京太郎「何でもいいから、そろそろ行動起こさないと……」玄「2スレ目だよ」【安価】 (1000)

  __,、,-z
.  〃   〉 ス     マ   咸    __/_ヾ     十   フ          l7
  ノ ((从从ル     了   心    / 、ノ    9   ´o) ・ ・ ・ ・ ・ o
. "ヾ(l ゚ -゚ノ"
   /i  l:=ト、    この女の子と組めば……
  (_ノ_,人_,ゞ.)
    |_l,ハ_l|     俺は到達するだろう……!
            
            齢……
  
            15年間の最高地点……







              .. ----  .
             .  ≦        ミ  .
              /    . . . . . . . . . . . .   \
         /  . . . : : : : : : : : : : : : : : : . . . . ヽ
        . ....: : : : ..:.:./.::.:.. ..:..:..\ ..:.. ヽ: : : ∨‘,
          / ./../..:.:.:./:./:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:..:Vヽ: . ∨ハ
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        / .7T..ト....:.:i :i| :i:.:.:.:.{:.|、:{:.:.:.:.:ハ:.:.:.:ト::.i一:. . |
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     八| :ハ| .:.:{:.i xxx   ,     xxx |:.:.:.:|_,}:.:.:..|: . .i  
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           土   l 田  '、ノ ノ .[]'タヰ′| 日 | . レ `ー ・ ・ ・ o
          し   ふく       と    き


前スレ
京太郎「何でもいいから、そろそろ行動起こさないと……」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407765048/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409238125

というワケで2スレ目でございます
前回の続きからぼちぼちやっていきます


京太郎「筋トレでもしよう」

京太郎「身体を動かせばちょっとは気も紛れるし、疲れてすぐ眠れるかもしれないしな」

京太郎「それじゃまず腕立て伏せから。……せーの、1、2、3」グッグッ


――――――
―――――


京太郎「999……!1000……っ!」

京太郎「ぶはっ!!」ドサッ

京太郎「さ、流石に1000回はキツかったな……」フーッ

京太郎「これだけやれば時間も……」チラッ

京太郎「……ってまだ0時じゃねーか。小学生でも眠らねーよこんな時間じゃ」

京太郎「筋トレしても眠くなんなかったし、どうしようかな」


行動指定 下3


京太郎「筋トレして汗かいたし、外に行って涼むか」

京太郎「おっと……部長にバレちゃマズいから静かに出なくちゃな」コソコソ


京太郎「おおーすっげぇ!夜中なのにこんな明るいのな大阪」

京太郎「あ、おっちゃんたこ焼き一つ!」

カシコマリ!オマチドー!

京太郎「へへ、本場のたこ焼きって一回食べてみたかったんだよな」

京太郎「んじゃ、いっただきまーす!」ハフハフ

?「………」ジー

京太郎「うわっ、あっつ!!け、けどうめぇ!」ハフハフ

?「……」ジー

京太郎(ん?……さっきから何だ横の奴)ハフハフハフ

京太郎(人が美味しく食ってるときに誰だよ)クルッ 


下3 人物指定


洋榎「……」ジーッ

京太郎「あっ!」

京太郎(た、確かこの人……姫松の主将だったよな?えーと、名前は…………)

京太郎「……あの」

洋榎「……」ジーッ

京太郎「姫松高校の主将さん…ですよね?インターハイで清澄と戦ったトコで」

洋榎「……」

京太郎「?」

京太郎(聞こえてないのか?……て言うかさっきからどこ見てんだよ)

洋榎「……美味そうやなぁ」ダラー

京太郎「………」

京太郎「ひょっとして…このたこ焼きが欲しかったりします?」

洋榎「!」

洋榎「ま、まさかくれるんか兄ちゃん!?」


下1 判定
00~40 半分だけですよ
51~80 全部あげますよもう
81~99 やらねーよ、なんて図々しい人だ
ゾロ目 顔面にぶつける


京太郎「いいですけど……半分だけですよ?」スッ

洋榎「おお!ホンマおおきに!!実はもう腹減ってずっとしんどかったんよ!」

京太郎「大体こんな夜遅い時間まで女性が一人で出歩いてていいんですか?」

洋榎「ええんやええんや。ここはうちらにとっちゃ庭みたいなもんやで」ハフハフ

洋榎「な、おっちゃん?」

ソウダヨ

京太郎「へー……あ、そういえば姫松ってコッチじゃ人気ありますもんね」

洋榎「せやろせやろー?これもうちの人気のおかげ様様っちゅーわけでな」

京太郎(え、そうなのか?こんな面白い顔してるのに?)

洋榎「あ、たこ焼きごちそうさん。うまかったで」ゲプ

京太郎「って食うの早いな……」

洋榎「当たり前やろ?幾つから食ってきてると思ってんねん」

洋榎「ま、それはええとしてな。兄ちゃんこの後暇か?」

京太郎「え?なんでですか?」

洋榎「たこ焼きくれたお礼や。時間あるなら大阪の街隅から隅まで案内したるで」

京太郎「……あー、えーと」



下3 台詞指定


京太郎「近場で良いところがあれば是非」

洋榎「ええで!ごっつええとこ紹介したるわ!」


洋榎「トーシロさんにオススメなんは、まずここやな」

京太郎「大阪……舞洲公園?」

洋榎「せや。去年オープンしたばっかさかい、綺麗な華ぎょーさん咲いとるで」

京太郎「え?でもここ閉まってませんか?」

洋榎「んなモン関係ないわ。そら侵入ーっと」バッ

京太郎「ちょ!まずいでしょそれは!」

洋榎「ええんやええんや。もし見つかってもうちなら顔パスやねん」

京太郎「……ホ、ホントですか?」

洋榎「ホンマやって。ほら、行くで」グイッ

京太郎「うわっとっと…!」


―――――――


洋榎「次は海遊館行くで!」

京太郎「……いや、だから閉館して鍵も」

洋榎「心配せんでええわ。合鍵持っとるがな」ガチャ

京太郎「ええー……」


京太郎「こうして夜の水族館を見て回るのって初めてですよ俺」

洋榎「ま、ここ人気やし夜もぎょーさん人おるしな。それでも深夜に来れば貸し切り状態やで」

京太郎「普通深夜に来る人はいませんけどね……」

洋榎「けどこういうのも新鮮でええやろ?」

京太郎「はい、それは思います」

オイ!アソコ!

コ、コラー!ソコデナニシテルー!

洋榎「おっ?」

洋榎「あかん、ポリ公に見つかってもうたわ。逃げるで兄ちゃん」

京太郎「は!?顔パスじゃなかったんですか?」

洋榎「海遊館は流石にまかり通らへんわ」

京太郎「それ最初に言ってくださいよ!」

洋榎「そんな心配せんでええねん。こんなん毎度の事や」



洋榎「面白かったなぁ、追いかけっこ」

洋榎「どや?兄ちゃんも面白かったやろ?」

京太郎「何言ってるんですか……こんなの」


下1 判定
00~60 滅茶苦茶面白いじゃないですか
61~90 疲れただけですよ
90~99 誘ってるんですか?


京太郎「滅茶苦茶面白いじゃないですか!」

洋榎「やろー?話分かるやん自分!」

京太郎「次はどこに連れて行ってくれるんですか?」ワクワク

洋榎「せやな……ほんなら次はコスモタワー行こか!」

京太郎「コスモタワー?」

洋榎「ほな、早速いくで!」

京太郎「は、はい!」


――――――


洋榎「街でオールしたん久しぶりで楽しかったわ」

洋榎「兄ちゃんもええ思い出作れたやろ?」

京太郎「はい。あのバンジーは一生忘れないと思います」

洋榎「ああ、あれなぁ!流石のうちも死ぬ思うたわ」

京太郎「ははは」

京太郎「はは……?」

京太郎(な、何か忘れてるような気がするけど……何だったっけ)


下3 何だっけ


京太郎(あ、そうだ!清澄のみんなへのお土産忘れてたな)

京太郎(特に優希なんか買ってくるの忘れたりでもしたら面倒だろうしなぁ)

京太郎「あの、ここら辺でお土産って売ってますか?」

洋榎「土産屋ならそこら中ぎょーさんあるなぁ」

洋榎「なんなら選ぶの手伝ってやるで?」

京太郎「えっ、いいんですか?」

洋榎「うちも絹とオカンに何か買って帰ろう思うてな、そのついでに」

京太郎「おお。地元の人に選んでもらえるのはすげー助かりますよ」

洋榎「それだけやないで?値切り交渉も任せとき」

京太郎「頼りになりますね。流石大阪一の大将」

洋榎「そらそうよ。千里山や三箇牧なんか相手にならへんわ」


―――――――――


久「ふぁ……もう朝か」

久「んっ」コキコキ

久「昨日の疲れもだいぶとれたし、いい調子ね」ムクッ

久「さて、と!須賀君どうせまだ寝てるでしょうから、起こしに行かないとね」

サンキューネキ サンキューヒッサ


今回はここまでですのだ
お疲れ様さまさまなのよー


久「須賀君、起きなさい」コンコン

久「観光する時間無くなるわよー?」

扉「……」

久「須賀くーん!」ドンドン

扉「………」

久「………反応なしか」

久(あんまりコレ使いたくなかったんだけどな……仕方ないわね)スッ

カチャカチャ ピー

久(お、開いた。案外甘いわねホテルのカードキーって言うのも)

久「須賀君入るわよー?」ガチャ


久「っ……!」


下3 判定
00~50 コラ!起きなさい!!
51~80 不在
81~99 あ……愛宕さん?
ゾロ目 行為中


京太郎「Zzz…」ンガー

久「げっ…!」

久(うわぁ、何か色々見たくない物が見えてるし……って)

久「コラ!起きなさい!!」バッ

京太郎「んがっ!?」

久「もう朝よ。ほら、ちゃっちゃと歯を磨いて着替えなさい!」

京太郎「え?え?なんで部長俺の部屋に…?」

久「いいから早く行動!」ビシッ

京太郎「おわっ!?…は、はい!」


――――――


久「全く、私が起こさなかったらどうなってたと思ってるの?」

京太郎「ははは……すいません」

京太郎(結局あの後愛宕さんに明け方まで付き合わされて帰ってきたの一、二時間前なんだよなぁ)

久「だらしない顔ねぇ。ほらシャキッとしなさい」バンッ

京太郎「いって!痛いですって部長!」

久「ふふ。それで、今日はどこに連れて行ってくれるのかしら?」

京太郎「あっ!え、えーと……」


下3 場所指定


京太郎「吉本新喜劇です」

久「吉本って……お笑いかしら?」

京太郎「はい、テレビで見る芸人とかが漫才をやるんですけどね。すっげー面白いんですよこれが!」

久「ふーん。そうなの?」

京太郎「きっと部長も笑い転げると思います。それじゃ、早速行きましょう」


――――
―――


久「へぇ、結構人多いんだ」

京太郎「はい。なんたって吉本ですからね」

~~♪~~♪

京太郎「お、始まるみたいですよ」

フフーン…ア、オッチャン、オカイケイ イクラ?

ヒャクマンエン

ナンデヤネン!

京太郎「あははははは!!」ゲラゲラ

京太郎「あー、腹いてぇ…!どうですか部長?」

久「………」


下1 判定
00~40 そ、そうね……面白いわ
41~80 あっはははははは!!
81~99 くだらないわね


久「あっはははははは!!」

京太郎「おわ!」ビクッ

久「な、なにアレばっかじゃないの!!」バンバン

京太郎「その、部長……周りの人が見てますからもうちょっと……」

久「だ、だって!くだらなさ過ぎて逆に面白いじゃない!あはははは!!」ゲラゲラ

京太郎(うーん、部長がここまで笑い上戸とは……意外な一面を見た気がするな)


久「はー、久しぶりに大笑いしたわ」

京太郎「楽しんでいただけたようで何よりです」

久「ええ。今回はイイとこに連れて行ってくれたわね、須賀君」

京太郎「どういたしまして。まだ時間は大丈夫ですよね?」

久「んーと……うん、後一つぐらいは回れそうね」

久「どこ回るか目星はついてるの?」


下3 場所指定


京太郎「つきました、ここです」

久「えーと……なにここ?」

京太郎「大阪で有名な健康ランドですよ」

久「け、健康ランド?確かに温泉のマークあるしそれっぽいけど……なんで健康ランドなのよ?」

京太郎「まぁまぁ、まずは話を聞いてください」

京太郎「ここの健康ランド、相当気持ちよくなれることで有名なんです」

京太郎「ほら、出てくる人みんなツヤツヤになってるでしょ?」

久「……ほ、ほんとね」

京太郎「どうせなら心も体もリフレッシュして帰りましょうよ。どうしても嫌なら変えますけど……」

久「ううん、いいわよ。須賀君がせっかく選んでくれた場所だもの」

久「お互い気持ちよくなって帰りましょ」

京太郎「はい!」


京太郎(作戦成功……後は)


下1 判定
00~40 部屋で気持ちいいことするだけだ
41~80 普通に帰ろう
81~99 告白するだけだな
ゾロ目 お、京太郎ゥやんかー!


京太郎「ここの健康ランドって貸し切りで、一つの部屋に一つ温泉があるんですよ」

久「豪勢ねぇ、流石は有名な健康ランドってとこね」

久「それで私たちの部屋はどこにあるの?」

京太郎「ちょっと待ってくださいね。えーと……801、801……あ、この部屋です」

京太郎「さ、部長からどうぞ」ガチャ

久「どうもありがと」


京太郎「思ったより広いですね」

久「………」

京太郎「部長もそう思いません?」

久「それはそうだけど……ねぇ、須賀君。温泉なんてどこにあるのよ?」

京太郎「温泉?そんなもんありませんよ」

久「はぁ?だ、だってここ健康ランドなんでしょ?」

京太郎「いいえ違います。ここはラブホテルですよ」

久「………え?」

京太郎「もう一度言いましょうか?ラブホテルです」

久「ど……どういうことかしら……須賀君?」

京太郎「どういうことって、男女がラブホテルにやってきてすること部長なら勿論分かってますよね?」

久「……こ、こないで!」


下3 判定
00~50 無理矢理ヤる
51~90 とりあえずヤりたいけど同意を得る
91~99 京太郎の存在が消える


京太郎「……」ピタッ

久「こ、こっち来たらただじゃおかないわよ!」

京太郎「………」

久「………」

久(……え?ホントに来てない?)

京太郎「あの、部長」

久「!?」ビクッ

久「な、なによ?」

京太郎「俺、部長とどうしてもヤりたいんですけどダメなんですか?」

久「……は?」

京太郎「俺、部長としたくてしたくてもう辛抱できません」

京太郎「けど無理矢理っていうのは俺のポリシーに反しますから……」

京太郎「お願いします!どうか俺とエッチしてください!」バッ

久(ええー……)

京太郎「ダメですか?」チラッ

久「何言ってるのよ!そんなの……」


下1 判定
00~40 ……せ、責任とってくれるなら
41~80 ダメにきまってるじゃない!
81~99 絶対イヤだから
ゾロ目 まず結婚が先でしょ


久「………」

京太郎「……部長?」

久「せ、責任とってくれるなら」モジッ

京太郎「」プツン

京太郎「部長おおおおおおお!!」ガバッ

久「きゃっ!」

京太郎「こんな時だけそんな顔するなんて反則ですよぉぉぉぉ!!」スリスリスリ

久「ちょ、ちょっと須賀君!落ち着いて……!」

京太郎「俺もう辛抱たまりませんよ!!」

京太郎「もう挿れていいですよね?」ハァハァ

久「え!?まずお風呂とか入るんじゃないの……!?」

京太郎「じゃ、挿れますね!」ズブ

久「ちょ、まっ………痛ぁっ!!」

京太郎「うおおっ!こ、これが部長の……!」

京太郎「想像してた通り締まりキツいっすね!最高ですよ!」パンパン

久「い、痛い!そんなに激しく動かないで!」

京太郎「そんなの無理ですって!」

京太郎「部長名器すぎて腰が止まりません!」

久「だ、だから痛いって言ってるでしょもう!」


――――――
―――――


久「す、須賀君!ちょっといい加減に……!」

京太郎「うおっ……出ます!…うっ!」ドビュル

久(ああもう!また中に……!)

