光「ウサミン星人の唄復活」 (27)


光「ウサミン星人の唄」
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光「ウサミン星人の唄再び?」
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光「ウサミン星人の唄ライブ」
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 の続きですが、この三つを読まなくても大丈夫だとは思います

 前と同じく、替え歌を思いついたがためのSSです



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409061281

光「!」

モバP「!?」

光「これは、悩めるアイドルの気配!」

モバP「うむ。行くぞ光! 緊急発進(スクランブル)! 緊急発進(スクランブル)!」

光「響くサイレン」

モバP「オーレンジャー!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



菜々「はぁ」

モバP「どうしたんですか、菜々さん」

菜々「とりあえず敬語はやめてください。年上の人に敬語で話されると……」

モバP「え。あ、いやなんでもない」

菜々「……」

モバP「どうしたんだ、菜々」

菜々「ちょっと……アイドル活動のことで」


モバP「おいおい、それこそ最初から俺に相談しろよ」

菜々「実は……歌のことなんですけど」

モバP「菜々のメルヘンデビューはヒットチャートを駆け上がったじゃないか」

菜々「それはいいんです。それに関しては本当に嬉しかったです。ありがとうございました」

モバP「いやいや、あれは菜々の実力だ。俺はただ、後押ししただけだよ。もっと自信を持つんだ」

菜々「そう言ってもらえると次もがんばっちゃいますよ、キャハ♪」

モバP「それで、悩みって?」


菜々「そろそろ二曲目も欲しいかなって……」

モバP「唄は皆で出してるじゃないか」

菜々「やっぱり、ソロの曲が欲しいかなって……」

モバP「ソロ、か……」

菜々「あはっ、贅沢でしたね」

モバP「いや、安心しろ、こんなこともあろうかと」

菜々「え」


モバP「実は準備してある」

菜々「……」

モバP「すでに仮曲まで作ってあって……」

菜々「菜々、思い出しました」

モバP「なにを?」

菜々「前もこの流れで、変な替え歌持ってこられて」

モバP「ふむ」


菜々「変な替え歌よりはマシだーーーって、メルヘンデビューを歌わされたような気が」

モバP「気のせいだな」

菜々「あの、厭な予感しかしないんですけれど」

モバP「なーに、根拠はないが安心しろ」

菜々「根拠ないんですか!?」

モバP「大丈夫、これは菜々への応援歌だ」

菜々「応援歌……」


モバP「電子星獣ドルーっ! じゃなかった、光!」

光「どうっ!」(ギャバン飛び)

