ヤムチャ「ベジータと戦う」 (17)

ヤムチャSSです。
時系列はブウを倒した後。

口調や文章がおかしいかもしれませんが、楽しんでもらえたら嬉しいです。

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期待

俺はヤムチャ、盗賊……だった。
昔は散々の悪事を働いてきたが、ある人物『孫悟空』に出会い運命が変わった。
悟空に出会ってから、俺は武闘家になり修行を積み天下一武闘会に参加できるほどのレベルまで成長した。しかし、ある時のサイヤ人の来襲に伴い俺の実力はもはや通用しなくなっていったのだ。
そして月日が流れ、俺は足手まといになっていたのだった。
狼は、負け犬に変わった……

俺には一つ心残りがあった。
初恋の相手『ブルマ』だ。
彼女は最初は俺と交際し、結婚しそうとまで周りに言われたほどだ。
しかし、彼女は別の男と結婚する。

ヤムチャ「ベジータ……」

プーアル「……ヤムチャ様?どうしましたか?」

ヤムチャ「なぁ、プーアル……俺ってブルマと結婚してたらどうなってたんだろうな」

プーアル「え…?いやでもその……どうなんでしょうね……?アハハ…」

ヤムチャ「うん……少し意地の悪い質問だったな、すまないプーアル」

ヤムチャ「……」

ヤムチャ「俺は、ベジータと戦いたい」

プーアル「へっ?」

ヤムチャ「ベジータと戦ってみたいんだ」

プーアル「でも……その……ちょっと無謀というかなんというか……」

ヤムチャ「無謀だってことはわかってる……でも、これは俺にとって……」

プーアル「……わかりました、ヤムチャ様にとって大事なことなんでしょう……僕は影ながら応援させてもらいますよ!」

ヤムチャ「ありがとう!プーアル!」

俺がベジータと戦いたい理由。
それはブルマを取られた嫉妬なのか、それとも武闘家としてのライバル意識からなのかはわからない。
しかし、これは俺にとって越えなくてはならない壁なのだろう。

