男「死のオンラインゲーム?」(70)

男「最近どのオンゲも飽きたなぁ」カチカチ

男「ん、無料新作だ…、なになに…」カチ

男「ファンタジークエスト?ありがちなタイトルだな」

男「仮想現実の住人になり、他のプレイヤーを倒しポイントを獲得しましょう。月間ランキング一位の方には、願い事を一つなんでも叶えます」

男「胡散臭いな。まあ期待せずやってみるか」

info アバター作成

男「ふむ…意外と種類があるな」

男「無難に勇者っぽい学校にするか」カチ

男「武器は…色々あるな。短剣、大剣、槍に斧、投擲もある」

男「無難に長剣でいくか」カチ

男「スキル?細かいのはいいや。よし、登録」カチ

info ゲーム開始

男「…あれ、急に眠く…」カクッ

男「ん?ここは…ヨーロッパの街並み?」

男「俺は自宅でゲームをしてたはずだが…」ザクッ

男「…え、俺の腹に…ナイフが??」

info 奇襲された

男「い、いだい、ぐるじいぃ…」ガクッ

襲撃者「ヒャハ、投げナイフ命中、獲物ゲーット!トドメいくぜぇ」シュタタタ

?「やめろ!」ズバッ

襲撃者「ぐえっ…いつの間に…後ろ…」ドシャッ

?「おい、お前、あと一分耐えてくれ!絶対死ぬな!」

男「うえ゛ぇぇ、し、ぬ…ぅ」ブルブル

男「ってあれ?痛くない」スクッ

?「お前、初心者だな。隠れ家に来い、このゲームについて教えてやる」

男「あ、ああ。」(ゲーム?俺、ゲームの世界にいる?まさか、これは夢だ)

?「俺は…そうだな、aと呼んでくれ」

男「俺は男だ、ていうか、これは夢だよな?」

a「いいや、これが現実だ、着いたぞ。入ってくれ」

a「さて男、お前、ファンタジークエストなんてタイトルのゲームに登録したよな?」

男「え、ああ。そうだけど」

a「このゲームは実は、死のオンラインゲーム…ここで命を落とせば、現実でも本当に死ぬ」

男「そんなバカな」

a「お前はpcモニターの前で意識だけをこの世界引っ張られている。ここでいくら過ごしても現実では時間は全く進んでいない」

男「ちょっと待てよ、何でわかるんだよ」

a「…俺は過去に、友人達と同時に登録し、俺だけ数ヶ月生き残った。ランキング一位を獲得した瞬間、現実に帰れたよ。そうしたら、登録した時間のままだったし、俺以外の友人はpcの目の前で亡くなっていたそうだ」

