霞「オーダー変更するわよ」 (16)

  このssは惜しくも二回戦敗退した永水女子がオーダー変更をして二回戦に臨むssです。

  麻雀初心者なので闘牌描写は稚拙ですが、なにとぞご了承ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408701684

 準決勝一時間前 控え室



 霞「突然だけど、この二回戦はオーダーチェンジします」

 春「はぁ?」

 初美「突然、何を言い出すのですかー、霞ちゃん」

 霞「ふんふむ」

 霞「色々考えた上で この二回戦だけは違う順番がいいと姫様が判断しました」

 小蒔「九面様からのお告げです」

 霞「ということで、変更後のオーダーはこうなりました」

 先鋒:初美

 次鋒:春

 中堅:巴

 副将:霞

 大将:小蒔

 巴「いやいやいや、姫様の判断云々以前に、そんなことしていいんですか!?」

 霞「巴ちゃん...私を誰だと思っているの?」

 小蒔「霞ちゃんは霞ちゃんですよね?」

 霞「そう、私は石戸霞。不可能を可能にする女よ」

 霞「色々な力を働かせ、二回戦以降も同じオーダーにするのなら...」

 霞「という条件付きで特別に認めさせたわ」

 巴「そんなむちゃくちゃ簡単に通るわけ…」

 霞「ふぅ、久々に骨が折れたわ~」

 春「姫様の言うことは絶対」

 巴「そうね、わかりました」

 霞「あっ、そうそう二人ともちょっと来てくれるかしら?」

 霞「降ろさなきゃいけないものを、降ろすのに手間取っちゃって」

 春・巴「?」

 先鋒戦


 初美「うわー、揃いも揃って面子が濃いですねー」

 初美「活発系チビとボンバーマンとダウナー系女子ですかー」


 ~回想 初美~

 霞「取り敢えず、初美ちゃんが先鋒を据えた理由はね」

 霞「裏鬼門で点数を荒稼ぎしてほしいのよ」

 霞「それに、出来る事なら二回戦では姫様を温存したいの」

 初美「あはー、そういうことですかー」

 初美「要するに清澄の大将である宮永咲に回るまでに私達

    四人でどこか一校を飛ばしておく作戦なのですねー?」

 霞「そういうこと。その一校は勿論清澄高校だけどね」

 霞「インターミドルの原村と宮永照の妹以外ははっきり言って

   私達の敵じゃないわ。そこまで強くないのよ」

 霞「とにかく東場は初美ちゃんの北家が来るまでは見に徹して」

 霞「和了る時は聴牌したら即和了しちゃっていいから」

 初美「はいなのです」

 初美「不肖、先鋒薄墨初美、出陣するのですよー」

 霞「頑張ってね」

 ~回想終了後~

 恒子「さあ、全国大会本日はBブロック2回戦!」

 恒子「司会はふくよかでない福与恒子の実況と、」

 健夜「す、健やかでない小鍛治健夜の解説でお送りします…」

 恒子「まもなく先鋒戦のスタートです!」
 

 前半戦 東一局 親:優希

 優希「タコスパワー・フルチャ~ジ!」

 優希「東一局で他家を飛ばすつもりで!」フフフ

 優希「速攻!リーチ!」

 恒子「初っ端から清澄の片岡選手の先制リーチが決まりました!」

 健夜「片岡選手のリーチはいつも早いですね~」

 健夜「だけど、リーチをかけることが最善とは限らない」

 恒子「すこやん、それってどういうこと?」

 健夜「まぁ、見てれば分かるよ」

 

 初美(ふっふっふ~、来ましたね、このタコスチビ)

 初美(東一局目から私は北家なのですよー)

 初美(手牌は①②③④⑤東東南南西西北北なのですよー)

 初美(貴方の言葉、そっくりそのままお返しします)

 白望「ダルい...」捨て牌、東

 初美「ポンです!」

 漫(えーっと、これでいっか...)捨て牌南

 初美「ポンです!」

 四順目の初美の手牌(①西西西北北北 副露東東東、南南南)  

 初美(へっへっへ~、さあ、カモンカモンなのですよ~)

 優希(ううっ、これはどういう事なんだじぇ?)

 優希(リーチ掛けたはいいが、あたり牌の西が来ないじぇ)

 八順目の優希の手牌(223344556677索西)

 優希(ドラは赤と三萬の三枚あるし、混一色二盃口七対子で三倍満確定)

 優希(裏ドラも加わったら数え役満まで伸びるのは確実なんだじぇ)

 優希(そんでもって姫松のカンでカンドラが二索になった)

 優希(リーヅモ混一二盃口七対ドラ5...48000点)ゴクリ

 優希(だけど、早く和了したいのに)

 優希(なんでよりによってここで一筒がくるんだ!)

 優希(とっとと河に沈め!)捨て牌一筒

 9さん、(二次創作なので)そこらへんは甘く見ていただけないでしょうか。

 初美「その一筒、ロンです」

 初美「大四喜・32000点」

 優希「わああああああああ!!!!!」

 東一局点数

 清澄、78000点

 永水、132000点

 姫松、100000点

 宮守、100000点


 恒子「きぃいいいまったあああああ!」

 恒子「東一局でまさかの役満直撃だああああ!」

 健夜「うわぁ~、これは片岡選手のショックも大きいですね」

 健夜「既に彼女の倍満以上はほぼ確定していたんですが」

 健夜「かえって焦り過ぎた為に墓穴を掘ってしまったんでしょう」

 恒子「現実は無常ですが、片岡選手ファイト!」

 恒子「それでは東二局へと突入します!」
 
 恒子「清澄高校の巻き返し成るか?そして他の二校もうかうか

    してられない展開になってきましたあああああっ!」

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