男「安価で脱出」(98)

男「はい?」

友「だからお前バカだから言っても意味ないっての」

男「え? バカ? 天才ですけど?」

友「天才じゃないだろ、ナゾナゾが得意なだけじゃないか」

男「ナゾナゾの天才ですが?」

友「だからナゾナゾだけ得意なやつに恋愛相談なんて無理なんだよ」

男「言ってくれるねぇ……」

男「でも俺がバカだとは関係ないだろ」

友「バカだろ! 何が『俺が彼氏を襲って彼女が助ける大作戦』だよ!」

友「配役逆だろ!」

男「いやいや」

男「……」

男「て言うか来週遊びに行くか、山へ」

友「……」

友「こんな奴だから言いたくないんだよ」

男「何を?」

友「いや別に」

男「そういや最近やけに気が立ってるよな」

男「okkt大作戦の計画段階くらいから」

友「当たり前だろ」

友「……まぁいいや、山だな、女誘って行こうぜ」

男「いやむしろ誘われたんだよ女に」

男「友くんもよかったらって」

男「あの時の大作戦で親密になった次期彼氏といけばいいのにな」

友「お前……」

男「じゃ、またな」

友「……ここまで鈍感と言うことはアニメや漫画だとあいつ主人公だな」

翌週

女「平日の昼間ってやっぱ人空いてるね」

友「まぁ俺たちみたいに夜間大学って少ないだろうしな」

男「おい! おい!」

男「時間ぴったりに電車来たぞ!」

友「……よくあいつ入れたな」

女「頭はいいみたいだよ」

女「性格も優しいし、面白いし……」

女「でも恋愛に関しては鈍感……」

友「あいつ頭いいんじゃなくて脳ミソ柔らかいだけじゃね?」

友「俺は意地でも認めないぜ」

友「それに今回でもっと仲良くなりなよ」

女「うん」

友「……」

男「早くしないと置いてかれるぞ」

2時間後

電車→バス→徒歩

友「ここって……」

男「あん?」

友「い、いや別に……」

女「ねぇ知ってる? ここにはね、怖い幽霊がいるんだって」

男「」ガクガクブルブル

友「ビビりすぎだろ」

男「嫌だ、科学で解明されてないこと、物理現象で証明されてないことは嫌だ」ガクガクブルブル

女「言い伝えだよ、大丈夫だから」

男「だよな!」

女「でも一度入ったら二度と出れないんだって」

女「出れたら願いが叶うらしいんだけど、前例がないからわかんないよね」

男「」ガクガクブルブル

友「おいそこらでやめてやれ」

そしてこの三人は思わぬ運命に導かれる



男「今何合目辺り?」

友「7くらいじゃね」

男「7から大変って聞いたぞ」

友「それ富士山」

女「あ、見て。あそこの洞窟で休憩しない?」

男「良いねぇ」

友「んじゃそうしますか」

洞窟内

友「……」

男「……」

女「……」

男「ス、スケルトン?」

友「起き上がったらそうだろうな……」

男「うわぁ……」

女「で、出よう」

男「そうだな……」

男「ん?」

ガッシャーン!!

男「え?」

友「おい上!」

男「尾井上?」

男「……!! に……にげろぉぉぉ!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」」」

男「何で! 何で上から棘が迫ってくるんだよ!」

友「知るか!」

女「でもこのままじゃ……!!」

男「やだよ俺広範囲鉄の処女の餌食は!」

友「なんとかならんのかよ!」

男「あ、あれ!」

男「レバーみたいなのが!」

友「よし任せろ!」

バッ!

グゥィン!