男「…ゴクッ」

a「俺は、このゲームの事を世間に公表したが、誰も信じてくれなかった…。だから、またゲームに参加して、何も知らない新参者にこうして事実を教えている」

男「…」

a「俺なりにまとめたこの世界の情報だ、暇があったらみてくれ」パサ


a「俺は他の新規プレイヤーや初心者を助ける。この隠れ家は好きに使ってくれ。じゃあな」バッ

男「あ、おい」

info 隠れ家を手に入れた
info メモを手に入れた

男「何なんだよ、これ…何なんだよ…」

男「…」

info メモを使用

男「頭の中にさっきから声が響くし…」

男「この世界では、意識だけが…って、このページはさっきのaって奴が説明したところだな」

男「ふむ……」

男「後半の字が下手くそだな、解読班を呼んでくれ…なんて」

男「要約すると…」

男「どれだけダメージを受けても、死ぬ前に戦闘終了して耐えれば一分で回復する」

男「人を殺すとポイントが入り、普通に殺すと1ポイント、正当防衛で2ポイント。他人を助けるために殺すと3ポイント」

男「100ポイントを超えるとアリーナに強制参加、勝利者に相手の全ポイントが入る」

男「役立ちそうなのはこんなもんか」

男「こんな馬鹿げたゲーム、さっさと終わらせてやる」

男「外は…人気が全く無い、他のプレイヤーはどこに居るんだ?」スタスタ

男「さっきの略奪者はどうなったんだ…見に行くか」スタスタ

男「……死んでる、か?探ってみようか。」ガサッ

info 投げナイフを手に入れた
info 砂を手に入れた

男「これは武器かな?そういえば、俺の持ち物は…」

item 長剣 投げナイフ 砂 メモ

男「こんなもんか」

男「!…人がいる…殺してみようかな」スッ

うろたえる女「なにこれ、どういうことよ!今日も家から一歩も出ないと決めてたのに!」

男「剣を抜いて、今だ!」ブンッ

うろたえる女「きゃあーっ!」ザシュッ

info 奇襲しました

男「来た!俺すげえ!」

info 1ポイント獲得
info 性格が小悪党になりました

男「ポイント獲得!って、小悪党?どういうことだ」

info メモを使用

男「お、このページだ。性格は、どんな殺しをしたかで変わる。悪に染まると、足音が小さくなる代わりに自分の影が大きくなったり、通常攻撃力が落ちる代わりに奇襲の威力があがる。善になると、その逆の効果がある。ただし、悪のプレイヤーは、1日に一度善のプレイヤーに居場所を知られてしまう…」

男「結構重要みたいだな。しかも俺は悪になってるっぽい」

男「しょうがない、今度から善行をしよう」ガサッ

info 短剣?を手に入れた
男「?がついてる…未識別って訳だ。こんなのゲーマーならガイド無しでわかるぜ」

男「誰かに見られたらまずいかな、離れよっと」スタタタ

男「やべぇ、楽しくなってきた」

男「どこに行こうか…」

男「どんどん人を殺しにいってもいいし、隠れ家に戻ってもいい」

男「街の散策も、楽しいだろうな」

男「aはどうしているんだろうか、助けてもらって悪いが俺は悪人になりつつある」

男「さて…」

書くの飽きますた。

>>14
頑張れ!君なら書ける!

充電切れるまで頑張ってみる

info 準備中

男「そういえば、店とか、お金の概念はないのか…?npcとか、モンスターとかいないのか?」

男「ログアウトとかなさそうだしな…」

男「それに、こういうシステムなら仲間は居た方が絶対良いな…まずは仲間を見つけてみよう」

男「人が集まりそうな場所は…」キョロキョロ

男「あの教会が良さそうだ」スタスタ

男「着いたぞ、やはりゲームの世界、疲れ知らずだ」

info 教会を発見
info スキル ファストトラベル 習得

男「おっ、ワープを使えるようになったのか?いいね、俺の死のゲームは絶好調だ」

info 教会に侵入

男「ん、侵入?入っちゃだめなのか」

神父「おお、神よ、悪の手先から我々を守りたまえ!!」

男「騒々しいな…」

騎士「おい、貴様。ここは悪人の来る場所ではない。死にたくなければ立ち去れ」チャキッ

男「なんて物騒な野郎だ。分かったよ、仲間を探しているだけなのに」

info 教会から脱出

男「…悪のペナルティ痛いなー…ていうか、あいつらプレイヤー?なりきり過ぎだろ」

男「若干詰みかけてるのか俺」

info 性格善のプレイヤーに位置を知られた

男「あれ、ヤバい感じ?隠れ家に戻るか…ファストトラベルってどうやるんだ?」

番人「見つけた!」

info 敵と遭遇

男「くっ、やるのか」

番人「当たり前だ、お前に正義の鉄槌を下す」

番人「覚悟しろ!」ブンッ

男「危ねっ」サッ

男(大剣を軽々と、しかも鎧を着ている奴に勝てるかよ!)

