シドニアSS集 (29)

シドニアの騎士のSS集です。
>>1はアニメ版しか観ていません。原作未読です。
一応忠告、ネタバレあり。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409067153


【査問会】

小林艦長「これより衞人操縦士訓練生、星白閑の査問会を開始する」

勢威「星白、君は我々の質問に正直に答えれば良い。嘘や沈黙は許されないぞ」

星白「は、はい」

科戸瀬ユレ「威かしすぎですよ。これは簡単な説明会のようなものだから、そんなに鯱張らずにリラックスして答えてくださいね」

星白「……はい」

 
ユレ「星白訓練生、貴女は何故この査問会に召喚されたのか解りますか?」

星白「申し訳ありません……自分が何故呼ばれたのか理解していません」

艦長「フム、確かに急すぎたからな」

ユレ「不安な思いをさせてしまいましたね」

勢威「すまなかったな星白」

星白「いえ……それで質問というのは?」

 
ユレ「質問は簡単なものです。貴女が谷風訓練生と共に漂流した時の報告書に不明瞭な点が見つかったので詳しく聞きたいと思ってね」

 
星白「……え”」

勢威「報告書には漂流11日目、『谷風は脱水症状の兆候が診られたがこれを快復』とあるな……」

星白「は、はひ!」

勢威「どうやって谷風の脱水症状を治したのか具体的に報告したまえ」

 
星白「」

 

 
艦長「どうした星白、答えろ」

星白「み……水を飲ませました」

勢威「水か……しかし継衞の飲料水タンクは破損していたはず」

佐々木「ああ、確かに継衞の飲料水タンクに穴が空いていた。2人で11日分も持たないだろうね」

艦長「フム……」

ユレ「では、その『水』とはいったい?」

 
星白「」

 
艦長「どうした星白、答えろ」

星白「その……尿を」

ユレ「尿?」

佐々木「飲ませたの?」

星白「違います! ろ過して飲ませたんです!!」

勢威「うむ、サバイバル訓練が役に立ったようだな」

星白「は、はい! そうです! とても役立ちました!!」

艦長「いや待て……」

 
艦長「誰の尿(をろ過した水)を谷風に飲ませたのだ?」

 
星白「」



艦長「どうした星白、答えろ」

星白「…………谷風くんの……尿を……」

ユレ「それはおかしいわね。谷風訓練生のスキンスーツの生命維持装置には尿をろ過した記録が無かったわ」

 
星白「」

 
艦長「どういう事だ星白、答えろ」

ユレ「誰の尿(をろ過した水)なの?」

星白「そ、それは……」

勢威「誰の尿を谷風に飲ませたんだ?」

星白「……ワタシノニョウデス///」


艦長「なんだ? 聞こえないぞ。誰由来の水を谷風に飲ませたんだ?」

星白「あの……」

ユレ「誰由来の水なの?」

星白「その……」

勢威「星白、誰の尿なんだ?」

星白「わ……私の……デス」

艦長「誰由来の水か!? 大きな声で!!」

 
星白「私由来の水を飲ませました!///」

 
艦長「もう1回、もっと大きな声で!」

 
星白「私由来の水を谷風くんに飲ませました!!」

 
艦長「貴様の絞りたての尿由来の水を谷風に飲ませたのだな!?」

 
星白「絞りたての私の尿由来の水を谷風くんに飲ませました!!!」

 
ユレ「……やはり」

勢威「そうか、星白自らの尿を谷風に……」

艦長「『星白由来の水を谷風に飲ませた』……謎は解決したな。これにて星白閑の査問会を終了とする」

 
星白「ひ、酷い……」ガクッ

 

佐々木(えげつねぇ……)

 
【査問会】 完


【斜め加速の悲劇】

接近する奇居子(ガウナ)との衝突とシドニア内侵入を避けるため、シドニア艦長小林は無謀とも云える艦操作を指示した。
2つの噴射孔の時間差大出力……これによりシドニア内部では居住区を中心に甚大な重力異常被害が発生したのであった。

ガウナとの接触は避けたものの大多数の死傷者が出たこの出来事は後に《斜め加速の悲劇》と呼ばれる。
 

そして、ここにもまた斜め加速の被害者が……

 
纈(ゆはた)「わ、私のプラモがあァァーーッ!!!?」

 
緑川 纈
――趣味プラモデル作り。コレクションの1/144スケール衞人シリーズ…………全滅。

 

