クリス「おいジル、ロケットランチャーを貸してくれ」ジル「嫌よ」(28)

クリス「なぜだ!俺はさっき洋館の外でなんやかんやして、ナイフしかないんだぞ!お前はいつ手に入れたんだ!ベレッタを持っているからいいだろう、貸してくれ!」

ジル「開幕早々へまをしたわね、クリス。呆れたわ」

ジル「私は4周目でようやく2時間でクリアしてロケットランチャーを手に入れたのよ」

ジル「努力を怠る者はハーブの手前で野垂れ死ねばいいわ」

クリス「さっきから訳のわからんことを、この女…」

ジル「あなたこそ、体力もパワーもあるし、レベッカからサポートも受けられるんだから、私より楽にクリア出来るはずよ」

クリス「何の話だ!仲間を助けるためだ、貸せっ」グイッ

クリス「嫌よ、やめて!」グッ

ウェスカー「」

ジル「いい加減にして!クリス!」

クリス「ぐっ…」

ウェスカー「止めるんだ、二人とも。それより、洋館からの脱出が先だ」

ウェスカー「俺は二階に行く、二人はここで待機してくれ」

クリス「…ああ」

ジル「わかったわ」

クリス「仲間が心配だ…やはり、俺も調査する」

ジル「ふふっ、ナイフしか無いのに?外のバケモノと同じのがうろついてるわよ」

クリス「その時はジル、お前が後方からの援護を頼む」

ジル「嫌よ」

クリス「おいジル、いい加減にしろ、任務なんだぞ!」

ジル「仲間がどうとかしつこいわ、エンリコやバリー、私のために死ぬメンバーは決まってるわ」

クリス「貴様、それでもstarsの一員か!?」

ジル「なによ、もしかして一度も洋館を脱出したことないの?」

クリス「一度も、とはどういうことだ。まるで何度も脱出したような口振りだな」

ジル(未クリアのようね。きっとビビり過ぎてコントローラーを落として死んでるんだわ)

ドゥンッ ドゥンッ

クリス「バリーの銃声だ!俺は行く!ジルも来るんだ!」

ジル「嫌よ」

クリス「一刻を争うんだ!」

ジル「そんな訳ないでしょ」

クリス「もういい!俺だけで行く!」

ジル「行ったわね」

ジル「こんなイベントだったかしら」

ジル「クリアタイムに影響するわ」ガチャ

ジル「バリー」

バリー「ジル、見てくれ血だ」

ジル「クリスのじゃなきゃ良いんだけど…」

バリー「俺はもう少しこの辺りを調査してみる」
ジル「はぁ…わかったわ。」(バリーの顔も見飽きたわ)