男「逃げるが勝ちってね!」バッ

番人「待て!」

info 敵から逃走

男「相手の足が遅くて助かったな、装備品で速さが変わるのかね」

男「善になるしかないか…とはいえ、手段を知らなすぎる。aみたいな事をすりゃいいのか?」カラン
info 槍?を拾った

男「武器だ、しかも手に入れた、じゃないのか」

男「そんなことより、慎重に進むか」

男「何だか賑やかな声が…市場だ」

老人「あなた、ここは初めてかしら?」

男「え、ああ」(女なのか?ネカマか?)

老人「ここはフリーマーケット。物々交換で、互いに納得するまで物を出すやり方なの」

男「そうか、ありがとう。ところで君、女なのか?」

老人「ええ、そうよ。アバターがこうなだけ。今はこの生活を楽しんでるわ」

男「そうか、じゃあ俺はこれで」(死のゲームという事実を知らなさそうだな)

info 市場を発見

男「なあ」

隻眼の男「なんだ」ギロ

男「何があるか見せてくれるか?」

隻眼「いいだろう、これだ」

item 薬草 魚 羊毛 刀?

男「へえ…なあ、薬草とか魚って、使うとどうなるんだ?」

隻眼「大抵は回復だが、ステータスの強化にも使える。俺はそんなのより、レアな武器を見たいがな」

男「この?が付いてる武器はどうしたらいいんだ?」

隻眼「装備すればわかるよ」

男「ふぅん、なるほどね」(結構古参なのか)

隻眼「で、お前は?」

男「そうだった、これだ」

item 長剣 短剣? 槍? 砂 メモ

隻眼「ふむ、初期装備ばかりのようだな、見た目で分かる」

男「それは悪かったね」

隻眼「まて、この槍…!伝説のプレイヤー、bのじゃないか!?」

男「b?誰だ?」(aの他にもアルファベットのプレイヤーが?)

隻眼「ああ、たった1日、しかも初期装備の槍だけでプレイヤー100人を殺害した、伝説のプレイヤーだ」

男「そんな奴が…」

隻眼「そして、殺した人数だけ槍にしるしを刻んだ…俺も、一度…襲われたんだ。片目だけで済んだがな」

男「そうか、それで隻眼なのか」(キャラメイクで出来るだろその目、嘘つくなよ)

隻眼「その槍と、俺の物全てでどうだろうか」

男「ああ、いいよ」

saoより好きだわ

info 薬草を受け取った
info 魚を受け取った
info 羊毛を受け取った
info 刀?を受け取った
info 槍?を渡した
info 所持品オーバー 砂を失った
info 所持品オーバー メモを失った

男「えっちょっと待ってアナウンスもっかい」

隻眼「ははは、馬鹿だな、所持品オーバーだろ?重要度の低い物は勝手に捨てられてしまうのさ。俺もゴミの処分が出来て助かったよ。この世界じゃ手に入れた物は自分では捨てらんなくてさ」

男「先に教えてくれよ…まあ、別に大事な物でもないし、いいか」

隻眼「俺は行くぜ、あばよ」

男「俺もこんな闇市みたいなとこから離れよう…」

info 敵と遭遇

サイコパス「今日はツイてる、だって合わせて三人もヤれたんだから」チャッ

男「くっ、何だ、クロスボウか!」カッ

男「離れたアイツに使えるアイテム…何か無いか?確か投げナイフが…」

item 長剣 短剣? 刀? 薬草 魚 羊毛

男「投げナイフがない!バグか?…ぐおっ」トスッ

サイコパス「あいつ、何発で死ぬんだろ、楽しみだ」

男「嫌だ、死ぬのは嫌だ!」

info 薬草を使用

男「痛みが消えた…よっし!あの野郎に反撃だ!なんでも投げてやる!」

info 羊毛を投擲
info 短剣?を投擲
info 魚を投擲
info 羊毛が破損
info 短剣?が破損
info 魚が破損
info 魚の毒発動

サイコパス「ぎゃっ、撃ち落としたのに、なぜ?」ガクッ

info 2ポイント獲得
info 性格が気まぐれになった

男「やったか…撃ち落とされたアイテムは消えちまったが」

男「あの魚、毒だったのか、ほら吹き隻眼野郎、文句を言ってやる」

男「そうだ、クロスボウをいただこう」ガサッ

info クロスボウ(1)を手に入れた
info 長剣を手に入れた

男「クロスボウは一発しかない?しかも長剣カブった」

item 長剣 刀? 投げナイフ クロスボウ(1)

