【安価】艦これ学園 大湊分校 4限目 (423)

前: ◆apsVMiZGaU[saga] 投稿日:2014/08/03(日) 13:46:39.49 ID:f29QeK6ho [1/22]
※艦これのキャラを借りただけの安価SSです

※キャラ、口調崩壊注意

※遅筆の上に不定期更新の可能性大

※ギャルゲー、エロゲーみたいな流れで進行予定

※R-18安価は下にずらすかも。R-15くらいなら大丈夫っぽい

※連取、連投は安価↓か↑にずらします。ただしコンマ安価時及び多数決時のみ連取可です


前スレ 【安価】艦これ学園 大湊分校 3限目
【安価】艦これ学園 大湊分校 3限目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407041189/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408531880

適当な人物紹介

ヒロイン枠

舞風:世界的女優 クラスメイト
吹雪:寮母 ???
初春:先輩
荒潮:編入生


サブ枠

応急修理女神:居候妖精
青葉:新聞部
加古:担任
足柄:教頭 副担任
初風:犬の飼い主 舞風の姉 シスター
那智:近くのコンビニ店長 足柄の姉
大鯨:妹
金剛:司祭 英語担当
比叡:シスター
榛名:シスター
霧島:シスター
雪風:主神
筑摩:保険医
天津風:喫茶店【かぜ。】店長
島風:喫茶店【かぜ。】店員
まるゆ:神


前回の艦これ学園
神様大戦争
北上アフター
北方ちゃん可愛い

ごめんなさい見事に寝落ちしました
小ネタは次の更新の際にこちらのスレで投下します
非常に申し訳ないですが今日はこれで終了します。お疲れ様でした

次回更新の際は北上あアフターから再開します
それでは何かご意見等ありましたらよろしくお願いします。ではまた

提督「…」コソコソ

提督「…よし!」


提督「…」トコトコ

提督「はぁ…何だろうこの謎の解放感…」

提督「ちょっと前までは本当に嫌だったはずなのに……こう」チラ


提督(…そう。この男からの視線)

提督(仮に声かけられた場合に…閉じ裏に連れ込んで期待させたところを男だと暴露した時のあの絶望した顔…)

提督「…ふふっ」クス

提督(これはもう…抜け出せないよ)ニコニコ

提督(それに何だかんだ言って雪風様もこの恰好なら喜んでくれるだろうし…)

提督「…♪」クス


提督「…え?なんですか…この後……えぇ、構いませんよ…♪」クス













雪風「……っていうのはどうですか!?」

提督「全力でお断りさせて頂きます」

初風「……ちぇ」


次から北上アフター再開します

提督「……」

北上「……?」

北上「あ、あの…提督?え、えと…ど、どいてほしいなー……って」


提督「…北上」ズイッ

北上「へ?な、なに…?//」

提督「…周り、だれもいないな」

北上「え?あ、そ、そうだね…結構離れてるところまで来ちゃったね……」

北上「ほ、ほら…大井っ地も心配するし…そろそろ…」

提督「……ん」チュ

北上「んっ!?」

提督「…」プハ

北上「え……へ?て、提督……?//」カァ


提督「…悪い北上。我慢できん」

北上「え?!ちょ、ちょっと!?//」

提督「元々明日一日中もだろ?今からだって変わらないよ」

北上「い、いや…ここ外だから…ちょっとハードル高い……かなぁ…//」

提督「…しょうがない」

北上「」ホッ

提督「そこの岩陰で我慢するか」

北上「提督話聞いてた!?//」

提督「問答無用だ!いつも襲って来てる奴が何言ってやがる!//」

北上「ほ、本気……?//」

提督「うん」

北上「うー……//」


北上「……て、手早くやってよね……大井っちにばれたら後が怖いし……//」シュル



直下コンマ判定
80以上 夜戦開始
79以下 夜戦スキップ

書き忘れてました。申し訳ありません 00は0扱いです
でしたがスキップ希望でもあったので今回はスキップします




大井「…あ」

北上「…//」トボトボ

提督「…//」テクテク

大井「もう…やっと戻ってきましたね。どこまで走っていったんですか」プンスカ

北上「あー……//」チラ

提督「…//」

大井「?」


提督「い、いやー…北上が勢い余って今度は泳ぎだすからさぁ!」

北上「えっ?!」

大井「…あら?そういえば北上さん若干水着が…?」

北上「え?あ、そ、そうそう!ちょっと調子に乗って泳ぎすぎちゃってさー…あはは…//」

大井「もう…いけませんよ。それに二人ともそんなに肩で息してて…」

提督「す、すまんな大井。荷物番させちゃって」

大井「いいえ、構いませんよ。二人が楽しめたのならそれでいいですから」ニコ

北上「お、大井っち…」チクッ

提督「…大井」チクッ


北上(…夜は大井っちのこと頼んだよ)ボソボソ

提督(…あぁ、そうする)ボソボソ


大井「あぁそうそう。あと先程の方達からこんなもの頂きました」ゴソゴソ

提督「さっきの人たち?」

北上「あー…さっき提督が撮ってあげた人たちでしょ」

提督「あ、なるほど」

北上「それでそれで大井っちー!何貰ったの!?」ヒョコ

大井「これです♪」

提督「これは…↓2?」

提督「…これはダイソン?」

大井「はい♪」

北上「あ、これ知ってるー。羽根のない扇風機でしょー!」

大井「そうですよ♪最近は小さめのもあるからって…頂きました♪」

提督「…というかダイソンの商品って高いんじゃ…」

大井「えぇ…私もそう思って断ったんですけど貰いものっていうことで半ば強引に…」

提督「…折角貰ったんだしホテルで使うか」

北上「だねー。じゃあ一回戻る?」

大井「そうしょうか。済みませんが提督、これお願いしますね」スッ

提督「はいはい了解…軽いな本当に」ヒョイ


北上「そういえば大井っちー。花火用意してたよねー?」

大井「えぇもちろんですよ♪夜になったらまた行きましょうか♪」

北上「さんせー!」

提督「元気だなぁ二人とも…」

北上「なーに爺臭いこと言ってるの!提督まだまだ若いじゃん!」ギュッ

提督「とと…こら。いきなり抱きつくんじゃ……」

大井「じゃあ失礼しますね…♪」ギュ

提督「…言えば良いってもんでも」

大井「…文句多いですね」ギロッ

提督「すみませんなんでもないです」

北上「提督…尻に敷かれるタイプだね」

提督「うるさいやい」












【砂浜 夜】

大井「わぁ…♪」パチパチ

北上「わーい!見てみて~♪」ブンブン

提督「こら北上!花火振りまわすな!」

大井「もう…北上さんったら…」

提督「少しは落ち着け!この線香花火でもやってなさい!」

北上「えー…地味じゃん」

提督「ねずみ花火ぶつけるぞ」

北上「ちぇー…分かったよぅ」パチパチ


北上「ねー提督」

提督「ん?どうした」

北上「↓2」

北上「いま、幸せ?」パチパチ

提督「…」パチパチ

北上「…あたしは、いまは幸せ」

北上「……でも、この関係も…いつかはさ…」

提督「幸せだよ」

提督「いまも。これからもずっと」

北上「…提督」

提督「俺は二人を選んだ。それはこれから先ずっと変わらない」

提督「俺は絶対にどちらかを見捨てたりしない。必ず二人とも幸せにして見せる」

提督「…だから、そんなこと言うなよ」

北上「……そっか」

北上「提督、かっこいいよ」ポスッ

提督「花火持ったまま肩に頭載せるな」

北上「いいじゃん。こんな静かなのも…」

提督「……火こっちに向けるなよ」パチパチ

北上「はいはい」


大井「…」ソッ

提督「…もしかして、聞いてた?」

大井「…はい」

提督「……ま、まぁそういうことだ」

大井「……ふふ、そうですか…♪」

北上「照れてる」クス

大井「照れてますね♪」クス

提督「…仕方ないだろ。柄じゃないし……//」

大井「そんなことないですよ…♪ 私は、貴方のこと好きになって…誇らしいです」

北上「うん、あたしの眼にも…狂いはなかったね」

提督「…傍から見たらただの二股だけどな」

大井「そんなに自分を卑下しないでください」

北上「そうそう。あたしらが良いんだから他人のことなんて気にすることないって」

提督「…北上、大井」

提督「…良い彼女持てて、俺も嬉しいよ」ニコ

北上「ふふん、当たり前じゃん?」ニコ

大井「まったく…提督は本当に仕方ないんですから…」ニコ


提督「…北上、大井」

提督「――愛してるよ、これから先…ずっと」

北上「――うん♪」

大井「――はい♪」


【北上(大井)アフター END】

以上で北上(大井)アフター終了です。お疲れ様でした

ちょっと休憩したら本編再開します。残りは初春と吹雪になります
好感度が知りたい場合は女神様登場させてあげてね

【10月 1days】

【教室】


提督「ふわ……ぁ…」

舞風「どしたの提督?」

荒潮「いつもねむそうね~」

提督「まぁ…夏も終わってちょうど良い気温だからなぁ…」ウトウト

舞風「まぁ…気持ちは分かるけどね」

加古「おらお前らー、HR始めるから席つけよー」ガラッ

舞風「とと、加古先生来たね」

荒潮「提督くん。そろそろ起きないとだめよ~?」

提督「ふぁ~い……」ムクリ

加古「あぁそうだ提督」

提督「はい?」

加古「教会の金剛から昼休み顔見せてほしいってよ。何したんだお前?」

提督「え…?い、いえ…何も心当たりないですけど…」

加古「そうか…まぁとりあえず昼休み忘れず行けよ」

提督「は、はい」

【昼休み】

提督「…金剛さんから呼び出しだなんてどうしたんだろ…?」トコトコ


提督「…すみません。提督ですけど」コンコン


ガチャ

榛名「あ、提督くん。お待ちしてましたよ」ニコ

提督「榛名さん。お久しぶりです」ペコリ

榛名「詳しいお話は中で致しますのでどうぞ♪」

提督「はい、お邪魔します」



金剛「あ、テートクゥ!久しぶりネー!」ニパー

提督「金剛さん、お久しぶりです。今日はどんな用件で…?」

金剛「それなんですが……Hey、浜風」

浜風「……こんにちは」ヒョコ

提督「え?えぇ…こんにちは?」

金剛「今日は来てないですけど…この子は初風の妹ネー」

提督「え?初風さんの…?」

浜風「は、はい」ピシッ

提督(礼儀正しそうな子だなぁ…)

金剛「ちなみに小等部ネー」

提督「はっ!?しょ、小等部?!」

提督(……嘘だろ)チラ

浜風「?」キョトン

榛名「……提督くん。あの…いま少し邪な視線が……」

提督「い、いやだなぁ榛名さん…き、気の所為ですよ……ははは……」ダラダラ

提督「そ、それでこの子がどうかしたんですか?」

金剛「えぇっと…それなんですが……」

浜風「…私を、弟子にしてください!」ペコッ

提督「へ?」

金剛「朝からこれの一点張りなんデース……」


提督「え、えぇっと……」

提督(…で、弟子?)

提督「え、っと……浜風……ちゃん?」

浜風「は、はい!」

提督「……まずなんだけど、弟子って何の?」

浜風「あ!す、すみません!その……↓2」

浜風「女の子らしさを…参考にしたいんです!」

提督「」


浜風「初風姉さんから聞きました……可愛らしさと…カッコ良さを兼ね備えたお方だと…」

金剛(…あの一件以来初風の様子がどこかおかしいとは思ってましたケド)

榛名(こ、これは……提督くん…)チラ


提督「………………え、えっと」

金剛(あ、正気を保っていたようデース…)


提督「………ま、まず君はひとつ大きな勘違いをしてるようだけど……その俺は…」

浜風「知っています。男性の方ですよね」

提督「え」

浜風「お話を聞いた限りでは少なくとも進んで女装をしたわけではないようですが」

提督「あ、あぁ…その通りだけど…」

浜風「…それにもかかわらず、初風姉さんにあそこまで言わせるとは…やはり」

提督「いや…それは初風さんが変なだけじゃ…」

浜風「いえ!やはり素晴らしいお方です!是非とも女装した姿を…」

提督「進んで女装したわけじゃないって言ったよねぇ…」

浜風「…承知してます。そこを何とかお願いします……!」ペコリ


提督「…」

金剛「テートク」ポンッ

提督「金剛さん…」

金剛「こう言ってるんデース。着て見せてあげるだけならいいじゃないデスか」

提督「…他人事に思ってますね」ジトー

金剛「……な、なんのことか………」ピューピュー

提督「……分かりましたよ。ただし、着るだけだからね…」

浜風「…! は、はい!ありがとうございます!」

榛名「でもそれでは女の子らしさは……」

提督「榛名さん!しー!しー!」

榛名「は、はい……」

提督(……どうしてこんなことに)ズーン


浜風「…」ワクワク

提督(…こんな子の期待も裏切れないし……着替えるか)ハァ







提督「……おまたせ」ファサ

金剛(Oh……修道服)

榛名(もはや何の違和感もないですね……)

浜風「……↓2」

浜風「…美しいですね」

提督「ははは……どうも」

浜風「これは確かに…初風姉さんの気持ちもわかります」

提督「…だから俺男なんだけど…」

浜風「…初対面でその姿だったら正直見分けがつかないと思います」

提督「そ、そう……」

浜風「では師匠…是非!」

提督「え?」

浜風「私に……女らしさというものを教えてくれませんか!」

提督「……」

浜風「…」ワクワク



提督(ちょ、ちょっと金剛さん!榛名さん!)

金剛(な、なんデス?)ビクッ

提督(お、女らしさって具体的にどうすればいいんですか!?)

金剛(そ、それは提督が考えるべきデース!)

提督(無茶言わないでくださいよ!男の俺に女の子らしさなんて分かるはずないじゃないですか!)

榛名(ほ、ほら…男性の求める女の子らしさを表現すれば……)

提督(は、榛名さん…そんな殺生な……)

金剛(と、とにかく!女の子に意見を求めるなんて男らしくないデース!自分の力で乗り越えてこそデース!)ドンッ

提督「わっ!」


浜風「あの…提督さん?」

提督「……」コホン

提督(…お、男の求める女の子らしさ……)

提督(…正直この子ならその胸にあるものが女の子らしさを十分に主張………)チラ

浜風「…?」キョトン

提督(…いかん。小等部の子にそんな考えしちゃいけません…)ブンブン

提督(……よし、↓2すればいいかな…?)

今日はこの辺で終了します。お疲れ様でした
申し訳ないですが明日は飲み会()があるのでお休みさせて頂きます

それでは何かご意見等ありましたらよろしくお願いします。ではまた

提督「……け」

提督「け、化粧のしかたとか……どうかな…?」

浜風「化粧……ですか?」

提督「ま、まぁ…ちょっとまだ浜風ちゃんには早いかもしれないけど…」

提督「本当に少し整えるだけでもいいんじゃないかな。もちろん今のままでも十分だと思うけど…」

浜風「いえ!是非お願いします!」


金剛(…化粧ねぇ)

榛名(い、いいんじゃないでしょうか…?最近は早いうちから化粧の他にも色々手を出している子もいるみたいですし…)

金剛(デモ……テートク化粧できるんデスか?)

