絵里「ヘタレたエリーチカ」 (83)

※SS投稿11回目
※キャラ崩壊があるかも知れません

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絵里「最近主に穂乃果から言われるの『絵里ちゃんのヘタレ』って」

海未「はぁ...ですが何故その事を私に?」

絵里「それは海未が穂乃果の幼馴染だからよ」

海未「それでしたらことりもいるはずです」

絵里「もちろんことりにも後で言うわよ?」

海未「で、具体的に何を相談したいのですか?」

絵里「穂乃果が何で私の事を『ヘタレ』って言うか知りたいのよ」

海未「とりあえずどの様な状況で絵里が『ヘタレ』と言われたか教えてくれませんか?」

絵里「えぇ、良いわよ。確かこの前のお昼休憩屋上で一緒にお昼御飯食べてた時よ」

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穂乃果「いやー今日もパンが美味い!!」mgmg

絵里「穂乃果は本当にパンが好きね」

穂乃果「3食パンでも大丈夫だよ!」

絵里「それはそれでどうなのかしら...」

穂乃果「絵里ちゃんのお弁当は手作りなの?」

絵里「そうよ、でもたまに亜里沙に作ってもらったりもするわ」

穂乃果「へー、絵里ちゃん凄いなぁ...」

絵里「良かったら一口食べる?」

穂乃果「うん!あーん」アーン

絵里「もう...はい」

穂乃果「美味しいよ絵里ちゃん!!」

絵里「それは良かったわ」

~食後~

穂乃果「絵里ちゃ~ん」ヒザマクラ

絵里「食べてからいきなり横になると牛になるわよ?」ナデナデ

穂乃果「大丈夫だよー、それより絵里ちゃん」

絵里「何かしら穂乃果?」

穂乃果「絵里ちゃんからちゅーして欲しいな」

絵里「キ、キス!?///」カァァ

穂乃果「大丈夫、今なら誰も居ないし問題ないよ?」

絵里「で、でもしてる最中に誰か来たりしたら...」

穂乃果「じゃああっちの日陰の方ならいいよね?」

絵里「え、えっと...」

穂乃果「ずっと穂乃果からちゅーしてるんだしそろそろ絵里ちゃんからもちゅーして欲しいなぁ」

絵里「ゴクッ...分かったわ、じゃあ目を瞑ってくれるかしら?」

穂乃果「はーい..」メヲツムリ

絵里「行くわよ...(唇を重ねるだけ唇を重ねるだけ...)」

穂乃果「...?」

絵里「(唇を重ねるだけ唇を重ねるだけ...簡単な事よ私)」

穂乃果「あの...絵里ちゃん?」

絵里「あ、ごめんなさいすぐにする----」キーンコーンカーンコーン

穂乃果「....絵里ちゃんのヘタレ」

絵里「」

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海未「ヘタレですね」

絵里「そんな海未まで...」ガーン

海未「当然です、穂乃果が接吻をするムードを作ってくれたのにも関わらずそれを無駄にしたのですよ」

絵里「ぅ...それは」

海未「どうせ絵里の事ですから『唇を重ねるだけ』と頭の中で延々と考えていたのでしょう」

絵里「ハラショー...」

海未「ロシア人ごっこしてる場合じゃないですよ絵里」

絵里「いや、ごっこじゃなくて....」

海未「このまま行くと穂乃果に愛想尽かされるのが落ちですよ」

絵里「そ、そんな...」

海未「とにかく!絵里のそのヘタレた根性を叩き直す必要がありそうですね」

絵里「お手柔にお願いします...」

.
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ことり「絵里ちゃんがヘタレ?」

穂乃果「うん。穂乃果的にはもっと積極的にして欲しいんだ」

ことり「あー」

穂乃果「ヘタレな絵里ちゃんも可愛いんだけど、絵里ちゃんには年上としてリードしてもらいたいし...」

ことり「じゃあアプローチかけてみたら?」

穂乃果「この前屋上で御飯食べた時したけど、ダメだった...」ハァ

ことり「報われないね..」

