冬馬「水着が流された」 (67)

冬馬(まずい…非常にまずい…!)

冬馬(サンシャインライブが終わって時間が空いたから暇つぶしに泳いだら)

冬馬(波に襲われ悪戦苦闘し何とか切り抜けたが…)

冬馬(まさか水着が波にさらわれていたなんて…)

冬馬(どうしよう…)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409449654

冬馬(落ち着け…今こんなところで慌てていても水着は戻ってこない)

冬馬(状況を整理しよう)

冬馬(まず今の俺は下半身裸、そして上半身裸…つまり全裸だ)

冬馬(だが幸い海の周りには誰もいねぇ、全員砂浜にいる)

冬馬(おまけにこの絶妙な具合の海の色のおかげで下半身が見えることはねぇ…)

冬馬(だからどうしたといえばそれまでだが考える時間があるだけでもないよりはましだ)

冬馬(だが…もし水着がなくて全裸だって知れたら…)


『天ヶ瀬冬馬、実は裸族だった!? 今明かされる衝撃の真実!』


冬馬(なんてゴシップ記事か載せられてしまう!)

冬馬(とりあえず早く誰かに助けてもらわないと)

冬馬(まずは北斗だが…)

女性ファン「キャー! 北斗様ー!」

北斗「チャオ☆ 僕のプリンセスたち、海に勝るほどの美しさだね☆」

女性ファン「キャー!」

冬馬(ダメだ…気づいてもらえない…)

冬馬(仕方ない…次は翔太だ…)

翔太「んん…むにゃむにゃ………」

冬馬(寝るんじゃねえ!!!)

冬馬(残りはプロデューサーだが…)

冬馬(あのモバコイン厨のドS女に今の状況を知れたら間違いなくおもちゃにされる)

冬馬(だがこのまま永遠に海に浸かるくらいなら…)

冬馬(いや…でも……またおもちゃにされたら…)

冬馬(ん~~~~~~………)

冬馬(…止むを得ない、ここはプライドと恥を捨てて…)

冬馬(プロデューサーに助けを求めるしかねえ!)

冬馬(プロデューサー、気づいてくれ!)

冬馬(水着がないんだ、持ってきてくれ!)ジェスチャー

女性ファン「冬馬君たちのプロデューサーさんですか? とってもかっこいいですね!」

P「かっこいいですか、ありがとうございます」ハハハ

女性ファン「冬馬君っていつもどんな生活をしているのかわかりますか?」

P「そこはプライベートなことなので」

女性ファン「プロデューサーさんの名前、あたし知りたいなー」

P「ああ、私は千…女性ファン「ねぇ見てあれ」」

P「おや? 冬馬君?」

冬馬(ヤベェ!? プロデューサーに伝えるはずが他のファンたちに気づかれちまった!?)

P「冬馬君、どうかしましたか?」

冬馬「う、海ってとても気持ち良いな~なんて」ハハハハハ

P「そうですか、楽しんでもらえて光栄です」

女性ファン「ねえ冬馬君、私たちも一緒に泳いでもいい?」

冬馬(!?!?!?)

冬馬(最悪の状況だー!)

冬馬(まずいぞ…このまま入ってきたら間違いなく俺が今全裸だってばれてしまう…!?)

冬馬(だが断ったらきっと傷つくよな…)

冬馬(かといっても断らなかったら…)

冬馬(俺の純潔を守るべきか…ファンの純潔を守るべきかだ…)

冬馬(どうするの…マジどうするの…)

P「ダメですよ、冬馬君はああ見えても恥ずかしがりやさんなんです」

P「普段は強がっていますが女性への抵抗は全くないのです」

P「スタイル抜群のあなた方が行ったら鼻血を流して倒れるでしょう」

女性ファン「えー?」 何それ可愛い!」キャハハハハハ

冬馬(思いっきり馬鹿にされているが助かった…)

冬馬(でも状況は-10から-5なっただけ、つまり最悪の状況は続いている)

冬馬(なんとかしないと…)

翔太「ふわぁ~、よく寝た」

冬馬(チャンス!)