ギギギギギ……

男「と、止まった?」

女「よ、よかったぁぁぁ……」

友「なんなんだよいったい……」

始まりの扉

男「……何だこの扉」

男「フッ! ……開かない……取っ手はないしどうやって……」

女「戻らない……?」

友「戻れない」

男「最初ガッシャーン!!って音がしたけどありゃ道を塞がれた音だろうしな」

友「じゃあ……」

女「ま、待ってれば……」

男「こんなとこに人は中々来ない、来るときにちゃんと道が補正されてなかったのが証拠」

女「じゃあどうすれば……」

友「進むしかないってことだな」

男「何ヵ月も待つよりはいいだろうな」

女「でも進めない戻れない、どうするの?」

男「……」

友(コイツ昔から頭の回転は早いしもしかしたら……)

男(取っ手はない、扉は押しても開かない、戻れない……周りにあるのは岩、岩、岩……)

男(……さっきのアレを使えば……?いやまだわからん、どうしようか)

↓1

諦める

男「……無理だな」

友「え……?」

男「進むも無理、戻るも無理、じゃあどうするんだ?」

男「周りは岩だけ」

女「そんな……」

友「……あ、あのさ」

男「もう終わりだな」

男「遅かれ早かれ死ぬなら先に逝かせてもらうよ」

ガンッガンッ!

女「ちょっと! やめて! 頭おかしくなっちゃうよ!」

友「……女来てくれ」

女「……?」

男「うぅっ……」バタ

その後、俺は目を覚ました

だがある1つ以外覚えていない

男と女が扉を開け、いくらか時間が過ぎた頃、俺を抱えて病院に運んだ

それだけだ

なぜか後悔している

道があったはずだと思っている
理由はわからない

end

男(取っ手はない、扉は押しても開かない、戻れない……周りにあるのは岩、岩、岩……)

男(……さっきのアレを使えば……?いやまだわからん、どうしようか……)

↓1

いや、なぜここに洞窟がある?
そう、通り道だからだ!
進め!進み続けるのだ!

男「いや、なぜここに洞窟がある?
そう、通り道だからだ!
進め!進み続けるのだ!


友「おぉう……」

女「ど、どうしたの?」

男「つまり洞窟があるってことは掘ったか、まだ先があり道があるんだ」

男「しかも扉だぞ?この謎を解けば出れるかもしれん」

友「いやいや、だからどうやって……」

男「明けない夜はない、開かない扉なんてないんだ」

友「いきなりどうした」

男「心当たりがある、来てくれ」

女「うん、男くんがそういうなら!」

友「頼んだぞ」

友「……ここか」

男「さっきレバーがあったろ? あれに何かあるんじゃね?」

友「さすがだな」

男「まぁなフフン」

女「でもどうやって開けるの? 向こういったらまた……」

男「えーと……」

↓1

レバーを逆に動かしてみよう

男「レバーを逆に動かしてみよう」

女「大丈夫なの?」

男「さぁ?」

男「まぁ物は試しだけど」

友「でもまた棘が来るかもしれん」

男「そこが問題だ」

友「……お?あそこに窪みがあるぞ」

男「ホンマや」

友「とりあえず動かしたらあそこに隠れよう」

男「了解」

グググ

グゥィン!

ギギギギギ

男「やっぱ動き出した」

ガッシャーン!!