―――――――
――――――


京太郎「~~~♪」ツヤツヤ

久「………」ツヤツヤ

京太郎「で。また俺がおんぶすることになるんですね」

久「だ、誰のせいだと思ってるのよ!」ポカッ

京太郎「いって!……そりゃ五回はやり過ぎたと思いますけど部長だって感じてムグッ」

久「しっ!誰かに聞かれたらどうするのよ!」

京太郎「ふ、ふみわへん(す、すいません)」

久(はぁ……けど、まさかおんぶされて駅まで来ることになるとはねぇ。恥ずかしいったらありゃしないわ)

京太郎「でも俺、今すっげー幸せですよ」

久「……え?」

京太郎「部長と恋人同士になれて、今人生の中で一番幸せです」

久「………」カァァ

京太郎「あ、部長でも顔真っ赤になるんですね」

久「うるさいわね!…全く、よくそういう事堂々と言えるわね」

京太郎「へへっ」

久「……できちゃったら責任とってもらうから」ぼそっ

京太郎「ん?」

久「何も言ってないわよ」プイッ

京太郎「それじゃ、帰りましょうか。私たちの長野に」


下3 判定
00~50 エピローグ
51~99 ん?おお、誰かと思ったら京太郎やんか!
ゾロ目 十年後


洋榎「ん?おお、誰かと思ったら京太郎やんか!」

京太郎「……!」バッ

久「!?」

洋榎「……と、清澄の部長も一緒かいな」

京太郎「ひ、洋榎さん!?どうしてここに?」

久(姫松の……愛宕洋榎!)

洋榎「これから部活の遠征で鹿児島行こー思うて駅で待っとったらなぁ、たまたま見つけたんや」

洋榎「ちなみにお前背ぇデカいで金髪やからすぐ分かるで」

久「須賀君……愛宕さんと知り合いだったの?」

京太郎「知り合いと言うか……何て言うか」

洋榎「お、まいどおおきに清澄の部長。インハイ以来やな」

久「ええ。そうね愛宕さん」

洋榎「ところで自分ら何で二人だけなんや?清澄の大将とかおらんのか?」

久「え、えーと……それは」

洋榎「……はっはーん」ニヤ


下1 判定
00~50 二人ともお幸せにな
51~80 昨日の夜はホンマ楽しかったで、京太郎!
81~99 彼女のうちを差し置いてデートとは許せへんわ
ゾロ目 清澄の部長ともヤったんか?


洋榎「なんや、そーいうことかいな」ニヤニヤ

京太郎「え?」

洋榎「二人とも、お幸せになー!」

京太郎「!?」

久「な……!」

洋榎「ええわ、みなまで言わへんでも」

洋榎「ようするに"ラブラブ・エ・ラ・ブー!ナ○コでエ・ラ・ブー!"っちゅうことなんやろ?」

洋榎「よっ、おあついなー二人さん!真っ昼間っから堪忍してやホンマ!」

京太郎(意味が分からん……)

久「う、うるさいわねぇ!もう、どっかいってよ!!」カァッ

洋榎「ほいほいっと、言われんでも邪魔者は退散するわ」

洋榎「そんじゃな京太郎ー!楽しかったでー!」

京太郎「あ、はい!ホントお世話になりました!」ペコリ

洋榎「たこ焼きごちそーさん!美味かったでー!」



洋榎「あーあ、失恋してもーた……メゲルわ」

末原「また変な冗談言わんといていいですから」

末原「その内ホンマに失恋しますよ?」

洋榎「せやなーそやなー」


京太郎「帰ったら俺達のこと報告しなきゃいけませんねー」

久「そうね。ちょっと気恥ずかしいけれど」

京太郎「いいじゃないですか、見せつけてやりましょうよ」

久「もう、部活中はイチャイチャするのは禁止よ?」

京太郎「じゃあ部活が終わったらいいんですね?」

久「……まぁ、それは応相談ね。私一応学生議会長だし」

京太郎「んー……あ、議会室でヤるのも悪くないなぁ」

久「ばか」

京太郎「へへ、褒め言葉ですよ」

久「ほんと、年がら年中えっちなことしか考えてないのね」ハァ

久(でも、そんなあなたを好きになっちゃた私も大概だから……お互いさまかしらね)



End


久「ところで……」

京太郎「?」

久「"たこ焼きごちそーさん!美味しかったでー!"ってどういう意味かしら?」

京太郎「あ」

久「説明してくれるわよね……京太郎くん?」

京太郎「勘弁してよヒッサ」

久「だーめっ」


アァァァァァァァァァ―――――

ネキは天使でヒッサはチョロイってはっきり分かんだね



お疲れさんさんさんこーろりー
今夜はここまでですのだ


京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」

京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」

京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」

京太郎「けどそうは言ってもなぁ、何からやれば……」


行動指定 下3


京太郎「奈良にでも行くか」

京太郎「ってことで奈良に行ってくるから」

咲「えっ……何言ってるの京ちゃん?」

京太郎「部長にはしばらく部活休むって言っといてくれよな」

京太郎「じゃ、後は任せた」

咲「意味わかんないよ!……ってああもういないし!」


―――――――
――――――


京太郎「おお、ここが奈良かー!」

京太郎「鹿ばっかと思ってたけど、空気美味しいし全然良いとこだ」キョロキョロ

京太郎「あ、せっかく来たんだしどうせならどっか名所でも回ってみてーな」

?「………」テクテク

京太郎「お、丁度いいところに。ちょっとそこの人に聞いてみるか……すいませーん」


人物指定 下3


宥「………?」ブルブル

京太郎「!?」ビクッ

京太郎(な、なんだこの人?眼鏡にマスクにニット帽……怪しすぎだろ)

京太郎(それに……)チラッ

宥「えーと、私ですか?」

京太郎(マフラーって……)

宥「あ、あのぅ!」

京太郎「あっ、はい!」

宥「どうかされたんですか?」

京太郎「えーと……」

京太郎(……やっべ、あまりの衝撃に何て言おうか忘れちまった)

京太郎(何て言おうとしたんだっけ?)


下3 台詞指定


京太郎「なんか山から吊るされるやつをテレビで見てやってみたいと思って来たんですけどどこに行けばいいですか?」

宥「山から吊るされるやつ……あ、ひょっとして大峯修行体験のことかな?」

京太郎「大峯修行体験?」

宥「ええ。ここから見えるあの"吉野山"って山でやっている筈ですけど……事前予約とかはしてますか?」

京太郎「え?……予約?」

宥「はい、確か参加するには予約が必要だったと思います」

京太郎「はぁ?なんだよそれ、面白くねぇなー」

宥「……ごめんなさい、お力になれなくて」

京太郎「いえいえ。どうもありがとうございました」

宥「あ、でも……」

京太郎「?」

宥「えっと、一応私の二つの下の子に山登りが趣味の子がいるんですけど……」

宥「もしお時間さえよかったら、お話しだけでもどうでしょうか?」


下1 判定
00~50 是非
51~80 断る
81~99 そんなことよりお姉さんのこと知りたいな


京太郎「是非、お聞きしたいですね」

宥「分かりました。ふふ、きっと穏乃も喜びますね」

京太郎(穏乃ちゃん?)

宥「あの、少しここから歩きますけど大丈夫ですか?」

京太郎「はい、大丈夫ですよ」


宥「つきました、ここです」

京太郎(旅館……?)

宥「どうぞあがってください」

京太郎「は、はい」

京太郎「失礼しまーす」ガラッ

玄「あっ、おねーちゃんお帰……り…」

宥「ただいま、玄ちゃん」

京太郎「?」

玄「はわわわわわ!?お、おねーちゃんが彼氏連れてきた?!」

宥「も、もう!違うよ玄ちゃん」

玄「なるほどなるほど……これは大変なことになってきた」

宥「……す、すぐに呼んできますので、少し待っててもらってもいいでしょうか?」

京太郎「あ、はい……お構いなく」


玄「……」ジーッ

京太郎「……」チラッ

玄「!」サッ

玄「~~♪」ピューイ

玄「……」チラッ

京太郎(チラ見してんの丸分かりだっての)

京太郎(手持無沙汰だし、何か話しかけてみようかな……)


下3 台詞指定


京太郎「あの」

玄「っ!」ビクッ

玄「は、はい?どうしましたか?」

京太郎「あなたを見て思ったことがあるんですよ」

玄「……思ったこと?」

京太郎「ふむふむ」ジッ

京太郎「結構なおもちをお持ちで……」ゴクッ

玄「はうっ!?」

京太郎(……!?何言ってんだ俺は――――?)

京太郎(出会って三秒の人にセクハラ発言って、印象最悪じゃねーか!)

京太郎「す、すいません!今のは忘れてください!」

玄「……」


下1 判定
00~60 仲間になるなら許してあげる
61~90 おねーちゃぁぁぁぁーん!!変態さんがいるぅーーー!!
91~99 も、揉んでみる?


玄「君が私の仲間になってくれるなら、許してあげるよ」

京太郎「……仲間?仲間って何の?」

玄「だって……その……君もおもち好きなんだよね?」

京太郎「"君"も?」ピクッ

京太郎「じゃあ、まさか貴女も!?」

玄「うん。そこにおもちがあったらもう口にせずにはいられないよね」

玄「大体大きなおもちなんてそれこそ"揉んでください"って言ってるようなものだよ!」

京太郎「はぁ……それは確かに」

玄「だよね?私は間違ってないよね?」

京太郎(いや、色々間違っている)

京太郎(……と、凡人は思うだろうけど)

京太郎「はい。何一つとして間違ってないです」

玄「そう言ってくれるのは嬉しいな。なんだか私、君となら大きなことをできそうな気がしてきたよ!」

京太郎「俺もですよ」

京太郎(なぜなら……)

  __,、,-z
.  〃   〉 ス     マ   咸    __/_ヾ     十   フ          l7
  ノ ((从从ル     了   心    / 、ノ    9   ´o) ・ ・ ・ ・ ・ o
. "ヾ(l ゚ -゚ノ"

   /i  l:=ト、    この女の子と組めば……
  (_ノ_,人_,ゞ.)

    |_l,ハ_l|     俺は到達するだろう……!
            
            齢……

  
            15年間の最高地点……







              .. ----  .
             .  ≦        ミ  .
              /    . . . . . . . . . . . .   \
         /  . . . : : : : : : : : : : : : : : : . . . . ヽ

        . ....: : : : ..:.:./.::.:.. ..:..:..\ ..:.. ヽ: : : ∨‘,

          / ./../..:.:.:./:./:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:..:Vヽ: . ∨ハ
       / \′:.:.:.:.':.:′:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Vハ:....ノ i
        / .7T..ト....:.:i :i| :i:.:.:.:.{:.|、:{:.:.:.:.:ハ:.:.:.:ト::.i一:. . |
      ′/..:|..:|、:.:./|:.|{ :|:.:.:.:.ト:{ \:.、:.:.:/ : ヽ:|:.:.. i: .|
      : / ..:i|..:{:.\ |:ハ:{、:.:.:.廴__ 斗<:.:|::.:.:.|:.:|:.:.. |: .
.      |:il .:.::ii:八:{::{ |≧十\:∨ ,.     `|:.:.:..ト:|:.:.: |: .{
.      |:|!..:.::,| ..:.トド\ _,   `  z.、__レ|::.:.:.|´j:.:.:..|: . 
      ,|:{ .::/l| .:小≧==' '^     ´` ̄´`!:.:.: |' }:.:.:..|: . {  
     八| :ハ| .:.:{:.i xxx   ,     xxx |:.:.:.:|_,}:.:.:..|: . .i  
       (__) | .:. 八            |:.:.:.:}V:.:.:..:: . . {  
      .イ   i! .:.:| :i::..     丶 ノ     ,:.:.:./:i::.:.:. :i: . .  
     〃{   .}: :.:.{ :|::::i:>...      イ/.:.:/i:,′:.::.八 : .l  
     {:i.:{   ハ:.:.:V :::|l:.:.:.}:.r } ̄ __ ノ/:.:./:./:.:.:.:. ::i{: . . {
.    八从 ,: .∧ :.{:::::リ::::::ノ 入_/'i{  /ィ /::/:.:.:.:. /::{:. . . .
       ∨ .:.:.:.\V‐≦ムイ  /》___.ノイ 7:.:.:.:. /廴:.. . .八
       /;..:.:.:.:.:./ \}!  r‐〉ォ´ ̄  }ノ /::.:.:.:./  , ヽ: .∧
.      /:/ .:.:::::/  ノ{{   '介′   i{ ./::.:.:.:./  /  ∨. ∧
     ノイ ..:.:.:./! く 廴. / .|乂 __人/::.:.:.:./   /    i: : . .:.
    __ノ/ ..:..::厶}/  \ ノ{ /j__ 斗-/::.:.:.. / i /      {: : . ∧


          __  、 _        _
           ム  ス ロ  / Tヽ Fl _ツ__ 日 日 | -‐      l7
           土   l 田  '、ノ ノ .[]'タヰ′| 日 | . レ `ー ・ ・ ・ o
          し   ふく       と    き

>>156宥姉シズ呼び捨てにしちゃってるので「ちゃん」づけで脳内変換よろです


短いですが今回はここまですのーだ
お疲れ様ですなのーね


穏乃「すいません、遅くなりましたー!宥さんが言ってたお兄さんってあなたの事でいいんでしょうか?」

玄「君にだったら、私のおもちコレクションみせてあげてもいいかな」

京太郎「おもちコレクション?」

玄「うん。コレ」スッ

京太郎「えーと……スナップ写真ですか?」

穏乃「あ、あのー!」

玄「ふっふっふ…ただのスナップ写真じゃないんだよ」

京太郎「?」ジッ

京太郎「……なっ!こ、これは!!」

玄「そう!これは私がインハイで撮ったおもちをお持ちな子のおもち写真集なのです!」

京太郎「でもこれって盗撮なんじゃ……」

玄「こっちは永水の巫女さんのおもち」スッ

京太郎(俺はこの人に会うために生まれてきたのかもしれない)

ツンツン

京太郎「え?」クルッ

穏乃「吉野山に登りたいお兄さんですかー!!?」

京太郎「」キーン

玄「あう!」キーン

穏乃「さっきからずっと呼んでるのに……玄さんも何やってるんですか」

京太郎(な、なんだこの小さい子!?つーか今ので何言ってるか全然分かんねぇ……)

京太郎(でもこの子……)ジー



下1 判定
00~50 おもちちっちゃいなぁ
51~80 滅茶苦茶可愛いなぁ!
81~99 長野に連れて帰る


京太郎(おもち無い上に……なんか優希に雰囲気ちょっと似てるな)

京太郎「俺と長野で一緒に暮らしませんか?」

穏乃「へっ?」

京太郎「何だか、あなたを無性に長野へ連れて帰りたくなりました」

穏乃「ちょ、ちょっとタンマ!いきなりそんなこと言われても……!」

京太郎(ま、そう思うのが普通だわな)

京太郎(でも俺は何としてもこの子を連れて帰りたい)

京太郎「なぁ」ガシッ

穏乃「ひゃい!」ビクッ

京太郎「どうしても駄目かな?」ボソッ


下1 判定
00~50 だめですってば!!
51~80 そこまで言うならいいですよ
81~99 シズを離しなさい!!
ゾロ目 堕ちたな


穏乃「ひうっ!」ビクン

京太郎(堕ちたな)

穏乃「…あっあっ……ああ」ヘナヘナ

穏乃「……ひゃ、ひゃい。ついていきまふ…!」

京太郎「へへっ、やったぜ」

玄「え?え?」

京太郎「あ、お邪魔しました。おもち談義楽しかったですよ」

京太郎「また機会があれば語り合いましょう」ヨイショ

玄「それはいいんだけどね……穏乃ちゃん担いでどこに行くの?」

京太郎「長野に連れて帰ります」

玄「ええっ!?ダ、ダメだよそんなの!」

玄「穏乃ちゃんは阿知賀の一員なんだよ!?そんなこと絶対ダメだよ!」

京太郎「本人が良いって言ってるからいいんじゃないですか?」

玄「あうっ……で、でもでも!」

玄「そんなの絶対ダメーーーー!!」

京太郎(うーん、このまま素直に帰してくれそうにないな……)

京太郎(何かいい案はないかな)


下3 行動指定


京太郎「じゃあ、あなたも長野に連れて帰ることにします」

玄「え、えとね?そう言う問題じゃないんだ」

玄「私たちは阿知賀の5人みんなで一緒に居ることが大事なんだよ!」

京太郎「はぁ……これ以上言っても無駄そうなんで、強硬手段に出ることにします」スッ

玄「っ!?」ビクッ

玄「ぼ、暴力はやめるのですキミ!」

京太郎「…」ガシッ

玄「ひっ……!」

京太郎「……お姉さん」

京太郎「どうしてもダメですか?」ジッ

玄「はう!?」

玄(え?!な、なにこの眼差し……吸い寄せられそう)

玄(ダメ、ダメ……!私も穏乃ちゃんみたいになっちゃう……!)