穂乃果「そもそも穂乃果と絵里ちゃんは付き合ってるのにまだ一回も絵里ちゃんからちゅーしてもらってないんだよ!!」

ことり「え?穂乃果ちゃんそれホント?」

穂乃果「ホントのホントだよ!」

ことり「(絵里ちゃんヘタレの次元が違うちゅん...)」

穂乃果「手を繋ぐ時だっていっつも穂乃果からだし」

ことり「うわぁ...」

穂乃果「この前だってさ...」

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絵里「ほ、穂乃果!」

穂乃果「うわぁ!ど、どうしたの絵里ちゃん?」ビクッ

絵里「そ、その今週の土曜日予定あるかしら?」

穂乃果「土曜は何もないけど?(お、もしかして..)」

絵里「じゃ、じゃあの....その日一緒に---」

凛「あー!穂乃果ちゃんと絵里ちゃんだー!!」

絵里「」

凛「あれ?もしかしてなにかお話してた?」

絵里「そ、そんな事ないわよ?」

凛「なら良かったにゃー」

穂乃果「(はぁ...)」ハァ

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穂乃果「結局その日の放課後に穂乃果からデートに誘ったの」

ことり「酷い話だね...」

穂乃果「全くだよ...」ハァ

ことり「と言うか穂乃果ちゃんは絵里ちゃんのどこに惹かれたの?」

穂乃果「優しくてかっこよくてお姉ちゃんみたいな所!...はずだったんだけど」

ことり「いざ付き合ってみるとヘタレてたと」

穂乃果「予想外にも程があるよ」

ことり「もう諦めて穂乃果ちゃんがリードしていった方がいいと思う...」

穂乃果「そ、そうなのかなぁ...」

ことり「それか絵里ちゃんと別れるか」

穂乃果「それは嫌だよ!!」

ことり「そ、そう...(穂乃果ちゃんも穂乃果ちゃんだなぁ)」

穂乃果「とにかく何とかして絵里ちゃんのヘタレを治そう!!」

ことり「治るとは思えないけどなぁ....」

穂乃果「ぅ...でもそうしないと穂乃果をリードしてくれないよ!」

ことり「あ、それ目的なんだ」

穂乃果「待っててね!絵里ちゃん!!」

.
.
.

絵里「...」テクテク

穂乃果「え~りちゃ~ん!」ダキッ

絵里「ほ、穂乃果!?///」

穂乃果「えへへ~」

絵里「もう、どうしたの急に」

穂乃果「今日も一緒に帰ろうねー」

絵里「えぇ、それは勿論よ。でも今日は寄り道しないからね?」

穂乃果「えー」

絵里「当たり前でしょ?早く帰らないと暗くなってしまうわ」

穂乃果「でも穂乃果はもっと絵里ちゃんと遊びたいよー」

絵里「それでもだーめ」

穂乃果「むぅ...あ!もう休憩終わっちゃうからまたね!」

穂乃果「そうだ!今日は絵里ちゃんから手を繋いでね!」

絵里「....えぇ」

~放課後:練習後~

穂乃果「絵里ちゃん帰ろー」

絵里「....分かったわ」

穂乃果「(さぁ絵里ちゃんは手を繋いでくれるかな?)」

絵里「」ソワソワ

穂乃果「(ちょっと後押ししてみようかな)どうしたの絵里ちゃん?手を揺らして?」

絵里「え、あ...これは、そのぉ...」

穂乃果「その?」

絵里「ちょ、ちょっと肩の運動を....ね...」

穂乃果「....ふーん(あれぇ...?)」ハァ

絵里「あ、あはは...ハァ」

穂乃果「絵里ちゃん肩凝ってるの?」

絵里「まぁ受験勉強とかで忙しいしね(何とかなった?)」

穂乃果「じゃあ、休日とかは勉強忙しいだろうしデートかしない方がいいかもね」

絵里「え!?」

穂乃果「穂乃果は絵里ちゃんに受験上手くいって欲しいしその方がいいかな」

穂乃果「だから今度から休日は絵里ちゃんから誘って欲しいな」

絵里「私から...?」

穂乃果「うん!それなら絵里ちゃんが時間空いてる時にデート出来るでしょ?」

絵里「それはそうかもしれないけど..」

穂乃果「じゃあそういう事で!バイバーイ!!」

絵里「まずい事になったわ...」

.
.
.

