劣等生をマサルダイモンに変えてみた【兄貴すげぇ……】 (238)

タイトルの通り

・デジモンセイバーズの他のキャラは出ないです。(たぶんね)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409687289

大「ここが魔法科高校か……」

国立魔法科大学付属第一高校

魔法師とか言う優秀な奴らを排出している高校らしく、ここに入れるというだけで魔法と言う才能を認められた証らしい

だがそんなことはどうでもいい!

俺の名前は大門大、これからこの高校に入学することになっている。俺がこの学校に入ったのは、家から近いから、学費免除だからとか色々ある。だが俺が興味あるのはここに通っているという魔法師とか言う連中だ。そいつらはどうやら喧嘩に強いという話を聞いてこの学校に乗り込んだというわけだ。

深雪「お兄様入学式です。行きましょう」

大「おう」

妹は深雪なのか…

深雪「……」

大「どうしたんだ~?深雪」

深雪「どうして新入生総代が私なんですか?お兄様に勝負で勝てるものなど存在しないというのに!ここの評価はいったいどうなっているというんですか!」

大「……いや無理だろ?」

ちなみに俺の成績はオールEとまでは行かないが平均のチョイ下だ。それで選べって方が無茶だろ……

俺の妹は自慢の妹だが偶に壊れるのがたまに傷だ。ちょっとブラコンの気がある。

深雪「そんな……たしかにお兄様は成績は良くありません。ですがこの中に居る誰よりも人情味が篤く、誰よりも強いのに……」

大「はぁ~いいか深雪……新入生総代っていうのはな」

深雪「?」

大「成績のいいやつがなるんだ!!」

深雪「!!」

>>6>>7
おまいらはイグアナみたいな顔した妹でも期待していたのか?

>>6,7
すまんな、深雪を変えると完全に劣等生じゃなくなるから……

深雪「さすがお兄様……盲点でした」

大「それに俺はそんな称号に興味はねえ。俺が興味あるのは番町の座だけだ!」

深雪「さすがお兄様!」

大「というわけで行ってこい深雪」

深雪「はい!」

我が妹ながら心配になってくるぜ……いい加減、兄離れしてくれないとな……

>>9

大(知香はイグアナなんかに似てないしの知香ことじゃないな)

入学式

後ろの方しか空いてねえのか……

大「ち、しょうがねえな」

美月「あのお隣よろしいですか?」

で、でけぇ……

エリカ「あ、私もいいかな?」

大「おう、構わねえぞ」

>>9
アグモンが妹か…その発想はなかった
確かに立ち位置としては近いかもしれない

美月「あの~私、柴田美月といいます」

エリカ「私は千葉エリカ」

大「おう、俺の名前はだい……ちょっと待ってな」

確かカメラは

「新入生総代 四葉深雪」

大「はいはい ちょっとどいて~」

俺は壇上近くまで来て写真撮影を開始した

一科生「な、お前ブルームの分際で……」

大「ぶ、ブルーマ?何のことだそれ?」

俺は深雪の写真を撮ると元の席へ戻って行った。

大「おう俺の名前は大門大だ!」

エリカ「え、えっとあの子のお兄さんか何か?」

大「おう良くわかったな!」

>>12
大(アグモンのことか!知香の事言われたのかと思って怒りそうになったぜ!)

エリカ「それは……まあ……」

美月「でも苗字が……」

大「ああ、それは、その色々あって、な」

エリカ「美月そう言うのは……」

美月「ご、ごめんなさい」

大「まあ気にすんな。良く聞かれるしな!」

入学式終わり

深雪「お兄様」

大「おう深雪!どうしたんだ?」

深雪「さっそくデートですか」

大「お前な……んなわけねーだろ」

どっからその思考が出てくるんだ?本当に心配になってくるぜ……

大「あのな深雪……俺はなこの学校の天辺取るまでそんなことに構ってる余裕はねえんだよ!」

深雪「さすがですお兄様!」

>>13
うわ、間違えた

「ウィードの分際でブルームに」

「うどん?ぶるま?なんのこっちゃ?」

>>13

やっぱり全文書き直す

美月「あの~私、柴田美月といいます」

エリカ「私は千葉エリカ」

大「おう、俺の名前はだい……ちょっと待ってな」

確かカメラは

「新入生総代 四葉深雪」

大「はいはい ちょっとどいて~」

俺は壇上近くまで来て写真撮影を開始した

一科生「な、お前ウィードの分際でブルームに……」

大「うどん?ブルーマ?何のことだそれ?」

俺は深雪の写真を撮ると元の席へ戻って行った。

大「おう俺の名前は大門大だ!」

エリカ「え、えっとあの子のお兄さんか何か?」

大「おう良くわかったな!」

エリカ「この辺においしい喫茶店があるんだけどみんなで行かない」

大「おう!いくいく!俺、腹減っちまってよ~」

深雪「まったく、お兄様ったら食いしん坊なんだから」

真由美「深雪さん。ちょっといいかしら?」

深雪「あ、はい何の御用でしょう」

真由美「ちょっとお話が有るのですが、今よろしいかしら……」

深雪「すいません、今、兄達とお茶の約束をしたので」

大「そうだぜ会長、俺達腹減ってるんだ」

真由美「そう……また今度よろしくね」

後ろの男に睨みつけられた気がするが今は飯だ!

そしてエリカにデザートに誘われてたらふく食って家に帰ってきた後

深雪「お兄様……お茶を入れてきますね」

大「おう」

深雪はなんか怒ってたみたいだったが、俺なんかしたっけ?

次の日

俺はとりあえず喧嘩番長になるために教室の中で一番強そうな奴に話しかけてみた。

大「おい、お前強そうじゃね―か……ちょっと向こうで一勝負しね―か?」

レオ「なんだお前、いきなり」

大「俺は大門大!喧嘩番長になるためにここに来た男だ!」

レオ「……ふはは!全くおもしれ―な!そんな理由でこの学校に来るのお前だけだぜ!だけど遠慮させてもらうぜ。お前とやると冗談じゃ済みそうにないしな」

ちぇ、でもしょうがねえ。乗り気じゃねー奴と無理やり喧嘩するのは性に合わねえぜ

レオ「俺の名前は西条レオンハルト。よろしくな!」

昼休み

俺達は深雪と合流し飯を食おうと食堂に着いたのだが……

森崎「深雪さんは僕達と一緒に食べるべきなんだ」

変ないちゃもんをつけてくる奴がいた。

エリカ「なんであんたにそんなこと言われなきゃいけないのよ!」

モブ崎「はあ、どうしたもこうしたもない!彼女はブルームで君達はウィード、僕たちが優先されるのは……」

美月「そんな、あなた達」

大「ちょっと待てよ」

モブ崎「ブルームごときが意見を……」

大「てめえらが深雪を飯に誘うのはお前の自由だ。好きにすりゃあいい」

深雪「お、お兄様……」

モブ崎「ようやく立場をわきまえたよう……」

大「だがな、今日は俺達が先約だ!深雪を飯に誘いたきゃ、今度にしな。今すぐ俺の目の前から消えな!」

モブ崎「な、貴様」

「なになに」「喧嘩?」

モブ崎「ちぃ、覚えてろよ」

深雪「さすがですお兄様!あんなやからお兄様にかかれば人睨みですね!私のために……」

エリカ「でも言い方が……」

大「いいかエリカ?俺達はこれから本当は作り立てほかほか飯を食うつもりだったんだ、それがあいつらの邪魔が入ったせいでほかほかのご飯が冷めちまうんだ。プールだかウドだか知らねえがな、古今東西、メシの邪魔をするやつに正義のあった試しはねぇんだ!!!」

深雪「……何時もぶれないそのお姿。さすがですお兄様……」


この皆がやっているのはは魔法?とやら授業らしい鉄の塊っぽいもの行って帰ってをさせるだけの物だ。普通の魔法師なら平均4秒で通過できる

レオ「どうだ大?」

大「まあ、俺にかかればこんなもんこんなもん造作もねーぜ!」

大「ふん……ぬぬぬ」

記録12秒33

エリカ「……大君あなた口ほどにもないのね」

大「うせぇ!成績なんかで人の器って奴は計れねーんだよ!」

エリカ「それ成績の悪い人が言ってもただの負け惜しみよ!」

大「……ちきしょうぅぅ!!」

そんなこんながあった下校時

事件は起きた

モブ崎「お前ら……いい加減にしろよ!司馬さんは僕達と一緒に変えるべきなんだ」

なんかさっき食堂で話しかけてきたやつがからんできやがった。

レオ「おいおい、さっきの大じゃねえけどよ、俺達が一緒に変える約束をしてたんだぜ?今日は譲ってくれよ」

モブ崎「うるさい!ウィードごときが僕たちブルームに口出しするな!」

大(なあ深雪さっきからウッドだのブルックだのいったい何なんだ)

深雪(それは……その)

エリカ(ブルームとウィードよ。花と雑草って事ね。簡単に言うとあっちが魔法の成績が優秀なもんだから偉ぶってるって事よ)

大「なるほど。へ、おもしれえじゃねえか。雑草ね……」

モブ崎「お前ら何こそこそしゃべっている!ウィードの分際で!」

あれが馬鹿にされてるってわかると少し腹が立ってきたぞ。

大「てめえら」

俺に喧嘩うってんのか?と言う所を……

美月「……あなた達こそ一体何様のつもりですか!!私達ウィードと貴方達ブルーム現時点でいったいどれだけの差があるというんですか!!」

……なんか言うタイミング逃したぜ。

モブ崎「は、どれだけすぐれているか、教えてやるぞ!」

レオ「は、おもしれえ!教えてもらおうじゃね―か!」

喧嘩のゴングが切って落とされた。

相手(モブ崎)が銃を構えるとレオは間を詰める。そして腕と銃が交差する直前、エリカが相手の銃を払いのけた。

チョイ修正

そんなこんながあった下校時

事件は起きた

モブ崎「お前ら……いい加減にしろよ!司馬さんは僕達と一緒に変えるべきなんだ」

なんかさっき食堂で話しかけてきたやつがからんできやがった。

レオ「おいおい、さっきの大じゃねえけどよ、俺達が一緒に変える約束をしてたんだぜ?今日は譲ってくれよ」

モブ崎「うるさい!ウィードごときが僕たちブルームに口出しするな!」

大(なあ深雪さっきからウッドだのブルックだのいったい何なんだ)

深雪(それは……その)

エリカ(ブルームとウィードよ。花と雑草って事ね。簡単に言うとあっちが魔法の成績が優秀なもんだから偉ぶってるって事よ)

大「なるほど。へ、おもしれえじゃねえか。雑草ね……」

モブ崎「お前ら何こそこそしゃべっている!ウィードの分際で!」

あれが馬鹿にされてるってわかると少し腹が立ってきたぞ。

大「てめえら」

俺に喧嘩うってんのか?と言う所を……

美月「……あなた達こそ一体何様のつもりですか!!私達ウィードと貴方達ブルーム現時点でいったいどれだけの差があるというんですか!!」

……なんか言うタイミング逃したぜ。

モブ崎「は、どれだけすぐれているか、教えてやるぞ!」

レオ「は、おもしれえ!教えてもらおうじゃね―か!」

喧嘩のゴングが切って落とされた。

おそらく深雪が手を出そうとしたが、それを手で制す。恐らくと言うのは魔法についてはよく知らないが深雪が何かしようとしたのはわかったからだ。

相手(モブ崎)が銃を構えるとレオは間を詰める。そして腕と銃が交差する直前、エリカが相手の銃を払いのけた。

ほのか「!!」

他の奴らの様子も変わったがそれはどうでもいい。

そして俺は叫んだ

大「エリカてめえぇぇぇぇ!!」

皆「!?」

エリカ「え、えっと何?大君?」

大「いいか漢が喧嘩を一度始めちまったら手を出すんじゃねえ!リングの上にあがったら一対一のガチンコ勝負!それが漢ってもんだ!」

深雪「さすがですお兄様!」

深雪「漢気あふれています!」

真由美(生徒会長)「あなた達一体何やっているの!」

ほのか「えっと」

レオ「こ、これは」

大「見て分からねえのか!喧嘩だ喧嘩!」

皆「!!」

レオ「ちょ、大!」

真由美「喧嘩目的でCADを使用しようとしたの?」

モブ崎「そ、それは……」

渡辺(風紀委員長)「貴様ら……最悪停学も覚悟しておけ」

大「はあ?ふざけんな!なんで喧嘩した位で退学にならなきゃいけねーんだ!」

渡辺「貴様……本気で言っているのか?」

大「当たり前だ!」

深雪「お、お兄様」

エリカ「ま、大君、まずいよ」

渡辺「いいかい、魔法と言うのは強大な力だ」

大「知った事か!いいか喧嘩っていうのは魂と魂のぶつかり合いだ!そこに魔法だのブルームだのウィードだの関係ねェ!そこに魂があることを示す戦いなんだ!」

レオ「大……」

大「そしてそれは他人がとやかく言えるもんじゃねぇ!」


渡辺「いいかい、魔法と言うのは強大な力だ。それを扱うものには責任が伴う。だから……」

大「知った事か!いいか喧嘩っていうのは魂と魂のぶつかり合いだ!そこに魔法だのブルームだのウィードだの関係ねェ!そこに魂があることを示す戦いなんだ!」

レオ「大……」

大「そしてそれは他人がとやかく言えるもんじゃねぇ!」

渡辺「……君の言いたいことはわかった。だが私の前でその言葉(ブルームとウィード)を使うとはいい度胸だ。例えそれを使うのが」

大「へ、いいじゃねえか!ウィード気に入ったぜ、雑草。例え見てくれは悪くても花なんかよりよっぽど強そうだぜ!」

深雪「さすがお兄様!自身への侮蔑など全く気にせずそれを誇りの様にふるまうなんて!」

渡辺「二度目は無いぞ……」

なんかへんな剣を出してきた。

真由美「ちょ、ちょっとマリ!」

大「へ、いいぜ」

俺はそいつに向かって走って行った

大「かかってこいよぉぉ!!!」

結果だけ言おう……俺は……ぼこぼこにされた。魔法とか言うわけのわからねえ力の前になすすべもなかった。

……いやそれは言い訳だ。俺が……弱かったからだ。くそ!