下1 判定
00~50 意外と早く堕ちましたね
51~80 負けないのです!!
81~99 く、玄ちゃんから離れて!!


玄「離して!!」ドン!

京太郎「うおっと」

玄「はぁ……はぁ……!」

京太郎「はは、流石にそう簡単には堕ちてくれませんか」

玄「と、当然なのです!早く穏乃ちゃんを返して!!」

ガララッ

憧「ねぇ……そんな大きな声出してどうしたの玄?奥の部屋まで響いてたよ」

宥「何かあったの?」

玄「憧ちゃん!おねーちゃん!」

玄「だ、助かったぁ!早く穏乃ちゃんを一緒に取り返そうよ!」


ゾロ目サービス

下1
00~70 憧「ウソ!超イケメン!」
71~99 憧「シズを離しなさい!」
下2
00~70 宥「ごめんね……玄ちゃんよりも……」
71~99 宥「穏乃ちゃんを離して!!」


憧「……シズ!?」

憧「ちょっとあんた何やってんのよ!シズを離しなさいよ!!」

京太郎(また面倒なのがきたな)

玄「憧ちゃん……!」

玄「これならなんとかなりそうだね!ねっ、おねーちゃん!」

宥「………」

玄「おねーちゃん?」

宥「ごめんね……玄ちゃん」

玄「えっ?」

宥「私、玄ちゃんや憧ちゃんよりも……京太郎さんの方が大事になっちゃったみたいなの」

玄「……何言ってるの?意味が分からないよおねーちゃん」

宥「本当にごめんね、玄ちゃん」

玄「あ、謝らないでよ……だっておねーちゃん何も悪いことしてないもん」

玄「だから今言ったことは嘘だよね?ねぇ?」ガクガク

京太郎(おもち師匠には気の毒だけど、ここに来る途中でその人はもう堕ちてたんだよな)

京太郎(それはいいとして、この子どうしようかな)

憧「はーなーしーなーさい!!」ギリギリ

憧「シズに触るなぁー!!」グイグイ


下1 行動指定


京太郎「なぁ、お嬢さん」

憧「何よ!?」

京太郎「一つだけ言わせてほしい」

憧「そんなことどうでもいいでしょ!いいから……!」

京太郎「好きになってもいいか?」

憧「」ピタッ

京太郎「好きだっ!!」ガバッ

憧「きゃ!?」

京太郎「好きだ!好きだ!大好きだ!!」

憧「はぁ!?ちょ、ちょっと!いきなり何なのよ!?」

京太郎「あーもうやばいって!すっげー好きなんだけど!」

憧「くぁwせdrftgyふじこlp」ボンッ

京太郎「何もかもが俺好みだ!もう離せねーからな!」

憧「……」


ゾロ目サービス
下1
00~80 は、はい
00~99 ふざけんじゃないわよ!!
ゾロ目 自分の一生を無料で売る

81~99だよな?

>>236-237
Yes
Sorry
81~99deathネ


憧「……は、はい」

憧「こんな私ですけど……末永くよろしくお願いします」

玄「憧ちゃん!?」

憧「その、だって……こんなストレートに好きって言われたの…初めてだし」

玄「そんなぁ!」グスッ

玄「うう……こんなのないよ!酷過ぎるよみんな!」

玄「阿知賀麻雀部はどうするの!?また和ちゃんと遊ぶって約束は?!」

憧「長野に行けばいつも一緒に遊べるじゃん」

宥「うん。毎日和ちゃんとも麻雀ができるよ玄ちゃん」

玄「そういう問題じゃないよ!!」

玄「お願いみんな、正気に戻って!」

京太郎(この子だけ中々折れないな……こうなったら)


下3 行動指定


京太郎「もう長野に帰るか!」

玄「……えっ」

京太郎「それじゃ、行こうぜみんな」

宥「はい」

宥「あ、玄ちゃん。風邪ひかないようにちゃんとお炬燵切って寝ないと駄目よ?」

憧「また近いうちこっち戻ってくるからさ、心配ないって」

憧「ねーシズ?」

穏乃「……うーん」ムニャムニヤ

京太郎(何か静かだと思ってたら寝てたのか)


玄「……待って…待ってよ」

玄「おねーちゃん……穏乃ちゃん……憧ちゃん」

玄「おいていかないで……!もうあの教室で一人にしないでよぉ……!」

玄「一人はやだよぉぉぉぉぉぉぉ!!」


――――――
―――――


晴絵「そういや、灼と玄って同じクラスだっけ?」

灼「うん。そうだけど何で?」

晴絵「あんた達さ……同じクラスの割に麻雀部に入るまであんまり話したことなかったでしょ?」

灼「それは……」

晴絵「ま、私の言いたいことはそんなことじゃない。とりあえず同じ二年同士、来年は最上級生だ」

晴絵「今の内に玄ともっと仲良くなっておいたほうがいいかもねってこと」

灼「仲悪いわけじゃないけど……そうだね。私、玄は結構好きだから」

―――――――
――――――


咲(京ちゃんが学校サボりだして結構経ったなぁ)

咲(もう部長も優希ちゃんもカンカンだよ……京ちゃん今日こそ部活に来させなくっちゃ)

咲「京ちゃーん」ピンポーン

ガチャ

京太郎「はーい……って咲か。どうしたこんな朝っぱらから」

咲「どうしたって、迎えに来たんだよ。京ちゃんが学校サボらないように」

京太郎「お前は幼馴染か」

咲「幼馴染だよ!?」

穏乃「京太郎ー!おっはよー!」バッ

京太郎「うわっ!」

咲「へっ?」

京太郎「……おい穏乃!!いつも言ってるだろ、毎朝抱き付いてくるのやめろって」

穏乃「えーだってこうしないと今日のエネルギー補給できないじゃん」スリスリ

京太郎「ったく。で、それで何の話だったっけ?」

咲「……えーと、とりあえず聞きたいんだけどね?何で高鴨さんが」

憧「ちょっとシズ!京太郎も!早くしないと遅れ………ってお客さんか」

憧「失礼しましたー」ソソクサ

咲「!?」


宥「みんなー、朝ごはんできたよ。あったかーいうちに……」

咲「!!?」

宥「あっ……えーと、清澄の大将さんでしたよね?」

咲「こ、こんにちは」

宥「丁度よかった。今できたところなのでご一緒に朝ごはん食べていきませんか?」

京太郎「そうだよ咲、宥さんの飯めっちゃ上手いんだぜ?」

咲「いや……遠慮しておきます」

宥「そう?残念……また機会があったらいらしてくださいね」

咲「……じゃあね、京ちゃん。私先に行くね」

京太郎「え?あ、おう……ごめんな咲」

咲「いいよ別に。また今度ね」ニコッ

咲「じゃさよなら、京ちゃん!」

京太郎「おう、また今度な!」



咲(当然奈良に行って帰ってきたと思ったら……何アレ)

咲(今後、あんまり京ちゃんとは関わらないようにしとこ)




End

そして玄と灼は阿知賀のドラゴンボールと呼ばれるようになったのだった


お疲れ様でした
今夜はここまでデース


京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」

京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」

京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」

京太郎「こうしてても始まらねぇし、とりあえず外に出るか」


行動指定 下3


京太郎「募金でもして暇潰しするか」

京太郎「えーと、確か募金センターは……」ピポパ



京太郎「救われない子供たちに愛の手を!!」

京太郎「わずかワンコインで50人もの尊い命が助かるんです!」

京太郎「もしあなた方に少しでも慈悲の心があるのなら、ご協力お願いします!!」

京太郎(……はぁ、やっぱ通行人から敬遠されてるなぁ)

京太郎(そりゃそうか。俺だって通行人の立場なら止まらないし)

京太郎(て言うかなんで俺こんなに必死になってんだ……)

?「………」


下3 通りかかった人物


ゆみ「なぁ、君」

京太郎「?」

ゆみ「これ、少ないがちょっとは足しになるだろうか?」ジャラッ

京太郎「……!は、はい!勿論です!ありがとうございます!!」

ゆみ「ああ、それはいいんだが……募金にしては凄い気合いの入りようだな」

京太郎「そうですか?」

ゆみ「ひょっとして君の知り合いで募金が必要な方でもいるのか?」

京太郎「いえ、そういうわけではないんですけどね」

京太郎「ただ今もこの集めたお金を頼りにしてる子供たちが世界中に居るって知ったら……居てもたっても」ハハハ

ゆみ「……そうか。優しいな君は」

ゆみ「その内君に良き事があらんことを祈るよ。それじゃ私はこれで」

京太郎「あ、ちょっと待ってください!」

ゆみ「ん?なんだ?」


下3 行動指定


京太郎「俺と、俺と一緒に募金活動しませんか!!」

ゆみ「………」

ゆみ「その、一応聞いておくがなぜだ?」

京太郎「なんだか分かんないけどピンときたんです」

京太郎「俺、貴方となら世界中の子供たちを救える……そんな気がして」

京太郎「自分でとんでもないこと言ってるって分かってますけど……これだけは言っておきたかったんです」

ゆみ「……はぁ」


下1 判定
00~50 気持ちは嬉しいがすまない
51~80 しょうがない、付き合おう
81~99 私が手本を見せてやろう
ゾロ目 ならば現地へ向かおう


ゆみ「気持ちは嬉しいがすまない」

京太郎「……そうですよね。すみません」

ゆみ「ああ、いや!嫌ってことじゃないんだ!ただ……」

ゆみ「部活に手間のかかる奴らがいてな…私が抜けるワケにはいかないんだ。本当にすまない」

京太郎「いえ。お気持ちだけで充分嬉しいです」

京太郎「募金、ありがとうございました」ニカッ

ゆみ「こちらこそ、ありがとう。君には大事な事を教えられた気がしたよ」

ゆみ(こういう男子がまだ現代に存在していたとはな……)


―――――
――――


京太郎「あんまり集まらなかったな……」

京太郎「まだ続けるか、それとももう諦めるかな」


下3 行動指定


京太郎「あーやめだやめだこんなん!世界の子供たちの前にまず俺が救われてねぇよ」

京太郎「俺も他人の心配より自分の心配しろってんだよ」

京太郎「そうと決まれば……この金でパチンコでも打ちに行くか」



ジャラララララララ ティウンティウン

京太郎「よーし、頼むぜ!」

京太郎「パチンコの神よ今だけ俺に力を!!」


下1 判定
00~50 大損
51~80 コンマXX000×2の数儲け
81~99 コンマXX000×5の数儲け
ゾロ目 XX000×100の数儲け


京太郎「まっさかこんなボロ勝ちできるとはなー」

京太郎「えーと、ひぃふーみーの……しめて46万」

京太郎「ひょっとして俺って麻雀よりこっちの方が向いてたのかもなぁ」

京太郎「でも……へへ、でもこんだけあれば色々できるな」

京太郎「なにしよっかなー想像が膨らむぜ」ニヘラ


下3 行動指定


京太郎「ま、元手は募金の金なんだし寄付しかねーわな」

京太郎「こんだけありゃ100人くらい助かるだろ」


――――――
―――――


京太郎「寄付のお礼の手紙を大量に貰ったけど……」

京太郎「同じ紙切れでも金が手紙に変わるだけでこうも違うのか」ハァ

京太郎「……でも、感謝されるのっては気持ちいいな」

京太郎「さ、明日からまた頑張るか」


下3 翌日の行動指定


京太郎「んー、今日もいい天気だ」

京太郎「こういう日は絶好の釣り日和だな」

京太郎「よっしゃ待ってろよカピ、今日の晩飯は俺が釣ってきてやるよ」

キューイ!!


京太郎「おーし、一番乗り」

?「……」

京太郎「……じゃなかったな」

京太郎(先客か……俺も結構早く来たつもりだったんだけどな。どんな人だろ)チラッ


人物指定 下3


誠子「せいっ」パシャァ

京太郎「お、おおーー!」

京太郎(あんなデケーブラックバス一振りで連れるもんかフツー!?)

誠子「ん?」

京太郎「すごいですね、まさにお見事!って感じで!」

誠子「そ、そうかな?そんなに大したことじゃないと思うけど……」

誠子「ところでその格好見るに君も釣りに来たんだろ?」

京太郎「はい。今夜の晩飯でも釣ろうかと」

誠子「なるほどね。釣りはどんぐらいやってるの?」

京太郎「気が向いたらやるぐらいで、そんなには」

誠子「へぇー……それじゃ、ちょっとやってみせてよ」

京太郎「いやいや!あんな凄いの見せられた後じゃ恥ずかしいですよ!」

誠子「いいからいいから、ほら」

京太郎(ど、どうしてこんなことに……)

京太郎(……でも女の子の前で、格好悪いとこは見せらんないな)ヒュッ


下1 判定
00~50 失敗
51~80 大物
81~99 超大物
ゾロ目 ピラルク級


京太郎「よし、かかった!」

京太郎「こい!」グイッ

カエル「ゲコッ」

京太郎「……」

誠子「ぷっ…!あははははは!!」

京太郎「~~~~!」ワナワナ

誠子「な、なんていうかあんまり上手くないんだね、君……ぶふっ」

京太郎(くっそ、最悪だぜ……)

京太郎「俺って釣りの才能無いんですね」ズーン

誠子「まぁまぁ、そんな落ち込まないで。私だって日によっては一匹も釣れない日もあるから」

誠子「もし良かったら釣りの初歩から教えてあげるよ?釣り仲間ができるのは嬉しいし」

京太郎(そう言ってもらえるのはありがたいけどまた恥かくのはなぁ……)

京太郎(どうしよっかな……)


下3 行動指定


京太郎「是非ともお願いします!というか弟子にしてください!!」

誠子「で、弟子はちょっと困るけど…私が教えられる範囲なら教えるよ」

京太郎「よろしくお願いします師匠!」

誠子「師匠……ま、まぁいいや」

誠子「まず、釣りって言うのは色々な釣り方から竿やオモリによって釣れる魚が変わってくるんだけど……」

京太郎「すいません難しいことは後で、とりあえず釣り方教えてくださいよ師匠」

誠子「いや待て。これ初歩中の初歩だぞ?」

京太郎「だって、釣りってもっと頭をからっぽにしてからするんじゃないですか?」

誠子「はぁ……ダメだ。君は何も分かっていない」

誠子「釣り方の前に知識と情報を知っておくことが釣りに何よりのアドバンテージなんだ」

誠子「それをこれから君に教えてあげよう」クドクド

京太郎(な、なんだか面倒くさいことになったな……)


―――――――
――――――


誠子「――というワケだ」

京太郎(やっと終わった……まさか一時間も話されるとは)

誠子「じゃあ、今からもう一回やってみて。今の話聞いてたならちょっとは変わってると思うから」

京太郎「は、はい」

京太郎(今度こそ!)ヒュッ


下1 判定
00~50 小物
51~80 大物
81~99 超大物
ゾロ目 ピラニア


京太郎「な、なんかスゲーでかいの来てます!」

誠子「ホント!?とりあえず力負けしないように、すばやく引っ張って!」

京太郎「重……っ!!ぬおおおおおおお!!」グイッ


京太郎「どうですか師匠!?俺超大物釣りあげましたよ!」

誠子「……90.5って…なんだこれ」

京太郎「師匠?」

誠子「こ……こんな大きさの虹鱒見たことが無い」

京太郎「マジですか?よっしゃー!!」

誠子「凄いな君……さっきの話聞いただけでここまで成長するなんて」

京太郎「そんな、たまたまですよ」ハハ

誠子「釣りにたまたまは無いよ」

誠子「だからひょっとして……」

誠子「私の技術と知識を全て君に叩き込んだら、君は歴代史上最高の釣り師になれるかもしれない」

京太郎「えっ」

京太郎(あ、あれ?もしかしてこれ俺って釣りの才能あったってオチなのか?)