冬馬(翔太! こっちだ! 気づいてくれ!)ジェスチャー

翔太「ん? 冬馬くん、なにしてんの?」

冬馬(水着! 流された! 持ってきて!)ジェスチャー

翔太「え? 何? よくわからないよ」

冬馬「だぁー! もう、ちょっとこっち来い!」

翔太「え? 無茶言わないでよ! 僕泳げないんだよ!」

冬馬「泳げなくても入るだけならできるだろ!」

翔太「ムリムリ、無理だよー!」

冬馬「ああもう、わかったよ だったら俺が近づくから」バシャバシャ

冬馬(見えないようにぎりぎりまで近づいて…)

冬馬「(こんなもんか)翔太、実はお願いがあるんだ」

翔太「え? 何?」

冬馬「その、実は水着が流されちまって…」

冬馬「だから…持ってきてくれないか?」

翔太「そんなことなら任せてよ! 今持ってくるから」

冬馬「助かるぜ翔太」

翔太「しかし冬馬君が水着をねー…」

翔太「全裸冬馬君を見てみたいけど僕泳げないからな~」

海の家のおっちゃん「おう、ジュピターの坊ちゃんじゃないか!」

翔太「え? よんだ?」

海の家のおっちゃん「渚のライブ、とてもよかったぞ」

海の家のおっちゃん「いい物を見せたお礼に焼きそばをおごってやる、いるか?」

翔太「食べる食べる!」

翔太「んー、おいし~い♪」

海の家のおっちゃん「おかわりあるからじゃんじゃん食え」

翔太「はーい♪」

海の家のおっちゃん「かき氷も食べるか?」

翔太「いただきまーす!」



冬馬「翔太のヤツ遅いな…」

冬馬(あいつのことだからきっと食べ物に釣られて忘れているに違いねえ)

冬馬(くそっ、俺の周りにろくなのがいねえじゃねえか!)

冬馬(男…男はいないのか?)

冬馬(ちくしょー、スタッフもカメラマンも全員ホテルに戻っているせいで男がいねえ)

冬馬(ん? 男がいない?)

冬馬(よく見れば北斗がいねえじゃねえか!? 一体どこ行った!)

冬馬(あ、そういえばプロデューサーもいねえ!)

冬馬(…つまり今ここにいる男は俺だけだということか…)

女性ファン1「ねえ、さっき冬馬君が泳いでいるところを見たけど」

女性ファン2「え!? どこどこ?」

女性ファン1「ほらあそこ…ってあれ? いない」



海中

冬馬(ばれてたまるものか! 今は逃げるんだ!)ゴポゴポ

冬馬(こっからちょっと先に岩場があった、今はとりあえずそこに行こう!)

冬馬(ぐ… 流石に息が続かねえ、たまに顔をだして呼吸を…)

ピキッ

冬馬(ぐわあ! 足がつった!)モガモガ

冬馬(い、息が…)ゴポゴポ

冬馬(………)

ザザーン ザザーン

冬馬「………ん?」

冬馬「…あれ? 俺、確か… 溺れて…」

>>23「気がついたかい?」

1.P

2.北斗

3.翔太

北斗

北斗「全く…心配かけさせないでよ」

冬馬「北斗!? なんで!?」

北斗「俺がメンバーのピンチに感づかないかけないだろ」

北斗「全く…、水着を持ってきたと思ったら溺れているなんて…」

北斗「世話が焼けるよ」

冬馬「…すまない」

北斗「謝ることはないさ、仕方ないことなんだから」

北斗「そう…、仕方ないことなんだから………」

冬馬「?」

回想

誰もいない岩場

北斗「冬馬、しっかりしろ!」

冬馬「」

北斗「くそ、返事がない…水をたくさん飲んだのか」

北斗「こうなったら…」チュッ

冬馬「」

北斗「…む……」スー

北斗「ぷはっ!」

北斗「もう一度…!」

回想終了

冬馬「なんか迷惑かけたみたいだな」

北斗「…いいさ、もう終わったことだ」

北斗「それより自分の姿を見直したらどうだ?」

冬馬「え?」プラーン

冬馬「うわあ!」

北斗「ほら、これ穿いとけ」

冬馬「お、おうすまねえ」

>>1です すぐ終わりますがはじめます

冬馬「まあ…なんていうかその…ありがとな…」

北斗「礼なんていいさ、仲間だから当然だろ」

トウマクン、ドコニイルノー

北斗「ほら、翔太がよんでるぞ」

冬馬「あ、そうだった すっかり忘れてた」

冬馬「あいつめ、俺のことをほったらかしにしやがって、懲らしめてやる!」ダダッ

北斗「………」

北斗「ふっ…」グスン

冬馬「こらあ! 翔太!」

翔太「あ、冬馬君! どこ行ってたの? 心配したんだよ!」

冬馬「うるせえ! お前俺のことを忘れて一人で飯でも食ってたんだろ!」

翔太「え? なんでわかったの?」

冬馬「やっぱりそうか! てめぇ!」

冬馬「ちょっとお仕置きが必要みたいだな」ガシッ

翔太「え? ちょっと…なにをするの…?」

冬馬「こうするんだよ!」ヒョイ

ザッパーーーーーーン

翔太「うわっ! ボ、僕泳げないんだよ!」アップアップ

冬馬「俺と同じ目に遭え!」ワハハハハ!