ジル「ゾンビだわ」

ジル「ロケットランチャーを使いたいけど、バリーに任せようかしら」

ジル「バリー!気をつけて、怪物よ!」

バリー「俺に任せろ」ドギャアン

ジル「マグナム使いなさいよ、何でヘッドバットなのよ」

バリー「最近こっちの仕事が多くてな」

ジル「役を守りなさいよ」

バリー「俺に任せろ」ドギャアン

ジル「無駄撃ちはやめなさいよ、しかも何で同じ音がするのよ」

バリー「いいんだよ、弾は無限だし、どうせ今回も俺が死ぬんだ」

ジル「クリスにも自力でエンディングを迎えて欲しいわ…バリーが報われないもの」

バリー「攻略ルート変えろよ」

ジル「この辺りはキーピックで行けるわ」

ジル「攻略は自力でやるのが基本よ、wikiには頼らないわ」

ジル「今回こそ、2時間切るわよ」

ジル「クリスだわ」

ジル「変ね、こんな場所にいたかしら」

クリス「うおお!」ザシュザシュザシュ

ジル「ベレッタを渡し忘れたせいでナイフクリアをしようとしてるわ」

ジル「メニュー開いて動作をキャンセルしない時点で駄目ね」

ジル「究極の出来損ないだわ」

ジル「退屈だわ」ボバーンボバーン

ジル「ロケットランチャーなんて使ってクリアタイムを早くする気にはならないわ」

ジル「捨てようかしら」

クリス「なら俺に貸せ」

ジル「嫌よ」

ジル「どこから出て来てるのよ」

クリス「アイテムboxだ」

ジル「ゲームシステムを守りなさいよ」

クリス「俺もさっき29回死んで気付いたんだ」

クリス「このふざけた演劇を本気でやる必要はない…ってな」

ジル「気付くのが遅い上に死にすぎだわ」

クリス「それじゃ、おれはコードベロニカの方へ行くかな」

ジル「ベストエンディングも迎えてないくせに良く言えたわね」

ジル「まあいいわ、私も3に出ないといけない気がするわ」イソイソ

クリス「じゃあ、また会う時まで」

ジル「ええ」

トゥメデオワラセナイ

ジル「ここでエンディングなの?なにendなの?」

クレア「スティーブ、それを貸して」

スティーブ「へへーん、このルガーは俺のだ」

クレア「ロケットランチャーと交換でどうかしら!」

スティーブ「嫌だね、それバトルゲームの景品だろ」

クレア「私が恥を忍んでレースクィーンコスで頑張ったのよ!」

スティーブ「俺だってクソみてえな武器で頑張ったよ」

ウェスカー「」

クレア「私は二回出場よ!」

スティーブ「だからなんだよ」

クレア「私に楽にクリアさせてちょうだい」

スティーブ「それならロケットランチャー使って進めた方が早くないか?」

スティーブ「いいからサブマシンガン見つけろよな」

クレア「くっ、鬼!悪魔!タイラント!」

スティーブ「タイラントは良いけど悪魔はやめろよな」

クレア「基準がわからないわ!タイラントっぽいのに変身するから!?」

スティーブ「じゃあな」

クレア「待ちなさい!スティーブ!」

クレア「はぁ…ロケットランチャーがあるのに黄色い奴にやられるフリをするのね」

クレア「きゃあー」

スティーブ「」ダンダンダンダンッドゲシッ

スティーブ「お姫様を守るナイトの登場だ」

クレア「はいサブマシンガン。弾は入れたわ。早くルガーをちょうだい」

スティーブ「おいおい、役を守れよ」

クレア「早く終わらせたいの」

スティーブ「わかったよ。この先のゾンビも俺がやるよりクレアの方が効率が良いんだろ?」

クレア「わかってるじゃない。早いとこクリスに逢いたいの。この後バッグを買ってもらうんだから」

クレア「なんやかんやで敵は粉々にしてやったわ…後は変異スティーブね」

スティーブ「クレア、俺…」

クレア「何よ、早く襲って来なさいよ」

スティーブ「嫌だぁぁぁ!親父ぃぃぃ!」ダッ

クレア「逃げたわ」

クレア「これはこれでよしとしましょう」

クレア「クリス兄さん、マグナムなんて使わないでよ、危うく火だるまになるとこだったわ」

クリス「これじゃないとしっくりこなくてな」

クレア「私は先に飛行機で待ってるわ」

クリス「おいおい、それじゃ俺もウェスカーに殴られるのもパスしていいか?」

クレア「ダメよ、殴られなさい」

クリス「我が妹ながら鬼畜だな」

クリス「アンブレラをぶっつぶす!」

クレア「兄さん、展開をぶっ飛ばし過ぎよ。着いていけないわ」

クリス「お前もな」

レオン「アシュリー、その鎧を貸してくれ」

アシュリー「いや!」

レオン「どうしてもか?」

アシュリー「いやなの!」

レオン「泣けるぜ」

レオン「俺が無事にクリアしたから着られるんだぞ!俺にも貸すんだ」

アシュリー「嫌よ、鎧の下は何も着ていないもの」

レオン「マジか」

サドラー「鎧を脱ぐんだ、アシュリー…この教団のカリスマ、」

レオン「じいさん、落ち着いて話してくれ。まだ孵化してないぞ」

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