榛名(あ、以前榛名が教えました)

金剛(…………)



提督「そ、それじゃ道具はさっき俺が使ったのあるから…これでやろうか…」

浜風「はい!」

提督「……」

浜風「……」

提督「…あの、浜風ちゃん?なんでこっちに顔向けてるのかな……?」

浜風「え?師匠がやってくれるんじゃ…」

提督「……マジで?」

浜風「ち、違うんですか…?」キョトン

提督(や、やり方教えながら自分でやってもらおうかと思ってたんだけど……)

浜風「…」ジー

提督(う……こう純真な顔を向けられると断りづらい……)ダラダラ


提督「………よ、よし。じゃあやるから……最初は目瞑ってて」

浜風「はい」スッ

提督(……目の前にこう…無防備な女の子の顔があると……)

提督(って!いかんいかん…浜風ちゃんはまだ小等部だぞ!それに後で初風さんに殺されかねない……)

提督(と、とにかく…薄く化粧してあげて満足してもらおう……)

浜風「…♪」

提督(…しかし、なんでこう女の子の肌ってこんな柔らかいのか……)プニプニ

浜風「し、師匠?」ビクッ

提督「あ!ご、ごめん!もう少し待っててね…!」

提督(へ、平常心…平常心……)


金剛(何でしょうこの構図は……)

榛名(あ、あはは……)


浜風「あの、師匠」

提督「な、なにかな?」

浜風「↓2」

浜風「なんだか胸がドキドキしてきました…」

提督「え?」

浜風「あの…実は初めて師匠の顔をお見かけした時からこんな感じで……」

浜風「今…師匠の顔が近くにあると思うと……その……」ドキドキ

提督「………」


提督「あー…そ、それはきっと会いたかった人に会えた感動だよ」

浜風「そ、そうなのでしょうか…?」

提督「そ、そうそう。会いたかった芸能人とかに会えたりしたら嬉しいでしょ?それと似たようなものだって」アハハ

浜風「なるほど…さすが師匠です…」


金剛(上手くごまかしましたネー……)

榛名(ま、まぁまだ浜風ちゃんは恋とか意識するような年でもないでしょうし…)アハハ

金剛(もしもまた女装したテートクに惚れてたりしたらややこしくなるネー…)ハァ


提督「…はい、終わったよ」コトッ

浜風「もう目を開けても大丈夫ですか?」

提督「うん。本当に少しだけだからね」

浜風「……」パチッ

提督「はい、鏡」

浜風「……わぁ」

金剛「Wow!浜風ったらとってもCuteネ!」

榛名「はい、とても似合ってると思いますよ」ニコ

浜風「これが………私ですか…?」

提督「浜風ちゃんまだ小等部だしそんなに背伸びすることもないよ」

浜風「師匠…」

提督「女の子らしさなんて自然に身について行くものだと思うよ。好きな人ができたりしたら尚更ね」ニコ

提督「ん…時間もいい感じだしこのくらいにしておこうか」

浜風「は、はい!ありがとうございました!」ペコリ

提督「どういたしまして。でもだからって毎日化粧して学校行ったりしちゃダメだよ。先生もびっくりするから」

浜風「はい」

提督「よし…じゃあ俺も着替えて…」スクッ

浜風「あ!待ってください師匠!お礼を……」

提督「お礼なんて…そんな大したことしてないから気にしないで」

浜風「いえ!そういうわけにもいきません!」

金剛(こういうところは初風に似てるネー…)

浜風「お礼に↓2します!」

浜風「お礼にキスします」

提督・金剛・榛名「……は?」

浜風「師匠、動かないでください」ズイッ

提督「ちょ、ちょっと待った待った待った!!は、浜風ちゃんキスの意味分かってる!?」

浜風「もちろんです、自分と相手の唇を重ねる行為です」

提督「そ、そういうのは好きな人にしかやっちゃいけません!」

浜風「私は師匠が好きです」ジッ

提督「そ、そういう好きじゃなくて!LikeじゃなくてLove!」

浜風「…えぇっと。英語はまだ習ってないので……」

提督「よ、ようするに仲のいい友達にやる感覚でやっちゃだめってこと!」

浜風「……師匠は、私のキスは嫌なんですか?」

提督「え」

浜風「……そうですよね。女の子らしさが分からない私なんて……」


金剛「ちょっとテートク!浜風ちゃん傷ついちゃったじゃないデスかー!」

榛名「浜風ちゃん…可哀そうです」

提督「ふ、2人とも落ち着いてください!いくら小等部の子といえどキスはまずいですって!」

金剛「む、むぅ…そうですケド……」

浜風「…」ショボーン

榛名「…でしたら、榛名に良い考えがあります!」

提督「え?ち、ちなみにそれは……」


選択肢安価
1.思い切ってキスしてください!
2.ほっぺたにすればよいのでは?
3.おでことかどうでしょう?

↓2

榛名「余計なこと考えるのがいけないんです!思い切ってキスしてください!」

浜風「そ、それも…」

榛名「はい!時には女の子には思い切りも大事なんです!」

浜風「わ、分かりました!」

提督「ちょ、ちょっと榛名さん!?何言ってるんですか!?」

榛名「提督くんも浜風ちゃんに少しは女の子らしさというものを体験させてあげたっていいじゃないですか」

提督「他に方法あるでしょう?!いくらなんでキスは……」

浜風「師匠」ガシッ

提督「うわっ?!い、意外に力強……?!」

浜風「…失礼します」チュ

提督「んっ?!」

浜風「……」チュー

提督(や、やわらか………///)ドキドキ

金剛「O、Oh……//」


浜風「……」プハ

提督「は、はまかぜ……ちゃん……?//」

浜風「……」

榛名「…? 浜風ちゃん?」

浜風「………////」カァー

浜風「ぁ……あ……///」

浜風「……ご、ごめんなさい!!//」ダッ

金剛「は、浜風ちゃん!?」

ダダダダダ…  パタン

提督「……」

金剛「……」

提督「……榛名さん」ジト

榛名「……はい!榛名は大丈夫です!」ニコッ

提督「大惨事じゃないですか!!浜風間違いなく恥ずかしがって逃げちゃったじゃないですか!」

金剛「……テートク」ポンッ

金剛「…何かあったら責任取るのが男の子ネー…」

提督「金剛さん、貴女が妹さんちゃんと説得してくれなかった所為でもあるんですけど」

キーンコーンカーンコーン

金剛「ほ、ほら鐘が鳴ったネー!早く教室に戻ってくだサーイ!」グイグイ

提督「ちょ、ちょっと…!」

提督「…あーもう!覚えててくださいねー!!」ダッ


金剛「…ふぅ」

榛名「…よかったんですか?」

金剛「……哀しい事件だったネー」トオイメ


↓2 放課後イベント

【放課後】

提督「…あぁもう。午後が全然集中できなかった」

提督「舞風と荒潮からは終始心配されちゃうし……」

提督「…とにかく、金剛さんと榛名さんに一言言わないと気がすまん」プンスカ

提督「……」

提督(…今思いだしても柔らかかったなぁ。浜風ちゃんの唇……)スッ


提督「…だから。相手はまだ小等部だぞ……意識し過ぎだ……//」カァ

提督「…ファーストキスだったんだよなぁ」

提督「……」トコトコ

提督「あぁもう。早く忘れよう…」ブンブン

提督「いや…忘れたら忘れたで浜風ちゃんに失礼か……?」

提督「…あー!もう!どうすればいいんだよー!!」











【教会】

提督「ついた……さてと、金剛さんはもちろん居るはずだ…一言文句言わないと……」

提督「…?」

提督「裏から話し声……?誰かいるのかな…?」コソコソ



吹雪「―――」

金剛「――――」


提督「…金剛さんと吹雪さん?何してるんだろ……?」ハテ

提督「……もう少しだけ近づいて……この辺なら聞こえるかな…?」



↓2 吹雪と金剛の会話内容

提督は本当に男なのかどうか

金剛「本当に申し訳ないネー…」

吹雪「いえ…舞風さんと初風さんの妹さんとうかがってびっくりはしましたけど…」

金剛「まさか寮にまでお邪魔するとは……テートクにも悪いことしたネー…」

吹雪「え?提督くんがどうかしたんですか?」

金剛「え!?あ、あぁ…さっき言った通り弟子にしてほしいって……」アハハ

吹雪「ふふ、可愛らしいじゃないですか」クス

金剛「あ、アハハ……」

提督(…舞風と初風さんの妹…浜風ちゃんのことか…?)

金剛「吹雪は大丈夫デース?」

吹雪「一人くらい寮にお客さんが来ても大丈夫ですよ。それに姉の舞風さんもいますしね」ニコ

金剛「本当なら初風通して注意しておきたいことろ何デスが…今日だけお願いしマース…」ペコリ

吹雪「大丈夫ですよ。気にしないでください」ニコ



提督(……会話の流れからして)

提督(…浜風ちゃんが寮にお邪魔してる…!?)

提督(やばい、凄く嫌な予感しかしないぞ……)ダラダラ

提督(ど、どうしよう…猛烈に帰りたくなくなってきた…)

提督「(……でも。このまま逃げて立って仕方ないよな…浜風ちゃんと面と向かって話をしないと解決しないもんな…)

提督「…よし、そうと決まれば……会いに行くか……!」ソソクサ




金剛「――ところで、提督は思い出してくれましたか?」

吹雪「――いいえ」

金剛「――白状ネー……」


金剛「―――これでも、私と吹雪、提督の3人で…昔はよく遊んでたんですけどネー……」















【大湊寮】

提督「……」コソッ

提督「…ただいまー」ボソボソ

提督(…いざ帰ってきたのはいいけど…どんな顔して会えば……)

提督「…とにかく、一旦部屋まで……」

??「わっ!?」ドンッ

提督「わっ?!」ドンッ


↓2 ぶつかった人(寮生or浜風限定)

提督「とと…ごめんなさい」

浜風「い、いえ…私こそ……あ」

提督「あ………」

浜風「…し、師匠…!」

浜風「……あ、あの…///」

浜風「…//」モジモジ

提督「え、えと…浜風ちゃん…」

浜風「あ…そ、そんな…浜風でいいです…」

提督「え?う、うん…浜風?」

浜風「は、はい…なんでしょうか…//」プイ

提督「…」

提督(…恥ずかしがってるだけだよな…露骨に目をそらされた…)グサッ



浜風「し、師匠…実は折り入ってお話がありまして……!」ジッ

提督「お、俺に?」

浜風「は、はい…//」

提督「……じゃ、じゃあ食堂があるからそこで……」

浜風「その……で、できればあまり人に聞かれたくないので……」

提督「…」

浜風「で、ですから……その…し、師匠の部屋に……」チラチラ

提督「………」

提督(…い、いや。やましいことは何もない……いいよな別に…)

提督「…わかった、いいよ」ニコ

浜風「…!」パァアア


提督「それじゃあすぐそこだから着いてきて」

浜風「は、はい!ありがとうございます!」









【提督の部屋】

浜風「……」ソワソワ

提督「はい、麦茶」コトッ

浜風「あ、ありがとうございます…」

提督「…それで、折り入って話って何かな…?」

浜風「……そ、その……あの…」モジモジ

浜風「………↓2」

浜風「…貴方と反逆容疑で逮捕します」

提督「…はい?」

浜風「言い訳無用です」ガチャ

提督「…えぇ!?い、いまどこから手錠を……?!」

浜風「それは些細な話です」

提督「そ、それより反逆っていったい何の!?」

浜風「貴方は人間でありながら神の力を持ってしまった」

浜風「危険な存在です。人間が神への反逆をする前に…排除します」

提督「…!?」

提督「…浜風じゃないな……誰だ!」

浜風「…」パタッ

提督「は、浜風!」



空母棲姫「……ダレダトハ、ゴアイサスダナ」

提督「!?」

空母棲姫「モトヲタダセバキサマガワルイノダ…」

提督「な、何を…!」

空母棲姫「ココデシヌキサマニハ、カンケイナイ」

提督「ぐっ…!」

空母棲姫「…ナッ!?」

提督「…?」

空母棲姫「ガッ…ハ……」

提督「え……え?」

空母棲姫「ユキカゼ……キサマ……!」

雪風「……ごめんなさい」

空母棲姫「グ……」ドサッ

提督「……雪風、様?」

雪風「…ごめんなさい、しれぇ」

提督「い、いえ…助かりました。でもこれは一体……」

雪風「…順を追って説明します」

提督「…元は恋の神で、俺の守護神…?」

雪風「そうです。でもしれぇが……あー……」

提督「え?」

雪風「…この際だからはっきり言っておきますね。しれぇがいつまでたっても恋人できないから苛立って邪神になったんです」

提督「」

雪風「そこに神通力を持ってしまって邪神がさらに反応した……そんなところです」

提督「…お、俺が悪いんですか?」

雪風「まぁあの神の我儘って言うのもあったんですけど…最近恋愛に発展しそうなことがあったはずです」

提督「」ギクッ

雪風「にもかかわらずそのチャンスを生かさなかった」

提督「」

雪風「だから恋の神として余計に怒りが募った…そんなところです」

提督「……すみません」ズーン

雪風「いえ、元々は雪風がしれぇに神通力を分け与えたのが原因ですから…」

提督「…それよりも、浜風は…」

雪風「この子は依り代として使われただけですから害はないはずです」

提督「よかった…」ホッ

雪風「ですが万全を期してこの数日間のしれぇに関する記憶は消した方がいいかと思います」

提督「え」

雪風「もちろん消さないのもアリですが……正直そうするとまた何か起きる可能性もあります」

提督「う……」

雪風「…どうしますしれぇ?」


選択肢安価 浜風の記憶
1.消してもらう
2.残しておく
3.その他(詳細明記)

↓2

提督「……お願いします。雪風様」

雪風「分かりました。任せてください」

提督「できることなら…本当に全部消してくださいね」

雪風「雪畦を誰だと思ってるんですか!任せてください!」ニパ

提督(…ごめん、浜風)ナデ

提督(でも、結局これが一番良かったのかもしれないな……)

提督(まだ学生生活はいっぱいあるから…これからもがんばってな)ナデナデ

浜風「…し、しょ…ぅ…」

提督「ッ!」

提督「…雪風様、お願いします…!」

雪風「はい!任せてください!」

提督「…これで」

提督「…これで、よかったんだ。俺も…浜風のためにも……」

雪風「……」パァアア

浜風「……」

雪風「…巻き込んじゃって、ごめんなさい…」

【大湊寮 食堂】

舞風「へーそれで提督に会って見たかったんだ」モグモグ

浜風「はい、ですが…初風姉さんの言っていた女装が見れなくて少し残念です」

荒潮「だめよ浜風ちゃん。提督くんだって男の子なんだから可哀そうよ~♪」

初春「当り前じゃ。理由があるとしても女装している時点で男としてどうなのじゃ…」ジロ

提督「あ、あはは…」

吹雪「浜風さん、今日は泊っていきますか?」

舞風「あ!いいねー!私の部屋泊っていく?」

浜風「いえ…今日は提督さんに会えただけで十分ですから、大人しく帰ります」

荒潮「あら、残念」

浜風「本日はほんとうにありがとうございました」ペコリ

吹雪「いえ、気をつけて帰ってくださいね」ニコ

浜風「はい、では―――」

初春「…む?浜風、何か落としたぞ?」ヒョイ

浜風「…? これは…?」

荒潮「あら?化粧道具?小等部なのにませてるわね~♪」

浜風「あ、はは…すみません」ゴソゴソ

提督「…」

浜風(…? こんなもの入れたかな…)キョトン

雪風(…)ヒョコ

雪風(…一日で終わってしまった恋)

雪風(…ごめんね、浜風ちゃん)


【10月1days  終了】

選択肢安価 アナザー視点
1.妖精さんの好感度表
2.初春
3.吹雪
4.Extra

↓2

浜風「……」テクテク

浜風「ふぅ…夜風が涼しい時期になったなぁ」

浜風「…そういえば」ゴソゴソ

浜風「…これ、荒潮さんも言ってたけど…化粧道具…だよね」

浜風「どうして私のカバンの中に…?」

浜風「…」パカッ

浜風「あれ…?」

浜風(私の顔に薄く化粧してある…?)