男「夏場に服要らずになった」

友「下にいたらな」

男「お、この棘、上に乗れるぞ」

女「棘が降ってくるんじゃなくて、壁ごと棘が来るんだ……」

男「とりあえず乗って扉まで行ってみよう」

友「時間差で戻るかもしれないから急ごうぜ」

男「そうか?」

友「善は急げだろ」

女「使い方違うよ」

男「まぁいい行こう」



男「なんだこの小さい穴」

友「鍵だったりして」

女「あれ?私これにあう鍵持ってる」

男「なんで?」

友「……そうか」

女「差してみるね」

ガチャ

キィィィィ

男「開いたぞ」

友「生き残れたな」

女「良かった……でも何で持ってるんだろ……」

男「まぁいいじゃん助かったし……わっ! 上がりだした! 跳べみんな!」

友「よっ」ピョン

女「わっわっ」ピョン

―――

男「さて、さっきの扉から歩いてきたけど……」

友「丁度3つの分かれ道だな」

女「一人は嫌だよぅ……」

男「うーん……どうしたもんかな」

↓1、2

直進あるのみ
真ん中

一人は怖いので友と女に前後を挟んでもらう

男「真ん中行くか」

友「いや左だな」

女「私は左かな」

男「なんだ?一人ずつ行くのか?」

友「別にいいぜ」

女「私は……」

男「お前ら俺に怖い思いをさせるのか?」

友「……」

男「あぁ?」

女「じゃあ一緒にいく、私も一人嫌だから」

友「知らねぇぞ」

男「俺真ん中な、安全圏」

友「はぁ……」

真ん中の道

男「この洞窟どこまで続いてんの?」

女「ね、ねぇ」

女「さっきから同じ道……じゃない?」

男「まさか」

女「だって……さっき置いといたヘアピンが……」

友「ループしてるな」

男「えぇ……」

男「てかなんでループなの? 異空間なの?」

女「あれ? さっきこんなのなかった……」

女「あの岩のところ」

男「なんだ?」

↓1

いかにも怪しそうなスイッチが

男「おぉ」

友「最初からあったんじゃね? 茶色いし」

女「気付かなかっただけかな」

男「でもこれ……」

女「怪しい……」

友「そこは気にすんなよ」ボソ

男「え? なんだって?」

友「腹立つわぁ……小鷹真似腹立つわぁ……」

友「まぁ押してみよか」

ポチ

女「大胆……」

男「お前……」

ガガガガガ

男「あれ?落とし穴?」

友「まさか」

男「……階段みたいだな……」

友「降りてみる?」

女「ここまで来たら……うん」

男「なんなの二人とも……その果敢なる勇気を分けてくれよ」

コツコツ

コツコツコツコツ

コツコツ

拒絶の扉

男「また扉か……」

友「なんか書いてあるな」

女「……読めない」

男「訛り英語だな、意味は拒絶の扉」

女「あぁ、男くんのお母さんイギリス人だもんね!」

友「またちょいちょい被せてくるな」

男「取っ手はなし、あからさまなレバーあり」

友「誰が引くか……」

女「うぅん……」

男「俺死にたくないよ」

友「いやみんなそうだろ」

男「性転換したくないよ!」

友「それはお前の意識次第だろ」

女「どうするの?」

男「ここは……」

↓1

全員で

男「死ぬときは一緒、みんなで!」

友「まぁいいか」

女「し、死にたくないよ……」

男「行くぞぉ!」

ガッチャン!

ガコン

女「えっ……」ヒュウウウ

女「キャァァァァアアア!!」

男「う、内股で落ちていった……ってそれより女ぁぁぁぁあ!」

友「おい、あっちにまた2つレバー出てきたぞ」

男「何で冷静なの!? 死んだかもしれないんだぞ!?」

友「大丈夫だって、声響いてたし、そんな深くない」

男「……それもそうか……いやでも怪我を……」

友「心配なら早く探しに行こうぜ」

男「わかった」

男「せーの!」

ガッチャン!

友「おう!」

バッタン

男「え?」

ポツーン

男「返し扉……?」

男「えぇぇぇぇえ!?」

男「おい友! どこいった!」

男「……」

男「あの扉が空いてる……」

男「行くしかないか」

男「……なんか……すげぇ城って感じだな」

男「石の扉と……草? 草の扉か?」

男「ここを抜けなきゃ先にいけないのか……」

男「よし」

↓1

石は当たったら痛いから草

男「石固いもんな、痛いもんな」

男「てことで草の扉へ!」

ワサワサ

男「……部屋か……草の部屋ってのもアレだけど」

バババ

ボゥ!

男「ファイアー?」

男「あっつ!あっつ!死ぬて!死んでまうがな!」

男「まずい……逃げなきゃ……」

男「出口は塞がれている……」

男「はっ! そういえば登山用リュックに……」

トンカチ ブルーシート お弁当 雨合羽 ロープ 釘 長靴 帽子 燕尾服 ライター コンタクト(写輪眼、ギアス、カラコン)

男「いっぱいあるけど……」

↓1、2

マスターボール

ライターで反対方向を先に燃やして安全地帯を作る

男「マスターボール……そうか、これでポケモンを呼び出して……ってばかぁ!」

男「次は……ライターで……」

男「あぁ、火→←火で相殺できるんだっけな」

ボゥ!

