このみ「夏の終わり」【ミリオン放送局第二十二回】 (82)

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百合子「ロボットに乗りたい」【ミリオン放送局第二十一回】
百合子「ロボットに乗りたい」【ミリオン放送局第二十一回】 - SSまとめ速報
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このみ「急に涼しくなってきたわねぇ」

P「そうですねぇ」

このみ「こんな時期に肝試しなんてちょっと遅すぎる気もするわよねぇ」

P「そうですねぇ」

このみ「企画したのはプロデューサーでしょ……」

杏奈「8月最後…………望月杏奈です」

百合子「夏休みよさらば!七尾百合子です」

このみ「宿題は終わったかしら?馬場このみです」

まつり「夏も終わりなのです」

このみ「暑さにへばった時期ももう終わりねぇ」

百合子「わたしの なつは ここで おわって しまった!」

杏奈「残暑……だから、夏休み…………あと、一ヶ月、くらい」

このみ「あげないわよ」

まつり「さて、今日のオープニングはするっと終わらせるのです」

このみ「あら、何かあるの?」

まつり「色々あるのです」

百合子「……そういえば、さっきからなんだかいい匂いがするんですけど」

まつり「それは気のせいなのです」

このみ「絶対に気のせいじゃないわよ」

杏奈「……事務所で……よく、かぐ、匂い」

このみ「まあ言ってしまえばうd」

まつり「すとっぷ!そこまでなのです」

百合子「えっと……じゃあ」

杏奈「杏奈」

百合子「百合子」

このみ「このみの」

「「「ミリオン放送局!」」」

まつり「第二十二回なのです」

百合子「この番組は」

百合子「765プロダクションと」

百合子「最上製麺の提供で……えっ、これ本当にあるんですか」

まつり「知らないのです」

百合子「……あるかどうかわからないお店を提供にいれないでくださいよ……」

【CM】

麗花「ぷっぷかプリンの肺活量が大きいほう、北上麗花です♪」

茜「ぷっぷかプリンのウザカワイイほう、茜ちゃんだよ!」

茜「ねえねえ麗花ちゃん、茜ちゃんたち二人がいるクレシェンドブルーが、CDを出すんだって!」

麗花「なんでやねーん♪」

茜「えっ、これは本当の話だって……麗花ちゃん麗花ちゃん、台本ほらっ!」

麗花「でも、そしたらやっぱりシリアルですよね?」

茜「麗花ちゃん?茜ちゃんにはちょっと難しすぎるかな?」

765プロダクション!

