アスナ「大丈夫だもん、キリトくん浮気なんか絶対しないもん」 (271)

ーダイシーカフェー

里香「そういえばさぁ、キリトって女の子ばっかりと仲良くなるよね」

珪子「いきなりですねぇ、どうしたんですリズさん?」

里香「……いや、今集まってる面子を改めて眺めたらね」

明日奈「確かにそうだね、学校ではそんなことないけど休日まで遊ぶ男友達っていないかも」

詩乃「女の子と仲良くなるの狙ってたりして」

明日奈「流石にそれはないよシノのん、キリトくんそこまで器用じゃないよー?」

里香「いやー、それはどうかなー?」

珪子「リーファはどう思う?」

直葉「へっ…あ、あたし?どうだろお兄ちゃん自分では女の人と話すの苦手って言ってるけど」

明日奈「言ってるね、うん」

里香「女が苦手…キリトが?ないない」パタパタ

詩乃「無いわね」

珪子「けっこう普通に接してると思いますけど」

明日奈「そ、そうかな?えー…」

直葉「うーん……まぁ、そうかなぁ」

里香「あいつそのうちアスナが泣いちゃうような事しそう」

明日奈「………それ、どういう意味?」

里香「あ、あー気分悪くしないでねアスナ、ただの冗談だから……あはは…」

明日奈「……大丈夫だもん、キリトくん浮気なんか絶対しないもん」ムスッ



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エギル「なんだ?キリトがやらかしたのか?」

里香「ああ違う違う、ただの冗談、キリトって女の子ばっかりと仲良くなるから」

明日奈「キリトくんは大丈夫ですっ!!」

詩乃「はいはい分かったから、落ち着いてアスナ」

直葉「エギルさんはどう思います?おなじ男性としての意見ちょっと聞きたいかも」

エギル「俺?ん…おれ俺はもう既婚者だしな…まあただ若い内はけっこうがっついてたぞ?」

里香「エギルってSAO 時代でも女性プレイヤーに鼻伸ばしてたし、参考になんない」

エギル「ひでぇなおい……見るのもダメだってのか」

珪子「んー、エギルさんはクラインさんよりは紳士じゃないですかね?」

エギル「……あれと比べるな」

詩乃「つまり、紳士で既婚者なエギルさんでも女性には興味津々だと」

エギル「…………無いとは言えないがかみさんの前ではそういう事言わないでくれよ?」

明日奈「………き、キリトくんは大丈夫だよ」

里香「……………」

珪子「……………」

詩乃「……………」

直葉「………えーと」

里香「第一回チキチキ、キリト浮気度チェック対決ぅー!!」

珪子「わー」パチパチ

明日奈「なにそれ?」

直葉「浮気度チェック?」キョトン

詩乃「…………」

里香「はい、アスナ、キリトは絶対浮気しないんだよね?」

明日奈「……うん、絶対だよー?」

里香「んじゃ試そう」

明日奈「………どうやって?」

里香「それは今から相談、えーと……んじゃシノン、あいつ口説く自信ある?」

詩乃「は、はぁ!?なにそれ!?」

直葉「り、リズさん?」

明日奈「ちょっとリズ!!」ガタッ

里香「はいはいちょっと待ってねアスナ……で、シノンどうなの?」

詩乃「…で、出来る訳……ないでしょ…?」

里香「じゃあシリカ」

珪子「え、えと…あの…」オロオロ

明日奈「………む…」ピクッ

里香「ちなみに言うだけなら私は言える」

明日奈「むっ……リズ?」

里香「まあそういう訳で、実際試してハッキリさせるのも良いんじゃない?どうするアスナ?」

明日奈「…………わかった、受けて立つわ」

里香「よし、じゃあ作戦会議ね」ニヤリ

直葉「………な、なにやるんだろ?」

珪子「……さあ?」

エギル(……………可哀想に、キリト)

…………

里香「…よし、んじゃトップバッターはシノンね」

詩乃「え、いきなり私なの?」

里香「そ、シノンには今からキリトをデートに誘ってもらうわね」

詩乃「ちょっ!?そ、そんなの!?」ガタッ

明日奈「リズっ!!」ガタッ

里香「そ、そんな過剰反応しないでよ……誘うだけだってば」

直葉「えと、その誘いに乗ってきたらアウトって事ですか?」

里香「そういう事、実際に行けなんて言わないわよ、流石にそれはアスナに悪いもん」

明日奈「………そ、そういう事なら…」

珪子「………誘いかた次第では普通に来るって言いそう」ボソッ

明日奈「………うぐっ…」

里香「……それはあるわね、じゃあ……アスナに内緒で二人で出掛けたいって感じでシノンにはキリト誘ってもらおっか?」

詩乃(……ちょっと面白そう…)ゴクリ

明日奈「………き、キリトくんは大丈夫、私に一言言うか、断ると思う」

直葉「………けっこういじわるな事しようとしてるなぁこれ…」

………で。


和人『もしもし、シノンどうした?』

詩乃「……えと」チラッ

里香「…………」ゴーゴー

珪子「…………」ドキドキ

直葉「…………」ソワソワ

明日奈「…………」ジー

和人『おーい?』

詩乃「……こ、今度の休日…時間あるキリト?」

和人『今度の?あぁ暇だと思うけど』

詩乃「……な、なら…私にちょっと付き合ってくれないかな?行きたい所あるの」

明日奈「…………」スチャ

里香「………アスナ、どうしたの?」ヒソヒソ

明日奈「………キリトくんの心拍数見てるの、うん……まだ平常値」ジー

直葉「……そ、そこまでチェックするんですか?」

明日奈「うん……しのシノのん続けて?」

詩乃「…え、えーと…」

和人『シノン?』

詩乃「え、えと……だから、二人でね?」

和人『二人で?』

詩乃「……その……アスナには内緒で……」

和人『…………アスナには内緒か……成る程…』

明日奈「………」

里香「…さて、どうなるかな?」ソワソワ

珪子「………」ゴクリ

和人『分かった、行くよ』

詩乃「……えっ」

直葉「えっ」

里香「まじ?」

明日奈「……………」

詩乃「…ちょ、ちょっとかけ直すねキリト!!」

和人『えっ、おい…ブチッ

ツー…ツー…

詩乃「ちょ、ちょっと受けて来ちゃったけどどうするのよコレ!?このあとは!?」

里香「ま、まさかアスナの名前出したのに承諾してくるなんて…えーと…」

直葉「…あ、アスナさん?」

明日奈「…………変化ないからたぶん大丈夫かな、シノのん続けていいよ?」ジー

詩乃「そ、そういうなら……でもこのまま二人でで、デートする事になったらどうす……」

明日奈「その時は私もついてくから」ニコリ

直葉「……」ビクッ

珪子「あ、アスナさんちょっと怖い……」

詩乃「……と、とりあえずまた掛けるね?」ドキドキ

和人『もしもーし、もういいのか?』

詩乃「う、うん…それでキリト…」

和人『ああ、分かってるよシノン……次の休日はGGO にダイブするよ』

詩乃「えっ?」

明日奈「…………」

里香「…ん?」

直葉「……ゲーム?」キョトン

和人『………あれだろ?GGO の地下ダンジョンだろ?前に
二人で潜ったときレアアイテムドロップしそうなボス居たからなぁ…それ狩るんだろ?』

詩乃「…うっ」ギクッ

和人『この前潜った時のドロップは大した金になんなかったしな、次はどーんと大金トレードできる奴ゲットしたいからな』

詩乃「………」ダラダラ

和人『アスナはRMT とかよく思ってないし、お互いこづかい稼ぎ内緒でやってると気を使うなぁ、ははは』

明日奈「……ふーん?」

詩乃「き、キリト!?ちょっとそうじゃなくてね!?ゲームじゃなくてリアルで…えと」オロオロ

明日奈「…………」ジー

詩乃「…う、うぐっ…」タジッ

和人『リアルで?あーあれか、この前シノンがモデルガンの専門ショップ連れてって言ってたやつか?別に良いぞーアスナに内緒ってのはシノンの事理解してる分心配かけたくないっt…ブチッ