京太郎(と言うか昨日のパチンコといい……変な才能ばっか開花していってる気がするんだけど)

ヒトは発掘できてないだけで誰しもが何か一つ天才的な才能があると言われてい鱒


今夜はここまでです
おつ鰈さまでした


誠子「釣りにたまたまは無いよ」

誠子「だからひょっとして……」

誠子「私の技術と知識を全て君に叩き込んだら、君は歴代史上最高の釣り師になれるかもしれない」


―――――――
――――――


京太郎「……歴代史上最高の釣り人、か」

京太郎「そう言えば今日も亦野さん居るって言ってたっけ」

京太郎「今日はどうしようかな」


下3 行動指定


京太郎「最近身体動かしてなかったしな、サッカーでもするか」

京太郎「けど、人数集まらないとできねーし簡単に集まらないよなぁ……」

京太郎「どっかのチームの入団テストでも受けてみるか」ピポパ


京太郎「すいませーん、入団希望の須賀京太郎です」

責任者「入団希望の方ですね」

責任者「あちらで入団テストが行われているので、そちらの方へ向かってください」

京太郎「は、はい」

京太郎(緊張するなー、上手くいけばいいけど)ドキドキ


下1 判定
00~30 失格
31~60 入団
61~90 プロでも通用するレベル
81~99 代表クラス
ゾロ目 一世代に一人の天才


ゴウカク~

京太郎「うっし!これで今日から俺もこのクラブの一員だ」

シアイノ アルヒハ クルンダゾ

京太郎「はい!よろしくお願いします!」


――――――


京太郎「よかったよかった、これで金出してくれた母さんに顔向けできる」

京太郎「咲たちにもこのこと……」

京太郎「………」

京太郎(ふと思ったけど、入団テストに合格したってことは俺サッカー部の方でもやっていけるんじゃないか?)

京太郎(いやいや、でも俺も咲たちと一緒に……麻雀部でインターハイに……)

京太郎(けど荷物持ちだけとして行くぐらいなら、他の手を選ぶのも……)


下3 部活選択


京太郎「部長」

久「ん?どうしたの須賀くん」

京太郎「俺フィッシング部に入るんで麻雀部やめます」

久「……えっ」

優希「じぇ!?」

和「あの、急にどうしたんですか須賀くん?」

京太郎「俺は麻雀よりも釣りに生きることを決めたんだよ」

咲「ちょ、ちょっと京ちゃん!私そんなの一言も……」

まこ「京太郎お前さん本気で言うとるんか?」

京太郎「本気です。もう決めましたんで曲げません」

久「……掛け持ちって形にはできないのかしら?」

京太郎「そんな中途半端な事できませんよ。極めるんなら一つの事に集中したいんです」

優希「コラー!そんな勝手なことはムグッ」

京太郎「いいですよね?部長」 ハーナーセー!!イヌー!!

久「………」ハァ

久「そこまで言うなら…分かったわ。退部届はこっちで書いておくから」 

京太郎「今までお世話になりました」


京太郎「ここがフィッシング部か……」

京太郎「ウチのフィッシング部は毎年地区大会初戦敗退の弱小校らしいけど」

京太郎「できることなら、俺が全国まで連れて行ってやりたいな」

京太郎(部員の人たちみんないい人だと尚更いいけど………よし!)

京太郎「すいませーん!入部希望者なんですけどー」ガラッ


下 1 2 3 部員判定

部員は他作品もOK

あ、人物名書き忘れた

下3の人物名で

(>>383釣り作品あんま分からないんでできれば咲キャラでオナシャス)

釣りキチおばさん

>>385
だ、誰……


智美「ワハハ、入部希望者が来たぞー」

やえ「嘘をつくな。こんな弱小部に誰が………ってホントじゃないか!」

誠子「き、君は!?」

京太郎「亦野さん!」

智美「なんだー?二人とも知り合いか?」

誠子「はい、一度だけですけど釣りをしたことがあって……」

智美「そうかー、でも嬉しいな。もう新入部員は見込めないと思ってたからなー」

京太郎(待てよ。この人もよく見たら鶴賀の……)

智美「ウチは毎度の如く地区大会一回戦敗けの弱小校だけど、今回は二回戦までは行きたいな」

やえ「ああ、今度こそお見せしよう!王者の釣り筋を!」

亦野「先輩たち今年で最後のインハイですもんね」

京太郎(最後のインターハイ……それじゃあこの2人は3年生なのか)

京太郎(なら、尚更全国まで勝たせてあげたいな)

京太郎「先輩、新入りが生意気言いますけど二回戦と言わずもっと先まで行きましょうよ」

智美「え?」

京太郎「俺には全国制覇。これしか見えてませんから」


智美「ワハハ、今日から地区大会だー」

やえ「ああ、楽しみ過ぎて眠れなかったぞ」

京太郎「凄い自信ですね。怖くないんですか?」

やえ「ま、まぁな!王者は常に余裕を持ってるものだ」

やえ(怖いに決まってるじゃない……)

智美「大丈夫だー……今回は誠子と京太郎がいるからな」

智美「悲願の一回戦突破、成し遂げるぞー!」

オオーッ!!


下1 判定
00~90 一回戦突破
91~99 敗退
ゾロ目 全国行き決定


京太郎「あ、あぶねー……」

京太郎(……地区大会一回戦でこのレベルかよ、自信無くしそうだぜ)

誠子「凄いじゃないか京太郎!」

京太郎「へ?」

やえ「まさか…ホントにあ、あの龍門渕を倒したのか!?」

京太郎「えーと、今の相手ってそんなに凄いトコだったんですか?」

智美「今お前が倒した龍門渕は去年の長野代表で全国ベスト8だぞー」

京太郎「マジ!?」

やえ「こ、これは……ひょっとしたら今年は本当にイケるかもしれない」


京太郎(そうして俺達は破竹の勢いで決勝まで勝ち進んだ)


下1 判定
00~70 全国
71~99 敗退
ゾロ目 インハイ優勝


智美「ワハハー……まさかホントに全国へ連れて行ってくれるとはな」

やえ「ふ、ふん!感謝とか別にしないからな」

京太郎「そんな、みんなの実力のおかげですよ。それに……闘いはまだまだこれからだ」

誠子「ああ、そうだな」

やえ「……全国では"竿に愛された子"も出てくる。簡単には行かないぞ」

京太郎「関係ありませんよ」

京太郎「邪魔する奴は全員、ぶっ倒してやりましょう」ゴッ


『それでは第171回、全国高校釣り選手権を開催致します』


下1 判定
00~80 1回戦突破
81~90 敗退


智美「ワハハー、一回戦突破だー」

やえ「全く持って余裕だったな。肩慣らしにもならない」

京太郎(出番なかった……)

誠子(こ、これが3年ブーストか……すごいな、あの小走先輩が無双するなんて)

やえ「お前ら!この調子で次もサクッと勝つぞ!」


京太郎(先輩達が覚醒し、そうして俺達は破竹の勢いで決勝まで勝ち進んだ)

京太郎(そしていよいよ決勝戦まで来た……)


下1 判定
00~50 優勝
51~80 準優勝
81~90 3位
91~99 ベスト4


智美「ワ、ワハハー……まさか優勝できるとはな」

やえ「……」

京太郎「優勝!優勝ですよ!小走先輩!!」

やえ「優勝?」

京太郎「先輩の大好きな王者ですよ!」

やえ「お、王者!?私、王者になったのか?」

やえ「そうか……王者に……」

ブチョーノ コバシリセンシュ―! ナニカヒトコト

智美「ワハハー、ほら呼ばれてるぞ部長」

誠子「是非とも締めはあの一言でお願いします」

やえ「……ふっ。分かってるさ」


やえ「ニワカは相手にならんよ!!」


―――――
――――


やえ「次の部長は誠子に任せるよ」

誠子「ええっ!?私ですか?」

智子「ワハハー、当然だろー。最年長なんだから」

誠子「でも、私より京太郎の方が……」

京太郎「いやいや。俺は部長とかそういう柄じゃないんで」ハハ

京太郎「ってか先輩たち卒業式の時間大丈夫なんですか?」

智美「そうだなー、そろそろ行かなきゃだな」

やえ「ああ」

やえ「春季大会で無様な真似したら承知しないかんな!」

智美「確かに渡したからな。しっかり頼むぞー」

京太郎 誠子「はい!」


京太郎「それじゃ、俺達も行きましょうか先輩」

誠子「………」

京太郎「先輩?」

誠子「京太郎、私さ……全国優勝したらずっと言おうと思ってたんだ」

京太郎「何をですか?」

誠子「京太郎……その」


下3 台詞指定


誠子「一緒に世界を目指さないか?」

京太郎「……世界?」

誠子「ああ。お前となら、世界で通用するって私は確信してるんだ」

京太郎「買い被りですよ、俺はそんな器の人間じゃありません……けど」

京太郎「世界を相手に闘うっていうのはちょっとワクワクしますね」

誠子「なら……!」

京太郎「俺でよければ、お供しますよ」

誠子「……ありがとう。京太郎が隣に居るなら、私は何も怖くないよ」

京太郎「俺の方こそ、あの時誠子さんと会ってなかったら今の俺はいませんでした」

京太郎「ホントに感謝していますよ」

誠子「……お、おう」テレッ

誠子(何照れてんだ私……らしくないな)

京太郎「さて、と!じゃ早速世界相手に戦うためにひと釣り行きますか」

誠子「え?先輩たちの卒業式出席しないのか?」

京太郎「ほら、早くしないと。魚は待ってくれませんよー」

誠子「……」

誠子「ああ……そうだな!」





恐らく釣りにインターハイがあってもおかしくは無い(震え)


今夜はここまでです
おつかれさまたのん

京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」

京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」

京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」

京太郎「……あーあ、また長い一日が始まるなぁ」


行動指定 下3


京太郎「最近学校も楽しくねーしな……いっその事就活でもするか」

京太郎「そうと決まれば早速ハローワークだ」


京太郎「うーん……やっぱり最低条件は高卒ばっかりだな」

京太郎「中卒を雇ってくれるトコなんてそう簡単に………おっ!」

京太郎「これは学歴関係無しって書いてあるな。これにしよう」


下3 職種


面接官「採用」

京太郎「えっ」

面接官「この建物の中にある楽屋へと向かってください。そこにあなたの雇い主がいますので」

面接官「あ、地図をお渡ししておきますね」

京太郎「は、はぁ」

京太郎(何も喋って無いのに通ってしまった……)



京太郎「俺がマネージャーをすることになるのは、地図によるとここの部屋の人か」ピラッ

京太郎「怖くない人だといいけどな………よし、いくぞ」ゴクッ

京太郎「すいませーん」コンコン

ハーイ

京太郎「本日付けでマネージャーを務めさせていただくことになった者です」コンコン

京太郎「よろしければ入室してもいいでしょうか?」

ドウゾー

京太郎「失礼しまーす」


下3 雇い主


理沙「……」プンプン

京太郎(や、雇い主って野依プロだったのか……)

京太郎(まぁでもよかった。もし瑞原プロとかだったら)

理沙「名前っ!」

京太郎「おわっ!」ビクッ

理沙「名前!!」

理沙「自己紹介!!」

京太郎「……あっ、すいません!自己紹介忘れてました」

京太郎「今日からマネージャーを務めさせていただく須賀京太郎って言います」

京太郎「マネージャーの仕事なんて初めてで、色々と迷惑かけるかもしれませんが」

京太郎「精一杯やるのでこれからよろしくお願いします!」

理沙「よろしく!」プンスコ

京太郎(な、なんで怒ってるんだ?俺なんか気に障ること言ったのか?)

京太郎「……早速ですが野依プロ、この後のご予定は?」


下1 予定


理沙「婚活!」

京太郎「婚活……?」

理沙「結婚活動!」

京太郎「いや、それは分かりますけど……じゃあ俺はいらないですよね?」

理沙「いる!」プンスコ

京太郎「婚活ってマネージャーの仕事に入るんですか!?」

理沙「もちろん!」

京太郎「そ、そうなんですか……知りませんでした」

京太郎(てっきりスケジュールの管理とか試合のアポ取ってくる奴かと思ってたのに違うのか)

京太郎「……その、婚活って行っても色々ありますけど」

京太郎「お見合いパーティーとか予約してたりしますか?」

理沙「してない!」

京太郎「じゃ今から取りに行くってことでいいんですね?」


下1 判定
00~50 (目の前にいるから)必要無い!
51~80 そう!
81~99 貯金はたいて買った指輪を渡す
ゾロ目 既成事実


理沙「これ!」スッ

京太郎「?」

理沙「受け取って!」

京太郎「何ですかこの黒い箱?」

京太郎「中に何が……」パカッ

京太郎「!?」

理沙「指輪!」

理沙「お揃い!」

京太郎「ゆ、指輪?どうして指輪なんて……」

京太郎(しかもこの指輪の縁の所、よく見たら"KYOTAROU"って書いて……ない…か?)

京太郎「あの、その……これは一体?」サーッ

理沙「オーダーメイド!」プンスコ

理沙「いっこ五億!」

京太郎「五億!??」

京太郎(こ、こんなちっこい石が五億円…!)

理沙「あげる!」

理沙「貰って!」


下3 判定
00~60 とりあえずワケを聞く
61~80 逃げる
81~99 貰っておいて質屋で換金する
ゾロ目 TheEnd 


京太郎「これ、本当に貰ってもいいんですか?」

理沙「あげる!」

京太郎「……そこまで言うなら分かりました」

京太郎「ありがとうございます」ニタリ

理沙「そ、その……!」モジッ

理沙「今……!はめてほしい!」

京太郎「あ、すいません俺予定思い出しましたんで帰ります」

理沙「……!?」

京太郎「今日は挨拶だけですからもうあがってもいいですよね?」

京太郎「指輪ありがとうございました。それでは、また!」ダッ

理沙「あっ……」


理沙「………」

理沙「……な、泣かない!」プルプル



京太郎「この指輪幾らで買い取ってくれますか?」

質屋「んー、相当高級品だなこりゃ……」


下1 判定
コンマ×1,000,000,00


質屋「99億円で手を打とう」

京太郎「ぶふっ!!」ガタン

京太郎「きゅっ……99億!?」

質屋「ああ。それじゃ不満か?」

京太郎「いやいや、是非ともお願いします!!」


京太郎「ま、まさか手元にいきなり99億が転がり込んでくるとはなー……」

京太郎「人生なにがあるのか分からないもんだな」

京太郎「この99億使って早速何かしたいとこだけど、こんだけの大金になったら逆に使い道に困るな」


下3 行動指定


京太郎「匿名希望……っと」カキカキ

京太郎「後は金を詰めて、と」ガサゴソ

京太郎「あ、速達郵便でお願いしますね」


京太郎「これで世界の貧しい人々が救われますように」


―――――――
――――――


和「知ってますか咲さん?募金が日本からしばらくは無くなるそうですよ」

咲「え、どうして?」

和「なんでももう募金する必要が無くなったからと、テレビで言ってました」

咲「へぇー……募金する必要が無くなるなんて何があったんだろうね」

優希「きっとどっかのヒーローがもう募金しなくていいぐらい寄付したんだじょ!」

和「そんなオカルトありえません」

咲「だ、だよね……」



京太郎「Zzz……むにゃ」


京太郎「今日から野依プロの元で働かなくちゃいけないけど……」

京太郎「どうしようかな……指輪を売ってしまったから行きにくいぞ」


下3 行動指定


京太郎「でも今回の件で分かったことがある」

京太郎「"アラフォー雀士は婚活を急いでるから金を搾り取りやすい"」

京太郎「へへへ、間違いねー……そうと決まればさっそくマネージャーに応募だ」ピポパ

京太郎「別に二重契約は違反してなかった筈だしな」prrrr


――――――
―――――


面接官「合格」

京太郎「やったぜ」



京太郎「すいませーん」コンコン

ハーイ、ドナタ

京太郎「今日からマネージャーを務めることになりました者ですけど、お入りしてもよろしいですか?」

イイデスヨ

京太郎「失礼します」ガチャ


下3 人物


京太郎(今度の雇い主は三尋木プロか……)

京太郎(この人ふざけすぎて何考えてるのか分からねーんだよな)

咏「わっかんねー、なんでこんな時期にマネージャー変わるのかわかんねー」

咏「あ、とりあえず名前だけ教えといてくんない?」

京太郎「須賀京太郎です」

咏「ああ、あの須賀くんねー!」

京太郎「え、俺の事知ってるんですか?!」

咏「いや知らんし」

京太郎(うぜぇ)イラッ

咏「早速だけどマネージャー君。私この後予定入ってるからちょいと付き合ってくれ」

京太郎「え?今からですか?」

咏「あっ……そっかー、正式に仕事開始するのは次からだっけ?」

京太郎「俺はいいですけどね。この後特に予定もありませんし」

咏「マジで?それは助かるね、じゃあ早速だけど」


下3 台詞指定


咏「婚活手伝ってくれないかねぃ?」

京太郎「それ、俺いりますか?」

咏「いるいる、いるよそりゃ」

咏「そもそも須賀くんがいなきゃ始まらないだろさ」

京太郎「つまりお見合いのセッティングとかすればいいってことですか?」

咏「いや、知らんし」

京太郎「……すいませんが意味が分かりません」

咏「鈍いなー、つまりこういうことだよ」


下1 判定
00~50 (目の前にいるから)必要無いってことだよ
51~80 私のじゃなくて……
81~99 貯金切り崩して買ったペンダントを渡す
ゾロ目 既成事実


咏「私の婚活じゃないんだよなー、それが」

京太郎「……三尋木プロのじゃない?」

京太郎「それじゃ一体誰なんですか?」

咏「それはねぃ」ニヤッ

アラフォー達だって婚活がしたい



今夜はここまでですのだ
お疲れ様でした(      ´・ω・`     )


咏「私の婚活じゃないんだよなー、それが」

京太郎「……三尋木プロのじゃない?」

京太郎「それじゃ一体誰なんですか?」

京太郎「あなたのマネージャーである俺に誰の婚活を手伝えと?」

咏「それはねぃ」ニヤッ


下3 人物


咏「フッフッフ……それはねぃ」

咏「永世称号七冠を与えられ史上最年少八冠を達成したあのプロだよ」

京太郎「なっ!?」

咏「ビックリしただろー?」

京太郎「で、誰なんですか?」

咏「ぇっ?」ズコッ

咏「……あっちゃー、知らないのか」

咏「まぁいいや、ついてきなー」トテトテ

京太郎「?」



咏「小鍛治プロー、三尋木ですー。入っていいですかぃ?」コンコン

ア、ドウゾー!