海未「つまりこれからは絵里が誘わないとデートが出来なくなったと」

絵里「緊急事態だわ」

海未「でしたら普通に誘えばいいじゃないですか」

絵里「それが出来たら苦労しないわ」

海未「だからヘタレなのです」

絵里「返す言葉もないわ...」

今日はここまでー
また明日ー

海未「で、愚問かも知れませんが絵里はどうしたのですか?」

絵里「穂乃果をデートに誘いたいわ!!」

海未「でしたら練習してみましょう」

絵里「練習?」

海未「えぇ、今まで一度も誘えた事がないのです。いきなり誘えるわけないでしょう」

絵里「それはぁ...」

海未「とりあえず私に向かって行ってみて下さい」

絵里「えっと...どう誘えばいいのかしら」

海未「それくらい考えたらどうですかヘタレ」

絵里「ぅ...一々ヘタレと言うのは止めてくれない?結構心に来るわ...」

海未「そう思うのでしたら行動に移して下さい」

絵里「....よし、思いついたわ」

海未「では言ってみて下さい」

絵里「おほん...ここ最近勉強のペースがいいの。それで参考書もある程度終わってるのよね?それにまだ試験まで時間もあるし少し休憩をしようと思ってるの。だから今度の土曜---海未「長すぎます。」

絵里「」チカァ

海未「前置きが長すぎです。そんなのだと本題に入るまでに穂乃果がどこかに行きますよ?」

海未「もっと端的に話して下さい。やり直しです。」

絵里「もう一度考えるわ...」

海未「いいですか絵里、貴女はヘタレなのですから穂乃果に格好いい所を見せよう等と考えてはダメです」

絵里「ぅ...思いついたわ!」

海未「では行ってみて下さい」

絵里「そろそろ息抜きをしようって思ってるの。だから今度の土曜日一緒にその...デ、デデデートしない....?」

海未「なぜデートでそこまで言いよどむのかはスルーします...」

絵里「で、どうかしら海未?」

海未「そうですね...絵里は前置きがないとダメなのですか?」

絵里「え...いや、そういうわけじゃないんだけど、ほら言葉を話す時には起承転結が必要じゃない?」

海未「何賢さアピールしてるんですか...」ハァ

海未「今回だけ特別にデモンストレーションをお見せします。あ、ことりですか?すぐ来て下さい」prrr

絵里「デモンストレーション?」

ことり「どうしたの海未ちゃん?来て欲しいって」

海未「あぁ、そちらに居るヘタレがデートのお誘い一つも満足に出来ない様なのでデモンストレーションをしてみようと思いまして」

ことり「あー..なるほど。で、ことりは何をすればいいのかな?」

海未「いつも私を休日誘っている様に遊びに誘って見てくだい」

ことり「うん♪ねぇ、海未ちゃん?今週空いてる?」

海未「えぇ、問題ありませんよ」

ことり「じゃあお昼前に駅前に集合ね♪」

海未「はい、分かりました」

海未「...と、まぁこれだけです」

絵里「え!?こんなに軽いのでいいの!?」

ことり「絵里ちゃんは深く考えすぎだと思うよ?」

絵里「で、でもデートよ?そんな大切な用事そんな一言で済ませていいはず---海未「だからヘタレなのです」

絵里「」

ことり「う、海未ちゃん容赦ないね...」

海未「こうでもしないと自分の状況が以下に異常か理解しそうにありませんから」

海未「しかも不幸中の幸いなのが相手が穂乃果です。穂乃果は積極的なのでなにもしなくてもあちらからアプローチしてきますし、少々ヘタレていても問題ありませんが絵里は別です!」