浜風「…私、化粧したことないし、やり方もわからないのに…」キョトン

浜風「…」トクン

浜風(…でも、何故かしら…これを見てると…胸が弾む…?)

浜風「…私、何か忘れてる……?」

浜風「…」テクテク

浜風「……だめ。思い出せない……」

浜風「……」

浜風「…今度、提督さんに相談してみようかな」

浜風「今日は御気分がすぐれなかったのか、あんまり話せなかったし…」

浜風「…うん、そうしよう♪」クス


浜風「今度、舞風姉さんと吹雪さんに頼んでまたお邪魔しよう…♪」



【Extra another view end】

【10月 休日】


提督「んー…」サッサッ

提督「…ふぅ」

舞風「ふわ…おはよ提督…」テクテク

提督「ん、おはよう舞風」

荒潮「何の音~…」トコトコ

提督「眠そうだな荒潮…」

荒潮「昨日はちょっと遅くまで起きてたから…それで提督くん。なにしてるの?」

提督「これを集めてたんだよ」

舞風「…落ち葉?」

荒潮「もしかしてお掃除かしら?」

提督「それもあるけど…この時期に落ち葉集めてやることって言ったらひとつしかないだろ?」

舞風「ん~?」

荒潮「……あ、もしかして!」

提督「お、荒潮は気付いたか?」

荒潮「も~提督くんったら言ってくれれば手伝ったのに~」

舞風「…?」

提督「これだよこれ」ガサゴソ

舞風「お芋……あ!もしかして焼き芋!?」

提督「そういうこと」

舞風「やったー!そうと決まれば私も準備してくるー!」

荒潮「あらあら…舞風さんったら現金なんだから…♪」トコトコ

提督「俺が準備してるから支度してきなさーい」



提督「火事にだけはならないように気をつけないとな~」ゴソゴソ

??「…」チョンチョン

提督「ん?」クルッ


↓2 後ろに誰が(初春or吹雪)

吹雪「提督くん」

提督「吹雪さん」

吹雪「ふふ、落ち葉集めしたいだなんて急に言いだすかと思えば……♪」

提督「あはは…もちろん吹雪さんの分もありますから」

吹雪「もう、でも掃除してくれるならいつでも大歓迎ですよ?」ニコ

提督「…か、考えておきます」

吹雪「はい、期待してますから♪」

提督(…そう思うと吹雪さんって毎日こんなことしてるんだよなぁ)

提督(…本当にすごい人だ)

吹雪「どうしました?」

提督「いえ…いつも吹雪さんにはお世話になってるんだなぁって…」

吹雪「急にどうしたんですか?」クス

提督「いえ、思ったこと言っただけです」

吹雪「そんなこと言っても夜ごはんのおかずは増えませんよ?」

提督「はは…厳しいですね」

吹雪「そうですね…美味しいお芋をご馳走してくれたら考えます♪」

提督「…が、頑張ります」

吹雪「とと、そうでした…火を扱うときは気をつけてくださいね。ただでさえこの時期はボヤ騒ぎも多いですから」

提督「はい」

吹雪「あと、これ。一応何か当たっ時の為にバケツ用意しておきましたから。危ないと思ったらすぐ消火してください」

提督「はい」

吹雪「あとそれと……」ゴソゴソ

提督「…」

提督(じゅ、準備良いなぁ…吹雪さん。いや…怪我しないように万全の態勢とってるのか…)

提督(…本来は俺が用意するべきことだよなぁ…反省)


吹雪「それじゃ用意できましたし、早速焼きましょうか」

提督「あ、はい」


↓2 吹雪と自由会話

パチパチ


提督「あのー…吹雪さん」

吹雪「うん?どうしました?」

提督「最近変な夢を見るんですよね…」

吹雪「夢…ですか?」

提督「はい、誰かと遊んでる夢を」

吹雪「ふぅん…?」

提督「詳しい内容までは覚えてないんですけど……なんだか小さい頃だった気がします」

吹雪「」ピクッ

提督「俺と…誰か女の子二人と遊んでいて…」

吹雪「……」

提督「公園とかで…一緒に遊具で遊んでたり何か作ったり…」

吹雪「…そう、なんですか」

提督「えぇ…それで…」

吹雪「……」

吹雪「…提督くん?」

提督「ふ、吹雪さん!お芋!お芋!」

吹雪「え?……あっ!」


吹雪「わ、わわ!焦げちゃう!」アタフタ

提督「吹雪さん!あんまり慌てると…!」

吹雪「ぁ……つ!」パチッ

提督「あ…吹雪さん!」

吹雪「いたたた……」

提督「大丈夫ですか吹雪さん!?」

吹雪「え、えぇ…少し火傷しただけなので……それよりお芋は…?」

提督「とりあえず取り除いて火も消しておきました。それより早く冷やさないと」

吹雪「大丈夫ですよ、これくらいなら…」

提督「ダメです!早く行きますよ!」グイッ

吹雪「え?わ、わわわ…て、提督くん!」ズルズル


ジャー

提督「…大丈夫ですか?」

吹雪「え、えぇ…」

提督「よかった…どうしたんですか?吹雪さんがぼーっとするなんて…もしかして疲れてるとか…」

吹雪「……」

提督「…吹雪さん?」

吹雪「…あの、提督くん」

吹雪「……↓2」

吹雪「その夢の内容、もっと詳しく教えてください…」

提督「え?夢…ですか?」

吹雪「はい」

提督「え、えぇ…構いませんけど…うろ覚えですからね?」

吹雪「大丈夫です、続けてください」ジー

提督「…?」



提督「えっと…まず公園で遊んでました」

提督「それで一緒に遊んでいた子が……」ムムム

提督「一人は凄く活発な女の子…もう一人は少し控えめだけどしっかりしてるお姉さん…」

提督「色々駆け回って遊んだり…」

提督「あー…あとはおままごととかしたような…」

提督「…それで何故か元気な女の子の方が修羅場やって見たいとか言いだして…」

提督「大人しいお姉さんの方があたふたして…」

提督「…子供の頃、こうして遊んでた様な気がするなぁって…」

提督「ただ何故かその子たちの顔が思い出せないんですよねぇ……」ウーン

提督「…まぁ夢ですから。もしかしたら子供の頃そういう風に過ごし方ったって言う願望かもしれないですし……」アハハ

提督「……あの、吹雪さん?」

吹雪「……なんですか」プクー

提督「な、なんでそんなに怒ってるんですか…?」

吹雪「…怒ってません!」プイ

提督「え?ふ、吹雪さん?」

吹雪「…もう十分冷やしました!私は先に戻ってますね」スタスタ

提督「え?……え?」


吹雪(……なんでそこまで行って思い出さないんですかもう……!)ムスー

吹雪(普通そこまできたら思い出すでしょう…なんで顔だけ思い出せないんですか!)プクー

吹雪「……はぁ。もう教えた方がいいのかなぁ」ズーン

吹雪「……いや、やっぱり何か私が教えるの癪だし……いいもん。思い出したら徹底的に怒るもん…」プクー

吹雪「…ばか」



↓2 焼き芋食事中イベント

少し休憩します。寝落ちしないように気をつけますので後からまた再開します

舞風「いやぁ~美味しいねぇ~♪」モグモグ

荒潮「やっぱりこの時期と言ったらこれよね~♪」

初春「あふっ!あ、あふいのひゃ……!」

吹雪「初春さん、そんなに急いで食べなくてもなくなったりしませんから」ワタワタ

提督「んー…いい感じに焼けて良かった」モグモグ

荒潮「それにしても提督くん、いいアイディアだったわね♪」

舞風「だね~秋の風物詩だよね」

初春「ふ、ふん…食欲の秋とははしたないのじゃ……他にも芸術の秋や読書の秋など…」

舞風「そう?じゃあ初春の分はいらないってことでいいのかな~?」ニヤニヤ

初春「な!?だ、だれもそんなことは言ってないのじゃ!//」

舞風「だってはしたないんでしょ~?私が……」スッ

初春「こ、こら!これは絶対にやらんのじゃ!!」バッ


提督「…皆喜んでくれたようでよかったなぁ」モグモグ

舞風「もう一個食べる人ー!」

荒潮「はーい♪」

初春「…そ、そんなに残ってるならわらわも貰ってやるのじゃ…」プイ

舞風「はいはい…ん~美味しい~♪」

荒潮「わぁ…ちょうど良い温度になってきたわね~♪」

初春「うむ……わ、悪くのないのじゃ…」モグモグ

提督「じゃあ俺ももう一個……」


ブッ


全員「………………」

舞風「…………え、と」オロオロ

荒潮「わ、私じゃないわよ!?」オロオロ

初春「な、何を言っているのじゃ!わらわでもないぞ!?」オロオロ

吹雪「ちょ、ちょっと?!私でもないですよ?!」ワタワタ

舞風「…てことは」

提督「お、おい!俺じゃないぞ!?」ワタワタ

舞風「じゃ、じゃあだれさ!?」

吹雪「……て、提督くん…」ジトー

提督「え」

初春「……き、貴様という奴は…」

提督「ちょ…お、俺じゃ…!」

荒潮「…提督くん」ジトー

舞風「…提督」ジトー

提督「ぅ……ぐ……」ダラダラ

提督(た、確かに女性陣が自白できるわけないし……だ、だからと言って俺の名誉も……)ダラダラ

提督(ど、どうする……どうすればいい…?)

提督(……そ、そうだ…ここは↓2で…!)

提督「…!」ハッ

提督(そ、そうだ…妖精…妖精!返事してくれ…!)

女神「んぅ……もーなに…?人が気持ちよく寝てたのに…」ウトウト

提督(女神…俺の部屋にあるあのクッションこっそりここまで持ってきてくれ…!)

女神(えー…めんどくさい…)

提督(持ってきてくれたらあとで美味しい焼き芋振舞うぞ…)

女神(ちょっと待ってなさい)ムクリ




提督(きた…早いな。ナイスだ…!)

女神(それじゃ焼き芋忘れないでね~……)フヨフヨ

舞風「…提督?」ジトー

提督「……ふ、ふふ。そうだ…確かに俺だ」

4人「!?」

提督「だがこいつを見てほしい」スッ

荒潮「…クッション?」

提督「そういうことだ。誰のいたずらか知らんがこれが仕組まれていた」ブーブー

吹雪「ぶ、ブーブークッション…?」

初春「…つまり、さっきのは…」

提督「そういうことです。実を言うと俺がこれに座った時になったんです」ブー

舞風「…なぁんだ。よかったぁ」ホッ

荒潮「もー…そういうことならちゃんと言ってよね~…」

初春「まったく人騒がせな…」

吹雪「あはは…ほ、ほら。もういい感じに冷めましたし皆さん食べちゃいましょう」

4人「はーい」



??(………)

??(……ばれなくてよかったぁ)ホッ










【夜 提督の部屋】

提督「はい、今日はありがとうな妖精」スッ

女神「わーい!」モクモク

提督「うまいか?」

女神「おう!また作ってよね!」ホクホク

提督「はいはい」

提督「さーてと……寝る前になんかしようかなー…?」


↓2 自由安価

ごめんなさい、早いですが今日はこれで終了します。お疲れ様でした
浜風が輝いてました

それでは何かご意見等ありましたらよろしくお願いします。ではまた

提督「…どれ、ちょっと俳句でも詠むかな…」スッ

女神「ん~?提督そういう趣味あるの?」フヨフヨ

提督「こら、食べ終わってから来なさい」

女神「いいじゃん、食べこぼしたりしないからさ」

提督「ならいいけど…汚すなよ?」

女神「はいはい…それで提督って俳句詠むの?」

提督「んー…少し興味あるって程度だよ。それに本にあるの詠むだけだし」

女神「いや…自分で作ってたらちょっと…ねぇ」

提督「そういうこというなよ!?真面目にやってる人だっているんだぞ!」

女神「あはは…ごめんごめん」

女神「…で、何詠むの?」

提督「松尾芭蕉」

女神「有名どころだね」

提督「言っただろ…少し興味あるくらいだって」

女神「…」ワクワク

提督「…なに?」

女神「え?早く詠まないかなーって」

提督「…な、何か恥ずかしいからあっちいってなさい!」

女神「えー!いいじゃん提督のケチー!」

提督「うるさい!こういうのは一人で詠むから良いんだよ!!」

女神「くそー!こうなったら学校中に噂広めてやるー!」フヨーン

提督「ま、待て!それだけはやめろ!おい待て妖精!!」

女神「じゃあ今詠んでよ~」ジー

提督「…わ、分かったよ……」グヌヌ

提督「…」パラパラ


提督「…『秋深き 隣は何を する人ぞ』」

提督「……はい、終わり!」パタン

女神「ん~…今のどういう意味だっけ…」

提督「自分で調べなさい。じゃあ寝るぞ」モゾモゾ

女神「え~!教えてくれたっていいじゃんー!」プクー

提督「だめ。ほら明日も学校あるんだから」

女神「ちぇ~…提督のケチ」

提督「ケチで結構。おやすみ妖精」

女神「むー……おやすみ」


【10月休日 終了】


選択肢安価 アナザー視点
1.妖精さんの好感度表
2.吹雪
3.初春

↓2

女神「やっと……」

女神「…やっとお仕事もらえたよ!ありがとう!」

女神「アナザー視点なんてやるから…前スレの>>75以来だよ…」グス

女神「とにかく久しぶりの好感度だね!はいどうぞ!」コトッ


舞風:世界的女優 クラスメイト   攻略済
吹雪:寮母               ドキドキ
初春:先輩 寮生           デレデレ
荒潮:クラスメイト 寮生       攻略済


女神「意外な方が若干一名。でも素直になれない子だから仕方ないね」

女神「正直言うと吹雪の伏線はこんな壮大なことにする予定じゃなかったんだ…まぁいいや」

女神「もうどちらも攻略し始めてもいいかもね。じゃあ頑張ってねー」フリフリ

【10月2days】

【学園 体育館】


『えー…ということで』

『今年も学園祭を開催しまーす!』



舞風「いやー!やーっと始まったね!」

提督「とはいっても俺達特に準備も何もしてないけどな…」

荒潮「まぁ私たちのクラスは歴史発表とか…一番面白くないところだし…」

提督「そういうこと言うと真面目に準備してた連中に怒られるぞ…」

舞風「ま―何はともあれお祭りなんだし!パーっと騒ぐぞー!」ダッ

荒潮「ちょ、ちょっと舞風さん!」パタパタ


提督「んー……いい感じのお店が結構あるな」パラパラ

提督「2人はどこ行く?」チラ

シーン

提督「………」

提督「…あれ?」

提督「…舞風?荒潮?」

提督「…………」

提督「……置いて行かれた……ひどい……」グスッ



提督「いいもん…一人で回るから…」シクシク

提督「……ん?あれは……」


↓2 遭遇した人(舞風/荒潮以外)

提督「おーい、大鯨~」フリフリ

大鯨「?」キョロキョロ

提督「こっちこっち」

大鯨「…あ!お兄ちゃん!」パァアア

大鯨「お兄ちゃん!文化祭だね!」ニパー

提督「あぁ、大鯨は何してるんだ?」

大鯨「えっと…文化祭の出しものの時間がまだ私の当番は先だから遊んでていいって…」

提督「俺と同じか…」

大鯨「お兄ちゃんも?」

提督「まぁ…そもそもウチは出しモノ自体がつまらないからな…だれもいなくても良い気がする…」

大鯨「じゃあお兄ちゃん!一緒に回ろっ♪」ギュッ

提督「いいけど…人前で抱きつかないの」

大鯨「今日は文化祭だから誰も気にしないって……だめ?」ジー

提督「…今日だけだからな」

大鯨「うん♪」

提督(はぁ……また甘いって言われるんだろうなぁ)

大鯨「お兄ちゃん」クイクイ

提督「ん?どうした」

大鯨「えと…↓2に行きたい♪」

提督「なになに…恋愛占い?」

大鯨「う、うん…」チラ

大鯨「…だ、だめかな?」チラチラ

提督「いいや、ダメじゃないよ」ニコ

大鯨「ほ、ほんと!?」

提督「あぁ、じゃあ行くか」

大鯨「うん!」

提督(そんなに行きたいとは……最近の女の子ってやっぱりませてるのか…?)

