宗介「俺が提督だと?」 (132)

フルメタ×艦これSSです

フルメタの設定としては本編終了後ですが、千鳥がいなかったり設定がテキトーです

艦娘が理不尽に爆破されるけど我慢してね

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408536090

ジェローム・ボーダ「そうだ、軍曹。日本政府から君へ直々の依頼だ」

ボーダ「なぜ君に依頼が来たのかは不明だが、報酬としてミスリル再建への資金援助をしてくれるそうだ」

ボーダ「おかげでいい金づるが見つかったよ」

ボーダ「そういう訳で2週間後に日本の鎮守府へ行ってもらう」

ボーダ「いいな、軍曹」

宗介「はっ。了解しました、提督閣下」

宗介「しかし提督閣下、自分には海戦の知識が全くありません」

宗介「それで自分に勤まるのでしょうか」

ボーダ「そこは安心したまえ」

ボーダ「中佐」

マデューカス「はい、なんでしょう」

宗介「中佐殿?」

ボーダ「中佐から軍曹に最低限の知識がつくよう指導してもらう」

マデューカス「了解しました」

マデューカス「軍曹、私が二週間で戦術のなんたるかを伝授してやる。手加減はせんぞ、いいな」

宗介「はっ。ご指導のほどよろしくお願いします」

ボーダ「これで話は終わりだ。期待しているぞ、軍曹」

―――
――


~二週間後~

宗介(今回の任務は、日本の鎮守府における艦隊の指揮)

宗介(日本政府直々の依頼、しかも俺を名指ししてだ)

宗介(渡された資料に目を通したが、『艦娘』『深海棲艦』など些か信じられん)

宗介(いろいろ思うところはあるが与えられた任務だ。遂行するまで)

―――
――


――鎮守府前――

宗介(ここか)

憲兵「おはようございます。IDはお持ちでしょうか?」

宗介「本日付でここに配属になった相良宗介だ」つID

憲兵「あなたが相良提督でしたか。IDの確認が終わりました。少々お待ちください。今から案内の者が参りますので」

宗介「ああ、ご苦労」

宗介(提督、か)

宗介(どうも違和感を覚えるな)

宗介(それにしてもここの警備は些か薄い気もするが)

宗介(あまり安全とは言えんな)

???「お待たせしました。あなたが相良提督ですか?」

宗介「ああ、そうだ」

大淀「申し遅れました。私は提督の補佐を務めます大淀です」

宗介「俺は相良宗介。階級は軍曹だ」

大淀「軍曹?」

宗介(……そういえばそうだった。ここでは少佐だったな)

宗介「軍曹は忘れてくれ。階級は少佐だ。改めてよろしく頼む」

大淀「? はい、よろしくお願いします」

大淀「それでは早速ご案内いたしますね」

宗介「ああ、頼んだ」

―――
――


――鎮守府正面玄関――

大淀「この建物に主な施設があります」

大淀「では提督執務室へ参りましょうか」

宗介「っ!?まて!その扉から離れろ!」

大淀「? どうしました?」

宗介「罠だ。扉を開けると作動する」

宗介(俺が着任することを知っての犯行か?まさかアマルガムの残党!?)

大淀(はぁ、あの子達ね……)

大淀「すみません、提督。これは多分うちの艦娘がやったのかと」

宗介「艦娘が?扉の後ろに人の気配を感じる。この火薬の臭い……銃火器を持ってる可能性が高い」

大淀「多分提督を歓迎しようとクラッカーを持っているのでしょう。先ほどもクラッカーで遊んでましたね」

宗介「なるほど。だが油断してはならない。敵意ある第三者の可能性もある」

大淀「その可能性はないと思いますが……」

宗介「とりあえず俺は中の様子を探る。君は後ろへ下がっていてくれ」

大淀「は、はあ……」

宗介(窓からは……カーテンが閉まっていて中の様子が見えないな)

宗介(音は聞こえるな。何を話している?)


伊19『ふふふ。このトラップで提督をびっくりさせるの!』

天龍『ふふふ。新任にはしっかり挨拶してやらねぇとなぁ』

伊8『イク、あんまり酷いことしちゃダメですよ?』

龍田『天龍ちゃんもよ~。まぁ面白そうだから止めないけどね~』

天龍『大丈夫だって、死にはしねぇよ』

イク『気絶はするかもしれないの!』

天龍・イク『『ふっふっふ!』』

雷『はぁ、程々にね……』

瑞鶴『それより、新しい提督さんってどんな人なの?』

翔鶴『さて? どんな人かは全然聞かされていませんね』

金剛『面白い人だといいデース!』

電『私は優しい人がいいですね』

榛名『さっき窓から、大淀さんと男の人が並んで歩いてるのを見ましたがあの人でしょうか?』

金剛『きっとその人デース!どんな人でしたカー?』

榛名『遠くからでよく見えませんでしたが、若い方でしたよ。私と変わらないくらいでしょうか』

叢雲『若すぎない?そんな人で大丈夫なの?』

金剛『きっと天才なんだヨ!』

足柄『どんな人でもいいから早く来てくれないかしら。出撃したくて体がうずくのよ!』

川内『私も早く夜戦したーい!!』

瑞鶴『川内うるさい』

川内『私だけ!?』

ワイワイガヤガヤ

名前伏せようかと思ったが面倒くさくてやめました


大淀(あ、提督が戻ってきました)

