コナン「ただいま」(37)

コナン「あれ? 誰もいないのかな?」


コナン「ドアは開いてるし・・・」


コナン「蘭は買い物で・・・・おっちゃんは風呂かな?」

コナン「あ~、いつになったら元に戻れるやら・・・・」



コナン「おっちゃん風呂長いな・・・・」


コナン「ひょっとして・・・寝てんのか?」


コナン「見てくるか・・・」

風呂場


クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ


コナン「風呂から・・・・変な音がするぞ・・・・・」


コナン「・・・・・・・・・」ガチャッ!

蘭「しんいちぃ・・・・・・」クチュクチュクチュ


蘭「しんいちぃ・・・・・・」クチュクチュクチュ


蘭「しんいちぃ・・・・・・」クチュクチュクチュ


蘭「しんいちぃ・・・・・・」クチュクチュクチュ

小五郎「こ・・・・コナン・・・・」


コナン「お、おっちゃん!! 血が・・・・」


コナン「蘭・・・お前・・・・なんてことしてんだ!!」


蘭「しんいちぃ・・・・・・」グサグサグサ クチュクチュクチュ

蘭「しんいちぃ・・・・ほら・・・・事件だよ・・・・」クチュクチュクチュ


蘭「ほら・・・・お父さん・・・・刺されてるよ・・・」クチュクチュクチュ


小五郎「コナン・・・・に・・・げ・・・・・」バタッ


コナン「あわわわわわ」


蘭「ほら・・・しんいちぃ・・・・人が死んでるよぉ・・・・」クチュクチュ

コナン「はぁ・・・・はぁ・・・・」ダッダッダッダ


コナン「ど、どうしたんだあいつ・・・」


コナン「と、とりあえず・・・・博士の家に・・・・」ダッダッダッダ

博士の家


コナン「博士ぇ!! 居るか!!」


灰原「どうしたの。血相変えて。」


コナン「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」


コナン「そ、それがな・・・・」

灰原「まさか・・・貴方の見間違いじゃないの?」


コナン「いや・・・確かに見た。この目で・・・」


灰原「とりあえず、博士は地下に居るわ。」



コナン「分かった!」ダッダッダッダ


地下室


コナン「博士ぇ!!」

蘭「しんいちぃ・・・・・・」クチュクチュクチュ


コナン「あ・・・・」


博士「蘭君・・・やめるんじゃ・・・」


灰原「あわわわわ・・・・」


蘭「しんいちぃ・・・博士も刺されちゃったよぉ・・・・」ズブズブ


蘭「連続さつじんだよぉ・・・・早く来てぇ・・・・」クチュクチュ


博士「・・・・早く・・・・にげるん・・じゃ・・・」

コナン「灰原! 逃げるぞ!」


灰原「で、でも・・・・」


コナン「ぐずぐずすんな! 早く!!」


灰原「わ、分かった!」ダッダッダッダ


蘭「しんいちぃ・・・・・・」クチュクチュクチュ


博士「・・・・・・・」バタッ

灰原「彼女どうしちゃったのよ!」ダッダッダッダ


コナン「わからねぇよ!」


灰原「工藤君、携帯持ってる?」


コナン「いや・・・・とっさに家を出たから忘れちまった」


灰原「わたしも・・・警察に電話ができれば・・・」

コナン「警察は・・・・」


灰原「迷ってる暇はないわよ!! 彼女見たでしょ?」


灰原「もう私たちにどうこうできる状態じゃないわ」


コナン「そうだな・・・・」


灰原「ここからだと、小嶋君の家が近いから行きましょう!」


コナン「そうだな!」

元太宅


コナン「まさか・・・ここも・・・」


元太「うな重! うな重!」


灰原「よかった。彼の元気な声が聞こえてくるわね」


コナン「よかった。お邪魔するか」ピンポーン

灰原「出てこないわね。」


コナン「元太ぁ! ちょっと邪魔するぞ!!」


灰原「あっちの台所かしら・・・・」


元太「うな重! うな重!」

コナン「げん・・・」


元太「うな重!! うな重!!!」


蘭「しんいちぃ・・・・・・」クチュクチュクチュ


灰原「こ、小嶋君・・・・」


元太「あ・・・あ・・・なご・・・」


うな重「に・・・げ・・・ろ・・・」


コナン「あわわわわわ」

蘭「しんいちぃ・・・どうしてでてこないのぉ・・・」ズブズブズブ