大鯨「~♪」ルンルン

提督(上機嫌だな大鯨……)ハッ

提督(ま、まてよ……恋愛占いって…)

提督(た、大鯨……まさかお前にそういう人が……!)チラ

提督(ちゅ、中等部で……こ、恋人…!?)

提督(ま、まて…これは俺が口を出す問題じゃない……大鯨が決めるべきこと…)ダラダラ

提督(ほ、本当に何かあった時だけ口出ししよう……うん)


大鯨(……)ドキドキ

大鯨(れ、恋愛占いかぁ……//)

大鯨(お、お兄ちゃんと………//)チラ

大鯨(……はぅぅ//)カァ








【教室】

提督「へ、へー…なんか本格的だな…」

大鯨「…お兄ちゃん。いこ」クイクイ

提督「あ、あぁ…」


生徒「いらっしゃいませー…おや、お二人ということはカップルか何かで?」

大鯨「ふぇ!?//」

提督「いえ、兄妹です」

大鯨「…」プクー

生徒「あら、そうでしたか…じゃあ折角ですしお二人の相性も取って見ますか?」クス

提督「え?それは…」

大鯨「ぜ、是非お願いします!!」

提督「た、大鯨?」ビクッ

生徒「では二人とも、手を出してください」

大鯨「ほら!お兄ちゃん」グイッ

提督「お、おい…ちょっと待ってって…!」


直下コンマ判定 2人の相性 
高いほど相性が良い 00は100扱い

生徒「んー…平均よりほんのちょっと低めですね」


大鯨「」ガーン

生徒「それにあくまで恋愛の相性ですからね!兄妹で高かったりしたらまずいですよ」アハハ

大鯨「」ガガーン

生徒「えっと…じゃあ妹さんの方から…」

大鯨「いえ……大丈夫です……」ドヨーン

提督「え?ど、どうした大鯨?」

大鯨「なんでもないの……お兄ちゃん先にどうぞ……」ズーン

提督「…?」

生徒「え、えっと…ではお兄さん。どうぞ」

提督「具体的にどうすれば…」

生徒「さっきと同じように手を出してください」

生徒「そして頭の中で相性を占いたい方の顔を思い浮かべてください。それだけで大丈夫です」

提督「は、はぁ…分かりました」

提督(…相性を占いたい相手、か)

生徒「準備は大丈夫ですか?」

提督「あ、はい。お願いします」スッ

生徒「それじゃ始めますよ…目を瞑って占いたい相手の顔を思い浮かべてください」

提督「…」スッ

提督(相手は―――)


選択肢安価
1.吹雪
2.初春

↓2

※同時にコンマ判定 ↓2のコンマ数値が恋愛での相性

2

ふみぃ

連投のため上にズレますが、コンマは>>154をそのまま使用します


提督(――初春先輩)

提督(…あれ、何で俺初春先輩を…?)

提督(…純粋な興味?)


生徒「はい、結構ですよ」

提督「あ、はい」

生徒「えーっと………………げ」

提督「……あの。『げ』ってなんですか」

生徒「あー………いや…」ダラダラ

生徒「さ、先に言っておきますね……あ、あくまでお遊び程度でやってる占いなので……」

提督「……はい」

生徒「……恋愛としての相性は絶望的。正直初対面からあまり良い印象は持たれていない……です」

提督「………」

生徒「」あ、あまり気を落とさないでくださいね?あくまで遊びの売らないですから……アハハ」

提督「そ、そうですよね。い、いえいえ楽しかったですよ!」アハハ


提督「ほ、ほら大鯨…戻るぞ」

大鯨「うん…」ショボーン

提督「な、何落ち込んでるんだ?俺はお前とは仲良いと思ってるから安心しなさい」ナデナデ

大鯨「うん…」

提督「お前の好きな食べ物何でも奢ってやるから。ほら行くぞ」クイクイ

大鯨「うん……」ズーン



生徒「………」

生徒「…このお店、やらない方が良かったかなぁ…」

教師「というか上手くごまかしなさいよ……」










提督「…なんだか大鯨元気なくなったまま教室戻っちゃったなぁ」

提督「…今度また買いものにでも付き合ってやるか」

初春「む?何じゃ貴様。こんなところに突っ立って」

提督「いっ?!」ビクッ

初春「な、なんじゃ!?」ビクッ

提督「は、初春先輩……こ、こんにちは……」

初春「あ、あぁ。な、なんじゃ…人をお化けを見るような顔をして……」

提督「あー……その……↓2」

安価間違えました。正しくは使用するコンマは>>155です

安価下

提督「ボーっとしてたのでちょっとびっくりしただけです」

初春「なんじゃ、まさか今日が楽しみで眠れなかったとかいうのじゃないだろうな」

提督「そんな初春先輩じゃあるまいし…」

初春「な、何を言っているのじゃ!睡眠不足にならないよういつもより2時間も早く寝たのじゃ!!」

提督「………」

初春「あ……//」

初春「……い、いまのは忘れろ//」プイ

提督「…はい」クス

初春「き、貴様!今笑ったな!//」ムキー

提督「いやいや。そんなことないですよ」ニコ

初春「うぐ……き、気に入らん奴じゃ……!//」ギロッ


提督「……」ジー

提督(…相性が悪い、か)

提督(…確かに初対面の印象は…あの容姿だったからなぁ。良いわけないだろうし)

提督「…はぁ」

初春「……おい」

提督「え?」

初春「貴様、人のことをジロジロ見ていたかと思えばいきなり溜め息とはどういう了見じゃ」

提督「あ…いや…」

初春「なんじゃ…いいたいことがあるならはっきり言ったらどうなのじゃ!」

提督「……」

提督「…あの、初春先輩」

初春「ん?」

提督「……初春先輩は、俺のこと…どう思ってます?」

初春「………は?」

初春「い、いきなり何を…!?」

提督「…」ジッ

初春「うっ……」

初春「……↓2」

初春「…少しは頼れる男じゃ」

提督「へ?」

初春「……//」プイ

提督「は、初春先輩…今なんて…!」

初春「う、うるさい!着いてくるな!//」スタスタ

提督「ま、待ってくださいよ初春先輩!先輩ってば!」スタスタ




妖精『―――その姿になってるのは、貴女の深層意識の表れだよ』

妖精『――本当に心当たり、ない?』




初春「……///」カァ

初春「ッ!」ブンブン

初春「ゆ、夢じゃ……あんな…あんなの……夢に決まってるのじゃ……!」ブンブン


提督「初春先輩!まえ!前!」

初春「え?あっ…ひゃっ!?」コケッ

提督「初春先輩!」

初春「い、いたたた……」サスサス

提督「大丈夫ですか?」

初春「ふ、ふん…これしき何とも……いつっ…」

提督「膝すりむいてるじゃないですか……保健室行きましょう」

初春「こ、これくらい一人で…」

提督「だめです」ジッ

初春「う……」

初春(く……こ、こんなときばかり強引に…//)カァ

提督「それじゃ、掴まっててくださいね」

初春「は?」


選択肢安価
1.お姫様だっこ
2.おんぶ
3.肩を貸す

↓2

提督「よい…しょっと」ヒョイ

初春「なぁっ!?///」

初春「こ、こら貴様離せ!なんてことを…!///」ジタバタ

提督「は、初春先輩!暴れないでください!」

初春「き、貴様がこんなことするから…!//」

提督「……あんまり暴れるとスカートの中が他の人に見えますよ」ボソ

初春「――ッ!!//」バッ

提督「…ふぅ、やっと大人しくなってくれましたね」

初春「……降ろせ//」ギロッ

提督「凄んだってダメです。怪我してるんですから大人しくしててください」スタスタ

初春「……ふん//」プイ

提督「ちゃんと掴まっててくださいよ。落ちたりしたら余計に危ないですから」

初春「……//」ギュ

提督「はい、じゃあ行きますよ」

初春(おのれ……この余裕そうなのが本当に腹立たしいのじゃ……)

初春(……だが)

初春(……こいつは、わらわのように悪態をつく者でも……平等に優しいのじゃ……)

初春(……)

初春(……惚れない方が、無理な話だったのかの……//)チラ

提督「?」キョトン

初春「…ッ!//」プイ











【保健室】

提督「失礼しまー……って誰もいない」

提督「しょうがない……救急箱を探して…」

初春「そ、その前にわらわを降ろせ!///」

提督「あ、すみません…ここに座っててください」スッ

初春「ま、まったく……//」

提督「えーっと…救急箱は……」ゴソゴソ

初春「……」ジー

初春(…不満ひとつ言わず運ぶとは……こ、これでもこの前の芋の所為で少し……重く…)

初春(す、少しだけじゃからな!)


↓2 どうなるどうする

提督「あれー?見つからないな……」

初春「…」

提督「前にお世話になった時先生この辺漁ってたはずなんだけど……」

初春「…て、ていとく」

提督「はいー?なんですかー?」ゴソゴソ

初春「――ッ!」ダキッ

提督「―――――へ?」


提督「ちょ、ちょっと初春先輩!?な、なにを……///」

初春「だ、黙れ…!//」

提督「い、いやですけど…//」

初春「う、うるさい!貴様はそこで大人しくしていろ!//」

提督「は、はい…//」


初春「…//」ドキドキ

提督「…//」ドキドキ


提督(な、なんだこれ…ド、どういう状況だ…!?)

提督(は、初春先輩が…俺の背中に……だ、抱きついてる…?//)

提督(な、なんか柔らかい感触といい匂いが……//)バクバク


提督「あ…」

提督「は、初春先輩…きゅ、救急箱…あ、ありました……けど…」

初春「…」

提督「せ、先輩?」

初春「……提督」

提督「は、はい!なんでしょうか!?」

初春「……↓2」

初春「しばらく…このままで」ギュッ

提督「う……//」

提督「……わ、分かりました…どうぞ…//」

初春「…ん」ギュ


初春(…安心する)

初春(提督の背中は…なんだか心地よいのじゃ)

初春(ずっと……このままで……)


提督「…先輩」ソッ

初春「あ…//」

提督「…手、ちょっと借ります」ニギッ

初春「う、うむ……//」ニギッ

提督「…初春先輩の手、小さいんですね…」

初春「き、貴様の手が大きすぎるだけじゃ…」

提督「そうですか…」

初春「…提督?」

提督「初春先輩…」

提督「このまま………このままずっと……」






筑摩「あら?」ガラッ

提督「」

初春「」

筑摩「あらあら、お邪魔だったかしら♪」

筑摩「ふふ、少しの間なら誰も入れないようにしててあげるから、あまりオイタはしないようにね♪」ピシャ


提督「あ……あの……」

初春「あ……ぁ……///」カァ

提督「は、初春先輩!落ち着いて…!//」

初春「ち、違うのじゃ!あ、あれは…いまのは……!///」ワタワタ

提督(ま、まずい…錯乱しかけてる……落ち着けせないと…!)

提督(こ、ここは…↓2を…!)

提督「は、初春先輩落ち着きましょう!」

提督「とりあえず!一緒に素数数えましょう!」

初春「そ、素数?」

提督「はい!行きますよ…2、3、5…」

初春「ちょ、ちょっと待て!えぇと…7、11、13、17……」





初春「941、947…」

提督「は、初春先輩…も、もうその辺で…」

初春「なんじゃ、もうばてたのか」

提督「俺の頭がパンクしそうです…」

初春「情けないのじゃ…まぁいい」フゥ

提督(怒られてるけど…とりあえず落ち着いてくれたしこれでいいか…)ホッ

提督「ところで先輩、怪我の方は」

初春「む?そういえば……いたっ!」

提督「今の今まで忘れてたんですか……とりあえず治療しますから座ってください」

初春「こ、これくらい自分で…」

提督「ここまで来たんですから俺に任せてください」ニコ

初春「……な、なら任せるのじゃ…」プイ

提督「はい」


提督「ちょっと染みるかもしれませんけど…我慢してください」

初春「子供扱いするなぁ!」クワッ

提督「じょ、冗談ですよ冗談。じゃあ…」チョンチョン

初春「~~~~~っ!!!」ビクッ

提督「……あの、やっぱり染みました?」

初春「ふ、ふん………こ、これしき何ともないのじゃ……」グスッ

提督(すごい涙ぐんでる……)