……だがな……

渡辺「ふう、こいつに免じて今日は見逃してやる。幸いけが人もいなかったようだしな。だがお前達!次は無いと思え!」

皆「は、はい!」

渡辺「後、お前は反省文な!」

大「え、なんで俺だけ!」

とはいえ負けた身なので渋々従うことにした……

深雪「お兄様……」

大「へ、かっこ悪いところ見せちまったな」

エリカ「全く惨敗だったね!?」(ププ

大「は、相手が女だから手加減しただけだよ」

レオ「また、負け惜しみか?男らしくないぞ?」

大「うっせえ……なあ、あいつこの学校じゃどのくらい強いんだ?」

美月「う~ん、ちょっとわかりかねますね」

エリカ「でもそうね……風紀委員長だからこの学校の五本指には入るかもね」

大「ははは、あんなのがまだ五人もいるのかよ……ははは」

レオ「わかったか。お前じゃ喧嘩番長なんて……」

だが……

大「おもしれえ!最高じゃねえかこの学校!来てよかったぜ!」

深雪「さすがお兄様!」

レオ「……かなわねえな、全く」

ああ行くぜ。俺の、俺達の戦いは!これからだ!

一応、第一話終わり

兄貴をうまくかけたか微妙

続くかは微妙。このまま続けても終わり所がわからなくなりそうなので。ただ気が向いたら続けたいとは思っています。

ちょっと聞きたいんだけど兄貴が使う魔法どれがいい?

1、お兄様(原作の通り。戦闘描写は楽になる

2、肉弾戦(身体強化の類?

3、アグモンリアライズ(CADがデジヴァイスでそこからアグモンを出す

4、深雪をアグモンにする


声優繋がりでシェルブリットでもいいのよ

どうでもいい話

大は現状は本編第一話の大が基準です。なので普通に魔法を使われるとつらいです。

魔法 ドべ

戦い 敗北

成績 悪い方

喧嘩に明け暮れる不良

まごうことなき劣等生。正直お兄様も初期スペックはこれ位でよかったと思います。あれのどこが劣等生なのか教えてほしいです。

まあ別に劣等生嫌いじゃないですけどね!

兄貴が思ったよりも弱くて笑ったww
深雪は何を見て高評価していたんだ…

>>32
すまんスクライド見たことないんだ。カズマ。いつか見たいとは思ってるんだけどね。ただあそこから兄貴を取るならクーガ?になるんじゃない?

>>34

深雪「さすがお兄様!負けた後すぐに闘志を燃やせるなんて!」

雫(バス女)「なかなか出来ることじゃないよ」

説明不足ですまん。

威勢が良いのに負けんのかよ
馬鹿じゃねえの

>>38
相手が女だったから本気で戦えなかったのとまだ魔法を習得していないから。
だからその辺りは許してくれ(笑)

批判多いみたいだから第二話書いていくよ。ここで終わらせたら逆にマサルダイモンに申し訳なくなってきたからね

深雪「災難でしたね、お兄様。あんなやからに絡まれるなんて……。あいつら次に会ったら」

大「気にするな深雪。今度会ったらその時こそ返り討ちにしてやるぜ!」

深雪「さすがお兄様!」

レオ「あれだけやられたって言うのに元気だな~」

ほのか・雫「あの……」

ん?こいつらはあの時いたブルームの連中か?

エリカ「何?まだなんか用?」

ほのか・雫「私たちも一緒に帰っていいですか?」

デジモンと生身でガチれる最終進化した究極体のマサルダイモンを見に来たら、ヌメモン以下の口だけ番長だったのが痛いと思う。
あと、劣等生の世界観に縛られて序盤でこれだけ一方的にやられているようだと、成長しても原作ほどの強キャラになれそうもないし、
そもそも成長しきるまでまで投下が続く保証がない以上、カタルシスを得られそうにないってのも大きいかもね。


ほのか「光井ほのかです。先ほどは失礼な事を言ってしまい申し訳ありませんでした!」

雫「北山雫……ごめん」

エリカ「気にしないで~」

レオ「そうそうこいつに比べりゃ全然失礼なことなんて言ってないしな」

大「うんだと、レオ!……おかわり!」

美月「あははは」

深雪「さすがはお兄様!」


>>44
アグモンくらいはあるよ!皆マサルダイモンの無双が見たかったのか……すまんな。

ほのか「ええ!その警棒CADだったんですか!」

美月「そうよ。特注品でね」

大「へえそのCADって奴にも色々種類があるんだな……」

レオ「お前……どうやってこの学校に入学したんだ?」

大「気合と根性!」

皆「……」

深雪「さすがはお兄様!そこいらの人とは気迫が違いますね!」

次の日の通学路で

真由美(生徒会長)「深雪さん!大君!」

大「あんたはあの時いた……誰だっけ?」

エリカ「生徒会長じゃない!」

大「生徒会長!この人が?」

レオ「おいおい入学式の日挨拶してただろ?忘れちまったのか?」

美月「大さん、深雪さんの出番が終わると早々に寝てたから」

深雪「全く、お兄様ったら~」

真奈美「ひどいですね」

大「んでその生徒会長が俺達に何の用ですか?」

真由美「まあ用があるのは深雪さんね。昼休み生徒会室に来てほしいのだけど、お弁当が有ればもってきてもらって構わないし一緒に食べましょう?」

深雪「構いませんよ」

大「おう、昨日みたいに飯の邪魔されないっていうなら大歓迎だぜ!」

真由美「皆さんも一緒にどうですか」

エリカ「私は遠慮します!」

皆(し~ん)

美月「あ、えっと、エリカちゃんが嫌なら……」

真由美「そっか、仕方ない大君と深雪さん後でね?」

深雪「はい」

昼休み

真由美「今は半蔵君いないから、うはうはハーレム状態よ」

大「いやそんなん、どうでもいい」

真由美「そう?男の子にとっては重要じゃない?」

大「俺が興味あるのは喧嘩だけだ!」

深雪「さすがです。お兄様。硬派です!」

真由美「全くつまらないわね。さあ入って入って!」

渡辺(風紀委員長)「やあ!」

大「げ、あんたは……」

渡辺「ちゃんと反省文書いてきたかな?」

大「いえ、それはその……」

渡辺「まだのようだね。まあいい」

大「そ、それで会長話っていうのは?」

会長「ええ、実は入学時の成績が最も優秀な方……つまり新入生総代にはいつも生徒会に入ってもらっているの」

大「つまり深雪が?」

生徒会役員になるってことか?

会長「そういうことよ」

深雪「そんな私に生徒会なんて……」

大「やってみりゃいいじゃねえか」

深雪「お兄様!」

大「何事も経験って奴だ」

これでこいつの兄離れも少しは進むだろ……

深雪は俺の目を見る。俺もそれにうなずくすると深雪は……

深雪「生徒会役員に私よりふさわしい人がいます!ここに居る私のお兄様です!」

大・渡辺・真由美「それはない」

俺達三人は同時に答えた

深雪「そんな!何故ですか!お兄様ほど品行方正で素晴らしい仁徳を持っている方はいらっしゃらないというのに!」

真由美「喧嘩早いし」

大「やる気もないし」

渡辺「それに魔法の腕もまだまだだしな」

あんたに言われるとむかつくがその通りだ。というか魔法その物も良くわからん

真由美「それに大君は二科生。残念だけど無理ね。生徒会枠は一科生っていう決まりなの」

深雪「そんな……」

渡辺「あ、でもその点なら風紀委員の推薦枠が一つ余っていたわ」

深雪「それなら……」

真由美「でも本人のやる気も」

そうそう、それにそろそろ深雪に妹離れさせないといけないんだ。いい加減に……

渡辺「おい大君。風紀委員になれば強い奴いっぱい戦えるぞ。やってみないか?」

大「おっしゃぁ!俺に任せておけ!」




大「それじゃあ」

深雪「失礼します」

真由美「ちょ、ちょっとマリ!」

渡辺「まあ、そう言うな。今はまだまだだが伸びしろはそこそこあるぞ。実際に戦った私が言うのだからな」

真由美「でも……」

渡辺「それに、確かにあいつは喧嘩早いが……それなら私の手元に置いて監視するのも一興だろ?」

美月「二人ともすごいですね」

大「おうレオもどんどん校則違反してくれ。そうすりゃお前とも戦えるからな!」

レオ「こいつが風紀委員か……」

エリカ「世も末ね……」

大「なんだと!」

美月「ふ、二人とも、それはさすがに言い過ぎよ……」

放課後

大「おっしゃ行くぞ深雪!」

深雪「ええ、お兄様」

真由美「ようこそ生徒会へ!」

あずさ「ようこそ」

服部「深雪さん歓迎します」

おおむね歓迎ムード……って所か?

服部「……」

なんか一人不機嫌そうにこっちをにらんでるやつがいるが……

真由美「それじゃあ深雪さんは早速だけど生徒会の仕事手伝ってね♪」

深雪「分かりました」

渡辺「それじゃあ大君は……」

服部「待ってください」

真由美「なにかしら半蔵君」

服部半蔵……どっかで見た忍者みたいな名前だな……

服部「私は彼の加入には反対です!」

真由美「なんでかしら?服部ギョウブショウジョウ半蔵君?理由を聞かせてもらえるかしら?」

服部「私の名前は服部ギョウブです!……じゃなくて、彼はウィードであり実力で劣っているからです。」

渡辺「服部……私の前でその名を使うとはいい度胸だな」

服部「事実を述べたまでです。それに彼は魔法をほとんど使えないと聞きます。そんなウィード中のウィード、キングオブウィードに彼にこの仕事が務められる訳がありません!」

どうでもいいがキングオブウィードって逆にかっこいい気がするな。うん

深雪「そんなことありません!兄の実力はすさまじいんです。そして優しさと忍耐と包容力のある素晴らしいお方なのです!どうしてそれがわからないんですか!」

真由美「忍耐……」

渡辺「包容力……」

服部「深雪さん。身贔屓で色眼鏡で目を曇らせてはいけない。」

深雪「私は身贔屓等しておりません!」

服部「身贔屓でそんな事ばかり言っていたら、信用も失ってしまうし品格まで疑われてしまうよ」

……さすがに今のは

大「おい、あんた」

カチンと来たぜ

大「俺と喧嘩しろよ」

真由美「大君!」

服部「侮辱されて怒ったのかい、なんだい成績のいい妹を馬鹿にされて怒ったのかい?」

大「……俺が勝ったらさっきの言葉を訂正して深雪に謝罪しろ!」

服部「いいだろう。模擬戦ならやってやる」

渡辺(無茶だ、今の君では服部には……)

大「渡辺先輩!例え無茶でも、漢にはやらなきゃいけねえ時ってのがあるんだ!無茶を通して道を切り開く!それが漢なんだよ!」

深雪「お兄様~」

服部「ふん、かっこつけやがって。こっちにこい!相手をしてやる」

渡辺「それではルールを説明する!直接攻撃、間接攻撃を問わず死に至らしめる術式は禁止。回復不能に陥らせる術式は禁止だ。相手の肉体を直接損壊する術式も禁止とする。ただし捻挫以上の負傷を与えない直接攻撃は許可する」

大「そもそも魔法なんて使わねえから関係ねえよ。で、魔法を使わない攻撃は?」

渡辺「……武器の使用は禁止。素手での攻撃は許可するけり技を使いたければ今の内にシューズをはきかえておけ」

大「おう!履き替えたぜ!」

渡辺「両者開始線にまで下がり合図とともに始める。それまでCADは起動しないこと!勝敗は敗北を認めるか行動不能になるまで!

では位置につけ」

俺にもチャンスはある。用はあいつが魔法を使う前にとびかかって戦闘不能にすればOKって訳だ

渡辺「では……はじめ!」

意味が分からねえ。あいつに向かって走ったと思ったらいつの間にか壁に激突してやがった……

深雪「お兄様!!」

でも……

服部「ふん、口ほどにもない。渡辺先輩?勝者宣言を……」

渡辺「……いや」

まだだ!

大「うおおおおおおお」

真由美「すごいわ!大君!」

服部「!!」

きたない服部(大……よくも会長の前で僕に恥をかかせてくれたな……いたぶってやる)

大「うおおおおおおおお!」

汚い服部「ふん」

大「うわあああ!」

畜生、また壁に激突か、もう一度だ!

大「うおおおお」
   ・
   ・
   ・
大「まだだあぁ!」

服部「何度やっても無駄だ!いい加減諦めろ!」

大「何度倒されようが、俺は何度でも立ち上がってやる、何度でもな!
可能性がある限り、俺は絶対あきらめねぇぞ!必ずてめぇをぶっ倒す!」

服部「くそ、いい加減にしろ!」

大「がは!」

いてえ。でも……大分つかめてきた……

渡辺「……この勝負服部の……」

大「まだだ!!」

渡辺「!!」

大「勝負はなぁ、どっちかが負けたって音をあげねぇ限り」

服部「くそ」

こいつが引き金を引く瞬間、もうスピードで何かが飛んでくるんだ。そしてそれに触れたら俺は壁まで飛んじまう。だからそれを見てから飛ぶんじゃ間に合わない。だから引き金を引くのに合わせて……

大「終わりじゃねぇんだよ!」

この野郎に飛びかかる!

大「くらえ!」


服部(迎撃……間に合わ、防御!)

