ベジータ「っっっっしゃぁぁぁぁ!!」(46)

ベジータ「ついに・・・・ついに・・・・」



ベジータ「大型二輪免許に合格したぞぉぉぉ!!!」


試験官「(59回目だけどなwwwww)」



ベジータ「さっさと免許をよこしやがれクソッタレ!!」

ベジータ「クックック・・・・・」



ベジータ「アーハッハッハ!!!」



ベジータ「ついに・・・・ついに・・・・」


ベジータ「この俺が!!!」



ベジータ「さて、そうとなれば早速バイクを買いにいなねばな。」

町のバイク屋


ベジータ「ふむ。ここならあのバイクもあるだろう。」



ベジータ「ちょうど店員がいるな・・・・・」



ベジータ「おい、ここにgl1800は置いているか?」


店員「あちらにございますよ・・・・って。」

ヤムチャ「ベジータ! なにしに来やがった?」



ベジータ「貴様! なぜこんなとこに居やがる!!」


ヤムチャ「ここは俺が経営してる店なんだ。」


ベジータ「何?貴様が?」


ヤムチャ「ああ、俺もいつまでも盗賊だの野球だのやってる年じゃないからな」

ヤムチャ「かといって、貴様や悟空と違って、
     稼がないとやっていけないからな」


ベジータ「なら、話は早い。そこにあるgl1800を買ってやろう。」



ヤムチャ「そいつはありがたいが・・・・しかし、お前免許は?」


ベジータ「今日取ってきた!!」



ヤムチャ「今日?」ピクッ

ベジータ(気のせいか・・・一瞬大幅に気が膨れたような・・・・)


ヤムチャ「ふーん。じゃぁバイク歴は・・・教習車とマグナだけか?」


ベジータ「もちろんだ・・・・」


ヤムチャ「・・・・・・・・・・・」ピクピク

ヤムチャ「帰れ。貴様には売れん。」



ベジータ「な、なんだとぉ!!」



ヤムチャ「ベジータ・・・・バイクを舐めんなよ・・・・」



ベジータ(こいつ・・・・気がびっくりするぐらい上昇してやがる・・・)

ベジータ「な、なぜ俺に売れんのだ?」


ヤムチャ「・・・・・口で分からんだろうな・・・」



ヤムチャ「そうだ・・・・お前今日マグナで来てたよな?」


ベジータ「ああ、それが?」

ヤムチャ「この店の裏は、ちょっとしたサーキットになってる。」


ヤムチャ「そこでだ・・・・お前のマグナで、そこにある・・・・」


ヤムチャ「スーパーカブ50を振り切ったら、売ってやるよ!」


ベジータ「き、貴様ぁ!! 俺様を舐めてんのか!!!」


ヤムチャ「舐めてるかどうか・・・・試してみるか?」

裏のサーキット


ヤムチャ「あのシグナルが青になったらスタートだ。」


ヤムチャ「このコース3周で、俺に買ったら半額で売ってやるよ。」


ベジータ「その言葉・・・忘れるなよ!!」


プ・・・・プ・・・・プ・・・・プーン!


ベジータ「っしゃぁ!! ロケットスタート成功!!」ブオォォォン!!


ヤムチャ「流石・・・ブルマがフルチューンしただけあってすげえな・・・・」

※訂正

裏のサーキット


ヤムチャ「あのシグナルが青になったらスタートだ。」


ヤムチャ「このコース3周で、俺に勝ったら半額で売ってやるよ。」


ベジータ「その言葉・・・忘れるなよ!!」


プ・・・・プ・・・・プ・・・・プーン!


ベジータ「っしゃぁ!! ロケットスタート成功!!」ブオォォォン!!