初春「……すまんな提督。無様なところを見せて」

提督「無様だなんて思ってませんよ。気にしないでください」ペリペリ

初春「……礼を」

提督「はい?」カチャカチャ

初春「礼を……させてくれ」

提督「お礼…ですか?っと…絆創膏貼りますよ…」スッ

初春「…うむ」


↓2 初春からのお礼

初春「……」ドキドキ

提督「別にお礼なんて…大したことしたわけじゃないですから」ペタペタ

提督「はい、終わりましたよ」

初春「…提督」

提督「んー…一応呼びに一枚もらっておきますか。さすがに包帯は…」

初春「提督!」

提督「ひゃぃ!」ビクッ

初春「…礼をする」

提督「い、いえ…ですからそんな……」

初春「…わらわを見ろ」ジッ

提督「え?」

初春「良いから早くしろ」

提督「は、はい」


初春「………」ジー

提督「………」ジー

初春「………///」カァ

初春「……くっ!//」サッ

提督「あ、あの先輩?」

初春「ま、待て!今のはなしじゃ!もう一度チャンスをくれ!」

提督「ど、どうぞ」

初春「すー……はー……」

提督「……」ドキドキ



初春「――――提督」

初春「――――わ、わらわは……き、貴様のことが………」

初春「―――す、すす………す……」

初春「……す、好き……じゃ!」


提督「……え」

初春「……//」カァ

提督「は、初春先輩…い、いま……なん……ぐぇ!?」

初春「……き、聞き返すなど…無粋なことをしたら許さんのじゃ……!///」

提督「す、すびばぜん……」

初春「………じ」

提督「え」

初春「へ、返事!お、男なら今すぐ帰すべきじゃ!!///」キッ

提督「ぅ…あ…//」

初春「……//」ジッ

提督「……そ、の」


提督「↓2」

提督「……初春、先輩」

初春「お、女子に…ここまで言わせておいて逃げるなどと…ゆるさ……ひゃっ!?」ドサッ

提督「…」

初春「て、提督?な、なに………んむっ?!」

提督「…ん」チュ

初春「んー!んんー!//」ジタバタ

提督「……」ニギッ

初春「!」

提督「…安心してください」プハ

初春「……もう、一回」ニギ

提督「はい……んむ」チュー

初春「ん……んぅ……」チュ


提督「…ぁ…はぁ」プハ

初春「……い、いきなり相手の唇を奪うとは……//」カァ

提督「…好きな人にいきなり告白されたら俺だって我慢できませんよ」

初春「な…」

提督「実はさっき…恋占いで先輩との相性が悪いって言われてて落ち込んでたんですよ…」

初春「は、はぁ?恋占い?」

提督「えぇ…すっごく落ち込みましたよ…」ズーン

初春「……馬鹿ものが」ギュ

提督「わぷ…」

初春「他人のつけた勝手な評価に振りまわされるな…貴様はその程度の男ではないはずじゃ」ナデナデ

提督「過大評価しすぎじゃ…」

初春「貴様はわらわの見込んだ男じゃ…そうでなければ告白もしないし唇を許したりもしない」

提督「先輩……」

初春「だから…提督の口から言ってくれ……今度は行動ではなく言葉で…わらわへの気持ちを…」

提督「はい…」


提督「――初春先輩。俺…あなたのことが好きです」

初春「―うむ」

提督「――俺と、お付き合いしてください」

初春「―許すのじゃ」


提督「…先輩」ギュッ

初春「やれやれ…意外に甘えたがりな後輩じゃ……」ナデナデ



初春「―――浮気したりしたら、許さんぞ?」

提督「――安心してください、俺には先輩しか見えませんから」ニコ

初春「――ふん……馬鹿ものが……//」プイ



【初春 HAPPY END】

以上で初春√無事終了です。お疲れ様でした
最後は隠された過去を持っていそうな寮母さんだけになりました

少し休憩したらまた再開します。少々お待ちください

【12月 1days】

【提督の部屋】

提督「……」ムク

提督「……さっむ!!」ブルブル

提督「ヒーターヒーター……」ポチ

提督「はぁ……暖かいなぁ…」ポカポカ

提督「まだ雪も降ってないのにこんななのか……俺生きていけるのかな…」ブルブル


提督「…何か暖かいもの貰ってこよう」トコトコ









【食堂】

吹雪「~♪」トントン

提督「あ……吹雪さん」

吹雪「あ、おはようございます提督くん。早いですね」クス

提督「は、早いですね…寒くないんですか?」

吹雪「起きるときはもうお布団から出たくないですよ……でもいつも通りの活動を始めると眠気も冷めますからね」ニコ

提督(す、すごい……俺には到底無理だ……)

吹雪「起きたばかりでまだ寒いでしょう?お茶でも飲みますか?」ニコ

提督「は、はい。頂きます」

吹雪「はい、じゃあ少し座って待っててくださいね」ニコ




吹雪「ふぅ…お待たせしました」コトッ

提督「ありがとうございます吹雪さん…あれ?もしかしてもう…」

吹雪「はい、朝ご飯の準備はもう全部終わりましたよ♪」

提督(す、すげぇ…まだ皆起きてないのに…)

吹雪「…こうして朝早くから提督くんと二人でゆっくり話するのは初めてですかね」

提督「あ…すみません。朝起きるの遅くて……」

吹雪「あ!いえ…責めてるわけじゃないですから!」ワタワタ

吹雪「そうですね…少しお話相手になってくれると嬉しいです」ニコ

提督「それなら喜んでお受けしますよ」ニコ


↓2 吹雪との会話内容

提督「それにしても吹雪さん…お若いですよね」

吹雪「……あ、当たり前です。これでも大学出たばっかりですからね」プンスカ

提督「す、すみません…なんていうか…俺達とそう年が変わらないように見えるんで…」

吹雪「…子供っぽいですか」ジトー

提督「ふ、吹雪さん!悪い意味にとらえないでください!」

吹雪「冗談ですよ♪」

提督(じょ、冗談とは思えない目つきだったんだけど……)

吹雪「まぁ…高等部の提督くんとそれほど離れてないですし…行き遅れでもないですよ」ズズ

提督「そ、そんな…吹雪さんならいい人すぐ見つかりますよ」

吹雪「…そうですか?」

提督「えぇ、もちろんですよ」

吹雪「……学生の間、誰とも付き合うことありませんでした…」

提督「…」

吹雪「大学4年間なんて勉強ばかりで男性との交流の機会も……」

提督「ふ、吹雪さん!もう良いですから!大丈夫です!」

吹雪「うぅ……こんなんじゃ誰とも……」グス

提督「そ、そんなことありません!俺が保証しますから!」

吹雪「…提督くんが?」

提督「そうです!吹雪さんいいところいっぱいありますから!」

吹雪「…たとえば?」

提督「例えば……そうですね」

提督「………」

吹雪「……」

提督「…」

吹雪「そうですよね……私なんて地味ですから……」ウルッ

提督「ち、違います!今のは絞り切れなかったんです!!」

吹雪「……」グスッ

提督「え、えぇと……」

提督「そ、そう!↓2です!」

提督「そ、素朴なところとか!」

吹雪「」

提督「あっ……」

吹雪「ふ、ふふ……そうですよね…私なんて…」ズーン

提督「ちょ、ちょっと待ってください吹雪さん!今のは悪い意味じゃないですよ!」

吹雪「ふぇ…?」

提督「そ、そう!とても素直じゃないですか!」

提督「それに最近はあまり自分のありのままの姿見せられない人が多いですけど…」

提督「吹雪さんは飾らない姿が一番似合ってますし、俺は好きですよ」ニコ

吹雪「ッ!//」カァ

吹雪「そ、そうでしょうか……//」チラ

提督「はい。それに寮の皆に懐かれてるのがいい例じゃないですか」

吹雪「……そうですか」ニコ

吹雪「提督くん」

吹雪「もし私が行き遅れちゃったりしたら貰ってくれますか?」

提督「へ?」

吹雪「…」ジー


選択肢安価
1.吹雪さんなら大歓迎です
2.俺みたいなのじゃ釣り合いませんよ
3.それはちょっと…


↓2

提督「吹雪さんなら大歓迎です」ニコ

吹雪「えっ」

提督「え?」

吹雪「…」

提督「…?」


吹雪「……ご、ご飯の用意してきますね……//」トテテテ

提督「あ、はい…」

提督(…もしかして、怒らせちゃったかな…)

吹雪(…不意打ちです//)カァ












荒潮「…ねぇ、提督くん?」

提督「…なんだ?」

荒潮「何でそんな山盛りご飯…?」

提督「……俺が聞きたい」ズーン

吹雪(お嫁さん……行き遅れたら提督くんが……)ペチペチ

初春「こ、こら吹雪!わらわは朝からそんなに食べられないのじゃー!!」

舞風「ど、どうしたんだろ吹雪さん…」











【教会】

提督「…ってことありまして」

金剛「ふぅん……それでワタシに相談に?」

提督「えぇ…」

金剛(理由は明白だと思いますケド…さすがテートクね)

提督「それで金剛さんに何か心当たりとかあれば…」

金剛「んー……そうネー…」

金剛「↓2」

金剛「仕方ないネー…ちょっとヒントあげマース」

提督「本当ですか?」

金剛「ただし!あとは自分の胸に聞いてみるデース!」

提督「え?ということは俺が原因…?」

金剛「テートクそれすら気付いてなかったんですか…」ハァ


金剛「確かに、吹雪は昔からあまり男の子にも耐性ある方じゃなかったんデース」

提督「え?金剛さん小さい頃の吹雪さん知ってるんですか?」

金剛「当たり前ネー。私と吹雪は幼馴染ネ」

金剛「たぶん大学でも男の子の友人がいなかったのは苦手意識が残ってたからだと思いマース」

提督「へぇ…そうなんですか」

金剛「ただし、一人だけ小さい頃仲のいい男の子がいたんデース」

提督「え?」

金剛「その子は小等部に上がる前に引っ越してしましましたが…ワタシと吹雪とその子でよく一緒に遊んでたネー」

金剛「そのころから面倒見の良かった吹雪はその子のことよく気にかけてあげてたんデス」

金剛「その子も最初は人見知りがちでしたが…次第に吹雪によく甘えてましたネー…」

提督「へー…」

金剛「そして、その子が引っ越していなくなってからは吹雪ったらずーっと泣いてたネ」

金剛「きっと、吹雪の初恋はあの子だったんでしょうネー…」

金剛「もしかしたら、男の子と付き合わなかったっていうのはその子との再会を望んでるからかもしれないデース」

提督「……なるほど」



提督「…あれ?」

金剛「どうしました?」

提督「…今の話の要素にどこに俺に原因が……?」

金剛「」ガクッ

金剛(こ、こいつは……人がほとんど答え教えてあげたっていうのに………!)ワナワナ

提督「…あ!」

金剛(お、やっと気付きました!?)

提督「つまり……↓2!」

提督「つまり……俺が女になればいいんですね!」

金剛「は?」

提督「そうですよね…男が苦手なのに無理して俺の相手を…」

提督「もうすぐ1年経ちますし……そろそろ限界が来たってことですね…」ズーン

提督「でも…運がいいのか悪いのか女装が似合うことも判明しましたし…」

提督「…ふ、吹雪さんの為なら…おれは……」ブルブル


金剛「ちょ、ちょっと待つデス、テートク!そ、そういう意味では……」

提督「金剛さん!ちょっと榛名さんお借りしますね!」ダッ

金剛「て、テートクゥ!!」


<ア、ハルナサンイマダイジョウブデスカ?

<ハイ!ハルナハダイジョウブデス!


金剛(え、えらいことになってしまったネー…)

金剛(ど、どうしましょう……でも吹雪のためにも直接答えを言うわけには…)ダラダラ

金剛(…すまないネー吹雪…ナムサン)チーン











【大湊寮】

吹雪「……」ポケー

吹雪「……はぁ」

吹雪「いつになったら……もう冬ですよ」

吹雪「…時間が立つのも早いけど…それ以上に記憶って言うのはすぐになくなっちゃうのかな…」ハァ

吹雪「……でも、て、提督くんがお嫁さんにもらってくれるって………//」

吹雪「え、えへへ……//」ウキウキ


提督「ただいま戻りました」

吹雪「あ!おかえりなさい!ていと……く……く…ん?」


↓2 提督の格好

提督「どうしました吹雪さん?」

吹雪「ど、どうしたじゃないですよ!?というかそれこっちのセリフです!」

吹雪「な、なに…してるんですか提督くん…?」

提督「え?なにって…やだなぁ吹雪さん。いつも通りですよ?」

吹雪「え?……え?」

提督「それじゃ部屋に戻ってますね」トコトコ


吹雪「……」パクパク

吹雪「…て」

吹雪「提督くんがおかしくなっちゃいましたー!!??!」






金剛『――ということがありまして…』

吹雪「そ、そうなんですか…」

金剛『吹雪…そろそろ真実を教えた方がいいんじゃないデスか?』

吹雪「…それはできません」

金剛『…約束、でしたか?ですけど……』

吹雪「ごめんなさい金剛さん…もう少しだけ…もう少しだけで良いですから」

金剛『…吹雪のそういう強情なところは本当に変わらないネー』

吹雪「すみません…」

金剛『謝ることはないネー。ワタシは応援してるよ吹雪。頑張ってくだサーイ』

吹雪「…はい!」

金剛『あ、そうそう。私から特別にadviseをpresentネ!』

吹雪「え?あ、アドバイス…?」

金剛「ハイ!ずばり↓2ネ!」

金剛『テートクと一緒に思い出の場所巡って見ると良いネ』

吹雪「思い出の場所…」

金剛『色々あるじゃないデスかー。公園や神社…私が先月確認した限りではまだ残ってマース』

吹雪「…まるでこれを見越したかのようですね」

金剛『そんなことはないネ。私も二人との思い出に浸りたい時もありマース』

吹雪「…水臭いじゃないですか。私を誘ってくれても…」

金剛『吹雪は私より一緒に行きたい相手がいるはずデース。アレが思いだしてからなら喜んで行ってあげマース』クス

吹雪「…そうですね。今度3人でいけるように取り計らいますから…」ニコ

金剛『その時は是非吹雪のBoyFriendも紹介してほしいデスねー』ニヤニヤ

吹雪「も、もう何言ってるんですか!//」

金剛『あははー、では楽しみにしてますよ吹雪』

吹雪「はい…ありがとうございます。金剛さん」ガチャ


吹雪「……思い出の場所、か」



吹雪「…提督くん、いらっしゃいますか」コンコン

提督「吹雪さん?どうしました?」ガチャ

吹雪「え、えぇっと…この後お時間ありますか?暇なら一緒に行きたい場所があるんですが…」

提督「もちろん大丈夫ですよ?すぐにでも…」

吹雪「い、いえ!いつもの格好に着替えてください!」

提督「え?でも吹雪さんが……」

吹雪「わ、私は平気ですから!お願いですからいつもの格好でお願いします!!」

提督「わ、わかりました……」パタン

吹雪(いくらなんでもその格好で出歩くのはきついです……)ハァ

提督(俺の為に男の耐性あげようとしてるなんて……吹雪さんやっぱり凄いなぁ…)シミジミ




提督「お待たせしました」ガチャ

吹雪「…」ホッ

提督「それで、一緒に行きたい場所ってどこですか?」

吹雪「えぇと…↓2です」

提督「喫茶店ですか?」

吹雪「えぇ。提督くんったら喫茶店一緒に行くなんて約束すっかり忘れてますよね?」

提督「あっ………」ダラダラ

吹雪「……」ジトー

提督「す、すみません!あ、あれはその……」アタフタ

吹雪「ふふ、怒ってるわけじゃないですよ。でもいつ誘ってくれるのか待ってたんですからね」プクー

提督「す、すみません…」

吹雪「次の日行くなんて言っても結局提督くんの用事でなくなっちゃってましたからね」

提督「うぅ…」

吹雪「ということで今日は私が誘ったので今度は提督くんが誘ってくださいね」

提督「はい…ごめんなさい」

吹雪「じゃあ今日は私がお勧めの喫茶店紹介しますね。行きましょうか」テクテク

提督「は、はい」

吹雪「少し遠くになっちゃいますけど、頑張ってください」ニコ










提督「……結構歩きますね」

吹雪「疲れましたか?」

提督「いえいえ、まだまだいけますよ」

吹雪「ふふ、なら良かったです」ニコ

提督(むしろ吹雪さんの方がそこまで体力ある方が凄いと思う……いつ運動してるんだろ…?)

