加蓮「お見舞い」 (11)

短いです

加蓮「プロデューサー……」

P「ん……?」

加蓮「私はもうすぐ死ぬんだよね…………」

P「馬鹿なことを……言うんじゃない!!」

加蓮「嘘だ私は知ってるんだよ!!私はもうすぐ死ぬんだ!!」

ちひろ「何言ってるの!!今日は……世界一位の人がお見舞いにきてくれるのよ?」

P「そうだ」

加蓮「嘘だ!!世界一位の人が来るわけないじゃない!!」

ちひろ「嘘じゃない……」


ガチャ


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ヘレン「や?ハァロォゥ?」

加蓮「!?」

握手

加蓮「ほんとだ!!世界一位だ!!」

ヘレン「フゥー危うく今年はフゥー世界三位になりかけたのだけれど……今年も一位になれたわ」

加蓮「…………おめでとう!」

加蓮「でも……どうやったら世界一位になれるの?」

ヘレン「そうね……例えば、安倍菜々が三十七歳だったとするわね?」

加蓮「うん……」

ヘレン「しかし……実は十七歳だったとしても、私は世界一位なのよ?」 ファサァ…

加蓮「…………」

ヘレン「第三回総選挙では渋谷凛が一位だと言うファンも居るけれど…………」

ヘレン「とんでもない。私は、一位なのよ」

加蓮「……………………」

加蓮「…………うん……?」

ヘレン「考えてみると……小笠原諸島一位から、初めさせられたのよ……?」

加蓮「…………そなんだ」

ヘレン「あの時が一番、辛かった…………よく……愛知県一位の奴に……虐められてたのよ……」

加蓮「…………へぇぇ…………」

ヘレン「その頃よく……阿倍菜々の家に泊まっていたわ」

加蓮「そうなんだ……」

加蓮「世界一位さん」

ヘレン「えぇ」

加蓮「握手……してくれないかな……?」

ヘレン「えぇ……」

ギュ

ヘレン「ダンサブるのよ」

加蓮「握手……してくれたんだね」

ヘレン「えぇ」

ヘレン「のあ、私は去年は何位だったかしら?」

のあ「一位です」

ヘレン「今年は何位?」

のあ「一位です」

ヘレン「よしんば安倍菜々が十七歳だったとしても?」

のあ「世界……一位です」

ヘレン「えぇ」 ドヤァ

ギュ

加蓮「…………関係あるの……?」

ヘレン「…………」

加蓮「……世界一位さん。もう一回聞いてもいいかな?世界一位って、どうやってなれるの?」

ヘレン「そう…………ただの一位なら、少しのダンサブルでなれるわ。でもね、世界一位は一位をダンサブって、ダンサブって……ダンサブってぇぇぇぇ……一位をダンサブれる者のみが、なれるのよ。問題はダンサブれるかどうか」

加蓮「私も……世界一位になれるかな……?」

ヘレン「うふふふふふふふふ!!ふふぁぁぁ!!wwwwダンサブル!!」

ヘレン「へい」

のあ「はい」 パカッ

ヘレン「さぁカレン、これを」

加蓮「うわぁぁ……!!凄いや……!!これ貴女が全部……毟ったの?」

ヘレン「ふふふふ、孔雀の羽はね、一羽だったら誰でもダンサブル。問題は、一羽からダンサブル……二羽からダンサブル…………ダンサブル?……ダンサブル?……毟り続けられるかどうかなのよ!?さぁ、受け取りなさい」

加蓮「あ…………ありがとう……」

P「ありがとうございます……!!」

ヘレン「今の貴女に必要なのは……休む時に休んで、踊る時に躍って、名前の『か』を『へ』に変えることなのよ!!」

カレン(ヘレンになるのは嫌だなぁ……)

ちひろ「あの、コーヒーです。どうぞ」

ヘレン「グゥラッツェ…………!!あら危ない!!もう少しでハードラック(火傷)とダンス(踊)ってしまう所だったわ」

加蓮「ダンサブルじゃないんだ…………」

ヘレン「しかし…………私も……
」クイックイッ ビシッ

ヘレン「世界レベルで老けてきたわね……」ビッッッシィィ

加蓮(鏡の前でポーズとってる……)

プルルルルル!!プルルルルル!

ヘレン「oh……失礼」

ヘレン「もしもし………………何?私を二位だと言う奴が居るですって?その人は何位?」

ヘレン「九位の女ね。そんなに言っているの?…………何て言っているのかしら?」

加蓮「…………w」

ヘレン「へぇ……ヘェイ………………ヘェイ……カワイイ…………wwすぐに行くわ……www」

ヘレン「失礼すwwるわwww」

ちひろ・P「……なんの一位なんだろう…………」

あ、おしまい

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