ツー…ツー…


詩乃「……」ダラダラ

明日奈「シノのん?」ニコリ

詩乃「……はい」

明日奈「ちょっと説明してもらって良いかな?」

詩乃「……はい」コクリ

明日奈「じゃ、ちょっとむこういこうね?」スタスタ

詩乃「……」トボトボ


里香「………」

珪子「……」

直葉「………既に誘ってたんですね、シノンさん」

里香「みたいだね…」

珪子「やっぱりキリトさん普通に誘い乗りましたね…」

里香「……そだね」

…10分後

詩乃「……うぅ…」グスッ

明日奈「ふぅ、とりあえず他意はなかった、そういう事で納得しておくね」

詩乃「……うん、ごめんねアスナ」

明日奈「良いよもう、キリトくんにも問題あるからね、まったくもう」

里香「あ、終わったの?」

珪子「えーと…」

明日奈「じゃ、結論だけ言うわね、キリトくんはやましい気持ちで誘い乗ってきた訳じゃないので、浮気ではありません!!」

直葉「…アスナさんがそう判断するなら、それでいいですけど」

里香「…うーん……もうちょっと直接的な仕掛けが必要かな」

明日奈「…えー、まだやるの?」

詩乃「……もちろん他の子もアスナにお説教されるのよね?ふふふ…」グスン

珪子「……え、えー…」タジッ

直葉「………お説教はちょっと…」

ねる(´・ω・`)またねー


里香「じゃー次、シリカ」

珪子「えっ!?わわわわ私!?」ギクッ

里香「うん、頑張ってね」ポン

直葉「えーと、またデート誘うとかですか?」

詩乃「……キリトはそれ、断らないからあんまり…」

明日奈「……ちょっと注意しておかないとダメかしら…」ブツブツ

里香「…あはは…まあ、キリト的にはたぶん友達と遊びにいくぐらい感覚だろうしね」

珪子「……えと、じゃあ何をすれば?」

里香「……んー、さっきさ…アスナが例の心拍数チェックしてたじゃない?それで思い付いたんだけど」

明日奈「うん、それで?」

里香「アスナ以外の子に欲情とかするのかちょっと見てみたい…」ゴクリ

邯壹″

明日奈「……リズ?」ジロッ

里香「お、怒んないでよアスナ、だって気になるんだもん!!」ワタワタ

明日奈「ありません」ムスッ

直葉「…………普通にドキドキぐらいはするんじゃないかな?お兄ちゃんそれについては前科あるし」

明日奈「えっ、なにそれ直葉ちゃん教えて?」

直葉「あ、えと、随分前の事なんですけど、サクヤとケットシー領主のアリシャさんに言い寄られてデレデレしてた事が…」

明日奈「聞いてないそんなの」

詩乃(……そりゃ、普通は言わないわよね)