吹雪「着きました、ここですよ」

提督「……な、なんていうか…その」

吹雪「古臭い…ですか?」クス

提督「い、いえそんな…」

吹雪「仕方ないですよ、私が子供のころからある老舗ですから」ニコ

吹雪「では入りましょう、味は保証しますから」


↓2 店名+店長(艦娘名指定)

【明石家】

吹雪「こんにちは」カランカラン

明石「いらっしゃいま………あら、吹雪ちゃん!」

吹雪「お久しぶりです明石さん」

明石「うん……そっちの子は………あ!」

提督「え?」ビク

吹雪「あ、明石さん!しー!」

明石「え?あー……そういえばそうだったね…ってまだそんな約束を…」

吹雪「い、いいですから!いつものお願いします!」

明石「はいはい、分かりましたよ…」トコトコ


吹雪「ご、ごめんなさい提督くん。ほら座りましょう?少し狭いですけど…」

明石「狭いと思うならメンテ手伝ってよ~」

吹雪「……き、聞き流してください」

提督「は、はぁ……」

提督(………?)

提督(…なんだろうこの香り……なんか懐かしい気が…?)

提督「…あの、吹雪さん」

吹雪「ど、どうかしましたか!?」ドキッ

提督「……あのクレーンなんですか?」

吹雪「あ、あぁ…明石さん…さっきの店主さんの趣味です」

提督「そ、そうですか……」

明石「興味あるなら触っても良いですよ?ただし壊したりしたら……」ニッコリ

提督「え、遠慮しておきます……」


明石「ハイお待たせ。どうぞ」コトッ

吹雪「! こ、これ…」

提督「これは…?」


↓2 明石が出したもの

提督「……あ、あの」

明石「はい?」

提督「ふ、吹雪さんいつもこんなの食べてるんですか……?」チラ

吹雪「ちょ、ちょっと明石さん!?どうしてこんなものを…!」

明石「えー?だっていつものでしょ?」

吹雪「い、いつもコーヒー頼んでたじゃないですか!あと間宮さん直伝のアイスクリームを…」

明石「さぁてなんのことかしらね~…?私はこれがいつものって感じで……出しちゃったから♪」

吹雪「こ、こんなの頼んだの子供の頃くらい……」ハッ

吹雪「…ちょ、ちょっと明石さん!!」

明石「じゃあ私はちょっと整備しなくちゃいけない機材あるからごゆっくり~何かあったら呼んでね♪」テクテク

吹雪「も、もー……皆で…!」

提督「あ、あの吹雪さん?」

吹雪「あ……ご、ごめんなさい提督くん」

吹雪「…その、食べれます?見た目に反してそれほどの寮ではないですけど…夜ごはんは…」

提督「大丈夫ですよ。任せてください」ニコッ

吹雪「…本当にごめんなさい」シュン

提督「いいんですよ。それにとっても美味しそう…」パク

提督「うぁ……美味しい…!」モグモグ

吹雪「そうですか…よかったです」ホッ

提督「それになんて言うか懐かしい味ですね…子供の頃に食べたような…」モグモグ

吹雪「……」

吹雪「…提督くん。最近小さい頃のことって何か思い出したりしません?」

提督「小さい頃……ですか?」

吹雪「はい。最近懐かしいと思ったこととか…………その」

吹雪「……小さい頃の、友達や…約束とか…」

提督「…そう言われるとなんだか最近そんな機会が多いです」カチャ

提督「ここに入った時も何だか懐かしい香りがして…」

提督「吹雪さん…あの」

吹雪「な、なんでしょうか?」

提督「↓2」

提督「実は金剛さんから吹雪さんの小さい頃のこと聞いたんです」

吹雪「…はい」

提督「それで…吹雪さんは男性が苦手で…でも小さい頃に仲の良かった男の子がいたって聞きました」

吹雪「…は、はい//」カァ

提督「…その男の子が、初恋だったんですか?」

吹雪「え!?ぁ……その…///」チラ

吹雪「…はい//」コク

提督「……だったら」ガタッ

吹雪「え?て、提督…くん?もしかして……?」

提督「……はい」

吹雪「じゃ、じゃあ…!」


提督「見つけましょう、初恋の方を!俺も全力で協力します!」

吹雪「………………はい?」

提督「きっとその子も吹雪さんに会いたがってるはずですよ!また今度探しに行きましょう」

吹雪「…………」

提督「それなら金剛さんにも色々またお話聞いた方がいいかな…」

提督「あ、ちょっと金剛さんに連絡してきますね…」ガタッ




吹雪「……」チーン

明石「……苦労してるみたいね」

吹雪「……なんで、あそこまで行ってあらぬ方向にずれるんですか……!」

明石「あの子昔からちょっと抜けてるじゃない…容姿に無頓着なのも変わってないみたいらしいし」

吹雪「…はぁ、明石さん…私どうしたらいいですか?」

明石「いっそのこともう打ち明けたらいいんじゃない?」

吹雪「うー…でもそれは……」

明石「はぁ…天然というか、あそこまで行くともはや病気ね…」


↓2 どうなるどうする

明石「…ま、とにかく昔を少しは意識するいいきっかけになったみたいね。また何時でも連れてきて♪」

吹雪「はい、ありがとうございます」ニコ

明石「応援してるからね。頑張って吹雪ちゃん」ニコ

吹雪「はい、明石さんも…今度はコーヒーお願いしますよ?」

明石「はいはい、分かりましたよ」クス


提督「戻りました…あれ?吹雪さんもう帰るんですか?」

吹雪「えぇ、そろそろ戻らないと夜ごはんの準備も出来ないですから」

提督「でもプリン…」

明石「あぁ大丈夫ですよ。私がちゃーんと食べておきますから」ニコ

提督「そ、そうですか……」アハハ

明石「それじゃ2人とも、また来てくださいね」フリフリ


パタン

明石「……あれは苦労しそうだなぁ」










【大湊寮 舞風の部屋】

舞風「~♪」パタパタ

提督『舞風、今いいか?』

舞風「あれ?提督?入っていいよー?」

提督「ごめんな夜遅くに」ガチャ

舞風「うぅん。んでどうしたの?」

提督「実は――――」カクカクシカジカ

舞風「へぇ……吹雪さんの初恋の…」

提督「できれば荒潮と初春先輩には内緒で頼むな…今まで話さなかったってkとはあんまり人に教えるべきことじゃないだろうし…」

舞風「でも何で私のところに?」キョトン

提督「いや…舞風って俺より人生経験凄い方豊富だし…何か参考になる意見があればなーって」

舞風「なるほどねー…っていっても提督と年変わらないけどね」アハハ

舞風「まーそうだねぇ……ん~……↓2とか?」

舞風「やっぱりいろんな人に聞き込みとか?」

提督「やっぱりそうだよな…」

舞風「吹雪さんって昔からここにいる人でしょ?それに金剛さんやその…明石さん?が過去を知ってるなら尚更じゃない?」

提督「…だな、そうするよ」

舞風「うん。私に何か手伝えることがあったらいつでも言ってね」ニコ

提督「あぁ。ありがとうな舞風、助かったよ」ニコ

舞風「どういたしまして~♪ 今度ダンスの練習付き合ってね~」ニコニコ

提督「…時間があったらな」

舞風「やりぃ♪ 期待してるからね」ニパー












【提督の部屋】

提督「ふぅ…」パタン

提督「そうだよなぁ…それにそんな簡単に見つかるはずないだろうし…」

提督「金剛さんはまた何時でも来て良いって言ってくれたし…また明日あたりにでも…」

女神「やふ~」フヨフヨ

提督「妖精か、おかえり」

女神「どしたの提督?難しい顔しちゃって」

提督「実は人を探しててな…」

女神「ふぅん?」

提督「…あれ?そういえば妖精って昔から学園に住みついてたんだよな…?」

女神「ん?もちろんじゃん!この学校創立当初からいるよ?」

提督「じゃあちょっと相談乗ってくれ!実は……」カクカクシカジカ

女神「ふーん…ふぶきっちの初恋の相手ねぇ…」

提督「何か心当たりとかないか?何でもいいんだけど…」

女神「んー………」

女神「…あ」

提督「な、なにかあったか!?」

女神「↓2」

女神「んとね、神社の守り神が何か知ってたかな」

提督「神社の守り神…?」

女神「そそ、あそこに神社あるのは知ってる?」

提督「なんとなく…」

女神「明日教会行くんでしょ?雪風様に頼んで話してみると良いよ」

提督「そ、そんな気軽に頼めるもんなのか?」

女神「提督は知らないかもしれないけど雪風様って神の中でもかなり高位の方だよ?」

提督「え」

女神「少なくとも神界で5本の指には入るんじゃないかな?」

提督「…ま、マジで?」

女神「だから大丈夫だよ。提督気に入られてるし頼めば余裕でしょ」

提督「そ、そうか……なら明日あたり頼んでみるよ…」

女神「ん、そうすると良いよ。有益な情報えられるといいね」ニパ

提督「…ありがとうな妖精」ナデナデ

女神「わわ…ちょ、ちょっとくすぐったいって…」

提督「あぁ、ごめんごめん」

女神「まったくもー…妖精さんにナデナデなんて貴重なんだからね!」プンスカ

提督「はいはい、今度お土産買って来てやるからな」

女神「みたらし団子」

提督「あいよ」

女神「やっほーぃ!」

提督「う……そろそろ寒くなってきたな…寝るか」

女神「だね…明日はあたしもちょっと用事あるしそろそろ寝るとするよ…」フワ

提督「りょうかい…お休み妖精」

妖精「あいよーお休み提督」


【12月1days 終了】


選択肢安価 アナザー視点
1.女神の好感度表
2.吹雪
3.なし

↓2

【吹雪の部屋】


吹雪「…はぁ」ポフッ

吹雪「…いつになったら思い出すんですかもう……」プク-

吹雪「…あの様子だとこれのことも忘れてるのかなぁ」チャリ

吹雪「お別れ前に…渡してくれて、すっごく嬉しかった…」

吹雪「これがあったから…哀しくても頑張れたのに…」モフモフ

吹雪「…提督くんの馬鹿」ゴロッ


吹雪「―思い出の場所、かぁ」

吹雪「……あの神社」

吹雪「えぇっと…明日の予定は…」パラパラ

吹雪「…うん、午後からなら時間ありそう…」

吹雪「明日…久しぶりに行ってみようかな」

吹雪「…うん、お賽銭持って行ってみよ…♪」

吹雪「ふわ…明日も朝早いし…そろそろ寝なくちゃ…」モゾモゾ

吹雪「…おやすみなさい」スヤァ


【another view end】

キリも良いので今日はこれで終了します。お疲れ様でした
清霜1隻掘るだけでE-6と同じかそれ以上の消費…さらに早霜はまったく出ない…もう何してるのか分かりません

それでは何かご意見等ありましたらよろしくお願いします。ではまた

【12月2days】

【教会】


提督「こんにちはー」ガチャ

金剛「Oh!テートク待ってたネー!」

提督「すみません金剛さん。ちょっと今日は用事出来ちゃったのでまた今度お話聞いても良いですか?」

金剛「あら?そうなんデスか?それなら電話かメールでもしてくれれば…」

提督「いえ、実は…雪風様をちょっとお借りしたいんです」

金剛「雪風様を?」キョトン

提督「はい、いま居らっしゃいますか?」

金剛「モチロンデース。今提督の後ろにいますよ」

提督「え?」クルッ

雪風「しれぇ!」クイクイ

提督「い、いつの間に……」

金剛「今くらいだと雪風様もちょうどお散歩するお時間なのでナイスタイミングネ!」

雪風「しれぇー!しれぇー!」グイグイ

提督「わわ…ゆ、雪風様引っ張っちゃ……じゃ、じゃあ行ってきますね!」

金剛「ハーイ!気をつけてネー!」フリフリ







雪風「どうしたんですかしれぇ?しれぇから来るなんて珍しいです?」トコトコ

提督「実は…あそこの神社に守り神がいるのは分かりますか?」

雪風「はい、もちろんですよ?ちょうど30年くらい前に配属したばかりの子ですけど」

提督「ば、ばかりって…でも神様なら短い時間なのか…?」

雪風「まだまだ若い方です。その子がどうかしたんですか?」

提督「えと…俺が子供の頃くらいのときの話が聞きたいんです」

雪風「しれぇが子供というと…つい最近ですねぇ」

提督「はい、それで恐縮ですが雪風様に間に入ってもらってほしくて…」

雪風「全然構いませんよ!任せてください!」ニパー








【神社】

提督「……」キョロキョロ

雪風「どうしましたしれぇ?」キョトン

提督「あ…いえ、なんでもありません」

雪風「じゃあ呼びますからちょっと待っててくださいね」トコトコ

雪風「……すぅー」

雪風「……↓2!!!!」(※艦娘名指定 未登場艦娘限定)

不知火「…お呼びになりましたか。雪風」

雪風「もう!ちゃんと目上の人にはさんづけしてください!」プンスカ

不知火「申し訳ありません。ですがさん付けしないように言ったのは雪風さんですが」

雪風「……」

不知火「どうしました雪風さん」

雪風「…ごめんなさい」

不知火「分かればいいんです」

提督(あれ……おかしい。なんか逆じゃね?)


不知火「…それで、人間を連れて来て何の用……ん?」ジロッ

提督「えっ」ビクッ

不知火「……神通力?なぜ人間から…」

雪風「あ、それは私が顕現するときにしれぇを依り代にしたからです」

不知火「…雪風。以前もそうやって勝手に下界に降りて他の神からお叱りを……」クドクド

雪風「す、すびばぜん……」グスッ

提督(やっぱり立場逆じゃないだろうか……)


不知火「…で」

提督「は、はい!」ビシッ

不知火「人間如きがこの不知火に何の用ですか」ギロッ

提督(こ、こわっ!ほ、本当に守り神?!)

提督(あ…もしかして守り神って…物理系とかそういう……)

不知火「殺されたいんですか?」

提督「ごめんなさい」

不知火「……………ん?」

提督「え?あ、あの…何か?」

不知火「……いえ、別に」

不知火「それで、何か用があるのでしょう。雪風に免じて答えてあげます。早く質問しなさい」

提督「は、はい!」

提督(…神ってこういう高圧的な感じが普通のイメージだよな…雪風様とかまるゆ様見ててすっかり毒されてた…)

提督「えと…↓2」

提督「…ぁ……ヵ……」

提督(や、やべぇ…威圧感の所為で口が動かねぇ……)ダラダラ

雪風「もう!不知火ちゃん!!しれぇが怖がってるじゃないですか!」

不知火「…ちゃんづけはやめてください。それに怖がらせているつもりはありません」

雪風「もー…大丈夫ですかしれぇ…」サスサス

提督「…げほっげほっ!す、すみませ……」

不知火「……」


雪風(……しれぇ、不知火ちゃんはあぁ見えて結構優しい性格なんです)ボソボソ

提督(あ、あの眼力でですか……?気合だけで邪神仕留めそうなんですけど…)ボソボソ

雪風(だから誤解されがちなんです…ちゃんと質問すればちゃんとした答えを返してくれますよ)ニパ

提督(は、はい…)

雪風(まぁ…答え方に難はあるかもしれませんけど、きっと照れ隠しですから)クス


不知火「……質問がないならこちらから聞きたいことがあります」

提督「えっ?」

不知火「貴方、十数年前にここに毎日のように来てましたね」

提督「…………え?」

不知火「無論一人ではありません。他に同年代ほどの女性2人と」

提督「お、俺が……?ここに?」

不知火「はい、配属されてまだ参拝者もいない頃ですから見違えるはずがありません」

不知火「もちろん当時とは背格好も大分違いはありますが」

提督「………」

不知火「……覚えてないのですか?」ジトー

提督「…す、すみません。全然…」

不知火「…薄情者が」チッ

提督「」グサッ

雪風「し、不知火ちゃん!こ、子供の頃だったんだから仕方な―――」

不知火「私のことではありません」

雪風「え?」

不知火「当然でしょう。子供が神を認識できるわけがありません。私のことなど知らなくて当たり前です」

雪風「じゃ、じゃあ薄情って一体?」

不知火「この人間が、以前この神社で私に願ったことです」

提督「え?俺が……願いを?」

不知火「はい、↓2と」

不知火「記憶を消したい、と」

提督「――はい?」

雪風「えっと……」

不知火「なんですか」

雪風「あの…不知火ちゃん?記憶を消したら覚えてるわけが…」

不知火「確かにその通りですね」

提督「ちょっと!?」

不知火「ですが不知火はその願いを叶えたなどとは一言も言ってません」

提督「へ?」

不知火「不知火が薄情と言ったのは記憶を消したいと言ったその理由です」

提督「り、ゆう?」

不知火「…どうやら本当に忘れているようですね」

不知火「これは不知火が記憶を消すまでもなかったようです。こんな薄情者に応える義理はありません」クルッ

雪風「不知火ちゃん!」

不知火「雪風。貴女もそろそろ神界に戻った方がいいですよ。いつまでも空席でいると騒ぐ方もいらっしゃいますから」

雪風「不知火ちゃん…」

不知火「あとちゃん付けはやめてください。では仕事がありますので失礼ます」スゥー

提督「あ…ま、まって……!」



提督「………」

雪風「…ごめんなさい、しれぇ…お役に立てず…」シュン

提督「雪風様は悪くないですよ…」ナデナデ

雪風「わぷ……えへ♪」ニパ

提督(…俺が、忘れてる……?)

