【アイマス】貴音「男女平等!」【お芝居】 (31)

prrrrrr!

P「もしもし?」

律子「765金融の秋月だけど、借金返済の準備はできたの?30万」

P「・・・・・・・で、出来ておりますよ?」

律子「あ、出来てるの?じゃあ30分後くらいにアンタのアパートに行くから、待ってて」

P「あー、分かりましたー」

P「・・・・・・よし、逃げよう!」

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ここに出てくるアイドルたちの職業はアイドルではありません。

P「さて、あのヤクザが来るまで、30分余裕があるからしっかりと準備をしよう」

ピンポーン

P「ビクッ!」

P「・・・まさか、もう来たのか?」

P「は、はーーい」ガチャッ

貴音「おはようございます。『ふぇありーちるどれん』の四条です」

P(へ、変な人が来た・・・)

貴音「男女平等、人々は妖精さんの元に等しいのです」

P「アッハイ・・・」

貴音「男性と女性はどちらが偉いと思いますか?」

P「えーと、偉いとかは無いんじゃないですかね?」

貴音「その通り!あなたは見込みが有りますね。入信すると、『物凄い力』が手に入りますよ。

   まずは友好の印を差し上げます」

P「いやいやいや!いいですよ!帰ってください!」

貴音「この男女共用ぶらじゃーをどうぞ」

P「まあ、もらってやらん事も無い」

貴音「では失敬♪」

P「・・・何だったんだ今の人は」

P「でも、ブラジャーもらっちゃったよ」

P「あ、あの人の物かな・・・」ゴクリ

P「一回だけ、一回着るだけ・・・。そう、男女平等だもんね」

P「・・・・・・ピッタリじゃないか!」

P「ちょっとゴワゴワするが申し分ない」

P「でも、という事はあの人の物じゃないな。サイズが違う」チッ

P「って、こんな事してる場合じゃねーよ!!」

P「まあ一応付けっぱなしにして服を着よう。何だかテンション上がってきた」

P「まず、夜逃げに必要な物は・・・衣類かな。干してある奴を持っていこう」
ガラッ
P「お、乾いてる乾いてる」

P「おや?やわらかそうな布がウチのベランダに落ちているぞ?」

P「『まこと』と大きく書いてある・・・」

P「・・・ああ、隣の菊地さんのパンティが風で飛んできたんだな」

P「まあ、拾わないと返却出来ないよね、うん」

P「・・・待てよ?俺は今、ブラジャーをしている」

P「ならば、パンティも履くのが道理ではないのか?」

P「・・・いざ!」

ピンポーン!

P「うわぁ!はい!今行きます!」

ガチャリ

貴音「あのう・・・、お願いがあるのですが・・・」

P「はい、なんですか?」

貴音「貴方の隣の部屋、鍵が開けっ放しなのです。」

P「ホントですか?菊地さん、あぶないなー」

貴音「でしょう?お知り合いですか?」

P「まあ、知らない仲じゃないですね。俺が何とかしますよ」

貴音「ありがとうございます。ああ、それから・・・」

P「何ですか?」

貴音「ぶらじゃー、上下逆ですよ」フフッ

P「道理でゴワゴワすると思った」

P「さて、鍵、どうしようかな・・・」

P「これってつまり、部屋に入れるという事だよな?」

P「・・・いや、流石に犯罪だろ」

P「そうだ、俺は今、菊地さんのパンティを持っているんだ!」

P「返さなくっちゃあね♪」

P「失礼しまーす・・・」ガチャッ

P「パンティ返す前に頭に一旦被るか」モギュッ

P「おや、菊地さんが女の子と抱き合っている写真がある・・・」

P「友達でもこういう事するのか?それとも・・・」

ガチャッ

真「あれ?鍵空いてる?」

P「ワオ!!」

美希「今部屋の中から人の声しなかった?」

真「そう?気のせいじゃない?」

P「やべ、入ってくる。・・・押し入れに隠れよう」

美希「でも、鍵あいてるんでしょ?泥棒かも」

真「誰かいたら、ボクが倒すよ」

美希「一応無くなった物がないか、確かめた方がいいよ」

真「うん。通帳は・・・ある。印鑑も・・・ある。それから・・・」

真「下着なんかも・・・あるね」

美希「おお、これは真クンのストッキングなの」

美希「・・・被ってみるの」モガッ

真「美希?何かあった?」

美希「がおー!なの!」

真「うわっ!なんだよ美希!どうしてストッキング被ってるの!?」

美希「理由は無いの。でもなんだかコーフンしてきちゃったの」

真「ちょ、ちょっと美希!今は待って!」

ピンポーン!

真「ほら、誰か来たから、一旦どいて!」

美希「分かったの。被って待ってるの」フハー

真「はい、どちら様ですかー?」ガチャッ

雪歩「久しぶり、真ちゃん」

真「ゆ、雪歩・・・。どうしたの?カッターなんて持って・・・」

雪歩「私、真ちゃんを付けてきたの。

   そうしたら、アバズレが一緒に部屋に入るから、助けにきたの」

真「ええっ!?ちょっと、入らなくていいよ、雪歩!!」

美希「あ、あれは765高校で有名なヤンデレの雪歩・・・!」

真「じゃあ、ちょっと待ってて!片づけするから」

雪歩「うん、いいよ」バタン

真(美希、隠れて!)

