犬「わんわん!」僧侶「犬が勇者?」(20)

[城内部]

王様「さて、魔王討伐にあたってもらうパーティーは.....」

僧侶「はい、私は来ていますよ」

魔法使い「私もでーーす」

武道家「来ている」

王様「ふむふむ、そろっているな」

僧侶「けど、まだ勇者様がきていないのでは.....?」

王様「案ずるな、3人揃えば呼ぶつもりだった」

王様「さあ、来い勇者!!」

犬「へっへっへっ」トコトコ

魔法使い「やん、かわいい」

僧侶「.....?」

武道家「なぜ勇者とよんで犬が出てくるのだ」

王様「聞いておどろくな、これこそ勇者の聖犬だ!」バーン

武道家「ふん、笑えないジョークだ」

僧侶「ダジャレじゃ....ないですよね?」

魔法使い「ま、まあ王様も歳だし親父ギャグも....」

王様「本当だ!つべこべ言うな!!」

魔法使い「は、はいすいません!」

僧侶「すいません!」

武道家「.....」

犬「わんわん!」

王様「古から伝わる伝説、聖犬伝説....」

王様「はるか昔、世界を大いなる闇で包んだ魔王」

王様「次々と人類の居場所は失われ、人は魔族に全滅させられるのかと...そう思っていた」

王様「だがしかし、突如闇に包まれた空から一筋の光が漏れ....そこからは...聖犬が舞い降りた!」

王様「その聖犬は世界を絶望のふちに陥れた元凶の魔王をうちやぶった!」

王様「そして世界に光が戻り....魔族は消え、世界は平和になった」

王様「その魔王をうちやぶった犬こそ、この犬なのだ!かれこれ1000年は生きている」

犬「わんわん!」

僧侶「すごい...、犬って」

魔法使い「犬様様だね」

武道家「(ふざけた話だ...犬が勇者など)」

王様「今、魔王が再び復活した!」

王様「まだ、魔王は大胆な行動を始めていない」

王様「今のうちに打ち倒すのじゃ!取り返しのつかないことにならないうちに!」

王様「この4人....いや3人と一匹なら必ずうまくやってくれると信じている!頼んだぞ!」

僧侶「はい!」

魔法使い「おーけいです!」

武道家「了解....」

犬「わんわん!」

[街周辺]

