男「超能力高校を戦い抜いてやる」 【微安価】(238)

【注意】
このSSはジョジョをはじめ複数の作品と世界観がリンクしています(特にジョジョ)。
「俺はジョジョが嫌いだッ!恨みはねーが、とにかく嫌いだッ!」という方はそっ閉じ推奨。

この物語の舞台は2064年、今から50年後の世界

主人公は21世紀の中ごろ、2049年に誕生した赤ん坊である

しかし物語を語るには、彼らがこの地球に登場するずっと以前から話さなくてはならないだろう・・・

彼らの親が生まれた時でも、そのまた親が生まれた時でもない





始まりは、今から1万年前に遡る

そこは、太平洋上に浮かぶ巨大な島にかつて繁栄していた王国である



その名は、アトランティス!

ザッ…

ザッ… ザッ… ザッ…

「・・・」ザッ… ザッ… ザッ…

警備兵「き・・・貴様ッ!!」バッ!!

警備兵「いったいなにも――」

警備兵「!!!」グワシィイッ!!!

ギギギギギ…!!

警備兵「の・・・ッ!」ギギギギギ…!!!

警備兵「ぐァ・・・・・・ッ」ギギギギギギギギギギギ…!!!!

「・・・」ギギギ…!!!

警備兵「ぼ・・・・・・」ギギギギギギ

「」パッ

警備兵「・・・」ガクッ

警備兵「」ドシャァッ…



民衆「ヒッ・・・!!」ドヨォッ

皇帝「・・・!」ザワザワザワザワ ドヨドヨドヨ

皇帝「余の自慢の・・・!屈強な兵士を・・・!」

皇帝「まるで・・・赤子のようにッ!」

「・・・」

皇帝「目的は何だ・・・余の命か。金か」

「・・・」

「いや・・・違うな」ザッ…

民衆「!!!」

「う・・・動き出したァッ!!」 「逃げろォォーーーッ!!!」 「ヒィイイイイーーーーーッ!」

皇帝「・・・」キャァァァァーーーーーッ!! ウワァァァアーーーッ!!! ママァァーーーーッ!

皇帝「静まれェェェイッ!!!!」キッ!!!!!

民衆「」ビクウウッ!!!

民衆「・・・」

皇帝「貴様等はそれでも・・・誇り高きアトランティス人かッ!!」

皇帝「我が国はこの地球で最も!科学力!軍事力!全てが進んでおる・・・!」

皇帝「この惑星の支配者たる我々がそんな弱腰でいいと思うのかッ!情けないぞッ!!!」

民衆「・・・」

皇帝「・・・」

皇帝「我が国民が騒ぎ立てて済まなかったな・・・」

皇帝「・・・して、用件は何だ?」

「・・・俺は平和と友好のために来た」

皇帝「・・・平和と友好だと?」

「その通りだ」…コクリ

エシディシ「自己紹介をしておこう・・・我が名はエシディシ。貴様・・・いや。諸君らと友好関係を築きたいのだ」

皇帝「・・・」

エシディシ「贈り物もある・・・信じて頂けるかな」ス…

皇帝「・・・それは?」

エシディシ「諸君らの国をさらに強くしてくれるものだ」

皇帝「何・・・」

エシディシ「使い方はそっちで研究してくれ。俺は仲間の場所に一刻も早く戻りたいのでな」

皇帝「・・・」

エシディシ「仲間からそいつを始末するように言われてな。だがまだ使える」

エシディシ「使えるものを捨てるなら、諸君らに与えたい。そう考えてな・・・ガラクタもあるかも知れないがな」

皇帝「・・・そうか」

皇帝「ありがたく頂戴しよう・・・だが、我々からも何かを君に・・・」

エシディシ「それはいらないな」

エシディシ「俺と仲間は旅に出る。荷物はいらぬ」

エシディシ「ただ、我々に協力してくれればそれでよいのだ。我々が危機的状況の時は助けてもらいたい」

エシディシ「逆に、諸君らが危機的状況であればできるだけ急いで駆け付けよう」

皇帝「・・・」

皇帝「いいだろう」

エシディシ「・・・『同盟は結ばれた』・・・というワケだな」

皇帝「・・・うむ」

エシディシ「それでいい」

皇帝「・・・少し待て」

皇帝「我々が危機的状況の時・・・どうやって君と仲間に連絡を――」スイ…

皇帝「!」



シィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…

皇帝「・・・」

民衆「・・・!?」

民衆「」ザワザワザワ… ザワザワ…

皇帝「・・・!」

皇帝「消えた・・・!」

皇帝「ヤツはやはり・・・人ではないのか・・・!?」キョロ キョロ

皇帝「!」

皇帝「・・・!」



箱「」

皇帝(・・・ヤツの置いて行った箱)

皇帝「・・・」

皇帝「」…ガタッ

皇帝「・・・」ザッ ザッ ザッ ザッ

ザッ ザッ ザッ ザッ

箱「」ザッ…

皇帝「・・・」ス…

皇帝「これは・・・」



石仮面「」ドン!!!

石の矢「」バン!!!

オルペウスの腕輪「」ズッギャァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!



皇帝「・・・」

皇帝(一体・・・)

















将軍「・・・」

将軍「・・・で」

将軍「これがその・・・6600年前に『エシディシ』という男からもたらされた『腕輪』?」

部下「はい」

将軍「バカバカしい」ポイッ

部下「うおッ・・・」ビクッ!

部下「危ないッ!!」パシィイッ!!!

将軍「オー!ナーイスキャッチィー」

部下「て・・・丁重に扱ってくださいッ!!」

将軍「フン!」

将軍「そんなオカルトグッズ・・・ただの贋作だろう!そんなホラ話を信じると思うか?」

将軍「ま!1つホメるとすれば・・・神話上の道具をよくそこまで精巧に作ったモンだな。偉いよ」パチ パチ

部下「な・・・なんですって!」

部下「これは本物ッ!!当時の皇帝がエシディシという男から受け取った本物ですッ!!」

将軍「ンなワケねーだろ!まだ神話なんか信じてるのかい?」

部下「『神話』は『事実』ですッ!!」

将軍「はいはい・・・」ボリボリボリ

部下「実際に!6600年前には存在していたかった『超能力者』が!この国で時代と共に数を増していっているのが証拠ですッ!!」

部下「『能力』は『遺伝』するッ!腕輪を装着した人間の子孫は100%の確率で『能力』が発現するのですッ!」

部下「『矢』の方もッ!100%完全に・・・というわけではないですが、高確率で遺伝!遺伝しなくても、子孫には能力の素質が受け継がれます!!」

将軍「ン・・・」

将軍「まあそれも事実だが・・・」

将軍「我が国の軍隊は能力者部隊が主戦力となっている・・・超能力者の存在を否定はしない」

将軍「軍事の全てを担っているのは私だ。能力者の存在には感謝してもし足りない」

部下「・・・」

将軍「だが・・・こんなモノで本当に能力が?疑わしい・・・」

将軍「まあ、いい。『神話』は『絶対』だからな・・・この国では」

将軍「そういえば・・・少し話をしてもいいか?」

部下「はい?」

将軍「しばらく黙っていたが・・・私の猫が家出したのだよ」

部下「・・・」

部下「そりゃあまた急に話を変えましたね」

将軍「少々不安なのだよ・・・」

部下「不安?」

部下「車に撥ねられることはないでしょう。最近の生物レーダーとブレーキシステムは素晴らしいですからね」

部下「猫を感知した途端停止しますよ。建物から転落しても停止装置が作動しますし・・・あ、そういえば修理中のエリアがありましたっけ」

将軍「あー・・・そういうことじゃあない」

部下「?」

将軍「地震や火山活動・・・生物は人間よりも遥かにそーいった災害を察知する」

将軍「その猫が脱走したのだ・・・安全なはずの家から」

将軍「それも何週間もだぞ?」

部下「・・・」

×アトランティス
◯ムー大陸

アトランティスは大西洋だった・・・orz

部下「何か災害が起きるようであれば、数日前からシステムがその発生を予測し警報を発令します」

部下「何も問題はないですよ・・・少なくともあと数日は」

将軍「・・・そうか」

将軍「では次のヒッタイト新王国への使者についてだが・・・」





ドッッッゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2人「ッ!?」グラァアアッ!!!

将軍「な・・・ッ」グラグラグラグラグラグラグラグラ

部下「・・・!!!」グラグラグラグラグラッ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

火山「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!



将軍「・・・か」ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!

将軍「火山だ・・・!」ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

将軍「火山が噴火したぞッ!!」バッ!

部下「そんな・・・情報は何もッ!」



バグォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドルチか?

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!!!!!

将軍「!?」ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

部下「な・・・!!」ゴゴゴゴゴ…!!!!!!

部下「い・・・今の爆発音はッ!?」

将軍「・・・ガスだ」

将軍「この大陸の地下にはガスが充満していたんだ・・・!!おそらくッ!!今の火山の噴火で引火した!」

将軍「ガスのあった空洞が崩壊する・・・!!ということはマズいッ!」



ザザ…

ザザザザザザザザザザ…

海「」ザザザザザザザザザザザザザザザザ…!!!!

海「」ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



将軍「海だ・・・!海がやって来る!!」

将軍「皇帝に連絡しろッ!!『今すぐこの大陸から脱出を!!』となッ!!!」

部下「は・・・はいッ!」ガチャァッ!

将軍「我々も早く・・・!」

将軍「連絡し終えたらテレポーテーション装置で脱出するぞッ!!!」ガシャッ!

将軍「マズいぞ・・・!本当にマズいッ!!」タタタンッ カタカタカタ…!

将軍「くッ・・・早く起動しろッ!!」カタカタカタカタカタ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!

建物「」ズゴゴゴゴゴゴゴ…ッ!!!

建物「」ビギィィィイイイッ!!!

建物「」ガグゥウン!!!!



将軍「!!!」

部下「えッ・・・」

建物「」グゴゴゴゴゴゴ…!!!!

部下「たッ・・・建物がッ!!」

将軍「ッ・・・!」

箱「」ズズ…

将軍「」ハッ!!

箱「」ズルッ…

将軍「何ッ!」バッ!



箱「」ズァッ!!!

箱「」ズァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!

部下「は・・・箱が滑って!!」

箱「」シャァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!

将軍「な・・・何ッ!!」

将軍「こ・・・こっちへ向かって来るッ!!」



装置「」ピピピピピ…

装置「」ガシャンッ!!

将軍「!!!」

箱「」ズシャァァアッ!!!

将軍「ヤ・・・ヤバいッ!!」

将軍「装置の中に箱が入ってしまうッ!!こんな時に起動するなんてッ!!」バッ!!

将軍(ま・・・間に合わんッ!!)

箱「」ボシュウウッ!!!

シャィィーーーーーーーーーーーーーン!!!!



将軍「し・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

将軍「しまったッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

将軍「これだからプロトタイプのはッ!!!クソォッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

将軍「だから早く最新型に取り替えろと言ったんだッ!!200年も昔の装置をッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

部下「ど・・・どうなっているんです!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

将軍「箱がテレポートしたッ!!このタイプのテレポーテーション装置は、一度転送すると数分間使用できないッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

部下「・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

将軍「しかもまだ場所は設定していないッ!!地球上のどこにブッ飛ばされたのか分からないッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

部下「テ・・・テレポーテーションはできない」

部下「じゃあ早く!別の方法でこの大陸を・・・!」バッ!

将軍「無駄だ!!」サッ!

将軍「窓から外を見てみろ・・・!!!」

部下「・・・」

部下「」バッ!!

部下「!!!」



ドドドドドドドドドドドドドドドド…!!!!

海「」ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!

部下「は・・・」

部下「早すぎる・・・!!まだ・・・噴火から何分も・・・!!」

将軍「・・・」

将軍「終わりだ・・・何もかも・・・」ガク…

将軍「命ある者には必ず死が訪れる・・・神でもない限りな」

将軍「今が死に時・・・」

部下「・・・」



ゴォォオオオッ!!!!!!!!!!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………

将軍(この国の人間は・・・)

将軍(一体何人が脱出できただろう?)

将軍(何人が・・・ムー大陸の人間の血を繋げられるのだろう?)

将軍(・・・)



将軍は永久に

考えるのをやめた



そして時は流れる

世代は交代する



オギャァ…

オギャァ… オギャァ…

オギャァ オギャァ

オギャァアアア!! オギャァアアア!!