咏「言われた通り若い子連れてきましたよ」ガチャ

健夜「み、三尋木プロ!その言い方はちょっと……!」

京太郎「この方が?」

咏「うん、そうだよ。絶賛婚活中のアラフォー」

京太郎(へぇー。アラフォーってわりには全然童顔だけどなぁ)

健夜(あっ……この子)


下1 判定
00~50 結構カッコイイな
51~80 求婚
81~99 お持ち帰り
ゾロ目 金と権力で全てを奪う


健夜「……三尋木プロ」チラッ

咏「はいはい、分かってますよ」

咏「でもソイツ私のマネージャーなんであんまり酷いことしないでやってくださいねぃ」スタスタ

健夜「しないよ!!なにすると思ってるの!?」

京太郎「え?ちょっと三尋木プロ……!」

咏「じゃ、後はお二人で仲好くー」

バタン

京太郎「………」

健夜「………」

京太郎(ええーっ……!どうすりゃいいんだこの状況)

健夜「……あ、あの!」モジモジ

京太郎「はい!?」ビクッ

健夜「キミのお名前…教えてほしいな」

京太郎「俺の名前ですか……?須賀京太郎です」

健夜「須賀京太郎くん、か。いい名前だね。私は小鍛治健夜って言います」

京太郎「小鍛治さん、ですね」

健夜「下の名前でいいよ京太郎くん」

健夜「ところで彼女とかいるんですか?」


京太郎「いや、いませんけど……」

健夜「そうなんだ、よかった」ホッ

京太郎「はぁ……ところで小鍛治プロ、婚活の件は」

健夜「それはもういいの」

京太郎「へ?」

健夜「だって、今目の前に素敵な人がいるもん」

京太郎「………」キョロキョロ

京太郎「……」

京太郎(俺!?)

健夜「あ、あのね京太郎くん」

健夜「もし私がキミに結婚してって言ったら……」モジモジ

京太郎「ちょーっと!ちょっと待ってください!話が飛躍しすぎてますって!」

健夜「その、京太郎くんに不自由な暮らしは絶対にさせないから!お、お金だって実家ぐらしだしたくさんあるんだよ!」

京太郎「話聞いてください!」

健夜「だから……その」

健夜「私と結婚してくれませんか!!」ズイッ

京太郎(や、やべぇぇ、この人眼がマジだ……)

京太郎(いきなりこんなこと、何て答えりゃいいんだよ)


下3 判定
00~50 強制お持ち帰り
51~99 同意のお持ち帰り
ゾロ目 のよりん乱入


京太郎「分かりました、俺達結婚しましょう」

健夜「っ!?」

健夜「ほ……ほんとに?」

京太郎「はい」

健夜「わ、私三十近いけどほんとにいいの?」

京太郎「俺、もう小鍛治さん……いや」

京太郎「健夜しか見えないよ」ガバチョ

健夜「……!」

健夜「嬉しいよ……私、すごく嬉しいよぉ」グスッ

京太郎「じゃあ、まずは健夜の両親に挨拶しに行かなくちゃね」

健夜「うん!」

健夜「じゃあ、早速行こうよ!」



健夜「~~~♪」

京太郎「………」ニヤッ

京太郎(小鍛治プロは気付いてないみたいだけど)

京太郎(俺が小鍛治プロと結婚する本当の目的は……)


下3 目的


京太郎(勿論金をだまし取るためだ)

健夜父「ようやく娘にも……しかしちょっと若すぎる気も」

健夜母「私は健夜が結婚してくれたらそれだけで嬉しいよ」

健夜母「で、式はいつにするんだい?」

健夜「もう、それはまだだよお母さん」

健夜「京太郎くんまだ16歳だから、あと2年は待たないと」フフ

京太郎(散々貢ぐだけ貢がせて、ボロ雑巾のように捨ててやる)

京太郎(なんぜ元は歴代最強のトッププロなうえに独身。金は腐るほどあるだろ)



京太郎「ねぇ、健夜。欲しい物があるんだけどちょっと頼めるか?」

健夜「うん、いいよ。キミの為ならなんでも買ってあげるよ私」

京太郎「実はさ」


下3 欲しい物


京太郎「布団が欲しんだ」

健夜「お布団……?」

京太郎「眠いんだ。ちょっと敷いてくれないか」

健夜「あ、そういうことだね。分かった、すぐ敷くね」


――――――
―――――


京太郎(さーて、どうやってあの人から財産を奪い取ろうかな)

京太郎(貢がせるにしても特に欲しい物は布団ぐらいしかないし)

ガラッ

健夜「きょ、京太郎くん……」

京太郎「健夜?どうしたんだ?」

健夜「その……私も一緒に寝ていいかな?」エヘヘ


下1 判定
00~50 普通に了承
51~80 お断わり
81~99 とりあえずヤることヤる
ゾロ目 なぜゴムをつけなかったのか


京太郎「いいぜ。ホラ、来いよ」ポンポン

健夜「お邪魔します」トテトテ

健夜「よいしょっと」ゴロン

京太郎「……」

京太郎(……この人って俺より十歳以上年上なんだよな)

京太郎(しかしどう見てもそこらの少女と変わらないように見えるけど)

健夜「京太郎くん」

京太郎「ん?」

健夜「離れないでね……私から」

京太郎「そりゃそうだ。安心しろって」

健夜「えへへ………ありがとう……」

健夜「Zzz……」スヤスヤ

京太郎(で、どうやってこの人の財産を手に入れようかって考えてたんだっけ)

京太郎(……まぁいいや、今は寝よう)ファ

この流れはアラフォーとハッピーエンドになる可能性が微存でありそうで嬉しい(確信)


お疲れ様でしたのだ
短めですが今夜はここまでですのだ


京太郎「一つ訪ねたいんだけどさ健夜」

健夜「なに?」

京太郎「健夜っていくらぐらい貯金あるんだ?」

健夜「貯金ならたくさんあるよ。今まで彼氏いたことないしずっと実家暮らしだし……」

京太郎「具体的には?」

健夜「具体的にかぁ……えーっと確か」


下1 判定
コンマ×10,000,000,000


健夜「8200億ぐらいはあったかなぁ」

京太郎「!?」ギョッ

京太郎(さ、流石は何とか七冠……文字通り桁違いだ)

京太郎(あの某球団スポンサーの社長や某ブランド服の社長と同レベルってことじゃねぇか)

健夜「でもなんでそんなこと聞いたの?」

京太郎「あ、そのー……」

健夜「?」

京太郎「お……お小遣いくれないかなって思ってさ」

京太郎「俺まだ学生だけどバイトもしてないし全然お金無くてさ」

健夜「なんだそんなことだったの。いいよ、幾ら欲しいの?」

京太郎(うっし!)ガッツ

京太郎「そうだなぁ……」


下3 金額


京太郎「じゃあ、5万くらいで」

健夜「分かった。5万円だね」

京太郎(親に小遣い5万くれとか行ったら普通なら張り倒されるけど、流石億万長者は違うな)

健夜「ちょっと待ってね。えーとそれぐらいならお財布に……あったあった!」ガサゴソ

健夜「はい、どうぞ」

京太郎「ありがとう」

京太郎「それじゃ早速この5万で遊んでくるよ」

健夜「それはいいんだけど……あんまり遅くならないようにね」

京太郎「分かってるって、じゃあ行ってきまーす」



京太郎「さーて、この5万を使って何しようかな」


下3 行動指定


はやり「ねぇ、キミキミ!!」

京太郎「ん?」クルッ

はやり「あ、やっぱりだー!キミ、小鍛治プロの婚約者さんだよね?」

京太郎(誰だこの人……?立派なおもちをお持ちではあるけど)

京太郎「はいそうですけど、あなたは?」

はやり「あれー?はやりのこと知らないのー?」

京太郎「はやり……?ってまさか瑞原プロ!?」

はやり「大正解☆」キラッ

はやり「でもできれば瑞原プロじゃなくて、はやりのことは"牌のお姉さん"って呼んでほしいな」

京太郎(ってか自分の事名前で呼ぶ大人ってどうなんだ……)

京太郎「はぁ……それで牌のお姉さんが俺に何の御用ですか?」

はやり「ふふーそれはね」


下3 目的


はやり「はいこれっ」ピラッ

京太郎「何ですかその紙?」

はやり「指輪代と結婚詐欺の補填代で5億ちょっとってとこかなー」

京太郎「指輪代……結婚詐欺?」

京太郎「……はっ!」

はやり「でもでも、キミから詐欺にあったことは公にしないって!優しいよね野依プロ!」

京太郎(しまった、野依プロのことすっかり忘れてた……!)

京太郎「で、でもなんであなたが?普通なら直接野依プロが来るでしょう?」

はやり「分かってないなーキミ。そんなんじゃ女の子から嫌われちゃうぞっ」

京太郎「どういう意味……」

はやり「とりあえず渡したから、お支払よろしくお願いしますねー!」

はやり「………ちなみに」

はやり「払わなかった場合はどうなっても仕方ないよねー☆」



京太郎「ど……どうしよう」

京太郎「指輪代は全部募金しちまったし、手元にあるのは5万円だけ……」

京太郎「どうすればいいんだ……」


下3 行動指定


京太郎「しょうがない、直接野依プロに謝りに行くか」

京太郎「許してくれるといいけどなぁ」



京太郎「野依プロー」コンコン

京太郎「マネージャーが来ましたよー」

ガチャ

理沙「誰!」プンスコ

京太郎「おひさ、俺ですよ!」

理沙「………」

京太郎「わわっ!閉めないで、俺の話聞いてください!!」バッ

理沙「帰れ!」ググッ

理沙「指輪泥棒!」

京太郎「頂いた指輪は全部世界の貧しい子供たちに寄付しました!!」

理沙「うそ!」

京太郎「野依プロには本当に申し訳ないことしたと思ってます!」

京太郎「けど俺は今も死んでいっている世界の子どもを見捨てることはできなかったんです!」

理沙「………」

京太郎「信じてもらえなくても結構です……でも一言これだけはちゃんと言っておきたくて」

京太郎「詐欺するような真似をしてしまって、本当にすいませんでした!」

理沙「………ゆ」


下1 判定
00~50 許す
51~80 結婚するなら許す
81~99 監禁
ゾロ目 すこやん


理沙「許す!」プンス

京太郎「ほ、ほんとにですか?」

理沙「でも!」

理沙「結婚!」

京太郎「ぇっ」

理沙「結婚!それが条件!」

京太郎「……結婚ってちなみに」

理沙「私と須賀くん!」

京太郎「ですよねー……」

京太郎(いやいや、俺もう健夜さんと婚約しちまってるから無理だよそれは!)

京太郎(でもそんなこと言ったらもう次は無さそうだし……どうすればいいんだ)

理沙「返事!」

京太郎「あ、えっと……その」


00~50 素直に話す
51~80 そうだね、結婚しようか(浮気)
81~99 遠い地へ逃げる 
ゾロ目 重婚

安価書き忘れスマヌ

下1で


京太郎「ごめん野依さん……実は俺」

京太郎「小鍛治プロと結婚します」

理沙「!」

京太郎「だからあなたとは結婚できません。本当にすいません」

理沙「……うそ!」

京太郎「いや、本当の話で」

理沙「信じない!」

理沙「そんなの!そんなの、信じない!」ガシッ

京太郎「ちょっ……」

理沙「やだ!」プンスコ

京太郎「離してくださいって!」グイッ

理沙「あうっ!」ドサッ

京太郎「誰が何と言おうと俺は小鍛治さんと結婚します」

京太郎「そういうことなんで……それじゃ」

バタン



京太郎「はぁ、謝りに行ったつもりがとんだ災難だったな」

京太郎「でも結局お金の件は解決してないし、どうしようかな……」


下3 行動指定


京太郎「いずれ自分で働いて返すんで、その時まで待ってもらえないでしょうか?」

はやり『うーん……はやりは別にいいんだけど野依プロは?』

京太郎「さっき話しにいったら"結婚するならチャラにする"って言われたんで断りました」

はやり『はやっ!?野依プロ意外に大胆だねー』

はやり『でも5億なんてそう簡単に稼げるのかな?』

京太郎「いつになるか分かりませんが……必ず返します」

はやり『いいよー、はやり別に闇金はやりちゃんじゃなくて牌のお姉さんだし』

はやり『でもアテはあるの?』

京太郎「アテ……?」

はやり『5億なんてお金、普通に働いても一生手に入らないよ』

京太郎「あっ、それは……」

はやり『まぁ、それは安心してもいいよ。頑張る男の子の為にはやりが仕事を斡旋してあげる』

京太郎「本当ですか!?」

はやり『うん。このお仕事ならすぐに5億稼げちゃうよ☆』

京太郎(……待て、すぐに5億貯まる仕事って何か胡散臭いぞ)

京太郎(でも四の五の言ってられる場合じゃねーし……なぁ)

京太郎「どんなお仕事なんですか」



下3 仕事内容


はやり『野依プロが5億もポンと出せたのはなんでと思う?』

京太郎「そりゃ野依プロは麻雀のトッププロだからで……」

はやり『じゃあ君もなればいいんじゃないかな?トッププロに?』

京太郎「はっ?」

はやり『とりあえずコネで長野県のインターハイ個人戦出場枠は一つとっておいてあげるからさ』

はやり『そこからはキミ次第だよ!ファイト!』

京太郎「何言ってるんですかさっきから!?ちょ、ちょっと待ってくださいって!」

はやり『インターハイで活躍できればプロからもお誘いがくるはずだからさー』

はやり『それじゃ、頑張ってね☆』

京太郎「待っ……!」

京太郎「………」ツーツー


京太郎「インターハイって……三日後じゃねぇか」

京太郎「あと三日でどうすればいいんだよ」



下3 行動指定



京太郎「流石に今から三日で全国の奴らと渡り合うのは無理だ……」

京太郎「じゃあ……やっぱりアレしかないよな」


――――――――
インターハイ決勝
――――――――


京太郎(配牌を見る時に……全ての牌の柄を指の腹で消す!)シュッ

京太郎「ツモです」

上家 下家 対面「!?」

京太郎「天和・天地創世(ビギニングオブザコスモス)」ドン

恒子『まーたまた決まったァーーーー!長野県須賀京太郎の天地創造!これには小泉も真っ青だーー!!』

健夜『だから恒子ちゃん、そういうこと言っちゃまたスポンサーに怒られちゃうって!』

恒子『流石はすこやんの旦那様だね!』

健夜『え?そ、そうかなぁ……それほどでも』ニヘラ


―――――
―――


京太郎(な、何とか優勝できた。プロからもスカウトが来てくれたしこれで一安心堕)

京太郎(どのチームに入ろうか)


下1 

00~20 佐久フェレッターズ
21~40 つくばフリージングチキンズ
41~60 横浜ロードスターズ
61~80 松山フロティーラ
81~99 ハートビーツ大宮
ゾロ目 延岡スパングールズ


