安価で今際の国のアリス (718)

マイナーだけど書きたくなったので。
超ローペースで執筆していく所存です

とりあえず主人公を決めたいと思います

名前と性別

性格

得意ジャンル
(クラブはバランス型。スペードは体力型。ダイヤは頭脳型。ハートは心理型)

まずは名前と性別
↓2
でお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408497305

ksk

代々木 峻(ヨヨギ シュン)

代々木 峻

把握

次。性格

↓2

一見優しく見えるが自分の利益になること以外では動かない。

性格把握

次得意ジャンル

↓2

安価下

ダイヤ

得意ジャンル把握

次は仲間Aの設定

名前と性別

年齢

性格

職業

得意ジャンル

まずは名前と性別
↓2

牧野志乃 女
21
クールビューティー(実はそれは自分の弱さを守るための虚像で実はそうふるまわないと心が折れてしまうタイプ)
軍人


こんな感じ?
安価下

伊丹 秋文(いたみ あきふみ)♂

>>10
そんな感じです

>>11
把握



次は年齢
↓2

26

8

23

年齢把握

次性格

↓2

加速ついでに適当にいれたらとっちまった…
安価下

よく考えたらシュンって名前チシヤと被ってたな……問題あったら主人公の名前「慧(ケイ)」で
安価なら下

普段は猫被っているガキだが実は腹黒で悪知恵が働く

>>17
それなら最初から安価しないか安価下入れておけ

やべ、カクニンシタラチシヤ駿太郎だった。恥ずかしい
安価なら下

>>17
ショタはぁはぁ///

>>18
全然問題は無いのだよ


性格把握

次職業

↓2

小学生(ただし実はハッカー)

子役俳優

職業把握

次ジャンル

↓2

ハートっぽい

ジャンル把握

次仲間Bの名前と性別

↓2

kskst

綾野♀

名字は思いつかなくって送信してしまったけど、できればそちらで頼む

名前と性別把握

>>31 任せろー

次年齢
↓2

19

そういえば主人公の年齢が決まっていないな。

14

年齢把握

>>33
主人公は17歳高校生です。
はい、そこだけ勝手に決めました

次性格
↓2

純粋無垢で活発(騙されても「次は気を付けよう」と考えるポジティブ思考)

性格把握

次ジャンル↓2



ちと離席しますので
次の安価と投下は夜辺りになります!

職業はなし?
ジャンルはバランス的に♠

>>38
訂正
ジャンル→職業

↓2


職業決まった安価から↓2でジャンル

まぁ14歳となると中学生ぐらいしかなさそうだからな

学生(ただし陸上部のエース)

スペード

グダってすみません

職業性格把握です



次の安価投下時間は20時30分~21時00分を目安にしてます!


バランスはいいんだな。年齢とジャンルは
あとは年上の🍀が欲しい所

次は主人公たちが最初に参加するゲームの参加者を安価で決めます
とりあえず3名決めようと思います

仲間を決めた時の様に名前と性別・年齢・性格・職業・得意ジャンル・そして滞在日数を決めていきたいと思います

まずは最初の一人から
↓2で
名前と性別をお願いします

それが決まったレスから↓2で年齢
またそれが決まったレスから↓2で性格

とにかく↓2ずつの安価で3人一気に作りたいと思います


ksk

朱皿 真士(しゅさら しんし) 男

河田 信治郎(かわだ しんじろう)

25

軽いノリの典型的チャラ男

ksk

ゲーム好き 特にみんなで協力するゲームが好き

ゲームクリエイター

新葉 沙百合(しんば さゆり)/女

クラブ

滞在日数の目安がわからない とりあえず6日

なんか大分こんがらがったけど
バランスよく調整したらこんな感じになりました。
これでいいですか?

朱皿 真士 男 25歳
性格:ゲーム好き 特にみんなで協力するゲームが好き
職業:ゲームクリエイター
得意ジャンル: クラブ
滞在日数:6日

一気に三人はちょっと無茶すぎましたかね。
次からはgdgd対策のためにも逐一仕切ります

では二人目
名前と性別
↓2

ksk

赤神 蒔絵(あかがみ まきえ)

名前と性別把握

次性格
↓2

熱血 気合でなんとかする

依存体質で情緒不安定

性格把握

次年齢
↓2

ksk

20

年齢把握

次職業
↓2

大学生

美大生

ue

職業把握

次ジャンル
↓2

ダイヤ

クラブ

ジャンル把握

次日数
↓2

一ヶ月

10日

日数把握

次三人目
名前と性別
↓2

守矢 鷹子(もりや たかこ)♀

名前把握

次年齢
↓2

28

14

年齢把握

次性格
↓2

ヒステリック

性格把握

次職業
↓2

不良中学生

職業把握
次ジャンル
↓2

スペード

とりあえずこれで最初のゲームに参加する六名が決定しました。

因みに仲間と参加者の違いは死亡率です
仲間はそうそう死ぬレベルの怪我はしませんが、参加者は死にます
もちろん生き残って仲間になるフラグも考えてます
またその逆で仲間が死んでしまうなんてことも考えてます

そんなわけで次は最初のゲームのジャンル
↓3で

最初はクラブかな

クラブ

クラブ

クラブ把握

それではプロローグ+第一話投下していきます

代々木『今日は休日、だけど俺にはする事なんてない』

代々木『いつも通り、一人適当に家で惰眠を貪る』

代々木『別に友達が居ないというわけではないが、学校以外で付き合う気も起きない』

代々木『誘われれば行くが、別に誘われても居ない』

代々木『それにあいつ等と遊んでも俺の成績が上がるわけでも小遣いが増えるわけでもない』

代々木『むしろその逆だ』

代々木「…眩しっ…」

代々木『なんだよ。何が光ったんだよ?』

代々木「……何で花火が?」

目を潰さんばかりの眩い光の方に目をやるとそこに写ったのは花火。
上がるにしてはまだ少し早すぎる花火が代々木のすぐ近くで大きく弾けた。

そしてそれと同時に代々木の意識は崩れるように暗転した


代々木「…貧血?……」

代々木はふらつきながらも周囲を見回す

代々木「…なんだよ……どこだよ」

代々木が立ち上がった場所。そこは自分の部屋ではなく、荒廃した街
ボロボロに朽ち果てゴーストタウンの様になっていたが、代々木には見覚えのある場所だった。

代々木「通学…路?」

代々木「でも…なんでこんなに?それにいつの間に夜に…」

駅から近い通学路。いつもなら夜が近づくにつれて明るくなっていくのに今日は違う
日も落ち薄暗くなっているのに街は暗い。
所々からぼんやりとした明かりが漏れているが、見知った景色には似ても似つかなかった


代々木「とりあえず明かりのついてるところに行くか…」

ざっと明かりの洩れてる方向を見回す

代々木「確かあっちには中学校が」

代々木「こっちにはファミレス」

代々木「んでこっちがスーパー…」

代々木「とりあえず近くで人が居そうなのはここら辺だよな」

とにかくこの異様な雰囲気の中孤独なのは辛いらしく。
とりあえず光の漏れる場所へ歩んでいくことにしたらしい

【行く場所を選んでください】

1中学校
2ファミレス
3スーパー

↓3

3

3

スーパー王出 


ウィーン

代々木「やっぱビンゴ。人が居るな」

自動ドアの向こうに広がるのはいつも通りの明るい店内。流れるのはチープでポップなBGM
そしてレジ前に点在する5人の人物

???「信士クン。また来たよ」

???「…お。今日はこの人数で始まるんか?」

最初に口を開いたのはニット帽を被った背の高いメガネの男。
そしてそれに絡みつくように体を寄せ付けてるツインテールの女

代々木『なんか…変だぞ?』

???「ねぇねぇ!いったい何が始まるの?」

???「もしかしてサプライズなパーティーとか!?」

???「とにかくアタシ早く帰りたいんだけど…」

そして次に口を開いたのはどこかで見た事のあるランドセルを背負った少年
隣町の中学のジャージに身を包んだポニーテールの少女
そして同じ中学の制服を着崩した如何にもギャルと言った風貌の少女の三人

???「ある意味サプライズだな」

???「…怖い…怖い…サプライズ」

???「ま!力を合わせたら何とかなるって!」

何が何だか分からないがとにかく今はじっとしておこう

代々木『このスーパー…もしかして俺らしかいない?』

代々木『でもなんで?店休日?』

代々木『だとしたらどうしてこんなに明るいんだ?それにBGMまで』

代々木『…なんかおかしい』

代々木『とりあえず誰かに話かけてみるか…』


【誰に話しかけますか?】

1ニット眼鏡&ツインテ女

2ジャージのポニテ少女

3どこかで見た事のある少年

4ギャル少女

↓3

3

代々木『とりあえず…あの二人が一番何か知ってそうだな…』

先ほどから意味深な発言を繰り返すあの二人
きっと何か知ってるに違いない。

代々木『とりあえず挨拶でもしにいくか』

代々木『って…目が合った?』

男と代々木の目があった瞬間男は代々木の方へと近寄ってきた

???「君は初めてこういうのに参加するんかい?」

代々木「こういうのって?」

???「げぇむだよ。げぇむ」

代々木「…げぇむ?」

???「真士くん。まずは自己紹介だよ。この子戸惑っちゃってる」

赤神「こんばんは。私は赤神蒔絵。こっちの人は朱皿 真士」

朱皿「改めまして俺が朱皿 真士。なんかあったら俺に頼れよ」

赤神「ふふっ…真士くんかっこいい…」

代々木「あの…げぇむってなんすか?」

赤神「生きるか死ぬか。」

朱皿「……こればっかは説明しにくいけど。赤神の言う通りだよ」

代々木『…訳わかんねぇ』

げぇむは生死に関係するというのは真なのか嘘なのか。
代々木の脳内は余計にもやついた

【次は誰に話しかける?】


1ジャージのポニテ少女

2どこかで見た事のある少年

3ギャル少女

↓3

1

代々木「やあ。こんばんは」

???「はっじめましてーっ!」

やさしい作り笑顔を浮かべて目の前の少女に話しかける代々木。
そしてそれを物凄いテンションで受け止める少女。

代々木「俺は代々木峻。気が付いたら町が真っ暗になっててここに来たんだ」

昔ぱらっと読んだ心理学の本を思い出しながら代々木は目の前の少女に話しかける
不信感は抱かれてない様だ。

江島「私は江島綾乃!私も部活帰りさ。見た事も無い蝶々おっかけてたらなんか変なことになってて…」

江島「それでね明かりの点いてたここに来たってわけなの」

代々木「そうなんだ、じゃあ江島さんは何も知らないんだ?」

江島「知らないよー?きっとアレだよサプライズとかお誕生日の人が紛れ込んでるとか」

代々木『…バカだ。こいつは底抜けにバカだ』

代々木「そうだな!きっとそうだと思う」

江島「でも…かれこれ数十分このまんまだよ…いったい何が起こるんだろ」

悩ましげにため息をついて退屈そうな視線を代々木に送る江島。
代々木はそれに気づかないふりをしてそそくさとその場を立ち去った


【誰に話しかける?】


1どこかで見た事のある少年

2ギャル少女


↓3

1

???「お兄さん!お兄さんは何か知ってる?」

未だ状況を理解しきれない代々木に話しかけてきたのは、この中でも一番幼いであろう少年

代々木「知らないな」

代々木「と言うより俺とどこかで会ったことある?」

先ほどから感じる妙な既視感に耐え切れず、代々木は思わず聞いてみた

???「え…嘘。お兄さん僕のこと知らないの!?」

代々木「…ごめん分からない」

伊藤「天才子役の伊藤秋文…本当に知らない?」

代々木はその名前を言われても正直反応に困っていた。
最近はテレビなんてあまり見ないし、子役なんて興味もない
それに芦田ナマとか副木スズとかの超有名どころだったら知っているが
この子はそんなに有名でもなかった気がする……

伊藤「…もしかしてチョイ役ばっかだと思ってない?」

伊藤「芦田ナマとか副木スズとかと比べたりしてない?」

代々木「…い…いや。そんなことは…」

伊藤「うっそだー!お兄さん顔に出てるよ?わっかりやす!」

代々木「…まあ。俺はテレビとか見ないから」

伊藤「ま。いいや…お兄さんも何もわかってないみたいだし…」

伊藤「何か知ってそうなあの二人の所にでも行くよ」

特段機嫌を悪くした様子もなく少年はニット帽眼鏡とツインテ女のところへと小走りで駆けていった

代々木「君は…何か知ってる?」

???「知らんし…つか。話しかけんな的な?」

自慢の金髪をくるくる指先で弄びながら目の前の少女は不機嫌そうにそう吐き捨てる。
代々木の方なんて見向きもしない

代々木「俺代々木峻。えっと…君は?」

得意のスマイルを浮かべてやさしく自己紹介。
自分の容姿がそこそこ良いと言う自覚のある代々木。
確かに二枚目なその笑みはどこかのモデルの様であった

守屋「アタシ。守屋…守屋慶子」

守屋「……何見てんだよ」

笑顔の代々木を目に入れた瞬間、守屋の纏ってる雰囲気は一変
とげとげしい言葉を吐いてはいるが、顔はどこか小恥ずかしそう

守屋「…つか。なんでこんなとこに居んの?」

代々木「気が付いたら…かな?」

守屋「アタシも…。」

思春期特有の惚れやすさ。それは代々木にもあった。
だからこそ今の代々木には守屋の考えてることが何となくわかる

代々木『何も知らない…か。付き合っても面倒そうだし…』

代々木「じゃ。俺ほかの人にも話聞いてくるよ!」

代々木は守屋にそう告げるとそそくさとその場を去った

ぶぉん

一通り話を聞き終わった後。一斉にレジの電源が付いた。
そしてそれと同時に今まで流れていたBGMも止まる

朱皿「…来たな」

赤神「…怖い。怖い。怖い」

守屋「はぁっ?何がだよ?」

急にBGMが消え無音になる店内。
そして激しく点滅するレジ。
明らかに異常なその風景に全員が不安を煽られた

伊丹「ねぇ…レジに何か書いてるよ?」

江島「クラブの…5?」

代々木はその言葉を聞いて近くにあったレジの画面を覗き込んだ。
するとそこには確かにクラブの記号と5の数字が浮かび上がっている

朱皿「5か…初心者は4人」

朱皿「…厳しいな」

守屋「厳しいって…何が!?」

先ほどの飄々とした態度とは一転。朱皿は一気に表情を険しくする
そしてそれに気づいた守屋は恫喝するように大きな声を上げる。

だけどそれを遮るように店内のスピーカーから音が鳴り響く

『くらぶの5 おつかい』

『るうる』

『指定された人物は指定されたものを指定された時間内にレジに持ってくる』

『5回買い物を成功させればげぇむくりあ』

『3回失敗すればげぇむおおばぁ』

『失敗した人物には恐ろしい制裁が加えられる』

途切れたBGMの代わりに流れてくるアナウンス
それらは機械的に繰り返し同じことをリピートし続ける

守屋「なんだよ…なにがおつかいだよ?」

代々木「…と言うか制裁って?」

朱皿「これがさっき赤神の言ってたことだよ」

赤神「多分……。ううん何でもない」


【おつかい 1 】開始

人物
↓3


↓5

時間
↓7

朱皿

最初は相場を設定した方が良かったかも
安価なら下

朱皿

ksk

すぱげってぃ

10分

30分


『朱皿 真士 さん』

『スパゲッティを買ってきてください』

『時間は30分です』

朱皿「…お。最初から俺か」

朱皿「とりあえず他の奴は俺のやる事よく見とけ!」

朱皿「赤神!じゃ。行くぞ!」

赤神「スパゲッティ…多分あそこのコーナーじゃないかな?」

アナウンスが流れると同時に二人は機敏に動き始めた
赤神がコーナーを指さし、朱皿がそこへ急いで向かう。
30分もあるというのにあそこまで急く理由
余程制裁とやらが怖いのか―――――


代々木『スパゲッティを30分以内に買うだけ?いったいどういう意図だよ』

代々木『それにあの二人以外はほとんど動いてない』

代々木『俺と一緒で多分状況がつかめてないんだろうな』


―――――――五分経過

残り25分

暫くすると両手いっぱいに様々なスパゲッティを抱えた朱皿がこちらへ走ってくる
そのあとに続くように赤神もカートいっぱいに冷凍食品のスパゲッティを詰め込んで走りこんできた


赤神「とりあえず全種類持ってきたよ!真士くん!」

朱皿「ありがとな!赤神!」

朱皿は抱え込んでいたスパゲッティをレジに置き、赤神もカートに積んである籠をレジに置いた




朱皿「異常に多かったけどこれで全種類だ!失敗は無い!」

高らかにそう叫んで次のアクションを待つ朱皿
鬼気迫るその様子に、代々木を含む初心者四人はおのずと息をのむ


【パスタ】

【冷凍食品:カルボナーラ】

【―――――】

【―――】

レジの表示がすごい勢いで切り替わる。
寧ろ点滅しているといった方が正しいだろう


【お会計:3328円です】

朱皿「…は?」

レジの表示を見て固まる朱皿。
そしてそれと同じく固まる赤神

――――5分経過 残り20分

代々木『お金?俺は今3000円しか持ってねえ…』

代々木『それに…朱皿って言う人の焦り様…』

代々木『いったい失敗するってどういうことなんだ?』



赤神「お金?私お財布なんて――――」

朱皿「俺もんなもんとっくに…」

朱皿「…お前ら!持ってたら貸してくれねえか!?」

赤神「そうだよ!お財布持ってる子いるよね?お願い!出してくれないかな!?」」


二人は必死に呼びかける。だけどこの四人にはどうしてそこまで必死なのか分からない
それにきっと誰かが出すだろうと思っているのか…だれも動こうとはしない

代々木『いったいどうする?』

代々木『仮に俺が動いたとしても3000円』

代々木『俺一人が動いてもお会計は出来ない筈…』

代々木『いったいどうすれば…?』


【誰がどう動く?】

人物:代々木

アクション↓3

1000円出す

金を払わないとどうなるのか知るために傍観する

持ってはいるが、その会計分には足りないことを宣言しておく


――――――――5分経過 残り15分


代々木「持ってますよ?けど3000円」

代々木「328円。どうするんですか?」

代々木はポケットから長財布を取り出して、3000円を朱皿に見せる
そして他には本当に何もないと示すために小銭入れのチャックを開けて逆さにしてゆする

江島「はいはい!私200円なら…」

代々木に続くように江島も財布を取り出して小銭を出す。
可愛いがま口財布には本当に200円しか入ってないらしい

朱皿「あと128円!そこの子は!?」

指さされた守矢はビクンと体を跳ねさせて朱皿の方を見る
鬼気迫っている朱皿に怯えているようだ

守矢「…持ってねぇし」

赤神「ど…どうするの!?」

守矢「つかさ。足りない商品返してくればいいんじゃね?」

代々木「確かに…そうすれば金額は減りますよね?」

赤神「そっか!そうだよね!じゃあ私戻してくるね!」

そういって赤神がレジの商品をつかみ取った。

『お会計が済んでいません。至急商品をレジ台に置いてください』

その瞬間にけたたましいアラーム音と刺々しいアナウンスが鳴り響く
心を直接震えさせるような、物凄く嫌な音だ。

赤神「…へ?……」

バンッ

3回目のアラームが鳴ると同時に小さな破裂音が周囲に響く。
まるで空気を詰めたビニール袋が破裂したかのような音

その音の根源は赤神が持っていた商品の袋であり

赤神「―――――――――――っ!?!?!」

破裂したのは商品。もっと正確に言うと破裂ではなく商品が爆発したのだ。
きっと内部に小さな爆弾の様な物が仕掛けられていたのだろう

それを物語るかのように赤神の手のひらの肉は抉れ、爪は一部吹き飛んでいた

守矢「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!」

そんな異常な光景を目の当たりに、まず声を荒げたのは守矢。
わき目も振らずに出口の方へと走っていった

守矢「出せよ!!!!おいっ!!!!」

完全なパニック。
だけど固く閉ざされたドアは開かなければガラスも割れる気配がない


江島「おちつこ?ね?」

伊丹「…この状況で?おねーさんバカ?」

代々木『…失敗……成程な。そういうことか』

赤神「……どうするのぉっ?!?」

朱皿「…クソ!…クソが!!!」


【誰がどう動く?】

人物↓3

行動↓6


※人物指定無しの場合はタイムアップまで一気にスキップします

伊丹

江島

代々木

うーむ、主人公をどう動かせばいいかわからぬ…
安価下

会計の表示が変わっているか確認
変わってなかったら伊丹に足りない分のお金持ってないか聞く

げぇむを安価で動かすなら序盤はどういうげぇむかある程度描写した方が安価も取りやすいと思う
今回は始まったばかりだから手探りになるのも仕方ないけど。安価なら下

>>144
貴重なアドバイスありがとうございます!
次のゲームからはそうしていきたいと思います。丸投げ間半端ないですね。もうしわけないです

――――――五分経過 残り10分

代々木「会計の表示は?」

朱皿「変わってねえ……」

代々木「…伊丹は財布持ってないのか?」

朱皿「小学生だぞ?せいぜい持ってても数十円くらいだろ?」

朱皿「差額分には足りねえ」

伊丹「…あるけど」

落胆する朱皿を尻目に伊丹はランドセルから財布を取り出した。
小学生に似つかわしくないブランド物の長財布

代々木「いくらある?」

伊丹「…1万円とカード」

朱皿「おい!?それマジかっ!?!?」

落胆していた朱皿が一気に活気を取り戻して伊丹の元へにじり寄った

伊丹「…出してほしい?」

朱皿「ああ…頼むっ!!」

伊丹「おにーさんには聞いてない。そっちのおにーさんに聞いてるの」

そういって顎で指したのは朱皿ではなく代々木
どうやら朱皿のことなど目に入れてないらしい

代々木「…失敗しなくて済むんだったら。」

伊丹「だったらおにーさんの三千円…ううん。財布を僕に頂戴」

代々木「は?」

伊丹「これは取引だよ。嫌って言うんだったら僕はお金を出さない」

何の思惑があるのかは分からないけど、良い事を考えていないのは確実
伊丹は真っ黒にほくそ笑んでいる

朱皿「頼むっ!」

赤神「おねがい?ね?わたし真士クンが居ないと生きていけないの。ね?だから?ね」

朱皿は土下座せんばかりの勢いで頭を下げ、赤神は血まみれの手を伸ばしてくる。
ここまでされれば嫌とは言えない。
損はするがここで恩を売っておけば後々得をするかもしれない