宗介「君の言った通り、どうやらここの人間のようだ」

大淀「はい……大変申し訳ありません。私からきつく言っておきますので……」

宗介「いや君が謝る必要はない。それに彼女らはどうやら俺を歓迎してくれるらしい」

宗介「丁重に対象しなくてはな」ペタペタ

大淀「あのー……提督?何をなさっているのですか?」

宗介「ああ、プラスチック爆薬を仕掛けている。これで罠を無力化する」

大淀「プラスチック爆薬??」

宗介「肯定だ」

宗介「以前、同僚に『士官は下士官に舐められたら終わりだ』と聞いた」

宗介「よくわからんが、彼女らに手痛い教訓を学ばせる必要があるのだろう」

宗介「彼女らもこれに懲りて、上官にこういったことはしなくなるだろう」

大淀「あの、仰っていることがよくわからないのですが……」

宗介「問題ない。死にはしない。気絶はするかもしれんがな」

大淀「そうではなく……」


宗介「これをかぶってくれ」つヘルメット

大淀「え?あの??」

宗介「爆破する。耳を塞ぎ、口を半開きにしろ。いいな?いくぞ!」カチ

大淀「ちょt」


ドカンッッ!!!!


大淀「」

一同「!?」

宗介「全員持っている武器を床におけ!大人しくしろ!抵抗は無駄だ!」

天龍「」ピクッピクッ

イク「」ピクッピクッ

ハチ「イク!?」

龍田「あらあら」

宗介「貴官らの敗因は俺の戦力を見誤ったことだ。これに懲りたら上官に対してこういったことはやめることだ」

天龍「こ、この俺が……」ガクッ

イク「い、いつか……倍返ししてやるの……」ガクッ


宗介「ふむ……作戦は成功したようだな。他の者は無事か?」

叢雲「あ、あんた何やってんのよ!?」

パシン

宗介「痛いじゃないか」

叢雲「うるさい!いきなり爆破しといて何が『無事か?』よ!」

宗介「先に罠を仕掛けていたのは彼女らだ」

叢雲「それはそうだけど!そうだとしても普通する!?爆破!」

宗介「罠を無力化する一番確実で手っ取り早い方法だ。適切な処置であったと自負している(得意気)」

叢雲「ああ!もういい!!」

宗介「君は酷く興奮しているようだが大丈夫か?精神病を患っているのか?」

叢雲「こ、こいつ……!」


榛名「あのー……普通に会話してますがあなたは?」

宗介「ああ、そう言えば挨拶がまだだったな」

宗介「大淀、紹介してくれ」

大淀「」

宗介「大淀?」

大淀「え?あ、はい。この方が今日、着任することになっていた相良宗介提督です。一応本人ですよ……」

宗介「紹介にあった通り、今日付けでこの鎮守府に配属となった相良宗介だ。階級は少佐。
   専門分野は偵察作戦とサボタージュ、それとASの操縦だ。よろしく頼む」

夕立「なんか軍人さんっぽい!」

宗介「ぽいのではない。軍人だ」

時雨「ASの操縦ってあのロボットの?」

宗介「肯定だ」

時雨「へぇ、かっこいいね!」

宗介「ふむ、そうか」

大淀(あ、ちょっとうれしそう)


金剛「さっきはビックリしたけど悪い人ではなさそうデース!」

金剛「私たちも自己紹介シマース!」

宗介「その必要はない。諸君らのことは全員頭に入っている」

宗介「君は金剛だな」

金剛「Yes!知っているなんて光栄デース!」

宗介「金剛は英国出身らしいな」

金剛「そうだヨー!」

宗介「俺の上司も英国出身でな。ぜひ一度会ってみたいと仰っていた」

金剛「Wow!私も会ってみたいデース!」

足柄「自己紹介がいらないのなら早速出撃しましょう!」

羽黒「ね、姉さん。気が早いですよ……」

川内「私も早く夜戦したーい!!」

瑞鶴「川内うるさい」

川内「だからなんで私だけ!?」

宗介「ふむ……。そうだな、君たちの練度を見ておきたいな」

<<20 肯定です。ミスリルでは未だ軍曹ですね


叢雲「……あんたに艦隊の指揮がとれるの?」

宗介「君が不安がるのも無理はない」

宗介「自分で言うのもなんだが俺はまだ若いからな」

大淀(若いということが原因ではないのでしょうけど……)