ことり「あはは....あの穂乃果ちゃんが絵里ちゃんから誘われないとデートしないだもんね..」

海未「ヘタレにも程があります」

絵里「」チカァ

海未「さぁ、先ほどの事を踏まえてどう誘えば良いか考えてください」

ことり「じゃあ、ことり穂乃果ちゃんのお話聞かないといけないから行くね」ヒソヒソ

海未「分かりました」ヒソヒソ

ことり「じゃあことり戻るね」チュンチュン

海未「ではまた」

絵里「まとまったわ!」

海未「では、どうぞ」

絵里「今度のお休みに一緒に出かけたいのだけど...どうかしら?」

海未「デート言えないのが悔やまれる所ですが、まぁいいでしょう」

絵里「ホント!?」パァァ

海未「ホントです。ですが、これを穂乃果の前で言えなければ意味がありませんよ?」

絵里「な、なんとか頑張るわ...」

海未「では、明日の昼休憩に誘ってきて下さい。これがヘタレ卒業の第一歩です」

絵里「や、やってみるわ...」

-次の日:昼休憩-

絵里「穂乃果ー」

穂乃果「あ、絵里ちゃん!どうしたの?」

絵里「ちょっと話があるから部室に来てくれるかしら?」

海未「(いよいよですか...)」

穂乃果「いーよー」

~部室~

穂乃果「で、話ってなに?」

絵里「えっとね...こ、今度の休みに穂乃果とで、出かけたいのだけど...どうかしら?」

穂乃果「もちろんいいよ!」

絵里「ホントに!?」パァ

穂乃果「うん!」

絵里「ハラショー!詳しい事はまたメールするわね!!」

穂乃果「分かったー、じゃあ休みの日楽しみにしてるねー!」

今日はここまでー





絵里「海未やったわ!!ついに穂乃果をデートに誘うことが出来たわ!!」

海未「どうやらそのようですね。穂乃果もご機嫌でしたよ」

絵里「これでもうヘタレなんて呼ばせないわ!」

海未「調子に乗らないで下さい絵里。貴女は当日に穂乃果と手を自分から出来ますか?」

絵里「ぇ...それは....」

海未「この様なスキンシップは私がどうこうしても変わりませんんで、絵里次第です」

海未「とにかくデート当日まで穂乃果と触れ合ってなれてもらうしかないです」

絵里「わかったわ」




穂乃果「ことりちゃん!ことりちゃん!!」

ことり「どうしたの穂乃果ちゃん?」

穂乃果「ついに絵里ちゃんがデートに誘ってくれたんだ!」

ことり「やったね穂乃果ちゃん!」

穂乃果「やっと絵里ちゃんに穂乃果のして欲しい事のしてもらえたよ」

ことり「そのして欲しい事ってどれくらいあるの?」

穂乃果「うーん、絵里ちゃんから手を繋いでもらうのと、絵里ちゃんからキスしてもらうのと...」

ことり「随分初歩的な事だね...」

穂乃果「だって絵里ちゃんだし仕方ないよ!」

色々あって遅くなっちゃいました
見てくれる人居るか分かんないけどとりあえず貼る

ことり「でも、あの絵里ちゃんだしデート上手くいくのかな?」

穂乃果「そこはほら...穂乃果がエスコートするしかないかな..」ハァ

ことり「やっぱりそうなるよね...」

穂乃果「うん...」




-土曜日-

絵里「遂に来てしまったわ...」

絵里「でも今ままでの私とは違う所を今日は穂乃果に見せてあげる!!」グッ

穂乃果「絵里ちゃーん!」

絵里「遅れずに来れたわね、穂乃果」

穂乃果「だって絵里ちゃんとのデートだし遅れる訳ないよ!」

絵里「そ、そう///...それじゃ行こうかしら」

穂乃果「うんー、ってどこ行くの?」

絵里「とりあえず腹ごしらえにファーストフードでも食べに行きましょ」

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海未『いいですか、絵里。最初はご飯でも食べに行って状況に慣れてください』

絵里『慣れる?』

海未『そうです。状況に慣れてしまえばその場のノリで普段出来ない事が出来るはずですよ』

絵里『なるほど、参考にさせてもらうわ。』

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絵里「(まずはデートと言う状況に慣れる事から始めるわよ、エリーチカ!)」