男「あれ、長剣一つしかないし、投げナイフ復活してるし…同じカテゴリのアイテムは統一されるのか、めんどくさいな…」

男「となると、所持品は7つまで持てるのか」

男「何もかも手探りだな…」

男「なんだかんだで俺は死んでないけど、ここで死ぬと本当に現実で死ぬのかね…」

男「ま、嘘かほんとかは別として、攻撃はマジで痛いから、戦闘は避けるか」

info 敵と遭遇

男「なっ!またか!」

仮面の女「本当かしら、さっきの話は…この子で試させてもらうわ」ブツブツ

仮面「でりゃあああ!」ビッ

男「拳だと、なんて渋いチョイスだ!だが…」ガッ

男「剣には勝てないだろ」ザシュッ

仮面「ギャァァァ…a、嘘…つ、き…」

info 2ポイント獲得
info スキル 所持数1up 習得

男「いま…aって言ったな…近くに居るのか?」ガサッ

info メモを手に入れた

男「つい癖で探ったが…これはaの字だ。間違いない」

info メモを使用

男「書いてあることは…違う!?」

男「このゲームは拳が最強」

男「死んでもリスポーン可能」

男「積極的に敵を倒せ……」

男「あんなに真剣にこのゲームの真実を語っていたのに…本当にaなのか?…だとしたら、一体どういうつもりなんだ」

男「aを探そう…あれ?この先、建物が不自然にぶつ切りになっている…進むしかないけどな」

info ワールドチェンジ

男「なんだ、急に周りがが砂漠に…」

男「遠くに見えるのは…オアシスと、石作りの家々があるな」

男「暑さは感じないが、とりあえず行ってみよう」

こういう系はなかなか面白いな
割と躊躇がないのはやっぱり現実味がないからだろうか…

info オアシス 発見

男「…多少は人が居るみたいだ、この村の規模にしては少ないが」

おっさん「街からの客人か、久しくみたな!取引でもしないか?」

男「やけにフレンドリーだな、わかっ」グサッ

info 奇襲された

男「うぅっ!?」ヨロッ

おっさん「今日もカモがやってきたってワケだ、ざまあみろ」ケタケタ

男「痛ェ…くそがぁぁ!」チャキッ

info 長剣が破損

男「こ、壊れた…」

おっさん「プッ、フフフフ!やっぱりチート級の強さだ、この装飾品は!」ニタニタ

男「まだだっ…」チャッ

info クロスボウを使用

おっさん「いだっ!うっそん…射撃武器…ずるいよ」フラッ

男「う、らぁぁ!」チャキッ

info 長剣が破損

男「やっぱり…ダメか…!剣がダメなら、ぶん殴る!」グッ

おっさん「ひぃっ!やめっ!ぶっ!ばはっ!べっ!」バキッゴッグシャッ

男「フーッ、フーッ!!」ブンブン

info 2ポイント獲得
info 性格が純粋になった

男「やっぱ…まともなプレイヤーは少ないか…くそっ」

男「周りの人も見てみぬふり…命が惜しくてなのか、そんな人情は無くなったか」ガサッ

info 近接無効の首飾りを手に入れた
info 抜手の心得を手に入れた
info スキル 抜手 習得info 刀が破損
info クロスボウ(0)が破損
info 投げナイフが破損