僧侶「支援金もらったよね?」

魔法使い「もらいましたけど、ほらここにちゃんと」

僧侶「準備は大丈夫そうですね」

犬「わん!」

魔法使い「にしても...、こんなかわいい犬が魔王を倒したとは....」

僧侶「世の中常識でわからないことだらけですねー」

武道家「ふん、くだらん....」サッサッ

僧侶「あ、待ってくださいよ武道家さん!」

魔法使い「なにあれ感じ悪いなー、これから一緒にやっていくってのに」

僧侶「まあ、少しずつ仲良くしていきましょう」

魔法使い「そうだね、仲良くしていこうね」ヨシヨシ

犬「わん!」

犬「わん!わん!ガルルルル!」

僧侶「おや、犬さんが何かに対して牙を向けています」

魔法使い「あ、モンスターだ!」

あばれうしどり「ンモーーー!」

武道家「ふん、雑魚か」

武道家「俺一人でけちらしてくれる」パキポキ

犬「わんわん!」ガブガブ

あばれうしどり「ンモーーー!!」バタッ

あばれうしどりをたおした。

武道家「なに!?」

僧侶「すごいです!犬さんって強いんですね」

魔法使い「さすが、魔王を倒しただけはあるねー」ヨシヨシ

犬「くーん」

魔法使い「可愛いし強いし言うことないよー、おーよしよし」

武道家「くっ....、犬ごときがでしゃばったマネを...」

犬「へっ」

武道家「(こいつ....、俺のほうを見て鼻で笑った....!?)」

武道家「(ふん、いいだろう宣戦布告とみなした)」

武道家「犬!勝負だ!」

犬「わん!」

僧侶「あれ、なんか内輪もめがはじまりましたよ!」

魔法使い「なんか犬相手にムキになってるよあの人....」

犬「....」ザッ

武道家「(さっきモンスターを倒したときのスピード....、只者ではない、たしかにただの犬という枠にはおさまりきらない....か)」

武道家「(しかし、俺も武道家のはしくれ、日々の鍛練は怠らず積み重ねてきたはずだ)」

武道家「(なにも恐れることはない....)」

僧侶「なんか、やばい雰囲気ですよ....」

武道家「手合わせ願おうか!犬、来い!!」

犬「わん!」バッ

武道家「(なに!?地面を一回蹴っただけで俺の間合いにはいってきただと!?)」

武道家「(さすが伝説の犬...、認めざるおえまい...だが)」

武道家「正面から攻めてくるなど!自爆同然!」

武道家「くらえ!」シュッ

犬「」クルン

武道家「なにィ!?空中で回転し、パンチと自分の体の軌道をずらした....」

犬「わん!」ビュン

武道家「(その前回りの先に待ち受けているのは尻尾!?)」

武道家「ぐぁぁ!!」バシン

犬「わん!」

武道家「....ふっ、勇者にふさわしいと言える一発....たしかにちょうだいした」

僧侶「なんか、早くて見えませんでした」

魔法使い「す、すごい」

武道家「犬、完敗だ、下に見たような目をしてすまなかった」

武道家「だが、お前は立派な勇者だ!一緒に戦おう!」

犬「わん!!」

魔法使い「仲良くなっ....たのかな?よくわかんないけど」

僧侶「まあよかったじゃないですか、仲が深まったみたいですし」

僧侶「大事にならなくてよかったです」

武道家「犬!向こうの町まで競争だ!」

犬「わんわん!」ダッ

僧侶「仲良くなったのはいいですけど置いてかれてますよ!」

魔法使い「完全にあの男私達のこと目に入れてないわね...」

僧侶「まってくださいーー!」

 こうして、勇者一行は魔王を倒す冒険の第一歩の足音を響かせた。

 だが、まだこれは序章にすぎない....数々の困難が彼らに待ち受けているだろう

 はたして冒険の行方やいかに!?無事魔王を倒すことができるのだろうか?

 to be continued .....

犬は一回魔王倒してるから序盤は
チートレベルだなwww

続けろください

ヘラクレスの栄光シリーズを思い出した
主人公は犬

その犬、全身真っ白で顔に赤い隈取りしてるだろ

[町・入口前]

犬「わん!」

武道家「ふぅ、やはりお前は足が速いな....」

犬「へっへっへっ」

武道家「ん...まてよ、もしかしてその速さの秘訣は....」

武道家「四足歩行か!!」

犬「わぅん?」

武道家「なるほど、それならこれほど速いのも納得できる気がする」

武道家「では、今から俺も試してみるとしようか」スッ

武道家「う、うぉぉぉ!なんという走り心地!これはいいぞ....」

魔法使い「はぁはぁ...、追いついたと思ったらなにやってんのよ」

僧侶「やっと追いつきました....はぁ」

武道家「何だ、お前たちまだいたのか」

魔法使い「ッ!何その態度、私達仮にもパーティーメンバーでしょうが!」

魔法使い「いきなり走り出すし?しかもなんか変な体制でいるし?で、話してみたらそれ!?」

魔法使い「大体、私達二人共職業柄そんなにタフじゃないんです!もう少し気を遣ってください」

武道家「では、犬や俺がしているように四足歩行に切り替えてはどうだ?移動も捗るぞ?」

魔法使い「誰がやるかい!」ビシッ

僧侶「お、落ち着いてください」

武道家「助言してやったというのに何たる態度か...」

武道家「お前みたいな奴とはやっていけないな」

魔法使い「こっちのセリフですよ!ったく....」

僧侶「うぅ、何やら険悪な雰囲気です...」

犬「」グルルルル

僧侶「ひゃっ、犬さんもお怒り!?」

犬「」フルフル

僧侶「あ、もしかしてお腹の音ですか?そういえばお昼まだ食べていませんね」

魔法使い「私もお腹空いたな...、誰かさんが無駄に走らせるから」ギロッ

武道家「ふん、軟弱な奴等だ」

武道家「さて、先を急ぐとしようか犬」

僧侶「はーい、犬さんビーフジャーキーですよ」

犬「」バクバクバクバクッ

武道家「.....」

魔法使い「あはは、相当お腹空いてたんだね」

魔法使い「にしてもよく犬用のエサなんて持ってたね」

僧侶「一応犬さん用にって、他の犬とは違うもの食べるのかななんて思ってましたけど」

僧侶「気に入ってもらえてよかったです」

魔法使い「やっぱり聖犬なんていいつつも犬は犬なんだねー」ナデナデ

犬「わん!」

僧侶「私達もそろそろお昼にしましょうか、みなさんの御飯もちゃんとありますよ」

魔法使い「うん、そうしよっか」

武道家「聖犬よ...、エサでつられるとは勇者としての誇りはないのか」

魔法使い「あんたは四足歩行なんてして人間としての誇りはないのかしら?」

武道家「ふん、人として新たに進化したのだ」

魔法使い「いや歴史的に退化してるからそれ」

武道家「ふん、お前にそんなことを言われる筋合いはないな」

魔法使い「あっそ、無愛想なこと」

犬「く~ん」ショボン

僧侶「こ、これがいわゆる『夫婦喧嘩は犬も食わない』という奴でしょうか...?」

武道家「誰が夫婦だ、勘弁してもらいたい!」

魔法使い「こっちのセリフだっての!」

僧侶「ひぃっ!すいません!」

犬「....へっ」ヤレヤレ

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