穂乃果「絵里ちゃんどうしたの?」

絵里「へ?な、なんでもないわ。行きましょうか」

穂乃果「はーい」

~ファーストフード店M~

穂乃果「こういうの久しぶりに食べるなぁ...」

絵里「あら、意外ね」

穂乃果「穂乃果も食べれるなら食べたいけど海未ちゃんが太るとか言うから...」

絵里「あぁ、でも今日は穂乃果の好きにしていいわよ?」

穂乃果「ホントに!?やったー!!」

絵里「だからと言って食べ過ぎはダメよ?」

穂乃果「分かってるって~」ニコニコ

絵里「本当かしら...」ハァ

穂乃果「よし、穂乃果はダブルハンバーガーのセットにする!」

絵里「じゃあ、私は...チーズバーガーのセットにするわ」

店員 アジャジャシター

穂乃果「ん~!美味しいよ絵里ちゃん!」mgmg

絵里「分かったから食べながらしゃべらないの」

穂乃果「ッゴク...ねぇねぇ、これから食べたらどこ行くの?」

絵里「そうねぇ...これと言って決めてるわけじゃないし行き当たりばったりでいいんじゃない?」

穂乃果「おお...絵里ちゃんからそんな言葉が出てくるとは..」

絵里「私だって常に気を張ってるわけじゃないしこれ位いいじゃない」

穂乃果「そうだね!じゃあ、今日は行きたい所見つけたらかたっぱしから行くよ!」

絵里「えぇ、そうね」

穂乃果「ごちそうさま!さぁ、行くよ絵里ちゃん!」ギュッ

絵里「わ、分かったわ...」

穂乃果「(絵里ちゃんから繋いでくれないから穂乃果から握ったじゃん...)」

絵里「ねぇ穂乃果、あそこ行ってみない(また穂乃果に握ってもらったチカ)」

穂乃果「アクセサリー屋さんかぁ..行こう絵里ちゃん!」

絵里「こういうものいいわね...」

穂乃果「そういえば絵里ちゃんってアクセサリー作るの趣味だったよね」

絵里「えぇ、だからこういうお店は凄く参考になるわ」

絵里「ねぇ穂乃果、この髪留め穂乃果に合いそうなんだけどどうかしら?」

穂乃果「どれどれ?わぁこれ可愛い!」

絵里「でしょ、試しに付けてみてくれる?」

穂乃果「ちょっと待ってねー」

穂乃果「出来たよー!どうかな?」

絵里「ハラショー、似合ってるわ穂乃果」

穂乃果「ホントに?えへへ~」

絵里「じゃあ、これは穂乃果にプレゼントで私が買ってあげるわ」

穂乃果「いいの!?」

絵里「もちろんよ」

穂乃果「やったー!絵里ちゃん大好き!」ダキッ

絵里「ちょ、お店の中なのに...もう」

絵里「とりあえず買ってくるから髪留め外してくれる?」

穂乃果「はーい」

絵里「じゃあ、買ってくるから少し待っててね」

とりあえず書き溜めてたので今日は終わり

見てくれてた人が居たなんて感謝感激雨あられ マジでありがとう!
書き溜めたの貼る

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海未『物で人を釣ると言う訳ではありませんが穂乃果にデート中にプレゼントをするというのはどうでしょうか?』

絵里『プレゼントかぁ...悪くないわね』

海未『では何か思い出になるようなものをプレゼントすればその日の事を忘れませんし何より穂乃果の好感度もアップすると思いますよ』

絵里『分かったわ、試してみるわね』
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絵里「(穂乃果にプレゼント...これもクリアね)」

絵里「穂乃果ー、買ってきたわよ」

穂乃果「ありがとー絵里ちゃん!今度穂乃果も何かプレゼントするね!」

絵里「別にそんな事しなくてもいいわよ」

穂乃果「穂乃果がそうしたいからいいのー」

絵里「それならいいけど...とりあえずここを出ましょうか」

穂乃果「うん!」

絵里「(こ、これは穂乃果の手を繋ぐチャンスね....)」ゴクッ

穂乃果「(絵里ちゃんから繋いでくれるかなぁ...)」ソワソワ

絵里「(ええい...覚悟を決めるわよエリーチカ!!)」ギュゥウ

穂乃果「い、いたた...そんなに強く握らないでよー」

絵里「あ、ご..ごめんなさい(やってしまったわ...)」ショボン

穂乃果「あ、そんな落ち込まなくても大丈夫だよ絵里ちゃん!ファイトだよ!」

絵里「え、えぇ...」

穂乃果「あー!絵里ちゃんここ行ってみようよ!!」

絵里「ペットショップ?いいわね、見てみましょうか」

店員 シャアセー

穂乃果「ねぇねぇ絵里ちゃん、この犬凄く可愛いよ!」

絵里「あら、ホントね」

穂乃果「こんにちはー、穂乃果だよー」

絵里「そんな事言ってもその子には分かんないわよ?」クス

穂乃果「えー、言ってみないと分かんないよー」

絵里「まぁ好きにしなさい...」

絵里「(まずいわ...デートらしい事をほとんどしてない.....)」

穂乃果「えへへー」

絵里「(穂乃果もずっとあんな様子だし...)」ハァ

穂乃果「どうかした、絵里ちゃん?」

絵里「え?あぁ、何でもないわ。それよりもういいの?」

穂乃果「うん!あんまりここに居ると絵里ちゃんと遊ぶ時間がなくなっちゃうし」

絵里「穂乃果...そうね、じゃあ次に行きましょうか」

穂乃果「さんせー!」




絵里「あら、もうこんな時間....」

穂乃果「あはは、あっという間だったね」

絵里「そうね、でもとても楽しかったわ」

穂乃果「穂乃果も絵里ちゃんと居れて楽しかったよ!」

絵里「それは良かったわ」

穂乃果「...ねぇ絵里ちゃん。この前のお昼休みの事覚えてる?絵里ちゃんからちゅーして欲しいってやつ」

絵里「え、えぇ...」

穂乃果「今なら出来るよね?誰もいないし、チャイムもないよ?」

絵里「ぅ...(ま、不味いわ...まさか今それを言ってくるなんて)」

穂乃果「絵里ちゃんは穂乃果とちゅーしたくないの?」

絵里「そ、そんなのしたいに決まって---」

穂乃果「なら出来るよね?絵里ちゃん」

とりあえず書き溜めてたので今日は終わり

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海未『だからヘタレなんです』

海未『調子に乗らないで下さい。ヘタレ』
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絵里「(もうヘタレなんて呼ばせないわ!!)」