代々木「分かった。」


代々木は伊丹に財布を差し出した

――――――――五分経過 残り五分

朱皿「そんじゃ。一万円だ」

受け取った一万円をレジの前に置く。
すると軽快な音と共にレジの表記は○に変わる


『おつかい成功です』

『おつりを受け取ってください』


残り五分。負傷者は出た物の無事に成功させることができた。
これがもし失敗になっていたら―――――――

頭の回る代々木はもうすでにそれの察しはついている

と言うよりここに居る全員がそうだろう。




そして矢継ぎ早に次のアナウンスが流れた



【おつかい 2 】開始

人物
↓3


↓5

時間
↓7

江島
物ならたけのこの里

それでは今日の投下はここまでにします
安価なら↓
そうでないのなら再度このレスから

人物
↓3


↓5

時間
↓7


明日はお昼12頃から開催します

今日は付き合っていただきありがとうございます
それでは明日もよろしくお願いいたします

伊丹

人物のまとめが欲しい
安価下

江島

>>152そうですね。
それでは遅くなりましたが
【おつかい 1】終了時点での全員の状況を貼っておきます


くらぶの5 おつかい 

参加者 以下六名

代々木 峻 (ヨヨギ シュン) 男 17歳
性格:一見優しく見えるが自分の利益になること以外では動かない
職業:高校生
得意ジャンル:ダイヤ
滞在日数:0日
特記:主人公

伊丹 秋文 (イタミ アキフミ) 男 8歳
性格:普段は猫被っているガキだが実は腹黒で悪知恵が働く
職業:子役俳優
得意ジャンル:ハート
滞在日数:0日
特記:メインキャラ1 よって死亡率が他より低い

江島 綾野 (エジマ アヤノ) 女 14歳
性格:純粋無垢で活発(騙されても「次は気を付けよう」と考えるポジティブ思考)
職業:学生(ただし陸上部のエース)
得意ジャンル:スペード
特記:メインキャラ2 よって死亡率が他より低い

朱皿 真士 (シュサラ シンシ) 男 25歳
性格:ゲーム好き 特にみんなで協力するゲームが好き
職業:ゲームクリエイター
得意ジャンル: クラブ
滞在日数:6日
特記:【おつかい 1】クリア

赤神 蒔絵 (アカカミ マキエ) 女 20歳
性格:依存体質で情緒不安定
職業:美大生
得意ジャンル: クラブ
滞在日数:10日
特記:腕に中度の負傷

守矢 鷹子  (モリヤ タカコ)女 14歳
性格:ヒステリック
職業 不良中学生
得意ジャンル:スペード
滞在日数:0日
特記:パニック中

人物
江島


↓3

時間
↓5

炭酸飲料

ksk
安価下

>>155

40分

10分

『江島 綾野 さん』

『炭酸飲料を買ってきてください』

『時間は10分です』


江島「…私?」

江島「でも…炭酸飲料って……コーラ?ソーダ?」

江島「…そうだ!代々木君!手伝って!」

江島は先ほどまで赤神が手にしていたカートを手に取って代々木に押し付ける
どうやらありったけの炭酸飲料を積み込めと言っているのだろう

代々木「いや…そんな事しなくても…」

伊丹「そうだよ。おねーさんは今さっきのゲーム見てなかったの?」

伊丹「ありったけの炭酸飲料なんて持ってきたらさっきの二の舞だよ」

代々木「それにここで無駄にお金を使ったら次が不利になる…」

江島「えっと…それって?」

代々木「つまり一番安い炭酸飲料をここに持って来いってこと」

江島「あ…そういうことか」


―――――――――5分経過 残り5分


江島「安いの探してたら遅くなっちゃった…それにこのスーパー広いんだもん」

軽快な足取りでレジ元へとかけてくる江島。
その手には物凄く飾り気のない炭酸飲料が握られていた

江島「それじゃ。お会計お願いします!」

【炭酸飲料】

ピッと軽い音がレジから鳴り響いて表示がやんわりと変わる

【お会計:98円です】

江島「よし!それじゃあこの二百円で…」

【お買い上げありがとうございました】

『おつかい成功です』

『おつりを受け取ってください』

江島「この調子だったら簡単じゃん!」

江島「だって一番安い商品を持ってくればいいんでしょ?」

江島「それに私のお釣りと朱皿って言う人の時のお釣り…それに代々木君のも合わせれば…」

江島「あと三回。余裕で回せるよね?」

代々木「確かに。指定された商品の条件を満たしてれば何でもいいって言うのが分かったのは強いね」

代々木「仮に次にお菓子が来たとしても、それに分類されるので安いのを一つ持ってくればいいだけなんだし」

代々木の説明にまだおつかい指定されていない二人は少しだけ安堵する
だけど朱皿に赤神。この二人は何故か不安そうな表情を浮かべていた

赤神「…これが1とかだったら代々木クンの言う事も一理あるけど…」

赤神「これは5なんだよね」

代々木「…その5って?」

赤神「…すっごい簡単に説明するとね、難易度なんだよ。げぇむの」

赤神「げぇむはトランプの絵柄。それと数字で分類されるの」

代々木「…と言うことは1~13で難易度が決まるってことですか?」

赤神「絵札はまだ見た事ないけど…多分そういうこと」

伊丹「じゃあ絵柄の意味は?」

朱皿「それはげぇむのジャンルだ、俺の認識ではクラブが協力型、スペードが体力型、ダイヤが頭脳型、ハートは心理型」

代々木「じゃあこのげぇむはみんなで協力することを前提に作られたげぇむって事ですか?」

朱皿「そういうことになるな」

―――――――――――――――――


バチン


――――――――――――――
一時の休息も束の間。
スーパー内部に弾けるような音が響き、景色は暗転

どうやら照明の電源が落とされたらしく、スーパー内部は一気に闇に包まれた
各々の表情はレジのぼんやりとした緑色の明かりで見えるが。数メートル先は暗闇に包まれて見えない

朱皿「ようやくか…」

誰かの疲弊しきったような呟きが代々木の耳には確かに聞こえた

守矢「は?!なんで!?なんで電気が!?」

少し冷静になったのか守屋は携帯を取り出す
守矢が居るであろう方向でぼんやりとした明かりが見える

守矢「はぁっ!?なんで電波繋がってねえんだよ!!!」

ぼんやりとした光源は一気に急降下して、ガタンと音を響かせる
どうやら守矢がイラついて地面に投げつけたらしい


そんな暗闇の中次のアナウンスが流れた

【おつかい 3 】開始

人物
↓3


↓5

時間
↓7

ところがどっこい展開待ったなし

螳育泙

守矢

代々木

週刊誌

60分

50分

月刊誌と間違えそうだな

値段もみえない可能性あるしな


『守矢 慶子 さん』

『週刊誌を買ってきてください』

『時間は50分です』


守矢「…は?ふざけんなし!」

守矢「こんな暗闇でどうやって探せってんだよ!?」

守矢の悲痛な声に答えるものは誰も居ない。
だって今ここに居る全員が全員守矢と同じことを思っていた
寧ろ自分が当たらなくてよかったなんて想いを孕んでいる者もいるかもしれない

朱皿「週刊誌がおいてあるコーナーは!?」

赤神「…そこまではちょっと分からない」

赤神「知ってる子居る?」

伊丹「僕は知らない」

江島「多分奥から三番目のレジから近かった気も…」

朱皿「だったらとりあえずそこのレジに向かうぞ」

朱皿「そっから全員で手さぐりで本っぽいのを探してもってけば…」

代々木「でもそれがもし週刊誌じゃなかったら?」

代々木「それは失敗になりませんか?」

―――――――――10分経過 残り40分

朱皿「…確かに」

代々木「残り三回…もしこれで全部失敗したら?」

赤神「でも協力し合わないと!どっちにしろ失敗だよぉ?」

朱皿「確実に週刊誌を見つける方法」

代々木「とりあえずレジの光を頼りに移動しますか?」

代々木「江島さんの言う通りなら。週刊誌には近づけるはずだし」

代々木『でも江島は相当なバカ。信じるにはリスクが高い』

10分が経った今。未だ誰も行動を起こさない
暗闇のスーパー。光源はレジと守矢が叩き付けた携帯

代々木『俺の携帯があればな…』

だけど携帯は家に置いてきてしまった
どうやらここに居る全員。守矢以外携帯を持っていないようで

それに無闇に失敗できないという想いが代々木の言葉のせいで全員の心に生まれたらしく
あの江島でさえも真剣に何かを考え込んでいる

―――――5分経過 残り35分

守矢「つか…つかさ。失敗って?恐ろしい制裁ってなんだよ?」

守矢「え?何?爆発すんの?さっきみたいに?」

守矢「は?は?は?意味わからんから。マジで」

守矢「おい!!お前ら何とか言えよ!!!つか助けろよ!!!」

守矢はヒステリックに喚き散らすが誰も反応を取ろうとはしない。
無視をしているわけではない、誰もが今真剣に考えているのだ
この暗闇を打破することを。

守矢「おい!!!聞いてんのかよ!!」

そしてもう一つ。みんなが考えているのは守矢を助けるためではない
もしこの暗闇の中で次に指定されてしまったら…
その時はどうすればいいのか、そのことを守矢の時間を使って考えている
少なくとも伊丹や代々木はその考えだ

赤神「とりあえず…守矢サン。携帯使って探してみたらどうかな?」

赤神「ほら…その。ね?携帯持ってるのって守矢サンだけでしょ?」


――――10分経過 残り25分

守矢「…週刊誌ってこれだよな?」

赤神の発言からすぐに守矢は落ちた携帯を拾ってスーパーを駆け巡った
どうやら焦りですっかりそのことを忘れていたようで

守矢「…これで。ほら」

守矢は何とか見つけ出した週刊誌をレジ台に置く
すると先ほどの様にレジの表記が変わる

【週刊 AgeHa】

【お会計:49 】

レジは商品名を表示して、やんわりと値段に切り替わる
そしてお会計の文字が出たと同時にやんわりと消えた

守矢「…は?49円?」

守矢「江島。ちょっと金貸して」

江島「え…?えっと。ちょっと待って」


【誰がどう動く】

人物:江島

アクション
↓3

雑誌が49円なわけがない
おそらく490円という表示が途中で消えたんじゃないかと発言する


149円かも

雑誌が49円なわけがない
おそらく49以降の桁の表示が途中で消えたんじゃないかと発言する

江島「ちょっと…待って。なんか変だよ」

江島「雑誌が49円?安すぎない?」

江島「それにさ。今までの出方と違うよね…」

代々木『確かに…コイツでもさすがにそれは気づくか』

江島「だから…朱皿さん!1000円貸してください!!」

朱皿「お…おお。良いぞ」

江島は朱皿に頼んで千円をもらう。
そしてそのままその千円をレジに置いた

『おつかい成功です』

『おつりを受け取ってください』

すると今までの様にアナウンスが店内に流れ、それと同時に店内の照明も付いた
これでげぇむは三回クリア。後二つを失敗してもげぇむおおばぁにはならない
それに照明が元に戻ってくれたことで難易度は一気に下がった

守矢「…何とか……なったな」

赤神「よかったね。これであと二回だよ」

赤神「今まで通りに進めていけば全員で生還も夢じゃないよ!」

その時までは。新たな刺客に誰もが気づいていなかった

朱皿「よし。じゃあ電気も付いたし」

朱皿「金の方も万全」

伊丹「ていうかおにーさん。お釣り返してよ」

朱皿「おう。このげぇむが終わったらな」

ぷぅっと頬を膨らませる伊丹だが、お釣りを無理に返してもらおうとはしていない
ここで争っても無駄だと悟っているのだろう

赤神「じゃ。さっさと次のアナウンス聞いて…終わらせよ」

赤神「みんなで協力したらなんでもできるんだよ」

不安な表情が解れた赤神はニッコリとその場に居る全員に笑みを向ける
怪我をして痛いはずなのに…だ。
きっと場を丸くするために変な気を使っているのだろう

【おつかい 4 】開始

人物
↓3


↓5

時間
↓7

加速した

赤神

お酒

赤いミニカーのオマケがついた飲料

10分

60分

『赤神 蒔絵 さん』

『赤いミニカーのオマケがついた飲料を買ってきてください』

『時間は60分です』

赤神「…赤いミニカーの付いた飲料?」

赤神「って言うことは…。飲料コーナー?」

赤神「江島サン。何か覚えない?」

江島「ごめん。ちょっと覚えてない…だけど。おまけつきの飲料だったらあったよ!」

朱皿「よし…じゃあみんなで行くか!そっちの方が早く終わるだろ!」

朱皿の呼びかけで各々が各々飲料売場へと歩みを進めていく
完全に伊丹や代々木は乗り気ではないが、雰囲気を壊したくないのかしぶしぶ後ろを付いていった

―――――5分経過 残り55分


代々木『これは…』

伊丹『ふぅん…少しでも失敗させたいってことかな?』

売り場に着いた一行は絶句した。
目の前に広がる光景に、その絶望的な景色に。

赤神「全部におまけがついてる…」

赤神「しかも…中身が見えない」

一行が飲料売場で目にしたのはきれいに並べられた飲料。
そしてその飲み口の部分にぶら下がっている小さな袋
いつもなら半透明だったりかわいいイラストが描いていたりするのだが、目の前の物は違う
アルミの様な光沢のある殺風景な袋。しかもそれが全飲料についている

朱皿「おい…この量全部持っていくのか?」

赤神「無理だよ!時間が無い…それにお金…絶対に足りない」

代々木「でもどれに赤いミニカーが入っているかなんて…」

江島「あ…そうだ…開けていけばいいんじゃないかな?」

守矢「あ。アタシもそれ思った」

代々木「いや…それをしたら。多分今さっきみたいに爆発するんじゃないかな?」

代々木『ちょっとは学習してくれよな』

伊丹「だったら全部持っていく?労力も金額も半端ないと思うけど」

朱皿「それが一番いい方法だろうな」

赤神「いや…それは駄目。私が指定されたのは赤いミニカーが付いている飲料」

赤神「もしも…もしもだよ。別のおまけの物が入ってたら?」

赤神「その時点で…失敗にならないかな?」

伊丹「じゃあもうダメじゃん」

赤神「…爆発覚悟で袋を開けていく…位しか方法は無いよね」

代々木「でもそれって誰がするんですか?」

赤神「…ね。真士クンは…」

赤神「手伝ってくれるよね?」

朱皿「………」

赤神「どうして黙るの?ねぇ?ねぇってば!!」

―――――5分経過 残り50分

赤神「誰か手伝ってくれないの?」

赤神「え?どうしてなの!?これって協力するげぇむなんだよ!?」

朱皿「分かった。俺は開けてやる」

赤神「本当に?ねえ本当に?」

朱皿「…ここに居る誰かが協力するなら…な」

赤神「へ?」

朱皿は潔く手を挙げたが、提示された条件に赤神は驚愕する。
だけどその意図を理解していないわけではなかったわけではない

朱皿「もし俺がここで死んだとする。だとしたら次は誰が赤神のために動く?」

朱皿「俺一人ならいいが、お前らは絶対にそのあとも動かない」

朱皿「赤神と自分が死んだとしよう。最後はどうする?もっと過酷になるぞ?」

朱皿「となれば最悪ここで二人。そのあとには全滅もあり得る」

朱皿「だから今回は協力者がいないのならば俺も動かない」

赤神「…真士クン……」

赤神「でも…真士クンがそう言うんだったら…きっと正しいんだよね」


【安価】

1代々木「俺は協力するよ」

2代々木『誰かがやる…傍観しておこう』

3自由安価【人物・行動】


↓2

安価把握

ちと席をはずしますので次の投下は17時~18時になりそうです
はい。すいません

代々木「俺は協力するよ」

代々木はそういって手近にあったボトルの銀の袋に手を伸ばして開ける
すると案の定警告音が鳴った後に袋が破裂した。
どうやら赤いミニカーが入っている袋以外は、すべて小型の爆弾が入っているらしい。

