綾瀬穂乃果「ピニャ・コラータ」 (38)

※注意事項
・モバマスss
・キャラ崩壊
・未成年による飲酒の描写があります
以上でもよければどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409802376


事務所

片桐早苗「たっだいまー!」


モバP「おかえりなさい」

千川ちひろ「おかえりなさ~い♪」

早苗「あれ?ちひろさんかなりご機嫌ね。何かあったの?」

ちひろ「ふふっ、聞きたいですか~?」

P「ちひろさん、車買ったんですって」

ちひろ「ちょっと!なんで先に言うんですか!?」

P「あんだけ焦らされたらねぇ…」

早苗「P君もたいへんねぇ…それで、どんな車を買ったの?」

ちひろ「それはですね~♪」

P「黒塗りの高級車ですって」


ちひろ「P~さ~ん~?」

P「ちなみに、僕がここまで話してもらえるまで一時間かかりました」

早苗「P君、ありがとう。そこまでいうからにはとっても高かったんでしょうね」

ちひろ「そうなんですよ~とっても、とっても、と~っても高かったんです。でも、たまには自分へのご褒美だと思いまして~♪」

P(きっと、それに使われたお金には俺が購入したドリンク代も含まれているのだろう…)

ちひろ(いつもありがとうございます)

P(っ!?)