穂乃果「絵里ちゃん?」

絵里「行くわよ穂乃果」ダキッ

穂乃果「へ?あ...////」

絵里「(これでヘタレ卒業よ!!)」チュッ

穂乃果「(やっと絵里ちゃんからちゅーしてくれた)」チュッ

絵里「今まで私からキスしてあげられないくてごめんなさい穂乃果」

穂乃果「ううん、穂乃果は絵里ちゃんからちゅーしてくれた。それだけど嬉しいよ」

絵里「もう大丈夫よ、もう昔の私とは違うわ」

穂乃果「じゃあ、今から穂乃果のお家いこ?」

絵里「え?」

穂乃果「き、今日はお家誰もいないし一人だと寂しいから...////」

絵里「え、えぇと...」

穂乃果「ダメ...かな?」

絵里「わ、分かったわ///」ゴクッ



海未「で、その日わざわざ穂乃果が誘って来たのに穂乃果の家では何もせず終わったと」

絵里「はい....」

海未「はぁ...通りで穂乃果の元気がないわけです」

海未「どうせキスを自分からすることが出来たから調子に乗ってたんでしょう」

絵里「仰るとおりです...」

海未「ヘタレが調子に乗るからです」

絵里「で、でも自分から手も繋げたわ!」

海未「なにヘタレが強気になってるんですか」

絵里「」チカァ

海未「とにかく穂乃果にはちゃんと謝っておくべきです」

絵里「分かったわ...」




穂乃果「はぁ...」

今日はここまでー

ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん」

穂乃果「それがね……---って事で」

ことり「え?え?」

穂乃果「穂乃果すっごく恥ずかしかったんだよ!? それなのに絵里ちゃんてば…」

ことり「(絵里ちゃんここまで来たら天性チュン…)」

穂乃果「穂乃果自信なくなってきたよ…」

ことり「だ、大丈夫だよ穂乃果ちゃん!絵里ちゃんがヘタレなだけで穂乃果ちゃんは可愛いよ」

穂乃果「ありがとうことりちゃん……はぁ」

ことり「(穂乃果ちゃん相当きてるね…)」

ことり「(海未ちゃんに聞いてみよっと)」




海未「なるほど...穂乃果もその事相談したのですね」

ことり「てことは絵里ちゃんも?」

海未「えぇ、調子に乗っていた所でちょうど穂乃果に家に誘われてしまったそうですが...」

ことり「それにしても絵里ちゃんのヘタレかたは尋常じゃないね」

海未「もう手遅れかもしれませんね...」ハァ

ことり「穂乃果ちゃんも今回の事で落ち込んでるみたいだし」

海未「とにかく絵里には穂乃果に謝る様に言っているので何とかなるとは思っているのですが」

ことり「絵里ちゃん次第だね」

海未「一度私も穂乃果の相談に乗ってみましょうか」

ことり「それがいいかも、ことりも絵里ちゃんの相談に乗ってみようかな」

海未「では明日は、交代してみましょうか」



絵里「とにかく昨日の事を穂乃果に謝らないと...」

穂乃果「あ、絵里ちゃん...」

絵里「穂乃果、丁度いいところに...少し話があるんだけどいいかしら?」

穂乃果「うん、いいよ?」

絵里「ありがとう、えっと...昨日はごめんなさい!穂乃果の気も知らずに私は..」

穂乃果「へ?あ、べ...別に謝らなくてもいいよ。急に誘った穂乃果も悪いんだし」

絵里「いいえ、今回は完全に私が悪いわ」

穂乃果「...なら今度の土曜日絵里ちゃん家行っていい?」

穂乃果「確かその日は亜里沙ちゃんは穂乃果の家にお泊りだったよね?」

絵里「え、えぇ...そうね」

穂乃果「じゃあ約束!またね、絵里ちゃん!!」タッタッタ

絵里「(不味い事になったチカ)」



絵里「で、今日は海未が用事があるから代わりにことりが?」

ことり「うん♪それより、絵里ちゃんちゃんと謝れたみたいだね!」

絵里「なんで知ってるの?」

ことり「穂乃果ちゃんがご機嫌だったからだよ!土曜日に絵里ちゃんの家にお泊りだー!って」

絵里「その事なんだけど...」

ことり「---なるほど、もうここまで来たらキューティーパンサーするしかないよ!」

絵里「それが出来てたら穂乃果が家に泊まりに来る予定もないわよ...」ハァ