代々木『…っ。警告音の後に投げ捨てればどうってことはないみたいだけど』

代々木『それでも破片が飛んでくるな』

爆弾はどうやら手榴弾の様になっているらしく、投げ捨てたとしても破片が飛散する。
飛散度にもよるが、これを零距離で数発受けたとすれば重症は免れないだろう

朱皿「早く見つけるぞ!」

江島「私も手伝うよ!」


暫くは警告音が鳴り響いた後に破裂音が鳴るといった繰り返しだった。
朱皿・江島・代々木・赤神はその度に飛散してくる破片で小さな傷を作り、その度に痛みに顔を歪めた

伊丹『バカじゃないの…わざわざ怪我しに行くなんて』

伊丹「おねーさんはお手伝いしないの?」

守矢「へ?アタシは…つか。お前は?」

傍観者二人は互いに言葉を交わすがどちらもそれだけで行動には移さない

江島「ねえ!守矢ちゃんも手伝って!」

そんな時不意に守矢に声がかかる

守矢「は?なんでアタシだけ!?」

守矢「このガキも見てるだけだろ?」

江島「その子はまだ子供なんだよ?仕方ないでしょ」

朱皿「そうだぜ?まだガキだからこそ…だ」

守矢は傍観しているだけの伊丹を指さした
だけどあの子は小さいからという理由で誰も声をかけない
少し不服ではあったが、二人の言っている事を理解できないわけではない

守矢「分かったよ!マジ面倒」

こうして守矢も加わって始まった開封作業。
時間はもうすでに20分近く経過していた―――――


―――――20分経過 残り30分

5人全員に小さな切り傷が目立ち始めたころ。
ついに赤神がミニカーの入った飲料を探し当てた

赤神「あったよ!あったよ皆!!」

嬉しそうな声を上げる赤神、そしてもう傷つかなくていいと安堵する代々木と守矢。
江島と朱皿は赤神と同じように喜んでいた


赤神「それじゃ!お会計お願いします!」

そしてそのままその飲料をレジ台に置く赤神

【三つ葉サイダー】

【お会計:304円です】

今回は表記が途中で切れているということもなさそうだ。
赤神は朱皿から千円札を一枚受け取りレジの前に置く


『おつかい成功です』

『お釣りを受け取ってください』

江島「良かった…良かったね!これでもう最後だよ!」

朱皿「これは全員生還できるな!」

残るラウンドもあと一つ。
電気が消えたり、難題がでたり等大変だったがまだ誰も失敗者は出ていない
それに赤神の件で伊丹を除く五人に変な連帯感すら生まれかけている

代々木「ま。次も協力し合ってクリアしましょう」

代々木『この連帯感…この調子だと次も楽に終わるな』


朱皿「次はいったいどんな風に仕掛けてくるか…だな」

赤神「でもきっともう…ね?真士クンたちもいるし何も怖くないよ」

【おつかい 5 】開始

人物
↓3


↓5

時間
↓7

代々木

代々木

ksk

一番賞味期限が長い食べ物

120分

代々木

『代々木 峻 さん』

『一番賞味期限の長い商品を買ってきてください』

『時間は120分です』


代々木「一番賞味期限の長いもの…?」

赤神「缶詰とか…かな?」

代々木「ですよね…でも。その中でも一番長いもの…」

赤神「魚とか使ってるのは駄目なんじゃない?」

朱皿「それを言ったら野菜類とかか?」

江島「…うーん。乾パンとか保存食もあるよね?」

幕を開けた最終ラウンドの指令。
それは物凄く簡単な物の様で、物凄く難しい
電気を消したり仕掛けを増やしたり…それとは違ったいやらしさがある

伊丹「とりあえず見てくればいいんじゃない?」

伊丹「今さっきみたいに全員で行けば早く終わるよ」

守矢「ふーん…危険じゃないってわかったらそんなこと言えるわけね」

二人が火花を散らしつつも、代々木一行は缶詰や保存食の置いてあるコーナーに向かった

代々木「…っ!?」

そこに向かった一行が目にした光景。
それは赤神の時よりも悪意が込められたもので

江島「ソールドアウト?」

伊丹「売り切れって意味だよね?」

一行が向かったコーナーには何もなかった。
まさに蛻の殻。ソールドアウトと英語で書かれた札だけが虚しく下げられている

代々木『待て…これは面倒だぞ…いくら120分あるからって…』

代々木『それに…全員でばらけて探すなんて…120分あっても足りるのか?』

赤神「…食べ物じゃないものを持っていくとか?」

朱皿「指定されたのは賞味期限の長い食べ物だ」

赤神「じゃあこの広いスーパーを探すの?」

代々木「120分で足りるか?」

江島「…確かに。品数だけは異常に多いもんね…」

代々木「…とりあえず手分けして探してくれませんか?」

赤神「分かった。じゃあ私は朱皿クンとあっちの方行くね」

朱皿「とりあえず長い奴持ってくる。」

代々木「えっと…ほかは…」

代々木『守矢に江島に伊丹か…』

代々木『いったい誰と組もうか…』

【行動を共にする人物を選んでください】
※単独行動でも可能です

↓3

伊丹

江島

伊丹

代々木「伊丹。一緒に行かないか?」

伊丹「良いけど。おにーさんは僕を選ぶんだ?」

代々木「ああ…ほら。あの二人は仲好さそうだしな」

伊丹「うそ。馬鹿っぽいから嫌なんでしょ?」

代々木「人にそういうこと言っちゃ駄目だぞ。それにそんなこと思ってない」

伊丹「そ。どーでもいいけど」

代々木「で。どっち行く?」

伊丹「とりあえず先行ったおねーさん達と逆の方でいいんじゃない?」

代々木「そうだな。」

伊丹「それにここら辺は目ぼしいものもなさそうだし。」

伊丹「バカっぽい二人に任せた方がいいよ」

代々木『嫌なガキだな…。まあ想ってることは一緒なんだけどな』

伊丹「それじゃ。行こっか」


―――――――10分経過。残り115分

伊丹「緑茶にウーロン茶…なんか老人臭いね」

伊丹「それに賞味期限長いのなんてあるの?」

伊丹「それよりアイスクリーム見に行かない?」

代々木「それは君が食べたいだけじゃないのか?」

伊丹「そんなことないよー」

どうでもいい雑談を交わしながらも棚の商品を二人でチェックしていく
意外とお茶類は長く、代々木はその中でも一番賞味期限の長い紅茶を手に取った


伊丹「あとはキッチン用品だけみたいだけど…どうする?」

伊丹「ほら見て。こんなのも売ってるよ?」

代々木「それに賞味期限は無い。時間も無駄に過ごしたくないし行こう」

伊丹「ふーん…なんか意外と堅実なんだね。」

代々木『他人事だと思いやがって…ほんと嫌なガキだ』

目的の商品を手に入れた代々木は後ろで何か言っている伊丹とは距離を取った
目的の品を手に入れたんだ。わざわざ相手をしてやる必要もない

―――――――20分経過 残り95分

江島「…ごめんね!私たちが最後みたい!」

江島と守矢は二人してレジの方へと走ってくる。
どうやらこの二人も頑張って賞味期限の長い商品を探してきたらしい

赤神「でもまだ残りは95分」

赤神「予想以上にみんな早く探せたね」

そういいながら赤神・朱皿ペアは持ってきた品物を見せる。
二人が持ってきたのは春雨。普通に鍋に入れて使うような一般的な物

赤神「私たちが持ってきたのは春雨」

朱皿「でもこれさぁ。賞味期限書いてねえんだよな」

言われてみると確かに賞味期限が書いてない。
何時もなら書いているところに何も記されていないのだ

代々木『なんでだ?俺がとってきた紅茶は賞味期限が書いてあったのに…』

代々木『紅茶は二年。この春雨がそれより上なのか下なのか…』

代々木『まあいい…期待はしてないが、江島たちのも見るか』

江島「実はさ…私たちが探してきたのも書いて無くて」

守矢「でも確実だし!この前家庭科でやったし!」

そういって自信満々に二人が取り出したのは蜂蜜
特にこれといった特徴は無い

伊丹「で…もちろんおねーさん達は覚えてるんだよね?これの賞味期限」

江島「鯖よりかは長い…よ?」

守矢「…一番長かったってのは覚えてるし」

代々木『やっぱりか…。でもこれも長そうだしな…』

代々木『いっそのこと生魚とかもってくりゃ良い物の…』

代々木は一人頭を悩ませた。
賞味期限二年の紅茶に、何も書かれてない春雨に蜂蜜。
いったいどれが一番長いのか。

代々木「他に商品は無かったのか?賞味期限が書いてるやつ」

守矢「ねぇし。全部書いてなかったし」

赤神「私たちも…かな」

朱皿「でも代々木達のには書いてるんだよな?」

伊丹「要するに二年より上か下かで判断しろってことだよね」

伊丹「まあ…これら三つに正解があるとは限らないけど」

江島「でも缶詰類とかは無かったわけだし…」

代々木「それに…他のには賞味期限書いてないんだろ?」

代々木「今行ってもきっと時間かかる」

代々木「それだったらもうこの中の三つで決めた方が早い」

賞味期限をすべて知っているわけではないが確かに二人が持ってきたものは長かったはず。
うろ覚えながらもそんな記憶が頭を過ぎる

代々木「よし。じゃあ俺はこれを出す」


【何を出しますか?】

1紅茶
2春雨
3蜂蜜

↓3


2

3

3


代々木「…これで。」

代々木がそういってレジに出したのは蜂蜜。
悩みぬいた末、出した答えがそれだった


【蜂蜜】

【お会計:345円です】


レジの表記がすばやく変わる。
そしてそれと同時に出てくるのはいつも通りの値段

お金は十分足りるが、問題はそのあとだ

あの機械的なアナウンスが『成功です』と言ってくれるのか
もし失敗だったら。それを考えると今になって震えてくる

だけどもうここまで来たら引き返せない

どっちに道潔くお金を出すしかないのだ



朱皿「大丈夫だ、絶対に行けてる!」

朱皿がそういって千円札を代々木に握らせる
この時ばかりは代々木も人のぬくもりで少し安堵した

代々木「千円からお願いします」

静かに置かれる千円札。
そしてアナウンスが流れる









『おつかい―――――――――――』







『――――――――――――せいこうです』








『こんぐらちゅれいしょん げぇむくりあ』




代々木「クリア!?よしっ!!!」


張りつめていた場の雰囲気は一気に解れて。その場の全員の表情が綻ぶ
守矢や伊丹でさえもどこか嬉しそうな、軽やかな表情になっていた

朱皿「あとはビザを受け取るだけだな」

代々木「ビザ?」

朱皿「そっか。代々木は知らねえんだなビザの事」

朱皿「この国で生きていくためにはげぇむに参加してビザを手に入れる必要があるんだ」

朱皿「ビザは難易度によって滞在日数が変わってくる。」

朱皿「たとえば今日のげぇむだと5だから五日のビザだ」

代々木「ちょっと待って。この国って?ビザが切れたら?」


朱皿「ビザが切れたらその時点で死ぬ」


朱皿「『今際の国』で生きて行くためにはどっちみちげぇむをクリアし続けるほかない」


レシート受け取り口から出てきた紙を朱皿と赤神は受け取る。
代々木はそれを真似るかのように紙を取った

代々木「滞在日数…5日」


ビザが切れたら死ぬ。
げぇむの前だったらそんな事信じなかったが、今なら妙な信憑性があった


赤神「じゃあね。またどっかで会えたら」

朱皿「おう。別について来たかったら来ていいぞ」

そう言いながら二人は出口の方へと向かう。
あれだけ硬かったドアが嘘のように自動的に口を開き、二人を外に出した

守矢「ちょ…え?アンタ等行かないの?」

守矢「アタシ行きます!ちょっと待って!!」

付いて来てもいいと言われたが、動いたのは守矢一人
あとはビザを片手に立ちすくんでいる


代々木「行かないのか?」

伊丹「僕はおにーさんと一緒に居た方が楽しいと思って。それにお財布返してないしね」

伊丹『これからもこんな事ばかり起きるんだったら…あのベテランみたいな二人よりかはこいつらの方が取り入りやすいよ』

江島「…あ。ぼーっとしてた…。どうしよう」

今まで死闘が繰り広げられていた場所に残る三人。
各々が各々の考えを抱きながらもどうやらコレで落ち着いたようだ


代々木『今際の国…か』

代々木『元の場所に帰るためには…』

代々木『それに朱皿の言葉を信じるわけじゃないが、ビザが切れないようにしないと』


江島「とにかく外行かない?」

代々木「あ…ああ。そうだな」

伊丹「僕は食料とかもあるここの方がいいと思うけど…」

江島「…私はなんか嫌」

代々木「ああ…もしかしたらまたここであんなことが起こるかもしれないしな」

伊丹「…ふーん。じゃあお菓子だけ持ってくるから待ってて」



第一話 「くらぶの5」終了

参加者6名


生存者6名


滞在日数
江島 1日 ビザ:5日
伊丹 1日 ビザ:5日
代々木 1日 ビザ:5日


結局得意ジャンルってなんなの?

はい。なんやかんやで第一話終了です
完全手さぐりで見てくれた方に申し訳ない…
今回の反省点を生かしつつ、次の話に持っていきたいと思います

はい。と言うわけで第二ゲームの安価は21時30分~22時00分に取りたいと思います
大体内容は
次の参加者(今回の生存者でも可)
主人公組は誰が参加するか
げぇむジャンルと会場

で行こうと思います

それまで皆様ご意見やここをこうしたらもっと良くなるよなど聞かせてくれると助かります。

それでは第一話お疲れ様でした

>>226
得意ジャンルと言うのは四種のゲームの中からどれか比較的得意かというもので解釈しております
なので得意と言ってもピンからキリまであるわけで。

因みにwikiから引用ですが
「?」 肉体型。体力や体術が鍵となる。
「?」 知能型。知識や頭の回転が鍵となる。
「?」 バランス型。オールラウンドな能力が要求される分、他の参加者と協力することで容易になる。
「?」 心理型。人の生きたいと思う心を弄ぶような残忍な「げぇむ」が行われ、滞在者から最も恐れられている。

となってます

文字化けしているが上から


🍀
💙

文字化け…

上から
スペード
ダイヤ
クラブ
ハート
です

>>229
申し訳ない


>>180新たな刺客って何だったの? お題が簡単だったら出てきた?

>>231
ものすっごい回りくどい書き方だったと反省しています。

新たな刺客→ゲームに出てくるギミックです

守矢→暗転
赤神→強制爆破
代々木→売り切れ

げぇむの進行は基本>>1で、要所要所で安価出す形がいいんじゃないかな
今回だとおつかいアイテムとか安価じゃない方が良かったと思うし、安価次第でキャラの死を簡単に回避出来るようだと本編のげぇむの理不尽さが出づらい気がする

何にせよ>>1が一番ベストだと思う方法で進めてくれ。期待してる

>>233
そうですね。その方がテンポもいいと思いますし
次からはそうします

ありがとうございます

>>1が用意してるのと安価で出すパターンの両方あった方がゲーム性あるかもね

半角にしてどうぞ

♠ ♠
♣ ♣
♥ ♥ (スマホでは赤、PCでは黒)
♦ ♦ (スマホでは赤、PCでは黒)

♠ ♠
♣ ♣
♥ ♥ (スマホでは赤、PCではピンク)
♦ ♦ (スマホでは赤、PCでは黒)

♤ ♤
♧ ♧
♡ ♡
♢ ♢

それでは安価を

次のゲーム会場
↓4

ジャンル
↓7

野球ドーム

廃病院

遊園地

校舎

ダイヤ

ハート

はい。ゲーム内容把握です

それでは次は仲間二人のうちだれが参加するのかを
別に主人公単数でもOKです

それでは↓2で

伊丹

それでは次の参加者を三人決めます

先ず一人目の名前と性別
↓2

源川恭弥 男

書き忘れですが前回の参加者でもOKです

安価なら↑

安価じゃないなら↓2

椚田 政一(くぬぎだ まさかず) 男

把握

次年齢↓2

↓2以内でコンマ高い方とかにしてほしい 踏み台が必要になるから
安価なら21

41

把握
>>253
↓2でコンマ後ろの数字高い方…でOK?
あんまりよくわかってないかもしれんスマン

それでは次性格

↓2でコンマ後の数字高い方

普段はとぼけた老人だが鋭い時がある喰えないじいさん

生き残るためだったら文字通りなんでもする

OK >>255ならコンマ92みたいに コンマ同じだったら先に安価取った方とかで
安価ならポジティブでよく笑う

性格把握
それでは次職業と得意ジャンル

↓2 コンマ高い方で

土木工事

物理学者 スペード

間違えたダイヤで

ほい。把握
滞在日数はあんまり生かせないかもなんで廃止します

次二人目
↓2 コンマ高い方

実里飛鳥

巣鴨 美由(すがも みゆ)♀

>>262
把握

>>264
女でOK?

次年齢 ↓2 コンマ高い方

17

12

把握

次性格 ↓2 コンマ高い方

どんな事態になろうと常にハイテンション

臆病で引っ込み思案

そういえばこのスレってゾロ目は意味なし?
安価は↓

性格把握

次職業とジャンル

↓2コンマ高い方

アイドル🍀

把握

次三人目

名前と性別
↓2 コンマ高い方

>>272
コンマ自体使いこなせる自信が無いです…

>>251

山崎 球児(やまざき きゅうじ)♂

把握 次年齢 

↓2でコンマ高い方

16

23

把握

次性格 ↓2 コンマ高い方

>>1あ、コンマ00は100扱いで 0でもいいですけど
安価なら熱血な脳筋

普段はみんなで生き残ろうと考えるが無理と思ったら切り捨てるタイプ

把握
次職業とジャンル
↓2コンマ高い方

>>284
OKです

高校生(科学部) ??

↑の??はハートで

高校生(水泳部) スペード

ほいじゃあ決まったんで次回予告と参加者紹介
次は明日の18時~20時までに投下します

それではお楽しみにしてください


代々木 峻 (ヨヨギ シュン) 男 17歳
性格:一見優しく見えるが自分の利益になること以外では動かない
職業:高校生
得意ジャンル:♦

伊丹 秋文 (イタミ アキフミ) 男 8歳
性格:普段は猫被っているガキだが実は腹黒で悪知恵が働く
職業:子役俳優
得意ジャンル:♥
滞在日数:0日

源川 恭弥 (ミナガワ キョウヤ)男 41歳
性格:生き残るためだったら文字通りなんでもする
職業 物理学者
得意ジャンル:♦

実里 飛鳥 (ミノリ アスカ)女 12歳
性格:どんな事態になろうと常にハイテンション
職業 アイドル
得意ジャンル:♣

椚田 政一(くぬぎだ まさかず) 男男 16歳
性格:普段はみんなで生き残ろうと考えるが無理と思ったら切り捨てるタイプ
職業 高校生(水泳部)
得意ジャンル:♠

七瀬 ミキ (ナナセ ミキ) 女 18歳
性格:寡黙で冷静
職業:高校生(体育委員)
得意ジャンル:♠

七瀬 マキ (ナナセ マキ) 女 18歳
性格:口が軽くて軽率
職業:高校生(図書委員)
得意ジャンル:♦

卯月 恭平 (ウヅキ キョウヘイ) 女 27歳
性格:小心者だがその場しのぎがうまい
職業:フリーター
得意ジャンル:♥

青島 里佳子 (アオジマ リカコ) 女 22歳
性格:典型的な根暗。喪女
職業:OL
得意ジャンル:♦

参加者以下9名

第二話『♥の4 そうせんきょ』

♥4……あっ
死んだなこれは(白目)

>卯月 恭平 (ウヅキ キョウヘイ) 女 27歳
男の名前っぽいけど女であってる?

>>292
指摘ありがとうございます!
すいやせん。男です

乙 ショタの活躍に期待だな

滞在二日目

代々木「…今日はどうする?」

代々木「もう明かり付き始めてるけど」

あのゲームの直後、この三人は近くにあったアパートに身をひそめることにした。
アパート内は酷く荒れ果てており、まるで廃墟の様。
どうやら会場になった場所以外は外と同じく酷く荒れ果てているらしい

伊丹「僕は行くけど」

江島「伊丹君一人にはできないし…私も行く」

代々木「皆行くのか。じゃあ自分も」

あの後から一晩過ごしたが、お互いがお互い仲良くなる事は無かった
と言うより最低限会話を交わしていない
江島でさえもこの非日常感に参ってしまっているのだろう

代々木「どこ行く?」

伊丹「歩くのも嫌だし…一番近くでいいよ」

江島「だね。もしもげぇむで怪我したりしたら帰ってくるとき大変だし…」

意見の一致した三人が向かったのは歩いて4分くらいの場所にある中学校。
荒れ果てた外とは裏腹に、綺麗な校舎はライトアップされて目立っていた。

江島「うえ…学校か…」

江島「私頭は悪いからなー…ごめん。ここで待ってちゃ駄目?」

あからさまに嫌な表情を浮かべて一歩下がる江島。
きっと学校=勉強=ダイヤと言う謎の図式が江島の中で出来上がったのだろう
それにもしもダイヤだった場合は生存率が下がるのも確実

代々木「別に良いけど。一人で大丈夫?」

代々木『不安の種がこれで一つ減った』


江島「大丈夫だって!まだビザは5日もあるんでしょ?」

江島「一日くらい行ける行ける!」

伊丹「まあ…うん。べつにいーと思うけど。」

江島「じゃあ…頑張ってね!応援してる!」

代々木「…はは。ありがとう。そっちも気を付けて」

江島を外に残しつつ、二人は校舎の中へとゆっくりと足を運んだ。



―――――――――私立・有栖中学 校庭


『げぇむのるうるを説明します』

『参加者の皆様は至急体育館へお集まりください』

スーパーの時と同じようなアナウンスが学校内に響き渡る
どうやらこの校舎内には参加者が点在しているようだ


伊丹「体育館ってどこかな?」

代々木「多分あそこ」

そういって指さした先にあったのは唯一明りの灯った一軒家くらいの大きさのある建物
外見はどこの学校にでもありそうな体育館その物

伊丹「とりあえず行こっか」

伊丹「ルールが分からない事には始まらないし」

体育館の方を見やると今まさに一人体育館に入っていく。
そしてそのあとにも二人ほど入っていった。

どうやら『るうる説明』はあそこで行われるのだろう

――――――――――同中学 体育館

マキ「ねぇねぇ!いったい何が起こるのー?」

ミキ「静かにしてよ…。只事じゃないわよ。」

二人が体育館に入ると、二人の少女が今まさに話している最中だった。
明るく声を上げた眼鏡の少女と、それを冷たくあしらう少女。
瓜二つな外見を見るからにしておそらく双子なのだろう


代々木『あの反応…もしかしなくても昨日の俺らと同じ状況だな』

実里「ひゃぁぁぁぁぁ!腕が鳴るねぇっ!」

源川「ウルサイぞ。クソガキ」

大声を上げる少女にそれに食い掛かる強面で白衣に身を包んだ男。

強面の男は初対面だが、目の前の叫ぶ少女は代々木含む殆どが知っていた。
だって彼女は平成の篠原ともえとまで呼ばれた今を賑わす小学生アイドル
伊丹なんかよりかはよっぽど知名度が高い

代々木『…人数が多い分これは面倒なことになりそうだな』

卯月「つか。なにするんすか?」

卯月「有名人とかも居ますよね?なんすかこれ?」

椚田「まあ…見てれば分かる」

青島「………」

金髪でちゃらちゃらした男に線の細い褐色の男。
それに俯き加減の暗そうな女。
どうやら今回のげぇむの参加者はこれら9名らしい

キーンコーンカーンコーン♪キーンコーンカーンコーン♪

暫くするとチャイムが鳴り響き、舞台上のスクリーンに映像が映し出された。



『はあとの4 そうせんきょ』

『るうる』

『投票を7回行えばげぇむくりあ』

『累計6人が投票破棄すればげぇむおおばぁ』

『投票権は最初に一人一つ配られます。投票時間が終われば新しい投票権が一つ配られます』

『投票時間内には必ず『投票』『破棄』の二つのうちどれかを選択してください』

『破棄は一人一回まで。時間内に投票しなかった場合も破棄とみなします』

『破棄を二回以上行えば処罰』

『また投票獲得数一位の人物も処罰。同票数があった場合は流れ』

『投票室に入れるのは1人まで』

るうるの提示が終わると同時に各々の目の前に紙切れが一枚落ちてきた。
映画のチケットくらいの大きさのソレには自分の名前が右下に書かれ、中央にデカデカと空白が空いている
まるで領収書の様だ

青島「で…で?ここ…ここに居るのは9人…」

青島「救いは無いじゃないっ!!!!」

全員紙を取り終わると同時に、金切り声をあげたのは眼鏡をかけた暗そうな女。
完全に冷静さを欠いている

代々木「投票を三で割ればいいんですよ」

代々木「そうすれば投票は3・3・3で割れる」

代々木「確か同票数は流れでしたよね?」

ヒステリックな女に語り掛けたのは代々木。
きっとそんな単純なことに気付けていないのはこの女だけだと思うが

青島「で…でも信用できるの?」

源川「確かに…だ。これはお遊びじゃないんだ」

源川「失敗したら死ぬ。そんな簡単に信用できない」

源川「それに言いだしっぺはお前だ。お前以外の二人が手を挙げるなら考えてやってもいいが」

青島「私は嫌よ!!」

源川「俺も棄権しておく」

卯月「なんかわかんねーけど…やばそうだしパス」

代々木「……」

伊丹「僕もパスだから。おにーさん。余計なこと言っちゃったね」

これがはあとのげぇむなのかと実感した時にはもう遅い。
代々木はもうすでに引き返せない状況まで追いやられている

マキ「死んじゃうんだってさ!信じる?」

ミキ「こんな状況よ…あり得なくはない」

実里「ところがどっこい!死んじゃうんだ!」

椚田「分かった。俺も立候補する」

代々木の次に手を挙げたのは椚田。
これで投票される人物はあと一人

いったい誰が手を上げるのか

【手を上げる人物を指定】
↓3コンマの高い方

※青島 源川 卯月 伊丹は指定できません

螳滄㈹

文字化けすまん、実里
(平成の篠原ともえって、篠原ともえのブレイク時期って平成じゃなかったっけ…)