明日奈「………きっと何かの間違いですっ、キリトくんはそんなに軟派じゃないもん」プイッ

里香「……ふーむ、じゃあなおさら試したいね…シリカ、出来る?」

珪子「え、ど、どどんなことをっ!?」オロオロ

里香「この調子じゃ色仕掛けとか無理か、んじゃこうしよう………ヒソヒソ…」

珪子「…へっ?はぁ…それならたぶん…」コクリ

里香「じゃ、キリトん家行こっか、リーファ良いよね?」

直葉「へ?ああはい構わないですけど、何をするんですか?」

里香「すぐ説明するって、じゃ…移動移動っと」

明日奈「………むぅ…」

お前だったのか

>>51
sageも知らないのか
流石SSLだな

ー桐ヶ谷家、直葉の部屋ー

明日奈「……で、どうするのリズ?」

里香「待ってアスナ、キリトは今居ないみたいだけどどこ言ったか分かる?」

直葉「んー、バイクは置いてあったし出掛けるとかは聞いてないし、たぶん近くのコンビニでも行ってるんじゃないですかね?」

明日奈「……ちょっと待って、確認してみる」prrrr …

Prrrr … prrrr …

詩乃「……ん……キリトの部屋から音鳴ってるみたい」ガチャ

明日奈「キリトくん携帯ぐらい持ち歩きなよもう…」

直葉「携帯持ってってないならやっぱり近くで買い物ですね、お兄ちゃんそういう所ずぼらだし、歩いて10分掛からないから手ぶらでいいやーって」

里香「なるほどなるほど、そりゃ好都合……シリカ?」

珪子「は、はいっ!!」

里香「キリトのベットで寝たふり、行って来なさい」

珪子「わ、分かりました…!!」ゴクリ

明日奈「……寝たふり?」

里香「どういう反応すると思う?流石に寝込み襲ったりはしないだろうけど」

明日奈「…………むむむ…」

ー桐ヶ谷家、直葉の部屋ー

明日奈「……で、どうするのリズ?」

里香「待ってアスナ、キリトは今居ないみたいだけどどこ言ったか分かる?」

直葉「んー、バイクは置いてあったし出掛けるとかは聞いてないし、たぶん近くのコンビニでも行ってるんじゃないですかね?」

明日奈「……ちょっと待って、確認してみる」prrrr …

Prrrr … prrrr …

詩乃「……ん……キリトの部屋から音鳴ってるみたい」ガチャ

明日奈「キリトくん携帯ぐらい持ち歩きなよもう…」

直葉「携帯持ってってないならやっぱり近くで買い物ですね、お兄ちゃんそういう所ずぼらだし、歩いて10分掛からないから手ぶらでいいやーって」

里香「なるほどなるほど、そりゃ好都合……シリカ?」

珪子「は、はいっ!!」

里香「キリトのベットで寝たふり、行って来なさい」

珪子「わ、分かりました…!!」ゴクリ

明日奈「……寝たふり?」

里香「どういう反応すると思う?流石に寝込み襲ったりはしないだろうけど」

明日奈「…………むむむ…」

>>53
きめぇ

>>56
相沢乙

里香「キリトの部屋ってユイちゃんの為にカメラが複数設置してあるってキリト本人言ってたんだけど、アスナわかる?」

明日奈「……リズ、趣味悪いよ?」ジトッ

里香「まぁまぁ…それで?」

明日奈「……ユイちゃんに接続してもらえばたぶん直葉ちゃんのパソコンからでも映像は見れるけど」

里香「じゃ、お願い」

明日奈「………わかったわよ、私もホントは気になるし………ユイちゃん?」ポチポチ

ユイ『はいママ、話は聞いてましたので何時でもリンク可能です』

明日奈「え、早いね?聞いてたの?」

ユイ『パパが出掛けるまでお話しをしてて、パパが電源をonにしたまま買い物に行ってしまったんで』

直葉「あれ?あたしの部屋でも聞こえてたの?」

ユイ『ママが来たようだったので勝手にマイクとスピーカーの電源入れてしまいました、ごめんなさいリーファさん』

直葉「ううん別に大丈夫、それでお兄ちゃんはすぐ帰ってくるの?」

ユイ『後数分後には帰宅すると思います』

里香「そっか、じゃあすぐに繋いで、どうなるか確認しなきゃ」

ー和人部屋ー

珪子(………き、キリトさんのベット……うぅ…)ドキドキ


珪子(…ね、寝たふりなら簡単だと思ったけど………うぅ…)モソモソ

珪子「…………まくら……き、キリトさんの……」モソッ


珪子(…………キリトさんの匂いする………)ギュー


珪子(…………うぅ……)モジモジ

ー直葉部屋ー

直葉「…………」

詩乃「……めちゃくちゃモソモソ動いてるね」

ユイ『パパのまくらに顔を埋めてますけど、どうしたんでしょうかシリカさん?』

里香「………まさかシリカに匂いフェチの気があったとは……うわぁ目がトローンとしてる…」

明日奈「………」スタスタ、ガチャ

詩乃「あ、アスナ、今出ていったらキリトと鉢合わせるかもしれないからダメだよ!!」ワシッ

明日奈「離してシノのん、流石に看過できないわ…!!」ジタバタ

詩乃「…ちょ、だ、誰か手伝って!?」ズルズル

直葉「アスナさん我慢しましょうよ、ほらもうお兄ちゃん帰ってくるから!!」ガシッ

明日奈「……うぐぐ……あ、あのまくらは私の……」ワタワタ

バタン

里香「……さすが運動部、そのまま抑えといてねリーファ」フゥー

直葉「は、はいリズさん」ダキッ

明日奈「は、はなしてぇ…」ウルウル

………

和人「……しかし、さっきのシノンからの電話なんだったんだろな……様子がおかしかったけど」トタトタ

和人「……もう一度掛けてみるか、行くのか行かないのか分からんとアスナに言い訳するのも面倒になるし…」ガチャ

和人「ユイ、悪いなそのまま買い物行っちゃって………」



珪子「………ん……ふっ……ぅ……キリトさん……」クンクン

珪子「…うぅ………はぅ………」モジモジ



バタン


和人「………」

和人「………んん???」

ー直葉部屋ー

明日奈「」

里香「」

詩乃「……完全に寝たふりって事失念してるわね」

直葉「………これやっぱり止めた方が良かったんじゃ…」

里香「で、でももうキリト帰って来ちゃったし……」オロオロ

明日奈「」

里香「と、とにかく、シリカに任せるわ、大丈夫よ、たぶん…」

にやにや

和人「………なんでシリカが?」

和人「……とりあえず入るか」ガチャ


珪子「………うぅ……ん……」クンクン

和人「………あの」

珪子「…………ふぁ……ぅ…っ………」モソモソ


和人「…………」


珪子「…………んん……はぅ……」モジモジ


和人「………おい、シリカ?」ポンッ


珪子「はひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?!?にゃ、にゃに!?!?」ビクゥ!!

和人「あ、いや驚きたいのはこっちなんだが…」タジッ


珪子「……あっ!?」ギクッ

和人「……なんでシリカが俺の部屋に?」


珪子(ね、寝たふり!?寝たふりしなくちゃいけなかったんだった!!えっと、えと……!?)オロオロ


珪子「…ぐ、ぐー…」ポテンッ

和人「…………」

珪子「む、むにゃむにゃ…」

和人(……むにゃむにゃなんて言う奴はじめて見た)


和人(………なにがしたいんだこの子は)

ー直葉部屋ー

里香「だめだこりゃ」

詩乃「だめだこりゃ」

直葉「これはないわー」

ユイ『これは何をしてるんですママ?』

明日奈「……なんだろね?」

里香「……はぁ、シリカには荷が重かったか………どうする?止める?」

明日奈「………」スチャ

詩乃「アスナ?」

明日奈「………平常値、もう少し様子見しとく」ジー

里香「…そ、そう…わかった

きりやん………

和人「…あー、シリカ?なんでここに居るのかとかなんで寝たふりするのかとかいまいち状況が分からないんだが……とりあえず起きて、ほら」ポンッ

珪子「あぅ…」

和人「それで?何か用でもあったのか?」

珪子「え、えと…それは、その…」モソッ

和人「わざわざ俺の家まで来るって事はけっこう大事な事か?ALO の中じゃダメだったのか?」

珪子「い、いえっ!!そういう訳じゃ……」

和人「ふーん?ならなんで?」

珪子「ち、近くにき、来たので…えと…」

和人「そっか、なら良いんだけどな」

珪子「……え、いいんですか?」

和人「ああ、シリカはスグとも仲良いし、別に勝手に上がっても良いしな、何かする子じゃないのは分かってるし」

珪子「…え…」

和人「何時でも来て良いけど、まあ連絡ぐらいはしてくるな、今度からは」ポンッ

珪子「……えへへ」

明日奈「」ピキピキ


ー直葉部屋ー

明日奈「………」ミシッ

詩乃「あ、アスナ……携帯壊れちゃうよ…」オロオロ

直葉「………いや、これはアスナさんじゃなくても不愉快になれる」

里香「…あんにゃろう」

ユイ『パパは別にやましい事してるつもりなさそうですっ』

明日奈「……そうみたいね、ほら、これ見て」

里香「…どれどれ……うわーまったくの平常値」

詩乃「つまりあれ、素で言ってるんだ?」

明日奈「………」

直葉「………」

里香「………」

詩乃「アスナ、一回絞めた方が良いよこれ」

明日奈「考えとく」

ゆうき「ひょー、ぜっけんひょー」


珪子「そ、それじゃあ私はそろそろ…」

和人「ん?ああ、またなシリカ」

珪子「はいっ」ギュー

和人「………シリカ、それ」

珪子「へっ?」

和人「いや、俺の枕…」

珪子「…あっ、ごめんなさいキリトさん、あはは…」スッ

和人「ほしいならあげるよ、どうせ安物の使い古しだし」

珪子「えっ!!」パァ

和人(なんでそんなもん欲しがるのか知らないが……まあいいか、そろそろ換え時だったし)

珪子「ありがとうキリトさん!!」タタタッ

バタン

和人「………結局何しに来たんだかなぁ……」

モドリマシター!!

和人「……ん?スグの部屋に行ったのか?なんだ、スグ帰って来てたのか……」


和人「………」


和人「……なおさら何故俺の部屋にいたんだろあの子は…?」ウーン?

明日奈「……コロス」


………

ガチャ

珪子「戻りましたー!!」ニコニコ

明日奈「シリカちゃん、ちょっと」ニコリ

珪子「あぅ!?」ビクッ

里香「シリカあざとーい」

直葉「このぶりっこめ」

珪子「えっ、えっ…」ギュ

詩乃「あそこまで優しくしてるキリトあんまり見たことない」

珪子「そ、そんなことないですよ…たぶん…」モジモジ

直葉「とりあえずそのまくら没収」ハシッ

珪子「あっ……あぅ……」ジワッ

里香「珍しくリーファがおかんむりか……妹だからかな?」

直葉「それは関係ないですっ!!」

珪子「………うぅ…」ウルウル

明日奈「直葉ちゃん、返してあげなよ…キリトくんが上げたやつなんだし」

詩乃「いいのアスナ?」

明日奈「うん」

直葉「………わかりました、はい」

珪子「……うぅ…」ギュー

明日奈「後でキッチリとキリトくんにどうしてあげたのか説明させるけどね、とりあえずシリカよりキリトくんに問題あるようだし、うふふ」ニコニコ

珪子「はぅ…」ビクッ

里香「アスナ、こわいホントこわい」

呼び捨てにしてしまった(´・ω・`)シリカちゃんで補則な、わざと呼び捨てでは決してないからな?いいね?

