P「>>3に映画出演の話とってきたんですよ」 (186)

高木「なんと!すごいじゃないか」

P「はは、あの映画の監督とは少し顔馴染みだったんですよ」

※モバマス・グリマス・Mマスの子達はわかりません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409558777

すいません 酉かぶってたんで変更を……

高木「千早くんかぁ~いいねぇ
   
高木「ウチの子はみんなかわいいけど彼女はきれいでもあるからね」

P「ええ、画面映えすることは確実なんですが……」

高木「ん?」

P「また『歌の仕事じゃない』って言い出さないか心配で」

高木「ははは、さもありなん」

P「笑い事じゃありませんよ、まったく」

高木「千早くんはたしか今のランクは……」

P「>>9ランクです」

最低

P「最低……Eランクです」

高木「ううむ……それで歌の仕事しかしたくないはちょっと通らないなぁ」

P「逆ですよ、それしかしたがらないから今もEランクなんです」

高木「そうか……」

P「説得はしてるんですけどなかなか頑固で」

高木「ならば私に策がある」

P「え!?」

高木「もし千早くんが出演を渋った時使いたまえ」

~~~~~~~~
千早「お呼びですか?プロデューサー」

P「おう、千早。お前に仕事を取ってきたんだが――」

千早「歌の仕事ですか?」

P「い、いや。でもすごいぞ!なんと映画出演だ!」

千早「映画、ですか?未だにEランクの私に?」

P(お、さすがに少し驚いてる!これはいけるか?)

P「ああ、その監督と少し知り合いでな、頼んだらキャストに加えてくれるって!」

千早「え……そうですか。私の実力じゃなくて、プロデューサーのコネ……」

P(う、しまったか?いやいずれバレることだ……)

P「コネでもまずはやってみないか?そこから歌の仕事につながることだって――」

千早「すみません、プロデューサー」

P「!!」

千早「私の実力が認められないのは仕方ありません」

千早「それにコネでもプロデューサーには感謝してます」

千早「でも、その映画を見に来てくれるお客さんには失礼でありたくないんです!」

P「……そう、か」

P(やはり、今までのような言葉じゃだめか)

P(社長、使わせていただきます。貴方より授かった秘策を!)

>>18

断りゃクビを切ると伝え断ったら実際にクビ

P「まぁ断ればクビですけどね」

千早「!?」

P「クビなんすよ、断ったら」

千早「な、な……」

千早「それは……決定事項なんですか?」

P「社長直々のお言葉だよ!ヒャハハハハ」

千早「私は、私は……>>23

やります!

千早「やります!」

P「お!」

千早「アイドルの仕事に興味はなくても、大勢の人の前で歌う場には独りでは立てない」

千早「そう言いたいんでしょう?プロデューサー」

P「千早……」








P(それ、俺がずっと言ってきたよね?『クビ』の力ってすげー)

すいませんまた酉ミスを……

千早「やります!」

P「お!」

千早「アイドルの仕事に興味はなくても、大勢の人の前で歌う場には独りでは立てない」

千早「そう言いたいんでしょう?プロデューサー」

P「千早……」








P(それ、俺がずっと言ってきたよね?『クビ』の力ってすげー)

千早「さぁプロデューサー!やると決めたら全力です!」

千早「まずはどんな映画か教えてください!」

P「お、おう」

P「え~っとまずタイトルは>>28

女性専用車でレズセクロス~満員電車でアイドル絶頂~

歌を忘れた人魚姫

P「女性専用車でレズセクロス~満員電車でアイドル絶頂~」

千早「……は?」

P「女性専用車でレズセクロス~満員電車でアイドル絶頂~」

千早「辞めます」

P「おいおいおい!いきなり何言ってんだおまえ!?やるって言ったじゃん!」

千早「何言ってんだはそっちですよ!!」

千早「なんですか!?その……女性専用車で……///」

P「女性専用車でレズセクロス~満員電車でアイドル絶頂~?」

千早「もういいですよ!そんなタイトルもろ……その……」

P「アダルトビデオ?」

千早「少しは濁す努力をしろよ!!」

千早「とにかくやりませんよ!そんな破廉恥な映画、私はでません」

千早「クビでもなんでもしてください」

