日影「すくーるあいどる?」(83)

日影「なんやそれ···」

葛城「おう!今すっげー人気なんだ」

日影「あほな、高校生がアイドルできるわけないやん」

葛城「忍者やってる奴のセリフじゃないな、ちょっとこれ見てみなよ」

日影「なんやこれ、なんて読むんや」

葛城「みゅーずって読むんだ、最近すげー人気なんだよ」

※葛城×日影の閃乱カグラSSです

日影「へー」

葛城「へーって」

日影「なんや、」

葛城「可愛いだろ?」

日影「せやな」

葛城「誰が一番可愛いと思う?」

日影「なんかシンパシーわく奴がおるやん」

葛城「おっ、のんたんか」

日影「のんたん?」

葛城「愛称だよ、本名は東條希」

日影「はあ、そうなんや」

葛城「因みにアタイは・・・」

日影「全員やろ、」

葛城「全員かな!」

日影「せやろな」

葛城「あっははー、バレてたか」

日影「ちょいまち、すくーるあいどるって事はあれか」

葛城「ん?」

日影「ライブとかしよるんか?」

葛城「おっ、いい質問!少しは興味出てきたかー?」

日影「あーうっさいわ、いいからはよ見せ、」

葛城「へっへー、じゃあアタイのオススメの奴を!」

コタエナクテイインダ、ワカルカラ~♪

日影「へー、ちゃんとあいどるしとるな」

葛城「だろー?アタイも最初驚いたよ」

日影「ふんふん···ええ曲やな」

葛城「わかるのか?ああいや、答えなくていいんだ解るから」

日影「うわなんかムカつくわ、これが怒りという感情か」

日影「他になんかないんか?」

葛城「スノハレがいいか夏色がいいか···」

日影「なんでもええわ」

葛城「じゃあワンダラな!」

日影「ワンダラ?略称つかうのやめてほしいわ」

ーーーーーー

日影「ふーん」マジマジ

葛城「ぷくく、すっかりハマってやんの」ニヤニヤ

日影「うっさいわ、曲が聞こえないやろ」

葛城「あ、あれ?少しハマりすぎたか?」

日影「はあ、ことりもかわええなあ、未来より可愛いかもしらん」

葛城「アタイはアタイは?」

日影「まあミューズ教えてくれた事は感謝しとくわ」

葛城「あのーそうじゃなくて···」

日影「あん?ああ、葛城もかわええよ、もっとのんたん映ってるのないんか」

葛城「そ、それより!本題なんだけど」

日影「なんやなんや」

葛城「アタイらでスクールアイドルやってみないか!」

日影「あかんで、考えた事すぐ行動に移すんはあかんで」

葛城「大丈夫!」

日影「なにが大丈夫なんや、そもそも忍がアイドルってありえんやろ」

葛城「忍だってバレずにスクールアイドルできたらそれはそれで修行になるだろ」

日影「はあ、一理あるかもなあ」

葛城「だろー」

日影「でも、わし抜け忍やん、もう高校生やないやん」

葛城「あ」

日影「しかも、葛城ももう卒業間近やん」

葛城「ぐぬぬ」

日影「分かったら葛城は大人しくラーメンでも食ってればええんや、わしは帰るで」

葛城「ちょおおっと待ったあ!」

日影「なんやねん鬱陶しいわあ」

葛城「じゃあ、アタイらでプロデュースするってのはどうだ?」

日影「プロデューサーさん?あかんで、それ被るやろ」

葛城「飛鳥と焔なら歌もうまいし、スクールアイドルとして申し分ないだろ!」

日影「だから焔さんは抜け忍やいうとるやん」

葛城「ふっふっふ、実はな、霧夜先生はこれに賛成してくれてるんだよ、いい修行になるだろうってな、」

日影「なにしとんのやあのおじん」

葛城「焔には、普通の転入生として半蔵学院に入ってもらおうぜ、そっちなら悪忍もなにもないだろ」

日影「金がないやん」

葛城「心配すんな、霧夜先生がなんとかしてくれる」

日影「ええー」

ーーーーーー

日影「というわけなんや」

焔「いやいや、ちょっと待て」

日影「なんや」

焔「なんやじゃない!いいか?私はこの間飛鳥と決闘してきたばっかりなんだぞ!」

焔「それなのにまたすぐ会うなんてなんか嫌だ!」

未来「そ、そこ!?」

春花「でも、スクールアイドルねえ···たしかに、かわいいわよね」

未来「実は私もA-RISE好きなんだ!ツバサさまカッコいいし、あんじゅもかわいいし!」

春花「私もよ、英玲奈ちゃん···可愛がってみたいわあ」

詠「私はスクールアイドルよりもやしですわ!」

日影「はあ、あらいずなんてのもあるんやな」

焔「そ、そんなに、スクールアイドルはいいものなのか?」

春花「ええ、とーーーーってもいいものよ」

焔「そ、そうか···」

春花「うふふ、ちょっと興味出てきたみたいね」

焔「別にそういうわけじゃ···」

春花「でも、いいのかしら?」

春花「飛鳥ちゃんとあんな振り付けやこんな振り付けをするチャンスなんだけどなー」

焔「なっ···べ、別に興味なんてない!チャンスでもない!」

春花「体が密着する振り付けなんかもよくあったりするんだけどな~」ニヤニヤ

未来「しかも飛鳥に毎日会えるし!」ニヤニヤ

焔「···そ、それが目的なわけじゃないが、一応考えてみようかな」

日影「じゃあ、次あったらそう言っとくわ」