北斗「………」

P「ここにいましたか、北斗さんまでいなくなったので心配しました」

北斗「………」

P「どうかしましたか?」

北斗「いえ…もう終わりましたから大丈夫ですよ」

P「?」

北斗「それよりどうですか? 海沿いを歩いてデートでもしませんか?」

北斗「少し、気分を良くしたいので…」

P「デートですか? いいですよ」

北斗「ありがとう…ございます……」



失った初めては二度と戻らない

     終わり

需要があればの話ですが別のエンディングも見てみますか?

翔太の場合

翔太「目が覚めた?」

冬馬「翔太!? なんで!?」

翔太「僕が冬馬君のことを忘れるわけないじゃないか」

冬馬「いや、俺はてっきり…」

翔太「てっきり何?」

冬馬「いや、なんでもない…」

翔太「………」

回想

翔太「ごちそうさまー、ありがとうおじちゃん」

海の家のおっちゃん「おう、また来てくれよな!」

翔太「はーい」

ホテル

翔太「えーと、水着水着…あった!」

翔太「北斗君のために買ったけどこの際冬馬君でもいいや」フフッ

翔太「さて、そろそろイラついていることかな? 早く行かないと」

翔太「冬馬君! 持ってきたよ!」

翔太「…冬馬君? どこにいるの?」

翔太「隠れてないで出ておいでよ」

翔太「………?」

バシャバシャ

翔太「!?」

冬馬「~~~~!」ゴボゴボ

ゴボゴボ………

翔太「冬馬君!?」

翔太「ど、どうしよう…どうしよう!?」オロオロ

翔太「僕、泳げないし…誰かに助けを…」

翔太「でも、人がいるところここからちょっと離れているし」

翔太「その間に冬馬君が…」

翔太「………」

翔太「ああ、もう!」バッシャーン



冬馬「」ゴポゴポ

翔太「~~~!」ガシッ

岩場

翔太「…む……」スー

冬馬「」

翔太「ぷはっ!」

翔太「しっかり、して…よ!」グッ!

翔太「はむ…!」チュッ

冬馬「」

冬馬「なんか迷惑かけたな…お前泳げないのに無理してまで…」

翔太「いいよもう、助かったんだからさ」

翔太「ほら、水着だよ これ着てよ」

冬馬「おお、すまない」

冬馬「………これを着るのか?」

翔太「なんなら裸で行く?」

冬馬「いや、穿かせていただきます」

北斗「やあ冬馬、どこ行ってたんだ? 心配したんだぞ」

冬馬「お前こそどこ行ってたんだよ」モッコリ

北斗「ブフォッ!」

冬馬「…なんだよ」

北斗「いや、別に…」ククッ

女性ファンたち「キャー見ちゃった キャー//」

冬馬「………」プルプル

P「おやおや、随分と立派ですね」ニヤニヤ

冬馬「翔太ァァァァァァァァァ!」


翔太「へへ、やったね♪」


小悪魔のキスは海の味

   おわり

Pのエンディングが見たい場合はワッフルワッフルと書き込んでください(そのような展開が来るとは言ってない)

Pの場合

P「気がつきましたか」

冬馬「ドエ…プロデューサー!? あんたが助けてくれたのか!?」

P「ええ、ほんと…まさか溺れていたなんてびっくりしましたよ」

P「あのとき慌てて飛び込みましたが、そのせいで服がびしょびしょですよ」

冬馬「す、すまねぇ…」

P「ま、助かったので別にいいですけど…」



P(あの様子だと恐らく水着が流されたようですね)

P(仕方ないですね… 持ってきてあげますか)

ホテル

P「もしものために用意してよかった」

P「でもただ持ってくるだけでは面白くないですね」

P「ここはやはり…ふふふふふふふふふ…」キラーン

P「やばい…鼻血が…」

回想

P(あの様子だと恐らく水着が流されたようですね)

P(仕方ないですね… 持ってきてあげますか)

ホテル

P「もしものために用意してよかった」

P「でもただ持ってくるだけでは面白くないですね」

P「ここはやはり…ふふふふふふふふふ…」キラーン

P「やばい…鼻血が…」



P「冬馬君、持ってきました…よ?」

冬馬「~~~~」ブクブク

ゴボッ

P「…はあ、世話が焼けますね!」ヌギッ

バッシャーン!