百合子「人選ミス!」

まつり「じゃあ、今度は志保ちゃんと静香ちゃんにするのです」

百合子「……えっと、もっと穏便な二人でお願いします」

百合子「えー、提供から嫌な予感がするんですが」

杏奈「……この、つゆの……匂い…………」

このみ「そうねぇ……そして、当分使われなかった『キッチン付き』の設定」

百合子「……ここから導きだされる結論はただ一つ……それは!」

ガチャ

静香「あ、私はうどんを茹でている途中なので、進行はよろしくお願いします」

「「「やっぱり」」」

静香「え?」

まつり「久しぶりにポイントを使う機会なのです」

このみ「どういうこと?」

百合子「このみさんがいなかった頃、千鶴さんがゲストの回に同じようなことがあって」

杏奈「その時に……使ったの」

このみ「へぇ……あのポイントって飾りじゃなかったのね」

まつり「そんなはずはないのです」

百合子「まあ、その時以来使ってないですけど」

まつり「で、使うのです?」

百合子「まあ、使いますよね……」

このみ「そうね、この匂いを嗅いでると……」

杏奈「……お腹、すいた」

まつり「まいどあり♪」

百合子「というわけで、今回のゲストはユニット『クレシェンドブルー』のリーダー、最上静香ちゃんです!」

静香「最上静香です、今回はよろしくお願いします」ズルズル

このみ「固くならなくても、自然体でいいわよ」ズルズル

百合子「心配しなくても完全にいつもの静香ちゃんですよ」

杏奈「でも……静香ちゃん……緊張、してても……うどんは、食べてそう」

静香「さすがに緊張してるときはうどんも喉を通りませんから」

百合子「あれ、なんでしょう、この言葉にできない違和感」

静香「今、ユニットからは誰が来たんですか?」

このみ「えっと……そうねぇ、ユニット期間中に来たのは風花ちゃんと茜ちゃんね」

百合子「その前にはジュリアさんと星梨花ちゃんも来てますけど」

まつり『まつりはいつでもいるのです』ズルズル

このみ「さて、静香ちゃんは期間限定ユニット『クレシェンドブルー』のリーダーだけど……どう?リーダーは」

静香「……正直、胃が痛いことばかりです」

百合子「えっと……志保ちゃんとか」

杏奈「…………麗花さん、とか?」

静香「実は、この放送の後にもレッスンがあって」

このみ「あら、そうなの?」

静香「とりあえず、志保と仲良くなろうと思って、色々考えてはいるんですけど」

このみ「色々難しいわよねぇ……」

百合子「と、ともかく、このラジオではそういうシリアスは置いておいて」

杏奈「……うん、お便り、いくね」

百合子「それじゃあ、一通目私が読みますね」

静香「あの、おかわりはまだたくさんありますから」

まつり『あ、いただくのです』

お便り一通目
>>17

静香「確かに、関東と関西はかなり違いますね……」

このみ「奈緒ちゃんなら『関西のうどん一択に決まってるやん』みたいなこと言いそうね」

百合子「正直、私は関西風って食べたこと無いんですよ」

静香「関東風には関東風、関西風には関西風の味のよさがある、ではダメですか」

このみ「まあ、いいと思うけど」

静香「例えば、関東のつゆは味が濃くて、関西のつゆは味が薄い……というのも、それぞれの文化や環境が産み出した一つのうどんの種類です」

静香「関東は硬水、関西は軟水、と言う風にその場その場にあわせて最も美味しくなるように進化を遂げてきたのがうどんだと私は思っています」

静香「各地で最も美味しくなるように発展してきたうどんに優劣をつけるのは、ひいてはその土地自体に優劣をつけることに繋がりかねません」

静香「それより、その土地その土地のうどんを楽しむことが一番だと思うんです」

静香「例えば…………聞いてますか?」

このみ「」ズルズル

百合子「」ズルズル

杏奈「」ズルズル

まつり『』ズルズル

このみ「で、結局静香ちゃんはどのうどんが好きなの?」

静香「うどんなら何でも」

百合子「……えっと、じゃあ、目の前に関東風と関西風のうどんの二つが置いてあったら、どっちを」

静香「両方食べます」

杏奈「……すごい」

杏奈「これは……関東風?」

静香「そうね、ここのスタジオのお水は硬水って聞いたから」

このみ「……こだわるのねぇ」

百合子「えっと……じゃあ、二通目行きます?」

杏奈「……うん」


お便り二通目
>>23

ピアノやテニスはどのくらいやってるの?

静香「ピアノは、家で時間があるときはよく弾いています」

杏奈「星梨花ちゃんと……ちょっと前……に、演奏会……してたね」

このみ「バイオリンとピアノ、どっちも上手だったわよねぇ」

静香「子供の頃からずっと続けているので」

百合子「女子力が高い……」

まつり『女子力なのです?』

静香「テニスは……ずっと週末にやっていたんですけど、最近は忙しくて」

このみ「リーダーだものね……」

静香「それと、事務所にテニスが出来る人がいないのもあって」

百合子「……確かに、テニスが好きって言っている人、いないですね」

杏奈「…………テニスは……危険」

静香「え?」

杏奈「……テニスは…………人が、飛んだり……雷属性だったり……ブラックホール、だから……危ない」

静香「え?えぇっと……テニスにそういうのは無いわよ?」

まつり『それはテニスじゃなくて、テニヌというれっきとした別スポーツなのです』

このみ「全く言ってる事が分からないけど、とりあえず現実を見なさいとだけ言っておくわ」

このみ「次回もみなさんからのふつおた、お待ちしています」

百合子「それでは、ここで一曲お聞きください」

静香「えっと……ここが初公開になるんですよね」

杏奈「……そう、みたい」

静香「それではお聞きください、クレシェンドブルーの五人で歌っています、『Shooting Stars』です」

まつり『ふむ、まあ改めて進行するのです』

百合子「お送りしています、ミリオン放送局」

百合子「最初のコーナーはこちら……はぁ」

『目指せ、マイティセーラー!』

百合子「世界を救う正義のヒーロー、マイティセーラー。このコーナーは、そんなマイティセーラーを演じた七尾百合子が、もっとマイティセーラーに近づくために日々努力するコーナーです」