今日はここまでですかね
日影さん可愛いです

ーーーーーーーーーーーー
日影「というわけなんや」

葛城「メッセンジャーご苦労!」

日影「で?飛鳥さんはなんて?」

葛城「初めは恥ずかしがってたけど、焔と組んでって言ったら陥落したぜ」

日影「陥落とかいうなや、修行やろ」

葛城「やー!これでアタイら二人もプロデューサーだな!」

日影「それも修行とか抜かすつもりやろなあ」

葛城「へへっ、ばれたか」

日影「まあええわ、葛城が無茶な奴やって事は知っとるし」

葛城「日影たんちゅっちゅっ」

日影「それ以上近づいたらぶっさすで」

ー翌日ー

飛鳥「ええっ!?かつ姉と日影ちゃんがプロデューサー!?」

日影「なんや、言ってなかったんかいな」

葛城「うん、サプライズってやつ?」

飛鳥「絶対言うの忘れてただけだよね・・・」

葛城「やだなーそんなわけないじゃん☆」

日影「焔さん、なにしとるんや」

焔「な・・・」

飛鳥「焔ちゃん!?いるの?隠れてないで出てきてよう」

焔「き、気になって見にきただけだ!!」ソローリ

飛鳥「焔ちゃあん!」ぎゅー

焔「なな、なにするんだ飛鳥!」

飛鳥「これから一緒に頑張ろうね!」

焔「あ、ああ・・・」

春花「悪いわね、私達も一緒に入学させてもらっちゃって」

春花「ま、仕方ないとはいえ一般生徒の方にだけど」

雲雀「春花さん!?」柳生「出たなドSおばさん!」

春花「黙りなさいこのイカ女、そんなイカ臭い体で雲雀に近づかないでくれるかしら」

柳生「なんだとっ!」

雲雀「やめてよ二人とも!」

未来「すぐ挑発にのるなんて、まだまだお・こ・ちゃ・ま・ね、」

柳生「雲雀!俺はイカ臭いのか!?」

未来「無視すんなー!!」

ドタバタギャーギャー

斑鳩「皆さん、いらしてたんですか?」

詠「あ、斑鳩さん」

斑鳩「話は聞いてますよ、転入生という事になったって」

詠「ええ、本当にありがたいですわ」

斑鳩「でも、殆ど形だけの物ではなかったのですか?」

詠「いえ、そうではなく···高校生と名乗れれば働き口が見つかりやすく成ること間違いなしですわ!」

斑鳩「大変なのですね···」

詠「勉強に付いていけるかは不安ですが、修行と両立できるよう一生懸命頑張りたいですわ」

斑鳩「ええ、これからは修行も一緒に出来ますし、頑張りましょう!」

葛城「ぐひひ、これでセクハラの対象も増えるぞ···」

日影「それが目的か···いや、さすがに違うか、おまけみたいなもんやな」

葛城「さすが日影、わかってるな」

日影「ま、当分の目的は···」

葛城「スクールアイドルランキング50位以内!引いてはラブライブ出場だな!」

飛鳥「頑張ろう!焔ちゃん!」

焔「あ、ああ···」

未来「で?ユニット名はどうすんのよ」

日影「せやなー、」

葛城「ここはひとつ、μ'sの方法を借りて、皆に募集してみよう!」

ー翌日ー

葛城「お、さっそく来てるぅ!」

日影「で、どんなのが来たん?」

ユニット名、「>>16

安価下

葛城「じゃーん!爆乳ハイパーバトル!」

飛鳥「ええっ!戦うの!?」

日影「ただのユニット名や」

斑鳩「ダンスというより、演武をしそうな名前ですね···」

春花「そうねえ、ミュータントガールズなんていうのもあるくらいだし、アリかもね」

焔「ぐぬぬ···」

葛城「でも、踊ってく最中にどんどん衣装が破けてったらウケるんじゃないか?」

焔「アイドル以前に学生としてアウトだ!!」

葛城「ちぇっ、いいと思ったのに」

飛鳥「かつ姉、自分の事じゃないからって気楽すぎるよ···」

未来「じゃあそれでランキングに登録するよ?」

飛鳥「うーん、まあいいんじゃないかな?」

焔「お前も十分楽観的だぞ、飛鳥···」

葛城「それで、レッスンなんだけど···」

飛鳥「うんうん、どんな事をするの?」

日影「二人とも日々の特訓で、身体的には必要以上の技術をもっとるやろ」

葛城「そっ、だから基礎練よりも振り付けだけ覚えて貰おうと思ってるんだ」

飛鳥「なるほど!」

焔「いやいや、さすがに基礎を疎かにするのは気が引けるな」

葛城「だーいじょうぶ!ちゃんと基礎練もするからな、ちょっとだけど」モミッ

焔「な、ナチュラルに揉むな!このセクハラプロデューサーめ!」

雲雀「大丈夫なのかなあ···」

春花「私はどっちにしろ面白いからいいけどね♪」

飛鳥「でも、曲とかどうするの?オリジナルの作らなきゃだよね」

日影「それはな、実は···」

未来「ん?」カタカタカタ···

未来「んん~···?」カタカタカタカタ···

日影「なんや未来、」

未来「あ、あのさ、これってもしかして···」

291位:プリプリ☆ガールズ
コメント
「語尾にプリとか寒い(-_-;)名前の☆も寒い、でもかわいい」
「この般若面の下は美少女なんですねわかります」
「なんでやプリかわいいやろ!」
「一人完全に小学生なんだけど(´・ω・`)」
「おっぱいでかっΣ("ω";)」
「おい、面とれよ」