男「この首飾りだろうか。あらゆる武器を破壊してしまう効果があるのは」

男「って俺の武器全部壊れた!」

男「しかも抜手とか覚えた!」

男「こうか…」ヒュッヒュッ

男「パンチ出来なくなった…でも、あのおっさんと同じ威力なら、まあまあ強力だな」

男「なあ、そこの姉さん」

姉さん「なにかしら」

男「aって男を知らないか?」

姉さん「ええ、そこの宿にいるわよ」

男「本当か、すまない」タッ

姉さん「…変装解除」ブゥン

a「上手くやれよ、b」

男「入るぞ、aはどこだ?…見つけた、おいa、うわっ」ドサッ

b「触るな…俺はbだ!」

男「なにっ!」(容姿がaとまるっきり同じだ)

b「あんな野郎に間違えられて今日はすこぶる気分が悪ィ…お前をぶっ殺すことにした」コキッコキッ

info 敵と遭遇

男(なんてこった、殺人鬼と戦うことになるなんて)

b「死ねよ」バッ

男「速い!やられ…ってあれ?」

b「貴様、近接無効を…」ボロッ

男「あっ、近い、やれる」ヒュッヒュッ

b「あっが」ドスドス

男「終わりだ!」ヒュッ

b「ぐぅ…こんな素人に…ママァ」ドサァッ

男「意外とあっけなく…」

「すげえぞお前ーっ」
「bを倒した!」
「安心して過ごせるわ!」

男「これは…」

info 3ポイント獲得
info 性格が正義の味方になった

宿の主人「いやあ、私たちはbに殺されるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしてたんですよ」

男「そ、そっか」

主人「良かったら、あの部屋をお使い下さい」

info 宿の一室を手に入れた

男「じゃあありがたくつかわせてもらおうか」ガチャ

男「疲れてないけど、ベッドで横になってみるか」バフッ

男「…グーグー」

男「はっ、一瞬でかなり眠ってしまった…夜になってる」

男「宿は昼より賑わってるな、話でも聞いてみるか」

男「ちょっといいか」

フードの男「なんだい」

男「この世界に来てどれくらいになる?」

フード「3ヶ月くらいだな、でもここが俺の居場所だよ」

男「そうか」

男「ちょっといいか」

やつれた男「…なに」

男「aを知らないか?」

やつれた男「知らない」

男「時間とらせたな」

男「あまり有益な情報はなさそうだ」

男「そういえば、俺の性格、善に向かってるよな」

男「倒しているのは悪のプレイヤーだからか?」

男「教会に戻ってみるか…ファストトラベル、出来ないかな」ヒュン

男「なんか出来たし」

男「教会に入ろう」

男「今回は静かだな、神父」

騎士「そこのお前」

男「なんだ」

騎士「お前、朝にも来ていた悪だった奴だろ」

男「まあ、そうだな」

騎士「俺と組まないか?」

男「構わないぜ、前々から仲間が欲しいと思ってたんだ」

騎士「決まりだな」

info 騎士とフレンドになった

男「ところで、なぜ急に俺と組む気に?」

騎士「俺は、bを殺そうと思っていたんだ。弟を殺されたんでな。でも、お前がbを殺したと噂が流れてな」

騎士「性格を勝手に覗いたが、予想通りに善になっている。俺と組むなら、強くて、善人じゃないとな」

男「弟の仇、だったわけか。だが、目標を失ったんじゃないか?俺は助かるが、なぜ組む必要があるんだ?」

騎士「決まってるだろ、bみないな奴が現れないように、パートナーと悪党を殺すんだ」

男「悪くない考えだ」

男「だが、当てはあるのか?」

騎士「昼になると、近くにいる悪のプレイヤーが位置を知らせてくれるだろ」

男「そうか、そうだった」

騎士「初心者かお前は」

男「うるせえよ」

男(チャットならぬ対話…オンゲらしくないけど楽しいな)