赤ちゃん「おぎゃぁあああ!!!おぎゃあああああ!!!」



主人公の誕生である

今日はここまで。

>>21
考えてなかった・・・(笑)

コツ…

コツ コツ

コツ コツ コツ コツ

生徒「・・・」

「」コツ コツ コツ コツ…





カッ

承太郎「・・・」

承太郎「・・・入学おめでとう」

承太郎「私は校長の空条承太郎だ。よろしく」

承太郎「我が校は、M県S市紅葉区の大部分を使用した巨大な国立高等学校である」

承太郎「我が国は能力者の育成に力を入れている。イギリス、イタリア、ロシア、アメリカ、インドと言った世界有数の国々に肩を並べている」

承太郎「世界人口は97億人にまで増え、逆に日本人口は1億人を切りそうになっている・・・しかし、軍事力はむしろ上がっている」

承太郎「それは能力者教育の基盤がしっかりとしているからだ。君達は非常に恵まれた国で、恵まれた環境下で教育を受けることができる」

承太郎「それを忘れることなく、日々勉学に努めること・・・」

友「・・・」ワガコウノキョウイクリネンハ…

友「なあ、男」ヒソヒソ

男「何」

友「あの爺さんデケーよな・・・本当に日本人か?2m近いんじゃあないか」ヒソヒソ

男「お前・・・知らないのか?」

友「何を?」

男「校長のことだよ・・・空条承太郎って言ったろ?」

友「・・・有名人なの?」

男「何十年か前の、超有名海洋学者だよ!テレビでも引っ張りだこだったんだぞ」

友「何十年も前だろ?知らねーよそんなの」ヘッ

友「それに、何で海洋学者が校長やってんだよ・・・」

男「・・・何でも、SPW財団とパイプがあるらしい」

友「・・・え?SPW財団っつーと・・・」

友「医療関係ですっげー活躍してる財団だろ?ますます関係ねーじゃねーか」

男「考古学の分野でも活躍してるよ」

友「で、何の関係があんだよ」

男「そーゆーのはSPW財団の『表向き』の活動だよ。ま、実際にその方面でも活動してるけどさ」

男「実際は能力者関係の活動だ」

友「・・・ハァ?」

男「俺も最近ネットで知ったばっかりだけど・・・」

男「さっき承太郎校長が言ったろ?アメリカは能力者の教育がしっかりしているって。SPW財団だよ」

男「SPW財団がアメリカ政府を支えてるんだ。能力者関係については特に!」

友「」

男「他の国も同様の組織がある・・・日本はSPW財団が何故か力を入れている国だし・・・イギリスに本部を置くPOGも日本を重視してる」

友「」

男「おーい、生きてるのか?」

友「はッ!」ビクウッ!!

友「うーん・・・」ゴシゴシ

友「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい・・・ちょっと待ってくれよ」

友「俺さー・・・そーゆー『NASAの陰謀論』みたいなの聞かされても困るタイプなんだよ・・・」

男「そんなホラ話じゃあねーって」

友「・・・んで?」

男「ん?」

友「SPW財団と関係があるから校長やってるってのは分かった・・・海洋学者になったのもSPW財団の圧力なのか?」

友「日本の研究会みたいなのに財団が圧力をかけて?嫌だねー」

男「・・・それは多分違うな」

男「もともと彼の一族は優れた一族なんだよ。母方の祖父h」

友「はい出ましたジャンプにありがちな血筋設定ィィーーー」

男「黙ってろ!」

友「はい」



男「母方の祖父はイギリス系アメリカ人で、ニューヨークの不動産王。さらにその父親はイギリス空軍の一流パイロットだったそうだ」

男「軍の中じゃあ英雄視されてたらしい。優れた才能で数々の功績を打ち立てたらしいぜ。第一次大戦の頃だっけか」

友「」

友「お、おいおい・・・マジかよ!エリートの家系じゃあねえか・・・」

男「だから、そう言ったろ?」ハァ

男「さらにその父親までは名のある貴族だったらしいぜ。残念なことに、ハネムーンで客船が海上で爆発して死んだらしいけど」

男「そっから先は貴族でなおかつ貿易商だったらしい」

友「ほーん・・・」

友「・・・」

友「・・・ちょっと待て」

男「?」

友「お前何でそんなに詳しいの」

男「ググッた」

男「後、元ヤンらしいぜ、あの校長」

友「えッ・・・マジかよ」

友「どーりでガタイがいいわけだ・・・爺さんとは思えねえぜ」

男「確か・・・今85歳?とかだったかな」

友「ピンピンしてやがるぜ」



生徒会長「続いて、国歌斉唱に移ります。皆さま、ご起立ください」サイ

全員「」ガタッ

友「あッ、やべ!」ガタッ

男「しまった・・・話に夢中になりすぎた」ガタッ

数十分後・・・

担任「解散!」

生徒「」フゥッ

担任「今日配布した学生カードは絶対になくさないように!」

生徒「」ワイワイ ガヤガヤガヤ



友「男!」ガヤガヤ

男「どうした?」

友「寮の部屋、お前と一緒だぜ!」

男「マジ!?」ガタッ

友「YEAAAH!」パシ!

2人「」ピシガシグッグッ



男「・・・と。じゃあ早速寮行くか?」

友「その前に地下行こうぜ。売店とか娯楽施設とかあるって言ってたろ」

男「そうだな・・・」

男「・・・じゃあ、そこで話そうぜ」

友「・・・ああ」

トリアエズマックカナ。マックデハナソウゼ エ,スタバガイイ マック! スタバ!

ジャンケンポンッ! アイコデショォッ!! ドウダコノスタバノメツブシハッ!カッタッ!

スタバ

友「・・・それ美味いのか?えーと・・・何て言ったっけ」

男「フィローネハム&マリボーチーズ。美味いぞ」ムシャムシャ

友「ふーん・・・俺も食べ物注文しとけばよかった」チュルル

男「・・・で、部活の件だけど」

友「・・・」

男「『写真部』って文字はあったか?」

友「いーや、なかった」

男「だよな・・・」

友「・・・作るっきゃないよな」ハァ

男と友は、根っからの写真好きである!

3歳の頃から写真に興味を持ち、鉄道写真、航空写真など、ありとあらゆる写真に興味を持った!

いかにして美しい写真を撮るか・・・2人は、写真の世界に魅せられたのであるッ!



男「でも・・・作る条件がなぁ」チュルル…

友「確か・・・」

友「『新しく部を作る場合、既存の全部活動の部長・副部長から署名を得なくてはならない』・・・だったな」

男「・・・ああ」

男「許可が得られなかった場合、能力で闘いあって全部活動の部長・副部長を倒さなくてはならない・・・」

友「そこだ・・・」

男「2対1でもいいなら見込みはあるが」パク…

友「・・・」

友「ま・・・明日考えようぜ。今日は入学式だから、生徒会も忙しくて部活動作成の手続きができねーからな」

友「明日の事は明日の俺らに任せようぜ。な!」

男「・・・そうだな」

男「・・・部屋に行こうぜ。部屋の番号は?」ガタッ

友「1年C組だから・・・13の02だな。そういや学生番号何番?」

男「え?ED39425だけど」

友「・・・俺ED39422なんだけど・・・五十音・・・おかしくね?」

男「・・・出席番号とは関係ないのかな?」

男「ま、いいや・・・早く部屋に入ろうぜ」

友「あ、そういや男」

男「何?」

友「寮は1部屋3人なんだわ」

男「へー・・・じゃあ後1人か。誰が一緒の部屋何だ?」

友「>>47って奴だったと思う」



ぼっち・真面目・熱血・不良の中から1人

熱血

男「熱血・・・松岡修造みたいな感じの?」

友「かなァ?ま、実際にそんなんだったらh」ガチャ



熱血「フンッ!フンッ!!」バッ バッ

男「」

友「」

熱血「フンッ!フンッ!!」バッ バッ

熱血「・・・あ」

熱血「ど、どうも」シタッ

2人「」

男「な・・・何で腹筋なんか」

熱血「あ・・・いえ」

熱血「己を極限まで磨き上げることが、将来に大きく関わってくると信じていますので」

男「・・・グレート」

熱血「何か飲みますか?」ガタッ

友「あ、スタバで飲んできたから大丈夫。・・・です」

熱血「あ、そうですか」パシッ

熱血「」グビグビグビ

男「美味そうに飲むなあ・・・」

友「!?」

友「お・・・おい男ッ!」

男「どうした?」

友「アイツが飲んでるアレ・・・ジュースかと思ってたけど違うッ!」

友「コンポタだッ!!」

男「何ィ!?」



コンポタ「」バァァーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

熱血「プハァッ」

男「す・・・凄ぇ!!」

友「コンポタを一気飲み・・・!!」

熱血「・・・ん?」



缶「」ボロ…

ポタ ポタ

2人「!」

コンポタ「」ポタ ポタ ポタ…



床「」ボシュゥゥゥゥゥ…!

友「ッ!!」

男「ゆ・・・床が融けてッ!?」

熱血「あ・・・済みませんッ!」バッ!

熱血「ちょっとコンポタを過熱しすぎたみたいですね・・・缶に穴が開いてしまいました」

男「・・・!」

男「の・・・能力か?」

熱血「あ、はい。そうですね」ゴシゴシゴシ

熱血「あ!いきなり寝込みを襲ったりはしませんよ。もちろん」

友「・・・どうだか」

熱血「ちょッ・・・疑ってるんですかッ!?」

友「口ならどうとでも言えるし・・・」

友「入学式に暴走族とかヤクザとかみたいなのはチラホラいたからな・・・」

熱血「じゃあ・・・僕の能力についてお教えします。それで信じてもらえますか?」

熱血「僕の能力は『ウォーケン』。分子を振動させる能力です」

熱血「電子レンジってあるでしょう?あれは物体内の水分子をマグネトロンが発生させたマイクロ波で高速振動させて加熱しているんです」

熱血「私もコーンポタージュの分子を振動させて加熱・・・今回はちょっと強すぎましたけどね」

男「・・・」

男「友、信じよう。味方は多い方がいい」

友「・・・そうだな」

男「こっちも説明するよ。俺の能力は『インピクチャーズ』」

男「写真の中に被写体の能力を封印するのさ。封印した能力は複製もできるし、別の記憶媒体に移すこともできる」

男「友の能力は『アウトピクチャーズ』。俺とは正反対の能力だ」

男「俺が写真データと一緒に取り込んだ能力を、被写体に添付する」

熱血「へー・・・!」

熱血「凄いですね・・・まさに2人1組の能力だ」

男「あ、悪いんだけど、敬語はやめてもらえるかな」

熱血「え・・・」

男「友達になるのに、そんな丁寧に話されちゃあ・・・」

男「な」

友「おう」

熱血「・・・」

熱血「それもそうだね!」

友「それにしても、綺麗な部屋だな・・・まるで高級マンションじゃあねーか!」

男「中学とは段違いだな。中学の寮もよかったけど」

友「そうだな・・・テレビは中学の方がデカいか」

友「フローリングも綺麗だし・・・ハァーーッ!凄いねえ!」

熱血「ご飯は台所でも作れるし、地下の店でも食べられるし、食堂もあるそうだ。特に食堂をよく皆使うらしい」

男「へえ」

熱血「ここの生徒ならタダらしいしね。メニューは決まってるけど、ドリンクは自由」

友「マジか・・・食堂で話せばよかったな」

男「別にもう良いだろ・・・」ハハ

男「・・・あ、そうだ。なあ熱血」

熱血「何?」バッ バッ

男「」

男「こ・・・今度は腕立てか」

友「お前怪しい宗教にでも入ってんのか?って疑いたくなるな」

熱血「宗教じゃなくて信念だよ」バッ バッ

男「で・・・腕立て続けたままでいいから聞いてくれ」

熱血「何だい?」バッ バッ

男「お前、何部に入る予定なんだ?」

熱血「テニス部」

友「げばァッ!!!」ブハッ!!!

友「ちょwwテニス部wwww」ケラケラケラ

友「モロ松岡修造じゃwwwねーかwwwwww」ヒーヒー

友「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケノォホホノォホヘラヘラヘラヘラアヘアヘアヘ」

熱血「」

男「」

男「ま・・・まあいいや。テ・・・テニス部なんだな」

熱血「う・・・うん」

男「じゃあ、頼みがあるんだ」

男「入部したら、そこの部長と副部長に『写真部発足』に賛同してもらうよう説得してみてくれるか」バン!!!

熱血「!」

熱血「部活を作るのかい?」

男「ああ」

男「1年生でも部長にはなれるそうだ。やってやるさ」

熱血「・・・」

熱血「・・・分かった。部長は僕が話を通す」

男「できればでいいんだ。ありがとう」

熱血「いいや!不可能でも断行するさ!!信念さえされば、人間に不可能はないッ!!」

男「お、おう」

熱血「だから頑張るんだッ!!!全力で応援するよッ!!」

熱血「頑張れ頑張れ!!できるできる!!燃え尽きるぞハートッ!!焼き尽くすほどヒートッ!!刻もう!血液のビートォォッ!!!!」

×信念さえされば
◯信念さえあれば

熱血「ところで、どの部活動から行くつもりなんだ?」

男「そうだな・・・テニス部はなんとかなるとして・・・」



野球・サッカー・バレー・ホッケー・バドミントン・剣道

弓道・柔道・卓球・吹奏楽・美術・科学・家庭・茶道・書道



男「全部で15か・・・どれから行くかな」

友「なあ、こっちのクラブの方には署名してもらわなくていいのか?和太鼓クラブとかチアリーダークラブとかあるけど」

熱血「それは正式に部として認められてないからいいんじゃあないか?」

友「そっか。じゃあ>>61の部活動から行こうぜ」

科学

男「科学部か・・・」

男「よし、明日の放課後、生徒会から紙をもらって科学部に行こう」

熱血「僕はテニス部部長に直談判だな。その後急いで応援に行くよ」

友「決まり!」パチンッ

友「じゃ、明日の事も決まったし、何かで遊ぼーぜ。UNO?トランプ?」

男「UNOで」

熱血「UNOか・・・ルールが分からないんだよな」

男「そっか。じゃあ教えてやるよ。まずな・・・」

ココニカードヲダシテ… オナジイロカスウジナラダセルンダ ダイフゴウミタイナカンジカ

ハイドロー2カード ホイドロー2カード ソレドロー4カード ナニィィィィィィ!? ギャハハハハ…

翌日放課後

熱血「それじゃ!」タタタタタ…

友「おう!頼むぞ」

友「さて、紙は手に入った」ガサ…

友「乗り込むか」

男「ああ・・・」

男「えーと」バサァアッ!