飛鳥「ち、ちょっと電話してみるね」ピピッ

prrrrr

雪泉「飛鳥さん?どうしたんですか?」

飛鳥「雪泉ちゃん、スクールアイドル始めたの!?」

雪泉「はんぞ···いえ、王牌先生がぜひやってみなさいと仰られたので」

四季「雪泉ちんは一番ノリノリだったけどね~♪三年生なのにどうしてもやりたいって無理まで通して」

雪泉「そ、そんなことない···プリ!」

叢「雪泉、前にも言ったが、その語尾は某アニメの委員長と被っているのだぞ」

四季「ギャップがアリアリなのも被っちゃってるし~、超ヤバ~!」

雪泉「あ、あっちが後発だから関係ないプリ~···」

飛鳥「あ、あはは···そ、それで、私達もスクールアイドル、始める事にしたんだ」

「ガタッ」

飛鳥「ゆ、雪泉ちゃん···?」

雪泉「飛鳥さん、私達は絶対に負けないプリ!」

飛鳥「うん!お互い頑張ろう!」

ピッ

葛城「はえ~、三年生なのに、スクールアイドル始めたんだなあ」

飛鳥「まあ、雪泉ちゃんはアイドルに憧れてるみたいだったし···」

未来「まずいわね···」

葛城「え?なにが?」

春花「飛鳥ちゃんち焔ちゃんの強みには、当然おっぱいが大きいって事もあったでしょ」

未来「でも、あいつらに先にデビューされちゃったら、それだけで二番煎じ感が出ちゃうの!」

葛城「な、あんだってーーー!?」

未来「しかも、あっちにはオタ受けするキャラの奴らが多いのも致命的!これは厳しいわ」

春花「人数も2対5じゃ、インパクトも段違いだし、ね···」

日影「よし、とりあえず葛城やのうて未来と春花さんがプロデューサーになるべきやな」

葛城「ぐうの音も出ない!!」

日影「やっぱ葛城はラーメンでも食っとき」

飛鳥「ちょ、ちょっと待ってよ」

未来「なに?」

飛鳥「あっちの人数が多いなら、こっちも増やせばいいんじゃないかな」

春花「それは良い案かもしれないけど···奥の手ね」

焔「それは、どうしてだ?」

春花「増えるにしても、後からメンバーが増えた方が盛り上がるじゃない」

未来「春花様の言う通り、まず始めは二人でいいんじゃないかな」カタカタ

未来「うわっ···月閃のランキング、どんどん上がって行ってる!」

春花「雪泉ちゃんが舞踊もやってる分、身体能力はほぼ互角でも、ダンスでは不利なのかしらね」

焔「そういえば、結局曲はどうするんだ」

葛城「それなら心配しなくていい、あいつらに頼んどいたからな」

焔「さっきからあいつらって仄めかすのやめろ!もう大体わかるけど!」

未来「じゃあちょっとス○イプ繋げてみるね」カタカタ
ピッ
紫「仏麗さん···曲は···まだ出来てない···ですよ」

未来「未来って呼んでいいのに···ま、まだ別に急いでるわけじゃないから!」

紫「作詞班が···まだ頑張ってるから、もう少しだけ待って···ください···」
コンコン
両備「紫!詞が出来たわよ!」ガチャッ

紫「返事してから入って来て···」

両備「うっさいわねー、いいから早くチェックしなさい」ペラッ

紫「上級生なのに···じゃあ、見てみるね、ふんふん·········なにこれ」

紫「全然あの二人が歌うこと考慮してない···没」ビリッ

両備「あーーっ!?なんてことすんのよこのヒキコモリ!」

両奈「わんわーん♪紫ちゃんできたよーっ!」ガチャッ

紫「ノックすらしない···」

両奈「ねえねえ?どう?どう?」

紫「···ゴミ以下」ビリッ

両奈「きゃうううんっ!もっといじめていじめて~~っ!両奈をめいっぱい貶して!」

紫「···べべたん、この人気持ち悪いね···」

両備「もう知らないわ!ほら行くわよバカ犬!」

両奈「はーい♪」

紫「やっと···静かになった···」
コンコン
紫「どうぞ···」

雅緋「紫、詞はできたが、これでいいのか?」

紫「雅緋さんがまともで助かった···」

紫「ふんふん···ふんふん···歌詞としては···悪くないと思うけど···」

雅緋「やはり、焔はともかく飛鳥が歌うとなると···か」

紫「そうですね···でも、凄く良い感じだと思います···」

雅緋「ふむ、それならこれを基軸に作り直してみよう」

忌夢「さすが雅緋!」

紫「お姉ちゃんは···ないの?」

雅緋「ああいや、実はこの歌詞は忌夢のアイデアも取り入れてるんだ」

紫「へえ···そうなんですか···」

忌夢「そうだ、私がただのガッカリメガネとばかり思っていたら大間違いだぞ、紫」

紫「そんな事···別に思ってない···」