まつり『まったく……これで拭くのです』

杏奈「……あり、がと」

このみ「今週も百合子ちゃんのテンションが一気に下がったわね」

百合子「当然じゃないですか……」

静香「どんなコーナーなんですか?」

百合子「日々努力するという名目のもとで私が無茶振りさせられるコーナーですね」

このみ「失敗したら百合子ちゃんが、成功したらゲストさんが罰ゲームよ」

静香「……私がですか」

杏奈「…………うん」

静香「……どうしてですか?」

まつり『そういうコーナーなのです』

静香「……よく分からないです」

百合子「私にもいまだによく分からないです」

静香「…………」

このみ「あぁ、静香ちゃんまでテンション下がっちゃって……」

まつり『さあ、それでは今回のミッションを発表するのです!』

百合子「はぁ」

テッテレー
『ひゃくますけーさんー』

このみ「そのダミ声、もう通じないわよ」

まつり『ほ?そうなのです?』

このみ「今年で変わって10年よ」

まつり『時が経つのは早いのです』

静香「……?」

杏奈「…………クマの、声」

このみ「猫型ロボットの声なのよ」

杏奈「マイティセーラー……は、頭の回転が……早く、ないと……みんなを守る……ことが、できません」

杏奈「……という、わけで、頭の……体操の、ために、百マス計算……を」

百合子「よかった……簡単そうな」

杏奈「二桁の……掛け算、で」

百合子「簡単じゃない!?」

このみ「これは静香ちゃんも参加してもらうみたいね」

静香「わたしも二桁の掛け算をしないといけないんですか」

まつり『尋常に勝負なのです』

このみ「終了時間+間違い数ペナルティが少ないほうが勝ちみたいね」

静香「……14歳と、16歳なんですが」

このみ「それは大丈夫よ」

杏奈「おうどん……机から……一度、のける、ね」

百合子「うぅ……知性の指輪を私に」

まつり『それでは、いちについて……』

『スタート!』


コンマ(偶数で百合子勝利)
>>36

百合子「勝った……勝った!」

このみ「…………え?」

杏奈「……どうして……?」

まつり『……ちょっと、もう一回採点してみるのです』

百合子「私が勝つのがそんなに不思議なんですか!」

このみ「百合子ちゃんも勝ったとき呆然としてたじゃない」

静香「………………嘘……」

このみ「放心してるわね……相当ショックみたい」

百合子「年下にまで私は負けると思われてたんですか」

百合子「……こ、これが1年の差です!14歳が15歳に勝てるはずがないですよね」

まつり『なお、かなりの僅差だった模様』

百合子「それは言わない方向で」

まつり『ばっつげーむ♪ばっつげーむ♪』

静香「えっと……罰ゲームはなんですか」

まつり『これをつけるのです』

静香「えっ……これ、猫耳」

まつり『そうなのです』

このみ「確かに、静香ちゃんを犬か猫で例えるなら猫よね」

杏奈「杏奈、は?」

このみ「ウサギかしら」

まつり『で、このセリフを言うのです』

静香「…………っ!」

百合子「顔が青ざめてますね」

静香「……い、いやです」

まつり『ほ?なら、このセリフを言うかうどん絶ちかどちらかを選ぶのです』

静香「っ………………分かりました、言います」

まつり『それでいいのです……あ、ちゃんと演技もしっかり心を込めてするのです』

静香「そ、それでは……行きます……」


静香「ご主人様……にゃんでもお申し付けください」

静香「静香はご主人様のためだけの猫メイドですから、にゃん」


静香「………………帰ります」

このみ「……よく頑張ったわね」

まつり『今週の着ボイスとして配信するのです』

百合子「猫メイド、欲しい」

杏奈「……うん」

静香「これ、誰が考えたんでしょうか」

まつり『プロデューサーなのです』

静香「…………」

百合子「私が負けたらどんなセリフを言うことになったんですか」

まつり『あ、やるのです?』

百合子「やりません」

百合子「このコーナーでは、私、七尾百合子がマイティセーラーになるためのミッションをお待ちしています」

百合子「できるだけ私が勝てそうなミッションでお願いします!」

百合子「『勝てそうな』ミッションですからね!」

百合子「以上、『マイティセーラーへの道』のコーナーでした」

このみ「続いては、こちら!」

『貯めよう、ミリオンポイント!』

このち「このコーナーでは、私たちが毎回お題にチャレンジし、ポイントを貯めていきます」

このみ「貯めたポイントは、番組内で自由に使えます……さて、今までに貯まったミリオンポイントは、今回2ポイント使って17ポイントね」

百合子「そろそろ……そろそろ20ポイントなのに……」