ことり「あはは...でもこれに関しては対策のしようがないし絵里ちゃんの度胸次第かな」

絵里「私の...度胸」

ことり「別に格好が付かなくても絵里ちゃんなりに穂乃果ちゃんに愛情表現してあげればそれで充分だと思うよ?」

ことり「ことりは絵里ちゃんがどうして踏みとどまってるのかは分からないけど案外簡単かもしれないよ?この前だってなんだかんだでデート出来たんだし」

絵里「そういうものかしら...」

ことり「きっとね、だからファイトだよ!絵里ちゃん」



穂乃果「~♪」

海未「ご機嫌ですね、穂乃果」

穂乃果「うん!今度の土曜日絵里ちゃん家にお泊りするんだー!」

海未「ちゃんと許可は取ったのですか?」

穂乃果「もちろんだよ!」

海未「ならいいですが、とりあえず穂乃果。あんまり絵里に無茶させたらいけませんよ?」

穂乃果「分かってるって~。むしろ、無理じゃないのも無理って絵里ちゃんが言うくらいだし」

海未「あぁ...そうでしたね」ハァ

穂乃果「絵里ちゃん家泊まってまた前みたいな事にならないよね?」

海未「さぁ、それは絵里次第かと」

穂乃果「だよねぇ...自分で約束しといて不安になってきたよ」

海未「いっそ穂乃果から行けばいいじゃないですか」

穂乃果「そんなの恥ずかしいよ!!」

海未「...はい?」

今日はここまでー

海未「もう一度お願いできますか...?」

穂乃果「だから!穂乃果から言ったらえっちな子だと思われるでしょ!」

穂乃果「それにオオカミさんな絵里ちゃんも見てみたいし///」デレデレ

海未「はぁ...(言ってる事がこれ以上にないくらい矛盾してますね...)」

穂乃果「とにかく絵里ちゃんから来てくれないとダメなの!」

海未「それは無理があるような気もしますね...」

穂乃果「そ、それはぁ...」

海未「まぁ頑張ってください」

穂乃果「海未ちゃんなんか投げやりだよー」

海未「私にどうしろと言うのですか」

穂乃果「絵里ちゃんをオオカミさんにしてください!」

海未「無理です」

穂乃果「即答!?」

海未「当たり前です。あまりに非現実的ですし」

穂乃果「海未ちゃんこれでもかってくらい否定するね...」

海未「絵里ですから」

穂乃果「うぅ...」

海未「とりあえずこれ以上は穂乃果の力でどうにかして下さい」

穂乃果「わ、分かった...」



穂乃果「週末だよ!」

穂乃果「さぁ、絵里ちゃんにいこー!」

絵里「ついにこの日が来てしまったわ...」ゴクッ

-絢瀬家-

ピンポーン

絵里「来たみたいね..はーい」ガチャ

穂乃果「絵里ちゃんおはよー!」ダキッ

絵里「いきなり抱き着かないの、それにもうお昼よ?」

穂乃果「細かいことは気にしなーい♪」

絵里「やけにご機嫌ね?」

穂乃果「それは絵里ちゃんとずっと一緒に居られるからだよ!」

絵里「そ、そう...///」

穂乃果「今絵里ちゃん照れたでしょ!」

絵里「ぅ...さぁ?」

穂乃果「でも顔赤いよ?」

絵里「た、立ち話もなんだしとりあえず家に入りましょ」

穂乃果「...はーい」

絵里「今日は夕方に来る約束だったけどこんなに早く来てなにするの?」

穂乃果「へ?何もしないけど」

絵里「...え?」

穂乃果「穂乃果は絵里ちゃんと居れたらそれでいいかなーって」

絵里「私と居れたらって私の家は穂乃果の部屋みたいに漫画とかないわよ?」

穂乃果「別にいいよー?」

絵里「そう...そういえば穂乃果、ご飯は食べてきたの?」

穂乃果「まだ!」

絵里「なら作るから少し待ってて」

穂乃果「絵里ちゃんの手作りだー!」

絵里「はいはい、パスタでいいかしら?」

穂乃果「うん!」

絵里「分かったわ」

~しばらくして~

絵里「穂乃果ー、出来たわよ」

穂乃果「待ってましたー!」

絵里「とりあえず和風パスタにしたけど大丈夫?」

穂乃果「絵里ちゃんの料理ならなんでもいいよ!」

とりあえず今日はここまでー

絵里「そう?ピーマンを入れてるんだけど私の料理だしいいわよね?」