男「頼む……」

ボワァァァ

プスプス

男「助かった……ん?」

男「穴……がある」

男「行ってみるか」

男「暗いなぁ……」

男「……お、灯りが」

ホール

男「まただだっ広い所に出たな」

男「絵画か……作者名は……え?これって……」
ガッチャン!

男「はい?」

男「あれ?閉められた?」

男「……おぉ、何かスイッチ出てきた」

男「ん?文字?」

性格は大胆
異性の友達は一人
絵画の才能がある
異端者扱い
ハブられ者
親友は一人
たった一人

男「……んー」

男「まぁナゾナゾかな」

男「余裕だが不安があるな」

男「答えるのはスイッチを押せばいいのか」

男「うーん」

↓1









男「ポチっとな」



ゴゴゴゴ

男「また新しいの来たよ」

男「袋と文字か」

サンタさんがプレゼントを持ってきた
中身がわかるようにラベルを貼っていた

イタズラのトナカイが袋のラベルを全て変えてしまった

1つだけ中身を取り出してラベルを当ててね

男 女 その他

男「言葉遣いが変わったな……さっきのは正解でいいのか?」

↓1



男「じゃあこいつから…」



ベリ

ガッコン

男「さて次は何だ」

男「………………」

男「何もないな」

男「んぅぅ!時間差かな……ん?」コンコン

男「あれ……天井こんな近かった……?」

ゴゴゴゴ

男「ひぃっ!」

ムギュ

ブチ

友と女は無事脱出

二人は今回のこと、男のことを忘れ二人仲良くくらしましたとさ

そしてあの洞窟は今は塞がれ、誰も入れないのだが、毎週日曜になると男女の名前を呼ぶ声が聞こえると言う

end

性格は大胆
異性の友達は一人
絵画の才能がある
異端者扱い
ハブられ者
親友は一人
たった一人

男「……んー」

男「まぁナゾナゾかな」

男「余裕だが不安があるな」

男「答えるのはスイッチを押せばいいのか」

男「うーん」

↓1







失礼
中以外でお願いします

↓1



男「まぁ縦読みで下だよな」

ポチ



ゴゴゴゴ

男「箱が出てきた」

男「……あぁ相対性理論か、俺にはさっぱりだな」

男「もう一枚……」

男「……悪魔……子……生……死ねば……い」

男「……?」

男「なんだこれ」

カチャ……

ジョボボボ

男「うぉ!水が! ヤバイこのままじゃ……!」

1時間前 女

女「いったぁ……」

女「下がクッションになってたから良かったけど……」

女「おおぉい!」

女「……ダメか」

猫「にゃお」

女「ひっ……あ、猫ちゃんか……ってなんでこんなとこに……」

グッグ

猫「にゃ」

女「付いてこいって言ってるの?」

女「……このままいても仕方ないもんね、案内してくれる?」

猫「にゃあ」テクテク

歓喜の扉

女「ここは……」

女「……読めないなぁ」

猫「にゃ」

女「ん?……あ、スゴい、気付かなかった」

女「こっちの大きい扉はフェイク、そっちが本物なのね?」

猫「にゃぁ」

女「うん、行こ」

ホール

女「広いなぁ……」

女「あれ?その紐どうしたの?」

猫「にゃっにゃっ」

女「引っ張るの?」

グッ

バンッバンッバンッバン

女「え!? なに!?」

女「写真……? どこかで見たような……」

猫「にゃ」

女「石を交互に置いて何してるの?」

女「……あ、写真を並び替えろ?」

猫「にゃっ!」

左にはココアと一緒に写ってる赤ちゃん

真ん中にはアメを持った小さい男の子

右にはキノコ狩りをしてる少年の後ろ姿

女「……?」

猫「にゃあ……」

女「ま、待って、頑張るから!」

猫「にゃ」

女「うぅん……」

女「どういうことだろう……」

↓1

例 真ん中→左→右

普通に考えれば左→真ん中→右だけど…

右→左→真ん中だ!

女「右→左→真ん中かな」

ガコッ

ガガガガガ

女「扉!」

猫「にゃあお!」

女「しりとりだったんだね、私でもわかってよかった……」

女「あれ?そっちは扉じゃ……」

猫「なぁお」

女「箱?」

女「よいしょ……」

ズズズ

女「新聞……古いなぁ……15年前の?」

女「この頃まだ私5歳だったなぁ……あれ……何か忘れてる気がする……」

猫「にゃ!」

女「あ、あ……置いてかないでよぉ!」

女「何だかよくわからないところ……」

猫「にゃ」

女「これは……服」

女「子供服だね」

女「てことは……この薄暗い部屋は子供部屋?」

猫「にゃぁ……」

女「どうしたの?」

タテヨミデシタダヨナ

女「! 男くんの声?」

猫「にゃ」

女「そっちね?」

女「ここは……古い写真がいっぱい……家族?で写ってるのもたくさん」

ウォ!ミスガ!

女「お、男くん!?」

女「どうしたの!?大丈夫!?」

―――
男「その声は……女か!良かった無事なんだな!」
―――

女「うん!そっちは?」

―――
男「このままじゃ溺死だ、そっちから助けてくれないか!」
―――

女「わ、わかった!何か探してみる!」

女「で、でも……」

猫「にゃあお!」

女「え?」

女「……穴から出たり入ったりして……」

女「そうか! 水が入る穴があるなら排水溝もあるってことね!」

猫「にゃ!」

グッグ

女「これは……またナゾナゾ!?」

女「で、でもこれを解けば助けられるの?」

猫「んにゃあ!」

女「わかった、頑張る!」

3人交代
9回


投打
投球少
コールド

女「これは野球のこと?」

女「で、でもこれだけじゃ……」

猫「にゃにゃ!」

女「数列……ここの数字を入れたら止まるの?」

猫「にゃ!」

女「……時間がない、やるしかない!」

↓1

例 100球→100
50球→50

27球

せやな

女「えと……27球……だよね」

ガコッ

ドドド

―――
男「うわぁぁぁぁあ!」

男「ヤバイ!水の量が増した!」
―――

女「え!?」

女「違うってこと……?」

女「え……え……え」

↓1

残り2回

2

女「2球……」

ドドドドドド

―――
男「あっぷあっぷ」
―――

女「これも違う……じゃあどうしたら……」

女「27球は違う……2球も違う……」

猫「にゃにゃ」

女「……うなだれてる……? どういうこと?」

女「……あ、負けたってことかな」

女「でもそれになんの……」

コールド

女「あ! コールドってことは試合は最後まで続けられていない! ……」

女「でも9回って……」

女「9回まで投げてコールドってこと?」

女「えっ、でもコールドって途中で終わったこと……だよね」

女「9回まで投げて27球」

女「でも違うってことは……もっと少ない」

猫「にゃー……」

女「つまり、9回まで『投げて』27球より少ない数」

――女「うなだれてる……?」

女「あっ! サヨナラ!サヨナラ負けだ! これなら2球少ない25球!」

猫「にゃ!」

―――
?「文をよく見ろ! まだ足りないはずだ!」

女「え……? これも違うの? じゃあ一体……」

↓1



10

15

9回でコールド?

?(?_?)?

もしや9回ってイニング数じゃなく投球回数か?

コールド→×
イニング数9回でサヨナラ
最小投球25球
2×5=?

という問題でした

ややこしくなってすいません

↓1 回答お願いします

×はそう言う意味だったのか

じゃ10球って事だな

  /⌒ヽ
 (´・ω・)
 (   )
  u-u

女「コールド→×ってこと……だよね」

女「25球……あ! 10球だ!」

ガコッ

ジャーー

―――
男「水が……」

男「助かった……ありがとう! 向こうで合流しよう!」
―――

女「うん!」

女「……それにしてもさっきのは……あれ?」

女「猫ちゃん? どこいったの?」

女「……消えちゃった……よし、進もう」

合流地点

男「さっきは助かったよ」

女「ううん、ヒントくれたの」

女「よくわかんないけど男の人が」

男「へぇ……まぁいいや、友を探そうぜ」

女「うん」

別れ道

男「さて」

女「どっちに行こう」

男「うーん」

↓1



男「左だな」

女「わかった」

男「何で左かって言うと若干如意棒が左寄りだからだ」

女「き、聞いてないよ……」

……

男「新しい扉来たぞ」

男「今回は開きそうだな」

ガタン

男「ここは……」

女「あっ、友くん!」

男「おぉ! 大丈夫だったか!」

友「おぉ、そっちは平気だったか」

男「すげぇななんともなかったか?」

友「まぁいつものことだったしな」

男「?」

友「さっさと出ようぜ」

女「うん!」

圧迫の扉

男「圧迫……わからん」

女「入ってみようよ」

友「あぁ」

……

友「ここは長居したくない、早く出るぞ」

男「出るったってどこに……」

女「あ、あそこにレバーあるよ!」

男、友「それフェイク」

女「え?」

男「今までの見てるとあからさまなのは次の道だけど」

友「風が吹いてる」

男「つまり出口が近い」

友「そこでやすやすと逃がすわけがない」

女「あ……はい」

男「しっかしお前も気づいていたとはなぁ」

友「当たり前だろ、お前だけには負けたくねぇんだよ」

男「はい?」

友「早くしろ、こっちが出口だ」

男「いやそっちじゃなくてこっちだ」

女「どっちなの……?」

友「こっちだ」

男「いやこっちだ、女、決めてくれ」

女「えぇ……」

↓1

ホモルートへ

女「そうだ、如意棒勝負と行こうじゃない!」

友「え?」

女「お互いに局部をまさぐりあって先に出した方が負け、勝った方にいく!」

男「な、なにを……」

女「さ!」

男「さ! じゃねーよどこの愛ちゃんだよ」

友「……お前が言うなら」

男「おいまさか……」

5分後

友「ふっ……う……」

男「や、やめようぜ……うっ……」

友「あいつのためだ……あぁ……」

女「埒が明かないなぁ……先にバックをとった方が勝ちに変更!」

男「お前いつからそんな……」

ババ

男「ひっ!」

パンパンパン

男「うああああ!」

友「ふっふっふっ」

パンパンパン

男「アッーー!」

女「それいけやよいあな!」

男「そんなのないアッーー!」

何の脈絡も無くホモルートとか面白いと思ってんの?

その後、穴からバイ菌が入り、男はショック死亡

友は罪悪感により自害

女は悶絶死


end

友「こっちだ」

男「いやこっちだ、女、決めてくれ」

女「えぇ……」

↓1

男の方

女「お、男くんで……」

友「はぁ……」

男「よし、じゃあこっちだな」

女「あれ、ちっちゃい扉あるよ」

男「そんなことより脱出だ、ついてこ」

ドンッ

男「おわっ!」

女「きゃあ!」

友「ダメだお前ら」

友「そいつの方行ったら確実に死ぬぞ」

ガガガ

ガコン

男「お、おい!開けろ!」

―――
友「あとで出してやるから待ってろ」
―――

男「おい!」

女「ど、どうなっちゃうの……?」

男「ここは待つしか……」

女「……」

男「なぁ、どうやってここまで来たんだ?」

女「あ……猫ちゃんが案内してくれたの」

男「頭いい猫だな」

女「うん、人間みたいだったよ」

男「俺は一人だったからなぁ……」

男「あ、俺なんか変なの見つけたんだ……これ」

女「……悪魔…子…死…」

女「何か怖いね…」

女「私も懐かしいの見つけたよ」

女「15年前の新聞」

男「へぇ、でも俺5歳までの記憶ってないんだよ」

女「え? 男くんも?」

男「え?」

男「女も?」

女「うん」

男「……」

女「……」

男「見たら思い出すかもな」

女「うん」

男「……これは……」

……
友「この岩をこっちに動かして……」

ズルズル

友「あとは……」

ウィーン
ガガガガガガガガガガ

友「マジかよもうタイムリミット……!」

友「い、急がないと……!」

友「くそ!間に合わない!」

友「せめてあいつらだけでも……」

ウィン
ガーーー

友「……? 壁が戻ってく?」

男「圧迫の扉、意味は読んで字のごとく圧迫され、死ぬ」

男「だけど壁が動くなんて魔法かなんかだ」

男「ここが山のなかじゃなかったらな」

友「お前どうやって……」

男「恐らく山の頂に雷を吸収する装置でもあるんだろう、そのおかげでこの『家』の仕掛けは止まることなく動き続ける」

男「現象には必ず原因がある」

デンデデンデンデンデデデデー

友「思い出したのか……」

男「電気で動いているなら回路があるはず」

男「ならそれを逆にしてやる」

男「人が10分ここにいたら壁起動→人が10分ここにいたら壁は動かない」

女「終わったよー!」

友「……」

男「今までごめん、気づかなくてさ」

女「こっちもごめんね」

友「……」

男「お前一人で苦労してたんだな」

女「よく遊びに来てたけどほとんど君の部屋だったからね」

友「……こっちこそごめん」

男「え?何が?」

女「?」

友「思い出忘れさせてごめん」

男「いやこれはただ忘れてたんだよ」

女「そうだよ、どうしたのさ」

友「知ってるだろ?」

友「俺頭いいんだよ」

男「昔はそうだったよな」

女「いっつも学者さんいたしね」

友「子供ながらに優越感に浸ってさ、そしたらお前らがこんなとこに迷いこんできた」

男「海に遊びに行ったんだよな」

女「うん、あの海の洞窟からここに繋がってるの知って、毎日来たよね」
友「ガキは嫌いだった、自分より頭悪いから」

友「だけど違ったよな」

友「お前らは天才物理学者の息子と、マッドサイエンティストの娘」

友「俺が敵うはずないんだよ」

友「悔しかったよ」

友「今まで悪魔の子、生まなきゃ良かった、死ねばいい」

友「そればかり言われてた、正直死のうと思ったさ」

友「でもお前たちのおかげで目標ができた」

友「いつか見返してやる」

男「いやいや」

女「いやいや」

友「そう思いながらも楽しく過ごしたよな」

友「それから間も無くのことだ」

友「毒ガスとは違うんだが確実に効果があるガスの開発に成功したんだ」

友「それが嗅いだ相手の記憶を忘れさせ、脳の働きも低下させる」

友「でもどこか失敗だったんだろうな、お前らは脳の働きは正常だった」

女「何でそんなものを吸わせたの」

男「いや、吸わせたんじゃないよ、助けたんだ」

友「そう、ある衝撃でガスが漏れたのを男が助けてくれた」

友「おかげで俺は無傷、近くにいた女まで巻き込んでお前らは記憶を失った」

友「俺はその頃からお前らとは違う場所にいた」

男「俺はどこにつれてかれたんだ?」

友「さぁな」

友「ただ不自由ない暮らしはできたはずだ」

男「まぁ……」

友「罪悪感でお前たちに謝ろうとしたよ」

友「そして高校で会って、言い出せなくて、ここまで来た」

友「ほんとにごめん」

女「まぁ別にいいよ」

女「怒ってないし」

男「だよな」

友「……」

男「さ、帰ろうぜ」

友「……ありがとう」

女「ラーメン食べよ!」

男「お前性格変わってね?」

数か月後

男「なぁ、前に閉じ込められる前の帰り道でさ」

男「okkt大作戦のとき」

男「何を言おうとしたんだ?」

友「……早く女もらってやれ、じゃないと俺がもらうって言いたかった」

友「まぁどっちかが手に入れたらお別れかな、そんなもんだし」

女「お、キター!」

男「何言ってんだ俺達3人親友だろ?」

友「……そうだな」

男「よしラーメン行こう」

女「ラーメンラーメン」

友「またかよ」

終わり



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