杏奈「最後の……一押し……」

このみ「今度は静香ちゃんも四人で協力するコーナーだから、一緒に頑張りましょうね」

静香「はい」

杏奈「今回の、チャレンジ……は?」

まつり『静香ちゃんは肝試しのイベントで幽霊役をやっていたのですね?』

静香「そうですね」

まつり『そこで、お化け屋敷にちなんだこのチャレンジなのです!』

百合子「……P.Tでもやるんですか?」

『お絵描き以心伝心ゲーム!』

このみ「……どこにもお化け屋敷にちなんだ要素がないわよ」

まつり『細かいことはきにしないのです』

杏奈「……お絵描き……」チラッ

まつり『ルールは簡単、絵を描いて伝えるゲームなのです』

静香「なるほど、わかりました」

杏奈「……ロコさんの、とき……やった、けど……」

百合子「難易度、高かったですよね……」

このみ「……まあ、次回があるわよ」

静香「どうして諦めているんですか」

まつり「分かればいいのです、分かれば!それでは、以心伝心ゲーム、すたーと♪」


絵のお題(コンマ60以上で成功)
>>48-52

1

>>48
惜しかった

【お題:1】

このみ「……これを、絵で表現するの?」

このみ「……うーん」

キュッキューッキュッ

このみ「こうかしら」

  ~~  

まつり『正解は!』

百合子「えっと……『1』ですか」

このみ「……あら」

杏奈「……サイコロか、どっちか……迷った、けど」

このみ「矢印で目立たせておいてよかったわ……」

  ~~  

>>50
絵のお題を再安価>>54

ウサギ

【お題:クマ】

百合子「うーん……これなら簡単ですね」

キュキューッ

百合子「さあ、これはどこからどう見ても……」

  ~~  

このみ「……UFO?」

百合子「え?」

まつり「さあ、どこでどう展開したのかリプレイなのです!」

静香「私はクマだと思いました」

杏奈「静香ちゃんのクマ…………亀、に見えた」

このみ「で、杏奈ちゃんの亀が私にはUFOに見えちゃった、と」

百合子「ぐぬぬぬぬ……」

【お題:ウミウシ】

杏奈「……無理」

  ~~  

静香「……雲、ですか?」

杏奈「」フルフル

まつり「全く……誰もウミウシを分かってないのです」

このみ「誰もウミウシと触れ合った事が無いからだと思うわよ」

まつり「ほ?」

杏奈「ウミウシ……みたいなの、描いた」

百合子「雲に見えたので雨を降らせました」

このみ「雲だと思って太陽も描いたわ」

静香「雲でした」

まつり「ウミウシがアメフラシになったのです」

【お題:ウサギ】

静香「うーん……」

キュッキュッキューッ

静香「特徴さえとらえられれば」

  ~~  

このみ「ウサギね」

静香「」ホッ

このみ「まあ、耳が長ければ大体ウサギよね」

まつり「……静香ちゃんのこれ……本当にうさぎなのです?……こう、みみのながい何かにしか」

【お題:うどん】

静香「」

キュキュキュ……キュキューッキュッキュッキュキュキュ

このみ「描き込みの量がおかしいわよ」

  ~~  

百合子「うどんですね」

静香「もちろんです」

まつり「ちなみに、静香ちゃんの絵がこれなのです」

杏奈「……すごい」

百合子「急に本気を出しましたね」

静香「本気を出さないはずがありません」

まつり「というわけで、最終結果は三勝なのです」

このみ「あら、ということは……」

百合子「20ポイント……」

杏奈「貯まった?」

静香「おめでとうございます」

このみ「やったわね!」

百合子「二十二回……長かったですねぇ」

杏奈「……うん」

まつり「で、どうするのです?」

このみ「使って、いいわよね?」

百合子「はい!」

杏奈「ぱーって……使お」

このみ「それじゃあ」

「20ポイント使って何かやります!」

まつり「……何か?」

このみ「……さて、で、何をやる?」

百合子「外ロケとかどうですか?」

このみ「あー、いいわねぇ」

杏奈「……公録、とか」

このみ「えっと……杏奈ちゃんは公録出来るのかしら?」

百合子「あとは……なんでしょう」

まつり「それはラジオが終わってからスタッフさんと話し合えばいいのです」

百合子「それでは、20ポイントを獲得して全部使います!来週にご期待ください」

杏奈「……以上、『貯めよう!ミリオンポイント』……の、コーナー……でした」

静香「ここで、765プロダクションからのお知らせです」

静香「現在、私がリーダーを務める『クレシェンドブルー』と千早さんがリーダーを務める『エターナルハーモニー』が活動中です」

静香「来月にはCDも二枚同時発売です、よろしくお願いします」

静香「以上、765プロダクションからのお知らせでした」