早苗「どんなのか気になっちゃうわね。見てみたいわ」

ちひろ「うふふっ、みたいですか?みたいですか?」

早苗「……これを一時間は、ほんと嫌になるわね」

P「でしょ?」

ちひろ「ああっ、そんなこと言わないでくださいよ~Pさんで十分楽しめましたし、見せますよ」

P「最初から素直に見せてくれればいいのに…」

早苗「それで、どんなの?」

ちひろ「…せっかくなので、実物をお見せしましょう!」

P「え?今日乗ってきたんですか!?」

ちひろ「はい!」


早苗「ちひろさん、今日飲みに行くって…」

ちひろ「あっ……どうしましょ」

P「今日はちひろさん抜きですかね」

早苗「あらっ?ということはあたしとP君の二人きりっ♪」

ちひろ「えっ、そっそんな~」

P「仕方ないじゃないですか、新車置いて帰るのも嫌ですよね?」

ちひろ「………………いえ、今日は置いて帰りましょう」


早苗「えっ、いいの?誰かに傷とかつけられちょうかもよ~?ってか、黒塗りだから不審車と思われちゃうかもよ?」

ちひろ「今日は私以外にうちの駐車場を利用する人はいないはずです。急な来客もこんな時間からはないでしょうからね」

P「ちひろさんがそれでいいなら…」

早苗「ちぇっ~」

ちひろ「そういえば、志乃さんが珍しいお酒を見つけたからって事務所に持って来てくれたのがありますけど、それ飲みますか?」ガチャ

早苗「今日はP君が予約してくれたとこにするって言ってたでしょ…」

P「どれだけ車のことで頭いっぱいになっているんですか…お酒用の棚に戻しておいてください」

ちひろ「そ、そうでしたね。でしたらアレはまた今度ということで」カチャ

(やだ…穂乃香じゃなくて穂乃果になってる…)
穂乃果→穂乃香で おなしゃす


P「今日は事務所に戻ってくるのは早苗さんで最後のはずですね…そろそろ行きますか?」

早苗「やったー!いこういこう!」

ちひろ「うーん…車……」

P「ちひろさん?」

ちひろ「えっ!?い、行きましょう!」

P「まったくもう…」


~~~


綾瀬穂乃香「ありがとうございます」

喜多見柚「いいっていいって。それでPサンは?」

穂乃香「Pさんからは早苗さんとちひろさんとお酒を飲みに行っているので誰もいないから合鍵を使って入っていいと言われました」

柚「いつかPサンの家の合鍵ももらえるといいね♪」

穂乃香「ゆ、柚ちゃん!?」

柚「へへっ、それじゃ御開帳!」ガチャリ

穂乃香「たしか…ソファーのところに置いて…」

柚「あれ?あの棚のとこじゃない?」

穂乃香「あっ、ぴにゃこら太!待たせてごめんね…」ギュッ


柚「なんだか、ものすごいね……あれ?」

穂乃香「どうしました?」

柚「ねぇ、この棚にあるジュース?の名前、ピ、ニャ、コ、ラータだってさ!そのぬいぐるみと一緒の名前なんだね!」

穂乃香「ピニャ・コラーダですよ。英語で書いてありますから、海外の飲み物なんですね」

柚「おもしろいね!ちょっと飲んでみようよ」

穂乃香「でも、勝手に飲むのは…」

柚「この棚って差し入れ用の棚でしょ?全部飲まなきゃ大丈夫だよ」

穂乃香「うーん…」


柚「ぴにゃこら太を絞ったジュースかもね」

穂乃香「ええっ!酷い!!」

柚「じょ、冗談だよ…でもさ、せっかく穂乃香チャンの大好きなソレと似た名前なんだから飲まなきゃ損だよ」

穂乃香「そう…ですね…少しだけいただきましょうか」

柚「そうこなくっちゃ!さっそくコップにそそいでーっと」

穂乃香「あっ、綺麗な白ですね」

柚「美味しそうだね。それじゃ、かんぱーい!」ゴクリ

穂乃香「かんぱーい」ゴクリ

柚「ほえー…なんか…濃ゆいね…パインかな?」

穂乃香「濃い味ですね…ココナッツでしょうか?パインの感じも…」

柚「ちょっと甘すぎるね…もしかして……カルピスみたいなものなのかな?」

穂乃香「お水を入れてみましょうか…あっ、少し飲みやすくなりました…」


柚「……なんだか、暖かくなってきた」

穂乃香「そうですね…ぽわーってしてきました…」

柚「あれっ?ぴにゃこら太って、そんなにカッコよかったっけ?」

穂乃香「何を言っているんですか?ぴにゃこら太はかっこよくて、かわいくて、すごくって、いつも私を癒してくれて、支えてくれて…」

柚「それでPサンに似ているって?」

穂乃香「明日への活力が湧いてきます……あぁ、Pさん…」

柚「それぴにゃこら太だぞー……柚にも抱かせてー」

穂乃香「Pさんは…私のー」


柚「ははっ、穂乃香チャンなんか変ー」

穂乃香「柚ちゃんだって、顔真っ赤ですよー」

柚「うぅっ、ちょっと頭痛くなってきたかも」

穂乃香「私も…今日はもう帰りましょうか」

柚「そだね、片付けしてっと」

穂乃香「……できました。さぁ、Pさん、私たちの家に帰りましょう」

柚「それぴにゃこら太だよーって…柚も帰って寝たい」


~~~


柚「だんだん頭痛がひどくなってきたような…」

穂乃香「救急車呼びましょうか?」

柚「穂乃香もフラフラじゃん…でも救急車呼ぶほどでもなぁ…そうだ、Pサン呼んじゃおうよ」

穂乃香「Pさんはここにいますよ?」

柚「それぴにゃこら太だってー携帯取り出しポパピプペっと…」

穂乃香「Pさんはここにいるのにねー」

柚「あっ、Pサン?今女子寮近くの事務所の駐車場なんだけどさー柚と穂乃香チャン調子悪くなっちゃってさー看病して欲しいなーって…えっ?いちごでできた何かの時よりは平気だよー」

穂乃香「Pさ…あっ」ポロッ

柚「それじゃ待ってるー…Pさん来てくれるって、どうしたの穂乃香チャン?」


穂乃香「Pさんが黒塗りの高級車の下に隠れちゃいました…」

柚「なにやってるのさー……どれどれ…いてっ」ゴンッ

穂乃香「柚ちゃん、大丈夫?」

柚「柚は大丈夫だよ…はいっ、ぴにゃこら太」

穂乃香「わぁい…Pさん……ありがt……zzZ」

柚「ダメだよ穂乃果ちゃん、誰のかわからない黒塗りの高級車のとこで寝たらー」

穂乃香「Pしゃーん……うふふっ……」

柚「このーえいっ!」

穂乃香「あっ!?Pさん!Pさんを返してください!」

柚「ほらほら~いつまでも黒塗りの高級車のとこにいるとPサンが黒塗りの高級車でどこかに行っちゃうよ~」

穂乃香「Pさーん!」



向井拓海「おう、こんな駐車場で何やってるんだ?」

穂乃香「拓海さーん、Pさんがー」

拓海「Pに何かあったのか!?」

穂乃香「Pさんが黒塗りの高級車に乗せられてどこかにいっちゃいますー」

拓海(穂乃香の様子が異常だ。これはマジでヤバいかもしれねぇ…しかもこの黒塗りの高級車、黒塗りの高級車じゃねぇか。ヤバい奴が相手かもしれねぇ。幸いまだ黒塗りの高級車にエンジンはかかってねぇ。覚悟決めるか…)