男「じゃあ、昼になる前に市場まで歩いて行かないか?」

騎士「そうだな、道中、敵に出会えるかもしれない」

男「よし…行こうか」

騎士「ところで男、お前はこの世界に来てどれくらいになる?」

男「俺はまだ2日目だ、手探りでこのゲームの感じを掴んでるところだ。お前は?」

騎士「俺は2週間になる」

男「俺より先輩か。この世界にいて、現実に戻りたいとか思うか?」

騎士「いいや、現実ではクソみたいな会社勤めだからな、ここが俺の現実だ。せめてここで俺のロールを楽しませてもらう」

男「そうか、俺も同じようなもんだ」(現実に価値は無い、仮想現実こそリアルだ)

男「市場が近いな」

info 悪のプレイヤーの位置表示

男「おっ?」

騎士「市場近くに…50人以上?まさかこんなに…」

悪漢1「見つけたぜ、a…てめえを殺すために、仲間を集めたんだ…」

悪漢2「ぐへへ、俺もてめえにゃ散々利用されたんだ、悪く思うな」

a「…悪いな、今、俺はこれ以上ポイントを稼ぎたくないんだ」

悪漢1「黙れ!いいか皆!こいつのナイフ捌きはやべーからな!一斉にかかるぜ!」

男「全員悪のプレイヤーだ…ということは、aも?」

騎士「男、気付かれないよう、後ろから一人ずつ行くぞ」

男「ああ」

男「…」ヒュバッ

info 奇襲した
info 奇襲した
info 奇襲した
info 3ポイント獲得
info 奇襲した
info 3ポイント獲得
info 3ポイント獲得
info 3ポイント獲得
info 奇襲した
info 3ポイント獲得info奇襲したinfo奇襲したinfo奇襲したinfo3ポイント獲得info奇襲したinfo3ポイント獲得info3ポイント獲得

悪漢「かかれぇっ!」

シーン…

悪漢「あ、あれ?」

a「男…短い間に上達したな」ザンッ

悪漢「ぎゃああ!」ガクッ

男「a」

a「男か…」

男「聞きたいことがある」

a「その前に話をさせてくれ」

info 相手がプライベートトーク発動

面白い
支援

a「この会話はお前のフレンドにも、他の奴らにも聞かれない」

a「お前から、何かを感じたんだ。他の奴らには無い…mを倒す見込みが」

男「m?だれだ」

a「特殊なプレイヤーはアルファベットを名乗る事が出来るんだ」

男「特殊?bもか」

a「…そうだ。bは、このゲームから抜けた後に知り合った奴だ。bの異常な強さと殺人衝動があれば、mを倒せるという望みがあった…が、お前は強運でそのmを上回った」

a「正直に言わせてもらうが、お前に隠れ家を渡した瞬間、俺はスキルの透明化を使い、お前のことをずっとつけていた」

男「俺が死なないようにか?なぜそんなことを」

a「…すまない。これ以上このゲームの犠牲者を増やさないためにも…。次の日になればお前はアリーナに強制参加になる。続きはアリーナで話そう。」バッ

騎士「凄いポイントになったな!」

男「これでアリーナ出場か」

騎士「なんの事だ?」

男「何でもない。もっと悪を倒しに行こう」

騎士「よし、こっちだ!」

男(まだ3ポイント頭の中で獲得が聞こえる)

騎士「実は悪が集うワールドを知っているんだ。お前みたいに強ければ楽勝だろ」

男「案内してくれ」

info スキル 透明化 習得
info スキル プライベートトーク 習得
info スキル 千里眼 習得
info 全てのマップポイント表示
info アリーナ参戦決定 翌朝にコロシアムに転送
info 性格が崇拝されし者になった