男「科学部の活動は実験もしくはパソコン・・・理科室かコンピューター室のどっちかだな」

友「場所なら知ってる。今日は>>64のはずだ」

男「そうか。じゃ、そこに行こう」ザッ

理科室

理科室

ガララッ!!

部員「!」



男「・・・」

男「部長と副部長はいますか?」ザッ!

部員「・・・」

部員「何だ・・・?ノックもせずいきなりヅカヅカ入ってくるとはどういう了見だッ!」

部員「ノックして部屋に入るってのは常識だろうがよッ!!一般常識も知らずに15年間生きてきたのかマヌケッ!」

友「」イラッ

部員「お前らがきったねェ大便やってる時に個室開けられてもいいのかテメェーッ!」

友「うるせェぞ黙れッ!下っぱ部員に用はねえッ!」

部員「あァ!?」

部長「」スッ

部員「!」

部員「ぶ・・・部長ッ!」

部長「口を慎め・・・客だからな」

部員「・・・すみません」

部長「・・・」

部長「さて・・・何用だ?」

男「」バサァアッ!!

部長「!」

男「この紙を見れば分かると思う」

部長「・・・」

部長「それは・・・」

男「部活動発足申請用紙です。まずは科学部の部長さんと副部長さんから署名を頂こうかと・・・」

部長「・・・」

部長「・・・ふむ」

男「企画しているのは写真部です。発足できれば、科学部を第一に友好関係を築きたいと」

部員「・・・」チッ

友「・・・」ペッ



部長「・・・」

部長「なるほどね・・・なかなかいいアイデアだ」

男「・・・」

友「・・・」

副部長「部長・・・」

部長「よし、この話は・・・」



部長「『拒否する』」バァァーーーーーーーーーーーーン!!!!

2人「!?」

男「えッ・・・!?」

友「ちょッ・・・」

友「しょ、正気かテメェェーーーーーッ!!!」

部長「至って正気だよ」ガタッ



男「な・・・」

男「何故・・・!」ギッ…!

部長「理由もある。君たちを納得させられる理由が・・・」ザッ…

部長「まずは1つ目。新しく部活ができると、部費に影響が出るのさ」

部長「科学部はプログラミングや開発に長けている。それを活かして、学校に大きく貢献しているんだ」

部長「校内の防犯システムは科学部の作品だ。年々手を加えて改良中・・・パスワードは先生方お任せしているから知らないがね」

部長「その他、大半の道具・機械・プログラムは科学部のものだ。世の中に出回っているものよりもずっと便利で軽く壊れにくい」

部長「自分で言うのもなんだが、ここは『天才』の集まりなのさ。部員が3人もいれば・・・」

部長「ダヴィンチ、ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、テスラ」

部長「ノイマン、ファインマン、ウィッテンシャノン、ラマヌジャン」

部長「オイラー、エジソン、マクスウェル、ガウス、ボーア、ホーキング」

部長「歴史に名を遺した天才達に肩を並べると確信している」

男「・・・」

友「・・・」

部長「この頭脳で我々は学校に役立っているのさ。我々がいなくなればこの学校の経営は成り立たない」

部長「だから、学校も莫大な部費を用意してくれている。だが・・・」

部長「SPW財団も不況でね。資金にも限界があり、部費にも限界がある」

部長「部費のほとんどは開発費に使われる。そうでなければ薬品か冷暖房だな」

部長「これ以上部活が増えれば、部費が減るのは当然だ。それは断固阻止させてもらう」

友「・・・ハッ」

友「そんだけ頭のいい連中が集まって、結局は金なのか」

部長「・・・」

部長「なんなら我々で紙幣を生み出すこともできる」

部長「だがそれはしない。学校にどんな影響が出るか計り知れないからな」

部長「POGもオルペウスの腕輪の封印、愚者のパズル解放に躍起になっている・・・期待はあまりできそうにない」

部長「そして2つ目の理由だ」

男「・・・」

部長「さっきそこの君・・・こう言ったな?」

部長「『友好関係を築きたい』・・・と」

男「・・・ええ」

部長「我々には必要ない」

部長「この部活動はSPW財団、POGから特別視されている。他の部活動とは格が違う」

部長「友好関係など築く理由もない・・・え?そうだろう?」

友「・・・」チッ

部長「そして3つ目の理由だが・・・」

部長「君」ビシィッ

友「え?」

部長「何をした?」

友「は・・・」

部長「さっき何をした?」

友「え・・・?」

部長「私が『いいアイデアだ』と返答する前だ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

部長「確かなことってあるよな・・・」ズイ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

部長「何をした?そこの床に向かって『ツバを吐いた』んじゃあないのかッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

部長「『科学』を侮辱しているなッ!!」ダァン!!

机「」バキィィイッ!!!

友「!!!」

友(つ・・・机にヒビッ!?)



部長「・・・」パラ…

部長「この部屋は『科学』の『最先端』と言ってもよい・・・その部屋に『ツバを吐いた』」

部長「『科学』を愚弄している・・・『科学』がなければ人類文明は成り立たないッ!!」

部長「神聖なる『科学』に対し・・・!」

友「・・・!」

副部長「部長」

部長「!」

副部長「ここは私が・・・」ザッ…

男「・・・!」

友「・・・!」

副部長「能力者同士の『決闘』では、対戦相手を殺害することも許可されている」

副部長「今、地獄の淵に沈めてやる・・・!」ギンッ!!



副部長の容姿・性別>>76 名前>>77

部長の容姿・性別>>79 名前>>80


典型的なメガネ

うーん、少しとっつきづらい始まり方しちゃったのと、身意味に擬音が多くて目が滑る所が多いのが、固定客取得に失敗してる気がした。
超能力高校が舞台なら、最初の3レスでそこまで書くべきだった。スレタイと最初の3レスってマジ大事。

あと、安価するときは最大でも一度に2つくらいにしといたほうがいいよ。深夜人少ないから
それと、キャラ安価してるのに、もう結構キャラがしゃべっちゃってるから、自由度少ない。安価の意味が無い気がした。
この時点で「パツキンリーゼントヒャッハー女子」っていうふざけた安価は取れないからね……。キャラ安価を最初にしてたら「あ、あんな見た目の奴が部長かよ!?」とかいうネタ出来たし。
まあなんだかんだ言ったけど、応援してる。頑張ってくれ。

安価なら丸山輪太郎で

ksk

ポニテメガネ♀

希澄 学子(キズミ ガッコ)

>>77
thx
でも擬音についてはもうその書き方になれたから直せないわ

輪太郎「名乗らせてもらおう・・・我が名は丸山輪太郎」

男(うーん・・・)

友(・・・)

輪太郎「じゃあ・・・始めようか」ヒュォォォ…

ヒュォォォォォオオオオオオオオオ…

男「・・・」

男(風・・・ヤツの手の周りに風が発生している)

男(風の能力か・・・?)

男「・・・」チラッ

友「!」

友「・・・」

友「」…コクッ

男「」バッ!!

友「」バッ!!

輪太郎「!」

カメラ「」ギャンッ!!!



輪太郎「」シュバッ!

カメラ「」バキャァァアアッ!!!

2人「!?」

男(カ・・・カメラが壊れた!)

友(一体・・・!!)



輪太郎「」キンッ!!!

バシュシュシュッ!!!

男「!!!」

ドゴドゴドゴドゴォォォオオオオッ!!!

男「ぐあばァァッ!」ブシュウウウウウウウウウウウッ!!!!!

男「おぐァッ」ガッシャァァーーーーーン!!!!

友「男ォォーーーーーッ!?」

友「ち・・・血を全身から噴き出してガラスの棚に突っ込んだァァーーーーーッ!!!」

パラ… パラ…

男「ぐッ・・・!!」ガシャ…!

男「み・・・!見えなかった・・・!」ガクガクガク

男「何も見えなかったッ!!何かが俺を切り裂いたのに・・・ッ!!」ガクガク ガクガクガク

男「それに冷たいッ!!凍っているッ!!!服が凍って肌に引っ付いてしまっているッ!!」パリパリ パリ

友「何・・・!」

輪太郎「」スッ!

男「ヤバい来るぞォォーーーーーーッ!!!」サッ!!

友「うッ・・・」サッ!!

ヒュンッ…



ズパズパズパズパズッパァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!

男「うぐあああッ!!」ブシュウウウウウウウウウウウウ!!!!

友「ぐッ・・・!!」ドシュウウウウウウウウウッ!!!

友(何かが飛んできているッ!!見えないッ!知覚できない・・・)

友(これはかわしようがないッ!!!)



壁「」ドガァァアアアアアン!!!!

友「ガフッ・・・!」ガクッ…

友「どうなってる!!何が飛んできているんだッ!!見えないぞッ!!」ガタァッ!

友「それに服が凍っている・・・!!パリパリに凍っているッ!」

男「ま・・・待て!」

男「全く見えないわけじゃあない・・・!体が切れる瞬間、薄い青色が視界に入った!」

友「な・・・何!」

男「何か青い物を高速で飛ばしているッ!」

男(だがどうなっている・・・!最初に発生していた『風』は何だ!?)

男(つじつまがあわないぞッ!『風』と『青い物』!!どういう繋がりがあるッ!?)

男(能力は1人1能力のはず・・・!!)

キィィィィィィィ…

男「・・・」

キィィィィィィィィィィィイイイイイ…

男(・・・この音)



輪太郎「」ザッ…

友「・・・!」

友「マ、マズいぞッ!!こっちに来るッ!!」

友「至近距離で仕留めに来るッ!!!」



男「・・・!」キィィィィィイイイイイ…

輪太郎「」ザッ ザッ

友「早く逃げろ男ッ!!」

男「・・・!!」キィィィィィイイイ…!



輪太郎「」ザッ ザッ

友「何してる早くゥッ!!!」

男「これは・・・!!」キィィィィィイイイイイイ…!!

男「まさか・・・!!!」キィィィイイイイイイイ…!!!!



輪太郎「死ね」キンッ!!!

男「」ガシィイッ!!

友「!」

輪太郎「!!!」



男「」ダッ!!!

友「う、うおッ――」

輪太郎「何ッ・・・!?」

男「準備室に逃げ込めッ!!」ガチャァァッッ!!!

バダァァアン!!!!

ドア「」ベゴベゴベゴォオッ!!! ドゴォオオッ!!!

友「あ・・・危ねェッ!!」ハァッ

友「準備室の鍵が開いててよかったな・・・!なんで開いてるって分かったんだ」

男「ドアノブに鍵が刺さってた。高確率で開いてる」ガシッ…

男「よッ・・・!!手伝え!ドアを塞ぐんだッ!!」ズズズッ!!

友「あ、ああッ」ガシィ

机「」ズズズ…

机「」ズン…



友「ハァッ」ヘタッ

男「フー・・・」ズルリ

男「だが、一息つくのがやっとだ。あの能力でドアを突破できるかもしれないしな・・・現にドアはベコベコに凹んでる」

男「あっちには鍵もあるしな・・・廊下側のドアから突入することもできるし」

男「窓からグラウンドに出よう」ガララ…

友「そ・・・そうだな」ガシ…

男「だがその前に・・・」スッ…

友「・・・?」



輪太郎「・・・部長。ドアを破っても?」

学子「許可する・・・ドアくらいならいつでも直せる」

輪太郎「了解・・・」スッ…

風「」スォォォォオオオオ…

アルコールランプ「」ガシャァアアンッ!!

輪太郎「!?」

学子「!!!」

部員「ド・・・ドアのガラスを破ってアルコールランプがッ!?」

輪太郎「し・・・しまったッ!!」



アルコールランプ「」ボォォォォオオオオオオオオオッ!!!!!!!

炎「」ドゴォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!

部員「う・・・うわああッ!!」ボォオッ!!

学子「くッ」ブンッ

炎「」ボシュウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!!

シュウウウ…ウウウウウ…

輪太郎「ぶ・・・部長」

学子「君はあの2人を追いたまえ。残った火は私が全て消しておく」

学子「現在あの2人はグラウンドを校舎に沿って走っている・・・」

輪太郎「は・・・はい!」キンッ!!

ピシ…

ピシピシピシ…

ボード「」ピシピシピシピシピシ…

ボード「」ピキィィイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

輪太郎「」バッ

ボード「」スタッ

輪太郎「では、必ず仕留めてきます」ペコ

学子「うむ」コクッ

輪太郎「」ドンッ!!!!



友「撤退か・・・」タタタタタタタ

男「そ。戦略的撤退ってやつだ!」タタタタタタタ

男「だが、あいつの能力は大体分かったぜ」タタタタタタタ

友「透明のナイフか何かを飛ばすのか?」

男「いや、違うな」

男「飛ばしてるのはナイフじゃあない。水だ」

友「み・・・水!?」

男「あー、水って言い方はよくないな。悪い悪い」

男「『液体酸素』だ。この世のどんな物質も、冷却していけば状態変化を起こす」

男「酸素の場合は固体、液体、気体、プラズマに変化する。普通は気体だな」

友「あいつは・・・酸素を液体にして飛ばしたってのか!?」

男「それも高圧でな」

友「で・・・でも何で気づいた?」

男「冷たかったろ?服が凍った・・・このあたりで、マイナス数十℃や数百℃の世界まで冷やされた物体であることは分かった」

男「それで、その切断した物体が見当たらない・・・つまり液体か気体だったってことだ。その上、色が薄い青色」

男「さらに、『耳鳴り』がした。酸素濃度が高くなっていたからだな。酸素は少なすぎると大問題だが、多すぎても健康に支障が出る」

友「そういえば、酸素中毒とか聞いたことがあるな・・・」

男「ああ!ヤツの手の周りで発生していた風は『酸素』だった。察しはつくさ」

男「ま・・・同じような物質が他にあるかもしれなかったから、アルコールランプに火をつけて投げ込んでみたってワケ」

友「爆発的に燃え上がれば酸素、そうでなかったら別の物質ってことだな」

男「その通り!」

友「・・・理科の授業がこんなトコで役に立つとはな」

男「大月先生に感謝だな」

友「でもよ・・・何で最初っからプラズマで攻撃しないんだ?」

友「プラズマってヤバい温度なんだろ?それで攻撃すれば瞬殺じゃあねーか」

男「・・・理科室が燃えるのを防ぎたかったのかもな」

男「もしくは、あいつ自身が使えないのかも・・・」



輪太郎「ご名答」

2人「!?」ビクゥゥッ!!!