はやり「須賀くーん、優勝おめでとー!」

はやり「そしてようこそハートビーツ大宮へ!」

京太郎「ありがとうございます。これからお世話になります」

京太郎「でもいいんですかね?俺まだ高一なんですけど……」

はやり「大丈夫だよ、一応キミと同い年でプロの人もいるんだし。学校は行ってないみたいだけどね」

京太郎「へぇー、なるほど」

はやり「須賀君も活躍してトッププロになれば5億なんてあっという間だよ。これから頑張ろうね」

京太郎「はい!」



京太郎「っていうことで今日から大宮で暮らすことになった」

健夜「突然すぎだよ!?」

京太郎「大丈夫って、5億稼いだらすぐに帰ってくるから」

健夜「5億って……そう簡単に稼げる額じゃないよ!」

健夜「お金が必要なら私が……!」

京太郎「そういう問題じゃないんだ。これは俺が働いて返さなきゃ意味が無い」

健夜「そ……そうなの?」

京太郎「ああ。すぐに帰ってくるから、それまで待っててくれるか?」

健夜「……うん、分かったよ」

健夜「京太郎くんがそこまで言うなら……私、寂しいけど待ってるね」



下3 判定

京太郎が帰ってくるまでの時間


はやり「うーん、須賀くんこれで二十連敗目だね」

京太郎「………」

京太郎(甘かった……イカサマでインハイ優勝した俺が5億なんてそう簡単に稼げるはずの額じゃ無かったんだ)

はやり「このままいくと野依プロに5億返すまで単純計算で100年はかかっちゃうよ」

京太郎「100年!?」

京太郎「それは困りますよ!!」ブンブン

はやり「はやや!?そ、そう言われても勝てないプロにお金は入らないよー!」

京太郎(くそ……何かいい方法は無いのか!?このままだとマジで100年経っちまうぞ)

はやり「てっとり早い方法は……勝つことだよ」

京太郎「そんなこと俺が一番分かってますよ!」

はやり「プロの世界は実力が全て。勝てさえすれば誰もが認めるからね」

京太郎「………」

京太郎(こうなったら、やるしかないのか……麻雀で勝つしか)


下3 判定
0~50  100年後……
51~80 コンマ一の位の年月
81~99 一年
ゾロ目 はやりんに寝取られる


京太郎「これでお金、全部返しましたよ」

理沙「………」

京太郎「5年もかかってしまいましたけど、利子は?」

理沙「いらない!」

京太郎「野依大先輩にもホントご迷惑おかけしましたね」

京太郎「あの時は俺もガキで、色々すいませんでした」

理沙「もういい!」

京太郎「……じゃ、失礼します」

ガシッ

京太郎「………?」

理沙「まって!」

京太郎「えーと、まだ何か?」


下1 判定
00~60 また遊びに来て!
61~80 帰さない……!一生!
81~99 死んで!
ゾロ目 わっかんねー、何でノコノコきたのかわっかんねー


理沙「また遊びに来て!」

京太郎「はい、何度でも遊びに来ますよ」

理沙「約束!」

京太郎「約束です」

理沙「絶対!」

京太郎「絶対です」

理沙「♪」ニコッ

京太郎(わ、笑った!?)



京太郎「長かった野依プロとの確執も終わったし、あとは健夜んトコに帰るだけだな」

京太郎「5年か、随分待たせてしまった。あいつももう三十越えてるんだっけ」

京太郎「帰ったらからかってやるか……会うのが楽しみだ」


下3 判定
00~80 すこやんEND 
81~99 はやりEND(BAD)
ゾロ目 俺やっぱ野依プロのが好きだ!!


京太郎「ただいまアラフォー」

健夜「久々に会って最初の一言がそれー!?」

京太郎「はは、すまん。アラサーだったっけ」

健夜「アラサーじゃないよっ!」

健夜「この前インハイ実況した時に恒子ちゃんに何か吹き込まれたでしょ!?」

京太郎「い、いや何も……!」

京太郎「でもその様子なら元気そうで安心したよ」

健夜「もう!」プイッ

京太郎「そういえば健夜また大会に顔出し始めたらしいな」

京太郎「しばらく大会から遠ざかってたのにまたどうして?」

健夜「っ!……だ、だって……」

健夜「大会に出てれば京太郎くんに会えるかもって思ってたから……」モジモジ

京太郎「何だよそれ。可愛い理由だな」

健夜「うぅ、笑わないでよ」


京太郎「でも、しばらく寂しい思いさせて悪かったな」

京太郎「もうこれからはずっと一緒だ」

健夜「……うん」

健夜(必ず帰ってきれくれるって信じてたよ……)

健夜「おかえり、京太郎くん」



カン!

野依プロとはやりんは一生独身を貫きましたとさ


今夜はここまでですザウルス
お疲れ様ですのだ!!


京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」

京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」

京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」

京太郎「家に籠ってても仕方ないし出かけよう」

京太郎「何かいいことありますように」


行動指定 下3


京太郎「うーっす」ガチャ

咲「あ、京ちゃん」

京太郎「おっす咲!」

優希「ちゃんと来たか犬!えらいじぇ、頭を撫でてやろう」

京太郎「い・ら・ねー!」

和「こんにちは須賀くん。今日も元気そうですね」タユン

京太郎(うおおおっ!相変わらずすげーものをおもちで……!)

京太郎「お、おう!まぁな、はははっ!」

和「ふふっ」

京太郎(あーやっぱ美人だなぁー和……スタイルも抜群だし)

京太郎(こんな子が彼女になってくれたら人生楽しいんだろうなー)ジーッ

和「……須賀くん?」

京太郎(このぐらいの距離でも結構心地いいんだけどもうちょっとステップアップした関係が欲しい)

京太郎(和との接し方をちょっと変えてみるか)


下3 行動指定


京太郎(和をさりげなくお姫様扱いしてみるか)

京太郎(あくまでさりげなーくだ、さりげなーくだぞ俺)


京太郎「和は今日何をするんだ?」

和「そうですね、今日は牌譜並べでもしようかと」

京太郎「なるほどな……あ、そう言えば和って今も家でもネト麻やってるんだっけ?」

和「はい。基本的に学校の予習復習が終わった後はネット麻雀に時間を費やしてることが多いですね」

京太郎「ずっとパソコンの画面見続けてたら肩とかこるだろ?」

和「毎日お風呂でほぐしているのでそんなには無いですけど、流石にちょっとはこってますね」

京太郎「ちょっとほぐしてやるよ。ほら、肩かしてみ」

和「え?須賀くんがですか?」

京太郎「いいからいいから」

和「は、はい」


京太郎「痛くないか?」モミモミ

和「ええ、痛すぎず弱すぎず丁度いい感じです」

京太郎「だろ?」

京太郎(中々良い反応だ)

京太郎(けど、これじゃまだお姫様扱いとは言えないか)

京太郎(もうもう一歩なんかあれば……)


下3 行動指定


京太郎(あっ、思い出した!)

京太郎(こういう時にこそハギヨシさんから教わった執事スキルがあるじゃねーか!)

京太郎「ちょっと待っててくれ和」パッ

和「……?分かりました」


――――――
―――――


京太郎「……」ツンツン

和「?」クルッ

京太郎「どうぞ、お姫様」コトッ

和(お姫様……?)

和「えと、これは紅茶ですか?匂いからしてアッサムみたいですけど」

京太郎「ああ。疲れてる和の為に淹れてみたんだけどさ、よかったら飲んでみてくれよ」

和「私の為に?」スンスン

和「あ、でも凄くいい香りがします」

京太郎「だろ?味の方は保障できねーけどな」ハハ

和「ありがとうございます須賀くん。それじゃあいただきますね」


下3 判定
00~70 すごく美味しいです!
71~90 うぇっ……
91~99 オロロロロロロ
ゾロ目 失禁


和「んっ」コクッ

京太郎(全神経を集中させて絶妙の茶葉量にに完全な湯加減で作った紅茶だ)

京太郎(大丈夫だ、まずい筈は無い……無いよな)ドキドキ

和「あの……これ」

京太郎「!」

和「すごく美味しいです!ひょっとすると今まで飲んだ紅茶の中で一番美味しいかもしれません」

京太郎(よ、よかった。ハギヨシさんに感謝だな)ホッ

京太郎「いやいや。和に喜んでもらえたんなら作ったかいがあるってもんだぜ」

和「須賀くんって紅茶淹れるのがとても上手なんですね。ちょっと驚きました」

京太郎「おう、和が飲みたいって言うなら、いつでも淹れるからな」

和「ふふ。ありがとうございます」

和「今度は私が何かお礼をしますね」


――――――
―――――


京太郎「今日は大成功だったな」

京太郎「これで"部員の一人"から"ちょっと気になる人"にでもステップアップしてたらいいけど」

京太郎「明日は和にどうアタックしようか」


京太郎「ういーっす」ガチャ

和「こんにちは、須賀くん」

京太郎「あれ?和一人か?」

和「はい。咲さんはゆーきの補習の特訓で、部長は議会、まこ先輩はお家のお手伝いだそうですよ」

京太郎「なーるほどな」

京太郎「優希の補習の手伝いって咲がやってんのか。和のが教えるのうまそうだけどな」ハハ

和「私が教えるとあの子たまに逃げ出すので」

京太郎「えっ?」

和「基礎からきっちり"こうなるからこうなるんです"って理論で教えてあげようとしただけなのに……」

京太郎(ああ、何となく分かる気がする……)

京太郎「と、まぁそれはおいといて。じゃあ今日は和と二人か」

和「ええ、そうなりますね」

京太郎(おっ?これは和と急接近するチャンスなんじゃないのか)

京太郎(昨日いい感じだったし今日も何か印象付けたいな)


下3 行動指定


和「今日はお互いそれぞれやりたいことをやって、時間になったら解散と言うことで」

京太郎「ああ」

和「麻雀は二人打ちでよろしければ打ちますので、気軽に声をかけてくださいね」

京太郎「いいや、大丈夫だ。俺も今日やりたいことあるしさ」



京太郎(……とは言った物のやりたいことなんて無いけどな)

京太郎(んー、暇潰しにエトペンでも作って和に渡してみるか)

京太郎(ズボンとかが破れた時に使う緊急用の裁縫道具ならあったよな確か)ガサゴソ


下1 完成度
00~70 売り物レベル
71~90 学生レベル
91~99 ホラー
ゾロ目 純度100%


京太郎「んー……これはお世辞にもいい出来とは言えないな」

京太郎「如何にも学生がちょっと頑張って作りましたって感じが凄い」

京太郎「ま、まぁ売り物として売るわけじゃないんだしいいだろ」


京太郎「のーどか」

和「はい、どうしました?」クルッ

京太郎「ちょっと手出してみてくれ」

和「……?」

京太郎「いいからいいから」

和「はぁ…こうですか?」スッ

京太郎「はい、プレゼント」トン

和「………」

京太郎「………」ドキドキ

和「えっと、これはエトペンですか?」

京太郎「い、一応な。あんま似てないけどさ」

和「いえ、よくできてると思いますよ。須賀くん器用なんですね」



下1 判定
00~70 大事にしますね
71~90 一応受け取っておきますね
91~99 部活中に遊ばないでください
ゾロ目 一生大事にします!!


和「素適なプレゼントありがとうございます、大事にしますね」ニコッ

京太郎「そんなに喜んでもらえたら作ったかいがあったよ」ハハ

和「でも、何だか昨日から須賀くんには貰ってばかりな気がして申し訳ないです」

和「須賀くんは何か私にしてほしいことはありますか?」

京太郎「俺が好きでやってることだからさ、気にするなよ」

和「私にできる範囲なら何かしてあげたいんですけれど……」

京太郎(和にできる範囲で!?)ゴクッ

京太郎「そ、それじゃあ……」


下3 行動指定


京太郎「俺に麻雀を教えてくれないか?」

和「麻雀を……?そんなのでいいんですか?」

京太郎「全然いい!てかむしろインターミドルチャンプに教えてもらえるんだからお釣りがくる!」

京太郎「ってことで是非ともお願いします」ペコリ

和「分かりました。私でよければ力にならせてもらいますね」

京太郎「サンキュー和、お前がおれば百人力だぜ!」

和「そんな、大袈裟ですよ」

京太郎「ネト麻で目指せトップレート入りも夢じゃないかもしれないなーこりゃ」


和「とりあえず、最初の半雀で私は口だしをしません」

京太郎「ええ!?なんで?」

和「一度須賀くんがどんな打ち回しをするか見ておきたいですからね」

和「対局が終わった後に牌譜を見て、反省点を探した方がいい場合もありますし」

京太郎(マジかよ……じゃあ普段俺がボコボコにされてる姿が和にずっと見られるってことか)

京太郎(和にかっこ悪い所なんか見せたくねーしなんとかしないと……!)


下1 判定
00~70 基礎から鍛えなおしましょう
71~90 快勝
91~99 圧勝
ゾロ目 天和


和「……私、部長以外にわざと悪待ちをしている人を初めて見ました」

京太郎「わざとじゃねーよ!マジでやったんだって!」

和「その他にも立直をかけるタイミングや牌の選択とか色々言いたいことはありますけど」

和「一番言いたいのは"まず基礎から鍛えなおしましょう"ってことですかね」

京太郎「ですよね……」ガックシ

和「言葉で伝えても分かりにくいこともあるので、次は一緒に打ちましょう」

京太郎「お願いします先生」


京太郎「えーと、ヤオチュウ牌邪魔だから捨てちゃってもいいよな」スッ

和「ダメです」ガシッ

京太郎「うおっ!?」

和「よく見てください。河にヤオチュウ牌が一つも出てないじゃないですか」

京太郎「………」

京太郎(あー、女の子の手ってひんやりしてて気持ちいいのな……それに)

和「序盤ならともかく残りのツモ数も少ないのでここは……」フニン

京太郎(胸が当たってるんだけど本人気づいてないのか!?)

京太郎(集中しないといけない時にこれは辛抱たまらんだろ!)

京太郎(で、でもこのままずっとこの状況はマズいからなんとか)



下3 行動指定


京太郎(けどこんな機会一生に一度あるか無いかだ)

京太郎(ってことでしばらくはこの素晴らしい感触を味わっていよう……)

和「あの、須賀くん聞いていますか?」

京太郎「ええ、とても素晴らしいですね」カチッ

ロォォォォン

和「ど、どこかですか……?完全に危険牌でしたよね今の」フニッフニッ

京太郎(ああ、ダメだ……これは頭が馬鹿になる)

京太郎「へへ……へへへ」タラー

和「っ!?須賀くん鼻血が!」

京太郎「え?ああ、うん」ゴシゴシ

和「袖で拭かないでください!血は落ちにくいんですから!」


――――――――
―――――――


京太郎(手とり足とり麻雀を教えてもらったが結局解散時刻になるまで全然集中できなかった……)

京太郎(何か真面目に教えてくれた和に申し訳ないな。明日また何か埋め合わせしないと)

和はホモ(確信)


今夜はここまでです
お疲れ様でしたドン

727 : ◆bwLzDAn7X1mb [saga]:2014/08/24(日) 23:53:24.01 ID:oe8yj+2w0
和「そんなオカルトありえません!」

煌「すばっ!?」ビクッ

和「須賀くんとは単なる部員同士です。今日もたまたま会ったから一緒に行動しているだけです」

京太郎(ははー、そうだよなーはは)

煌「こ、これは失礼を。しかし部員同士というだけで彼の内面を知らないとは勿体ないですね」

和「え?」

煌「この方は先ほど誰に言われるでもなく地域清掃をし、皆が住みやすい街にする為に汗水を流していました」

和「私に会う前やけに汗をかいてると思ったら、そんなことをしていたんですか?」

京太郎「お、おう」

煌「ここの住民でもないのに関わらずですよ?ここまですばらっ!な青年私は初めて見ましたね」

和「……そうなんですか須賀くん?」

京太郎「ああ」

京太郎(そこまで言われるとなんかムズ痒いな)

和「ふふっ。変な人ですね、須賀くんは」クスッ

京太郎「なっ!」ガビーン

和「でも私、ちょっとあなたの事を見直したかもしれません」

京太郎「!」

和「だから……これからは、その」

和「京太郎くんって下の名前で呼んでもいいでしょうか?」モジ


京太郎「うぃーっす」ガチャ

久「こんにちは須賀くん。会うのは久々ね」

京太郎「あっ、部長!」

久「最近顔出せなくてごめんなさいね、議会の方が忙しくて」

京太郎「いえ、気にしないでくださいって」

京太郎「部活と生徒会を両立できてる人なんてそうはいませんよ」ハハ

久「そう言ってもらえると嬉しいわ………ところで」

京太郎「?」

久「最近えらい和と仲がいいようじゃない」ニヤニヤ

京太郎「え゛っ!?何で知っってるんですか?」

久「ふふ、麻雀部の事はなんでもオミトオシよ」

京太郎(こええ……)

<コンニチハー!ダジェ  コラユーキ!タベナガラハイッチャ,ダメデス!