里香「……うーん、でも浮気とまではいかない…よねこれ?」

詩乃「心拍数もずっと平常値だったもんね、ホントに何とも思ってなかったんだと思う」

珪子「えっそうなんですか?」

明日奈「うん、なんともなかった」

珪子(……そ、それはそれでショックが…)

里香「……よし、んじゃ私が行くわ」スクッ

明日奈「待ってリズ」

里香「なにアスナ?」

明日奈「リズはやらなくていいよ、だから終りね?」ニコリ

里香「私が行くのダメなの?なんで?」

明日奈「うん、リズはダメ」

里香「だからなんで?」

明日奈「ダメって言ったら絶対ダメだから、分かってねリズ?」

里香「いや、だから理由をね?」

明日奈「とにかくだめだよー?うふふ」ニコニコ

里香「だから、なんでってば」ニコリ

明日奈「わかんないかな?ふふふ」バチバチ

里香「さぁ、言われないとわかんない、あはは」バチバチ

詩乃「…………」

珪子「……リズさん攻める時は攻めるからなぁ…うん」

明日奈「とにかく、もうおしまい、もう十分分かったもん」

里香「えー、そう?もうちょい大胆に攻めないと分かんなくない?」

明日奈「必要ないってば、何回も言うけどキリトくんが浮気とかあり得ないもん」

里香「なら私が何しても平気なんじゃないの?絶対にしないんでしょ?」

明日奈「キリトくんは浮気なんかしないけどリズは何もしないでね?そういう事なんだってば」

里香「アスナ支離滅裂ぅー、警戒する必要
ないって言いながら滅茶苦茶警戒してるよ」

直葉「あれ?えと、あたしは?」

里香「ん?」

明日奈「直葉ちゃん、まさかやるつもりだったの?」

直葉「え、いやだってみんなやるみたいだし私も…」

里香「止めときなさいリーファ、悲しくなるだけだと思う」

明日奈「そうね、直葉ちゃん、止めときなさい」

直葉「えっ」

ねむい(´・ω・`)おやすみ

直葉「……え、なんでそこまで止められるんですか」

里香「いや、だってねぇ?」

明日奈「うん、直葉ちゃんの気持ちは分かるんだけどね…」

直葉「……むっ…」ピクッ

珪子「リーファ?」

直葉「た、確かにお兄ちゃんはアスナさんしか見てないかもですけどっ………ちょ、ちょっとぐらいは…」

明日奈「………えと」

里香「うーん…」

詩乃「………言いづらいけど、たぶん…」

直葉「………」ムカッ

里香「と、とにかくリーファだけは止めときなさいって、悪い事言わないから…」

直葉「アスナさん、お兄ちゃんの心拍数ちゃんとチェックしててくださいね」トタトタ、ガチャ

明日奈「えっ、直葉ちゃん!!」

直葉「……あ、あたしだってちょっとぐらいドキドキさせるぐらいなら…!!」ブツブツ

里香「……あー、行っちゃった…」

珪子「大丈夫ですかねぇ?」

ー和人部屋ー

和人(………なんかスグの部屋が騒がしいけど友達でも来てるのか?シリカは来てるのは分かるがもっと人数いそうなんだよな…)

和人(……何故かユイも反応ないし、なんなんだ)

バタンッ

和人「うぉ!?」ビクッ

直葉「……フーッ…フーッ…お、お兄ちゃん…!!」ドキドキ

和人「す、スグ?どうした……?」

直葉「………」プルプル

和人「お、おい?」

直葉「………う…」

和人「…う?」


直葉「うっふーん」クネクネ



ー直葉部屋ー

明日奈「」

里香「」

詩乃「」

珪子「」

明日奈「……直葉ちゃん…」

里香「どうしていいか分かんなかったんだね…たぶん」

詩乃「あ、真っ赤だった顔が真っ青になってく」

珪子「キリトさんもどう反応したらいいかわかんないって顔ですね…」

明日奈「直葉ちゃん…」

ー和人部屋ー

和人「」

直葉「」プルプル

和人「……あの、スグ?」オロオロ

直葉「……ふぇ…」ジワッ

和人「お、おい泣くなよ何がしたかったんだ!?」オロオロ

直葉「……だ…だってぇ…あ、あたしだって少しは……」ウルウル

和人「………あー…いまいちよくわかんないんだけど……まあいいか、ちょっとこっち来いよスグ」

直葉「………う、うん…」グシグシ

和人「ほら、とにかく落ち着けって………何がどうしたんだ?いきなりすぎて全然分かんないんだが」

直葉「…………」フルフル

和人「言いたくない?」

直葉「……」コクン

和人「……そっか、なら言わなくていいよ、ごめんな」ナデナデ

直葉「………うん」ギュ

ー直葉部屋ー

里香「……こ、これは…」

詩乃「流れるように慰められに行ったわね…」

珪子「…いいなー」ボソッ

明日奈「ちょっとくやしい…でも、直葉ちゃんだからこそだしなぁあれは…」ウググ…

詩乃「……ていうかさ、キリトっていっつもあんな感じで妹の事慰めたりスキンシップしたりしてるの?」

里香「…それは…」チラッ

明日奈「………そういえば……ちょっと密着し過ぎな気もしないでも…」ウムム

珪子「えっ、これが普通じゃないんですか?」

詩乃「……うーん、兄弟居るわけじゃないから分かんないけど、普通ではないんじゃ?」

明日奈「……確かに私もお兄ちゃんは居るけど……抱きしめられて頭撫でられるとかはされてないしされたいなんて思った事ないかも…」

里香「……義妹なんだっけ?リーファって」

明日奈「……うん」

詩乃「……」

珪子「……」

明日奈「……」

里香「……」


ー和人部屋ー

直葉「………」ドキドキ

和人「落ち着いたか?」

直葉「…う、うん」

和人「ん、なら良いんだ」

直葉「………」

直葉(………み、みんな見てるよね絶対……でも、もう少し……)

和人「スグ?」

直葉「………ね、ねえお兄ちゃん……」

和人「なんだ?」

直葉「………」ギシッ

和人「……おい、スグ?」

直葉(………も、もう少し…お兄ちゃんを困らせてみたい…)ゴクリ

和人「なぁ、スグっ……むぐっ!?」ドサッ

直葉「////////////////」むぎゅ

ー直葉部屋ー

詩乃「…すごっ…胸で押し倒した…」

里香「な、なんちゅー荒業」ゴクリ

珪子「……い、いいなぁ…」ペタペタ

明日奈「……」スタスタ、ガチャ

里香「だから、落ち着きなってばアスナ!?」ハシッ

明日奈「うぎゅ!?」ベチャ

詩乃「今アスナが出てったらまずいって…まったくもう…」バタン

明日奈「はーなーしーてぇー…!!キリトくんは大きいの大好k……止めないと倫理的にまずいってばぁ!!」ノソノソ

珪子「………」

詩乃「……そうなんだ…」

里香「ちょっと!?シノンもシリカもアスナ抑えるの手伝ってよ!?」ガシッ

明日奈「うぎぎぎぎ…

ー和人部屋ー

和人「むぐっ!?んん!?!?」ジタバタ

直葉「……お、お兄ちゃん…!!」ギュー

和人「ふごっ!?ま、まてタンマ!!す…スグ!!」グイッ

直葉「…や、やだ!!やめない!!」キッ

和人(なにぃ!?)ガビーン

直葉(お、お兄ちゃんだってここまですれば…!!)ドキドキ

和人(……い、いかん…!!し…仕方ないあんまり女の子に言う事じゃないが…!!)ドキドキ

直葉(………よ、よし……!!お兄ちゃん焦ってる、やっぱりこういうのはあたしでも反応して…)

和人「す、スグ……重い」ボソッ

直葉「えっ」

和人「………アスナの二割増し」

直葉「」グサッ

和人「………ふぅ…よいしょ…」グイッ

直葉「」プルプル

和人「ご、ごめんな?ほら、ちょっとこういうのはダメだと思うんだ…まあ言い訳になっちゃうけど…」

直葉「」

和人「あ、でも仕方ない事だもんな?ほら、スグは剣道やってるし引き締まってるというかずっしりと筋肉付いてるからというか…ほら、脂肪より筋肉の方が組織的に密度が高いから重くて当たり前というか…」オロオロ

直葉「ぐふっ」ドシュ

和人「…す、スグ?」オロオロ

直葉「あ、あたし筋肉だるまじゃないもん!!お兄ちゃんのばかぁ!!もやしっこ!!うわーーーーん!!!!」バタバタッ

バタンッ!!