ヤムチャ「流石・・・ブルマがフルチューンしただけあってすげえな・・・・」

ヤムチャ「だが・・・・・」


ヤムチャ「扱いきれてこそ、バイクってもんだぜ!!」ビィィィン


ベジータ「な・・・・・コーナーでこの俺様が・・・・・」


ベジータ「だが…直線で追い付いてやる・・・!!」


ヤムチャ「ベジータ・・・・お前はまだ何も分かっていない・・・・」ビィィィィン


ヤムチャ「お前のマグナが何馬力あろうが・・・・・」


ヤムチャ「そのマシンをきちんと理解し、きちんと動かす・・・・」

ヤムチャ「当たり前のことをするということがどんなに難しいか・・・・」


ヤムチャ「それを分かってないうちは・・・・俺には勝てんぞ!!」



ベジータ「クソッタレェェェェェ!!! 」



ベジータ「ま、全くついて行けない・・・・・」ボォォォォォ

ヤムチャ「どうやら勝負あったようだな!!」


ベジータ「く・・・・・」


ヤムチャ「というわけで、gl1800はお預けだ。」



ベジータ「この俺が・・・ヤムチャのカブごときに・・・・・」


ヤムチャ「ベジータ・・・・・・バイクは乗り手によって」



ヤムチャ「化け物にも、ゴミにもなる。それを覚えておけ!」



ベジータ(この俺が・・・・ヤムチャに説教されている・・・)

cp


ブルマ「へぇ・・・・あのヤムチャがねぇ・・・・」



ベジータ「せっかく免許が取れたというのに・・・・
     肝心のバイクが買えないとはな・・・・」



ブルマ「あら、それなら違うバイク屋に行けばいいじゃない!
    gl1800置いてる店なんていくらでもあるわよ」


ベジータ「しかしな・・・・それでは、ヤムチャに負けたことになる・・・」


ブルマ「じゃぁ、練習してヤムチャに勝つことね!」

2週間後


ヤムチャ「ベジータ・・・・また来たのか」



ベジータ「さっさと勝負しやがれ!!」



ヤムチャ「やれやれ・・・何度しても同じだけどな・・・・」



ベジータ「この前の俺と思うなよ!!」

裏のサーキット


ベジータ「よし・・・なんとかコーナーでも抑えてるぜ!!!」ブォォォォォ


ヤムチャ「ほう・・・・相当練習したみたいだな・・・・」ビィィィィィン


ヤムチャ「だが・・・・・」ガリガリガリガリ


ベジータ「なん・・・・だと・・・・」ブォォォォ



ベジータ「ステップと肘をすりながらバンクしてやがる・・・・」ワナワナ

ヤムチャ「今回も俺の勝ちのようだな!!」


ベジータ「ク、クソッタレェェェ・・・・・・」


ヤムチャ「売ってやるよ、ベジータ」



ベジータ「な、何?」



ヤムチャ「知ってるよ。もうすぐみんなとツーリングがあるんだろ?」


ベジータ「そ、それは・・・・・」

ヤムチャ「いくら原付きとはいえ・・・・・」


ヤムチャ「そのフルチューンマグナをあそこまで短時間で走らせるようになったのは
      流石と言っておこう」


ヤムチャ「俺はいきなり大型に乗る野郎が嫌いでな・・・・・・」



ヤムチャ「実際、そういう奴に限って事故るかすぐ飽きてしまうんだよ・・・・」


ヤムチャ「ちょっとお前の本気度を試してみたんだが・・・・」


ヤムチャ「どうやら俺の心配しすぎだったみたいだな」


ヤムチャ「3日後に取りに来い・・・・乗れるようにしといてやるぜ!!」

3日後


ヤムチャ「よう! 出来てるぜ!!」


ベジータ「これが・・・・gl1800・・・・」


ヤムチャ「どうした? 今日からお前さんのバイクだぜ!!!」


ヤムチャ「ま、金は全額ブルマから振り込みがあったけど」


ベジータ(い、意外と・・・でかいぞ・・・・・)