服部「ぐ」

大のけりが届くより早く防御術式が完成した。しかし……

服部(な、防御癖がゆがんで……)

大「うおおおおお!!!」

服部「ああああ!!」

大が勝ちを確信したその瞬間

ゴロゴロ

服部の腕から放たれた大に雷が落ちる。服部の魔法だった

大「うわああああ!」

深雪「お兄様あああああ!!」

渡辺「そこまで!」

渡辺「勝者 大門大!」

服部「んな、なぜですか!?どう見ても勝ったのは……」

渡辺「君が一番分かっているだろう?最後に使ったあの魔法は直接攻撃魔法。それも……!!」

ゆらり

大「……」

大が起き上がった

服部「なんで!」

服部がそれを疑問に思ったあるいは驚愕した瞬間、わずかな隙が出来た。一秒にも満たないその隙は大が殴るには決定的だった。

ぺちょん

服部「なんで……そこまで」

大「妹を……侮辱されたか、ら……」

服部「そんなに成績の妹が大事なのか!」

大「違う……自慢の……妹だか」

ガク

大はその場に倒れこんだ

深雪「お兄様ああああああ!!!」

真由美「早く保健室に運んで!」

渡辺「わかった!」

保健室

小野「全身にいくつかの火傷。肋骨も折れてます」

真由美「そんな状態で彼は立ったっていうの!」

小野「模擬戦とはいえこれはやりすぎです」

服部「す、すいません」

渡辺「私が途中で止めなかった、すまない」

小野「専門ではないので詳しくは言えませんが……全治一か月と言った所ですかね」

渡辺「一か月……か。部員争奪週間には間に合いそうにないな」

服部「……」

渡辺「服部、大の風紀委員入り、まだ文句があるのか?」

服部「司馬さん……」

深雪「なんですか?」

綺麗な服部「すまない。目が曇っていたのは僕の様だった君が正しかった。彼は素晴らしい漢で……兄だった。彼ならきっと……」

深雪「……それは兄に直接言ってあげてください」

服部「うぐ……それは、その」

深雪「ふふ、冗談です。きっとそんな事言われても喜びませんから兄は。兄には服部さんから謝罪を受けたとだけ言っておきます」

服部「あ、ありがとう。司馬さん」

大「くーかー」

真由美「それにしても子供みたいな寝顔ね……」

渡辺「そうだな」

第二話終わり!

今更だけどアニメの話数に合わせてるよ!

強さ早見表 現時点

幼年期 美月

成長期 マサルダイモン モブ崎 ほのか

成熟期 レオ エリカ 雫 

完全体 真由美 渡辺 深雪 服部

究極体 十文字 美月の胸

原作の力関係すら知らないけどイメージ。とりあえず終わるまでにマサルダイモン究極体まで行きたい

皆、やっぱりデジモンが出てほしいのか。よし次の話でデジモン出す

「ほう、この若者……ほっほっほ、ようやく来たか新しい時代が」

湯島「ど~れ、それじゃあこれを届けてやるか……」



一週間後

渡辺「真由美、最後のあれどう思う?」

真由美「服部君の防御術式がゆがんだことね」

渡辺「ああ」

真由美「恐らくだけど、あれは……」

大「あ、会長」

真由美「大君!何してるの一週間は安静にしてないと……」

深雪「さすがですお兄様!全治一か月のけがを一週間で直すなんて!」

真由美「いやいやいくらなんでもおかしいわ」

小野「……どうやら彼の保有サイオン量は常人を遥かに超えていたようです」

渡辺「にしたって限度ってものがあるだろ……」

小野「彼は深雪さんを一とするなら彼は百にあたるサイオン量を持っていたようです」

真由美「ひゃ、百倍!」

大「おう、どうやらそのサイオン?って奴が治療魔法?を強くしたらしいぜ」

小野「ふつうならあり得ない数値です。森崎君なんて深雪さんの十分の一程度だというのに」

真由美「す、すごいわね。それは入学も許されるわけよね。」

大「これで半蔵の野郎や渡辺……先輩にだってすぐ追いついてやるぜ」

……そんなに睨まなくてもいいじゃないか。

真由美「でも半蔵君にはもう勝ったじゃない」

大「あんなもん勝ちと呼べるかよ!それにあいつの力はこんなもんじゃない。喧嘩すりゃ相手の事は大体拳から伝わってくるもんさ。あいつなんのかんの言って俺に花持たせるために手を抜いて矢がったからな!次は勝つ!」

渡辺(いやあれはどう見ても相手を甚振ってただけだろ)

大「小野先生どうやったらこのサイオン?をうまく使いこなせますか?」

小野「あ、魔法の才能はほとんどないので普通に魔法使うの分には価値は薄いんですけどね」

大「へ?」

寝落ちてた

小野「そうですね……例えばあの下の地面から屋上まで飛び移ることはできると思いますか?」

大「出来るわきゃねーだろ」

小野「つまりそう思う心です。魔法っていうのはいうなれば信じる力。これはこうだと強く信じること、それが魔法への第一歩、あなたはその時点でつまずいてるじゃないですか……」

大「は?」

小野「それが魔法を使う上で最も重要な要素なの」

大「でも俺は少しは魔法使えるぜ!」

小野「それは君の中の大量にあるサイオン波をメイいっぱい使ってるから。多分君は普通の魔法を常人の……記録を見た感じだと一万倍使って無理やり物を動かしてるって訳」

深雪「さすがですお兄様!その男らしい性格が魔法にも表れているんですね!」

小野「一応数字で魔法を表せる人間もいるんだけど」

大「よしゃ!それで……」

小野「基礎的な魔法だけでもアルファベット一万文字以上覚えないと……」

大「よし、深雪、俺は先に帰ってるから」

深雪「はい、お兄様!」

小野「ま、待って待って!」

大「えっと、なんすか?」

小野「だから君は普通の魔法は無理だから、魔法師は魔法師でも……BS魔法師になればいいのよ」

大「BS?なんだTVチャンネルがどうかしたんですか」

渡辺「BS魔法師……ボーン・スペシャライズ。つまり先天的な魔法に特化した魔法師の事だ。でも先生結構魔法について詳しいんですね?」

小野「た、たまたまその道の人がここにやってきたの」

真由美「あ、でも、それなら大君多分あの魔法使えるんじゃないかしら」

大「あの魔法?」

真由美「術式解体……すでに展開されている術式にサイオン波を当ててそれを解体するの。ほら服部君との試合でもやっていたでしょう?」

大「そうなんすか?」

小野「でも、資料を見る限り、彼のサイオン量から考えれば与えられる効果が小さいのよ。多分術式解体にはむいてない……あ、って言ってたわよ」

大「???っで結局俺はどうすりゃあいいんですか?」

小野「ああっと」

湯島「そこからは私が話そう」

小野「湯島さん」

大「?オッサン誰?」

小野「あ、あなたね~この人は……」

湯島「ははは、いいんだ。小野君」

小野「は、はい」

湯島「君……このCADを使ってみたらどうかな?」

深雪「危険ですお兄様!そんな怪しい人物からもらったCADを使うなんて!」

渡辺「そうだな、こんな怪しい人物の持つCADだ。最悪CADが暴走する危険もある」

真由美「そうね。せめて検査してからに……」

大「んで、これどうやってつかえばいいんだ?」

真由美「大君!」

渡辺「いいのか?私とて小野先生を信じたいが、本当に危険かもしれんぞ?」

湯島「は、は、は、酷い言われ様だな」

大「危険上等!漢の喧嘩は常に命掛け!死ぬ事恐れた時点でそいつはすでに負けてるんだよ!!」

深雪「お兄様!」

湯島「それはちょっと古くてね。音声認識型のCADなんだ。こう言いなさい。リアライズ!」

大「リアライズ!!!」

渡辺「CADから放たれた光が……動物の形に!?」

アグモン「?ここどこだ?」

深雪「これは」

真由美「きゃあああああ」

渡辺「ど、どうした!」

真由美「私、トカゲ大っ嫌いなの!」

大「こいつが俺の魔法?」

湯島「そうだ、これこそ君の魔法……アグモンだよ」

大「ははは、確かに完全にでかいトカゲだな。そんじゃアグモンためしに水組んでこい!」

それを聞くとアグモンは大に近づき、そして

大「ぐへ、何しやがる!」

アグモン「俺に命令スンナ!」

大「へ、上等だ!どっちが立場が上か怠慢勝負で決めてやる!」

怠慢勝負ってなんだ……タイマン勝負です

真由美「自分の魔法とけんかするなんて……初めて見るわ」

そしてそのタイマンは一時間にわたり続き……

渡辺「なあ、もう帰らないか?」

真由美「あ、もう決着つきそうよ」

アグモン「お前……やるな」

大「お前も……な」

アグモン「うおおおおお!」

大「うおおおお!」

渡辺「ダブルノックアウト」

真由美「ようやく終わったわね」

深雪「お兄様!」

アグモン「へ、なかなかやるな」

大「ああ、お前もな……」

アグモン「俺、兄貴の子分になるよ」

大「あん俺は子分は取らない主義なんだが……しょうがねえ!これからもよろしくな!アグモン!」

こうしてこの二人の冒険が始まった。

深雪「アイデンティティの危機を感じる」

第三話終わり

ちょっと短めだったかな。一応アグモン出すならここかな?って思ってたけど、この話、一話と二話の間でもよかったかも

>>94のことでちょっと悩んだが深雪の出番って事で自分を納得させることにした

デジモンセイバーズ挿入歌「believer」を聞いてやる気充電完了

書いていく

俺がアグモンと出会った次の日の朝

俺は風紀委員会に来ていた。何やら仕事の様だ……戦えるといいんだが

アグモン「兄貴!ここ狭いよ」

アグモンはCAD……あのおっさん曰く

大「げ、お前は、モブ崎!」

モブ崎「森崎だ!お前ウィ……もとい二科生の分際で」

大「ここに居るって事はお前も風紀委員って事か」

モブ崎「そうだ。僕はお前の事なんて認めないがな!」

大「へ、おもしれえ、喧嘩なら買うぜ!」

モブ崎「は、良いだろう格の違いを見せてやる!」

アグモン「兄貴やっちまおうぜ!」

大「おう!昨日の特訓の成果を見せてやる!」

渡辺「お前達やめろ!」

大「げ、渡辺先輩!」

渡辺「森崎、大、お前らが過去に因縁があるのは知っている。だが風紀委員ならそう言う感情と仕事は分けろ。いいな!」

モブ崎「は、はい」

大「ちぇ、わかったよ」

渡辺(風紀委員長)「さて、諸君らに集まってもらったのは他でもない。例の馬鹿騒ぎがまたやってくる」

渡辺「その前に新たに入った風紀委員の二人を紹介する。森崎俊と大門大だ」

風紀委員1「へえ、森崎家の跡継ぎにあの大問題児の……」

大「大問題児って……いったいどんな噂が流れてるんだ?」

風紀委員2「俺の聞いた話だと、一年生連中をいびってるっていう」

大「まあ、間違ってはいないかもな」

まあ結局あれから色々あって喧嘩売れたのはレオだけだったが

風紀委員3「へ、俺が聞いた話だと無謀にも渡辺に告白して玉砕したっていう」

渡辺「な!」

大「まあ玉砕っていうのは正しいが……」

風紀委員4「あの服部に模擬戦で勝ったっていうのは」

モブ崎(ふん、どうせ嘘か汚い手を使っただけだ)

渡辺「ああ、それは……」

大「ああ、そりゃ嘘だ。完敗だったさ……でも次は勝つ!」

アグモン「兄貴……一体何やらかしたんだ?」

大「まあ色々な」

風紀委員1(姐さん、本当に使い物になるんですかい?)

渡辺「まあ将来性は私が保証する。まあ半年後には使い物にするさ」

渡辺「この部活勧誘週間は勧誘のためにある程度の魔法の使用が許可されている。はめをはずす馬鹿が多くてな」

大「それじゃあそう言う馬鹿をとっちめりゃあいいって訳だな!」

渡辺「そう言うことだ。まあとっちめるんじゃなくて、事前に止められるのがベストだがな。君達には見回りを任せたい」

大「おしゃぁ!!任せろ!」

渡辺「君たち一年生はまわりながら周りに気を配ってくれればいい。君たちにとっても部活を見つけるいい機会だ。まあ君にも気にいった部活が見つかるかもしれん、友人とまわりつつそれとなく、な」

モブ崎「へ、君は部活に入って風紀委員をやめればいい」

大「へ、ここ以上に俺の気に入るところはねえよ!」

渡辺「おい、森崎。変な事を言うな。部活と風紀委員の両立は認められている。小難しいことは上級生に任せてお前達は楽しめばいいというだけの話だ」

モブ崎「へ、どうやったか知らないがうまくやったようだな」

大「は、何の話だ?」

モブ「今回の風紀委員加入の件だ!いったいどういう裏技を使ったんだ!?」

大「それお前に関係あるのか?」

モブ「な!?」

大「イチャモンつけたいのか知らねえが、くだらねえこと聞いてんじゃねえよ」

アグモン「そうだ!そうだ!」

モブ「くそ、お前なんかに風紀委員の仕事が務まるものか!」



俺は校舎外に出た。しかし……

大「回るっつってもいったいどこからまわりゃぁいいんだか」

生徒1「君可愛いね?部活何処はいるの」

エリカ「いや、その」

アグモン「兄貴、あいつ兄貴の仲間じゃないのか?」

生徒2「いや、是非私たちの部活に……」

兄貴「しょうがねえ、いっちょ助けてやるか。……おい!」

生徒3「君たち誰?」

俺はエリカの手首を掴む

兄貴「エリカ行くぞ!」

エリカ「あ、ちょ」

やばい、名前の所、大が兄貴になってた……問題ないな!

大「ふう、ここまでくりゃ問題ないだろ」

エリカ「ありがとう大君。あの人達しつこくて大変だったのよね。これも風紀委員の仕事って奴?」

大「関係ねえよ、お前は俺の仲間だからな。困ってたら助けるぜ」

エリカ「ふ~ん、結構優しいところあるのね?」

大「番長を目指すものなら当然だ!」

アグモン「さすが兄貴!かっこいい!!」

エリカ「それにしても大君も大変ね。風紀委員なんてがらでもないことを押し付けられちゃって」

大「ハハハ!まあ、がらじゃねえわな」

エリカ「それにしてもあの渡辺って女、ひどい奴よね。大君を無理に誘うなんて」

大「……」

エリカ「あんな横暴な奴の下で働くなんて大君も本当に大変ね?」

大「おい、やめろエリカ」

アグモン「あ、兄貴……」

エリカ「な、何よ。大君だってあの女が迷惑でしょ?」

大「確かに渡辺先輩は強引な所もあるけどな……結構いい先輩なんだぜ」

エリカ「何よ。大君もあの女の色香にかどかわされたって訳?」

大「そんなんじゃねえ。ただな俺は先輩に喧嘩で負けちまったからな……先輩の事はよくわかってるつもりだ。それをよく知らねえ奴に馬鹿にされるってのは……気分がわりい」

エリカ「なによ、私だって知ってるわよ。あの女は最低の女よ!あの女が来て……たつ兄は」

大「そりゃお前、わかった気になってるだけだ」

エリカ「何よ!やるっていうの!」

大「おう、売られた喧嘩は買うのが漢ってもんだ!……手加減はしねえぞ!」

あの時から……森崎のCADを吹っ飛ばしたときからわかってたが、やっぱりこの女もただもんじゃねえな。

アグモン「兄貴やめようぜ!仲間同士でこんな喧嘩間違ってるよ」

大「分かってねえなアグモン!仲間だからこそけ赦しちゃいけねえ時が……喧嘩しなきゃいけねえ時があるんだ!」

だが俺も昨日までの俺じゃねえ!やってやる!