2人「何ッ!?」キョロ キョロ

友「ど・・・どこだテメーーッ!」キョロ キョロ

輪太郎「君達こそ、どこを探しているんだい?私は――」

輪太郎「『上』だよ」ニィィィィイイ…



2人「」ハッ!!

輪太郎「内臓ブチ撒けてくたばりやがれッ!!」ブンッ!!!!

友「お、男ッ!!こっちだ!」ガシィイッ!!

男「うぐッ・・・!!」ズッ!!



槍「」ズガガァァァァアアアッ!!!!!

男「さ、固体酸素で槍を・・・!!」

友「>>100室があるぞッ!!逃げ込めェェーーーッ!!!」ダッ!!!

実験

友「うおおッ!!」ズザァアッ!

男「うお・・・ッ!!」ズザザザザザザ!!!

槍「」ヒュヒュヒュンッ!!!

友「机の陰に隠れろォォーーーーーッ!!」バッ!!

男「・・・!」シャッ!

ズガァァアアッ!! バキャァァアッ!! ガシャァァアアアアアアン!!!!

2人「ううッ・・・!!」バリィィイイイン バガァァアアン!

男「」ハッ!

槍「」ヒュォンッ!!!

男「うおおッ!?」サッ!

槍「」ドゴォォオオオッ!!!!!

男「あ・・・危なッ」グラッ

友「!男ォッ!!」

男「!」

男「うおああッ!!!」ズドォォオオッ!! ガァァアアン!!! ドギャァァアアアッ!!!

男「か・・・間一髪!」シャッ!

友「」…フゥッ

男「だが・・・ここに隠れていても、いつか仕留められるぞ!反撃のネタがないと・・・」

友「そうだな・・・」

男「状況整理から始めよう!耳鳴りが酷くならないうちに、なんとかしないとな・・・」ズルル…

男「実験室・・・って言ったな?」

友「ああ・・・」

友「実験とはいっても、物理の実験室だ。向こうの準備室に、アルコールランプがあったろ?」

友「てことは、あっちは化学だ。それに、黒板に回路図も消えかかってるが残ってる」

男「電気でも流して対抗するか?ハハ・・・」

友「・・・」

男「物理ってことは、塩酸も硫酸なし。ガスバーナーもなし。台車を転がす台くらいか・・・」

友「・・・」

友「・・・電気か」

男「え?」

友「そうだよ・・・電気!」

友「電気だ!!電気を流せばいいッ!!」

男「な・・・何!?」

友「電源装置はあの棚に置かれているッ!」

友「その隣に剥き出しになった導線も・・・!ハハッ!」

友「いけるぞッ!!理科の授業に感謝だな全く!!」

男「何を・・・!?」

友「男!そこに水道があるな!」

男「え・・・ああ」

友「黒板にはチョークの入れ物もある!」

男「そ、そうだな」

友「チョークの材料は何だ?」

男「え・・・」

男「は、白亜・・・最近では、炭酸カルシウム硫酸カルシウムを使ったチョークが大半だ」

友「そーだな!それで!?そいつらは電解質か!?」

男「た・・・多分そうだ」

友「じゃあいける!」

友「男!チョークの箱に水を入れて、あの野郎にブッかけるぞ!」

友「俺は導線にたどり着いたら、そっちに片方を投げる!それをキャッチして、アイツの所に周り込め!」

友「その後投げ返せ!俺が回路を完成させて、ありったけの電流を流し込んでやらァッ!!」

男「ちょ・・・ちょっと待て!電源装置にそこまでの電圧が出せるのか!?」

友「さァーな!100Vの電圧があれば人間は死ねるぜ!濡れていればなッ!!」

友「そうでなくても、衝撃を与えるくらいはできるぜ!それともあれだ、接近できたとこで首を絞めるってのもアリかもな」

友「とどめは電流を流してやるッ!!」

男「・・・!」

男「俺が導線を持って、アイツの所に回り込めばいいんだな?」

友「おうよ!」

男「簡単そうに言ってくれるな・・・!」

男「いいぜ!やってやる!!」ダッ!!

輪太郎「!!!」

輪太郎(動いた・・・!)

輪太郎「何が目的が知らんが、くらえッ!!」バッ!

槍「」ドンッ!!!

男「!」ガコッ

男(や、やべえッ!!)サッ!



槍「」ズガァァアアン!! ドガァァアン!!

テレビ「」メキャァァアアッ!!!

テレビ「」バカァァアン!!

男「・・・!」

友「」ダッ!!

輪太郎「!」

輪太郎「チッ・・・お前もかッ!!」キンッ!!



友「うぐおおおッ!!!」ズパズパズパァァーーーーーッ!!!

輪太郎(クッ・・・脚か!)

友(あ・・・脚を狙うか!行動不能にさせたかったんだろうが・・・!)ガクッ…

友(頭か胸を貫けば・・・!俺のスライディングも止められたのによッ!!)ズガァッ!!

友「ヤリィィィィィイイイーーーーーッ」ズザザザザザザザ!!!

友「男ォォッ!!!導線だッ!投げるぞォッ!!!」ブンッ!!!

導線「」シャァァァァァアァァアアアア…

導線「」カシャァアアッ

パシィッ!

男「」ダッ!!

輪太郎「!?」

輪太郎(何だ・・・!?こっちに向かってきているぞッ!)

輪太郎(何がしたい!?手に持っているのは導線と色水・・・)

輪太郎「」ハッ!!

輪太郎「ま、まさか貴様ッ!」

輪太郎「『感電』を狙っているのかァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

友「」ニヤリ

輪太郎「だがッ!!『電流』というものはな・・・!雷のように超高圧でない限りッ!空気中を流れることはできんッ!!」

輪太郎「従ってェッ!!」キンッ!!!

導線「」ブツン ブツンッ!

男「!」

輪太郎「回路を断ち切れば無問題ッ!」

輪太郎「貴様の脳天を撃ち抜いてくれるッ!!」シャッ!

男「ううッ・・・!!」

男「クソッ!!これでもくらえッ!」バッ!!

輪太郎「!」

バッシャァァァァアアアアア!!!

ボシュゥゥゥウウウウウウ!!!

シュウウウウ…



輪太郎「な・・・何!」

輪太郎(液体酸素に水をかけ沸騰させた・・・!)

男「うおおおおおおおおおおおッ!!!」ダァッ!!

輪太郎「この間に距離を詰めるかッ!だが無駄だァァッ!!」



男「!?」キィィィィイン!!!

男「うッ・・・!?」ガクッ…

輪太郎「気が付かなかったのかッ!!既に放っていた槍は・・・!!!」



シューーー… シューーー…

槍「」シューーー… シューーー…

友「・・・!」シューーー… シューーー…



輪太郎「既に気体の酸素になっているッ!!」バァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

輪太郎「耳鳴りが酷くなっていたことに気付かなかったのかマヌケがァッ!!」

男「・・・!!!」キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!

男「うご・・・!!!あ・・・お・・・・・・!!」キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!

友「うぐッ・・・!」ガタンッ!! キィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!

輪太郎「終わりだ・・・!」スォォ…!!



友「た・・・」キィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ…

友「確かに・・・槍が少し小さくなってるな・・・酸素がそれだけ増えたってことか・・・」ゼェ ゼェ

友「でも・・・まだ『残っている』」

友「果たして終わるのはどっちなのか・・・!!」ググ…!!

コンセント「」ググ…!

コンセント「」ズポンッ!!!

火花「」バヂッ!!!

友「今・・・分かるぞ」



カッ!!!

男「!?」

輪太郎「何ッ!?」







バグォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!

承太郎「・・・!?」ジリリリリリリリリリリリリリリ!!!!

ルーク『空条校長・・・これは?』ジリリリリリリリリ

承太郎「あ、ああ・・・ただの火災訓練です」

承太郎「では私はこれで・・・」ピッ

ルーク『く、空条校ちょ』プツンッ!

ザーーーーーーーーー…

徐倫「・・・よかったの?父さん。ルーク管理官との通話・・・」

承太郎「いい。優先すべきは今の爆発だ」ザッ!

徐倫「年寄りなんだから無茶しないでよ・・・あたしももう70過ぎのお婆ちゃんだけど」ザッ

パラパラ… パラ…

輪太郎「・・・ッ」パラ…

男「うッ・・・」ムク…

男「だ・・・大分吹っ飛ばされたな」ヨロ…

男「固体酸素は・・・確か・・・気体になると1000倍くらいになるんだったか・・・?」フラ フラ

男「ぐッ・・・うッ」ズキッ!

男(体にガラスが・・・抜くとマズいな)ズキ ズキ



友「う・・・」

男「!」

友「うう・・・ッ」

男「と・・・友!」バッ!

男「生きてたのかッ!あんな爆発の近くでよく・・・!!」

友「『帆』・・・だ」ゴフッ

男「・・・何?」

友「『帆』だよ・・・とっさに服を広げた。中途半端だったのか、気流にもみくちゃにされたがな・・・」ガフッ

友「あれがガス爆発なら死んでたぜ。酸素の気化だから助かったというべきか・・・」

男「ハァー・・・」

友「そ・・・それよりアイツは!?」

男「え・・・さっきはそこで倒れて・・・」クル…

輪太郎「誰が倒れてるって?」バァァーーーーーーーーーーーーーーーン!!

男「!?」

輪太郎「酸素っていうのは・・・」

輪太郎「人体に『エネルギー』を与えてくれる。酸素が多いと治癒は進み・・・身体能力も上昇する」

輪太郎「まだ死にかけだがな・・・!」フラ…

友「・・・」

男「・・・」

輪太郎「最後だ・・・!とどめを刺してやるッ!!」

輪太郎「もう私には液体酸素も固体酸素も作る余裕は・・・とてもじゃないがない。制御は不可能・・・」

輪太郎「だから・・・オーソドックスな方法で倒すことにした」ギロ

酸素「」ファァァァァァァ…

ファァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…!

2人「・・・!?」

輪太郎「丸山一族・・・私の一族は毒使いの一族」

輪太郎「酸素は世界最強の毒だッ!!電気陰性度は3.4・・・!電気陰性度は3を超えると猛毒!塩素でも3.1、フッ素は4.0!!」

輪太郎「酸素は塩素ガスを超える猛毒ガスなのだ・・・!シアノバクテリアが光合成を行って酸素を作り始めた時、何が起こった!?」

輪太郎「『大量絶滅』だッ!!二十数億年前、地球全土が酸素に汚染されたッ!大半の生物が毒を吸って死んでいったさ・・・」

輪太郎「ミトコンドリアに感謝することだな。連中がいないと生物は酸素を無害化できない・・・」

輪太郎「それでも、活性酸素がDNAを傷つけているがな・・・!」

輪太郎「酸素の毒に苦しめッ!!酸素構成のスピードは落ちても、お前達を酸素中毒で絶命させることは・・・」





…クスッ





輪太郎「!?」

2人「プッ・・・グフッ」ケタケタケタ

輪太郎「な・・・何がおかしい!?」

男「いやぁ・・・だってさ」ケラケラ

男「先輩・・・丸山先輩?俺達が酸素中毒で死ぬのと・・・」ケラケラ

男「『カメラが貴方を撮影する』のでは・・・どっちが早いですかね?」

輪太郎「何ッ!?」

友「」ゲラゲラゲラ

男「はい、笑ってー」

輪太郎「なッ・・・どこに!!」








…パシャッ

男「うーん、ちょっと逆光でしたかね」

男「もう能力は使えませんよ。カメラの中に封印しましたから」

輪太郎「・・・!?」

男「紙に署名お願いしますねー。能力の方は後日、コピーしてから返却したいと・・・アレ?」

輪太郎「そんな・・・」ガクッ

輪太郎「バカ・・・な・・・」グラ…

…ドシャッ

友「・・・ありゃま」

男「・・・そろそろ先生が来るかもな。逃げようぜ」

友「ああ。部長も倒さねーとな」ザッ!

理科室

…ガララッ!

学子「・・・」

学子「えらく遅かったじゃあないか・・・手間取ったのか?君らしくもない」

学子「君の能力は応用の効く恐ろしい能力だったはずだ・・・私でも突破できるかどうか――」

「へー」

学子「!」

学子「何ッ・・・」クルッ!!

友「そーか、要するにアンタはアイツより互角かそれ以下ってワケだな」ザッ!

男「先生も来そうだったからな・・・アイツは今頃保健室で寝ぼけているぜ」ザッ!

部員「・・・!?」ザワザワ

学子「・・・ッ!」

友「あの野郎の能力は今は俺のモンだ」パキポキ

学子「・・・」

学子(能力コピーか・・・?)