P「千早、がっかりだよ……」

千早「はぁ!?がっかりはこっちですよ!」

P「黙れ!そんなタイトルだけで内容わかったような事口にする奴に何も言う資格はない!」

千早「え?」

P「まずこの映画のジャンルは>>37なんだ」

刑事もの(でも千早は被害者役だってことは黙っておく)

P「刑事ものなんだよ」

千早「嘘つけ」

P「本当だって!」

千早「タイトルに刑事要素が1ミリも入ってないじゃないですか!?」

P「新しいだろぅ~?」

千早「新しけりゃいいってもんじゃないでしょ!!」

P「と、とにかくお前の思ってるようなアダルティな要素はないとは言わんがメインじゃない!」

P「わかったか、おませさんめ!!」

千早「さっきアダルトビデオとか言ってた人の発言とは思えませんね……」

千早「……わかりましたよ」

P「やってくれるか?」

千早「ただし、私はそんな卑猥な役だけはごめんです。ここは譲れません」

千早「そもそも私は何役なんですか?」

P「う……!」

P(しまった……)

P(『電車でレズセックスを見て夢中になってる隙に殺される役です』)

P(なんて……言えるか?)

P(ぎりぎり卑猥とは言えないし、いい役だと思うが千早は少し気難しいからな……誤魔化すか)

千早「プロデューサー?」

P「あ、ああ、お前は>>51だよ」

平坦な女子高生

P「平坦な女子高生役だよ」

千早「『平凡』な女子高生ですか。エキストラですね」

P「いや平坦な役が刑事モノでは重要なんだ。一般人の悲鳴で事件の恐怖は駆り立てられるからな」

千早「喧嘩売ってるなら買いますよ」

P「……よし、一緒にがんばろうな、千早!」

千早「……チッ」

~撮影現場~

千早「ちょ、ちょっとプロデューサー!」

P「ん?なんだ千早?」

千早「いきなり現場なんて聞いてませんよ!まだ台本ももらってないのに!」

P「ははは、心配するな。今日は顔見せと挨拶だけだよ」

P「監督やスタッフ、役者さんに千早を紹介しないと」

千早「たかがエキストラなのに紹介なんて……」

P(まぁ、エキストラならな)

P「こういう地道なことが次の仕事に繋がるんだよ」

千早「はぁ……まぁいいですけど」

P「お!あそこにいるの主演刑事役の>>62だぞ!」

大泉洋

大泉「あれ?」

P「おはようございます!大泉さん!!」

大泉「おう~おはよう!君は?」

P「765プロの如月千早です。私はそのプロデューサーで」

千早「いやいやいやちょっとプロデューサー」グイッ

P「おう!?ど、どうした千早?失礼じゃないか」ヒソヒソ

千早「なんでこんなふざけたタイトルに大泉洋さんが出るんですか!?」ヒソヒソ

P「そうかぁ?結構B級色濃いじゃんあの人」ヒソヒソ

千早「失礼すぎるでしょ!」ヒソヒソ

大泉「おぉ~い?どしたの?」

P「ああ、すいません」

千早「は、初めまして如月千早です。よろしくお願いします!」

大泉「うん。よろしくゥ」

千早「あの……」

大泉「ん?」

千早「いきなり失礼ながら、大泉さんはどうしてこの映画に?」

P「おい!千早!」

大泉「あぁ~いいのいいの」

大泉「千早、ちゃん?ボクァね>>73だから出演を決めたんだ」

藤村の命令

大泉「藤村くんの命令で仕方なく出演を決めたんだよぉ~」

千早「え、藤村……さん」

大泉「そぉだよ~。ボクァねぇほんとはこんな映画出たくなかったけどさぁ~」

千早「そうですか、スタッフに無理矢理……」ジト

P「どっかで聞いた話だな」

大泉「でもやるならしっかりやりますよ、私は!」

大泉「っと言うわけで千早ちゃんも大変な役だと思うけどがんばってね」

千早「え?私はエキスト――」

P「千早、次行くぞ。大泉さん、ありがとうございました」

千早「大泉さん、何か勘違いしてたんでしょうか?大変な役って……」

P「チッ……道民はこれだから……」

千早「は?」

P「お、あそこにいるの監督の>>79だ!行くぞ」

千早「あ、まってください!」

宮崎駿

宮崎駿「お、P」

P「うっす、駿」

千早「なんだこれ」

P「千早、どうした?」

千早「もう、どこから突っ込んでいいかわかりませんよ!」

千早「まず、この人!私でも知ってますよ!宮崎駿監督でしょ、ジブリの!」

宮崎駿「そうだよ」

千早「それでその宮崎監督とプロデューサーが知り合い、しかもかなり気安い感じの!」