深雪「あれ、お兄様?」

て、なんか向こうから深雪が着やがった!

大「ど、どうした、カチコミか!」

深雪「お兄様?こんな人気のないところでエリカと二人で何やってるんですか?」

大「おいおい変な言い方するなよ。こりゃただのけん」

エリカ「……やめた!興がそがれちゃった」

大「おい、エリカ?」

エリカ(大君さっきはごめんね。……確かに私はあの女のうわべだけ見て、中身を知ろうとしなかったかもしれないわ)

大「……まあ、わかってくれればいいさ」

深雪「お兄様?何の話を?」

エリカ「いえね。私達これから向こうの武道館にある剣道部の演武見に行くところだったのよ」

大「へえ、そんなもんやってたのか?」

エリカ「君はだまってて」

深雪「エリカ私も行ってもよろしいでしょうか?」

エリカ「もちろん!ねえ大君!」

大「おう!深雪も一緒に見に行こうぜ!」

深雪「はい、お兄様!」

大(おい、エリカ!)

エリカ(なによ)

大(喧嘩しようぜ!今度はこんな形じゃなく……な)

エリカ(ふ~ん)

エリカ「言っとくけど、私は強いわよ?」

大「望むところだ!」

アグモン「ほんと、エリカと戦うことになるかと思ってひやひやしたぞ」

大「ハハハ!アグモンお前っていい奴だな!そんな子分を持って俺は幸せだぜ!」

アグモン「まあな!」

エリカ「大君!あれ見て!」

大「なんだ」

エリカ「なんか剣術部と剣道部が言い争いになってるみたい」

大「剣術部?なんだこの学校の剣道部って二つあるのか?」

エリカ「剣術部っていうのは……そうね、なんというか、魔法を取り入れてより実戦に特化した剣道……って所かしら?」

大「へえ、そんな部があるのか……」

エリカ「そう、でも実績では剣術部よりも剣道部の方が上でねたんでる。そして剣道部もいい成績を出しても魔法の使える剣述部の方が優遇されることに不満を持ってるって訳」

深雪「エリカ、解説ご苦労様です」

エリカ「いえいえ」

アグモンはずっとデジヴァイスの中から話しかけています。アグモンが今後デジヴァイスから話す時は名前の所にアグモン(デジヴァイス)と書きます

大「なるほどな」

エリカ「本当にわかってる?大君?」

アグモン(デジヴァイス)「どういうことなんだ、兄貴?」

大「つまり剣術部と剣道部の喧嘩って事だろ?」

アグモン(デジヴァイス)「そう言うことか!」

エリカ「……もうそれでいいわ」

壬生(剣道部主将)「どういうこと桐原君?今は私達の演武の時間のはずよ。貴方達は後よ」

桐原(剣術部主将)「は、どうせつまらん演武だ。俺達が代わりに盛り上げてやろうと言っているのになんだその言いぐさは?」

大「そんで、今は剣術部の殴り込みって訳だ」

エリカ「ま、そういうことね」

壬生「……模擬戦をしようって言いたいの?」

桐原「まあ、そういうことだ。安心しろルールはお前らに合せて魔法は使わないでおいてやる」

壬生「……いいわ、やってあげる」

桐原「おやおやそんな自信満々に、いいのか?剣道部に行くはずだった部員を内がとってしまっても?」

壬生「残念だけど取られるのは貴方の方よ」

長い長い
せめて(デ)でいい

桐原「せえやああああ」

壬生「せええええいいいい」

桐原「うぐ」

壬生「これが真剣ならあなたは致命傷よ」

大「どうやらこの喧嘩、剣道部の勝ちみたいだな。あの女中々強いじゃねえか」

アグモン(デジヴァイス)「兄貴見せて!」

大「もう、おわっちまたぞ」

壬生「さあ、出てって頂戴」

桐原「ふふふ、壬生これで勝ちだと?ならば見せてやろう魔法を使う剣術の……真の力を!」

壬生「!あなたどういうつもり」

桐原「ふ、こういうつもりだ」

な、桐原って奴の市内で切られた壬生って奴の服が切れやがった!こいつは……

壬生「あなた……こんな公衆で魔法を使うなんて!」

桐原「ふ、そん  大「ちょっとまったあああああ!」

桐原「ふん貴様何者だ」

大「俺の名前は喧嘩番長!大門大様だ!この喧嘩!おれが預からせてもらう!」

>>106
おお、その手があったか。俺もちょっと長いかなと思ました。使わせてもらいます

桐原「ほう、お前があの服部を倒した……」

エリカ「ちょ、大君」

深雪「お兄様!」

壬生「ちょ、あなたいきなりあらわれて、何様のつもり!」

大「ああ、確かに喧嘩に横やりなんて俺自身これが野暮だってことはわかってるつもりだ。だがな俺はこいつを漢としてゆるせねえだけだ!」

桐原「ふん、ウィードが!口答えするんじゃない」

大「うるせえ!ウィードもブルームも関係あるか!お前は漢としてやっちゃいけないことをやっちまった」

桐原「は?」

大「お前は最初魔法と使わないって言った。それをお前は魔法を使いやがった。それも卑怯にも不意打ちでな、漢なら自分の言葉、命がけで守ってみやがれ!!」

桐原「ふん、ウィードのような下等で弱い奴らとの約束など守るにあたいせんわ!」

壬生「!」(ギリ

大「お前はわかっているのか!またお前は漢として最低な事を言ったぞ!」

桐原「それはウィードは弱いと言った事か?これだから自分の現状すら認識できてない下等な輩は」

壬生「桐原君!私は弱くなんか……」

大「そうじゃねえ!お前は自分よりウィードの方が弱いと言った!つまりお前は自分より弱い相手にこぶしを向けったって事だ。いいか,よく聞け!漢はな自分より弱いモンに拳は!向けるもんじゃねえんだよ!!」

桐原「拳じゃない。剣だ」

大「そんなんはどっちでもいい!漢として俺はお前がゆるせねえ!」

桐原「ふん、ウィードごときにここまで侮辱されたのは初めてだ。いいだろう、わが剣の前に……ひれ伏せ!」

深雪「お兄様……」

エリカ「大君」

「お、おい見ろ」

「あいつ」

大「ふん!んぬぬ」

桐原「馬鹿な!」

「桐原の魔法で強化された竹刀を」

「素手で防ぎやがった……」

桐原「く!」(ギリ

大「こんなもんかよ!」

「おい、そのまま拳で竹刀をたたき折ったぞ!」

「どうなってんだ!」

深雪「さすがです!お兄様」

アグモン(デ)「兄貴、すげぇ……」

昨日の特訓、ぶっつけ本番だったがうまく行ったな!

剣術部A「部長!きさま!どんな手品を使ったか知らねえがウィードの分際で!」

大「漢が魂こめた拳にはな!不可能なんかねえんだよ!!」

剣術部B「ち!このまま放っておいたら俺達はブルームの笑いもんだ!皆、かかれ!」

剣術部C・D・E「うおおおおお!」

大「全く、器がちいせぇ奴らだ。行くぞ!アグモン!リアライズ!」

アグモン「おっしゃ!俺の出番だ!」

エリカ「なにあれ?トカゲ?大君の魔法?あんなの見たことも聞いたことも」

深雪「いいえ、あれは……」

わかりずらいかもしれないけど、アグモンに表記ついてない時はデジヴァイスから出てるよ。そ

~昨夜~

大「アグモン、リアライズ!」

アグモン「兄貴どうしたんだ」

大「な~にこの前から俺の力のなさをと痛感してな。お前俺の魔法なんだろ?」

アグモン「魔法ってなんだ?うめえのか?」

大「ちげぇよ……お前何にも知らねえのか?」

湯島「ほほほ、そりゃ当然じゃよ。そのこはまだ生まれたばかりなんじゃから」

大「……おい、アグモンっていったい何者なんだ」

深雪「私も気になっています。魔法の教科書には一通り目を通したつもりですが、あんな魔法、見たことも聞いたこともありません」

湯島「気に入らなかったかい?」

大「そうじゃねえけど」

湯島「君はいい子だね。そうだね、特別に教えてあげよう。……いいかいそもそも魔法とは一体何を指すと思う?」

大「えっと手から水を出したり、石を持ち上げたり」

湯島「ははは、それは偏見だよ。絵本の中の話。魔法っていうのはね、物理現象に干渉するものの事を言うんだ」

大「は?」

アグモン「どういうことだ?」

湯島「そうだね、例えば……これは深雪ちゃんの方がわかりやすく説明できるんじゃないかな?」

深雪「お兄様に教えるのは少し恐れ多いですが。そうですね……例えば空き缶を移動させるにはその空き缶を押したり蹴ったり……つまり空き缶に力を加えればいいんです」

大「そりゃそうだな」

深雪「魔法とはその行為を簡略化することができます。念じればそこにある空き缶を向こうまで飛ばすことができます」

大「まあ、魔法ならできそうだな」

深雪「しかし逆に言うとそれしかできないのです」

大「そうなのか?手から炎を出したりとかは?」

深雪「そういうのは、目の前に可燃物を持ってくる魔法とその可燃物を十分に燃やすだけの温度を他所から持ってくる魔法。場合によっては酸素を持ってきたりとか色々な事をして初めて出せるのです」

大「可燃物持ってきて燃やすだけって……それただの手品じゃね―か」

アグモン「兄貴、手品ってなんだ?食えるのか」

大「食えねえよ」

湯島「ハハハ、手品か!言いえて妙だね、その通り魔法なんて手品と一緒。種も仕掛けもいっぱいあって初めて成り立つんだよ」

大「いやでも、俺、手から雷出した奴見たことあるぜ!あれにも種と仕掛けがあるのか?」

湯島「静電気を誘導する魔法と静電気を増幅する魔法この二つを彼は使ったんだよ。君が防御魔法を破るのを見て咄嗟に防御よりもさらに強い魔法を使おうとしたんだね。まあそれが咄嗟に出来てしまったために彼は負けてしまったともいえるかな」

大「まあ、魔法の原理って奴は大体分かった。でもよそれならなおさらアグモンって変じゃねえか?」

湯島「どうしてだい?」

大「いやだってよこいつ生きてるようにしか見えねえぜ?」

湯島「だからどうして生きているように見えるんだい?」

大「いやこうして触れられるし……」

湯島「そこに空気の壁を生み出しているだけかもしれないよ?」

大「あったかいし」

湯島「いやいや、さっきみたいに他の所から君の手に直接熱を渡してるだけかもしれないよ?」

大「……どう見てもトカゲっぽいし」

湯島「光を屈折させているのかもしれないよ?」

大「うっせえ!こいつは喋るし感情だってあるんだ!どう見たって生きてるに決まってんだろ!!」

アグモン「兄貴……」

湯島「言葉なんて空気の振動だよ?それこそ簡単じゃないか。それにね君は魔法が一万字以上のアルファベットで出来てるって小野先生から聞いたよね?」

大「……ああ」

湯島「つまり魔法式なんて言ってみればアルファベットの固まりと同じなんだよ。それで君に質問なんだけど……」

大「……なんだよ」

湯島「感情って一体何種類の文字が有れば作れると思う?」

大「……そんなん、表すなんて無理に決まってるだろ!」

湯島「正解は二文字だよ。正確には0と1とその羅列が有れば作れると言われているんだ。科学でも魔法でも変わらずに……ね」

大「そんな……それじゃあつまり」

湯島「それがアグモン……ということだね」

アグモン「兄貴?つまりどういうことだ」

深雪「そんな……アグモンが……本当にただのデータのかたまり?」

アグモン「うそ!」

湯島「まあ、そういうことだね。CAD……デジヴァイスの中にあるデータからそれを読みとり、発動している。そして僕らは彼らの事をデジタルモンスター……縮めてデジモンと呼んでいるんだ」

大「………………………………………………………………………」




大「で?」

深雪「ええ!お兄様!聞いてなかったんですか!?」

大「あ、いや、驚いたけど、だから何って思っちゃって」

湯島「ハハハハ!君は本当にすごいね今の話を聞いて素直にそう言える人間は少ないよ」

大「あ、いやデータの塊だと人間とどう違うのかなって?結局アグモンはアグモンじゃね?」

湯島「簡単に言うとデータの固まりならバックアップが取れるって事……」

大「それは……」

湯島「じゃないよ。デジモンは複雑なデータの固まり。それこそアルファベット無限に並べるって事と同義だ。一度死んだら元通り復元するなんて不可能だね」

大「へえ、なんだ、結局アグモンも俺達と変わらないって事か」

湯島「そう言うことになるね」

深雪「さすがです!お兄様!」

湯島「で、ここからが本題だ」

大「うげ、まだ小難しい話が続くのかよ……」

湯島「何もう後は簡単さ。魔法を実際に使用するにはサイオンと言うのが必要なのは知っているね?」

大「そんな話、聞いたことがあるようなないような」

湯島「つまりアグモンは君のサイオンによりできているって事さ」

大「そうなんすか?」

湯島「ああ、だからこうは考えられないかな?アグモンがサイオンで出来ているなら……サイオンにより進化させることもできると」

大「ええ!」

「そう、そして進化させたいときはこう叫べ」

~回想終わり

大「デジソウルチャージ!」

アグモン「うおおおおお、アグモン進化!」

ジオグレイモン「ジオグレイモン!」

ジオグレイモン:アグモンが進化した姿、頭部の甲殻や体も全身凶器の様に発達し、より攻撃的な姿となっている。必殺技は口から火を放つ『メガフレイム』

エリカ「うそ……トカゲが、おっきな龍になっちゃった!こんなでたらめありなの!」

深雪「さすがです!お兄様!」

剣術部C「う!なんだこれ」

剣術部B「こけおどしだ!ひるむな!」

大「行くぞ!ジオグレイモン!」

ジオグレイモン「うん、兄貴!」

大「アグ……じゃねえジオグレイモン!尻尾で薙ぎ払え!」

ジオグレイモン「うん、兄貴!」

剣術部の皆さん「うわああああ!」

尻尾を一振りしただけで全員吹っ飛ばした……

大「すげぇぜ!ジオグレイモン!」

ジオグレイモン「それは違うよ!兄貴すごいのは兄貴さ!俺がこうして戦えてるのは兄貴のおかげだ!」

桐原「うおおお!」

ジオグレイモン「うわああ」

な、あいつジオグレイモンの巨体を吹っ飛ばしやがった。

大「ジオグレイモン!」

桐原「今の内だ!全員で取り囲め!一気に決めるぞ!」

大「させねえええ!」

おっしゃあ!桐原は抑え込んだぜ!