コナン「こ、こんなことが・・・・」


元太「・・・・・・・・・・・」パタッ


灰原「工藤君!! 逃げるわよ!!」ダッダッダッダ


蘭「しんいちぃ・・・・・」クチュクチュクチュ

コナン「ど、どうしちまったんだよ・・・・」ダッダッダッダ


灰原「どこまでも・・・追ってくるのかしら・・・・」ダッダッダッダ


コナン「この先に・・・光彦の家があったな・・・・」


灰原「大丈夫かしら・・・・・」

光彦宅


コナン「いくぞ・・・・」ピンポーン


灰原「・・・・・・・・」ゴクッ


光彦「どちら様ですかぁ?」


コナン「よかった・・・・俺だ!」


光彦「あ、コナン君・・・・それに灰原さんも!」


コナン「ちょっと家に入れてくれ!」


光彦「どうぞどうぞ」

光彦「どうしたんですか? 二人とも慌てて」


コナン「ちょっとな(こいつには・・・何もいうなよ・・・)」


灰原「(ええ・・・・巻き込むわけにはいかないわ・・・)」


コナン「ちょっと電話貸してくれないか?」


光彦「ええ、どうぞ」

灰原「どうだった?」


コナン「とりあえず、探偵事務所に来てもらうように頼んだ。」


コナン「俺たちも事務所に向かおう!」


灰原「彼女が戻ってないと良いんだけど・・・・」


コナン「邪魔したな光彦!」

事務所


コナン「まだパトカーは来ていないか」


灰原「彼女は・・・居ないようだけど・・・・」


コナン「だめだ・・・・おっちゃん死んでる・・・」


灰原「どうしちゃったのかしら彼女・・・」


コナン「パトカーの・・・サイレンが聞こえてきた!」

灰原「とりあず・・・助かったわね・・・・」


コナン「お巡りさん!! こっちで・・・・・」


蘭「しんいちぃ・・・・・」ウーウー


灰原「な・・・な・・・・」


コナン「ま、まさか・・・・・・」


警官「に・・・にげて・・・・」


蘭「しんいちぃ・・・・お巡りさんじゃ事件解決できなかったよぉ・・・・」クチュクチュクチュ

コナン「は、灰原!! スケボーに乗れ!!」


灰原「え、ええ」


シュィィィィィィン


コナン「こんなことが・・・・こんなことが・・・・」

コナン「事務所で携帯は取ってきたから・・・・」


コナン「そうだ!! 高木刑事の番号があったはず!!」


灰原「流石に警視庁までは行ってないでしょう」


prrrrrr

高木「もしもし?」


コナン「高木刑事? コナンですが!」


高木「やぁコナン君!」クチュクチュ


コナン「実は・・・・・」

高木「それは大変だ!!」


コナン「今すぐ警察の人をお願いします!!」


高木「ごめんよ・・・・こっちも大変でね・・・」クチュクチュ


コナン「・・・・え?」


高木「・・・・・・」クチュクチュ

佐藤「蘭さん!落ち着いて!!」


目暮「・・・・・・・・・」クチュクチュ



高木「・・・・・・・・」パタッ


プー プー

灰原「どうしたの?まさか・・・・」


コナン「だめだった・・・・・」


灰原「そんな・・・・・」


コナン「仕方ない。ここで朝まで待とう。流石に蘭もこの場所は見つけられないだろう」


灰原「そ、そうね・・・・」

コナン「どうすれば・・・・どうすれば・・・・」


灰原「落ち着いて・・・・あなたらしくないわよ・・・・」


コナン「そうだな・・・・一旦落ち着こう・・・・」


灰原「こうすれば・・・落ち着くわよ・・・・」ギュッ


コナン「灰原・・・・・」ギュッ

灰原「工藤君・・・・少し・・・抱きつきすぎよ・・・・」


コナン「お前こそ・・・・」


灰原「工藤君・・・・暖かい・・・・」


コナン「お前こそ・・・・・」


灰原「工藤・・・君・・・・?」ギュウウウ


コナン「はい・・・ばら?」ギュゥゥゥゥ

灰原「工藤君、流石に痛い・・・」


コナン「俺も・・・・」


蘭「痛かった?」


灰原「!?」


コナン「ら・・・・ら・・・・・」


蘭「しんいちぃ・・・・・しんいちぃ・・・・・」


蘭「みぃつけた」



コナン「あわわわわわ」





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