P「そう言ったじゃん」

千早「それでその世界的監督が撮るのが>>28!」

宮崎駿「女性専用車でレズセクロス~満員電車でアイドル絶頂~」

千早「>>29ならまだわかりますよ!でも>>28ですよ>>28!?」

千早「おまけに主演は大泉洋さん!」

千早「なんなんだよこれは!!!!」

宮崎駿「はっはっはっは。おい、P」

宮崎駿「聞いてた通り難しい子だね」

P「だろ?困っちゃうよ」

千早「せめて敬語使ってくださいよプロデューサーは!」

宮崎駿「如月、千早君だね?初めまして宮崎です」

千早「ああ、なんかもうそれどころじゃないですけど初めまして」

宮崎駿「僕もね、最初に話をいただいた時は頭を抱えましたよ」

宮崎駿「『俺にいいかげん辞めろと言いたいのかよ!』ってね」

宮崎駿「でもね、逆にこう思ったんだ」

宮崎駿「『完璧なもん撮って永遠の伝説になってやるよ』と」

大泉(無理でしょうよぉ、それはよぉ)

宮崎駿「僕は絶対いい映画にしてみせる」

宮崎駿「タイトルなんて糞くらえだよ」


宮崎駿「だから君も、諦める前に少しでいい。協力してくれないか?」

P「駿……」

宮崎駿「タメ口やめろ」

宮崎駿「どうかな?千早君」

千早「>>94


分かりました!

千早「分かりました!」

宮崎駿「おお!ありがとう」

宮崎駿「ああ、あとこれ、君の台本渡しとくよ」

千早「はぁ、エキストラにも台本が?」

P(まずい!)

千早「え……これ……」

P[……」

宮崎駿「エキストラ?君は被害者役だと言っておいたはずだけど」

千早「騙したんですね……プロデューサー」

P「……」

宮崎駿「P……?」

千早「酷い……裏切りですよこんなの……!」

P「……フゥ、そうだよ」

千早「! 最っ低です……!私、決心したのに」

すいません、今日はここまでで……明日また

16:30ごろに再開します

宮崎駿「わけぐらい聞かせてくれよ、P」

宮崎駿「なんでそんなことしたんだ?」

P「駿、千早は今でこそ出演を決心してくれたが最初は渋ってたんだ」

P「『こんなふざけたタイトルの映画には出ません』ってな」

千早「そ、それは……」

P「わかってるよ、今は違うって」

P「でも俺はずっと千早を見てきたんだ」

P「歌の仕事だけしか頑なに受けたくないって姿勢の子だった」

P「俺がプロデュースしてからもずっとそうだった……」

宮崎駿「……」

P「ここに連れてこれたのもぶっちゃけ『クビだ』って脅したからだよ」

千早「……」

P「だから、まずは役を黙っててから挨拶させて逃げられない状況を作ろうとしたんだ」

P「千早は責任感の強い子だから……」

千早「そうか……そうですね、全部私のせいです……」

P「! 違う、俺が――」

千早「いいえ、私はプロデューサーの言う通りの人間でした」

千早「せっかくとってきてくれた仕事も断ってばかり」

千早「そんな私が『裏切った』なんて、よく言えたものだわ……」

P「違う、俺だけは千早を信じなきゃいけなかったんだ!」

P「俺は……プロデューサー失格だよ……」








大泉「違うでしょうよ!!」

P「!」

千早「お、大泉さん?」

大泉「誰だって間違いは犯すでしょうよ!ぼくたちぁ人間なんだもん!」

大泉「だけどそこからやり直しだってできるんだよ!」

大泉「ならあんたらの絆はここから始まるんだよ!出会った時じゃない、今ここから!」

P「お、大泉さん……」

千早「私、私は……」グス

宮崎駿「大泉くん」

大泉「はい?」

宮崎駿「君と、君をここに連れてきた藤村に感謝するよ」

大泉「だからボクァ本当は来たくなかったんですって~」

P「千早……」

千早「はい……」

P「まだ、俺と頑張ってくれるか?」

千早「>>128

安価ミスすいません

安価↓2で

千早「はい!何でもやります!脱げと言われりゃ脱ぎます!」

P「従順すぎるだろ!今の流れで何がそこまでお前を変えたんだよ!?」

宮崎駿「え、じゃあ脱いでもらって……」

P「ロリコンは黙ってろよ!」

宮崎駿「さてと一段落ついたところで」

宮崎駿「犯人役の>>138

宮崎駿「それとレズセックスする>>140>>141を紹介しておこう」

ジョン・トラボルタ

龍崎薫

ローラ

ごめんなさい、モバマスの子わからないから>>141>>142で……