和人「す、スグーーー!!!!」オロオロ


和人「……い、言い過ぎた……ごめんなスグ…」ショボン


ー直葉部屋ー

バタン!!

直葉「…う、ふぇぇぇぇ…」ウルウル

里香「…り、リーファ…」オロオロ

珪子「…え、えと…」オロオロ

詩乃「…な、泣かないで、ね?」オロオロ

明日奈「………だ、だから止めときなさいって言ったのに…」

直葉「…だ、だってぇ…」グシグシ

里香「……まあ、それにしても随分と大胆に行ったわね…」

直葉「……あのぐらいじゃないとお兄ちゃんスルーするし」グスン

明日奈「やり過ぎよ、直葉ちゃんだってそう思ってたでしょ?ホントは」

直葉「………アスナさん、体重いくつです?」グスッ

明日奈「…へっ?えと……ゴニョゴニョ…」

直葉「……ふむふむ…なるほど、さすがにスタイル良いと体重もいい感じですね…」

明日奈「う、うん…ありがと…」

直葉「でも二割増しじゃないもんそこまで重くないもん」キッ

里香「わ、わかってるよリーファ、落ち着いてほら…」オロオロ


里香「よし、じゃあ私が抗議してきてあげる、いろいろとデリカシー無さすぎだし」スタスタ

明日奈「待ちなさい」ガシッ

里香「なに?」

明日奈「私も行くわ、もうキリトくんの浮気チェックは終りだもんね?」

里香「えーいいよアスナ、リーファの事慰めてあげてよ」

明日奈「そうはいかないわよ、リズだけはキリトくんの所行かせないんだから」

里香「…ちっ…手強い」フイッ

明日奈「ふふふ…リズとは付き合い長いからね、だいたいわかるよー?」ニコリ

里香「ずるいなー私だけのけものー」

明日奈「ちゃんと埋め合わせはするよリズ、エギルさんの所のパフェ奢ってあげる」

里香「食べ物て…ちょっと悲しいなぁそれ」

明日奈「リズこそ油断ならないよー」


里香「………」ジロッ

明日奈「………」クワッ

里香「ふふふ……ゲームではともかくリアルでは負けないわよアスナ…」コキコキ

明日奈「舐めないでよね、これでも最低限はリアルでも動けるように色々してるんだから」ブンブン

詩乃「え、ちょっと喧嘩するの!?」

珪子「ちょ、やめてくださいよぉ!!」オロオロ

里香「ん?ああ違う違う、さすがに喧嘩なんかしないってば」

明日奈「リズと揉めた時はこうしようってずっと前からね、じゃあ行くわよリズ」

里香「よし、じゃ……さいしょはぐー」

明日奈「じゃんけんぽんっ」

直葉「……じゃんけん」

詩乃「……………」

珪子「仲良いですね」

…10分後

里香「あいこで!!」グー

明日奈「しょ!!」チョキ

明日奈「くっ!!」

里香「そろそろギブアップしなよアスナ…腕が真っ赤だよ?」

明日奈「ま、まだよ!!」

里香「強情な奴…!!わかった、じゃあ泣くまで止めてやんないんだから……はーいしっぺー!!」ベチン

明日奈「はぐっ…!!」プルプル

里香「…ふふふ、やっぱりリアルでた私のが強かったわね…しっぺデスマッチ…!!」

明日奈「…え、SAO 時代なら私の圧勝だったのに…!!」プルプル

里香「あんときはマジで命懸けだったし、怖かったわー、しっぺ一発でHP 1割削るしアスナ、こっちは百発は打たないと勝てなかったのに」

明日奈「そ、それでも勝率五分五分だったじゃないの…」ヒリヒリ

里香「アスナがじゃんけん弱いだけだし、で?まだやるの?」

明日奈「も、もちろんよ……絶対負けないわ…!!」

直葉「……わりと死闘だね」

珪子「ですねぇ」

詩乃「……………なんだかなぁって感じなんだけど」

和人「あの頃にこんなんしてたのか、アホだな…」

直葉「えっ、お兄ちゃん!?」

珪子「へっ!?」

和人「……いや、スグに謝りに来たんだが…みんな居たのかよ」

里香「へっ?」

明日奈「あれ?」

和人「…なにしてんのお前ら?」




和人「シノンもシリカもスグも変だしアスナとリズはよくわからん喧嘩してるし、みんな居るのに俺呼ばないし」

明日奈「え、えとそれは…」

里香「いやー…あはは…」

和人「………まあいいか、それでなんで揉めてたんだよ」

珪子「えと、実はキリトさんの浮kむぐっ!?」ムギュ

詩乃「とくに理由はないよキリト、気にしないで」ギュー

珪子「んん!?んぐっ!?」ワタワタ

和人「理由も無しに揉めたりしないだろ二人は……言いたくない事なら聞かないけどさ」

明日奈「うっ……ごめんねキリトくん」

里香(……くっそうタイミング完全に逃した)チッ

和人「さて、タイミング外したけどさっきはごめんなスグ、言い過ぎた」

直葉「え、う、ううんいいよもうあたしもむきになってたし」フルフル

和人「そう言ってくれるなら助かるよ」

明日奈「……」ジー

和人「…アスナ、どうした?」

明日奈「……ううん、なんでも……結局キリトくんにはそのつもりは一切無いって事は確認出来たし」

和人「……なんの事だ?」

詩乃「大丈夫、気にしないで良いから」

和人「そこまで言われると逆に知りたくなるな…」

里香「それはないしょ、ていうか気付かない方が悪いわ」

和人「なんだよのけ者かよ、ひどいな」

和人「………ちょっと気が変わった、そこまで隠されると知りたくなるしな」

直葉「えっ、お兄ちゃん…?」

和人「………さてと、アスナは教えてくれる気は?」

明日奈「…うぐっ…」ギクッ

和人「ならシノン」

詩乃「…無理」

和人「スグは?」

直葉「………うっ…」プイッ

和人「リズ、それとシリカ」

珪子「え、えと実はふぐっ!?」ムギュ

里香「黙秘するわ」グイッ

和人「……そうか、仕方ない………ユイ居るか?」

ユイ『はい、なんでしょう?』

和人「やっぱりアスナの携帯に入ってたか」

ユイ『はい、何も言わないで来てしまってごめんなさいパパ』

和人「それは構わないよ、さてと……」

明日奈「キリトくん?」

和人「ユイ、お前は教えてくれるよな?」

ユイ『………え、それは…』

明日奈「……ちょ、ちょっとキリトくん!?」

和人「……俺は悲しい、アスナが俺に隠し事しようとしてるのが凄く悲しい…!!」

ユイ『………』

明日奈「ぐっ……!!」ムカッ

里香(……どの口が言うんだか)ヘッ

詩乃(完全に自分の事棚に上げてるわねキリト)

直葉(……あーあ)

ユイ『……ママ、さすがにパパがかわいそうですよ』

明日奈「……むっ、で…でも…」

和人「そーだそーだ、もっと言ってやれユイ、俺悲しくて泣いちゃいそうだって!!」

明日奈「…こ、この…」ピクピク

珪子「…き、キリトさんやめた方が…」オロオロ

和人「いやだね、隠す方が悪い」

詩乃「…………」コソコソ

里香「シノンどこ行くの」ガシッ

詩乃「うっ………だ、だって私も被害ありそうで…」

直葉「今さら逃げるのは無しにしましょうよシノンさん」ワシッ

詩乃「……う、うぐぅ…」ダラダラ

和人「……?……まあいい、とにかく隠し事は止めようぜアスナ、不安になる」

明日奈「…………分かった、そう言うならお互いハッキリさせましょうかキリトくん?」ジロッ

和人「っ…!?お、おう…」ビクッ

明日奈「じゃあ聞くわね、今度の休日、キリトくんの予定は?」

和人「今度の?それは……」

明日奈「どうなの?」ニコリ

和人「………」チラッ

詩乃「………」ダラダラ

和人(……シノンから誘われてる…って解釈で良いんだよなあれ?でもアスナには内緒だって言ってたし……シノンからは言わない…よな?)