大「いまだ!ジオグレイモン」

ジオグレイモン「メガフレイム!」

剣術部「うわああああ!」

観客「きゃああああ!」

大「まあこの学校に来ての初勝利ってとこか。でもよアグモン?」

アグモン(デ)「なんだ兄貴?」

大「……やりすぎじゃねえか?」

アグモン(デ)「大丈夫だって、きちっと手加減したから」

ま、まあ派手な火球のわりに燃えてない所をみると死んじゃいねえと思うが……

渡辺「お前達!そこで何をやっている」

大「いえですね。渡辺先輩これは……」

渡辺「とりあえず事情は後で聞くから付いて来い!」

第四話終わり

ちょっと(いらない気もする)解説入れたせいで長くなったかな?回想部分は飛ばしてもいいよ

解説とか変な所あったら聞きます

あ、ちなみに武道館はボロボロになりました

強さ早見表 現時点

幼年期 美月

成長期 アグモン 剣術部モブ モブ崎 ほのか

成熟期 ジオグレイモン レオ エリカ 雫  桐原 壬生 マサルダイモン(単体)

完全体 真由美 渡辺 深雪 服部

究極体 十文字 美月の胸

マサルダイモンはデジソウル(サイオンともいう)を使いこなせるようになり成長期から成熟期へ成長した

古今東西メシの~ってセリフちゃんと入っててワロタ
セイバーズは面白かった

マサルとアグモン以外のセイバーズ勢は出てこないよな?

>>122
その他にも(一話に付き二つ位のペースで)結構兄貴の名言使ってます。兄貴名言語録便利すぎ

>>123
もう湯島さん出ちゃってますけど一応他の人は出さない予定です。ただでさえキャラ多いですし

ご飯も食べたのでそろそろ再開します

ご飯も食べたのでそろそろ再開します

十文字「さて、はじめましてだな大門大。噂は聞いている。俺の名は十文字克人 部活連の代表だ」

こいつ……でけぇ

大「つまりあんたがこの学校のボスって訳か?」

十文字「とりあえずその話は今度にしてくれ。とりあえずお前に下された処分だが……」

十文字「停学三日 それがお前に下された処分だ」

アグモン(デ)「兄貴?停学ってなんだ?」

大「は!?ちょっと待ってくれ!ちょっと喧嘩した位でそんなことやられたらたまったもんじゃないぜ!」

渡辺「……喧嘩の部分は水に流してやるとしても、お前はやりすぎだ!」

大「……風紀委員って事じゃだめですか?」

真由美「いえ、個人的また生徒会おとしてあなたは悪くないと思っているわ。桐原君が危険度Dの魔法を使ったのがいけなかったんだし。重傷者も出なかったし」

大「ならいいじゃねえか!何とかならねえのかよ!」

渡辺「だが今回の問題は武道館の破壊だ。火球により割れた窓28枚床もぼこぼこだから、整備しなくちゃいけない。修繕費は、しめて百万は超える。それをお前が払ってくれるというのなら、考えないでも……」

大「停学三日!謹んで努めてきます!」

帰り道

深雪「納得いきません!どうしてお兄様が停学など!」

レオ「今回ばかりは深雪に賛成だな。校則違反者を取り締まったからって風紀委員のお前が停学なんて……」

大「いやなんか武道館壊しちゃいけなかったみたいなんだ」

レオ「……」

エリカ「まあ、当然ね」

大「でも気にすんな!停学なんてよくあることだ!」

深雪「さすがです!お兄様!」

エリカ「いやそれじゃだめでしょ!」

美月「ふふ、大さんってすごい人なんですね」

エリカ「美月~。真似しちゃだめよ?」



深雪「まずはフライパンに~スパイスを入れる~ターメリック、シナモン、カルダモン、ブラックペッパー、サフラン、味付けにスープの元も忘れない……」

深雪「鶏肉にはあらかじめ~ヨーグルトを付けて鶏肉を~柔らかくする~」

深雪「野菜を切って鍋に入れ~十分に炒めたら~鶏肉を加え~さらに炒め~水を加える」

深雪「沸騰してから~タイマーで二十分~その間にスパイスを作る~」

深雪「フライパンに入れたスパイスを~炒めて~」

深雪「どうしても~うまく行かないときは~市販のルーを少し混ぜてもいいかもね?」

深雪「できあがり!」

大「深雪~飯はまだか~」

深雪「もうすぐできます!お兄様!」



深雪「どうですかお兄様」

大「おう!うめえぜこのカレー!」

アグモン「まったく、深雪の飯は最高だな!」

深雪「ふふふ、おかわりはたくさんありますのでいっぱい食べてくださいね?」

アグモン「おかわり!」

大「おい、アグモン!お前それで3杯目じゃね―か!いいか居候三杯目にはそっと出しって言葉知らねえのか!居候ならちったぁ遠慮しろ!」

深雪「さすがですお兄様!そんな古いことわざを知っているなんて!」

※朝のテレビで見ただけである

アグモン「なんだよ!兄貴なら弟分に分けてくれてもいいだろ!」

「「うぐぐぐぐぐ」」

停学明け

大「ふう~やっぱりしゃばの空気はうめぇぜ!」

アグモン(デ)「そうだな、ずっと家の中ってストレスたまっちまうよ」

壬生「あの~、大君、よね?」

大「あん、あんたたしか剣道部の~」

壬生「壬生紗弥佳よ。あの時はありがとう。それとごめんなさい。私のせいで停学になっちゃって……」

大「気にスンナ」

アグモン(デ)「そうそう兄貴の自業自得って奴だからな!」

大「てめぇが壊したせいだろう、が」

アグモン(デ)「へへ」

壬生「へえ、それが君の魔法なんだ。だいぶ変わってるわね」

大「まあな」

壬生「そうだ!お礼もかねて今日食堂でご飯おごってあげる」

大「本当か!やったぜ!」


教室

エリカ「ねえ、それってデートお誘いって奴じゃないの?」

大「はあ?デート?なんだそりゃ?」

エリカ「はあ、これは壬生先輩も大変ね……」

大「?」

エリカ「それでその、大君が前使った魔法って」

アグモン(デ)「俺の事か?」

美月「ええ!あの大君の独り言って大君の幻覚じゃなかったんですか!?」

レオ「へえ、それお前の魔法だったのか!CADに話しかけて変な奴だと思ってたが、変な魔法もあるもんだな!」

大「お前ら……」

エリカ「ねえ、その魔法、見せてみてよ!」

大「まあいいぜ。アグモン!リアライズ!」

アグモン「ふは~ようやく出られた~」

レオ「うお……マジか」

美月「実際こうして見てみると、生きているようにしか見えませんね……」

大「それは違うぞ美月」

美月「え?」

大「こいつはここにきちっと生きてんだぜ」

アグモン「おうよ!」

昼休み

壬生「さあ好きなの頼ん……」

大「おばちゃん!俺、オムライスとチキンナゲットとかつ丼とステーキ」

おばちゃん「あいよ!でもそんな食事じゃ栄養偏っちゃうよ!サービスしとくから野菜もつけなさい!」

大「へ~い」

アグモン(デ)「兄貴!俺も俺も」

大「おう!おばちゃん!牛丼と焼肉定食追加ね!」

壬生「……お金足りるかしら」

壬生「それでね、大門君、私、あなたに話したいこと……」

大「おお、やっぱりここのステーキ超うめぇぞアグモン!」

アグモン「こっちの牛丼も最高だよ兄貴!」

大「おう!で話ってなんだ?」

壬生「……食べ終わってからでいいわ」

大「ふう」

アグモン「食った食った!ごちそうさん紗弥佳!」

壬生「う、うん。そ、それじゃあ話をしてもいいかしら?」

大「おう、聞くぜ!」

壬生「実はね、私は二科生の待遇改善を学校に要求したいと思ってるの……」

大「待遇改善?」

壬生「そう。私達剣道部は大きな大会で勝ちあがる程に強いわ。けど学校にとってみると魔法をうまく使えない二科生には全然興味がないみたいで、扱いが剣術部に明らかに劣ってるの」

大「へえぇ」

壬生「だから私は学校に伝えたいの。魔法だけが私の全てじゃないって。それで大君に協力を……」

アグモン「紗弥佳……」

大「くだらねぇな」

アグモン「兄貴?」

壬生「え?」

大「下らねェって言ったんだよ」

壬生「な、くだらないですって!」

大「ああそうだ。お前は学校に何を望んでんだ?」

壬生「そ、それは私達二科生の待遇を……」

大「例えば?」

壬生「こ、講師の人数が足りないのは事実だし、授業に講師を付けろとまでは言わないから」

ああ、そういやそんなこと言ってたな。

壬生「せめて剣術部と対等な待遇を……」

大「つまり部費アップって事か。へ、やっぱりくだらねぇじゃねえか」

壬生「そうじゃない!部費が欲しいんじゃない!魔法が使えないってだけで私の剣の腕まで否定されるのが嫌なのよ!」

大「なら、なおさらくだらねぇぜ!」

壬生「!!」

大「いいか!強さっていうのは誰かに見せびらかすもんじゃねえ!強さっていうのは何かを成し遂げるためのもんだ!」

壬生「……」

大「自分が強いか弱いかなんて自分が決めるもんだ!それを顔も知らない誰かに認められないからどうのこうのなんてそんなの漢じゃねぇ!」

アグモン「なあ、兄貴、紗弥佳はおんな……」

大「心意気の問題だ!」

壬生「なによ……あなただって力を誇示したいんでしょ!成績だけでみられるのが嫌だから喧嘩に明け暮れて自分は強いって証明したいんでしょ!そんなあなたに私を否定する資格なんて……」

大「俺は別に誰かに認められたくて喧嘩するんじゃねえ」

壬生「へ、それじゃあ、何のために喧嘩なんて?」

大「喧嘩が好きだからだ!」

アグモン「兄貴かっこいい!」

壬生「……わかったわ。もうあなたには頼まない」

大「まあ、元々協力する気もねえがな」

壬生「……じゃあね」

アグモン「兄貴……」

大「あ、そうだ、おい壬生!」

壬生「?」

大「飯、おごってくれてありがとな!」

壬生「……さよなら」

第五話終わり

珍しく兄貴が戦わなかった

あと二話位かな?とりあえずテロ編で終わらせるつもり

倉田はこの世界にいてもおかしくないぐらいマッドサイエンティストでクズだったな(褒め言葉)

登場以降起きた問題の原因をたどって行くと大体倉田だからな

そろそろ再開あと二話っていったけど四話位続きそう

関係ないがデジモンセイバーズOP1見てたら
魂の筋力で笑っちまった

放課後

エリカ「で、どうだったのよ?」

大「?何がだ?」

エリカ「壬生先輩とよ!?なんかあったんでしょ?」

深雪「」(ピキ

大「何かって……別に飯おごられただけだったよ」

エリカ「他には?何かあったんでしょ?アグモンは何か知らない?」

アグモン(デ)「兄貴と紗弥佳か?ちょっと喧嘩してたな」

美月「え、大さん女の子に手を……」

大「ちげぇよ!口喧嘩だ。口 喧 嘩!」

エリカ「ダメだこりゃ」

レオ「おいおい、大にそんなん期待しても無駄だろ」

エリカ「あ、やっぱり?」

放送「聞きなさい!」

エリカ「あれ?これ放送?何かしら?」

放送「我々は二科生の者だ!この放送室は私達二科生が乗っ取った!返してほしければ要求を聞きなさい!」

エリカ「あれ、この声ひょっとして……壬生先輩じゃないの?」

放送(壬生)「我々の要求は二科生の待遇改善とその話し合い」

大「確かに似てんな……よし、行くぞ!アグモン」

アグモン(デ)「おう!兄貴!」

深雪「ま、待ってください!お兄様」

エリカ「あらら、深雪の言葉も聞かず飛び出してっちゃった」

レオ「最近深雪のおかぶがとられてないか?」

深雪(ガク

美月「あれ、でも大さん帰ってきますよ?」

大「と、そうだ深雪!」

深雪「な、なんですか?」

大「放送室ってどこだっけ?」

大と深雪以外(ガク!