繝槭く

あ。文字化けはカウントしません
ので後>>303とこのレスから↓2のコンマで決めたいと思います

>>303
うん。それはもう…ね。気にしないでくれ

実里

えぐいなこのるうる、さすがはあとだ


実里「じゃあ私が!!」

そういって最後に手を挙げたのは実里。
生死がかかっているというのを本当に把握しているのか?
それを問いたくなるような明るさだ

代々木「これで三人です。」

代々木「みなさんここで見えるように名前を書いてください」

代々木「今すぐにです」

予想以上に早く三人揃ったことに源川は驚いた。
と言うよりこんな強気な発言をした代々木でさえも驚いている

伊丹「じゃあ僕はこのおにーさんにいれる。おにーさんは自分自身の名前を書いてね?」

代々木「分かった。」

実里「じゃあ私も自分自身の名前書けばいいんだね!」

マキ「じゃあ私はこのアイドルちゃんにいれる!」

ミキ「私も」

卯月「じゃあ俺は言いだしっぺに入れるぜ」

そんなこんなで決まった三グループの投票先。
代々木・伊丹・卯月 実里・マキ・ミキ 椚田・青島・源川
と言う振り分けになった

マキ「でも投票場所って?」

ミキ「投票用紙の裏に書いてる」

マキ「あ…ほんとだ。」

マキ「じゃあ私が先に行くよ!ミキも一緒に行く?」

ミキ「…行く」

そういって二人は書いてある投票場所へと向かっていった

実里「ふーん!私は置いてけぼりですか!そーですか!プンプン」

二人が言ってからしばらくして実里も後を追う。
時間にしては5分位だろうか

マキ「たっだいまー!」

ミキ「…ただいま。」

実里「ただいまんごすちん!」

バラバラに出ていった三人は行きとは違い仲良く帰ってきた

青島「じ…じゃあ…次は私が」

源川「まて。信用ならん、俺も行く」

青島「何よそれ!わ…私が裏切るとでも!?」

源川「どこかで名前を書き換えるかもしれんからな」

椚田「そこは信じてやろうぜ。オッサン」

源川「もちろんお前も一緒に来るんだ」

椚田「はいはい。分かりましたよ」

ここのグループも何やかんやで一緒に出ていった
だが。先ほどの三組とは違って物凄くぎすぎすしている


この三人が帰ってきたのは6分後の事だった

そして残るは代々木達のグループだけ
代々木達は先ほどのグループとは違い個々に出ていった

代々木「次は伊丹か?」

伊丹「うん。そのつもりだけど…」

伊丹「僕がおにーさんの分も投票してきてあげるよ」

伊丹「チケット貸して?」

代々木「…裏切るつもりじゃないだろうな?」

伊丹「どうして僕が?まあ思惑はあるけど」

代々木「何をする気だよ?」

伊丹「それは…うん。また今度ね」

伊丹「じゃ。いってきたげるね!」

そういって伊丹はひょいと代々木の投票券を取り上げた
そしてそれと同時に外へと飛び出した。

結局代々木は投票には行けず
卯月はそれから数分後に帰ってき。その数分後に伊丹も帰ってきた。

キーンコーンカーンコーン♪

全員が投票し終わって暫くたつとまたしてもチャイムが体育館に鳴り響く。
これが投票時間終わりの合図なのだろう。

代々木『大体一投票20分か…』


『それでは投票結果を発表します』

『今回は同票獲得があったため流れ』

『よって処分者はいません』

『繰り返します』

『同票獲得者が出たため処分者はいません』

『それでは五分の休憩後第二投票タイムに移ります』



ミキ「……良かったわね」

源川「ああ。一時はどうなるかと思ったがな」

束の間の急速に安堵する全員。
この調子だと全員生還も夢ではない、全員が全員そう思っていた。


その時まではそう思っていたのだ













『有効票数6 破棄票数3』

代々木『…!?』

青島「え…え!?どういうこと!?」

源川「ほう…そう言う事か」

最後のアナウンスで和やかな場は一変。
一気に殺伐とした雰囲気が場を凍らせた

マキ「えっと…もしかして他の1グループが全員破棄してる?」

実里「どーいうこと?」

マキ「無効票は3。グループも三人」

マキ「と言うことは他のグループが破棄してる可能性が高いんだよ」

実里「どうしてどうして?どうしてそんなことするの?」

代々木『それは多分…何があっても自分が処罰されないため』

代々木『とするとあのグループのうちに裏切り者が潜んでいる?』

代々木『でも破棄は一人一回まで…そんな事すれば…』

代々木『次は確実に票を他の人物に合わせてくるはず』

伊丹「ぼくもマキおねーさんの言ってる通りだと思うな!よくわかんないけど!」

伊丹「でもこれからどうすればいいのかなー?」

卯月「わかんねー」

代々木『多分卯月は気づいてなくても、あの伊丹はさすがに何をするか気づいてるだろう…』

代々木『俺らが生き残るためには確実に今回票を合わせる必要がある』

代々木『もし他のグループもそれをするなら…他のグループを抱き込む必要がある』

代々木『でも露骨にそれをすれば…矢面に立つことに…』

代々木『だとしたら…今回は票を合わせることくらいしかできない?』

伊丹「お兄さん。今回は投票誰に入れるの?」

代々木「今回は…」


【投票する人物を選んでください】

↓3コンマ高い方

卯月 代々木 伊丹を除きます

実里

椚田

実里

>>1 30分くらい待ってレスが埋まらなかったら埋めてあるレスだけで判定して欲しいです


代々木「投票は実里だ」

伊丹だけに聞こえるように小さく耳打ちする代々木。
それを聞いた伊丹は卯月のところまでそれを伝えに駆けてった

代々木「じゃあ投票行ってくる」

伊丹「あ…また僕が行くよ」

伊丹「おにーさん達はここに居る人たちの動向でも見守ってて!」

そういって伊丹は先ほどの様にチケットを持ち、体育館を出る

そしてそのあとに続くようにぞろぞろと列をなして体育館を後にした。
まるで大名行列である。


そしてそれから数分で伊丹が帰ってきた。

伊丹「投票済んだよ」

代々木「お疲れ。ちゃんと指定したとおりに投票したか?」

伊丹「うーん。それは見てのお楽しみってやつ?」


そして暫くしてチャイムが鳴る


『それでは投票結果を発表します』

『今回は最多得票者が一名。よって流れません』

『おめでとうございます 源川様 獲得票4票』

『よって処分です』


代々木「ん…?」

伊丹「こう言う事」

代々木『ちょっと待て…どうしてこんな中途半端な数字なんだ?』


源川「おい!ふざけるな!!!!」

まだアナウンスは続いているが、それを掻き消すかのような源川の声が響く
だがアナウンスは非常にも流れ続ける

『有効票数8 破棄票数1』

『それでは処分開始』

アナウンスがブツンと途切れる。
そしてそれと同時に体育館の天井が開いた

源川「ふざけるな!!!おい!!どこで結託しやがった!?」

源川「おい!若造どもがぁぁぁぁぁああああ!!!!」

バシュン

怒号の声を掻き消すかのような風の音。
そしてそれと同時に止む怒号


ゴトン

その次には何かが転がる鈍い落下音が響く。
それが何なのか。それを理解するころには体育館は悲鳴に包まれていた


卯月「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

青島「なんでよぉっ!!!どうしてこうなるのよ!!!」

落ちた物を見て体育館内は阿鼻叫喚。
そんな様子を地面に転がった源川の頭が虚ろに見上げている

代々木『…この前で予想は出来ていたが。』

代々木『本当に…本当にこんな簡単に』

伊丹「うわぁぁぁぁぁ!死んじゃったよぉ!」

そして遅れて泣き叫ぶ伊丹。
今までのは強がっていただけなのか?泣きじゃくる様子はまさに子供だった

マキ「…うわぁ。」

声を上げていない面々も死体を見て固まっている。
ゲームや映画などの作り物の死ではない。これは本物
だからなのか。誰もが誰も各々の本物の気持ちを隠せていない


伊丹「うわぁぁぁ!僕たち死にたくないよ!!!」

伊丹「あんな風に苦しんで死ぬなんて嫌だよ!!!」

伊丹「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

完全にヒステリックを引き起こしている伊丹。
代々木も落ち着かせようとはしたが、今は自分の事で精一杯である

青島「…いやいやいや…嫌よぉぉぉ!!!!」

そしてそれに誘発されるかのように体育館を飛び出した青島。
いったいどこへ行くというのだろうか

実里「で…次はだれに投票するのー?」

マキ「…今出てて行った人とか…?」

実里「私は良いけどー」

実里「ほかの皆は?」

卯月「……俺もそれ賛成。」

椚田「………仕方ないな」


そしてやってきた三回目の投票時間。
各々の投票する相手は決まっている。

そう『青島』だ

この場に居ない相手。顔の見えない相手。それをみんなは選んだのだ

違う。この場の空気がそうさせたのだ。


代々木『全員が青島に投票か…』

代々木『勿論俺も…そこに投票するけど…』


画して出ていく体育館メンバー。
自分が投票されないということに安心しているのか足取りはどこか軽い

そしてこの後にはまた迷うのだ。誰を生贄に上げるか。
いかにして誰を生贄に仕立て上げるのか


代々木は気づき始めていた。はあとの恐ろしさを

今日はここまでで。
すみません。でも明日には終わらせるつもりです
因みにですがこのゲームでぃいらあも紛れています

それでは明日の投下は午前中に。

>>319
了解です

乙 伊丹が何やってるか気になるね


これがあと4回もあるのか…エグいるうるだ

流れって投票にカウントされるのかね

>>327
動いているのは伊丹だけなのでしょうか…

>>328
即席で考えたから粗も多いぜ

>>329
流れも投票にカウントです
よって 流れ>源川>3>4>5>6>7です

よかったカウントされるのか
はぁとだから投票したこと自体が流れるとか言い出すのかと

『それでは投票結果を発表します』

『今回は最多得票者が一名。よって流れません』

『おめでとうございます 青島様 獲得票5票』

『よって処分です』

体育館内に響き渡るアナウンス。
青島がここにいなくとも、いまどんな反応を取っているのくらいは予想できる
きっと半狂乱になりながらも自分に投票した人物を憎んでいる

『有効票数7 破棄票数1』

『それでは処分開始』


ドカンッ

響く爆発音。
それが青島を終わらせたというのは一目瞭然だった

伊丹「うわーん!!もう嫌だよぉぉぉ!」

そしてここでも爆発に似た大きな音が鳴り響いた

【第四ラウンド開始】


椚田「…分かった。じゃあ俺に投票してくれ」

泣き叫ぶ伊丹を哀れんだのか。それとも善意なのか
椚田は最初の投票の時の様に自ら率先して手を挙げた

代々木「………」

伊丹「おにーさん。手あげて」

そんな時今まで横で泣いていた伊丹がそっと耳打ちをしてくる。
今まで泣いていたとは思えないほど冷淡な口調で

代々木「分かった。じゃあ俺に入れてくれ」

言われるがままに手を挙げた代々木。
正直不安だ。損をすると思っているがここで変な波風も立てたくない

こうして四回目の投票時間が幕を開けた。


指定された投票先はこうだ。
代々木は自分に投票。そして代々木グループのメンバーも代々木に投票
そして残りの面々が椚田に居れ、実里は票数合わせのために自分に入れると言った具合だ


まず最初に代々木は自分の名前を書いて投票室へと向かった。
その時ちょうど実里グループも出てきたので、お互い誰の名前を書いたのか確認しつつも一人一人投票を済ませた

そして次。

卯月と椚田。
この二人は投票先ですれ違っただけでろくな確認はしていない。

一番最後に伊丹がぐずりながらも投票室へ向かい投票を終えた。

もし内訳通りに話が進んでいるのであれば、今回は流れ
誰も死なずに済むはずだ

皆が皆、裏切り者が居ないことを祈りつつ投票結果を待った





『それでは投票結果を発表します』

『今回は同票獲得があったため流れ』

『よって処分者はいません』

『繰り返します』

『同票獲得者が出たため処分者はいません』

『今回は全員投票成功です。破棄票もございませんでした』


代々木はほっと胸をなで下ろしたが、横で伊丹がこう囁いた。

伊丹「次から大変だ…」

いったい何を言っているのかその時の代々木には理解できていなかった。
そう、このげぇむの恐るべき裏道の存在に
そして物凄く頭の回る人物が自分自身に牙をむいていた事実を

【第五ラウンド開始】

伊丹「おにーさん。次も立候補して」

代々木の横からまたしても囁いてくる伊丹。
泣いているときと囁いているとき、切り替わりが早過ぎである

代々木「じゃあ次も立候補する」

椚田「よし。じゃあ今さっきの同じ流れで行くぞ」

画して始まる第五ラウンド
する事は今さっきとまったくもって同じである

特に全員これといった不満もなく第五回の投票が行われる。

その時までは誰もが全員気づいていなかった。
今回の投票結果が波乱を呼び込むと言う事に


『それでは投票結果を発表します』

『今回は最多得票者が一名。よって流れません』

『おめでとうございます 卯月様 獲得票3票』

『よって処分です』

卯月「は…は…はぁぁぁぁ!?!」

卯月「おい!おい!なんで俺が!?おい!!!!」



『今回は全員投票成功です。破棄票もございませんでした』

『処分開始です』




パスッ

乾いた発射音。飛来する矢
あっという間に卯月は剣山のようになり息絶える



椚田「どういうことだ!?」

伊丹「どうもこうも。裏切り者が居るんでしょ?」

マキ「…どう言う事?」

ミキ「……知らない」

実里「はいはいはーい!私はちゃんと自分に投票しましたぁっ!」

代々木「…俺もだ」

椚田「…誰だ!裏切った奴は!?」

【第六ラウンド】

始まりを告げる第6ラウンド
だけどそこには先ほどまで和やかなムードは広がっていない

誰もが誰も裏切り者を探している


椚田「最低でも裏切り者は三名」

椚田「怪しいのはあの三人のグループだな?」

ミキ「ちょっと待って…それを言うならあなたも怪しい」

ミキ「だって貴方と他のグループの二名でも十分に3票は集まる」

ミキ「と言うより…孤立しているあなたが一番怪しい」

椚田「…なんだと?」

ミキ「まあ。今日私たちが投票するところは決まっている」

ミキはそういうと投票用紙にデカデカと椚田の名前を書いて、体育館を後にする。
それに続くようにほか二名も体育館を後にした



椚田「頼む!俺と組んでくれ!」

三人が出て行ったあと椚田は代々木達のところへ向かい頭を下げた
死刑宣告をされたも同然なのだ、こう来ることは予測できていた

伊丹「良いよ。僕は実里おねーさんに投票する」

伊丹「おにーさん達も投票合わせてね」

これでまた流れが起きて最終ラウンドに持ち込める
そのことに椚田はほっと胸をなで下ろした

伊丹「じゃ…行こうか」

三人はその場で投票用紙に実里の名前を書いた。
勿論組んだことを悟られないようにあの三人とは別でバラバラに体育館を後にした


マキ「ごめんね!椚田くん!」

ミキ「…仕方ないわよ」

全員が投票を終えた、後は投票結果を待つだけ
流れになる事を祈りながらも、運命の時を待つ


キーンコーンカーンコーン♪


それからしばらくして運命の音が鳴り響く


『それでは投票結果を発表します』

『今回は最多得票者が一名。よって流れません』

『おめでとうございます 椚田様 獲得票3票』

『よって処分です』

椚田「……!?」

椚田「…どういう…事だ?」

椚田「どうして俺が!?」

椚田「どうして流れにならない!?!?」


『今回は全員投票成功です。破棄票もございませんでした』

『処分開始です』


ガシャン!!!!

天井のライトが落下し椚田の頭部に命中。
結局椚田の最後の問いに答えるものは誰も居なかった

【最終ラウンド】

代々木『どういうことだ…あの内訳』

代々木『もしあの三人が椚田に票を合わせて、こっちも実里に合わせれば3対3』

代々木『流れになるはず』

代々木『でもならなかったと言う事は…』

代々木『こっちのチームから代々木に入れたやつがいる?』

代々木「おい…伊丹」

伊丹「うん…そうだよ。僕」

伊丹「それは…まだ秘密」

代々木『クソガキが…』

実里「はいはーい!じゃあ私は私に投票しまーす!!」

実里「だからマキミキちゃんはミキちゃんに入れて」

実里「代々木君たちは代々木君に入れてね!」

マキ「はーい!」

ミキ「…そんな簡単に行くの?」

伊丹「別に良いよ。もうこれで終わるんだし」

伊丹「最後に一つ聞いときたいんだけど…さっきの投票皆はどこに入れたのかな?」

マキ「私は椚田君!」

ミキ「…私も」

実里「私は自分自身…って。あれ?」

伊丹「そうだよ。椚田君に入れたのは僕」

ミキ「…あら。てっきり組んでるのかと」

伊丹「一回目に投票破棄したのも僕、だから残りのゲーム中ずっと探してたんだよね?」

マキ・ミキ・代々木「!?」

伊丹「だからここで言っておくよ。僕は3票固めれる」

伊丹「おにーさんも居るから4票かな?」


代々木「おい…裏切り者って?」

伊丹「あー…あのね。僕と同じく票を固めれる人が実はここにもう一人居たんだけど」

伊丹「その反応を見る限りもう居ないみたいかな?」

伊丹「じゃあ僕は今から投票しに行くけど。」

そういって伊丹は代々木の投票券をひらりと取った。

伊丹「…恨まないでね?」

【誰に入れるか指定してください】
代々木 伊丹 を除く

↓3 安価高い方

すみません次の投下少し遅れます

【誰に入れるか指定してください】
代々木 伊丹 を除く

↓3 コンマ高い方

ミキ

繝槭く

繝溘く

多分、同じ文字化けなら
ミキであっているかな?

うん、まったくわからん

――――――――――――――――――

『それでは投票結果を発表します』

『今回は最多得票者が一名。よって流れません』

『おめでとうございます 七瀬 ミキ様 獲得票4票』



ミキ「…!?」

マキ「…嘘。あの子が…」

伊丹「いやぁ。子供だからって甘く見てたね?」

『よって処分です』


パンッ

マキ「ごめんっ………」

ミキ「――――――ッ!?」 ドサッ


『最終投票 有効数7票 破棄数0』

『おめでとうございます』

『こんぐらちゅれいしょん げぇむくりあ』

代々木『票数7!?まさか伊丹…』

代々木『成程な…預かった票を破棄票にしてずっと持ってたのか』

伊丹「…おにーさん。やっと気づいたみたいだね?」

伊丹「そう言う事だよ。僕は最初っからこのげぇむの参加者を信用してないもん」

マキ「そっかぁ…君か。君が多数票持ってたんだ…」

マキ「てっきり代々木君か卯月君だとばっかり」

マキ「まあ本当に死ぬなんて思っては無かったけど…」

マキ「ミキがあんまり警戒してたからさ。私が提案してあげたんだけど…」

マキ「まさか第一ゲームの結果がああなるなんてね…」

伊丹「残念だったね。おねーさん」

マキ「うーん。何とかして二人残ろうって言ってたんだけどな」

少し寂しそうにマキは笑って。伊丹の事をじっと見つめる

マキ「だからって他の参加者の事。陥れるようなことしちゃだめだね」

マキ「罰が当たるよ…ううん。当たったよ」

伊丹「それは違うよ。食うか食われるかでおねーさん達が食われただけ」

伊丹「僕が子供だって油断してたからだよ」

マキ「あんな風に泣かれたらね…」


死体に溢れた体育館。
生き残った四人はソロソロとその場を後にした


代々木「なあ。あの時さ…泣いてたのって」

伊丹「嘘だよ嘘。僕は役者だよ?おにーさん」

伊丹「それにあのおばさんがヒステリー起こして生贄になってくれたしさ。」

伊丹「狙いは違ったんだけど。まあそれもできたし」

伊丹「結果的には思い通りってやつかな?」

代々木「でも…椚田まで」

伊丹「食うか食われるかだよ?それにあの二人を油断させたかったしね」

代々木「サイテーだな」

伊丹「そ?じゃあおねえさんの言ってた通りいつか罰が下るかもね」


第2話 「♥の4 そうせんきょ」終了

参加者9名


生存者4名


滞在日数
江島 1日 ビザ:4日
伊丹 1日 ビザ:8日
代々木 1日 ビザ:8日

ハイと言うわけで終わりましたはあとの4
はい。脳内スペードの自分にはもう後半から訳が分からなくなってました…
ごめんなさいビザ切ってきます

えー。と言うわけで今回ショタっ子活躍させてみました
腹黒ショタは良いけども!死亡フラグが立った気もしない今日この頃

と言うわけで次のげぇむ内容は17時から決めさせていただきます。

どうぞそれまで罵詈雑言なりなんなり書き連ねってくださいませ
因みに次回はさっそく特別篇をやってみようかなとか思ったりもしてます

後味悪い……

すいません。諸事情で安価時間20時に引き伸ばします

>>352
腹黒ショタは調子に乗って相手の力量を間違えて死ぬのがいいかもしれん

主人公sideに正義キャラがいないから後味悪くなるのはある程度仕方ないな

遅れてしまって申し訳ない!

それでは安価を

まずは特別篇か否かを
↓3
コンマ高い方で!

特別編

特別編

おいふ

おいふ!?

特別篇と言うことで良いのか?

それではえっと。既存キャラを主人公にしたものか。
それとも新キャラを出すかの安価で。

既存キャラならそいつの名前を書いてください

↓5でコンマ高い方

代々木

朱皿グループ

朱皿

アスカ

朱皿

朱皿把握。

代々木は本編で腐るほど出てくるから次回期待してくれ
ていうか代々木=本編です。

と言うことで
特別篇の朱皿だが、主人公たちと別れた後かそれとも別れる前か。
それとげぇむのジャンルを
↓3
コンマ高い方で

うんks

別れる前
クローバー

FPS

別れた後 スペード

わけわかんない安価は無視して良いよ

別れた後
スペード

>>371にしたい

じゃあジャンル把握

本編は明日の12時くらいに投下するわ

予告編投下するからちと待ってて

>>372
分かった
訂正が入らないんだったら次からそうするわ

>>374
ちゃんとしたレスの中でコンマ一番高かったし。把握
変更と言う事ね

今度は不良中学生の活躍が見たいね

ちょっと決めたいことあるから
1~5の数字を選んでくれ

安価↓3でコンマ高い方で

4

3

4

朱皿 真士 (シュサラ シンシ) 男 25歳
性格:ゲーム好き 特にみんなで協力するゲームが好き
職業:ゲームクリエイター
得意ジャンル:♣

赤神 蒔絵 (アカカミ マキエ) 女 20歳
性格:依存体質で情緒不安定
職業:美大生
得意ジャンル: ♣

七瀬 マキ (ナナセ マキ) 女 18歳 
性格:口が軽くて軽率
職業:高校生(図書委員)
得意ジャンル:♦

守矢 鷹子  (モリヤ タカコ)女 14歳
性格:ヒステリック
職業 不良中学生
得意ジャンル:♠ 

倉田 優奈 (クラタ ユウナ)女 22歳
性格:おっとり系女子
職業 大学生(心理学専攻)
得意ジャンル:♥

陣内 孝雄(ジンナイ タカオ) 男 36歳
性格:きょろきょろしてる感じのおじさん
職業 サラリーマン
得意ジャンル:♦

浜田 理沙 (ハマダ リサ) 女 21歳
性格:ギャル。良心はある
職業:アパレル関係
得意ジャンル:♣

溝田 羊介 (ミゾタ ヨウスケ) 男 25歳
性格:無口。判断力には優れている
職業:レーサー
得意ジャンル:♠ 

根本 光男(ネモト ミツオ) 男 29歳
性格:引きこもりのオタク。ロリコン
職業:無職
得意ジャンル:♦

井山 雄介(イヤマ ユウスケ) 男 25歳
性格:とりあえず何にでも挑戦する人
職業:コック長
得意ジャンル:♣

黒川 春樹(クロカワ ハルキ) 男 27歳
性格:金のためなら何でもする。基本強気
職業:囚人
得意ジャンル:♠ 



参加者以上11名

特別篇:滞在四日目『♠の8 ふえおに』

8!?