穂乃果「へ!?え...えっとぉ.....」

絵里「冗談よ、そんな顔しないの」クスッ

穂乃果「良かったぁ...って絵里ちゃん酷いよー!」

絵里「はいはい」

穂乃果「むぅ...」ムスッ

絵里「そんなに膨れないの。晩御飯に苺買ってあげるから、ね?」

穂乃果「苺!?やったー!!」

絵里「ふふっ、さぁ出来たわよ。」

穂乃果「おおー!絵里ちゃんの手作り~♪」

絵里「私の手作りって...時々お昼ごはんあげてるでしょ?」

穂乃果「絵里ちゃんの出来たての手料理は初めてだよ!」

絵里「あぁ、そう言う...」

穂乃果「とにかく早く食べようよ!冷めちゃうよ?」

絵里「今からお皿に盛り付けるから先に座ってて」

穂乃果「はーい」

絵里「(全く穂乃果ったら...)はい、どうぞ」

穂乃果「いただきまーす!」

お久しぶりです
更新再開

絵里「はい、どうぞ(まぁ、可愛いからいいか...)」クス

穂乃果「ん~!美味しいよ絵里ちゃん!!」

絵里「口に合ってよかったわ」

穂乃果「絵里ちゃんの料理なんだから当然だよ!」

絵里「そ、そう...」カァ

穂乃果「あ~、また赤くなった」ニヤニヤ

絵里「ぅ...い、いいから早く食べなさい」プイ

穂乃果「穂乃果照れるようなこと言ったかなぁ?」

絵里「(無自覚だったの...?)」

~食後~

穂乃果「ごちそうさま!」

絵里「お粗末さまでした、お皿は流しに持って行ってくれたら後で洗うわ」

穂乃果「え?それくらい穂乃果が洗うよ?」

絵里「出来るの?」

穂乃果「なっ...穂乃果でも洗い物くらい出来るよ!!」

絵里「ならお願いしようかしら」クス

穂乃果「もう、穂乃果の事馬鹿にしてぇ...」

絵里「ごめんなさい、でも穂乃果がお皿を洗ってくれるなら私も助かるわ」

穂乃果「絵里ちゃんはゆっくりしてて!」

絵里「分かったわ」





穂乃果「終わったよ!」

絵里「ありがと、穂乃果。これからどうする?さっきも言ったけど私の家には何もないわよ?」

穂乃果「別に何かしないといけないわけじゃないしグデーってしたらいいんじゃないかな?」

絵里「グデーって...」

穂乃果「こんな風にー!」ヒザマクラー

絵里「ちょ、もう...」ナデナデ

穂乃果「えへへー」

絵里「でも、何もせずにこうやってゆっくりするのも悪くないわね」

穂乃果「でしょ?こうしてるとねー...段々眠く..なって...」ウトウト

絵里「え?穂乃果?」

穂乃果「スゥ...スゥ.....(寝た振りしてみよ♪)」

絵里「嘘でしょ...(どうしよう、動けないわ)」

穂乃果「んん...(このまま絵里ちゃんに抱きついてー)」ギュッ

絵里「穂乃果ー?」

穂乃果「んん...」

絵里「はぁ...(無理矢理寝転がるしかないわね)」ゴロン

穂乃果「(あれ?絵里ちゃんお昼寝するのかな?)」

絵里「こんなにグダグダしたお昼は初めてだわ...」

絵里「でもまぁ..たまにはいいわよね?」

穂乃果「(穂乃果もホントに眠くなってきた...)」zzz

絵里「」zzz

-夕方-

絵里「ん...よく寝たわ」ムクッ

穂乃果「もうたべられないよぉ...」zzz

絵里「穂乃果ったら」クス

絵里「穂乃果、起きて?もう夕方よ?」

穂乃果「んん..なに絵里ちゃん?」フワァ

絵里「もう夕方よ?苺買いに行かないと」

穂乃果「え!?苺!?行く行く!」ガバッ

絵里「はいはい、準備するからちょっと待って」

穂乃果「絵里ちゃんはやくー」

絵里「もう、分かったから」

今日はここまでー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月19日 (月) 04:01:10   ID: W9VK0O6M

いいよ~、すごくいい

2 :  SS好きの774さん   2015年01月29日 (木) 19:45:04   ID: K848cd4U

良いですね~

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