静香「このたれでどうぞ」

ツルツル

このみ「あら、ざるうどんもいいいわね」

杏奈「冷たくて……おいしい」

静香「そう?それはよかったわ」

まつり『録音始まってるのです』

百合子「えっ!?あ、今読みんぐっ!げほっげほっ」

このみ「あああ百合子ちゃん!」

杏奈「はい、お水……」

百合子「んくっ、んくっ…………ふぅ、ありがとうございます」

このみ「台本は代わりに私が読むわね」

百合子「あ、お願いしていいですか」

このみ「この番組ではメールを募集しています」

このみ「詳しいコーナーの内容は番組サイトをご覧ください」

このみ「メールアドレスはmillion@xxxx.xxです、皆さんからのメールお待ちしています

杏奈「今週の……プレゼント、どうする、の?」

このみ「そうねぇ……何にしようかしら」

百合子「あ、この絵とかどうでしょう」

静香「えっ……これをプレゼントするんですか」

杏奈「……いい、かも」

このみ「3かける5で……15枚?それなら、今あと五枚描いて20枚送りましょ」

静香「まだ描くんですか?」

百合子「紙の束が送られてきて、ビックリしますよね、多分」

まつり『むしろごほうびなのです』

まつり『まつりも含めて4人がそれぞれ自分の似顔絵と、あと一枚はゲストの静香ちゃんにアルパカを描いてもらうのです』

静香「どうして私なんですか……」

このみ「自分の描いた絵に自分のサインを入れていきましょ」

百合子「今回のおまけ動画はそれですか?」

まつり『おまけ動画はもう撮ってあるのです』

静香「これからクレシェンドブルーのレッスンがあるので、先に撮らせてもらいました」

杏奈「……そう、なの」

このみ「じゃあ、この放送のあとにみんな描きましょうか」

百合子「そうですね」

静香「あの……やっぱり私は、ちょっと」

このみ「ダメよ、みんな描くの!……というわけで見るオン放送局、お相手は」

杏奈「望月杏奈と」

百合子「七尾百合子と」

このみ「馬場このみ、そしてゲストの」

静香「最上静香でした」

せーのっ

「「「「ばいばーい!」」」」

このみ「この番組は」

このみ「765プロダクションと」

このみ「ご覧のスポンサーでお送りしました」

【番組終了後】

百合子「出来ました!」

杏奈「杏奈も……」

このみ「静香ちゃんもできた?」

静香「えっと……私、こういうのは」

杏奈「……アルパカ、だ」

このみ「とっても可愛いアルパカよ」

百合子「どこからどう見てもアルパカです」

静香「そういう慰めはいらないです」

【おしまい】

【おまけ】

静香「こんにちは、最上静香です……おまけ動画ですけど、本当に、私がうどんを作っているのを撮るだけでいいんですか?……わかりました」

静香「それでは、まず生地をこねます」

ヌギヌギ

静香「どうして裸足になるのか、ですか?うどんをこねるのには強い力が必要ですが、私にはそこまで力がないので足で踏んでこねるんです」

静香「あ、材料は全てビニール袋のなかに入れるので大丈夫です」

静香「……靴下ですか?靴下を着けていると生地の柔らかさが直接わからないので」

静香「えっと……どうして足を撮るんですか?……こねられてる生地を撮りたい?そうですか」

静香「それでは、早速切っていきましょう」

静香「包丁を使うので、注意しましょう」

トントン

静香「えっと……どうして手元に寄るんですか?私の手なんかとっても……切られていくうどんの生地を映像に残したい?そうですか」

静香「それではうどんを茹でていきます」

グツグツ……

静香「え、どうして髪をまとめているか、ですか?髪がお鍋の中に入らないようにです」

静香「うなじ?うなじがどうしたんですか?」

静香「さて、というわけで完成したものを食べようと思います」

静香「……髪が長いと、髪をかき上げながら食べないといけなくて、少しだけ不便ね……」

静香「えっと、食べてる風景まで撮るんですか?」

静香「口をアップで?……うどんが食べられていく様子を映像に納めたい?……はあ、そうですか」

【おまけおしまい】

【おまけそのに】

P「ひさしぶりにさ、杏奈と百合子とラジオしたくないか?」

???「Got it!いいんですか!?……あっ」

P「ゲスト的にもいい流れで来てるからな、二人に成長した姿を見せてこい」

???「はいっ、仕掛け人さま!」

【おまけおしまい】

終わりだよ~(o・∇・o)

なお、この後もがみんがどんな行動を取り、志保との仲がどうなってしまったかは8/30日更新のクレシェンドブルーボイスドラマにて公開中

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