そうせんきょの投票の内訳を知っときたい
問題があるなら伊丹と姉妹の分だけでも

>>383

ちょっと今後の展開のネタバレになるから
言われた通り姉妹と伊丹の分だけを


伊丹→破棄

マキ→破棄

ミキ→実里


伊丹→源川+源川+破棄(代々木+卯月の代理投票)

マキ→源川

ミキ→源川


伊丹→青島

マキ→破棄

ミキ→青島


伊丹→椚田

マキ→椚田+代々木

ミキ→椚田

【備考:この頃から多数票持ちが誰なのかを姉妹が探し始めました】
【かしこそうな代々木を選びましたが何故か流れになり次から焦り始めます】
【因みに姉妹の頭の中では代々木は『代々木・伊丹・卯月・マキ』の四票をもらうはずでした】


伊丹→椚田

マキ→卯月+卯月

ミキ→卯月

【備考:姉妹の中では3グループ中、青島と源川が居なくなった椚田グループより代々木グループの中に多数票持ちが居ると思い始めました】
【よって代々木が守られているのなら…という考えで標的は卯月に移ります】


伊丹→椚田

マキ→椚田

ミキ→椚田


伊丹→ミキ+ミキ+ミキ+ミキ

マキ→伊丹

ミキ→伊丹


主人公たちと出会ってから四日後の朱皿たちの話―――――――――――

朱皿「…もうすぐでこの前のおつかいのビザが切れるな」

赤神「そうだね真士クン。私たちは全員危ないんだよね?」

公園の屋根の下で寝泊まりしている朱皿一行。
メンバーは朱皿に赤神。後守矢の三人だけである
実際はもう少し居たのだが、げぇむに参加したきりで帰ってこない。
もうそんな事朱皿たちにとっては慣れっこなのだが

守矢「おい!アタシらほんとに帰れんのかよっ!?」

赤神「私たちもまだわかってない。けど…」

赤神「けどね。全部のカードをクリアできたなら…」

赤神「って真士クンが言ってた」

朱皿「ああ…それが一番エンディングに近いと思うぞ」

元の世界に戻るためには、一人が全部のカードをクリアしないといけない。
朱皿はそう仮定を立てていた

赤神「だから。とりあえず。ね?げぇむに参加し続けないと…」

守矢「あぁ!?んなもんいつか死ぬだろ!」

赤神「大丈夫だよ。私たちがいるもん。真士クンが居てくれるもん」

赤神「だからゼッタイ大丈夫」

赤神の底知れる朱皿への信用。それに守矢の不安は飲み込まれ
なんだか守矢も朱皿が居れば大丈夫な気さえしてきた

朱皿「じゃ。行くか」

朱皿「今回はあのデパートでいいか?」

二人の話を軽く流しながら朱皿が指さしたのは公園近くにあるデパート。
この前のスーパーより数倍大きく。その分盛大にライトアップされていた

守矢「またスーパーかよ…」

守矢「この前みたいなやつ…ごめんだからな」

――――――――――――ジュスコ店内


朱皿「…ほう。広いな」

自動ドアをくぐるとそこにあるのは元の世界と同じようなにぎやかな店内。
これで人の山がごった返していたら、元の世界とは見分けも付かないだろう

守矢「で…?まだ始まらねえの?」

赤神「まだ時間があるとかかな?」


ウィーン

七瀬「…ふーん。一番乗りではなかったかな?」

自動ドアが開いては行ってきたのは学校指定のセーターに身を包んだ眼鏡の少女。
それの後から目が痛くなるようなほど鮮やかな金髪の女が入ってきた

浜田「え?会場ってここ全体な感じな感じ?ウケる」

根本「と言うよりこ…こここ…ここはどこなんですか!?」

陣内「そうです!どうして誰も居ないんですか!?」

会場内で騒ぐ二人の男。
一人は脂ぎった肥満体系の男。もう一人は頭髪の薄くなった男。

他の面々は比較的静かにるうる発表を待っている


倉田「でもぅ。こんな大きな会場はわたくし初めてです…」

溝田「……今回は気を引き締めないとな」

井内「でも会場の大きさと難易度が比例するとは限らないよ?」



『すぺえどの8 ふえおに』




突如流れるアナウンス。
それは会場内に静寂を呼び寄せた

倉田「8っ!?」

朱皿『……これは。マズいぞ』

赤神「ねぇ…大丈夫なの?ねぇ」

守矢「はぁぁぁぁぁっ!?」

各々が隠し切れない絶望を醸し出す中
アナウンスは非常にも流れ続ける


『るうる』




『おにを全員殺害できればげぇむくりあ』



『おにに全員殺される。2時間以内におにを全滅させれなければげぇむおおばぁ』





流れた説明はそれだけだった

ドカン!!!

アナウンスが流れ終わった直後。奥の方から大きな爆音が聞こえた。
それと同時に目の前に現れたのは四人の人物。
各々が馬・猫・兎・鳥のお面を被って武器を所持している


浜田「ヤバイ!これって逃げないとダメな感じの奴だよね!?」

その言葉で蜘蛛の子を散らすかのように逃げていく面々。

朱皿たちは近くにあった階段を上がって、二階フロアへと逃げた。

朱皿「…あの四人を殺せばげぇむくりあだが…」

朱皿「あいつら全員武装してるぞ…」

守矢「無理じゃね?無理だよね?」

赤神「みんなで力を合わせれば大丈夫だよぉっ!」

守矢「でもアタシら…武器ないじゃん!」

朱皿「いや。ここはジュスコだから…武器に困る事は無いが…」

朱皿『あいつらの持ってた武器…アレが問題だ』





【武器指定】

>>393

猫.>>396

>>399

>>401

火炎放射器

サブマシンガン

ボウガン

ボウガン

スタンガン

日本刀

薙刀

チェーンソー

グルカナイフ

釘バット

連射系ないならどうにかなりそう

『増え鬼』だったら鬼増える可能性が

なぜ誰も楽に倒せる武器を書いてあげない?

楽だと8にならないからその場合でも隠し武器かなんかあるよ多分

成る程
もしこれがギャグだったら
サブマシンガン
サブマシンガン
サブマシンガン
豆鉄砲

とかにしたかった

朱皿『釘バッドにククリナイフ…日本刀まではまだいい…』

朱皿『厄介なのは…ボウガンだ…』

朱皿『それにあいつらを[ピーーー]となれば…全武器が脅威…』

朱皿『俺らだけが動いてどうにかできるもんじゃない』

赤神「…どうするの?」

赤神「このフロアにはまだ来てないみたいだけど……」

守矢「とりあえず武器じゃね?」

守矢「何も無かったら無理っしょ。ほら…近くにキッチン用品売ってっし」

守矢の提案でキッチン用品売り場に向かう朱皿一行。
確かに包丁など様々な物が置いてあるが、所詮はキッチン用品
日本刀や釘バットに比べれば物凄く心もとない


シュンッ


キッチン用品売り場の死角。そこから出てきた何かが朱皿の前を掠めた。

朱皿「…っ!?」

それが包丁だと気づいた瞬間に朱皿は急いで距離を取り、手近にあった鍋を掴む
何もないよりかは幾分かましである

黒川「…何だ。人かよ」

朱皿「…それはこっちも同じだ。」

黒川「…チッ。鬼かと思ったぜ」

包丁を手にしていたのは鬼ではなく、参加者の一人『黒川春樹』だった。
黒いタンクトップに浅黒い肌。長身で肉付きも良いため威圧感がある

黒川「鬼はまだこっちには来てねえ」

黒川「それにあいつ等二人ずつで行動してやがる。」

朱皿「そうか…鬼が今どこにいるかは分かるか?」

黒川「どこにいるかは知らんが、誰を狙ってるかは分かるぜ?」

朱皿「…誰だ?」

黒川「俺が逃げる時に眼鏡のガキが別方向に逃げてったんだけどよ」

黒川「あいつら二人はソイツの事追いかけてったぜ?」

朱皿「…他の二人は?」

黒川「知らねえ」

ピシュンッ!!

そんな貴重な情報交換を交わしてる最中。
朱皿の目の前に居た黒川の体がぐらっと揺れる

朱皿「どうした…?おい?」


訝しげな朱皿の問いに黒川は何も言わず、そのまま電源が切れたみたいに床に倒れこんだ


守矢「―――――っ!!!!!」

黒川の首筋に突き立てられていたのは一本の矢
まるでアンテナのように深々と突き刺さっていた

赤神「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

そして黒川の数m先に立っている馬マスクの存在。
それを発見すると同時に赤神と守矢はそれぞれ別の方向に逃げていった


朱皿「お…おいっ!!」

朱皿の呼びかけも虚しく一目散に逃げていく二人。

朱皿「…っ!」

馬マスクが次の矢を放つ前に朱皿もその場を急いで後にした。


――――――――――――

ジュスコ三階 『ゲームフロア』

駆動されたゲームが鳴り響き、賑やかしく騒がしいこのフロア。
そこで身を潜めているのはげぇむ初参加の根本。そして七瀬の二人だった

根本「さ…さ…先ほどの話は左様かな!?」

七瀬「うん。そだよ」

七瀬「勝てないと死んじゃうんだ。この世界」

根本「…そ……そんな非現実的な…」

七瀬「私も信じられなかったけど。死んじゃったの。お姉ちゃん」

七瀬「だから。私だけでも生き残って元の世界に帰る」

ユーフォ―キャッチャーの後ろに隠れてひそひそと話す二人。
時折ガラス越しに外の様子を確認する


根本「…と…と言うことは!?」

七瀬「本当に鬼を殺すしかない」

七瀬「できる?」

根本「……できる!!」

七瀬「そ。…声大きいね」

根本「スマン…です」


七瀬「…あ。シッ!」

外の様子を作業的に見やった七瀬は、急いで根本の口を押さえる
どうやら鬼の姿がそこにはあったらしい

七瀬「…鳥が来た。」

根本「―――――!?」

ユーフォキャッチャーの反対側。ちょうどプリクラ機の近くに釘バットを持った鳥マスクが居た。
それも一人で

七瀬「と…とりあえず回り込もう。」

根本「わ…分かった」

七瀬「大丈夫!根本君だったらできるよ!」


七瀬は根元を勇気づけると根本とは反対の方にソロリと進んでいく。
そしてそれを確認した根本も不恰好ながらに七瀬とは反対の方に進んでいった

鳥マスク「…――――――――――」

鳥マスクはプリクラ機の方からこちら側へ足を進め左右を確認する。
誰かいないか慎重に慎重に





七瀬「は…ハックシュン」

その時七瀬は不意にくしゃみをしてしまった
それも結構な大音量で

根本「――――――!?」

鳥マスク「……!!!」

鳥マスクはくしゃみが聞こえたと同時にものすごい速さで七瀬のいる方向へと走ってくる。
七瀬は丸腰だ釘バットには勝てはしない。

けど。七瀬にはちゃんと考えがあった


七瀬「今だよ!!!」

掛かる号令。飛び出る根本。
後ろから不意を突かれた鳥マスクは根元の巨体に圧倒され地面に転がる

根本「このっ!!!このこのっ!!!」


ガンッ
ガンッ
ガンッ

四苦八苦しながらも根本は鳥マスクの頭をユーフォ―キャッチャーの台に打ち付ける
何度も何度も、まるで気でも狂ったかのように


根本「このっ!!!死ねっ!!!死ねっ!!!天誅だ!!!」


何十回か頭を強くぶつけると鳥マスクはぐったりして動かなくなった。
良くて気絶。悪くて死亡しているはずだ


根本「やった!!七瀬ちゃん俺はできた!!!!―――――――」


――――バンッ


周りを見回した根本だったが、そこに七瀬はいない。
ただ鼓膜を引きちぎらんばかりの音が鳴り響いて、それと同じくして根本の意識は真っ暗に途絶えた


七瀬「…やっぱり二人行動だったかー」

七瀬「でもちょっと待って。どうして?あんなのいなかったよね」

少し離れた場所から隠れて根本の最期を見ていた七瀬。
根本の頭が砕け散るのを黙って見ていたが、それをした人物に七瀬は焦りを覚えた

七瀬「…あの虎のマスク。あんなの最初はいなかった…」

七瀬「待ってね。待って…分からない」

ショットガンを片手に虎のマスクをかぶった人物。
最初はそんなの確かにいなかったはず


七瀬「…とりあえず逃げないと」

七瀬は足音に気を付けながらも非常階段へと続くドアを開けて下へと降りた。


【武器指定】

>>415

>>418

日本刀

スタンガン

鎖鎌

火炎放射器

七瀬…
伊丹は許されないことをした!

ああ、なるほど。
参加者がリタイアする度に鬼が増えるで
ふえおにか。

――――――――4階 衣料品フロア

朱皿「…クソっ……これからどうすれば」

朱皿「…さすがに一人は辛い」

どさくさに紛れて包丁一本持ってきたが、一人ではこんなのあっても意味がない
協力してこそ鬼を倒せるというのに


朱皿「…クソ………」


鬼は基本二組で行動していると聞いた。
となれば鬼に遭遇すれば一人の朱皿は物凄く不利
それに別れた二人の事が心配だ


朱皿「…一人か」

浜田「あ…もしかして。参加者系の人?」

そんな途方に暮れる朱皿に声をかけたのは参加者の一人『浜田理沙』
いまどき少し流行り遅れなほどのギャルっぽい恰好をしてる


朱皿「…ああ。えっと君は?」

浜田「あー。リサでぇす」

浜田「んで。こっちが…溝……溝何?」

溝田「溝田…だ」


浜田に紹介されて出てきたのは長身で見るからにしてクールな男。
金髪のメッシュが入っているあたり浜田とは同等の感じの人なのだろうか?

浜田「つか…ここらへんもやばい感じだよ。」

浜田「だってリサさっき見たし。豚がでかい鋏もってんの」

朱皿「…ん?鋏?豚?」

溝田「…推測だけど。鬼増えてる」

その時朱皿はこのげぇむの怖さを理解した。
これは8。そしてふえおに
ふえおにとは鬼に捕まれば鬼が増えていく遊び

もしこれがその元の遊び通りに準えているとしたら…


朱皿「もしかすると…殺された人数分だけ鬼が増えていく?」

浜田「は?それマジヤバじゃね?」

浜田「だってさ。やばいよね?」

溝田「そう言う事ならもう一人死んでいるのか…」

朱皿「…ああ」

目の前で死んだ黒川が頭をよぎってふと気分が悪くなる

浜田「って…ヤベェ!!!豚が居る!!」

叫ぶ浜田。そちらの方向を見やると確かに豚マスクが居る。
しかも手には巨大な鋏を持って

朱皿「まるでクロックタワーのシザーマンだな…」

カシャンカシャンと鋏を鳴らしながら三人の方向へ向かってくる豚マスク

浜田「どうすんの!?」

溝田「やるぞ」

朱皿「気を付けろ!あいつらは常に二人で行動するからな!」


周りを警戒してみるが今のところ不審な奴は居ない。
そして遠距離からの攻撃にも備えて背後をあえて壁にした


浜田「マジ無理!寄るな!」

そういって浜田は手当たり次第にハンガーを投げつける。
ダメージはそこまで無いが、十分な足止めにはなっていた

溝田「……!」

そしてそれに追撃するかのようにポールを持って殴りかかる溝田
鈍い音が鳴り響いて一瞬だけ豚マスクの動きが止まる


朱皿「よしっ!!!!」

朱皿「これで終わり!!!」


ブツン

???『真士クン!!!!助けて!!!こわいよ!!!真士クン!!!早く来て!!!』

朱皿「っ!!!」

ザシュッ!!!

最後の止めを刺そうとした瞬間。その瞬間流れてきたアナウンスに朱皿は度肝を抜かれた
アナウンス越しに聞こえてきた声。それは赤神の声。

朱皿「逃げるなっ!」


そしてその一瞬のスキを突いて豚マスクは鋏で反撃。
死にはしなかったものの肩を切られてよろめく朱皿

豚マスクはそのまま作業員通路の方へと逃げていった


浜田「ちょ…大丈夫な感じ?」

溝田「……気を取られたか?」

豚マスクが去った後駆け寄ってくる二人
どうやら豚マスクを逃がしたことよりも朱皿の事を案じてくれているらしい


朱皿「アナウンス…止めに行かないと」


赤神『早く来て!!!怖い!!!怖いのっ!!!』

すいませんちと休憩

17時から18時までには投下します


仲間にバカがいるのは辛いよな

赤神ちゃんの性格を忘れてた…

――――――――――5階 立体駐車場


守矢「…?!やべぇ。あのアナウンス…」

赤神のアナウンスに戦慄したのは何も朱皿だけではない。
駐車場に身を潜めていた守矢も同じく戦慄していた

守矢「止めに行かないと…でも。でも一人で?」

守矢「いやいやいやいや…」

守矢「でも…このままだと」

このままだと死ぬ。そんな事容易に予想が付く
だってこのアナウンスは自分の位置を垂れ流しているのだから


陣内『こら!やめなさい!!』

その時流れていたアナウンスから別の声が聞こえてくる。
決して若くはない男の声
その声の主は『陣内孝雄』であるが、守矢はそんな事よりアナウンスを止めに入った人が居ることに胸をなで下ろした

赤神『やめてくださいっ!真士クンが居ないと!!!』

陣内『だからってこんなことしちゃだめだ!危険すぎる!!!』

赤神『やめて!邪魔しないで!!!』

陣内『落ち着くんだ!』

赤神『私真士クンが居ないと!!!』

陣内『その人が誰かは知らないけど!こんな異常な事態にこんな事!!!』

バスンッ!!!!!

その時アナウンスからは第三の音が聞こえてきた。
赤神の声でも陣内の声でもない、殺意に満ち溢れた悪意の音が


赤神『え!?きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

赤神『真士クン!!!真士クン!やだぁぁぁぁぁ!!!』

赤神『来ないでよぉ!!やだ!真士クン助けて!!!』


赤神『嫌!!!』

バスンッ!!!

赤神『―――――――――――!!!!!???』

赤神『きゃあああああああ!!』


バスンッ!!!

赤神『――――――――!!!!!』





バスンッ!!!

赤神『――――――――――ッ』





アナウンスは暫く続いた
爆音と赤神の悲鳴を何度も何度もリピートさせながら

そのやり取りは暫く続いた後に完全に聞こえなくなった
そう。今まさにアナウンス室で二人が死んだのだ

――――――――3階 ペットショッフロア


朱皿「クソがっ!!!!」

アナウンスは最後までこの会場内に響き渡っていた。
だから赤神がどういうふうに死んだのかは痛いほどによくわかる


朱皿「クソっ!!!クソッ!!」

四階で二人と別れて急いできたがそれももう無駄になった
赤神は死んだのだ。しかも最後の断末魔を朱皿の耳に焼き付けて
今すぐ蹲って吐いてやりたいが、それもできない

朱皿の予想通りだと鬼は二人追加されているはずだから

井山「…大丈夫かい?」

そんな荒れ果てた朱皿に声をかけたのは『井山 雄介』
スラッとした体系に清潔感のある茶髪の美形。
こんな状況でもどこか凛々しささえ感じられた

朱皿「……すまない。大丈夫」

井山「いやいやいや。どこがさ?」

井山「そんな状況だとあの子の二の舞になるよ?」


朱皿「それに…二人死んだ。鬼は増えてる…」

井山「鬼が増える?一体全体何のことを……」

井山「ああ。そっかこれは「ふえおに」だったね」

朱皿の説明で通りが通ったのか、井山はポンと手をたたく
どうやら逃げることに精いっぱいだったのかそこまで頭が回っていなかったらしい

井山「でも僕は一人鬼を殺したよ。確か兎のマスクをかぶってたっけな?」

朱皿「…そうか。」

朱皿『ボウガンはまだ残ってる…か。それにあの時のアナウンス…遠距離武器持ちは二人いる…』

井山「それにさ。今さっきまでスタイルのいいお姉さんと一緒に居たんだけど…」

井山「残念ながら逸れちゃってね」

井山「だってボウガン持った馬マスクが追いかけてきたんだ」


もしかしたら他の参加者が殺しているかもと思っていた
だけど井山の話によるとまだ死んでいないらしい

朱皿「…いったいどうすれば」

井山「遠距離武器持ちは厳しいね」

朱皿「それに。さっきの放送で二人…」

朱皿「いや。俺の確認してる限りではもう三人死んでる」

井山「人数的にも不利になってくるし…時間も経ってる」

朱皿「とにかく遠距離武器持ちを殺そう」

朱皿「協力してくれるか?」

井山「僕は全然いいけど。二人で?」

朱皿「だったらもう一人ぐらい探すか?」

井山「それが良いと思うけど。誰にする?」

井山「僕的にはあの大きい褐色の人が良いと思うけど」

朱皿「死んだよ。」

井山「……嘘。」

朱皿『あの時るうる発表の時に居た人物の中で仲間に使えそうなのは…』

朱皿は必死にあの時の事を思い出す。
この状況で一番仲間に相応しいのは誰か

そして考えて考え抜いた結果。一人の人物が浮かんできた


【人物指定】
赤神・陣内・黒川・根本以外で指定してください
安価↓4 コンマ高い方で

スペードがいるかな…
守矢で。

貅晉伐縺九↑

守屋にヒステリック起こされたら困るしここは溝田

貅晉伐

守矢

文字化けしてる…
溝田です。

文字化け両方溝田だな

安価溝田把握。

はい。それでは中途半端ですが今日はここまで
もしかしたら夜中辺りに投下するかもですが……

ご質問やご感想。ご意見等あればどうぞ

目安としては明日の12時くらい。それか今日の夜中に投下するつもりです


さすがは8絶望感すごい

赤神の最後が辛い

武器類持ち込みしてたらまだ違ったのかな

なんでみんなすぐ死んでしまうん?

げぇむだから、あとsageろ

朱皿「あいつだったら…」

豚マスク襲撃の時も一緒に居た溝田。
あの時の即座の追撃で次に繋いでくれたのは物凄く助かった、それに先ほどあってるので声もかけやすい

確か別れるときに二階に行くと言っていたはずだ

井山「溝田って…あのレーサーの?」


朱皿「あいつレーサーだったのか」

朱皿「ああ、あいつだったらある程度は力になってくれるだろうし」

朱皿「たしかあいつ…下の階に」

井山「だったら行こう!」

朱皿「だな」




――――――――――二階 家具雑貨売り場


朱皿「溝田!……それに浜田!」

三階から降りてすぐの場所にある家具雑貨売り場。
そこに溝田とは浜田が居た

溝田「……」

浜田「あ!まだ生きてた感じじゃん!」

ひょいと手を上げる溝田に、人懐っこく手を振る浜田
両方ともあれから特段何かあったわけではなさそうだ

溝田「…あれから変わりは?」

朱皿「ない。誰も倒せてない」

浜田「うっそー。マジ?リサ達結構倒したよ?」

浜田の口から嬉しい知らせが飛び出す
どうもあれから手負いの豚マスクとそれを倒しに来た猫マスクの二体を始末できたらしい

溝田はともかく、浜田がここまでつかえたとは予想外である

朱皿『ここの全員が言ってることが確かなら鬼は三人減ってるのか…』

朱皿『となれば鬼は一人。だけど死んだ人数を合わせれば四人』

朱皿『それに肝心のボウガン持ちが倒せてない』

朱皿『……遠距離持ち。いったいどうすれば』

パララララララ

井山「―――――あ??」


思考に耽っていた朱皿を現実に引き戻したのは、連続する破裂音
それは予想もしていない最悪の展開で―――――


溝田「…マシンガンっ!?」

一瞬でハチの巣になった井山。そして音の方向に立つのは蛇のマスクを付けた新たな刺客
願いもしない新たな絶望だった

浜田「ヤバイって!!マジ!!」

朱皿「とりあえず物陰に行け!!!!」

幸いなことにここは家具雑貨売り場。
身を隠す場所ならいくらでもあった

朱皿『…マズい。一人死んで鬼が増えた』

朱皿『それにあの蛇マスク…ボウガンより厄介だ』

命からがら木製のタンスの裏に隠れた朱皿
浜田はソレの斜め後ろの雑貨棚の後ろ、溝田はどこに行ったかは分からない

朱皿『包丁一本だけでどう対処する…』

蛇マスクは全員の事を探しているらしく、執拗に辺りを見回し発砲する
今隠れているのは木製のタンス。流れ弾でも来たら一溜りもない


朱皿『―――――!?』

パララララ

ドンッ!!!