明日奈「………さあ、どうなの?」

和人(……どうするかな…アスナにお互い隠し事は無しにしようって言った手前言わない訳にも………でもそうするとシノンの約束も反故する事になるか…難しいが……………仕方ない、自分なりの折衷案でなんとか誤魔化すしかないか)

和人「……シノンと会う約束になってたよ」

明日奈「……そう」ホッ

詩乃(………よ、良かったちゃんと言ったわね……これで変に話が拗れなく……)

和人「俺が誘って、GGO でこづかい稼ぎする予定だったよ、アスナはRMT 嫌いだから言いづらくてな、内緒にしてたのは謝るごめん」

明日奈「………………………………………………………………………俺が誘って?」ピクッ

和人「ああ、そうだ」

詩乃「」

里香「…………うわぁ」

直葉「……なんでそうなるんだろ…」

珪子「……さぁ?」

和人(…俺が言い出したって事にすればシノンはアスナに何か言われたりはしないだろうと思ったんだが……)チラッ

明日奈「……………」

里香「…………」ジト

直葉「…………」ジト

珪子「………」ジー

詩乃「」

和人(なにこの空気)

明日奈「………ふーん、自分から誘ったと……そういう風に言うのキリトくん」

和人「そうだけど…別にやましい事なんか考えてないからな?そこはわかってくれるだろ?」

明日奈「ええ、信じてたんだけどね、そこは」

和人「………ん?」

明日奈「じゃ、次ね?」

和人「え、次は俺が聞く番…」

明日奈「黙りなさい」

和人「はい」ビクッ

和人(……え、なに?めっちゃアスナが恐い…)ビクビク

明日奈「……ふぅ…じゃあ次ね?キリトくんどうして私のまくらあげちゃったの?」

和人「え、まくら?あぁシリカにあげたやつか…そっか居たんだもんな」

珪子「え、アスナさんの?」

和人「………一応俺のなんだが……」

明日奈「……キリトくんが私が居るときは私用にしていいって言ってたやつだもん」ジワッ

和人「………そ、そうだっけ…あれぇ?」ダラダラ

里香「……リーファ、どうなの?」ヒソヒソ

直葉「……いや、アスナさんは確かによく来ますけどあたしはそこまで把握してませんってば」ヒソヒソ

詩乃「いや、でも彼女ならそういう自分専用のやつとか決めたりはけっこうするんじゃ…」ヒソヒソ

里香「……なるほど、確かに……つまりシリカが今抱き締めてるまくらは本来アスナのお気に入りだと」ヒソヒソ

珪子「……えぇー…」ガーン

直葉「………そうなるとお兄ちゃん最低ですねこれ」ヒソヒソ

里香「……そだねぇ、相変わらずどっかずれてるわねあいつ」ヒソヒソ

珪子「……えー…」ショボン

明日奈「……キリトくんが前から使ってたやつ捨てるくらいなら欲しいって言ったらくれたやつだもん」ウルウル

和人「……あっ」ギクッ

明日奈「……………」ウルウル

和人(……あまりにもボロいから買い替えたほうがアスナも良いだろって思ってたんだが…そういえばけっこう執着してたっぽい…!!)ダラダラ

和人「…え、えーと…あれはもう買い替えようかなーって思ってて、そんときシリカが欲しそうにしてたもんだから…」オロオロ

明日奈「……私も同じだったよねそれ?」

和人「はいそうでしたごめんなさい」

珪子「………」

和人「……え、えと……返してもらう?」オドオド

明日奈「もういいです、私からもあげるって言いましたから」キッ

和人「はい」ビクッ

珪子(……アスナさんのだったら正直あんまりいらない……)ショボーン

里香(ていうかアスナも匂いフェチの気があるのね、わざわざ使い古しを自分専用にするとか…)

明日奈「……次、まだ確認しないといけない事あるから聞くわね」

和人「……お、俺の聞きたい事は?」

明日奈「後回し、構わないでしょ?」

和人「はい、一向に構いません、はい」ビクッ

明日奈「さっき、直葉ちゃんに抱き付かれてた時心拍数がかなり早くなったけど、どうしてかしら?」

直葉「えっ」

和人「そこまで確認してたのかよ!?マジでなにしてたのアスナ達!?」

明日奈「いいから答えて」

和人「………ここでは言えないって、わかるだろ?」

明日奈「……ふぅん?」

和人「な、なんだよ?」

明日奈「……いいえなんでも、さすがにそれは理性が働くでしょうから」

和人「…………」

明日奈「……キリトくんのすけべ」

和人「……な、なんだよぉ!!なんでそこまで言われなきゃなんないんだよ!!!!」

明日奈「……だって」

和人「だいたいどうしてそんなの知ってんだよ!!俺がなんかするとかまさか思ってたんじゃないだろうな!?」

明日奈「……………」プイッ

和人「こ、この……なるほどわかった、お前ら俺をけしかけて浮気するかどうかとか調べようとしたな!?」

里香「…うっ」ギクッ

直葉「…えっ」

珪子「けっこう鋭いですね…」ゴクリ

詩乃「……まぁ、これだけされればね…」

和人「おかしいと思ったんだ、シリカは何故か俺の部屋でモソモソとなんかしてるしスグは普段絶対やらないような行動してくるし………よくよく考えたらシノンもか!?あんな電話の後で俺の家来てるって事はお前も仕掛人だろ!!」