雪風「しれぇ、また来ましょう。きっと不知火ちゃんも今度は答えてくれますから」クイクイ

提督「…はい、ありがとうございます」シュン







吹雪「……」コソッ

吹雪(ど、どうして提督くんが雪風ちゃんと……ここに?)

吹雪(も、もしかして思い出して……!)

吹雪(…そんなわけないよね。そんな簡単に思い出してくれたら今まで苦労しないもん…)ズーン

吹雪「…はぁ、二人も帰ったみたいだし…お賽銭して帰ろう…」チャリーン


↓2 どうなるどうする

吹雪「」パンパンッ

吹雪(……どうか)

吹雪(どうか……あの約束を―――)


不知火「もし」

吹雪「ひゃわぁっ!?」ビクッ

不知火「驚かせてすみません」

吹雪「え?あ……こ、こちらこそ大声あげてごめんなさい…」

不知火「…………」ジー

吹雪「…え?え?」オロオロ

不知火「……貴女は」

吹雪「はえ?」

不知火「………なるほど、貴女でしたか」

吹雪「あ、あの……おっしゃってる意味が……?」

不知火「失礼しました。不知火といいます。初めまして吹雪」

吹雪「え?ど、どうして私の名前を…?」

不知火「小さいころから毎日のように通って頂ければ名前も覚えます。最近は足が遠のいていたようですが」

吹雪「ご、ごめんなさい…」

不知火「別に責めているわけではありません」

吹雪「えと…この神社の方ですか?」

不知火「まぁ……そのようなものです」

吹雪(……こんな綺麗な人いたかな…?)ジー

不知火「何か?」

吹雪「え?あ!ご、ごめんなさい!そんなジロジロ見るつもりじゃ…」ワタワタ

不知火「構いません。ところで吹雪」

吹雪「は、はい」

不知火「貴女にはどうやらどうにもしがたい悩みがあるようですね」

吹雪「う」ギクッ

不知火「そこでです。不知火が御相談に乗りましょう」

吹雪「ふぇ?」

不知火「貴女は、どのような結果を望んでいますか」

吹雪「どんな…結果を…」

不知火「さぁ、答えてください」

吹雪「……わたし、わたし……は」ボー

不知火「…」

不知火(…多少強引ですが、仕方ないでしょう。不知火程度では一々姿を見せないと力を発揮できないですから)

吹雪「…↓2」

吹雪「…提督くんに、思い出してほしい……」

不知火(…でしょうね。仕方ありません…吹雪の為にも司令が今度来たら…)

吹雪「でも」

不知火「?」

吹雪「でも…それは自分で何とかしないといけないんです……」

不知火「―――」

吹雪「……」


吹雪「…あれ?」ハッ

吹雪「あ、あれ…私……」キョロキョロ

吹雪「…お賽銭して……どうしたんだっけ?」キョトン

吹雪「…いけないなぁ。ちょっと疲れてるのかも……」フルフル

吹雪「…あ、もうこんな時間。帰ってご飯の準備しなきゃ…!」パタパタ




不知火「……」スゥ

不知火「…あれが人の可能性、ですか」

不知火「……もう少しだけ、見届けてあげましょう」

不知火「…『人の人たる力と優しさを世界に示す。今を超える力、可能性という内なる神を。』か」

不知火「あながちあの神の言っていた言葉も馬鹿に出来ませんね」

不知火「やれやれ…吹雪は苦労しますね。あんな馬鹿とあんな約束を交わすとは」

不知火「…さて、仕事しましょう」スタスタ









【教会】

金剛「あ、お帰りなさーい!……って、どうしたんですテートク?そんな疲れた顔して?」キョトン

提督「いえ…雪風様。ありがとうございました」

雪風「しれぇ…」クイクイ

提督「心配しないでください。大丈夫ですよ」ナデナデ

雪風「……」トテテテ

金剛「どうしたんデス?」

提督「…金剛さん」

金剛「はい?」

提督「↓2」

提督「…僕は、大切な何かを忘れてるみたいです」

金剛「!」

提督「でも、それが何なのかすら思い出せないんです…」

提督「すごく大切な…はずなのに、何で…」

金剛「…」

提督「…すみません、忘れてください」

金剛「提督」

提督「は、はい?」

金剛「これ以上私から提督に何かを思い出せるようなことは言えません」

金剛「ですが、もし…」

金剛「もし全てを思い出せたらまずは私のところに来てください。必ず」

提督「金剛さん…?」

金剛「…Hey、テートク!そろそろ帰らないとまずい時間じゃないデスか?」

提督「え?あ…やば!も、もうこんな時間だったのか!?」ガタッ

金剛「吹雪に怒られますヨー?」

提督「す、すみません金剛さん!また今度お邪魔しますね!」ダッ

金剛「気をつけて帰るネー!」フリフリ


金剛「……」

金剛「エーット…この辺に…」ゴソゴソ

金剛「お、あったネ」パカッ

金剛「…ヤレヤレ、こんな大事なもの預けたことすら忘れてるとはさすがネー…」ハァ










【大湊寮】

提督「た、ただいま帰りました!」

舞風「あ、提督お帰り~」

荒潮「お帰りなさい提督くん♪」

初春「貴様こんな時間までどこをほっつき歩いていたのじゃ?」

提督「あはは…ちょっと教会で時間つぶしてたら…」

舞風「も~…ま、ちょうどご飯出来たところだから早く来なよ~」

提督「あぁ、分かった」トテテテ



選択肢安価 夕食後イベント
1.部屋に戻る
2.散歩
3.その他(詳細明記)

↓2

提督「…ふぅ」トコトコ

提督「う~…さむ」ブルブル

提督「小さい頃に、俺はここに住んでたのか…」

提督「あの馬鹿親ども…それ知っててここに送りやがったな」

提督「…いくらなんでもその記憶がまったくないってうのはどうなんだ?」

提督「嫌なことでもあったのかなぁ…」


提督(でもあの神社といい明石さんの店といい…何処か懐かしいと思う雰囲気や空気はあった…)

提督(やっぱり俺はここに来たことがある…)

提督(…そういえば、不知火様は同年代の女の子と一緒に来てたって言ってたな…)

提督「…もう一回だけ行ってみようかな」


――――れぇ

提督「え?」

<しれぇ~~~~~~~!

提督「こ、この声は……」クルッ

雪風「しれーーーーーーーー!!!」トテテテ

提督「ゆ、雪風様!?な、なんで…!?」

雪風「しれぇ!」ダキッ

提督「うわっとっと……」ギュ

提督「ど、どうしたんですか雪風様。こんな時間に…」

雪風「それはこっちのセリフです!こんな寒い夜に出歩いてたら風邪ひきますよ!」プンスカ

提督「それは雪風様も…」

雪風「雪風は神様だから風邪なんて引きません!」

提督「そ、そうですか…」

雪風「しれぇ、いまから不知火ちゃんのところ行くんですよね?」ニコッ

提督「え?な、なんで…」

雪風「しれぇの考えることなんてお見通しですよ!さぁ行きましょう!」グイグイ

提督「ゆ、雪風様!そんな引っ張っちゃだめですってー!」






【神社】

不知火「…で、こんな時間にノコノコとやってきたんですか。私の休む時間も考えず」

雪風「ごめんなざい……」グスッ

不知火「…別に構いませんが。昼に言った通り貴方に言うことはなにもありませんが」ジロッ

提督「うっ…」

提督(と、取り付く島もない……)

提督(だ、だがそれは承知……俺には秘策がある…!)

提督「し、不知火様!」

不知火「なにか?」ギロッ

提督「↓2!」

提督「お願いです。力をお貸しください」ドゲザ

雪風「し、しれぇ?!」

不知火「無様ですね」

提督「…正直、自分の力じゃどうしようもないんです…お願いします…!」

不知火「………」


不知火「……ひとつ。聞きます」

不知火「貴方は何故、そこまで自身の記憶にこだわるのですか?」

不知火「自分の過去の為ですか?」

不知火「それとも、別の誰かの為ですか?」

不知火「はたまた、ただの興味本位ですか?」


提督「………」スクッ

雪風「…しれぇ」

提督「…大丈夫ですよ、雪風様」ナデナデ

雪風「はわ…♪」ポワポワ

不知火「……」

提督「…不知火様。俺は――」


選択肢安価
1.自分の過去が知りたい
2.思い出せない誰かの為
3.吹雪さんの過去の為

↓2

提督「――思い出せない、誰かの為です」

不知火「…へぇ、面白いこといいますね」

提督「――いま、俺の子供のころを思い出そうとすると…誰かの顔がちらつくんです」

提督「それが――思い出せない」

不知火「…」

提督「俺はそれを想いださきゃいけない……いや」

提督「どうしても、思い出したいんです」ジッ

不知火「……」

提督「……」

雪風「しれぇ…不知火ちゃん…」


不知火「いいでしょう」

提督「へ?」

不知火「では聞きたいことを言いなさい。不知火が答えれる範囲ならいくらでも答えましょう」

提督「ほ、本当ですか?」

不知火「必要ないなら答えませんが」

提督「い、いえ!是非お願いします!」

雪風「不知火ちゃん…いきなりどうして…?」

不知火「嘘をついていない。真実を知りたいなら道を示す、それが私の神としての仕事です」

不知火「どうぞ司令、ただしあまりにも私を頼り過ぎるようなら消し済みにします」

提督(…やっぱり怖い)

提督「…そ、それじゃ」コホン

提督「↓2」

今日はこの辺で終了します。お疲れ様でした
嫁が神になってしまいました、嬉しい

それでは何かご意見等ありましたらよろしくお願いします。ではまた

提督「記憶を消したかった理由を…教えてください」

不知火「ふむ……」

不知火「その程度ならいいでしょう。これでも飲みながらどうぞ」ポンッ

提督「お、お茶が!?」

不知火「この時期は冷えますからね。外だと余計です」ズズ

提督「あ、ありがとう…ございます」

提督「…暖かい」ズズ

雪風「美味しいです!」クピクピ

不知火「話がそれましたね。では説明しましょう」



不知火「貴女がなぜ記憶を消したいと願ったか。それはとても簡単なことです」

提督「そうなんですか?」

不知火「ここで作ってしまった思い出が眩しすぎた故に、別れがつらくなってしまったからです」

提督「…話の流れ的に何となく予想はしてました」

不知火「でしょうね」

提督「でも…不知火様は実際には消さなかったんですよね…?」

不知火「昨日言ったとおりですが」

提督「ならおかしくないですか?いくら別れがつらくて自分で記憶に鍵をしたとしてもその頃の記憶が全てないだなんて」

不知火「……言われてみればおかしいですね。ここに戻ってきてこの神社すら忘れているとは…」


不知火「司令、少し顔を貸してください」ズイッ

提督「え?」

不知火「失礼」コツン

提督「え!!ちょ、ちょっと!?///」カァ

不知火「心を落ち着けてください」ジッ

提督(う、うわ……近くで見るとすげぇ美人……)ドキドキ

不知火「鼓動が速いですよ。目を瞑って心を鎮めて不知火にゆだねてください。重要なことです」

提督「は、はい…//」

提督「………………」

不知火「……………」



不知火「結構です」スッ

提督「あ……はい」

不知火「原因が分かりました」

提督「ほ、本当ですか!?」

不知火「今ので提督の記憶を全て見渡しました。その結果…」

不知火「その時代の、この場所に関する記憶がほぼ抜け落ちています」

提督「え?ど、どうして……!?」

不知火「原因は簡単です。貴方の隣で茶をすすっている方の力です」

提督「え」

雪風「」ポトッ

雪風「ちょっと待ってください不知火ちゃん!」ガタッ

不知火「ちゃんづけはやめてください」

雪風「ゆ、雪風はそんなこと知りません!しれぇと会ったのだって今回が…」

不知火「ですが力を行使した際にご丁寧に『ぜかきゆ』なんて印をつけるのは貴女の他にいませんが」

雪風「………ほ、本当に?」

不知火「…今思い出しましたがちょうどそのころ今回同様、下界に遊びに出掛けていませんでしたか?」

雪風「え」

不知火「帰ってきた際に他の4人に酷く叱られたらしいですが……まさか貴方も記憶を消されたのでは?」

雪風「…………ちょ、ちょっと待って」

雪風「…………」

雪風「……あ!な、なにか雪風の記憶を封じてる力が……!」

雪風「ちょ、ちょっと待ってください!今解除します!」

提督「他の神が行使した力ってそんな簡単に解除できるんですか……?」

不知火「普通は無理です。しかしあの方はあらゆる面においてずば抜けています。他の追随を許さないほどに」

提督「そ、そうなんですか……」

提督(神界で5本指って言うのは本当なのか……)

雪風「………お、思い出しました」

不知火「で。結果は」

雪風「ご………ごめんなさいしれぇーーーーー!!!」ペコッ

提督「え、えぇ?!ちょ、ちょっとどうしたんですか雪風様!?」

雪風「……じ、実は、不知火ちゃんが言っていた他にもう一人いたんです……」

提督「え?」

雪風「しれぇともう二人の女の子……そして雪風です」

提督「は、はい?」

不知火「神社に来た時は必ず3人だった……雪風。ここに来るときは断っていましたね?」ジロッ

雪風「そ、その通りです……」テヘ

提督「え、えぇと……じょ、状況がよく…?」

不知火「かいつまんで言うと…」

不知火「司令は他の女の子二人、かつ雪風と過去に遊んでいた」

不知火「そして雪風が神界に帰るときに司令を含む3人の記憶を消して去った」

不知火「しかしどういうわけか司令だけは雪風どころかその子たちと遊んでいた記憶すら全て消したようです」

提督「……」ジトー

雪風「…え、えへ」ニパ

不知火「雪風。なぜそのようなことを?」

雪風「え、えっと……その……」

雪風「……力加減、間違えちゃいました♪」

不知火「――原因が分かったところで、どうしますか司令」

雪風「し、不知火ちゃん……げんこつ痛い………」グス

提督「あー……」

雪風「任せてくださいしれぇ!雪風がしたことなら間違いなく元に戻せます!」

不知火「不知火としても元に戻すのをお勧めします。雪風の力が働いている以上どのような奇跡を願っても無駄です」

提督「そ、そんな強力なんですか…?」

不知火「先程雪風は他の神の力を自力で解除しましたが、現存する神の中でその逆をすることは不可能です」

提督「うわぁ……」

不知火「もちろん自力で思い出したいのなら別ですが」

雪風「どうしますしれぇ?」ジー

提督「え、えと……」ダラダラ


選択肢安価
1.頼む
2.自力で思い出す
3.その他(詳細明記)