友「テメーの発言で一気に闘志がみなぎって来たぜ・・・!二酸化マンガンにオキシドールを混ぜた時みてーによォッ!!」

学子「・・・」イラッ

友「こいつぁ、案外余裕かも知れねーぜッ!」

男「だが、油断は禁物だぜ」

男「にしても先輩、せっかく見た目は綺麗なのに、能力持ちっていうのがマイナスっすね。能力者は危険人物とかそーゆー扱いっすからね・・・」ポリポリ

学子「・・・能力?」

友「そ!」

学子「・・・私はそんなモノは持っていない」

男「・・・この場でそんな嘘つく必要ないでしょう?」

男「能力持ってないのに入学できるわけがないし・・・」

学子「そうとは限らないぞ?無能力者が超能力者を打ち負かす・・・そういう事例だって過去にはある」

友「・・・男言葉やめればなあ」

男「え、俺?」

友「違う」

友「とにかく、さっさと倒そうぜ」スォォ…

学子「」ダッ!!!!

友「!?」

男「えッ・・・!?」ゴォッ!!!



ドギャァァアアアアアッ!!!!

壁「」ズガァァァアアアアアン!!!!!

ガラガラガラ… バラバラバラ…

友「男ォォーーーッ!?」

学子「」ヒュンッ!!

友「」ハッ!!

友「バリアアーーーッ!!!」キンッ!!!

酸素壁「」ギャンッ!!!

学子「」ブンッ!!!

酸素壁「」ガッシャァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

友「・・・!!」

友「うおおッ!!」キンッ!!!

破片「」ピタァッ

破片「」ドロッ



学子「!!!」

学子(砕け散った固体酸素の壁が・・・液体酸素に!)

学子(刃物にして切るつもりかッ!!)



友「」キンッ!!!

学子「くッ!」シュッ…

ビャキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

友「!?」

友(え・・・液体酸素のカッターが弾かれているッ!?そんな馬鹿な!)

友(破片は全面に飛び散った・・・!360度全面攻撃!それを全て叩き落とすなんて・・・!!)

友(人間業じゃあないッ!!身体能力を活性化させる能力か!?)

学子「」ビャキキキキキンッ!!!!

学子「うッ」スパッ スパァッ!

学子「・・・!」

友「・・・!?」

友(ち・・・血が出ない!?今切れたよな・・・)

友(それに妙だ!何かが妙だ!切り口に金属光沢が見えたような・・・!)



学子「」ヴォンッ!!

友「クッ!!」キンッ!!!

槍「」ギャンッ!!!

学子「」ヒュンッ!

槍「」バキィィイイイイイッ!!!!

バキャァアアアッ!!! ドギャァァアアッ!!! バガァアアン!!!

友「つ・・・次々槍が破壊されていくッ!やはり駄目かァッ!!!」

友「だが、固体酸素にも使い道はあるんだぜッ!!」キンッ!!!

学子「!?」ビキィイッ!!!

学子(あ・・・脚を固体酸素でロックした!)

友「両手も固定させてもらいますよ・・・ッ!」キンッ!!!

学子「うぐうッ!!」ビシィイッ!!!

学子「・・・~~~~~~ッ!!」ギギギ…!!

友「男が戦線復帰すれば、貴女の能力も奪えます・・・もうちょっと静かにしていてもらいますよ」

部員「き・・・貴様ッ!」

友「下がれッ!!お前ら全員、酸素で固めるぞッ!」

部員「・・・!!」



パラ…

男「・・・う」

男「うぐッ!?」パコォンッ!!!

男「い・・・痛ッ!」ガクッ

男「つー・・・ッ」ジン ジン

男「うぐぐ・・・」ググ…!

男「何があった・・・」フラフラ ガクガクガク

男「確か・・・俺は腹パンでブッ飛ばされて・・・」ガクガク ヨロ

男「はーッ・・・あれが女のパンチかよ・・・」ヨロヨロ フラッ

男「壁をブッ壊して準備室か・・・準備室も荒れてんな。瓶が割れてる・・・」

男「・・・ッ」ズキッ…

男「内臓・・・やっちまったかな・・・」サス…

男(・・・動けない痛みじゃあねー)

男(ま・・・大ダメージなのは確かだ。爆発くらった直後だってのによ・・・!!!)ガラ…

男(準備室に壊れてないカメラがあった。SDカードも入ってる・・・あの女の能力は奪えるぜ・・・ッ!)

拘束具「」ギシ…

学子「・・・」

友「アンタの能力は何だ?」

学子「ないと言っているだろう?」

友「ハッ・・・」

友「能力がないなら、男をブン殴ったあのパンチはどうなんだよ。身体機能の向上能力だろ」

学子「違うな」

友「それにアンタ。マイナス240度かそこらの固体酸素を殴ったのに冷たくねーのか?液体酸素も素手で弾いてた」

学子「・・・」

友「それに、切った時に見えた金属光沢・・・」

拘束具「」キシ…

ピシピシ ピキッ… パキ

学子「・・・」



男「友ォッ!!」ガラァアッ!!

学子「!」

友「おお、男!!」

男「拘束具にヒビが入ってるッ!!」

友「・・・何!?」

男「脱出するぞ、そいつッ!!」

学子「」チッ

友「!」

拘束具「」バギィンッ!!!

学子「」ガシィッ…!

男「わ、割った拘束具を掴んだッ!!」

学子「喧しいッ!!!」ブンッ!!!

男「うおおッ!!!」サッ!!!

ガッシャァァーーーーーーーーーーーーーーーーン!!! バゴォオン!!!

友「てめ・・・」

学子「」シュンッ!!

友「ごぶッ!?」ズンッッッ!!!!!!!!!!

友「ぐおばァァーーーーーーッ!!!」ドガァァアアアアン!!!!

パラパラ… パラ…

男「・・・!」

男(ひ・・・肘鉄で!壁をブチ抜いて理科室の外に放り出しやがった!)

友「ぐァッ・・・」ググ…!!

男「友ッ!!」

友「!」

男「二手に分かれるぞッ!!今のショックでカメラが壊れそうだ!!」

友「そ・・・そうか!」

男「どこかで落ちのびようッ!」ダッ!!

友「お・・・おうッ!」ダッ!!

学子「・・・」

学子(グラウンドをここ理科室のある南館に沿って男が逃走中)

学子(一方で友は中央館と南館の間を逃走中)

学子(どっちを追うか・・・)

学子「なあ、私はどっちを追えばいいだろうか?」クルリ

部員「!?」ドキリ

部員「そ、そうですね・・・」

部員「ここは>>139ではないでしょうか?」

部長「分かった・・・男から先に消そう」

部長「私がいない間に友が戻ってきても・・・自己防衛以外の目的で能力を使うなよ」

部員「は・・・はい!」

部長「ルール違反はその時点で負けだ」ダッ!!!



友「・・・」タタタタタタタ

友(・・・追ってこない)

友(男を追ったか!?)



男「・・・」タタタタタタタ

男(ここで曲がると爆発現場の近くを通ってしまう・・・先生に止められるかもしれない)

男(ならば、曲がらずにそのまま木工室を通り過ぎる!)ダッ!!

男「」タタタタタタタ…



学子「」タタタタタタタタタタタタタタタ

男「!」

男(な・・・何!?)

男(10m程後方に・・・いつの間にッ!?)

学子「」タタタタタタタタタタタタタタタ!!!

男(は・・・速いッ!!)

男(ぐんぐん距離が詰められていくッ!これが文化部女子の脚力かァーーーッ!?)

男(さっきのパンチもそうだ!人間離れしていた!!やはり、極限まで身体能力を高め爆発させる能力・・・!)

男「クソォッ!!」バッ!!

学子「!」

男「はい、チーズッ!!」ポチッ

カシャッ!!



学子「・・・」

学子「」ギュゥンッ!!!

男「ッ!?」

男(か・・・加速した!?)

男(まさか・・・まさかまさかまさかッ!!)

男(アップした身体能力は、能力を無効化してもすぐには戻らないのかッ!?)

男(それとも!まだ何か裏があるのか・・・!俺は何か勘違いをしているのかッ!)

男「!」

男「」…ニヤッ

男(・・・カマかけてみっかなァ)

男「先輩!」タタタタタタタタ

学子「何だね?」タタタタタタタ

男「いやぁ・・・まさか先輩」タタタタタタタ

男「コイツの能力は『1つだけ』・・・なんて思ってませんよね?」

学子「ッ!?」



学子(何・・・!?)

学子(まさかコイツ・・・能力を『2つ』!?)

学子(ありえるのかッ!?か・・・過去に!POGの情報によると、オルペウス・オーダーにダブルリングの保持者ヘルベルト・ミューラーという男が存在していたそうだが・・・!)

学子(し、しかし!ダブルリングでも能力は1つのはず・・・!能力が多少分化しているだけで、完全に独立した能力ではないはず!)

学子(ブラフか・・・!?それとも、超能力以外の特技を持っているということか!?)

学子(どんなつもりか分からんがとどめをッ!!)グッ…

男「ヘヘ・・・」

男「」スゥウ…

学子「・・・手!」

男「」ニヤ…



…パチンッ



学子「ッ!?」ドガンッ!!!

学子(何ッ・・・!?弾かれッ・・・)

学子「きゃああッ!!」ドザァッ!!!

男「!」

男「なかなか可愛い声出すじゃないですか、先輩!」

学子「!」

男「ホント、男言葉直せばいいんですよ!」タタタタタタタタ…

学子「~~~~~ッ!!」ギリ…!!

男(アブねーーッ、焦ったぜ・・・)フゥ

男(チャリンコ以外であの方法を試すのは初めてだったが・・・上手く行って万々歳だ!)

男(今のうちに校舎内に逃げよう・・・)タタタタタタタ…



学子「・・・」

学子「これは・・・」ペタ…

学子「・・・縁石」

学子「アスファルトの通路と木工室とを分ける縁石ではないか・・・」

学子「・・・まさか、これに躓いて弾かれたのか?」

学子「・・・だが、ヤツが避ける動作をしていたか?」



男(ヤリィ・・・!)

男(上半身はそのままで、下半身だけを動かし縁石を回避・・・!)

男(普通なら気付かれるが・・・かなり接近していた上、指を鳴らすことにより手に意識を集中させる)

男(そのまま縁石にドカン!俺が小学生の頃、糞ガキ相手に使ってた技巧だぜ!)

男(・・・さて)

男(この部屋で防御態勢を整えよう・・・ここだと気付くまで、かなり時間はかかるはずだ)

男(向上した身体能力も、元に戻ってるといいが・・・)







学子「・・・」

学子「レーダー起動ッ!!」ヴンッ!!!

ピコーン… ピコーン…

学子「・・・!」ピコーン… ピコーン…

学子「目標発見・・・!>>149室ッ!!」ダッ!!!

家庭科

調理室か被服室か

>>151

被服室

男「よッ・・・」ググッ…!!

男「うぐうッ!!」ブシュウッ!!

男(・・・忘れていた。爆発の負傷を!)

男「ぐッ・・・!!」ググッ…

男「こ・・・こんなモンか。バリケードは・・・」

男「後は武器・・・」

男(アイロンを熱してセットして)カチッ

男(武器はミシンでも・・・)

ドガァァアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!

男「ッ!?」クルッ!!

パラパラパラ…

男「・・・!」

学子「・・・」…ザッ!

学子「ここで仕留める」ジャキィイッ!!

男「!?」

男(手から・・・銃!!)

学子「」ドドドドドドドドドドドンッ!!!!

男「うおッ・・・!!」サッ!!



ドガガガガガガ!!!!!!!

男(ひッ・・・)ドパパパパパパパパパパパパパパパパ!!!!

男(雨みたいに銃弾が机に直撃してやがる・・・!!一瞬でも出れば蜂の巣だッ!)ガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!

男(しかし・・・これでタネが分かったぜ!)

男(アイツは能力者じゃあねえッ!!『サイボーグ』だッ!!)バァァーーーーーーン!!!

男(カメラで写真を撮っても、能力を吸い取れなかったのは・・・!そもそも『なかった』から!!)

男(科学技術の結晶だ!常識を超越した科学力こそがアイツの武器ッ!!)



カシンッ

学子「・・・」

学子(・・・弾切れ)

男「・・・」

男(銃撃が・・・止まった?)

男(・・・)

男(危険なのは重々承知だが・・・様子を少し確認するか・・・)スッ…

男(上に顔を出したら駄目だ。机の下からこっそりと見る・・・)



学子「」バッ!!!

男「!!!」

重機関砲「」ヴィンッ!!!

重機関砲「」ガッシャァァーーーーーーーーン!!!

男(は・・・腹から重機関砲ッ!!)

学子「私の身体は・・・」

学子「まだ小学生だった頃・・・『事故』に遭った。謎の事故に」

学子「謎の重力が発生し、私の身体はそこに吸い込まれた・・・『ブラックホール』だ」

学子「あっけなく体は引き裂かれ、崩壊し、吸い込まれていった・・・脳も激しく損傷し、本当、生きているのが奇跡な位だった」

男「・・・?」

男(何を言ってるんだ?コイツ・・・)

学子「・・・いや。奇跡などという軽い言葉では言い表せないのだろう」

学子「この世には・・・『人間の科学』の常識では計り知れない出来事が存在するのさ」

学子「だがね・・・私はその『科学』によって救われた。強大な力を手に入れた」

学子「『科学』こそが『幸福』なんだ。『科学』が究極の神の域に達した時、この地球は『神殿』となる!!」

男「・・・!」

学子「私はその『神』になる可能性がある・・・だが、そんな可能性はくれてやる」

学子「『人間が科学の礎になる』!!それが人がこの世に生まれ、これまで生きてきた理由なのだッ!!!」

学子「私は礎になってみせる・・・私は『進化の試作品』。これから『科学』は大きく進歩し、宇宙の全てを解き明かすだろう」

学子「私がその基盤となるッ!!!そして貴様は!その『基盤の基盤』となるのだッ!!!」ガチンッ!!!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

机「」バキャァァアアアン!!!