穂乃香「Pーさーんっ!」

拓海「穂乃香、下がってろ!」

穂乃香「どうするんですか?」

拓海「ここにブロックがあるだろ…これで…こうだっ!!」ブンッ

黒塗りの高級車「」グワッシャーン


穂乃香「ああっ?」

柚「なにがおこったのっ!?」

拓海「助手席にPはいねぇはずだ…鍵を…開いた!Pっ!!無事かっ!?……あれ?誰も乗ってないだと?」


P「何の音だ!?穂乃香、柚!!大丈夫かっ!?」

早苗「黒塗りの高級車のガラスの割れる音…二人とも、返事してっ!」

ちひろ「いったい何が……は?」



拓海「あれ?P?ヤバい黒塗りの高級車に乗せられたんじゃ……」

穂乃香「大きいPさんだーっ」

柚「うげぇ…さっきの音で頭痛が……」

P「穂乃香、柚!拓海、何があったんだ?」

早苗「他に人はいるの!?」

拓海「えっと…アタシもなにがなんだか…」


ちひろ「え?ちょっ…え?………どういうことなの」



~その後~


穂乃香「本当にごめんなさい!!」

柚「柚が最初に飲もうって言ったの。悪いのは柚だよ!」

拓海「アタシも、すぐに手がでちまって…すまねぇ」

P「いや、お酒を事務所に置いていたこちらの責任だ。拓海もだ。あんな黒塗りの高級車があれば怪しく思ってしまうさ」

早苗「今回は状況が状況だからね……」

ちひろ「」

P「今回の件は事務所内で収めることができるが…あれがちひろさんの黒塗りの高級車でなかったら…」

早苗「お酒の取り締まりを強化すべきね。今後持ち込みは厳禁、女子寮でも同じようにしましょう」

P「今まででも注意してきたがそれではダメだったからな。志乃さんもわかってくれるはずだ」

ちひろ「……」


P「どうしました?ちひろさん?」

ちひろ「わたしの。。。くるまは。。。?」

P「窓ガラスが割れたのと少し傷がついただけです。今回は酒のしまい忘れや黒塗りの高級車なんて怪しいのを事務所近くの駐車場に停めていたちひろさんにも責任はあります。僕にも責任はあるので修理費は出しますからあの子達を責めるようなことはしないでくださいよ?」

ちひろ「わかって。。。います。。。。。。」

穂乃香「ちひろさん…」

柚「それでも、ちひろさんの新しい黒塗りの高級車だったんでしょ?」

拓海「やったのはアタシだ……なんでもするよ…」

ちひろ「ん?今何でもするって」

P「ちひろさん…」

ちひろ「……何でもするというのなら、これからはお酒には注意してください。未成年の飲酒はダメですからね。あと、黒塗りの高級車にも注意してくださいね」


その後、大人組のフォローのために飲みに誘われることが多くなったP。ある日、Pは連日飲みからの疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。後輩をかばいすべての責任を負ったPに対し、車の主、千川ちひろに言い渡された示談の条件とは…。



おまけ

岡崎泰葉「ピニャ・コラーダってなんですか?」

P「ピニャ・コラーダ(Piña Colada)はカクテルの1種。ラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを砕いた氷と一緒にシェイクして作るロングドリンク。黄白色で甘みが強い。Piña Coladaは、スペイン語で「うらごししたパイナップル」の意味。材料として、パイナップルの果肉をよくすりつぶし、裏漉ししたジュースを材料とすることに由来する」

市原仁奈「黒塗りの高級車ってなんですか?」

P「危険なモノ。下手に手を出してはいけない。詳しいことは知らなくてもいい世界」


みんなもお酒と黒塗りの高級車には注意しよう!



~おわり~

スレタイでミスしてしまった…これも全て黒塗りの高級車が悪いんだ
実際にピニャ・コラーダを飲んだことはないので味とかはしらないです

寝なきゃ(使命感)
おやすみなさい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom