妹「今から兄にクイズを出します。不正解の場合罰ゲームです」(26)


妹「今から兄にクイズを出します。不正解の場合、罰ゲームです」

兄「いきなり人の部屋に乗り込んできて何を言ってるんだおまいは」

妹「aとb、2つの中から選んでください」

兄「人の疑問を無視してカードを差し出すのは止めろ、場を読めない司会者は降ろされるぞ」

妹「新番組ですからある程度は視聴者も許してくれます」

兄「回答者席に座った覚えは無いんだがな……ていうか暇なのか? 妹」

妹「父も母も旅行で明日の夜まで帰ってこなくて宿題も終わって明日は日曜で晩御飯も食べたしさて何をしよう、
  というような暇状態でなかったら兄と戯れようなどという超絶時間の無駄な好意……
  もとい行為を思いつくほど暇ではありません」

兄「状況説明ありがとう。てかなにげにざっくりくる返答だよなおい、日本語的にもおかしいし……
  まあ、俺も暇だからいいけどさ……」

妹「ちなみにジャンルだけ言いますとaが宇宙の問題、bが洗濯に関する問題です」

兄「スケールの差でかっ!」

妹「どちらを選びますか?」

兄「……先に聞いておくが、罰ゲームってどんなんだ? 金よこせば無理だぞ」

妹「無論内容は秘密ですがご心配なく。 a,b,cのどれを選んでも兄にできうることです」


兄「罰ゲームまで選択式とか……ちなみに罰ゲームがあるんなら正解したご褒美もあるんだろな?」

妹「……」

兄「……なぜ黙る」

妹「……考えておりませんでした」

兄「罰ゲーム前提で問題作るんじゃねえよ!」

妹「盲点でした。ではそうですね……正解した場合、この超絶かわいい兄想いの妹が3時間ほど
  萌え萌えメイドさんになって兄の言うことを聞くというのはどうでしょう」

兄「かわいいとか……自分を褒めるは最も愚かな行為とどこかの人格者が言ってたぞ」

妹「メイド服こそありませんが、特別サービスで絶対領域付きオーバーニーソックス+ミニスカートで
  青と白の縞々パンツを履いて差し上げま……」

兄「日常的な範囲で考えるならbが簡単そうだが、きっとひっかけに違いない。
  なによりご褒美は漢の浪漫的な代物だ、よしここはやはり男のロマンたるaの宇宙を選ぶぜ!」

妹「非常に解りやすい兄を持ってたいへんうれしゅうございます」

兄「ありがとうございます」

妹「1ミリも褒めてはいないのですが……
  まぁこの際妹のパンツに目の色変えて興奮する変態兄であることには目を瞑りましょう」


兄「パンツに罪は無いからな、パンツ、特に縞々パンツにあるのは壮大なるロマンだ。
  具体的に言うなら縞パンはロマン9:着用者1の比率だからな。ビバ縞々!」

妹「何を言っているのか盛大に理解不能ではありますが……
  縞々パンツなら誰でもいい、というニュアンスは解りました」

兄「重ねてありがとうございます」

妹「微塵も褒めてません、どころか妹は深く深く、マリアナ海溝より深く傷つきました。
  ゆえに問題のレベルを上げさせていただきます」

兄「横暴だ! 司会者失格だ! 降板を要請しる!」

妹「私が降板するとコンマ以下ではありますが、わずかながらに残っている生の縞々パンツを
  拝める可能性を失う、ということになりますが、それでもよろしいか?」

兄「……問題をお願いします」

妹「わかればよろしい。では問題です」


『宇宙の広さは有限か?無限か? 理由も含め、 300文字以内で答えよ 制限時間5分』


兄「ぎゃらくていいいか、まぁぐなぁぁーーむっ!!」

妹「それが答えですか?」

兄「違うわぼけえええぇ んな問題誰がわかるかあーーっ!」

妹「意外と早い段階から解っている、宇宙の常識ですが何か?」

兄「どこの世界の常識だよ!!」

妹「かの有名なホー●ング博士が……」

兄「一般人には常識じゃねえよ! !」

妹「妹の縞々パンツに欲情する人は一般人とは言わないと思います。
  そして、そうこうしている間に残り時間3分です」

兄「おのれ公明、図ったな」

妹「少なくとも答えられる問題であることに感謝してください。残り2分」

兄「くそっ、こうなったらぐぐる先生でっ!」

妹「妹萌えゲーが大量にインスコされている兄のpcが2分以内に起動できればいいですね、ニヨニヨ」

兄「ふじこふじこふじこ: p i :ふえf なぜ妹がその国家最重要機密を知っているっ!!」

妹「夜な夜な隣の部屋からお兄ちゃんだの、にーさぁんだの、お仕置きだぞぉに一にぃ、だの
  ふふっ妹の靴下でおっきくなっちゃったの?だの、頂戴ちょうだいよぉおにいちゃぁーーん
  だのが聞こえてくる&兄の棚にブランド・五十音別に並んである○の中に18と書かれた
  ゲームのパッケージを見れば容易に推測できます」

兄「なんだそのコ●ン君ばりの洞察力わああああああっ!!」

妹「100人居れば120人が気付く事象だと思います……残り1分」

兄「20人どっから増えたんだよおおおおぉ くっ、くそう……くそおおおおおっ!!」

妹「この程度で血の涙を流さないでください。あと30秒……」

兄「ぬおあああー、う、宇宙……うちゅう……うちう……」

妹「10秒……5……4……3……2……1……ブッブー、時間切れです」

兄「うぐぉああぁぁっぁ!!浪漫がっ!! 夢がっ!!
  ドジっ娘メイドさんに「お茶が入りましたよご主人さ…きゃあぁ!!ドンガラガッシャァン!!
  いやぁん転んで動けませえんっ! って!パンツ見えてるうう! やあー見ないで下さい
  ご主人さまあぁ」と言ってもらう夢がああああぁぁ!」

妹「妹にそんなことをさせる気だったんですか本気ですか、いやその延々流れ続ける血の涙を
  見ればいかに本気だったかはわかりますが……」

兄「俺の……夢、が……ガクリ」

妹「正解は

 『現時点、宇宙が有限であるという証明はいずれにおいても成されていない。
  但し、宇宙が「無限ではない」という証明は可能である。
  ゆえに宇宙は無限ではない=宇宙は有限である。ということになるのである。 』

  諸説はあるので、現時点最も有力とされるこれに類似する回答であれば正解とみなす

  です」

兄「ほーーーろどにぃーーー・すめるちいいぃーーーーっ!! 俺は小宇宙を感じたことなんかねえよぉーー!」

妹「残念でしたね、迂闊な発言は死を招くということを覚えておいてください。
  ちなみに本来の問題は、

 『現在、唯一光を超える速度を有することができる可能性があると言われている粒子は? 』

 でした。これなら答えられましたよね? 残念です」

兄「どっちにしてもダメじゃねえか!!」

妹「ちょっと兄、タキオンくらいラノベにいくらでも出てくるご時世ですよ。勉強どころか
  遊びでも努力が足りないのですか?」

兄「文字が多いのは苦手なんだおー」

妹「まあ、最新の研究ではやっぱり光の速度はこえれねーじゃん、あははー。なので問題と
  してはサザエさんの隣の家だったのでちょうどよかったです」

兄「サザエさんにツッコめはいいのかそもそも問題の定義にツッコめばいいのか……」

妹「とりあえず不正解は不正解なので罰ゲームです」

兄「まいがーーっ」

妹「ではここにa、b、cの3枚のカードがあります。この中から1枚を選んでください。
  さっきも言いましたが、兄に出来ないことではありませんので、必ず実行してください。
  出来なければ罰ゲームの罰ゲームとして、自分は妹の縞々パンツに欲情することをご近所界隈に
  声高らかに宣言して回っていただきます」

兄「なにその人生壊滅フラグ」

妹「それがイヤなら大人しく指示に従うことです。拒否権はありません」

兄「おのれ公明……ちなみにさっきみたいにジャンルの説明とかは集いのか?」

妹「ノーヒントです。ささ、お選びを ズズィ」

兄「ぬう……んじゃぁ……a……いや、cで」

妹(ドッキーーン!)

兄「ん? どした」

妹「い、いえ、何でもありません……cですね……よろしいですか?」

兄「命まで取るようなもんだったら却下するがな」

妹「わかり……ました、ではcの罰ゲームの内容ですが……」

兄「何だ、何をすればいい?」

  プツッ ジーー

兄「おいまて妹」

妹「はい?」

兄「いきなりスカートのホックをはずしてジッパを降ろしにかかるとはどういう了見だ?」

妹「……罰ゲームだから、です」

兄「……」

妹「……」

兄「すまん、1ミクロンも理解できん」

妹「「c」を選んだからですよ、兄……罰ゲームなんだから兄に拒否権は無いんです……」

  ファサッ ストン

兄「おい待て妹! すかっ! スカート落ちてるっ! パンツ見えてるっ! 縞々っ!!」

妹「好き……なんですよね? 縞々。ちょっとだけローレグで、いわゆる勝負パンツなんですよ、これ。
  最も、履いたのは初めてですけど」

兄「おまっ!! ま、待てっ! だからわかんね、意味わかんないからっ!!」

妹「兄が……選んだんじゃないですか、cって……cって言えばcですよ、ちょっと古風な
  言い方かもしれませんけど……」

兄「え゛っ そそそそ、それっていわゆるつまりその……」

妹「肉体関係? 一線を越える? ラクロス? 契り? 言い方は色々ですね。一般的な単語は
  sexということになりますか?」

兄「待て待て待て待て待てまてまてまてまてまてぃーーい」

妹「言ってるじゃないですか、兄に拒否権は無いんです。それとも声高らかに叫び回りたいのですか?」

兄「それ以前の問題だ!! 妹とそんなことできるか!!」

妹「兄の下半身はそう言ってはおられないようですが?」

 イァン モッコリーン

妹「男性経験の集い私でもそれがどういう状況か、くらいはわかります。私のパンツに欲情
  してくれてるんですよね? 兄は」

兄「生理現象だっ! 不可抗力だっ!!
  つい昨日までオナネタにしてきた現物が目の前に出てくりや当然こうなるだろうがっ!」

妹「えっ……」

兄「あ゛っ……」

妹「兄……その……今のはどういう……」

兄「い、いや、その……」

妹「……ジー」

兄「止めて……見ないで……」

妹「ご説明していただくまでは……」

兄「ぬう、う……」

妹「お願い、教えて、お兄ちゃん(はあと) 」

兄「ぐああああああああっっ! だってしょうがないじゃん! おまえ可愛いもん!!
  めっちや可愛いんだもん!! 超ストライクなんだよ!! 三球三振なんだよ!!
  なんでお前妹なんだよお!! 妹じゃなかったら速攻口説くよ!!
  既成事実作ってでも無理矢理彼女にしてぇよ!!」

妹「・・・・・・」

兄「ゼィゼィハァハァ……と、いうことだ……だからはやくスカート履いて出て行ってくれ。
  正直理性ギリギリなんだ。まかり間違って手なんか出して今の関係が崩れるくらいなら
  おれはまだ妹の兄でいたいんだ……」

妹「・・・-」

兄(このまま出て行ってくれれば30秒で自家発電完了する自信はあるがな)

妹「……ではこのままで居れば兄の理性が持たない、ということですね?」

兄「は?」

妹「耐えられなくなった実の兄が妹に襲い掛かり、抵抗空しく兄の毒牙にかかって若い身空を
  散らしてしまう状況が発生してしまうわけですねっ!」

兄「い、いや、な、何を言ってるんだ妹」

妹「兄……ううん、お兄ちゃんも私と同じだったんだね……うれし……私だけじゃなかったんだ、ね……」

兄「は? え? あ? お? いやお前なんか口調が……」

 ブワッ

兄「なぜ上まで脱ぐっ! 止めろって! マジで!」

妹「えへ、ブラもお揃いなんだ。あ、あんまり大きくないけど……そ、それでも
  ち、ちょっとは興奮してくれる、よね?」 ギュッ

兄「抱きつくなっ! 頼む! 頼むから止めてくれ!!」

妹「そこまでイヤなら本気で振りほどいてよ。お兄ちゃんの力ならわけないよね? でも……」

兄「妹……」

妹「私だってお兄ちゃんのこと好きだよ? 嘘じゃないよ? ホントに好きなんだよ」

兄「そ、それって……」

妹「いつも傍に居て欲しかった。キスして欲しかった。ぎゅって抱きしめて欲しかった
  丁寧語で話してたのだって、そうでもしないとなんか自分を抑えられる気がしなくて……」

兄「妹……お前……」

妹「だから……私は……いいよ?……ううん……」

兄「・・・・・・た、頼む、止めてくれ……それ以上は言わ……」


妹「お願い、お兄ちゃん……私に……間違ったこと、して?」

 *  *  *  *

兄「はっ!! うおぁ! ゆ、夢か……焦ったじゃねえか……まさか妹がそん……な……事……」

妹「スヤスヤ……」

兄「同じベッドで隣に寝てる妹……
  妹素っ裸 + 俺素っ裸 + なぜか頭にかぶってる縞々パンツ……
  如何ともし難いこの周囲に漂う匂ひ……オーマイガー orz」