男「うぐああああッ!!!」ドゴォォオオオッ!!!

男(お・・・俺の脇腹を弾丸がァアアアア・・・ッ!!)

男(明らかに威力が違うッ!)

壁「」バッグァァアアアアアアン!!!!!!!!!!!

男(か・・・壁まで!!)

男「うぐあああああッ!!!」ボボボボボボォォォオオオオッ!!!!!!!!!



学子「射的距離は400m・・・1分間に6000発の徹甲弾を発射可能・・・」ドドドドドドドドドドドドドドドド

学子「30mmの鉄板なぞいとも簡単にブチ抜くッ!かすっただけで手足は吹き飛ぶ」ドドドドドドドド

学子「貴様の身体は既に木端微塵だ」



男「ゴブッ・・・」バラァァァァアアアアアア…

男(終わった・・・友・・・)

男(母さん・・・父さん・・・悪い・・・20年も・・・生きられなかった・・・)



ヒュンッ…







カッキィィイーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!

男「ッ!?」

男「こ・・・これはッ!?」

友「男ッ!!」

男「!」

友「固体酸素でお前を固めた・・・!体のパーツが吹っ飛ぶことはねえッ!!」

男「友ッ!!」

友「俺は勉強や医学には疎いから分からねーがッ!そのまま持ちこたえてくれ・・・!!!」

男「・・・!!!」

男「大馬鹿野郎・・・固体酸素はすぐに俺の身体を酸化させ、腐食させるぜ・・・!だがありがとうよ!!」

友「おう!熱血ゥッ!!!」

熱血「ああッ!!」バァッ!!!

男「!!!」

熱血「君の身体を腐らせるわけにはいかない・・・!」パシィッ!!!

男「・・・!」

熱血「このまま医務室へ連れて行くッ!!着地ッ!」

ズンッ…

熱血「」ダンッ!!!!



学子「・・・!」

友「さ、またアンタの相手は俺みてーだな」

学子「貴様ァッ・・・!!」

友「アンタの理屈は分かったぜ。サイボーグなんだってな!!その鉄酸化させてサビさせてやんよッ!!」バッ!!

医務室

ガララァァッ!!!

熱血「先生ェエエッ!!」バンッ!!!

仗助「」ビクゥウッ

仗助「な・・・何じゃね?」クルゥウッ!!!

熱血(い・・・医務室の先生って普通女医なんじゃないの?リーゼントの爺さんって・・・)ゼェ ゼェ

熱血「お・・・男がッ!体のパーツが吹っ飛んで・・・!固体酸素で固めているんですが・・・!!」ゼェ ゼェ

仗助「・・・フム」ガタッ

熱血「早くなんとかしないと、酸化で腐敗が――」

仗助「『クレイジーD』ッ!!!」ドゴォォオオオッ!!!!!

酸素「」バキィイイインッ!!

酸素「」ボシュウウウウ!!!!

男「ごッ・・・!?」グラァアッ

男「ぐはぁッ!!」ドサァアッ!!

熱血「男ォーーーッ!?」

男「うッ・・・な・・・何!?」

熱血「先生ェェーーーッ!!!何をするんですッ!!今の人型のものは・・・!?男を殴りましたがッ!?」

仗助「・・・治しただけじゃよ」

男「・・・ハッ!!」パッ パッ

男「な・・・『治って』いるッ!!バラバラに吹っ飛んだパーツが元通りにッ!!!」

熱血「な・・・何ィィーーーッ!?」

仗助「ついでに、固体酸素も普通の酸素に直しておいたぞ」

男「あ・・・」

男「ありがとうございますッッッ」ペコォッ!!!

熱血「ありがとうございますッ!!!」ペコォォオッ!!!

仗助「あー、いい、いい!」

仗助「ところで男君?君が来てくれて本当によかったよ」

男「・・・というのは?」

仗助「君に用のある人がいてね」

男「・・・はい?」

輪太郎「・・・」

承太郎「・・・」

徐倫「・・・」

男「」ピシィッ

男「じょ・・・承太郎校長ッ!?それにテ、テメーは!」

男「・・・誰?」

輪太郎「輪太郎だッ!!ブチのめした相手の名前くらいは覚えろッ!!!」

承太郎「彼曰く、物理実験室で爆発を起こしたのは君と友君だということだが・・・本当か?」

男「え・・・はい」

承太郎「なるほど・・・なら、いい」

承太郎「最近はどの組織も裏切りや敵対が続いていてな・・・攻撃が起きたのかと思ったんだ」

承太郎「ルートヴィヒ・レーベンヘルツ財団が再び力をつけ始めているということらしい・・・SPW財団、POG、そしてパッショーネが睨みを聞かせてはいるが」

承太郎「ARCも裏切り者が出てきている。SPW財団にも潜んでいるかもしれない・・・POGにも。パッショーネにも」

徐倫「そういった連中の攻撃も考えられたからねェ」

男「・・・貴女は?」

輪太郎「校長の娘だ」

男「・・・あ、どうも」

徐倫「どうも」

承太郎「我々も年を取った。闘いにくい状況にある・・・今回は、ただの部活動発足争いでよかったよかった・・・」

男「・・・何かすみません」

承太郎「謝ることはない。それより・・・」

承太郎「急いだ方がいいんじゃあないか?友君はまだ闘っているのだろう」

男「そ・・・そうか!」

熱血「僕が行く!!」

徐倫「待って!それは駄目よ!!」

熱血「ど・・・!どうして!?」

徐倫「貴方は写真部発足の直接的な関係者ではない・・・本来、男君の救出も許されない部外者なのよ」

承太郎「そんな君が、希澄学子に攻撃を加えることは許されない」

承太郎「規約に反する。規約違反はその時点で負けだ。男君の夢を君が打ち砕くことになる」

熱血「ですが・・・!!!」

承太郎「無理に闘えば!部活動発足争いという正式な『許可』のない『能力による攻撃』だ!最悪で懲役数十年の刑になる」

熱血「・・・ッ」

承太郎「それに、希澄学子は部長・・・部長は生徒会の末端として数えられる」

承太郎「この学校では、教員と生徒会に対する攻撃目的の能力の使用は・・・ただ単に能力で生徒を殺すよりも重くなるぞ」

熱血「・・・そんな!」

熱血「僕は何もできないのですかッ!?そんなのあんまりですよッ!!!」

承太郎「唯一希澄学子に攻撃できるのは君だ、男君」

男「・・・!」

承太郎「私もなるべく希澄学子に殺人はさせたくない。私もついては行くが・・・」

承太郎「君が行かなくて誰が行くのかね・・・!」

学子「くッ・・・!!!」ギギギ…!!!

友「大分サビてきたな・・・!!!」ゼェーーッ ゼェーーッ

学子「だが、貴様もかなりの疲労のはず・・・!」

学子「凄まじい酸素の弾幕と罠を仕掛ける貴様、それを正面から撃破してく私・・・」

学子「果たしてどちらに審判は・・・!!!」ギギッ!

友「・・・」ゼェーーーッ ゼェーーーッ

学子「あと1回酸素を操れるかどうかだろう・・・複雑な操作はできまい!」

学子「貴様は全力で酸素をぶつけてくるだろう・・・!私はそれを打ち砕くのみッ!」

友「アンタも・・・そんな精密動作はできねーだろ・・・もう・・・」ゼェーーーッ ゼェーーーッ

友「終わらせてやるよ・・・!!!」ググッ…!!!

学子「・・・」

学子(視覚情報による友の座標と、その他の探知による友の座標が異なる)

学子(上方と下方で気温も違う・・・蜃気楼か。酸素を使った・・・)

学子(固体・液体と状態を変化させられるなら、温度を変化させることもできる・・・少しは頭が回るようだな)

学子「・・・浅はかだぞッ!!!」ダンッ!!!!

友「!!!」

友(こ・・・こっちに向かってくるッ!)

友(バレていたか・・・ッ!クソォォッ!!!)

友(イチかバチか、酸素の槍をブチかましてやらァアアッ!!!)キンッ!!!

槍「」ギュガンッ!!!!

学子「無駄無駄無駄ァァアアアッ!!!!」ブンッ!!!!

槍「」バッキャァアアアアアン!!!!!!!!!!

友「うぐうッ・・・!!!」

友(畜生ォォーーーーッ!!!女に殺されるってのは、もうちょっといいモンだと思ってたんだが・・・!!)

友(こんなにもッ!!腹の中が煮えくり返るような気持ちだとはよォォォォォ!!!!!)

学子「死ねッ!!貴様の死は、偉大なる科学の礎となるのだァーーーッ!!!」ブンッ!!!

ゴワシャァアアアッ!!!!!!!

学子「!?」

友(え・・・ッ!?)

友(柔い!?)

友「うぐッ・・・!!」ドッサァア!!!

友「や・・・柔い!脆いぞッ!!」

学子「・・・!!!」

友「手が崩壊している・・・ハハッ!!『酸化鉄』になっていたんだッ!!」

友「完全に脆くなっていた!!!ボッロボロだ!」

学子「ぐッ・・・!!」ブンッ

ゴワシャアアッ!!!

友「ぐッ・・・!!」ズザァアッ!!!

友「スピードはあっても!パワーがないぜッ!!完全に脆いッ!!簡単に壊せるぜッ!!!」ガバァアッ!!!

学子「ぐうッ・・・!!」

友「オラァァーーーーーーーーーーーッ!!!」ブンッ!!!!

学子「や、やめろォォッ!!」ギュオッ!!!

友「ヘッ、脚で蹴りに来たか!!だがよォォッ!!!」

ゴワシャァアアッ!!!!

学子「・・・!!!」

学子「そ・・・!!」グラァアアッ!!!!

学子「そんなッ・・・!!」

学子「いひいいッ!!!」ドガシャァアアアッ!!!

友「動けねーか?機能停止か?」ググ…!

友「勝った!!たっぷり言わせてもらうぜッ!勝ったのは俺だッ!!たっぷり!」

学子「ううッ・・・!」

友「さて・・・」

友「署名。してもらうぜ」ビシィイッ

学子「・・・」

学子「・・・分かった」

タタタタタタタ…

友「・・・うん?」

男「友ォォッ!!」バァッ!!

承太郎「」バッ!!

友「遅ぇーよ・・・って!校長先生ッ!?」ガタッ!!

輪太郎「・・・」サラサラサラ…

学子「・・・」サラサラサラ…

学子「はい」シピッ

男「サンキュー、先輩ッ!!!」パシィ!

熱血「まずは1つ目!だなッ!!」パシン!

友「おう!!明日は2つ目だな!!」ピシガシグッグッ

輪太郎「・・・」

輪太郎「そうだ・・・お前達、何も知らないのか?」

3人「え?」

輪太郎「ちょっと来いよ。お前らの手助けをしてやる」クイックイッ

今日はここまで。

3人「・・・」カツ カツ

輪太郎「・・・」カツ カツ

学子「」カツ カツ

友「・・・なあ」カツ カツ

友「どこに連れてくんだよ?」カツ カツ

輪太郎「売店」

友「・・・はァ?」

輪太郎「お前達が銃の1つも持っていないことに疑問を抱いてな。手を抜いているのかと思ってこっちも蜃気楼や酸素レンズは使わなかったが・・・」

輪太郎「どうやら、本当に知らないようだな」

友「・・・銃って」

友「ンなモン銃刀法違反だろーがよーッ!」

輪太郎「この学校で、普通の法律が通用すると思うか?」

友「う・・・」

熱血「・・・まあ、能力による殺人が認められているワケですしね」

輪太郎「ああ」

輪太郎「ホームセンターの奥に扉がある。その向こうは武器庫だ」

輪太郎「我々科学部が作り上げた、ジェームズ・ボンドも泣いて欲しがる代物がズラリと並んでいる」

友「へー・・・兵器製造までやってんのか・・・まあ、部長が歩く銃刀法違反だし・・・」

学子「」ジロッ

友「何でもないです」

輪太郎「戦闘能力者と非戦闘能力者、そして無能力者の間にある壁を小さくするためだ」

輪太郎「我が校は無能力者も在籍しているからな」

男「・・・確か、手におえないような不良なんかはここに入れられるんでしたっけ?」

輪太郎「その通りだ。これまで自分が頂点だった井の中の蛙は、ずっと強大な能力者に囲まれることにより大人しくなる」

輪太郎「早くから暴走族・暴力団・ヤクザなんかと関係のあった連中がここに入れられて、小さくなって出ていく」

学子「在学中に死ぬのがほとんどらしいがな」

男「・・・でも、そんな連中に武器なんかを?」

学子「いや、連中には渡していない」

学子「あえて逆境で己を強く鍛え上げようとする者には購入を許可しているがな・・・国から厄介者扱いされた連中に武器購入は認めていない」

男「へー・・・」

輪太郎「・・・着いたぞ」

男「学生カードを通すのか・・・」ゴソゴソ

男「」スキャッ

カシン

扉「」ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン

扉「」ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン

男「・・・」ザッ

友「じゃあ俺も・・・」ザッ…

「待て」

友「!」

噴上「まだお前は入るんじゃあねえ・・・」

友「な・・・何だァテメェッ!?」

輪太郎「『警備員』だよ・・・」

輪太郎「この学校には、教師のほかに『警備員』が在籍する」

噴上「そ。お前みたいなヤツが勝手に武器庫に侵入するのを防ぐのが、俺の仕事だ」

友「この学校はつくづく爺さんが多いな」

噴上「養分吸い取るぞ?」



扉「」ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン

…ガシャン

噴上「閉まったな。カードを通していいぞ」

友「ハイハイ・・・」スキャッ



シィィィーーーーーーーーーーーーーーーーン…

友「ア・・・アレ?」

友「お・・・おい」スキャッ! スキャァッ!