宗介「だが安心してくれ。しかるべき知識はつけてきた」

宗介「俺が艦隊を指揮すれば敵の殲滅など造作もないことだ」

叢雲「へぇ、凄い自信ね」

宗介「事実だ」

叢雲「それならお手並み拝見させてもらおうじゃない」

宗介「ああ、問題ない」

出撃させる艦が決まりません

安価ではないですが出撃させる艦娘をあげていっていただきたい


宗介「それでは旗艦は足柄、続き叢雲、赤城、不知火、那智、金剛に出撃してもらう」

足柄「私を選ぶとは提督、見る目があるわね!」

那智「足柄、久しぶりだからといって、あまりはしゃぎすぎるなよ」

金剛「提督!私に任せてくだサーイ!」

赤城「久々の出撃ですね。慢心せず全力で行きましょう」

叢雲「ふん……」

不知火「……」

宗介「では、30分後に作戦会議室に集まってくれ」

宗介「以上、解散」

―――
――


大淀「あの、提督」

宗介「なんだ」

大淀「先ほどは凄い自信でしたが、今までどちらで指揮を執られていたのですか?」

宗介「いや、無い。艦隊の指揮を執るのは今回が初めてだ」

大淀「!? それでは先ほどの自信は?」

宗介「彼女らを無駄に不安にさせても意味はないからな」

宗介「なに、然るべき訓練は受けてきた。問題ない」

―――
――


――司令室――

宗介「作戦は先ほど説明した通り、鎮守府近海の敵掃討だ」

宗介「情報によると敵は駆逐、軽巡を中心とした艦隊のようだ」

宗介「難しい作戦ではない。それでは出撃してくれ」

足柄『出撃よ! 戦場が、勝利が私を呼んでいるわ!』



――鎮守府近海――

赤城『提督!偵察機が敵艦を補足しました!』

赤城『軽巡ホ級2隻、駆逐イ級4隻、陣形は単縦陣です!』

宗介「こちらウルズ7より各艦へ。こちらも単縦陣により敵と交戦する」

宗介「赤城は艦載機を発艦させ駆逐イ級に攻撃してくれ」

宗介「金剛は軽巡ホ級が射程に入り次第砲撃しろ」

宗介「砲撃の後、軌道を補正し次弾発射を急げ」

宗介「足柄、那智も同様に軽巡ホ級を攻撃してくれ」

宗介「叢雲、不知火は各艦が撃ち漏らした艦を砲撃し、敵とすれ違いざまに魚雷を発射しろ」

宗介「タイミングはこちらから指示する」

一同『了解!』


赤城『こちら赤城。艦載機の攻撃により駆逐イ級2隻の撃沈を確認!』

宗介「よくやった。金剛、敵が射程に入った。攻撃してくれ」

金剛『任せてくだサーイ!ファイヤー!!』

ズドンッ!!!

金剛『駆逐イ級を一隻撃破したヨー!』

宗介(ほう。目標は違うが一発で当てたか)

宗介「よし、そのまま次弾装填を急げ」

宗介「足柄、那智も砲撃を開始してくれ」

那智『敵は右舷だ! しっかり狙え!』

足柄『第一戦速、砲撃用意!撃ぇー!』

ズドンッ!!! ズドンッ!!!

足柄『こちら足柄。駆逐イ級の撃破を確認したわ!』

那智『こちら那智。軽巡ホ級を撃破した』

宗介「……」


宗介「叢雲、不知火は残りの軽巡ホ級を攻撃しろ」

叢雲『沈みなさい!』

不知火『沈め!』

ズドンッ!!! ズドンッ!!!

不知火『こちら不知火。砲撃は敵に命中。しかし未だ敵は健在です』

宗介「ウルズ7より叢雲、不知火へ。今だ、魚雷を発射しろ」

叢雲『了解。くらいなさい!』

ドンッ!!!