詩乃「……うん」コクリ

和人「あっさり認めやがった……!!」プルプル

里香「いやー、だってね?うん」

珪子「キリトさん女の子の知り合い多いですし…」

和人「……ち、ちくしょう…俺そんなに信用ないのかよ…」ジワッ

明日奈「…………だって…」

和人「…………うぅ……」

ねる(´・ω・`)きのうはねおちしてすまんな、じゃ


和人「………」

明日奈「…………」

和人「……ごめんアスナ、俺は部屋に戻る」スタスタ

明日奈「……え…」

和人「………こんな話しててもお互いの為にならない、今は冷静になる為にも別々に何がいけなかったのか考えよう、それじゃ」ガチャ

明日奈「…えっ…ま、待ってキリトくん!!」

和人「………ごめん…」

バタン

明日奈「…………あ……」ヘタリ

直葉「………」

珪子「……これは…」

詩乃「………ちょっとヤバいんじゃ…」

里香(……やっべ、ここまで大事になるなんて思ってなかった)ダラダラ

明日奈「…き、キリトくん………うぇぇ…ぇ…」ポロポロ

明日奈「……うぇぇ…き、キリトくんに嫌われ……うぅ……」グシグシ

直葉「……あ、アスナさん…」オロオロ

詩乃「き、嫌われてはないよアスナ、落ち着いて?」オロオロ

明日奈「……で、でも……」ウルウル

詩乃「だ、大丈夫だってば…………まだ…」

明日奈「まだ……?じゃあこのままだと………うぇぇ…」ポロポロ

里香「ちょっとアスナってば!?それはさすがにネガティブ過ぎるわよ!?平気だってば!?」オロオロ

珪子「挽回出来ますってば!!泣かないで下さいよぉ!!」オロオロ

明日奈「し、知ってるもん…キリトくんがああいう顔した時はホントに傷付いた時だもん……わ、私がこんな事したから………ぅ……うぇぇ…」ポロポロ

里香「………いや、たぶん私のせいなんだけど……ああもう…」トタトタ

直葉「リズさん?」

里香「……リーファも付いて来てくれないかな?アスナもだけどキリトの方もほっとくと余計にまずそうだし…」

直葉「…えと、はいわかりましたけど……アスナさんは?」

里香「シリカとシノンに任すわ、泣き止ますくらいでも良いからお願い」

詩乃「……わかった、私にも責任あるし」コクリ

珪子「なんとかしてみます」コクリ


里香「うん、じゃあよろしくね、行こリーファ」ガチャ

直葉「あ、はい」トタトタ

里香(……さすがに責任感じるし、ちょっとしたいたずらのつもりだったんだけどなぁ…はぁ…)ポリポリ

ー和人部屋ー

和人「………」ショボン

ガチャ

里香「……もしもーし、キリトー?」コソッ

直葉「…お、お兄ちゃん?」ソロソロ

和人「………な、なんだよ………来ないでくれよぉ……」グシグシ

直葉「……ぁ……」ギクッ

里香「……げっ…ガチ泣きしてるし…」ダラダラ

和人「………今はほっといてくれよ頼むから……」モソモソ

直葉「……り、リズさんどうするんですか…?」オロオロ

里香「………うし、お邪魔します」ノシノシ

和人「………出てってくれよ」

直葉「…り、リズさん…」

里香(…………くっそう、なんで私ってこんな役回りばっかりなんだろ……今回は私が悪いから仕方ないけど…)

和人「…………」

里香「泣くんじゃないわよキリト、あんた男でしょ?ほら、布団にくるまって丸まってないでシャキッとしなさいよ」

和人「……俺の勝手だろ、ほっといてくれ」

里香「確かにそうだけど、そんなキリト誰も見たくないの、だから起きて……ほらっ」グイッ

和人「………」ムクリ

和人「…………」

里香「……さてと、とりあえず先に謝っておくわね、キリトが浮気するのかどうか調べようって言い出したのは私、キリトとアスナがここまでケンカする事になるなんて思ってなかったから……ごめん」

和人「……そんなのどうでも良いんだよ、俺はアスナが俺を疑ってたって事がショックなんだ」

直葉「……お、お兄ちゃんそれは……アスナさんはずっとお兄ちゃんは浮気なんかしないっていい続けてたよ?」

和人「………でも、最後は疑ってたじゃないか…」ウルウル

里香「それはキリトが鈍感で無神経だからでしょ?お互い様じゃん」

和人「………」モソモソ

里香「布団に潜り込むな!!どんだけうじうじしてんの!!」グイッ

和人「そんな事言われても俺は浮気とかそんなつもり全くないのにどうしろってんだよ!?」

里香「リーファ、布団没収」クイッ

直葉「あ、はい……よいしょ」ベリッ

和人「……あぁ…」

里香「自覚がないのがホントに厄介よね……そらアスナもやきもきするわよ…」ジトッ

和人「………んなこと言われても…」

里香「……まあいいわ、そこらへんは言って直るもんでもないし、それでキリト、あんたどうすんのよ?」

和人「……何がだよ?」

里香「アスナとの事、このままじゃギスギスし過ぎて別れる事になるんじゃないの?」

和人「………」

里香「………いいのそれで?」

和人「良いわけないだろ……」

里香「………そっ、なら仲直りしなよ、二人がケンカしてるのは見てらんないからね」

直葉「………」ジー

里香「…ん?なに、リーファ」

直葉「…あ、いえ……リズさんってけっこう大人なんだなぁって」

里香「……別に、大人とかじゃないよ………自分が原因でキリト達が別れたりしてもつまんないだけ」プイッ

和人「……仲直りって言ってもどうすればいいのか全然分からないんだよ……」

里香「謝れば良いじゃん」

和人「………それじゃ納得出来ないからこうなってんだけど」

里香「それはそうだけどさ……でも意地張ってたらいつまでもギスギスしたまんまじゃない?」

直葉「………り、リズさん……この場合お兄ちゃんだけが謝るのはちょっと違うんじゃ…」ヒソヒソ

里香「分かってるわよそのくらい……どうせアスナもあの調子なら謝るはずでしょ、お互い謝って仲直り、そうなるって」ヒソヒソ

和人「言っとくけど俺は謝らないぞ、今回のはアスナが悪い」

里香「え、ちょっとなによそれ!?さっきも言ったけどお互い様なんだって言ったじゃん!!」

直葉「…お兄ちゃん仲直り出来ないよ?」

和人「仲直りはしたいが謝りたくはない」

里香「………あっきれた…なんでそんな意地になってんのよ」

和人「リズがこれ言い出したっていったよな、それはまあ……一万歩譲ってそういう事するのも納得してもいい、でもな……なんでアスナが一緒になって俺を試すような事するんだよ?信じてたから試す?それこそずれてるだろ、例えば逆……俺がアスナが浮気するのかとか試すか?信じる信じない以前にそういう事自体絶対にしないしさせないっての」

里香「…うぐっ…」

直葉「…せ、正論なんだけど……でもそんな事言っても後の祭りだよ…」

和人「そうだな、現状こうなってるんだし………でも俺は譲らない、俺が謝るのは論外だ」

里香「………が、頑固者め……」

里香「でも実際問題どうすんのよ?アスナが謝って来なかったら?」

和人「…………」

直葉「リズさん、アスナさんは謝ってくるんじゃ?」ヒソヒソ

里香「たぶんね、でもキリトにも非はちょっとあるし、意固地になってても絶対良いことないからほんのすこしだけ脅し」ヒソヒソ

直葉「なるほど…」ヒソヒソ

和人「…………それでもだ、絶対に折れないぞ俺は」

里香「えっ……なんで?」

直葉「お、お兄ちゃん?」

和人「……………実はな、前から薄々思ってたんだけど」

里香「……う、うん」

和人「……俺、このまま行ったら完全にアスナの尻に敷かれて一切反抗できない頭が上がらない関係になるんじゃないかって…」

里香「………」

直葉「………」

和人「今までは女の子の方を立てるのが当然で一緒に居てくれるならどんな束縛だろうと愛情表現だし全く構わない処かそれ自体に充足感を感じてたりしたんだけど、やっぱりちょっと違うと思うんだよ…」