↓2

提督「…少し、時間をください」

雪風「しれぇ?」

提督「記憶を消したいと願ったのはほかでもない俺自身で…図らずとも雪風様はそれを叶えてくれたんです」ナデナデ

雪風「はわ……♪」

提督「なら、それを思い出したいというのなら自分でやるのが道理です」

不知火「司令…」


不知火「…まさか、貴方が底抜けの馬鹿だとは思いませんでしたよ」フッ

提督「あはは……」

不知火「困ったことがあったらいつでもここに来てください。話しかけてくだされば不知火は答えます」

提督「不知火様…」

不知火「では今日はこれでお開きにしましょう。お茶だけでは厳しい寒さになります」スクッ

提督「…ありがとうございました!」ペコリ

不知火「では失礼します。雪風もまた」

雪風「はい!またね不知火ちゃん!」

不知火「ちゃんづけはやめてください」スゥー


雪風「本当にごめんなさいしれぇ…」シュン

提督「気になさらないでください、どうしてもダメなときは今度こそ頼らせてもらいますから」ニコ

雪風「はい!雪風はいつでもお待ちします!」

提督「それじゃあそろそろ帰りましょうか。送って……」

雪風「あ、大丈夫ですよ。雪風はワープして帰りますから」

提督「は?」

雪風「じゃあしれぇ!また今度です!」スゥー

提督「え!?ちょ…!」


提督「き、消えた……何でもありかあの人…」

提督「……うわっ?!さ、さむ……!」ブルブル

提督「か、帰ろう……散歩にしては長すぎるくらいだ………」タタタ










【大湊寮】

提督「ただいま戻り――――」

吹雪「どこ行ってたんですか提督くん!!」

提督「う、うわ!?ふ、吹雪さん!?」

吹雪「こんな時間にこんな寒い日に…心配してたんですよ!」プンスカ

提督「す、すみません!」ペコペコ

吹雪「もー……一体どこで何してたんですか!」プンスカ

提督「え!?えっと……↓2」

提督「ちょ、ちょっと雪風ちゃんとワープしてました」

吹雪「え?わ、ワープ……?」

吹雪「ご、ごめんなさい…最近の流行にはちょっと疎くて…ワープって一体…?」キョトン

提督「す、すみません。雪風ちゃんとの約束で内緒なんです…」

吹雪「……」ジトー

提督「…」ダラダラ

吹雪「…今日は雪風ちゃんに免じて許してあげます、今度は早く帰ってきてくださいね」プクー

提督「はい…ごめんなさい」

吹雪「よろしいです。それじゃ何か温まるもの用意しますから食堂で待っててください」パタパタ

提督「い、いえそんな…」

吹雪「~♪」トテテテ

提督「…はぁ、吹雪さんに甘えてばっかりだなぁ…俺」

提督「…とにかく何が何でも思い出さなきゃ…申し訳ないですけど吹雪さんの初恋の相手は後回し…」

提督「…もしかしたら俺の過去を思い出せば何か役に立つ情報が見つかるかもしれない」

提督「今度の休み…色々動いてみるか」


【12月2days 終了】


選択肢安価 アナザー視点
1.女神の好感度表
2.吹雪
3.その他(サブ枠指定可)

↓2

女神「…」ヒョコ

女神「しょ、正直もう皆選んでくれないと思ってた…嬉しい」グス

女神「でも!指名してくれた以上は仕事しないとね!」フンス

女神「はーい、どうぞー!」


舞風:世界的女優 クラスメイト   攻略済
吹雪:寮母               デレデレ
初春:先輩 寮生           攻略済
荒潮:クラスメイト 寮生       攻略済


女神「まー分かり切ってた状態だよね」

女神「ちなみにあそこで記憶取り戻してたらエンディング一直線だったよ。当たり前だけど」

女神「それにしても吹雪っち√中々長いネ。さすが正ヒロイン」

女神「それじゃ攻略完了までもう少し!頑張ってねー、次は休日だよ!」フリフリ

【12月 休日】

提督「…はー」

提督「いやはや…もう息が白く出る季節になっちゃったか…」

提督「さてと…今日は記憶めぐりの旅だな」

提督「旅って言ってもこの町内限定……寂しい旅だ」

提督「えっと…マフラーに手袋…セーターも着たから大丈夫だな」


舞風「あれ?提督出掛けるの?」

提督「ん、まぁな」

舞風「最近寒いから風邪引かないように……って完全防備だね」アハハ

荒潮「あ、提督くん出掛けてくるならお土産にあったかいもの買ってきてくれると嬉しいな♪」

提督「はいはい分かったよ。二人は引きこもりか?」

舞風「あはは…こたつから抜け出せなくて」

荒潮「みかん美味しいわぁ…」ヌクヌク

提督「こたつで寝ないように気をつけろよー?じゃあ行ってくる」

舞風・荒潮「いってらっしゃーい」フリフリ



提督「うおぅ…寒いな。まだ雪も降ってないっていうのに…」ブルブル

提督「…さてと、今日はとりあえず…↓2にでも行くか」

提督「そういや今日も夢見たな…アレは抜け落ちた記憶の一部だったのか…」

提督「遊んでた場所って公園だよな……」

提督「地図地図……えっとこの辺で公園は…」カサッ

提督「げっ……結構あるし」

提督「仕方ない…片っぱしから周って見るか……良い運動にもなるだろ」スタスタ










【公園】

提督「…こ、これで6個目……ど、どうだ……」キョロキョロ

提督「………」

提督「…だめだ。その前にちょっと休憩しよう……」ガタッ

提督「はぁ…お茶美味しい…」ゴクゴク

提督「公園っていってもどこも似通ってるし……」

提督「…あれ?」

提督「なんか……見た光景?」

提督(少し見た目と高さが違うけど……視点を下げれば…)

提督「………ここだ。夢で見た場所」

提督「ということは……俺は昔ここで遊んでたのか……!」

提督「何か手掛かりは……」スクッ

提督「手当たりしだいに探そう…何かあるかもしれない……」


↓2 どうなるどうする

提督「……う~ん」

提督「正直遊具とか見ても全然ピンとこないんだよな…」

提督「当時とじゃ感じる大きさ違いすぎるし…違和感しかない」

提督「はあ…他に有力な手掛かりとかあればいいのに…」

提督「…お茶も飲み終わったし、今日はもうちょっと違うところでも…」ポイッ


ガサッ


提督「あっ……」

提督「ちくしょう……籠に入れ損なうとは不覚……」

提督「こんな面倒なことになるならちゃんと捨てればよかった……不幸だ…」ガサガサ

提督「お、あったあった…よい…しょ」

提督「……何かでっかい木だな。いつからあるんだろこれ……」ペタペタ

提督「……ん?何か掘ってある……?」


提督「……『ていとく』………提督?」

提督「…お、俺の名前!?」ガバッ

提督「こ、こんなところに大事な手掛かりが……!」

提督「…あれ?これ…相合傘?」

提督「ということは…相手は一緒に遊んでたっていう女の子の一人か…?」

提督「そうとわかればその子の名前さえ分かれば会えさえすればもう解決したも同然…!」バッ


『ふぶき』


提督「………」

提督「……」ゴシゴシ

提督「……んん?ふ、『ふぶき』……?」

提督「……い、いやぁ…同姓同名っているんだな……あはは……」

提督「……」

提督「…え?ふ、吹雪さん?い、一緒に遊んでた相手って……!?」


ザッ

提督「!?」クルッ


↓2 誰が来た

吹雪「――提督、くん?」

提督「ふ、吹雪……さん」

吹雪「その、落書きは……!」

提督「!」

吹雪「………」

提督「………」


提督「…吹雪さん、あの」

吹雪「は、はいっ!?」ビクッ

提督「…俺、実は色々あって子供の頃のことほとんど忘れてたんです」

提督「それで最近になって少しずつ思いだし始めて来て…色々調べてたんです」

吹雪「は、はい…」

提督「…俺は子供の頃、この町で同じくらいか年上の女の子二人と一緒に遊んでたそうです」

金剛「そして、以前金剛さんに聞いた吹雪さんの過去……金剛さんと、少し年下の男の子…」

提督「…この、相合傘」ソッ

吹雪「…!」

提督「……吹雪さん、教えてください」


提督「―――俺の探していた人は、貴女ですか?」

提督「そして、貴女が探していた人は――――――俺、ですか?」



吹雪「――ッ!」

提督「…吹雪さん」

吹雪「……↓2」

>>364
誤:金剛「そして、以前金剛さんに聞いた吹雪さんの過去……金剛さんと、少し年下の男の子…」
正:提督「そして、以前金剛さんに聞いた吹雪さんの過去……金剛さんと、少し年下の男の子…」


吹雪「……ずっと」ポロッ

提督「あっ…」

吹雪「ずっと、待ってたんですよ……」ポロポロ

提督「吹雪……さん」

吹雪「あ、あれ……わ、私ったら……なんで…」ポロポロ

吹雪「こ、こんなとこ……見せるつもりじゃ…」ゴシゴシ


提督「……吹雪さん」ダキッ

吹雪「て、ていと――!?わ、わぷっ!」

提督「……正直に言います。まだ完全に思い出してないんです…」

提督「…でも、これだけは言わせてください」


提督「―――吹雪さん、好きです」

吹雪「!」

提督「俺の子供の頃の記憶とか…そういうの関係なく…あの寮に来て、一緒に暮らして……」

提督「一所懸命な姿の吹雪さんが、俺は好きになりました」

吹雪「ていと、く……くん…!」ポロポロ

提督「だから…」スッ

提督「俺と、付き合ってください」ジッ

吹雪「………!」グスッ

吹雪「…」ゴシゴシ


吹雪「―――はい!喜んで!!」ニコッ

【教会】

金剛「―――ったく。思い出したらまず最初に私のところに来てくださいって言ったはずデース!!」プンスカ

提督「す、すみません…色々ありまして…」

金剛「ふふ、良かったネー、吹雪。約束通りBoyFriendも紹介出来て♪」ニコニコ

吹雪「は、はい……//」カァ

金剛「それにしても神の力で記憶が消されてるとは…にわかには信じがたいですが…確かに思えば街のこと覚えてないのも不自然ですネ」

提督「おかげで吹雪さんとの約束っていうのがどうしても思い出せなくて……」

吹雪「いいんですよ、私は提督くんが私のことを想ってくれているだけで十分幸せなんですから」ニコ

提督「吹雪さん……//」


金剛「あーハイハイ、惚気は寮に帰ってやって欲しいネー」

金剛「思いだしたら来いって言ったのは約束に関係してることだったネ」

提督「約束に?」

金剛「…ま、もう良いでしょう。吹雪にも内緒にして提督が私に預けたものがあるんデス」ゴソゴソ

提督「俺が…吹雪さんにも内緒にして?」

金剛「というか知られたら意味ないですからね……はい」ヒョイ

提督「……箱?」

吹雪「何ですかそれは……?」キョトン

金剛「開ければ分かるネー」

提督「…」カパッ

提督「こ、これ……!」

吹雪「ゆ、指輪!?それにこれ……提督くんが私に預けたのと同じもの……!?」

金剛「アレ?吹雪にも渡してたんデスか?しかも同じ…じゃあこれは一体……?」キョトン

提督「………」

吹雪「……?て、提督くん?」


提督「――――――――――」







『これを、吹雪お姉ちゃんに預けるから、僕が帰ってきたら必ず返してね!』

『…うん!約束!必ず帰ってくる!そしたらね!僕お姉ちゃんのこと――』




『金剛お姉ちゃん。これ…あずかってて欲しいの』

『ふ、吹雪お姉ちゃんには内緒にしててね!絶対だよ!』

『か、帰ってきたら真っ先に返してもらいに来るから!!』

提督「……………」

吹雪「て、提督くん?どうしました…?」

金剛「提督?」

提督「…………思い、だしました」

吹雪「えっ?」

提督「……吹雪さん、手を…」ソッ

吹雪「え?え?」キョトン

提督「……約束、です」

提督「あの指輪…後で俺の左薬指に返してください」

吹雪「え?」

提督「そしてこの指輪は……こういうことです」スッ

吹雪「―――こ、これって!?」

提督「はい。吹雪さんさっきの告白にちょっと一言加えさせてください」





提督「――――俺と結婚を前提に付き合ってください」

吹雪「」




金剛「…なーるほど、吹雪に預けてたのは自分用だったのネ」

提督「そういうことです。本当なら金剛さんに預けたのを回収して交換…のつもりだったんですけどね」アハハ

金剛「子供の頃からそういうとこだけは用意周到デース」

金剛「それより、吹雪固まってますヨ」


吹雪「」ハッ

吹雪「え、えと……て、提督くん…///」オロオロ

提督「吹雪さん、返事ください」ニコッ

吹雪「あ、あう………///」




吹雪「……そ、その//」

吹雪「――――――ふ、不束者ですが、これからよろしくお願いします!」


【吹雪 HAPPY END】

以上で吹雪√無事終了です。お疲れ様でした
これにて大湊分校編の全ヒロイン攻略完了となります


次の分校についてですが、艦これ学園スレはここでしばらくお休みします
前スレでありましたように最近同じような流れやエンディングにしかなってないのは>>1も思っていましたが、
その懸念を払拭できない>>1の力量が足りていない以上、ここで一旦区切りたいと思います。
同様の理由で2名攻略毎のアフターもありません

以前どこかでリンガ分校まではやりたいとか言ってましたが許してください
そもそも正直なところここまで長続きするとは思ってませんでした


ただ、あくまでお休みなのでまた艦これ学園書きたくなったら戻ってくると思いますが、しばらく非安価でのんびり書きます
長々となって申し訳ありません。ではまたいつか


あと最後に早霜出たんでやっとイベント終わりました

お久しぶりです。長い間お付き合いしてくれた方々が予想以上に多くて嬉しい限りです
終了後にもご意見くださりありがとうございます。次回があったら艦これ学園トラック分校時に参考にさせて頂きます

別スレのリンクが欲しいとの方がいらっしゃいましたので、恐縮ですが新しいスレを貼らせて頂きます

【艦これ】提督「二人の秘書艦」
【艦これ】提督「二人の秘書艦」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409389461/)


ではこのスレは明日にでもHTML化出しておきます
改めて長い間お付き合い頂きありがとうございました。ではまた

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月06日 (木) 09:15:35   ID: G7UUTqWu

面白かった

2 :  SS好きの774さん   2016年05月07日 (土) 08:44:30   ID: 0khyefNU

今更だけど、俺の好みドンピシャだったわ。
見つけられて良かった。

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