友「は・・・反応しねェーぞ!」スキャスキャスキャスキャスキャスキャスキャ!!!

噴上「ああ・・・」

噴上「能力で弾かれたんだよ」

友「何ィーーーッ!?」

友「どーゆーこったァ!?能力は使ってねーぞォ!」

噴上「『カード』だ!『カード』!!」

噴上「その学生カードは、持っているうちに能力の性質が書き込まれる。安心しろ、他人がそれを読み取ることはない」

噴上「機械だけだ・・・読み取れるのはな。しかもこーゆー扉のシステムはネットワークを形成していないから、システムが読み取った情報が他のコンピュータなんかに流出することもない」

友「だ・・・だから!?」

熱血「能力が『攻撃能力』だったんだよ・・・友」

熱血「君の能力は相手を直接攻撃できる能力だ。探査能力とか予知能力とかなら、ここを通過できた」

友「・・・マジかよ」

輪太郎「普通のコーナーで武器になるものを探せばいいだろう。来い」グイッ

友「チェッ・・・銃使いたかったぜ」ズルズルズル

男「・・・」

男「12.7mmM2重機関銃・・・希澄学子の重機関砲と似ているな」

学子「そうか?」

男「!?」

学子「?」

男「なッ、何でここに!」

学子「いちゃあ悪いか?」

男「いや、だって・・・!攻撃能力者は・・・!」

学子「私は『無能力者』だぞ?」

男「」

男「それって反則じゃあないですかね・・・」

学子「身体能力が高いだけで、能力持ちには劣る」

男「いや、ここの武器と同じようなのが既に内蔵されてるじゃないっすか・・・」

学子「男のくせにグチグチと五月蠅いやつだ」

男「・・・」

男「ところで先輩」

学子「何かね」

男「先輩・・・人間の存在理由は科学だ、とか言ってましたよね?」

学子「ああ」

男「・・・間違っていると思いませんか?」

男「科学は確かに人類を幸福にしましたよ。ですが、『人類のための科学』です」

男「決して『科学のための人類』になってはいけないと思うんです」

学子「・・・」

男「『科学』が人類よりも優先されたがために、間違った道を歩んだことが多々あるはずです。毒ガス兵器、核兵器、生物兵器」

男「『科学』も当然重要ですが、その暴走を食い止めるストッパーも必要です」

学子「・・・ストッパーか」

学子「一体、何が科学に歯止めをかけられるというんだね?」

男「『人』です」

男「科学を利用してきた『人間』なら、暴走する科学を止めることもできるはずです」

学子「・・・一理ある」

学子「だが、君も言っている通り科学は重要だ」

学子「その科学を動かすために命を投げ捨てる人間も必要なのさ」

学子「私はそういう人間さ・・・」

男「・・・」

学子「早く武器を決めたらどうだ?」

男「そうですね・・・」

学子「戦車はどうだ?私ほどではないがパワフルで、敵をなぎ倒せるぞ」

男「い、いえ・・・遠慮します・・・」スゴスゴ

ケンジュウニシヨウカト… ケンジュウカ…

コレハドウダ? ジュウニハクワシクナイノデ… ショシンシャムケダ… ジャアソレニシマス…

扉「」ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン…

男「よ」スタスタ

友「お、決めたのか」

男「ああ。ベレッタM92っていう拳銃だよ」チャキッ

男「そうだ、お前の分も買ったよ」

友「え、俺?」

男「S&W M500っていう拳銃らしい。一般市場に流通する商品としては世界最強だってよ」チャッ

友「へー・・・」

男「スイカを撃ったら貫通せず木端微塵になるらしいぜ」

友「悪いけど、いいわ」

男「・・・え?」

友「俺は能力奪い取れるからさ。お前が持っとけよ」

男「あ・・・ああ」チャ

友「それじゃ、署名ももらえたし帰ろうぜ」

男「そうだな!」

熱血「ああ、戻ろう!僕たちの居場所へ!!」





男「・・・なんかお前が言うと最終回っぽくなるな」

熱血「えっ」ガーン

今日はここまで

キーンコーンカーントーン…

学級委員「きりーつ」コーンカーンキーントーン…

全員「」ガタガタガタッ

学級委員「気を付けー、れーい」

全員「お願いしまーす」

学級委員「着席」

全員「」ガタガタガタッ



世界史教師「・・・はいッ」

世界史教師「じゃあ、今回が初めての授業だな。よろしく!」

世界史教師「今日は、みんなが中学校でどれくらい勉強してきたか、復習するぞー。教科書ノートはなくていいぞー」

世界史教師「じゃあ、超能力を発生させる原因を挙げてもらえるかな?」

生徒1「」スッ

世界史教師「じゃあそこの君」

生徒1「石仮面と、石の矢と、それからオルペウスの腕輪です」

世界史教師「そうだな。高校では寄生虫バオーだとか、他にも勉強するからな。でも、主流なのは今言ってもらった3つだ」カカカッ

世界史教師「石仮面の効果を説明できる人!」

生徒2「吸血鬼になる」

世界史教師「その通り」カカカッ

世界史教師「石仮面は吸血鬼になる道具だな。よく言う『超能力』ではないから、3つの道具の中では異質かも知れないな」

世界史教師「じゃあ、石の矢を刺した時に発現する能力の総称をなんという?」

生徒3「スタンドー!」

世界史教師「そうだな」

世界史教師「オルペウスの腕輪による能力と区別するため、『スタンド』と呼ぶ」カカカッ

世界史教師「じゃあ、本題に入ろう」

世界史教師「今日の授業の内容は、こういった道具のルーツだ」カカカカッ

世界史教師「じゃあ、3つの道具の開発者をそれぞれ挙げてもらえるかな?」

生徒1「石仮面と石の矢はカーズ、腕輪はオルペウスが開発しました」

世界史教師「その通り!よく答えられたな」

世界史教師「じゃあ、細かく話をしていくとしよう」

世界史教師「今から何百万年、いや。何千万年も前のことだ――」



遥か昔――

人間が歴史を持つずっと以前の昔

その生き物達は、進化の過程の中でこの地球に出現した

その生き物達は夜しか生きることができず、太陽の光にあたると消滅してしまう・・・

・・・だから彼らは地底に住んだ



しかし、他の動物や植物のエネルギーを吸い取ることによって長い年月を生きることができた

やがて現れた原始人は、彼らを神や悪魔として恐れた

彼らは「死」の確率が低いので増殖の必要は少なく、その生き物の個体数も少なかった

だから争いもなく平和にくらしていた













だが突然!

そこに天才が2人生まれたッ!!!

カーズ『この体に秘められた力・・・能力はこんなものではないはず!』

オルペウス『ああ・・・』

オルペウス『脳!これを解き明かせば、不死身の能力を手に入れることができるッ!』

カーズ『もっと・・・より強い力を!』



天才2人は、より強い力がほしいと願った

そして自分たちの脳にはまだ未知なる能力が隠されていることを知り、その能力をひき出すために彼らは研究を始めた



エシディシ『カーズ、オルペウス』ザッ

オルペウス『!・・・エシディシ』

エシディシ『シカを獲ってきた。食うか?』ブラン

カーズ『・・・そうしよう。オルペウス』

オルペウス『・・・』コクッ

エシディシ『・・・にしても』

カーズ『?』

エシディシ『また研究か・・・あの紙に描いてあるのは・・・『脳』?かァ?』

オルペウス『その通りだ』

オルペウス『脳の構造、システムを調べ上げている。そのために、わざわざ墓場から死んだばっかりの死体を掘り起こして解剖しているんだ』

エシディシ『へェー・・・手間暇かけてあるなァ』

エシディシ『次は薬でも作るのかァ?病で死ぬヤツなんていないのによ』

カーズ『・・・フン』

カーズ『『薬』・・・か』

エシディシ『・・・違うのか?』

カーズ『ある意味、正解だ』

エシディシ『・・・』

カーズ『我々は今、脳を刺激し、未知なる能力を引き出す研究をしている』

オルペウス『手段や方法は違うがな・・・別々の視点から研究している』

オルペウス『いずれ、全く別だと思われていた理論が融合することになるだろう』

エシディシ『ほほォーう・・・』

エシディシ『脳に点が打ってあるな・・・これが刺激するポイントかァ?』ツンツン

カーズ『計算式を用いて、脳の刺激点を算出している・・・もう少しで理論は完成だ』

カーズ『これなら・・・おそらく太陽を克服できる』

エシディシ『!』

エシディシ『ほ・・・本当か!』

カーズ『ああ』

エシディシ『それじゃあ、一族の全員に伝えて来るぜ――』

ガシィッ!!!

エシディシ『・・・え?』ギッ…



カーズ『・・・』グ…

カーズ『連中は・・・俺やオルペウスと同調しない』

カーズ『自分達に進化の必要性がないと思っている猿共に・・・遺伝子を残していく資格はない』グッ…!

エシディシ『・・・』

エシディシ『お前に同調しないとも限らないだろう』ストン

カーズ『ありえんな』パッ

カーズ『前も発電機と電信システムを作り上げた。蒸気機関もな・・・何て言われたと思う?エシディシ』

エシディシ『さ、さあ・・・』

カーズ『・・・』

カーズ『・・・『伝統の破壊だ』』

エシディシ『・・・えッ』

カーズ『『何千万年もの歴史ある文化を侮辱している』『先祖・祖先への冒涜だ』・・・とな』

カーズ『分からず屋どもめ・・・!』

エシディシ『・・・』

オルペウス『機械とシステムは使用の許可が降りず、そこで完全に破壊されてしまった』

オルペウス『俺は必死になってカーズを止めた。アイツらを殺すことに一切のためらいのない・・・』

オルペウス『『漆黒の意思』を持っていた・・・』

エシディシ『そう・・・だったのか』

カーズ『・・・そんな連中が同調するなど・・・あるわけがなかろう』

カーズ『エシディシ。貴様の言っていることは絶対にありえないのだ』

エシディシ『・・・』

エシディシ『・・・そこにある矢は何なんだ?』

カーズ『ン?・・・ああ』

カーズ『失敗作さ・・・北の地方に落下した隕石を加工したのだがな』

エシディシ『どういう理論だったんだ?』

オルペウス『ウイルスだ。隕石に付着していたウイルスを利用しようとしたのだ』

カーズ『マウスを使って実験したのだがな。40匹のうち39匹が死んだ。生き残った1匹も、骨格とか・・・身体に何の変化もなかった』

エシディシ『なるほど。そりゃあ失敗だわなァ』

カーズ『生き残りのネズミは野に放した。矢の方は連中に知られるわけにはいかないからな・・・』

カーズ『矢も後で始末する・・・』ザッ

エシディシ『・・・そうか』

カーズ『俺は石仮面を完成させる・・・その時を待て。貴様にもつけさせてやろう』

エシディシ『そりゃあいいぜ』

カーズ『日光すら克服すれば・・・我々はこの地球上で最も秀でた存在となる。克服するのだ・・・あらゆる『恐怖』を!』

カーズ『俺は『恐怖』を克服することが『生きる』ことだと思う。世界の頂点に立つ者は!ほんのちっぽけな「恐怖」をも持たぬ者ッ!』

カーズ『いや・・・『克服する』というよりは『我が物にする』と言った方がよいのかも知れんな・・・』

カーズ『今の我々にとっては害である太陽を・・・その美しさを我が物とする・・・そして、究極の力をッ!!』グッ

エシディシ『おお・・・俺も早く太陽を拝んでみたいもんだ』



男『・・・!』

男『聞いたぞ・・・カーズ・・・!』

男『カーズ・・・貴様の考えが分かったぞ』

男『究極の力?そんなモノを手にしてしまえば・・・地球上の生物は全て滅びる!!!それだけは!!それだけは阻止しなくてはならないッ!!!』

グッ!

男『フザけるなよカーズ・・・!我が部族と祖先に対する裏切り行為でもある・・・!!!』

男『カーズ!貴様はガキの頃からいつも仲間らか外れて過ごしてきた・・・!オルペウス、貴様もだッ!そうやって我々の伝統・信仰・生活を馬鹿にしてきた・・・!そうやって我々を見下している!!』

男『族長に伝えなくては・・・カーズとオルペウスを処刑しなくては!!』

ザッ…

男『エシディシ。貴様も・・・それ以上一緒にいると・・・』



男『・・・死ぬぞ』

男『・・・遅れたか』タッ

族長『・・・』パチパチ メラメラメラ…

族長『では判決を言い渡す・・・』パキパキ メラメラ

全員『・・・』

ゴクリ

族長『カーズとオルペウスを・・・』

族長『殺害せよ!!どんな手を使ってでも!!!』ダァン!!!

ワーーーーーーーーーーッ ワアアアアアア ワアワア ワーワー

族長『奴が存在するのは危険だ!奴をこの地球上から消してしまわなくては!!奴を殺してしまわなくては!!!』ワーーーッ ワアアアア

族長『エシディシは確保しここへ連行せよッ!2人は見つけ次第全員で殺せェエーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!』バァアン!!