里香「………それは、まぁ……」

直葉「……うーん、アスナさんそんなに凄い束縛してるのお兄ちゃん?」

和人「……他を知らないからなんとも言えないけど、割りとあれもダメこれもダメとは口出しされるな」

和人「という訳だし、今回引き下がったら俺の今後の生き方は禁止事項だらけの窮屈な物に成りかねない……だから、俺は絶対に折れないからな」

里香「…………」

直葉「…………」

和人「……なんだよ?」

里香「……ちなみに聞くけど別れるつもりは?」

和人「なんで別れなきゃならないんだよ、あるわけないだろ」

直葉「だよね、で、どうするのお兄ちゃん?」

和人「…………今考えてる」

里香「わがままとまでは言わないけど、キリト、あんためんどくさい」

和人「わかってるよそんなの……さて、どうするか…」

里香「……具体的な案なんか出てくる話題じゃないけどね…」

直葉「あんまり意地になってると嫌われちゃうと思うけど」

和人「…………」

ガチャ

明日奈「…………キリトくん?」ソー

和人「……っ…アスナ」

里香「………シノン、シリカ……そっちはどんな感じだったの?」ヒソヒソ

詩乃「……えーと…」フイッ

珪子「………あはは…」フイッ

直葉「………?」

和人「………最初に言っとくけど、俺は謝らないからな」フイッ

明日奈「………キリトくん」

和人「今回のことは納得出来ないし、さすがに許せない」

明日奈「………私だって、まだ納得出来てない」

里香「……えっ…ちょっとどういうわけよあれ?」ヒソヒソ

直葉「謝るどころかまだ怒ってません?」ヒソヒソ

詩乃「………な、泣き止ます為に仕方なく…」

珪子「アスナさんは悪くない間違ってないってずっと励ましてたら、はい」テヘ

里香「煽ってどうすんのよマジで別れさせようとしてんのかあんた達は!?」ヒソヒソ

直葉「……これヤバいですって…」ヒソヒソ

詩乃「……ひ、人を慰めるとか苦手なのよ…!!わかんないもん!!」ヒソヒソ

珪子「ご、ごめんなさい…」ヒソヒソ

和人「………つまり、謝らないって事か、アスナ」

明日奈「……そっちこそ、まだ何一つ納得出来る説明してないでしょキリトくん」

和人「…………」

明日奈「…………」

詩乃「……り、リズこそキリトの態度みると煽ってたんじゃないの!?仲直りさせたくてキリト説得してたんじゃないの?」ヒソヒソ

里香「うぐっ!?そ、そうだけどうまくいかなかったのよぉ!!」ヒソヒソ

直葉「……つまり両方フォローに失敗したんですね、どうしましょうね…」

珪子「お互い様ですねぇ、キリトさんとアスナさん、それと私達」ハァ

里香「こ、こんなにミスると思ってなかった……」ダラダラ



和人「………そんなに俺が悪いと思ってるのか、アスナ」

明日奈「違うわよ、私はキリトとに説明してもらいたいだけ、納得出来ないから」

和人「…説明も何も俺はやましい事なんかしてないだろ!?言いがかりじゃないかよ!!」

明日奈「でも不安になるような事してたもん!!キリトくんは女の子の事全然分かってない!!」

和人「そっちだって俺の考えとか分かってくれない時あるだろ!?自分だけ分かって欲しいなんて只のわがままだろアスナ!!」

里香「…ど、どうしよどうしよ…や、やめなよ二人ともケンカは…」オロオロ

和人明日奈「「リズは黙ってて(くれ)!!」」

里香「は、はいっ」ビクッ

和人「どうして分かってくれないんだよアスナ!!」

明日奈「キリトくんだって!!」

和人「………アスナは頑固過ぎるんだよ!!少しぐらい俺の意見聞いてくれても良いだろ!?」ウルウル

明日奈「キリトくんだって意地っ張りでしょ!?」ウルウル

直葉「……も、もうやめようよ」オロオロ

詩乃「二人して泣くならケンカなんか…」オロオロ

珪子「キリトさん…アスナさん…」オロオロ

和人明日奈「「いいから黙ってて(くれ)!!」」ポロポロ

三人「「「はいっ」」」ビクッ


珪子「……ど、どうしましょう…」オロオロ

詩乃「……と、止められないしなるようにしか…」オロオロ

直葉「り、リズさんが初めに変な事言うから…」オロオロ

里香「だ、だってぇ!!少しぐらいいじわるしたくなるじゃん、ここまでなるなんて思ってなかったし!!」ウルウル

和人「アスナは俺の事そんなに信じられないのかよ!?こんな事ぐらいで嫌われる程度だったのかよ俺は!!」ポロポロ

明日奈「違う!!そんなんじゃないもん!!キリトくんだって私の言う事信じてくれないの!?」

和人「なんなわけないだろ!?」

明日奈「じゃあどうしてよ!?私はキリトくんが大好きだから言ってるんだもん!!」

和人「俺だってそうだよ!!アスナの事が本当に好きだから…!!」

明日奈「私の方が好きだもん!!だから許せない事は許せないんだもん!!」ウルウル

和人「俺だってそうだよ!!だから間違ってると思うところは許す訳いかないんだよ、アスナ!!」

明日奈「許せない?許せないならどうするの!?お互い譲れないままじゃどうにもならないよ!!」

和人「このままだとな、どうしたいんだよアスナは…」

明日奈「……私は…」

和人「俺は、アスナと思い違いがあったとしても距離を置くとか絶対にいやだからな……そんな事になるぐらいなら例え嫌われてでも無理矢理一緒にいてやる!!」グイッ

明日奈「…キリトくん…!!私もそんな事になるぐらいなら無理矢理でも一緒にいる!!」ギュー

和人「アスナ…!!」ギュー

明日奈「…ごめんなさいキリトくん…私キリトくんとホントはケンカなんてしたくない!!」ポロポロ

和人「…俺だって…!!意固地になっててごめんアスナ、愛してる…!!」ギュー

明日奈「私も、私キリトくんの事愛してる!!」ギュー


里香「…………」

詩乃「…………」

直葉「…………」

珪子「…………」

和人「アスナ…!!」ギュー

明日奈「キリトくん!!」ギュー

詩乃「………ねぇ、どこか行かない?」

直葉「あ、良いですねどこいきます?」

珪子「カラオケ行きません?この四人で行ったことないですし」

里香「お、いいね賛成、ちょっとすっきりしたいしじゃんじゃん歌おう」スタスタ

直葉「カラオケかぁ、何歌おっかな」スタスタ

詩乃「……最近の流行曲ってなに?」スタスタ

珪子「えーと、最近のだと…」バタン


明日奈「キリトくんもっと言って?」イチャイチャ

和人「アスナ、あ…愛してる…」カァァァ

明日奈「…キリトくん…」ギュー

和人「……アスナ…」ギュー


………………

…………後日、ALO内部


クライン「………んなことあったのか、相変わらすご苦労さまだなキリトよぉ」

キリト「まぁな、結局事なきを得たから良かったけどな」

エギル「……まぁ、疑われるような行動は慎めって事だ、いい教訓になったろ」

キリト「今後は気を付けるよ……アスナにもきつく言われてるし」

クライン「なんだよ結局尻に敷かれてんじゃねぇか」

キリト「………まぁ、そうだけど」

エギル「尻に敷かれるのも悪くないさ、特にキリトみたいなタイプはな」

キリト「……かもな、まぁいいさ」

クライン「……俺は同じ男として少し同情するぜキリト、束縛され過ぎるのも中々辛いだろうからな」ポン

キリト「……お前に言われてもなぁ…クライン」

クライン「そういうなよキリの字、ほれ、良いもんやるからよ」ポチポチ

キリト「ん?なんだよこれ……フレメッセージに添付画像?」

クライン「俺のお宝画像集だ、エロいぞ」ニヤッ

キリト「………おぉ……これは…」ゴクリ

エギル「……どれどれ?ほほうALOアバター特選美少女・美女の倫理コード解除特集か……ほほぅ…」

アスナ「…………」

クライン「俺の一押しはこの娘だな……ケットシー族でこのタイプだと…」

キリト「………シノンそっくりだな……おぉ…」ゴクリ

エギル「…こっちはシルフ族でリーファそっくりのがポロリしてるな…」

キリト「ほほぅ?」

アスナ「…………」ジー

クライン「ま、このぐらいなら浮気になんかならないだろうし、欲しくなったら言えよ、探しといてやる」ニカッ

エギル「クライン、俺にも分けてくれよ頼む」

クライン「良いぜ、ほれ」

エギル「…おぉ、ありがてぇ」ニヤリ

キリト「さすがクラインだ大事にするぜ、アスナには内緒でな」ニヤリ

アスナ「……………」

クライン「おうよ、バレんなよ?」ニヤリ

キリト「ああ、うまく隠してやるさ」ニヤリ


おわり

とりあえずバカップルが書きたかったんや(´・ω・`)


んじゃ、またネタ思い付いたら書くわ(´・ω・`)じゃーな

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