久「おっ?噂をすればなんとやらね」

久「頑張りたまえ少年っ」ポンッ

京太郎「は、はい」



下3 本日の行動指定


京太郎(そろそろ次のステップだ。てことで和をデートに……)

京太郎(ってちょっと待て。それはまだ早すぎる気がする)

京太郎(幾ら仲良くなったって言ってもまだそれは部員の範疇でだし、ただでさえ和は男に免疫なさそうなのに)

京太郎(デートなんてオーケーしてくれる筈が……)

京太郎(……まぁ、そん時はそん時で)


京太郎「おっす和!」

和「こんにちは須賀くん」  コラー! ワタシヘノアイサツハナイノカ!?

京太郎「なぁ和、いきなりで悪いが一つ聞きたいことあるだけどいいか?」

和「はい、なんですか?」

京太郎「その、さ……今週の日曜日とか空いてたりしない?」

和「えっ?」

優希「じぇっ!?」

久「おおっ、何か面白くなってきた」

和「え、えーと。どうしてそんなことを?」

京太郎「あ、深い意味は無いんだ!ただ和と一緒に遊びに行きたいなって思って……ダメかな?」

和「………」  キサマー!ノドチャンニナンテコト! ハーイ,ユウキハコッチネ


下3 判定
00~70 いいですよ
71~90 すいません……
90~99 嫌ですよ!
ゾロ目 嬉しくて言葉にできないレベル


和「いいですよ」

京太郎「マジか!?」

和「はい。家に居てもネット麻雀ぐらいしかしないかもしれませんし……それに」

和「須賀くんなら信用できます」ニコッ

京太郎(天使だ………天使がいる)

京太郎「そういうことなら任せとけ!」

京太郎「絶対絶対楽しい一日にする、約束だ!」

和「ふふっ、よろしくお願いしますね」


――――――――


咲「すいません遅れました!」ガチャ

京太郎「おお咲!ちょうどいい所に来た!」

咲「へ?」

京太郎「実はな、和と今週の日曜デートすることになったんだ」

咲「えええ!?ど、どうして急に?」

京太郎「へへへ、俺も結構やるもんだろ?」

京太郎「それでさ咲、お前和と一緒に遊ぶこと多いだろ」

咲「それは……うん」

京太郎「そこで頼む!あいつの好きそうな場所とかおしえてくれないか?この通り!」

咲「………」


下3 判定
00~80 本当のことを教える
81~95 嘘をつく
96~99 大ウソをつく
ゾロ目 いやだ


咲「和ちゃん、山が好きって言ってたよ」

京太郎「や……山?山ってマウンテン?」

咲「うん。特にこう配が急な山が好きだって言ってた」

京太郎「へぇ、体力とか無さそうなのにな和……なんていうか意外だ」

咲「きっと山に誘ってあげたら和ちゃんも嬉しいんじゃないかな」

京太郎「山ねぇ……分かった、サンキュー咲!」ナデナデ

咲「えへへ、どういたしまして」

京太郎「それじゃあ今日の夜早速、"山に行こう"ってメールしてみるわ」


優希「…………」


―――――――――


優希「……聞いてしまったじぇ」

優希「咲ちゃんが嘘言ってるって思いたくないけど、のどちゃんは山が好きだなんて聞いたこともない……」

優希「と、とにかく京太郎には本当のことを」ピポパ prrrrrrr

京太郎『はーい』

優希「京太郎か!?」

京太郎『うおっ、耳元で大きな声だすなよ!……それでどうした?』

優希「今日咲ちゃんが言ってたことは全部嘘だじぇ!のどちゃんは山なんか好きじゃない」

京太郎『へ?』

優希「今日咲ちゃんが言ってたことは全部でたらめだってことだじょ!」

京太郎『はは、何言ってんだよ。咲に限ってそんなこと……』

優希「いいか京太郎耳の穴かっぽじってよく聞け!のどちゃんが本当に好きな場所は」


下3 場所指定


優希「水族館だ!」

京太郎『水族館って……山とまるっきり反対じゃねーか』

優希「ちゃんと伝えたからなー!のどちゃんに不快な思いさせるんじゃないじょ!」

京太郎『あ、おい!』


京太郎「……切れちまった」ツーツー

京太郎「咲が"山"で優希が言うには"水族館"?」

京太郎「確かに女の子だったら山より水族館の方が喜びそうだけど、あの咲が嘘を言ってるなんて考えもできないし」

京太郎「どっちを信じたら……」


下3 判定
00~40 付き合いの長い咲を信じる
41~99 和と付き合いの長い優希を信じる
ゾロ目 自分で決めるか


京太郎「咲には悪いけどやっぱり山ってのはどうもな……」

京太郎「とりあえず優希を信じてみるか」ピッ


――――――――
―――――――


京太郎「遅くなってゴメン!待っただろ?」ゼェゼェ

和「まだ時間になってませんよ。とりあえず、これで汗を拭いてください」スッ

京太郎「あ、すまん!さんきゅー和」

京太郎(うおおお、和のハンカチすっげーいい匂い……!)フキフキ

和「私の方こそ早く来過ぎてしまってごめんなさい。水族館なんて久しぶりだからつい楽しみで」

京太郎(そ、そんなに楽しみだったのか……じゃあ)

京太郎「えーと、和ってさ?水族館と山ってどっちが好きなの?」

和「はい?」

京太郎「いきなり変なこと聞いてゴメンな。いや大した意味は無いんだ、ちょっと気になっただけで」

和「私は水族館ですね。逆に女の子で山が好きな人なんてそうそういないと思いますよ………例外を除いて」

京太郎「そ、そうか!そうだよなー!」ハハ

京太郎(咲……)


和「あ、見てください!あのペンギンエトペンそっくりですよ!」

京太郎「おー本当だ。見事に真ん丸にふとってんな」


京太郎「シャチってさ、海じゃ世界最強の生物らしいな」

和「あ、それ知ってます。ホオジロザメでもどつかれたら全身の骨が折れるとか」


京太郎「海蛇って結構可愛い顔してんのな」

和「次!はやく次行きましょう!!」グイグイ


京太郎「ははっ、あのサンゴ礁染谷先輩の髪に似てるな」

和「染谷先輩がきいたら怒りますよ……」


――――――――
―――――――


和「今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました」

京太郎「いやいや、俺の方こそ和のおかげで有意義な一日になったよ」

和「ふふ、じゃあお互いさまということで」

京太郎「そうだな」ハハ

和「じゃあ、私はこれで。また明日学校で会いましょう」

京太郎「おう!」

京太郎(……いや待て。和をこのまま帰していいのか?)

京太郎(ここは男を見せるべきなんじゃないのか?)



下3 判定
00~70 告白
71~99 見送る
ゾロ目 告白される


京太郎「和!!」

和「!」ビクッ

和「そ、そんな大きな声出してどうしたんですか?」クルッ

京太郎「………」スーハー

京太郎(言うぞ……言うぞ!!)

京太郎「俺、お前の事が好きだ!!」

和「えっ……」

京太郎「前は憧れみたいな感情だったけど、最近一緒に過ごしてマジで好きになって」

京太郎「今日一日過ごしてずっとお前の横にいれたらなって思って……!だから……」

京太郎「俺と付き合ってください!」

和「………」        オー ナンダナンダコクハクカ?  イイゾーヤレヤレ


下3 判定
00~50 私でよければ
51~99 時と場所をわきまえてください……
ゾロ目 結婚


和「……れば」ボソッ

京太郎「へ?」

和「わっ……私でよければ!よろしくお願いします!」ペコリ

京太郎「…………」

京太郎「マジで?」

和「はい!」

京太郎「………い」


京太郎「いやったああああああああ!!」

和「!」ビクッ

京太郎「俺は世界一の幸せ者だあああああ!!」

和「……そこまで喜んでもらえるとは思ってなかったですね」

京太郎「和!ずっと大事にするからなー!!」ダキッ

和「わわ!ちょ、ちょっと須賀くん!周りの人が……」

和「……恋人になったのに名字で呼ぶのもなんですね」

和「これからは下の名前でお呼びしてもいいでしょうか?」



下3 判定
00~80 勿論だ!!
81~99 あ、それはダメ


京太郎「勿論だ!!」

京太郎「下の名前でも旦那様でも好きなように呼んでくれ!」

和「そ、それはまだ早いですけど………じゃあ改めて」

和「これからよろしくお願いしますね。京太郎さん」


―――――――
――――――


久「二人とも付き合うことになったんだって?いやーお若いねお二人さん!」

京太郎「げっ!」

和「部長!?なんで知ってるんですか!」

久「あら?本当だったの?これはいいこと聞いちゃったわ」

和「――――!!」カァァ

優希「まぁ、そんな気はしてたじぇ」

優希「きょーたろー!のどちゃんを幸せにしなかったらどうなるか分かってるだろうな!?」

京太郎「あったり前だろ!んなこと分かってるよ!」

優希「京太郎を信じたからのどちゃんを送り出す!けどもし不幸にしたら返してもらうじょ!」

京太郎「お前を和をお父さんか!心配すんな。和は俺が幸せに……」

京太郎(ん?和のお父さん……?)

和「あ、そういえば」

和「今週の休日にお父さんが京太郎くんに会いたいって言ってました」

和「家に連れてこい、と」

京太郎「…………」


―――――
――――


和「お茶、ここにおいておきますね」

恵「ああ、ありがとう和。お前は部屋にあがってなさい」

和「はい……」

京太郎「………」


恵「キミが、和の恋人というのは本当かね?」

京太郎「本当です」

恵「和に恋人がいるというのは喜ばしい。なんせ娘が選んだことだ。しかし……」

京太郎「?」

恵「学校の成績の方はどうなのかね?」

京太郎「せ、成績ですか?」

恵「ああ。正直に答えたまえ」

京太郎「……そんなによくはありません」

恵「そうか。それでは和との交際を許可することはできないな」

京太郎「えっ!?」

恵「娘の幸せを願う身としては、付き合う相手は将来性のある相手ではないといけないということだ」

恵「可愛い一人娘だ。私の気持ち分かってくれるね?」

京太郎「そりゃ分かりますけど……!そんなの、俺は嫌ですよ!」

京太郎「失礼ですけどせっかく掴んだ幸せを手放すなんて、俺はできません!」

恵「待ちなさい。同じ男としてキミの言いたいことは分からないワケではない」

恵「だからチャンスをあげようと思ってね」

京太郎「チャンス?」

恵「"常に学校のテストでコンスタントに10位以上に入り続けること"……これが和と交際する条件だ」

京太郎(えええええーーーー……!!)

恵「この条件、うけるかね?」


下3 行動指定


京太郎「勿論です!俺の和への思いが本物だって証明して見せますよ!」

恵「男と男の約束だ。破ったときはどうなるか、言わなくても分かるね?」

京太郎「はい。卒業まで頑張って、正々堂々娘さんとお付き合いさせていただきます」


京太郎「ってなことになっちまったんだ」

和「全部聞いてましたよ。京太郎くんの言葉もお父さんの言葉も」

和「お父さんの出した条件をクリアして、私への思いが本物だと言うことを証明してくれるのを待っています」

京太郎「おう、任せとけ!」

和「私も勉強をできる限り手伝いますので……二人で乗り越えていきましょう」

京太郎「和……!」ジーン

和「それじゃあ、今日から早速勉強開始ですよ!」

京太郎「やってやるさ。これも和と付き合い続けるためだ」

和「並大抵の努力で上位をとることはできません。ビシバシいきますから」


―――――――
――――――


教師「それじゃ、試験開始!」

京太郎(和と自分を信じてここまで努力してきたんだ!)

京太郎(部長にも協力してもらって部活休んでまで勉強したし……いける!やれるはずだ!)


下3 判定
00~80 コンマ1の位の順位
81~90 コンマの順位
91~99 最下位
ゾロ目 全科目満点


京太郎「………お、俺が5位?!」

和「5位!5位ですよ京太郎くん!!」←1位

咲「そんな、京ちゃんに負けたなんて……」←10位

優希「のどちゃんの彼氏だからな、こんぐらいは当然だ!」←222位

京太郎「なんでお前が威張るんだよっ!」

和「でもこれでお父さんに胸をはって交際ができますね」

京太郎「ああ、まずは一安心だな。次もうまくいくか分かんないけど」

和「大丈夫ですよ。京太郎くんには上位10位以内に入る力があるって分かったんですから!」

京太郎「……そうだな!この調子で次もその次もやってやるぜ」


――――――――
―――――――
――――――


恵「君が和と付き合いだしてからもうすぐ2年か……今までよく頑張った」

京太郎「言ったでしょう?和への思いが本物だって証明するって」

恵「ああ、私の負けだ。どうやら娘の眼に狂いは無かったようだ」

恵「ところでもう進路は決めているのかね?君の学力ならどこへでもいけるだろう」

京太郎「はい。俺の進路は」


下3 行動指定


京太郎「医大です」

恵「医大か。それは将来性もあって私の学歴などよりもよほどいいな」

恵「もう私からは何も言わない……どうか娘を幸せにしてやってほしい」

京太郎「任せてください。娘さんは俺が必ず幸せにしてみせますので」


――――――――


京太郎「優希はメキシコに留学、咲はプロデビューか……みんな進路決まって行ってるな」

和「みんなにと過ごせるのもあとほんのちょっとですね。さびしいです」

京太郎「和はさ、進路どうするんだ?」

京太郎「俺も結局お前には一度も順位で勝てなかったしな。いいトコ狙えるだろ」

和「そうですね、一度は弁護士や検事になるのもいいかって思ってたんですけど」

京太郎「おお、いいじゃん!」

和「今はどちらも諦めました」

京太郎「えっ……!?どうして?」

iPSじゃない和とキャップは天使ってわかんだね


今夜はここまでです
お疲れ様でした


和「進学も多分しないと思います」

京太郎「進学もって、じゃあ卒業後どうすんだよ?」

和「へ!?え、えーとそれはですね……」

京太郎「それは?」

和「……お、お嫁さんですかね」モジモジ

京太郎「………」ポカーン

京太郎「お、お嫁さん?」

和「はい……私、昔からすごくお嫁さんに憧れていましたし、だからその……」

和「卒業したら京太郎くんと結婚して専業主婦になろうかなと考えてたんですけど」ボソッ

京太郎「!?」ドキッ

和「ダ、ダメでしたか?」

京太郎「………」


下3 判定
00~80 ダメなワケだろぉー!!(和エンド) 
81~99 ……ゴメン、実は俺マホと付き合ってるんだ
ゾロ目 ?「あ、ゴメンね和ちゃん。京ちゃんが変な事聞いたみたいで」


京太郎「何言ってんだよ和……そんなの」

和「っ!」ビクッ

京太郎「そんなのダメなワケないだろぉー!!」ダキッ

和「ひゃあっ!!」

京太郎「お前なんだよ"お嫁さん"って!可愛すぎだろうがああああ!!」スリスリ

和「またですか!?ちょ、ちょっと京太郎さん周りの眼を少しは気にして……!」

京太郎「もう離さねーからな!」ギュゥゥ

和「人の話聞いてください!」

和「……全く、世話の焼ける旦那さんになりそうですね」フフッ


優希「またやってるじぇ二人とも」

マホ「いいですねああいうのって……!」

マホ「マホもいつか和先輩と須賀先輩みたいなカップルになりたいです!」

優希「お前はまず相手からだな!」

マホ「うぅっ」グサッ

マホ「ゆーき先輩だって!」

優希「うっ、私はいいんだじょ!このナイスバディがあるからどんな男もイチコロだじぇ!」

マホ「あーん!昔はマホと一緒ぐらいだったのにそんなに成長してずるいですよー!」


―――――――
――――――


京太郎「ただいまー」ガチャ

和「あ、お帰りなさいアナタ」

和「お父さんとの飲み会どうでしたか?」

京太郎「そりゃもうずっと緊張しっぱなしだったよ」

京太郎「色々と聞かれまくって酒なんて味さえ分かんなかったし……やっぱり怖いよ」

和「お父さんちょっとぶっきらぼうな所がありますからね」

和「でもああ見えてお父さん京太郎くんのこと結構気に入ってるんですよ?」

和「一時期は跡を継いで貰おうかなって考えてたみたいですし」

京太郎「そ、そうなのか?いつも怒ってるようにしか見えなかったけどな」

和「それに早く孫の顔も見たいって言ってますからね」フフッ

京太郎「お、おう」ドキッ


和「ところでスーツからこんなものが出てきたんですけど……」

京太郎「?」

和「これはキャバクラ?の会員カードでしょうか?」ニコニコ

京太郎「あっ」

京太郎「……えーとそれはね、和のお父さんが一緒にどうだいって」

和「お父さんはそんなとこに行ったりしません」

和「今夜はこんなトコに通えなくなるぐらい激しくいきますから、覚悟してくださいね?」ニコッ

京太郎「………はい」

京太郎(拝啓 和のお父さんへ。和は元気です、でもボクはもう駄目かもしれません)



カンッ!