紫「まあ···とにかくこっちはこんな感じ···です···」

未来「悪いわね、こんなこと頼んじゃって」

紫「いえ···忍びの家のラプンツェル···楽しみにしてます」

未来「じゃあ切るわよ?」

紫「はい···ほら、べべたんも···バイバイしようね···」

未来「また、こっちから連絡するかもだから、じゃあまたね」

紫「また···」プツッ

飛鳥「雅緋ちゃん達が曲を作ってくれるんだ!」

焔「なるほど、悪くないな」

日影「なんや知らんけど雅緋さんがノリノリみたいで助かったわ」

葛城「あいつポエムとか書いてそうだし、まあ適任だろ!」

春花「じゃあ衣装は私が考えようかしら」

雲雀「春花さん、雲雀にもやらせて!雲雀、がんばるよ!」

春花「あら···もう、雲雀はかわいいわね」

柳生「春花にやらせたらとんでもない衣装を作りそうだから、俺も監視ついでに強力しよう、ひ、雲雀もいるし···」

葛城「じゃあ斑鳩と詠には振り付け考えて貰おうかな」

詠「了解です!ヒーローショーで鍛えられたセンス、活かしてみせますわ!」

斑鳩「そ、そうですね、一緒に頑張りましょう、詠さん!」

日影「なんや、けっこう皆ノリええやん」

葛城「そりゃー皆女の子だし、こういう事には一度は憧れた事があるだろうしな!」

日影「そんなもんか···」

日影「わしにはよう解らんわ···未来、μ'sの動画みてもええか?」

未来「うん、今日はもうそんなにパソコン使わないだろうし、勝手に見てていいよ」

日影「ありがとさん、今日はどれ見よか···」

未来「日影はμ's好きなんだ?」

日影「せや、μ's見てると、なんだか元気出るような気がするんや」

未来「ああわかるかも!楽しそうにやってるからかな、でも日影がμ's好きなんて意外···」

日影「···きっと皆が皆メンバーの事、えらい好きなんやと思う」

日影「それがわしらとそっくりや思て、応援したくなるんやないかな」

未来「日影···」

春花「もー、日影ちゃんはさらっと嬉しい事言ってくれるわね、」

詠「私も、もやしも好きですが、皆さんはもっと好きですわ!」

飛鳥「あ、焔ちゃんがテレてる」

焔「て、テレてなんかいない!」

ふう・・・
今日はこんなところで

日影「でも、わしらはこれを越えなあかんねや」

飛鳥「私達にできるかなあ···」

焔「飛鳥らしくないな、やってみなきゃわからない、だろ?」

飛鳥「焔ちゃん···そうだね!よーし、頑張るぞ!」

霧夜「ふふ、頑張っているようだな」

日影「出たな元凶クソオヤジ」

霧夜「い、いきなりご挨拶だな···」

飛鳥「霧夜先生!」

霧夜「うむ、忍としての修行もしっかりしているみたいだな」

焔「当たり前だ、本業を疎かにするわけにはいかないからな」

霧夜「そうかそうか、そんなお前達に、良い知らせがあるぞ」

詠「もやしの安売りですの?」

日影「詠さん、話進まんからだまっとき」

霧夜「早速だが、ライブの場所を確保する事が出来た」

日影「なにしてくれとんねん、まだ曲も完成してへんねんで」

霧夜「大丈夫、ライブは1ヶ月後だ」

飛鳥「それなら、曲ももうすぐ出来そうだしなんとか···」

霧夜「とりあえず、まずは校内へのアピールだ、場所は体育館」

焔「土台作りは大事だしな···異論はない」

日影「ちゃんとお客さん来てくれるんやろか···」

葛城「そこは、私達の仕事だろ!」

霧夜「ああ、皆にはこのビラを配って来てほしい」

春花「あら、ずいぶん可愛らしいビラ···雲雀がデザインしたのかしら」

霧夜「デザインは俺だ」

一同「うわっ···」

ーーーーーーーーー
葛城「ぐへへ、そこのお嬢ちゃん、ビラはいらんかね」

生徒A「きゃーっ!!」

葛城「あっ!逃げた!」

日影「当たり前やろ···」

日影「そこの子、ちょいまち」

生徒B「えっ、私ですか?」

日影「せや、これ、来てくれへんかな」イケメェン

生徒B「は、はいっ!絶対行きます!」キューン

葛城「くそう、この差は一体どこからくるんだ!」

日影「ホンマか、ありがとさん、まあわしは出えへんけどな」

生徒B「えっ···」

葛城「わわっ!一言余計だ!」

生徒B「そうですか···で、でも、行けたら行こうと思います」シュン

日影「おう、ありがとさん、サンキュー」

葛城「あちゃー···」

春花「あなた、今私の事チラチラ見てたでしょ」

男子生徒A「えっ···!な、なんで見る必要があるんですか!」

春花「こんな学校にも変態さんはいるのねえ」

雲雀(春花さんがそれを言うの···?)