【斜め加速の悲劇】 完


【アンタッチャブル】

煉「焔のわからず屋!」

焔「わからず屋はどっちよ!?」

 
イザナ「仄姉妹が喧嘩なんて珍しいね」

谷風「大変だ、止めないと!」タッ

纈「あっ、谷風さん」

 
焔「『たけのこの里』の方が美味しいに決まっているでしょ!?」

煉「焔は間違っている。『きのこの山』こそが至高のお菓子よ!」

谷風「やめろよ二人とも、どっちも旨いお菓子じゃないか!」

 
イザナ「あ、長道ヤバい」

 
焔「……おい、谷風いまなんつった?」

煉「きのことたけのこを一緒にしないでほしいわ」

谷風「……え?」

ドガッバキッゴスッ・・

 
纈「触れてはならない話題ってありますよね……」

イザナ「……うん」

 
【アンタッチャブル】 完
 

―おまけ―

小林「たけのこ派など対話不能の異物だ! この宇宙から全てをたけのこの里を駆逐しなくては我々は安心して眠る日を迎える事は無いだろう……」

小林「殲滅せよ!!」

 
勢威(たけのこ派)「か、艦長……?」ガクブル


シドニア全巻読みました。
紅天蛾しぶとい……けど最後の演出は原作の方が好きです。

アニメと色々違っていて面白い。
外生研のエナ標本回収依頼のタイミングとか、谷風が回収しようとする前と後じゃ微妙に印象が変わる。


【ギャルゲ】

??『……ゃん、お兄ちゃん!』

誰かが俺の体を揺すっている……

ナガテ『……ん、うぅん』

ララァ『起きてよ、お兄ちゃん!』

目を覚ますと妹のララァがいた。どうやら俺を起こしに来たらしい。

ナガテ『う……もう朝か。おはようララァ』

ララァ『おはよ。もう朝ごはん出来てるよ』

ナガテ『うん、すぐに着替えていくよ』

『早くしてね』と、言い残してララァは部屋から出ていく。

ナガテ『よし、今日も頑張ろう』

俺は制服に着替え終わり、顔を洗いに洗面所へ向かった。

エン『あっ、お兄ちゃんオハヨ』

ナガテ『おはようエン』

洗面所にはエンがいた。エンも俺のかわいい妹の一人だ。

エン『すぐに空けるね』

ナガテ『急がなくていいよ。女の子は身だしなみが大変なんだろ?』

コウ『エン、まだー……ってお兄ちゃんもいるの?』

ナガテ『コウ、おはよう』

レン オハヨウオニイチャン
ナガテ オハヨウレン
ロ ,,,オハヨウ
ナガテ オハヨウ,ネグセツイテルゾ
ヨウ オニイチャンオハヨー
ナガテ オハヨウ,イイアサダナ
バク アニキオハヨ!
ナガテ オハヨウ,バクハイツモゲンキダナ




妹達との挨拶を済ませてキッチンへ行くと良い匂いが漂ってきた。

コバヤシ『おはようお兄ちゃん、今用意するね』

ナガテ『おはよう、今日の朝飯はコバヤシが作ったのか。コバヤシのご飯は美味しいから楽しみだな』

コバヤシ『もう、お世辞を言ってもご飯しか出せないよ』

 
 
 
谷風「東亜重工が開発したテレビゲームらしいけど……」


纈「妹多すぎません? それにリアル妹キャラの私が出てないですけど!?」

イザナ「いや、それよりもさ……」


【ギャルゲ】 完


【幼き日の……】

ヒ山「あら、懐かしい……」

 
焔「ヒ山さん……どうしたんですか?」

ヒ山「端末に古いデータが残っていてね」

煉「……写真?」

燿「女の子と……熊(のヌイグルミ?)」

燈「可愛い……もしかしてヒ山さんの子供の頃ので写真ですか?」

 
ヒ山「なんだか照れるわ……私にもこんな頃があったのね」

 
煉「一緒に写っている子(女の子)はお友達ですか?」

ヒ山「そうよ、あの頃はいつもこの子(熊のヌイグルミ)と一緒だったの」

燈「ヒ山さん、子供の頃から全然変わってないです」

ヒ山「やーね、もうすっかりオバサンよ」ホホホ

 

 

焔(……やっぱり熊なんだ)

煉(遺伝子操作で人間並みの知能を持った熊って噂は本当だったんだ)

 
【幼き日の……】 完


【ヒロキ、ディスる】

ヒロキ「成人するまでこんな所に入れておくつもりか!? そんな人間が使い物になるか!!」

 

仄姉妹(※クローン人間)「「「!!!!??」」」


【ヒロキ、ディスる】 完


【どS艦長】

―おろしの儀―

落合「なあ小林……もう許してくれないか?」

小林「駄目だな。お前にはまだまだ役立ってもらう」

小林「ユレ、次は『風呂場の鏡の頑固な汚れの効果的な落とし方』だ」

ユレ「はい、落合の補助脳から知識を吸いだします」

シュイーン・・バチバチィッ!