赤城『こちら赤城。全目標の撃沈を確認!』

宗介「ご苦労だった。引き続き警戒してくれ」

金剛『提督!私の活躍見てくれましたカー?』

宗介「ああ。素晴らしい戦果だったな。今後も大いに期待している」

金剛『えへへ~』///

叢雲『まぁ、悪くなかったわ』

足柄『あー!楽しかった!』


足柄『提督!次よ!次!』

宗介「そうだな。ではそのまま東南へ進んでくれ」

一同『……』

宗介「……どうした?」

叢雲『早く羅針盤を回しなさいよ』

宗介「? 羅針盤を回す?」

大淀「ご存じないのも無理はありませんね」

大淀「こちらのモニタをタッチすると羅針盤が回り針路を決定してくれます」

宗介「……自分で針路を決定することはできないのか?」

大淀「はい。針路は妖精さんにしか決めれません」

妖精「^ワ^」ノシ

宗介「……」

大淀「妖精さんを見るのは初めてですか?」

宗介「ああ、資料には書いてあったが半信半疑だった」


宗介「それでは妖精、君が針路を決定してはくれないか?」

妖精「(・ワ・≡・ワ・)」フルフル

宗介「できないのか?何故だ?」

妖精「・ワ・」

宗介「仕様とはどういう意味だ?」

妖精「・ワ・」

宗介「ふむ、そうなのか……」

大淀「あの……言っていることがわかるのですか?」

宗介「いや、なんとなくだ」

大淀「な、なんとなくですか……」


宗介「それより、針路が決定できないのなら仕方ないな」

宗介「ウルズ7より各艦へ、作戦は中止だ。全艦帰投してくれ」

宗介「繰り返す。作戦は中止だ。全艦帰投してくれ」

足柄『え!?私はまだ戦えるわよ!?』

那智『他の者も無傷だが?』

宗介「いや。情報を整理したい。一度帰還してくれ」

足柄『はーい……。これより帰投するわね……』

大淀「……いいのですか?」

宗介「うむ。急いでいるわけでもないしな」

宗介「一度帰投してもらい、情報を集めてからでも遅くはないだろう」

宗介「先の戦闘で気になったこともあるしな」

宗介「では、帰還したものは、装備を点検した後に作戦会議室に集まってくれ」

一同『了解』

今日の更新は以上です

レスしてくださった方々ありがとうございました


――作戦会議室――

宗介「皆そろったな」

宗介「それではデブリーフィングを始める」

宗介「まず、先ほどの戦闘ご苦労だった」

宗介「素晴らしい戦果だったな」

叢雲「あれくらいは当然ね」

宗介「そして、君たちの技能には驚いた」

宗介「特に、砲撃の命中率には目を見張るものがある」

金剛「そうでショー!」

宗介「だが、一つだけ気になったことがある」

金剛「なんですカー?」

宗介「何故指示した目標を攻撃しない?」

一同「……」

不知火「不知火になにか落ち度でも?」ギロ

宗介「別に咎めているわけではない」

宗介「だが、このままなら今後の作戦に影響が出てくるだろう」


金剛「わ、私は狙ってるつもりですヨー!」

足柄「私も狙ってるわよ?こうギーと狙ってバーンって撃つとドーンって何かしらに命中してるのよ」

金剛「そうそう!そんな感じデース!」

那智「足柄、それでは提督に伝わらんぞ……」

足柄「じゃあ、姉さんはどんな感じで狙ってるの?」

那智「それはだな……。ふむ、言われてみればそんな感じだな」

足柄「でしょ?」

宗介「クルツのような言い回しだな……」

赤城「クルツ?」

宗介「いや、何でもない」

宗介「わかった。それでは明日からは演習を中心としたメニューを行っていく」

足柄「それじゃあ出撃は……?」

宗介「当分は哨戒だけになるだろうな」

足柄「そ、そんなー!」

宗介「早く出撃したければ練度をあげることだ」

宗介「では、以上によりデブリーフィングを終了する。解散」

―――
――


――提督執務室――

宗介「まず明日は、駆逐艦を中心に演習を組んでいこうと思う」

宗介「その旨を駆逐艦達に伝えておいてくれ」

大淀「わかりました」

宗介「それと、今までの戦果の記録はどこにある?」

大淀「それでしたら、そこの棚に入っていますよ」

宗介「これか。助かった」

大淀「いえ」

大淀「提督」

宗介「ん? なんだ?」

大淀「そろそろ夕食の時間ですがどうなされます?」

宗介「ふむ。もうそんな時間か」

宗介「では一度休憩にして夕食をとろうか」

大淀「わかりました。では何か作ってきますね。お食べになりたいものはありますか?」

宗介「いや。その必要はないぞ」

大淀「……提督、それは?」

宗介「干し肉とトマトだが?」

大淀「……もしかして、いつもそのような物を食べているのですか?」

宗介「肯定だ」モグモグ

大淀「……提督。あなたにはしっかりとした食事をとってもらわないと困ります!」

宗介「栄養はちゃんととれている。問題ない。カロリーメイトもあるしな」

大淀「そんな食事でしっかりとした栄養がとれるわけないでしょう!」

宗介「……フルーツ味だぞ?」

大淀「関係ありません!」

宗介「だが、俺はこれで問題ないのだ。君も夕食をとってくるといいだろう」

大淀「もう……」

―――
――


――食堂――

大淀「はぁ……」

???「どうしました? 溜息なんてついて」

大淀「あ、鳳翔さん」

鳳翔「隣よろしいですか?」

大淀「はい。かまいませんよ」

鳳翔「それで、どうされたのですか?」

大淀「それが……。提督がちゃんとした食事をとってくれなくて……」

鳳翔「提督はどんなものを召し上がって?」

大淀「……干し肉とトマトです」

鳳翔「まぁ。それはいけませんね」

大淀「提督にちゃんとした食事をとって頂くにはどうすればよいのでしょう……?」

鳳翔「……わかりました。大淀さん、私に任せてください!」

大淀「何か良い案が?」

鳳翔「ええ!大淀さん、躾けの基本は餌付けからですよ!」

大淀「え、餌付けですか……」

鳳翔「はい!」

―――
――


~~翌日~~

鳳翔「提督。おはようございます」

宗介「ああ、おはよう」

宗介「……鳳翔、君がどうしてここに?」

鳳翔「あまりお気になさらず」

鳳翔「朝食の準備はできてますのでお召し上がりください」

宗介「いや。俺には干s」

鳳翔「干し肉とトマトなら全部料理に使っちゃいました☆」

宗介「……」

鳳翔「それに提督。あなたにはちゃんとした料理を食べてもらわないと他の者に示しがつきません」

宗介「そういうものなのか?」

鳳翔「そういうものです!」

宗介「うむ、わかった。それなら遠慮なくいただくとしよう」

鳳翔「はい」

鳳翔「……お味のほうはどうですか?」

宗介(これは……)