男「…」

騎士「ここだ」

男「砂漠じゃないか」

騎士「あれ、来たことあるのか?街から出たことがないと思ったが」

男「なあ…やっぱり俺は疲れたよ。これだけ悪を倒せばそんなに現れないだろ。俺の隠れ家に来いよ」

騎士「そ、そうか。なら隠れ家に案内してくれ」

騎士「歩いて来たら夜になったな」

男「持ち物の整理でもしててくれ。俺はベッドに行く」バフッ

騎士「あ、ああ」

男「…グー」

男「朝になったな」ムクッ

騎士「おい、男、時間調整したかったのか?」

男「ああ、…まあな」ピュン

info アリーナに強制移動
騎士「全く、それならそうと言って…てあれ?男?」

男「!ここが…アリーナか。どうみても野球場だが…しかも二塁ベースの上」

司会「さあさあ皆様、今日もやって参りました、ポイントを稼ぎ過ぎた殺人鬼達の、裁きの時間です!」

男「インフォと同じ声だな」

司会「二塁ベースには、一度は悪に染まりかけた物の、悪を倒し続け正義の味方となった…男ー!」
ワアアアアアアアアア

男「凄い歓声だな…どうやって観客席に?」

司会「ホームベースには…あらゆる人を助け、あらゆる人を騙した、まさに微笑む死神!a!」
ワアアアアアアアアア

男「やはりaか!」

a「男、ここで真実を全て語らせてもらう」

司会「制限時間無制限、どちらかが死ぬまで終わりません!さあ、試合開始!」

男「ああ、いいぜ」

a「まず、最初にお前に合った時、お前を助けるつもりはなかった」

男「気まぐれで助けたのか?」

a「いや、お前を襲って居た奴は、俺と組んでいたんだ。…アイツの投擲の威力は尋常じゃない。普通は足止め程度だが、アイツはどんな相手も一撃で仕留めてしまう…アイツもまた、mを倒してくれるかもしれない。そう思ったんだ」

a「だが、お前は耐えた。しかも、一分以上…常人ならとっくに死んでいる」

男「俺の生命力も、mを倒せる要素だと思ったのか?」

a「ああ…」

a「全ての新参者にゲームの事実を伝えるのは、俺一人じゃ無理だ。だから、mを倒せそうな奴にだけ、真実を語る事にしている。そうでない奴には、嘘を言ってさっさと次の新参者を探す」