深雪「なんという行動力!さすがですお兄様!」

放送室前

十文字「おい、お前達。ここを開けろ」

放送室内に居る二科生「断る!ここを開けるのは我々の要求が届いたときだけだ!」

大「あんたは確か……十文字」

服部「先輩を付けろ」

十文字「大だったか?何の用だ?」

大「知り合いの声が聞こえたもんだから様子見に来ただけだよ」

服部「お前……風紀委員の仕事じゃないのか?」

大「あ、ああ!そうそう、それもそれも」

服部「……まあいい」

十文字「ちょうどいい、大。この中に知り合いがいるなら説得に協力してもらえないか?」

大「そういうの柄じゃねェんだがな……しょうがねぇ」

深雪「その面倒見のよさ、さすがです!お兄様!」

大「おい壬生!!聞こえるか!!」

服部「だから先輩を付けろ……」

壬生「大君……」

大「やっぱりあの放送あんただったのか……」

壬生「ふん、今更何しに来たっていうのあなたにとってはくだらないことなんでしょ!」

大「確かに俺にとっちゃどうでもいいことだ。だけど、あんたにとってはこんなことしちまう位、大事な事なんだろ?」

壬生「そうよ、だからこうして……」

大「だからこそ!こんなやり方で叶えてなんになる!夢を勝ち取りたかったら、自分の実力で取ってみせろよ!!」

壬生「で、でも……私達ウィードにはそんなこと言う場所なんて……」

大「甘ったれるな!場所なんて自分で見つけろ!それでもなけりゃ自分で作れ!」

アグモン(デ)「兄貴……」

大「たぶんあんたの本気は……伝わったと思うぜ」

壬生「……わかったわ」

二科生「おい、壬生何を」

キ、キ―(ドアの開く音

壬生「……確かにこんなことしても何にもならないわよね」

十文字「よし、全員捕まえろ!」

大「な!」

二科生A「うな」

二科生B「貴様ら!」

壬生「な、何するのよ!放して!」

大「な、てめぇ十文字!」

十文字「よくやった大。あとで何か褒美をやろう」

大「そうじゃねえ!壬生達から手を放しやがれ!」

服部「おい、大!」

十文字「残念だがそれはできない。このまま取り調べ室まで連行する」

大「そいつは俺の言葉を聞いてここから出てくれたんだ!そんな風に扱うことねぇだろ!」

十文字「こいつらのやったことは放送室無断占拠。れっきとした校則違反……いや犯罪行為と言ってもいい。これより審議会にかけしかるべき処分を下す」

大「そんな御託はどうでもいい!そいつから手を離せ!」

十文字「断る」

大「それなら力づくでもそうしてもらうぞ!」

深雪「お兄様!いけません!」

アグモン「兄貴!やっちまえ!」

十文字「やれるものならやってみろ。ただし、まずはこの俺を倒してからだがな」

大「おもしれぇ!やってやる!」

大(ジリ

深雪「お兄様が……飛び込みそこねている!」

……こいつ隙がねェ

十文字「思ったよりもつまらん男だ。連行しろ」

大「やめろっつてんだよ!」

うおおおおおおお!

「やめなさい!」

ずてぇぇぇぇぇ(大が転ぶ音

大「な、何しやがる!」

深雪「会長!」

真由美「大君やめなさい!」

大「でもよ七草!」

真由美「十文字君もよ。その子達を離してあげて……」

十文字「しかし七草……」

真由美「途中から来たから状況が今一読み込めないけど……彼らは大君の説得に応じて出てきてくれたんでしょ?なら大君の意見を尊重すべきよ」

十文字「だが……」

真由美「それに説得に応じてくれた彼らにも不義理よ。説得を聞いてくれた以上、こっちも最低限の事をしてあげるべきよ」

十文字「……わかった。ここはお前に任せる」

渡辺「まったく、十文字にとびかかるとは。無茶をするな、大」

大「んだよ!」

壬生「……なんのつもり」

真由美「私は貴方達の意見をないがしろにするつもりはないの?信じてくれる?」

壬生「貴方達はこれまで私たちの意見をさんざん無視してきたじゃない、そんなの信じられるわけない。」

真由美「そう、それじゃあこうしましょう?」

放送(真由美)「これより生徒会は彼らの意見を聞き入れ討論会を開こうと思います!日時は追って伝えますが一週間以内には実現させます!」

壬生「な!」

真由美「これで少しは信じてもらえましたか?」

壬生「あなた一体……」

真由美「まあ私もあなたの言っていた問題について悩んでたって事よ。やり方は褒められたものじゃないけどね?いい機会だし徹底的に討論しちゃいましょう」

壬生「……」

真由美「日時は貴方達に任せるわ。でもなるべく一週間以内にしてね」

壬生「こっちに準備期間を与えないつもり?」

真由美「そうじゃないわ。こういうのは期間を設けておきたいの。一週間以内って言っておかないと、やるって言っておいて、いつまでもやらない。みたいな展開になっちゃうかもしれないから。それは避けたいの」

壬生「……」

真由美「こちらとしてはむしろなるべく早い方が助かるわね。皆がこの討論会の話題が冷めない内に、ね?」

壬生「……わかった。代表と相談してみるわ」

大「おう七草!」

真由美「何かしら?」

大「助かった、礼を言うぜ!」

真由美「……そう思うなら呼び方変えてくれない?」

大「は?」

真由美「こう年下に苗字を呼び捨てって、どうもむずがゆくなっちゃうのよね。せめて先輩を付けるとか会長とか、あ、そうだ。なんなら真由美ちゃんでも……」

服部「な!?」

深雪「」(ピキピキ

大「わかったぜ!会長!」

真由美「ちぇ、つまらないわね」

渡辺「真由美、あんまり後輩をからかうな」

真由美「は~い」

二日後 討論会当日

大「思ったより、早かったな」

深雪「そうですね、お兄様」

真由美「この前も言ったけど、こっちは何時こういう日が来てもいいように準備していたもの」

大「つまり今日は会長と壬生の一世一代の喧嘩って訳だ!その喧嘩最前列できっちり拝ませてもらうぜ!」

深雪「さすがです!お兄様!どんな問題でもお兄様ならひとくくりですね!」

真由美「いや、くくられても困るんだけど……」

討論会開始一分後

大「グゥゥゥガァァァァ」

真由美「マリちゃん、そこのうるさい一年放り出してくれる?」

渡辺「了解した」

大「んく、っておい、何しやがる」

アグモン(デ)「兄貴……ここはおとなしく言うこと聞こう?」

大「なんだよ!放り出すことねェーじゃねえか!」

深雪「全くです!会長には後で文句を言っておきます!」

アグモン(デ)「いやいや、兄貴が悪いよ?」

大「……にしてもこっち誰もいないな」

深雪「ほとんどの生徒がこの討論会に出ていますからね」

大「よっしゃ、アグモン!学校探検でもするか!こんな機会なきゃ出来そうにないしな!
    アグモン!リアライズ!」

アグモン「おうよ!」

深雪「全く、お兄様ったら♪」

アグモン「ん?」

大「どうした、アグモン?」

アグモン「う~ん?なんか変なにおいするんだよ、兄貴。なんかが燃えてるみたいな」

大「おいおい、それ火事じゃねぇのか?よし、アグモン案内しろ!」

アグモン「おうよ!」

第六話終わり

まぁ大が負けとかいろいろ言われてたけど、セイバーズ本編でも序盤はトーマにボコボコにやられてたし問題ないだろ

>>159
あの時はあそこで終わりって言ったのも問題かな?って思ってる

>>141 >>142
確かにでてもおかしくないなwww
あと倉田はウゼェと思いつつも妙な人間ぽっさも有って共感も(ちょっと)できるいい悪役。あくまで悪役としてはだけど。

クロスウォーズの工藤タイキでも
作れそうだな。

暇な時にでも書いてみるか。

そろそろ続き書きます。途中寝落ちしそうですが……

>>164
蒼沼キリハの方が面白そう。途中で挫折しそうなタイプだし

途中どころか最初から寝落ちてしまったよ。済まぬ。改めて再開

壬生「だから、私達二科生も正当に評価してほしいのよ!」

二科生「そうだそうだ!」

二科生「俺達も魔法師なんだ!」

真由美「それならあなた達は私達に何を求めるというの?残念だけど、現状授業内容を改めることはできないわ。これは私達や学校どうこうの問題じゃないわ。実際に講師が足りないもの」

壬生「それは……その……私達に正当な評価を……」

真由美「そもそも正当な評価って何?」

壬生「わ、一科生はあらゆる面で私達より贔屓されて……」

真由美「それは何かしら?確かに生徒会や風紀委員は規則で一科生から選ばれるわ。でもそれだけ。他は貴方達が自分で自粛しているだけなの」

一科生「そうだそうだ!」

一科生「補欠(ウィード)の分際で!偉そうにするな!」

一科生「大体、お前ら今年は調子に乗りすぎだ!一科生に喧嘩を売ったり、邪魔をしたり、この劣等生が!」

真由美「あなた達も静粛になさい!」

皆(シン

真由美「壬生さん。恐らくあなた達の要求はこういうことでしょ」

>>168 >>164
お兄様にはキリハのほうが近いかな?

真由美「一科生の二科生に対する……うんんあえてこの言葉を使います。ブルームのウィードに対する差別的な扱いをやめてほしいって事じゃないかしら?」

壬生「……」

真由美「私もこの問題にずっと悩んでいたの。ウィード、ブルーム、うん、この言葉。一科生だけじゃなく二科生までもが自らを卑下し自主的に使うことすらある」

壬生「な!」

二科生「ふざけるな!」

二科生「俺達はそんな事しない!」

一科生「だまれ!補欠が!」

一科生「貴様らのせいで、今年の問題がどれだけ増えたと思っている!」

真由美「シャラップ!黙りなさいと言っているでしょ!次許可なくしゃべったらたたき出すわよ!」

皆「は、はい」

あずさ「あの~会長キャラ変わってませんか?」

渡辺「あいつの影響を受けたのかもしれんな……悪い方に」

真由美「それとそこの一科生」

一科生「は、はい!」

真由美「この問題に彼を持ち出すのはナンセンスよ。……だって彼、ブルームだとしても同じように喧嘩しただろうから」

一科生「す、すいません」

真由美「でも、ふふふ、そうね、彼、大門大は間違いなく大問題の劣等生ね。でも彼から見習うべきことも多いわ」

壬生「……」

一科生・二科生皆「は?」

真由美「私が彼に初めて会った時彼はこういいました。『ウィード気に入ったぜ、雑草。例え見てくれは悪くても花なんかよりよっぽど強そうだぜ!』ってね」

渡辺「ものすごく(ププ。似てる(ププ」

服部「笑っちゃまずいですよ」

真由美「彼は二科生であることに卑屈になっていない。荘厳な態度の一科生に対してもひるまない。良くも悪くも誰に対してもまっすぐ向かって行く。あっだからって喧嘩したら駄目だけどね」

真由美「だから彼ほどにとまでは言わないけど、二科生にも自信を持ってほしいの。そして一科生も二科生に対しての態度を改めてほしい」

壬生「そんな言葉なんかで……」

真由美「そうね、あまり変わらないかもしれないわ。でも言わずに変わらないと嘆くよりかは少しは変わるでしょ」

壬生(ギリ

真由美「でもあなたの言う通り言葉だけじゃ変わらないことも多いのも事実だから私はいまここで私の解散選挙において、生徒会メンバーに二科生も加われるようにする案を出すつもりです!」

渡辺「大風に言えばこの喧嘩、真由美の圧勝だな」

あずさ「あの?渡辺先輩の大門君の影響受けてませんか」

渡辺「んく!べ、別にそんなんじゃないぞ!」

あずさ(ジ-

渡辺「と、というか、真由美結構大の事評価してるんだな」

あずさ「話題をそらしましたね。まあいいですけど、そうですね……あ、ひょっとして漫画とかでよく見るあれじゃないですかね真面目な子ほどああいう不良タイプに引かれやすいみたいな」

服部「な!」

渡辺「いや、ないだろ~。それならあんな扱いしないんじゃないか?」

あずさ「その、それはあれです。好きな子ほどいじめたくなっちゃうみたいな」

服部「会長に限ってそんなはずありません!!」

渡辺「いや、服部?冗談だぞ?」

服部「は!失礼しました!」

>>172 ちょっと訂正

壬生「そんな言葉なんかで……」

真由美「そうね、あまり変わらないかもしれないわ。でも言わずに変わらないと嘆くよりかは少しは変わるでしょ」

壬生(ギリ

真由美「でもあなたの言う通り言葉だけじゃ変わらないことも多いのも事実よ。だから私はいまここで宣言します!私の解散選挙において、生徒会メンバーに二科生も加われるようにする案を出すつもりです!」

??「おい、そろそろ時間だぞ!何やっている!」

??「はい思った以上に警備が厳重だったもので……」

??「リーダー!準備完了しました!!」

??「よし!やれ!」

大「何やってんだお前ら!」

??「ち、こいつ!」

深雪「お兄様!」

アグモン「やるぞ!兄貴!」

大「おうよ!」

??「やれ!」

ドォォォン

観客「何の音!」

観客「この煙……」

真由美「マリちゃん!誘導をお願い」

渡辺「皆!煙を吸い込まない様に……」

あずさ「風紀委員の方の指示に従って避難を……」



校庭

??「おい、誰かこいつを止めろ!」

大「うおおおお!」

??「だめだ全然止まらねえぞ!しょうがない射殺し……」

深雪「ふ!」

アグモン「ベビーバーナー!」

??「うわあああ!」

深雪「お兄様!この装備!間違いありません!この人達はテロリストです!」

大「テロリスト?なんでそんなんが学校なんかに入ってくるんだ?」

深雪「ここは魔法科学校。狙われる理由星の数ほどあります!」

レオ「パンツァー!!」

??「うわああああ!」

エリカ「まさか大君以外に音声認識のCADを使ってる人がいるなんてね!ふん!」

??「ぎゃあああ!」

深雪「なんであなた達がここに……」

レオ「そりゃあ大が暴れてるのが見えたから止めに来たんだが……」

エリカ「どうやら相手は悪者っぽい。それじゃあ加勢しなきゃって思ったわけよ」

大「へ、やっぱりお前等強いじゃねえか!今度喧嘩しようぜ!」

レオ「その話はあとな……来るぞ!」

テロリストA「こいつら化け物だ……」

テロリストB「おい!もう放っておけ!早く例の場所まで行くぞ!」

大「待ちやがれ!行くぞ!アグモン」

アグモン「おうよ!兄貴!」

深雪「私も行きます、お兄様!」

エリカ「あ、深追いは……って行っちゃった」

レオ「どうする?追うか?」

エリカ「そう言いたいところだけど……」

テロリストC「そっちに三人……いや二人と一匹か?とにかく行ったぞ!絶対追わせるな!」

エリカ「こいつらを片付けるのが先ね」

??「……」

テロリストA「あんたか」

テロリストB「早く行くぞ!追手が来る!時間がない!」

テロリストC「おれがここで足止めする!お前達は先に行け!」

テロリストA「すまない……これが終わったら一緒に浴びるほど酒を飲もう」

大「まちやがれ!」

??「!!」(大君!)