エシディシ『んじゃあ、シカそこ置いとくぜ』ザッ

オルペウス『ああ。それじゃあな』カリカリカリカリ

エシディシ『・・・』テク テク テク テク

エシディシ『・・・お?』

男『こっちだ!こっちだァアーーーーッ』タタタタタタタ

エシディシ『あれは・・・』

一族『ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』ドドドドドドド!

エシディシ『!?』

一族『カーズを殺してしまわなくては!カーズを殺してしまわなくては!!』ドドドドドドド!!

一族『カーズを!殺して!!しまわなくては!!!』ドドドドドドド!!!

エシディシ『や・・・やべぇ!!』

エシディシ『カーズ!!オルペウスッ!!』バッ

カーズ『エシディシ・・・なんだこの騒ぎは!』

エシディシ『分からん!!とにかく逃げろ!!貴様ら、狙われているぞォッ!!!』

オルペウス『貴様が密告したのか!?』

エシディシ『違う!!』

一族『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』

エシディシ『とにかく逃げろ!俺は先に逃げているぞ!!』

カーズ『ま、待て!石仮面が・・・!研究書類がッ!!』

エシディシ『そんなモノはいいから早く逃げろォーーーーーーーーーーーッ!!!』

一族『エシディシだ!!』ドドドドドドド

エシディシ『チッ・・・!』バッ!!

一族『!』

男『追え!岩を上がったぞ!!エシディシの確保命令も出ている!!』

エシディシ『!?』

一族『ウオオオオオオオーーーーーーッ!!!』バッ バッ ダン!

エシディシ『チイッ・・・!!』バッ

一族『待てェエーーーーーーーーーーーッ!!!』バッ

男2『優先度が高いのはカーズとオルペウスの方だ!2人を捕まえろッ!!』

男3『ヤツらはいつも洞窟の中にいる!!袋の鼠だァアアーーーーーーーーーーーーーッ!!!』

バン!!!

一族『』ドカドカドカドカ

カーズ『・・・』ドカドカドカドカ

男2『カーズ!オルペウスッ!貴様らを殺せという命令が下っている』ジャキ!

男3『貴様の計画は危険思想だ!!地球の生命を滅ぼすつもりかァーーッ!!』チャッ!

カーズ『・・・『滅ぼす』?滅ぼすだと!』

カーズ『貴様等は、何も分かっちゃあいない!!『究極の生物』が・・・どれだけ自然に!地球に!害をなさないのかッ!!』

男2『黙れ!!』

男3『この場で貴様らを殺す!!』ジャッ!!

カーズ『・・・』

カーズ『そうか』

オルペウス『!』

オルペウス『カ・・・カーズ!まさか!!まさかッ!!』

カーズ『貴様等は!これから進化の礎となるのだッ!!!!』チャッ!!

ナイフ『』ギャンッ!!!

一族『!!!』

カーズ『』ブン!!

男『!ナイフを――』

男3『ぐァッ』ザグゥウッ!!!!

男3『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッッ!?』ブシュウウウウウウウ

カーズ『』サッ!!!

石仮面『』ビチャチャッ!!!

男2『の・・・脳に刺さってる!もう助からねえェッ!!』

男『チッ・・・!』

男『カーズ、貴様ァアッ!!』ブンッ

一族『』グォォオオッ!!!!

カーズ『ぐ・・・!!』ザク ズパズパ スパッ

オルペウス『うッ・・・!!』ザグザグザグゥウッ!!!

カーズ『オルペウス!石仮面だッ!!』バッ!!!

オルペウス『!』

石仮面『』ビチャチャッ…

カーズ『そいつを被れッ!!貴様の血で発動するッ!!』

オルペウス『・・・!』

オルペウス『』ガッ!

カーズ『』ガッ!

ガコォッ!!!!

石仮面『』ビン!

石仮面『』ビン! ビビン! ビビンッ!!

石仮面『』ガッシィイーーーーーーン!!!!

男『何だ!?仮面が!!』

石仮面『』ファゴォォォオーーーーーーーッ!!!

男2『な・・・何だこの光はッ!!』

男『ううッ・・・』

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

オオオオ…オオ…

オ…オ………

…………

石仮面『』パシン

石仮面『』パシン パシン パシパシン

石仮面『』バカッ

ゴトッ

一族『・・・』

カーズ『』グラ…

オルペウス『』ガクッ…

ドサッ…



シィイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…

一族『・・・』

男『・・・』タラリ

男『・・・カーズの仮面なんぞを被ってのバカげた行動も疑問だが・・・』

男『とりあえず、カーズは死んだ!首を切断して族長の所まで運ぶぞッ!!』

一族『オオオオオオオーーーーーーーーーーッ!!!』





カーズ『』…ピク

男『』ハッ

一族『!!!』ドヨッ

グッ…

カーズ『』グゥゥン!!!

オルペウス『』グォォン!!!

一族『なッ・・・!?』

男2『ああ・・・あ・・・た・・・!』

男2『立ち上がったァアアーーーーーーーーッ!!!』

男『う、うろたえるんじゃあないッ!!この人数なら多勢に無勢!何が起こったのかは分からんが――』





ゴキッ

男『・・・へ?』

男『く、く、く・・・び・・・が・・・』ギギギギギギギ

男『は・・・反・・・転・・・』ギギギギギギギ

男『』ガクッ

ドサ…

オルペウス『・・・柔い』ゴキャッ!

カーズ『俺はこんなに・・・こんなに素晴らしい力を手に入れたぞッ!!石仮面からァ・・・』

カーズ『貴様等の仲間の血からッ!!!』ダンッ!!!



…ドチャァッ

ガシャンッ…

ジャラ…

エシディシ『・・・』ジャララ…

エシディシ『・・・ついに捕まったか』ハァーー…

エシディシ『どうやって脱走するか・・・』

ズバッ!!! ブシャァアッ!!!

エシディシ『!?』

エシディシ『な・・・何だ!?今、肉が切り裂かれるような音が・・・!!!』



岩『』ピシィッ…

バッガァァアアアアアン!!!!!!

バラバラ… バラバラバラ…

エシディシ『・・・!』バラ… パラ…

『・・・』ザッ

カーズ『助けに来たぞ・・・エシディシ!!』ザッ!

オルペウス『脱出だ!』ザッ!

エシディシ『・・・!』

エシディシ『・・・ああッ!』



天才は『石仮面』を創った

石仮面は不死身の能力をもたらした。けれども、より多くの生命エネルギーを必要とした

つまりより多くの動物を殺さなければならない

放っておけばきっと、大地の全ての生き物を殺してしまうだろう

その生き物の一族は石仮面を恐れた。その天才達を恐れた

その天才達は逆に一族を皆殺しにし自分を生んだ親も殺した

そして事実を知らぬ残った赤ん坊2人に仲間を1人連れ、長い旅に出たのだった

約一万年前のことであった・・・





・・・しかし!

カーズ『・・・何?』

カーズ『自らの精神だけを保存し、ダウンロードさせる・・・だと?』

オルペウス『その通りだ』

オルペウス『『脳』の全領域を支配できる者が本物の『神』!『完全生物』!!『脳』を極限まで進化させれば、ありとあらゆる物理法則を支配できる!』

オルペウス『時間!空間!光!原子!電子!陽子!中性子!素粒子!引力!電磁気力!強い力!弱い力!暗黒物質!暗黒エネルギー!』

オルペウス『全てだッ!!『有』と『無』!それさえも操作できる『神』!私はそれになりたい・・・!』

オルペウス『『脳』こそ『宇宙』ッ!!『宇宙』は『脳』なのだッ!神々のくびきから解放された時、私の脳は『宇宙』となるッ!!』

カーズ『・・・それは間違っている』

オルペウス『何?』

カーズ『『肉体』と『脳』の両方を進化させなくてはならぬッ!『完全生物』とはそれだッ!!』

カーズ『『脳』だけが進化したら・・・それはただの『コンピューター』だッ!自分の肉体を自分で操作し『神』になるッ!!』

オルペウス『・・・そうか』

オルペウス『残念だ・・・私はどうやら相容れないようだな』

オルペウス『出ていくよ。私は私だ・・・単独で計画を成功させる』ザッ…

オルペウス『』ザッ… ザッ…

エシディシ『・・・』

エシディシ『お、おいカーズ・・・』

カーズ『・・・これでいいのだ』

カーズ『エシディシ、ヤツの作り上げた腕輪は全て破棄しておいてくれ・・・』ザッ…

エシディシ『・・・』

天才同士に摩擦が生じ、一方は脳を進化させ神に。もう一方は肉体を進化させ神になろうとした

一方の天才は離脱。世界中に腕輪をばらまき、『神のパズル』を創造

魂を『神のパズル』に封印し、その肉体はやがて消滅した・・・



そして数千年後、POGやオルペウス・オーダーがそれに目をつけることとなる

真方ジンとピタゴラス伯爵の、史上最強のギヴァーと史上最強のソルヴァーの壮絶な闘い

ピタゴラス伯爵は『神の書』の解読中に死亡、真方ジンも廃人となる

オルペウスは真方ジンの肉体にダウンロードされることとなり、レイツェルと大門カイトの闘いの最中に完全復活を遂げる



・・・が、既に真方ジンの魂と同化していたことにより、大門カイトに乗り移ろうとするも失敗。真方ジンの死と同時にこの世から消滅した

一方カーズ達は『エイジャの赤石』の存在を知る

『赤石』により石仮面を完成させようとしたカーズ達は赤石を探し、同時に波紋戦士との激戦を日々繰り広げる

波紋戦士達を絶滅させたカーズ達は、安全圏である南北アメリカ大陸にサンタナを残しヨーロッパへ向かう



イタリアで2000年の眠りについたカーズ達を待ち受けていたのは、生き残っていた波紋の一族であった

サンタナは既にナチス・ドイツに捕らわれ実験体となり、紫外線を照射され永遠に動けなくなった

エシディシは『赤石』の在り処を知りカーズに命懸けで郵送。その後、ジョセフ・ジョースターとシーザー・ツェペリにより殺害される

ワムウはエシディシを倒したシーザー・ツェペリを倒すも、ジョセフ・ジョースターとの闘いに敗れ風となった

カーズは晴れて念願の完全生物となるが、ジョセフ・ジョースターにより宇宙空間へ吹き飛ばされ、二度と地球に戻ってくることはなかった

世界中に撒かれた石仮面とオルペウスの腕輪はSPW財団とPOGが破壊してまわり、石の矢もSPW財団が回収している

そして、POGの調査で、あることが発覚した!



ビショップ『ルーク様・・・これは!』

ルーク『・・・なんということだ』

ルーク『『オルペウスの腕輪』は・・・脳を活性化させるだけでなく・・・!』

ルーク『『能力』を発現させるのか・・・!!!』

ビショップ『ルーク様・・・!』

ルーク『カイトとフリーセル・・・√学園とクロスフィールド学院に伝達しなくては!それに、SPW財団にもだッ!』キィ!!



   .

おるぺうすとかるーくとかって何?オリジナルキャラ?

複数の作品がリンクしているといいつつ現状はジョジョとファイ・ブレインだけ

ジョジョとファイ・ブレインのクロスかと思えば闘っているのはオリキャラ同士

ついでに既に退場しているキャラが出しゃばりすぎ

コンセプトをはっきりさせてくれ

ていうか、前作とか知らんし
自己満足やめてー

>>227
ファイ・ブレインのキャラ

>>228
>複数の作品がリンクしているといいつつ現状はジョジョとファイ・ブレインだけ
最低でもあと1作品はリンクさせる

>ジョジョとファイ・ブレインのクロスかと思えば闘っているのはオリキャラ同士
そりゃ主人公が男と友だから当然じゃ?
スレタイを見ればオリキャラが主人公なのは分かると思うけど・・・

>ついでに既に退場しているキャラが出しゃばりすぎ
そうか?

>コンセプトをはっきりさせてくれ
させてるよ

>>229
知らなくていいよ

友「世界史教師の話、眠くなっちまったな・・・」ファァ…

男「全くだな」

友「古代人とか話されてもなあ?今は21世紀だぜ。過去のことなんか・・・」

男「お前POGのソルヴァー目指してるんじゃなかったか?POGって古代エジプトの頃からあったろ」

友「大切なのは今!今、組織が存在してることだよ」

男「じゃ、今のPOG総責任者のルーク・盤城・クロスフィールドが昔POGジャパンでいろいろやらかしてたけど・・・それはいいのか?」

友「うっ・・・」

友「そんなことより!早く署名貰いに行こうぜ!」

男「お前な・・・話をはぐらかすんじゃあなくt」

熱血「さあ!署名をもらいに行こうか!」

男「・・・」

熱血「・・・ん?どうしたんだ!さあ!さあ!」

友「な!熱血もこう言ってるし・・・な!」

男「・・・分かった、分かった」

男「・・・で?どうすんの。何部から行くんだ?」



野球・サッカー・バレー・ホッケー・バドミントン・剣道

弓道・柔道・卓球・吹奏楽・美術・家庭・茶道・書道



>>234

野球

熱血「野球部か・・・」

男「野球部はグラウンドだよな?」

友「ああ。とっとと行こうぜ」タタタ…



友「あ、すみませーん」

部長「!」

副部長「!」



副部長の容姿・性別>>236

部長の容姿・性別>>238



お団子頭の黒髪に黒以外の前髪で、後ろの毛は三つ編みにしている
服装は蜘蛛の糸のような柄のヘソだしファッション

ヒゲを生やした背の低い小太りの男。左利き

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