溝田「…このっ!!!」

馬 ボウガン

猫 日本刀 死亡

鳥 釘バット 死亡

兎 ククリナイフ 死亡

虎 ショットガン
 
豚 はさみ 死亡

蛙 火炎放射器

蛇 マシンガン

そしてここで各マスクの状況と所持武器を
遠距離武器所持者はやっぱり強いですね

遠距離が軒並み残ってる…
殺した奴から武器を奪うのはあり?

―――――――――――5回 立体駐車場


守矢『やべぇ…やべぇやべぇやべぇ』

守矢『マジでどうすんだよ…マジで…』


そして立体駐車場で一人隠れていた守矢。
発砲音が鳴るたびに身を震わせていたが、今はそれ以上の脅威が身を包んでいる


馬マスク「―――――」

守矢『…なんでアタシこれしか持ってきてねえんだよ…』

最初に馬マスクの襲撃を受けた時、キッチン用品売り場から持ってきたのはフライパン

守矢『なんでこれを掴んだんだよ…』

馬マスクが徘徊する駐車場。
そしてフライパン片手に柱に隠れる守矢

守矢には絶望しかなかった――――――――

守矢『逃げるか?』

守矢『出入口は一つ…』

守矢『相手はボウガン…。無理じゃん』

もはや持病ともいえるヒステリックが起きそうになるのを必死で堪え
深呼吸して考える

守矢『どうする…どうすれば?』

叫びたい。何なら今すぐ叫んで走り出したい。
だけどそれをしたら絶対に死ぬ。絶対にそれは嫌だ


守矢『………マジで』

馬マスク「―――――シュコー」

近づいてくる馬マスクの吐息。
跳ねあがる守矢の心拍数

もうこのまま殺されるのを待つしかないのか――――

守矢『……ん。ちょっと待て』

落ち着いて何とか打開策を考えていた守矢
決して頭はよくない方、むしろ悪い方の守矢の頭の中にある一つの考えが浮かび上がる。

それはこの前朱皿と話していた時の事―――――――


―――――――

守矢「え?マジ?ゲーム作ってたの?」

朱皿「そうだよ。ファイナルクエストとかドラゴンファンタジーとか…」

守矢「すげぇ!超有名じゃん!!」

赤神「そうだよ、真士クンは凄いんだよ」

朱皿「はは…そんなことないよ」

朱皿「だって今まで先人たちが築いてきた物の上に新しく色を付けてるだけだからな」

赤神「そんなことないって!モンスターとか防具とか武器とか…とにかくああいう名前とか考えてるんでしょ?」

赤神「それだけでもすごいよ!」

朱皿「ひのきのぼうとか鍋の蓋とかは昔っからあるけどな」

朱皿「俺らが考えてるのは同じことの繰り返しだ」

――――――――以下省略


―――――――――――――――――――――

守矢「……おいコラ!!!馬面コラ!!」

何を思ったか守矢は柱の裏から叫んだ。
持ち前のヒステリック?それとも気が狂った?

そうではない


馬マスク「―――――――!!!」

守矢「おう!こっちだよ!!かかってこいや!!」


走ってきた馬マスク、そして直線上には守屋
その距離わずか数m

ボウガンの攻撃は絶対に避けれない距離



パシュン―――――――












――――――――――――カキン



馬マスク「!!?!?!」

放ったボウガンの矢。それは守矢のあるものによって弾かれる。
そう、あの時持ってきていたフライパンによって

守矢「このぉぉぉぉ!!!」

ガコン

そしてそのまま馬マスクに接近してフライパンを目一杯振り下ろす

守矢「このっ!!!!この人殺しが!!!」

ガコン

ガコン

守矢「はぁ…はぁ…」

フライパンの形が変わるほど馬マスクを殴りつけて守矢はやっと我に返る

守矢「…やべぇ勝てた……」

馬マスクはもう動かない。
そしてその傍に転がっているのはボウガン。

守矢は力強い武器を手に入れて銃声の聞こえた下へと向かっていった



守矢『あの時言ってたんだよな、朱皿が』

――――――――朱皿『でもバカにするなよ?鍋の蓋は序盤では結構重宝する防具なんだぞ』

――――――――朱皿『それに十分現実的な防具でもある』


――――――――――――二階 家具雑貨売り場






パンッ








そして遂に勝負の終わりが訪れる。
銃口を何とか後ろに向けた蛇マスク、そしてそのまま引き金を引こうとした瞬間
組み付いていた溝田が銃口をずらした




溝田「…ふぅ……」

溝田「…やったぞ」

ずらされた銃口から放たれた弾丸。
それは溝田ではなく蛇マスクの体を打ち抜いて


浜田「やったぢゃん!!!勝ったぢゃん!!!」

それを確認した浜田は小躍りしながら溝田の元へと向かう

浜田「てかさ!マシンガン取っちゃおうぜ!」

朱皿「ああ…そうだな。」

溝田「…ふん。俺は良い」

溝田「お前が持て。」

溝田は一仕事終えたと風に朱皿にマシンガンを渡す
実際にマシンガンを扱ったことはないが、職業柄ゲームを作る際に使い方などを取材したことがある



朱皿「任せとけ」









蛙マスク「―――――――――」


ゴォォォォォォォ

それでは安価を取ります。
新たに追加される鬼の武器を
↓5で

その中から一つ選ばせていただきたいと思います

ダネルMGL(連発可能なグレネードランチャー)

手榴弾

チェーンソー

モーニングスター

ガンランス

安価把握

ちと休憩します
17時くらいには投下できると…

朱皿 真士 (シュサラ シンシ) 男 25歳 2階 家具雑貨売り場

赤神 蒔絵 (アカカミ マキエ) 女 20歳 【死亡】

七瀬 マキ (ナナセ マキ) 女 18歳 2階 化粧品売り場

守矢 鷹子  (モリヤ タカコ)女 14歳 5階→2階 移動中
;
倉田 優奈 (クラタ ユウナ)女 22歳 1階 フードコート

陣内 孝雄(ジンナイ タカオ) 男 36歳 【死亡】

浜田 理沙 (ハマダ リサ) 女 21歳 2階 家具雑貨売り場

溝田 羊介 (ミゾタヨウスケ) 男 25歳 2階 家具雑貨売り場

根本 光男(ネモト ミツオ) 男 29歳 【死亡】

井山 雄介(イヤマ ユウスケ) 男 25歳 【死亡】

黒川 春樹(クロカワ ハルキ) 男 27歳 【死亡】

どの武器を使用するかはお楽しみに

後こちらは現在の生存者リスト+所在地です
さて。げぇむ終了までにあと何人死ぬでしょうか


投下の方も少しお待ちください…
申し訳ない

          ____
           /      \
          /         \    あの謎の外国からの攻撃ね。
        /   (●) (●)  \
        |   (トェェェェェェェェイ)   |  もうどうにもならんわ。
        \  \ェェェェェ/   /
 r、     r、/          ヘ    データや過去ログどっかに移すなりするべきかもしれない。
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |

まさかの失踪?

丸一日もたってないのに失踪とか言うな

ガンランス支給された鬼使いこなせるのかね?

↓5までで選択だからチェーンソーか手榴弾になりそうじゃね


浜田「熱いっ!!!!何これ!!熱い熱い熱い熱い!!!」

突如燃え上がる浜田の体。
どこにも火種なんてどこにもなかったはずなのに

溝田「…!?」

朱皿「そこか!!」

パララララララ

浜田の体が燃えた。そしてその直線上に居たのは蛙マスク
比較的大きな武器を持っているため動きは遅い

蛙マスク「――――――――」


そのために朱皿の弾は見事に蛙マスクを捉えて仕留めた

以外にもあっさりとした幕引きだった


ブシュゥゥゥゥ

溝田「大丈夫か!?」

そして間髪入れず溝田が近くにあった消火器で浜田を消化。


溝田「…残り何匹だ」

溝田「もう大分やったぞ」

だけどそう簡単には終わらない。


コロン

朱皿「おい…なんだこれ――――――」

ドカン

浜田と溝田。その二人の近くに転がってきた球状の何か。
それが何なのか。朱皿が把握した時にはもう遅かった


朱皿「―――ッ!!」

飛んできた破片に右腕を深く切り刻まれる。
痛いというよりも一瞬にして感覚のとんだ右腕

そう。それは手榴弾だった


朱皿「…大丈夫かっ!?」

朱皿「おい!!!」

出血の酷い右腕を押さえつつも二人の居た方向を見る。
だけどそこに居たのは人ではなく肉塊

もはや居たというよりは有ったと言った方が正しいかもしれない

朱皿『おい…あんなん…勝てるはず』

朱皿『爆発物だぞ?…いや。接近戦に持ち込めば…』

朱皿『仲間が居たらどうする……』

朱皿『それにこの手負いの状況で…』

右腕から流れ出る夥しい量の血液。
それはもうすでにギブアップ宣言をしているのと同等

朱皿『それに鬼が二人も増える……』


朱皿『クソが』

この国での滞在生活もこれまでか。
潔く負けを認めるしかないのか

そんな諦めが胸を過ったとき


バシュン



希望の光が朱皿の目の前に現れた


猿マスク『!?』

ドサッ

二発目の手榴弾が投げ込まれようとした直前。
聞きなれた音が二階に響き、猿マスクはそのままバランスを崩し転倒


ドンッ

運悪くピンを抜いていた手榴弾が爆発。
そのまま先ほどの二人と同じように肉が砕け散った


朱皿「…!?」

守矢「おい!大丈夫かよっ!?」

朱皿「…お前!」

猿マスクの向こう側に立っていたのは守矢。
それも手には馬マスクの物であったはずのボウガンを所持している

守矢「助けにきてやったんだよ!」

守矢「赤神が…赤神があんな風になったから!」

大分待たせてこの更新量。申し訳ないです

でもやっぱり遠距離武器が仲間に渡ると強いですね
相手も人間だから一溜りもないですよね

と言うわけで生き残り4名・それに対して鬼3名
もうすぐ綺麗に終わりそうです

次回の更新をお楽しみにー

守矢は性格的にすぐ死にそうだったのに
生き残ってくれてるから応援したくなる。

ん?
生き残り四人?

乙 守矢が生き残ってくれてなにより

明日の昼12頃か22時過ぎに特別篇完結させる予定です
投下ペース落ちてしまい申し訳ないです…

朱皿「ありがとな」

守矢「おう」

朱皿「でも油断すんな…鬼は二人増えた」

そう。浜田と溝田の死で鬼は二体増えた。
それに朱皿は腕の負傷で満足に武器を扱う事すらままならない
となれば心強いのは守矢になってくるが、守矢一人に負かし切るのも到底心もとない

―――――――――――――― 一階 フードコート

倉田「…鬼に狙われないわぁ」

倉田「どうしてなのかしらぁ……」

一回フードコート。
そこに居るのは兎マスクを被った人物

倉田「そうねぇ…これのおかげね」

実は倉田。単独行動している最中に兎マスクの遺体を発見。
マスクと武器を剥ぎ取り身に着けていた

倉田「……でも。時間が」

腕時計を見ると2時を示している。
この世界に飛ばされた時に腕時計は壊れ、指す時刻は出鱈目
だけど時間の経過だけはきっちり刻んでくれている


倉田「確か…この会場に入ったのが……」

大まかにだが、多分もう時間は30分ほどしか残されていない筈
それに鬼が何匹倒されているのかもわからない

おっとりとしているようにも見えるが実際倉田は結構焦っている

倉田「……あ。」

前方に立つのはショットガンを携えた虎マスク
状況的にはかなり拙い

倉田「…………」

だけど彼女は絶対に撃たれることは無い。
だって今虎マスクの前に立っているのは「倉田」ではなく「兎マスク」なのだから


虎マスク「おい…時間がまずいぞ」

固まっている倉田に近づいてきた虎マスクがそう一言
低い低い男の声でそう囁いた

倉田「……」

虎マスク「早く探せ。残りは四人だ」

虎マスク「それに…クラブの――――――」

ドスッ


倉田「………ごめんなさい」

何か言いかけた虎マスクの胸をククリナイフで一突き
形状的に物凄く刺さりにくかったが、全体重を込めればあっさり刺さった


虎マスク「―――――――――!?」

一瞬息を漏らす虎マスクだったがそのまま何も抵抗せず地面に崩れ落ちた

倉田「……ふぅ…これで私のお仕事は終わりかな?」

倉田「…でも残り四人……鬼は何匹いるんだろう」

地面に落ちたショットガンを手にする事も無く。
倉田は静かに兎のマスクを脱ぎ捨てた


――――――――――――――――2階 家具雑貨売り場

朱皿「…おい守矢。あそこ…」

ところ変わって二階。
そこで朱皿たちが見たのは少女が二人の鬼に追いかけられている姿

守矢「…仕方ない。撃つか」


すっかりボウガンの扱いにも慣れた守矢。
矢を装填して敵の方を見据える


守矢「おい!こっち向け!!!」

そして大声で叫ぶ

ウィーーーーーーン

パピヨンマスク「!?」

守矢の大声につられたのは大柄なチェーンソーを持ったパピヨンマスク
一瞬だけこっちを向いて静止した


守矢「……うしっ!!」

バシュン

勢いよく放たれた矢はそのままパピヨンマスクに真っ直ぐに飛来
弾かれる事も無く喉元へ勢い良く突き刺さる

守矢「やった!あと一匹!!」

ズドン

そんな時大きな音が鳴り響いた。
音の発生源は守矢のボウガンではない、もう一人のマスクが持っている何かだ

守矢「――――――!」


もう一人の羊マスクが持っているのは大柄な銃。
一般的にマグナムとでもいえばいいのだろうか?

守矢「このっ!!!」


次の矢を装填しようとした時に守矢は気付く
パピヨンマスクを仕留めた時の矢で弾が切れていたと言う事に

守矢「ヤバイ…弾が!!」

朱皿「おい!これつか―――――――――」

ズドン

サブマシンガンを渡そうとした時に羊マスクがさらに発砲。
守矢は新しい武器を手にすることなく、近くにあった家具の後ろに隠れた

守矢「やべぇ!」

朱皿「…クソ。マシンガンさえあれば」

敵の足音が聞こえてくる。こっちに近づいてくる音が
多分相手は標的を変えて朱皿たちを狙ってきている

守矢「今から取りに行く!」

朱皿「バカ!!そんなことしたら穴空くぞ!」


焦っているのか守矢はヒステリックを起こしそうになっている

朱皿「おい落ち着け!!」

朱皿「今焦ってどうにかなるもんでもない!!」

そんなこと口では言っているけど完全に朱皿も焦っている
だって相手はもうすぐ近くまで近寄ってきてるのだ


朱皿『ヤバイ…もう…終わった』

敵の足音が本当に間近まで来たときに二人は悟った
自分自身の死を――――――――――――









ブツン






『こんぐらちゅれいしょん げぇむくりあ』



朱皿「…は?」

守矢「え?」

終わったのは自分たちの命ではない。げぇむだ

何が起きたのかそれを確かめようと家具の隙間から顔を出した朱皿。
そこに居たのは先ほど追われていた少女と矢が刺さって倒れている羊マスクだった

七瀬「…助けてくれてありがと。これお礼」



朱皿「いや…助かった」

朱皿「お礼を言いたいのはこっちの方だよ」

緊張の糸が切れて一気に頭に血液が流れ込む。
自分自身でも顔が高揚しているのがよくわかる


守矢「………」

朱皿「…ありがとな。その…君の名前は?」

朱皿「良かったら一緒に来ないか?」

七瀬「私?私は七瀬マキ」

七瀬「…よろしくね」


特別篇 「♠の8 ふえおに」終了

参加者11名


生存者4名

―――――――――――――――?????

Q「わぁ!!これは大変!こんな生き残るなんて…」

Q「ひゃーやだやだ。最近の参加者って手ごわいからこわーい」

K「落ち着け。まず俺らが出るのはだいぶ先だ」

J「そうねぇそれに全員が生きてここまで来れるとは分からない」

Q「いや!これは来るよ!来ちゃう来ちゃうきちゃーう!!」


滞在者はまだ知らない。
この国に住まう、絶対的な存在を

はい。それでは結構長く続いた特別篇も終了
本編より長いとかどういうつもりだよ

次の安価は12時半から
えっとはい。それまでしばしご歓談ください

因みにですね最後の蛇足っぽいのですが、今後の推理にでも役立ててくれればなと



あ。因みにコンマ高くても訳の分からない安価だとその次に高い安価を取ります
訂正は10分以内だと受け付けます

乙 ほんとにだいぶ先なのにやつらが早くも登場するとは

読んでてすっごいいい意味でハラハラするわ。

このクイーン…
実里じゃあ…

それでは次回のげぇむ安価を
まずジャンル
↓3 安価のコンマ高い方

ダイヤ

クラブ

ダイヤ

クラブ把握
じゃあ次は会場を
↓3 コンマ高い方

ボウリング場

カラオケボックス

プロレス会場

あ、クラブだったか。
上のプロレス会場は無しで

はいゾロ目のボウリング場把握

それでは次参加キャラ
今回は独断で代々木と江島で行きます

それではその他キャラ
先ず一人目
名前と性別↓3コンマ高い方

東雲(しののめ) 女

最上 光ヱ(もがみ みつえ)♀


中沢 一太郎

最上っち把握
↓3年齢 コンマ高い方

70

38

23

おばあにゃん…

次性格
↓3 コンマ高い方

お金好きの偏屈

老獪

穏やか

性格悪いくそ婆の誕生ですね!

ちと野暮用で席をはずします
えと21時くらいに再開しまね

その前に安価
職業↓3コンマ高い方!

ホテルグループ経営

たばこ屋

元詐欺師

だいぶ遅れた
↓3
ジャンル 安価コンマ高い方

ハート

ハート

ジャンルは決めたよね

安価把握!

それでは二人目!
名前と性別!

↓3 コンマ高い方
>>522
決めてへんでー

並木 麗雄(なみき れお)男

船橋 当 ふなばし あたる 男

長谷川 瑞樹(はせがわみずき) 女

>>498これ別のげぇむ?

名前把握
次年齢↓3 コンマ高い方

>>527
あ。紛らわしかったですね
今決めているのは参加者の得意ジャンルです

30
得意ジャンルか勘違いしてたすまぬ

47

19

年齢把握

次職業↓3コンマ高い方

ミリタリーショップ店員

ストリートミュージシャン

猟奇殺人鬼

職業すげえwww

次性格↓3
コンマ高い方

殺人を他人に対する奉仕だと本気で思っている

刹那主義

げぇむで人は殺さない

性格把握
次得意ジャンル↓3コンマ高い方

FPS

クラブ

ダイヤ

スペード

クラブ

知能は殺人鬼把握。

それでは次回予告投下しますねー

あ…皆様に質問です。
次回予告は毎回げぇむ名明かしてますが、るうるも明かしたほうがいいですか?
ちと多数決的なのを取りたいと思います

るぅるはげぇむ内で言う形でいいと思う

同上

うむ

それじゃあゲーム名だけ

代々木 峻 (ヨヨギ シュン) 男 17歳
性格:一見優しく見えるが自分の利益になること以外では動かない
職業:高校生
得意ジャンル:♦

江島 綾野 (エジマ アヤノ) 女 14歳
性格:純粋無垢で活発(騙されても「次は気を付けよう」と考えるポジティブ思考)
職業:学生(ただし陸上部のエース)
得意ジャンル:♠

綾瀬 南 (アヤセ ミナミ) 女 16歳
性格:引きこもりコミュ障
職業:ネットアイドル
得意ジャンル:♦

最上 光ヱ (モガミ ミツエ) 女 70歳
性格:老獪
職業:煙草屋
得意ジャンル:♥

並木 麗雄 (ナミキ レオ) 男 30歳
性格:殺人を他人に対する奉仕だと本気で思っている
職業:猟奇殺人鬼
得意ジャンル:♦

幹江 優 (ミキエ ユウ) 女 17歳
性格:明るい。秘密主義者
職業:学生(学級委員)
得意ジャンル:♥



参加者以上6名

第三話:『♣の4 たんけん』

次回投下は明日の21時くらいに
最近は投下ペースが遅れてしまい申し訳ないです

乙 期待してる

滞在四日目

江島「…どうしよ。あと二日しかビザが無い…」

伊丹「そりゃそうだよ。おねーさん昨日もおとといも何もしてないんだし」

代々木「俺らは余裕あるけどな」

三人の拠点となった廃アパートでは今日もいつもと変わらないこっちでの生活が続いている
唯一変わったことと言えば、江島が本当にバカだというのが分かり伊丹は要所要所で腹の黒さを露点
代々木は自己中心的な面があるとうっすらと江島に気付かれたということくらいだろうか

江島「…付いて来てくれる?」

江島は他の面々にそう聞いたが伊丹は絶対に行かないのを察している
だからこの言葉は代々木に向けられたものである

代々木「…別に良いが」

江島「あっりがと!!」

江島「これで頭脳系が出ても助かる…よね?」

代々木「ああ…多分な。」

江島「あ…そうそう。この前二人が参加したげぇむってどんなのだったの?」

江島「二人とも全然話してくれないじゃんかー」

不意に投げかけられた質問に二人は聞こえないふりをする
正直言ってあのげぇむの事は二人もあまり思い出したくないのだ

代々木「まあ…俺らが最初に参加したげぇむがいかに甘いかがよくわかったよ」

江島「へ?」

伊丹「そーいう事。」

江島「そうなんだー…」

意味ありげに言葉を濁せば江島は勝手にその裏を考察しようとする。
二人はそんな江島の馬鹿さを付いてうまい事話を潜り抜けた

代々木「伊丹は今日行かないのか?」

伊丹「僕は良いや。まだビザはあるし」

伊丹「それにおねーさんのお守りとか嫌だよー」

江島「ひっどーい!」

――――――日没

伊丹「じゃあ行って来れば?」

何時もみたいな雑談を繰り返したのちにライトアップされていく会場
この前は近くの学校を選んだが、今日はライトアップされてない。

代々木「どこ行く?」

江島「頭使わなさそうな場所!」

代々木「分かった」

いかにも江島らしい答えではあるが、そういう場所は意外と探しやすくもある
言わば体を使わせそうな会場を探せばいいわけで


代々木「あそこは?」

窓から見えるボウリング場を指さす代々木。
少し遠いが、いかにも体力が要求されそうな場所である

江島「良いね!私最近ボウリングとかしてないし!」

江島「やってみたい!」

代々木「遊びに行くんじゃないからな」

江島「あ……」

代々木の指摘に一気に暗くなった江島。
だれもそれにフォローは入れない、と言うより入れるような人物が居ない

江島「…じゃあ。うん…行こう」

少し落ち込んだ江島と共に。代々木はアパートの一室を出た

――――――――苅部ボウル

江島「うわぁ…本当にボウリング場だ。しかも綺麗…」

代々木「会場に選ばれる場所とか選ばれた場所は比較的こんなんだぞ」

江島「だったらそう言う所で暮らそうよ!」

江島「電気ガス水道通ってるし」

代々木「もしそこが会場になったら?」

江島「え…あ。でもそんな危惧することじゃ無くない?みんなで協力すれば!」

代々木「他の参加者が非協力的だったら?難易度が10だったりしたら?」

江島「それは……」

そんな会話を繰り広げながらレーン前まで来た二人。
他の参加者も辺りをうろついている

参加者はスパンコール眩しいごてごてな装飾に身を包んだ初老の様な女に腰まで髪を伸ばした貞子の様な少女
それにきっちりとした装いの男とも女ともどっちとも取れる顔の整った人物に―――――――――