菜々「あ、やっぱり光ちゃんいたんですね」

モバP「ちゃんと、CDデッキは持ってきたか!?」

光「もちろんだ!」

モバP「スイッチオン!」

光「ワン、トゥー、スリー!」

モバP「電流火花が身体を走る」



 参考

 http://www.youtube.com/watch?v=fJ6QXFKw-co


  ♪ 行け 行け 行け ウサミン どこまでも進め

  ♪ アイドル狙うライバル 打ちのめせ

菜々「そこまでしませんよ!?」

  ♪ 伸びゆくうさ耳 ファンが萌えて

  ♪ 人気トップを守るのだ メルヘンチェンジ

  ♪ ウサミンは行くぜ

  ♪ ウサミンはやるぜ

  ♪ ウサミン じゅぅうううななっさーーーい

菜々「強調しないでください! そりゃあ……確かに十七歳ですけど」

光「え」

菜々「今本気で驚いてましたよね」


モバP「二番」

菜々「あるんですか!?」

  ♪ 行け 行け 行け ウサミン 命の限り

  ♪ アイドルランク上げるまで 戦うのだ

菜々「だからなんで、戦うんですか!?」

  ♪ あざとさみなぎる うさ耳リボン

菜々「そんな目で見てたんですか!?」

  ♪ 人気トップを守るのだ メルヘンチェンジ 

  ♪ ウサミンは行くぜ

  ♪ ウサミンはやるぜ

  ♪ ウサミン じゅぅうううななっさーーーい

菜々「だから強調しないでくださいって! いや、本当に十七歳なんですけど」


光「三番」

菜々「おぃいいいっ!?」

  ♪ 行け 行け 行け ウサミン どこまでも進め

  ♪ 嘘を許さぬその手で 人気をつかめ

菜々「え、あ、そうですね、嘘は……いけませんよね、はい……」

  ♪ ファンが萌えた メイドの衣装

菜々「それはまあ、狙い通りですけれど」

  ♪ 人気トップを守るのだ メルヘンチェンジ 

  ♪ ウサミンは行くぜ

  ♪ ウサミンはやるぜ

  ♪ ウサミン じゅぅうううななっさーーーい


菜々「よし、応援は嬉しいけれど、それはそれとして表出ろ」

光「大変だ、プロデューサー、菜々さんが心さんみたいになってる」

モバP「根は一緒だからな」

菜々「ウサミン星獣呼んで、血を吐きながらマラソンさせますよ」

モバP「地球滅ぼす気満々か」

菜々「いえ、滅ぼす気はありませんけれど」

モバP「ウサミン星人は優しいな」

菜々「ウサミン星人はみんな地球が大好きですから」


モバP「ふむ……故郷は地球か」

菜々「余計なことを言ってしまったような気がします。また厭な予感がふつふつと」

モバP「安心しろ、実は先頃、『故郷は地球』の替え歌で『故郷はウサミン』を作ろうとしたら光が涙目になって……」

菜々「……ウサミン星人は旅ゆく星人、帰る家なし親もなし……厭すぎますね、それ」

光「……」

モバP「そんな感受性豊かな光には、いずれ『コスモスに君を』とか聞かせようかと思ってる」

光「ウルトラマンコスモス?」

モバP「違う」


菜々「やめてあげてください。結構マジで」

モバP「名曲じゃん」

菜々「光ちゃん、泣いちゃいますよ」

モバP「すまんかった」

菜々「わかればいいんです」

モバP「特撮やアニメにこだわることはなかったな。『暗い日曜日』とか」

菜々「光ちゃんのこと嫌いなんですか?」

モバP「そんなことはないぞ」


菜々「とてもそうは見えませんが」

モバP「まあ、落ち着け。さっきの唄も含めて、これはちょっとした内輪の冗談込みの応援だ」

菜々「冗談で川島さんに歌わせたんですか。この声、どう聞いても川島さんですよね」

モバP「『みずき』だから仕方ないだろ」

菜々「それ、聖來さんでも良かったですよね」

光「!!」

モバP「!!」

菜々「その『しまった、その手があったか』っていう顔やめてください」


モバP「くっ……どうしてうちには、カゲヤマとかミヤウチとかシモンとかいないんだ……」

光「待って、ササキはいるよ!」

モバP「!! でかした、光!」

菜々「さすがに千枝ちゃんに歌わせるのは無茶だと思いますよ」

モバP「まあどちらにしろ、今は唄そのものがない」

光「ごめんなさい、菜々さん、今回は一曲しか間に合わなかったんだ」

菜々「……そもそも作ることがおかしいって気づいた方がいいですよ、光ちゃん」


モバP「だが、安心してくれ」

菜々「突然不安になりました」

モバP「とりあえずこれを見てくれ」

菜々「これは……手紙の束?」

モバP「ファンレターと、そっちは送られてきたメールをプリントアウトしたものだ」

菜々「もしかして、菜々宛てですか?」

モバP「ああ、読んでくれ」

菜々「はい」


『ロボちゃん可愛い!』
『バックダンサーが可愛い!』
『ウサミンダンサーズのファンになりました』
『みくにゃんのファン辞めます』
『うさ、うさ、うさ!!』

菜々「なんですか、これ」

モバP「菜々のバックで踊って、お客さんに団子まで配るウサちゃんロボたちに人気が集中している」

菜々「は?」

モバP「そこで、ロボのための曲を用意した」

菜々「は?」

モバP「光、サリーゴー!」

光「G・I・G!」


 参考

 http://www.youtube.com/watch?v=UQoG16P_lh4



  ♪ (one,two,three,four.……) Come on ROBO

  ♪ (one,two,three,four.……) USACHAN ROBO

  ♪ Dance in the back of Nana

  ♪ Dancer ROBO

  ♪ USACHAN ROBO

  ♪ (one,two,three,four.……) Let's go ROBO

  ♪ (one,two,three,four.……) USACHAN ROBO

  ♪ Supply a dumpling

  ♪ Hero ROBO

  ♪ USACHAN ROBO


菜々「あの……ロボちゃんたちって、歌う機能ありましたっけ?」

光「!!」

モバP「!!」

菜々「何も考えてなかったんですね……」



 
  


  おまけ


モバP「平行宇宙のどこかには」

菜々「突然どうしたんですか」

モバP「菜々が本当にウサミン星人で」

菜々「ウサミン星人ですよ?」

モバP「超テクノロジーであるウサミン科学によって、ウサちゃんロボを改造した世界があるかもしれない」

菜々「はあ」

モバP「その世界では、ウサミン科学を与えられたロボはウサミンロボと呼ばれているかもしれない」

菜々「そんな世界もあるかもしれませんね」

モバP「そんな世界では、きっと、ウサミンロボが竹槍担いで事務所を警備しているに違いない」

菜々「具体的ですね」


 参考 

 http://www.youtube.com/watch?v=AC_xghJb7RM



  ♪ 渦巻くキャタピラ唸りをたてて 回る 回る

  ♪ ウサミンジェットで大空へ 進め 進め
 
  ♪ アイドル護る警備隊

  ♪ 名付けてウサミン警備隊


  ♪ 無敵の竹槍片手に持って 振るう 振るう

  ♪ ウサミンロボが大地を蹴って 走れ 走れ

  ♪ アイドル護る警備隊

  ♪ 名付けてウサミン警備隊


 以上お粗末様でした

 ウサミンロボシリーズに替え歌入れようとしても巧くいかなかったので

 変則的にこうしてみた

 後悔はしていない


 
 夏コミにウサちゃんロボ本はなかったよ……
 自分で作るしかないのか……
 (あったのに気づいてなかったらごめん)

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