ヤムチャ「いくらなんでもこんな修行もしてない状態で挑むのはおかしいよな……どうするか…?」

ヤムチャ「うーん………」

ヤムチャ「そうだ!精神と時の部屋があるじゃないか!セルと戦うときに俺は入ってなかった!ならまだ修行できる時間は残ってるはず!」

ヤムチャ「そうときまれば早速行こう!」


~天界~

ポポ「おう ヤムチャか」

ヤムチャ「よう、ポポ!元気そうだな!」

ポポ「ポポ いつでも元気 それより ヤムチャどうした?」

ヤムチャ「あぁ、そうそう。ちょっとさぁ、精神と時の部屋を使わせて欲しいんだけど……いいか?」

ポポ「精神と時の部屋?なぜ今更?構わないが……」

ヤムチャ「いやぁ……色々事情があってな……とにかくありがとう!デンデにもよろしくな!」

ポポ「行ってしまった なんだったんだ?」

~精神と時の部屋~

ヤムチャ「ここが精神と時の部屋か……空気が薄く身体が重い……悟空が言ってたとおりだ」

ヤムチャ「でも、これでいい……!さて!やるぞ!」




ヤムチャ「くそっ!」

ヤムチャ「よし……上手くいきそうだぞ……!」

ヤムチャ「はあっ!」

そして、ヤムチャはきっちり二年間、外の時間では二日の間に修行したのであった………




~そして二日後~

ガチャ

ポポ「!」

デンデ「!」

ヤムチャ「久しぶりだな、ポポにデンデ」

デンデ「ヤムチャさん、ポポさんから話は聞いていますよ!お疲れ様でした!」

ポポ「おつかれ ヤムチャ」

ヤムチャ「ははっ!ありがとう!」

デンデ「ところで、なんで今更修行を?」

ヤムチャ「俺のケジメのためかなぁ」

デンデ「?」

ポポ「?」

ヤムチャ「まぁ気にすんなよ!色々ありがとう!じゃ、行ってくる!」

~カプセルコーポレーション~

ヤムチャ「なんだか久しぶりって感じだなぁ」

ブルマ「あっ!ヤムチャじゃない!どうしたの?」

ヤムチャ「おっ、ブルマ!久しぶりだな!」

ブルマ「久しぶり?そんなに最後会ってから経ったかしら?」

ヤムチャ「あ!い、いや!なんでもない!それよりベジータいないか?」

ブルマ「ベジータ?確か……今は重力室でトレーニングしてるけど……?あんたがベジータに用なんて珍しいわね・」

ヤムチャ「……わかった、じゃあな!」

ブルマ「あっ、行っちゃった……なんだったのかしら?」



~重力室~

ベジータ「ふんっ!はぁっ!……ん?」

ヤムチャ「よう、ベジータ」

ベジータ「ヤムチャか、オレに何の用だ」

ヤムチャ「俺と戦ってくれ」

ベジータ「………なんだと?」

ヤムチャ「……」

ベジータ「冗談はやめろ、貴様ごとき相手にならん。トレーニングの邪魔だ、消えろ」

ヤムチャ「冗談なんかじゃない、俺は本気だ!」

ベジータ「……」

ヤムチャ「俺は!お前に勝つ!」

ベジータ「……面白いことを言う奴だ、いいだろう相手してやる」

ヤムチャ「!」

ベジータ「しかし、貴様とオレとでは実力が違いすぎる……そうだな……超サイヤ人にはならないで戦ってやる、多少はマシな戦いになるだろう」

ヤムチャ「……ああ」

ベジータ「一応言っておくがこの部屋は特別性で、俺が超サイヤ人になっても破壊するのは一苦労だ」

ベジータ「つまり存分に戦え、ここが壊れるようなことはないというわけだ」

ヤムチャ「わかった、全力でいかせてもらうぜ……!」

ヤムチャ「はぁぁぁぁぁ!!」

ベジータ「なるほど、少しは戦闘力が上がっているな」

ヤムチャ「だあっ!」

パンチを繰り出すヤムチャ
しかし、それを平然とガードしていくベジータ

ベジータ「どうした?この程度か?」

ヤムチャ「まだまだ!」

蹴りを放つが、ベジータは軽く避ける

ベジータ「……」

ヤムチャ「くっ!」

ヤムチャ「(やはりベジータは強い……!仕方ない、ここで使うか……!)」

スッ……

ヤムチャ「真・狼牙狼牙風風拳!」

ベジータ「なにっ!?」

ヤムチャの真・狼牙風風拳がベジータに襲いかかる。突然のスピードアップにベジータも驚く

ヤムチャ「ハイッ!ハイッ!ハイィッ!」

ベジータ「ぐっ!……だが、足元ががら空きだぞ!」

足払いをするベジータ、しかしヤムチャが転ぶことはなかった

ヤムチャ「そうくると思ってたぜ……!」

ベジータ「これは、残像!?」

ヤムチャ「今だっ!だあっ!」

ヤムチャの拳が直撃し、吹き飛ぶベジータ

ヤムチャ「ハアッ……!ハアッ……!ど…どうだ……!」

ベジータ「ぐっ……!貴様……!残像拳とやらをやっていやがったな……?」

ヤムチャ「……」

ベジータ「自分の少し前に残像を残しつつ拳を放つ……だからオレの足払いは残像にしか当たらなかった……」

ヤムチャ「そうだ……」

ベジータ「だが、もう通有せんぞ……さぁ、どうする?」

ヤムチャ「まだ策はあるぜ……!」

ベジータ「ほう……?では、見せてもらおうか?その策とやらを」

ヤムチャ「はぁぁぁぁぁ!!!!」

ヤムチャ「ずあっ!!!!」

ヤムチャが気弾を放つが、ベジータに避けられてしまう

ベジータ「これが策か?期待外れもいいところだ」

ヤムチャ「ハァッ…!ハァッ…!」

ベジータ「随分と息が上がっているようだ、そろそろ終わりにするか……!」

sage忘れてました、本当に申し訳ありません

ベジータ「ハッ!」

ヤムチャ「がっ…!」

ベジータ「どうした!少しは反撃してみろ!」

ヤムチャ「くっ!」

ヤムチャ「だあっ!」

ベジータ「甘い!ハァッ!」

ヤムチャ「ぐあっ!」


ベジータ「ちっ……!もうやめだ……これ以上はもう無駄だ」

ヤムチャ「……」

ベジータ「どうした?なにを黙っている?」

ヤムチャ「これで…決め…る……」

ベジータ「なんだ…?」

ヤムチャ「……くらえ!!超繰気弾!!!!」

ベジータ「!!」

ヤムチャの超繰気弾がベジータの頭上から炸裂する!




超ベジータ「くっ……!危なかった……!とっさに超サイヤ人になり避けたが……直撃していたら中々のダメージがあっただろうな……」

超ベジータ「こいつ……あのときのエネルギー弾をずっと戦いながら操っていたというのか……」

ヤムチャ「ハ…ハハ……俺はもう指一本動かす力もないぜ……」

気絶するヤムチャ、その姿を見つめるベジータ
ベジータの真下には繰気弾で空けられた穴がある

超ベジータ「しかも、この部屋を部分的とはいえ破壊するとは……お前はオレが思っているより強かったようだ」

ベジータ「……」

ブルマ「あっ、ベジータ!ヤムチャはどうしたの?」

ベジータ「重力室で寝ている、連れて行ってやれ」

ブルマ「寝てる?……よくわからないけど行ってくるわね」

ベジータ「ふん……」





ヤムチャ「Zzz…」



こうして、ヤムチャの戦いは終わった。
この戦いでヤムチャは何かを得られたのか……それは本人にしかわからない……

これで終わりです。
短い物語でしたが、読んでいただきありがとうございました。

何がしたかったんだお前は

ヤムチャが結婚出来なかったのは浮気癖がついて愛想尽かされたから
自業自得

乙、良かったよ
ヤムチャだって、純粋な地球人の中なら二番目か三番目ぐらいに強いんだよな?

3番目か4番目じゃないか、セルゲーム以降修行してなかったようだし
GT編でも一つ目と修行してたようだし、ブウ時でも恐らくしてたチャオズがいる
クリリン≧一つ目>ヤムチャ≧チャオズ

チャオズが自爆したらサイバイマンのごとく道連れに出来そう

まだ?

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