江島「あの人……」

――――――――全国指名手配中の殺人鬼




江島「…どうしよう!大変だ!」

代々木「落ち着けって。こういうのは刺激しない方がいいって」

多分全員殺人鬼が紛れ込んでいるのは知っている。
だけど誰も騒がないと言う事は全員が相当な手練れ。それにげぇむには慣れている
代々木はそこまで察していた

代々木「落ち着け。さもないと多分あのメンバーに食われるぞ」

江島「は?え?」

さり気なく江島に耳打ちする代々木、意味は伝わっていないが黙ってくれたので十分だ


プツン

『くらぶの4 たんけん』

頭上のモニターの画面が一斉に光り、それと同時に今回のげぇむが始まる

江島「くらぶの4」

代々木『比較的楽だな』

最上「…ふん」

並木「へぇ。そうなのか」


『るうる』

『出題された問題の正しい答えを獲得できればせぇふ』

『間違いの場所にはとらっぷが仕掛けられています』

『全員が答えを獲得できればげぇむくりあ』

『人数の半数以上が間違える、全員死ねばげぇむおおばぁ、時間切れの際も同様』

『タイムリミットは一問25分』

綾瀬「……問題が出題されるのに…ジャンルはクラブ?」

幹江「体力も必要になる感じ系かぁ」


るうるを発表されても全員が全員比較的穏やか。
代々木はここで確信した、こいつらはげぇむに慣れていると

『それでは出題です』

それぞれの参加者があまり言葉を交わすことなく頭上のモニターが新たに点灯

『第一問 美人局 の 読み方は?』

代々木『…これは簡単だな』

『第一レーン つつもたせ』

『第二レーン びじんきょく』

『第三レーン びじんちゅ』

『第四レーン つづらおり』

『第五レーン れでぃ』

『第六レーン つつもたない』

『それでは答えだと思うレーンの最奥にお進みください』

最上「フォッフォッ…簡単じゃな」

江島「全員がそれぞれのレーンに行って…それを繰り返せば全員に答えが!」

代々木「バカ。それしたらげぇむおおばぁだ」

代々木「じゃあ俺は一番レーンに進むよ」

そういって第一レーンに進む代々木。
同じく幹江や並木。最上もそのレーンに立っている

江島『…どうしよう……私はいったいどこに…』

江島『でも多分これって…そう言う事だよね!』


【江島が進む先】
↓3

予想以上に早くできたので投下
次こそは21時~22時くらいになりそうです

第一

1

第一レーン

今回何人死ぬかな?

くらぶの4だったら全員生還でもおかしくないけどな

少なくとも2人は死にそうだな

探検という名前からして嫌な予感しか…
ババアは死ぬな

江島「えっと…私も代々木君と一緒の場所で!」

そういって第一レーンに立つ江島。
これで第一レーンには綾瀬を除く全員。第二レーンには綾瀬が立っている


『それでは正解を取りに行ってください』

ブォン

アナウンスが流れると同時に各レールを囲うようにレーザーが壁を作る。
これでどんな手段を使っても隣のレーンに行くことは不可能になった

綾瀬「…は!?」

綾瀬「いやいやいやいやいや!あれってビジンキョクでしょ?」

綾瀬「私いっつもそう変換してたし…」

レーザーが綾瀬の不安を煽るが、他の面々は微動だにもしない
余程こういうことに慣れている証拠なのか、ただのポーカーフェイスなのか


江島「正解って?」

幹江「レーンの奥にあるあれじゃない?」

幹江が指さすのはレーンの奥に置かれている発光している玉
どうやらどのレーンにも置かれているらしい

江島「取りに行かないとどうなるの?」

代々木「時間が切れる」

代々木は頭上のモニターを指さす。
そこでは確かに時間が一秒ずつ刻まれていた

江島「え。楽勝」

そういって一歩踏み出した瞬間

ボォォォォォォ

レーンの溝。普段なら玉が落ちるとガーターになる場所
そこから火炎放射のごとく炎が噴き出した

しかもそれらは不規則に横に向いて、歩もうとする者を妨害する


江島「……」

最上「…で?誰が行くんだい?」


代々木「………」

江島「だったら私が」

手を挙げたのはやはり江島。
だって残り時間は10分を切っているのに誰も動かない。
代々木でさえも一切口を開かないのだ


江島「行ってくる」

江島には自信があった。この距離を走りぬく自信が
だって彼女は陸上部のエース。それに炎なんて一瞬当たっただけではへでもない



ダッ


誰かが後ろで何か言ったような気もするがそんなこと関係ない。



江島の意識は今周りの風と共にある。
熱さも息苦しさも何も感じない。今はただ『走っている』だけなのだ



江島「これか!」

一瞬目に写った光る玉。それを江島は即座に手にする
するとそれと同時に炎も止んだ

江島「…ふぅ」

並木「へぇ。凄いね」

最上「大したもんだね」

各々が称賛する中。隣のレーンでは綾瀬が一人で座り込んでいる
今のところレーンには何の変化も見えない

江島「え…どうして?」

代々木「多分あの玉を取ってないから…じゃないか?」

江島「私は正解を取ったよ!」

代々木「多分せぇふなのは俺らだけだ。間違ったあいつも玉を取りに行かないといけない」

江島「でもトラップが!」

代々木「多分俺らの時と一緒だろ」

並木「そう言う事だそうだ!君も頑張れ!」

幹江「走り過ぎればすぐだよ!!」

綾瀬「走れって…あんな炎の中を……」

綾瀬「む…無理」

綾瀬「でも…げぇむおおばぁは嫌…」

綾瀬は意を決して足を踏み出す。

まだトラップは発動されていない


【発動するトラップ】
1炎
2水
3ギロチン
4地雷
5自由に指定(トラップ名を)


↓4

コンマ高い方

5 針山

4

3

4

綾瀬「いやぁぁぁぁぁ」

滑稽な声を上げながらも走り出す綾瀬。
炎はまだ出てこない。それにトラップの類も未確認


と言うよりあっけないほどに綾瀬は玉を手にした


綾瀬「やった!やったぁ!!!」

光る玉を手にして喜ぶ綾瀬。
後は帰ってくるだけだ

もしかすると代々木達の方が不正解だったのか?と思うほどにあっけない


チカチカッ

そんな時レーン上に円形の光が射出された。
スポットライトのように一瞬だけ地面を照らし、それはすぐに消える

綾瀬「…何これ?」

ライトがもう点滅しないことを確認してから綾瀬は元の場所へ戻り始めた

綾瀬「…な……何よもう」

綾瀬「脅かさないでよ」

一歩一歩。何かを確認するように歩く綾瀬
主に頭上を気にしているところを見ると、ライトに何かあると踏んでいるのだろう

綾瀬「…わ…私だってね。こう見えて初心者じゃないし…」


綾瀬「ば…バカにしないでよね」

レーンからあと一歩で出れる。そんな時


ドオオオオオオン!!!!!

隣に居た代々木達は轟音で耳がつぶれそうになった
と言うよりほとんどが反射的に目をつぶってしまった


江島「…え?嘘。」

何事かと思って隣のレーンを見た江島。
そこにあったのは大きく抉れた地面、ただそれだけだった


江島「…あの子は?」



『第二問』

『さ→わ↑た↓た←は←ら↓な↓ 次に続くのは?』


第二問。それは絶望の幕開けだった

はい。今日はここまで続きは明日の15時にでも

今回のこの暗号。一番得意な人物はもう死んでます
だけど学生組が生きてるから希望はあるよ!

と言うことで答えが何なのか皆さんも考えてみてください

それではまた次回

あー、なるほど
よくできてんなーこれ

ヒントを!

今手に持ってるものかな?

綾瀬って得意ジャンル♦なのにこれかよ
今まではコバンザメ生存だったに違いない

全部あ行で始まってるから携帯だと思ったけど矢印の意味がわからない

ガラケーじゃ無理やなこれ

ん、やっぱスマホか

やっと分かった、なるほどなぁ
一応ガラケーでも設定でできたはず

この作者なんかいい意味で絶望させてくる感じがうまく無い?

赤神のアナウンスとか

スマホじゃないと解けない暗号VSスマホで見てるといろいろめんどいSS速報

まあわからん問題に関しては他の人に任すのが良さげやね

と思ったけど2タッチ式と勘違いしてた、ガラケーじゃ無理かすまん

Godan使いの俺に死角はあった

風邪をこじらせてしまって2~3日投下遅れます。
また回復してから詳しい投下時刻をお知らせしますね

申し訳ないです!

長い事すいません
明日の夜21時くらいに再開いたします!

おかえり
待ってる

『第二問』

『さ→わ↑た↓た←は←ら↓な↓ 次に続くのは?』


『第一レーン かみおむつ』

『第二レーン かみかざり』

『第三レーン かがみもち』

『第四レーン かみかくし』


代々木「暗号か」

最上「わしゃてっきり異国の言語かと思うたわ…」

幹江「へぇ。わかんない」

並木「僕もめっきり分からないよ」

江島「……あの子が」

代々木『まずい。江島はげぇむで人が死ぬところを見るの初めてだった』

代々木『あからさまに落ち込まれた今後の士気に影響する』

代々木『何としてでも元気を取り戻させないと』

代々木「江島は何か分かるか?」

江島「…え?わかんない」

江島「と言うよりさ。こういうのって代々木君の方が得意じゃないの?」

代々木「ほんとにさっぱりわからない」

並木「何か別の物に置き換えるとか?」

代々木「日本語の羅列ならともかく…記号を何に?」

幹江「でもさ。これあっち向いてほいみたいじゃない?」

幹江「ほら。なんか矢印通りに指を動かすと」

最上「なにがおこるんじゃ?」

幹江「特に何にも…」

正直言って時間が結構危ない。
もし問題が解けたとしても、答えを取るまでに絶対に時間がかかる
その分も逆算して時間配分をしておかないと、確実にげぇむおおばぁを迎える

江島「「さ」の左はた。」

代々木「それは俺もしたけど答えにはならない」

並木「さ。さ。さ。」

幹江「うーん…「さ」左。「わ」上…」

並木はぶつくさ呟き、幹江は言葉の後に指をそのあとの方向に向ける
正直言って全然分からない

最上「孫がこういうゲーム好きじゃった。」

最上「ダンスダンス革命だったか?」

幹江「古いよ…それにそれ今関係ないよ?おばあちゃん」

最上「束の間のユーモアさ、それにあんたらも考えが煮詰まってるだけじゃないか」

代々木『暗号が分からないなら…答えから逆算だ』

代々木『まず…紙おむつ。これは出題文の『次に続く』の一文からは一番ほど遠いと仮定して除外』

代々木『だとしても三択「かみかざり」「かがみもち」「かみかくし」』

代々木『そして続く前の言葉。それが純粋に文字だけを含めれば7文字』

代々木『矢印も含めれば14文字』

代々木『紙おむつが答えではないと言う事しか分からない』

幹江「はぁ…こういう時にネットにつなげればなぁ…スマホでちょちょいのちょいなのにさ」

最上「すまほ?」

並木「最近の携帯の事だよ」

江島「スマホかぁ……」

最上はスマホと言う言葉に疑問符を浮かべ、並木はそれに対する説明
幹江は繋げるわけもないスマホを弄りながら、江島はそれを横で見ている

代々木『時間がないというのに…ほんっと能天気だ』

代々木『と言うより…もうあきらめてるのか?』

代々木はそんな輪の中から外れて一人思考。
苛立ちと焦りが表情に薄ら出てきているが、他の奴らは気にも留めていない

江島に至っては気づいてなかった

江島「幹江ちゃん。ちょっと貸して」

幹江「良いけど。電波繋がってないよ」

幹江「私もこの国来たときに助け呼ぼうとしたけど無駄だった」

江島「そっかぁ…」

幹江「この国に居る人となら連絡はとれるみたいだけど」

江島「だったら他の人に助けを求めればいいんだよ!」

幹江「げぇむ会場は基本電波が届かないみたい。と言うより日没と同時にいったん電波は遮断されるみたい」

江島「でももしかしたら届くかも!」

そう言って江島は幹江からスマホを受け取り、電話帳総当たりでメールを送ってみた
どの人物がこの国に居るかは分からない。それに届くかも

だけど江島は少ないこのチャンスを信じてみることにした

江島「えっと…今。私は。変な所に居ます。たすけ…」

江島「あぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

34人目にメールを送ってる最中に江島はある事に気が付いた
そう。この問題を解く重大なヒントの存在に




【答えの番号を】
安価↓3
(因みに間違えたとしても話は続きます)

第四

スマホじゃないからわからないさね

4

江島「答えは4番だ!!!!!」

幹江・最上・並木・代々木「「「「「!?」」」」」

予想だにしていないところからの急な声に全員一様に凍り付く
そして疑うような目で江島をねっとり見つめる

代々木「どうしてだ?」

江島「これだよ!これ!」

そういって江島は全員に画面を向けながら何か文字を打ち込む
ゆっくり打ち込まれた文字は「せんとちひろの」

代々木「うん。そのあとだったら確かに神隠しだけど」

幹江「……どういう経緯で?」


江島「…これをこうすると」

江島は画面の文字を長押しする。
するとその文字の四方に文字が現れる

そしてそれに指をずらしていくと


代々木「フリック操作か!?」

幹江「成程…そう言う事か!」

幹江「じゃなくて…そう言う事だったんだ」

代々木「だったら四番レーンに」

時間ももう少ない。残り五名は急いで第四レーンに走った。
するとそのあとにレーザーが射出され―――――

ここからは第一ゲームと一緒の流れだった

江島「じゃ。次も私が」

そう言って一歩踏み出す江島。
今回レーンの端から噴き出したのは炎ではない。

噴水のように湧き出る熱湯

江島「――――っ!!!!」

これなら先ほどの炎の方がまだまし。お湯は服にへばりつく
そして熱さをやんわりと持続させていく

代々木『どうして…不正解じゃないのにトラップが作動する?』

代々木『いや。これはトラップじゃないのか?』

代々木『じゃあこれはいったい…』

代々木『………このジャンルはクラブ…クラブは協力…』

代々木『いや…まさかな』

並々注がれていく熱湯。
そして代々木の立てたとある仮説


江島「熱いっ!!!」

そのころ江島は答えを手にしていた。
だけどそれと同時に熱湯は勢いを増す


代々木「――――」


代々木は一歩踏み出した。
そう。熱湯が並々注がれたレーンの中に

代々木「熱い!!…」

幹江「…!?」

代々木の謎の行動に目を丸くする連中。そしてそのあとにおこる現象にも連中は目を奪われる

江島「…え?お湯が……」

そう。湧き出しているお湯が止まったのだ。

代々木「走れ!!江島!!!」

代々木の声で現実に帰り、江島は脱兎の如く走り出す
そしてそのまま答えを手にレーンから脱出した

江島「はぁ…はぁ…でもなんでお湯が?」

代々木「…ジャンルだよ。これはクラブ。…協力型だ」

代々木「一人が苦労して。他が楽をする」

代々木「それだったらこのげぇむのジャンルは他の方が相応しくないか?」

幹江「ふぅん。それであんなこと実行したんだ?」

並木「……面白いね」

代々木が先ほど建てた仮設。それはこのげぇむのジャンルの事
このげぇむは体や頭を使う、確かにオールマイティーなくらぶだ
だけど最初に綾瀬が言っていた通り、このげぇむは出題がキモなのにジャンルはくらぶ

だとすれば他に何かがある
代々木はそう踏んだのだ

並木「じゃあトラップは?あれも協力すれば?」

代々木「それは違う。」

代々木「多分それはカモフラージュだよ」

代々木「不正解でも正解でもこのげぇむは玉が設置されてる」

代々木「それにトラップだって両方に出る」

代々木「それに今の説。それを全員で不正解のレーンで実行すれば…」

幹江「成程。まんまと主催者側の意図にはまるってわけだ」

江島「ん?」

幹江「ここまで見こされるのは主催者側も予想は出来てる」

幹江「でもね。それだったら不正解でも同じどおりが通用するよね?」

代々木「だけど多分不正解のトラップに全員で挑んでも弱まらないはずだ。多分そのままそれか強まる」

幹江「だとしたら巻き込まれるよね?全員」

江島「うーん……まあ…うん」

江島は何か言いたそうだったが口籠ってしまった。


代々木「…何なら。試してみるか?」

最上「私は嫌だよ」

並木「僕もいいや」

『第三問』

『日本のお札の中で鳥が居るのは?』

11000円
25000円
310000円
4全部


【安価↓3】
(ヒント:お札…よく見て)

インコが通用するなら
4全部

絵じゃなく文字を見るんかね

4

4

寝てた

続きは明日の14時くらいに

問題の難易度ってこれくらいでいいですかね?

乙 4だからいいんじゃない


4だから「らんなうぇい」と同レベル「おみくじ」より1つ上だけど
どっちも引っ掛け問題なところあるから比較しづらいな


代々木「これは簡単。答えは第四レーン」

江島「え?お札に鳥なんて……」

幹江「あー…絵には居ないね」

代々木の答えを聞いて何かを察知したのか幹江はそう言った
そしてそれに続くように並木もうなずく

並木「日本銀行の上のローマ字」

並木「これを文字に直すと」

その文字をすらすら書き起こす並木。
『NIPPONGINKO』 ただそれだけ
ここに鳥が居るなんて…見当もつかない


並木「で。ここをこうすると」

江島「あぁっ!!!インコ!!」

そう。ローマ字のある部分を抜粋すると浮き出てくるのは『INKO』
インコの文字が浮かび上がってくるのだ

江島「あー…じゃあ。四番レーン行ってくるね」

江島「みんなも行こう」

正直もう三回目になれば慣れてくる
それにトラップを弱める方法も知っているのだから


江島「じゃ。行ってくるね」

そして今まで通り江島はレーンの奥へ走り出す。
奥にある玉を手にするために

代々木「…よし。じゃあ俺らも」

江島が少し進むと同時に、次は地面から針のようなものがせり出してきた。
少しちくちく痛むが、全員でそれを踏んでいればそれ以上せり出すことはないらしい

―――――――――――

そして戻ってくる江島。
怪我も無く、対処法も分かっているのでもう何も怖くない

江島「もうここまでくれば私たちが怖いのは問題だけだよね」

江島「まあ…それも代々木君たちが居るから怖くないけど」

場を包んでいるのは完全な安心感。


『第四問』

『美人な女は根暗がお嫌い♪』

『シャイな鳥さんお空に隠れる♪』

『神の言葉は人知を超えて♪』

『この歌に上から順に番号を割り振りました』
『さて正しい番号になっているのは?』

1:123
2:231
3:132
4:321
5:213


(ヒント:簡単です)

1

素直に1でいいんかね

3

これ。いままでの問題の一文が入ってるよね?

美人局
神隠し
んで、鳥はインコじゃ?