美希(了解なの!)ガラッ

美希「ふう、押し入れに隠れれば、一先ず・・・」

P「」

美希「」

P「あ、どうも」ウィス

美希「キャ・・・」

P(静かに!俺は怪しい者では無い!)モゴモゴ

美希(自分の被ってる物見てよ!!)フガフガ

P(アンタだってストッキング被ってんだろ!)モゴモゴ

美希(じゃあ、通報しないから、協力して欲しいの)フガフガ

雪歩「お邪魔しまーす・・・」

真「うん・・・。あっ!!」

雪歩「真ちゃん、この写真の女、誰?」

真「いや、それは、ただの姉ちゃんだよ」

雪歩「ふーん・・・」

雪歩「さてと、じゃあこの写真の女はこの部屋のどこに隠れてるのかなー?」

真「そ、その人は別にここにはいないよ・・・?」

雪歩「フフッ、無駄だよ。押し入れが開閉する音、聞こえちゃったんだよね」

真「うう・・・、分かった。ちゃんと話すよ。でも、落ち着いてね。

  美希、出てきていいよ」

ガラッ
P「美希だよー」

雪歩「お、男の人ーーーー!!!」

真「何だこのヘンタイは!!」

P「いややっぱり私は美希じゃない。うん。ただの怪盗だ。
 
  美希なんて女はここにいない。いいね?」

真「アッハイ」

雪歩「はいじゃないよ!押し入れにまだ人の気配を感じるよ!」

雪歩「ほらっ!」ガラッ

美希「・・・・・・写真の女なんて知らないの」フガフガ

雪歩「何この変な人!」

P「バレてしまったら仕方がない!!

  我々は、巷で有名なコンビ怪盗『パンティ&ストッキング』だ!!」

美希「そういう事なの!!では、さよならなのー!!」

雪歩「どういう事なの!?」

真「いや!あの『パンスト』だろ?ボクは知ってるよ!義賊だから逃がしてあげよう!」

雪歩「こんな恰好の人たちは、義賊関係なしに通報だよ!」

P「よし、部屋から脱出した。もう時間がない。早く逃げなくては」

律子「何から逃げるの?」

P「ああっ!765のヤクザ!」

律子「アンタ・・・、顔見えないけど、プロデューサーでしょ?」

美希「わ、われわれは、コンビ怪盗『バンティ&ストッキング』なの!」

律子「じゃあ通報するわよ」

P「待って!」

P「あの、菊地さんのパンティあげるんで、なんとかここは・・・」

律子「はあ?こんなパンティいらないわよ」

美希「でかでかと名前が書いてあるの・・・」

律子「あれ?今、菊地さんって言った?これ、『菊地真』のパンティ?」

P「え?菊地さんとお知り合いなんですか?」

美希「ああっ!よく見たらこの人、部屋の写真で、真クンと抱き合ってる人なの!」

律子「ハァ・・・、ちょっとあの子に言いたいことあるから、ここで待ってて。逃げるんじゃないわよ」

P「ウス」

ドアバターン
律子「真―!いる?」

美希(ねえ、律儀に待ってるの?逃げたら?)

P(いや、何だか修羅場になりそうだから、見たいです)

美希(その気持ち分かるの)

雪歩「だいたいどうして真ちゃんは浮気するの!?」

真「浮気だなんて、ボクは、雪歩とはそういう関係じゃない・・・よ?」

雪歩「嘘!!」シャキン!

真「ちょ、ちょっと、カッターをしまってよ!」

律子「仕方がないわね。秋月流のお仕置きを見せてあげるわ」

P(ヤクザVSヤンデレ・・・。目が離せない・・・)

美希(大怪獣バトルなの・・・)

貴音(お二人は扉の前で何をなさってるんですか?)

P「うわっ!ああ、さっきの人・・・」

美希「貴方の知り合い?」

P「一応・・・」

貴音「『ふぇありーちるどれん』の四条です。菊地さんに用があるのですが・・・」

P「じゃあ、今は様子を伺いましょう。修羅場ですよ」

美希「修羅の決闘場、略して修羅場なの」

貴音「人の不幸は蜜の味ですね」

律子「降伏しなさい」

雪歩「ああっ、お前は!写真の女!許さない!」

真「姉ちゃん・・・」

雪歩「え?本当に姉妹なの!?」

律子「いいえ、姉妹じゃないわ」

律子「姉弟よ」

雪歩「ん?・・・え?」

真「・・・ハハッ」

P(完全に目が離せませんね)

美希(修羅場どころでは無かったの)

律子「真は男なのに女の恰好してるのよ」

雪歩「もうパニックだよ!」シャキーン!!!

貴音「お待ちください!まさか貴方は所謂『男の娘』では!?

   素晴らしい!!男女平等の象徴です!」

律子「は?何よアンタ」

雪歩「邪魔するなら貴女も刺しちゃうよ!」

P「ちょっと四条さん!大怪獣バトルに水を差すなんて危険ですよ!」

貴音「我々は争いは好みません」

美希「だったら引っ込んだ方がいいの!」

貴音「ですが、貴方には最初に説明したはずです。

  『ふぇありーちるどれん』に入ると『物凄い力』が手に入る、と」

雪歩「うるさいよ!」シュバッ

律子「素人は黙ってなさい!」バッ

律子(瀕死)「はい、すみません・・・。暴力は止めます・・・」

雪歩(瀕死)「執着は控えます・・・。ごめんなさい・・・」

貴音「はい♪」

P「『物凄い力』って『物凄いバイオレンス』って意味かよ・・・」

真「全く動きが見えなかった・・・」

美希「まさか、あんな所から光線が出るとは思わなかったの・・・」

貴音「では皆さん全員、『ふぇありーちるどれん』に入信、という事で♪」

真「ええっ、ボクも!?」

P「そうだ。ほら、この男女共用ブラジャーを付けろ」

美希「貴方は既にあちら側なの!?」

P「だって借金なんとかしてくれるって言うし・・・」

真「よく見たらこの人ブラジャーしてる・・・」

貴音「人々は、妖精さんの元に男女平等!!さん、はい!」

end




「30minutes」の「忍び込んだ男」をアイマス風にやりました。
脚本はオークラ。

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