冬馬「」ゴボゴボ

P(この!)ガシッ

岩場

冬馬「」

P「返事がない、ただの屍のようだなんて言ってる場合ではないですね」

P「仕方ない、ここは人工呼吸を…」

P「でもその前に」パシャ

P「さてと、せーの!」チュッ

冬馬「」

P「ふー、ふー!」

P「ぷはっ!」

P「目を、覚まして…くだ…さい!」グッグッ

回想終了

冬馬「迷惑かけてすまなかったな」

P「侘びなんていいのでこれを穿いてください、丸見えですよ」

冬馬「え? うわあっ//」

P「まったく…」

冬馬「す、すまねえ!」ハキハキ

P「ほら、早く行ってください//」

冬馬「お、おうわかった」

冬馬(なんだ? 彼女のことだからきっとなにか仕掛けてくると思ったけど何もしてこなかったな)

冬馬(しかもあんなにしおらしくなりやがって…可愛いところもあるじゃねえか)

冬馬「よお、北斗、翔太 またせたな」

北斗「冬馬、どこいってたん…だ!?」

翔太「冬馬君、水着持ってきた…よ!?」

冬馬「ん? どうしたんだ?」

女性ファンたち「」

冬馬「なんだ? そんなに俺を見つめて?」

冬馬「俺の体に何かついているのか?」

翔太「ああ…まあ、ついているといえばついてるね…」

北斗(無言の目逸らし)

冬馬「一体なんだ? ついてるって」チラッ

(u)

冬馬「………え?」

女性ファンたち「キャーキャーキャーキャーキャー///////」

冬馬「な、なんで…?」

北斗「………」

翔太「またプロデューサーの仕業か…」


P「水着の股間の部分だけ穴を開けておきました」ニヤリ

冬馬「………はは…」

冬馬「あっははははははは…」

冬馬「あーはっはっはっはっはっ!」

冬馬「ははははははははははははははははは!!!」

冬馬「はははははんはんは~ん…」

冬馬「うわ~んわんわん、うわ~~~~~~~ん!!!」

冬馬「あああああああああんあんあんあん!!!」

北斗「はいはいちょっと通してエンジェルちゃん達」

翔太「ほら、こっち来て冬馬君」

冬馬「うわ~~~~~~~~~~~~ん!」



冬馬「ううっ…ひっぐ…」グスン

北斗「プロデューサーさん、やりすぎですよ!」

翔太「物事にも限度があるでしょう!」

P「ご、ごめんなさい…」

北斗「いい子だから、泣き止んでくれ」

冬馬「…もう外にでれない…ライブできない…」

北斗「大丈夫だよ、あれくらいでエンジェルちゃん達は冬馬のことを見下げ果てないよ」

翔太「そうだよ! 元気出してよ!」

冬馬「………」

P「それじゃあどうしたら許してくれますか?」

冬馬「この女にも同じことをしてやらないと気がすまねえ」

P「え?」

翔太「なるほど、確かにプロデューサーには借りがたくさんあるからね」

北斗「俺に対してはあまりなかった気が…」

翔太「それは北斗君がただマゾなだけでしょ」

冬馬「覚悟しろよ…、このまな板野郎!」

P「きゃああああああああああああああ!」

数分後

冬馬「」コヒューコヒュー

翔太「」ポタポタ

北斗「チャオ///」バタリ

P(手ブラ)「私のボディを見た瞬間全員気絶ですか」

P「あっけないですね、耐性のなさにちょっとがっかりしました」

P「さてと、この冬馬君のヌード写真を高い値段で従姉さんにでも送ってあげますか」

P「どれくらいのマニーが貰えるのか楽しみですね」フフフ

女の初めての価値は惑星より重い

     終わり

以上で終わりです ありがとうございました
水着冬馬が欲しいけどとても無理、北斗はゲットしたので後は翔太を手に入れて満足します

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