あやせ「みんなでキャンプですか?」 (38)

京介「おう!ぜってー楽しいから来てくれよ!!」

あやせ「…誰が来るんですか?」

京介「……桐乃だ!」

あやせ「なんでためらったんですか…まぁ桐乃なら…」

京介「よし!じゃあ決定だな!夏休み入ってからすぐだから休み開けといてくれよ!」

あやせ「わかりました!それじゃ私はこれで…」

京介「おう!じゃあなー」フリフリ

京介「……これでいいか…」

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期待

京介「ただいま」ガチャッ

沙織「おっ!おかえりなさい!京介氏!それで…どうでしたか?」

京介「ん…オッケーしてくれたぞ!」

沙織「作用でござるか!いやー良かった良かった!」

京介「にしても…本当にうまくいくのか?」

沙織「ふっふっふ…問題ないですぞ…」

京介「…まぁいいか…」

桐乃「沙織ー!?いつまで話してんのー!?」

沙織「おっと…お呼びがかかったようですな!」

京介「あぁ…俺は部屋にいるからな」

ほう

ソレジャーカエリマスゾ-!!…ワタシモカエルワ…

京介「…帰ったかー…」

桐乃「ちょっとあんた!沙織と何話してたの!?」ガチャッ

京介「おおう!!いきなり入ってくんなよ…」

桐乃「んなことはどーでもいいの!で?」

京介「…お前夏休みの最初、暇だって言ってたよな?」

桐乃「え?…あぁ部活も休みだし、モデルの仕事も特になかったけど…」

桐乃「それがどうかしたの?」

京介「みんなでキャンプに行く」

桐乃「!?…誰が来るの?」

京介「俺と黒猫と沙織とお前…」

京介「そしてあやせだ!!」

桐乃「…は?」

京介「あやせだ!」

桐乃「…ふざけてんじゃないわよ!」

京介「俺は本気だ!」

桐乃「だいたいなんでそんなことすんの!?」

京介「みんなで遊びたいからだ!!」

桐乃「あんた頭湧いちゃったの?中学生たちと遊びたいからだって…」

京介「…まぁとにかくだな…もうあやせにはオッケーもらってるんだ!」

桐乃「何勝手なことしてんのよ!?」

京介「だからあとはお前だけだ…」

京介「なあ頼むよ!なあ!」

桐乃「…でも…あやせはあいつらの事…嫌ってるだろうし…」

京介「桐乃!!!」

桐乃「!?」ビクゥ

京介「お前は友達を信じられないのか?」

桐乃「なっ…いっいいわよ!行ってあげる!!でもなんかあったらあんたの責任だかんね!」

京介「桐乃…いい子だ…」ナデナデ

桐乃「さわんな!!」ダッ

京介「ふぅ…これでなんとかなるな…」

京介「待ちに待った夏休み…ついに来たぜ!!!」

桐乃「うっさいわね…あっ!あやせー!!」フリフリ

あやせ「桐乃ー!!会いたかったよー!!」ダキッ

京介「よし!じゃあ行くか!!」

あやせ「はい!で、どこに行くんですか?」

京介「それはだな…海外だ!!このために全員分のパスポートも作った!」

桐乃「はぁ!?聞いてないわよ!?」

あやせ「全員分のパスポート作ったって…」

京介「親父を舐めてもらっちゃあ困るぜ!!」

京介「とりあえず空港まで行こうぜ!行き先は飛行機の中で説明するからよ!」

あやせ「はい!行きましょう!お兄さん!」

桐乃「…あやせ上機嫌ね…」

京介「お前に会えてうれしいんだろ!ほら行こうぜ!!」

桐乃「あっ待ちなさいよー!」

は?