テロリストA「行くぞ!あいつの犠牲を無駄にするな!」

大「うおおおお!邪魔だどけぇぇぇ!」

さっきのテロリストCじゃなくてDです

テロリストD「ぐはぁぁぁ」

深雪「訓練を受けているはずのテロリストをパンチ一つで黙らせるなんて……さすがです!お兄様!」

大「ち、見失っちまったか!」

アグモン「大丈夫だよ!兄貴!俺、匂いで追えるから!」

大「頼むぜ!アグモン!……にしてもでねぇな~デジソウル」

深雪「そうですね?なんででしょうか?」

アグモン「くんかくんか……こっちだよ!兄貴!」

大「おうよ!」

図書館

テロリストA「おい、まだか!?」

??「ちょっとまって」(なんで私こんなことしてるんだろう……)

バン(扉が開く音

テロリストB「ち、もうきやがったのか」

テロリストA「ということはあいつはもう……仇は取る!」

大「なんで……なんであんたがこんなところに居るんだ……壬生ぅぅ!」

壬生「……」

壬生「邪魔しないで!これは……私の……」

深雪「壬生先輩。ここには魔術のありとあらゆる最新技術や秘密情報が眠っています。ここの情報を見ることそのものすら犯罪に近い行為……それをましてや盗もうとするなんて……」

壬生「……」

アグモン「でもさ、そんなもん盗んでどうなるんだ?」

壬生「……」

深雪「壬生先輩が答えないなら私が答えましょうか?とはいっても推論でしかありませんが。おそらく壬生先輩の目的……つまり二科生の待遇改善を考えるとまず第一にテロリストを踏み込ませることによる一科生の信用の失墜。でもそれだけならわざわざここまで来させる意味はない……となると反魔法勢力にその情報を渡す。といったところですか?」

壬生「……正解よ」

深雪「どうしてここまでする必要があったんですか!」

アグモン「そうだぜ!兄貴や皆を裏切ってまですることかよ!」

壬生「私は……私は剣の腕を見てほしいだけなのよ!そう願うことがいけないことだったの!私が渡辺さんに剣術の手合わせを願った時こう言われたわ!『戦うまでもない、勝負は見えているんだから』ってね。一科生の余裕を見せてね!」

大「渡辺先輩が!まさか!」

壬生「私の魔法技術は確かに一科生より劣っているわ!でもね、そのせいで私の剣の腕まで見られないのは嫌なのよ!!」

深雪「いいえ、先輩。あなたの剣の腕を見ていた人は確かに……」

アグモン「そうだぜ!兄貴は……」

大「もういい二人とも」

深雪「ですがお兄様!」

大「俺達はな、もう十分話し合ったんだ」

深雪「え?」

大「食堂と放送室で俺達は話し合った。そしてその結果がこの立ち位置なんだよ」

アグモン「兄貴……」

大「もう話し合いじゃわかり合えねえ……それなら
              拳でわかり合うしかねえじゃねえか」

アグモン「兄貴……」

大「俺が壬生と戦う。その間に他の二人は頼んだぞ!」

深雪「任せてください!」

アグモン「わかったよ兄貴!」

大「うおおおおお!」

壬生「なめられたものね!」

大「うお!いてぇ……うわ本当に切れてやがる。それ、刀か?」

壬生「悪いけど魔法を使えない今のあなたに肉弾戦で負けるわけには行かない!」

大「へ、確かに剣の腕は大したもんだぜ」

壬生「私はこの剣で勝ち上がってきた!誰にも負けるつもりはないわ!」

(フン

大「だがな!」

(グサ

深雪「お兄様!」

壬生(そんな……私の剣を拳で止めるなんて……刀で拳の肉が骨の所まで切れて……)

アグモン「兄貴、すげぇ」

大「さすがに桐原の時みたいにはいかねぇか……だが」

(プチ

壬生(目に血が!見えな!)

大「おらああああ!」

壬生「げふ」

アグモン「兄貴の拳が入った!兄貴の勝ちだ!」

大「……あんたの魂が曇ってなきゃ、拳ごと俺を切れてたと思うぜ」

大「ていうかお前ら他の奴らはどうした?」

深雪「片付けました♪」

アグモン「あんな奴ら瞬殺だよ!兄貴!」

大「そ、そうか」

壬生「く……」

アグモン「あ、兄貴!壬生逃げたぞ!」

大「なに!」

アグモン「拳の入りが甘かったんじゃないのか?」

大「ま、まあ女だったからな。手加減してやったのさ」

深雪「あの危機的な状況でなんという男らしさ!さすがです!お兄様!」

アグモン「でも兄貴……逃げられたらだめだと思うんだけど」

大「お、おう、そうだな。アグモン!追いかけるぞ!深雪はここに人呼んどけ!」

深雪「は、はいお兄様!お気をつけて!」

アグモン「おうよ!兄貴!」


校舎の玄関

エリカ「は~い☆壬生先輩」

壬生「あなたは……大君と一緒に居た」

エリカ「私の名前は千葉エリカ……って言ったらわかるかしら?」

壬生「あなた千葉家の人!」

エリカ「そ。あなたと同じ二科生だけどね……あなたを捕まえさせてもらうわ」

壬生「そう、悪いけど……私の剣は!あなたにも負けない!」

アグモン「兄貴!いた紗弥佳だ!それにエリカも……兄貴!俺達も!」

大「……いや、駄目だ!」

アグモン「兄貴!」

大「これは壬生とエリカのタイマン勝負!水を差すわけには行かねえ」

アグモン「兄貴……」

大「エリカもきっとそう言うさ。だから俺もエリカに言ったように水は差さねえ。アグモン、仲間を信じろ!それが漢だ!!」

アグモン「わかったよ!兄貴!」



アグモン「エリカの勝ちだ!」

大「ああ、壬生先輩を保健室に運ぼう!」

アグモン「う、うん兄貴」(あれ今先輩って)

保健室

壬生「ここは……」

大「おう、目が覚めたか!」

市原「ここは保健室です。大さん……正確にはアグモンさんに背負われてここまで運び込まれました」

壬生「そう……私、負けたのね」

市原「あなたには追って処分が下ることになるでしょう」

壬生「……はい」

渡辺「壬生、どうしてお前ほど奴がこんなこと……」

壬生「それは……」

大「先輩、壬生先輩に勝負するまでもなく私の勝ちだって言ったこと本当ですか?」

壬生「大君!それは……」

渡辺「いや、私は勝負するまでもなく私は負けると言ったはずなんだが、単純な剣の腕で正式に剣をおさめたわけではない私が彼女に敵うはずがないからな……まさかそれが動機だったのか?」

大「やっぱり先輩はそんなこと言ってねえじゃねえか」

壬生「……そんな、私……」


(ガラガラ

服部「行くのか?大?」

大「ああ、聞けば聞くほど自業自得だしな。もうこれ以上関わることはねえだろ」

壬生「あなたには……色々迷惑かけちゃたわね」

大「あんたには飯おごってもらったしな。一宿一飯の恩って奴だ。それでチャラって事にしておいてやるよ」

渡辺「おまえ……一宿は違うだろ」

大「あれ、そうだっけ?まあいいや、それじゃあな!」

アグモン「あ、待ってよ兄貴!」

アグモン「兄貴~本当にこのままでよかったのか……」

大「おい、アグモン。こいつら(テロリスト)の匂い、追えるか?」

アグモン「うん、兄貴!」

深雪「……お兄様」

剣道場裏

剣道部部長「ね、なんだお前達!」

アグモン「兄貴、こいつからあいつらの匂いがするよ!」

大「おい、てめえ!知ってること洗いざらい全部吐きやがれ!」

??「その人は何も知らないわよ」

大「あんたは……小野先生」

小野「私も独自に調べてたんだけど……その結果だとその人はテロリストの親玉の弟……しかも利用されているだけってことが分かったの」

深雪「小野先生……あなた一体」

大「……」

小野「だからその人は本当に何も知らない」

大「おい、てめえ」

剣道部部長「な、なんだ」

大「そいつの私物とか持ってないか?」

小野「な、まだ続けるつもりなの?」

深雪「……お兄様もうよろしいのではありませんか?」

大「なんだよ、深雪」

深雪「私はあの方のためにお兄様がそこまでする必要はないと思います。私はお兄様がこれ以上怪我をするのを……見たくありません」

アグモン「深雪……」

大「あのさ、深雪。俺は壬生先輩に飯をおごってもらったんだ」

深雪「ですがその恩は返したってお兄様が……」

大「そして俺はあいつと喧嘩もした。これがどういう意味か分かるか?」

深雪「……わかりません」

大「わからねえなら教えてやる!一緒に飯を食って、喧嘩もした、つまり、壬生先輩はもう俺の仲間なんだよ!」

深雪「」(ハ

大「漢は絶対仲間を裏切らないものなんだよ!!」

??「じゃあさ」

???「私も当然参加してもいいわよね?」

深雪「エリカ!どうしてここに!」

エリカ「まああのまま大君が引き下がるわけないって思ったもの……私だって壬生先輩と喧嘩をした。漢は仲間を裏切らない者なんでしょ?私は女だけど」

大「……エリカ」

??「そうなると当然俺も参加だな」

アグモン「レオ!」

レオ「俺は壬生先輩については何も知らねえが、俺はお前の仲間だからな。ついでにそこの暴力女も」

エリカ「なによこの脳筋男!!」

大「レオ……」

??「大」

大「げ!あんたは」

十文字「俺も壬生の事はよく知らんし。お前らとも仲間ではないが……部活連会頭として今回の事態見過ごすわけには行かん。後輩の危険もな」

大「十文字」

??「まったく」

アグモン「え!」

深雪「まさかあなたも!?」

桐原「ま、俺がお前についていく理由は……お前にはわざわざ言うまではないな」

大「桐原……先輩」

???「まったく」

真由美「君たちの勝手な行動。生徒会長として見過ごすわけには行きませんね。……私も付いていきます」

大「会長……」

渡辺「いや、真由美はここで私の手伝いだ」

真由美「ええー!せっかくこんなに恰好を付けて登場したのに」

十文字「この状態で生徒会長のお前がこの場を離れたらまずいだろ」

大「皆……全く、この学校には馬鹿しかいねえのか?」

深雪・アグモン以外「お前に言われたくない」

十文字「それと大、お前もここに残って手の怪我を治せ」

大「……やっぱりばれてた?」

十文字「応急処置はしただろうが早く病院に……」

大「断る!」

十文字「……そう言うと思っていたよ。ただ終わったらすぐに行けよ」

大「しょうがねえ!」

渡辺「大!」

大「なんだ、先輩も止めんのか!」

渡辺「言って止まる奴じゃないだろ……学校は私たちに任せろ!お前らは思う存分暴れてこい!」

大「おう!」

真由美「ああ、ずるい!マリだけおいしいところ持って行って!」

(ハハハハハハ

第七話終わり

壬生先輩を剣道部部長って書いたところありましたけど、あれは誤表記です。申し訳ありませんでした。

他にも役職等間違えている所もあるかもしれません。言っていただければ訂正しますが、必要なければ補完していただければ幸いです

それじゃあそろそろ続き書いていくよ

大「アグモン!お前の鼻が頼りだ!行くぞ!」

アグモン「おうよ!兄貴!」

小野「……待ちなさい」

大「なんだよ、小野先生!止めんなよ!」

小野「これを……」

大「なんだよこれ?」

深雪「端末ですね」

小野「その中に彼らのアジトのデータが入っているわ」

大「!!いいのかよ!こんなもん貰ちまって!」

小野「ええ、どうせ渡さなくてもあなた達は行くでしょ?それなら相手に時間を与えない方がいいわ」

小野(それに……本来の私の任務はそれをあなた達に渡すことだったから)

大「おっしゃ!ありがたく使わせてもらうぜ!」

十文字「大。それならこっちにこい!いいものがある」

大「何があるんだ?十文字」

十文字「見てのお楽しみだ。……それといい加減呼び捨ては止めろ」

大「わかった。十文字のオッサン」

十文字「……」

大「オッサン!これがいいものなのか!」

十文字「……もう十文字でいいから、オッサンは止めてくれ……一応まだ高校生なんだ」

エリカ「へえ、でっかい車ね!」

レオ「でも、皆入れるか?」

深雪「……アグモンをしまえば何とか」

アグモン「え!俺が」

深雪「CAD……じゃなかったデジヴァイスの中に入っていればいいから」

アグモン「いやだ嫌だ!俺もこの車乗りたい!いいだろ、兄貴!」

大「ああ、俺はこっちに乗るからな!」

深雪「さすがですお兄様!車の屋根によじ登るなんて!」

※絶対に真似しないでください

十文字「みんな乗ったな!」

レオ「おう!」

エリカ「ええ!」

桐原「……ああ」

大「おっしゃ、行けぇ!十文字!」

十文字「しっかり掴まってろよ!」

十文字「む、あれは……」

桐原「どうしました?会頭?」

十文字「門に防御術式が……」

レオ「反魔法勢力が防御術式?なんか変な感じですね?」

十文字「おそらく壬生の様な奴も多いのだろう。強化術式を頼む……」

大「一番槍は俺がもらったぜ!」

深雪「お兄様!」

エリカ「車から飛び降りた!」

おりゃああああああ!