妹「zzz……」

兄「言い訳……できる状況じゃ……ねえよなあ……」

妹「ムニャムニャ……お兄ちゃぁん……ニヘラァ……」

兄「猫ロでそんな寝言言うなよお、妹……可愛すぎんぞちくしょう……」

 ムクムクムク

兄「おおう、我ながらデリシャス節操なし」

妹「ふぁぅ……はへ?……ほひいひゃんらあ……わぁい……ギュッ……」

兄「うおう! 寝ぼけているとはいえこちらも節操なしーーっ!!」

妹「ふぁれ?……あは、おにいひゃん、おっひい……もぐもぐしてあげりゅ……」

 モグモグムグムグ

兄「もあでんじゃらーーーすっ!!!!!」

妹「ひほひいい? ほひいはん?」

兄「翻訳すると気持ちいい?とか言ってるんだろうけど止めろ妹ぉーーー!!」

妹「ふへ? らっへおひいひや…………っ!?!?!!?!?!!」

 ガバッ! ズザザザザッ!!

妹「う……あ……え……あの……その……えと……」

兄「正気に戻ったか」

妹「えと、その……うん……///」

兄「あー、その……まあ、今さら身体隠さなくてもいい。さんざっぱら拝ませてもらったから」

妹「っ?! えう……あう……その……///」

兄「あ、あのさ……妹」

妹「ビクッ! は、ははは、はいっ!」

兄「いや、そんなビビらんくても……てゆ-か、その……まあ、どんだけできるかわからんけど……
  その……責任はとるから、さ……」

妹「えっ?」

兄「や、その……いわゆる避妊的なことを一切合財しなかったわけだから、その……結果が残っても
  仕方が無いというか……だな……」

妹「え、あ、えと……うん……」

兄「その……認知、とかそういうの色々難しいと思うけど、な、なんとかしてみるからさ」

妹「……はい……あ、あの、でも、その……」

兄「ん?」

妹「えと……その、今日、は大丈夫な日ですから……100%じゃないけど、大丈夫……だと、思います」

兄「え、そうなの?」

妹「はい///」

兄「そ、そうか……ま、まあ、その何かあったらすぐ言ってくれ、全部俺の責任だから」

妹「はい……ありがとうございます兄。でも責任の半分は私なので、兄ばかり責任を感じる必要はありません」

兄「そういうわけにはいかんだろ、こういうのは男の責任だ」

妹「嬉しぃ……です。兄を好きになってよかった……です」

 ギュウ

兄「ま……俺もまさかこんな日が来るとは思ってもみなかったから……って、妹。なんか口調が戻ってるぞ?」

妹「……///……言わせないでください。まだすっごく恥ずかしいんですから」

兄「? あんなことしといてお前恥ずかしいも何も……」

妹「っ!?」 ボフッ!

兄「ぐぼっ! ま、枕で殴るな枕で」

 ボフンボフンボフンボフン

兄「まて、待て待て妹、わかったごめん、よくわからんけど謝るから」

妹「兄はデリカシーが無さ過ぎです!」

兄「ま、まぁ……そういった方面の知識が無いの認めるが……じゃぁどうすればいい?」

妹「そんな簡単な問題もわからないのですか。では罰ゲームです」

兄「は?」

妹「ば、罰ゲームとして、私と一緒にお風呂に入っていただきます。勿論お風呂場までお姫様抱っこで!」

兄「……聞くだけ無駄だと思うが、俺に拒否権は?」

妹「あると思うのですか?」

兄「聞くだけ無駄……だよな?」

妹「正解です♪
  ご褒美として私と一緒にお風呂に入ることができます。お風呂場までお姫様抱っこできる権利付きで♪」


 おしまい。


昨日酔った勢いで書いた。
割と反省してるので許していただきたくw


ここまでキャラ作りこんでるなら100まであっても良かった
また酔って次作作ってくれ

キャラのテンション高すぎて時々うざいこと以外最高だった
乙乙

続き見たかった


>>18 この手のssはこんなもんだろ

そんなことないよ
もうちょっとテンション落とせるだろ
酔った勢いなら仕方ないけど

兄のキャラのイメージが妹より弱いからウザく感じるのはあると思う
とはいえこの手のはむしろこうじゃないとキャラが弱くなる(みんな同じようなキャラになる)
どっちもどっちだな
ま、俺は嫌いじゃないぞもっとやれください
というか続きはよ

続きはよ

1っす
レスいっぱいサンクスー
おしまい、って付けたのに続き書くのは有りなのか、ここはw
あと酔って書いたは間違いないけど酔ってなくても同じテンションのものが出来上がると思う、申し訳ー

続き書くのは大歓迎だよ。
速報と違って依頼して落として貰う方式じゃないしね

敬語妹は至高

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