男「前から気になっていたが、mって誰だ?」

a「それは…話せないな」

a「とにかく、お前はここで俺を殺せなければ、聞いた話も無駄になる」

a「頼む、mを倒してくれ、このふざけた世界から、参加者を解放してやってくれ」チャキッ

男「aじゃ勝てないのか」サッ

a「自信が無くてな」タタタッ

男「a!何が全てを語るだ、まだ聞きたいことがある!」バキィ

a「くそっ武器が…」

a「やっぱりお前は強運だな、尾行して正解だ」ドスッ

男「なっ…a!なぜ自分に剣を!」

a「お前はぁ…今まで見た奴の中でっ…一番…見込みが…あ…たから…頼む…mを…ぉ…」ガクッ

司会「男の勝利ー!」
ワアアアアアアアア

男「a…!」

info 101ポイント獲得
info マザーシステムへ強制移動

男「なんだここは…宇宙か?」

m「おめでとう、男。僕はこの世界の神、マザーシステム…誰かからはママ、と呼ばれているかな」

男「マザーシステム…mか!」バッ

m「おっと、身構えずともいい、敵意はないよ。それに、君は僕に勝てないんだから」

男「くっ…」

m「さて、君は実に多くの人を殺してくれた…結果的にあのaも…感謝する」

男「なあ、m。ここで死ぬと、現実でも死ぬんだよな」

m「ふっ、aから聞いたか?その通りだよ」

男「なぜそんな事をする?」

m「僕はね…ゲーム会社の社長だったんだ、それなりに有名なね」

m「僕の会社のゲームは、実に良い出来でね…。世間からは批判されたよ。大の大人が真似をして、殺人を犯す、だとかね」

m「関連性は無いと思ったさ。しかし、僕の息子にやらせたら、真面目だったのに犯罪行為を繰り返した」

m「その時僕は思ったよ、ゲームをすれば、現実とゲームの区別もつかなくなり、犯罪者を増やしてしまう、と」

m「そこで僕は、ゲームをやるような奴は死んでもらおうと、この死のオンラインゲームを作った」

男「ふっ、ゲーム会社の社長がゲーマーを殺すなんて、自分の首を締めるようなものだ」

m「良くそんな事が言えるね…死にたいのかい?」

m「まあ、約束は約束だ、ポイント月間一位の君の、願いを聞き入れよう」

男「…………」

m「どうしたんだい?願いが思い浮かばない?現実世界に戻りたくないとか?」

男「…俺に、そのゲーム会社を譲ってくれ」

m「ははっ、良いだろう…これで僕は、犯罪を助長する社長、なんてレッテルは消える」

m「君が代わりに犯罪を助長する社長として生きて行くことだ」

ブツンッ

男「くっ…夢か…?」ガバッ

男「…夢、だよな…」

男「ファンタジークエストがある…!」

男「会社情報…住所…電話番号…社長は…俺だ!」カチカチ

男「…行って見るか」ガチャ

男「インフォ、会社を発見」ボソッ

男「でかいな…入るぜ」ウィーン

受付「社長!どちらに行かれていたのですか?」

男「えっマジで?」

受付「さあ、社長室へ!」グイ

男「えっえっ」

秘書「お待ちしておりました、社長」

男「マジで社長になってるのかよ」

秘書「お客様からのクレームが182件ございますが、社員に処理させますか?」

男「み、見せてくれ」

男「人殺し、訴えてやる、か」

男「他にも似たようなクレームばかり…ファンタジークエストを脱出したプレイヤーからだろうか」

男「クレームは秘書に任せよう…。ん、ゲームにログイン出来るぞ…」

男「あ、また、眠気が」ガクッ

男「ファンタジークエストか?…俺のこの姿…mと同じだ!」

男「しかも、世界の様子が手に取るように分かる」

男「ゲームシステムもいじれるみたいだ」

男「それなら…」

男「こうしてこうして…」

info 全プレイヤー スキル 任意ログアウト 習得
info 全プレイヤー 死亡設定 変更完了

男「これで、ここで死んでも復活出来るし、好きな時にログアウト出来るようになった」

男「あとは、俺が感じた不満点をいじって、モンスターが出るようになればもっと楽しいな」

…数ヶ月後

男「騎士!今だ!」

騎士「うおお!」ザシュ

モンスター「ごおああ!」ズゥン

男「数ヶ月経ち、任意でログアウト出来るようにしたが、ログアウトした人は一割程度…」

男「現実に帰って見れば、またまた批判の嵐…もちろん、好評もある」

男「俺がシステムをいじる前に死んだ人は、帰って来ないが」

男「楽しいゲームに罪はない」

男「a、これはmを倒した事になるんだろうか?」

騎士「やったぞ、レアアイテムだ!」

男「ああ、やったな」(こいつも、立派なここの住人…現実に帰れば、ただのゲーム中毒だろうな…犯罪に手を出すかもしれん)

男「騎士、悪いが」

騎士「男、お前強いんだから戦えよな」

info 全プレイヤーの死亡設定 変更

男「今から、ここで死ねば二度と復活出来なくした」

騎士「は?何を言って」

info 全プレイヤー ログアウト 不能
info モンスター消滅

男「お前は今から、aを名乗れ…俺の名はm。他のプレイヤーを虐殺する勇気があれば、また会えるだろう」シュン


騎士「男!男ー!」


男「ゲームをやる奴はまともじゃない…現実で会えた騎士を見てそう思ったよ。なあ、秘書」

秘書「ええ、社長…」(この人で何人目の社長かしら…もし、社長を辞したら私が始末しなくてはね)

g a m e o v e r

info 1に戻る

なんか男が情緒不安定な感じだけど、楽しいゲームは悪くありません。みんな、あんまりゲームの真似すんなよ!異常者扱いされるぜ!
誤字脱字は思い付きの勢いで書いてたので。申し訳ない。
本当におしまい。

面白いじゃないか!おつかれ!

乙!
面白かったよ!

面白い設定だった

もう少し掘り下げたいね……
乙!!

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