あやせ「……お兄さん…彼女たちは誰ですか…?」

京介「……おう!沙織!黒猫!」

沙織「いやぁー京介氏!今日は暑いですなー!」

黒猫「ふっ…この程度私のバリアを張ればなんてことないわ…」

桐乃「……あやせ?」ドキドキ

あやせ「…桐乃、この人達は知り合いなの?」

桐乃「う、うん…」

あやせ「……」スッ

桐乃「あっあやせ!」

あやせ「…おはようございます!私、桐乃の親友の新垣あやせです!」

京介「…!!」

沙織「おはようございますあやせ殿!拙者沙織・バジーナと申しますぞ!」

桐乃「…!」

黒猫「…私は闇の眷属…黒猫よ…」

あやせ「お二人ともよろしくお願いします!」

あやせ「桐乃ーなんで今まで紹介してくれなかったのー?」

あやせ「私ずっと気になってたんだよ?桐乃が誰と遊んでるのかなーって」

あやせ「その…オタクっていうのはやっぱり私じゃ深くハマれないし…」

桐乃「っ!…あやせええええええええええ!!!」ダキッ

京介「……割と大丈夫っぽいな…」

沙織「そのようですな…」

黒猫「当たり前よ…そう…私の力によればこの程度…」

京介「あっ!!飛行機乗れるみたいだぞ!行こうぜ!」



桐乃「…で、これはどこに向かってるの?」

京介「アメリカのイエローストーンってところだ!」

あやせ「…それ公園じゃないですか?」

黒猫「あの公園の中にキャンプ場が併設されてるらしいわ…」

沙織「ほほーう!楽しみですなー!」

京介「おう!最高の思い出にしないとな!」

桐乃「…なんかアナウンス聞こえない?」

黒猫「…本当ね…」

沙織「ちょ…アレは煙ではござらんか!?」

モクモクモク…

あやせ「え?っきゃあああああああああああああああああ!!」

京介「落ち着けえええええええええええ!!!あわわわわわわ!!!」

桐乃「あんたが落ち着けっ!!ほら!アナウンス聞こえないでしょ!?」

黒猫「…どうやらバードストライクらしいわね…」

沙織「なんで聞こえるのか…やはりすごいでござるなぁ…」

京介「なんでそんなにのんきなんだよ!!」

あやせ「どんどん落ちていってる…怖いよ…」

桐乃「大丈夫だって…きっとパイロットの人がなんとか…」

黒猫「…あのパラシュートは何かしら…」

沙織「…4つ飛んでますな…」

京介「パイロットおおおおおお!!何逃げてんだあああああああああ!!!」

京介「くそっ…こうなったら俺達も…」ダッ

桐乃「…そういえばお客さん一人も居ないわ!!」

黒猫「あ…パラシュートが増えたわ…」

京介「パラシュート一つも残ってねえええええええええ!!!」

沙織「ははは…やられましたな…」

キュイィィイィイン…ズッシャアアアアアアアアアアアア!!!!!