男子生徒A「ご、ごめんなさいっ、俺···なんでもするから許してください!」

春花「ん?今なんでもするって言ったわよね···じゃあ、この薬を」

雲雀「わわっ!だーめーだーよー春花さん!」

春花「はっ!危ない所だったわ···ん~···許してほしかったら、これに来てくれないかしら」

男子生徒A「な、なんですかこれ」

春花「スクールアイドルのライブのお知らせ、当然、来てくれるわよね?来なかったらその時は···」

男子生徒A「そ、その時は···!?」ゴクリ

春花「私が下僕として、一生飼ってあ・げ・る」

男子生徒A「ひゃ、ひゃいっ!失礼します!」

柳生「···なあ雲雀、俺にはあいつがもう絶対ライブを見にこないと思えるんだが」

雲雀「どうして?」

男子生徒B「えっ?俺?」

斑鳩「はい、これ、見に来ていただけませんか?」

男子生徒B「スクールアイドル?とうとううちからも出たんですね」

斑鳩「あの···ダメ、でしょうか···?」

男子生徒B「ま、まあ···見にいってもいい、かな」

斑鳩「!あっ、ありがとうございます!」

詠「さすが斑鳩さんですわ!」

斑鳩「うまく行きました!」

詠「よし、私も···そこの殿方!」

男子生徒C「俺ですか?」

詠「はい、これ、貰ってくれませんか?」

男子生徒C「なになに?もやし特···売···?」

斑鳩「ちがうビラ配ってどうするんです!」

詠「まっ、間違えました!こっちですわ!」

未来「あ、あのっ」

男子生徒D「帰りにマッ○寄ってこーぜ」

男子生徒E「お、いいね!」

未来「あたしを無視すんなー!」

ーーーーーーーーー
焔「1、2、3、4···」トントン

飛鳥「5、6、7、8···」トントン

霧夜「うむ、さすがだな二人とも···リズムに関しては問題なさそうだな」

飛鳥「ありがとうございます!」焔「ふんっ、当然だ」

霧夜「それじゃあ次は笑顔の練習だ、アイドルたるもの、自然な笑顔が出来なければ話にならないからな」

日影「戻ってきてみたら、なんでアンタがノリノリでプロデューサーしとんねん」

霧夜「はは、実は少しやってみたかったのだ」

日影「とりあえず、ビラは全部配り終えたで」

霧夜「ああ、ご苦労様、また来週配ってもらうつもりだ」

未来「日影、蛇女の紫から連絡来たよ!」

日影「お、曲出来たんか?」

未来「歌詞は完成したって!曲も明後日までには完成するってさ」

霧夜「うむ、とりあえず今日はこんなところだな」

日影「二人とも、お疲れさん」

飛鳥「お疲れさま、焔ちゃん」

焔「ふん、私はまだまだやれるぞ」

葛城「適度な休憩は必要だぞ~、言うこときかないとわしわしするからな」

焔「や、やめろ!休むからやめろ!」

斑鳩「こっちも終わりました!」

春花「なんとか配り終えたわ···」

霧夜「悪いな、お疲れ様」

斑鳩「いえいえ、皆さんのためですから」

霧夜「そうだ、紅蓮隊の三年生二人は一応、この学校では二年生という事になっているからな」

霧夜「明日の事も考えて今日は早めに休んだ方がいい」

日影「わかっとる」

春花「留年してるみたいで、気分はよくないけどね」

未来「私だけ一年生···しどいっ」

日影「ところで、わしらはどこで寝るんや?全然聞かされてへんで」

霧夜「そうか、隠れ家とここを毎日行き来するのは流石に···」

焔「それも修行のう」未来「焔は黙ってて!」

霧夜「よし、俺が部屋を用意してやろう、紅蓮隊の皆はそこで寝るといい」

春花「コネって最高ね」

霧夜「なに、こちらからも迷惑をかけてるんだ、気にすることじゃない」

霧夜「ついでに、食料もこっちで確保しよう、必要な食料を伝えてくれれば用意させる」

焔「さすがにそこまでしてもらう訳にはいかない、最低限のことは自分たちでなんとかするさ」

詠「そうですわね、それより、割りのいい内職やバイトを紹介していただけると···」

霧夜「···」ジーン

詠「な、なぜ泣いているのですか!?」

霧夜「いや、なんでもない···」

半蔵「おお、皆集まっとるの、丁度よかったわい」

飛鳥「あっ、じっちゃん!」

半蔵「ふむ、思ったより馴染めてるようじゃな」

霧夜「はい、皆ひたむきないい子達ですよ」

半蔵「よし、それじゃあ今日は特別に、わしの太巻きをご馳走しようかの!」テキパキテキパキ

飛鳥「やったー!じっちゃんの太巻き大好き!」

日影(太巻きとセクハラ以外はできないんかなこのジイさん)モグッ

日影「···うまっ」

こうして、スクールアイドルユニット"爆乳ハイパーバトル"結成初日は終わって行った

翌日、昼休み

焔「春花!詠!未来!」

詠「えっ、どうかしたのですか?」

焔「どうもこうもない!なんだあのクラスメイト達は!」

焔「口を開けばかわいいだのスリーサイズだの、は、恥ずかしくないのか!?」

春花「それは聞きたくもなるわよ、このプロポーションだもの、私も聞かれたわ」

詠「私も聞かれました、でも、もやしの話をしていたら誰も話しかけてくれなくなりましたわ···」

未来「私、スリーサイズ聞かれてないんだけど···」

日影「わしの回りにはなぜか男より女子がよう集まっとったわ、」

春花「まあ、詠ちゃんはともかく、クラスにうまく馴染めそうでよかったじゃない、焔ちゃん」

詠「クラスメイトの応援あってこそのスクールアイドルだと思いますし、我慢しましょう」

焔「ぐぬぬ···」

クラスメイトA「焔さーん!一緒にお弁当食べよー!」
クラスメイトB「きゃー焔さーん!」

焔「うわあ!?出たなクラスメイト共!」

春花「まあいいじゃない、お昼くらい一緒したって♪」

焔「わ、私は飛鳥と···」

クラスメイトA「飛鳥?」
クラスメイトB「誰?ASKA?」

焔「うぐ···わ、わかった、いいだろう、一緒に食べよう」

クラスメイトA&B「やったー!」

春花「うふ、早速熱烈的なファンができてよかったわね」

クラスメイトCDEFGHIJK···「日影さーん!!」「春花さまー!!一緒にお昼を!!」ドドドドド

日影「ええで、いっしょに食べよか」春花「皆で食べた方がおいしいものね」

詠「あ、圧倒的ですわ···」未来「私達には誰一人こないのに!」

詠のクラスメイト×2「あの、詠さんよかったら私達といっしょに···」

詠「はい、喜んでご一緒しますわ!」

未来「詠ねえちゃんの裏切りものーっ!」

詠のクラスメイトA「あ、あなたも一緒に来る?」

未来「え?いいの!?」

詠のクラスメイトB「わ!この子もかわいいー!妹にしたーい!」

未来「う···!や、やざじい···」グスッ

霧夜「ふむ···どうやら、心配ないようだな(元とはいえ、さすがは蛇女の選抜メンバー達だ)

キャーキャー!