ヤムチャ「さあ、乗ってみろよ!!」


ベジータ「あ、あぁ・・・・」

ベジータ「・・・・・・・・」ゴクリッ



ベジータ「・・・・・・・・・」ガコン



ベジータ「・・・・・・・・」スゥッ


ベジータ「・・・・・・・・・・」ドロロォォォォ


ベジータ「!?」


ヤムチャ「じゃ、俺も今度のツーリング行くからそれまで慣れとけよ!!」

ベジータ「・・・・・・・」ドロロロロオォォォォ



ベジータ「ふむ・・・・意外と乗りやすじゃないか・・・・」


ベジータ「低速は気を遣うが・・・・」


ベジータ「車体に似合わず、軽快に走りやがる・・・・」


ベジータ「バイクが良いのか・・・・」


ベジータ「いや・・・・俺様の天才的なテクニックのおかげだな・・・・」

ベジータ「ちょっとカカロットのところに行ってくるか・・・」


悟空の家


悟空「ひゃ~、おめえいきなりこんなの買ったんかぁ~?」


ベジータ「今度のツーリングはこれで行くぞ!!」


悟空「しっかし、おめぇさっき運転見てたけど、
   結構うまくなったなぁ!!」


悟飯「ええ、このバイクを軽々と運転する人はなかなかいないですよ!」


ベジータ「ハハハ!! 俺はエリート戦士だからな!!」


悟空「じゃぁ今度のツーリングはちゃんと参加しろよな!!」


ベジータ「もちろんだ!」

ベジータ「気が付かなかった・・・・・」


ベジータ「ヤムチャと走るまで・・・・俺はほとんど我流に走っていた・・・・」


ベジータ「奴と走って・・・・」


ベジータ「気が付いたら・・・・奴の走り・・・技術を真似ていた・・」


ベジータ「認めたくはないが・・・・俺はレベルアップしたらしい・・・・」

ツーリング当日


悟空「おお、みんな揃ったな!!」


クリリン「今回はベジータと、ブルマさんとトランクスも参加ですね!」


ブルマ「私も久々だから、結構緊張してんのよ!!」


トランクス「パパの後、すっごく楽しいよ~!!」


悟空「ヤムチャは?」


クリリン「ええ、仕事がある見たいで、夜にキャンプ場に直接来るみたいです」


悟飯「じゃぁ、みんなそろったんで行きますか!!」

とある高速


ヤムチャ「ふぅ、仕事が長引いてしまった・・・・」


ヤムチャ「いそがねば・・・」


ヤムチャ「なんとか・・・・この調子だと晩飯前には着きそうだな・・・・」

ウー ウー


ヤムチャ「!?」


警察「前のバイク! 止まりなさーい!!」


ヤムチャ「ちっ・・・・・・白バイか・・・」


ヤムチャ「しかし・・・・・」

ヤムチャ「相手が悪かったなぁぁぁぁ!!!」


ヤムチャ「砂漠のヤムチャ様のフルチューン隼は350kmは軽いぜ!!!」


ヤムチャ「一気に点にしてやるぜ!!!」

警察「止まりなさーい!!!」


ヤムチャ「何・・・・ついてきやがる・・・・」



警察「ホッホッホ 私の白バイのパワーは53万馬力です・・・・」


ヤムチャ「な・・・・・」


警察「大人しく止まった方が身のためですよ・・・ホッホッホ」

キャンプ場


トランクス「わー!! パパすごい!!」


ベジータ「どうだぁ!!! でっかい魚がつれたぞぉ!!!」


ブルマ「さ、ご飯も上手く炊けたみたいよ!!」


悟空「オラ腹減っちまったよ」


チチ「悟空さ何にもしてねぇべ!!」

餃子「餃子も焼けたよ!!」


悟天「わー、美味しそう!!!」


天津飯「中華料理も沢山持ってきた!! 一杯食べてくれ!!」


クリリン「じゃ、遠慮なく!!」


悟空「アハハハハハ」


悟飯「ワハハハハ」

チチ「悟空さ食べすぎだべ~」キャッキャキャ


ブルマ「ベジータ、飲みすぎ~」ウィ


ベジータ「それはおまえだ!!」


ブゥ「プリンは渡さないからね!!」


一同「アハハハハハハハハハ」

こうして孫ファミリー・ベジータファミリーやクリリンファミリー、

その他大勢は楽しいひと時を過ごした。


ただ単に場所と場所の移動なら、舞空術・・・あるいは車や電車のほうが


効率は良いかもしれない。だが、バイクでないと味わえない


楽しみもあるのも事実である。こうして思い出を作った


トランクスや悟天は、大人になると同じ道を歩み、


また受け継がれていくのであった。





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