宮崎駿「犯人役のジョン・トラボルタ 」

宮崎駿「それとレズセックスするローラと秋月涼君を紹介しておこう」

トラボルタ「ナイストゥミーチュ!」

ローラ「うふふ、初めまして~」

涼「……おはようございます」

千早「私はもうこれくらいじゃ動じませんよ」

千早「何で世界的なスターや人気タレントがこんなB級臭の映画にとか」

千早「そもそも男がいるとかそんなことはもうどうでもいいんです!」

千早「私の心は今、この映画をいいものにしたい。ただそれだけです!!」

千早「ねぇ、プロデューサー!」

P(今からでもこの仕事断りたい……)

宮崎駿「よし!集められるだけの精鋭は揃えた!」

宮崎駿「千と千尋越えるぞ!!」

千早「はい!」

大泉「無理だって」

トラボルタ「OK!」

ローラ「いいよ、おっけ~♪」

涼「……はい」

~撮影開始~

宮崎駿「秋月、如月!『私、かわいいでしょ』みたいな演技するな!」

宮崎駿「もっと実際の生活で、電車の中でレズセックスした時と見た時の反応しろよ!」

千早「はい!すみません!!」

涼(そんな場面出くわしたら車両移りますよ……)

宮崎駿「トラボルタ、日本語話せ!」

~数ヵ月後~

P「それでこれから完成試写会なんですよ」

小鳥「へぇ~」

P「俺もこれから見に行くんです」

小鳥「あれ?まだ完成品見てないんですかプロデューサーさん?」

P「ええ、できれば生涯見たくありませんでしたから」

P「千早の熱意に押されて見に行くんですよ」

小鳥「でも……内容は刑事ものだって」

P「あんなもん刑事ものにカウントしていいわけないでしょ」

P「強いて言うならスプラッタですよ」

小鳥(こいつ自分で千早ちゃん焚きつけたくせに……)

P「そうだ、どうせなら>>156を誘おう。道連れだ」

まいんちゃん

まいん「プロデューサーさん!映画連れてってくれるんですか?」

P「うん、演技の足しになるかと思って。俺、君のファンだし」

まいん「わぁー!ありがとうございます!」

P(千早、独りでは逝かせん。他の事務所のガキも道連れにしてやるからな)

P「ここだ、ここだ」

まいん「あ、ところでどんな映画なんですか?」

P「……」

P「大泉洋、ローラ、秋月涼など人気タレントに加え、あのジョン・トラボルタを交えた豪華キャスト陣」

P「監督はなんと宮崎駿、本人は千と千尋を越えて見せると息巻いてた」

まいん「すごい!それで?内容は?」

P「刑事モノらしいよ」

スタッフ「試写会はじめまーっす!3、2、……」

まいん「わくわく」

P「……」

千早「ドキドキ……」

涼「……」

スタッフ「スタート!」

電車『ガタンゴトンガタンゴトン……』

ローラ『うふふ、すごい濡れてる~』

涼『ぎゃぉぉぉぉん!ぼく……じゃなかった私イっちゃう~!』

ローラ『え~?もう?はやすぎぃ~、うふふ』

千早『うっひょー!眼福やんけ!!』

千早『アカン見とるだけでイきそうや……イく、イく……!」

トラボルタ『逝ケ!!』ゴッ!

千早『え……』

~~~~~

まいん「……え」

P「……」

~~~~~

大泉『刑事は、お前守んなきゃいけねぇんだよ!』

ローラ『いいよ、おっけ~♪』

                    終

P「……」

まいん「……」

涼「……」

千早「福原さん!どうだったかしら私の演技?」

千早「第三者の忌憚のない意見が聞きたいの!」

福原遥「>>169

なんだろう…この言い表せない程のわけわからなさは

福原遥「なんだろう…この言い表せない程のわけわからなさは」

千早「それはどういう……」

福原遥「一言で言うと――」

P「駿終わったな」

福原遥「……」

涼「……」

千早「え?」

P「終わったな」


その後宮崎駿は引退した。

                      ENND

ENNDになっちゃった……お付き合いいただきありがとうございました

せっかくいい安価いただいたのに捌ききれずにすみません

とくに大泉洋のキャラクターはまったく掴めませんでした

ところどころミスしましたし……

それでも安価に参加してくださった方、読んでくださった方本当にありがとうございます

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