テロリスト1「な、こいつ」

テロリスト2「門を素手で突破しやがった!」

十文字「必要はなかったようだ」

テロリスト3「ここに来たやつは殺せと命令されている!射殺しろ!」

大「へ、ようやく来やがったか!来い!アグモン!」

アグモン「おうよ!」

大「デジソウル  チャージ!」

アグモン「          アグモン進化!             」

ジオグレイモン「     ジオグレイモン!                」

十文字(ほう……あれがデジソウル。これは服部の推測通り……)

服部『あのデジソウル……と言っていた物はこれまでの状況から推測すると、魔法もしくは魔法が付与されたものを殴った時発生するのだと思われます。そしてその正体はサイオンの塊。術式解体はそもそも多量のサイオン波を当てて術式を吹き飛ばす技。自分の防御術式を曲げたのはあの時点で潜在的に有った大のサイオン……デジソウルが術式解体に似た力が出したのだと思われます』

十文字(ということか?だがそれだけでは説明が……)

テロリスト4「ころせ!」

テロリスト5「kill!!」

エリカ「はあ!」

レオ「パンツァア!!」

桐原「せいやあああ!」

十文字「おっと、そんなことを考えている場合ではなかったな」

ジオグレイモン「うおおお!ブラスターテイル!」

テロリスト達「うああああああ!」

テロリスト7「くそ!あいつだけでいったい何人やられたんだ!」

大「あっちだ!アグモン!」

テロリスト8「こっちに来るぞ!」

ジオグレイモン「メガフレイム!」

テロリスト8「あああ!」

テロリスト9「くっそこのままじゃ……」

大「おっしゃあ!このまま中に突入するぜ!」

深雪「私達が中に入ります!エリカとレオは中から出てきた人を捕えてください!」

エリカ「まかせて!」

レオ「ここは俺達にまかせな!死ぬんじゃねーぞ!」

テロリスト10「くそ!」

テロリスト11「この先には近づかせるな!」

深雪「お兄様!ここは私に任せて、先に行ってください!」

大「おう!任せたぜ!」

テロリスト10「おいおい!あいつ女一人置いて逃げやがったぞ!」

深雪(ピク

テロリスト11「あいつくそ野郎だな!あの化け物があっちに言ってる間にこいつを殺っちまえぇ!」

深雪「テロリスト風情が、随分とお兄様を侮辱したものですね……」

テロリスト13「お、おい、なんか寒くね―か?」

深雪「あなた達はお兄様に手をだしあまつさえ侮辱までしてしまった」

テロリスト14「ひ、ひいい体が凍って」

深雪「それを許してあげるほど私は心優しくありません」

テロリスト15「や、やめてくれ!もう俺達は動けねえ!これ以上やったら、本当に死んじまう!」

深雪「あなた達は運が有りません……本当に」

(ドゴォォォ ※ジオグレイモンが壁を突き破る音

リーダー「ふ、あなた、本当にここまで来るとは思いませんでした」

大「へえ、その様子じゃ、あんたが親玉って訳か」

リーダー「まあ、そう言うことになりますかねぇ?とりあえず話をしてみませんか?」

大「知った事か!やれ!ジオグレイモン!」

ジオグレイモン「メガフレイム!」

リーダー「ふ、キャストジャミング起動!」

上位テロリスト「「「は!」」」

大「な!ジオグレイモンの炎を打ち消しやがっただと」

ジオグレイモン「兄貴……頭が、頭が痛いよ」

大「大丈夫か!ジオグレイモン!」

大「てめえぇら!アグモンに一体何しやがった!」

リーダー「なあに、これはキャストジャミングと言って簡単に言えば魔法を無効化するための装置なんだ。どうやらその化け物にも有効なようだ」

ジオグレイモン「ううう……」

大「ジオグレイモン!しっかりしろ!」

リーダー「僕はね、魔法師が評価されないのが許せないんだよ。僕はあいつらに何一つ劣っていないのに、僕は魔法師として扱われることすらなかった。そんな同級生もそれをよしとする世界も学校も心底くだらない。それならそんなもの壊してしまえばいい」

大「てめえ!そんなに復讐したいんだったら一人で勝手にやりやがれ!壬生先輩や俺達の学校を巻き込むんじゃねえ!」

リーダー「あのね、大君。壬生も僕の弟も僕の考えに賛同してくれたよ。君だって正当に評価されない苦痛を味わったはずだ。こちらの味方にならないかい?」

大「壬生先輩にも言ったがよ。くだらねえぜ、そんな事!てめえが言うと、なおの事くだらなくかんじるぜ!」

リーダー「そう言わずに、大君……僕はね君を高く評価しているんだ。どうだい、僕の仲間にならないかい!」(ピカ

大「ふん!」

リーダー「な、僕の催眠派を拳で弾いただと!!」

大「てめえ、今何を飛ばしやがった!」

リーダー「だ、誰かそいつを取り押さえろ!」

上位テロリスト「は!」

大「てめえはやっぱり一人じゃ何もできねえくそ野郎だな!」

ジオグレイモン「兄貴……」

大「おう、起きたか!ジオグレイモン!」

ジオグレイモン「逃げて……」

大「え」

ジオグレイモン「ウオオオオオオ!」

大「うああああああ」

第八話 終わり

次でラスト

使おうと思って結局使えなかったネタ

次回予告

大「レオが死んだ……いいやつだったのに」

倉田「ひひひ、レオ君には実験台になってもらいました」

エリカ「そんなレオが死ぬなんて……」

大「くらたああああ!てめえだけはゆるさねええ!」

大「次回 心優しき勇者 レオ(モン)死す」

※本編には一切関係ありません

そろそろラスト書いていきます

テロリストアジト

ジオグレイモン「」(グイン

大「おい、どうしたんだ!ジオグレイモン!」

リーダー「は、はは、これは予想外だったがいい誤算だ、やれ!化け物!自分の主をぶちのめすのだ!」

ジオグレイモン「グオオオオオ!」

大「やめろ!ジオグレイモン!」

グシャアアア

大「うあああああ!」

上位テロリスト「射殺しますか?」

リーダー「いや、あの化け物を刺激するのはまずい。しばらく様子を見るぞ……ただし隙を見つけ次第射殺しろ」

大「やめてくれ!ジオグレイモン!」

ジオグレイモン「ウガアアア!」

大「ジオグレイモン!おまえとは一緒に風呂も入っただろ!飯も一緒にくったじゃねえか!思い出してくれよ……」

ジオグレイモン「グガアアアア!」

大「目を覚ませ、ジオグレイモン!」

ジオグレイモン「ウガ?」

リーダー「な!あの化け物の突進をパンチで受け止めだと!」

大「お前は!俺の!子分だろ!」

ジオグレイモン「ガァァァァァ」

上位テロリスト「な、あの巨体を吹っ飛ばしやがった!」

上位テロリスト「あいつも化けものか!?」

リーダー「何をしている今がチャンスだ!撃てぇぇぇ!」

上位テロリスト「や、やったか!」

ジオグレイモン「あ、兄貴」

リーダー「な、あの化け物盾になりやがった!」

大「ジオグレイモン!」

リーダー「は、化け物同士のかばい合いか?まったく涙ぐましいな!」

大「へ、あんたには言われたくねえな。壬生先輩もこれ使って操ったんだろ?てめえなんかより、ジオグレイモンの方がよっぽど人間らしいぜ!」

リーダー「は!私は作戦遂行に効率的な手段を取っただけだ。何の問題がある」

大「効率の問題じゃねえ!心意気の問題だ!拳で語るってのはな、相手に痛みを与えるだけじゃねぇ。相手以上に、自分の心もいてぇんだよ。
  一方的にぶん殴ろうっていうてめぇのやり方は、痛みを恐がる臆病者のやり方だって言ってんだよ!」

BGM「believer」

ジオグレイモン「兄貴!おれこんなに怒ったの初めてだ!」

リーダー「……」

大「そんなことをする貴様は最低だ!あんたは人間の風上にも置けない最低の男だ!いけえ!ジオグレイモン!」

リーダー「ふん、これだからガキはキャストジャミング起動!」

ジオグレイモン「メガフレイム!」

ゴオオオオオ

ジオグレイモン(押し負けてる。兄貴……このままじゃ!)

大「弱気になるな!ジオグレイモン!お前には、俺のデジソウルがついてるんだ!」

ジオグレイモン(兄貴!……そうだよな!兄貴)

ジオグレイモン「ウオオオオオオ!」

リーダー「な、キャストジャミングを突破してきやがった!あの炎にはキャストジャミングを上回る情報量があるとでもいうのか!」

ドォォォン

上位テロリスト「な、キャストジャミング装置が……破壊された」

リーダー「な、何をしている早く撃て!」

上位テロリスト「リーダー……もうこれ以上の作戦続行は無意味です。キャストジャミング装置を破壊された今、われわれはもう……」

リーダー「いやだ、いやだ!」

ジオグレイモン「兄貴!あいつ、逃げたよ!追わなきゃ!」

大「!! いや……あとはあいつに任せよう」

リーダー「あああ!」

桐原「お前か……俺の壬生をたぶらかしたのはお前かぁぁぁ!!」

隣のビルの屋上

小野「いいんですか?放っておいて?」

湯島「ははは、若いうちにこういう経験をしておかないとね」

小野「……あなたの目的はいったい何なんですか?」

湯島「どういう意味かな?」

小野「あなたは彼らにアジトのデータを渡しておいて、こうして遠く離れた場所から見学……あなたが何をしたいのか私にはわかりません。テロリストをつぶしたいなら、貴方が戦えばいいじゃないですか」

湯島「ハハハ、僕にそんな力があると思っているのかい?」

小野「よく言いますね。軍の大規模駐屯場を一人で強襲、全滅させたこともあるあなたならこの程度の施設を潰すくらい……」

湯島「あの頃は若かったからな。今の私にはとてもとても……彼らはこれからたくさんの障害に出会うことになるだろう。その時に今日みたいに私たちが居るかわからないからね。だから彼らには強くなってもらわないといけないんだ」

小野「だからギリギリまで手を出さなかった……ということですか」

湯島「そう言うことかな?」

小野「その割にはCADに手がかかってましたよ」

湯島「いやはや、私もまだ若いね」

一か月後

大「まったく、壬生先輩ようやく退院かよ。俺なんて一日で退院したぞ」

エリカ「いや、大君が化け物すぎるだけでしょ。これと比べるなんてサーヤがかわいそうよ」

深雪「そうですね。お兄様と常人を比べたら皆虫みたいなものですものね」

アグモン(デ)「いや深雪。それ言い過ぎ」

エリカ「あ、サーヤだ。それと……桐原先輩」

深雪「それにしても、あの二人が付き合うなんて意外でしたね」

エリカ「そうだね」

大「いや、俺はそうなるって思ってたぞ」

エリカ「え、意外!大君そう言うの疎い方だと思ってたのに。いったい何時からそう思ってたの?」

大「あいつの竹刀と俺の拳がぶつかった時だな!」

エリカ「……」

アグモン(デ)「兄貴すげえ……」

深雪「さすがですお兄様」

小野「ふう、今回は一件落着ですね」

湯島「そうだね、君のおかげだ。彼女の催眠を解くのとその証明に協力してくれたんだろう?」

小野「その催眠についてですが……私にはデジモンのメリットがわかりません」

湯島「なんでそんな話になるのかな?一応軍には説明したけど本人が捕まった時でも一人で動くことが可能なんだよ?」

小野「その人が一緒に居なければ本領を発揮できないのならほとんど意味がないのではありませんか?むしろ今回の様に相手に奪われるデメリットの方がはるかに高いと思われるのですが?」

湯島「……そうだね。でもね私はこう思うんだ。人間が一人で成長するには壁があるんじゃないかって」

小野「その壁を共に乗り越えるのが……デジモン、ということですか?」

湯島「そう彼らと共に成長するんだ。それこそ我々の想像遥かに超える形でね」

小野「そうですか?私にはよくわかりません」

湯島「彼らを見ていればいつかわかるさ」

小野「……彼らはどう成長するんでしょうね?」

湯島「ハハハ、未来は誰にもわからないけど……きっと彼らは強くなるよ。それこそ世界を守れる位に」

8年後 同窓会

エリカ「それにしても大君行っちゃったね」

レオ「ああ、そうだな」

幹彦「同窓会にも来れなかったね」

深雪「お兄様は国内にとどまっている器ではありませんから……」

美月「でもまさか本当にすごいね」

ほのか「私の聞いた話だと、拳一発で戦車四つを吹き飛ばしたとか」

雫「なかなか出来ることじゃないよ」

「殺せ!」

「この村をに居る奴は皆殺しだ!」

大「全くどこ行ってもこんなこと言うバカばっかりだぜ。いくぜアグモン!カチコミだ!」

アグモン「オウ兄貴!」

                    糸冬

これにて終わりになります
ここまで読んで下さった方
本当にありがとうございました
地の文が一人称だったり三人称だったり、安定しなくてすいませんでした
いや、一人称で戦闘描写って本当に難しくて


面白かった

言い訳してすいません

最後に宣伝です!

デジモンファンなら何とは言いませんが作品を黒歴史あつかいするのは止めましょう!
デジモンはどの作品も本当に素晴らしい作品です。でも悪い点もあるので好きになってくれとは言いません。でも嫌いにはならないでください!
それとデジモンファンはデジモンクロスウォーズ漫画版は一見の価値ありです。
普通の漫画としても面白いし、デジモンファンが読まないのは人生を損してるレベルです。

続編かパラレルかいつか書くかもしれません。その時には地の文をを安定させてみせます。
題名は魔法科学校の喧嘩番長になると思います。

>>224
ありがとうございます!

あ、html依頼出してきます

乙ー
続編期待
そして、原作の劣等生のが気になって始めて見てみたら……劣等生ってなんだっけ?になった

>>221 訂正

8年後 同窓会

エリカ「それにしても大君行っちゃったね」

レオ「ああ、そうだな」

幹彦「同窓会にも来れなかったね」

深雪「お兄様は国内にとどまっている器ではありませんから……」

美月「でも本当にすごいですよね」

ほのか「私の聞いた話だと、拳一発で戦車四つを吹き飛ばしたとか」

雫「なかなか出来ることじゃないよ」

>>331
その辺りはあんまり深く考えず読めばいいと思うよ。
このSS書いたのはお兄様って劣等生じゃないよな?でもさすあにできつつ劣等生って言ったら誰かな?って思い付いたのが大だった。
ただ書いてる途中思ったのが、心がないから人より劣っている=劣等生って事なのかもしれん。

上の>>231だった

>>215>>216の間

湯島「さて、彼の方は大丈夫そうだし、彼女を止めてくるよ。このままでは相手を殺してしまいかねないからね」

小野「深雪さん……ですか?」

湯島「ああ、彼女はまだ手を汚すには早すぎる」

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