霧夜「まあ、別の方向で心配ではあるが···」
ー放課後ー

飛鳥「1、2、3、4!」

日影「お、さっそくやっとるな」

飛鳥「あっ、日影ちゃん!」

日影「焔さんももうすぐ来る、それまで休んどったらええ」

飛鳥「そうもいかないんだ、雪泉ちゃん達はどんどん先に進んでるんだもん!」

忌夢「やれやれ、こっちは相変わらずみたいだな」スタッ

日影「忌夢さん、わざわざ来てくれたんか」

忌夢「ああ、曲が出来たのでな、CDを届けにきた」

飛鳥「ええっ!?もう出来ちゃったの!?」

忌夢「紫がそんなことまでできるとは思わなかったけどな」

日影「伊達に引きこもってる訳やないんやな」

やっと復帰できました
再開

忌夢「さあ聞いてみろ、歌はとりあえずということで雅緋が歌っている」

飛鳥「うん!どれどれ・・・」
~♪
雅緋『光はやがて闇に、抱かれて~』

『いいよ雅緋!すごくイイ!』

雅緋『一時夢に落ち、安らぎを求める~』

『雅緋!ミャビィー!!』

雅緋『紫!カメラを止めろ!』

ガタガタ・・・

忌夢「間違えた、これはNGのだ」

飛鳥「なんでNGを収録したの!?」

忌夢「ばか、そんなの特典に決まっているだろう」

日影「葛城と同じくらいいらんわ・・・」

葛城「もう泣きそう」

焔「飛鳥ァ!さっそく練習するぞ!」バァン!

日影「あ、焔さん、ちょうどええ」

~視聴中~

飛鳥「この歌詞はちょっと・・・恥ずかしいかも!」

焔「いいじゃないか!」

葛城「ああ!意見が割れちまった!」

忌夢「雅緋の考えた歌詞が恥ずかしいだと!」

飛鳥「だ、だって・・・」

焔「私は気に入ったぞ!光とか闇とか、カッコいいじゃないか!」

飛鳥「ええっ?そうかなあ・・・」

焔「ええい!そんなデカチチを揺らしてる時点で結構恥ずかしいだろ!?今さらなんだ!」

飛鳥「焔ちゃんだってそんなに変わらないくせに~!」

日影「どーでもええわ、歌うん?歌わないんか?」

飛鳥「う・・・」

焔「飛鳥!どうなんだ!」

飛鳥「うう・・・歌います・・・」

葛城「飛鳥が敬語になった・・・」

日影「よっしゃ、忌夢さん、ありがとさん」

忌夢「ああ、じゃあ私は帰らせてもらう」シュタッ

葛城「皆によろしくな~」

日影「とりあえず、これであとは練習あるのみなんやけど・・・」

葛城「よし!歌え!」

未来「あんたは黙ってなさいよ」

葛城「あ、ちっぱい、来てたのか、胸がなさすぎて気づかなかった」

未来「誰がちっぱいだーーーー!!」

飛鳥「未来ちゃん、私達どうすればいいの?」

未来「フン!決まってるでしょ、まずはパート分け!」

焔「そうか、確かにただ二人で歌うだけじゃ・・・」

飛鳥「デュエットじゃないってことだね!」

未来「そ、二人組なんだから、他のグループに勝つには一体感は不可欠なの!」

焔「私は飛鳥よりも低い声が出せるから、歌いだしは私がいこう」

日影「・・・なあ葛城」

葛城「ん?どしたどした」

日影「なんか、こういう真面目な会話が少しでもあると違和感があって妙な気分やわ」

葛城「だろ?だからアタイがちょくちょくボケてるのさ!」

日影「んなアホな・・・」ハン

葛城「え・・・流石に鼻で笑うのはやめてくれよ・・・ちょっと・・・」
~~~~

死塾月閃女学館

雪泉「プリっ!プリっ!」

四季「お、修行終わったばっかなのに、雪泉ちんさっそくやってるね~」

雪泉「当然プリ、素振りは基本ですから・・・プリ」

叢「我はもう恥ずかしくて恥ずかしくて・・・!」

雪泉「恥ずかしくなんてないですよ!かわいいは正義プリ!ほら!叢さんも!」

叢「我はちっとも可愛くなんかないです~~~!!」

四季「むらっちそんなに可愛いのにー、」

叢「我はやっぱり、お面がないとダメです!」スチャッ

叢「・・・四季、我は可愛くなんかないぞ」

美野里「美野里は美野里は?」

四季「美野里ちんもかーわいい!」

美野里「わーい!」

夜桜「はあ・・・こんな調子でええんじゃろか・・・」

四季「心配ないってばぁ、ちゃんとランキング上がってるしー、ってマジヤバ!100位圏内だって!」

夜桜「100位圏内!?」

四季「うん、チョーヤバくない?」

叢「な、なんと・・・」

美野里「やっぱり、アイドルごっこでも美野里は天才ー!」

夜桜「な、なんという・・・」

雪泉「実は私は・・・悩んでいました、可愛いとはなんなのか、私達は本当に可愛いのかと」

雪泉「でもこれで分かりました、やはり私達はかわいいのです!プリ!」グッ

夜桜「ああ!雪泉が変な方向に自信を付けてしまった!」

雪泉「この調子で行きましょう!いえ、行くプリ!」

美野里「わーい!」