京介「…………うぅ…ここは…?」

桐乃「あっはははははっは!!ちょっとあやせ!!」

あやせ「ビーチバレー楽しー!!」ニコニコ

沙織「黒猫氏…それは新しい同人誌ですかな?」

黒猫「ええ…テントの中で読もうとしていたのだけど…」

黒猫「…どうやらそれどころじゃないようね…」

京介「っなんじゃこりゃあああああああ!!!」

京介「状況を整理しよう」

京介「俺達は飛行機に乗っていた…だがアナウンスを聞いておらず逃げ遅れた」

京介「結果パラシュートはなくなり…パイロットは飛行機を捨てた」

京介「そして飛行機は…」

黒猫「島に不時着した」

京介「持っていくんじゃねえよ!!」

あやせ「…一応飛行機はソコに落ちてるので…着替えはありますね!」

沙織「食料は向こうについてからと考えてましたので…無いですな…」

桐乃「息絶えるわね」

京介「なるほど…つまり…」

京介「俺達は遭難したんだな!!」

京介「…とりあえず…この島を探検してみよう!もしかしたら人がいるかもわからん!」

黒猫「無駄ね…この島からは妖気を感じないわ…」

桐乃「あんたうだうだ言わないで探しなさいよっ!!」

沙織「まぁまぁ…それよりあやせ殿!それは何ですかな?」

あやせ「?これは手錠ですけど…?」

京介「なんでそんな不思議そうな顔してんだよ!普通持ってねえよ!」

あやせ「だって…お兄さんが来るって言うから必要かなと」

桐乃「あんた…そんなプレイを妹の親友にさせる気?!」

京介「知らねえよ!!」

京介「…結構綺麗なもんだな…」

黒猫「ええ…草の背は低いし…海は綺麗…おまけに…」

桐乃「川まで流れてるわね…」

あやせ「…いいところに落ちましたね!」

沙織「おっ!アレは…マンゴーですかな?」

京介「楽園じゃねえか!!」

あやせ「…でもとりあえず寝床を探さないと…」

京介「それなら飛行機の中に俺たちのテントが…」

桐乃「つまんないこと言わないでよ!!」

京介「えぇ!?…はい…どうすればいいのでしょうか…」

黒猫「…あれは…洞窟かしら…」

京介「…まさかあの中に」

沙織「おぉー!なんだかアドベンチャーな感じでいいですな!!」ダッ

あやせ「速い!?」

桐乃「私が先よおおおおおおおお!!」ダッ

黒猫「まったく…これだから…」ダッ

京介「いいながら走ってんじゃねえか…」

あやせ「これなんて厨二ゲー?」

京介「どこで覚えてきたんだそんな言葉…黒猫の前では言うなよ?」

あやせ「ふふふ…私が何の努力もしないと思ってるのですか?」

京介「方向性を見失ってるよ」

桐乃「っきゃああああああああああああああああああああ!!!」バタバタ

沙織「おわああああああああああああああああああ!!!」ダダダッ

京介「…どうしたんだ?」

黒猫「…闇のような漆黒の翼に追われたわ」ハァッハァ

あやせ「こうもりですか…」

京介「通じてる!?」

桐乃「ゲホッ…あの洞窟はダメね…」

沙織「京介氏の行ったとおり…一旦飛行機に戻って準備を整えましょう…」

京介「なんか冒険すること前提みたいになったな…」

京介「…で…戻ってきたわけだが…」

桐乃「…飛行機が裏返っちゃって荷物が取れない…」

黒猫「私の闇の力を開放する時がついに…!」

沙織「……」ジッ

黒猫「……」チラッ

黒猫「……なんでもないわ…///」

京介「さて…どうするかな…ってあやせ?なんで青ざめてるんだ?」

あやせ「………着替えられない?」

桐乃「…!!」チラッ

京介「なんでオレを見るんだよ!」

沙織「…それはちょっと困りますな…」

黒猫「…私は闇の力で守られているから…」

あやせ「…」ジッ

黒猫「…着替えたいわね」

京介「…じゃあとりあえず…座席に置いといたリュックだけでも…」

京介「……替えの下着ならあった」

桐乃「あんたの下着なんてどうでもいいわよ!」

黒猫「まったくね」

京介「いや桐乃の」

あやせ「!?」

京介「しかも1週間分」

黒猫「…失望したわ…」

桐乃「そういえば…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

桐乃「はぁ!?なんで私のしっ…下着だけ入んないのよ!」

京介「しょうがないだろ、ほとんどお前の服でいっぱいなんだ…」

桐乃「…ったく…しょうがない…これ!あんたのリュックに入れなさい!!」

京介「…いいのか?」

桐乃「キモッ……やめよっかな…」

京介「待って俺が悪かった入れてください」

桐乃「しょうが無いわね…」

京介(あれ?)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

桐乃「ってことがあったわね…」

黒猫「うわぁ…」

京介「うるせえよ!」

沙織「まぁとにかくっ!準備も何もない状態でござるということはわかったですな!」

あやせ「なんて言ってるんですか…」

京介「じゃあどうしようか…って、ん?」

京介「これ銛じゃん!…じゃあ俺食料取ってくるわ!」ダッ

桐乃「あっ私も…!?」ガシッ

あやせ「…桐乃は私と果物でも採りに行こっか」ニコッ

桐乃「う、うん」

京介「さて…なんか大変なことになっちまったな…」

京介「みんな元気そうだから良かったけど…はぁ…」

京介「とりあえずなんか獲ってあいつら喜ばせるか!」

京介「っし!!行くぜえええええええええええ!!!」バッシャーン

京介「つめてえええええええええええ!!!!」ボゴボゴ

京介「…さみぃ…でもがんばらねえと!!」

黒猫「…私たちは島を探索しましょう」

沙織「?いいんですかな?京介氏はここで待てと…」

黒猫「別に構わないわ」

沙織「…わかりましたぞ!ついて参ります!」

桐乃「…ぅう…」

あやせ「分かればいいんだよ?桐乃?」

桐乃「はぃぃ…」

あやせ「ふふっ…!あれは…」

桐乃「…触手?」

あやせ「…気持ち悪…近寄らないほうがいいよね…」

桐乃「うん…あっあの果物美味しそー!」

マダー?