 
落合「んぎぃィぃーーーッ!!!」

 
落合「はぁ……はぁはぁ……い、いい加減しょうもない事でいちいち俺を苦しめないでくれ……」シュゥゥ

小林「しょうもないとはなんだ。これも皆シドニア存続のため……次、緑川纈からのリクエスト『接着剤を使わないでも組み立てられるプラモデルの技術』だ」

ユレ「はい」

落合「ちょ……待」

シュイーン・・バチバチバチィッ!!

 
落合「ん"ほぉぉォーーッ!!!」

 

【どS艦長】 完


【海苔夫の罠】

海苔夫「合図で同時に起爆するぞ。各員タイミングをずらすな!」

 「「了解!!」」

海苔夫「…………」ピッ←谷風機限定通信


海苔夫「谷風…………好きだ」


谷風「え!?」カチッ

ドーンドド・・


星白「谷風くん!?」

焔「同時起爆じゃなかったの!?」


オペレーター「同時炸裂失敗!」

勢威「何をやっている、谷風!!」


谷風「え、だって……俺……///」

海苔夫「フッ」ニヤリ


【海苔夫の罠】 完


【掌―show―】

焔「~♪♪」

 
谷風「仄だ」

イザナ「何か聴いているみたいだね」

煉「エンディングの曲だよ。焔が最近はまっているみたい」

纈「エンディングって……」

焔「お、あんた達も聴いてよ。とっても良い曲だよ!」

 
・・・

 
谷風「へえ……良い曲だね」

焔「でしょ!?」

纈「……そうですか?」
 

イザナ「長き道(長道)誘う(イザナ)って所が特に良いね」

纈「そうですかねぇ?」

 
焔「フルバージョンだと焔と仄って2つも入ってるんだ」

谷風「よく聴くと『衞るべき』『継ぐ』……継衞も入っている」

纈「偶然じゃないですか?」

 
星白「素敵な曲ね」

海苔夫「認めざるおえないな」

纈「ぐ・う・ぜ・んです!!」

 
【掌―show―】 完

 
―おまけ―

つむぎ「『紡ぎ(つむぎ)』って入ってますよ♪」

テルル「ぐ……偶然よ」


小林「……『小林』が入っていないようだな」

落合「無茶言いますね」


【エナ白の実験】

エナ白「うー……あー……」フヨフヨ


ヌミ(このエナには明らかに知能がある……いったいどれ程のものかしら)

      |
   ◎  |   ///←バナナ
      |

◎はエナ白


エナ白「あー……?」

ヌミ「壁の向こうにあるバナナに気付いたようね」

エナ白「……?うー?」コンコン

ヌミ「バナナに興味をもったみたいね……棒を投入するわ」カチッ


カシャン
     ! |
    ◎ |   ///←バナナ
 _____  |
  ↑
  棒

エナ白「……??」チョンチョン

ヌミ「よしよし、棒に気付いた……それじゃ壁に棒が通るくらいの穴をあけると」カチッ

壁「」ウイーン

エナ白「!?」

ヌミ「さあその棒を使ってバナナを取れるかしら?」


エナ白「……あー」シュルッ

シュバッ はしっ←胞手でバナナを掴んだ


ヌミ「あ……」

ヌミ(わ、私の方が馬鹿みたい///)カァァ

エナ白「……?」


【エナ白の実験】 完

解りづらくてすまぬ

【○○レンジャー】

赤井「俺たちの班に新人を勧誘しようかと思うんだ」

百瀬「え?」

緑川「急にどうしたんだ?」

赤井「俺たちには足りないものがある」

百瀬「そんな!? 赤井くん私たち今までうまくやってきたじゃない!」

赤井「先日訓練生がガウナに遭遇したのは知っているだろう?」

青木「……なるほど、例の訓練生に声をかけるのか」


そして学校

星白「谷風くん大丈夫?」

谷風「あ、ありがとう星白」


赤井「やあ、ちょっといいかな」

谷風「え?」

星白(シドニア最強……赤井班の人たち!?)

赤井「俺は赤井……(以下略)」


赤井「実はキミを俺たちの班にスカウトしに来たんだ…………星白閑!」


星白「え?」

百瀬青木緑川「「そっちかよ!?」」

赤井「今日からキミは『シドホワイト』だ! 俺たちと一緒にシドニアを守ろう!」

星白「え……え!?」


【○○レンジャー】 完

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