~~~~
そして
半蔵学院、飛鳥と焔のユニット「爆乳ハイパーバトル」ライブ当日を迎えた

ざわざわ・・・

飛鳥「うわあ・・・どうしよう焔ちゃん、おもったよりお客さん来てる!」

葛城「おお、開演50分前から人だかりが!」

春花「二人とも、緊張しないようにね」

焔「い、いや・・・私はともかく、飛鳥がな・・・」

飛鳥「私、こんな大勢の前で何かしたことないから緊張するよ・・・!」

日影「飛鳥さん、これをライブだと思わなきゃええんや」

日影「焔さんとの決戦や思て行けば、緊張が集中に変わるかもしれんで」

焔「そうだ飛鳥、これは私とお前、どちらが客をより盛り上げられるかの勝負だ!」

飛鳥「・・・うん、私負けないからね!焔ちゃん!」

焔「よし!行くぞ!」飛鳥「うん!」

葛城「まだ開演50分前だってば!」

焔&飛鳥「あ・・・」カアァ···

春花「これだけ一体感があれば大丈夫ね」ウフフ

焔「う、うるさいっ!」

紫『飛鳥さんと・・・焔さんのライブは・・・モニターを通して、こっちでもライブビューイングするから・・・』

日影「おお、サンキュー。」

忌夢『こっちでも見せるなんて当然の事だ、雅緋が歌詞を書いたんだぞ!なんなら全国でやったっていい!』

紫『私も作曲したんだけどな・・・』

両奈『はあはあ、ライブして失敗して、会場の皆から冷めた目で見られたい~!』

雅緋『両奈!縁起でもない事を言うな!』

両奈『わん!』

葛城「お、そっちも賑やかだな!」

紫『実は・・・両備ちゃんも・・・作曲手伝ってくれたんだ・・・』

両備『あんたの曲がネクラすぎるのよ!だから私が直してあげたの!』

飛鳥「皆・・・ありがとう!」

飛鳥「あれ?そういえば他の皆は?」

日影「大丈夫や、皆観客席で見とるから安心せえ」

霧夜「二人とも30分前だ、そろそろ衣装の準備をしておきなさい」

飛鳥「はい!じゃあ行ってくるね、皆!」

焔「腕がなる!」

葛城「よっしゃ!行ってこい!」

ざわざわ
「爆乳ハイパーバトルってなんぞ」

「かわいいのか物騒なのか・・・」

「飛鳥と焔って子がやるんだってよ」

「焔さんっていったら転校生じゃない?」

ビーーーーーーッ

「お、始まる!」「待ってました!」

体育館の照明が落ち、ステージの垂れ幕が開いた

「かわいい・・・」

「すっげー・・・」

「で、でかい・・・」

飛鳥「・・・焔ちゃん」

焔「ああ、いざ尋常に・・・勝負!」

観客「!?」ビクッ

~♪
焔「光はやがて闇に、抱かれて・・・一時夢に落ち、安らぎを求める」

飛鳥「息を潜めて、その時を待つ」

焔&飛鳥「影と呼ばれし者達よ、舞い散れ!!」

「かっこいい!」

「キャーーーーー!」「フゥーーーーッ!」

日影「・・・まだまだこっからやで、」

葛城「サビの振り付けは二人の・・・」

日影「本気の組み手やからな」

焔「命懸けの戦いの中で!」ブオッ

「!?」「な、殴りかかったぞ!」「止めろ止めろ!」

飛鳥「恐れや悲しみに!」ガッ!

「いや、あれも振り付けなんじゃないか?」

焔&飛鳥「絶望の淵で、嘆き叫ぶのだろう!」ドガガガッ!

「いや衣装が少し千切れていってるよ!これやばいんじゃないか!?」

「恐ろしく早い手刀、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」

飛鳥「美しく咲き誇る華は!」シュッ!

焔「強さと儚さと!」ドガッ

「でも、楽しそうにやってるな・・・」「つよい(確信)」

飛鳥「遥かを見据えて」

焔&飛鳥「そして永遠となる!」

飛鳥「逃げない!」ガッ

焔「退かない!」ドッ!

飛鳥「折れない!」シュバッ

焔「辞めない!」

焔&飛鳥「負けない!!」ドゴッ!