江島「何この歌。」

代々木『……美人。根暗…』

代々木「ちょっと待ってくれよ」

皆一様に黙り込んで考え込む中。
最上が突然一言発する

最上「同様には何か意味があるんじゃがの」

最上「この歌にもなにか意味があるんじゃ?」

江島「美人とか根暗とか…」

幹江「ん?んー……」

最上の言う通り歌に隠されているであろう意味を考えてみるが
結果は同じ。寧ろ全員が全員頭がオーバーヒートしそうになっている

江島「……」

並木「ねぇ。今までの問題…覚えているかい?」

代々木「ん?美人局の読み方に映画のタイトルが入った暗号文。それにお札の暗号」

代々木「確か順番的にこうですよね?」

並木「…やっぱり」

代々木「何がですか?」

並木「美人局の問題で死んだのは?」

代々木「あの暗そうな綾瀬…さんでしたっけ?」

そこまで言って代々木も並木の言いたいことに気が付いてしまった。
そう、この問題の答えに

代々木「答えは3番レーンか…!」

幹江・江島・最上「「「え?」」」

並木「多分僕たちの考えてることが一致してるんだったらそれであってると思うよ」

幹江「どうして?どうしてそうなる…の?」

最上「そうじゃぞ。説明せい」

自分たちはいくら考えても分からないので、二人に答えの説明を求める
江島だけは答えを自力で考えたいらしく、無言で物思いに耽っている

並木「歌に隠された意味」

代々木「そう。この歌全部今までの問題に準えられてるんだよ」

代々木「まず最初の『美人な女は根暗がお嫌い』この美人は『美人局』。そして根暗が綾瀬を示していると仮定する」

代々木「そしてあの問題で死んだのは綾瀬。『美人な女は根暗がお嫌い』で話が通じてくる」

幹江「ちょっと無茶すぎない?ごり押し?」

代々木「これ一つだけだったらな」

代々木「次は『シャイな鳥さんお空に隠れる』これは三問めのお札の問題。」

代々木「答えの一文が隠されていた『NIPPONGINKO』はお札上部に書かれている」

代々木「これも空がお札上部と仮定すれば通りが通ってくる」

最上「ほお…」

代々木「で。最後『神の言葉は人知を超えて』これは今までの仮定を当てはめていくと二問め」

代々木「あの暗号文。そして答えは『神隠し』」

代々木「神の言葉が暗号文を示しているとしたら?」


すらすらと語られていく代々木の仮説
一切の迷いなく語られるそれは間違っているのでは?という疑問さえ振り払う

江島「それだったら出題順に132。答えは三番レーン?」

代々木「ああ」

幹江「…まあ。ほかに考えもないし…そこでいいけど」

並木「僕は最初からそのつもりさ」

最上「私もみんなに合わせるぞ」

そう言って一行が踏み出したのは第三レーン
奥に答えと称される玉が光っているのはもう慣れた光景である

江島「じゃ。行って――――――」

代々木「いや。今回は俺が」

江島「え?」

代々木「仮定したのは…俺だ。間違ってるかもしれない」

何時もなら代々木はこんなことしない。代々木自身そんな事理解している。
だけど何故だろうか。今回は何故かそんな風に言葉が出てしまったのだ

もしかしたら自分が大損するかもしれないのに

―――――――――――

代々木「―――――っ」

走り出した代々木。それと同時に足元の床に電気が流される
ヴィジュアル的には何も起こっていない様に錯覚するが、代々木の体は確かに痛みで震えていた


江島「がんばってーっ!!!!」

電気のせいで筋肉が痙攣してうまく走れない
足は何度も縺れそうになる

それはきっとレーン入り口側で通電されている江島たちもそうだろう

むしろ江島たちのおかげで電気が少し弱くなっているのだ。
もしここで見捨てられれば本当に帰れないかもしれない

江島「あとちょっと!!!」

全員が痛みで歯を食いしばる中で聞こえてくる江島の声。
彼女も痛いのだろう、所々声がうらがっている

代々木「――――――ッッ」

足に枷が付けられたかのように重い

だけど今はこの答えを持って帰りたい
そしてこのメンバーで生きて帰りたい
そんな今まで感じた事のない思いが代々木を動かしていた――――――――――



―――――――――――

―――――――――――

代々木「はぁ…はぁ…」

何とか戻ってきた代々木。そんな代々木に江島は労いの言葉をかける

江島「お疲れ様。あと一回!はりきってこー!!」

今まで通電されてたとは思えないタフさ。
もしかしたら江島なりにどこか無茶をしているのかもしれない

幹江「…なんか。こういうの初めてだ」

幹江「でもこういうのって主催者側は嫌ったりするんだよね…」

並木「確かにこう言う風に協力するなんて誰も思ってないだろうね」

美しいチーム愛が芽生える中で警戒心を強める並木や最上
残り一問だが油断はできないのだ

江島「それじゃ…玉はあと一個」

江島「これで正解すれば…みんなで帰れるね!!!」

だけど次の問題。それは儚い希望を無残に打ち砕くことになった

「上から順に」番号を振ってるなら、内容関係なくそのまま123という解釈も……

『第五問』

『この中で殺人者は――――――――』

並木「僕だよ?」

『―――――――――ナミキレオ様ですが』

『数々のげぇむを失敗に導いてきた裏切り者は――――誰?』

1:ヨヨギ
2:モガミ
3:エジマ
4:ナミキ
5:ミキエ

(ヒント:その人物は賢いのですが、所々違和感はありました)

はい。ちと休憩
次は今日の10時半にでも投下します

それまでしばしご歓談なり推理なりなさってください。

時折ヒントを出したり出さなかったりするかもです
はい。あてにしないでください

安価↓3 コンマ高い方



>>630
書き方がすごく悪かったと投下してから反省している
もうしわけない

5かな

これは5


幹江「裏切り者なんているの!?」

最上「ほう…難問じゃの」

この問題が発表されてからも表面上は穏やかな面々
だけど内心は誰もが誰もを疑っている

江島「…無いって言う選択肢はないんだ」

江島「じゃあ確実に?」

幹江「そういうの良くない。主催者の思う壺だよ」

代々木「確かにな。何も指定されてないレーンに進めばいいんじゃないか?」

並木「それをしたところでだよ。答えも用意されてないしね」

江島「答えのある隣のレーンに飛び移るとか?」

並木「レーザーがあるよ」

こんな話し合いをしている間にも時間は過ぎていく。
勿論のことながら裏切り者が姿を現すことなんてなかった

幹江「…怪しいんだったら。やっぱり並木さん?」

並木「どうして?」

幹江「人殺しだから」

並木「問題を聞いていなかったのかい?あの問題では僕はもう出ている」

並木「だとすると消去法で僕じゃない…って考えられないかい?」

幹江「その逆もしかりです」

幹江が口火を切ったことにより一気に険悪になるムード。
皆に疑心暗鬼が表ににじみ出ていく


代々木「じゃあ俺と江島も違う」

江島「うんうん」

最上「わしゃこの二人が怪しいとおもっとったんじゃけどのう」

並木「僕もこの二人は無いと思うな」

幹江「どうして?」

並木「釣り合いが取れてないよ」

江島「?」

並木「誰とは言わないけど片割れがバカすぎる」

江島「あのね。良いかな?」

代々木「ん?」

江島「気になってたんだけど。主催者って…何?」

代々木「え?」

江島「代々木君に行ってるんじゃなくて。幹江ちゃんに」

江島「主催者って何?」

江島の丸い瞳と純朴な疑問は真っ直ぐに幹江に飛ぶ。
陥れようとか悪意とかそんなもの籠ってない。純な疑問が

幹江「!?」

江島「さっきから聞こうと思ってたんだけどね」

江島「これって誰かが主催してるの?」

代々木『…確かに。江島の言う通り主催者って何だ?』

全員が全員聞き流していたその話。げぇむだから主催者はいると全員納得していたその言葉。
バカな江島だけにはそれがどうしても疑問として残っていた

江島「ね?何か知ってたら教えて?」

幹江「ほら。それは言葉の綾でさ」

幹江「この国に長いこと居るからさ!ほら!」

最上「わしゃ聞いたことないぞ?」

並木「僕も初耳」

江島の問いに上乗せされる二人の疑念。
それは幹江の心を凄い勢いで掻き立てていく

幹江「…え?いやいやいやいやいや」

幹江「私じゃないよ?」

幹江「ほんとだって!」

幹江「それに…私皆の邪魔なんてしてないよ!」

代々木「だったら試そう」

代々木「今回俺らは第五レーンに立つ。」

代々木「で。幹江さんは他のレーンに立てばいい」

幹江「…え」

代々木「俺らが死んだら俺らが間違い」

代々木「幹江が死んだら幹江が間違い」

幹江「…でも私一人じゃ!これはクラブ!協力なんだよ?」

江島「私が同じレーンに立つ。」

江島「それでもって代々木君たちより少し後にスタートする」

江島「だったらいいよね?」

幹江「…っ」

並木「と言うよりそんなことしなくても多数決で殺しちゃおう」

並木「そうすれば一人減るし。答えは四つ」

並木「平和じゃないか」



幹江「…分かった。分かった」

幹江「皆の答えに合わせる。だから私を殺さないで…」

幹江が放ったのは敗北宣言とも取れる言葉。
並木は少し残念そうに、だけどどこか得意げにため息をついた

代々木「お前が裏切り者なのか?」

幹江「それは言えない」

代々木「どうして?」

幹江「…うるさいっ!」




頑として口を割ろうとしない幹江。
そして迫るタイムリミット


江島「じゃあ行ってくるね」

その言葉と同時に第五レーンに駆け出す江島。
その後を幹江以外の全員が追った

頑として口を割ろうとしない幹江。
そして迫るタイムリミット


江島「じゃあ行ってくるね」

その言葉と同時に第五レーンに駆け出す江島。
その後を幹江以外の全員が追った


―――――――――――――

それから後は簡単だった。
駆け出す江島にレーンに立つほかの三人。



そして答えを手にする江島。それを絶望的な顔で見つめる幹江



これで正解ならこたえはすべて揃った





―――――――――――――


『こんぐらちゅれいしょん げぇむくりあ』

答えを手にした瞬間。アナウンスが流れた

ビュン

そしてそれと同時に別の何かが会場を明るく染める。
ほんの一瞬だったが。それは確かに会場に降り立った

シュパァンッ

そしてその光の方向。弾けるような音がした方向
そこに目を向けた全員が見た物は


江島「幹江ちゃん!?」

レーザーにより頭を貫かれた幹江の姿だった


最上「ビザ…が切れたのか」





代々木にとって三回目のげぇむ。
そして江島にとって二回目のげぇむ

それは何とも不気味な何かを二人の心に植えつけて幕を閉じた









第三話:『♣の4 たんけん』 終了

参加者6名

生存者4名

はいおしまいです
途中期間相手申し訳ない

問題考えたりするのに時間かかったと言い訳

と言うより全員一致で幹江ちゃん指摘されたのがくやすぃ…
バレバレでしたか…

はいと言うわけで次の安価は23時に

ゲーム内容
参加者

そして団体『PARAISO』のメンバー決めします
はい。それまでゆっくりしていってね

それでは会場とジャンルの安価
↓3コンマ高い方

スペード ゴルフ場

温泉旅館 ダイヤ

スペード 遊園地

温泉旅館把握。 
次参加者

名前と性別

↓3コンマ高い方

瀬川 陽句 (せがわ ようく) 男

金村 きらら(かねもと きらら)女

アイドルっぽい子キタ!これでかつる

それでは次年齢と職業
↓3
コンマ高い方

あ、すまん(かねもと)じゃなくて(かねむら)だ…orz

アイドルすでにいるし!
23 アナウンサー

17 探偵助手

女子プロレスラー 32

把握

性格
↓3 コンマ高い方

熱血で勇猛果敢

明るいが意外と謙虚

好奇心旺盛だがそれが不幸を招くことに

把握
次得意ジャンル
↓3コンマ高い方

スペード

スペード

ダイヤ

把握

次『PARAISO』のリーダー

名前と性別
↓3 コンマ高い方

新城 優(しんじょう ゆう)男

時矢 戒希 (ときや かいき) 男

加々美(かがみ) アリス 女

谷谷春(たにや しゅん)男

すっげえのきた!
よし年齢と職業

↓3 コンマ高い方

7 荳肴?

上の文字化けは「不明」です
安価下

7 チェスプレイヤー

リーダーが7歳って無理あるだろ…
26 冒険家

把握

次性格

↓3コンマ高い方

38 傭兵 

希望も絶望も幸も不幸も何でも楽しめる

性格把握!


江島 綾野 (エジマ アヤノ) 女 14歳
性格:純粋無垢で活発(騙されても「次は気を付けよう」と考えるポジティブ思考)
職業:学生(ただし陸上部のエース)
得意ジャンル:♠

旭 武 (アサヒ タケ) 男 17歳
性格:硬派でクール
職業:高校生
得意ジャンル:♠

金村 きらら (カネムラ キララ) 女 23歳
性格:熱血で勇猛果敢
職業:アナウンサー
得意ジャンル:♠

実里 飛鳥 (ミノリ アスカ)女 12歳
性格:どんな事態になろうと常にハイテンション
職業 アイドル
得意ジャンル:♣

新庄 春(シンジョウ ハル) 男 18歳
性格:臆病で引っ込み思案
職業:惣菜店アルバイト
得意ジャンル:♦

仙波 葵 (センバ アオイ) 女 23歳
性格:神秘的
職業:医学生(PARAISO幹部)
得意ジャンル:♥

安生・ジャック・豪 (アンジョウ ゴウ) 男 27歳
性格:挑戦的。寡黙
職業:陸軍
得意ジャンル:♠


参加者以上7名

第四話:『♦の6 ろーるぷれいんぐ』

次回は明後日の23時位にも!
お楽しみに!!

乙!



江島死ぬんじゃねえかこれ

ごめんなさい。今回は安価ないです

滞在七日目

江島「どうしよう…またビザが」

この光景はデジャヴ。
またか言う具合に他の二人もため息をつく

伊丹「でも…僕もまずいかな」

江島「あ。そうなんだ!」

伊丹「だからっておねーさんと一緒は嫌だよ」

江島「え?どして?」

伊丹「バカだし」

恒例になってきたこのやり取り。
代々木は一歩引いてそんな様子を黙って見ている

伊丹「それに僕の性格だとおねーさんを見捨てかねないし。」

伊丹「なにより二人とも一緒に死んだら残ったおにーさんが…」

代々木「憎まれっ子世に憚る…だぞ」

伊丹「じゃあ僕は早死にだね」

江島「じゃあ。うん…そういうことだったら」

江島「別のところいこ」

伊丹の理論に納得できるのか。江島はうんうんと首を縦に振る
それを伊丹はどこかにんまりと見つめて、したり顔で代々木を見る

江島「とりあえず大きいところ行ってみるよ」

伊丹「やめといた方がいいよ。会場が広いほど難易度高くなりそうだし」

江島「広かったら体の自由がきくからね」

江島「私にとっては狭い所よりかは」

伊丹「それってすぺえどに限る…でしょ」

江島「それがそうでもない。走り回れば頭使っててもすっきりだよ!」

伊丹「はは。バカだ」

江島「は!?」

伊丹「なーんでもない」


――――――――――――紫吹旅館

時は流れに流れて。とある旅館
江島たちの居た場所からはちょっと遠いが、江島は何故かここに居た


江島「ふぅ。一汗かいたー」

あの後会場を探すついでにランニングを始めた江島。
日没まで走り続け、いい感じに見つけたのがこの会場だった


???「また一人。」

???「だけど案ずることは無いですよ」

???「これを生き残れば楽園へと案内いたしますから」

ショートボブの女が訳の分からないことを江島に囁き。
他の面々はまたかと言った顔で女を見る

江島「へ?」

仙波「私は仙波。どうぞお見知りおきを」

江島「あ…はい。」

今まで見た事のないタイプの人間に度肝を抜かれて唖然とする江島。
周りの人の態度を見るからに、この仙波と言う人物誰に対してもこのような態度らしい


実里「あー。気にしない方がいいよっ。この人こんな感じだからー」

金村「そうそう。相手にするだけ無駄よ」

戸惑う江島に助け舟を出したのは実里と金村
仙波から少し距離を置いた場所で疲れたような声色で声を出していた

江島「…あ!」

物凄い有名人二人に声をかけられて有頂天になりそうだった江島だが
この前の代々木の「食われるぞ」なんて言葉が過り、とりあえず黄色い声を押さえておいた

新庄「で…で。まだげぇむは始まらないの?」

金村「げぇむ?」

実里「あー…きらぱんは初参加なんだった」

金村「え…ええ。いったい何をするつもり?」

安生「ま…そのうち分かる」

ピーンポーンパーンポーン♪






『皆様~。私が村長です』

『悪い悪い魔王に村の宝を奪われてしまいましたー』

『どうぞ勇者御一行様にはその魔王一派と宝を取り返してもらいたいのです』

突如流れるアナウンス。今までとは違うげぇむへの導入。




そしてライトアップされる前面の台。

【♦6ろーるぷれいんぐ】

『るうる』

『魔王を倒せばげぇむくりあ』

『日没までにくえすとをくりあできなければげぇむおおばぁ』

『それではみなさま。たのしいあーるぴーじーを』


壁に書かれている記号と数字に江島は絶望する。
そう…ダイヤは江島にとって一番死に近いジャンルなのだから

実里「…ね。なんか封筒があるよー?」

金村「ほんとね。ちゃんと皆の名前が書いてある」

二人の声で全員が封筒のある台へと歩んでいく。
台の上にはそれぞれの名前の書かれたカラフルな封筒が規則正しく並んでいた

金村「ねぇ。げぇむってなんなの?実里さん」

実里「命掛けのげぇむの事だよ」

実里「何て言えばいいのかなぁ。説明はしにくいんだけどー」

金村「命掛け?なに?ドッキリ?」

実里「見てればー。わかるさ☆」

金村「…はぁ」


二人の問答の様子を横目にそれぞれ封筒を取っていく面々。
江島もそれに続いて自分の封筒を手にしている


江島『何が書いてあるんだろう…』

ビリッ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
剣士
HP5 O5 D5

スキル
「滅多切り」
一戦闘に一度だけ敵に二回攻撃できる

クッキョウナ イシ ト ユウカン ナ ココロ デ ドンナ ギャッキョウ ニモ タチムカウ
ソウ カノジョ ハ イチニンマエ ノ ケンシ ナノダ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


江島『なんだこれ?』

江島『こういうカードゲーム…男子の間で流行ってたよね…』

江島『……みんなもこんな感じなのかな?」

次の投下は二日後か三日後に
因みに今回はカードゲームをベースにしたげぇむになります

バカな作者なりに頑張ってダイヤ要素を詰めていってます
はい安価無くてごめんなさい

次の投下は早くて二日後遅くて三日後です
22時~23時を目安に投下しますので

どうぞお楽しみにお待ちください

江島ちゃんがこのげぇむでこの先生きなこれるかだな…

一応生存確認
PCが物凄いクラッシュして修理に出してたため投下が大幅に遅れました

明日の14時には投下できるようにいたしますのでもうしばしお待ちください

江島『あ…そっか。誰かに聞けばいいんだ』

江島「あの。カード何て書いてあります?」

仙波「私は神官だと。それによくわからない説明文が…」

江島「概ね私と一緒ですね」

仙波「多分皆の者すべてこのように書かれているのではないでしょうか」

江島「でも…何の意味が」

仙波「さぁ?まだ始まっても無いようですし…」

手近にいてかつ話やすそうで孤立している仙波に声をかけたが
帰ってきたのは現実的な答え。


江島「ダイヤってやっぱり頭必要なんですか?」

途切れた会話を何とかしようと、わかりきったことを聞いてみる


仙波「ええ。『頭が良い』人は確かにダイヤは得意でしょうね」

仙波「あなたは賢くなさそうだけど…こういうのは苦手です?」

江島「はは…ええ。まあ苦手と言えば」

仙波「いいえ。とても苦手」

仙波「違いますか?」

江島「当たってます。正直この難易度の中で…」

仙波「心配しないで。何も難しい数式が出てくるとか…英文が出てくるとか決まったわけじゃないんですから」

江島「でも他に頭使う事って?」

仙波「…なぞなぞとかクイズとか。知識を競うのは他にもあるでしょう?」

江島「全部苦手…」

勉強もクイズも謎々も。
江島は頭を使う作業が本当にできない。

考えれないのではなく、頭の回転が極端に遅いのだ


ブツン

『一階。ハジメ村にて魔物が出現』

『勇者の皆様は至急討伐に向かってください』

突如流れるアナウンス。そしてその場所に案内するかのように点灯するライト
そのライトは一階『睡蓮の間』へと一直線に伸びていた

実里「とりあえずーいこっか☆」

金村「…な。何が行われるの?」

旭「とりあえず行くか」

ライトの導く通りに部屋の前に向かう面々。
睡蓮の間と書かれた豪勢なプレートの下には『PT3名 敵:スライム*3』
と言う落書きがされていた

江島「PT?」

新庄「パーティーの事かな?」

実里「サタデーフィーバーナイト的な?」

新庄「あ。そっちのじゃなくて…」

安生「出撃するのを三名選べってことだな」

実里・江島「ほう…」

江島「…じゃあ誰が行くの?」

実里「んー。とりあえず攻撃力高いので攻めちゃえば?」

江島「それって誰?」

実里「知らない!けど私は2だったよ」

江島「私は5…」

江島「私より高い人は?」

その問いに黙って手を挙げたのは安生。
実里や江島がいくつ?と聞く前に小さな低い声で「8」と答えた

金村「…他にはいないの?じゃあ―――――」

旭「俺は6だ」

金村が名乗りを上げようとしたが、それを制するように旭が出てきた

実里「じゃあ…この三人でけってーかな!」

最初のPTとして組まれたのは江島・旭・安生の三人。
他にはもう居ないようで皆黙り込んでしまう


江島「じゃあ…行ってくるね」

もう誰も名乗り上げる人が居ないことを確認した江島はゆっくりとドアを開ける。
中に何が待ち受けてるか。少々の不安を心に抱きながら


ガチャ

重苦しいドアを開けて先陣を切った江島。
中には三つの電子的な腕輪の様な物が入り口近くの台に置いてあった

旭「これは?」

安生「……」カチッ

腕輪に難色を示す旭と、それを無言ではめる安生。
安生の腕にはまった腕輪のモニターがちかちかと点滅し始める

江島「つけろってこと?」カチッ

安生の後に続いて腕輪を付ける江島。
すると腕輪のモニター画面に『Welcome!!剣士様』と言う文字が浮かび上がった。


旭「じゃあ俺も」カチッ

そして全員分のモニターが点灯したと同時に、江島の画面が切り替わった


『スライム が 三匹 現れた』

『あなた の ターン』

モニターに表示されているのはデフォルメされた江島に似たキャラクターと、スライムの絵。
そしてその下には攻撃・スキル・防御・待機・の四コマンドが表示された

江島「…どうすれば?」

安生「……」

旭「とりあえず攻撃」

江島「任せて」

攻撃のコマンドをタップする。
すると軽快な音と共に画面上のキャラがスライムを切りつけた

『スライム に 5の ダメージ』

『スライム を ぶち ころした』

意外とあっさり終わる戦闘。
敵は三人から二人へと数を減らした

スライム の こうげき』

『エジマ へ アタック』




バチンッ!!!!







江島「―――――――!?!?!?』

被ダメージと共に全身に駆け巡る衝撃。
それが電流だと気づくのにそう時間はかからなかった

『エジマ へ 1 ノ ダメージ』

旭「!?」

安生「………」

江島「………」

一瞬にて場を包む沈黙。

旭「でも…これって敵を全員倒すだけだよな?」

旭「簡単じゃねえか」

安生「電流が流された上でもか?」

安生「音からしてあの電流は結構きつい。それを連続でくらってみろ」

安生「冷静に頭を回せるか?」

旭「でもそれしか。あと二人居んだぞ?最低でももう一回は」

安生「……ふん」

もう話す気はないと言いたげな安生。
不服そうな旭、それに先ほどの事に驚いて言葉も出ない江島


旭「次は俺が行く」

安生「………」プピッ

旭が腕輪に手を伸ばした瞬間。ファンファーレが腕輪から鳴り響く
そして画面に表示されたのは

『オメデトウ ショウリ』の文字


旭「……は?」

江島「うそ…あっけない」

安生「スキル…だよ。頭を使え…お前らも」





―――――――――――――そのころ部屋の外では


『ハジメ村の魔物は倒された!!!』

『だけど次はフズテレビ遺跡で魔物の軍が攻めてきた!!』

『今回は出撃メンバーが長老により指定されている!!』


実里「ふぇっ!?まだあの三人帰って来てないよ!!!」

仙波「…。攻撃三人を回したのが間違いでしたかね」

新庄「これは戦うのが目的ではなく、戦略性を問う頭脳ゲーム…」

金村「…なんかヤバいんじゃないの?」


『指定されたのは―――金村様』

『そして >>708様 と >>711様 です』

【安価は江島・旭・安生以外で】





仙波

仙波

新庄

螳溽炊

螳溽炊

みのり

文字化けしすぎ

新しいパソコンが届きましたのでようやく安定して投下できそうです
遅れてしまって申し訳ないです

次は土曜の夜九時位に投下する予定です

メンテと被るとかいう不運

待ってる

もうすぐ一ヶ月

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