宗介「うまい」

鳳翔「そうですか。それはよかった」

鳳翔「おかわりもありますから、言ってくださいね!」

宗介「ああ、いただこう」



鳳翔「うまくいきましたね」

大淀「ええ。ありがとうございます」

鳳翔「いえいえ。私も提督に料理を振る舞いたいと思っていたので」

鳳翔「思った通り可愛いですね。犬みたいで」

大淀「い、犬ですか」

宗介「……」シッポパタパタ

大淀「た、たしかに……」

鳳翔「ね?」

―――
――





宗介「朝食、非常に美味しかった。感謝する」

鳳翔「そう言っていただけると作った甲斐があります」

宗介「もう、時間だな」

宗介「大淀、俺は演習場にいるので何かあったら呼んでくれ」

大淀「はい。わかりました」

―――
――


~~数時間後~~

大淀(提督に報告書が届きましたね)

大淀(演習場に行ってみましょうか)

―――
――





――演習場――

宗介「―――!!――――!――!」

大淀(居ましたね。何か叫んでいるようですが)

大淀「提督?」


宗介「いいか、よく聞けクソ虫ども!俺の楽しみは貴様らの苦しむ顔を見ることだ!みっともなくケツをふりおって、

   恥ずかしいとは思わんのか!ひょっとしてそのみっともないケツで俺を誘惑してるつもりか!

   ならお望み通り、その汚いケツを俺が○ァックしてやろうか!?それが嫌ならとっとと走れ!気合を見せろ!

   そこ!隊列を乱すな!」

大淀「」

宗介「本当はやるきがないのだろう!?頑張っているふりだけか!?」

叢雲「さっきから黙って聞いていれば……!!沈め!!」

ズドンッ!!!

叢雲「」チーン

一同「ひっ!?」

宗介「貴様らもこの女のようになりたいか!?それが嫌ならあと十往復だ!走れ!!」



ステッ

電「いたっ……」

宗介「どうした電!転んで同情を誘いたいのか!?」

電「そ……そんなつもりは!」ゼエゼエ

宗介「ふん、どうだかな。貴様の根性などその程度なのだろう。なんなら自慢のお姉ちゃんに助けを求めたらどうだ?」

宗介「もっとも貴様のような腰抜けの姉だ。さぞ男あさりにしか興味のなく救いようのない尻軽女なのだろうな」

電「お姉ちゃん達の……悪口は……許さないのです……!」ゼエゼエ

宗介「違うと言うのならさっさと立て!ガッツを見せろ!」

電「う、うえぇぇ」グスン


大淀「……」ゴゴゴゴゴゴゴ

スパンッ!!

宗介「痛いじゃないか」

大淀「なんて汚い言葉を口走っているのですか!?」

宗介「ん? これはマニュアルに従っているだけだが?」

大淀「どんなマニュアルですか!?」

宗介「これだ」

大淀「『マオお姉さんの海兵隊式ののしり手帳(女性兵訓練編)』!?」

大淀「こんなものに従わないでください!」

宗介「いや、これには実績もある。以前いた高校で――」

大淀「そんなこと知りません!!」

大淀「とにかく!厳しい訓練はかまいませんが、汚い言葉を吐くのはやめてください!」

宗介「しかし――」

大淀「わ か り ま し た ね!?」ゴゴゴゴゴゴゴ

宗介「う、うむ。了解した」ヒヤアセ

大淀「まったく……!」

大淀「電さん、もう大丈夫ですからね」ヨシヨシ

電「うえぇぇぇぇぇ」グスン

宗介(マオめ、ダメだったではないか……)

―――
――


この後、軍曹の訓練は普通?になりました


~~数日後~~

宗介「今日の訓練は終了だ」

雷「はぁー、疲れた!」

響「流石の私も疲れたよ」

暁「あ、暁はこれくらいへっちゃらなんだから!」ハアハア

宗介「流石だな。君たちには驚かされてばかりだ」

宗介「正直ここまでに何人かは脱落すると思っていたのだが、全員ついてきた」

宗介「たいしたガッツだ」

暁「と、当然よ!」

足柄「あのー……提督。私たちの練度も上がったし、そろそろ出撃してもいいと思うのだけれど……?」

宗介「そうだな。では明日、出撃しようか」

足柄「やったー!」

宗介「では明日に備えて疲労回復に努めてくれ」

宗介「冷凍庫に間宮のアイスがある。自由に食べていいぞ」

雷「わーい!」

暁「あ、暁はアイスなんて別にうれしくないんだから!」

響「それなら暁姉の分は私が食べておこう」

暁「それはダメ!」

ワイワイ


電「……」

雷(電……?)