パイロットが途中で逃げて機体がひっくり返るような墜落なのに全員無傷とは

京介「…それで帰ってきたわけだが…」

京介「…あれ?みんな?どこ…?」

京介「えっ?…ぅうぁあやせえええええええええええええええええええええ!!!!!!!」

黒猫「うるさいわね…さっさと付いて来なさい…」

京介「あ、はい」

京介「…それで…なんで皆いないんだ?」

黒猫「私が見つけた温泉に浸かってるのよ」

京介「…温泉見つけたの?」

黒猫「二度も言わせないで」

京介「すごいな!黒猫!結婚しようぜ!」

黒猫「着いたわ」

京介「ここか!」

黒猫「今は先客がいるから入ったらダメよ」

京介「おう!任せとけ!」

黒猫「私はもう入ったから…部屋に戻るわ」スタスタ

京介「おう!………部屋?」


あやせ「ふぅーいいお湯だったねー桐乃!」スタスタ

桐乃「うん!…あ、兄貴…お湯飲んだりしたら埋めるから」

京介「俺をなんだと思ってるんだよ!!」

桐乃「じゃあ部屋いこっか!あやせ!」

あやせ「うん!じゃ、お兄さんまた後でー」

京介「……すごい馴染みようだな…」

京介「まぁいいか…さて…だれも俺の入浴シーンなんて求めてないだろ…」

京介「さっさと入ろ…」ヌギヌギ

京介「…うおー!超眺めいいじゃん!!」

京介「黒猫…よくここを見つけてくれた…」ザバァ

京介「…ふぅー………ん!?」

京介(この独特の肌触り…貝殻を開いたようなフォルム…!!)

京介「…なんでこんな所にブラが沈んでるんだ…しかも黒…」

京介「ったくあいつらか……あいつら!?」

京介「誰のだ…?桐乃はこんなのは持っていない…」

京介「黒猫にしてはでかい…沙織は…黒ってイメージじゃないな…」

京介「………あやせ!!!!」

京介「」ボロッ

あやせ「この糞変態下衆近親相姦上等の塵…」ブツブツ

桐乃「こいつがここまで変態だとは思わなかったわ…」

黒猫「まさか…」

沙織「ブラを使って目隠ししながら泳いでいたなんて…でござるか?」

黒猫「…ええ…」

京介「いってぇ…記憶が…ハッ!?」

あやせ「…」ギロッ

京介「…俺さ…さっき潜ってきただろ?」

桐乃「何獲ってきたの!?私ウニがいい!!」

京介「いやさ…なんか変なもん見つけたんだよ」

あやせ「……何をですか?」

京介「ヒッ……なんかな…まぁ見せたほうが速いか…」ガサゴソ

京介「…これなんだけどよ」

黒猫「…それは…魔剣!!」

京介「んなわけねえだろ!!」

沙織「でもこの形状…剣であることには違いなさそうですな!」

京介「ん…まぁな…普通に海底に落ちてたんだ」

黒猫「名前は…アトランティカがいいわね…」ボソボソ

桐乃「…どうでもいいけど他にないの?」

京介「ちゃんと食料は獲ってきたぞ!ほら!ウマそうだろこの蟹!」

沙織「おっ…蟹とは贅沢ですな…」ジュル

あやせ「私カニ大好きです!お兄さん!」

京介「…俺の事好きか?」

あやせ「大好きです!」

京介「よぉしこれはあやせにあげるぞぉ!!」

桐乃「バカ兄貴…」

京介「次は…魚だ!ほら!たくさんあるぞ!」

あやせ「おにーさんにしてはやりますね…」

京介「へっへっへ…」

黒猫「じゃあ早速料理しましょう…」

沙織「幸い調味料もリュックに入っていたでござるからなぁ」

桐乃「私の下着の隙間にね…」

京介「スポンジ代わりだ」

京介「それに…海外の調味料は日本人の口にあわないかもしれないからな…」

あやせ「準備いいですね…」

京介「へっへっへ」

桐乃「私達も採ってきたわよ!ほら!」バーン

京介「…それなんだ?」

あやせ「触手です」

黒猫「…何故そんなものを採ってきたの…?」

桐乃「かえってくる途中で全部食べちゃったのよ!」

京介「屑だな」

桐乃「あやせが!」

京介「よく食べる子が好きなんだ、俺」

黒猫「…」ピクッ

沙織「…」ニヤァッ

これは面白そう

欲を言えば地味子や加奈子も出して欲しかった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月13日 (土) 20:53:47   ID: edJpBcod

まあまあ

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