清澄はこれで三人目ですね(そういえば咲さんのエンディングだけなんかおかしいけど)


とりあえず区切りをつけたかったので今日のトコはここまでで勘弁してください!次なんでもやりますんで(迫真)!!
お疲れ様でした

京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」

京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」

京太郎「いつの間にかいなくなってました、なんてシャレにならねぇし……なんとか目立たないと」

京太郎「そういや最近どこ行ってもずっと立ちっぱなしな気がするな……」



行動指定 下3


京太郎「優希に告白しねーまま消えるのも嫌だし、さっさと告白しとくか」

京太郎「何で俺はあんなちびっ子に惚れちまったんだろうな……俺が好きなのは和なはずだったのに」ハァ



京太郎「こんちわーす」ガチャ

優希「おー犬!やっと来たか!」

京太郎「っ!!」ドキッ

優希「にょ?どしたそんな顔して」

京太郎「い、いや…なんでもない。てか、犬って呼ぶんじゃねーよ!」

京太郎(コイツやっぱり可愛いなクッソ……)

優希「そんなケチケチするなって、私と京太郎の仲だじぇ」

京太郎「全くああ言えばこう言うなお前は」

京太郎「……とそれはいいんだが優希。お前に聞きたいことがあるんだ」

優希「ん?どした?」

京太郎「お前って彼氏とかいるの?」

優希「彼氏?きさまー、知らんとは言わせないぞ!私の彼氏はタコスに決まってるだじぇ!」

京太郎(いないってことか……よし!)

京太郎(まずは深呼吸深呼吸っと)スーハー

優希「京太郎?」


下3 告白の仕方


京太郎「お前のおもちを育てさせてくれ」ワキワキ

優希「おもち?おもちってなんだそれ?」

京太郎「女性なら誰もがついている、その二つの膨らみだよ」

京太郎「まぁ、お前の場合膨らみかどうかすら怪しいけどな」ハハハ

優希「……?」

優希「………」

優希「っ!!」バッ

京太郎「気づいたか?」

優希「お、お、おま……!そ、それっておっぱ……!」

京太郎「この際だから言うが、俺はお前が好きだ!大好きなんだ!」

優希「じぇっ!?」

京太郎「そりゃあもうこの手でおもちが大きくなるほど揉みあげるぐらいに!!」

京太郎「だから、どうか優希!俺にお前のおもちを揉ませてくれ、頼む!」


下3 判定
00~40 逃げる
41~70 部長!変態がいるじぇ!!
71~99 もう一回だけチャンスをやるじょ
ゾロ目 そこのベッドでやるじぇ……


優希「………」ソロリソロリ

京太郎「あのー、優希さん?なんでそんなソロソロと後退してるんですか?」

優希「身の危険を感じる……これは貞操の危機だじぇ」

京太郎「なに言ってんだ、ただ俺はお前のおもちを大きく」スッ

優希「ぎょええええ!!」ダッ

京太郎「したいと思って………あれ?」  ヘンタイガ アラワレタジェー!! コラ!ロウカハ ハシラナイ!!

京太郎「………」

京太郎(え?逃げられた?)

京太郎「逃げられたってことは……じゃあ」

京太郎「……そうか。はは、振られちまったってことか」

京太郎「告白する前に終わっちまったよ、情けねぇ」

京太郎「情けねぇなぁ、俺……」グスッヒック


京太郎「泣いたらちょっとすっきりしたな」

京太郎「なんか別の事して気でも紛らわすか」


下3 行動指定

優希ぃぃぃぃっ! 好きだ! お前がっ! 欲しいぃぃぃぃいっ!
と叫んで追走開始!


京太郎「じゃ咲でいいや」ケロッ

京太郎「あいつああ見えて結構可愛いしな、彼女としては及第点だろ」

ガチャ

咲「き、京ちゃん……今なんか優希ちゃんが凄い勢いで走って行ったんだけど何かあったの?」

京太郎「別に?ちょっとアイツの鼻にねりわさび入れただけだから気にすんなよ」

咲「なにやってんの!?そりゃ気にするよ!」

京太郎「ところで咲って彼氏とかいるの?」

咲「はい?どうしたのいきなり?」

京太郎「いいから答えろって」

咲「はいはい……って、そんなの京ちゃんが一番よく分かってるクセに。ホントいじわるなんだから」

京太郎「はは、だよなー!」

京太郎(咲に彼氏なんかいないってのは分かりきってたことだが一応な)

京太郎「じゃあさ咲!俺と付き合ってみない?」

咲「なに言ってんの。そんな冗談いいから早く優希ちゃんに謝ってきてよ」

京太郎「……本気なんだけどな、俺」

咲「………」

咲「いやいや、嘘でしょ?」

京太郎「何回も言わせんなって。だから俺は、本気で咲のこと好きだったんだよ」

咲「えっ……えっ?ええええええ!?」ボッ

咲「そ、そんなこと急に言われても!」

京太郎「咲、もしお前さえよければ………俺と付き合ってくれ!!」


下3 判定
00~60 はい
61~90 そういう風には見れない
91~99 私彼氏いるんだ
ゾロ目 京太郎の存在が消える

そいやぁ


咲「京ちゃんは、本当に私でいいの……?」

京太郎「"私で"じゃない、俺は"咲"がいいんだ!」

咲「……京ちゃんも知ってると思うけど。その、私さ」

咲「ずば抜けて勉強できるってわけでもないし、運動音痴だし超インドア派だけど」

咲「こんな私でよかったら、よろしくお願いします」ペコリ

京太郎「………えっ、マジで?」

京太郎(まさかこんなに上手くいくなんて思わなかったな……)

京太郎「えーと……お、おう!こちらこそよろしくな!」ペコリ

咲「えへへ、なんか京ちゃんとお辞儀し合うなんて新鮮だね」

京太郎「そんな関係じゃなかったしな」ハハ

咲「でもこれからは……」

京太郎「ん?」

咲「恋人同士だね」ニコッ

京太郎「っ!」

京太郎(なんだよ咲のヤツ……ちょっと可愛いじゃねぇか)ドキドキ



久「入りづらいわー……」

まこ「なんじゃあのピンクな雰囲気は」

和「咲さん、よかったですね。親友として嬉しい限りですよ」

優希「さて、どこまで逃げようか?」


「よー、須賀!咲ちゃんとやっと付き合いだしたんだってー?」ニヤニヤ

「やっとか……遅せーんだよ!」

京太郎「うっせー!」

京太郎(咲と付き合うようになってからは、毎日登下校を一緒にするようになった)

京太郎(休日は古本屋漁りとか作家の展覧会とかも色々行くようになった)

京太郎(正直俺には何が楽しいのかさっぱりだったが、咲が喜んでくれるならそれでいい)


――――――
―――――


咲「はい、京ちゃん。あーん」

京太郎「あーん」

まこ「相変わらずじゃのう、あの二人は」

和「仲良き事は美しきかな、って言葉通りですね」フフッ

優希「ケッ」

久「はーい!イチャイチャタイムしゅーりょー!!」

久「青春するのは大いに結構だけどインハイも近いんだし、ほどほどにね」

咲「えへへ……」

優希「……咲ちゃんちょっとくるじぇ」

咲「え?」

優希「いいから!」グイッ

咲「わわっ、ちょっと痛いよ優希ちゃん!」



優希「咲ちゃん、京太郎と付き合うのはやめた方がいい!」

咲「えっ?」

優希「あいつはホンモノの変態だ!京太郎なんかと付き合ったら咲ちゃんが酷い目に合うじぇ!」

咲「ちょ、ちょっとなに言ってるの?」

優希「お願いだかた、信じてほしいじょ!!」


下3 判定
00~40 信じる
41~99 信じない


咲「ごめん優希ちゃん……私やっぱりあの人のこと信じてあげたいから」

咲「優希ちゃんの言葉を信じることはできないかな」

優希「――――!!」

優希「咲ちゃんの分からず屋!ほーこーおんち!!どうなっても知らないじぇ!」ダッ

咲「あっ、優希ちゃん!」


京太郎「おかえりー、ってあれ?優希は?」

咲「どうしよう京ちゃん……」

京太郎「え?」

咲「……私、優希ちゃんの事怒らせちゃったみたいだよ」グスッ

京太郎「わわっ!!泣くな泣くな!」

和「どうかしましたか須賀くん?」クルッ

京太郎「い、いや!なんでもないから!なんでも!」

和「……そうですか?ならいいんですけど」

京太郎(あっぶね。和に咲を泣かしてるところなんて見られたら軽蔑じゃすまないだろうな)

京太郎「その、何があったのかは知らないけどさ、優希ならどうせすぐに戻ってくるって」

咲「ほ……ほんとに?」

京太郎「ああ、だから泣き止めって。な?」ポンポン

咲「………うん」ゴシゴシ

京太郎「よし、いい子いい子。じゃあなんか気分転換に放課後どっか寄って帰るか」

咲「そうだね。私も賛成かな」

咲「京ちゃんはどこか行きたいとこある?」


下3 場所指定

オモチャ屋さん(大人用)


京太郎「本屋でも行くか」

咲「えっ、本屋?」

京太郎「イヤだったか?」

咲「ううん!私は全然いいんだけど……京ちゃん暇じゃないかなって思って」

京太郎「全然平気だよ。俺は咲に楽しんで貰えたらそれが一番なんだからさ」

咲「ううっ……」ボッ

咲「京ちゃんなんかキザな台詞言い慣れてない?」

京太郎「言うのも使うのも咲が初めてだよ」

久「もう、いいからとっとと行ってきなさいよ二人とも」

まこ「見とる方が痒くなるんじゃ」


――――――――
―――――――


京太郎(本屋に来たけど、俺は特に欲しい物は無いな)

咲「………」ペラッ

京太郎(案の定、咲は新刊の試し読みに夢中になってるのか)

京太郎(俺も漫画じゃなくて何か文庫本でも読んでみよう)スッ

京太郎(……って、あれ?咲の真後ろにいる人どっかで見た事あるな)ピタッ


下3 人物指定


照「………」

京太郎(あっ、思い出した!インターハイチャンピオンの宮永照だ!)

京太郎(でも確か東京の高校通ってたはずだよな?なんで長野にいるんだ?)

咲「………」ペラッ

照「………」ペラッ

京太郎(……何て言うか並んで見たらどことなく咲に似てるな)

京太郎(名字も一緒みたいだし、もしかして咲が話してた"お姉ちゃん"なのか?)


――――――――――

咲「私ね、京ちゃんと付き合えてすごく嬉しいよ。毎日がとっても充実してるし」

咲「これであとお姉ちゃんが帰ってきてくれればな……」

京太郎「………」

咲「あっ、ごめんね暗い話しちゃって!ほら、早くデートの続きしようよ!」

――――――――――


京太郎「…………」ゴクッ

京太郎(彼女のためだ、やるだけやってみるか)ザッ

照「……」ペラッ

京太郎「すいません」トントン

照「…?」


下3 台詞指定


京太郎「こいつ俺の彼女なんすよwwwwww」クイクイ

照「……」ピクッ

京太郎「見てくださいよこのキュートな顔にちょっと小柄な体系wwwww」

京太郎「こんな可愛い子がベッドの上じゃあひあひ言ってるんすよwwwww」

照「…」ピクピクッ

京太郎「もう辛抱たまらwwwwwwww」

咲「っ!!!」バシッ

京太郎「うごっ!?」

咲「馬鹿!京ちゃんのエッチ!!」バシッバシッ

京太郎「ちょ、ちょっと痛い咲!いやホントに痛いって!!」

咲「なに大声で変なこと口走ってんの京ちゃん!?」

京太郎「い、いや……あのな?お前の姉さんに俺と咲が付き合ってることを伝えようとな」

咲「お姉ちゃん?何言って……」ハァ

照「………」

咲「えっ……」ビクッ


咲「な、なんでここにいるの……お姉ちゃん」

咲さんと照さんは現代文学に限らず海外の文学など幅広く読むそうです


本日はここまでナス!
お疲れ様でしたですのだ


咲「な、なんでここにいるの……お姉ちゃん」

京太郎「おねえ…ちゃん?」

京太郎(じゃあまさかこの人が……インターハイチャンピオンが咲の姉さん!?)

照「……」

咲「お姉ちゃん!」

照「……」プイッ

咲「ねぇ、お姉ちゃんてば!」

照「…」ギロッ

咲「ううっ!」ビク

照「……はぁ」

照「帰る」スタスタ

咲「えっ……!ちょ、ちょっと待ってよ!」

照「……」スタスタ

京太郎(えーと、なんだこの雰囲気。本当に姉妹か?さっきから姉さんの方ずっと咲を無視してやがるし)

京太郎(とりあえず引き止めないと……!)

京太郎「あの、ちょっと待ってください!」

照「……」ピタッ

照「何?」

京太郎「えっとですね……」


下3 台詞指定


京太郎「逃げるのか!」

照「……」ピクッ

京太郎「白糸台のあんたが東京からここに来たってことは咲に会いに来たんだろ? ここまで来て、なんで後一歩を踏み出せないんだよ!」

京太郎「お姉ちゃんなんだろ?見てやれよ、妹の、咲の成長した姿を!」

照「……」   ナンダナンダ‐? チワゲンカ?

咲「京ちゃん……」

京太郎「手を伸ばせば届く距離にいるんだ。逃げてないでいい加減始めようぜ、お姉さん」

照「………」

照「……咲」

咲「!」ビクッ

照「私はお前が嫌いだ」

咲「……そう……だよね、知ってたよ」シュン

照「どうしてだと思う?」

咲「………」

京太郎「その、部外者があんまり口を挟みたくはないけどさ……姉妹の間で何があったんだ咲?」

咲「……えっとね」


下3 理由



咲「お姉ちゃんのプリン食べちゃった、てへ」

京太郎「………」

咲「辛かったよね……悲しかったよね」

咲「本当に、本当にごめんなさいお姉ちゃん」ペコリ

照「絶対に許さない」

咲「……今は、許してくれなくてもいい」

咲「でも私はお姉ちゃんと、そしてお母さんと……また暮らせる日をずっとずっと待ってるよ」

照「……」

照「……弁償してくれたら、許してあげないこともない」

咲「えっ!?」

照「早く。私の気が変わらないうちに」

咲「わわ、分かった!京ちゃん!」

咲「……あれ?京ちゃん?」




久「あら?咲とデート行ったんじゃなかったの?」

京太郎「何か色々やってらんなかったんで帰ってきました」

優希「ざまぁみろだじぇ!」ウシシ

和「こら!ゆーき!」


――――――
―――――


京太郎「じゃあ、お姉ちゃんとは仲直りできたのか?」

咲『うん!これも京ちゃんのおかげだよ、ありがとね』

京太郎「全くだよ……あんなくだらねーことで喧嘩しやがって」

咲『むむっ、あんなのでもウチでは死活問題なんだよ!』

京太郎「はいはい。で、お姉さんとお母さんとはまた一緒に住むんだろ?」

咲『えへへ、そうだよ。お姉ちゃんが白糸台卒業したら、こっちに戻ってくるって』

京太郎「そっか……よかった」

咲『あ!それでお姉ちゃんから京ちゃんに伝えたいことがあるって』

京太郎「え?お姉さんまだいんの?」

咲『うん、ちょっとかわるねー』 ハイ,オネーチャン

京太郎(一体何の用事だろ……?)

照『……もしもし』

京太郎「あっ、今日はどうも……」

京太郎「俺に伝えたいことがあるって聞いたんですけど、どうかされましたか?」


下3 台詞


照『姉妹丼に興味はない?』

京太郎「は?」

照『姉妹丼に興味はないかって聞いてるんだけど』 オネーチャン!?

京太郎「……そりゃ、ちょっとはありますけど」

京太郎「ってなに言ってるんですかアナタ!?」

照『君さえよかったら、私たち二人はいつでもいいから』 ヨクナイヨ!!

京太郎「……」

照『まだ東京に帰るまで三日あるから、それまでに返事をして』

京太郎「いや、今この場で決めます」

照『……そう。じゃあどうするの?』



京太郎(姉妹丼か……)


下3 判定
00~50 アリですね
51~80 そんなのするわけないでしょう
81~99 二人とも妊娠させていいんですね?
ゾロ目 ?「こらー!京太郎、彼女との最中に他の女と電話かー!」

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