~~翌日~~

宗介「では今日の出撃の編制を発表する」

宗介「編制は――」

電「私が出撃したいのです」

宗介「ん? 電か……。わかった。では旗艦は電」

宗介「続いて、金剛、足柄、那智、叢雲、赤城に出撃してもらう」

宗介「作戦は一三〇〇時より開始する。準備にあたってくれ」

不知火「……」ジー

宗介「どうした?」

不知火「……いえ。ご命令とあらば……」シュン





雷「提督、あの……」

宗介「なんだ?」

雷「それが……電の様子が変っていうかなんというか……」

宗介「ん? そうか? 俺には普通に見えるが」

雷「ううん!それならいいの!気にしないで!」

宗介「?」

―――
――


~~作戦開始時刻~~

宗介「では出撃してもらう」

宗介「情報によると敵の戦艦、空母が多数確認されている」

宗介「君たちの練度から見て問題ないとは思うが、油断するなよ」

金剛『提督!任せてくだサーイ!』

宗介「ああ。期待している」

大淀「提督、ここの海域は最初から羅針盤を回さなくてはいけませんが、どうするのですか?」

宗介「ああ、それなら問題ない」

宗介「妖精、俺は東へ進みたい」つ間宮のアイス

妖精「・p・」ジュル

宗介「言っている意味はわかるな?」

妖精「・ワ・」コクコク

宗介「そうか。君が利口で助かる」

妖精「^ワ^」エヘヘ

宗介「それでは羅針盤を回そう」ガラガラ

宗介「よし。東だな」

宗介「艦隊は東に進んでくれ」

一同『了解!』

大淀「あはは……」

―――
――


赤城『こちら赤城。敵艦を補足しました!』

赤城『戦艦1重巡1軽巡2駆逐2、陣形は複縦陣です!』

宗介「了解した。こちらウルズ7より各艦――」



電『皆殺しにしてやるのです☆』


ズドンッ!!! ズドンッ!!! ズドンッ!!! ズダダダダダダダ!!!!!


一同『』

電『ひゃっひゃっひゃ!!敵がゴミのようなのです!!』

足柄『て、提督!?電ちゃんが!て、敵を素手で!!』ブルブル

那智『ま、まるで、鬼神だな……』ブルブル

電『残るはあなただけですが何か言い残すことは?』ギチギチ

戦艦レ級『』ジタバタ

電『ああ、首をつかんでいては喋りたくても喋れないのですね。てへ☆』ギチギチ

電『じゃあ……』


電『 死 ぬ の で す 』

グシャッ!!


一同『』ブルブル

電『ふぅ!敵を皆殺しにしてやったのです☆』

叢雲『ど、どうするのよ!?これ!?(小声)』

大淀「て、提督!どうするんですか!?」

宗介「? 何を慌てているのだ?」

宗介「電が敵を駆逐しただけではないか」

宗介「これも訓練の賜物だな(誇らしげ)」

大淀「なにを悠長なことを仰っているのですか!?」

大淀「ここは一時撤退を!」

宗介「いや。問題ない」

宗介「こちらウルズ7より各艦へ。そのまま東へ進んでくれ」


電『了解なのです!』

赤城『て、提督!?それは慢心ですよ!?(小声)』

金剛『考えなおすネー!!(小声)』

足柄『そ、そうよ!ここは一度態勢を――』

電『何を話しているのです?』

足柄『ひっ!?』

電『早くついてくるのです』

電『遅れる方は……』

電『沈 め る の で す よ?』

一同『』ガクブル

電『冗談なのです』

電『では、ついてきてくださいね』ニコ

一同『』コクコク



不知火(……)ホッ

―――
――


赤城『こ、こちら赤城、敵艦を補足してしまいました!』

電『獲物が見つかったのです!』ジュルリ

ズドンッ!!! ズダダダダダダダ!!!!! ズドン!!!1

電『ひっひっひっひ!!楽”し”い”の”で”す”!!』

一同(早く帰りたい(涙目))

電『! 敵空母が逃げていくのです』

電『司令官さん、追撃の指示を!』

宗介「いや。この海域での戦闘は勝利した。追撃の必要はないだろう」

電『でも――』

宗介「ウルズ7より各艦へ。作戦は終了した。艦隊帰投してくれ」

一同(や、やっと帰れる……)ホッ


電『……ヤロウ……』

宗介「ん?」

電『この腰抜け野郎!!』

宗介「」

電『司令官さんがそんな腰抜けだとは思わなかったのです!』

電『こっちは勝手にやるから指をくわえて待っていればいいのです!』

電『この腰抜け提督!』

宗介「ま、まて電!れ、冷静になるんだ!」

電『腰抜けと喋っているとこっちまで腰抜けになるのです』

宗介「まっ――」

電『交信終了』ブツ

ツーーー

宗介「……」


大淀「……問題なかったのでは?」ジー

宗介「……まずいことになった」アセダラー

大淀「何が『まずいことになった』ですか!?」

大淀「あなたはアホですか!?いいえアホです!!」

宗介「返す言葉もない……」

大淀「……」

大淀「すみません。言いすぎました……」

宗介「いや、いい」

大淀「で、これからどうなさるおつもりで?」

宗介「とりあえず彼女が帰投しないことにはな……」

宗介「念のため全員集めておいてくれ」

大淀「了解しました」

―――
――


~~数時間後~~

電「ただいま帰投したのです」

一同(やっと帰ってこれた……)

宗介「電。話が――」

電「どこかの『腰抜け』のせいで敵に逃げられたのです」

宗介「」ビクッ

大淀(ヲ級ちゃんが無事でよかった……)

