凛「前のニセ豚肉みたいなお肉じゃなくて、ちゃんと牛肉感があるにゃ!」

花陽「タレの味も格段に上がってる…濃すぎず、でもしっかりと味がついている…!」

真姫「あと味噌汁の油揚げも心なしか増えた気がする…! いやこれは勘違いか…!」

凛「これならすき家とか一生行かないにゃ~」

花陽「これは…白米の次に美味しい…!?」

真姫「花陽が折れる美味しさって事ね…認めなさい花陽…白米にはまだ可能性があるのよ…」

花陽「白米に…可能性など存在しない…それを証明して見せる……」

凛「丼物こそが…可能性なのかもしれん…」

花陽「うっ…うぅっ…認めます…美味しいです…」





店員 (やっと白米だけで食べる癖が治ったか…成長したな、花陽)


バリッ! バリバリバリッ!


木陰「」バァーーーン

真姫「ふぅー…ごちそうさまでした!」

凛「ごちそうさまでしたー」

花陽「ごちそうさまでした」

真姫「やっぱり松屋は私を裏切らないわ、流石ね、株買おうかしら」

凛「何言ってんすか…」

花陽「これからはおかずと一緒にご飯食べます!」

凛「もうすっかりカツ丼食べれてないにゃ、呪われてるんだにゃ~もうこれは自分で作るしかないにゃ~」

真姫「作れるの?」

凛「まぁ無理なんですけど…」


レスにあったし昨日食べたからついでのオマケでした。
オマケで大暴れするスタイル。

まだまだ残暑が厳しいですが乗り越えれば食べ物の美味しい季節、まきりんぱなは何を食べるんですかね?

次回 「カツ丼を作る凛ちゃん」でまた会おう。

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