焔&飛鳥「今一度心に確かな覚悟!!」

「フオオオオオ!すっげえええ」「すごい音したけど大丈夫なのか?」
ワーワー

飛鳥「みなさん!今日は私たちのライブを見に来てくれて、本当にありがとうございました」


日影「・・・上手くいったみたいやね」

葛城「ああ!これでファンもかなり増えたはずだ」

日影「途中組み手やのうてガチタイマンになっとったけどな」

飛鳥「やったー!やったよかつ姉!」

焔「わ、私達が忍学生だって事はバレてないよな?」

葛城「ああ、あやうくバレそうな感じだったけどな!」

飛鳥「まだまだ修行が足りないかあ・・・」

焔「いや、つい昂ってしまって・・・」

未来「うーん、まあ組み手に関しては話題性はあるけど」

春花「あまり常人離れした動きをしないようにしないとね、二人共」

飛鳥&焔「はい・・・」シュン

飛鳥「よし!今度からは動きを遅くする特訓だよ!」

焔「それは特訓とは言わなくないか!?」

霧夜「ん、まあとりあえずは、よくやったな二人共」

飛鳥「いまのが試験だったら合格ですか?」

霧夜「殴り合いを始めた時点で落第に決まっているだろう」

飛鳥「うう、ぐうの音も出ないくらい正論・・・」

日影「そや未来、ランキングはどうなってるん?」

未来「うーん、どれどれ・・・」カタカタ

保守感謝


未来「・・・こ、これは!」

日影「おー321位、結構いい感じなんかな?」

未来「ちょっと日影ぇ!!せっかく溜めてたのにサラッといわないでよ!」

日影「別に溜めたって威力上がるわけやないんやからええやん」

葛城「まあまあ」

飛鳥「321位・・・雪泉ちゃんたちにはまだまだ及ばないんだね」

葛城「まあ、初ライブだしそんな気にすんなって、これから投票するやつも居るだろうしさ!」

飛鳥「わかってるけど、やっぱり悔しいよ・・・」

霧夜「その悔しさをバネに練習に励め、勿論修行も忘れずにな」

飛鳥「はい!」

焔「よし、飛鳥!」飛鳥「うん!やろう!」

焔「テンションが上がっても組み手を始めないように、組み手をして精神と肉体を鍛えるぞ!!」

飛鳥「よーし!かかってこい!焔ちゃん!」

霧夜「おい・・・はあ、まったく、これでいいのやら・・・」

日影「・・・そうや、もういっそこの路線で行けばええやん」

葛城「は?」

・・・・・・・・・

葛城「かくかくしかじか」

詠「ライブ中に突如始まる組み手が売りのスクールアイドル・・・ですか?」

斑鳩「意味不明です。」

葛城「だよな・・・」

春花「アイドルってそういうものだったかしら・・・」

雲雀「柳生ちゃん、アイドルってどういうものなの?」

柳生「雲雀はアイドルよりも可愛いぞ」キリッ

未来「・・・ちょっと、新蛇の皆にもどう思うか聞いてみるね」カタカタ

紫『えっと・・・ごめんなさい・・・ぶっちゃけ意味不明です・・・』

雅緋『いいんじゃないか?殴り合いスクールアイドル』

忌夢『そうだそうだ(便乗)』

両備『これだから巨乳どもは始末に終えないのよね、バッカじゃないの?』

両奈『わん!わんわん!わんわんわんわん!わんっ!きゃうーーーーんっ!!』

未来「・・・だってさ、どうする?」

葛城「おお、無視を嫌う未来がスルーした・・・恐るべし両奈」

日影「決めるのはわしらやない、飛鳥さんと焔さんやで」

飛鳥「うーん・・・」焔「そうだな・・・」

焔「飛鳥、正直やりたいと思うか?」

飛鳥「・・・私は、焔ちゃんが良ければ!」

焔「じゃあやろう!」

飛鳥「ええっ!?それでいいの?」

焔「当たり前だ、それに、これなら練習と修行を同時にこなせて一石二鳥じゃないか!」

斑鳩「あ、そう考えてみると・・・」

詠「案外合理的かもしれませんわね!さすが日影さんですわ!」

日影「どや」エッヘン

葛城「や、やめろ!相対的にアタイが出来ない奴に見えるだろ!」

紫『どうあがいても出来ない奴に見えると思う・・・』

葛城「そこ!うるさい!」

紫『変な人だね・・・あの人怖い・・・べべたん・・・べべたん・・・』

霧夜「うむ、それでは今後の方針は・・・」

葛城「歌って踊って戦える!新しいスクールアイドルだ!」

霧夜「お前・・・!俺が言う所を」

葛城「スミマセン先生!こういう事くらい言わないと立場が危ういんですぅ!」ヒィ

日影「余計立場が危うくなっとるで・・・」

出来れば近い内に更新したいです
今日はここまで

~月閃~

四季「た、大変大変!おーい皆ー!ちょっとこっち来てー」

雪泉「どうかしましたか?」

美野里「ゴキブリ?」

夜桜「仕方ないですね、ほら、Gはどこですか」

四季「違うよ~、ほらこれ、飛鳥っちと焔っち」

叢「・・・来たな」

雪泉「321位とは・・・一回しかライブをしてないのに流石プリ」

四季「だっしょー?こっちも負けてらんないよね」

夜桜「ま、まさかまたライブを!?今月に入ってもう4回も・・・」

雪泉「これも、正義のためプリ!」

夜桜「いやじゃあああーーーーーーーー!」

美野里「なんで?歌うのも踊るのも楽しいから美野里は賛成だよ!」

夜桜「き、気付いてないのですか!?ライブの度に段々衣装の露出が多くなって行ってるんじゃ!」

四季「あ、バレてた?テヘペロー、」

雪泉「大丈夫プリ、夜桜さんの忍装束なんて太ももどころかパンツまで丸出しプリ」

夜桜「い、言わんでください!っていうか胸元丸見えの雪泉に言われたくありません!」

四季「へーきへーき、ライブ衣装はむしろスパッツでパンツは絶対見えないから」

夜桜「そ、そういう問題じゃなくて、露出度が増えて行ってる事実が問題なんじゃ・・・」

四季「なんで?」

夜桜「し、四季の忍装束を考えたら、いつかライブ衣装もあれくらい布地が減ってもおかしくないんじゃないかと」

四季「・・・」

夜桜「な、なんで黙るんじゃ!?まさか最終的にそうするつもりだったと!?」

叢「夜桜、四季の装束はパンツは見えていないから大丈夫だ・・・」

夜桜「だからパンツの問題では・・・」
~~~~~~~~

~半蔵学院~

飛鳥「とりゃ!」焔「なんの!」ガッ

日影「・・・二人とも」

飛鳥「?」焔「どうした、日影」

日影「ここ9日組み手しかしとらんで、いつまで組み手しとるん、歌とダンスの練習もせな」

焔「わかってはいる、わかってはいるんだが・・・止められないし止まらないんだ」

飛鳥「実は私も・・・」

日影「ふーむ、焔さんは根っから戦闘狂やけど、飛鳥さんもそっちの気があったんか・・・」

飛鳥「へ、変態みたいに言わないでよぉ!」

日影「ちょっと、わしも混ぜてもらうわ・・・」

焔&飛鳥「え?」

日影「一旦叩きのめして、自分から歌わせて、踊らせてくれ言わせた方が早そうやな、葛城」

葛城「おう、いっちょおっ始めるかあ!」

焔「ふふん、そう簡単に私達に勝てると思うなよ!」

飛鳥「え?え?なんでこうなるの!?・・・もう仕方ない、やろう!焔ちゃん!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月12日 (金) 23:26:29   ID: qmbiBZKW

カグラのSSは貴重だから期待

2 :  SS好きの774さん   2015年04月05日 (日) 13:28:56   ID: OvlkLMSc

続きまはまだなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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