電「気分が悪いのでお風呂に入ってくるのです。ペッ」

宗介「」ビチャッ



宗介「……」

宗介「今から全員に任務を言い渡す」

宗介「これはあらゆる任務より優先すべきことだ」

宗介「電をもとに戻せ」






こうして、なんやかんやあり電をもとに戻すことができたが、

この日のことは鎮守府、深海ともに悪夢として語り継がれることとなった。


―――
――


~~後日~~

電「司令官さん」

宗介「どうした電?」

電「ここ数日の記憶がないのですが……」

宗介「気にする必要はないだろう」

大淀「そ、そうですよ!提督なんてしょっちゅう記憶飛んでますよ!」

宗介「ああ。よくあることだ。問題ない」

電「? わかったのです」

宗介・大淀「……」ホッ

電「?」



これにて導入終了です

駆け足感否めませんがゆるして

こっからアルやボンタ君が登場する短編集を書けていければと思います




『復讐のマニューバーズ』




???「この作戦と武器なら」

???「提督、覚悟するの!」

???「あの時の借りを倍返しなのね!」


――提督執務室――

宗介「ふむ……。どうもいかんな」モグモグ

赤城「どうされました?」モグモグ

宗介「ああ、食事の時は腹六分目を意識してるのだがな……」モグモグ

宗介「ここに来てからどうにも箸が止まらんのだ」モグモグ

赤城「それはいけませんね」モグモグ

宗介「ところで赤城、君はどうしてここで食事を?」モグモグ

赤城「食堂のご飯もおいしいですけど大淀さんのご飯はもっとおいしいですから」モグモグ

大淀「うふふっ、ありがとうございます」

赤城「そんなことより、満腹は思考を鈍らせます」モグモグ

赤城「それにもし腹部に被弾した時の致死率もぐんと上がりますから気をつけてくださいね」モグモグ

宗介「うむ、気をつけねば――。……君はそれで腹六分目なのか?」

赤城「? そうですが、何か?」モグモグ

宗介「……いや。問題ない」


加賀「赤城さん。ほっぺにご飯粒がついてますよ」

赤城「あら、ありがとうございます」モグモグ

宗介「……平和だな(しみじみ)」


バンッ!


イク「提督!イクと勝負するの!」

宗介「敵か!?」ノ ~┻━┻

ドンガラガッシャ

イク「っ……!?」ガンメンチョクゲキ

赤城「ああ!貴重なお料理が!」

加賀「頭にきました」

宗介「……イクではないか」

イク「うぅ……。鼻が痛いの……」

大淀「提督!なにをなさっているんですか!」

大淀「イクも扉はそっと開けてください!」

宗介「む、すまない」

イク「ご、ごめんなさいなの……」シュン


大淀「まったく……。今片付けますからちょっと待っててください」

赤城「ご、ご飯は……?」

大淀「それも用意しますね」

赤城「ありがとうございます!」パァ

加賀「私も手伝います」

大淀「加賀さん、助かります」

加賀「いえ」

大淀「ところでイク、朝食は?」

イク「まだなの……」

大淀「ではそれも用意しましょう」

イク「! ありがとうなの!」

―――
――


イク「はぁー!美味しかった!」

赤城「ごちそうさまでした。とても美味しかったです」

大淀「いえいえ、おそまつさまでした」

宗介「いつもすまないな」

大淀「すまないと思うなら、いい加減テーブルをひっくり返すのやめてくださいね」

宗介「うむ、善処しよう」

宗介「では俺は報告書を整理してくる」スタスタ

イク「はっ!本来の目的を忘れてたの」

宗介「ご飯を食べに来たのではないのか?」

イク「違うの!」

イク「提督!イクと勝負するの!」

宗介「勝負? 何のだ?」

イク「イクと一対一で演習してほしいのね!」

宗介「演習か、いいだろう。しかし俺は水上で戦うことはできないぞ?」

イク「問題ないの!演習は陸でやるの。武器は普通のライフルにペイント弾でやるのね」

宗介「わかった。それで時間は?」

イク「時間は一六〇〇時、場所は野外演習場。わかった?」

宗介「うむ。問題ない」

イク「ああ、それから演習場に罠を仕掛けるのは禁止なの!いい?」

宗介「了解した」

イク「ふっふっふ!首を洗って待ってるの!」

宗介「ああ、首を洗って待っていよう」

イク「じゃあ、また後でね」ノシ

―――
――


~~数時間後~~

宗介「そろそろ時間だな」

大淀「提督、あまり無茶なことはしないでくださいね。爆破とか爆破とか」

宗介「なぜ2回言うのだ?」

大淀「大事なことだからです!」

宗介「なに、武器は銃だけだ。問題ない」

大淀「ならいいのですが……」

宗介「それでは行ってくる」

大淀「お気をつけて」

―――
――


――演習場――

宗介(ふむ。時間になったが誰も来ないな)

宗介(時間を間違えたか?)

宗介「っ……!!」

ドンッ!!

宗介(演習場外からの狙撃か?)

宗介(クソ。逆光で位置がわかりづらいな)

イク『提督!聞こえるの?』

宗介「イクか?」

イク『ふっふっふ。驚いたの?』

宗介「ああ、まさか演習場外に潜んでいたとはな」

イク『卑怯とでもなんとでの言えばいいのね』

宗介「いや、いい作戦だと褒めておこう」


宗介「それより、弾はペイント弾ではなかったのか?」

イク『ペイント弾だよ? 五十口径の』

宗介(五十口径のペイント弾など聞いたことないぞ。……当たれば即死だな)

イク『提督!今泣いて謝るなら許してあげてもいいの!』

宗介「それで交渉しているつもりか?」

イク『提督の命はこの引き金にかかっていることを忘れない方がいいの!』

宗介「獲物の前で舌なめずりか。三流のすることだな」

イク『っ……!交渉決裂なの!』

宗介(来る!)

ドンッ!!

宗介(あそこか!)

宗介(いいだろう。俺が歩兵戦の何たるかを伝授してやる)

―――
――


~~数十分後~~

――鎮守府施設内――

イク「はぁ……はぁ……」

イク「ちょこまかと生意気なのね!」

ドンッ ドンッ

イク「クソっなの!」

イク(ことごとくかわされるの)

イク(二重、三重の罠も苦も無く突破してくるの)

イク(化け物なのね!)

イク(万が一のために用意してた狙撃ポイントも全滅したの)

イク(……こうなったら、あの部屋に隠れて白兵戦にもっていくの!)

カチャ……カチ

イク「ん?」

ドンッ!!

イク「きゃあ!?」


イク「くっ……トラップ……なの……!?」

宗介「イク。これで終わりだ」

パンッ パンッ

イク「ま、負けたの……」

宗介「作戦終了だな」

イク「て、提督……。この部屋のトラップは……?」

イク「イクがここに逃げることを想定してたの?」

宗介「いや、万が一のために予め退路を確保していたのだ」

宗介「ルールでは『演習場での罠は禁止』だったしな」

宗介「そこに君が逃げ込むとは思っていなかったが」

イク「……」

宗介「まさか卑怯とは言うまい」

イク「……もういいの」


宗介「それにしても、君の狙撃のセンスはたいしたものだ」

宗介「狙撃ポイントを捨てる見極めは少し甘かったが、いい位置での狙撃だった」

宗介「罠も普通の兵士なら気付かなかっただろう」

宗介「もう少し経験を積めば一流の狙撃兵になるだろうな」

イク「ほんとぅ?」

宗介「ああ、約束しよう」

イク「いひひっ♪」

イク「イクも今日は楽しかったからその言葉、素直に受けとっておくの」

宗介「俺も久しぶりにいい訓練ができた」

イク「はぁー!疲れた!」

イク「服も汚れちゃったし、お風呂に入ってくるの!提督も一緒に入る?」

宗介「いや、遠慮しておこう」

イク「照れなくてもいいの。気にせず――」


ドンッ!!





~~数秒前~~

大淀(提督はどこにいるのでしょう……?)

大淀(演習場にいると思ったのいませんでしたし)

大淀「提督ー!いるなら返事してくださーい!」

カチ

大淀「ん?」

ドンッ!!

―――
――

唐突な安価というかアンケ―ト?

>>113の嫁艦は?

日向


イク「提督……罠って他に何か所仕掛けたの?」

宗介「5か所だが?」

イク「そ、そうなの……」

バタバタバタバタ  バン

大淀「提督……!!」

宗介「ん? 大淀か。どうした? 煤だらけではないか」

宗介「それに顔が赤いぞ? 熱でもあるのか?」

大淀「怒っているんです!」

大淀「なんで演習場外でドンパチやってるんですか!?」

大淀「壊した家具などの損害は提督の給料から引いときますからね!」

宗介「うむ……仕方ないな」

イク「いひひっ♪ 提督、ドンマイなの」

大淀「イクもですよ!」

イク「えー!」

大淀「『えー』じゃありません!」

大淀「早くここの散らかった物を片付けて――」

ドンッ!!



~~数秒前~~

日向(騒がしいな……)

日向(また提督がなにかやっているのか?)

日向「そこでなにして――」

カチ

日向「え?」

ドンッ!!

―――
――


宗介「また一人の戦士が散ったか……」

スパンッ

宗介「痛いじゃないか」

大淀「なにをのん気なこと言っているんですか!」

大淀「早く仕掛けた罠を片付けてきてください!」

大淀「片付けが終わるまで夕食は抜きですからね!」

宗介「それは困る」

大淀「じゃあ早く行ってください!」

宗介「うむ。了解した」

宗介「ではここの片付けはイク、任せたぞ」

イク「はーい!」

イク「あ、提督ちょっとまって!」

宗介「なんだ?」

イク「またイクと演習してほしいの!」

宗介「ああ、俺はいつでもいいぞ」

イク「いひひっ♪」

大淀「当分は演習禁止です!!」





今日の投稿は以上です
大淀さんのキャラ崩壊が止まりません
メインハリセンキャラ変えようかな?

それと日向がいらぬ被害にあったのは全部>>113が悪い

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年11月16日 (水) 18:22:00   ID: N7tC8pxz

叢雲が普通にかなめみたいに見える仕様w

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